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アシュケナージ系ユダヤ人の歴史

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2022/09/09 (Fri) 05:46:08

アシュケナージ系ユダヤ人の歴史

雑記帳 2022年09月07日
中世のアシュケナージ系ユダヤ人のゲノムデータ
https://sicambre.seesaa.net/article/202209article_7.html

 中世のアシュケナージ系ユダヤ人のゲノムデータを報告した研究(Brace et al., 2022)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。本論文は、イギリスのノリッジ(Norwich)遺跡の中世の井戸の底で発掘された6個体のゲノム配列データを報告します。これらの遺骸の改定放射性炭素年代分析は、歴史的に確認された1190年2月6日の反ユダヤ主義暴力事件の一部だったことと一致します。これら6個体のうち4個体は密接に関連しており、6個体は全て現代のアシュケナージ系ユダヤ人と強い遺伝的類似性を有していました。

 アシュケナージ系ユダヤ人集団において遺伝性疾患と関連する4個のアレル(対立遺伝子)が見つかり、赤毛も含めて色素沈着の特徴における差異が推測されました。模擬実験では、アシュケナージと関連する遺伝性疾患のアレルは以前に仮定されていたよりも数世紀早くすでにかなりの頻度だった、と示唆されます。これらの調査結果は、重要な歴史的犯罪、アシュケナージの人口史、現代のユダヤ人集団と関連する遺伝性疾患の起源への新たな洞察を提供します。


●アシュケナージ系ユダヤ人の歴史

 2004年にイギリスのノリッジ中部で建設作業員がチャペルフィールド(Chapelfield)ショッピングセンター開発の一環として土地を掘削中に、残土からヒトの骨格要素を回収しました。その後の考古学的調査により、少なくとも17人の混在した遺骸が含まれている可能性のある井戸が、発見されて発掘されました。遺骸の層序的位置、その完全性、関節接合の状態から、これらの遺骸は全てその死後に単一事象で堆積した、と示唆されました。亜成体の多さと聖域外埋葬の珍しい位置から、これらの遺骸は飢饉か病気か大量殺戮など大量死の犠牲者だったかもしれない、と示唆されました。

 井戸から出土した土器片は、類型学的に12~14世紀と年代測定され、骨格遺骸に関する最初の2つの放射性炭素年代測定により11~12世紀に位置づけられました。この期間内でのノリッジにおける最も顕著な歴史的に証明された大量死は、1190年にユダヤ人共同体の構成員が第3回十字軍の開始により突然起きた反ユダヤ主義暴動のさいに殺害されたことですが、殺害された個体数は不明です。ノリッジは中世反ユダヤ主義の歴史におけるそれ以前の注目すべき出来事の舞台で、1144年には、ノリッジのウィリアムの家族が、地元のユダヤ人がウィリアムを殺したと主張し、それがマンモス(Monmouth)のトーマスにより取り上げられ、血の名誉棄損神話の最初の記録された実施実子となりました。これは、現在まで続く反ユダヤ主義的陰謀論の始まりを表しています。チャペルフィールドの井戸遺跡で見つかった遺骸が反ユダヤ主義暴力の犠牲者だった、との可能性は、この町の中世ユダヤ人地区のすぐ南となる遺跡の位置によってさらに裏づけられます。しかし、ヒト遺骸を特定の歴史的事象もしくは集団と関連づける追加の考古学的証拠はありませんでした。中世盛期(1000~1300年頃)に、ノリッジでは大規模な暴力が多数勃発したので、これらの個体がアシュケナージ系ユダヤ人の子孫だった、との仮説の検証には追加のデータが必要です。

 ユダヤ教は宗教的および文化的に共有された帰属意識で、内婚慣行と世界規模の共同体独特の離散(ディアスポラ)の歴史、とくにレヴァント起源と過去2500年にわたる複雑な歴史があります。現在のアシュケナージは、おもにヨーロッパ北部および東部に居住していた歴史を有する中世ユダヤ人集団の子孫です。結果として、アシュケナージは独特な祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖先構成、ancestry)を有しており(関連記事)、同じ地域に暮らしていたユダヤ人と非ユダヤ人個体は、遺伝的差異の特徴的なパターンを示す可能性が高いでしょう。

 アシュケナージ系ユダヤ人集団における遺伝性障害は、かなりの医学的研究の焦点とされてきており、現在では危険性軽減のための遺伝的検診が一般的になっています。アシュケナージ系ユダヤ人の有病率は一般的に、高い内婚制と組み合わさったアシュケナージ集団のボトルネック(瓶首効果)における強い遺伝的浮動のためとされていますが、異型接合体の優位性など他の過程が提案されてきました。人口ボトルネックの候補には、70年における第二神殿の破壊に続く離散段階、中世ヨーロッパ北部におけるアシュケナージ共同体の形成、十字軍から起きた反ユダヤ主義的迫害、黒死病に対する根拠のない報復、15~18世紀におけての急速な人口増加に先行するヨーロッパ西部および中央部からヨーロッパ東部への移動が含まれます。

 中世もしくはそれ以前の既知のユダヤ人個体のゲノムは利用可能ではなく、それはおもに、ユダヤ人遺骸の発掘と科学的検証が禁止されているからです。そうしたデータは、ユダヤ人集団の移住と混合の歴史について情報を与えることができます。さらに、あらゆる病原性多様体の存在は、アシュケナージ関連の遺伝性疾患の起源と拡大への貴重な手がかりを提供するでしょう。本論文は、チャペルフィールド個体群の放射性炭素年代測定と遺伝学的分析の結果を調査し、この個体群が誰でいつ死亡したのか、ということと、その死と埋葬の性質をよりよく確証し、アシュケナージ集団の歴史と遺伝学への潜在的なより広い意味を特定します。


●放射性炭素年代測定

 以前に刊行されたチャペルフィールドの人類遺骸の2つの放射性炭素年代は、ヒト遺骸の直接的標本抽出により得られたさらに3点の放射性炭素年代により補足されました。5点の放射性炭素年代は全て相互に一致したので、単一の事象として較正され、モデル化されました。その結果、これらの遺骸の年代は、1161~1216年(95%信頼区間)もしくは1165~1207年(68%信頼区間)と示唆されました。この年代は、1190年にノリッジで起きた唯一の歴史的に証明された反ユダヤ主義的虐殺と一致します(図1)。しかし、この年代範囲は1174年のいわゆる大反乱も含んでおり、この時、多くの人々がノーフォーク伯爵ヒュー・ビゴッド(Hugh Bigod)による略奪中に殺されました。以下は本論文の図1です。
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●古代DNA

 25点の骨格要素が調べられ、内在性DNA含有量(4.5%超)に基づいて6個体から9点のライブラリが、より高い網羅率の配列決定のために選択されました。その結果、1個体あたりの常染色体平均網羅率(平均読み取り深度)は0.16~13.81倍となり、6個体の平均読み取り長は68塩基対でした。古代DNA認証のための確立した手法に加えて、ラムダ媒介変数を用いてDNA分子の分解が調べられ、真の断片長が推定され、古代ゲノムの堆積的に変化した区画と比較されました。その結果、配列決定されたチャペルフィールド標本間でDNA断片化に有意な差異が見つかり、これは堆積史では予測できない、と示唆されました。


●家族関係

 対での関連計数と要約統計に基づいて、チャペルフィールド集団の家族関係が推測されました。その結果、3個体が同父同母の姉妹と推測されました。堆積Sk 75のSB606個体は10~15歳、堆積Sk 78のSB671個体は若い成人、堆積69のSB605個体は5~10歳と推定されています。この3人姉妹は、同じミトコンドリアDNA(mtDNA)ハプログループ(mtHg)H5c2を有しています。さらに、SB696個体はこの集団とより遠い関係にあるようで、SB676個体は次にSB696個体と遠い関係にあります。

 個体SB604は、多くの染色体の大半を構成する長い複数の同型接合連続領域(runs of homozygosity、略してROH)を有しており(図2)、近交係数(0.21)は1親等の組み合わせの子供で予測されるものに近くなっています。この個体で特定されたひじょうに長い最大で約40 cM(センチモルガン)となるROHは、ごく最近の近親交配事象を示唆します。さらに、個体SB676とSB605における長いROHの割合は、両親が2親等の親族関係にあることと一致します。観察されたROHが低い有効人口規模により完全に説明できる可能性は除外されます。それは、ROHの長さの分布が短いROHの過剰を示すと予測されるからで、これは観察されませんでした(図2)。以下は本論文の図2です。
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●遺伝的祖先系統

 現在のアシュケナージはおもに、ヨーロッパ北西部のさまざまな地域に、その後、中世を通じてヨーロッパ中央部および東部に居住した離散の子孫です。そのためアシュケナージは、中世イングランドのユダヤ人個体群と遺伝的に最も類似していると予測される、現在の人口集団を表しています。さらに、歴史的資料から、ノリッジのユダヤ人共同体は、1066年以後にウィリアム征服王によりイングランドに招かれた、ノルマンディー公国のルーアン(Rouen)のアシュケナージ系ユダヤ人の子孫だった、と示唆されます。したがって、主成分分析(PCA)を用いてチャペルフィールド個体群の遺伝的類似性が調べられ(図3)、現代のアシュケナージの祖先系統がチャペルフィールド個体群によってよりよく説明されるか、あるいは中東やヨーロッパ南部および東部など古代の混合構成要素の代理として機能する現代の人口集団の混合なのか、検証されました。

 qpAdmを用いて、可能性のある供給源としてチャペルフィールド個体群とトルコのユダヤ人とシチリア島人とフランス人とポーランド人で現代のアシュケナージの祖先系統の割合が推定され、100%チャペルフィールド個体群であると最良にモデル化される、と分かりました。チャペルフィールド個体群の祖先系統は現代の人口集団の混合としてもモデル化され、仮定的な祖先系統構成要素の代理として、トルコのユダヤ人とシチリア島人とフランス人とポーランド人が用いられました。その結果、それぞれ混合の割合は、33%、67%、0%、0%でした。これらの結果は、チャペルフィールド個体群以後のヨーロッパ東部祖先系統の遺伝子移入を位置づける、以前の人口統計学的モデルと一致します。以下は本論文の図3です。
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 チャペルフィールドの全個体の片親性遺伝標識(母系のmtDNAと父系のY染色体)ハプログループの呼び出しも、近東集団との遺伝的類似性、および場合によるとアシュケナージ系ユダヤ人集団との遺伝的類似性も裏づけます。具体的には、アシュケナージ系ユダヤ人はmtHg-H5c2、とくに3姉妹(SB605とSB606とSB671)で観察された16304での復帰変異について、現代の保有者の大半を形成します。個体SB676のY染色体ハプログループ(YHg)はセム語話者において一般的で、その上位系統がアシュケナージの間で11.7%の頻度を示す、E1b1b1b2a1a(M34)内のE1b1b1b2a1b1aです。同様に、SB604(YHg-J1a2a1a2d2b2)とSB696(YHg-T1a1a)の上位系統は、とくにレヴァントの祖先系統と関連しています(関連記事)。

 ゲノムの類似性を時間的に解決するため、現代の人口集団の多様な一式の系統から推測されたアレル(対立遺伝子)年代に基づくColateを用いて、合着(合祖)率が推定されました。任意交配人口モデルでは、集団内の合着率は有効人口規模と反比例する、と予測されます。集団間では、その合着率は合着事象に先行する遺伝子流動強度の関数として解釈できます。したがって、その合着率は、人口規模の歴史と混合のような人口統計学的過程について情報をもたらします。

 紀元前119年~紀元後1140年にほぼ対応する時代(図4A)では、ヨーロッパ人は現代のアシュケナージ系ユダヤ人および中東個体群と差異の第1軸で分離しており、チャペルフィールド個体群はその間に位置するものの、ヨーロッパ人により近い、と分かりました。第2軸は、現代のアシュケナージ系ユダヤ人を区別し、チャペルフィールド個体群の区別の程度は小さくなります。図4Bは、集団間および集団内の平均的な対での合着率(apCR)を示すことにより、同じ対での合着率を要約します。集団間のapCRがMDS(多次元尺度構成法)図の第1軸のパターンを反映している一方で、集団内のapCRは現代のアシュケナージ系ユダヤ人で最高となり、それに続くのがチャペルフィールド個体群で、MDS図の第2軸で示される際を反映している、とみなせます。チャペルフィールド個体群は、現代のアシュケナージ系ユダヤ人と最高の集団間apCRを示しました。図4Cに示されている紀元前3278~紀元前119年までにほぼ対応するより古い期間のapCRの相対的順位は、後の期間と類似しており、一つの違いは、アシュケナージ系ユダヤ人とチャペルフィールド個体群における集団内apCRがほぼ等しいことです。以下は本論文の図4です。
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 これらのパターンは、以下の4点を示すものとして解釈されます。第一に、チャペルフィールド個体群と現代のアシュケナージ系ユダヤ人との間のある程度の人口連続性で、qpAdmの結果と一致します。第二に、アシュケナージ系ユダヤ人は近東とヨーロッパの人口集団の混合で、それは以前の研究でも示されており、qpAdmの結果と一致します。第三に、アシュケナージ系ユダヤ人とチャペルフィールド個体群は中東全域やヨーロッパ全域の人口集団よりも有効人口規模が小さく、1140年以前のアシュケナージにおける人口ボトルネックの可能性を推測するのに充分ではないものの、一致します。第四に、現代のアシュケナージ系ユダヤ人は1140年以後の追加のボトルネックもしくは内婚の増加を経ました。


●表現型と遺伝性疾患

 チャペルフィールドの3個体は、HirisPlex色素沈着表現型推論の閾値を超えるのに充分な遺伝子型決定された一塩基多型(SNP)を有しています。そのうち2個体は茶色の目をしており、1個体(SB605)は「暗い」髪の色、1個体(SB676)は「明るい」髪の色だったのに対して、0~3歳の少年(SB604)は青色の目と赤毛だと推測され、赤毛はヨーロッパのユダヤ人の歴史的な固定観念と関連づけられています。

 アシュケナージ系ユダヤ人の遺伝性疾患と関連する多様体について、チャペルフィールドの6個体が調べられました。先行研究では、アシュケナージ系ユダヤ人の特定の遺伝性疾患の高頻度はおもに人口ボトルネックにおける浮動の高率が原因とされ、1100~1400年頃、900年頃、1300年頃、30世代前など、さまざまな仮説が提示されました。チャペルフィールド個体群はこれら仮定的なボトルネックの前か開始期に暮らしていたので、現代のアシュケナージと関連する疾患のアレルが、チャペルフィールド個体群の属する人口集団で比較的高頻度に達していた、とは予測されません。むしろ、この時点では、アシュケナージ集団は現代のヨーロッパ人集団により典型的な疾患アレル頻度を有していた、と予測されます。

