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外国人犯罪の半数がベトナム、罪の意識が薄い | ■↑▼ |
2023/03/30 (Thu) 07:03:43
外国人犯罪の半数がベトナム、罪の意識が薄い
2023.03.30
ベトナム人は「大金を稼げる」と騙され借金して実習生になるが、実際は超低賃金で絶対に稼げない
だから脱走し犯罪に走るというシステムが出来上がっている
画像引用:https://www.mbs.jp/news/feature/scoop/article/2022/11/091676.shtml ベトナム人の犯罪急増『技能実習の闇』…毎年5000人前後が失踪 保護活動者が「もぐらさん」と呼ぶ人々の犯罪の根源にある厳しい現実 _ 特集 _ MBSニュース
犯罪天国日本
外国人犯罪でベトナムが最多になり増え続けていて、日本がベトナム人の犯罪天国になっている
ベトナム人による直接の犯罪行為の他に、外国人犯罪が増加した国では若者が影響を受けて元々住んでいた人種の犯罪率も増加する
先にベトナム人を人道問題などで受け入れてきたオーストラリアなどでベトナム人による犯罪が激増していたが、その後日本も大量にベトナム人労働者を受け入れた
受け入れたのはまた安倍首相で外国人労働者1000万人を受け入れると言って実習生や留学生や労働者を受け入れていた
安倍氏はなくなったが安倍氏が受け入れたベトナム人約49万人(22年末)は日本で2022年に3432人が逮捕された(2020年は7000件)
これは逮捕された人数なのでもっと多くの犯罪行為に関わっていて、先日も大阪で電動アシスト自転車のバッテリーを盗みまくっていた窃盗グループの2人が逮捕された
盗んだバッテリーを売って得られるのは数千円から1万円台だが盗まれた方の修理額は数万円から10万円にもなり、憎んでも飽き足らないでしょう
最近は何かの犯罪があって「犯人はアジア系外国人」という証言があったら、ほぼベトナム人という事になっています
ベトナム人犯罪の温床になっていると指摘されるのが外国人実習制度で約20万人が滞在しているが、毎年5000人前後が行方不明になっている
ベトナム人留学生約6万人も滞在しているが報道によるとベトナムからの留学生のほとんどは就労目的の偽装留学生だと書かれている
技能実習生は実際には最低賃金以下の格安労働者で、職業選択の自由はなく労働者としての権利も保証されず非常に劣悪であると指摘されている
ベトナム人技能実習生はベトナムの斡旋業者から「日本に行けば大金を稼げる」と騙されて数百万円の手数料を払い日本語学校に通って来日するが実際は稼げない
ベトナムの常識と日本の常識が違う
ベトナムの1人あたりGDPは約50万円だが実習生仲介業者は「日本で大金を稼げる」と言って200万円ほどの仲介料を取っている
日本で稼げると思ったベトナム人は親戚や知人から借金して来日するが、そこでは時給数百円の仕事しかなく寮費や食費などで差し引かれてお金は残らない仕組みになっている
200万円ほどの斡旋料すら払えないので逃げ出して不法就労したり、ベトナム人の犯罪組織に入って日本で盗みなどを働く事になる
多くの実習生が派遣先から逃げ出すが実習生に労働選択の自由がなく、実習先から逃げ出すと滞在自体が違法になりもちろん労働も違法です
制度そのものに欠陥があるので今後も実習生の逃亡は無くならないし、ベトナム人による犯罪がなくなる事もないでしょう
実習先から逃げ出したベトナム人をかくまう場所まで存在し、田舎に逃げ込んだベトナム人は家畜や野菜を盗むなどして生活している
ベトナム人が外国で犯罪を起こす理由は事情通によるとベトナム政府の取り締まり能力が低いので、母国では「逃げれば捕まらない」からだという
牛や馬を盗んでも車を盗んでも強盗に入っても自転車バッテリーを盗んでも、ベトナムではその場だけ逃げ切れれば絶対に捕まらない
共産主義は非効率な社会なので警察の捜査能力も低く、中国はそれを補うためにITを駆使したり全国民のDNAを登録している
ベトナムの農村地帯では盗んだ車で他人の山に入って動物を捕まえるのは大した罪ではなく、誰も騒がないという事です
https://www.thutmosev.com/archives/2582634.html
2024/11/14 (Thu) 12:12:58
ベトナム人が世界へ密航する理由 共産主義と貧困
2024.11.14
https://www.thutmosev.com/archives/81354742.html
中国人とあるが実際には中国を経由したベトナム人だった
20191025-00148225-roupeiro-000-7-view
画像引用:中国人密航者39人が冷凍コンテナで凍死 英工業団地で発見 過去5年で中国人「現代の奴隷」430%増(木村正人) – 個人 – Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20191025-00148225/
経済成長率世界一位の国から脱出する国民
数年前にイギリスのロンドン郊外でトラックのコンテナから39人のベトナム人が遺体で発見されるできごとがあり注目されました
39人のベトナム人は密航者と思われ、コンテナ内の酸素が欠乏しなくなったと見られ、イギリスではベトナム人などを密入国させ低賃金労働をさせる行為が横行している
最近日本でもベトナム人実習生や留学生という名目の労働者が増え、他の先進国でもベトナムからの密航者や労働者が増えている
オーストラリアやカナダは古くからベトナム難民や脱出者を受け入れたが、ベトナム難民は犯罪率が高く治安の悪化も引き起こしている
ベトナム人はなぜベトナムを脱出して日米欧のような外国を目指すのか、そこにはベトナムの共産主義や貧困などの原因がある
ベトナムは今高度成長の真っただ中にあり、2010年代の10年間の世界経済成長率1位は中国ではなくベトナムだった
2024年第3四半期(7~9月)に前年同期比7.40%と加速し、2022年の成長率は12.5%と世界でもトップクラスだった
だが一方でベトナムはまだ貧しく、高度成長が長く続いたといっても1人当たりGDPはようやく4400ドルに達した段階にすぎない。
隣国のタイの一人当たりGDPは7200ドルでマレーシアは1万1000ドル、中国も1万2000に達しているのでベトナムは中国の1/3という事になる
労働者一人当たりの平均年収はおよそGDPの3分の2程度が多いので、ベトナム人労働者の平均年収は約44万円程度でしょう
この平均には富裕層や資産家や高所得者も含まれているので、庶民の年収はもっと低い30万円以下だろうという推測ができます
すると月給としては2万円ちょっとであり日本や欧米人の10分の1か20分の1といったところで、成長著しいと言ってもまだまだ貧しいのです
ベトナム人がベトナムを嫌う理由
ちなみにカンボジアの一人当たりGDPはもっと低い1800ドル、ミャンマーは1200ドルなのでベトナムのさらに半分以下です
ベトナムは米軍が南ベトナムから撤退した1969年に南北統一し共産主義国になり現在に至っているが、資本主義によって欧米企業の工場が多く存在する
ベトナムの共産主義は北朝鮮よりマシだが中国やキューバと同じくらいで、国民への締め付けは厳しく特に思想や言論の自由は皆無です
民主的な選挙は建国以来一度もしていないし、共産党独裁政権がずっと一党支配し言論の自由は無く司法や警察が共産党の手先なのは他の共産国と同じです
現在は外国企業が多数進出し市場原理が導入されたが、貧富の差が拡大し富裕層や権力者が腐敗し貧困が問題になっている
24年にベトナムでは440億ドル(約6兆7300億円)を不正融資させたチュオン・ミー・ラン被告(67)が死刑判決を受けている
ベトナムが市場開放して巨額マネーが流入し、共産党幹部や新興企業経営者、富裕層などが有り余るほどの資産を手にした
だがこうした新興国ではたとえGDPが増えても庶民や労働者に渡ることは無く、富裕層が豊かになると多くの労働者は相対的に貧困化する
貧しかった国が経済成長すると富裕層が増えるので、労働者と庶民は前より相対的に自分を貧しく感じる事になります
ベトナムはバイクブームで国中を走り回っているが彼らが乗っている125ccバイクは20万円くらいで半年か1年の収入にほぼ等しい
日本でいえば300万円台の高級車に相当する買い物で、それを買うのにかなり無理をしている
ベトナムの選挙では投票率99%で候補者の9割が共産党で、残りの1割も共産党推薦の実質共産党です
投票は強制であり、本人が投票しなくても家長や地区会長や会社の代表などが「替わりに投票」してくれます
なので例え誰も投票していなくても、 投票率は必ず100%近くになり、共産党有力候補が当選します
こんな制度なので言論の自由は無く、共産主義体制や指導者への不満を口にしたら逮捕されます
https://www.thutmosev.com/archives/81354742.html
2024/11/25 (Mon) 17:12:08
ベトナムの貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意味ではない理由
2024.11.24
https://blackasia.net/?p=47440
ブラジルで開催されたG20で、ベトナムのファム・ミン・チン首相が「ベトナムの貧困率が下がった」と報告している。これを聞くと、ベトナムは豊かになったのかと勘違いしてしまうかもしれない。しかし、貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意味ではない。(鈴木傾城)
1日1.90ドル以下で生活する人が貧困者
日本国内でベトナム人が万引き・窃盗・強盗・ドラッグ密売などの事件に関与していて社会問題になっている。
彼らは借金をして日本にきている。日本で低賃金・悪条件の仕事に従事し、耐えきれずに仕事をやめたら借金だけが残るので、どうしてもアンダーグラウンドに取り込まれてしまう。
そうした現状を知っていると、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたG20で、ベトナムのファム・ミン・チン首相が「ベトナムの貧困率が下がった」と報告しているのを聞くと、「そうなのか?」と疑問も湧き上がる。
実際、統計データによると、1998年に37.4%だったベトナムの貧困率は、2008年には13.4%まで減少し、2021年の調査では、全国の貧困世帯率は2.23%(約61万世帯)となっている。2024年時点でわずか1.9%にまで低下したと報告されている。
そんなに貧困率が下がっているのであれば、なぜベトナム人は日本で「出稼ぎ労働」をして、日本で犯罪に手を出しているのか。
それは、ベトナム政府がいう「貧困」というのは「絶対貧困」のことであり、具体的にいえば「1日1.90ドル以下で生活する人口」を指しているからだ。
要するにベトナム政府は「絶対貧困は減った」といっているだけで、たとえばベトナム人がみんな月収20万円以上の収入を得られるようになったという意味ではないことには留意する必要がある。
ちなみに、現在のベトナム人の平均月収は760万ドン(約4万6,730円)だ。
日本で「月収4万6,730円」といえば貧困かもしれないが、ベトナムでは貧困には入っていない。ファム・ミン・チン首相が「貧困率が下がった」といっても、ベトナム人が先進国並みに豊かになったのではない。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
絶対貧困ではないが、貧しい
ベトナムはかつて、長期的な戦争と経済制裁により荒廃した国であり、深刻な貧困に直面していた。つまり、絶対貧困の人々が国にあふれていた。絶対貧困というのは、「今日の食事も食べられない」くらいの生死にかかわる貧困だ。
曲がりなりにも、そうした人たちが減っているのであれば、それはそれで、よろこばしいことではある。だが、絶対貧困が低下したとしても、まだまだベトナムは「豊か」ではない。
生活の質や社会的な不平等の問題も、解決されているわけではない。
最近、マレーシアでバイシュン摘発があって多数の「外国人セックスワーカー」が逮捕されているのだが、その中には多くのベトナム人女性が含まれていた。
カンボジアでもベトナム人女性がセックスワークしているし、貧しいベトナム女性が中国の農村に売られるような事件も相変わらずある。(ブラックアジア:ディエンビエン省・広西チワン族自治区・雲南省の山岳地帯にある人身売買の闇)
これらは、すべて山岳地帯や地方の僻地で取り残された人たちだ。
あと、例に漏れず農村部と都市部の格差も深刻だ。都市部の住民はそれなりに経済成長の恩恵を受けられても、農村部の住民はなかなかその恩恵にあずかれない。農村部の平均月収は都市部の半分しかない。絶対貧困ではないが、貧しいのは間違いない。
農家の収入が、これから都市部に追いつけるのかというと、厳しいものがある。ベトナムは地理的に台風や洪水などの自然災害に頻繁に見舞われる地域に位置している。これらの災害は農家に大きなダメージを与える。
気候変動の影響でベトナムの農業生産性が低下するリスクが指摘されている。すでにメコンデルタ地域では、海面上昇や塩害の進行により、稲作の生産量が大幅に減少しつつある。
グローバルな気候変動の影響を考慮すると、今後の見通しは一筋縄ではいかない。さらに農村部は、インフラ整備や教育機会の不足により、貧困から抜け出すことが難しい現状にある。
なかなか良い仕事にはつけない理由
では、都会に出て農業ではない仕事にでも就けば貧困から脱却できるのか。じつは、ベトナムでも農村から都市部の流入によって大きな社会問題が起こっている。
急速に進む都市化は、雇用の集中と生活コストの上昇を引き起こし、都市部の貧困層をも増加させているのだ。たとえば、ホーチミン市やハノイ市では、低所得層が高騰する住宅費に対応できず、スラム化が進行している地域が存在する。
ホーチミン市でいえば、8区のドイ運河周辺が古くから貧困層が住むエリアとして知られており、特にドイ運河周辺の地域がスラム化している。多くの家屋は川に反り出す形で建てられており、これらの多くは違法建築だ。運河沿いの住居の多くが生活排水を直接川に流している。
スラムの住民は、都市部にいるとはいえども、なかなか良い仕事にはつけない。それは、教育格差もあるからだ。
ベトナムでは教育へのアクセスが改善されたものの、地域間の教育水準の差は依然として大きい。これは、労働市場での競争力を低下させ、貧困の連鎖を断ち切る妨げとなっている。
とくに最近では、ベトナムでもハイテクが急激に社会に取り入れられており、この技術革新に伴って、高度なスキルを持つ労働者の需要が増加しているのだが、多くの貧困層は基礎教育がないので、そこに入れない。
低スキルの労働者が成長市場から排除される姿はどこの国でも似通っている。ベトナムの大学進学率は約30%程度だ。この30%は「良い仕事」を得られる確率は高いが、逆に70%は高スキル・高収入の仕事からは排除されるということになる。
ベトナム政府は2030年までに中等教育以降の教育就学率を45%に引き上げることを目標としているが、多くの家庭にとって、大学教育にかかる費用が負担となる。特に地方では、大学進学が経済的に困難な場合が多い。
教育の面から格差の解消は、まだまだ時間がかかるはずだ。
ベトナムは「化ける」可能性もある
ただ、それでもベトナムがじわじわと豊かになっていこうとしているのは感じられる。かつてのベトナム戦争で荒廃した大地と経済の傷跡は、今も完全に消えたわけではないのだが、もう過去のものになろうとしている。
おそらく、ベトナム経済自体は今後も伸びていくはずだ。少なくとも、世界の投資家はそのように見ている。
ベトナムには、若く豊富な労働力がある。人口の約70%が35歳以下ということは、これからベトナムは若者がハイテクを存分に吸収して、社会を変えていくバイタリティーを持ち合わせているということでもある。
技術革新に対応する柔軟性を持つというのは、グローバル企業の求める人材としての価値を高めていけるという意味であり、このあたりをうまく汲み取ることができれば、ベトナムは「化ける」可能性もある。
最近は中国が西側諸国の「敵」として認識されつつあり、欧米の企業は「脱中国」を目指している。中国を脱して、インドと共にベトナムが選択されることも多くなってきている。
スマートフォンや電子部品、 衣料品などの輸出額は年々増加しており、2023年には輸出総額が4,000億ドルを超えた。第二次トランプ政権も中国と激しく対立することが予測されるのだが、そうなればなるほどベトナムは有利になる。
中国が世界の敵性国家になっていけばいくほど、ベトナムはインドと共に、グローバルなサプライチェーンの重要な拠点としての地位を確立していくことになるはずだ。
ベトナムはすべてが順調なわけではない。しかし、地政学的な面で非常に有利なポジションにいる。私自身は、今後の東南アジアでも、ベトナムはかなり伸びしろがある国なのではないかと前向きに考えている。
https://blackasia.net/?p=47440
2025/01/12 (Sun) 14:41:34
Chika VietVlog ベトナム探検隊 - YouTube
https://www.youtube.com/@chikavietvlog6755/playlists
https://www.youtube.com/@chikavietvlog6755/videos
【ベトナム旅行】行くなら覚悟。99%の人が直面、 最も注意すべき詐欺被害9選。帰国後に気づく罠も...
