777投稿集 2300123


陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想

1:777 :

2022/08/15 (Mon) 04:51:06

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伊藤貫の真剣な雑談
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TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報
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《櫻井ジャーナル》
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保守・右翼の人間は何故論理的な思考ができないのか?
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陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想

陰謀論は数少ない証拠を元に全体を断定する特徴があり、例えば911でWTCの鉄骨が溶けていたので「ブッシュ大統領による自作自演」と断定していました

真相はジェット燃料が風にあおられて燃焼すると1000度以上の高温になり、鉄骨が溶けてカメラに映っただけでした
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複雑な話は複雑なまま扱うことについて - 内田樹の研究室
2022-08-13 samedi
http://blog.tatsuru.com/2022/08/13_0929.html

「複雑な現実は複雑なまま扱い、焦って単純化しないこと」というのは私が経験的に学んだことの一つである。「その方が話が早い」からである。話は複雑にした方が話が早い。私がそう言うと、多くの人は怪訝な顔をする。でも、そうなのだ。いささか込み入った理路なので、その話をする。
 私は人も知る病的な「イラチ」である。「イラチ」というのは関西の言葉で「せっかち」のことである。どこかへ出かける時も、定時になったらメンバーが全員揃っていなくても置いてでかける。宴会でも時刻が来たら来賓が来ていなくても「じゃあ、乾杯の練習をしよう」と言ってみんなに唱和させる(来賓が着いたら「乾杯の儀に粗相があってはならないので、繰り返しリハーサルをしておきました」と言い訳する)。
 そういう前のめりの人間なので、当然ながら話をする時も最優先するのは「話を先に進めること」である。ぐずぐずと話が停滞することも、一度論じ終わったことを蒸し返されるのも大嫌いである。そういう人間が長く対話と合意形成の経験を積んできた結論が「話を複雑にした方が話は早い」ということであった。
 多くの人は「話を簡単にすること」と「話を早くすること」を同義だと考えているが、それは違う。話は簡単になったが、そのせいで現実はますます手に負えないものになるということはしばしば起こる。現実そのものが複雑な時に、無理に話を簡単にすると、話と現実の間の隔たりが広がるだけである。そこで語られる話がどれほどすっきりシンプルでも、現実との接点が失われるなら、その「簡単な話」にはほんとうの意味で現実を変成する力はない。
 
 そう書いておいてすぐに前言撤回するのも気が引けるが、実は「簡単な話」に基づいて現実を変成することは可能なのである。だからこそ人々は「簡単な話」に魅惑され、それに固着しもするのである。話を簡単にするというのは、単に知的負荷を軽減してくれるというだけでなく、たしかにある種の実効性はある。ただし、複雑な現実を簡単な話に還元することによって出現させられた「現実」はいわば力任せに、無理やりに創り出したものである。そういう「無理やり変えた現実」には「現実である」必然性が欠けている。だから、保持力がない。そのうちに「無理」が祟って、内側から壊れてゆく。そして、形状記憶合金のように、元の「複雑な現実」という本態に戻ってしまう。何一つ解決しないままに。
 ギリシャ神話にプロクルステスという盗賊が出てくる。彼は街道沿いで待ち構えて、通りがかりの旅人に彼の寝台で休息するように声をかける。そして、寝台に寝かせて、相手の体が寝台からはみ出したらその部分を切断し、逆に寝台の長さに足りなかったら足を無理やり寝台の長さにまで引き延ばした。
 複雑な現実を簡単な話に落とし込む人を見ていると、私はこのプロクルステスの故事を思い出す。当然のことながらそんなことをすると天罰が当たる。神話によれば、英雄テセウスがやってきて、プロクルステスを彼の寝台に寝かせてはみ出した頭と足を切断してしまった。「プロクルステスの寝台」というのは「無理やり出来合いのスキームに落とし込むこと」を意味する喩えとして今でも使われるが、そういう無理をするとかえって自分の頭と足を切られて絶命することになるのである。
 だから、現実を切り縮めることも、現実になかったことを書き加えることも、どちらも止めた方がいい。現実はできるだけ現実そのものの大きさと奥行きと不可解さを込みで扱う。たしかに手間はかかる。それに誰がやっても、多少は「切り縮めたり、書き加えたり」という作為は免れない。でも、それを当然のように行うか、疚しさを覚えつつ行うかの間には千里の径庭がある。

「話を簡単にする」方法の中で最も簡単なのは「問題を消す」ことである。問題があるのに、「そこには問題などない」と言い立てるのである。
 例えば、北方領土についての日ロの意見はずいぶんと食い違っているが、最大の食い違いは、ロシアが「北方領土はもともとロシア固有の領土であるので、日本との間に領土問題などは存在しない」と主張し始めたことである。「そこに問題がある」ということを当事者双方が認めているからこそ話し合いは始まるのだが、当事者の一方が「問題はない」と言い出したら、問題は未来永劫解決しない。
 ナチスは紀元前から続く「ユダヤ人問題」の「最終的解決(the final solution)」とはユダヤ人を「消す」ことだという天才的なアイディアを思いついた。問題の当事者がこの世からいなくなれば、問題もなくなる。
 第三帝国の宣伝相だったヨーゼフ・ゲッベルスは1941年に「ユダヤ人問題に関して、総統は問題を簡単にすることにした」と日誌に記しているが、これは「問題を簡単にする」というフレーズの最も印象的な用例として記憶しておいてよいと思う。しかし、歴史が教えてくれるのは「最終的解決」によって話を簡単にしようとしたせいで、ドイツ国民は永遠に解決できない問題を抱え込んでしまったということである。
 
 さすがにこれはかなり極端な事例だが、問題を簡単にするためにふつう「陰謀論」が採用される。これはたいへん使い勝手がよいので、あらゆる人々があらゆる政治的難問についてこれを準用する。
「陰謀論」というのは、何か「都合の悪いこと」が起きた時に、それを「邪悪なるものの干渉」として説明する態度のことである。その集団がかつて「本来の純良な状態」にあったときには、たいへん豊かで生産的で効率的だったのだけれど、外部から異物が混入してきて、集団を「汚染」したせいで、「本来の姿」を失ってしまった。だから、混入した異物を特定し、これを摘抉排除すれば、集団は原初の清浄と活力を回復するであろうというのが「陰謀論」の基本的な話型である。
 われわれの集団のどこかに「悪の張本人(author)」がいる。それを名指した時点で仕事はほとんど終わる。あとはみんなで総がかりでその「張本人」を迫害して、叩き出せばいい。「誰が張本人か」を探し出すまでは「犯人捜し」に多少は頭を使わなければいけないけれど、張本人の名指しが終わったあとは、力仕事だけで、知的負荷はゼロになる。だから、世界中の人がこの「簡単な話」に偏愛を示す。政治的カリスマはあるが、頭があまりよくない政治的指導者はほぼ100パーセントこの話型でその政策を実現しようとする。

 陰謀論は民衆の政治的熱狂を掻き立てるという点においては圧倒的な力を発揮する。それはナチスにおいてもスターリンにおいても毛沢東においてもイスラム原理主義においても実証済みである。
 破局的な大事件が起きた時に、陰謀論者は、それがいくつかの複合的な原因の帰結であるというふうに考えない。単一の「張本人」がすべてを計画し、差配していると考える。
例えば、フランス革命は巨大な政治的変動であったが、それを王政の機能不全、資本主義の発展、啓蒙思想の普及などの複合的な効果とは考えずに、フランスのすべてを裏から支配している「秘密組織」の計画の実現とみなすのが陰謀論である。
 この場合、「張本人」は必ず「秘密組織」でなければならない。というのは、革命が起きる直前まで、フランスの警察はこのような巨大な運動を一糸乱れぬ仕方で統制しうるほどの実力を持った「組織」が存在することを知らなかったからである。だから、「闇の組織」だということになる。とりあえず「秘密組織」が存在することは自明とされる。だとすれば、次の問題は「それは誰だ?」ということになる。フリーメイソン、イリュミナティ、聖堂騎士団、英国の海賊資本、プロテスタント・・・さまざまな候補が挙げられ、最終的に「ユダヤ人の世界政府」が「オーサー」だという話に落ち着いた。フランス革命後に、ユダヤ人が被差別身分から解放され、市民権を獲得し、政治経済メディアの各界にはなばなしく進出したという歴史的事実が目の前にあったからである。ドリュモンはこう書いた。「フランス革命の唯一の受益者はユダヤ人である。すべてはユダヤ人から始まる。だから、すべてはユダヤ人のものになるのである。」(『ユダヤ的フランス』)
 ある出来事の受益者がその出来事の「オーサー」であるという推論は論理的には成立しない。それは「風が吹けば桶屋が儲かる」という事実から桶屋は気象をコントロールできる謎の力を有していると推論するのと同程度に没論理的である。だが、この陰謀論にフランスの読者は飛びつき、『ユダヤ的フランス』は19世紀フランス最大のベストセラーになった。そして、ドレフュス事件はこの荒唐無稽な陰謀論が一人のユダヤ人将校を破滅させるほどの現実変成力を持っていることを世界に示したのである。
http://blog.tatsuru.com/2022/08/13_0929.html


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反知性主義者たちの肖像 - 内田樹の研究室
ユダヤ陰謀論の起源
http://blog.tatsuru.com/2020/09/03_1232.html

 ホーフスタッターは反知性主義者の相貌を次のように描き出している。反知性主義の「スポークスマンは、概して無学でもなければ無教養でもない。むしろ知識人のはしくれ、自称知識人、仲間から除名された知識人、認められない知識人などである。読み書きのできる彼らは、ろくに読み書きのできない人々を指導し、自分たちが注目する世界の問題について、真剣かつ高邁な目的意識をもっている。」(同書、19頁)

 彼らは世界のなりたちを理解したいという強い知的情熱に駆られており、しばしば特定の分野について驚くほど専門的な知識や情報を有している。また、世界をよりよきものにしようという理想主義においてもしばしば人に後れをとることはない(と口では言う)。
 けれども、そのような知的情熱や理想主義がしばしば最悪の反知性主義者を生み出すことになるのである。具体的な例を挙げた方がわかりやすいだろう。反ユダヤ主義者がそうだ。


 私はある時期、ヨーロッパにおけるユダヤ教思想と反ユダヤ主義について研究していたことがある。そして、この分野について日本にも膨大な量の「研究」書が存在することに驚嘆した。

 日本にはユダヤ人はほとんどいない。日本には二つしかシナゴーグ(ユダヤ教会堂)がないが、東京広尾にあるシナゴーグに通っていた在日ユダヤ人は1980年代末で1000人。神戸のシナゴーグに通うユダヤ人はもっと少なかった。日本はユダヤ人とほとんど無関係な国だということである。にもかかわらず、「ユダヤがわかると世界がわかる」とか「ユダヤ人の世界征服の陰謀」といったタイプの反ユダヤ主義的な書物は飽きることなく出版され続けている。それらの本を開くと、国際政治も国際経済もメディアもすべてはユダヤ人の国際ネットワークによって操られているという同工異曲の主張が延々と記されている。よくこんなことまで調べたものだ・・・と驚嘆するほどトリビアルな情報が紹介されている。そのような文章を書いている人たちは、ユダヤ人の世界支配の抑圧的な機構からわれわれを解放しさえすれば、自由で豊かな世界を奪還できるとおそらく信じているのであろう。これらの書物の書き手は間違いなく知的情熱に駆られており、おそらくは善意の人である。けれども、そこには何か知性のはたらきをはげしく阻害するものが含まれている。私はそれを「反知性」として咎めるのである。

 知性と反知性を隔てるものは対面的状況でなら身体反応を通じて感知可能であると私は上に書いた。二人で顔を向き合わせている状況だったら、「私」の知性が活性化したかどうかを自己点検すれば、それだけで自分の前にいる人が知性的な人かどうかは判定できる。個人的なレベルでの、かつ短期の出会いについては、それで対応できる。けれども、個人が自分の身体をモニターして前にいる人物が知性的であるかないかを判断するにはおのずと限りがある。会ったこともないし、見たこともないし、声を聴いたこともない人々(外国の人たちや、死者たちはたいていそうだ)の思考や行動が知性的であるかどうかをみきわめるためには、もう少し射程の広い「物差し」が要る。知性と反知性を識別するためには、どのような基準を適用すればよいのか。

 反ユダヤ主義に見られる「陰謀史観」は反知性主義の典型的なかたちである。私はそれを「反知性」と判定する。なぜそう判定できるのかを説明するために、まずこのような思考枠組みが出現してくる歴史的経緯を見ておきたい。
 世の中にはさまざまな理解しがたい事象が存在する。例えば、グローバル経済では関与する変数が多くなり過ぎて、もはやどのような専門家もこれを単純な方程式に還元することができなくなってしまっている。どこか遠い国で起きた通貨の暴落や株価の乱高下や、あるいは天災やパンデミックのせいで、一国の経済活動が致命的な打撃を受けるリスクがある。一国単位でどれほど適切な経済政策を採択していても、その打撃を逃れることはできない。私たちが知っている限りでも、ドルショック、オイルショック、リーマンショックといった「ショック」によってわが国の経済は繰り返し激震に襲われて、長期にわたる低迷を余儀なくされた。「ショック」という言葉が示すように、それはいつ来て、どれほどの被害を、どの領域にもたらすか予測できないかたちで到来した。私たちがそれらの経験から学んだのは、経済についての専門知は、「想定内の出来事」だけしか起きないときにはそれなりに有用だが、「想定外の出来事」についてはほとんど役に立たないということであった。

 この無力感・無能感から陰謀史観は生まれる。陰謀史観というのは、どこかにすべてをコントロールしている「張本人(author)」がいるという仮説である。一見すると、まったく支離滅裂に、いかなる法則性にも随わずランダムに、まさに「想定外」のしかたで生起しているように見えるもろもろの事象の背後には、他者の苦しみから専一的に受益している陰謀集団が存在する。そういう物語への固着のことを陰謀史観と呼ぶ。

 陰謀史観は人類史と同じだけ古いが、近代の陰謀史観は18世紀末のフランス革命を以て嚆矢とする。革命が勃発したとき、それまで長期にわたって権力と財貨と文化資本を独占してきた特権階級の人々はほとんど一夜にしてすべてを失った。ロンドンに亡命したかつての特権階級の人々は日々サロンに集まっては自分たちの身にいったい何が起きたのかを論じ合った。けれども、自分たちがそこから受益していた政体が、自分たちがぼんやりと手をつかねているうちに回復不能にまで劣化し、ついに自壊に至ったという解釈は採らなかった。彼らはもっとシンプルに考えた。これだけ大規模な政治的変動という単一の「出力」があった以上、それだけの事業を成し遂げることのできる単一の「入力」があったはずだ。自分たちは多くのものを失った。だとすれば、自分たちが失ったものをわがものとして横領した人々がいるはずである。その人々がこの政変を長期にわたってひそかに企んできたのだ。亡命者たちはそう推論した。

 だが、革命前のフランス社会には、そのような巨大な事業を果しうるほどの力を備えた政治集団は存在しなかった。少なくとも政府当局はそのようなリスクの切迫を感知していなかった。しかるに、ある日突然、磐石のものと見えていた統治システムが根底から覆されたのである。恐るべき統率力をもった単一の集団によって事件は計画的に起こされたに違いないのだが、事前にはそのような事業をなし得る政治的主体が存在することさえ知られていなかったのだとすると、そこから導かれる結論はひとつしかない。それは一国の政体をあっというまに覆すことができるような巨大な政治的主体が久しく姿を現さないままに活動していたという「秘密結社の物語」である。

 陰謀史観の本質はこの推論形式に現われている。それは「巨大な政治的主体が誰にも気づかれずに活動している」ということがまず事実として認定され、そのあとに「それは何ものか」という問いが立てられるということである。重要なのは「陰謀集団が存在する」ということであって、それが誰であるかということには副次的な重要性しか与えらない。事実、ロンドンに亡命した貴族たちは「犯人は誰か?」という問いに熱中した。フリーメーソン、ババリアの啓明結社、聖堂騎士団、プロテスタント、英国の海賊資本、ジャコバン派、ユダヤ人・・・さまざまな容疑者の名が上がった。そして、多くの陰謀史観論者は「犯人」の特定を二転三転させたが、それを恥じる様子は見られなかった。その様子は適当な容疑者を殺人事件の犯人に仕立て上げて一件落着を急ぐ冤罪常習者の警察官を思わせる。彼らにとっては「この事件の全過程をコントロールしている単一の犯人が存在する」という信憑を強化できるのであれば犯人は誰でもよかったのである。

 最終的に19世紀末にエドゥアール・ドリュモンというジャーナリストが登場して、「フランス革命からの100年間で最も大きな利益を享受したのはユダヤ人である。それゆえ、フランス革命を計画実行したのはユダヤ人であると推論して過たない」と書いた。この推論は論理的に間違っている(「風が吹いたので桶屋が儲かったのだから、気象を操作したのは桶屋である」という推論と同型である)。だが、フランス人たちはそんなことは気にしなかった。ドリュモンのその書物『ユダヤ的フランス(la France juive)』は19世紀フランス最大のベストセラーになり、多くの読者がその物語を受け容れ、著者宛てに熱狂的なファンレターを書き送った。その多くは「一読して胸のつかえが消えました」、「頭のなかのもやもやが一挙に晴れました」、「これまでわからなかったすべてのことが腑に落ちました」という感謝の言葉を書き連ねたものだった。読者たちはどうやらこの物語に身体の深いところで納得してしまったようである。

 やがて、ドリュモンのこの物語は、同時期にロシアの秘密警察が捏造した偽書『シオン賢者の議定書』とともに全世界に広がり、半世紀後に「ホロコースト」として物質化することになった。フランス革命とユダヤ人を結びつけた陰謀史観の物語はおそらく人類史上最悪の「反知性主義」の事例としてよいだろう。

 600万人ユダヤ人の死を帰結したこの物語の最初のきっかけがはげしい「知的渇望」だったということを私たちは忘れるべきではない。そして、この書物を迎えた読者たちの支配的な反応が「長年の疑問が一挙に氷解しました。ありがとう」という大きな解放感と感謝の気持ちだったことも。

 歴史的変動(ドリュモンの場合は、産業革命以後のフランスの急速な近代化・都市化・産業化趨勢)に遭遇した人々が「どうして『こんなこと』が起きたのか」を知りたがるのは人間知性の自然である。知性の健全のあかしであると言ってもよい。しかし、その知的渇望はどこかで反知性に転じた。どこで転じたのか。

 いささか無礼な言い方になるが、それは一言で言えば、彼らが自分程度の知力でも理解できる説明を切望したからである。

 実際に、フランス革命は単一の「張本人」のしわざに帰すことのできるような単純なものではなかった。統治システムの経年劣化、資本主義の発達に伴う生産や流通構造の変化、科学とテクノロジーの進化、近代市民社会理論の登場、英雄的革命家の出現など無数のファクターが革命の勃発には関与しており、そのどれか一つが欠けていても、革命は別の軌跡を辿り、別の政治的事象となったはずである。だから、「どうして革命が起きたのか?」という問いに対して、一言で答えることは不可能なのである。強いて言えば、「いろいろな原因の複合的効果によって」というのがもっとも正直な回答なのであろうが、そのようなあいまいな説明を嫌って、人々は「ずばり一言で答えること」を求めた。

 これもまた知的渇望の一つのかたちだなのである。同一の現象について複数の説明がある場合、もっともシンプルな説明を選好する。これもまた知性の働きである。たしかに、一見複雑怪奇に見える現象の背後には、美しいほど単純な数理的法則が存在するという直感こそは、科学的知性を起動させる当のものだからである。

 数学にはさまざまな「予想」が存在する。フェルマー予想をフェルマーは「証明した」と書き残したが、久しく誰も証明も反証もできなかった。予想が証明されたのは360年後のことである。リーマン予想は予想が示されてから150年経った現在でも証明されていないが、多くの数学者はいずれ証明されると信じている。数学における「予想」の存在が示すのは、平たく言えば、人間には「まだわからないはずのことが先駆的にわかる」能力が備わっているということである。
  
 かつてソクラテスは「問題」について似たようなことを言った。「問題」というのはよく考えると不思議な性質のものである。私たちはその解法がわかっているものを「問題」としては意識しない。またその逆に、その解法がまったくわからないものも「問題」としては意識しない。私たちが「これは問題だ」と言うのは、まだ解けていないが、時間と手間をかければいずれ解けることが直感されているものだけである。私たちの知性は、自分がまだ解いていない問題について「まったく解けない」のか「手間暇さえかければ解ける」のかを先駆的に判断している。

 私たちの知性はどこかで時間を少しだけ「フライング」することができる。知性が発動するというのはそういうときである。まだわからないはずのことが先駆的・直感的にわかる。私はそれが知性の発動の本質的様態だろうと思う。

 あらゆる自然科学は、一見ランダムに生起しているかに見える自然現象の背後に数理的な法則性が走っていることを直感した科学者たちによって切り拓かれてきた。その科学的知性のプロトタイプは、自然を前にしてじっと観察している子どものうちに見ることができる。子どもたちを自然の中に放置すると、しばらくしてそれぞれの興味に従って「観察するもの」を選び出す。あるものは昆虫を眺め、あるものは花を眺め、あるものは空の雲を眺め、あるものは海岸に寄せる波を眺める。そうしているうちに、子どもたちがふっと観察対象のなかにのめり込む瞬間が訪れる。それは彼らの様子を横で見ているとわかる。いったいどういう場合に「のめり込む」のか。それは「パターンを発見したとき」である。虫の動きのうちにある法則性があることを直感したとき、花弁のかたちにある図形が反復することを直感したとき、岸辺に寄せる波の大きさに一定のパターンがあることを直感したとき、子どもたちは彼らなりのささやかな「予想」を立てる。もし自分の仮説が正しければ、次は「こういうこと」が起きるはずだと考える。そして自分の「予想」の通りの「イベント」が起きるかどうか息を詰めて見守る。そのとき、子どもたちは自然の中に一歩踏み込み、自然と融合している。それは、はたで見ていても感動的な光景である。そのとき、私たちは彼らのうちで科学的知性が起動した瞬間に立ち合っているからである。
 このような「対象へののめり込み」は「ずばり一言で言えば」というシンプルな説明を求める知的渇望とは似て非なるものである。どちらもランダムな事象の背後に存在する数理的秩序を希求している点では変わらない。でも、一点だけ決定的に違うところがある。それは先駆的直感には時間が関与していることである。

 自分がある法則を先駆的に把持していることはわかるけれどそれをまだ言葉にできないときの身もだえするような前のめりの構えにおいて、時間は重大なプレイヤーである。「まだわからないけれど、そのうちわかる」という予見が維持できるのは、時間の経過とともにその予見の輪郭や手触りがしだいに確かなものに変じてゆくからである。「熟す」という言い方をしてもいい。青い果実が時間とともにしだいに果肉を増し、赤く変色し、ずしりと持ち重りのする熟果になるプロセスにそれは似ている。Time is on my side というローリングストーンズの名曲があるが、「時間は私の味方である」というのは、時間の経過とともに自分の予見や願望がしだいに現実性を増してゆくことが今この瞬間も感知されている消息を語っている。

 フェルマー予測は証明までに360年がかかった。一人の人間の寿命どころか、一つの王朝の興亡に匹敵する時間である。その予測が維持されたのは、時間の経過とともに予測の証明に「近づいている」という実感を世代を超えた数学者たちが共有したからである。
「私が見ているものの背後には美しい秩序、驚くほど単純な法則性が存在するのではないか」という直感はある種の「ふるえ」のような感動を人間にもたらす。その「ふるえ」はその秩序や法則を発見した「個人」が名声を得たり、学的高位に列されたり、世俗的利益を得たりすることを期待しての「ふるえ」とは違う。「誰にでもすぐにその価値や意味が理解されそうな発見」はたぶんそれほどの感動をもたらさない(経験したことがないから想像だが)。ノーベル賞級の発見をしたのだが、ジャーナルに早く投稿しないと、「他の誰か」が自分と同じ発見をして、プライオリティも特許も奪われてしまうかもしれないと恐れているときの「ふるえ」は私が話しているものとは違う。「他の誰か」が自分と同じ発見をしてしまうからもしれないから「急ぐ」という構えそのもののうちに何か本質的に反知性的なものがあるように私には思われる。というのは、自分が直感的に幻視した仮説が「他の誰かによって、すぐに」追尋可能なものであるということが本人にもわかっているなら、実はそれはそれほど直感的ではなかったということだからである。真の直感はもっと大きな時間の流れの中に人を置く。

 自分は今これまで誰も気づかなかった「巨大な知の氷山」の一片に触れた。それはあまりに巨大であるために自分ひとりでは、一生をかけても、その全貌を明らかにすることはできない。だから、これから先、自分に続く多くの何世代もの人々との長い協働作業を通じてしか、自分が何を発見したのかさえ明らかにならないだろう。そのような宏大な見通しのうちで、まだ顔も知らない(まだ生まれてもいない)未来の協働研究者たちとのたしかな連帯を感じるときに、ひとは「ふるえ」を覚えるのだと私は思う。

 ひとが「ふるえる」のは、自分が長い時間の流れの中において、「いるべきときに、いるべきところにいて、なすべきことをなしている」という実感を得たときである。「いるべき」ときも、「いるべき」ところも、「なすべき」わざも、単独では存立しない。それは、死者もまだ生まれぬ人たちをも含む無数の人々たちとの時空を超えた協働という概念抜きには成立しないのである。もう存在しないもの、まだ存在しないものたちとの協働関係というイメージをありありと感知できた人間のうちにおいてのみ、「私以外の誰によっても代替し得ない使命」という概念は受肉する。

 自然科学というのはまさにそのようなものである。科学性とは何かということについて深く考究したカール・ポパーはこんな例を挙げている。無人島に漂着したロビンソン・クルーソーが孤島に研究室を建て、そこで冷徹な観察と分析に基づいて膨大な数の論文の執筆をなしとげたと仮定する。その研究成果は現在の自然科学の知見とぴたりと一致するものであった。さて、クルーソーは「科学者」だと言えるだろうか。ポパーは「言えない」と答える。ロビンソンの科学には科学的方法が欠如しているからである。

「なぜなら、彼の成果を吟味する者は彼以外にはいないし、彼個人の心性史の不可避的な帰結であるもろもろの偏見を訂正しうる者は彼以外にはいない」からである。

「人が判明でかつ筋道の通ったコミュニケーションの修練を積むことができるのは、ただ自分の仕事をそれをしたことのない人間(somebody who has not done it)に向かって説明する企てにおいてだけであり、このコミュニケーションの修練もまた科学的方法の構成要素なのである。」(Karl Popper, The Open Society and Its Enemies, Vol.II, Princeton University Press,1971, p.219,強調はポパー)

ポパーは科学的客観性とは何かについて、ここでたいへんリアカットな定義を下している。
「われわれが『科学的客観性』と呼んでいるものは、科学者の個人的な不党派性の産物ではない。そうではなくて科学的方法の社会的あるいは公共的性格(social or public character of scientific method)の産物なのである。そして、科学者の個人的な不党派性は(仮にそのようなものが存在するとしてだが)この社会的あるいは制度的に構築された科学的客観性の成果なのであって、その起源ではない。」(Ibid., p.220)

「科学および的客観性はひとりひとりの科学者の『客観的』たらんとする個人的努力に由来するものではない(由来するはずもない)。そうではなくて、多くの科学者たちの友好的-敵対的な協働に(friendly-hostile co-operation of many scientist)由来するのである。」(Ibid., p.217,強調はポパー)