 検討された159ヶ所のアシュケナージ関連の遺伝性疾患の遺伝子座全体で、チャペルフィールドの6個体について合計4755の読み取りが蓄積されました。これらのうち、35遺伝子座の45の読み取りは遺伝性疾患アレルで、1ヶ所の遺伝子座が4つの読み取り、2ヶ所の遺伝子座が3つの読み取り、3ヶ所の遺伝子座が2つの読み取り、29ヶ所の遺伝子座が1つの読み取りを有しています。しかし重要なのは、これらの読み取りの一部は第1種の過誤で、疾患アレルの存在を誤って示唆することへの注意です。したがって、(非フィンランド人の)現代ヨーロッパと現代のアシュケナジーの両人口集団のアレル頻度を想定するデータセットがgnomADデータベースで模擬実験され、疾患アレルの読み取りがさまざまな読み取り過誤率で本論文の標本において予測されるはずの数が調べられました。

 試行回数として観察された合計読み取り深度を用いて、各個体の各遺伝子座で、多項分布からアデニン(A)とシトシン(C)とグアニン(G)とチミン(T)のヌクレオチドが標本抽出されました。読み取り過誤を数えるため、読み取り過誤媒介変数α(全遺伝子座で一定と仮定されます)が導入され、gnomADアレル頻度が調整され、それが多項確率として用いられました。本論文で観察されたデータを模擬実験と比較する単純な検定統計量として、1つもしくは複数の読み取りで疾患アレルの合計数が用いられます。図5では、妥当な過誤率の範囲(0~1.5%)にわたって、チャペルフィールドのデータについての本論文の検定統計量は、現代のアシュケナージ系ユダヤ人集団を考慮すると通常予測されるものの、(非フィンランド人の)現代ヨーロッパ人集団を考慮するとありそうにない、と示されます。以下は本論文の図5です。
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 これをさらに調べるため、尤度関数が定式化され、提案された人口集団のアレル頻度を考慮して、チャペルフィールドの6個体の159ヶ所の遺伝子座で観察されたアレル読み取りの正確な確率が計算されました。尤度関数は読み取り過誤媒介変数を利用して、単一の遺伝子座において10個のあり得る遺伝子型の106順列全てで観察されるデータの確率を合計します。遺伝子座は独立していると仮定されるので、全体的な確率は単に各遺伝子座固有の確率の積です。これにより、データを考慮して、(非フィンランド人の)現代ヨーロッパ人もしくは現代のアシュケナジー集団の可能性を計算できます。これら現代の人口集団のアレル頻度における不確実性をさらに数えるため、ディリクレ分布(一様な事前分布を有しています)における媒介変数としてのgnomAD総数が用いられ、あり得る人口集団のアレル頻度全体にわたって標本抽出されました。

 図6は5000点の無作為標本下での可能性を示しており、0~1.5%の一様な分布から標本抽出された、それぞれ異なる読み取り過誤率があります。最尤読み取り過誤率推定値はひじょうに類似しており、重要なことにこれらの結果からデータは、これらの個体が現代のアシュケナージ集団で標本抽出されたモデル下では、(非フィンランド人の)現代ヨーロッパ人集団で標本抽出されたモデル下よりも、4615倍可能性が高い、と示されます。この手法は、チャペルフィールドの6個体が各人口集団から無作為に標本抽出される、と想定しています。3個体がキョウダイであることを考慮して、この仮定の影響をさらに評価すると、これらのデータの事例では、本論文の評価は尤度比に控えめな影響を有する、と示唆されます。以下は本論文の図6です。
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 遺伝子座の大半(159ヶ所のうち155ヶ所)の尤度比(LR)はこれにほとんど影響を与えません。それは、読み取りのない遺伝子座が、どちらの人口モデル下でも同じ確率で、非病原性のアレル読み取りがない場合のみの遺伝子座は、病原性アレルがより低頻度のヨーロッパの人口集団においてわずかに確率が高くなるからです。その代わり、尤度でかなりの全体的違いがあるのは、SB676個体で観察された原発性線毛運動不全症と関連する多様体NC_000021.9のg.32602299のG→C、SB605個体で観察された思春期遅延と関連するNC_000007.14多様体のg.83961537のG→A、SB676個体で観察された癌易罹患性と関連するNC_000005.10多様体のg.112839514のT→A、mtDNA枯渇症候群と関連するSB696個体で観察されたNC_000022.11多様体のg.50528591のC→Tです。要注意なのは、病原体としてのNC_000007.14多様体のg.83961537のG→Aの解釈が最近、ClinVarでは不確実と変わったことですが、これは、現代のアシュケナージ集団と同程度に12世紀までに疾患関連頻度が上昇した、との本論文の分析の全体的な結論に影響を及ぼしません。


●考察

 本論文は、現代のアシュケナージ系ユダヤ人と類似した祖先系統を有する、チャペルフィールド遺跡の複数の関連の個体の存在と、1161~1216年(95%信頼区間)の組み合わされた放射性炭素年代を特定しました。これらの調査結果は、家族を標的とした1190年の反ユダヤ主義的攻撃と一致します。したがって、遺跡を特定の歴史的事象と関連づける困難にも関わらず、チャペルフィールド遺骸が1190年の反ユダヤ主義的暴力の犠牲者だった可能性はひじょうに高そうです。

 チャペルフィールドの6個体のうち、SB604における赤毛の色素沈着は注目に値し、それは、中世の反ユダヤ主義的比喩は多くの場合、ユダヤ人と赤毛との間の関連を組み込んだからです。本論文の結果から、アシュケナージ関連の疾患アレルが12世紀以前に現代の頻度近くにまで上昇したことも示唆されます。これらのアレルの大半はセファルディム系ユダヤ人では比較的低頻度なので、その頻度上昇をもたらした可能性が最も高い人口ボトルネックは、中世初期のヨーロッパ北部におけるアシュケナージ共同体の形成と関連しています。


参考文献:
Brace S. et al.(2022): Genomes from a medieval mass burial show Ashkenazi-associated hereditary diseases pre-date the 12th century. Current Biology.
https://doi.org/10.1016/j.cub.2022.08.036


https://sicambre.seesaa.net/article/202209article_7.html
2:777 :

2022/09/09 (Fri) 05:48:56


2014年09月13日
アシュケナージ系ユダヤ人の起源
https://sicambre.seesaa.net/article/201409article_13.html

 アシュケナージ系ユダヤ人の起源についての研究(Carmi et al., 2014)が公表されました。この研究によると、アシュケナージ系ユダヤ人集団は800~600年前頃にヨーロッパ系祖先集団と中東系祖先集団が融合して出現したそうです。そのさいの遺伝子プールに占める両祖先集団の割合はほぼ同程度だった、と推測されています。アシュケナージ系ユダヤ人集団が形成された時期と近い頃に、集団ボトルネックが起きたようです。また、ヨーロッパ系祖先集団が最終氷期極大期の頃の22100~20400年前に中東系祖先集団から分岐した時に、創始者集団のボトルネックが起きた、と推測されているようです。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【遺伝】アシュケナージ系ユダヤ人のルーツ

 現代のアシュケナージ系ユダヤ人集団については、最近のいくつかの遺伝学的研究によって、特徴が明らかにされているが、今週掲載される論文によれば、この集団の出現は、約600~800年前のことであり、ヨーロッパ系祖先集団と中東系祖先集団の融合の結果であった可能性が非常に高いとされる。

 過去の研究で、アシュケナージ系ユダヤ人は、他のユダヤ人集団と現代の中東系、ヨーロッパ系の人々に近縁な遺伝的に独立した集団とされていた。独立した集団には、独特な遺伝的特徴が見られることが多く、アシュケナージ系ユダヤ人の独特な遺伝的特徴の1つは、パーキンソン病、乳がん、卵巣がんなどの遺伝性疾患の罹患率が高いことだ。

 今回、Itsik Pe’erたちは、アシュケナージ系ユダヤ人の128件の完全ゲノムの高深度配列解読を行い、その結果を用いて、過去の研究によって報告されていた集団ボトルネック(集団内個体数の激減)があったことを確認し、それが25~32世代前だったことを明らかにした。

 また、Pe’erたちは、現代のアシュケナージ系ユダヤ人が形成されたのが600~800年前(集団ボトルネックが起こった時期に近い)で、ヨーロッパ系祖先集団と中東系祖先集団の融合によるものだったことを示すモデルを作成した。また、ヨーロッパ系祖先集団が20400~22100年前(最終氷期極大期の頃)に中東系祖先集団から分岐した時に、創始者集団のボトルネックが起こったことも明らかになった。ヨーロッパ系祖先集団と中東系祖先集団のそれぞれの祖先も独自のボトルネックを起こしたことも判明し、それが「出アフリカ」事象に対応している可能性が非常に高いと考えられている。

 今回の研究は、ヨーロッパ人と中東人の歴史に関する手掛かりをもたらしているだけでなく、アシュケナージ系ユダヤ人集団の基準ゲノムを明らかにしており、これまでより容易に有害な遺伝的変異を同定できるようになった。


参考文献:
Carmi S. et al.(2014): Sequencing an Ashkenazi reference panel supports population-targeted personal genomics and illuminates Jewish and European origins. Nature Communications, 5, 4835.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms5835


https://sicambre.seesaa.net/article/201409article_13.html


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1-11. ユダヤ人のY-DNA遺伝子は日本列島の構成成分となっているのか?
http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-11.htm

ユダヤ人の Y-DNA _ 日本にはユダヤ人の遺伝子は全く入っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007378

秦氏がユダヤ人だというのはド素人の妄想
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007812
3:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:49:55

ユダヤ陰謀論 _ ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人はハザール人が起源


宇野正美は最近は、

「ユダヤ人には、アシュケナージ・ユダヤ人というニセものがおり、スファラディ・ユダヤ人という本物のユダヤ大衆を抑圧するためにイスラエルを建国したのだ。

そしてこのイスラエル建国主義者たちがシオニストであり、国際陰謀をめぐらす諸悪の根源である」

という考え方をしている。

 かつての論調ではフリーメーソン、ビルダーバーグ、イルミナティ、TC(米欧日三極会議)、CFR(外交問題評議会)などの秘密結社や国際機関と、ユダヤ人の秘密結社との関係がどうなっているのかはっきりしなかった。ところが、今回の講演では、「ザ・クラブ・オブ・アイルズ」というヨーロッパの旧来の王侯貴族達の裏結社が、これらすべての秘密クラブの上に君臨し、序列を作りそのずっと下の方で使われているのがユダヤ人たちである、という簡単な理論になっていた。
http://soejima.to/souko/text_data/wforum.cgi?room=0&mode=new_sort

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ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人は、実は民族的にはハザール人に起源している。
ケストラーは、「ユダヤ人とは誰か」で、これをあばいたことによって殺された。


イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/247.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 1 月 01 日 22:52:53: xZaQXyDl16EGo


1、イルミナティ文化の悪魔性は残虐なスキタイ文化へ遡るのではないか。

いまだにほとんどの人が存在すら認めない、残虐で悪魔的な秘密組織イルミナティ(Illuminati、 見えない多国籍ユダヤ帝国)をしっかり理解することが、彼らのNWO(新世界秩序)に至る今を生きるわれわれにとって最も重要であると考える。

いわゆる秘密結社イルミナティ自体は、堅固な国家そのものである。単なる団体だと勘違いをしてはいけない。この国家は過去の様々な国家とはかなり違う。まず、見えないステルス性を持っている。誰がイルミナティ国民であるか、わからないのだ。職場で机を並べていても、まったく、わからないだろう。きわめて秘密性が高い。つぎに どうやら掟がきわめて厳格で、罰は死をもっておこなわれ、互いの結束が強い。情報統制が行き届いていて、最上部でないと全体像はまったくわからないが、国家が行うすべての機能を持つだろう。

JFK暗殺や911などは表にあらわれた苛酷・非情な活動であったが、あらわれない裏の苛酷・非情な活動も極めて沢山あるのだろう。それが知られることは絶対にない。彼らの表にあらわれる国際銀行家という肩書きなどの裏には、どうやら悪魔教とさえ呼ばれるほど残虐な儀式を執り行う宗教家の冷酷な顔を持つようだ。裏の面は、普通の人には想像を遥かに超えた苛烈・暗鬱な世界なので、誰もイルミナティを本当だと信じることができなかったのだろう。したがって、真実が陰謀と言われ、誠実な証言者がうそつき呼ばわりされてきた。

この人類の癌ともエイズとも言えるイルミナティ国家は、今や人体へのマイクロチップ強制注入による専制独裁とケムトレイルなどによる地球全土の環境汚染等で導く人類絶滅計画、絶対支配を求めてマインドの戦争を心の内宇宙にしかけている主体であることに気づくためには、彼らの実在を信じられる集団にすることが必要である。そこで彼らの悪魔的国家意識の起源を探り、それがスキタイ民族( Skythai、Saka )に起源すると考えれば無理なく理解できるようになるだろう。

もちろん悪魔的存在の他次元からの介入や地球外の知性体の介入などを否定する訳ではない。むしろ宇宙の悪魔的存在との共鳴、悪魔であるルシファーの崇拝と悪魔の憑依 possession の儀式、がイルミナティの性格を決定づけたとは推測している。これほどまでに深く悪魔に愛された集団イルミナティは地球史上で唯一の存在だろう。

フリーメーソン・イルミナティがいかにヘブライ宗教を装っても、深い部分では宗教の誤解があるのではないかと私は考える。それは、われわれ日本人の仏教のようなものだ。実質的に葬式と先祖供養祭儀しかない仏教は、われわれがまさに仏教を誤解していることを示している。仏教で生きているわけでもないが、仏教徒という不思議さ。これを日本教徒という論者まで現われるくらいだ。これは非常に問題と議論の多い部分だが、イルミナティ人の生き様が内部になればなるほど神から離れていくのも似たところがある。というのは、ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人は、実は民族的にはハザール人に起源しているからだ。ケストラーは、「ユダヤ人とは誰か」で、これをあばいたことによって殺された。

ハザール文化の上に、バビロニア・タルムードを聖典とするサンへドリンの宗教組織がのり、さらにサバティアン・フランキストのロスチャイルド帝国が覆っている。かれらを理解しようとしたら、混交・習合された仮面をはずして、底流にあるハザール文化(その中で生きた人々の意識)をとらえるべきだ。私はさらに、ハザール文化はスキタイ文化へ遡るのではないかと推測している。では、ユーラシアの遊牧民族の歴史を辿り、スキタイ人、サルマタイ人、ハザール人の遊牧国家興亡の歴史を見てみよう。