Chika VietVlog ベトナム探検隊 2024/12/31
https://www.youtube.com/watch?v=_9wZyA-kX8Q
2025/04/14 (Mon) 13:59:26
民主化を口にすると国家転覆罪に。ベトナムでは政権批判するような自由はない
2025.04.12
https://blackasia.net/?p=50164
政治犯として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。2025年現在、少なくとも170人以上が政治犯として収容されている。(鈴木傾城)
少しでも政府批判を口にすると拘束される国
あまり報道されていないので国際社会では「ほぼ無視されている」のだが、ベトナムでは近年、政府批判をおこなう活動家やジャーナリストが標的となり、政治犯として長期刑を受ける事例が急増している。
2025年現在、少なくとも170人以上が政治犯として収容されている。
これは過去数十年でもっとも多い人数である。この増加は、2016年から始まった弾圧の強化と密接に関連している。特に、表現の自由や集会の自由を求める声が高まる中で、それを抑え込むための政府の強硬な対応が背景にある。
政治犯として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。
彼らは「国家転覆罪」や「反政府プロパガンダ罪」といった強烈な罪状で起訴されることが多い。これらの法律は共産党政権によって広範に適用され、反体制的な意見を封じ込めるための道具として利用されている。
逮捕者には環境活動家や宗教的少数派も含まれている。環境汚染問題に抗議しても、少数民族の権利擁護を訴えても、逮捕される。こうした弾圧は都市部だけでなく農村地域でも機能している。
とにかく、少しでも政府批判を口にすると拘束されるのだ。
ベトナムでは政治犯への処遇も厳しい。拘束中に弁護士へのアクセスが制限されたり、暴力・拷問を伴う不当な取り調べを受けたりすることが常態化している。裁判は形式的なものであり、多くの場合、事前に決定された有罪判決が下される。
ベトナムは近年になって何となく経済発展して民主的になっているようなイメージがあるが、政治的には強烈な共産独裁国家である。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
民主主義促進を掲げたら「国家転覆罪」
ベトナムでは、これまで多くの著名な活動家やジャーナリストが政治犯として収監されているのだが、その中でも特に注目されるのがレ・ディン・ルオン氏とチャン・アン・キム氏である。
レ・ディン・ルオン氏は、人権擁護と民主主義促進を掲げた活動家であり、共産党政権による権力集中を批判していた。2016年に発生した台湾系企業による環境汚染事件では、被害を受けた漁民を支援し、その責任追及を求めた。
それで、どうなったのか。このような活動は「国家転覆罪」と糾弾され、禁固20年という重刑を受けた。民主主義促進を謳うのは許されないのだ。
チャン・アン・キム氏は女性ジャーナリストとして政府の汚職問題や人権侵害を告発する記事を書いていた。彼女はSNS上でも積極的に情報発信を行い、多くの支持者を得ていた。
ところが、その活動が「反政府プロパガンダ」と見なされ、懲役13年の長期刑に処せられた。
彼らは犯罪を犯したわけではない。ただ、「民主主義の国になってほしい」とか「貧しい人を守れ」とか「少数民族の人権を大切にしよう」とか「環境汚染で被害を受けた人たちを助けよう」とか言っていただけである。
しかし、ベトナム当局にとっては、これらはすべて「重大な犯罪」となる。
あまりにも理不尽なのだが、これがベトナムで起こっている現実である。これらの事例は、ベトナム政府がどれほど厳しく反体制派を抑え込もうとしているかを示していると言える。
このような弾圧を目の当たりにしたら、ほとんどの国民は何も言わなくなる。そうなのだ。彼らは「見せしめ」なのだ。実際、これらの逮捕によって、多くの市民が政府批判や社会問題への発言を控えるようになり、表現の自由が著しく制限されている。
ベトナム共産党の書記長トー・ラム
とにかく、ベトナム政府は反体制派はひとりでも許さない覚悟でいる。最近になってひどくなったのは、2024年8月に、トー・ラム氏がベトナム共産党の書記長に正式就任してからだ。
トー・ラムは公安省出身であり、2016年から公安相を務めてきた。その間、反体制派や人権活動家に対する弾圧を強化し、多数の逮捕や投獄を主導してきた人物である。政府批判をおこなう活動家やジャーナリストを「反国家プロパガンダ」や「国家転覆罪」で摘発していったのは、まさにトー・ラム自身なのだ。
2024年に書記長に就任したあとも、この弾圧政策は継続されている。この年には少なくとも43人の人権活動家や反体制派が根拠のない容疑で有罪判決を受けた。
弾圧に関しては多様な手法でおこなわれている。
目立つのは、不当に長い拘束と裁判である。警察は活動家やジャーナリストを恣意的に逮捕し、その後長期間拘束することが一般的だ。取り調べ中には脅迫や暴力が用いられるのは当たり前で、最初から人権侵害という概念なんかない。
公正な裁判もない。なぜなら、裁判所は共産党政権の影響下にあるからだ。公安が恣意的に誰かを逮捕したら裁判所は公安を擁護するために、そのまま有罪判決にする。そのため、有罪判決率は極めて高い。
弁護士へのアクセスも制限されている。つまり、いったん逮捕されると、被告人は十分な防御手段を持たないまま裁かれることになる。
移動の自由も大きく制限されている。活動家やその家族は国内外への移動を妨害されることが多く、自宅軟禁状態に置かれるケースもある。そのあいだ、インターネット上での情報統制も厳しくおこなわれる。
インドの貧困層の女性たちを扱った『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』の復刻版はこちらから
共産党の独裁政治はけっこう長続きする?
これらの手法は、まぎれもなく国際法違反である。国外の人権団体からも強い非難を受けている。しかしながら、ベトナム政府はこれらの行為を「国家安全保障」の名目で正当化し、その姿勢を変えようとはしない。
にもかかわらず、ベトナムは2023~2025年まで国連人権理事会理事国として活動しているのだ。自国で組織的な人権侵害を続けながら、国連人権理事会理事国なのだから、国連も国連である。こういうことをしているから国連も信用されないのだ。
アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなどの団体は繰り返しベトナム政府に対し、人権状況の改善と政治犯の即時釈放を求めてきた。また、一部の国も人権改革を要求している。
しかし、そんなことを言ったところで、公安出身のベトナム共産党の書記長トー・ラムがこれらの要求に応じるわけがない。何か言われると「国内問題」「内政干渉」だと言って話し合いも介入も拒否して終わりだ。
トー・ラムが偽善的なのは、そうやって激しい言論弾圧をしながらも、表向きには人権擁護の促進に取り組んでいると白々しく主張していることだ。裏ではかたっぱしから気に入らない言動をする人間を逮捕して拷問して長期刑にしつつ、「人権擁護」とか言うのだから冷酷である。
ベトナム国内外で表現の自由や基本的人権への関心が高まっているが、政府がこのような状態なのであれば、ベトナムの市民社会はさらに萎縮し、人々の声は消されてしまうだろう。
中国共産党を見てもわかるが、 こうした共産党の独裁政治は、外から見ていると異様で長続きしそうにないように見えるのだが、独裁を破壊するためには国を破壊するくらいのエネルギーが必要なので、けっこう長続きするのが現実だ。
ベトナムで生きるのは、息苦しそうだ。
https://blackasia.net/?p=50164
2025/08/22 (Fri) 03:21:54
【日本と国際問題】ベトナム人が技能実習生で多く日本に来る理由! このままだとみんな損します
世界史解体新書 2025/08/21
https://www.youtube.com/watch?v=99qZCCfGKJk&t=438s
世界の旅 _ 東南アジア | ■↑▼ |
2023/12/16 (Sat) 04:31:48
777投稿集
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777ブログ カテゴリー 一覧
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世界の旅関係投稿集
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世界の旅 _ 東南アジア
【バックパッカー必見】ジョーの東南アジア周遊!!
ジョーブログ 【CRAZY CHALLENGER】
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アジアの屋台飯は美味しい
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Chika VietVlog ベトナム探検隊 - YouTube
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【ベトナム旅行】行くなら覚悟。99%の人が直面、最も注意すべき詐欺被害9選。帰国後に気づく罠も...
Chika VietVlog ベトナム探検隊 2024/12/31
https://www.youtube.com/watch?v=_9wZyA-kX8Q
2025/02/20 (Thu) 15:23:49
海外で拉致されて強制労働させられていた日本人の若者。そういう時代がきたのだ
2025.02.20
https://blackasia.net/?p=49430
ミャンマーの国境地帯で外国人が大量に監禁され、特殊詐欺に加担させられていた事件は、日本社会にも大きな衝撃を与えた。今回は260人の救出劇だが、それで問題は解決したわけではない。アンダーグラウンドでは、まだ何百人という外国人が、まだ監禁されたままだと指摘されている。(鈴木傾城)
海外で拉致されて強制労働
ミャンマーの国境地帯で外国人が大量に監禁され、特殊詐欺に加担させられていた事件は、日本社会にも大きな衝撃を与えた。
タイ政府当局の発表によれば、今年に入ってから260人を超える外国人がミャンマー側の詐欺拠点から解放されたのだが、解放者には日本人の少年も含まれていた。すでに1月に17歳の高校生が保護され、さらに2月中旬には16歳の少年が保護されたことが確認されている。
拉致された日本人が、国外で犯罪の強制労働させられていたのだから前代未聞だ。「こんな時代になってしまっているのか」という驚きが日本人にもあったはずだ。
国際的に問題視されているのは、内戦状態が続くミャンマーの混乱に便乗し、中国系の犯罪組織が国境近くに拠点を構築している点である。オンラインを通じた詐欺の需要が増大し、そこにミャンマーのような国では内戦や政治混乱による無法地帯が生まれた。
そこでは日本人だけでなく、台湾人も、韓国人も、アフリカ諸国の人々も、ありとあらゆる多国籍の被害者が押し込められていた。拉致される人間たちが多国籍なので、当然、被害者もまた多国籍である。このような特殊詐欺の拡大が、もはや全世界でとまらない。
詐欺グループは人身売買に近い手口を広げ、SNSや転職サイトを使って「高収入の仕事がある」「映画のエキストラ出演者を探している」などの甘い言葉で多くの人々を誘い込んでいた。
誘拐や脅迫という形で被害者を移動させるケースもあり、今回の事件でもタイからミャンマー側へボートで連れ去られる場面がいくつも確認されている。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
ロマンス詐欺を1日17~18時間も強制
中国人の男性は、映画のエキストラ募集を名乗るSNS求人に応募した結果、車で連れ回された挙句にミャンマーの国境地帯へ移送された。現地に着くと武装した監視役が常に見張っており、インスタグラムなどを用いたロマンス詐欺を1日17~18時間も強制されていた。
もちろん、休みも報酬もない。拉致されたすべての人間は、反抗すれば棒やスタンガンで拷問されていた。
こうした暴力は拠点内で日常的におこなわれていた。反抗したりノルマを達成できなかったりすれば、監視役による殴打や蹴りが浴びせられ、スタンガンで気絶するまで電気ショックを加えられていた。
生活空間は劣悪で、複数の二段ベッドがぎゅうぎゅうに詰め込まれ、狭いスペースに大勢の外国人が押し込められ、十数人が身を寄せ合って刑務所以下の劣悪な環境であったという。
中国人、台湾人、韓国人、そして日本人やアフリカ諸国出身者まで、国籍を問わず拉致されて連れてこられていた。日本人が拉致されたのも、日本国内の被害者を狙う詐欺電話などでネイティブの話し方が必要だったからだ。
ミャンマー北部やカンボジアの一部地域は、軍事衝突や武装勢力の影響で中央政府の管理が行き届かない。そのような地域では犯罪組織が強固な利権を築きやすく、人身売買や詐欺行為を取り仕切る拠点を自在に確保している。
最近報じられたカンボジアの事例でも、同様の詐欺拠点が数多く存在しており、拉致や監禁を伴う被害が多発している。
逃亡を試みる者は銃で威嚇されることもあるため、集団で協力しない限り成功は難しい。実際、無事に逃げ出せた被害者は少なく、今回の260人以上の解放劇に至るまでの道のりは長く危険に満ちていた。
こんなところに、日本人の未成年が拉致されて連れてこられていたのだ。
彼らはオンラインゲームをきっかけに犯行グループと接触し、旅費を提供される形でタイへ誘導されていた。現地に着いたらパスポートを取り上げられ、詐欺拠点に放り込まれ、詐欺の作業を強要されていた。
これだけの人々が拉致されていた。暴力は拠点内で日常的におこなわれていた。反抗したりノルマを達成できなかったりすれば、監視役による殴打や蹴りが浴びせられ、スタンガンで気絶するまで電気ショックを加えられていた。
犯罪組織は簡単には壊滅しない
最近260人以上が一度に解放された事例は、各国の捜査機関やNGO、地元住民の情報提供が結実した成果でもある。被害者がSNS経由でひそかに助けを求め、外部の人々が情報をつなぐ形で少しずつ拠点内部の状況が伝わった。
たとえ軍や警察が介入しても、地元武装勢力との兼ね合いがあり、ミャンマー国内で強制的に踏み込むのは容易ではない。国境を挟むと法律や管轄権が変わり、捜査情報の共有や引き渡し手続きも複雑になる。タイ政府もこのあたりで苦慮したようだ。
タイ政府がおこなった260人以上の解放劇は、内戦状態にあるミャンマーとの国境地帯で進められた。タイ北西部にある国境の川を渡ってくる人々を保護し、すぐに安全な場所へ移送する手配がおこなわれた。
中には暴行の傷を負ったままの状態で渡ってくる被害者もおり、医療チームによる応急処置やカウンセリングが急務だった。
タイ政府はこれまでもミャンマーと協力して国境管理を強化してきたが、人身売買や詐欺拠点の存在は根深く、完全な撲滅には至っていないと発表している。国境付近の検問所には「だまされてミャンマーに連れて行かれた人はすべてを失う」と警告する看板が掲示されており、危険性を周知する取り組みも続いている。
台湾政府も自国民の救出に積極的で、中国系詐欺組織による台湾人の大量監禁が相次いであきらかになっている。台湾人の場合、拉致されたのは数十人とか数百人のレベルではない。数千人、である。
カンボジア政府も国際的な圧力を受けて、面倒くさそうに詐欺拠点の摘発に乗り出している。だが、犯罪組織は豊富な資金力と政治的背景を持ち、簡単には壊滅しない。
今回は260人の救出劇だが、じつはそれで問題は解決したわけではない。今回の260人超の解放はたしかに大きな前進である。だが、アンダーグラウンドではまだ何百人という外国人が、まだ監禁されたままだと指摘されている。
大規模な報道や国際社会の注目が集まると、犯罪組織は一時的に拠点を移転するので、完全に摘発するのは非常に困難なようだ。そこには、拉致されて救出を待つ日本人がまだ存在している。
日本人は覚悟しておく必要がある