 私はポパーが「科学」について述べたことは「知性」についてもそのまま準用できるだろうと思う。科学の場合と同じく、知性が知性的でありうるのは、それが「社会的あるいは公共的性格」を持つときだけである。個人がいかほど「知性的であろう」と念じても、人は知性的であることはできない。知性は「社会的あるいは公共的な」かたちでしか構築されないし、機能もしない。

 ただし、「社会的あるいは公共的」という言葉から、「学会」のようなものを漠然と想像すべきではないだろう。複数の専門家が一堂に会して、相互に忌憚なく業績を評価する仕組みができているというだけでは「社会的あるいは公共的」という条件は満たされない。現に、20世紀以降でも、さまざまな国家において当代一流の学者たちがぞろぞろと時の権力者の喜びそうな学説の保証人になった例を私たちはいくらでも知っているからである。ある一時点において多くの支持者を得た支配的な学説であるということだけでは「社会的あるいは公共的」という条件は満たされない。「社会的あるいは公共的」であるためには、時間を味方にしなければならない。時間の経過とともに、学説のあちこちに散乱していた「満たされるべき空虚」がひとつひとつ充填されてゆくような力動的なしかたで構成されたものを「社会的あるいは公共的」な言明と呼ぶべきだと私は思う。そのようなプロセスが出来するためには、そのプロセスには「原理的にその場に居合わせることができないもの」たちも含まれていなければならない。死者たちもいまだ生まれざる者たちにもまたその場に参加する正式の招待状を送られていなければならない。

 社会性、公共性とはいまここにおける賛同者の多寡によって計量されるものではない。そうではなくて、過去と未来の双方向に向けて、時間的に開放されているかどうか、それが社会性・公共性を基礎づける本質的な条件だろうと私は思う。「協働」という言葉に私が託したいのは、そのような「存在しない人々」をもフルメンバーとして含む、時空を超えて拡がる共同体の営みのイメージである。

 ポパーはかつて、科学者は先行する世代の科学者たちの「肩の上に立って」仕事をするという卓越した比喩を用いたことがある。死者たちからの贈与の恩恵を私たちはいま享受している。だとすれば、私たちの仕事の成果に何らかの価値があったとしたら、その果実を受け取るのは未来の科学者たち、まだ生まれていない、私たちがまだその顔も知らない科学者たちであることになる。先行世代から伝えられた「パス」を、次世代に繋ぐこと。ポパーの「社会的あるいは公共的」という言葉から私が思い浮かべるのは、そのような時間の流れの中で生起する繋がりである。

 それゆえ、時間の中でその真理性がしだいに熟してゆくような言明を私は「知性的」と呼びたいと思っている。私が時間の関与にこだわるのは、「ランダムな事象の背後に存在する数理的秩序」を幻視する知性の渇望が必ずしも知性的なものではないということを言いたかったからである。陰謀史観がその適例であるが、それは同時代に多くの賛同者を得たという意味についてだけ言えば「社会的・公共的」な仮説と言えなくもない。けれども、そこには構造的に欠落しているものがあった。そこには時間が流れていなかったのである。

ドリュモンは古代ローマから現代まで、ヨーロッパの全歴史は「セム族の世界支配の陰謀との戦い」の歴史であったと書いた。それゆえ、これからのちも同じ戦いが意匠を変えて継続することになるだろう、と。彼の物語において、死者たちも未来世界の人々も、その相貌はほとんど変わることなく同一である。セム族の人間は永遠不変のセム的性格を負い続け、アーリア人種も永遠のアーリア人性を負い続ける。たしかに、それによって世界史の見通しは驚異的にシンプルなものになる。あらゆる歴史的出来事は同一の戦いの反復と変奏だったのである。ドリュモンの物語の中で、死者たちは誰もがぎくしゃくした「操り人形」のように無個性的で、無表情である。彼らはただ単一の分かり易いストーリーを再演するためだけにそこに繰り返し召喚される。私はドリュモンの書いた膨大な反ユダヤ主義文献を読みながら何度も窒息感を覚えた。彼において、過去はほとんど現在であった。古代ローマ人も中世の騎士たちも、19世紀末のフランスの紳士たちと同じような論理と感受性によって行動している。その絶望的な「広がりのなさ」に私は辟易したのである。その経験が私に教えてくれるのは、反知性主義を決定づけるのは、その「広がりのなさ」「風通しの悪さ」「無時間性」だということである。

 反知性主義者たちにおいては時間が流れない。それは言い換えると、「いま、ここ、私」しかないということである。反知性主義者たちが例外なく過剰に論争的であるのは、「いま、ここ、目の前にいる相手」を知識や情報や推論の鮮やかさによって「威圧すること」に彼らが熱中しているからである。彼らはそれにしか興味がない。

 だから、彼らは少し時間をかけて調べれば簡単にばれる嘘をつき、根拠に乏しいデータや一義的な解釈になじまない事例を自説のために駆使することを厭わない。これは自分の仕事を他者との「協働」の一部であると考える人は決してすることのないふるまいである。

 私はこれを「エンドユーザー・シップ」というふうに呼んでいる。自分の知的努力を享受するのは自分ひとりである。自分の努力がもたらした成果は自分が使い切る。誰にも分与しない、贈与もしない。そう考える人のことを私は「エンドユーザー」と呼ぶ。
 これは大学で卒論指導をしているときに学生たちに毎年伝えたことである。私はこんなふうにオリエンテーションのときに話した。

 諸君にはこれから卒業論文というものを書いてもらう。これは君たちがこれまで書いてきた「レポート」とは性質が違うものである。「レポート」の場合、君たちは自分がどれほど勉強したか、どれほど出席して講義をノートしたかを、教師ひとりに専一的にアピールすれば済む。「レポート」はふつう教師ひとりしか読まない。だから、たとえそこに嘘を書いても、読んでもいない本を読んだことにしても、ネットからコピーした文章を切り貼りしても、教師ひとりがそれを見落とせば、諸君は高い評点をもらえる可能性がある。そういう「レポート」は評点をもらったらその使命を終え、誰にも読まれることなく、そのまま退蔵され、やがて捨てられる。それがどれほど不出来でも、どれほど誤謬や推論上のミスがあっても、それで困るものはどこにもいない。

 卒論はそれとは違う。卒論は君たちのほとんどにとって生涯にただ一度だけ書く「学術論文」である。それは潜在的には「万人」が読者であるということを意味している。教師ひとりが読むわけではない。だから、仮にデータの数値が間違っていたり、引用文献の書名が間違っていたり、事実誤認があったり、論理的に筋道が通らないことが書かれていた場合、仮に教師が読み落としても、他の誰かから指摘される可能性がある。実際に、うちのゼミ生の卒論をネットで公開したとき、自著からの「盗用」に気づいて指摘してきた人がいた。その学生はまさか盗用した本人が自分の論文を見ることになるとは思っていなかったのだろう。

 だから、論文の読者が「万人」であるということは書き手にそれなりの緊張感を求める。けれども、それは必ずしもストレスフルな緊張感には限られない。諸君には「君たちと同じテーマで卒論を書くことになった、何年か先の内田ゼミの後輩」を想定読者に論文を書いて欲しい。それならどう書いていいかわかるはずだ。

「重箱の隅を突くような」査定的なまなざしを意識して文章を書くことがいつもよいこととは限らない。たいていの場合、査読者に「自分の論文がどれほどの評点を得るのか」怯えながら書くよりも、自分の後輩を想定読者にして、彼女たちが「自分の論文からどれほどの利益と愉悦を得るか」を想像しながら書く方がずっと生産的だ。

 そう考えれば、どう書けばよいかはわかるだろう。君たち自身がこのテーマで卒論を書こうと決めたとき、「こういう先行研究があったらいいな」ということを漠然と思い描いたはずだ。だったら、それをそのまま後輩のために書くようにすればいい。論理的な記述を心がけるのも、引用に正確を期すのも、データや史料の恣意的解釈を自制するのも、それは君たちの書いた「先行研究」を後輩たちがその上に立つことのできる「肩」にするためだ。君たちが読みやすくて、論理的で、データが豊富で、信頼性の高い研究論文を書き残せば、それは「パブリック・ドメイン」として多くの後続研究者に繰り返し利用されることになる。学術研究では「被言及回数・被引用回数」がその論文のもつ影響力の尺度として用いられるけれど、それは言い換えれば、その研究の「社会性・公共性」が高いということだ。

 君たちがこれから書く論文の価値を判定するのはゼミの指導教師である私ではない。これから君たちの論文を読むことになる「まだ存在してない読者たち」である。その人たちのために書かなければならない。「レポート」の場合、どれほどひどいものを書いても、どれほど引用のしかたがずさんでも、データの転記ミスがあっていても、それを読んで実害をこうむる読者は(絶望的な気分になる教師の他には)誰もいない。でも、「論文」の場合はそうではない。もし、君たちが引用出典の頁数を間違えたり、書名を誤って表記していたら、後輩たちは典拠を探しあぐねて図書館で何時間もうろうろしなければならないかも知れない。論理的に記述されていなければ、いったい何を言いたいのか知るために繰り返し同じ頁をめくらなければならないかも知れない。論文の質がよいか悪いか、それから影響を受けるのは、まだ見ぬ読者たちである。君たちが質のよい論文を書けば、それによって受益するのは、まだ見ぬ読者たちである。君たちはその人たちに向けて「よいパスを出す」ことを期待されている。論文において君たちはエンドユーザーではなく、パッサーなのである。

 おおよそそのような話を私は卒論ゼミの最初の時間に学生たちに話してきた。易しい言葉づかいではあるけれど、私なりに「知性的」であるとはどういうことか、「科学的」であるとはどういうことかを学生に説き聞かせてきたつもりである。それは最終的には「まだ見ぬ読者たち」との協働の営みをどれほど生き生きと想像できるかにかかっている。
 反知性的なふるまいは「狭さ」を特徴する。それは上に書いたとおりである。彼らは「いま、ここで、目の前にいる人たちを威圧すること(黙らせること、従わせること)」を当面の目標にしている。それ以外には目的がない。その場での相対的優位の確保、それが彼らの求めるもののすべてである。ほんとうにそうなのだ。彼らには「当面」しかない。彼らは時間が不可逆的なしかたで流れ、「いま、ここ」で真実とされていることが虚偽に転じたり、彼らが断定した言明の誤りが暴露されることを望まない。それくらいなら、時間が止まった方がましだと思うのである。この「反時間」という構えのうちに反知性主義の本質は凝集する。

 20世紀における反知性主義者のワーストテンに必ず算入されるはずの人間にジョセフ・マッカーシー上院議員がいる。彼が常習的な嘘つきであり、金に汚く、卑劣漢であったことについては無数の証言があるが、それは彼が1950年から1954年までトルーマン、アイゼンハウアーという二代の大統領の権限を「半身不随」に追い込むほどの権力を持った理由を説明してくれない。全盛期のマッカーシーはその一挙手一投足を世界のメディアが注視するアメリカでただ一人の上院議員だった。同盟国イギリスの『タイムズ』は彼のまわりに立ちこめる空気を「西側の政策決定にあたって不可欠の要素」と語り、ウィンストン・チャーチルはエリザベス二世の戴冠式の祝辞の中でマッカーシー批判の一節を挿入することを自制できなかった。短期ではあったけれど彼が国内外にふるったこの恐るべき影響力は彼の徹底的に反知性主義的な構えにあったと私は考えている。
 反知性主義はしばしば法外な政治力を持つことがある。ただし、それは「未来を持たない」という大きな代償と引き替えにしか手に入らない。反知性主義者の最大の特徴は「少し時間と手間をかければ根拠がないことが露見する話」を自信たっぷりに語ることにあるからである。

これほど自信ありげに断言するからには彼はきっと「真実」を語っているに違いないと人々は推論する。この推論そのものは経験的には正しい。けれども、少し時間が経つうちに、彼の話につじつまの合わないところが出て来て、疑問に思って話の裏を取ろうとする人も出てくる。すると、彼は「そんな話をしているんじゃない」と一喝して、また違う話を自信たっぷりに断言する。すると、これほど自信ありげに断言するからには、彼はきっとこの話題については真実を語っているに違いないと人々は推論し、問題になっている過去の断言についての吟味を停止する・・・ということが何度か繰り返される。それが何度か繰り返されているうちに、人々はどうも彼はその場しのぎで嘘を言うことで政治生命を延命させていただけではないのかということにようやく思い至る。でも、信じられないのだ。「どうしてそんなことをするのか」意味がわからないからだ。それが暴露されたときに(時間が経てば必ず暴露される)失うものがあまりに多いからだ。それがわかっていて、なぜ彼はあれほど嘘をつき続けたのか。マッカーシーも、上院議員として選挙民区でこまめに「どぶ板」活動をしているくらいのことで満足していれば、酒浸りで48歳で窮死することもなっただろう。

 ジョセフ・マッカーシーは政敵への遠慮ない人格攻撃と悪質な経歴詐称によって順調に政治的キャリアを積み重ね、40代で上院議員に選出された。

「1950年の初め頃、マッカーシーはウィスコンシン州以外の世間の人にとってはとるにたらぬ人間であった。ウィスコンシン州ではかれは下品で大げさな身振りの、公共の利益にいいかげんな態度で臨む安っぽい政治家として知られていた。アメリカ人百人のうち一人がその存在を知っていたかどうかも怪しい」という当時のジャーナリストの筆致は決して意地が悪すぎるというわけではない。(R・H・ロービア、『マッカーシズム』、宮地健次郎訳、岩波文庫、1984年、13頁)

 ある日転機が訪れる。1950年ウェストヴァージニア州のウィーリングの共和党婦人クラブという小さな集会でマッカーシーはその歴史的な演説をした。演説中で彼は、国務省は共産主義者の巣窟であり、自分も国務長官もその名前を記載したリストを持っているという爆弾発言を行った。

「後日、マッカーシーは共産主義者が205人と言ったか、81人、57人、それとも『多数の』と言ったかということで若干の論争があったが(かれが何か言うと必ず論争があった)、『国務長官にも知られている』共産主義者が『今も勤務し、政策を立てている』、これは事実だとかれが主張したのにくらべれば、数はどうでもよかった。」(同書、13頁)

 ただちに上院に調査委員会が組織されたが、マッカーシーはたいしたことを知っているわけではないということしかわからなかった。問題は、委員会がマッカーシーに「政府部内に共産主義者がいること」を証明せよと要望する代わりに、政府当局者は「政府部内に共産主義者がいないことを証明すべきだ」というマッカーシーの言い分にうっかり同意してしまったことだ。悪魔の証明である。ある政府部局に共産主義者が「ひとりでもいる」ことは簡単に証明できるが、「ひとりもいない」ことはほとんど証明不可能である。マッカーシーズムの期間、政府の各部局の長たちはマッカーシーの弾劾から組織を防衛するために「自分は腐敗しておらず、共産主義に反対で、反逆者を雇用してもいない」ことを証明することを他のすべての業務に優先せざるを得なかった。この無意味な作業のためにアメリカが五年間でどれほどの国益を失ったのか計算するのかを計測したものはいないが、おそらく天文学的な数値に上るだろう。彼が在任中に摘発できた「反逆者」は何人かの元共産党員だけに過ぎなかったが、彼が破壊したものは桁外れだった。

 マッカーシーは実際には共産主義者が政府部内に侵入しているのかどうか知らなかったし、興味もなかった。彼に必要だったのは何よりも「注目を浴びること」だった。

 彼がウィーリングで歴史的な演説をしたのは1950年2月9日だが、その一月前の1月7日にマッカーシーはワシントンで三人の選挙コンサルタントたち(ひとりの神父、ひとりの大学教授、ひとりの弁護士)とディナーを取りながら次の選挙の「目玉」になりそうな政策を物色していた。コンサルタントの一人はマッカーシーに「セント・ロレンス水路」の推進はどうかと提案した。マッカーシーはそれにはとりあわず、65歳以上のものに月額100ドルの年金をばらまくのはどうかと逆提案した。コンサルタントたちは賛成しなかった。別のコンサルタントが共産主義者の勢力拡大と破壊活動を主題にするのはどうかというアイディアを出した。マッカーシーはこれに飛びついた。彼らはしばらく討議したが、その話を持ち出した神父自身がマッカーシーの興奮ぶりを警戒して、こういう問題にあまり無責任なしかたで取り組まないようにと釘を刺した。マッカーシーは慎重に取り組むと約束したが、もちろん約束は守られなかった。

 この逸話は私に「反ユダヤ主義の父」ドリュモンがユダヤ人のフランス支配の陰謀の物語を着想したときのことを思い出させる。ドリュモンはその大著の刊行まで、新聞記者としてある新聞社で働いていた(その経営者はユダヤ人であり、彼はその社で厚遇されていた)。そしてある日、ドリュモンは、フランスの政治家も官僚も財界人もメディアもすべてはユダヤ人に支配されているという「隠された真実」を発見した。その証拠に、フランスのメディアは「政官財をユダヤ人が事実上支配している」という真実を報道していない。この完璧な報道管制こそユダヤ人の支配がフランス社会の隅々まで徹底していることの動かぬ証拠である。彼自身ユダヤ人が経営している新聞社で働きながら、そのことに気づかずにいたくらいだ・・・。不思議な論法であるが(ドリュモンという人は論理的な思考がほんとうに苦手な人だった)、読者たちはそれを読んで「なるほど」と同意した。
 マッカーシーもまたある日、共産主義者たちがひそかに政府を支配し、政策を起案しているという「真実」を発見した。まさに共産主義者が政策決定に深く関与していることが、共産主義者が政策決定に深く関与しているという事実が少しも明らかにされない当の理由なのだという論法もドリュモンとよく似ている。「そうでないことを証明してみせよ」という恫喝によってマッカーシーは4年間にわたって大統領と議会ににらみを効かせ、FBIを頥使し、アメリカ社会を狂騒と混乱のうちに陥れた。

 なぜ、このような人物がこれほどの政治力を発揮しえたのか。理由の一つは彼が「政府には共産主義者が巣喰っている」という自分が喧伝している当の物語を一瞬たりとも信じたことがなかったからだと『マッカーシーズム』の著者は書いている。私もこれに同意の一票を投じる。

「本当にそう信じ、本当に気にかけていたのなら、唯面倒くさいからとか、期待したような大見出しにならなかったからという理由で、調査を放棄するようなことはしなかっただろう。かれは政治的投機者、共産主義を掘り当て、それが噴油井を上って来るのを見た試掘者だったのである。そしてその噴油井が気に入った。しかし、別のどういう噴油井でも同じように気に入ったであろう。」(同書、97頁)

 例えば、マッカーシーはCIAこそ「最悪の状態」だと述べ、そこには百人以上の共産主義者がおり、それをこの手で根絶してみせると宣言した。だが、政府部内にマッカーシーの調査員たちがCIAを土足で歩き回ることを望むものはいなかった。彼らは自分たちの身内の調査委員会の結論(「何もありませんでした」)をマッカーシーに伝えた。マッカーシーはこれ以上ことを荒立てると誰かの虎の尾を踏むリスクがあることを感じ取ったのか、「この問題はこれ以上踏み込まない」と言って調査を切り上げた。マッカーシーの告発が正しければ、CIAはそれ以後も「最悪の状態」のままだったはずであるが、そのことはマッカーシーをあまり悩ませなかった。結局のところマッカーシーのキャンペーンは最終的に何一つ成就しなかったし、調査をすると発表しながら、調査に着手しないことさえあった。

 マッカーシーのカラフルな事例が教えてくれる最も豊かな教訓の一つは、自分の言っていることを信じていない人間は、自分の言っていることを信じている人間よりも、論争的な局面ではしばしば有利な立場に立つという事実である。ふつうの人は、自分の言いたいことにまだ充分な裏付けがない場合は断定的に語るのを自制する。だから、どうしても歯切れの悪い言い方になる。そして、自分が「確信のないことを語るときの気後れ」を他人も経験するはずだと推論する。残念ながら、マッカーシーはそのような気後れとまったく無縁の人物であった。ロービアのほとんど詩的な罵倒を採録すると「マッカーシーは確かに嘘つきのチャンピオンだった。かれは思うままに嘘をついた。怖れることなく嘘をついた。白々しい嘘をつき、真実に面と向かって嘘をついた。生き生きと、大胆な想像力を用いて嘘をついた。しばしば、真実を述べるふりすらしないで嘘をついた。」(同書、71頁)

 反知性主義者には気後れというものがない。その点で、彼は論争における勝負の綾を熟知していると言ってよい。「ふつうなら気後れして言えないこと」を断定的に語る者はその場の論争に高い確率で勝利する。

 しかし、このような「短期決戦」スタイルの言論は当然ながら「手間暇をかけて裏を取る」人によってていねいに吟味されるといずれ土台から崩壊する。時間が経てば必ず崩壊する。だから、反知性主義のほんとうの敵は目の前にいる論敵ではない(彼らは目の前にいる人間のことなど、ほとんど気にしない)。彼らのほんとうの敵は時間なのである。
 時間はどのような手立てを講じようと経過する。そして、その過程で「嘘」は必ず露呈する。反知性主義者はだからある意味で「時間と戦っている」のである。それゆえ、彼らの戦術的狡知は「時間を経過させない」ことに集中することになる。

 時間を経過させないことは人間にはもちろんできない。人間にできるのは「時間が経過していないように思わせる」ことだけである。これについては経験的にかなり確かなやり方がある。それは反復である。「同じ言葉を繰り返すこと」「同じふるまいを繰り返すこと」によって時間は止まる(ように見える)。すべての反知性主義者はこの点については実に洞察力にすぐれた人類学者だと言わなければならない。彼らは太古の祭祀儀礼以来、同じリズム、同じメロディで反復される同じダンスを見せられているうちに人間は時間の感覚を失ってしまうということを熟知している。強化された反復によって、人間の時間意識は麻痺する
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2022/08/15 (Mon) 04:52:21

ふつうの人間は同一性の反復に長くは耐えられない。同一の口調、同一のリズム、同一のピッチ、同一の身振りを繰り返すということはどこか本質的に反生命的・反時間的なふるまいだからである。同一的なものの反復は反生命的であり、反時間的である。だが、デマゴーグは反復を厭わない。むしろ反復に固執する。同じ表情、同じ言葉づかいで、同じストックフレーズを繰り返し、同じロジックを繰り返す。政治的失敗を犯した場合でさえ、その失敗をあえて二度三度と繰り返す。彼らは失敗から学習するということをしない。学習によって「変わる」とせっかく止めていた時間が動き始めてしまうからだ。彼らは同じ表情で、同じ言葉を繰り返す。それを見ているうちに、私たちはそれがいつの出来事だったのか、しだいにわからなくなってくる。一年前の出来事なのか、三年前の出来事なのか、それとも一年後の出来事なのかが識別ができなくなる。この過剰なまでの同一性への固執は彼らの知的無能を示しているのではない。むしろ、彼らの戦術的狡知の卓越性を示している。彼らは自分たちが息を吐くようについている嘘が時間の経過に耐え得ないものであることを知っている。だから、時間を止めようとするのである。
http://blog.tatsuru.com/2020/09/03_1232.html  
3:777 :

2022/08/15 (Mon) 04:53:13

現実は陰謀論よりも更に陰謀論的だった
陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 1

TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報
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ユダヤ陰謀論 _ ジェームズ斉藤
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ジェームズ斉藤 : GHQ は帝政ロシアやソ連からアメリカへ亡命した極左ユダヤ人だった
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ジェームズ斉藤 : 「ウクライナ侵攻」の真実
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ジェームズ斉藤 : 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
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ジェームズ斉藤 : 岸田政権の売国… 報じられない真実
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ジェームズ斉藤 : プーチンはユダヤ人だった
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ジェームズ斉藤 : 日本のゴールド「天皇の金塊」
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伊藤貫 - YouTube動画
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伊藤貫の真剣な雑談 - YouTube動画
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伊藤貫 Terror Tuesday『オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した』

【令和元年秋 特別対談】伊藤貫氏の警告、パックス・アメリカーナと中華思想の間で摩滅する「商人国家日本」[桜R1-10-26]
https://www.nicovideo.jp/watch/so35866762

の 23:15 以降

『オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した』

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【新番組】伊藤貫の真剣な雑談-第1回前半「アメリカの政治を語る」[桜R3/10/22]
https://www.youtube.com/watch?v=_xOeqNJZ5VY

【新番組】伊藤貫の真剣な雑談-第1回後半「韓国 核武装の準備か」[桜R3/10/23]
https://www.youtube.com/watch?v=rfHAdcVtMpM

【伊藤貫の真剣な雑談】第2回前半「国家の存立を左右する国際政治学6つのパラダイム」[桜R3/11/26]
https://www.youtube.com/watch?v=Gh6hCku0dDM

【伊藤貫の真剣な雑談】第2回後半「再生産される悪夢・国際政治リベラル3学派の蹉跌」[桜R3/11/27]
https://www.youtube.com/watch?v=AiVeHkMftDo

【伊藤貫の真剣な雑談】第3回前半「価値判断が乱れた時代~リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造」[桜R3/12/3]
https://www.youtube.com/watch?v=pUEomQU169o

【伊藤貫の真剣な雑談】第3回後半「人間観察の保守3学派~古典派が行きつく防御的リアリズムと民衆参加で出口を失った攻撃的リアリズム、反省なきエゴイストの覇権安定論」[桜R3/12/4]
https://www.youtube.com/watch?v=HKKoyq6uMbY

【伊藤貫の真剣な雑談】第4回「アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家達」[桜R4/2/5]
https://www.youtube.com/watch?v=OCllWXHAuW8

【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]
https://www.youtube.com/watch?v=mARfK3-Crkg

【伊藤貫の真剣な雑談】第6回 伊藤貫×水島総特別対談「ウクライナ危機の深層~危険なネオコンの思い上がりと戦後保守の愛国ゴッコ」[桜R4/5/14]
https://www.youtube.com/watch?v=Ehf-NodXCYM

【伊藤貫の真剣な雑談】第7回「文明の衝突とロシア国家哲学」[桜R4/6/25]
https://www.youtube.com/watch?v=vd1jg5gcE3s

【伊藤貫の真剣な雑談】第8回「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘」[桜R4/8/6]
https://www.youtube.com/watch?v=u1HLkVOAkL4


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現実は陰謀論よりも更に陰謀論的だった
陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 3

黒木頼景 無敵の太陽
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/


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陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 4

《櫻井ジャーナル》 - 楽天ブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diaryall/

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櫻井春彦:「天安門事件はデマだった」_ 櫻井ジャーナルは信用できるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/460.html  

櫻井春彦:「地球温暖化はデマだった」_ 櫻井ジャーナルは信用できるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/647.html  


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ロスチャイルド家の正体 太田龍 講義 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=rHbaLkNOaZ0&t=643s
https://www.youtube.com/watch?v=gDnFbTt99ZQ
https://www.youtube.com/watch?v=H6gjHOB_Gog
https://www.youtube.com/watch?v=jGK8HIXxHmg


太田龍 評論集
https://www.google.co.jp/search?as_occt=any&as_sitesearch=www.asyura2.com&num=10&as_q=%91%BE%93c%97%B4&btnG=%8C%9F%8D%F5&gws_rd=ssl

太田龍 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E7%AB%9C


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陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 6

オウム真理教は一皮むくと創価学会、もう一回むくと統一教会だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006897

安倍晋三の統一教会関係のスキャンダルは財務省関係者が拡散したのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14020597


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陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 7