ハザールの地、黒海北部は初めキンメリア人が住んでいた。つぎにコーカサス山脈北部草原アシュケナジーから、騎馬弓矢で武装したスキタイ人が、小アジアへキンメリア人を追い払って黒海北岸に住み着いた。残虐で問題の多いスキタイ人はローマ帝国からにらまれたのか、コーカサス山脈北部草原から来たギリシャ式重装歩兵軍隊のサルマタイ人が追い詰め、クリミア半島で滅びた。つぎにコーカサス山脈北部草原から興ったハザール人がサルマタイ人を滅ぼした。そしてハザール王国を建てた。首都はカスピ海北部のイティル。東ローマ帝国と親密な関係を保ち、ブラン・カガンが宗教をユダヤ教に改宗した。首都イティルがロシア人によって落ち、さらに東ローマ帝国が滅びるのと時を同じくしてモンゴル帝国に滅ぼされ、東ヨーロッパ各国に散った。そしてアシュケナジー・ユダヤ人として、知られている東欧の歴史の中に姿をあらわした。

ここで、つぎのような仮説を立てたい。スキタイ滅亡のとき、その王家はコーカサス山脈北部の故地へ逃れ存続したり、サルマタイ国の中でスキタイの秘密結社が出来上がったりした。そのスキタイの秘密結社はサルマタイ国の中で秘密に金融的面、軍事的面を支配して、コーカサス山脈北部の故地で、勃興した混成民族ハザール王国の隆盛を助け、サルマタイ国のクーデターを起こし、サルマタイ国の壊滅に手を貸した。サルマタイ国を倒しても、スキタイ王家とスキタイの秘密結社は、見えない組織として、ハザール王国の中の黒海北岸部に秘密裏に存続し、様々な遊牧民族の集合体の現代世界に似たミニ地球ともいえる、この社会の中で権力を掌握していたのではないか。そしてカスピ海北部の首都イティルの2重王制のハザール王国政府とは、また別の黒海北岸部の見えない政府「原イルミナティ」となっていたのではないか。このミニグローバル国家の中でスキタイ秘密政府「原イルミナティ」は統治の手法を洗練させていき、もはやハザール王国がなくなっても、多くの国のなかで生き続ける、見えない国家に成長していた可能性がある。

ハザール王国の崩壊後、アシュケナジー・ユダヤ人たちはサンヘドリンと連携をとりつつ東欧のゲットーの中で金融に携わっただろう。一部は騎士団の資産管理をしたり、スペインのイグナチオ・ロョラの創設したイエズス会に潜り込み、スファラディ・ユダヤ人と合流したり、またルネサンスのベネチアの貴族や銀行家のもとへと行っただろう。また、一部の戦士たちは王族や貴族たちの傭兵となっていっただろう。そして最終的にフリーメイソン・イルミナティの創設に結びついていく。それはスキタイの秘密結社が導くことによって可能になったのではないだろうか。

このような仮説を立てること(空想というべきかな)によって、イルミナティが歴史に登場するやいなやフランス革命を起こしたりする強力無比な力が無理なく説明できるのではないか。今までの説ではイルミナティの秘密性、掠奪性が合点がいかなかったが、ヘブライ起源ではなく、スキタイ起源の秘密組織「原イルミナティ」を仮定すれば、納得できる解が得られる。イルミナティのことが歴史に浮上したのは単に雷の偶然のハプニングで、彼らは、あわてて存在を消滅させねばならなかったのだ。ロスチャイルド家が登場した時点では、すべての世界征服戦略の準備が整っていて、それは完璧に完成しきっていたのだ。

われわれのあらゆる努力を傾けて得られる事実は数千あるだろうパズル・ピースのごく一部数個でしかない。したがって事実から全体を構築することは無理で、あきらめるか、数個の事実から全体像を想像・空想する手法しかないだろう。しかし描かれる全体像は空想であっても価値があるだろう。

2、なぜ、イルミナティは悪魔まみれの集団になったのか

2-1 
なぜ、かれらは悪魔まみれの集団になって、悪魔(ルシファー)崇拝という信じられない奇妙な宗教的様相を呈したか。それについては、サバティアン・フランキストがグノーシス主義を奉じているというような説明がある。が、それより むしろハザール人はバビロニア・タルムードを聖典とするヘブライの一神教をハザール化したのだが、一方ではスキタイ文化の残虐な伝統を色濃く残した人々であったと考えるほうが、イルミナティの悪魔的活動や悪魔(ルシファー)儀式の起源が理解しやすい。儀式は古の伝統を伝える。

彼ら遊牧民族ハザール人、スキタイ人の伝統的な生きる動機はすべて物欲の実現である。そして、その路線を極限に生きるイルミナティ人は、ヘブライ伝統の、神とともに生きるための教義を実践するためではない。もちろんキリスト教の愛を実現するのためではない。自己の利益のために富と権力のために、人類の不幸と悲しみを切に実現しようと不断に努力する人たちである。

イルミナティ機関であるところの国連のWHOやユネスコなどの真のベクトルが、表づらとは逆方向の人類の不幸を願う方を向いていることに気がつかねばならない。イルミナティは自己中心性の物欲の極限を追求する。イルミナティ文学のアイン・ランドの「利己主義という気概ーエゴイズムを積極的に肯定する」の表題は、けだし至言であった。そして、様々な口実や理由づけ、理論化をし、ギリシャ哲学を援用したりするが、付け焼刃であり、単なる猿芝居である。生命や魂の倫理への蔑み、憎しみ、軽蔑が、この物欲文化の最も特徴的な特質だ。

彼らイルミナティは、悪魔教義を実現するため行っているのでなく、自ら行っていることの教義化を図るうち、悪魔を神とせざるを得ない事態になったのではないか。すなわち、彼らが、自らの悪魔的な狂気の活動を行うのを理由付けし、正当化するうち、悪魔(ルシファー)崇拝がヘブライ宗教の神と並存し、そのうちにさらに儀式の中心に悪魔(ルシファー)を据えるようになり、そしてついには神は悪魔(ルシファー)だという詭弁を中心教義とするはめになったのではないか。ここに掠奪・強盗民族であるハザール・スキタイ民族の哀しい業が垣間見える。はじめに「行為(掠奪)」ありき、なのだ。

2-2
神が悪魔の世界では、当然ながら愛は憎悪であり、家族の絆が愛でなく憎しみである。親を殺して煮て食べる。兄弟の財産は隙あらば奪い取る。財による階級差別意識は極限まで高まり、王族スキタイ以外の他民族は人間でなく家畜として見て、家畜を屠殺するように他民族を脅迫・掠奪・虐殺して広大な原野を統治することが可能になり、それがハザール・スキタイの伝統文化になったのだろう。殺人儀式、乱交、飲血、人肉食、麻薬の吸引などの伝統儀式を固持する彼らは、まさに人でなしか、異人類というほうが当っているだろう。われわれにイルミナティが簡単には理解できないのは当然である。イルミナティの家庭に生まれてさえ、普通に育つとこれがわからず、立派なイルミナティ人にするには強力な伝統教育、すなわち殺人儀式や多重人格症的マインド・コントロールを必要とするわけだ。

古来からの伝統的で野蛮なハザール・スキタイ儀式、(極秘に頻繁に行われる儀式殺人、乱交、飲血、人肉食、麻薬の吸引などの儀式)は、そのうちに正当化せねばならなくなり、ヘブライのヤーウエ神とは違う悪魔神を導入せざるを得なかったのだ。ハザール・スキタイ文化の中ではヤーウエ神のいどころがなかったと考えた方が、よりよく理解できる。

アシュケナジー・ユダヤのゲットーのなかでの人々の生きる意識、生き様は、集団としては過去の騎馬遊牧文化における社会の要素、すなわちハザール・スキタイ文化の伝統を濃くひきずって持っていただろう。このように考えると無理のない理解ができる。アーリア族スキタイ族など騎馬遊牧民族には、殺人儀式を行う強固な伝統が、表面に出ないが隠れていて、いつまでも続いている。社会の表に現われないだけで、東欧のゲットーのなかで古式にのっとった殺人儀式が行われ、それをうすうす知った他民族の人々の強い嫌悪をもたらしていたのではないだろうか。これも現代と同じである。

この古い殺人儀式を伝えることは結果として、集団の絶対的秘匿性と堅固な結束性をもたらしただろう。そして、儀式殺人、乱交、飲血、人肉食、麻薬の吸引などの儀式が、そのうちに、この集団イルミナティへの高貴な新人、すなわち社会の上流階級のイルミナティ加入の儀式の中心的要素と変化していったと考えられる。すなわちイルミナティ人である最低条件は、この殺人儀式を体験していることなのだろう。

2-3
またイルミナティの教義を、厚化粧してギリシアへと、どうしても持っていこうとする陰謀があるように思われる。すなわち、エーゲ海北部カバラKavalaの岩窟のギリシャ人宗教者たちの瞑想運動にあやかって名づけられたと思われるカバラ哲学qabbalahは、ギリシャ密儀宗教の誤解だろう。すなわち、瞑想体験が主体であるのに、そこから生まれた哲学体系の知的理解、言葉の遊びに主体が移っていってしまった。これはインド宗教の他への伝播とも似ている。これはギリシャ密儀宗教が滅んでしまっているのではっきりとはしないが、インド宗教の密儀的側面が密儀仏教のなかに残存しているので理解はできる。

イルミナティの行動は本来のユダヤの文化と異質に見える。ちょうど、旧約のヨブ記は無名ギリシャ悲劇の剽窃、雅歌や詩篇は消滅したギリシャ・エジプト古代詩の盗用であり、本来のユダヤの文化と異質に見えるのと同様である。古代世界においてもギリシャ文化とスキタイ文化は水と油のようだといわれていた。彼らイルミナティはプラトンの国家を夢見るが、哀れにも完全に誤解している。誤解や剽窃で、できあがったユダヤ文化を、それすら誤解したのがギリシャ文化に盲目のサバティアン・フランキスト(イルミナティ)であった。ドル札の「すべてを見通す目オールシーイング・アイ」の「邪視エビル・アイ」が、果てしの無い冷たい憎しみの、盲目の眼で全人類を睨んでいる。


3、 「遊牧民族」と呼ばれるハザール・スキタイ族の生き方

白く輝く神秘なアララット山を主峰にいだくコーカサス山脈裾野のアーリア人の故里は多くの歴史の謎を秘めている。スキタイの謎、ハザールの謎である。事実は遥か遠い時の霧の彼方に霞んでいる。しかし、可能なかぎり、ヘロドトスの「歴史」のスキュティア誌からイルミナティの核につながると思われるスキタイの伝統を調べてみよう。

3-1
「遊牧民族」と呼ばれるスキタイ族の生き様は、掠奪だ。戦士スキタイは掠奪以外は、なにもしない。成人してから死ぬまでの人生は掠奪だけだ。それ以外の世界観はない。無限の物欲、金銭欲、全世界を自らの手に入れようという欲望を純粋化したこの伝統が、現代にいたってイルミナティに受け継がれ、地球全土の荒廃をもたらしているのではないか。そしてイルミナティ集団全体は死の掟で固められ、ここから抜け出すこともできない。
スキタイ国家そのものが掠奪中心であり、軍事国家である。したがって、スキタイ族の人々は、騎馬、弓、などの術を熟達したり、新しい武器や戦術を考案したりすることにもてるすべての力を注いだ。古代世界の騎馬術、鉄の武器、戦略の徹底したステルス性など軍事にかかわることの多くはスキタイ起源と考えられる。彼らの武器・戦略は時とともに変わっていったが、掠奪中心の生き方は変わらなかった。

現代に至ってイルミナティが根を下ろした国家は、すべて、軍事至上国家と化す。医学・生物学の真理を研究者が究めれば、イルミナティ医学は悪用してもうけるために生物兵器や毒ばかりつくるようになる。ヒポクラテスの誓いに背くことがイルミナティ医学だからである。現代医学はイルミナティ医学によって支配されているので、医療行為は人を病気から助けるためでなく、儲けるための経済行為にすぎない。イルミナティ医学では薬物は軍事兵器なのだ。  イルミナティ自体は、まるで人類にできた癌やエイズ・ウイルスのような存在だ。ここには、信仰(神のもとに生きる意識)は微塵も感じられない。悪魔への信仰(悪魔のもとに生きる意識)を考える他はないとは、もう言葉すらない。が、彼らは居直って正当化するしかないだろう。

3-2
以上のように、西洋の掠奪性はイルミナティ(見えない多国籍ユダヤ帝国、国際投資銀行群)にあり、その起源はハザール・スキタイ文化にあるとするとイルミナティの徹底的壊滅的な掠奪性が納得できる。

近代においては、イルミナティの武器は弓矢から金に変わり、掠奪はわからないよう隠され、投資戦略として戦争を利用することになった。戦争を起こして戦費を貸したり、軍事産業を興し、地球規模のネットワークで金と権力を武器にして国々から掠奪をおこなった。国と国を戦わせたり、内乱の画策をしたりして、世界の国々同士の血塗られたコロッセウムをスイスから高みの見物なのだ。革命戦争を意図的に全世界に扇動し、お人好しが踊るのを見物して楽しみ、もうけるのだ。そして実験国家を次々に作り出した。実験国家ナチスが高度な科学技術で兵器を開発したと言われているが、イルミナティ科学部隊が実験国家ナチスに最新兵器開発を委託したのだろう。ナチス科学とは実はイルミナティ科学であったのだろう。現在も隠れて存在するであろうイルミナティ科学は、大方の予想をたぶん遥かに超えるきわめて高度なものなのだろう。

 第2次世界大戦も含めて近代・現代の戦争とは、すべて例外なくイルミナティの掠奪活動であり、われわれからすれば、「イルミナティのテロ」とも言ってもいいものだ。こうして、「イルミナティのテロ」、すなわち19世紀、20世紀の戦争と革命が200年間絶えず続いていたわけだ。その裏では巨大な金がイルミナティのポケット(タックス・ヘブン)に入っていったのだろう。また、その秘密工作資金は麻薬産業から得ていたので、麻薬産業はイルミナティが繰る国家指導者の最も大きな秘密の仕事になっていった。