日本人の若者が詐欺組織に巻き込まれる背景には、経済的困窮や社会的孤立がある。日本は政治家の無能のせいで国が衰退し、多くの若者が経済的に窮地に落ち、自己責任だの負け組だの言われてあざ笑われながら必死で生きている。
そんな中で、SNSやオンラインゲームを通じて犯行グループのターゲットにされ、「海外で稼げる」「生活費を提供する」といった甘い言葉をかけられる。
貧困と孤立が深まる社会では、犯罪組織の誘いは非常に魅力的に映り、若者が安易に応募しやすい。金銭的にも精神的にも余裕のない状況下では、渡航先が違法な活動現場だとわかっても、簡単に断れない。
「海外旅行のついでに稼ぐことができる」とか言われたら、やってみようと思う若者がいても不思議ではない。しかし、実際にはミャンマーの国境地帯など極めて危険な地域へと誘導され、武装した監視下で過酷な詐欺行為に従事させられるのだ。
監禁の拠点では、犯罪者たちが銃や、ナイフや、スタンガンや、棍棒などで脅しているわけで、一度拠点に連行されると逃げ出すことは極めて難しい。それこそ、反抗者の中には殺されて、どこかに埋められた人間もいるはずだ。
事件の捜査が進めば進むほど、アンダーグラウンドでの人材取引や、渡航費用やビザの不正取得を手配するブローカーの存在もあきらかになっていくだろう。
ただ、日本の若者が経済的苦境に陥る状況が続く限り、第二第三の事件が繰り返されるはずだ。
貧困が広がって、本当にひどい光景が社会の裏側で広がってきている。貧困がこれほどまで荒んだ光景を生み出すとは、ほとんどの日本人は想像していなかったはずだ。ブラックアジアでは、もう10年以上も前から「こうなるのだ」と書いてきたが、ジグソーパズルのピースがはまるように、書いたことが現実になっている。
問題は、社会の荒廃は「はじまったばかり」という絶望的事実だ。犯罪組織が若者を拉致監禁して強制労働させる事件など、当たり前で、もっとひどいことも起きてくるようになるだろう。日本人は覚悟しておく必要があるのではないか。
https://blackasia.net/?p=49430
2025/03/11 (Tue) 08:17:19
「犯罪者御用達銀行」だったカンボジアの銀行がとうとうライセンス剥奪された
2025.03.11
https://blackasia.net/?p=49700
フイワン・ペイが、とうとう銀行ライセンスを取り消されたのが2025年3月だった。フイワン・ペイの親企業であるフイワン・グループは、違法なオンラインマーケットプレイスに関与し、マネーロンダリングや詐欺などの不正取引をフイワン・ペイを介しておこなっていた。(鈴木傾城)
フイワン・ペイのライセンス取り消し事件
暗号通貨を扱うアンダーグラウンドの人間の中で、もっともよく知られていた銀行がある。カンボジアの新興銀行「フイアン・ペイ」だ。
このフイワン・ペイが、とうとう銀行ライセンスを取り消されたのが2025年3月だった。カンボジア国立銀行が銀行免許を剥奪したのだが、その理由は「規制当局が定めた既存の規制および勧告に違反したため」と発表されている。
フイワン・ペイの親企業であるフイワン・グループは、違法なオンラインマーケットプレイスに関与し、マネーロンダリングや詐欺などの不正取引をフイワン・ペイを介しておこなっていた。
具体的に言うと、フイワン・グループが運営するプラットフォームが、世界最大級の違法オンラインマーケットプレイスとして知られるフイワン・ギャランティである。
ブロックチェーン分析企業エリプティックによると、フイワン・ギャランティの取引高は240億ドル(約3兆7500億円)に達し、その大部分が詐欺やマネーロンダリングに関連していた。
実のところ、フイワン・ペイは「犯罪者御用達銀行」だったのだ。
誰がどう見ても怪しい銀行だが、この銀行の幹部にはカンボジアの独裁者フン・センの一族も在籍していたので、犯罪資金の利権をフン・セン一族も吸い取っていたというのがもっぱらの噂だ。
しかし、さすがに国際的にも圧力がかかり、2025年3月6日の発表では、フイワン・ペイのTRONアドレスにあった2962万USDTがテザー社によって凍結されたこともあきらかになっている。
カンボジア国立銀行は、このような違法行為を放置できなくなってしまった。そこでとりあえずはフイワン・ペイの銀行業務を停止させることで規制の強化を図ったという形である。
暗号通貨取引の90%が犯罪に絡んだものだった
フイワン・グループは、カンボジアを拠点とする企業であり、フイワン・ペイはその金融部門を担う子会社である。このグループは、表向きには決済アプリや暗号資産取引所を運営する合法的な企業として活動しているが、その実態は極めて不透明で不正に満ちていた。
エリプティックとチェイナリシスの調査によると、フイワン・グループのプラットフォームでおこなわれる暗号通貨取引の90%以上が、マネーロンダリング、ギャンブル、カジノ関連の不正取引に利用されていたとされる。
そこが壊滅したのだから、アンダーグラウンドの影響は甚大だ。
フイワン・ペイは、カンボジア国内だけでなく、国際的な怪しい暗号資産取引や決済サービスをも引き受けていた。ライセンス取り消しにより、フイワン・ペイの顧客は資金へのアクセスを失い、預金や取引中の資産が凍結されるリスクに直面している。
特に、テレグラムを介した違法マーケットプレイスで活動していた犯罪者たちが資金の引き出しが不可能になり、パニックが広がっている。
Xの投稿では、「史上最大の違法オンラインマーケットの金融部門が崩壊した」との声が上がり、利用者間の混乱が起きている。フイワン・ペイのライセンス取り消し後、カンボジアの暗号資産市場では取引量が急減した。
これにより、何も知らないでフイワン・ペイを普通に利用していた一般人も巻き添えになった。ちなみに、カンボジアでは預金者の保護制度はない。
今後、フイワン・ペイが規制違反を繰り返していた事実が明るみに出たことで、他の銀行や金融機関に対する監視が強化される可能性が高いので、他の銀行の預金者も戦々恐々としている。
今、利用者のパニックは、SNS上で拡散する情報によってさらに増幅されており、正確な情報が不足する中で混乱が続いている。もともと、カンボジアは信用のない国なのだが、これによってますます銀行への信頼が失われ、その信頼の回復には時間がかかることが予想される。
北朝鮮のハッカー集団「ラザラス・グループ」
フイワン・グループの主要サービスであるフイワン・ギャランティは、今もテレグラム上で詐欺師向けのマネーロンダリングサービスを提供している。このプラットフォームでは、数千人のベンダーが、盗まれた個人情報、マネーロンダリングツール、詐欺に必要な技術を提供しているようだ。
その取引高は240億ドルに上る。特に、「ピッグブッチャリング詐欺」と呼ばれる手口に使用される資金の大部分がフイワン・ギャランティを経由しており、被害者が長期間にわたって信頼を築かれたあとに資金を奪われるケースが多発している。
さらに、人身売買に関連する電気手錠の販売も確認されており、犯罪の深刻さが浮き彫りになっている。
北朝鮮のハッカー集団「ラザラス・グループ」も、盗んだ暗号資産のロンダリングに、このフイワン・ペイを好んで使っていた。そのため、2024年7月にテザー社は北朝鮮による盗難資金に関連するウォレットがフイワン・ペイのアカウントに資金を送っていたことを理由に、そのアカウントを凍結した。
この事件は、フイワン・グループが国際的なサイバー犯罪組織と連携している証拠とされており、北朝鮮が暗号資産を介して制裁を回避する手段として利用していた可能性を示している。
エリプティックの報告では、フイワン・グループの取引に北朝鮮関連の資金が含まれていることが確認されており、その規模は数百万ドルに及ぶ。
フイワン・グループの活動は、真っ黒な犯罪組織としての特徴を明確に持つ。独自のステーブルコイン「USDH」を発行し、従来の規制を回避する仕組みを構築したことも、その意図を裏づけている。
USDHは、テザーのような既存のステーブルコインが凍結されるリスクを避けるために設計されており、フイワン・グループのユーザーが不正資金を自由に移動させるためのツールとして機能していた。
フイワン・グループは、カンボジアの緩い規制環境を利用して犯罪的な活動を展開してきたことがよくわかる。
自分の預金まで巻き添えで停止されるかも
カンボジアの銀行セクターは、国内銀行19行と外国銀行35行から構成されており、合計54行が営業をおこなっている。外資規制が極めて緩いので、多くのアジア系銀行が多く進出している。
カンボジアの銀行セクターの総資産のうち、44%を外国銀行が占めており、国内銀行のシェアを上回っている状況だ。
外国銀行の進出は、カンボジアの経済成長と密接に関連している。2010年代以降、カンボジアは製造業や観光業を中心に急速な経済発展を遂げており、それに伴い金融ニーズが増加した。
外資系銀行は、高い金利やドル建て預金の提供を通じて市場に参入し、特にアジア地域からの投資を呼び込んでいる。
たとえば、カナダ・ナショナル銀行の子会社であるABA銀行は、2020年にカンボジア最優秀銀行に選ばれ、年利4.75%のドル建て定期預金を提供している。また、マレーシアのパブリック銀行も安定した経営で知られ、シェア率5.4%を誇る。これらの銀行は、カンボジアの緩い規制を活用し、迅速に市場シェアを伸ばした。
外資規制が緩いことは、競争を促進し金融サービスの多様化をもたらすが、同時に不正行為やマネーロンダリングの温床となるリスクをはらんでいる。フイワン・ペイの事例は、まさにこの脆弱性を象徴している。
カンボジア国立銀行は、銀行セクターの監督を強化する方針を示しているが、規制の実効性には疑問が残る。下手に何も知らないで適当に預金を預けたら、フイワン・ペイのようにライセンス剥奪で自分の預金まで巻き添えで停止されるかもしれない。
もし、カンボジアでどこかの銀行に自分の預金を預けなければならなくなったら、どこしたらいいのだろうか?
カンボジアでもっとも大きな銀行は、アクレダ銀行である。この銀行は、カンボジア国内の銀行業界で最大のシェアを持ち、貸付残高の54.6%、預金残高の58%を占めている。私なら、どうしても預金するという話になったら、アクレダ銀行にする。
ただ、カンボジアの銀行セクター全体が預金保険制度を持たないため、万が一の倒産時には預金が全額失われる危険性がある。カンボジアというのは、しょせんそういう国である。
https://blackasia.net/?p=49700
2025/04/14 (Mon) 13:58:55
民主化を口にすると国家転覆罪に。ベトナムでは政権批判するような自由はない
2025.04.12
https://blackasia.net/?p=50164
政治犯として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。2025年現在、少なくとも170人以上が政治犯として収容されている。(鈴木傾城)
少しでも政府批判を口にすると拘束される国
あまり報道されていないので国際社会では「ほぼ無視されている」のだが、ベトナムでは近年、政府批判をおこなう活動家やジャーナリストが標的となり、政治犯として長期刑を受ける事例が急増している。
2025年現在、少なくとも170人以上が政治犯として収容されている。
これは過去数十年でもっとも多い人数である。この増加は、2016年から始まった弾圧の強化と密接に関連している。特に、表現の自由や集会の自由を求める声が高まる中で、それを抑え込むための政府の強硬な対応が背景にある。
政治犯として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。
彼らは「国家転覆罪」や「反政府プロパガンダ罪」といった強烈な罪状で起訴されることが多い。これらの法律は共産党政権によって広範に適用され、反体制的な意見を封じ込めるための道具として利用されている。
逮捕者には環境活動家や宗教的少数派も含まれている。環境汚染問題に抗議しても、少数民族の権利擁護を訴えても、逮捕される。こうした弾圧は都市部だけでなく農村地域でも機能している。
とにかく、少しでも政府批判を口にすると拘束されるのだ。
ベトナムでは政治犯への処遇も厳しい。拘束中に弁護士へのアクセスが制限されたり、暴力・拷問を伴う不当な取り調べを受けたりすることが常態化している。裁判は形式的なものであり、多くの場合、事前に決定された有罪判決が下される。
ベトナムは近年になって何となく経済発展して民主的になっているようなイメージがあるが、政治的には強烈な共産独裁国家である。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
民主主義促進を掲げたら「国家転覆罪」
ベトナムでは、これまで多くの著名な活動家やジャーナリストが政治犯として収監されているのだが、その中でも特に注目されるのがレ・ディン・ルオン氏とチャン・アン・キム氏である。
レ・ディン・ルオン氏は、人権擁護と民主主義促進を掲げた活動家であり、共産党政権による権力集中を批判していた。2016年に発生した台湾系企業による環境汚染事件では、被害を受けた漁民を支援し、その責任追及を求めた。
それで、どうなったのか。このような活動は「国家転覆罪」と糾弾され、禁固20年という重刑を受けた。民主主義促進を謳うのは許されないのだ。
チャン・アン・キム氏は女性ジャーナリストとして政府の汚職問題や人権侵害を告発する記事を書いていた。彼女はSNS上でも積極的に情報発信を行い、多くの支持者を得ていた。
ところが、その活動が「反政府プロパガンダ」と見なされ、懲役13年の長期刑に処せられた。
彼らは犯罪を犯したわけではない。ただ、「民主主義の国になってほしい」とか「貧しい人を守れ」とか「少数民族の人権を大切にしよう」とか「環境汚染で被害を受けた人たちを助けよう」とか言っていただけである。
しかし、ベトナム当局にとっては、これらはすべて「重大な犯罪」となる。
あまりにも理不尽なのだが、これがベトナムで起こっている現実である。これらの事例は、ベトナム政府がどれほど厳しく反体制派を抑え込もうとしているかを示していると言える。
このような弾圧を目の当たりにしたら、ほとんどの国民は何も言わなくなる。そうなのだ。彼らは「見せしめ」なのだ。実際、これらの逮捕によって、多くの市民が政府批判や社会問題への発言を控えるようになり、表現の自由が著しく制限されている。
ベトナム共産党の書記長トー・ラム
とにかく、ベトナム政府は反体制派はひとりでも許さない覚悟でいる。最近になってひどくなったのは、2024年8月に、トー・ラム氏がベトナム共産党の書記長に正式就任してからだ。
トー・ラムは公安省出身であり、2016年から公安相を務めてきた。その間、反体制派や人権活動家に対する弾圧を強化し、多数の逮捕や投獄を主導してきた人物である。政府批判をおこなう活動家やジャーナリストを「反国家プロパガンダ」や「国家転覆罪」で摘発していったのは、まさにトー・ラム自身なのだ。
2024年に書記長に就任したあとも、この弾圧政策は継続されている。この年には少なくとも43人の人権活動家や反体制派が根拠のない容疑で有罪判決を受けた。
弾圧に関しては多様な手法でおこなわれている。
目立つのは、不当に長い拘束と裁判である。警察は活動家やジャーナリストを恣意的に逮捕し、その後長期間拘束することが一般的だ。取り調べ中には脅迫や暴力が用いられるのは当たり前で、最初から人権侵害という概念なんかない。
公正な裁判もない。なぜなら、裁判所は共産党政権の影響下にあるからだ。公安が恣意的に誰かを逮捕したら裁判所は公安を擁護するために、そのまま有罪判決にする。そのため、有罪判決率は極めて高い。
弁護士へのアクセスも制限されている。つまり、いったん逮捕されると、被告人は十分な防御手段を持たないまま裁かれることになる。
移動の自由も大きく制限されている。活動家やその家族は国内外への移動を妨害されることが多く、自宅軟禁状態に置かれるケースもある。そのあいだ、インターネット上での情報統制も厳しくおこなわれる。
インドの貧困層の女性たちを扱った『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』の復刻版はこちらから
共産党の独裁政治はけっこう長続きする?