ディビット・バーガミニ _ 天皇の陰謀 天皇裕仁はかく日本を対西洋戦争に導いた
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/760.html


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現実は陰謀論よりも更に陰謀論的だった
陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 8


鬼塚英昭 戦争はすべて八百長 『日本の真相』 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=eUIhcvcSmrA    

鬼塚英昭 戦争はすべて八百長 『日本の真相』
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1052.html

鬼塚英昭著『原爆の秘密〔国内編〕~昭和天皇は知っていた』
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1051.html


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現実は陰謀論よりも更に陰謀論的だった
陰謀論ではないが、陰謀論だと思われている話 _ 9

国債発行は時代錯誤、資本主義の仕組みは既に破綻している

「会場が震えた」大西つねき個人演説会 現在のお金の発行のしくみ
大西つねきがやろうとしていること(第49回衆議院選挙に向けて)
2021/09/27
https://www.youtube.com/watch?v=Z0aesmYcl0U

1万円銀行融資すればマネーサプライは1万円増える、財政支出はマネーサプライを増やす
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14035981
4:777 :

2022/08/15 (Mon) 05:17:59

世間では専門家だと思われているが、単なる陰謀論者だった詐欺師


髙橋洋一チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCECfnRv8lSbn90zCAJWC7cg/videos

自称 数学者・経済学者の髙橋洋一は 完全なバカ か 詐欺師 のどちらかだった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009765

御用学者列伝 _ 高橋洋一
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1661.html


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「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/c/mitsuhashipress/videos

三橋貴明には気をつけろ・・・「日本はこんなもんじゃない」という幻想」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003160

チャンネル桜の常連の三橋貴明はチャンネル桜関係者の受け売りしかできないアホだった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/374.html


▲△▽▼


池田信夫

詐欺師 曽野綾子と池田信夫に騙されるな
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/491.html

池田信夫の逝かれっぷり _ 数学も英語もできないで経済学の教科書を理解できたの?
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/543.html


▲△▽▼


武田邦彦 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6

原発の専門家だった武田邦彦は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/238.html


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「共産主義」はユダヤ人が作り出したものだ、というデマを広めたインチキ・ユダヤ人

モルデカイ・モーゼ (久保田政男)

日本の右翼のバイブル _ 偽ユダヤ人のモルデカイ・モーゼが書いた 日本人に謝りたい
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/494.html

 
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日本人は縄文人の子孫だ、というデマを拡散している田中英道とチャンネル桜

田中英道 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%8B%B1%E9%81%93


ユダヤ陰謀論 _ 田中英道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/736.html

西洋美術史の専門家だった(?)田中英道は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/206.html

田中英道のユダヤ陰謀論はどこまで本当なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/213.html


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天皇は縄文人の子孫だ、というデマを拡散している長浜浩明とチャンネル桜

長浜浩明 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%95%B7%E6%B5%9C%E6%B5%A9%E6%98%8E


チャンネル桜関係者が大好きな自称日本史研究者 長浜浩明の学説(?)の何処がおかしいのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/498.html


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アイヌ民族は12世紀ごろ樺太から北海道に渡来した、というデマを拡散している的場光昭とチャンネル桜

的場光昭 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%9A%84%E5%A0%B4%E5%85%89%E6%98%AD


中川隆投稿集 _ アイヌ人は先住民ではない?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/150.html

アイヌ人は先住民ではない、日本人は単一民族だというデマを撒き散らすチャンネル桜
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/323.html

アイヌ民族は12世紀ごろ樺太から北海道に渡来した?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/538.html

アイヌ人は本当に日本人から迫害や差別を受けた事が無いのか?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/403.html

日本人はこうやって千島アイヌを民族浄化した _ とこしえに地上から消えた千島アイヌとその文化
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/231.html


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哲学者だった西尾幹二は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/589.html


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外交官だった原田武夫は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/426.html


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理論物理学の専門家だった保江邦夫は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/239.html
5:777 :

2022/08/15 (Mon) 05:28:59

世間では専門家だと思われているが、単なる陰謀論者だった詐欺師


林千勝 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9E%97%E5%8D%83%E5%8B%9D


林千勝のユダヤ陰謀論はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/139.html

林千勝の近衛文麿悪者説はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/140.html

林千勝の陰謀論を考える _ 日米戦争を策謀したのは昭和天皇か、近衛文麿か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/457.html

林千勝のユダヤ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/796.html


林千勝さんはディビット・バーガミニや鬼塚英昭の様な歴史学会で定説になっている学説には絶対に触れないですね。

学界の定説が間違っていると考えているなら、ディビット・バーガミニや鬼塚英昭を徹底批判すればいいのに、完全無視するというのが姑息ですね。
6:777 :

2022/08/15 (Mon) 06:28:34

世間では専門家だと思われているが、単なる陰謀論者だった詐欺師


馬渕睦夫 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB


ユダヤ陰謀論 _ 馬渕睦夫
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/735.html

馬渕睦夫のユダヤ陰謀論はどこまで本当なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/212.html

ディープステートとは何か
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html

ディープステートとかいう馬渕睦夫のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/623.html

馬渕睦夫 : 安倍首相は売国官僚と親中議員に支配された政治を変えようとした為に引き摺り降ろされようとしている
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/710.html




金貸しは、国家を相手に金を貸す (馬渕睦夫 世界を操るグローバリズムの洗脳を解く の紹介)

世界を操るグローバリズム-1~アメリカが周到に仕掛けた大東亜戦争~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5457.html

世界を操るグローバリズム-2~アメリカが裏で糸を引いたソ連の南下と中国の共産化~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5464.html

世界を操るグローバリズム-3~本当にヒトラーの意思で第二次世界大戦が始まったのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5469.html

世界を操るグローバリズム-4~海軍が善玉で、陸軍が悪玉だと思わされてきた日本人~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5486.html

世界を操るグローバリズム-5~ピューリタン革命でユダヤ人がイギリスに戻った~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5492.html

世界を操るグローバリズム-6~「敵を妥協せず徹底的に叩く」というアメリカの精神的背景~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5503.html

世界を操るグローバリズム-7~独立戦争も南北戦争も金融支配を巡る争いだった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5513.html

世界を操るグローバリズム-8~中央銀行という名の民間銀行は本来必要ない~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5523.html

世界を操るグローバリズム-9~アメリカはFRB以降お金が支配する国になった~ - 金貸しは、国家を相手に金を貸す
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5535.html

世界を操るグローバリズム-10~日清戦争から日本を恐れ始めたアメリカ~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5543.html

世界を操るグローバリズム-11~日本にキリスト教が根付かなかった訳~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5557.html

世界を操るグローバリズム-12~第一次世界大戦はオーストリア皇太子暗殺が原因なのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5567.html

世界を操るグローバリズム-13~ロシア革命はユダヤ人を解放したユダヤ人の革命だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5578.html

世界を操るグローバリズム-14~欧州の革命の背後にはユダヤ人解放~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5582.html

世界を操るグローバリズム-15~アシュケナージが世界の金融を握っている~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5598.html

世界を操るグローバリズム-16~東西冷戦は米ソによる自作自演~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5611.html

世界を操るグローバリズム-17~なぜアメリカ政府がアメリカ社会を壊すのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5625.html

世界を操るグローバリズム-18~冷戦終結は「用済みソ連」の解体だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5638.html

世界を操るグローバリズム-19~ウクライナ問題の真相は「プーチン」対「金貸し」の戦い~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5642.html

世界を操るグローバリズム-20~ウクライナやイスラム国に纏わる事変はネオコンによるプーチン打倒が目的~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5651.html

世界を操るグローバリズム-21~中国指導部と金儲けで一致するアメリカ国際金融資本~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5658.html

世界を操るグローバリズム-22~グローバル化は国家機能の民営化を目指す~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5664.html

世界を操るグローバリズム-23~「新自由主義」と「左翼思想」はまったく同じ考え~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5673.html

世界を操るグローバリズム-24~民族文化と欧米化を両立させた日本は世界のモデルケース~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5675.html

世界を操るグローバリズム-25~グローバリズムの終焉~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/03/5686.html
7:777 :

2022/08/15 (Mon) 15:52:21

世間では専門家だと思われているが、単なる陰謀論者だった詐欺師


西岡力

御用評論家 _ 西岡力
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/731.html

チャンネル桜の常連 西岡力 の悪質な詐欺の手口
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/216.html

従軍慰安婦問題で詐欺師 西岡力と櫻井よしこが流した悪質な嘘とデマ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/133.html

自ら 映画『主戦場』 を宣伝してくれる右派出演者たち
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/486.html

従軍慰安婦はバイシュン婦として認可されない 13才、14才から働き始めているのでバイシュン婦では有り得ない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/137.html

経済ジャーナリスト・今田真人「従軍慰安婦・吉田証言否定論を検証するページ」
http://masato555.justhpbs.jp/newpage113.html

朝鮮や中国からの徴用工が日本の職場でバタバタと死んでいった理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/134.html

「朝鮮は植民地ではなかった」は悪質な嘘
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/614.html  


▲△▽▼


渡部昇一

保守論壇の重鎮・渡部昇一の「昭和史」のデタラメを読み解く。
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/261.html

朝鮮人認定された天才ジャーナリスト 本多勝一 vs. 詐欺師の似非学者 渡部昇一
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/649.html

朝鮮人認定された天才ジャーナリスト 本多勝一 vs. 詐欺師の似非学者 渡部昇一
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/705.html


▲△▽▼

 
秦郁彦

慰安婦問題の討論・秦郁彦vs吉見義明、秦郁彦は歴史家の名を利用するのやめたらどうだろう
https://dj19.hatenadiary.org/entry/20130703/p1

秦郁彦 VS 吉見義明
https://www.nicovideo.jp/watch/sm24444064

吉田清治が詐欺師だというデマを広めた秦郁彦は歴史学会では誰にも相手にされない、資料改竄・捏造の常習犯だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/136.html

経済ジャーナリスト・今田真人「従軍慰安婦・吉田証言否定論を検証するページ」
http://masato555.justhpbs.jp/newpage113.html

従軍慰安婦はバイシュン婦として認可されない 13才、14才から働き始めているのでバイシュン婦では有り得ない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/137.html  
8:777 :

2022/08/15 (Mon) 15:53:43

あげ
9:777 :

2022/08/15 (Mon) 15:59:38

これは典型的な陰謀論

RAPT理論によって暴き出されたこの世の真実
この世のカラクリ
https://konoyono.net/


この人は典型的な統合失調症患者ですね。


10:777 :

2022/08/15 (Mon) 16:02:09

これは典型的な陰謀論

オルタナティブ通信
http://alternativereport1.seesaa.net/


この人は MI6 工作員だと言われています。
9割方は真実を書いて、1割だけデマを入れる手口ですね。
11:777 :

2022/08/15 (Mon) 16:07:06

これは典型的な陰謀論


副島隆彦

副島隆彦は本当にアホだね(嘲笑い)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/343.html

副島隆彦先生は英語の達人 _ 日本語も少しは理解できる様になってね
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/366.html


この人は典型的なパラノイアですね。
12:777 :

2022/08/15 (Mon) 16:10:41


この人は有名過ぎて何も言う事は有りません


リチャード・コシミズ 講演会 公式 動画ギャラリー「2006年 ~ 2021年」
http://t-sskk.com/richardkoshimizu/video-gallery/index.html

リチャード・コシミズ公式ブログ
https://ameblo.jp/ineversurrender/

人気の「リチャード・コシミズ」動画 2,023本 - ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%82%BA

ブログ記事一覧|richardneversurrenderのブログ
https://ameblo.jp/richardneversurrender/entrylist.html
13:777 :

2022/08/16 (Tue) 03:48:56

あげ
14:777 :

2022/08/16 (Tue) 03:50:38

これは典型的な陰謀論

西岡昌紀 _ ナチス 「ガス室」はなかった

世紀の捏造? ”ガス室はなかった” は本当か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/346.html

15:777 :

2022/08/16 (Tue) 03:52:39

これは典型的な陰謀論

ユダヤ陰謀論 _ 宇野正美
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/733.html

宇野正美のユダヤ陰謀論 _ ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人はハザール人起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/747.html


この人は典型的なパラノイアですね。


宇野正美は最近は、

「ユダヤ人には、アシュケナージ・ユダヤ人というニセものがおり、スファラディ・ユダヤ人という本物のユダヤ大衆を抑圧するためにイスラエルを建国したのだ。

そしてこのイスラエル建国主義者たちがシオニストであり、国際陰謀をめぐらす諸悪の根源である」

という考え方をしている。
16:777 :

2022/08/16 (Tue) 06:08:29

ユダヤ陰謀論 _ マルクシズムの起源
投稿者 忍 日時 2011 年 8 月 16 日 13:06:56: wSkXaMWcMRZGI

マルクシズムの起源 1 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/186.html

マルクシズムの起源 2 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/187.html

マルクシズムの起源 3 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/188.html

マルクシズムの起源 4 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/189.html

マルクシズムの起源 5 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/190.html

マルクシズムの起源 6 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/191.html

マルクシズムの起源 7 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/192.html

マルクシズムの起源 8 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/193.html

マルクシズムの起源 9 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/194.html

マルクシズムの起源 10 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/195.html


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忍さんのブログ
国際連合の地下に核爆弾情報
一修行者(旧名 : 忍)
性別:男性血液型:A型 お住まいの地域:静岡県
https://ameblo.jp/syuugyousya/


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怪文書の宝庫!
国際連合の地下に核爆弾情報
 
 あ、そうそう。yahooの方で出くわした怪文書も一つ、ご紹介しましょう。sinobu_10という、静岡県にお住まいの男性の方がお書きになったものです。挙げられているURLもオススメ度大です。「神が推薦するパソコン…」なんて、もお、死にます。
 
      *
 
目を覚ませよ、国際連合の地下に核爆弾情報
投稿者: sinobu_10 (男性/静岡県)
メッセージ: 113695 / 116578

アメリカの精神の支柱である基督教の神であるヤーベ(八百重)は、
日本にいる事をアメリカの人達に伝えて欲しいのです。
以下の文書を真剣に考えて読んで下さい。そして、国際都市である
ニューヨーク市にある国際連合の地下に核爆弾情報が流れているの
です。爆発する前に友人や知り合いに伝え、引っ越すか警察に真剣に
取り扱う様に伝えて欲しいです。
 
初めまして、忍と申します。

現代科学のタブーである霊界の存在を考慮して、
今、現実問題として、イルミナティ共産主義問題を考えて置きたい
です。其れは、約2億人の虐殺があったのでは無いかという問題で
す。其れは、遠く遡れば、バビロンの時代まで遡れます。

近代は、イルミナティ教団が出来、フランス革命から始まって
一連の共産主義革命を起こした国際金融グループに対して何も
罪を問わない現状になっているのです。其れもユダヤ系列のマ
スコミと歩調を合わせて行動を執っているのです。但し此れは
戦略で行っているので、頃の見境を考えながらの行動であるか
ら、注意深く年数掛けての戦いなのです。

後、もう一つ大きな問題点はスカラー波の技術開発による武器
開発です。其れに関連してインターネットの通信問題も深く考
えなければならないのです。今、一番大きい
問題は、未だ科学が未完成の状態(物理学上の問題)を
解決しないで、それを前提とした意見が権威を持って発
表している所が問題なのです。

現実問題としては、テスラ波による武器開発です。別名「スカラー波」又は「気」
とも言っていますけれど、このテスラ波は物質の根源に
なすもので磁気的な性質を持っています。宇宙の構造
は、磁気法則で全てが成り立っているのです。

磁子の活動が電流を生み、そして力を発生するのです.「テスラ
波(スカラー波)」は、磁子の縦方向に振動している状
態を指しているのです。その悪用は、宇宙そのものがバ
ランス(平衡性)が無くなり、太陽系そのものが崩壊す
る危険性があり、又、精神作用にも動作するので、「洗
脳」にも使われる可能性があるのです。そしてDNAに
も作用するので、奇形児が出来る可能性があるのです。

又、マイクロ波の衛星通信の拡大は、電子レンジの中に
地球が入るという恐ろしい結果が待っているのです。それらの
問題をマスコミは真剣に考えていないのが現状なのです。
そして、環境問題の考え方も対処療法的で、物理療法的
に問題を考えていないのです。それが欠点なのです。
つまり、公害の原因を全て化学化合物で説明し、化学反応
の物理的説明を含んでいないのです。そこに免疫の問題を
考慮する事が出来ないのです。

 
神の言葉
http://page.freett.com/syouhou/kaminokotoba1.html

最後の審判の理由
http://page.freett.com/syouhou/reason_of_last_judgement.html

正しい性道徳とは
http://www.musesworld.co.jp/web2/syouhou/index.html

この侭だと本当に地球が崩壊する
http://page.freett.com/syouhou/index.htm

神が推薦するパソコンPC9821
http://page.freett.com/syouhou/suisennPC.htm
 
これらの問題を真剣に考えないと、やはり異星人は自衛の為に
最期の手段を使用されるのです。

 日本人が中心になって、神の言葉を、お伝えてこの問題を
解決する方向に考える必要があるのです。

神のいる場所
エルアール出版
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-4-9 サンエルサビル101号
TEL 03-5453-1870
 
アメリカ国内
HORKOM International Corp.
P.O.Box 282713
San Francisco, California 94128-2713
 
「人が全世界を儲けても、自分の命を損したら、何の得になろうか。又、
人はどんな代価を払って、其の命を買い戻す事が出来ようか。
邪悪で罪深いこの時代にあって、私と私の言葉とを恥じる者に対しては、
人の子も又、父の栄光の内に聖なる御使達と共に来る時に、
其の者を恥じるであろう。
(マルコ福音書第8章34節~38節)」
http://www.ch-sakura.jp/oldbbs/thread.html?id=17590&genre=sougou

電波系というのは、つまりまあ頭の中で電波がささやくのでしょうから、分裂症か薬物中毒の系統になりましょう。sinobu_10さんの方は「パラノイア」系のように思われます。思考にまとまりがありますからね。

もっとも、「症例:G・W・F・ヘーゲル」などのレベルになりますと分裂症と見分けがつかなくなってまいりますが。

 チマタで見かける「ユダヤ陰謀史観」みたいなのと一緒で、いちおうの一貫性はあるのですね。ただその、決定的な証拠は? と言われると「ない!」となって、ならなんで? と言われると「証拠がないのも陰謀だ!」という形で無事に着陸。

こうなるともう誰が何を言っても聞き入れるもんじゃありません。
 
 実は、sinobu_10氏に関しては「教祖様」ではないのです。

「教祖様に疎んじられている一信者」らしいのです。彼が掲示板上で開いたトピックは、「千乃先生」なる教祖様の意を体したと称する信者各位がsinobu_10氏の信条の矛盾を突きまくり、それも彼らの「教義」に基づいてのことですから、さながら宗教戦争の様相を呈し、そこへ「ウォッチャー」を名乗る一般人が面白おかしくチャチャを入れるという展開になっておりまして、なかなかに楽しめる一大エンターテイメントになっておりました。
http://ime.st/members.at.infoseek.co.jp/serpent_owl/past-log/spring/log00000118.html

たこさんご紹介のサイト
https://ameblo.jp/syuugyousya/entrylist.html

をちょこちょこ見て回った印象では明らかに病的、すなわち初期の分裂病もしくは妄想を伴う躁鬱病、痴呆などの傾向が感じられるのに対して、sinobu_10さんのはソノ分野に浸かっているヒトなりに理路整然に近く、文章の構成もしっかりしています。

一括りにして良いものかどうか。臨床精神病理は難しくて、実はまだ余り勉強してない分野です。
 
 電波受けるヒトを実際知っております。仕事ができ、礼儀正しく義理堅く、言葉使いが綺麗で、想像力・情緒・感性も豊かで、発明の才もあり、倫理観もしっかりしていて、善意に溢れている。難を言えば少しまじめ過ぎる。

そういう誠に好ましい人望のあるヒトなんですけど、電波が入るんですね。それを普通の事のように言うので、こちらも普通の事のように受け答えしております。

 随分昔からその状態のまま変化がないようで、さらに聞こえるのはドク電波ではなく、善意の宇宙人からの助言が中心だったりしますので、ま、様子を見ています。数年前まではサイババが夢枕に立って「来い」と言ったからというのでインドに行く計画を立てていましたが、現在はモンゴルの平原でUFOとコンタクトする計画を楽しげに語ってくれます。

まじ。ホントに聞こえてるらしいのです。それを蔭で笑う奴がいるのも自覚しているようなのです。

「目を覚ます」という類の話じゃなくて、これ、はっきり言って症例なのです。しかし長年進行してないし、生活に支障がある訳でもないから、無闇にいじらない方が良いのです。


じつは、stomachmanは見積書作成要領の見本を作ったんですが、うっかり本物と間違えられて無用の混乱を起こすことが絶対ないようにと思い、
 
「荒矢田産業株式会社」発行の「重力遮断板セット」の見積書
 
って見本にしまして、発注先に配布したんですよ。そしたら彼がやってきて「あなたなら理解してくれると思う」と語りだした訳でして…
 
理解はすれども、同意はせず。得意の奴で対応しております。


目を醒まさせてあげなくていいの?
念力も自分だけで使ってるぶんにはいいんだけど・・・
自分だけでとどまってないとこが厄介だぁ―!
もうそろそろ、目を細めて笑って見てるばかりでもいられない。

テレビが俺の悪口を流している!
あのCMは俺の事をあざ嗤うのが目的…
 
てのが、典型的な公共電波系電波系さんですが、こちらは公共デンパでナンパするのが怪しからんという、これもまた、割合論から言って、別物ですな。
 
最近、街ですれちがう美女という美女が皆、秋波を送ってくるので困っているstomachmanです。


症例ってのは、夢を壊さないで、みたいなアマイ話ではないんですよ。
 
この彼の場合には、多分初期で停滞している分裂病だと思われます。悪化させないように、stomachmanとしても注意を払っておる訳です。もちろん、症状に悪化が認められたら直ちに治療を開始するよう促す積もりでいます。すなわち、確かに聞こえる電波が、彼の集中力を乱すようになってくると、本当に生活に支障をきたしはじめ、ついには外部とのコミュニケーションが取れなくなってしまう。
17:777 :

2022/08/16 (Tue) 06:13:23

ユダヤ陰謀論はみんな似たり寄ったりですね:

ユダヤ陰謀論 _ イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/247.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 1 月 01 日 22:52:53: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく  2  悪魔教におおわれた世界
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/286.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 09 日 08:35:23: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 3 軍事技術の進歩と戦争
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/295.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 16 日 08:20:36: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 4 イルミナティ文化史をたどる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/302.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 22 日 01:36:11: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 5 イルミナティの宇宙政策(UFO問題)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/310.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 27 日 10:10:51: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 6 ユダヤ問題とイルミナティの起源
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/318.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 02 日 15:44:14: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 7 イルミナティの12と13について
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/322.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 07 日 17:15:14: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 8 イルミナティの12と13について 続(クーパー証言)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/324.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 10 日 23:40:10: xZaQXyDl16EGo

イルミナティのの悪魔的な所業の謎をとく 9 イルミナティの宇宙政策2(惑星Xと火星避難計画)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/325.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 13 日 17:37:20: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 10 この地球の悪魔文明の全体計画(グランド・デザイン)をつくるものたち
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/333.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 21 日 08:25:25: xZaQXyDl16EGo
18:777 :

2022/08/16 (Tue) 06:18:20

パラノイアの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/420.html

統合失調症患者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/419.html

覚醒剤中毒者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/423.html

マリファナ愛好者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/425.html

パーキンソン病患者の体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/421.html

発達障害者の体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/422.html

「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html

アホの考えを変えようとしたり、反論したり、話し合おうとしたりするのはすべて無意味で無駄
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/805.html
19:777 :

2022/08/16 (Tue) 06:21:34

陰謀論が流行るワケ
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/612.html

ユダヤ陰謀論者は殆どがパラノイアか統合失調症患者だった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/740.html

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/739.html

東海アマ 陰謀論
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1028.html

陰謀論大好き _ ♪高校生のブログ♪柏発信 日本のCIAエージェント一覧表(昭和天皇陛下)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/508.html

陰謀論大好き _ 京都アニメーション集団放火殺戮事件でささやかれるCIA黒幕説
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/563.html

朝日新聞陰謀論 _ なんでもみんな朝日新聞が元凶だというアホ右翼の妄想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/233.html

チャンネル桜関係者は何故そんなに簡単にアホ陰謀論に引っ掛かるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/500.html

チャンネル桜や正論で大活躍中のアホ右翼・アホ陰謀論評論家 まとめ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/228.html

チャンネル桜のアホ番組に出演する自称専門家の話は信じてはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/401.html

チャンネル桜関係者のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/620.html

チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「日銀と通貨発行権」の誤解について
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/848.html

これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html

チャンネル桜が拡散しているユダヤ陰謀論 グローバリスト=ユダヤ人=共産主義者 は本当か?
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=3276

山本太郎はヒトラーか?毛沢東か? チャンネル桜関係者が全員で必死の山本太郎叩きを始めた
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=3289

チャンネル桜関係者は何故そんなに簡単にアホ陰謀論に引っ掛かるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/500.html

チャンネル桜関係者や保守・右翼は何故 知恵遅れの安倍晋三にそんなに簡単に騙されるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/511.html

チャンネル桜のアホ経済評論家の嘘を暴く
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/104.html
20:777 :

2022/08/16 (Tue) 06:28:02

パラノイア・統合失調症は伝染病として感染する

チャンネル桜や正論で流行しているアホ陰謀論は憑依型の感応精神病 フォリ・ア・ドゥ folie à deux

感応精神病とは
http://psychodoc.eek.jp/abare/folie.html


① 精神病の感染

 果たして、精神病というのは伝染するものなのだろうか。
 人の心を操る寄生虫が出てくる小説(ネタバレになるのでタイトルは言えない)を読んだことがあるが、実際に見つかったという話は聞かないし、たとえ存在したとしてもそれはあくまで寄生虫病であって、「伝染性の精神病」とは言いがたいような気がする。

 実際には、たとえば梅毒のように伝染性の病気で精神症状を引き起こすものはあるけれど、純粋な精神病で細菌やウィルスによって感染する病気は存在しない。精神病者に接触しても、感染を心配する必要はないわけだ。

 しかし、だからといって精神病は伝染しない、とはいえないのである。
 精神病は確かに伝染するのである。細菌ではない。ウィルスでもない。それならなんなのか、というと「ミームによって」ということになるだろうか。

 妄想を持った精神病者Aと、親密な結びつきのある正常者Bが、あまり外界から影響を受けずに共同生活をしている場合、AからBへと妄想が感染することがあるのだ。もちろんBはまず抵抗するが、徐々に妄想を受け入れ、2人で妄想を共有することになる。これを感応精神病、またはフォリアドゥ(folie a deux)という。Folie a deuxというのはフランス語で「ふたり狂い」という意味。最初に言い出したのがフランス人なので、日本でもフランス語で「フォリアドゥ」ということが多い。もちろん妄想を共有するのは2人には限らないので、3人、4人となれば"folie a trois"、"folie a quatre"と呼ばれることになる。なんとなく気取った感じがしてイヤですね。

 AとBの間には親密な結びつきがなければならないわけで、当然ながらフォリアドゥは家族内で発生することが多いのだけど、オウム真理教などのカルト宗教の場合も、教祖を発端として多数の人に感染した感応精神病と考えることもできるし、以前書いたことのあるこっくりさんによる集団ヒステリーも広義の感応精神病に含めることもある。

この感応精神病、それほどよくあるものでもないが、昔から精神科では知られた現象で、森田療法で知られる森田正馬も1904年に「精神病の感染」という講演をしている(この講演録が日本での最初の文献)し、その後も今に至るまでいくつもの論文が発表されている。


② 宇宙語で会話する夫婦 ← 恭子夫人は唯の詐欺かこのケースかどっちかな?