イルミナティ金融部隊は諸国の中央銀行と通貨を次々に手中にし、通貨の操作、恐慌の演出により、全世界の国から実体物としての富を強奪し、負債を押し付けた。敵対者はマスメディアで悪者に仕立て上げてつぶし、最終的に毒殺・暗殺によって秘密裏に処理された。宗教、司法と軍・警察の上部を秘密結社に取り込んだので、どんな手段でも取ることが可能であった。イルミナティ国家の実行部隊として設けられた各国の諜報機関はその国の利益のためでなく、イルミナティのために働いていたとは、税を納める国民は夢にも思わなかっただろう。諸国民を戦争や株のバブルの雑巾絞りでしぼりとる技法は、20世紀後半以降さらに洗練度を増し、彼らイルミナティ金融部隊は金融工学とコンピューターを武器にして、壮大なギャンブル、サブプライム・ローンバブルを楽しんで演出し、総額6京円ともいわれる想像もつかない巨大な負債を仕立て上げた。恐慌になるのを防ぐという口実で、全世界の国民の税金をイルミナティのポケット(タックス・ヘブン)に滝のように注ぎ込み、またまた予定通り全世界の実体物としての富を強奪して、100年に1度の金融詐欺の収穫祭を史上空前のボーナスの大盤振る舞いで祝った。これに負けじとイルミナティ医学部隊は新型インフルエンザ・ワクチン詐欺を、イルミナティ環境部隊は地球温暖化詐欺をなどなど、つぎつぎに世界同時多発詐欺を行っている現状だ。

3-3
いままで遊牧民族国家として理解されてきたハザール王国や古のスキタイ族は、ほとんど文字記録に残っていないだけで、じつは掠奪に特化した(DNAさえも変わっているかも)、優れた軍事戦略と軍事技術を持った、きわめて高度な文化の持ち主として理解し直さねばならない。社会全体が軍事至上主義によって成り立ち、経済も統治も掠奪を基本とする軍事傭兵国家だったのだ。しかし、掠奪以外はなにもないという、いびつで普遍性のない貧しい文化ではある。これを騎馬遊牧民族と脳天気に言うのは、名前と実体が違いすぎ。スキタイ族とは人類史上でもっとも純粋な軍事民族なのだ。彼らの神はアレスという戦いの神であった。家畜の遊牧は単に戦争の間の片手間仕事だった。農耕スキタイも、掠奪してきた女奴隷やその子孫なのである。農耕奴隷を、まるで家畜のように扱い、人間牧場だ。人間家畜は増えすぎれば、殺人儀式で屠殺するのだろう。イルミナティの人間家畜の管理技術や高度軍事技術、ステルス戦略などはハザール・スキタイ文化からの何千年もの長い伝統の所産であったのだろう。


4 王国の統治とステルス性
イルミナティの核と思われるロスチャイルド家とハザール王朝を考察してみよう。これは、結束性とステルス性が統治の鍵だ。
 
ハザール王国の統治は王(皇帝、最高権力者)カガンは、ほとんどまったく姿を見せず、その下に全軍を指揮する大公べクがいる。2重王制の統治である。首都は河に挟まれた2つの都市カザランとイティルがある。王が誰であるか、大公べクなど少数以外には、まったく誰にもわからない仕組みであった。
現代のロスチャイルド帝国は組織はさらに複雑になっているだろう。世界皇帝ピンダー(Rothschild Pindar)はロスチャイルド家の誰であるか、まったくわからない。名前すらロスチャイルドを持たない可能性もある。ロスチャイルド・ピンダー(リボー侯爵the Marquis de Libeaux)は、どこにあるのかわからない世界帝国の首都英仏の王宮(例えばオクスフォード、ケンブリッジ大学かも)で誰にも知られず、悪魔教の儀式を執り行っているのだろう。それが古代から連綿と続いてきた祭司王の伝統なのだ。

ロスチャイルド家のパートナーはシフ家であったようだが、これが2重王制の痕跡かもしれない。大公べクたちの絶対的恐怖支配の下に、12の種族が将軍(戦士スキタイ)のもとにステルス作戦行動をとる。これが300人委員会、ビルダーバーク倶楽部、闇の世界政府、シークレット・ガバメントとよばれるものの前身だろう。王は種族長から娘たちを人質妻(ロスチャイルド家の家政婦?)にとるので、王の子は極めて多い。ハザール王国の時で、百人以上はいる。現在、ロスチャイルド家の血流は、おそらく「13血流」すべてに浸透して、名前がロスチャイルドでない「見えないロスチャイルド・ファミリー」でイルミナティ上部が構成されているように見える。おそらく、ローマ法王でさえも、見えないロスチャイルド・ファミリーから選ばれるのだろう。これが、ロスチャイルドの謎の一つだろう。広瀬隆の系図からたどる方法では限界があり、「赤い盾」ロスチャイルド帝国の一部分しかわからない。しかし、系図法でさえも地球全土を隈なく支配する驚くべき巨大なロスチャイルド帝国が浮かび上がる。しかし、それは氷山の一角だろう。その水面下を知るためにはイルミナティ内部離脱者の証言を精査するしかない。

この見えない巨大ロスチャイルド・ファミリー「イルミナティ」の実体はフランクフルト遥か以前からあるようにみえる。また、ロスチャイルド家の5本の矢が結束を表すというシンボルについても、スキタイ王家ではヘロドトスにあるように起源は非常に古いものである。ロスチャイルド家は、悠久の古からアジアのどこかから脈々と続いてきたイラン語系民族スキタイ王族に起源を持つのだろうか。ロスチャイルド家祖先の地は、はたしてコーカサスの地だろうか。ユーラシアの広大な草原の海を漂流する海賊たち、放浪する強盗団を起源とするイルミナティは、現代においても海賊、あるいは強盗団の群れ、といった性格を強く保持している。国連(WHO,ユネスコなど)が本当は残虐な海賊たち、あるいは極悪非道の強盗団の群れと認識しないと見誤るのだ。


5 イルミナティの死の結束と諸国の民主化
本来ばらばらのはずの遊牧民が大国を築けたのは結束の原則があったからだろう。なぜ、ばらばらの牧畜民族のなかから巨大な帝国フン族(匈奴)やスキタイ王国、カザール王国が出現できたか。ユーラシアの遊牧民族は、お互い家族間でも、財を争い、奪い合い、殺し合う習俗であったようだが、そのなかでのスキタイ族の隆盛は多分、一族の固い結束にあっただろう。伝統の一番重要な原則が一族の固い結束にあり、そのシンボル5本の矢がアムシェル・ロスチャイルドまで引き継がれたと思われる。お互いが掠奪・収奪する世界では、消耗して自滅するものだが、その群れのなかから淘汰された結果一つの原則が生まれた。それは結束こそが一国を堅固にする、というあたりまえの原則だ。したがって、他の民族や国に対して分裂させる策略・陰謀があらゆる努力を傾けて取られた。ちょうど世界史にはギリシアというスキタイと対極の価値観を持つ高度文化があった。西洋・イルミナティがギリシアの自由と民主制を金科玉条のように全世界に押し付けて洗脳していったのは当然の戦略であった。

そして、彼らイルミナティ(見えない多国籍ユダヤ帝国)の、世界すみずみまで行き渡った秘密結社の情報網や金脈や人脈の強力無比な結束力を前にして、われわれのいわゆる民主主義と言う名のもとの、あらゆる力がばらばらに分断された民主国家は、まるでコブラににらまれる小カエルのようなものだ。われわれの国家は、もう、ひっくりカエルのだ。

6 何千年間も磨き上げたステルス戦略で、すでに地球全土を征服

また、ヘロドトスによると、スキタイ文化のことがわからないのは、当時首都に他民族の誰も近づくことさえできなかったからだ。ヘロドトスが執拗にスキタイ族のことを追求したのは、親を殺したり食べたりする非人間的な習俗や自らを隠す秘匿性にヘロドトスが多大な興味と好奇心を抱いていたのだろう。これは現代も同じで、誰もロスチャイルド帝国の首都がどこにあり、世界皇帝が誰か知らないし、王宮の様子(話し合われている重要事項)も殺人儀式などもまったく知られない。人はこれを陰謀と呼ぶ。悪魔教徒と呼ぶ。

彼らは、19世紀におおよそ世界征服を果たしてのち、地球全土を手中にし、思うがまま秘密裏に殺略・収奪を繰り返した。アメリカ合衆国の最大の秘密は、すでに100年前にイルミナティ帝国に完全に占領されていることだろう。もちろん全世界も占領地なのだが。アメリカ国民が主権があるということも選挙もすべてが茶番劇だ。なにかあっても、すぐに未来兵器を持つ強力なイルミナティ帝国軍が隠密に鎮圧するであろう。イルミナティ世界秘密政府の全世界支配が見えなかったのは、イルミナティがなくなったとイルミナティ・マスメディアの宣伝シャワーがいきとどいたのだ。そのかわり、見える表の顔、大英帝国の植民地支配だの、東インド会社だの、共産陣営だののまやかしで激動の現代史であった。単に200年間のイルミナティ帝国による全世界諸国へのテロと掠奪、圧政があったにすぎない。イルミナティ帝国の皇帝は秘密の王宮で鼻歌を歌いながら帳簿に金額を記し、脳中の帳簿には戦争死者の数を記していたのだろう。まだこれでは足りないな、うん、細菌兵器を使わねば、と言っては、麻薬モルヒネでのんびりくつろぐのであった。戦争終了時にはトイレでうん、うん、うん、とあまりにもくつろぎすぎて、ポケットから麻薬が口がすべり落ちただろう。

1980~90年代頃から、ようやく多くの人が問題にし始めた。が、人類がこの「見えない多国籍ユダヤ帝国」に征服されて実に100年以上が経過しているのだ。その間、人々はマスメディアの催眠で深く眠らされてきた。イルミナティの万華鏡(ウソと真実の反射し合うこの世界)の中に人は放り込まれ、何が真実かと右往左往しながら人生を辿って、迷宮のなかで死に果てるのだ。人は一生このマトリックス(マスメディアの幻覚剤、イルミナティの価値体系)から逃れることはできないだろう。ここでは人間の知性が、ギリシャから遠く離れて、イルミナティ化されている。ギリシャとは、なんと離れていることだろう。人間の知性は真理を観るのでなく、イルミナティの解釈した世界観から観るのだ。まるで、フィリップ・ディックPhilip K. Dickの小説のパーマー・エルドリッチの幻覚世界のようだ。

こうして世界人間牧場は1世紀の間続いてきた。そしていま、人間家畜の管理法が教育・出版・マスメディアによる催眠方法から、さらにもっと精妙・絶対的なコントロール、われわれに大変苛酷な状況をもたらすにちがいないマイクロチップとスーパーコンピューターを使う電子一極支配(NWO)に変えようとしているのだ。さらに、優生学の名のもとでの人類の完全家畜化遺伝子改造と、それに合わせて大規模な人類癌化大作戦、生物兵器による人口大削減が行われるのだろう。核のホロコースト、小惑星のDeepImpact、生物兵器、食糧・水・大気汚染による環境兵器などを使って、あらゆる悪魔的所業が繰り広げられ、悪魔(ル死ファー)に捧げられるのだろう。おそろしいことに、地球規模の虐殺が行われていても、政府が完全に沈黙するので、この非人間性と無力感は地球全土を覆っている。イルミナティ・マスメディアの攻撃によって政府を骨抜きにすることに完全に成功しているのだ。ロックフェラーが国連への手紙で言ったように、政府への不信感を増すことによって、国家を自然消滅させていくのだ。あらわれるのはNWO「悪魔の世界」の実体化だ。

「イルミナティ帝国」という実在するものを、ないと言い張る邪悪なジャーナリスト(トンデモ学会、反陰謀論者たち)のハメルーンの笛吹きに踊り狂わされ、とうとう断崖・絶壁の上に来ている。われわれはたった今虐殺されつつあるのだ。
第1次ワールド・オーダーではBIS、FRBの成立で始まって、恐慌や戦争の世紀であった。911で始まった第2次ワールド・オーダー(NWO)では、電子マネーとマイクロ・チップと監視カメラの警察国家の実現だ。電子的一極悪魔(ル死ファー)支配の世界だ。
「トゥモロー・ワールド」ではパクス・イルミナティーナ(イルミナティ人のみの平和、イルミナティ人のみが子孫を残せる世界)が到来する。そこでは、生物兵器やケムトレイルによる長く続く、これまでに無い規模の恐るべき「静かなる戦争」なのだろうか。今日もアルツハイマー・ケムトレイルの日だ。不明航空機が有毒なアルミニュームを、もくもくと頭上に散布してゆく。イルミナティ帝国のわれわれに対する攻撃は果断なく、今日も続く。  

ギリシャ人ホメロスはスキタイ族に代表される北方の野蛮人を一つ目のキュクロープスとして戯作したが、これは現代のイルミナティ「見えない多国籍ユダヤ帝国」にぴったりだ。ベヒモス・レビヤタンの登場するヨハネ黙示録よりも、ホメロスのほうが未来を垣間見ていた。キュクロープスは現代世界に巨大な一つ目のピラミッドの怪しい獣としてよみがえり、荒れ狂い、地球を汚染し尽くし、人類を虐殺・絶滅しようとしている。ホラー映画そのものが現実なのだ。事実は映画よりも奇なり。


コメント


08. 2010年3月26日 01:25:46
君は精神分裂病かパラノイアだ.
早く病院に行った方がいいよ.
アホに真実を教えてやるよ:

「ハザール=東欧ユダヤ人」説を否定する

ユダヤ人の本来の言語はヘブライ語です。彼らがディアスポラで諸国に離散した
後、それぞれの地元の言葉に聖書やタルムードの言葉を混用し、表記するのにヘブ
ライ文字を使いました。これが一般に「ユダヤ語」と言われる諸言語で、ドイツ語
をベースとしたイディッシュもその一つです。

 一方、ハザール人の言葉はトルコ語系の言語でした。彼らの支配階級は、政治的
理由からユダヤ教を受け入れましたが、当然のことながら言語までは変わりません
でした。変える理由も必要も無かったのです。

 たとえば日本の戦国時代、いわゆるキリシタン大名はキリスト教を受容しました。でも、彼らがスペイン語を話すようになったワケじゃありませんし、まして領民に日本語を禁じスペイン語使用を強制するなど、やろうと思っても不可能だったでしょう。それと同じことです。

 スペイン人による征服の結果、キリスト教を押し付けられたフィリピンでさえ、
タガログ語は滅びなかったのですよ。

 ですから、もしも東欧ユダヤ人(アシュケナージ)のルーツがハザール人ならば、アシュケナージの言語に、彼らの本来の言葉であったトルコ語系言語が残っているはずなのです。しかし、痕跡さえも残っていない。ゆえに、アシュケナージはハザール人ではない。以上、証明終わり(笑) 簡単な話です。