これらの手法は、まぎれもなく国際法違反である。国外の人権団体からも強い非難を受けている。しかしながら、ベトナム政府はこれらの行為を「国家安全保障」の名目で正当化し、その姿勢を変えようとはしない。
にもかかわらず、ベトナムは2023~2025年まで国連人権理事会理事国として活動しているのだ。自国で組織的な人権侵害を続けながら、国連人権理事会理事国なのだから、国連も国連である。こういうことをしているから国連も信用されないのだ。
アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなどの団体は繰り返しベトナム政府に対し、人権状況の改善と政治犯の即時釈放を求めてきた。また、一部の国も人権改革を要求している。
しかし、そんなことを言ったところで、公安出身のベトナム共産党の書記長トー・ラムがこれらの要求に応じるわけがない。何か言われると「国内問題」「内政干渉」だと言って話し合いも介入も拒否して終わりだ。
トー・ラムが偽善的なのは、そうやって激しい言論弾圧をしながらも、表向きには人権擁護の促進に取り組んでいると白々しく主張していることだ。裏ではかたっぱしから気に入らない言動をする人間を逮捕して拷問して長期刑にしつつ、「人権擁護」とか言うのだから冷酷である。
ベトナム国内外で表現の自由や基本的人権への関心が高まっているが、政府がこのような状態なのであれば、ベトナムの市民社会はさらに萎縮し、人々の声は消されてしまうだろう。
中国共産党を見てもわかるが、こうした共産党の独裁政治は、外から見ていると異様で長続きしそうにないように見えるのだが、独裁を破壊するためには国を破壊するくらいのエネルギーが必要なので、けっこう長続きするのが現実だ。
ベトナムで生きるのは、息苦しそうだ。
https://blackasia.net/?p=50164
2025/05/17 (Sat) 22:02:48
なぜ、こんなにこじれるのか。パプアの独立運動がこれからも延々と続く理由とは
2025.05.17
https://blackasia.net/?p=50754
世界の誰もが知らないし、関心も持たない紛争が「パプア独立紛争」だ。去年あたりから、「TPNPB(パプア民族解放軍)」が動きを活発化させてきている。パプアはパプア人の土地だが、インドネシア政府は騙し討ちのような住民投票でこの土地を奪い取った。なぜインドネシアはパプアが欲しかったのか?(鈴木傾城)
パプアの長い対立と軋轢と衝突のきっかけ
世界の誰もが知らないし、関心も持たない紛争が「パプア独立紛争」だ。去年あたりから、「TPNPB(パプア民族解放軍)」が動きを活発化させてきている。
そもそも、パプアとはどういう国なのか。
パプアはオランダの植民地だったのだが、インドネシア領に編入されたのは、第二次世界大戦後の後だった。当時、オランダが植民地支配を放棄したあと、インドネシア共和国は旧オランダ領西パプアにも主権を主張した。
1962年のニューギニア協定により、西パプアは暫定的に国連管理下に置かれたが、1969年の「アクト・オブ・チョイス(自由投票)」と呼ばれる住民投票がおこなわれた。しかし、これがインドネシア側の騙し討ちだった。
この住民投票は、選挙人約800人によるわずか数日の投票で実施された。パプアの住民の大多数は投票に参加しなかった。にもかかわらず、この結果をもとにインドネシアへの編入が承認された。
ここからインドネシアとパプアの長い対立と軋轢と衝突が始まった。
こうした歴史的経緯のなかで、1965年に結成されたOPM(自由パプア運動)は、パプア人の自己決定権を求める最初の組織だった。インドネシア当局との対立が激化するなか、OPM内部には武装闘争を重視する派と政治的対話を志向する派が分裂した。
その結果、2012年に武装部門がTPNPB(パプア民族解放軍)として再編成された。このTPNPBが、OPMの政治組織と分離し、より明確に「独立」を掲げて武装闘争をおこなう集団へと発展したのだ。
ところで、インドネシアはなぜ騙し討ちみたいな住民投票でパプアを欲しかったのか?
インドネシアがパプアを欲しかった理由
パプアには世界有数の鉱山資源が眠っている。特に南部のグラスベルグ鉱山は、金や銅の年間生産量が数十トンにのぼる巨大鉱区である。インドネシアが欲しかったのはパプアではない。この巨大鉱区だったのだ。
この資源開発には多国籍企業が参入し、現地経済に巨額の投資をおこなった。
しかし、採掘による環境破壊や搬出経路の整備に伴う土地収奪が現地住民の生活基盤を損なった。採掘利益の大部分は中央政府と外資に流れ込み、パプア州にはごく一部しか還元されなかった。
インドネシア平均の年間1300ドルに対し、鉱区周辺住民の所得は300ドル以下にとどまる地域もある。これは紛うことなく、インドネシア政府によるパプアの搾取だ。こうした経済的不平等が、パプア人の恨みを増幅させた。
社会的にも人種や文化をめぐる差別は深刻である。
ジャワ島系住民の流入政策により、パプア人は行政や教育、警察・軍隊の要職にほとんど採用されなかった。言語や風習の違いを理由に、公共サービスや雇用の場で排除される事例も頻繁に発生した。
こうした構造的格差は、「パプア人もインドネシア国民として平等に扱われている」というインドネシア政府の主張が完全に嘘であることを示している。
TPNPB(パプア民族解放軍)がパプア人に支持されているのは、こうしたところにある。差別と資源分配の不公正が重なり合うなかで、TPNPBは「自らに最適化された国家」を目指して独立闘争を続け、国民がそれを支持している。
インドネシア政府はTPNPBをテロ組織として扱っているのだが、実のところTPNPBを追い込んだのはインドネシア政府にあるのではないかとパプア人は考えている。
TPNPBは激怒して戦闘の再開を宣言した
昨今のインドネシア政府はパプア問題を国家統一の問題として扱い、「対話による解決」を掲げるようになっていた。TPNPBも政府の「対話」の呼びかけを停戦提案として受け取って「一時停戦」を宣言した。
ところが、である。
対話をすると言いながら、インドネシア政府は、その裏側では陸海空の軍・警察部隊約1万人を動員してゲリラ掃討作戦を強化したのだった。これによってインドネシア政府は完全に信用を失ってしまった。
さらに、その対話なのだが、インドネシア政府が約束したのは道路建設と学校建設だけで、肝心な自治権付与や住民投票の保証を盛り込まずに、パプア側を押さえ込もうとした。
結局、TPNPBは激怒して戦闘の再開を宣言した。
TPNPBは中央山間部から南部を拠点とし、小規模ゲリラ部隊を編成している。主な活動地域はジャヤプラ南西に連なるジェイアワジャ山脈や、パニアイ県、インタンジャヤ県周辺である。
山岳や密林を移動拠点とし、少人数部隊が夜間に偵察や破壊攻撃をおこなうことで、インドネシア軍・警察の追跡を回避している。部隊規模は十数名から数十名と推定され、補給線は現地住民や隠れ家を頼る。
地形の複雑さを利用し、車両輸送路や通信基地を狙うことで、長期的に政府側に対抗している。つまり、完全なるゲリラ部隊の戦法だ。
2023年にはニュージーランド人小型飛行機パイロット拉致事件が発生した。9月26日にインタンジャヤ県の飛行場から離陸した飛行機が撃墜され、そのパイロットがTPNPBに拘束された。
政府側は即時解放を求めたが、その後も半年以上にわたり交渉が続き、国際的な注目を集めた。
また、2022年12月には国営鉱山企業の輸送車両が襲撃され、運転手2名が死亡する事件が起きている。これらの事件は、外資系鉱山関係者や外国人技術者がターゲットにされていることを示している。
治安部隊との衝突も頻発している。2023年だけで軍・警察部隊とTPNPBのあいだに少なくとも15回の交戦記録がある。双方の正確な死傷者数は不明だが、政府発表では治安部隊側負傷者30名以上、TPNPB側戦死者も十数名に及ぶとされる。
一方で、民間人が巻き込まれる事例もいっせいに発生しており、非戦闘員の家屋焼失や学校閉鎖が確認されている。人権団体は、インドネシア軍・警察による恣意的な家宅捜索や不当拘束、拷問の報告を複数件まとめている。
パプアの独立運動は、これからも続いていく
国連や欧州連合(EU)は中立的な仲介を呼びかけているのだが、インドネシア政府は「内政不干渉」を理由に拒否し、国連総会に報告書を提出しない方針を明示した。欧州議会でもパプア問題を取り上げる決議案が提出されたが、採択には至らなかった。
国際社会は口先では懸念を表明するものの、「資源大国」であるインドネシアへの経済的配慮から実効性ある制裁や具体的関与を拒んでいる。
パプア人権センターの報告書によれば、2022年までに裁判外で拘束されたパプア人は約2500人にのぼる。非公式な拘束や家宅捜索は政府の「治安維持」という名目でおこなわれ、不当な扱いが続いている。
これに対してはインドネシア政府に批判の声が上がっているのだが、まったく取り合おうとしない。
対話と軍事が交錯するなか、政府とTPNPBの駆け引きは平行線をたどっている。
そんな中で、インドネシア政府はパプアの資源開発だけは猛烈な勢いで進め、豊富な天然資源をパプア人にはほとんど還元しないで持ち出している。
グラスベルグ鉱山の生産額は年間約20億ドルと試算される一方,地域住民へのインフラ還元はわずか10%以下にとどまる。開発が進むほど環境破壊は拡大し,河川汚染による漁業被害や森林伐採による生態系の劣化が起こっている。
これではパプア人が激怒して、ゲリラが跋扈し、独立運動が止まらないのもしかたがない。パプア紛争は国際社会にとって「忘れられた紛争」である。その陰で住民が抱える不満と痛みは深い。
パプアの独立運動は、これからも続いていくのだろう。
https://blackasia.net/?p=50754
2025/08/22 (Fri) 03:21:11
【日本と国際問題】ベトナム人が技能実習生で多く日本に来る理由!このままだとみんな損します
世界史解体新書 2025/08/21
https://www.youtube.com/watch?v=99qZCCfGKJk&t=438s
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2023/02/08 (Wed) 22:01:05
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世界の旅 _ タイ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830119
世界の旅 _ 東南アジア
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830284
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アジア関係投稿集
デヴィ夫人は女性の鑑
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/545.html
タイは天国に二番目に近い国 1
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html
タイは天国に二番目に近い国 2 _ 誰が私をこんな女にした
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/378.html
タイは天国に二番目に近い国 3 _ 鴨ネギにされる日本人
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/379.html
サルはなぜサルか 1 _ 白人崇拝がタイ人を猿にした
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/396.html
サルはなぜサルか 2 _ タイの政治動向
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/398.html
家にキッチンが無い!? 日本とこんなに違う!タイの食文化!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14093257
外国人犯罪の半数がベトナム、罪の意識が薄い
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14099973
東南アジアでみんなに嫌われているベトナム人の民族性とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/169.html
フィリピン入管で日本人逃亡者が優雅な逃亡生活
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14086717
フィリピン女性が男を狂わせる理由
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/143.html
フィリピン女性が男をメロメロにする理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/170.html
ドゥテルテ大統領はフィリピンの救世主である
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/226.html
ブルネイは世界一成功した「共産主義国家」_ 働かなくても、頑張らなくても食べていける世界
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/289.html
ミャンマー政変の背景
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1551.html
アウンサンスーチーの正体
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/753.html
ミャンマー人が日本に出稼ぎに来る理由は、軍事政権から逃げるため
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16824627
妙佛 DEEP MAX いまミャンマーで起きている事件の点と点を繋げて解説
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828134
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「特亜」以外のアジアは「親日」だという妄想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/733.html
日本のアホ右翼は太平洋戦争はアジアを植民地支配から解放する為にやったというデマを流しているが…
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/157.html
ニューギニアで旧日本兵が行った残虐
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/799.html
2023/07/31 (Mon) 04:04:24
台湾では屋台で食べて格安アパートに住むのは安いが、そういう男性は一生結婚できない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14135004
2023/12/05 (Tue) 18:45:40
ブータンの農業の発展に大きく貢献し、「ブータン農業の父」といわれる 西岡京治
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828641
2024/11/16 (Sat) 04:29:12
ああ
2025/01/26 (Sun) 07:33:20
中国にはどう見えてる? 明かに異常な隣国ベトナム
澁谷司の 中国カフェ 2025/01/26
https://www.youtube.com/watch?v=OGKk2C6D_dY
2025/08/22 (Fri) 03:20:05
【日本と国際問題】ベトナム人が技能実習生で多く日本に来る理由!このままだとみんな損します
世界史解体新書 2025/08/21
https://www.youtube.com/watch?v=99qZCCfGKJk&t=438s
陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想 | ■↑▼ |
2022/08/15 (Mon) 04:51:06
777投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038024
777 陰謀論 関係投稿集
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777 政治 関係投稿集
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777 経済 関係投稿集
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保守・右翼が大好きなアホ陰謀論
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/29/210855
保守や右翼がディープステートと呼んでいるのは欧米の資本家階級の事なのですが、保守や右翼の人はマルクス経済学の用語を非常に嫌うので、わざわざ陰謀論的な言葉を使っているのです:
【Front Japan 桜】藤井聡「ディープステート論」の虚実 [桜R6/12/13]
https://www.youtube.com/watch?v=BA-IXlXf7cM
トランプの真の敵/ディープ・ステートとは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16878485
ディープステートは誰なのか?もはやその存在はバレ始めている!(及川幸久×石田和靖)
【越境3.0チャンネル】石田和靖 2024/10/16
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16874514
ディープステートとは何か
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html
ディープステートとかいう馬渕睦夫のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/623.html
EU(欧州連合) をすべて取り仕切っているのはヨーロッパの旧王侯貴族の子弟たち
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14052518
渡辺惣樹『虚像のロシア革命』『ネオコンとは何か? 』
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14147355
ディープステート(ネオコン)とは? ミアシャイマー vs 伊藤貫 - YouTube
「ミアシャイマー」の思想・ネオリアリズムの国際政治学
https://www.youtube.com/watch?v=2VIupJG07UM&t=275s
何が違うのか!? 古典派(伊藤貫) vs ネオリアリスト(ミアシャイマー・ウォルツ) (情緒vs論理、陰謀論vs社会科学) - YouTube
「ミアシャイマー」の思想・ネオリアリズムの国際政治学
https://www.youtube.com/watch?v=ROZP1v146jM
チャンネル名から伊藤貫氏の名前を外した理由
https://uipkmwvubg9azym.hateblo.jp/entry/2023/10/31/095631
「ミアシャイマー」の思想・ネオリアリズムの国際政治学 - YouTube
https://www.youtube.com/@Mearsheimernishibesusumu/videos
「ミアシャイマー」の思想・ネオリアリズムの国際政治学(YouTube)のブログ
リアリスト学派の国際政治学による日本の外交・国防、国際情勢の分析
https://uipkmwvubg9azym.hateblo.jp/archive
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777ブログ
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保守・右翼が大好きなアホ陰謀論 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/15/183945
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現在、一番陰謀的な陰謀論を拡散しているのは河添恵子さんですね:
(開始20時)特番「河添恵子さん登場!激論!トランプ大統領の世界戦略と日本」松田政策研究所代表 松田学 × ノンフィクション作家 河添恵子氏
松田政策研究所チャンネル 2025/04/18
https://www.youtube.com/watch?v=2o8gK5UKgBQ
ノンフィクション作家 河添恵子氏
<目次>
〇トランプ関税は世界秩序の再編
〇DSvsTS
〇プーチンロシアのTSに対する見方、ロシアは勝利者
〇MAWA
〇国家債務と米ドル
〇再産業化と中間層の復活
〇所得税の廃止と関税収入主軸
〇新たなブレトンウッズ体制?