 まずは精神医学1995年3月号に掲載されている堀端廣直らによる「Folie a deuxを呈し“宇宙語”で交話する一夫婦例」というものすごいタイトルの論文から紹介してみよう。

 鍼治療の仕事を営む夫婦の話である。

 夫婦は「温和で物静かな夫婦」とみられていたが、1986年8月中旬から、妻の方が「宇宙からの通信」を受け始めた。その内容は「病気はこうしたら治る」「宇宙から素晴らしい人がやってくる」といったものだった。また、それと同時に近所の人々によって嫌がらせをされるといった被害妄想も感じるようになった。

そして約1ヶ月後には夫も同様の被害妄想をもつようになり、宇宙からの通信を受け始めたのだという。妄想が感染したのだ。二人は治療を求める客に対して「あなたは価値のない人間だから」などといって断るようになる。昼間から戸を締め切り夜は部屋の電灯を一晩中ともして「宇宙からの使者を待つ」生活をして周囲から孤立していった。

 そして約二年後のこと。今度は夫の方から「宇宙語」と称する言葉をしゃべりはじめ、半年後には妻も同調して二人は「宇宙語」で会話するようになったのだという。近所に抗議に行ったり通行人を怒鳴り追いかけるときにも「宇宙語」を発して近所の人々を驚かすこともあった。

宇宙語は中国語やスペイン語に似た言葉のように聞こえたとのこと。子供が3人いたが、感化されることもなく宇宙語も理解できなかった。

1991年、妻が通行人に暴力をふるう行為があったので妻のみが入院。妻は、医師に対して「宇宙語を喋るのがなぜいけないのか。人間のレベルが高くなったからしゃべるのだ」と反論し、同席した夫と宇宙語で会話。しかし入院翌日からは落ち着きが見られ話も通じるようになった。

入院3週間後より夫との面会を許可したが、笑顔で落ち着いた様子で宇宙語は話さなかったという。退院してからは「あのときは自分は一生懸命だったのです。今となっては過去のことです。通らねばならない過程だったと思います」と冷静に振り返ることができたという。

 これは春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ。』にも紹介されている症例だが、おそらくこれは「愛」の物語だ。フォリアドゥの成立条件に「2人の親密な結びつき」がある以上、フォリアドゥの物語は、多くの場合、愛についての物語なのである。

 この症例で興味深いのは、もともとの妄想の発端は妻だったのにも関わらず、「宇宙語」を話し始めたのは夫の方からだというところ。最初妻が妄想を語り出したとき、当然夫はとまどったことだろう。その時点で病院に連れて行ったり誰かに相談したりすることもできたに違いない。しかし、結局夫はそれをせず、妻の妄想世界を受け入れる。それはつまり、二人の間にはそれほどまでに深い結びつきがあったということだ。それから二年後、夫は、世界を与えてくれた妻に対し「宇宙語」を伝え、さらに二人の世界を広げるのである。

 「宇宙語」はつまり、夫から妻へのプレゼントだったのかもしれない。


③ 行者と女工

 もうひとつ、篠原大典「二人での精神病について」(1959)という古い文献に載っている事例も紹介してみよう。72歳の女行者と25歳の女工の話だ。

 まずは行者の方である。老婆は若い頃から信心に凝り、夫や子を捨てて住みこみ奉公をし、金がたまると神社仏閣を遍路するという生活を繰り返していた。いつのころからか病人をまじないし、狸がついているなどというので、昭和31年夏、I病院に入院させられた。病室の隅にお札やお守りで祭壇をつくり大声で祈り、ときどき気合いをかけたりしていた。

医師には「お稲荷さんもこの病院は嫌だといっておりますわ。いろんなことがありますが、いうと気狂いだといわれますさかい」と言っていた。

 一方、女工は18歳で母を亡くし、継母とはうまくいかず、郷里を出て工場を転々とし、苦労を重ねていた。入院1ヶ月前、3年間つきあっていた男性から別れ話を持ち出された。

その後、ほかの人が彼女には無断で男から手切れ金を取ったり、すぐあとで別の男から結婚を申し込まれるなどの事件が重なり、発病。「不動さんの滝に打たれていると自然に首が振れだし、止まらなくなりました。不動さんが私に乗り移り問答できるようになりました。故郷に帰れとお告げがあったので荷物をまとめていると、手切れ金の噂をする声が聞こえてきました」。彼女は昭和31年秋に入院した。

 1年後にこのふたりは同じ病棟で移る。すると2人はすぐさま一日中話し込み、ともに祭壇を拝み、女工は行者のお経を写すようになる。

このころ、女工は「私の病気の原因を知っていて治してくれたのです」「不思議な風が私をおさえつけもがいているときに○○さん(行者の名前)のお守りで楽になりました」と話している。

女工は、男に裏切られて以来始めて、信頼できる人に出会ったのである。このころの2人はまさに教祖と信者の関係であった。

しかしその関係は長くは続かなかった。いったんは救われたものの、行者の方が「腹の中にいる生き物がはらわたを全部食ったらおまえは死ぬ」「人を犯す霊がお前についている」などと女工を脅すようなことをいうようになり、女工は行者に不信を抱くようになる。

彼女は行者とは別に祈るようになったが、するとますます行者は怒る。結局3週間で2人は争い分かれてしまった。女工は言う。「○○さんは私を計略にかけたのです。○○さんは身寄りがないから私を治して退院させ、退院した私に引き取ってもらおうとしたのです」

 その後1ヶ月して面会させたが、語り合わずまた争うこともなかった。行者はその後も変化はなく、女工は症状が消え3ヶ月して退院、故郷に帰っていった。

 孤独な2人の、出会いと別れの物語である。


④フォリアドゥの治療

 この例でもわかるように、実はフォリアドゥには、鉄則といってもいい非常に簡単な治療法がある。それは、2人を引き離すこと。

もちろん最初に妄想を抱いた人物(発端者)は、多くの場合入院させて薬物などによって治療する必要があるが、影響を受けて妄想を抱くようになった人物(継発者)は、発端者から引き離されただけで治ってしまうことが多いのだ。

 ただし、引き離す、という治療法は多くの場合有効だが、そうすれば絶対に治るとはいえない。

 私がまだ研修医だったころのことだ。隣の家の朝鮮人が機械で電波を送ってくる、という妄想を抱いて入院しているおばあさんの治療を先輩医師から引き継いだことがある。

「自分が治してやろう」という意気込みは精神科ではむしろ有害なことも多い、ということくらいは知っていたが、まだ駆け出しだった私には、どこかに気負いがあったのだと思う。必死に薬剤を調整してみてもいっこうに妄想は改善しない。

万策尽き果てた私が、永年同居生活を送っている兄を呼んで話をきいてみると、なんと、彼の方も「隣の家の朝鮮人からの電波」について語り出したではないか。2人は同じ妄想を共有していたのだった。

 これはフォリアドゥだ! 私は、珍しい症例に出会ったことと、そして先輩医師が気づかなかった真実にたどりついたことに興奮し、さっそく「鉄則」の治療法を試みた。兄の面会を禁止したのである。

しかしこれは逆効果だった。面会を禁止してもおばあさんの妄想はまったく改善せず、それどころか2人とも私の治療方針に不信を抱くようになり、治療はまったくうまくいかなくなってしまったのだ。

私は2人を一緒に住まわせるのはまずいと考え、兄のところ以外に退院させようと努力したのだが、2人とも態度を硬化させるばかりであった。
1.
今考えれば私の方針の間違いは明らかである。私は、妄想が残ったままであろうと、彼女を兄のところに退院させるべきであった。それが彼女の幸せであるのならば。私は「鉄則」にこだわるあまり、老人の住居侵入妄想はなかなか修正しにくいことを忘れてしまい、そして何よりも、永年2人だけで暮らしてきた兄に突然会えなくなった彼女のつらさに考えが及ばなかったのであった。


⑤古いタイプの感応精神病

 続いて、古いタイプの感応精神病の例を紹介してみよう。最近の感応精神病は「宇宙語」の例のように、都会の中で孤立した家族で発生することも多いのだが、かつては圧倒的に迷信的な風土の村落で発生することが多かった。例えばこんな例がある。

 昭和29年、四国の迷信ぶかい土地の農家での話である。あるとき、父親が幻覚妄想が出現し興奮状態になった。そのさまを熱心にそばで見ていた長男は2日後、父親に盛んに話しかけていたかと思うと、次第に宗教的誇大的内容のまとまりのない興奮状態に発展し、互いに語り合い感応し合いながら原始的憑依状態を呈するに至った。

父親は妻、娘など一家のもの6人を裏山に登らせ裸にさせて祈らせ、大神の入来を待った。長男は家に残り夢幻様となって家に放火。一同は燃え崩れる我が家を見ながら一心に祈りつづけた。父親、長男以外も一種の精神病状態にあった。

悲惨な話だが、どこかゴシック・ホラーの世界を思わせないでもない。
 これがさらに拡大すると、村落全体が感染するということもある。

青木敬喜「感応現象に関する研究(第1報)」(1970)という論文に載っている例だが、これはフォリアドゥというよりむしろ、以前書いたこっくりさんの例のようなヒステリー反応とみなすのが適当かもしれない。

 昭和11年、岩手県北部にある戸数40程度の集落での話である。
 発端となったのは35歳の農家の妻Aである。昭和11年5月、夫の出稼ぎ留守中、頭痛や喉頭部の違和感を感じるようになり、また身体の方々を廻り歩くものがあるような感じがするようになった。あちこちの医者を回ったがなんともないといわれるのみで一向によくならない。

どうも変だと家人がいぶかしんでいる間に、患者はときどき「鳥が来る。白いネズミのようなものが見える」などといったり、泣いたり騒いだりするようになった。家人はこれは変だと患者の着物を見ると、動物のものらしい毛がついている。これはイズナに違いない、と12キロほと離れた町の祈祷師Kに祈祷してもらったところ、たちまち発作状態となり、さらに発作中に自分は集落の祈祷師Tのもとから来たイズナであると言い出したのである。

その後もこの患者は発作を繰り返すようになり、多いときには一日のうちに数回起こすようになった。

 さてAの近所に住む農家の妻BとCも、昭和11年5月頃から喉の違和感を覚えるようになる。12月にはBの夫がBに毛が付着しているのを発見している。BとCは例の祈祷師Kのもとを訪れ祈祷してもらったところ、祈祷中に2人は急に騒ぎ出し、「Tから来たイズナだ。Tで育ったものだ」と言い出す。

こうして昭和12年4月までの間に続々と同様の患者がこの集落に発生、ついにその数は10名にのぼった。事件は集落をあげての大騒ぎとなり、「集落は悪魔の祟りを受けた。なんとかして悪魔を滅ぼさねば集落は滅んでしまう」と不安と緊張が集落にみなぎるにいたる。

 こうしたなか、本当にTの祈祷のせいなのか確かめようじゃないか、という動きになり、昭和12年8月20日午後3時ごろ、集落の共同作業所に患者10名を集め、集落の各戸から1名ずつ、合計四十数名の男たちの立ち会いのもと、TとKのふたりの祈祷師の祈祷合戦が繰り広げられることになった。

まず疑いをかけられているTが祈祷をするが患者は何の変化も示さない。次にKが祈祷すると、約10分くらいして患者たちはほぼ一斉に異常状態となり、「Tから来たTから来た」と叫ぶもの、「お前がよこした」と激昂してつかみかかるもの、「命をとれといわれたが恨みのないものの命をとることができないからこうして苦しむのだ。苦しい苦しい」と泣き喚くもの、ものもいえず苦しげにもがいているものなど憑依状態となり、まったく収拾のつかない大騒ぎとなった。

このため、これは確かにTの仕業に違いないと集落のものは確信を抱き、Tに暴行を加え、T宅を襲って家屋を破壊した上、村八分を宣言したのである。

 さらにその約1ヶ月後のことである。集落の各戸から1人ずつ男たちが出揃ったところで副区長が「イズナが出ないようにするにはイズナ使いの家に糞便をふりかければイズナは憑くことができないという話をきいた。どうであろう」と提案した。

すると、一同は一も二もなく賛成し、そのまま四十数名が暴徒と化し、大挙してT宅に押しかけ、雨戸を叩き壊して座敷になだれ込み、糞便をかけ、Tをはじめ家族の者を殴打、重傷をおわせてしまった。
これまたものすごい事件である。ただ、「宇宙語」の家族は隣にいてもおかしくないように思えるが、こちらはわずか60年前の事件とは思えないくらい、私には縁遠く思える。

集落全体が外部から遮断された緊密な共同体だった時代だからこそ起こった事件なのだろう。こうした共同体が減ってきた今では、このような憑依型の感応精神病はほとんど見られなくなっている。


⑥ 家庭内幻魔大戦

 さて今度はまた篠原大典「二人での精神病について」(1959)から。家庭内の騒動が、宇宙的規模での善悪の戦いにまで発展していってしまうという、興味深い物語である。

 昭和31年5月、Kという呉服商が相談のため京大精神科を訪れた。

 彼の話によれば、昭和23年に妻と長女、三女が彼と口論をしたあと家出。しばらくして帰宅したが帰宅後はことごとく彼と対立、離婚訴訟を起こした上、妻と長女は前年から二階の一室にこもり、ときどき外出して彼の悪口を言い歩くが、一見正常に見えるから始末に困るという。なお、別居中の義母も妻とは別に彼を悪者扱いしているという。

 そこでこの論文の著者らはただちに母と娘を閉鎖病棟に収容した。現在の常識からすればこれくらいのことでなぜ、と思えるが、当時はそういう時代だったのだろう。入院後も2人が協力して反抗してくるのでただちに分離したという(「鉄則」の通りである)。

 さて母子の入院後、2人の部屋からは数十冊にも及ぶ膨大なノートが発見される。そのノートには、驚くべき母子共通の妄想体系が詳細に記されていたという。その記述によればこうだ。

 宇宙外にある「大いなるもの」から一分子が月に舞い降り、さらに地球に来て母の肉体に宿った。太陽を経て地球にきた分子は長女に、ある星を経て来た分子は三女に宿った。彼女らは肉体は人間の形をしているが、魂は大いなるものの一部であり、月や太陽の守護のもとに人類を救済する使命をもち、「宇宙外魔」の援助を受けて彼女らをおびやかす悪の根源である夫Kを撃滅せねばならない!

 家庭内幻魔大戦というか、家庭内セーラームーンというか、とにかくそういう状態なのである。ここで、仮に母を月子、長女を陽子、三女を星子と呼ぶことにし(実際、論文にそう書いてあるのだ)、2人が書いた手記をもとに、この妄想体系が完成されるまでの経過をたどってみる(以下斜体の部分は手記の記述による)。
Kは苦労人で丁稚奉公のあと、月子と見合い結婚すると暖簾をわけてもらい東京で呉服店を開いた。一方月子は貿易商の長女で甘やかされて育ったせいもあり、派手でだらしなく浪費癖があり、夫とは常に対立していた。2人の間には4人の子どもが生まれる。長女陽子、長男、次女、三女星子の4人である。

 長女陽子は自然が好きな子どもだったが、人間は嫌いで、幼稚園の頃は太陽の絵ばかり描いていた。「父は些細なことで怒り赤鬼のようになって母を叩き、耐えている母をみて母の尊いこと」を知った。

父と母の争いにまきこまれ、成績があがらず落胆し、学校も家庭も憎み、「よく裏庭に出て月や星を仰いで」いた。5年生のときにH市に疎開、終戦までの1年間は父のいない楽しい生活を送ったが、終戦後父もH市で商売を始め、再び母との争いに巻き込まれることになった。

 しかも、中学から高校にかけては父の命令で、妹たちとは別に祖母のいる離れで寝なければならなかった。祖母は向かい合っていても何を考えているかわからない人で、「父が悪事を企んでいる」と真剣な顔で陽子に告げるのであった。

この祖母も分裂病だったと思われる。陽子の手記によれば「父から物質的恩恵を受けながら父を愛せませんでした。そのことを深刻に苦しみましたが、誰も理解してくれませんでした。知らず知らず孤独を好み、しかし一方では自分が頼りなく誰かに頼らねば生きていられませんでした」。そして高校1年のときある事件が起き、それ以来彼女ははっきりと父を敵とみなすようになるのである。

 その事件については陽子の母月子の手記をもとに見ていこう。
 昭和25年、月子と陽子はKの弟の家で軽い食中毒を起こす。このとき月子の心に最初の疑惑が生じる。

昭和27年、月子は夫の甥が陽子の部屋に無断ではいるのを発見し、夫に告げるが「夫は全然取り合わないのである。私は夫の仮面を見たような気がした」。
昭和28年1月、陽子は腎臓疾患にかかり、月子は離れで陽子を看病するが、Kが離れに出入りしたあとは必ず容態が悪化することに気づいた。

「ここに至っては夫が陽子に危害を加えていることは明らかである。私は夫と甥に警戒の目を向けた。家の中は自ら疑心暗鬼、一家をなさず私と陽子対夫と甥の目に見えない対立が生じ、間に入ったほかの子どもたちはおろおろするばかりである」。

長男は中毒事件までは母についていたが以後父に従い、次女は最初から父の側、三女星子はほとんど母についていたが、終始母に批判的であったという。

 28年3月、月子は飼い犬のえさのことで夫とひどい口論をしたときに夫に「何か一種の妖気を感じた。私は今までの夫にないものを見たのだ。以後奇怪な事件は連続して起こっていった。私たちは身体に異常を感ずるが、くやしいことにその根源を科学的に実証できなかった。しかし害を加えられるところにとどまることはできない」

 彼女たち3人は家を出て警察などに訴えまわり、3ヶ月後に帰宅した。

「家に帰ると陽子は身体がしびれて動けぬという。奇怪だ。しかしある夜、私はその正体の一部を見た。私が陽子を看病していると、といっても病気ではない。見守っていると、はなれとの境目の板塀の節穴からさっと私たちに向かって青白い閃光が走った。私も陽子もしびれるような異常を感じた。相手は見えざる敵である。あるときは右隣、あるときは左隣から来た」

 やがて29年になる。「私は陽子を連れて二階に引きこもることにした。疑いを持った人とともに生活することは無意味だからである。そしてこの不可解な事件をどう解決するかということに専念した」

 家出前後の事情は娘陽子の手記にも書かれている。

「腎臓炎になってから不思議なことが次々と起こり、布団が非常に重く感じられ、時計の音が大きく響きました」

「父が薬を飲ませたとき、味が妙だと思いましたが、あとで毒を入れられたのでそれで病気が治らなかったのだとわかりました」

「父に殺されるといったのは私で、家を出ようといったのは母です」
「隣の家から光線が出て2人とも気持ちが悪くなったこともあります」

「H先生(遠縁にあたる絵の先生で、彼女の片想いの対象)に何度も危険を訴え、殺されたら裁判所に訴えてくれと頼みました」。

笑っちゃいけないのだが、月子の手記がなんだか妙にB級ホラーサスペンスタッチなのがおかしい。母子と父の戦いはいったいどうなるのか。

 昭和29年になると、母月子と長女陽子は2人で2階で暮らすようになる。陽子の手記によるとこうだ。

「母と2階で生活し、父が来ると追い返し塩を撒きました」

「私が買い物に出て家の周りのことを母に伝え、対策を考えてはノートで敵を攻撃しました」

 「ノートで敵を攻撃」というのがどういうことかというと、つまり呪文による攻撃なのである。母のノートには「神不可抗、我等と敵魔外魔との反発源を白光通像の中へ密着入せよ」などとあり、娘のノートには

「さしもかたき暗黒の魔星、四方に砕けて、たちまち無くなれり。彼方より尊き神の御光、仰げ白光たえなる神を」とあった。

また、「敵撃滅敵撃滅敵撃滅……」という呪術的文句も延々と繰り返されていたという。ここにきて、事態は家庭内呪術戦争の様相を呈する。

 昭和30年、ついに2人は「大いなるもの」と接触する。

「『ご自身の世界に一度顔を出してください』と太陽から聞こえたり、大いなるものから『来たければおいで』と知らせてくれました。

体がしびれたとき、目を閉じるとダイヤモンドのようにきらきら光るものが見え、母に話したら大いなるものだといいました」。
きのう書いたとおり、困り果てた父親が精神科を訪れたのが昭和31年5月。そして2人は入院することになる。

入院3日目より陽子は「壁の後ろから父に命令されたものが電波をかける」と訴え、母の名を叫びながらノートにも

「お母さんお月さんはありますね」

「お母さんを離れては私はありません」

「お母さんの心は私の心、一心同体とお母さんは言いましたね」

などと書いた。母と会わせると抱き合って

「月と太陽が……あいつと宇宙外魔が……」と語り合っていた。

 入院第1週から月子は「私の伝記」を書き始める。これが今まで引用してきた手記である。

 第2週、娘は

「新しい素晴らしい世界ができる。その主となるのは私」

「地球も宇宙も月も捨ててしまう」

「月も太陽も出ない。宇宙を逆転させて、しめたといったのは誰だ」

と緊張病性興奮をきたし、父と面会させると

「あれは亡霊です人間ではありません」と逃げ出した。

主治医はつとめて妄想を肯定するように対応したが、すると彼女は主治医とH先生(きのうの記述にも出てきた、陽子が片想いしている絵の先生である)を人物誤認し、
「太陽は自由だった。太陽に飛んでいきたい。しかし地上にも幸福はある。それはH先生」

と書いている。この頃から興奮は鎮まり、第3週から手記を書き始めている。

 母の症状はなかなか改善しなかったが、第6週には娘は父の住む家に外泊、父は案外やさしい人だといい、逆に母を説得さえするようになった。「入院はいやだったが、病気が治りかえって自由になった」と書いている。第8週に母はなんら改善されずに退院。第10週に娘も母と別居し父と暮らす約束で退院した。

 しかし、話はここでは終わらない。陽子は1ヶ月ほど父と生活したが、H市の母のもとに手伝いに行ったのをきっかけに、ふたたび母と二階の一室で暮らすようになる。ときどき帰る父と母の緊張、H先生への恋を母に禁止されたことなどが誘引となり、10ヶ月後、再び陽子の症状は悪化してしまう。

 昭和32年4月、陽子は京都にH先生に似ているというある俳優の撮影を見に来ていたが、その俳優が殺されるシーンになると不安になり、ハンドバッグから持ち物を出し、次々と太陽にすかし池に投げ込んだ。かけつけた父を罵りますます興奮するので、主治医が呼ばれて行った。

「よい月が出ているから安心しなさい」と主治医が言うと一応鎮まり、

「二次元と三次元の世界のどちらを選ぶべきですか」と質問したという。

 かくして陽子は再入院。第1週には

「人間なんか信用できないから地球に未練はない。あの汚らわしいやつ。人間のできそこない、あいつは絶対に許されない。神でもないのに神のつもりでいるのだ。あいつは物質的恩恵を与えたつもりでいるけれど、太陽によって成り立った物質はあいつのものとはいわせぬ」

「私の元の世界は宇宙の外にある。お母さんが帰らなければ私だけH先生を連れて帰ってしまう」

などと話していたが、2週目以降はやや現実的になり、母親と離れることの不安やH先生への思いを語るようになっていった。
入院2ヶ月後にLSDを服用させて妄想を発現させたところ(驚くべきことに、昔はそういう治療法があったのである)、1時間後強迫的に笑い出し、
「ケセラ・セラの歌は私がお母さんに頼っていたことに対する警告だと思います。お母さんを捨ててH先生と結婚します」

といい、2、3時間後には「先生! オールマイティになってください」と主治医に寄りかかる。一人で立たないといけないと突き放すと不安がつのり

「空に飛びたい。元の世界に帰る」と机の上に乗って飛ぼうとする。

しかし飛べずに興奮し始め、

「過去も現在もなくなってしまえ」

と叫びながら主治医にH先生になってくれと懇願する。主治医がうなずくと次第に静まっていったという。

 念のため言っておくが、これは今じゃとても考えられない荒っぽい治療法である。 ともかく、入院4ヶ月目に陽子は退院。以来京都で父と暮らし洋裁学校に通うようになったという。

 論文の著者はこう結んでいる。「母からH先生へ、そして主治医へ、退院の頃には主治医から父へと陽子の依存性は次々と移され、その程度も弱まり遂には精神的独立を決意するに至っている。かくて主治医を通じて父との新しい人間的結合を生じ、母から分離したのである」。

 つまり主治医は、陽子の分離不安をいったん自分で引き受けることによって治療を成功させたわけなのだけど、これも下手をすれば主治医が妄想に取りこまれないとも限らないわけで、けっこう危険を伴なう治療法だと思うんだけどなあ。ま、結果よければすべてよしですが。

⑦ フォリアドゥと家族 ← 大川一家は今このケース?


 さて最後にちょっと違った視点からフォリアドゥを見てみよう。共同生活をしている家族などの中で狂気が伝染していくというのは、確かに気味の悪い現象ではあるのだけれど、ある意味、感染して同じ狂気を共有するようになった人は幸せといえよう。

抵抗をやめて吸血鬼(or屍鬼orボディスナッチャーorボーグ)になってしまえば楽になるのと同じようなものだ。

 それでは、狂うことができなかった家族はどうなるのだろう。
 家族を正気に戻すために戦う? 家族を捨てて逃げる? 

映画ならともかく、現実にはどちらもよほどの覚悟がないとできそうにない。それに、もし、戦うことも逃げることもできない無力な子どもだとしたら? 