ハザール人はあくまでハザール人であり、
東欧ユダヤ人(アシュケナージ)のルーツなどではありません。

 「ハザール=東欧ユダヤ人」という俗説を近年広めたのは、自身ハンガリー出身
のユダヤ人作家であるアーサー・ケストラーですが、彼自身のルーツに関わるロマ
ンチックなファンタジー程度に読んでおくのが適当なようです。

 まして、西岡さんや宇野正美のように、イスラエル国家の正統性批判にコジツケ
るのは、歴史学に似て非なる俗流「歴史談義」の政治的利用と言えるでしょう。

 それ以前に、ユダヤ人という存在を「血統」で説明しようとするのが間違いなん
ですがね。ナチスの疑似科学による人種論と同レベルです。
http://ime.nu/www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/reizoko/reizoko20010929.htm


PATERNITY AND DANGER: A CASE OF BEHAVIORS FOR GENES
James Boster
Society for Psychological Anthropology Meetings
October 1997, San Diego, CA

http://ime.nu/www.anth.uconn.edu/faculty/boster/cohen/

アシュケナージとセファルディの司祭階級のDNAを比較検討したところ、両者のDNAの間には高い類似性が認められた。

これを見た限り、「アシュケナージユダヤ人のハザラ起源説が、学問的にも裏付けられた」とは言いがたい。


「アシケナジー=カザール説」は、60年代の学説であり、もしこの説が
“現在の学界で”メジャーになってないとすれば、通常の感覚では
「かなり古ぼけた説」といわざるをえませんね。

実際、アカデミシャン(プロの学者及びとの周辺)の人は、頭から否定しない
までもかなり冷淡な態度です。この事実と対極的に、トンデモ業界では
たいへん評価が高い。

そのへんから空気を察したまでのことです。ついでにいうと、岡田英弘氏も
「アシケナジー=カザール説」を一言で斬り捨てています。
http://ime.nu/snsi-j.jp/boards/sample2/1.html


アシュケナジーユダヤ人が、カザール人のユダヤ教改宗者ではないという根拠は、いくつもある。

その一つは、上にリンク先を引用したしたデイブ・ハント(Dave Hunt)氏の回答にもあるが、遺伝学的にアシュケナジー・ユダヤ人は、イスラエル12部族の直系であることが証明されている。

かつてユダヤ人の学者がカザール説を提唱したが、これはDNA鑑定が行なわれる
以前のことであり、科学的根拠に限界があった。
http://ime.nu/www.forward.com/issues/2001/01.08.17/genetic2.html


 そして歴史的根拠がある。上のミルトスのホームページからの引用でも触れ
られているが、ローマ帝国拡大時に、すでに紀元前1世紀に、ユダヤ人が
ドイツや東欧に住んでいたという歴史的事実がある。紀元8世紀以降の
カザール帝国のはるか前に、アシュケナジー・ユダヤ人は存在していたのである。
http://ime.nu/www.myrtos.co.jp/topics/juda/juda01.html#Q5

 そして、文化的根拠からの反証もある。アシュケナジー・ユダヤ人の共同体
の中には、カザール人から受け継がれた習慣がほとんどないことがある。

離散の地における文化や習慣を、ディアスポラのユダヤ人は身に付けているが、
例えば、中国系ユダヤ人であれば中国の習慣を、ブラジル系ユダヤ人であれば
ブラジルやポルトガルの習慣を持っており、世界中から移住したユダヤ人の
集まりであるイスラエル国は、さまざまな国際文化や習慣も垣間見ることが
できる。しかし、カザール系の名残がアシュケナジー・ユダヤ人の中に、
ほとんど見ることができない。
http://ime.nu/www.faqs.org/faqs/judaism/FAQ/07-Jews-As-Nation/section-5.html


 参照ページにも書かれていることだが、歴史的事実はこうである。

「西、中央ヨーロッパにてすでに、アシュケナジー・ユダヤ人共同体は存在
しており、カザール帝国のユダヤ教改宗があったことは事実だが、その共同体
に影響を与えることは少なかった。カザール帝国自体が、王や役人における
ユダヤ教改宗はあったが、一般民は主にイスラム教徒やキリスト教徒であった。

東欧に移住したカザール人は、すでに移住していたアシュケナジー・ユダヤ人
と結婚したことはあろうが、後者が前者を吸収し、その逆ではなかった。
したがって、今日のアシュケナジー・ユダヤ人と呼ばれている人々は、聖書
のイスラエル人子孫であると言うことができる。

http://ime.nu/72.14.203.104/search?q=cache:QtTAgKUXDw8J:www.logos-ministries.org/kiyotae/kiyo2/02_0116.html+%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB+%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A2&hl=ja&ct=clnk&cd=24
4:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:51:25

宇野正美講演会・傍聴記「反ユダヤ伝道師」かく語りき

7月20日(1995年)に、神田の日本教育会館・一ツ橋ホールで開かれた、
宇野正美氏の「1996年 国家存亡の危機が来る」という講演会を聴きに行った。

そうか。この人物が、H氏やA氏やY氏と並んで、「ユダヤによる世界支配の陰謀」
を唱えて、日本の言論界の一角で、異様な気炎をはいてきた宇野正美氏か。

この人が「ユダヤの陰謀」という恐ろしいテーマをひっさげて,もう二十年も言論
活動をやっている人なのか。もし本当に氏が「陰謀」なるものを暴いてしまった人
だったら、とっくの昔に殺されていないのはなぜだろうという疑問が脳裏をかすめた。

 宇野氏ら陰謀評論家は、世界の一般民衆を操る支配階級の人びとの、さらにそのまたごく少数の限られた人びとの秘密クラブの存在を確信することから、自分たちの言論活動を開始する。

「1990年にバブル経済が破裂したあとの5年間で、世界で、日本で、〇〇、〇〇の事件がありましたね。

これは、〇〇が〇〇して、〇〇になったものでした。その背後に、世界を操る〇〇〇〇の存在があるのです」。

要約するならば、宇野氏の話は、このスタイルに終始している。

「〇〇という事実がありました。これは、皆さんもご存知のとおり〇〇〇〇だったのですが、これも実は〇〇〇〇がからんでいるのです」。

 この語り口調は、なかなか小気味よいのである。そうか、あの事件も、この事件
も、やっぱり裏に秘密があったのか。自分もヘンだな、と思っていたんだ。

聴衆は、宇野氏の推理いつしかのめり込んでいく。開場は静まり返って、みんな真剣に聴き入っている。

いろんな厳しい人生経験を積んでそれなりの生き方をしてきたあとでも、人間はこの程度のホラ話に一気のめり込むことができるのである。


「この1月17日の関西大地震は、人工地震の可能性が、1%はあります」

「3月のオウム事件は、地下鉄サリン事件は、北朝鮮が裏で糸を引いているのです」

「最近起きたソウルのデパートの倒壊事件。奇妙でしょ。ビルの中央部分だけが、
一気に崩れ落ちるなんて。これは、低周波兵器でズーンと低周波をかけると、起こるのです」

 この三年ほどで、宇野氏の考えは二つの点で大きく変化している。かつて文芸春秋系のネスコ社から出していた本では、単純素朴な、ユダヤの秘密組織による日本征服説が説かれていた。これは、若い頃からの氏の聖書研究と愛国感情が混じり合った産物だった。

最近は、

「ユダヤ人には、アシュケナージ・ユダヤ人というニセものがおり、スファラディ・ユダヤ人という本物のユダヤ大衆を抑圧するためにイスラエルを建国したのだ。

そしてこのイスラエル建国主義者たちがシオニストであり、国際陰謀をめぐらす諸悪の根源である」

という考え方をしている。

 かつての論調ではフリーメーソン、ビルダーバーグ、イルミナティ、TC(米欧日三極会議)、CFR(外交問題評議会)などの秘密結社や国際機関と、ユダヤ人の秘密結社との関係がどうなっているのかはっきりしなかった。ところが、今回の講演では、「ザ・クラブ・オブ・アイルズ」というヨーロッパの旧来の王侯貴族達の裏結社が、これらすべての秘密クラブの上に君臨し、序列を作りそのずっと下の方で使われているのがユダヤ人たちである、という簡単な理論になっていた。


フリーメーソンやイルミナティなどの秘密結社の存在はさておくとして、TC
(トライラテラル・コミッション、米欧日三極会議)は公然と存在する。

私は、「陰謀」の存在自体は否定しない。世の中に「陰謀」の類はたくさんあると
思っている。世界覇権国であるアメリカ合衆国の、政治・経済の実権を握っている支配層の人びとの間に、多くの「陰謀」があるのは当然のことだと思う。

 そして、1990年以来の、日本のバブル経済の崩壊によって深刻な不況に陥っている現状は、やはりニューヨークの金融界が、日本の経済膨張を抑え込むために陰に陽に仕組んで実行したものであると信じないわけにはいかない。薄々とだが、ビジネスマン層を中心にこのような話は語られ広まっている。

 私の友人のなかに銀行員が何人かいる。昔、いっしょに『ニューヨーク・タイムズ』紙の早朝読み合わせ会という勉強会をやっていた友人のひとりは、ニューヨーク駐在勤務から帰ってきた後に、私にははっきりと語ってくれた。

「ニューヨークの金融センターは、ユダヤ系の人びとに牛耳られており、彼らの意思に逆らうと商売ができない恐ろしいところだ」

 彼は、宇野理論のような直接的なユダヤ陰謀論は説かないが、そのような傾向が
存在することを信じている。株式の大暴落を引き起こし、ついで地価の下落、そして円高による波状攻撃で日本の大企業の力を弱体化させ、日本国民の金融資産の
3分の1は、ニューヨークで解けて流れて、消失してしまった。日本の資産の運用先の大半は、その金利の高さゆえに、アメリカの政府債(TB、トレジャリー・ビル)や社債で運用されてきたからである。それが、円高で元金の方がやられてしまった。
http://soejima.to/souko/text_data/wforum.cgi?room=0&mode=new_sort

16. 2010年3月26日 18:41:28

■アシュケナジーとスファラディー

 イスラエルに行きますと、よくアシュケナジーかスファラディーかの区別があることを聞きます。これは、ユダヤ人が祖国から離散して世界中に住むようになって以来、その祖先の出身地別に分類したときの区別です。
 アシュケナジーとは「ドイツ」という意味の古いヘブライ語で、ドイツや東欧に住むユダヤ人の子孫を指します。彼らの祖先は、紀元1世紀にまで遡ります。当時のローマ帝国拡大と共にヨーロッパ辺境のライン川沿いまで移住していったことが知られています。ドイツやフランスにも居住区をつくりました。経済的には富み栄えたようです。

 アシュケナジーが歴史に登場してくるのは、中世以後です。キリスト教徒の迫害を受け、居住地を東欧・ロシアへと追放されたり各地に移動を余儀なくされましたが、逆にユダヤ人の独自性が保たれて、世界のユダヤ人の中でも優れた文化を発展させ、やがて近代に指導的地位を得ていきました。アメリカに渡ったユダヤ人の多くがアシュケナジーでした。また、イスラエル建国につながるシオニズム運動も、アシュケナジーが大きく担い推進させました。

 アシュケナジー・ユダヤ人は、イーディッシュ語という独特の言語を話しました。イーディッシュ語は中世ドイツ語とヘブライ語の混じり合ってできた言葉です。

 スファラディーとは「スペイン」を指す言葉です。イスラム文化が栄えた時代に、その支配地のユダヤ人も豊かな文化や経済の花を咲かせました。もちろん、イスラム教文明の中で世俗的にも大いに活躍しました。当時、地球上の最も進んだ文明がイスラム圏にあったのは、事実ですね。

 やがて、キリスト教徒にスペインが占領され、1492年、キリスト教への改宗を拒否したユダヤ人は追放されました。地中海沿岸に散らされ、そして衰退していくイスラム文化圏の中で一緒に歴史の陰に隠れてしまったのが、スペインのユダヤ人の子孫、スファラディーでした。彼らはイスラム教徒とは、比較的平和共存して暮らしていました。

 スファラディー・ユダヤ人は、スペイン語とヘブライ語の混成語であるラディーノ語をつかっていました。今はすたれています。

 中世キリスト教とユダヤ教との論争をテーマにした『バルセロナの宮廷にて』(ミルトス)は、難しい内容を戯曲風にわかりやすく紹介していますので、当時の雰囲気がよく伝わってきます。


■アシュケナジーとカザール人

 宇野正美という人物が、自著の本で「アシュケナジーは本当のユダヤ人ではなく、カザール人というユダヤ教改宗者の子孫である」ということを主張しています。

 しかし、彼の主張がいかに誤りであるか、ここでの説明を見ていただければお分かりだと思います。少しユダヤ人の歴史の知識があれば、いかに虚偽で事実を曲げているかすぐ分かりますが、何も知らない日本人にはもっともらしく聞こえます。念のため、間違いを正しましょう。(氏の本にはその他たくさん誤謬がありますが、ここでは省略します。)

 第1に、アシュケナジーが古代ユダヤ人の流れを汲むことは、歴史的事実です。例えば、ドイツにローマ帝国時代のユダヤ人居住区(例えば、コロニア、つまり現在のケルン)があったことなど、ことさら無視しています。古代以来、ヨーロッパの諸都市にユダヤ人が居住していたことは言うまでもありません。

 第2に、カザール人とは、カスピ海とヴォルガ川沿いにあった国で、8世紀頃その王がユダヤ教に改宗したと伝えられる人々です。その国が10世紀に滅んだのち子孫がどうなったかは歴史に照らして検証される必要がありますが、ユダヤ人は改宗者であってもユダヤ人なのです。本当のユダヤ人でないとは、その点からも言えません。

 シュロモー・ザンド・テルアビブ大学教授が著した『ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか』という書(ヘブライ語原著、日本語訳はなし)も、このカザール人を論拠としたものです。これに関しては、隔月刊誌「みるとす」2008年8月号にてイスラエル人識者が論破しています。
http://myrtos.co.jp/info/judaism01.php


414 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:30:20 ID:MgwFllOM

どうも

東欧のユダヤ教徒=ハザルの末裔

という風説は欧州でのアラビア語文献学の進展で、昔キプチャク草原にユダヤ教国家が存在したという史実を欧州側が過剰反応し、しかも当時ロシアなどで再三問題になっていたユダヤ教徒問題を安直に結び付けたオリエンタリズム的ロマン主義の匂いを濃厚に感じる。

文献学的調査や考古学的調査では、遊牧部族集団におけるユダヤ教の需要は確認できてはいるようだが、これらテュルク系遊牧民であるハザルが定住化したのが起源ぽいことをいってはいてもそもそもこの定住化→東欧のユダヤ教徒の図式自体実証できてるか怪しい。

11世紀初頭にはすでにほとんど記録から消失傾向にあり、この頃アラル海東方から進出してきたセルジューク朝はムスリムだった。1220年代にチンギス・ハンがクリミア半島方面まで劫略しているが、ハザルやユダヤ教云々は何ら伝えていない。勿論ブルガール族についても触れてはいるがイスラームの信仰を保持していたかすら書いていない。ハザルにいたってはユダヤ教どころか存在自体記録されていない。

つまり、11世紀以降の黒海からアラル海北方地域の遊牧諸民族の動向が良く分かっていないにも関わらず、アシュケナジームはハザルを起源とする説はそもそもが憶測に憶測を重ねている俗説止まりの部分が極めて大きい。


419 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:41:37 ID:MgwFllOM
アシュケナジムとは、元来ドイツのライン川流域に定住していてドイツ語とヘブライ語が交じり合ったイディッシュ語を話す人たち。

カザールとは10世紀頃まで、カスピ海と黒海の間にあったトルコ系遊牧民族国家
ユダヤ教に集団改宗した。

論点は、ポーランド以東のイディッシュ語を話すユダヤ人が、ドイツ起源なのか
カザール期限なのかということ。

ドイツ起源説だけでは、数が多すぎるのが難点
カザール起源説だけだと、なぜドイツ語が変形されたイーディッシュを話すのか説明できない。


424 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:57:18 ID:MgwFllOM
カザール人は、黒髪、茶目トルコ系のはずだな。

なぜ、金髪、青目のアシュケナージ・ユダヤ人が居るのか?