〇中国の孫子の兵法
〇エコノミックステートクラフト
〇トランプが中国に仕掛けた罠
〇中共スパイとフェイスブック
〇世界監視ツール
〇GAFAとBATH
〇中国による米国農地の買収
〇習近平思想と中国の世界秩序とAI監視社会
〇金融のリセット
調査報道 河添恵子TV / 公式チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@user-rt9lm1db9d/videos
河添恵子 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B2%B3%E6%B7%BB%E6%81%B5%E5%AD%90
【証拠写真あり】元妻が繋ぐ?トランプ大統領と黒い貴族の闇の関係
調査報道 河添恵子TV / 公式チャンネル 2025/06/05
https://www.youtube.com/watch?v=wjm9cb6yDMI
「ディープステートをぶっ壊す」と公言していたトランプ氏…
しかし彼の背後には、“黒い貴族”と呼ばれる
イタリア貴族・ガエターニ家の影が…
黒い貴族はロスチャイルドやロックフェラーをも動かす、
世界屈指の影の支配者です!
トランプ一家とガエターニ家の関係、
そしてバチカンや欧州王族とのつながり…
これは偶然ではなく、ある目的が隠されていた?
世界50ヵ国以上を取材した国際アナリスト・河添恵子氏が、
今だから明かせる“禁断の真相”に迫ります!
ガーディアン紙が明かした、アメリカ大統領を支えるものの衝撃の正体
調査報道 河添恵子TV / 公式チャンネル 2025/06/07
トランプはKGBの工作員だった
https://www.youtube.com/watch?v=o7DZmEpsdLc
河添恵子【秘密結社? 「イエズス会」とは?」】
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16866759
河添恵子「“悪魔”が支配する壊れた世界 ~ イーロン・マスクのDNA」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14080646
【河添恵子】酷すぎる...中国人の民度とモラルの低さには驚きました
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14008379
河添恵子 中国共産党の真実
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/425.html
河添恵子 中国臓器狩りの真実 人道を超えた臓器売買&移植手術の実態
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/199.html
河添恵子 : 習政権が必死に隠している武漢コロナ・ウイルスの発生源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/602.html
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保守・右翼が大好きなアホ陰謀論
陰謀論? 闇の支配層『黒い貴族 ヨーロッパ13貴族』とは?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16864643
陰謀論? ヒトラーを狂人化したタヴィストック人間関係研究所の洗脳
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16898993
CIA 報告書 _ ヒトラーはアルゼンチンに逃れていた。
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16898951
トランプの真の敵/ディープ・ステートとは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16878485
チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「日銀と通貨発行権」の誤解について
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/848.html
アシュケナージ系ユダヤ人の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14043502
ユダヤ人の Y-DNA _ 日本にはユダヤ人の遺伝子は全く入っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007378
これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html
【トンデモ】 日本のメディアを支配する“フランクフルト学派”の恐怖
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118106
従軍慰安婦・徴用工強制連行、南京大虐殺は事実なのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14106485
天皇の Y染色体が縄文人と同じ D1b だというのはデマ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007765
「日航機123便墜落事故」と 「対米従属」に隠された恐ろしい関係
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16850937
【一般ライブ】8/12 (火) 13:00~13:40【復刊!撃論ムック】西村幸祐×Sarina×三浦小太郎×宇山卓栄
日航機墜落事故陰謀論は間違い
https://www.youtube.com/watch?v=xkhKHnI1nZE
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気鋭の国際政治学者が陰謀論者をメッタ斬り!篠原常一郎氏、馬渕睦夫氏、副島隆彦氏、...最新著書『ハイブリッド戦争』(志田淳二郎)|奥山真司の地政学「アメリカ通信」
奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」2024/05/03
https://www.youtube.com/watch?v=Qrvy6j-CGzI
陰謀論から卒業しよう
大西 つねき
https://www.youtube.com/watch?v=hPDPwXE7vxo
ケネディー大統領暗殺から観る陰謀論の行方 安倍元総理の暗札と 岸田総理の記者会見
【公式】吉野敏明の政経医チャンネル〜日本の病を治す〜
https://www.youtube.com/watch?v=Uv2-2caqo5M&rco=1
【公式】吉野敏明の政経医チャンネル〜日本の病を治す〜 - YouTube
https://www.youtube.com/@yoshinoseikeii/streams
https://www.youtube.com/@yoshinoseikeii/videos
59年前の11月22日、支配層から憎悪されたケネディ大統領はダラスで暗殺された
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14066707
【アンチも見ろ!】なぜ『陰謀論』を信じてしまうのか?【陰謀論者診断】
世界ミステリーch 2024/05/11
https://www.youtube.com/watch?v=bHeFZBuTGMk
コロナの拡大以降、ネット上には陰謀論が溢れるようになりました。ではなぜ人は陰謀論を信じてしまうのか?『陰謀論者』と呼ばれる人はどのような思考、精神的傾向にあるのか、実際に実験が行われているのです。今回は陰謀論を語る人の傾向を話していくので、ぜひ自己診断してください!
保守・右翼の人間は何故論理的な思考ができないのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037707
陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想
陰謀論は数少ない証拠を元に全体を断定する特徴があり、例えば911でWTCの鉄骨が溶けていたので「ブッシュ大統領による自作自演」と断定していました
真相はジェット燃料が風にあおられて燃焼すると1000度以上の高温になり、鉄骨が溶けてカメラに映っただけでした
https://www.thutmosev.com/archives/89989571.html#more
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内田樹 氏出演!「反ユダヤ主義を再考する」
https://www.youtube.com/watch?v=QNdNsuR6GHc
複雑な話は複雑なまま扱うことについて - 内田樹の研究室
2022-08-13 samedi
http://blog.tatsuru.com/2022/08/13_0929.html
「複雑な現実は複雑なまま扱い、焦って単純化しないこと」というのは私が経験的に学んだことの一つである。「その方が話が早い」からである。話は複雑にした方が話が早い。私がそう言うと、多くの人は怪訝な顔をする。でも、そうなのだ。いささか込み入った理路なので、その話をする。
私は人も知る病的な「イラチ」である。「イラチ」というのは関西の言葉で「せっかち」のことである。どこかへ出かける時も、定時になったらメンバーが全員揃っていなくても置いてでかける。宴会でも時刻が来たら来賓が来ていなくても「じゃあ、乾杯の練習をしよう」と言ってみんなに唱和させる(来賓が着いたら「乾杯の儀に粗相があってはならないので、繰り返しリハーサルをしておきました」と言い訳する)。
そういう前のめりの人間なので、当然ながら話をする時も最優先するのは「話を先に進めること」である。ぐずぐずと話が停滞することも、一度論じ終わったことを蒸し返されるのも大嫌いである。そういう人間が長く対話と合意形成の経験を積んできた結論が「話を複雑にした方が話は早い」ということであった。
多くの人は「話を簡単にすること」と「話を早くすること」を同義だと考えているが、それは違う。話は簡単になったが、そのせいで現実はますます手に負えないものになるということはしばしば起こる。現実そのものが複雑な時に、無理に話を簡単にすると、話と現実の間の隔たりが広がるだけである。そこで語られる話がどれほどすっきりシンプルでも、現実との接点が失われるなら、その「簡単な話」にはほんとうの意味で現実を変成する力はない。
そう書いておいてすぐに前言撤回するのも気が引けるが、実は「簡単な話」に基づいて現実を変成することは可能なのである。だからこそ人々は「簡単な話」に魅惑され、それに固着しもするのである。話を簡単にするというのは、単に知的負荷を軽減してくれるというだけでなく、たしかにある種の実効性はある。ただし、複雑な現実を簡単な話に還元することによって出現させられた「現実」はいわば力任せに、無理やりに創り出したものである。そういう「無理やり変えた現実」には「現実である」必然性が欠けている。だから、保持力がない。そのうちに「無理」が祟って、内側から壊れてゆく。そして、形状記憶合金のように、元の「複雑な現実」という本態に戻ってしまう。何一つ解決しないままに。
ギリシャ神話にプロクルステスという盗賊が出てくる。彼は街道沿いで待ち構えて、通りがかりの旅人に彼の寝台で休息するように声をかける。そして、寝台に寝かせて、相手の体が寝台からはみ出したらその部分を切断し、逆に寝台の長さに足りなかったら足を無理やり寝台の長さにまで引き延ばした。
複雑な現実を簡単な話に落とし込む人を見ていると、私はこのプロクルステスの故事を思い出す。当然のことながらそんなことをすると天罰が当たる。神話によれば、英雄テセウスがやってきて、プロクルステスを彼の寝台に寝かせてはみ出した頭と足を切断してしまった。「プロクルステスの寝台」というのは「無理やり出来合いのスキームに落とし込むこと」を意味する喩えとして今でも使われるが、そういう無理をするとかえって自分の頭と足を切られて絶命することになるのである。
だから、現実を切り縮めることも、現実になかったことを書き加えることも、どちらも止めた方がいい。現実はできるだけ現実そのものの大きさと奥行きと不可解さを込みで扱う。たしかに手間はかかる。それに誰がやっても、多少は「切り縮めたり、書き加えたり」という作為は免れない。でも、それを当然のように行うか、疚しさを覚えつつ行うかの間には千里の径庭がある。
「話を簡単にする」方法の中で最も簡単なのは「問題を消す」ことである。問題があるのに、「そこには問題などない」と言い立てるのである。
例えば、北方領土についての日ロの意見はずいぶんと食い違っているが、最大の食い違いは、ロシアが「北方領土はもともとロシア固有の領土であるので、日本との間に領土問題などは存在しない」と主張し始めたことである。「そこに問題がある」ということを当事者双方が認めているからこそ話し合いは始まるのだが、当事者の一方が「問題はない」と言い出したら、問題は未来永劫解決しない。
ナチスは紀元前から続く「ユダヤ人問題」の「最終的解決(the final solution)」とはユダヤ人を「消す」ことだという天才的なアイディアを思いついた。問題の当事者がこの世からいなくなれば、問題もなくなる。
第三帝国の宣伝相だったヨーゼフ・ゲッベルスは1941年に「ユダヤ人問題に関して、総統は問題を簡単にすることにした」と日誌に記しているが、これは「問題を簡単にする」というフレーズの最も印象的な用例として記憶しておいてよいと思う。しかし、歴史が教えてくれるのは「最終的解決」によって話を簡単にしようとしたせいで、ドイツ国民は永遠に解決できない問題を抱え込んでしまったということである。
さすがにこれはかなり極端な事例だが、問題を簡単にするためにふつう「陰謀論」が採用される。これはたいへん使い勝手がよいので、あらゆる人々があらゆる政治的難問についてこれを準用する。
「陰謀論」というのは、何か「都合の悪いこと」が起きた時に、それを「邪悪なるものの干渉」として説明する態度のことである。その集団がかつて「本来の純良な状態」にあったときには、たいへん豊かで生産的で効率的だったのだけれど、外部から異物が混入してきて、集団を「汚染」したせいで、「本来の姿」を失ってしまった。だから、混入した異物を特定し、これを摘抉排除すれば、集団は原初の清浄と活力を回復するであろうというのが「陰謀論」の基本的な話型である。
われわれの集団のどこかに「悪の張本人(author)」がいる。それを名指した時点で仕事はほとんど終わる。あとはみんなで総がかりでその「張本人」を迫害して、叩き出せばいい。「誰が張本人か」を探し出すまでは「犯人捜し」に多少は頭を使わなければいけないけれど、張本人の名指しが終わったあとは、力仕事だけで、知的負荷はゼロになる。だから、世界中の人がこの「簡単な話」に偏愛を示す。政治的カリスマはあるが、頭があまりよくない政治的指導者はほぼ100パーセントこの話型でその政策を実現しようとする。
陰謀論は民衆の政治的熱狂を掻き立てるという点においては圧倒的な力を発揮する。それはナチスにおいてもスターリンにおいても毛沢東においてもイスラム原理主義においても実証済みである。
破局的な大事件が起きた時に、陰謀論者は、それがいくつかの複合的な原因の帰結であるというふうに考えない。単一の「張本人」がすべてを計画し、差配していると考える。
例えば、フランス革命は巨大な政治的変動であったが、それを王政の機能不全、資本主義の発展、啓蒙思想の普及などの複合的な効果とは考えずに、フランスのすべてを裏から支配している「秘密組織」の計画の実現とみなすのが陰謀論である。
この場合、「張本人」は必ず「秘密組織」でなければならない。というのは、革命が起きる直前まで、フランスの警察はこのような巨大な運動を一糸乱れぬ仕方で統制しうるほどの実力を持った「組織」が存在することを知らなかったからである。だから、「闇の組織」だということになる。とりあえず「秘密組織」が存在することは自明とされる。だとすれば、次の問題は「それは誰だ?」ということになる。フリーメイソン、イリュミナティ、聖堂騎士団、英国の海賊資本、プロテスタント・・・さまざまな候補が挙げられ、最終的に「ユダヤ人の世界政府」が「オーサー」だという話に落ち着いた。フランス革命後に、ユダヤ人が被差別身分から解放され、市民権を獲得し、政治経済メディアの各界にはなばなしく進出したという歴史的事実が目の前にあったからである。ドリュモンはこう書いた。「フランス革命の唯一の受益者はユダヤ人である。すべてはユダヤ人から始まる。だから、すべてはユダヤ人のものになるのである。」(『ユダヤ的フランス』)
ある出来事の受益者がその出来事の「オーサー」であるという推論は論理的には成立しない。それは「風が吹けば桶屋が儲かる」という事実から桶屋は気象をコントロールできる謎の力を有していると推論するのと同程度に没論理的である。だが、この陰謀論にフランスの読者は飛びつき、『ユダヤ的フランス』は19世紀フランス最大のベストセラーになった。そして、ドレフュス事件はこの荒唐無稽な陰謀論が一人のユダヤ人将校を破滅させるほどの現実変成力を持っていることを世界に示したのである。
http://blog.tatsuru.com/2022/08/13_0929.html