家族は狂気を共有することを強要するだろう。暴力も振るうかもしれない。狂うこともできない子どもは家族からの虐待に耐えつつ、ただひとり孤立するほかあるまい。狂気に陥っている集団の中では、正気を保っている人物こそが狂人なのである。

 これは、狂気に感染した家族よりもはるかに悲惨なんじゃないだろうか。しかし、どういうわけか、これまでの文献は、感染した家族には興味を示すのに、狂気に陥らなかった家族についてはほとんど触れていない。「宇宙語」の論文でも、感染しなかった子どものことはほとんど書かれていないし、「家庭内幻魔大戦」の論文でもそうだ。無視しているといってもいいくらいである。

 このへん、精神医学という学問の偏りがよく現れていますね。派手な精神病症状には興味を示すくせに、狂気を耐え忍んできた人の心にはまったく無関心。今でこそPTSDなどが話題になってきているけれど、つい最近までの精神医学はこんな具合だったのだ。
フォリアドゥそのものではなく「狂えなかった家族」に焦点をあてた文献はあまりないのだが、それでも皆無というわけではない。酒井充らによる『いわゆる被虐待児症候群の事例化』(社会精神医学1987年12月)という論文から事例を引いてみる。

発端者は母親であったらしく、結婚前の18歳ごろから

「近所の人たちが自分のことをバカにして笑っている」

とくってかかるなどの行動があったという。21歳で結婚するが、しだいに夫も妄想を共有するようになり、次男Kが生まれた頃には、夫婦そろって近隣といざこざを起こし転居を繰り返していた。

 次男のKは4歳のときに幼稚園に入園したが、両親はKが保母に不当にいじめられているという被害妄想を抱き、中途退園させてしまう。またその頃父から「家族は家族だけでやっていくから、もう二度と外の人とは遊ぶな」と言われ、子どもたちは外出を禁じられるようになる。

 6歳でKは小学校に入学するが、やはり父は担任の家に電話してどなりつけたり、教育委員会に抗議に行ったりしていた。まもなく両親はKの登校を禁止。Kが登校しようとすると、両親、ときには兄も加わってベルトで鞭打つ、金槌で殴りつける、煙草の火を押しつける、鉄パイプで眼を突くなどの身体的虐待が加えられた。そのため、小学3年生以降はほとんど学校に出席できなくなった。

 他の兄弟は親に従ったがKだけは抵抗したため、Kは親の言うことを聞かない子として、兄に行動を監視され、他の家族員から仲間はずれにされていた。Kは自宅内で一人で教科書や本を読みながら過ごすようになる。

12歳、中学校に進学したが一日も出席できず、学校から自宅に届けられた教科書で勉強し、父に命じられて自宅の敷地内の草取りをしたり、自宅内で飼っている豚の世話をしたりしていた。

この頃から、両親の近隣に対する被害妄想はますます強くなり、両親は自宅周囲をトタン板で囲い、月に一、二度のリアカーでの買い出し以外外出をしなくなる。

外出のときには両親はカメラやテープレコーダーを持ち歩き、「いやがらせの証拠」を探していたという。その際にもKは外出を許されず、父から訪問者の声の録音を命じられていた。

 15歳ごろより、Kはマンガ家になりたいと思うようになり、マンガの添削教育を受け始める。しかし両親は「マンガなど描くのはやめろ。豚の世話をしろ」と反対し、Kの描いたマンガを破き、届いた郵便物を焼き捨てる。反抗すると、両親はKに暴力を加えた。

Kは両親の妨害を避けるため、自宅の隅に家具やガラクタを積み上げて「バリケード」を築き、その中に閉じこもってマンガを描くようになった。Kの態度に父は逆上、バリケードに灯油をぶちまけて火をつけ、自宅は全焼、Kは右半身に火傷を負い、翌日外科病院に入院した。

 入院したKは病院で植皮術を受ける。しかし、手術痕の回復に従い、問題行動が始まった。看護婦の体に触る、夜間徘徊して眠らない、注射・服薬を拒否するなどの行動を繰り返し、病院側から治療半ばにして退院させられてしまう。

病院は通院治療を勧めたが、父は「一旦家から離れた者は家族ではない」といって、Kを父の信奉する宗教施設に預けた。

しかしKはそこでも問題行動を起こし、自宅に帰された。両親はやむなくKを家に置くことを許したが、やはり自宅外への外出を禁じたため、Kは再びバリケード内にこもった生活を続けることになった。

痛ましい話である。Kにとってはまさに地獄のような家だったに違いない。15歳で入院し、家から離れたときになぜきちんと助けを求めなかったのかと不思議に思う人もいるかもしれないが、それは無理な話だろう。

それまで家族以外との接触がほとんどなかったKには、他者とうまくコミュニケーションをとることができなかったのだろう。

 さてこのあと、Kは意外な方法で地獄からの脱出を図る。

17歳頃になると、Kは両親が話しかけても「あなたは誰でしゅか」などと幼児語しか話さなくなり、昼夜かまわず奇声を発するようになった。

また布団の上や鍋の中に大小便をしたり、糞尿を身体をなすりつけて転げまわるなどの異常行動が徐々に激しくなり、両親も対応に困り、翌年11月、救急車で精神病院に入院することになった。

 入院したKは、主治医の質問も待たず一方的に喋りだし、

「親から離れて入院できたのは本当にラッキーでした。でも僕は本当のことは言いません。狂気を装っているんです。催眠療法してもだめでしょう」

とうれしそうな表情で話した。入院前の異常行動については

「親が鉄パイプで殴ったり、僕のものを燃やしたりするのが鬱積して、精神病の方へ出ちゃったんです」

「虐待ばかりで学校へも行かせてくれず、訴訟ばかりしている親に反抗して、家から脱出したいと思って、親の方から僕を嫌いにさせようとして狂うふりをしたんです」という。

また「これは父にやられた、ここは母にやられた」と体中の傷痕や火傷痕についてしきりに説明した。
病棟では他の患者や看護婦に一方的に話しかけ、苦情が出るほどだった。また自分の要求が通らないと大声でわめきちらし、逆に強く注意されるとその場で土下座して謝ったりと、周囲の人たちとどのように接したらよいのかわからない様子だった。

 両親への憎悪は強く、「もう自宅には戻りたくない。親戚に連絡して引き取ってもらいたい」と要求。入院が長引くにつれ、

「自分の親は被害妄想狂です。だから僕ではなく親のほうを入院させて下さい」と攻撃的な口調で退院を要求した。

 一方両親は、入院時「一生退院させない」と言って面会にも現れなかったが、月に2、3回の手紙は必ず送って来た。

Kは両親が「被害妄想狂」である証拠として、主治医に手紙の一部を見せた。手紙は、警察や近隣、福祉事務所などへの被害的内容が主で、当初は病院に対して好意的だったが、徐々に

「病院も警察とグルになって一家をバラバラにしようとしている」

と被害妄想の対象になっていった。そして、それとともにしだいにKの退院を認めてもいいとも書くようになっていった。

 翌年7月、突然父が病院を訪れ、Kを自宅に引き取りたいと申し入れ、即日退院となった。その後もKは以前のように自宅に閉じこもった生活を続けているようだが詳細は不明だという。
こうして、Kは結局地獄の家に帰ってしまうのである。おいおい、そりゃないだろ、と思うのは私だけではないはずだ。

 Kが本当に狂気に陥っていたのか、それとも本人の言う通り狂気を演じていたのか、この論文でははっきりとした結論は出していない。

それでも、Kは、両親の狂気に対して、それを上回る狂気という奇策によって脱出を図り、必死に助けを求めてきたわけだ。そんなKを、父親に言われるままにあっけなく自宅に引き取らせてしまっていいんだろうか。いくらなんでもこの結末はないだろう。

 確かにこの患者は未成年でもあることだし、普通は親が退院させたいと言えば、法的には退院させるほかはない。たとえ親の方がおかしいと思おうが、この両親を無理矢理入院させるわけにはいかない。でも、このような場合には何かほかの方法があったんじゃないかなあ(例えば親戚に介入してもらうとか)。

 この論文は、「今後はさらに、本事例児のみならず、他の兄弟の発育についても、慎重に経過を追う必要があると思われる」と結ばれているのだが、本当にそれだけでいいのか?
 その後この家族がどうなったのか、気になって仕方がないのだが、残念ながら続報は発表されていない。
http://psychodoc.eek.jp/abare/folie.html
21:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/08 (Wed) 16:02:54

世界の原子力産業はロスチャイルドの支配下にある
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14093096
22:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/12 (Sun) 00:29:06

世界を支配する者たちの隠された歴史 _ ロックフェラー、ロスチャイルドは王族、貴族の「下僕」にしか過ぎない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/315.html
23:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/26 (Sun) 16:56:36

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東海アマ イスラム国を作ったのは、イスラエルであること
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東海アマブログ _ 畑の作り方
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2023/06/02 (Fri) 19:05:39

【トンデモ】日本のメディアを支配する “フランクフルト学派”の恐怖
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25:777 :

2023/06/18 (Sun) 09:48:47

グローバリズムとは思想やイデオロギーではなく、 単に労働者の賃金を下げるコスト削減の事
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14121597




ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/739.html

国民国家 対 グローバル資本主義
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1326.html


▲△▽▼


ユダヤ陰謀論 _ 馬渕睦夫
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/735.html

馬渕睦夫のユダヤ陰謀論はどこまで本当なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/212.html

ディープステートとは何か
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html

ディープステートとかいう馬渕睦夫のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/623.html


金貸しは、国家を相手に金を貸す (馬渕睦夫 世界を操るグローバリズムの洗脳を解く の紹介)

世界を操るグローバリズム-1~アメリカが周到に仕掛けた大東亜戦争~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5457.html

世界を操るグローバリズム-2~アメリカが裏で糸を引いたソ連の南下と中国の共産化~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5464.html

世界を操るグローバリズム-3~本当にヒトラーの意思で第二次世界大戦が始まったのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5469.html

世界を操るグローバリズム-4~海軍が善玉で、陸軍が悪玉だと思わされてきた日本人~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5486.html

世界を操るグローバリズム-5~ピューリタン革命でユダヤ人がイギリスに戻った~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5492.html

世界を操るグローバリズム-6~「敵を妥協せず徹底的に叩く」というアメリカの精神的背景~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5503.html

世界を操るグローバリズム-7~独立戦争も南北戦争も金融支配を巡る争いだった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5513.html

世界を操るグローバリズム-8~中央銀行という名の民間銀行は本来必要ない~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5523.html

世界を操るグローバリズム-9~アメリカはFRB以降お金が支配する国になった~ - 金貸しは、国家を相手に金を貸す
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5535.html

世界を操るグローバリズム-10~日清戦争から日本を恐れ始めたアメリカ~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5543.html

世界を操るグローバリズム-11~日本にキリスト教が根付かなかった訳~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5557.html

世界を操るグローバリズム-12~第一次世界大戦はオーストリア皇太子暗殺が原因なのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5567.html

世界を操るグローバリズム-13~ロシア革命はユダヤ人を解放したユダヤ人の革命だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5578.html

世界を操るグローバリズム-14~欧州の革命の背後にはユダヤ人解放~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5582.html

世界を操るグローバリズム-15~アシュケナージが世界の金融を握っている~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5598.html

世界を操るグローバリズム-16~東西冷戦は米ソによる自作自演~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5611.html

世界を操るグローバリズム-17~なぜアメリカ政府がアメリカ社会を壊すのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5625.html

世界を操るグローバリズム-18~冷戦終結は「用済みソ連」の解体だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5638.html

世界を操るグローバリズム-19~ウクライナ問題の真相は「プーチン」対「金貸し」の戦い~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5642.html

世界を操るグローバリズム-20~ウクライナやイスラム国に纏わる事変はネオコンによるプーチン打倒が目的~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5651.html

世界を操るグローバリズム-21~中国指導部と金儲けで一致するアメリカ国際金融資本~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5658.html

世界を操るグローバリズム-22~グローバル化は国家機能の民営化を目指す~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5664.html

世界を操るグローバリズム-23~「新自由主義」と「左翼思想」はまったく同じ考え~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5673.html

世界を操るグローバリズム-24~民族文化と欧米化を両立させた日本は世界のモデルケース~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5675.html

世界を操るグローバリズム-25~グローバリズムの終焉~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/03/5686.html


これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html

チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「日銀と通貨発行権」の誤解について
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/848.html

馬渕睦夫 世界を支配する者達が生み出した『中央銀行』という奇形
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/558.html


▲△▽▼


林千勝のユダヤ陰謀論はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/139.html

林千勝の近衛文麿悪者説はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/140.html

林千勝の陰謀論を考える _ 日米戦争を策謀したのは昭和天皇か、近衛文麿か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/457.html

林千勝のユダヤ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/796.html
26:777 :

2023/06/20 (Tue) 19:02:44

陰謀論にはまる日本人が増加、アメリカでは2人に1人が信仰
2023.06.20
https://www.thutmosev.com/archives/280186xr.html

陰謀論を作る人は金儲けしたいだけですが、それを真に受ける人がいます


関連動画が記事下にあります

陰謀論の首謀者は金儲けで言っている

アメリカの調査では2人に1人つまり50%以上がなんらかの陰謀論を信じ、44%の人が「アメリカ政府を秘密結社が支配している」と考え、50%が「宇宙人が人の姿をしてアメリカで暮らしている」と考えています

ISいわゆるイスラム国が中東で暴れ回っていた頃北米や欧州の若者が大勢同調し、シリア入りしてイスラム国民になっていました

彼らは良くできたイメージ映像を見たり知人に誘われて共感したが、いざ入国してみると理想とかけ離れた状況だったようです

日本ではISに共感して兵士に成ったり国民になる人は非常に少なかったが、どうやら日本語の壁が日本人をISから守ったと分析されました

ISには英語ネイティブな人が多くいてプロの映像作家が素晴らしい動画を制作し、それを見た英語圏の人たちが共鳴していました

これが日本語だと「私たちはスバラシです」と片言の日本語で言われたり誤訳だらけの文章で訴えられても嘘くささを感じるだけです

トランプ大統領の頃に流行した欧米の陰謀論も日本人にはあまり影響を与えなかったが、最近日本では独自の陰謀論が流布されています


最初に感じたのは安倍首相襲撃事件で真犯人が別に居ると吹聴する人間を真に受けて同調した人がかなり居たという事でした

安倍首相襲撃はおそらく人類史上もっとも多くの映像で撮影されたテロ事件で映像としての証拠は無限にあるが「陰謀だ」と主張する人がいる

そう主張するのは金儲けをしたい人なのだが問題はその「ネタ」を真に受けて信じる人が居る事で、日本人の知性もここまで落ちたのかと思います

人は事実より「自分が信じたい事を信じる」という特性があり、陰謀を信じたい人は陰謀以外の情報を受け付けず、ひたすら陰謀論の証拠だけを探すようになります

見つけて来る証拠というのは「私は宇宙人に遭った。だから間違いない」のような”証明”で、証拠にも証明にもなっていないが本人だけは大まじめです

次に目にしたのは・宮古島沖で4月に陸自ヘリが墜落した事故で、現場に居なかった「中国空母や中国軍艦が撃墜した」というネタを信じる人たちが居た


人は自分が信じたい情報しか信じない
これも”ネタ”を最初に投稿したのはまとめサイトなどで金もうけしている人間で、彼らは広告をクリックさせて金を得るだけが目的です

様々な疑惑や証拠や証言を取り上げては中国軍艦が撃墜したに違いないというが、その論法は「なになにの可能性がある。だから何々に間違いない」というような書いていて恥ずかしくなるような論理です

それは例えば「中国の潜水艦やレーダーに探知されない軍艦が存在した可能性がある。だから撃墜されたのに間違いない」などと主張します

陰謀論のいくつかを取り上げた事があり、例えば2001年同時多発テロはブッシュ大統領の自作自演で、貿易センタービルは爆弾で爆破されたという陰謀論があった

当時のテレビ番組が「証拠」として示していたのはビルの鉄骨が溶けて液体になって流れる映像で、鉄は1500度以上でしか溶けないので「爆弾に間違いない」と言っていました


実際の貿易センタービルは不純物が多い鉄で1000度以下でも溶ける可能性があり、航空機の体当りで風に煽られたジェット燃料は1500度以上になる可能性があります

だが陰謀論を一度信じてしまった人は「鉄の融点は1500度」「航空燃料は1000度」という間違った情報しか信じない状態になります

ウクライナ侵攻に関しては鈴木宗男、橋本轍、森喜朗の3バカが「ウクライナが戦争を辞めないので犠牲者が増え続けている」とずっと主張しています

歴史上戦争の犠牲者より平和時の犠牲者のほうがずっと多いのは、毛沢東とヒトラーの例を挙げるだけで十分だと思われます

1年間ロシアの侵略を受けてウクライナの犠牲者は多くて10万人だが、ロシアの支配を受け入れたら数百万人が粛清されます

中国によるチベットやウイグル支配は「平和」なのに数百万人の犠牲者が出ていて、彼らにとっては戦争がずっと続いた方が被害が少なかった


動画:陸自ヘリ落下では現場にいなかった中国艦が撃墜したという陰謀論がネット上で溢れた
https://www.youtube.com/watch?v=hb2sG-6Ohi4

https://www.thutmosev.com/archives/280186xr.html
27:777 :

2023/06/24 (Sat) 08:53:39

林千勝

近衛上奏文を読めば、隠したかった「構造」が見えてくる [これが本当の近現代史#100]
2023/06/03
https://www.youtube.com/watch?v=B_VqXCuV7oc

戦前・戦中・戦後 全てに仕掛け有り [これが本当の近現代史#103]
2023/06/23
https://www.youtube.com/watch?v=1PHUTOQ_TOM
28:777 :

2023/07/12 (Wed) 14:58:50

2023年07月11日
「陰謀論」という罵倒語 / 真相を隠す煙幕
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68934205.html

知識人なら寄りつかない愚論

conspiracy theory 213JFK 99234
  一般人が「陰謀」と聞けば、荒唐無稽な作り話や根拠無き噂話、あるいは馬鹿げた妄想と考えてしまうだろう。確かに、我が国では利益を出したい出版社が、娯楽作品としての「陰謀論」を“もっともらしい”装丁で書籍化するので、“いかがわしい”本が多い。例えば、「ユダヤ」陰謀論」を説くエンターテイナーには宇野正美が有名で、元コミュニストの太田竜もユダヤ陰謀論をずっと書いていた。

  雑誌『ムー』が飛びつきそうな娯楽スリラーはテレビ界隈にも結構あって、絶えず熱心なオタク族を惹きつけている。航空自衛隊の元パイロット、佐藤守空将が述べるUFO(未確認飛行物体)との遭遇なら聞く価値があるけど、矢追純一や韮沢潤一郎が吹聴するUFOの話は、完全に川口探検隊レベルだ。韮沢氏が米国のロズウェル事件を取り上げるのは勝手だけど、ニュー・メキシコ州の米軍が異星人を捕獲したとか、「空飛ぶ円盤」の残骸を隠し持っているというのは、漫画や映画のネタに等しい。TVドラマ『X-Files』はドキュメンタリー作品じゃなく、ハリウッドが作ったフィクションだ。

  巷の「陰謀論」には唖然とするものがあって、「明治天皇の孫」を吹聴する中丸薫は、元公調の菅沼光弘やベンジャミン・フルフォードと一緒に対談本を出す一方、矢追純一と組んでUFOの本を出したりする。中丸氏がどこまで真剣なのか解らないが、ユダヤ人の支配や闇の世界権力といった話題に加え、宇宙人や地底人といったファンタジーに言及するとなれば、もう頭のネジが緩みきっている、と言えるんじゃないか。スタイルこそ違うが、本質的には水晶を手にした占い師と同じだ。

  しかも、フリーメイソンやユダヤ人に絡めた皇室論なんて馬鹿馬鹿しい。「父親は明治天皇の御落胤」と称する中丸氏は、何か証拠となる形見や書類を持っているのか? 想像のプロフィールが許されてしまうと、「ウルトラマンの息子」とか「イエズス・キリストの従兄弟」「德川家斉の子孫」を名乗る言論人も許容範囲となってしまうだろう。有名人詐欺で儲けようとする悪党は、「俺は松方正義公爵の曾孫なんだ!」とか、「田中角栄の隠し子が私の父なんです」とか言い出しそうである。(子沢山の松方首相なら、何処かに末裔が潜んでいるかもね。)

  日本の「陰謀論」モノは大半が暇人の趣味に属するが、歐米諸国での「陰謀論」には真剣なものが意外と多く、学術書ではないが見過ごせない一般書があったりする。元ミネソタ州知事で海軍特殊部隊のフロッグマンであったジェシー・ヴェンテュラ(Jesse Ventura)は、ディック・ラッセル(Dick Russell)と組んで『American Conspiracies』を執筆し、この本は米国でベストセラーになっていた。普通の大学教授は無視するが、政治問題を語るジェローム・コルシ(Jerome Corsi)博士も、陰謀論に分類される本を書いており、『Great Oil Conspiracy』や『Who Really Killed Kennedy?』『Hunting Hitler』などを出版している。

Jesse Ventura 1Jerome Corsi 223Hugh Trevor Roper 45Karl Doenitz 5234
(左 : ジェシー・ヴェンテュラ / ジェローム・コルシ / ヒュー・トレヴァー・ローパー / 右 : カール・デーニッツ)

  ここでは触れないけど、歐米の歴史学者はヒトラーがベルリンで“自殺”したと思っているが、ソ連でも焼け焦げた総統の遺体を科学的に確かめた者はいないのだ。英国の有名な歴史家であるヒュー・トレヴァー・ローパー(Hugh Redwald Trevor-Roper)教授は、大戦中、諜報組織に属する陸軍中尉であったが、遺体を確かめたこともないのに、状況判断だけで「ヒトラーは地下壕で自殺した」と結論づけた。彼は西側の情報とカール・デーニッツ提督の証言だけに頼ってしまい、科学的な検死も経ずに「ヒトラー生存説はソ連の宣伝」と思い込み、『ヒトラー最後の日(The Last Days of Hitler)』を書いてしまった。今では「自殺説」の方が怪しくなっている。


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(左 / ランス・デヘイヴン・スミス )
  話を戻す。陰謀論を却下する大学教師は多いけど、中には型破りの教授もいるから、時たま感心する本が出版されたりする。例えば、フロリダ政治学協会(Florida Political Science Assciation)で会長を務めた、フロリダ州大学のランス・デヘイヴン・スミス(Lance deHaven-Smith)教授は、テキサス大学出版から『アメリカにおける陰謀論』を出版した。

  デヘイヴン・スミス教授によれば、「陰謀論(conspiracy theory)」という言葉は、1964年以前のアメリカだと馴染みがなく、日常会話の中で使われることはまずなかったそうだ。(Lance deHaven-Smith, Conspiracy Theory in America, Austin: University of Texas Press, 2013, p.3.)この用語が政治討論の語彙に入ってきたのは、ウォーレン委員会の報告書が批判された頃である。何しろ、リー・ハーヴェイ・オズワルドが発射した「魔法の銃弾」というのが、不思議な弾道を描いてJFKの頭を吹き飛ばしたんだから、まともなアメリカ人はビックリ仰天だ。特に、合衆国陸軍や海兵隊のスナイパーだと、「あんな狙撃は、俺じゃ出来ねぇなぁ~」と呟いてしまう。しかし、アール・ウォーレン判事やCIAのアレン・ダレス長官は、奇蹟の狙撃を堂々と認めていた。

  ちなみに、ジョン・F・ケネディー大統領の遺体が検視官によって調べられた時、缶に保管された脳味噌は何者かによって盗まれていた。これは実に奇妙な事件で、通常ならトップ記事扱いだろう。ところが、この盗難は一般に知られることはなかった。キリル・ウェクト博士(Dr. Cyril Wecht)のような専門家や研究者なら別だけど、一般のアメリカ国民はもちろんのこと、日本の大学生だって知っている者はごく僅かだ。作家のジェイムズ・スワンソンによれば、脳味噌(重要な物的証拠)の盗難はロバート・F・ケネディー司法長官によるものらしい。でも、この推測は信じがたく、未だに盗まれた脳の所在は明らかにされていないのだ。(James L. Swanson, End of Days : The Assassination of John F. Kennedy, New York : HarperCollins Publishers, 2013.)

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(左 : キリル・ウェクト /  右 : ロバート・F・ケネディー )

  歴史学を専攻する大学教授にしたら、巷に溢れる「陰謀論」などは素人の娯楽に過ぎず、教養の高い知識人が口にする話題ではない、と考えられている。もし、若手の講師が「陰謀論」を真面目に取り上げたりすれば、即、満座の席で批判されるに違いない。元検察官のヴィンセント・バグリオシ(Vincent Bugliosi)が述べていたが、ウォーレン報告書を疑う者は、3ドル紙幣の存在を信じる人間と同じくらい、狂った奴(kooky)と思われてしまうのだ。

James Swanson 1Vincent Bugliosi 001Jonathan Kay 1John Avlon 1
( 左 : ジェイムズ・スワンソン / ヴィンセント・バグリオシ / ジョナサン・ケイ / 右 : ジョン・アヴロン )

  カナダ人ジャーナリストのジョナサン・ケイ(Jonathan Kay)も同じ事を述べており、9/11テロ事件に関する「陰謀論」を信じている人は、現実世界での統制を失った偏執狂と同じタイプである。ジャーナリストのジョン・アヴロン(John Avlon)も否定的で、「陰謀論」を持ち出してくる奴は、「moonbats (リベラル派や進歩派に対する蔑称)」や「Hatriots (左翼リベラル派を嫌う保守派への蔑称)」「wingnuts (精神的に不健全で、妄想を抱く人)」「Fright Wing (右派や保守派、資本制賛成派への蔑称)」などと呼ばれてしまうのだ。

  ハーヴァード大学で法律を教えているキャス・サンスティン教授とエイドリアン・ヴァーミュール教授も陰謀論否定論者だ。彼らは論文の中で「陰謀論」を取り上げ、陰謀論者達は自らの殻に閉じこもってしまい、反論に対して頑なな態度を取ってしまうそうだ。彼らはエリートが事件を仕組む巨大な権力を有し、尻尾を摑まれないよう秘密を保持する、と信じている。それゆえ、反論となる証拠を示しても、捏造や仕込みとして却下するという。(Adrian Vermeule & Cass Sunstein, 'Conspiracy Theories: Causes and Cures', Journal of Political Philosophy, Vol. 17, 2009.)