ドイツで交じり合ったという説もあるが、ユダヤ教は2.3世紀には
スラブ人やギリシャ人に対する宣教活動を盛んにした。 キリスト教が
ゲルマンを改宗させようとした時、それに反抗する勢力がユダヤ教になった
という説もある。

白人優越論者=キリスト原理主義者が振りまくカザール=アシュケナジー論は
プロパガンダというのが常識でしょ。

http://2se.dyndns.org/test/readc.cgi/news18.2ch.net_news2_1156420267/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/247.html
5:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:52:49

ユダヤ男性は白人美女が大好き、ユダヤ女は大嫌い _ アシュケナージ系ユダヤ人の母方の系統の起源はヨーロッパ女性だった

【遺伝】アシュケナージ系ユダヤ人の母方の系統の起源がヨーロッパである可能性が浮上
Nature Communications 2013年10月9日
Genetics: Ashkenazi maternal lineages may originate in Europe
Nature Communications

アシュケナージ系ユダヤ人のミトコンドリアDNAの塩基配列解読が行われ、ユダヤ人の母方の系統がヨーロッパ起源である可能性が明らかになった。

これまでに、中近東やコーカサス地方を起源とする学説が表明されていたが、むしろヨーロッパ地中海地方であることが、今回の研究で示唆されている。

アシュケナージ系ユダヤ人の起源をめぐっては激しい論争が繰り広げられている。

父系遺伝するY染色体、母系遺伝するミトコンドリアと両親から遺伝する常染色体に関する遺伝情報を用いて祖先との関係を推定する研究が行われたが、相矛盾する結論が示されていた。

主に中近東(イスラエル/パレスチナ、レバノン、シリア、ヨルダンを含む領域)の人々を祖先とする見解があった一方で、主にコーカサス地方の人々が祖先だとする見解もあったのだ。

今回、Martin Richardsたちは、74点のミトコンドリアゲノムの塩基配列解読を行い、ヨーロッパ、コーカサス地方と中近東に由来する3,500点以上のミトコンドリアゲノムの解析を行い、アシュケナージ系ユダヤ人の詳細な系統史を再現した。

その結果、Richardsたちは、アシュケナージ系ユダヤ人のミトコンドリアDNAの変異の少なくとも80%が、中近東やコーカサス地方ではなく、先史時代のヨーロッパの系統を受け継いでいることを明らかにした。

この結果は、アシュケナージ系ユダヤ人の女性が、約2,000年前には、ヨーロッパに同化していた可能性を示唆している。

Richardsたちは、ヨーロッパの地元の女性が動員されて、改宗したことがアシュケナージ系ユダヤ人コミュニティーの形成にとって重要だったことが今回の研究結果で浮き彫りになり、今回の研究がアシュケナージ系ユダヤ人の系統史の再構築にとっての重要な一段階となったと考えている。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/8799


アシュケナージ系ユダヤ人はハザール人ではなく、古代ユダヤ人の子孫とヨーロッパ女性の混血だった

「ハザール=東欧ユダヤ人」説を否定する  三鷹板吉

ユダヤ人の本来の言語はヘブライ語です。彼らがディアスポラで諸国に離散した
後、それぞれの地元の言葉に聖書やタルムードの言葉を混用し、表記するのにヘブ
ライ文字を使いました。これが一般に「ユダヤ語」と言われる諸言語で、ドイツ語
をベースとしたイディッシュもその一つです。

 一方、ハザール人の言葉はトルコ語系の言語でした。彼らの支配階級は、政治的
理由からユダヤ教を受け入れましたが、当然のことながら言語までは変わりません
でした。変える理由も必要も無かったのです。

 たとえば日本の戦国時代、いわゆるキリシタン大名はキリスト教を受容しました。でも、彼らがスペイン語を話すようになったワケじゃありませんし、まして領民に日本語を禁じスペイン語使用を強制するなど、やろうと思っても不可能だったでしょう。それと同じことです。

 スペイン人による征服の結果、キリスト教を押し付けられたフィリピンでさえ、
タガログ語は滅びなかったのですよ。

 ですから、もしも東欧ユダヤ人(アシュケナージ)のルーツがハザール人ならば、アシュケナージの言語に、彼らの本来の言葉であったトルコ語系言語が残っているはずなのです。しかし、痕跡さえも残っていない。ゆえに、アシュケナージはハザール人ではない。以上、証明終わり(笑) 簡単な話です。


ハザール人はあくまでハザール人であり、
東欧ユダヤ人(アシュケナージ)のルーツなどではありません。

 「ハザール=東欧ユダヤ人」という俗説を近年広めたのは、自身ハンガリー出身
のユダヤ人作家であるアーサー・ケストラーですが、彼自身のルーツに関わるロマ
ンチックなファンタジー程度に読んでおくのが適当なようです。

 まして、西岡さんや宇野正美のように、イスラエル国家の正統性批判にコジツケ
るのは、歴史学に似て非なる俗流「歴史談義」の政治的利用と言えるでしょう。

 それ以前に、ユダヤ人という存在を「血統」で説明しようとするのが間違いなん
ですがね。ナチスの疑似科学による人種論と同レベルです。
http://ime.nu/www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/reizoko/reizoko20010929.htm


PATERNITY AND DANGER: A CASE OF BEHAVIORS FOR GENES
James Boster
Society for Psychological Anthropology Meetings
October 1997, San Diego, CA

http://ime.nu/www.anth.uconn.edu/faculty/boster/cohen/

アシュケナージとセファルディの司祭階級のDNAを比較検討したところ、両者のDNAの間には高い類似性が認められた。

これを見た限り、「アシュケナージユダヤ人のハザラ起源説が、学問的にも裏付けられた」とは言いがたい。


「アシケナジー=カザール説」は、60年代の学説であり、もしこの説が
“現在の学界で”メジャーになってないとすれば、通常の感覚では
「かなり古ぼけた説」といわざるをえませんね。

実際、アカデミシャン(プロの学者及びとの周辺)の人は、頭から否定しない
までもかなり冷淡な態度です。この事実と対極的に、トンデモ業界では
たいへん評価が高い。

そのへんから空気を察したまでのことです。ついでにいうと、岡田英弘氏も
「アシケナジー=カザール説」を一言で斬り捨てています。
http://ime.nu/snsi-j.jp/boards/sample2/1.html


アシュケナジーユダヤ人が、カザール人のユダヤ教改宗者ではないという根拠は、いくつもある。

その一つは、上にリンク先を引用したしたデイブ・ハント(Dave Hunt)氏の回答にもあるが、遺伝学的にアシュケナジー・ユダヤ人は、イスラエル12部族の直系であることが証明されている。

かつてユダヤ人の学者がカザール説を提唱したが、これはDNA鑑定が行なわれる
以前のことであり、科学的根拠に限界があった。
http://ime.nu/www.forward.com/issues/2001/01.08.17/genetic2.html


 そして歴史的根拠がある。上のミルトスのホームページからの引用でも触れ
られているが、ローマ帝国拡大時に、すでに紀元前1世紀に、ユダヤ人が
ドイツや東欧に住んでいたという歴史的事実がある。紀元8世紀以降の
カザール帝国のはるか前に、アシュケナジー・ユダヤ人は存在していたのである。
http://ime.nu/www.myrtos.co.jp/topics/juda/juda01.html#Q5

 そして、文化的根拠からの反証もある。アシュケナジー・ユダヤ人の共同体
の中には、カザール人から受け継がれた習慣がほとんどないことがある。

離散の地における文化や習慣を、ディアスポラのユダヤ人は身に付けているが、
例えば、中国系ユダヤ人であれば中国の習慣を、ブラジル系ユダヤ人であれば
ブラジルやポルトガルの習慣を持っており、世界中から移住したユダヤ人の
集まりであるイスラエル国は、さまざまな国際文化や習慣も垣間見ることが
できる。しかし、カザール系の名残がアシュケナジー・ユダヤ人の中に、
ほとんど見ることができない。
http://ime.nu/www.faqs.org/faqs/judaism/FAQ/07-Jews-As-Nation/section-5.html


 参照ページにも書かれていることだが、歴史的事実はこうである。

「西、中央ヨーロッパにてすでに、アシュケナジー・ユダヤ人共同体は存在
しており、カザール帝国のユダヤ教改宗があったことは事実だが、その共同体
に影響を与えることは少なかった。カザール帝国自体が、王や役人における
ユダヤ教改宗はあったが、一般民は主にイスラム教徒やキリスト教徒であった。

東欧に移住したカザール人は、すでに移住していたアシュケナジー・ユダヤ人
と結婚したことはあろうが、後者が前者を吸収し、その逆ではなかった。
したがって、今日のアシュケナジー・ユダヤ人と呼ばれている人々は、聖書
のイスラエル人子孫であると言うことができる。

http://ime.nu/72.14.203.104/search?q=cache:QtTAgKUXDw8J:www.logos-ministries.org/kiyotae/kiyo2/02_0116.html+%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB+%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A2&hl=ja&ct=clnk&cd=24


▲△▽▼


現在世界各地に広がっているユダヤ人はすべて古代ユダヤ人の子孫だった.

ユダヤとアラブは血縁 染色体分析で確認

【ワシントン8日共同】ユダヤ人と、パレスチナ人などアラブ人が共通の祖先
を持つことがDNA分析で確認された、と米ニューヨーク大のハリー・オストラー博士らが9日付の米科学アカデミー紀要に発表した。

ユダヤ人とアラブ人に血縁関係があることは旧約聖書など宗教、歴史文書の
記述から当然とみられていたが、遺伝分析ではっきり確認できたのは初めてという。

同博士らは中東地域をはじめ、北米、アフリカ、欧州各国など世界29地域の
1371人の男性のY染色体のDNAを調べた。同染色体は父親から男の子に伝わり、
遺伝的に近い人は共通の特徴を持つ。

その結果、イスラエルや北米、欧州、アフリカ北部に住むユダヤ人のY染色体
に共通点が多いことが判明。ユダヤ人は紀元前にパレスチナから世界各地に
離散した後も他民族とあまり混血せず、遺伝的な同一性を保ってきたと
分かった。

またパレスチナ人、シリア人はユダヤ人とY染色体の特徴を共有しており、
旧約聖書などが示すように遺伝的なルーツは同じと分かった。(共同通信 2000/05/09)
http://ime.nu/homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/bcg_weapons1.html


▲△▽▼

イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに(朝日新聞)
2008年05月31日11時12分

 【エルサレム=村上伸一】
 シオニズム運動は、古代に世界各地へ離散したユダヤ人の子孫が「祖先の地」に帰還するというもの。著者はユダヤ人でテルアビブ大学のシュロモ・サンド教授(61)=歴史学。3月にヘブライ語で出版され、アラビア語やロシア語、英語に訳される予定だ。

 著書では、古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人だ――との説が記されている。

シオニズム運動は欧州で迫害されたユダヤ人たちが19世紀末に起こし、「ユダヤ人国家の再建」を目指した。運動の根拠になったのは、ユダヤ人が紀元後2世紀までにローマ帝国に征服され、追放されたという「通説」だった。

 これに対し、教授は「追放を記録した信頼できる文献はない。19世紀にユダヤ人の歴史家たちが作った神話だった」との見解だ。パレスチナ人から土地を奪うことを正当化するために、「2千年の離散の苦しみ」という理由が必要だったという。

古代ユダヤ人は大部分が追放されずに農民として残り、キリスト教やイスラム教に改宗して今のパレスチナ人へと連なる。イスラエルの初代首相ベングリオンらが建国前に著した本の中で、パレスチナ人たちをユダヤ人の子孫と指摘していた。ユダヤ人の入植で対立が深まる中で、パレスチナ人を子孫とは言わなくなったという。
http://www.asyura2.com/08/holocaust5/msg/110.html


▲△▽▼

パレスチナ人とユダヤ人の比較遺伝学

パレスチナ人は、イスラエルのユダヤ人移民のほとんどと同じくらいのユダヤ人の遺伝子素材を持っています。

異なる地域のユダヤ人の間での遺伝子構造の類似性は過去十年にわたって十分に研究されてきており、Y染色体とミトコンドリアDNAの分析によって、これらの人々の共通の起源が確認された。

Y染色体とミトコンドリアDNAに関する何百もの遺伝子マーカーや、残りのゲノムのほとんどが、異なるユダヤ人社会の共通の起源を確認しています。しかし、また最近の研究で、異なるユダヤ人グループをある共通の先祖に結び付ける類似性のいくつかが、異人種との結婚によりオープンな文化を持つパレスチナ人の多くにも見つけられました。

イスラエルのベストセラーのリストに載っている学者Shlomo Zand本「ユダヤの人々はいつどのように作られたか」は、いくつかの裏づけとなる歴史的証拠を示しています。

現代のイスラエル国家の抑圧の下で数十年にわたり暮らしてきたパレスチナのアラブ人は、実際旧約聖書に書かれている『イスラエルの子供』と全く同じ先祖を持っているとZandは言っています。

およそ1万人の古代のユダヤ人がローマの戦争の最中に打ち負かされたと彼は推測しています。それらの生き残りのうち何人かは、アラブ人の征服者達がその地域を支配下に置いたときに、イスラム教に改宗し吸収されたと彼は言います。そのほか逃げて世界中に散らばり、私達が今日知るユダヤ人コミュニティを作った人々もいます。

Zandの歴史的なパレスチナの人々の説明は、パレスチナ人とユダヤ人の遺伝子分析を比較するこれまでの少数の研究によって立証されています。
http://ja.raelpress.org/news.php?item.146.1


Geneticists Report Finding Central Asian Link to Levites
By NICHOLAS WADE Published: September 27, 2003
A team of geneticists studying the ancestry of Jewish communities has found
an unusual genetic signature that occurs in more than half the Levites of Ashkenazi descent.
The signature is thought to have originated in Central Asia, not the Near East,
which is the ancestral home of Jews.
The finding raises the question of how the signature became so widespread among the Levites,
an ancient caste of hereditary Jewish priests.