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反知性主義者たちの肖像 - 内田樹の研究室
ユダヤ陰謀論の起源
http://blog.tatsuru.com/2020/09/03_1232.html
ホーフスタッターは反知性主義者の相貌を次のように描き出している。反知性主義の「スポークスマンは、概して無学でもなければ無教養でもない。むしろ知識人のはしくれ、自称知識人、仲間から除名された知識人、認められない知識人などである。読み書きのできる彼らは、ろくに読み書きのできない人々を指導し、自分たちが注目する世界の問題について、真剣かつ高邁な目的意識をもっている。」(同書、19頁)
彼らは世界のなりたちを理解したいという強い知的情熱に駆られており、しばしば特定の分野について驚くほど専門的な知識や情報を有している。また、世界をよりよきものにしようという理想主義においてもしばしば人に後れをとることはない(と口では言う)。
けれども、そのような知的情熱や理想主義がしばしば最悪の反知性主義者を生み出すことになるのである。具体的な例を挙げた方がわかりやすいだろう。反ユダヤ主義者がそうだ。
私はある時期、ヨーロッパにおけるユダヤ教思想と反ユダヤ主義について研究していたことがある。そして、この分野について日本にも膨大な量の「研究」書が存在することに驚嘆した。
日本にはユダヤ人はほとんどいない。日本には二つしかシナゴーグ(ユダヤ教会堂)がないが、東京広尾にあるシナゴーグに通っていた在日ユダヤ人は1980年代末で1000人。神戸のシナゴーグに通うユダヤ人はもっと少なかった。日本はユダヤ人とほとんど無関係な国だということである。にもかかわらず、「ユダヤがわかると世界がわかる」とか「ユダヤ人の世界征服の陰謀」といったタイプの反ユダヤ主義的な書物は飽きることなく出版され続けている。それらの本を開くと、国際政治も国際経済もメディアもすべてはユダヤ人の国際ネットワークによって操られているという同工異曲の主張が延々と記されている。よくこんなことまで調べたものだ・・・と驚嘆するほどトリビアルな情報が紹介されている。そのような文章を書いている人たちは、ユダヤ人の世界支配の抑圧的な機構からわれわれを解放しさえすれば、自由で豊かな世界を奪還できるとおそらく信じているのであろう。これらの書物の書き手は間違いなく知的情熱に駆られており、おそらくは善意の人である。けれども、そこには何か知性のはたらきをはげしく阻害するものが含まれている。私はそれを「反知性」として咎めるのである。
知性と反知性を隔てるものは対面的状況でなら身体反応を通じて感知可能であると私は上に書いた。二人で顔を向き合わせている状況だったら、「私」の知性が活性化したかどうかを自己点検すれば、それだけで自分の前にいる人が知性的な人かどうかは判定できる。個人的なレベルでの、かつ短期の出会いについては、それで対応できる。けれども、個人が自分の身体をモニターして前にいる人物が知性的であるかないかを判断するにはおのずと限りがある。会ったこともないし、見たこともないし、声を聴いたこともない人々(外国の人たちや、死者たちはたいていそうだ)の思考や行動が知性的であるかどうかをみきわめるためには、もう少し射程の広い「物差し」が要る。知性と反知性を識別するためには、どのような基準を適用すればよいのか。
反ユダヤ主義に見られる「陰謀史観」は反知性主義の典型的なかたちである。私はそれを「反知性」と判定する。なぜそう判定できるのかを説明するために、まずこのような思考枠組みが出現してくる歴史的経緯を見ておきたい。
世の中にはさまざまな理解しがたい事象が存在する。例えば、グローバル経済では関与する変数が多くなり過ぎて、もはやどのような専門家もこれを単純な方程式に還元することができなくなってしまっている。どこか遠い国で起きた通貨の暴落や株価の乱高下や、あるいは天災やパンデミックのせいで、一国の経済活動が致命的な打撃を受けるリスクがある。一国単位でどれほど適切な経済政策を採択していても、その打撃を逃れることはできない。私たちが知っている限りでも、ドルショック、オイルショック、リーマンショックといった「ショック」によってわが国の経済は繰り返し激震に襲われて、長期にわたる低迷を余儀なくされた。「ショック」という言葉が示すように、それはいつ来て、どれほどの被害を、どの領域にもたらすか予測できないかたちで到来した。私たちがそれらの経験から学んだのは、経済についての専門知は、「想定内の出来事」だけしか起きないときにはそれなりに有用だが、「想定外の出来事」についてはほとんど役に立たないということであった。
この無力感・無能感から陰謀史観は生まれる。陰謀史観というのは、どこかにすべてをコントロールしている「張本人(author)」がいるという仮説である。一見すると、まったく支離滅裂に、いかなる法則性にも随わずランダムに、まさに「想定外」のしかたで生起しているように見えるもろもろの事象の背後には、他者の苦しみから専一的に受益している陰謀集団が存在する。そういう物語への固着のことを陰謀史観と呼ぶ。
陰謀史観は人類史と同じだけ古いが、近代の陰謀史観は18世紀末のフランス革命を以て嚆矢とする。革命が勃発したとき、それまで長期にわたって権力と財貨と文化資本を独占してきた特権階級の人々はほとんど一夜にしてすべてを失った。ロンドンに亡命したかつての特権階級の人々は日々サロンに集まっては自分たちの身にいったい何が起きたのかを論じ合った。けれども、自分たちがそこから受益していた政体が、自分たちがぼんやりと手をつかねているうちに回復不能にまで劣化し、ついに自壊に至ったという解釈は採らなかった。彼らはもっとシンプルに考えた。これだけ大規模な政治的変動という単一の「出力」があった以上、それだけの事業を成し遂げることのできる単一の「入力」があったはずだ。自分たちは多くのものを失った。だとすれば、自分たちが失ったものをわがものとして横領した人々がいるはずである。その人々がこの政変を長期にわたってひそかに企んできたのだ。亡命者たちはそう推論した。
だが、革命前のフランス社会には、そのような巨大な事業を果しうるほどの力を備えた政治集団は存在しなかった。少なくとも政府当局はそのようなリスクの切迫を感知していなかった。しかるに、ある日突然、磐石のものと見えていた統治システムが根底から覆されたのである。恐るべき統率力をもった単一の集団によって事件は計画的に起こされたに違いないのだが、事前にはそのような事業をなし得る政治的主体が存在することさえ知られていなかったのだとすると、そこから導かれる結論はひとつしかない。それは一国の政体をあっというまに覆すことができるような巨大な政治的主体が久しく姿を現さないままに活動していたという「秘密結社の物語」である。
陰謀史観の本質はこの推論形式に現われている。それは「巨大な政治的主体が誰にも気づかれずに活動している」ということがまず事実として認定され、そのあとに「それは何ものか」という問いが立てられるということである。重要なのは「陰謀集団が存在する」ということであって、それが誰であるかということには副次的な重要性しか与えらない。事実、ロンドンに亡命した貴族たちは「犯人は誰か?」という問いに熱中した。フリーメーソン、ババリアの啓明結社、聖堂騎士団、プロテスタント、英国の海賊資本、ジャコバン派、ユダヤ人・・・さまざまな容疑者の名が上がった。そして、多くの陰謀史観論者は「犯人」の特定を二転三転させたが、それを恥じる様子は見られなかった。その様子は適当な容疑者を殺人事件の犯人に仕立て上げて一件落着を急ぐ冤罪常習者の警察官を思わせる。彼らにとっては「この事件の全過程をコントロールしている単一の犯人が存在する」という信憑を強化できるのであれば犯人は誰でもよかったのである。
最終的に19世紀末にエドゥアール・ドリュモンというジャーナリストが登場して、「フランス革命からの100年間で最も大きな利益を享受したのはユダヤ人である。それゆえ、フランス革命を計画実行したのはユダヤ人であると推論して過たない」と書いた。この推論は論理的に間違っている(「風が吹いたので桶屋が儲かったのだから、気象を操作したのは桶屋である」という推論と同型である)。だが、フランス人たちはそんなことは気にしなかった。ドリュモンのその書物『ユダヤ的フランス(la France juive)』は19世紀フランス最大のベストセラーになり、多くの読者がその物語を受け容れ、著者宛てに熱狂的なファンレターを書き送った。その多くは「一読して胸のつかえが消えました」、「頭のなかのもやもやが一挙に晴れました」、「これまでわからなかったすべてのことが腑に落ちました」という感謝の言葉を書き連ねたものだった。読者たちはどうやらこの物語に身体の深いところで納得してしまったようである。
やがて、ドリュモンのこの物語は、同時期にロシアの秘密警察が捏造した偽書『シオン賢者の議定書』とともに全世界に広がり、半世紀後に「ホロコースト」として物質化することになった。フランス革命とユダヤ人を結びつけた陰謀史観の物語はおそらく人類史上最悪の「反知性主義」の事例としてよいだろう。
600万人ユダヤ人の死を帰結したこの物語の最初のきっかけがはげしい「知的渇望」だったということを私たちは忘れるべきではない。そして、この書物を迎えた読者たちの支配的な反応が「長年の疑問が一挙に氷解しました。ありがとう」という大きな解放感と感謝の気持ちだったことも。
歴史的変動(ドリュモンの場合は、産業革命以後のフランスの急速な近代化・都市化・産業化趨勢)に遭遇した人々が「どうして『こんなこと』が起きたのか」を知りたがるのは人間知性の自然である。知性の健全のあかしであると言ってもよい。しかし、その知的渇望はどこかで反知性に転じた。どこで転じたのか。
いささか無礼な言い方になるが、それは一言で言えば、彼らが自分程度の知力でも理解できる説明を切望したからである。
実際に、フランス革命は単一の「張本人」のしわざに帰すことのできるような単純なものではなかった。統治システムの経年劣化、資本主義の発達に伴う生産や流通構造の変化、科学とテクノロジーの進化、近代市民社会理論の登場、英雄的革命家の出現など無数のファクターが革命の勃発には関与しており、そのどれか一つが欠けていても、革命は別の軌跡を辿り、別の政治的事象となったはずである。だから、「どうして革命が起きたのか?」という問いに対して、一言で答えることは不可能なのである。強いて言えば、「いろいろな原因の複合的効果によって」というのがもっとも正直な回答なのであろうが、そのようなあいまいな説明を嫌って、人々は「ずばり一言で答えること」を求めた。
これもまた知的渇望の一つのかたちだなのである。同一の現象について複数の説明がある場合、もっともシンプルな説明を選好する。これもまた知性の働きである。たしかに、一見複雑怪奇に見える現象の背後には、美しいほど単純な数理的法則が存在するという直感こそは、科学的知性を起動させる当のものだからである。
数学にはさまざまな「予想」が存在する。フェルマー予想をフェルマーは「証明した」と書き残したが、久しく誰も証明も反証もできなかった。予想が証明されたのは360年後のことである。リーマン予想は予想が示されてから150年経った現在でも証明されていないが、多くの数学者はいずれ証明されると信じている。数学における「予想」の存在が示すのは、平たく言えば、人間には「まだわからないはずのことが先駆的にわかる」能力が備わっているということである。
かつてソクラテスは「問題」について似たようなことを言った。「問題」というのはよく考えると不思議な性質のものである。私たちはその解法がわかっているものを「問題」としては意識しない。またその逆に、その解法がまったくわからないものも「問題」としては意識しない。私たちが「これは問題だ」と言うのは、まだ解けていないが、時間と手間をかければいずれ解けることが直感されているものだけである。私たちの知性は、自分がまだ解いていない問題について「まったく解けない」のか「手間暇さえかければ解ける」のかを先駆的に判断している。
私たちの知性はどこかで時間を少しだけ「フライング」することができる。知性が発動するというのはそういうときである。まだわからないはずのことが先駆的・直感的にわかる。私はそれが知性の発動の本質的様態だろうと思う。
あらゆる自然科学は、一見ランダムに生起しているかに見える自然現象の背後に数理的な法則性が走っていることを直感した科学者たちによって切り拓かれてきた。その科学的知性のプロトタイプは、自然を前にしてじっと観察している子どものうちに見ることができる。子どもたちを自然の中に放置すると、しばらくしてそれぞれの興味に従って「観察するもの」を選び出す。あるものは昆虫を眺め、あるものは花を眺め、あるものは空の雲を眺め、あるものは海岸に寄せる波を眺める。そうしているうちに、子どもたちがふっと観察対象のなかにのめり込む瞬間が訪れる。それは彼らの様子を横で見ているとわかる。いったいどういう場合に「のめり込む」のか。それは「パターンを発見したとき」である。虫の動きのうちにある法則性があることを直感したとき、花弁のかたちにある図形が反復することを直感したとき、岸辺に寄せる波の大きさに一定のパターンがあることを直感したとき、子どもたちは彼らなりのささやかな「予想」を立てる。もし自分の仮説が正しければ、次は「こういうこと」が起きるはずだと考える。そして自分の「予想」の通りの「イベント」が起きるかどうか息を詰めて見守る。そのとき、子どもたちは自然の中に一歩踏み込み、自然と融合している。それは、はたで見ていても感動的な光景である。そのとき、私たちは彼らのうちで科学的知性が起動した瞬間に立ち合っているからである。
このような「対象へののめり込み」は「ずばり一言で言えば」というシンプルな説明を求める知的渇望とは似て非なるものである。どちらもランダムな事象の背後に存在する数理的秩序を希求している点では変わらない。でも、一点だけ決定的に違うところがある。それは先駆的直感には時間が関与していることである。
自分がある法則を先駆的に把持していることはわかるけれどそれをまだ言葉にできないときの身もだえするような前のめりの構えにおいて、時間は重大なプレイヤーである。「まだわからないけれど、そのうちわかる」という予見が維持できるのは、時間の経過とともにその予見の輪郭や手触りがしだいに確かなものに変じてゆくからである。「熟す」という言い方をしてもいい。青い果実が時間とともにしだいに果肉を増し、赤く変色し、ずしりと持ち重りのする熟果になるプロセスにそれは似ている。Time is on my side というローリングストーンズの名曲があるが、「時間は私の味方である」というのは、時間の経過とともに自分の予見や願望がしだいに現実性を増してゆくことが今この瞬間も感知されている消息を語っている。
フェルマー予測は証明までに360年がかかった。一人の人間の寿命どころか、一つの王朝の興亡に匹敵する時間である。その予測が維持されたのは、時間の経過とともに予測の証明に「近づいている」という実感を世代を超えた数学者たちが共有したからである。
「私が見ているものの背後には美しい秩序、驚くほど単純な法則性が存在するのではないか」という直感はある種の「ふるえ」のような感動を人間にもたらす。その「ふるえ」はその秩序や法則を発見した「個人」が名声を得たり、学的高位に列されたり、世俗的利益を得たりすることを期待しての「ふるえ」とは違う。「誰にでもすぐにその価値や意味が理解されそうな発見」はたぶんそれほどの感動をもたらさない(経験したことがないから想像だが)。ノーベル賞級の発見をしたのだが、ジャーナルに早く投稿しないと、「他の誰か」が自分と同じ発見をして、プライオリティも特許も奪われてしまうかもしれないと恐れているときの「ふるえ」は私が話しているものとは違う。「他の誰か」が自分と同じ発見をしてしまうからもしれないから「急ぐ」という構えそのもののうちに何か本質的に反知性的なものがあるように私には思われる。というのは、自分が直感的に幻視した仮説が「他の誰かによって、すぐに」追尋可能なものであるということが本人にもわかっているなら、実はそれはそれほど直感的ではなかったということだからである。真の直感はもっと大きな時間の流れの中に人を置く。
自分は今これまで誰も気づかなかった「巨大な知の氷山」の一片に触れた。それはあまりに巨大であるために自分ひとりでは、一生をかけても、その全貌を明らかにすることはできない。だから、これから先、自分に続く多くの何世代もの人々との長い協働作業を通じてしか、自分が何を発見したのかさえ明らかにならないだろう。そのような宏大な見通しのうちで、まだ顔も知らない(まだ生まれてもいない)未来の協働研究者たちとのたしかな連帯を感じるときに、ひとは「ふるえ」を覚えるのだと私は思う。
ひとが「ふるえる」のは、自分が長い時間の流れの中において、「いるべきときに、いるべきところにいて、なすべきことをなしている」という実感を得たときである。「いるべき」ときも、「いるべき」ところも、「なすべき」わざも、単独では存立しない。それは、死者もまだ生まれぬ人たちをも含む無数の人々たちとの時空を超えた協働という概念抜きには成立しないのである。もう存在しないもの、まだ存在しないものたちとの協働関係というイメージをありありと感知できた人間のうちにおいてのみ、「私以外の誰によっても代替し得ない使命」という概念は受肉する。
自然科学というのはまさにそのようなものである。科学性とは何かということについて深く考究したカール・ポパーはこんな例を挙げている。無人島に漂着したロビンソン・クルーソーが孤島に研究室を建て、そこで冷徹な観察と分析に基づいて膨大な数の論文の執筆をなしとげたと仮定する。その研究成果は現在の自然科学の知見とぴたりと一致するものであった。さて、クルーソーは「科学者」だと言えるだろうか。ポパーは「言えない」と答える。ロビンソンの科学には科学的方法が欠如しているからである。