Cass Sunstein 1Adrian Vermeule 1George Patton 213Jim Forrestal 112
( 左 : キャス・サンスティン / エイドリアン・ヴァーミュール / ジョージ・パットン / 右 : ジェイムズ・フォレスタル )

  しかし、ある程度の月日が経つと、いくつかの「陰謀論」はやがて気違い供の妄想から、真相に近い推論となってくる。JFK暗殺事件や9/11テロ事件だけじゃなく、他の「陰謀論」でも真摯な研究に値するものがある。例えば、真珠湾への“奇襲攻撃”は既にローズヴェルト大統領の策略と判っているし、ジョージ・パットン(George Smith Patton, Jr.)将軍の「事故死」も、徐々に「暗殺」と判ってきた。初代国防長官ジェイムズ・フォレスタル(James Vincent Forrestal)の「自殺」だって甚だ疑わしい。彼は精神を病んだことで、ベゼスタ海軍病院に“収容”されたが、本当に精神病患者だったのか? 建前上、フォレスタルは“飛び降り自殺”となっているが、おそらく“謀殺”だろう。(フォレスタル長官の死亡に関しては幾つかの書籍が出ている。)


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(左 / チャールズ・ベアード )
  第二次世界大戦の研究で有名なチャールズ・ベアード(Charles Beard)教授は、関東大震災後、東京市に招聘されたことで一般国民にも知られているが、米国内での評判はあまり良くない。なぜなら、彼はアメリカの介入主義、つまり外国に干渉する政府の軍事・外政方針に批判的で、とりわけ国際主義者のローズヴェルト大統領に辛辣だった。戦争前からビアード教授は、FDRとエリート層は歐洲戦争を望んでおり、奸計を用いて米国を戦争に向かわせるつもりなんだ、と批判していたが、リベラル派の教授が多数を占める歴史学会では、ビアード教授は「異端者」扱いだ。様々な極秘資料が明らかとなった今では、「ビアード教授の方が正しかった!」と言えるけど、当時の雰囲気では難しかった。

  アカデミック業界で問題なのは、左翼のユダヤ人が大御所になっていることだ。昔から異国に住み着くユダヤ人は、根っからの国際主義者で、アメリカ国内で幸せに暮らそうと望む孤立主義者が大嫌い。ヒトラーのナチ・ドイツがユダヤ人を堂々と迫害しているのに、ナショナリズムに凝り固まった保守派連中は、ユダヤ人を救出するための海外派遣には反対で、「再びヨーロッパの戦争に駆り出されるなんて御免被る !」という態度であった。

  当時の米国では不介入主義を掲げる「アメリカ第一委員会(America First Committee)」が結構人気で、「大空の英雄」と呼ばれたチャールズ・リンドバーグ(Charles A. Lindbergh)は、その代表的なスポークスマンであった。この組織は陸軍少佐のロバート・スチュアート・ジュニア(Robert Douglas Stuart, Jr.)によって創設され、彼は有名な食品会社である「クェーカー・オーツ(Quaker Oats)」を創業したロバート・ダグラス・スチュアートの息子であった。

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(左 : ロバート・スチュアート・ジュニア / チャールズ・リンドバーグ / ロバート・マコーミック / 右 : ロバート・E・ウッド )

  「アメリカ第一委員会」には他にも著名人が参加しており、教科書で描かれるような頑固者じゃなく、大半は常識的な「愛国主義者」であった。例えば、対フィリピン戦役で活躍した陸軍のロバート・E・ウッド(Robert E. Wood)准将や、「シカゴ・トリビューン」を経営するロバート・マコーミック(Robert R. McCormic)陸軍大佐、後にイェール大学の総長となるキングマン・ブリュースター(Kingman Brewster, Jr.)、共和党支持を貫いた女優のリリアン・ギッシュ(Lillian Gish)などが名を連ねていた。戦後の移民政策に反対を表明したパトリック・マッカランも、評判の悪い「孤立主義者」で、民衆党員なのにローズヴェルトの対外政策には批判的であった。日本による奇襲で消滅したかに見えた「アメリカ第一主義」の精神は、戦後も絶えることなく脈々と生き続け、元スピーチ・ライターのパトリック・ブキャナン(Patrick Buchanan)やドナルド・トランプ大統領に受け継がれている。

Kingman Brewster 1Lillian Gish 2Patrick McCarran 1Patrick Buchanan 213
(左 : キングマン・ブリュースター / リリアン・ギッシュ / パトリック・マッカラン / 右 : パトリック・ブキャナン )

  話を戻す。不運なチャールズ・ビアード教授とき違い、カール・ポッパー(Karl Popper)やレオ・シュトラウス(Leo Strauss)はインテリ階級の尊敬を集め、“辺境”や“窓際”に押し込められることはなかった。ジョージ・ソロスが尊敬するカール・ポッパーは、「開かれた社会(Open Society)」のイデオローグだが、「陰謀論」に関しても意見を述べていた。このユダヤ人哲学者によれば、「陰謀論」というのは非常に危険で、社会に害を為す疾病みたいなものであるという。これはナチスの台頭や全体主義のイデオロギーにも寄与するそうだ。ポッパーはナチスのせいで1937年、生まれ育った異国のオーストリアを去ることになり、ニュージランドを経てイングランドに移住した。それゆえ、「ユダヤ陰謀論」には私的な恨みがあるのかも知れない。

  「ネオコン(neoconservativism)」の精神的支柱となったシュトラウスも、「陰謀論」に関しては厳しい見解を持っていた。ただし、このユダヤ人学者はポッパーと違い、「陰謀」というのはエリート階級にとっては必要悪で、有益な場合もあると思っていた。なぜなら、陰謀というのは無秩序や全体主義に対する防禦策にもなるし、無知な大衆の目を逸らす効果もあるからだ。陰謀論には間違ったものもあるが、真実を突いた鋭い考察もあるから、円滑な社会操作を目論む者にとっては、時として障碍となりうる場合もある。そもそも、政治に策略は付きものだ。正論や綺麗事だけでは世の中を治めることはできない。マキャヴェリ的な支配者層は、必要とあればアホな一般人を扇動するし、不都合な事件があればそっと隠す。政治家の美徳は悪徳と表裏一体だ。

Leo Strauss 21Karl Popper 324Richard Hofstadter 1Joseph McCarthy 55
( 左 : レオ・シュトラウス / カール・ポッパー / リチャード・ホーフスタッター / 右 : ジョセフ・マッカーシー )

  現実的には、渋々ながらでも「陰謀論」を認める知識人は存在する。だが、大半のユダヤ人学者は否定的だ。例えば、日本でもよく知られているリチャード・ホーフスタッター(Richard Hofstadter)は、いかにもユダヤ人のインテリらしく、「陰謀論」を口にする者を小馬鹿にしていた。彼は「偏執狂スタイル(paranoid style)」を提唱し、根拠が乏しい創作話を斥けていた。特に、ジョセフ・マッカーシー上院議員が熱心だった「赤狩り」には我慢がならない。何しろ、知性に欠けた白人どもは、さしたる理由もなく、インテリ階級のユダヤ人に偏見と猜疑心を抱いていたし、異人種というだけで反米主義者のレッテルを貼ることもあった。確かに、大学や工場、テレビ局、ハリウッドなどには、デモクラシーを看板にした共産主義者や社会主義者がゴロゴロいたから、赤いユダヤ人は格好の標的となりやすい。

Edward Murrow 213(左 / エド・マーロー )
  でも、ヴェノナ文書が公開されると、疑惑のユダヤ人やジャーナリストがソ連のスパイだった、と判明したから、さあ大変だ。マッカーシー旋風を批判していたCBSやPBSの左翼分子は面目丸つぶれである。CBSの花形ジャーナリストであったエド・マーロー(Edward Roscoe Murrow)は、マッカーシー批判の急先鋒。しかし、ヘビー・スモーカーのマーローは、1965年に肺癌であの世へ旅立っていた。もし、運悪く長生きしていたら、肺じゃなく人気を失っていたところだ。マーローは「See It Now」という番組で、マッカーシー議員をコテンパンに糾弾したから、議員の事務所には批判の電話や手紙が津波のように押し寄せていたという。だが、現在はどうか? 主流メディアの左翼は沈黙を保っている。アメリカ人の保守派は「やっぱり、マッカーシーは正しかった !」と心の中で思っているはずだ。

Ron Unz 1121(左 / ロン・ウンツ)
  米国のユダヤ知識人には、リベラル派の同胞に反撥する人もいるようで、学者やメディアが垂れ流してきた「定説」に疑問を抱く者が結構いる。例えば、シリコンヴァレーで成功を収めた経営者のロン・ウンツ(Ron Keeva Unz)は、ハイテクビジネスで富豪になると、保守派寄りの活動家になった。興味深いのは、彼が西歐白人の意見にも耳を傾け、ユダヤ人が刷り込んできた学説に疑問を抱いている点だ。

  ウンツは自身の記憶を遡って、如何に自分が特定の枠に嵌められていたのか、そして自分が生まれる前の一般社会や国民感情の変化についても述べていた。曰く、「私が幼い頃、私の意見は既存のメディアによる物語で形成されていた。それゆえ、陰謀論と聞けば自動的に“馬鹿らしい”と考えてしまい、全人生の中で毎回、これを斥けていた。一度たりとも、それが本当かも、と思ったことは無い」と。(Ron Unz, 'How the CIA Invented "Conspiracy Theories"’, The Unz Review, September 5, 2016.)

  確かに、知識人家庭で育ったユダヤ人なら、「陰謀論」に嵌まる白人なんて“レッド・ネック”にしか思えない。(「レッド・ネック」とは首の後ろが日に焼けた筋肉労働者を指す蔑称) 知性や教養を尊ぶユダヤ人からすれば、別の人間に見えてしまう。しかも、こうした「陰謀論」の黒幕にはユダヤ人が多いから、ユダヤ人の子供でも激怒する。国際基督教大学の教授から東京女子大学の学長に収まった「森本あんり」なんかは、ホーフスタッターの「反知性主義」を“売り”にして陰謀論を誡めていたが、象牙の塔に閉じ籠もる木偶の坊だから仕方がない。NHKが森本氏や慶應義塾の渡辺靖をゲストに招いたりするのは、政策者にとって都合のいい知識人だからだろう。

  ちょっと現実の政治を知る国民なら、「便利な馬鹿(useful idiots)」と判るが、受験勉強で苦労した庶民だと有名大学の教授には抵抗できない。日本には「学歴信仰」という強固な宗教が染み渡っているので、大学教授の言葉は有り難い「説教」となってしまうのだ。「オウム真理教」とか「パナウェーブ研究所」のヒラ信徒を観れば判るじゃないか ! ヘッド・ギアをかぶった青年や白装束のオバちゃんに、まともな理性は無く、教祖の言葉だけが人生の指針になっていた。創価学会を抜けた元信者なら、何となく解るだろう。

  真実に迫る「陰謀論」でも、矢鱈と「負」のイメージが付き纏うのは、教養を持つ国民や専門的に研究する知識人が、一様に避けてしまうからだ。それじゃなくても、研究機関であるはずの大学は左翼の牙城となっている。歴史や政治を専攻する学生が、「定説」から外れた「陰謀論」に加担すれば、叱責か嘲笑の的になってしまうし、大学教授を目指す院生なら自殺行為だ。さらに厄介なのは、教養人が避ける「陰謀論」に知識の乏しい庶民や、思い込みの激しい活動家が群がってしまう点である。バカ丸出しの連中が、政治家の暗殺や八百長のテロ事件を口にすれば、どんなに真剣な言論であっても、一般人はそっぽを向く。大衆はイメージに左右されるから、左翼メディアや外国の工作機関は、銃器を用いない心理戦を仕掛けてくる。

  日本は大衆社会で、大衆は自分で考えず、隣人の行動を観てそれに靡く。なぜ、左翼分子やユダヤ人は、大学を乗っ取り、テレビ局や新聞社に就職するのか? また、ユダヤ人は教育界や法曹界、政財界ばかりじゃなく、娯楽産業をも支配しようとするのか? それは彼らが心理戦や宣伝戦の重要性に気づいているからだ。英国で死亡したユダヤ人のオルガルヒ、ボリス・ベレゾウスキー(Boris A. Berezovsky)は、アメリカの同胞を見習って、ロシアのメディア王になろうと目論んでいた。この数学者にして元技術者は、国営企業の民営化という波に乗って、「Channel One」というテレビ局を手に入れた。彼は売国奴のボリス・エリツィンを支援したが、ナショナリストのウラジミール・プーチンと対立したことで、英国へ亡命する破目となる。KGB出身のプーチンは、プロパガンダ工作の恐ろしさを知っていたので、早めに政敵の抹殺に取り組んでいたのだろう。

Boris Berezovsky 22Putin 344
(左 : ボリス・ベレゾウスキー / 右 : ウラジミール・プーチン)

  9/11テロや2020年の大統領選挙に関する「陰謀論」は玉石混淆だ。論理の飛躍や根拠の無い推測も多いけど、傾聴に値する言説もある。戦争やテロで銭儲けを謀る連中は、仕組んだ「陰謀」がバレないよう、予め「意図的なバカ」を仕込んでいる。これは陽動作戦の一つで、真相を探ろうとする邪魔者を排除するため策略だ。もちろん、巷には天然自然の愚者もいるが、わざと情報を攪乱させたり、本当のような嘘をバラ撒いたりする。

  例えば、警戒心の薄い一般人は、絶妙な塩梅で制作された雑誌記事やYouTube動画に魅了されてしまう。だが、こうした作品の中には真実の中に何パーセントかの嘘が混ぜ込まれている。闇組織は陰謀論を吹聴する宣伝係「A」と、それを暴く理知的な知識人「B」を前もって用意しているから、頃合いを見計らってBにAの嘘を指摘させる。そうすると、一般人は騙されたと気づき、「何だ、あの情報はデマだったのか!」と失望する。一杯食わされた者は、二度と八百長事件の真相を追究しないから、陰謀を仕組んだ組織は「やった! 成功だ!」と呟いてほくそ笑む。大規模な陰謀を実行する組織は、必ず「後始末」のシナリオを用意しているから、大半の一般人はまんまと騙され、更なる真相究明を諦めてしまう。莫大な資金で仕掛けられた陰謀だと、「清掃作業」も巧妙なので、無力な一般人だと解明できない。

  インターネットが発達した現在、YouTubeの再生回数で銭儲けを図る輩が多くなったので、アホ臭い陰謀論が巷に氾濫しているが、全部を「妄想」として片付けてしまうと損をする。アメリカには唖然とする愚論も多いが、鋭敏な知性で陰謀を解き明かそうとする知識人も存在する。日本だと出版市場がとても狭いので、調査レポートの本を出版しても利益が出ない。それゆえ、野心的なジャーナリストは匙を投げるし、糸口になるネタを摑んでも断念する。

  一周忌を迎えた安倍晋三の暗殺事件は、様々な疑問点が浮かび上がっているにもかかわらず、主流メディアは完全に無視。週刊文春や週刊新潮でも、事件を掘り起こそうとする様子はない。殺人事件を担当した警察だって、「山上単独犯説」で幕引きにしようと考えている。おそらく、安倍暗殺事件は司法の闇に消えてしまい、徐々に人々の記憶から消えてしまうだろう。来年の7月だと、テレビの特番は無いかも。たぶん、安倍総理と親しかった山口敬之だけが、ひっそりとニコニコ動画で追悼番組を流すくらいかもね。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68934205.html
29:777 :

2023/07/16 (Sun) 00:42:26

【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第28回「新世界秩序に与するか否か?米大統領と日本国財政家 百五十年の系譜」[桜R5/7/15]
https://www.youtube.com/watch?v=N288UQcx6xc
30:777 :

2023/07/23 (Sun) 04:00:46

【日ユ同祖論】日本人のルーツとヘブライ語の謎|茂木誠
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14132140




茂木誠 _ ユダヤの古代史&世界史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130919

アシュケナージ系ユダヤ人の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14043502

ユダヤ人の Y-DNA _ 日本にはユダヤ人の遺伝子は全く入っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007378

秦氏がユダヤ人だというのはド素人の妄想
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007812

ユダヤ人は白人美女が大好きで、非白人は人間だと思っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14077515

31:777 :

2023/08/06 (Sun) 18:48:57

吉岡孝浩×茂木誠 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIFjTpVDXkJmF-oB8nr1Ap0kjfBnnHWCZ

【陰謀の歴史】 すべては「ロスチャイルド家 vs ロックフェラー家」の対立が原因だった?茂木誠×吉岡孝浩
むすび大学チャンネル
2022/06/23
https://www.youtube.com/watch?v=GKYx05EYWPE

00:27 ユダヤ人の選民思想は本当か?
01:50 タルムードと聖書
03:04 偽ユダヤ人は存在するのか?
05:21 ロスチャイルド家とロックフェラー家の歴史と日本への影響
11:51 マルクスの共産主義とロスチャイルドは関係するのか
13:04 日本とユダヤ系財閥の意外な関係
18:26 3B政策とロックフェラー
32:777 :

2023/08/15 (Tue) 16:17:36

【政治の裏】自民党の派閥抗争をロックフェラー&ロスチャイルドで読み解く| 茂木誠×吉岡孝浩
むすび大学チャンネル
2022/06/30
https://www.youtube.com/watch?v=1a_Tviat-Y4&list=PLIFjTpVDXkJmF-oB8nr1Ap0kjfBnnHWCZ&index=13

00:58 自民党派閥抗争の裏にあるユダヤ金融資本
02:05 トランプ現象とロスチャイルド、ロックフェラーの関係 
33:777 :

2023/08/31 (Thu) 18:55:33

【怒られ覚悟】読まないほうがマシ!? 保守言論誌を本音でレビュー!特徴を徹底比較してみた
保守思想チャンネル
2023/08/24
https://www.youtube.com/watch?v=SOkNpgi-jvo

表現者クライテリオン、WILL、HANADA、VOICEの保守系雑誌を辛口レビューしました!
34:777 :

2023/10/22 (Sun) 08:43:28

インターネットの陰謀論関係ブログへのリンク
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14039135

△▽

保守・右翼の人間は何故論理的な思考ができないのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037707

陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14033997

従軍慰安婦・徴用工強制連行、南京大虐殺は事実なのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14106485

【トンデモ】日本のメディアを支配する“フランクフルト学派”の恐怖
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118106

【陰謀の歴史】すべては「ロスチャイルド家 vs ロックフェラー家」の対立が原因だった?茂木誠×吉岡孝浩
https://www.youtube.com/watch?v=GKYx05EYWPE

吉岡孝浩×茂木誠 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIFjTpVDXkJmF-oB8nr1Ap0kjfBnnHWCZ
35:777 :

2023/11/23 (Thu) 06:59:57

日本を称賛するアホ保守・右翼と在日欧米人による日本凄い系 YouTube 動画


『海外で人気の日本文化ニュース』NYで日本文化をアピール「ジャパンパレード」開催
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16826665

リスペクトジャパン【海外の反応】 - YouTube
https://www.youtube.com/@world-Japan/videos
https://www.youtube.com/@respect-japan/videos

JAPAN 日本の凄いニュース - YouTube
https://www.youtube.com/@japan8357/videos

【ゆっくり解説】日本は凄い - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A++%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E5%87%84%E3%81%84

【海外の反応】 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%80%90%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%80%91&sp=CAI%253D



日本食冒険記Tokyo Food Adventures - YouTube
https://www.youtube.com/@TokyoFoodAdventures/videos

Momoka Japan - YouTube
https://www.youtube.com/@momokajapan/videos

安涼奈の山登り - YouTube
https://www.youtube.com/@user-dt3lg3gh6k/videos
https://www.youtube.com/@AlyonaB/playlists

あしや - YouTube
https://www.youtube.com/@azuminoashiya/videos

北のアリョーナ - YouTube
https://www.youtube.com/@kita_no_alena/videos

LTブログ - YouTube
https://www.youtube.com/@LTVLOGchannel/videos

OshareJapan - YouTube
https://www.youtube.com/@OshareJapan/videos

ボンソワールTV BonSoirTV - YouTube
https://www.youtube.com/@bonsoirtv/videos

コスケの北海道でドライブを楽しむチャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@kosuke-drive/featured

タカユキtwistclubチャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@twistclub/videos

旬旅 / Japan Season Travel - YouTube
https://www.youtube.com/@syuntabi/videos


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日本を称賛するアホ保守・右翼による反韓国・反中国 YouTube 動画

【ゆっくり解説】中国・韓国は日本より劣っている- YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A++%E4%B8%AD%E5%9B%BD
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A++%E9%9F%93%E5%9B%BD

ゆっくり韓国事件簿【ゆっくり解説】 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/channel/UCH-YHaPFQgVKRAsAy3n37gA/videos

希ガスchannel【ゆっくり解説】 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/channel/UC1fy8MTh87ON0fxJxMvZErA/videos  

しまむらいだーのお部屋【ゆっくり解説】 - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCPbiAq3YHoePafGTMzvrTKQ/videos

ゆっくり侍のニュースch - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCR5EI0O38u4fnQomtIaLVQw/videos  

シンジのニュース2nd - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCOgThxHz7cW6xVozk6ojwsg/videos

ポリティカ金字塔 - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCeLj_h7Wgcqn-cmNJ2ZblCA/videos

ゆっくり韓国事件簿セカンド【ゆっくり解説】 - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCLL_HoS0RArXJSNcx0FprLg/videos


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日本を称賛する保守・右翼の人間一般に共通する特性

•勉強しない
•何度誤りを指摘されても頑として認めない
•とっくに否定された妄説を何度でも持ち出してくる
•議論の前提となる概念に「オレ様定義」を振り回すため会話が成り立たない
•無知なのにいつも上から目線
•中身が何であれ最後に言い返した方が勝ちだと思っている(いわゆる「論破」w)
•やっぱり勉強しない
36:777 :

2023/11/28 (Tue) 10:53:33

一見まともに見える陰謀論を拡散しているネット番組


新日本文化チャンネル桜 - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCqzmfJtdV4E7itdybS_Di6w/videos

チャンネル桜 番組紹介『日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」』
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655

SakuraSoTV - YouTube動画
https://www.youtube.com/user/SakuraSoTV/videos

日本文化チャンネル桜・別館 - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCGbSDhzR4hbRAmSuRK-z_ng/videos

チャンネル桜北海道 - YouTube動画
https://www.youtube.com/channel/UCHgHNWmPqmqfyjTrIcgeYLg/videos



「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/c/mitsuhashipress/videos

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

「新」経世済民新聞
https://38news.jp/



髙橋洋一チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCECfnRv8lSbn90zCAJWC7cg/videos

髙橋洋一 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%AB%99%E6%A9%8B%E6%B4%8B%E4%B8%80&sp=CAI%253D


藤井聡 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%81%A1&sp=CAI%253D

室伏謙一 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%AE%A4%E4%BC%8F%E8%AC%99%E4%B8%80&sp=CAI%253D

森永康平 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E5%BA%B7%E5%B9%B3&sp=CAI%253D

渡辺惣樹 - YouTube
https://www.youtube.com/@watanabesouki/videos

山下英次 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E8%8B%B1%E6%AC%A1&sp=CAI%253D

検索: 勝又壽良 | マネーボイス
https://www.mag2.com/p/money/?s=%E5%8B%9D%E5%8F%88%E5%A3%BD%E8%89%AF


林千勝 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9E%97%E5%8D%83%E5%8B%9D&sp=CAI%253D

馬渕睦夫 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB&sp=CAI%253D


ダークネス:鈴木傾城
https://bllackz.com/

ブラックアジア:鈴木傾城│ブラックアジア:鈴木傾城
https://blackasia.net/

検索: 鈴木傾城 | マネーボイス
https://www.mag2.com/p/money/?s=%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%82%BE%E5%9F%8E



ChGrandStrategy - YouTube
https://www.youtube.com/@ChGrandStrategy/videos

松田政策研究所チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@user-cb2gk5dk9k/streams
https://www.youtube.com/@user-cb2gk5dk9k/videos

デイリーWiLL - YouTube
https://www.youtube.com/@Daily_WiLL/videos

WiLL増刊号 - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCLbv0iWDAqgEw60Dn2Rv5CQ/videos

未来ネット / 旧林原チャンネル - YouTube動画
https://www.youtube.com/c/mirainet/videos

武田邦彦 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6
37:777 :

2023/12/04 (Mon) 09:24:22

チャンネル桜、DHC…右派系ネット動画が「激戦区」になったワケ
古谷 経衡(文筆家) 2020-11-29
https://blog.goo.ne.jp/ivelove/e/9cb9fe32d60c447de25bdc3cda67a994

 2000年代から2010年代の日本のネット言論で大きな存在感を放ち、世論にも大きな影響を与えた「ネット右翼」。その通史を描き出す、文筆家・古谷経衡氏による野心的連載「ネット右翼十五年史」が2年の時を経て掲載再開!  今回分析するのは、右派メディアの中でも強い波及効果を持つ「動画メディア」の栄枯盛衰である。

ネット右翼の主軸は「アラフィフ」へ

 2002年に勃興したネット右翼の主要な「情報源」は当時から現在まで一貫してネット動画である。安倍内閣の継承を旗印にした菅内閣に交代しても、この傾向は全く変わらない。

 第二次安倍政権下、およびそれ以前の民主党政権下では、いわゆる「保守系雑誌」の隆盛が囁かれた。WAC社の『WiLL』が代表的だが、この雑誌は第二次安倍政権下の2016年春に事実上分裂し、元『WiLL』編集長の花田紀凱氏が飛鳥新社に移籍して『HANADA』を創刊する。一方、編集長が空席となった『WiLL』にはWAC社が刊行する『歴史通』編集長であった立林昭彦氏が就任した。

 『WiLL』分裂当初、「保守分裂」の様相を呈した二誌は読者を二分すると観測されたが、多少の振幅はあるにせよ、その後両者は産経新聞社の『正論』と合わせて、今や保守系雑誌の三巨頭として並び立っている。『WiLL』分裂によって保守系読者は細分化するどころか、これらのは却って市場を拡大したと思われる。

 ただし、ネット右翼は『WiLL』『HANADA』そして『正論』の三誌を併読しているとされがちだが、それは誤解である。1973年に創刊した『正論』の購読層は、古参の伝統的保守派で概ね60~70代以上。後発の『WiLL』『HANADA』はそれよりも読者年齢は低いが、おおむね50~60代以上が主軸となっている。

 2013年に私がネット右翼に大規模調査を実施した結果、ネット右翼の平均年齢は約38歳とでた。それから7年余りがたち、新陳代謝がほぼないネット右翼業界はさらに高齢化が進んでその平均年齢は45歳前後となっている。現在、彼らの主力はアラフィフである。

 しかしすでに述べた通り、『正論』『WiLL』『HANADA』の三大保守雑誌の購読者年齢に、ネット右翼のそれは一歩届かない「ヤング層」である。保守層やネット右翼の中で、これら三大保守雑誌を読んでいる者は少数である。それはすでに本連載で述べた通り、ネット右翼の構造的性格が起因している。

 ネット右翼は既存の保守系言論人の言説を「オウム返し」のように真似るだけの存在であり、より平易に言えば、いわゆる保守系言論人のファンにすぎず、彼らを宿主にしてその言説に寄生する存在だからである。もともと読書習慣が薄く、月刊誌を購読するという習慣そのものが希薄なネット右翼は、表紙や目次を見ることはあるかもしれないが、実のところ三大保守雑誌の主力行読者層とはなっていない。

 彼らの情報源は、保守系言論人が「動画」と「SNS」によって垂れ流す言説がほとんどすべてである。7年8か月続いた第二次安倍政権が終わり、菅内閣が発足したばかりであるが、実はこの間、ネット右翼の最大の情報源たる「右派系ネット動画」の世界は、代り映えのしない政界をよそに激変した。本稿ではその変遷を解説する。


チャンネル桜の成功
 まずネット右翼が好む右派系ネット動画の開祖は、2004年8月に開局した日本文化チャンネル桜(以下チャンネル桜)であった。
 チャンネル桜は、後述するDHCテレビよりは後発にスタートしたCS(衛星)放送局であるが、様々な経営努力の結果、おおむね2006年頃から日本で勃興しだしたYouTubeに目を付け、CS放送で流した番組内容の一部ないし全部を同サイトに転載する形で、一躍ネット右翼から注目を集めるようになった。さらに、ほぼ同時期にニコニコ動画(ドワンゴ)への転載も開始している。

 チャンネル桜の出演者陣は、それまで産経新聞と雑誌『正論』だけに自閉していた高齢の保守系言論人が主力で、ネットとの親和性は低いと思われていた。しかし、チャンネル桜はその古色蒼然たる保守系言論人の言説をそのまま動画としてアップロードし、これがかえって全く新しい手法として新鮮に受け止められた。

当初はそれほど「嫌韓」ではなかった
 いまでこそ右派系動画チャンネルは百花繚乱の勢いだが、ゼロ年代後半にこういった右派系オピニオンを、動画媒体に組織的に転載したのはチャンネル桜だけといってよい。こうして、高齢保守系言論人のオピニオンがそのままインターネットの世界に「輸出」される格好となり、彼らに無批判に寄生するネット右翼のオピニオンもまた、彼らと全く同じものに変質していった。

 その内容は「大東亜戦争肯定―反東京裁判史観」「対米追従」「嫌韓・反中・親台湾」「靖国神社参拝支持」「朝日新聞批判」「テレビ局批判」など、現在でも変わらず繰り返されているフレーズのオンパレードである。

 しかし、チャンネル桜草創期のメンバーは産経新聞・正論界隈出身の論客が多く、韓国に対しては比較的ではあるが融和的であった。これは、戦後の日本の保守が「反共」を旗印に韓国軍事政権と連携し、日本の保守系言論人の少なくない部分が大学生時代などに韓国に留学した経験を持つなど、韓国の保守派と交流を持っていたためである。

 実際、初期のチャンネル桜は「反中・親台湾」は旺盛でも「嫌韓」色はそこまで強烈という程ではなく、歴史修正的価値観に重きが置かれていた(もっとも、元在特会会長の桜井誠氏を繰り返し出演させるなど、「嫌韓」の定石を一応抑えることにも余念がなかった)。