ユダヤ人の祖先を研究している遺伝学者のチームはアシュケナージユダヤ人のレビ(祭司)階級の半分以上に出現する遺伝子の特徴を発見した。 この特徴は中央アジアに発するもので、ユダヤ人の祖先と考えられている近東起源のものでない。

アシュケナージとセファルディの司祭階級のDNAを比較検討したところ、両者のDNAの間には高い類似性が認められた。
http://www.nytimes.com/2003/09/27/science/27GENE.html


世界に散らばるユダヤ教徒のコミュニティーや宗教的集団には以下がある。
・ イシューブ(イスラエル(パレスチナ)の地のユダヤ教徒)
・ ミズラヒム
・ 北アフリカのユダヤ人(マグレビーム) Maghrebim cf.African Jews
 モロッコのユダヤ人
 アルジェリアのユダヤ人
 チュニジアのユダヤ人 Jews in Tunisia
・ ペルシア・ユダヤ人
・ イエメン・ユダヤ人(テイメン) Yemenite Jews
・ ベタ・イスラエル(ファラシャ)(エチオピアのユダヤ人)
山岳ユダヤ人(タート・ユダヤ人。ダゲスタン、アゼルバイジャン、アルメニアのタート人社会の内部)
・ グルジーム
・ ブハラ・ユダヤ人 Bukharan Jews (タジキスタンから中央アジア全土)
・ インドと周辺のユダヤ人 Jews in India
・ コーチン・ユダヤ人
・ クナナヤ Knanaya(キリスト教徒)
・ ベネ・イスラエル
・ ボンベイ・ユダヤ人
・ バグダーディ(イラク系)
・ マニプール・ユダヤ人(集団改宗者)
・ 中国のユダヤ人 Jews in China
・ 開封市のユダヤ教徒 Kaifeng Jews [1]
・ ヘレニスト
・ ロマニオット(「ローマ人」、ユダヤ系ギリシャ人)
・ イタリアのユダヤ教徒 History of the Jews in Italy (北部にはアシュケナジムが多い)
・ ツァルファーティー(フランス系ユダヤ教徒) History of the Jews in France 消滅した世代と残留者、新しい世代(諸地域・諸国からの移民)
・ セファルディム
・ アシュケナジム
アイルランドのユダヤ人 Jews in Ireland (ツァルファーティー・セファルディムとアシュケナジム)
・ アバユダヤ Abayudaya
・ レンバ族(ジンバブエ) Lembas
・ サマリア人
・ ブラック・ジュー
・ ハザールのユダヤ人
・ カライ派
・ クリムチャク人
ユダヤ=キリスト教徒 Judeo-Christians
・ メシアニックのユダヤ教徒


東ヨーロッパに住み着いたユダヤ人はアシュケナージ(アシュケナジム)と呼ばれ、ドイツ語圏に住む彼らの多くはドイツ語を話し、ドイツ語圏外に住む彼らの多くはドイツ語の方言であるイディッシュ語を話していた。

スファラディ(セファルディム)系ユダヤ人は、オスマン・トルコ圏やスペイン・フランス・オランダ・イギリスなどに多く、かつてはラディーノ語を話していた。
アシュケナージや、スファラディといったヨーロッパに移り住んだユダヤ人に対して、中東地域、アジア地域に移り住んだユダヤ人はミズラヒと呼ばれていた。

ほかにもイラン、インド(主に3集団)・中央アジア・グルジア・イエメン・モロッコなどを含んだ大きな観念であるミズラヒム、カライ派・カライム人、中国、ジンバブエなどのユダヤ人のほか、イスラエル建国はメシア到来まで待つべきだとするサトマール派・ネトゥレイ・カルタ、キリスト教関連のメシアニック・ジュダイズム、ネオ・ジュダイズムなど多くの分派もある。エチオピア・ベルベルのユダヤ人は孤立して発展し、タルムードを持たない。


ユダヤ人の歴史

旧約聖書によると、民族の始祖アブラハムが、メソポタミアのウルから部族を引き連れて「カナンの地」(現在のイスラエル、パレスチナ付近)に移住したとされる。彼らは「移住民」という意味の「ヘブライ人」と呼ばれた。この付近で遊牧生活を続けたヘブライ人は、紀元前17世紀頃カナンの地から古代エジプトに集団移住するが、やがてこの地で奴隷とされる。その後、エジプトのヘブライ人指導者モーセが中心となり、約60万人の人々がエジプトからシナイ半島に脱出を果たす(「出エジプト」)。

彼らは神から与えられた「約束の地」と信じられたカナンの地(パレスチナ)に辿り着き、この地の先住民であったカナン人やペリシテ人(いずれもフェニキア系民族と考えられる)を、長年にわたる拮抗の末に駆逐または同化させて、カナンの地に定着した。この頃から「イスラエル人」を自称するようになり、ヘブライ語もこの頃にカナン人の言葉を取り入れて成立したと考えられる。

紀元前10世紀頃、古代イスラエル人はヤハウェ信仰(ユダヤ教の原型)を国教とする古代イスラエル王国をカナン(パレスチナ)に建国したが、ソロモン王の死後、紀元前930年頃、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂した(「ユダヤ」とは元来、ユダ王国のあったパレスチナ南部を指す)。

北のイスラエル王国は紀元前721年にアッシリアによって滅ぼされ(失われた十支族)、さらに南のユダ王国は紀元前586年に新バビロニアの侵攻により滅亡、多くの人民が奴隷としてバビロンに囚われた(バビロン捕囚)。彼らはユダ王国の遺民という意味で「ユダヤ人」と呼ばれるようになった。

アケメネス朝ペルシアによる新バビロニア王国滅亡に伴い、捕囚のユダヤ人は解放されてエルサレムに帰還し、ペルシア帝国の支配下で自治国として統一イスラエルが復興された。ユダヤ教の教義も、この頃にほぼ確立された。

アケメネス朝の滅亡後、古代マケドニア王国、セレウコス朝シリアなどに宗主国が引き継がれ、最終的にはローマ帝国領のユダヤ属州とされる。この頃にはヘブライ語は既に古典語となり、日常語としては系統の近いアラム語にほぼ取って代わり、のちに国際語としてギリシャ語も浸透した。また、ヘレニズム諸国の各地に商人などとして移住したユダヤ人移民(ディアスポラ)の活動も、この頃に始まる。

紀元66年からローマ帝国に対し反乱を起こすが(ユダヤ戦争)、鎮圧されてユダヤ人による自治は完全に廃止され、厳しい民族的弾圧を受けた。ユダヤ人の自称である「イスラエル」という名や、ユダヤ属州という地名も廃され、かつて古代イスラエル人の敵であったペリシテ人に由来する「パレスチナ」という地名があえて復活された。

以来ユダヤ人は2000年近く統一した民族集団を持たず、多くの人民がヨーロッパを中心に世界各国へ移住して離散した。以降ユダヤ教徒として宗教的結束を保ちつつ、各地への定着が進む。

最盛期の人口は2億5000万人である。


「ユダヤ人」は世界に離散後もそのほとんどがユダヤ教徒であり,キリスト教やイスラムに改宗した途端、現地の「民族」に「同化」してしまう。

その後もパレスチナの地に残ったユダヤ人の子孫は、多くは民族としての独自性を失い、のちにはアラブ人の支配下でイスラム教徒として同化し、いわゆる現在の「パレスチナ人」になったと考えられる。

7世紀 - 10世紀に、カスピ海北部にハザール王国が出現し、ユダヤ教を国教としたが、その後相次いだロシア、ルースィ、ブルガール、オグズとの戦争により帝国は滅んでいる。

残党のハザール人も、結局はイスラム教に改宗したが、わずかに未だにユダヤ教カライ派の信仰を保っているハザール人の集落も東ヨーロッパには現存している。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA


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■アシュケナジーとスファラディー

 イスラエルに行きますと、よくアシュケナジーかスファラディーかの区別があることを聞きます。これは、ユダヤ人が祖国から離散して世界中に住むようになって以来、その祖先の出身地別に分類したときの区別です。
 アシュケナジーとは「ドイツ」という意味の古いヘブライ語で、ドイツや東欧に住むユダヤ人の子孫を指します。彼らの祖先は、紀元1世紀にまで遡ります。当時のローマ帝国拡大と共にヨーロッパ辺境のライン川沿いまで移住していったことが知られています。ドイツやフランスにも居住区をつくりました。経済的には富み栄えたようです。

 アシュケナジーが歴史に登場してくるのは、中世以後です。キリスト教徒の迫害を受け、居住地を東欧・ロシアへと追放されたり各地に移動を余儀なくされましたが、逆にユダヤ人の独自性が保たれて、世界のユダヤ人の中でも優れた文化を発展させ、やがて近代に指導的地位を得ていきました。アメリカに渡ったユダヤ人の多くがアシュケナジーでした。また、イスラエル建国につながるシオニズム運動も、アシュケナジーが大きく担い推進させました。

 アシュケナジー・ユダヤ人は、イーディッシュ語という独特の言語を話しました。イーディッシュ語は中世ドイツ語とヘブライ語の混じり合ってできた言葉です。

 スファラディーとは「スペイン」を指す言葉です。イスラム文化が栄えた時代に、その支配地のユダヤ人も豊かな文化や経済の花を咲かせました。もちろん、イスラム教文明の中で世俗的にも大いに活躍しました。当時、地球上の最も進んだ文明がイスラム圏にあったのは、事実ですね。

 やがて、キリスト教徒にスペインが占領され、1492年、キリスト教への改宗を拒否したユダヤ人は追放されました。地中海沿岸に散らされ、そして衰退していくイスラム文化圏の中で一緒に歴史の陰に隠れてしまったのが、スペインのユダヤ人の子孫、スファラディーでした。彼らはイスラム教徒とは、比較的平和共存して暮らしていました。

 スファラディー・ユダヤ人は、スペイン語とヘブライ語の混成語であるラディーノ語をつかっていました。今はすたれています。

 中世キリスト教とユダヤ教との論争をテーマにした『バルセロナの宮廷にて』(ミルトス)は、難しい内容を戯曲風にわかりやすく紹介していますので、当時の雰囲気がよく伝わってきます。


■アシュケナジーとカザール人

 宇野正美という人物が、自著の本で「アシュケナジーは本当のユダヤ人ではなく、カザール人というユダヤ教改宗者の子孫である」ということを主張しています。

 しかし、彼の主張がいかに誤りであるか、ここでの説明を見ていただければお分かりだと思います。少しユダヤ人の歴史の知識があれば、いかに虚偽で事実を曲げているかすぐ分かりますが、何も知らない日本人にはもっともらしく聞こえます。念のため、間違いを正しましょう。(氏の本にはその他たくさん誤謬がありますが、ここでは省略します。)

 第1に、アシュケナジーが古代ユダヤ人の流れを汲むことは、歴史的事実です。例えば、ドイツにローマ帝国時代のユダヤ人居住区(例えば、コロニア、つまり現在のケルン)があったことなど、ことさら無視しています。古代以来、ヨーロッパの諸都市にユダヤ人が居住していたことは言うまでもありません。

 第2に、カザール人とは、カスピ海とヴォルガ川沿いにあった国で、8世紀頃その王がユダヤ教に改宗したと伝えられる人々です。その国が10世紀に滅んだのち子孫がどうなったかは歴史に照らして検証される必要がありますが、ユダヤ人は改宗者であってもユダヤ人なのです。本当のユダヤ人でないとは、その点からも言えません。

 シュロモー・ザンド・テルアビブ大学教授が著した『ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか』という書(ヘブライ語原著、日本語訳はなし)も、このカザール人を論拠としたものです。これに関しては、隔月刊誌「みるとす」2008年8月号にてイスラエル人識者が論破しています。
http://myrtos.co.jp/info/judaism01.php


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414 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:30:20 ID:MgwFllOM

どうも

東欧のユダヤ教徒=ハザルの末裔

という風説は欧州でのアラビア語文献学の進展で、昔キプチャク草原にユダヤ教国家が存在したという史実を欧州側が過剰反応し、しかも当時ロシアなどで再三問題になっていたユダヤ教徒問題を安直に結び付けたオリエンタリズム的ロマン主義の匂いを濃厚に感じる。

文献学的調査や考古学的調査では、遊牧部族集団におけるユダヤ教の需要は確認できてはいるようだが、これらテュルク系遊牧民であるハザルが定住化したのが起源ぽいことをいってはいてもそもそもこの定住化→東欧のユダヤ教徒の図式自体実証できてるか怪しい。

11世紀初頭にはすでにほとんど記録から消失傾向にあり、この頃アラル海東方から進出してきたセルジューク朝はムスリムだった。1220年代にチンギス・ハンがクリミア半島方面まで劫略しているが、ハザルやユダヤ教云々は何ら伝えていない。勿論ブルガール族についても触れてはいるがイスラームの信仰を保持していたかすら書いていない。ハザルにいたってはユダヤ教どころか存在自体記録されていない。

つまり、11世紀以降の黒海からアラル海北方地域の遊牧諸民族の動向が良く分かっていないにも関わらず、アシュケナジームはハザルを起源とする説はそもそもが憶測に憶測を重ねている俗説止まりの部分が極めて大きい。


419 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:41:37 ID:MgwFllOM
アシュケナジムとは、元来ドイツのライン川流域に定住していてドイツ語とヘブライ語が交じり合ったイディッシュ語を話す人たち。

カザールとは10世紀頃まで、カスピ海と黒海の間にあったトルコ系遊牧民族国家
ユダヤ教に集団改宗した。

論点は、ポーランド以東のイディッシュ語を話すユダヤ人が、ドイツ起源なのか
カザール期限なのかということ。

ドイツ起源説だけでは、数が多すぎるのが難点
カザール起源説だけだと、なぜドイツ語が変形されたイーディッシュを話すのか説明できない。


424 :朝まで名無しさん:2006/08/28(月) 19:57:18 ID:MgwFllOM
カザール人は、黒髪、茶目トルコ系のはずだな。

なぜ、金髪、青目のアシュケナージ・ユダヤ人が居るのか?