「なぜなら、彼の成果を吟味する者は彼以外にはいないし、彼個人の心性史の不可避的な帰結であるもろもろの偏見を訂正しうる者は彼以外にはいない」からである。
「人が判明でかつ筋道の通ったコミュニケーションの修練を積むことができるのは、ただ自分の仕事をそれをしたことのない人間(somebody who has not done it)に向かって説明する企てにおいてだけであり、このコミュニケーションの修練もまた科学的方法の構成要素なのである。」(Karl Popper, The Open Society and Its Enemies, Vol.II, Princeton University Press,1971, p.219,強調はポパー)
ポパーは科学的客観性とは何かについて、ここでたいへんリアカットな定義を下している。
「われわれが『科学的客観性』と呼んでいるものは、科学者の個人的な不党派性の産物ではない。そうではなくて科学的方法の社会的あるいは公共的性格(social or public character of scientific method)の産物なのである。そして、科学者の個人的な不党派性は(仮にそのようなものが存在するとしてだが)この社会的あるいは制度的に構築された科学的客観性の成果なのであって、その起源ではない。」(Ibid., p.220)
「科学および的客観性はひとりひとりの科学者の『客観的』たらんとする個人的努力に由来するものではない(由来するはずもない)。そうではなくて、多くの科学者たちの友好的-敵対的な協働に(friendly-hostile co-operation of many scientist)由来するのである。」(Ibid., p.217,強調はポパー)
私はポパーが「科学」について述べたことは「知性」についてもそのまま準用できるだろうと思う。科学の場合と同じく、知性が知性的でありうるのは、それが「社会的あるいは公共的性格」を持つときだけである。個人がいかほど「知性的であろう」と念じても、人は知性的であることはできない。知性は「社会的あるいは公共的な」かたちでしか構築されないし、機能もしない。
ただし、「社会的あるいは公共的」という言葉から、「学会」のようなものを漠然と想像すべきではないだろう。複数の専門家が一堂に会して、相互に忌憚なく業績を評価する仕組みができているというだけでは「社会的あるいは公共的」という条件は満たされない。現に、20世紀以降でも、さまざまな国家において当代一流の学者たちがぞろぞろと時の権力者の喜びそうな学説の保証人になった例を私たちはいくらでも知っているからである。ある一時点において多くの支持者を得た支配的な学説であるということだけでは「社会的あるいは公共的」という条件は満たされない。「社会的あるいは公共的」であるためには、時間を味方にしなければならない。時間の経過とともに、学説のあちこちに散乱していた「満たされるべき空虚」がひとつひとつ充填されてゆくような力動的なしかたで構成されたものを「社会的あるいは公共的」な言明と呼ぶべきだと私は思う。そのようなプロセスが出来するためには、そのプロセスには「原理的にその場に居合わせることができないもの」たちも含まれていなければならない。死者たちもいまだ生まれざる者たちにもまたその場に参加する正式の招待状を送られていなければならない。
社会性、公共性とはいまここにおける賛同者の多寡によって計量されるものではない。そうではなくて、過去と未来の双方向に向けて、時間的に開放されているかどうか、それが社会性・公共性を基礎づける本質的な条件だろうと私は思う。「協働」という言葉に私が託したいのは、そのような「存在しない人々」をもフルメンバーとして含む、時空を超えて拡がる共同体の営みのイメージである。
ポパーはかつて、科学者は先行する世代の科学者たちの「肩の上に立って」仕事をするという卓越した比喩を用いたことがある。死者たちからの贈与の恩恵を私たちはいま享受している。だとすれば、私たちの仕事の成果に何らかの価値があったとしたら、その果実を受け取るのは未来の科学者たち、まだ生まれていない、私たちがまだその顔も知らない科学者たちであることになる。先行世代から伝えられた「パス」を、次世代に繋ぐこと。ポパーの「社会的あるいは公共的」という言葉から私が思い浮かべるのは、そのような時間の流れの中で生起する繋がりである。
それゆえ、時間の中でその真理性がしだいに熟してゆくような言明を私は「知性的」と呼びたいと思っている。私が時間の関与にこだわるのは、「ランダムな事象の背後に存在する数理的秩序」を幻視する知性の渇望が必ずしも知性的なものではないということを言いたかったからである。陰謀史観がその適例であるが、それは同時代に多くの賛同者を得たという意味についてだけ言えば「社会的・公共的」な仮説と言えなくもない。けれども、そこには構造的に欠落しているものがあった。そこには時間が流れていなかったのである。
ドリュモンは古代ローマから現代まで、ヨーロッパの全歴史は「セム族の世界支配の陰謀との戦い」の歴史であったと書いた。それゆえ、これからのちも同じ戦いが意匠を変えて継続することになるだろう、と。彼の物語において、死者たちも未来世界の人々も、その相貌はほとんど変わることなく同一である。セム族の人間は永遠不変のセム的性格を負い続け、アーリア人種も永遠のアーリア人性を負い続ける。たしかに、それによって世界史の見通しは驚異的にシンプルなものになる。あらゆる歴史的出来事は同一の戦いの反復と変奏だったのである。ドリュモンの物語の中で、死者たちは誰もがぎくしゃくした「操り人形」のように無個性的で、無表情である。彼らはただ単一の分かり易いストーリーを再演するためだけにそこに繰り返し召喚される。私はドリュモンの書いた膨大な反ユダヤ主義文献を読みながら何度も窒息感を覚えた。彼において、過去はほとんど現在であった。古代ローマ人も中世の騎士たちも、19世紀末のフランスの紳士たちと同じような論理と感受性によって行動している。その絶望的な「広がりのなさ」に私は辟易したのである。その経験が私に教えてくれるのは、反知性主義を決定づけるのは、その「広がりのなさ」「風通しの悪さ」「無時間性」だということである。
反知性主義者たちにおいては時間が流れない。それは言い換えると、「いま、ここ、私」しかないということである。反知性主義者たちが例外なく過剰に論争的であるのは、「いま、ここ、目の前にいる相手」を知識や情報や推論の鮮やかさによって「威圧すること」に彼らが熱中しているからである。彼らはそれにしか興味がない。
だから、彼らは少し時間をかけて調べれば簡単にばれる嘘をつき、根拠に乏しいデータや一義的な解釈になじまない事例を自説のために駆使することを厭わない。これは自分の仕事を他者との「協働」の一部であると考える人は決してすることのないふるまいである。
私はこれを「エンドユーザー・シップ」というふうに呼んでいる。自分の知的努力を享受するのは自分ひとりである。自分の努力がもたらした成果は自分が使い切る。誰にも分与しない、贈与もしない。そう考える人のことを私は「エンドユーザー」と呼ぶ。
これは大学で卒論指導をしているときに学生たちに毎年伝えたことである。私はこんなふうにオリエンテーションのときに話した。
諸君にはこれから卒業論文というものを書いてもらう。これは君たちがこれまで書いてきた「レポート」とは性質が違うものである。「レポート」の場合、君たちは自分がどれほど勉強したか、どれほど出席して講義をノートしたかを、教師ひとりに専一的にアピールすれば済む。「レポート」はふつう教師ひとりしか読まない。だから、たとえそこに嘘を書いても、読んでもいない本を読んだことにしても、ネットからコピーした文章を切り貼りしても、教師ひとりがそれを見落とせば、諸君は高い評点をもらえる可能性がある。そういう「レポート」は評点をもらったらその使命を終え、誰にも読まれることなく、そのまま退蔵され、やがて捨てられる。それがどれほど不出来でも、どれほど誤謬や推論上のミスがあっても、それで困るものはどこにもいない。
卒論はそれとは違う。卒論は君たちのほとんどにとって生涯にただ一度だけ書く「学術論文」である。それは潜在的には「万人」が読者であるということを意味している。教師ひとりが読むわけではない。だから、仮にデータの数値が間違っていたり、引用文献の書名が間違っていたり、事実誤認があったり、論理的に筋道が通らないことが書かれていた場合、仮に教師が読み落としても、他の誰かから指摘される可能性がある。実際に、うちのゼミ生の卒論をネットで公開したとき、自著からの「盗用」に気づいて指摘してきた人がいた。その学生はまさか盗用した本人が自分の論文を見ることになるとは思っていなかったのだろう。
だから、論文の読者が「万人」であるということは書き手にそれなりの緊張感を求める。けれども、それは必ずしもストレスフルな緊張感には限られない。諸君には「君たちと同じテーマで卒論を書くことになった、何年か先の内田ゼミの後輩」を想定読者に論文を書いて欲しい。それならどう書いていいかわかるはずだ。
「重箱の隅を突くような」査定的なまなざしを意識して文章を書くことがいつもよいこととは限らない。たいていの場合、査読者に「自分の論文がどれほどの評点を得るのか」怯えながら書くよりも、自分の後輩を想定読者にして、彼女たちが「自分の論文からどれほどの利益と愉悦を得るか」を想像しながら書く方がずっと生産的だ。
そう考えれば、どう書けばよいかはわかるだろう。君たち自身がこのテーマで卒論を書こうと決めたとき、「こういう先行研究があったらいいな」ということを漠然と思い描いたはずだ。だったら、それをそのまま後輩のために書くようにすればいい。論理的な記述を心がけるのも、引用に正確を期すのも、データや史料の恣意的解釈を自制するのも、それは君たちの書いた「先行研究」を後輩たちがその上に立つことのできる「肩」にするためだ。君たちが読みやすくて、論理的で、データが豊富で、信頼性の高い研究論文を書き残せば、それは「パブリック・ドメイン」として多くの後続研究者に繰り返し利用されることになる。学術研究では「被言及回数・被引用回数」がその論文のもつ影響力の尺度として用いられるけれど、それは言い換えれば、その研究の「社会性・公共性」が高いということだ。
君たちがこれから書く論文の価値を判定するのはゼミの指導教師である私ではない。これから君たちの論文を読むことになる「まだ存在してない読者たち」である。その人たちのために書かなければならない。「レポート」の場合、どれほどひどいものを書いても、どれほど引用のしかたがずさんでも、データの転記ミスがあっていても、それを読んで実害をこうむる読者は(絶望的な気分になる教師の他には)誰もいない。でも、「論文」の場合はそうではない。もし、君たちが引用出典の頁数を間違えたり、書名を誤って表記していたら、後輩たちは典拠を探しあぐねて図書館で何時間もうろうろしなければならないかも知れない。論理的に記述されていなければ、いったい何を言いたいのか知るために繰り返し同じ頁をめくらなければならないかも知れない。論文の質がよいか悪いか、それから影響を受けるのは、まだ見ぬ読者たちである。君たちが質のよい論文を書けば、それによって受益するのは、まだ見ぬ読者たちである。君たちはその人たちに向けて「よいパスを出す」ことを期待されている。論文において君たちはエンドユーザーではなく、パッサーなのである。
おおよそそのような話を私は卒論ゼミの最初の時間に学生たちに話してきた。易しい言葉づかいではあるけれど、私なりに「知性的」であるとはどういうことか、「科学的」であるとはどういうことかを学生に説き聞かせてきたつもりである。それは最終的には「まだ見ぬ読者たち」との協働の営みをどれほど生き生きと想像できるかにかかっている。
反知性的なふるまいは「狭さ」を特徴する。それは上に書いたとおりである。彼らは「いま、ここで、目の前にいる人たちを威圧すること(黙らせること、従わせること)」を当面の目標にしている。それ以外には目的がない。その場での相対的優位の確保、それが彼らの求めるもののすべてである。ほんとうにそうなのだ。彼らには「当面」しかない。彼らは時間が不可逆的なしかたで流れ、「いま、ここ」で真実とされていることが虚偽に転じたり、彼らが断定した言明の誤りが暴露されることを望まない。それくらいなら、時間が止まった方がましだと思うのである。この「反時間」という構えのうちに反知性主義の本質は凝集する。
20世紀における反知性主義者のワーストテンに必ず算入されるはずの人間にジョセフ・マッカーシー上院議員がいる。彼が常習的な嘘つきであり、金に汚く、卑劣漢であったことについては無数の証言があるが、それは彼が1950年から1954年までトルーマン、アイゼンハウアーという二代の大統領の権限を「半身不随」に追い込むほどの権力を持った理由を説明してくれない。全盛期のマッカーシーはその一挙手一投足を世界のメディアが注視するアメリカでただ一人の上院議員だった。同盟国イギリスの『タイムズ』は彼のまわりに立ちこめる空気を「西側の政策決定にあたって不可欠の要素」と語り、ウィンストン・チャーチルはエリザベス二世の戴冠式の祝辞の中でマッカーシー批判の一節を挿入することを自制できなかった。短期ではあったけれど彼が国内外にふるったこの恐るべき影響力は彼の徹底的に反知性主義的な構えにあったと私は考えている。
反知性主義はしばしば法外な政治力を持つことがある。ただし、それは「未来を持たない」という大きな代償と引き替えにしか手に入らない。反知性主義者の最大の特徴は「少し時間と手間をかければ根拠がないことが露見する話」を自信たっぷりに語ることにあるからである。
これほど自信ありげに断言するからには彼はきっと「真実」を語っているに違いないと人々は推論する。この推論そのものは経験的には正しい。けれども、少し時間が経つうちに、彼の話につじつまの合わないところが出て来て、疑問に思って話の裏を取ろうとする人も出てくる。すると、彼は「そんな話をしているんじゃない」と一喝して、また違う話を自信たっぷりに断言する。すると、これほど自信ありげに断言するからには、彼はきっとこの話題については真実を語っているに違いないと人々は推論し、問題になっている過去の断言についての吟味を停止する・・・ということが何度か繰り返される。それが何度か繰り返されているうちに、人々はどうも彼はその場しのぎで嘘を言うことで政治生命を延命させていただけではないのかということにようやく思い至る。でも、信じられないのだ。「どうしてそんなことをするのか」意味がわからないからだ。それが暴露されたときに(時間が経てば必ず暴露される)失うものがあまりに多いからだ。それがわかっていて、なぜ彼はあれほど嘘をつき続けたのか。マッカーシーも、上院議員として選挙民区でこまめに「どぶ板」活動をしているくらいのことで満足していれば、酒浸りで48歳で窮死することもなっただろう。
ジョセフ・マッカーシーは政敵への遠慮ない人格攻撃と悪質な経歴詐称によって順調に政治的キャリアを積み重ね、40代で上院議員に選出された。
「1950年の初め頃、マッカーシーはウィスコンシン州以外の世間の人にとってはとるにたらぬ人間であった。ウィスコンシン州ではかれは下品で大げさな身振りの、公共の利益にいいかげんな態度で臨む安っぽい政治家として知られていた。アメリカ人百人のうち一人がその存在を知っていたかどうかも怪しい」という当時のジャーナリストの筆致は決して意地が悪すぎるというわけではない。(R・H・ロービア、『マッカーシズム』、宮地健次郎訳、岩波文庫、1984年、13頁)
ある日転機が訪れる。1950年ウェストヴァージニア州のウィーリングの共和党婦人クラブという小さな集会でマッカーシーはその歴史的な演説をした。演説中で彼
2025/06/11 (Wed) 06:50:40
ガーディアン紙が明かした、アメリカ大統領を支えるものの衝撃の正体
調査 報道 河添恵子TV / 公式チャンネル 2025/06/07
トランプはKGBの工作員だった
https://www.youtube.com/watch?v=o7DZmEpsdLc
2025/06/18 (Wed) 06:09:49
河添恵子【イーロン・マスク衝撃の政権離脱!!/トランプ大統領と大決裂!その真相は…?】#河添恵子
大調和ちゃんねる 【大経連公式】2025/06/14
https://www.youtube.com/watch?v=cynUPiQE5sQ
イーロンマスクの正体
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16831006
河添恵子 「“悪魔”が支配する壊れた世界~イーロン・マスクのDNA」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14080646
【LIVE】1/13(金)20:00〜「“悪魔”が支配する壊れた世界~イーロン・マスクのDNA」ーノンフィクション作家 河添恵子
https://www.youtube.com/watch?v=2br2Uje4-Qo4
イーロン・マスク/引きこもりから大富豪へ
https://www.youtube.com/watch?v=7BMm0aDjD6M
イーロン・マスク後編/情報統制との戦い|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=DUWo29fvnFk
イーロンが“トランプにNO”を突きつけた本当の理由
経済クラブ keizaiclub 2025/06/10
https://www.youtube.com/watch?v=Ok9SNCphZjw
・トランプは誰の指示で動いているのか?