 チャンネル桜が黄金時代を迎えたのは民主党政権時代の2009~2012年で、当時は他に競合動画が殆どなかったことから、その再生回数は月間で数百万回を軽く数えた。

 この頃、保守界隈もそれに寄生するネット右翼も、麻生政権の下野と民主党政権誕生によって、「反民主党」という共通目的のもと大同団結し、西部邁氏的な「反米・反グローバリズム保守」から、産経系の親米保守、経済右翼、ビジネス保守、ネット右翼、果ては事件師的性格を持つ怪しい輩も多数同局に集結した。

内輪揉めと崩壊
 私がチャンネル桜に初出演したのは2010年で、ちょうどネット右翼の黄金時代に重なる。彼らは政治団体をも包摂し、デモ活動や抗議活動をニコニコ動画やUSTREAM(2018年に無料プランを終了)で中継し、録画編集したものをYouTubeに転載するという手段で、雪だるま式に視聴者数を倍加させていった。

 2012年の自民党総裁選で町村派(当時呼称・清和会)の安倍晋三氏が「憲法改正」「尖閣諸島への公務員常駐」などタカ派路線を鮮明にすると、保守界隈もネット右翼界隈も安倍支持一色となった。

 とりわけチャンネル桜は安倍支持を強烈に打ち出し、この時期の「安倍待望論」を全面的にリードした。安倍氏が総裁選で石破茂氏を破って総裁になり、2012年12月の総裁選挙で政権を奪還すると、チャンネル桜はいよいよ「安倍応援団」の最大勢力のひとつとしてネット右翼に絶大な影響を与えた。しかしチャンネル桜の隆盛はおおよそこのあたりが絶頂であった。2014年2月の東京都知事選挙で、所謂「内輪揉め」が発生したのである。

 チャンネル桜中枢とその支持者は、同都知事選に立候補した元航空幕僚長・田母神俊雄氏の実質的な選対事務所を一手に引き受けた。同氏が奮闘したとはいえ主要四候補(舛添要一、宇都宮健児、細川護熙、田母神俊雄)の中で最下位の61万票に終わり、同年の衆院総選挙で次世代の党(当時)から立候補して落選するや、都知事選時に集めた寄付金の使途で揉め、チャンネル桜は田母神批判を先鋭にした。田母神氏自身は2016年4月に公職選挙法違反で逮捕された(翌年起訴され、2018年に一審を経て二審の懲役1年10か月・執行猶予5年の判決が確定)。これによりチャンネル桜と田母神氏の対立は決定的となった。

 この頃から、逮捕・起訴された側の田母神氏支持者とチャンネル桜中枢との対立が激化し、少なからぬ視聴者がチャンネル桜から離れたともされる。


台頭する「DHCチャンネル」
一方、第二次安倍政権が長期政権の様相を呈し始めるや、新しい大きな動きが活発化した。DHCチャンネルの隆盛である。
 DHCチャンネル自体は2004年に開局したチャンネル桜よりもはるかに早い1996年に開局していたCS局であったが、開局当時は保守系のオピニオンは少なく、自社製品の広報やカルチャー番組、政治的には無色のエンタメ番組が主力であった。それが第二次安倍政権誕生以降とりわけ急速に保守化し、CS放送局の中ではチャンネル桜と勢力を二分するまでに成長した。

 とりわけDHCチャンネルでヒットしたのは、2015年から放送が開始された『虎ノ門ニュース』(番組名には変遷がある)と『ニュース女子』である。後者はTOKYO MXや地方局の枠を買い取る形でも放送されたため、加速度的に視聴者数が増えた。
 チャンネル桜とDHCチャンネルの最大の違いは、バックにある資金力の違いであった。チャンネル桜は開局当初、有料チャンネルでの放送という形をとっていたが、それは創設者で現社長の水島総氏の私財を投じる形で行われていた。よってたちまち資金難に陥ると、視聴者からの寄付に頼る「二千人委員会方式」に切り替えた。
 「二千人委員会」とは、視聴者の中うち篤志家が1万円/月の寄付会員(年額12万円)になり、それを二千人集めることによって放送を続行するというもので、これにより放送自体はストリーミング放送等を除いては無料で行われた。

 一方、DHCチャンネルは母体が日本有数の化粧品会社であり、潤沢極まりない予算編成が可能である。無論、予算の多寡が番組の質を決定するものでは無いが、豪華なキャストやセットはそれまでの「手作り感」あふれるチャンネル桜と比べると斬新と映り、これによって2016年頃にはネット右翼の最大人気番組は『虎ノ門ニュース』となった。
 これと肩を並べる人気番組であった『ニュース女子』は、2017年1月に放送した沖縄の基地反対派に関するデマ報道でBPOから重大な倫理違反の指摘を受ける(2017年12月)と、翌2018年3月末にはTOKYO MXでの放送を終了した。これにより、ますます『虎ノ門ニュース』の比重は高まることになった。

このころ、チャンネル桜もDHCチャンネル(一部を除く)も、CS放送から続々と撤退する。まずDHCチャンネルが2017年3月にCS放送から撤退すると、チャンネル桜も同年10月に撤退した。これにより、両局は完全なYouTube動画放送局となったが、これはCS放送よりも、YouTubeにおける再放送や転載での視聴者が圧倒的に多かったためと推測される。右派系動画番組はYouTube専売で放送するのがもっとも商業的成果を挙げるという構造が、2017年には確立されたのである。


右派動画チャンネル乱立の時代へ
 ここから、雨後の筍の如く右派系YouTube動画局が誕生した。まず2017年2月に『文化人放送局』が開局すると、同年10月には『林原チャンネル』が開局。林原チャンネルはDHCチャンネル元社長の浜田マキ子氏が独立して開始したものである。

 2020年10月末現在、右派系動画チャンネルの登録者数トップはDHCチャンネルの約71万人、次いでチャンネル桜が50万人、そして後発の文化人チャンネルが約35万人で、個人チャンネルを除けばこの3つが右派系動画放送局の三巨頭となる(これ以外にも、株式会社ON THE BOARDが主催する個人チャンネルが2つと、櫻井よしこ氏が事実上の主宰となる言論チャンネルがあるが、後者については有料放送なので視聴登録総数は不明)。ネット右翼はこうした動画チャンネルを常に重複、並立して視聴しており、どれかを単独を視聴する事は少ない。

 第二次安倍政権下でこれら右派系動画群は一貫して「安倍応援団」の一翼を担った。とりわけ2015年頃を境に、DHCチャンネルの人気や登録者数がそれまで右派系動画放送局群で首位を堅守していたチャンネル桜を上回ると、DHCチャンネルのレギュラー出演者は元来ネットの外側で実績・人気のあった作家などで固められるようになり、さらにはその出演者の多くが安倍首相主催の『桜を見る会』などに招待されるなど、政治的発言力も増大していった。一方、チャンネル桜の出演者は同会に呼ばれないなど、2015年以降は右派系ネット動画の首位がチャンネル桜からDHCチャンネルに大きく交代し、業界の勢力図は激変して今に至っている。


「反安倍」に舵を切るメディアも登場
 これまで挙げた動画放送局群は第二次安倍政権誕生以降、親安倍で一致していたが、二番手以下に甘んじるようになったチャンネル桜は、概ね2019年頃から「反安倍」への方針転換を顕著にしたことも特徴的である。
 彼らは2012年の時点では「安倍応援団」の最前衛と目されていたが、次第に安倍政権の進めた外国人実習生制度(実質的な移民政策だと彼らは主張する)や、アイヌ政策(そもそもアイヌ民族は存在せず、それがゆえにアイヌの文化振興等は”利権”であると彼らは主張する)、規制改革などを批判し、反安倍・反グローバリズム保守に転換した。もっともその背景には、チャンネル桜が開局草創期から西部邁氏などの所謂「反米保守・反グローバリズム保守」などの出演者を包摂してきたからという理由もある。あるいは「反安倍→反菅の保守」という、ネット右翼においてはマイノリティの視聴者を引き付ける役割を担う、マーケティング上の要請もあるのかもしれない。

 概ね2015年以降、DHCチャンネルの「一強」が続く中、保守系言論人の多くがDHCチャンネル内での著書の宣伝に躍起となっており、この傾向はますます続くものとみられる。一方、2019年からは『WiLL』が独自に動画チャンネル『WiLL増刊号』を開設し、2020年10月時点で登録者数約18万人に達するなど、新興勢力の勃興も見られる。
 誰しもがYouTubeチャンネルを開設できるようになり、右派系ネット番組はまさにレッドオーシャンの時代を迎えている。以前の寄稿で示した通り、ネット右翼の実数は全国でおよそ200万人、最大でも250万人程度の規模とみられる。その全員が動画を見るわけではないため、せいぜい動画視聴者数の天井は7掛けの150万人程度、という市場規模であろう。
「内輪受け」追求の末に……

 新陳代謝のないネット右翼の総数は増えない。しかし、ネット右翼には中小零細企業の経営者や下級官吏、大企業の管理職、開業医などの中産階級も多く、ひとり頭の購買力は旺盛なので、各社はこぞってこのレッドオーシャンに参入し、それを雑誌・著書の購読に結び付けようと躍起になっている(――ただしすでに述べた通り、ネット右翼には読書習慣が希薄なためこの行為は著効していない)のがここ数年の状況である。全体のパイは広がらず、またアニメや漫画と違って海外市場というものが望めないので、畢竟各動画チャンネルの中では出演者の取り合いと対立が起こる。
 民主党政権という「巨大な共通の敵」を失って以降、 保守業界、ネット右翼業界では数々の内紛や民事裁判が起こってきた。その都度、ネット右翼は対立するどちらかの側につき、敗れた側は保守業界から消えていった。前述の田母神氏がその典型である。まさに関ヶ原における西軍諸将の敗行軍が、保守業界のいたるところで発生している。彼らは保守業界、ネット右翼業界以外に通用する普遍的な言説を持たないため、ここから追放されることは即商業的恩恵の終焉を意味するのだ。

 こういった保守業界の興味深い内紛の実態は別稿に譲るとしても、右派系動画番組の生き残りをかけた戦いは、今後もますます熾烈の度を増していくものとみられる。
https://blog.goo.ne.jp/ivelove/e/9cb9fe32d60c447de25bdc3cda67a994


▲△▽▼


チャンネル桜や正論で大活躍中のアホ右翼・アホ陰謀論評論家 まとめ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/228.html

チャンネル桜のアホ番組に出演する自称専門家の話は信じてはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/401.html

チャンネル桜関係者のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/620.html

チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「日銀と通貨発行権」の誤解について
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/848.html

これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html

チャンネル桜が拡散しているユダヤ陰謀論 グローバリスト=ユダヤ人=共産主義者 は本当か?
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=3276

山本太郎はヒトラーか?毛沢東か? チャンネル桜関係者が全員で必死の山本太郎叩きを始めた
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=3289

チャンネル桜の常連 西岡力 の悪質な詐欺の手口
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/216.html

チャンネル桜関係者が大好きな自称日本史研究者 長浜浩明の学説(?)の何処がおかしいのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/498.html

アイヌ人は先住民ではない、日本人は単一民族だというデマを撒き散らすチャンネル桜
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/323.html

チャンネル桜関係者は何故そんなに簡単にアホ陰謀論に引っ掛かるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/500.html

チャンネル桜関係者や保守・右翼は何故 知恵遅れの安倍晋三にそんなに簡単に騙されるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/511.html

チャンネル桜の常連の三橋貴明はチャンネル桜関係者の受け売りしかできないアホだった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/374.html

チャンネル桜のアホ経済評論家の嘘を暴く
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/104.html
38:777 :

2023/12/05 (Tue) 16:48:35

騙され やすい 日本人
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828631



イスラエルとアメリカのカルト政治家が虐殺を進める
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828427

パレスチナ問題は米英帝国主義と旧約聖書カルトが生み出した
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16824368

諸悪の根源は旧約聖書
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14060404

キリスト教原理主義
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/391.html

イエスの本当の教え _ 神の国、神の子とは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006907

キリストの再臨とアメリカの政治
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007057

キリスト教シオニズム
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14082175

アングロサクソンの文化
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007474

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

東海アマ 福音派キリスト教はキリスト教の仮面を被ったユダヤ教
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/487.html

欧米のキリスト教徒全員の行動指針となっているヨハネの默示録
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/506.html

現在でも米政府やWHOは劣等な民族を「淘汰」すべきだと考えている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14056012

Microsoft創業者ビル・ゲイツの優生学
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14142318

非ユダヤ系アメリカ人にはバカしかいない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14138805

アメリカ人による極悪非道の世界侵略の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007480

キッシンジャーの正体
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006934

アフガニスタン紛争は麻薬の総元締めの CIA がアフガニスタンでケシを栽培する為に起こされた
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14011670

麻薬取引の黒幕は CIA
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/293.html

CIA の犯罪
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/147.html

Terror Tuesday _ オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/341.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1137.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/696.html

世界を支配しているCIA3派とは・・・・
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52001108.html

CIAとメディア
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/347.html

マスコミの偽情報 _ CIA は有力メディアを情報操作のために使っている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/330.html

Google は CIA や NSA のIT部門 _ シリコンバレーが人々に知られたくない本当の姿
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/560.html

CIA の犯罪
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/147.html  
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1042.html

麻薬取引の黒幕はCIA
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/345.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/293.html

アフガニスタンの麻薬ビジネスを始めたのは19世紀の大英帝国、CIAに麻薬ビジネスを紹介したのも MI6
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1108.html

CIA が主催しているビルダーバーグ会議
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/753.html

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/306.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

矢部 宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14134529

公安警察と検察特捜部は CIA が支配している
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14114612

日米合同委員会や年次改革要望書で日本政府の政策がすべて決まっている?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14027436

日本の政治家や官僚はエマニュエル駐日アメリカ大使に脅されて言う事を聞かされている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14020338

明治維新以降、日本はイギリスやアメリカの手先として 動いてきた。
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14058621

アメリカはソ連崩壊後に NO.2 になった日本をどうやって叩き潰したのか
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/573.html

明治天皇も昭和天皇も天皇家ではなく李氏朝鮮の王族や両班階級の血筋だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007225

明治天皇も昭和天皇も天皇家の血筋ではなかった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007793

漢民族系朝鮮人の天皇一族による極悪非道の世界侵略の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003198

英米金融資本のエージェントだった戦前の日本は英米の利権を守る為に朝鮮を併合した
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14023519

天皇一族はバイシュン業者
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14023528

人間の屑 福沢諭吉のした事
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14023531

橘玲「バカの問題は自分が●●であることに気付かないこと」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16822557

「漢字が読めない」日本の識字率ほぼ100%は幻想
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日本人の3人に1人は日本語が読めない
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日本語は難し過ぎる
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外国語学習について - 内田樹の研究室
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14094875

日本の学校は、考えない人間を5つの方法で生み出している
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004524

ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html

女は東大出でも思考力・判断力・知性すべてゼロ _ 通産官僚 宗像直子は何故こんなにアホなの?
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/544.html

ネオコンが留学生を洗脳してアメリカ金融資本のエージェントにする手口
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14017634

エリート 洗脳システム としての 留学制度
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118494

日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14017654

アメリカに逆らった政治家の運命
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14018205

「改憲」の黒幕はアメリカの支配層
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14016721

大蔵官僚のノーパンしゃぶしゃぶ事件 _ 日本の国益を考える官僚は全員追放される
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14018037

スマホを使うとバカになる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14055416

アホの考えを変えようとしたり、反論したり、話し合おうとしたりするのはすべて無意味で無駄
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/805.html

若い人は何故そんなに簡単にアホ理論に洗脳されるのか? _ 精神病の感染 フォリ・ア・ドゥ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/810.html

チャンネル桜関係者は何故そんなに簡単にアホ陰謀論に引っ掛かるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/500.html

チャンネル桜関係者や保守・右翼は何故 知恵遅れの安倍晋三にそんなに簡単に騙されるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/511.html

チャンネル桜の常連の三橋貴明はチャンネル桜関係者の受け売りしかできないアホだった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/374.html

チャンネル桜のアホ経済評論家の嘘を暴く
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/104.html

チャンネル桜や正論で大活躍中のアホ右翼・アホ陰謀論評論家 まとめ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/228.html

チャンネル桜のアホ番組に出演する自称専門家の話は信じてはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/401.html

チャンネル桜関係者のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/620.html

これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html

39:777 :

2024/01/08 (Mon) 11:00:32

024年01月07日
日本保守党への批判と水島社長の苛立ち
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68915655.html
ライバル政党への嫉妬なのか?

Mizushima 77321Arimoto 112Hyakuta 111Kishida 724

  チャンネル桜の水島総社長が、自身の番組「直言極言」で、日本新党の有本香による「訂正要求」に応え、事実誤認の謝罪と日本保守党への批判を述べていた。

  以前、水島社長は百田尚樹代表のツィッター文章を取り上げ、百田氏が日本維新の松井一郎(前大阪市長)と会食の約束をしたので、日本保守党と日本維新の会が裏で結託しているんじゃないか、と疑っていたそうである。しかし、この約束は松井氏の方から反故にされたので、結果的に水島社長の“早とちり”となってしまった。有本氏はこの事実誤認を指摘し、「デマの拡散は止めてくれ!」と言ったらしい。水島社長は、この件に関しては謝罪したから、この点に関しては“まとも”である。

  ところが、どのような心境(意図)なのか知らないが、水島社長は日本保守党の政策や理念に噛みついてきた。会食こそ無かったが、社長は日本維新との“繋がり”を懸念し、日本保守党を「第二の自民党だ!」と非難した。というのも、有本氏が維新の吉村洋文・大阪府知事と“仲良し”であるからだ。有本氏は吉村知事を「虎ノ門ニュース」に招いたり、大阪府の「人事監査委員」を引き受けたりしたので、水面下で日本維新との“連携”があるんじゃないか、と社長は疑った訳だ。

  部外者には事の真相は判らない。だが、一応、有本氏はジャーナリスト。人脈や情報源を広げるために日本維新や自民党の政治家と“昵懇”になっても不思議じゃない。ちょうど、水島社長が安倍晋三に近づき、安倍政権を支援したのと同じだ。有本氏も吉村知事や萩生田光一・元政務調査会長と接触し、何らかの情報を引き出そうとしたのだろう。 有本氏が如何なる政治思想を持っていようが、それを判断するのは各国民だ。彼女が吉村氏や松井氏と会談したり、自身の番組に招いても、それは“仕事”の一環である。ましてや、政党の幹部ともなれば、敵対政党との密談も行うし、必要な政策の為なら裏取引を持ちかけるのも政党の務めだ。

  前々から水島社長は日本保守党の動きに不満を持っていたのかも知れない。彼は日本保守党の政策に苦言を呈している。例えば、日本保守党はLGBT法案に反対していたのに、政策欄では「児童への教育に関する条文の削除」としか述べていなかった。それゆえ、水島社長はこんな認識では“甘すぎる”と激怒している。つまり、立党の理念が“緩く”て“後退”しているんじゃないか、という訳だ。水島社長は法律自体の「廃棄」を呼びかけていた。

  なるほど、LGBT理解増進法は直ちに廃止すべきだ。しかし、永田町の政治家を眺めてみれば、どいつもこいつも木偶の坊で、「ほぼ不可能」と思わざるを得ない。なぜなら、法律廃棄に対する意識すら無いし、そもそも廃止への活動に何らの“利益”も見当たらないから、「廃止は難しいよねぇ~」と言って馬耳東風だ。一般有権者もLGBT法に興味が無いから、水島社長がいくら騒いでも動かない。一般国民はジャニーズ問題の方に興味を示す。だいたい、保守派議員や「くにもり」のメンバーが、いくら街頭で絶叫しても、通行人は「何だろねぇ~」と呟くだけで、悉く無視。国会議員だって得票にならない“厄介事”は御免だ。「LGBT法に反対しているのは、インターネットに書き込む一部の国民か、ネット右翼の類いだろう」と小馬鹿にしているんじゃないか。

  チャンネル桜は一貫して「皇室問題」に取り組んできたから、筆者は水島社長達の努力には感謝する。だが、日本保守党の政策に文句をつけたって“しょうがない”と思っている。たぶん、日本保守党は男系男子の皇統を維持するために、「宮家と旧宮家との養子縁組を可能にする」と提言したのだろう。(もしかすると、竹田恒泰の意見を参考にしたのかも知れない。) ところが、水島社長は積もりに積もった不満を爆発させ、戦後レジームを終焉させるためにも「旧宮家の復活が必要だ!」と主張する。

  だが、本当に皇族や宮内庁は、「旧宮家の復活」を臨んでいるのか?なぜなら、昭和天皇も男系の皇統をいじするためにも、男子皇族の数を増やそうとしたが、逆に三笠宮殿下のように皇籍離脱を願い出る皇族がいて、廃絶された宮家の復活は非常に難しかった。本来なら、“血のストック”たる伏見宮家から皇太子の“予備”を補充し、男系男子が途絶えぬよう、政治家に働きかけるべきだった。

  ところが、上皇陛下は30年間も対策時間があったのに、旧宮家の復活を画策しなかった。水島社長は「皇室解体を目論む左翼議員が反対するからだ!」と主張するのかも知れないが、たとえ反対議員が多くても、宮内庁や侍従の誰かが週刊誌を籠絡し、「陛下の意向を踏みにじる不届き者がいる」と囁き、“匿名の宮内庁関係者”がその議員名を公表すればいいじゃないか。また、皇室シンパの知識人か評論家を使用して「街宣右翼」を動かし、反日議員を吊し上げればいい。そして、財界や地方の名士から支援を取り付け、右翼活動家に資金を流せば、“不逞議員”を抹殺してくれるかも知れないし、殺さなくても政界から葬り去ることも出来るだろう。

  ところが、平成時代、皇族や宮内庁は「旧宮家復活」のプロジェクトを発動させなかった。もしかすると、復活させたい男子皇族には、“いかがわしい”交際関係があるのかも知れないし、世間にバレるとマズい“金銭トラブル”、あるいは政商と組んだ“際どいビジネス”に手を染めているのかも知れない。「民間人」になった旧皇族やその子孫には、“世間の垢”にまみれた人もいるはずだ。それゆえ、もし「皇族への復帰」となれば、必ずマスコミが身辺調査に乗り出し、元皇族の過去を“ほじくり返す”だろう。おそらく、上皇陛下と宮内庁の重鎮は、“不都合な事実”を知っていて、その発覚を恐れていたんじゃないか? だから、秋篠宮殿下を皇太弟にして、悠仁親王殿下を直天皇にすることで男系男子の皇統を繋いでいこう、と考えたのかも知れない。ただ、この策が裏目に出たから、皇位継承の“泥沼状態”になったのだ。

  水島社長は、防衛・外政に関する政策にも不満なようだ。日本保守党は「憲法改正」を唱え、「2項の削除」を掲げたが、水島社長は「自主憲法の制定」を以て反駁している。筆者も「憲法改正」には反対だ。「マッカーサー憲法(占領憲法)を廃止すべし」というのが正常な日本人の意見であるはず。なぜなら、「憲法改正」となれば、「懲罰憲法」が「正統な日本国憲法」となってしまい、我々は占領軍の仕置きを肯定したことになるからだ。そもそも、こんな「詫び状」を健全なアメリカ人が読めば、「誰が作った法律なんだ?」と尋ねてしまうだろう。「日本国憲法」と称される占領憲法(constitution)は、日本の國體に反している(unconstitutional)し、まともな国民なら納得しないだろう。

  しかし、日本国民の大半は精神が異常になっていることにすら気づかない。まぁ、日教組の洗脳教育を半世紀以上も受けてきたから当然だ。1950年代から令和の現在まで、憲法学や社会学、政治学、国際関係論を専攻した日本人が何人いるのか、また大学教育を受けてきた日系国民が何名いるのか判らないが、その八割ないし九割くらいは、授業の内容を検証せぬまま卒業しているんじゃないか? 自分がどのように洗脳されたのか判らないまま過ごしている人がほとんどだ。ちょうど、「設計ミス」に気づかぬまま、ずっと自動車や飛行機を製造している会社と同じである。もし、走行中にブレーキが利かなくなるクルマとか、離陸してから1時間くらいすると急降下する飛行機と判りながら、設計図を見直さず、毎年、生産を続けている会社があるとすれば、そこの経営者や従業員は稀に見る愚か者である。

  自民党の腐敗は著しく、自主憲法を目指した党是はゴミ箱行きだ。岸信介が失脚し、田中派が勃興すると、自主憲法の制定を主張する議員は減少し、平成時代になると改憲すら避ける議員が普通になってしまった。防衛を忘れた国民の劣化も激しい。本来なら戦争になってもおかしくはないのに、北朝鮮への懲罰が年年消失し、政府が熱心なのは増税と緊縮財政だ。拉致被害者の“事実”が明らかになっても、一般国民は“国軍”の創設に消極的で、北鮮への“報復”すら叫ばない。自民党の政治家は口にこそ出さないが、心の中では“被害者の見殺し”を決めているのだろう。“被害者の奪還”なんて頭の片隅にも存在せず、“アリバイ作り”のためにブルー・バッヂを胸に附ける程度だ。半径100mの世界に住んでいる国民だと、「話し合いで解決を!」というマスコミの誤魔化しに賛同する始末。一般子区民がこの程度なのに、水島社長はマッカーサー憲法の廃絶と国軍の創設を渇望する国民が50%以上も居る、と本気で思っているのか?

 「新党国守」が選挙で惨敗したのは、水島社長の主張が間違っていたからじゃなく、日本国民の「質」が劣化し、救いようもないくらい「堕落」したからだ。スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセット(José Ortega Y Gasset)が言ったように、我が国にも「大衆化」の波が押し寄せていた。日本の庶民が勤勉でも、カタギの平民でも、本質的には「満足したお坊ちゃん」になってしまったのかも知れない。オルテガは次のように述べていた。

 この登場人物は、明らかに人類史の生んだ甘やかされた子供である。しかもこの甘やかされた子供は、相続人として振る舞う以外に何もしない相続人である。そして彼が相続した遺産は文明というか、つまり快適さや安全性など、要するに文明の便益である。・・・文明がこの世界に生みだした余裕ある生活のなかにおいてのみ、前にあげたいっさいの様相をそなえたあのような特性を持った人間が出現しうるのである。これはぜいたくが人間のなかに生みだす幾多の奇形の一つである。(オルテガ『大衆の反逆』桑名一博 訳、白水社、1991年、p.145.)

  オルテガは世襲貴族じゃなく、“精神の高貴さ”を強調した。しかし、デモクラシーが浸透したヨーロッパには、自分自身に満足した「大衆」が政治の主体となっていた。日本人も精神的に頽廃し、祖先の遺産で食いつないでいる場面が多い。敗戦後の日本人が経済的に発展できたのは、幕末・明治の国民が独立を守るべく血を流してきたからだ。もし、日本が利益だけを追求する「商人国家」なら、とっくの昔に植民地になっていただろう。我々の祖先が「子孫への配慮」を常に心がけ、国家繁栄の基盤を整えてくれたから、明治維新で「列強」の仲間入りを出来たのだ。もし、江戸時代や室町時代の日本人が、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の原理で生きていたら、近代化(西洋化)の方向転換は「絵に描いた餅」と化していたことだろう。たぶん、朝鮮か支那のような後進国へと落ちぶれていたはずである。

  水島社長には不満だろうが、百田氏と有本氏が率いる日本保守党でも「無い」よりはマシである。そもそも、彼らに“立派”な政策とか崇高な“政治理念”を求めるのは最初から無理な話である。いくら作家とジャーナリストが“奮発”しても、所詮は素人の集団に過ぎない。おそらく、自民党どころか公明党や立憲民主党にすら勝てないだろう。ただ、日本保守党が新党国守と違うのは、党の代表が“有名人”という点だ。水島社長が「頑張れ日本」の代表だといっても、そんなのはインターネット内部での「知名度」であり、巷のオッちゃんオバちゃん達には初耳だ。地上波テレビと新聞しか知らない「大衆」には、“よそ者”か“右翼もどきの活動家”にしか見えない。せいぜい、“街頭演説で怒鳴っているオジさん”程度の存在である。

 「新党国守」の致命的な缼点(けってん)は、どの候補者にも“魅力”や“信頼”が無いことだ。確かに、「国守」候補者の主張は正しい。国益を考えた政策だ。しかし、彼らの言論に耳を傾ける有権者は非常に少ない。本間奈々や梓まり、安藤裕が衆院選や参院選で、いくら「正論」を吐いても、駅前を歩く人は見向きもしないだろう。一般人が聞いたら鼻で笑ってしまうが、水島社長は「核武装音頭」を持ち出してきた。でも、国守支援者の中で、この「音頭」を歌っている者は、いったい何人いるんだ?

  水島社長は街宣車を用いて救国政策を訴えていたが、通行人からすれば、そんな演説は“鬱陶しい説教”にしか思えない。以前、筆者が参政党の方を支援し、神谷宗幣を高く評価したのは、神谷氏の方が聴衆の心を摑んでいたからだ。一般有権者は高飛車のオジさんから叱られて反省するような仔犬じゃない。それよりも、フレンドリーな人物が語りかける演説、素人にも判る政治議論に共感を覚えるものだ。有権者は政策じゃなく、候補者の人格や評判、所属政党のブランドに注目する。政治に無関心な群衆は、説教臭いオヤジが大嫌いだ。大衆に嫌われても信念を貫く姿は素晴らしいが、「全員落選」という現実を前にすれば、「国守衆」から離れて行く支援者がいても当然だろう。

  水島社長とその支援者は、日本保守党の「保守主義」に懐疑的だ。しかし、筆者は自民党以外の「選択肢」が増えたことを歓迎している。なぜなら、「選択肢の無い選挙」に飽き飽きしているからだ。だいたい、公明党を相棒にした自民党vs立憲民主・共産党の対立構造では厭になるし、かといって国民民主や日本維新の候補者に投票する気にもなれない。もし、保守派国民が水島社長に賛同し、日本保守党や参政党を否定すれば、彼らはシブシブながらでも自民党に投票することになるだろう。そして、落選議員が意外なほど少なく、自民党が引き続き政権与党に踏みとどまれば、自民党の古株連中は「あんな奴ら(日本保守党)はいくら騒いだところで、所詮ゴミだ。クズの集まりだ! やはり、俺達の敵じゃない! 自民党は国民の支持を得ている!」と豪語するに違いない。選挙は“結果”でしか評価されない、ということを国守支持者は肝に銘じるべきだ。

  水島社長の批判は、人気だけが先行する日本保守党への“ひがみ”や“嫉妬”なのかも知れない。だが、民衆は「知名度」や「ブランド」で候補者を判断するから、有名人の百田氏が政党を創れば、その動向に世間の注目が集まるし、もしかすると、自民党議員の中から協力者が出てくる可能性だってある。また、創価学会と組んだ自民党に嫌気が差した支持者も、潜在的な日本保守党支援者になり得る。実際、「比例とはいえ、公明党に投票するなんてイヤだ!」という自民党支持者もいるから、小選挙区で苦戦する自民党議員は、票田の流動に怯えているんじゃないか?

 次回の総選挙では、大量の落選者が出る、と自民党の幹部も思っている。だから、日本保守党や参政党の躍進が気になるのかも知れない。(たぶん、内部分裂を仕掛けて新興政党を潰す気なんだろう。) 国守衆と水島社長は、次回の選挙で候補者を立てることはできまい。選挙資金も集まらないし、「目玉」となる候補者もいないから、野次を飛ばして傍観するだけだろう。もし、国守の主張が好評を博し、当選者が10人くらい出れば、水島社長も目くじらを立てず、百田氏や有本氏に対して寛容な態度を取ることが出来るのかも知れない。「まぁ、もう一度勉強し直して頑張りなさい!」と言って相手にしないはずだ。

  しかし、高邁な理念を掲げた国守は、見るも無惨な敗北を喫した。それゆえ、水島社長の“苛立ち”が“批判”に変化してもむおかしくはない。もちろん、現時点では日本保守党の候補者が誰なのかも判らないし、どんな裏切者が出るかも予想できないから、筆者は日本保守党の批判は控えている。おそらく、百田氏のもとへ集まってくる連中の中には、内部情報を摑もうとするスパイや内乱を画策する工作員がいるはずだ。また、当選だけを目当てに応募してくる元議員や、ライバル政党から鞍替えする風見鶏もいるだろう。敵対勢力が送り込んだ「トロイの木馬」も、「百田氏の政党から出馬したい!」と申し出るかも。

  日本保守党の実力は、 今のところ未知数だ。たとえ、同党の候補者が2、3名当選できても、自民党の金権政治を変えるような勢力とはならないし、政権与党に参画できるような存在にもなるまい。だが、自民党の落選者が予想以上に多く、自公連立を脅かす勢力となれば、自民党の中にも“改革者”が現れてくるだろう。最悪なのは、貧困政策で萎縮した国民が、“諦めの感情”で再び自民党に投票することだ。

  ダンテじゃないけど、日本国民は“希望”を捨ててから、絶望の投票所に赴く。貧しくなった国民には“反抗”の気概さえ無い。屠殺所に引きずられて行く羊と同じだ。日本国民は税金が重くなれば“節約”に励み、移民が押し寄せれば“郊外”に逃れる。ミサイルが飛んでくれば、親子で押し入れに隠れ、南無阿弥陀仏と唱えながら“奇蹟(生存)”を祈願する。馬鹿らしいけど、「烏合の衆」と化した国民には、こうした行動しか取れない。イスラエルの民は預言者モーセに従ってエジプトを脱出したが、日本国民は水島社長に従わず、隷属状態の生活に踏みとどまる。水島社長は「草莽」に期待するが、武士の気概を失った日本国民は、自民党や米国といった「お天道様」から利益を貰おうとする「ひまわり」だ。大半の国民は社長の声に靡く「草莽」じゃなく、コンクリート(戦後体制)の下敷きになった「雑草」なのも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68915655.html
40:777 :

2024/01/08 (Mon) 11:01:11

024年01月07日
日本保守党への批判と水島社長の苛立ち
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68915655.html
ライバル政党への嫉妬なのか?

Mizushima 77321Arimoto 112Hyakuta 111Kishida 724

  チャンネル桜の水島総社長が、自身の番組「直言極言」で、日本新党の有本香による「訂正要求」に応え、事実誤認の謝罪と日本保守党への批判を述べていた。

  以前、水島社長は百田尚樹代表のツィッター文章を取り上げ、百田氏が日本維新の松井一郎(前大阪市長)と会食の約束をしたので、日本保守党と日本維新の会が裏で結託しているんじゃないか、と疑っていたそうである。しかし、この約束は松井氏の方から反故にされたので、結果的に水島社長の“早とちり”となってしまった。有本氏はこの事実誤認を指摘し、「デマの拡散は止めてくれ!」と言ったらしい。水島社長は、この件に関しては謝罪したから、この点に関しては“まとも”である。

  ところが、どのような心境(意図)なのか知らないが、水島社長は日本保守党の政策や理念に噛みついてきた。会食こそ無かったが、社長は日本維新との“繋がり”を懸念し、日本保守党を「第二の自民党だ!」と非難した。というのも、有本氏が維新の吉村洋文・大阪府知事と“仲良し”であるからだ。有本氏は吉村知事を「虎ノ門ニュース」に招いたり、大阪府の「人事監査委員」を引き受けたりしたので、水面下で日本維新との“連携”があるんじゃないか、と社長は疑った訳だ。

  部外者には事の真相は判らない。だが、一応、有本氏はジャーナリスト。人脈や情報源を広げるために日本維新や自民党の政治家と“昵懇”になっても不思議じゃない。ちょうど、水島社長が安倍晋三に近づき、安倍政権を支援したのと同じだ。有本氏も吉村知事や萩生田光一・元政務調査会長と接触し、何らかの情報を引き出そうとしたのだろう。 有本氏が如何なる政治思想を持っていようが、それを判断するのは各国民だ。彼女が吉村氏や松井氏と会談したり、自身の番組に招いても、それは“仕事”の一環である。ましてや、政党の幹部ともなれば、敵対政党との密談も行うし、必要な政策の為なら裏取引を持ちかけるのも政党の務めだ。

  前々から水島社長は日本保守党の動きに不満を持っていたのかも知れない。彼は日本保守党の政策に苦言を呈している。例えば、日本保守党はLGBT法案に反対していたのに、政策欄では「児童への教育に関する条文の削除」としか述べていなかった。それゆえ、水島社長はこんな認識では“甘すぎる”と激怒している。つまり、立党の理念が“緩く”て“後退”しているんじゃないか、という訳だ。水島社長は法律自体の「廃棄」を呼びかけていた。

  なるほど、LGBT理解増進法は直ちに廃止すべきだ。しかし、永田町の政治家を眺めてみれば、どいつもこいつも木偶の坊で、「ほぼ不可能」と思わざるを得ない。なぜなら、法律廃棄に対する意識すら無いし、そもそも廃止への活動に何らの“利益”も見当たらないから、「廃止は難しいよねぇ~」と言って馬耳東風だ。一般有権者もLGBT法に興味が無いから、水島社長がいくら騒いでも動かない。一般国民はジャニーズ問題の方に興味を示す。だいたい、保守派議員や「くにもり」のメンバーが、いくら街頭で絶叫しても、通行人は「何だろねぇ~」と呟くだけで、悉く無視。国会議員だって得票にならない“厄介事”は御免だ。「LGBT法に反対しているのは、インターネットに書き込む一部の国民か、ネット右翼の類いだろう」と小馬鹿にしているんじゃないか。

  チャンネル桜は一貫して「皇室問題」に取り組んできたから、筆者は水島社長達の努力には感謝する。だが、日本保守党の政策に文句をつけたって“しょうがない”と思っている。たぶん、日本保守党は男系男子の皇統を維持するために、「宮家と旧宮家との養子縁組を可能にする」と提言したのだろう。(もしかすると、竹田恒泰の意見を参考にしたのかも知れない。) ところが、水島社長は積もりに積もった不満を爆発させ、戦後レジームを終焉させるためにも「旧宮家の復活が必要だ!」と主張する。

  だが、本当に皇族や宮内庁は、「旧宮家の復活」を臨んでいるのか?なぜなら、昭和天皇も男系の皇統をいじするためにも、男子皇族の数を増やそうとしたが、逆に三笠宮殿下のように皇籍離脱を願い出る皇族がいて、廃絶された宮家の復活は非常に難しかった。本来なら、“血のストック”たる伏見宮家から皇太子の“予備”を補充し、男系男子が途絶えぬよう、政治家に働きかけるべきだった。

  ところが、上皇陛下は30年間も対策時間があったのに、旧宮家の復活を画策しなかった。水島社長は「皇室解体を目論む左翼議員が反対するからだ!」と主張するのかも知れないが、たとえ反対議員が多くても、宮内庁や侍従の誰かが週刊誌を籠絡し、「陛下の意向を踏みにじる不届き者がいる」と囁き、“匿名の宮内庁関係者”がその議員名を公表すればいいじゃないか。また、皇室シンパの知識人か評論家を使用して「街宣右翼」を動かし、反日議員を吊し上げればいい。そして、財界や地方の名士から支援を取り付け、右翼活動家に資金を流せば、“不逞議員”を抹殺してくれるかも知れないし、殺さなくても政界から葬り去ることも出来るだろう。

  ところが、平成時代、皇族や宮内庁は「旧宮家復活」のプロジェクトを発動させなかった。もしかすると、復活させたい男子皇族には、“いかがわしい”交際関係があるのかも知れないし、世間にバレるとマズい“金銭トラブル”、あるいは政商と組んだ“際どいビジネス”に手を染めているのかも知れない。「民間人」になった旧皇族やその子孫には、“世間の垢”にまみれた人もいるはずだ。それゆえ、もし「皇族への復帰」となれば、必ずマスコミが身辺調査に乗り出し、元皇族の過去を“ほじくり返す”だろう。おそらく、上皇陛下と宮内庁の重鎮は、“不都合な事実”を知っていて、その発覚を恐れていたんじゃないか? だから、秋篠宮殿下を皇太弟にして、悠仁親王殿下を直天皇にすることで男系男子の皇統を繋いでいこう、と考えたのかも知れない。ただ、この策が裏目に出たから、皇位継承の“泥沼状態”になったのだ。

  水島社長は、防衛・外政に関する政策にも不満なようだ。日本保守党は「憲法改正」を唱え、「2項の削除」を掲げたが、水島社長は「自主憲法の制定」を以て反駁している。筆者も「憲法改正」には反対だ。「マッカーサー憲法(占領憲法)を廃止すべし」というのが正常な日本人の意見であるはず。なぜなら、「憲法改正」となれば、「懲罰憲法」が「正統な日本国憲法」となってしまい、我々は占領軍の仕置きを肯定したことになるからだ。そもそも、こんな「詫び状」を健全なアメリカ人が読めば、「誰が作った法律なんだ?」と尋ねてしまうだろう。「日本国憲法」と称される占領憲法(constitution)は、日本の國體に反している(unconstitutional)し、まともな国民なら納得しないだろう。

  しかし、日本国民の大半は精神が異常になっていることにすら気づかない。まぁ、日教組の洗脳教育を半世紀以上も受けてきたから当然だ。1950年代から令和の現在まで、憲法学や社会学、政治学、国際関係論を専攻した日本人が何人いるのか、また大学教育を受けてきた日系国民が何名いるのか判らないが、その八割ないし九割くらいは、授業の内容を検証せぬまま卒業しているんじゃないか? 自分がどのように洗脳されたのか判らないまま過ごしている人がほとんどだ。ちょうど、「設計ミス」に気づかぬまま、ずっと自動車や飛行機を製造している会社と同じである。もし、走行中にブレーキが利かなくなるクルマとか、離陸してから1時間くらいすると急降下する飛行機と判りながら、設計図を見直さず、毎年、生産を続けている会社があるとすれば、そこの経営者や従業員は稀に見る愚か者である。

  自民党の腐敗は著しく、自主憲法を目指した党是はゴミ箱行きだ。岸信介が失脚し、田中派が勃興すると、自主憲法の制定を主張する議員は減少し、平成時代になると改憲すら避ける議員が普通になってしまった。防衛を忘れた国民の劣化も激しい。本来なら戦争になってもおかしくはないのに、北朝鮮への懲罰が年年消失し、政府が熱心なのは増税と緊縮財政だ。拉致被害者の“事実”が明らかになっても、一般国民は“国軍”の創設に消極的で、北鮮への“報復”すら叫ばない。自民党の政治家は口にこそ出さないが、心の中では“被害者の見殺し”を決めているのだろう。“被害者の奪還”なんて頭の片隅にも存在せず、“アリバイ作り”のためにブルー・バッヂを胸に附ける程度だ。半径100mの世界に住んでいる国民だと、「話し合いで解決を!」というマスコミの誤魔化しに賛同する始末。一般子区民がこの程度なのに、水島社長はマッカーサー憲法の廃絶と国軍の創設を渇望する国民が50%以上も居る、と本気で思っているのか?

 「新党国守」が選挙で惨敗したのは、水島社長の主張が間違っていたからじゃなく、日本国民の「質」が劣化し、救いようもないくらい「堕落」したからだ。スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセット(José Ortega Y Gasset)が言ったように、我が国にも「大衆化」の波が押し寄せていた。日本の庶民が勤勉でも、カタギの平民でも、本質的には「満足したお坊ちゃん」になってしまったのかも知れない。オルテガは次のように述べていた。

 この登場人物は、明らかに人類史の生んだ甘やかされた子供である。しかもこの甘やかされた子供は、相続人として振る舞う以外に何もしない相続人である。そして彼が相続した遺産は文明というか、つまり快適さや安全性など、要するに文明の便益である。・・・文明がこの世界に生みだした余裕ある生活のなかにおいてのみ、前にあげたいっさいの様相をそなえたあのような特性を持った人間が出現しうるのである。これはぜいたくが人間のなかに生みだす幾多の奇形の一つである。(オルテガ『大衆の反逆』桑名一博 訳、白水社、1991年、p.145.)

  オルテガは世襲貴族じゃなく、“精神の高貴さ”を強調した。しかし、デモクラシーが浸透したヨーロッパには、自分自身に満足した「大衆」が政治の主体となっていた。日本人も精神的に頽廃し、祖先の遺産で食いつないでいる場面が多い。敗戦後の日本人が経済的に発展できたのは、幕末・明治の国民が独立を守るべく血を流してきたからだ。もし、日本が利益だけを追求する「商人国家」なら、とっくの昔に植民地になっていただろう。我々の祖先が「子孫への配慮」を常に心がけ、国家繁栄の基盤を整えてくれたから、明治維新で「列強」の仲間入りを出来たのだ。もし、江戸時代や室町時代の日本人が、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の原理で生きていたら、近代化(西洋化)の方向転換は「絵に描いた餅」と化していたことだろう。たぶん、朝鮮か支那のような後進国へと落ちぶれていたはずである。

  水島社長には不満だろうが、百田氏と有本氏が率いる日本保守党でも「無い」よりはマシである。そもそも、彼らに“立派”な政策とか崇高な“政治理念”を求めるのは最初から無理な話である。いくら作家とジャーナリストが“奮発”しても、所詮は素人の集団に過ぎない。おそらく、自民党どころか公明党や立憲民主党にすら勝てないだろう。ただ、日本保守党が新党国守と違うのは、党の代表が“有名人”という点だ。水島社長が「頑張れ日本」の代表だといっても、そんなのはインターネット内部での「知名度」であり、巷のオッちゃんオバちゃん達には初耳だ。地上波テレビと新聞しか知らない「大衆」には、“よそ者”か“右翼もどきの活動家”にしか見えない。せいぜい、“街頭演説で怒鳴っているオジさん”程度の存在である。

 「新党国守」の致命的な缼点(けってん)は、どの候補者にも“魅力”や“信頼”が無いことだ。確かに、「国守」候補者の主張は正しい。国益を考えた政策だ。しかし、彼らの言論に耳を傾ける有権者は非常に少ない。本間奈々や梓まり、安藤裕が衆院選や参院選で、いくら「正論」を吐いても、駅前を歩く人は見向きもしないだろう。一般人が聞いたら鼻で笑ってしまうが、水島社長は「核武装音頭」を持ち出してきた。でも、国守支援者の中で、この「音頭」を歌っている者は、いったい何人いるんだ?

  水島社長は街宣車を用いて救国政策を訴えていたが、通行人からすれば、そんな演説は“鬱陶しい説教”にしか思えない。以前、筆者が参政党の方を支援し、神谷宗幣を高く評価したのは、神谷氏の方が聴衆の心を摑んでいたからだ。一般有権者は高飛車のオジさんから叱られて反省するような仔犬じゃない。それよりも、フレンドリーな人物が語りかける演説、素人にも判る政治議論に共感を覚えるものだ。有権者は政策じゃなく、候補者の人格や評判、所属政党のブランドに注目する。政治に無関心な群衆は、説教臭いオヤジが大嫌いだ。大衆に嫌われても信念を貫く姿は素晴らしいが、「全員落選」という現実を前にすれば、「国守衆」から離れて行く支援者がいても当然だろう。

  水島社長とその支援者は、日本保守党の「保守主義」に懐疑的だ。しかし、筆者は自民党以外の「選択肢」が増えたことを歓迎している。なぜなら、「選択肢の無い選挙」に飽き飽きしているからだ。だいたい、公明党を相棒にした自民党vs立憲民主・共産党の対立構造では厭になるし、かといって国民民主や日本維新の候補者に投票する気にもなれない。もし、保守派国民が水島社長に賛同し、日本保守党や参政党を否定すれば、彼らはシブシブながらでも自民党に投票することになるだろう。そして、落選議員が意外なほど少なく、自民党が引き続き政権与党に踏みとどまれば、自民党の古株連中は「あんな奴ら(日本保守党)はいくら騒いだところで、所詮ゴミだ。クズの集まりだ! やはり、俺達の敵じゃない! 自民党は国民の支持を得ている!」と豪語するに違いない。選挙は“結果”でしか評価されない、ということを国守支持者は肝に銘じるべきだ。

  水島社長の批判は、人気だけが先行する日本保守党への“ひがみ”や“嫉妬”なのかも知れない。だが、民衆は「知名度」や「ブランド」で候補者を判断するから、有名人の百田氏が政党を創れば、その動向に世間の注目が集まるし、もしかすると、自民党議員の中から協力者が出てくる可能性だってある。また、創価学会と組んだ自民党に嫌気が差した支持者も、潜在的な日本保守党支援者になり得る。実際、「比例とはいえ、公明党に投票するなんてイヤだ!」という自民党支持者もいるから、小選挙区で苦戦する自民党議員は、票田の流動に怯えているんじゃないか?

 次回の総選挙では、大量の落選者が出る、と自民党の幹部も思っている。だから、日本保守党や参政党の躍進が気になるのかも知れない。(たぶん、内部分裂を仕掛けて新興政党を潰す気なんだろう。) 国守衆と水島社長は、次回の選挙で候補者を立てることはできまい。選挙資金も集まらないし、「目玉」となる候補者もいないから、野次を飛ばして傍観するだけだろう。もし、国守の主張が好評を博し、当選者が10人くらい出れば、水島社長も目くじらを立てず、百田氏や有本氏に対して寛容な態度を取ることが出来るのかも知れない。「まぁ、もう一度勉強し直して頑張りなさい!」と言って相手にしないはずだ。

  しかし、高邁な理念を掲げた国守は、見るも無惨な敗北を喫した。それゆえ、水島社長の“苛立ち”が“批判”に変化してもむおかしくはない。もちろん、現時点では日本保守党の候補者が誰なのかも判らないし、どんな裏切者が出るかも予想できないから、筆者は日本保守党の批判は控えている。おそらく、百田氏のもとへ集まってくる連中の中には、内部情報を摑もうとするスパイや内乱を画策する工作員がいるはずだ。また、当選だけを目当てに応募してくる元議員や、ライバル政党から鞍替えする風見鶏もいるだろう。敵対勢力が送り込んだ「トロイの木馬」も、「百田氏の政党から出馬したい!」と申し出るかも。

  日本保守党の実力は、今のところ未知数だ。 たとえ、同党の候補者が2、3名当選できても、自民党の金権政治を変えるような勢力とはならないし、政権与党に参画できるような存在にもなるまい。だが、自民党の落選者が予想以上に多く、自公連立を脅かす勢力となれば、自民党の中にも“改革者”が現れてくるだろう。最悪なのは、貧困政策で萎縮した国民が、“諦めの感情”で再び自民党に投票することだ。

  ダンテじゃないけど、日本国民は“希望”を捨ててから、絶望の投票所に赴く。貧しくなった国民には“反抗”の気概さえ無い。屠殺所に引きずられて行く羊と同じだ。日本国民は税金が重くなれば“節約”に励み、移民が押し寄せれば“郊外”に逃れる。ミサイルが飛んでくれば、親子で押し入れに隠れ、南無阿弥陀仏と唱えながら“奇蹟(生存)”を祈願する。馬鹿らしいけど、「烏合の衆」と化した国民には、こうした行動しか取れない。イスラエルの民は預言者モーセに従ってエジプトを脱出したが、日本国民は水島社長に従わず、隷属状態の生活に踏みとどまる。水島社長は「草莽」に期待するが、武士の気概を失った日本国民は、自民党や米国といった「お天道様」から利益を貰おうとする「ひまわり」だ。大半の国民は社長の声に靡く「草莽」じゃなく、コンクリート(戦後体制)の下敷きになった「雑草」なのも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68915655.html
41:777 :

2024/01/09 (Tue) 07:54:51

感情知能が低い人ほど右翼思想に傾きやすいという研究結果
平井和也
2019年9月28日
https://note.com/hiraikazuya/n/ndf288e0a1167

心理学や神経科学に関する査読雑誌掲載記事を紹介するサイト「PsyPost」に、

感情知能(人間関係を円滑に処理する能力や相手の感情を理解する能力)が低い人ほど右翼思想に傾きやすいという研究結果が発表されたことを紹介した記事(2019年9月3日付)
People with lower emotional intelligence are more likely to hold right-wing views, study finds
https://www.psypost.org/2019/09/people-with-lower-emotional-intelligence-are-more-likely-to-hold-right-wing-views-study-finds-54369


が掲載されているので、その要点を以下にまとめてみました。

米国心理学会の雑誌「Emotion」に発表された研究によると、感情理解や感情管理の能力が不足していると右翼的な偏見を持ちやすくなることを示す証拠が得られたという。

「私の生涯の関心の対象は、政治心理学、その中でも特に政治イデオロギーの分野だ。左翼と右翼の支持者では、心理学的な特徴が多くの点で異なっている傾向があるという考察には、驚くべきものがある。多くの学者が、イデオロギー全般の認知的基礎、その中でも特に右翼イデオロギー的な考え方について研究してきた。今回の研究で我々が調べたかったのは、それと同じような関係が感情能力にも当てはまるかどうかという問いだった」とこの論文の著者の一人であるゲント大学のアラン・ファン・ヒエル教授は述べている。

二つの研究において、ベルギーの大学の学部生983人を対象に感情能力と政治イデオロギーについて評価を行った。二つ目の研究では、対象学生の認知的能力も検証した。感情能力の測定には、感情理解状況実験、感情管理状況実験、ジュネーブ感情認識実験が行われた。

その結果、感情能力が低ければ低いほど、右翼的な権威主義や社会的支配の志向性の傾向が強いことが明らかになった。右翼的な権威主義とは、政治的権威に屈し、他の集団に対して敵対的になりやすい傾向を表わす性格的な特徴のことで、社会的支配の志向性とは、社会的な集団間における不平等への志向性のことだ。

「この研究結果の意味は明確だ。権威や強い指導者を支持する一方で、不平等を意に介しないという右翼的な政治イデオロギーを形成している二つの基本的な特質を持つ人ほど、感情能力が低くなる傾向があるのだ」とファン・ヒエル教授は述べている。

感情能力と認知能力が低い人はまた、 「白色人種は他の人種よりも優れている」といった露骨な偏見に満ちた言説にも共感しやすいという傾向がある。

「もちろん、今回の研究結果の解釈には慎重な判断が必要だ。今回の結果に基づいて、いかなるイデオロギーも信用できないものだとすることはできない。遠い未来になって、初めて現代を振り返ることができるのであり、その時になればどのイデオロギーが最も優れていたかを判断できるかもしれない。認知能力も感情能力も優れた人たちでも、間違った判断を下す可能性はある。今回の結果は、あくまでもある特定の文脈のみにおいて得られたものだ。長年安定した民主主義を実践してきた欧米諸国の異なる文脈においても、同じような結果が得られるだろうか? この傾向が普遍的なものなのか、それとも特定の文脈だけに限定されたものなのかということは、非常に興味深い問題だ」とファン・ヒエル教授は述べている。
https://note.com/hiraikazuya/n/ndf288e0a1167

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