・トランプを支持するイーロンマスクの裏の顔
・お注射や戦争を企てている人たちの正体
2025/06/19 (Thu) 01:50:50
あvvv
2025/08/12 (Tue) 21:47:41
【一般ライブ】8/12 (火) 13:00~13:40【復刊!撃論ムック】西村幸祐×Sarina×三浦小太郎×宇山卓栄
日航機墜落事故陰謀論は間違い
https://www.youtube.com/watch?v=xkhKHnI1nZE
「日航機123便墜落事故」と 「対米従属」に隠された恐ろしい関係
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16850937
2025/08/21 (Thu) 19:40:36
【日本の裏支配者たち】日本の総理はバカにしかやらせない【8/25(月)までCP中】
調査報道 河添恵子TV / 公式チャンネル 2025/08/21
https://www.youtube.com/watch?v=yWAGTuG3xv0
7月に実施された参院選によって、自民党が大敗し、
石破政権は苦境に立たされていますが...
実は、自民党を裏で動かしていた組織が
存在したのです。
しかも、その組織は、
「アメリカの国益の為なら、日本なんてどうでもいい」
と思っている奴らです….
まさに我々の次なる敵とも言える存在です。
世界50ヵ国以上取材した世界情勢アナリスト:河添恵子氏が、
YouTubeでは語ることのできない、世界の裏側と真相に徹底的に迫ります
世界の旅 _ イスラエル・パレスチナ | ■↑▼ |
2023/12/15 (Fri) 09:44:22
777投稿集
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777ブログ カテゴリー 一覧
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世界の旅関係投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16829923
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世界の旅 _ イスラエル・パレスチナ
【ご報告】パレスチナに行った現地の映像をお見せします。
ジョーブログ【CRAZY CHALLENGER】
2023/11/03
https://www.youtube.com/watch?v=vGvLjCMkcpw&t=500s
【イスラエル、パレスチナ】全動画
ジョーブログ【CRAZY CHALLENGER】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLdfjtOZHSuVsFgqhoGiJycHHq0DIBpPSG
特番『越境3.0Ch 石田和靖氏登場! ”中東”は世界の中心になる!?~ガザ紛争の裏側とは~』ゲスト:越境3.0Ch 石田和靖氏
2024/06/23
https://www.youtube.com/watch?v=YEZFZC-OhV8
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重信メイ氏出演!『パレスチナの深層』(2月23日(祝・金)21時~生配信)
エアレボリューション レギュラー出演:島田雅彦(作家)白井聡(政治学者)
https://www.youtube.com/watch?v=wPpbcnI8f9k
レバノン・ベイルート生まれの中東問題専門のジャーナリスト・重信メイさんがゲスト。
他のメディアでは知ることのできない重信メイさんが語るパレスチナの深層。
【山崎行太郎チャンネル】ハイデッガーとナチズムについて。
森哲子事務所 2024/05/15
https://www.youtube.com/watch?v=FY1DCBPhygU
【山崎行太郎チャンネル】《イスラエルとパレスチナの《戦争》なんて知らないよ。》
森哲子事務所 2023/10/14
https://www.youtube.com/watch?v=KussfI4jWDA
【山崎行太郎チャンネル】ナチズムからシオニズムへ。パレスチナの《ガザ地区》こそ現代の《ガス室》ではないか。
森哲子事務所 2023/10/22
https://www.youtube.com/watch?v=nbzbWFdqtb0
【山崎行太郎チャンネル】イスラエル亡国論。イスラエルの戦争敗北の可能性について。
森哲子事務所 2023/10/29
https://www.youtube.com/watch?v=VYfZL9KEI_k
【山崎行太郎チャンネル】TBSの戦場ジャーナリスト須賀川拓記者は、イスラエルの情報工作の手先だろう。
森哲子事務所 2023/11/07
https://www.youtube.com/watch?v=5ZtmkYwIo1A
【山崎行太郎チャンネル】ネタニヤフかヒットラーか、どちらが最高のワルか。
森哲子事務所 2023/11/12
https://www.youtube.com/watch?v=AmgthBZMdWg
【山崎行太郎チャンネル】大石あきこの《イスラエル批判》を徹底擁護する。
森哲子事務所 2023/11/25
https://www.youtube.com/watch?v=PNtQ4gOVEA4
【山崎行太郎チャンネル】爆笑。従米売国派=飯山あかり大批判。
森哲子事務所 2024/01/02
https://www.youtube.com/watch?v=vtQUEQBu5H0
【山崎行太郎チャンネル】飯山あかりと長谷川幸洋。ネットウヨ系文化人たちの馬鹿騒ぎ。
森哲子事務所 2024/03/27
https://www.youtube.com/watch?v=EIRLXksV7sk
【山崎行太郎チャンネル】飯山バカリンさん、お薬の時間ですよ。
森哲子事務所 2023/11/22
https://www.youtube.com/watch?v=YDtKkbZ7MPU
【山崎行太郎チャンネル】広瀬めぐみと飯山あかりについて。
森哲子事務所 2024/03/10
https://www.youtube.com/watch?v=uX8S8ZZnbV0
ジェノサイドと小児性愛の国 イスラエル|
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/08/21/153624
2025/06/11 (Wed) 08:50:22
2025.06.09XML
対ロシア戦争に執着しているイギリスはシオニズム発祥の国
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202506090000/
ロシア軍は6月6日、ウクライナに対する大規模な高精度長距離ミサイルや攻撃用ドローンを用いた大規模な攻撃を実施しはじめた。攻撃目標はウクライナ軍の設計局、兵器などを生産したり修理する企業、攻撃用ドローンの組立工場、飛行訓練センター、そして兵器や軍事装備品の倉庫だ。激しい攻撃の様子は西側の有力メディアも伝えている。
ウクライナの治安機関SBUが6月1日に約120機のドローンでロシアの戦略核基地、つまりオレニャ(ムルマンスク)、ベラヤ(イルクーツク)、イバノボ(イバノボ)、ディアギレフ(リャザン)、ウクラインカ(アムール)の基地を攻撃、またロシアのクルスクやブリャンスクで鉄道に対する破壊工作を仕掛けしたことに対する報復だとされている。
いずれの攻撃もSBUが単独で行うことは不可能。地上での情報収集だけでなく、衛星からの目標に関する情報収集も必要。その目標へドローンを誘導するのも衛星だ。イギリス、フランス、ドイツなどの情報機関が共犯関係にあることは間違いない。こうした攻撃をドナルド・トランプ米大統領はウラジミル・プーチン露大統領に対し、知らなかったと発言したそうだが、情報機関は知っていたはずだ。トランプの発言が事実ならば、クーデターが進行中なのか、地下政府が指導したということになる。
ソ連が消滅した1991年12月、アメリカの軍事と外交をコントロールしてきたネオコンは世界制覇プロジェクトを始めているが、彼らがホワイトハウスで完全に主導権を握るのは2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された後だ。
ソ連消滅後、ロシアは米英の強大な私的権力の植民地と化していたのだが、21世紀にウラジミル・プーチンを中心にロシアが動き始めてから再独立ヘ向かう。そこでネオコンたちはロシアを再植民地化しようとするのだが、思惑通りに進まない。その間、NATOを東へ拡大して圧力をかけるが、その結果、2014年2月にウクライナで戦争が始まる。
この戦争はクーデター政権と反クーデター派住民との内戦という形で始まったが、ネオコンにとってウクライナ制服は対ロシア戦争の一環にほかならない。NATOがウクライナに入ることをロシアが許さないことは明白であり、大規模な戦争に発展することも想定できた。
対ロシア戦争の中心にはネオコンがいるのだが、そのネオコンはシオニストの一派であり、東ヨーロッパで「修正主義シオニズム」を作り上げたウラジミル・ジャボチンスキーと関係が深い。
ジャボチンスキーは第1次世界大戦が始まるとイギリス軍の「ユダヤ人部隊」に参加、パレスチナがイギリスの委任統治領になると、そこで「ユダヤ人」の秘密部隊として「ハガナ」を組織。後にハガナが中核となり、イスラエル軍が編成されることになる。彼が「修正主義シオニズム」を創設するのは1925年のことだ。
ジャボチンスキーは死の直前、アメリカで住んでいたが、その時代に彼の秘書を務めていたベンシオン・ネタニヤフは現在、イスラエルの首相を務めているベンヤミン・ネタニヤフ。1970年代にイスラエルで台頭した政党リクードは修正主義シオニズムの政党である。
シオニズムとは「シオンの地」へ帰るという考え方なのだが、ナチス時代のドイツでも「シオンの地」とされているパレスチナへ行きたいと考えるユダヤ教徒/人は少数だった。そもそもユダヤ人がシオニズムを言い始めたわけでもない。
一般的に「近代シオニズムの創設者」とされている人物は1896年に『ユダヤ人国家』という本を出版したセオドール・ヘルツルだが、その前からシオニズムという考え方は存在した。海賊行為で富を蓄積していたエリザベス1世の時代、イングランドに出現した「ブリティッシュ・イスラエル主義」が始まりだと考えられている。
その当時、イングランドの支配層の間で、アングロ-サクソン-ケルトは「イスラエルの失われた十支族」であり、自分たちこそがダビデ王の末裔だとする信じ、人類が死滅する最後の数日間にすべてを包括する大英帝国が世界を支配すると予言されているという妄想が広まっていた。
イギリスや西側世界にシオニズムを広めた人物としてブリティッシュ外国聖書協会の第3代会長を務めた反カトリック派のアントニー・アシュリー-クーパー(シャフツバリー伯爵)が知られているが、17世紀初頭にイギリス王として君臨したジェームズ1世も自分を「イスラエルの王」だと信じていたという。
その息子であるチャールズ1世はピューリタン革命で処刑されたが、その革命で中心的な役割を果たしたオリヴァー・クロムウェルをはじめとするピューリタンも「イスラエルの失われた十支族」話を信じていたとされている。クルムウェルはユダヤ人をイングランドへ入れることを許可したが、稼ぎ方を海賊行為から商取引へ切り替えるためだった灯されている。ユダヤ人は商取引や金貸しに長けていた。
エリザベス1世が統治していた1593年から1603年にかけてイングランドはアイルランドで現地の連合軍と戦闘、勝利する。アイルランドを率いていたヒュー・オニールとロリー・オドネルが1607年にヨーロッパ本土へ逃亡するとイングランド王室はアイルランドの先住民を追放し、イングランドやスコットランドから入植者をアイルランドのアルスター地方へ移住させた。
クロムウェルは革命で仲間だったはずの水平派を弾圧、さらにアイルランドへ軍事侵攻して住民を虐殺。侵攻前の1641年には147万人だった人口は侵攻後の52年に62万人へ減少した。50万人以上が殺され、残りは「年季奉公」や「召使い」、事実上の奴隷としてアメリカなどに売られたと言われている。
ダブリン出身でプリマス・ブレザレンを創設したジョン・ネルソン・ダービー牧師は1830年代から宗教活動を始めたが、彼はキリストの千年王国がすべての文明を一掃し、救われるのは選ばれた少数のグループだけだと考えていた。
世界の邪悪な力はエゼキエル書で特定されている「ゴグ」であり、そのゴグはロシアを指すと主張、ユダヤ人がイスラエルに戻って神殿を再建したときに終末を迎えるとしている。つまりキリストが再臨するということだ。
19世紀のイギリス政界では反ロシアで有名なヘンリー・ジョン・テンプル(別名パーマストン子爵)が大きな影響力を持っていた。彼は戦時大臣、外務大臣、内務大臣を歴任した後、1855年2月から58年2月まで、そして59年6月から65年10月まで首相を務めている。ビクトリア女王にアヘン戦争を指示したのもパーマストン卿だ。
このように始まったシオニズムは19世紀に帝国主義と一体化し、パレスチナ侵略が具体化してくる。イギリス政府は1838年、エルサレムに領事館を建設し、その翌年にはスコットランド教会がパレスチナにおけるユダヤ教徒の状況を調査、イギリスの首相を務めていたベンジャミン・ディズレーリは1875年にスエズ運河運河を買収。そして1917年11月、アーサー・バルフォアがウォルター・ロスチャイルドへ書簡を出してイスラエル建国への道を切り開く。いわゆる「バルフォア宣言」だ。
こうして見ると、シオニズムは「ユダヤ人」ではなく、「アングロ・サクソン」が生み出し、イギリスで始まったと言うべきだろう。ガザでの虐殺にしろ、ウクライナでの対ロシア戦争でもイギリスの存在が浮上しているが、これは必然。そのイギリスがアメリカと共同で支配してきたNATOが対ロシア戦争に積極的なのも必然だ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202506090000/
2025/06/17 (Tue) 02:31:42
【中東】イランイスラエルに報復! 中東の戦争が世界大戦になる可能性を考える!
世界史解体新書 2025/06/16
https://www.youtube.com/watch?v=5nFo7GEXvuQ
2025/07/07 (Mon) 18:21:08
【緊急ライブ】イラン×イスラエルはこのあとさらにヤバい事が起こる... (宇山卓栄×石田和靖)
2025/07/07
https://www.youtube.com/watch?v=VijKQHwcZO0
イスラエルとイラン 停戦合意 _ イスラエルの本音は 停戦破壊と体制転換 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/24/122811
ガザで殺されたパレスチナ住民は37万7000人
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/30/084432
2025/08/15 (Fri) 15:28:16
人道無視ガザのリゾート開発(2025.8.13) 増田俊男の無料インターネットセミナー
https://www.youtube.com/watch?v=cZiNSpBWams
https://www.youtube.com/watch?v=uS8tRPC5Fic&t=1s
2025/08/21 (Thu) 15:44:44
ジェノサイドと小児性愛の国 イスラエル|
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/08/21/153624