ドイツで交じり合ったという説もあるが、ユダヤ教は2.3世紀には
スラブ人やギリシャ人に対する宣教活動を盛んにした。 キリスト教が
ゲルマンを改宗させようとした時、それに反抗する勢力がユダヤ教になった
という説もある。

白人優越論者=キリスト原理主義者が振りまくカザール=アシュケナジー論は
プロパガンダというのが常識でしょ。
http://2se.dyndns.org/test/readc.cgi/news18.2ch.net_news2_1156420267/

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ユダヤ人のY-DNA遺伝子 
http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-11.htm


  10月8日付けのNature Communicationsに

「アシュケナージ系ユダヤ人の母方の系統の起源はヨーロッパ」

という内容の論文がでました。

一般常識ではユダヤ人は中東のセム族出身の民族です。

ユダヤ教から分かれたキリスト教もイスラム教も含めセム族が世界の宗教の発信者だと言うことは驚くべきことです。 過酷な中東の砂漠環境で部族をまとめるために「神」が必要だったらしいのです。


  するとアシュケナージの人々は中東からヨーロッパに離散した際にヨーロッパ大陸の先住民を現地信仰から大量にユダヤ教に改宗・入信させたということになります。

ユダヤ教のどこが改宗・入信するほど魅力的なのか、もしくは精神的な抵抗がないよう現地信仰をうまく取り込んだのか(たとえば日本では仏教が「お盆」など当時の日本列島の縄文-弥生系の先住民の祖先信仰・習慣を大量に取り込みやっと民衆に受け入れられたように)は門外漢にはわかりませんが、短絡的に考えると

離散したユダヤ人は男性がほとんどで、まだ生活が不安定だった数千年前のヨーロッパの先住民の女性と交配し部族集団(むしろ宗教集団か?)に取り込み民族化していったと推測することも出来ます。

  mtDNAのハプロタイプの頻度分布は次のようにヨーロッパ大陸(つまり欧州白人)起源が81%も占めており、ユダヤ人本来の出自の中東系はわづか 8%に過ぎなかった。つまりアシュケナージ系ユダヤ人とはユダヤ教という宗教でまとまった珍しい宗教民族集団だと言えるのでしょう。

  興味のある方は是非、下記原著をお読みください。

A substantial prehistoric European ancestry amongst Ashkenazi maternal lineages

Marta D. Costa, Joana B. Pereira, Maria Pala, Verónica Fernandes, Anna Olivieri, Alessandro Achilli, Ugo A. Perego, Sergei Rychkov, Oksana Naumova, Jiři Hatina, Scott R. Woodward, Ken Khong Eng, Vincent Macaulay, Martin Carr, Pedro Soares, Luísa Pereira & Martin B. Richards

Nature Communications Volume: 4, 2543, Published 8-Oct-13


  ただし、図中の最大の頻度を持つハプロタイプmtDNA「K」は西ユーラシア系ではあるのですが中東でもかなりの頻度を持つので必ずしもヨーロッパ起源とは言えません。

メソポタミア農耕文明を興したのはY-DNA「J」系の「J2」ですが、農耕がヨーロッパに浸透する際にY-DNA「J2」のパートナーのmtDNA「K」も一緒に移動したと考えると「K」は中東起源とも言えるのです。

  欧米人はどうも敵対するイスラム文明の担い手であるY-DNA「J」が自分たちの出自に直接関与していることを認めたくないのでしょう。

もしAshkenajiのmtDNA「K」32%を中東起源とすると、ヨーロッパ起源は 49%、中東起源は40%となり拮抗するのです。欧米白人にとってはおぞましいことなのでしょうね!!

  ちなみに図中の最大の頻度を持つハプロタイプmtDNA「K」はアルプスで凍ったまま発見された約5300年前のアイスマンのmtDNAハプロタイプでもあります。ただしアイスマンのハプロタイプ「K」の子亜型「K1ö」は現代では既に失われ母親の女系は断絶したことが知られています。

一方、アイスマンのY-DNAの子亜型は「G2a」になりスターリンと同じコーカサス系となります。   

アイスマンの時代にコーカサスから既にアルプスまでコーカサス人は移動をしていたことが良くわかります。アイスマンの父親はヨーロッパに入った後先住民の女性と交配したと考えられますが、中東経由で母系と一緒に移動してきた可能性もあるのです。


  更に言えば図中の mtDNA「M1」は「M」系列の中で後述の「M*」の次に古い子亜型です。中東から西に出戻りしマダガスカル島の「M23」と共にアフリカ唯2の「M」系です。

これもヨーロッパ系ではありません。中東系(あえて言えばアフリカ系)なのは明らかです。

この論文の著者の分類は若干恣意的です、

西欧系mtDNA「N」系が最も多いのはその通りですが、アシュケナージの母方がヨーロッパ系と言いきるのは正しくはないですね。ヨーロッパ系と中東系の混合というのが正しいです。


  ヨーロッパで最大の頻度を誇るmtDNAハプロタイプは図のmtDNA「H」になりヨーロッパ人の40~50%を占めています。


  では、Y-DNAから見たユダヤ人はどんな集団なのか?

一体何故、欧米人はユダヤ人のことを謎解き扱いするのだろうかY-DNAの頻度分布から調べて見ました。


  この分野の重鎮中の重鎮のHammerが2009年に子亜型・孫亜型までしっかりと調査した論文がありました。しかもこの論文の共著者にはこの分野の創始者のひとりのKarafetも、ユダヤ遺伝子研究専門のBeharも名を連ねているそうそうたるメンバーの報告になっています。研究者にはユダヤ人が謎の存在として調査せずにはいられないようです。

     
また調査中にわかったことは、欧米人が話題にするユダヤ人とはほとんどアシュケナージのことであってセファルディではないことも面白い一面です。

それほどアシュケナージが欧州ユダヤ人の中核で欧米の政治経済を動かす存在なのでしょう。


  調査では、海外の研究者はユダヤ人集団をひとくくりではなく「Cohen」、「Israelite」と「Levite」の3種類に分けて調査していました。

    また当方には良くわからないのですが、要するにユダヤ教を信奉する人は全てユダヤ人らしい。エチオピアのユダヤ人=Beta・IsraelのようなY-DNA「A」の黒人もユダヤ教信者なのでユダヤ人になるのだそうです。


・Cohen(Kohen)は世襲の司祭者の末裔らしく、アロンの男系子孫と考えられているらしい。アロンはモーセの兄なので当然Levite出身であることは言うまでもないのですが、何故モーセの子孫がいないのか?は、これから調べてみます。

・Israeliteは俗人、要するに一般大衆のことらしい、勿論、政治家も首相も宗教従事者以外は皆ここに属するようです。

・Liviteは「主みずからが嗣業」だそうで、あのモーセの出身部族だそうです。Cohenの男系先祖はモーセの兄のアロンと考えられているらしい。ということはCohenも本来はLeviteの一部のはずなのですが違うらしい。


  また研究者はAshkenazi(アシュケナージ)とSephardi(セファルディ)に分けても調査しています。


・Ashkenazi(アシュケナージ)は、ディアスポラ(離散)後にドイツ語圏や東欧圏に定住したユダヤ人を言うそうで、大雑把にヨーロッパ系ユダヤ人と言われているそうです。

・Sephardiはアシュケナージ以外の中東系ユダヤ人のことらしいが、それなら本家ユダヤ人ではないかと思われるのだがどうだろうか?


ともかくこの分野の重鎮中の重鎮の Hammaer と Krafet の二人が加わって研究・調査しているくらいなので、ユダヤ人の起源は欧米人にとって、我々が想像できないほど重大な?魅力的な?題材のようです。


以上の前提でY-DNAの頻度分布を見ると

● CohenのY-DNA頻度分布はAshkenaziでもSephardisでもセム系のY-DNAであるY-DNA「J」が80%近くを占めており、ユダヤ人本来のセム系の遺伝子を維持しているオリジナルJewであることが見て取れます。

  いわゆる純系のレヴィ部族に近いと言え、由緒正しいユダヤ教徒=ユダヤ人のようです。「司祭」なので厳しく男系部族遺伝子を守ってきたのでしょう。


● LeviteはSephardiとAshkenaziでかなり異なる様子です。

  Ashkenajiではスラブ系Y-DNA「R1a」が52%も占め、10%のセム系「J」からスラブ人がレヴィ族を乗っ取った様子が見て取れます。   

「主嗣系」にもかかわらずです。過去に何か入れ替わる歴史があったはずですが、一体何が起きたのだろう?   

Ashkenaziを にせユダヤ人と呼ぶ人もいますが、この遺伝子頻度を見るとAshkenajiの Leviteに関しては充分納得出来ます。

  一方、Sephardiではスラブ系「R1a」は4%しかないのですが、代わりにインド亜大陸発の移行期のY-DNA「K」が23%も占めており、バルカン系と思われるY-DNA「I」も20%を占めています。40%以上が他遺伝子に置き換わっているのです。

  不思議な頻度分布です。主嗣系にもかかわらず、他の遺伝子の混入が激しい。一体どこで交配したのだろう? これではSephardiを中東系と定義するのは非常に無理があります。

  ともかくLeviteと呼ばれる集団は、本来のセム系ではなくすっかり他の遺伝子集団に変貌している。ユダヤ教にとってはLeviteという存在はどうでも良い包末集団なのかもしれない。

いや、それも変です。Leviteを調べると包末どころか、他の Cohen や Israeliteのように相続できる土地や財産を持たない代わりに、彼らから寄付・寄進を受ける神聖な立場のようです。   

何しろモーセの出身家系の子孫のはずなのですから。その神聖な存在のはずにも関わらず、ある時 Y-DNA「R1a」,「I」や「K」等の異遺伝子集団にごっそりと乗っ取られたのだと思われます。

そうして AshukenaziとSephardi は確立し、現代まで存続してきたようです。   


● Israeliteは俗人=一般ユダヤ人なので現代イスラエル人の標準的はY-DNA頻度と考えても差し支えなさそうです。

36%程度が本来の中東セム系Y-DNA「J」であるが、ラテン(地中海)系Y-DNA「E1b1b」も20%程度あり、   ゲルマン系のY-DNA「R1b」も13%もあり、パキスタン系のY-DNA「R2」もあるなどCohenやLeviteとも異なる頻度分布を示しています。一体どんなキッカケでユダヤ人に紛れ込んできたのだろう?不思議です。

  ユダヤ人が布教活動でいかに多くの信者を取り込み、ユダヤ教徒=ユダヤ人という宗徒=民族を実践してきた特異な「宗教民族」であることを如実に表しているようです。

  余談ですが、あのヒトラーの父親はユダヤ人だったとの説が根強くありますが、ヒトラーのY-DNAはユダヤ人 Israeliteの重要な構成成分の「E1b1b」なので間違いなさそうです。


● ユダヤ人全体としては、セム系Y-DNA「J」が約43%なので今でも中東系と言っても差し支えなさそうですが、次が約17%の地中海(ラテン)系、11%のゲルマン系Y-DNA「R1b」と続きます。

  いかにAshkenaziやSephardiのLeviteが異様で特徴的な特異なY-DNA頻度分布を持つかが改めて良くわかります。   

とにかく「主嗣系」のLeviteが何のためにセム系以外の他 Y-DNA遺伝子を Ashkenajiでは71%も取り込んできたか、非常に興味深いのです。

当然そうしなければユダヤ教は消滅する危険性があったからには間違いなかったのでしょうが、どんなことが起きたのか?ディアスポラなのか?  

Leviteがヨーロッパ系Y-DNA遺伝子「E1b1b」,「I」,「R1a」と「R1b」を71%も取り込む過程で、現地の先住ヨーロッパ女性と交配を強力に進めた結果、mtDNAの約80%もがヨーロッパ系に変貌したものと考えられます。   

アシュケナージやセファルディはユダヤ人が中東をでてヨーロッパ大陸に新天地を求めて移動したときに現地ヨーロッパの先住女性と交配しながら新しいユダヤ教徒=ユダヤ民族を形成していったものと思われます。   

その間に現地改宗男性も教徒に加わり、アシュケナージはセム系からヨーロッパ的に大きく変貌していったと思われます。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-11.htm
6:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:53:49

【Y-DNA】ハプロタイプで語るスレ5【mtDNA】

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 01:14:13.26 ID:bCXeThSu

デヴィッド ロスチャイルドはEタイプのユダヤじゃないかな
Jだと鉤鼻だけど、この人はそうでもない


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 01:35:31.75 ID:0v1h9MNN

ロスチャイルドの直系ならJ2だよ
Jだと鉤鼻だとかはない

それは=鉤鼻じゃなくなれはJではなくなるということになるからな


25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 01:44:51.71 ID:0v1h9MNN

ロックフェラーはセファルディと言われてるからそれが本当なら
かなりの確立でEだな


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 03:58:46.29 ID:Q9nrpMEV
>>25
アインシュタインもEだそうだけど、セファルディなの?

地理的にはアシュケナージっぽいけど

どっちにしても、ユダヤの定義の1つはは母系で継がれてることのはずなのに、父系でも中東由来のY-DNAが見られるってことは、案外ユダヤ人ってヨーロッパに入ってきてからも内婚的だったのかな

あるいは実際は経済的に困窮して、ユダヤの小金持ちに買われるように嫁いできたゲルマンやスラブの娘っ子を、改宗させて名目上ユダヤ人と言うことにしたのかな。そしてむしろユダヤの血は父系的に継がれていったとか


28 :片手鍋:2013/12/08(日) 07:44:24.26 ID:X+efL8eU

なぜ母系重視かと言うと単にセム系は母系で増えやすいから


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 11:09:03.36 ID:MlJdVYKE
>>27
アシュケナージは基本的にドイツに住む白人とユダヤ人との混血ユダヤ人で碧眼だったりする。アインシュタインはアシュケナージと言われるが、
中東にいた時の形質がでてるんじゃないかな。
http://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=22177000005&GroupCD=0&no=


33 :片手鍋:2013/12/08(日) 11:14:08.99 ID:X+efL8eU
>>32
Eを中東系って言ってる?
http://www.eupedia.com/images/content/Haplogroup-E1b1b.jpg


36 :片手鍋:2013/12/08(日) 11:38:28.90 ID:X+efL8eU
>>32
イタリアンハゲとE系統遺伝子は相関があるはずだ。
http://www.eupedia.com/images/content/Haplogroup-E1b1b.jpg
http://articleimage.nicoblomaga.jp/image/64/2013/5/1/5105b22666325fe6805bcacace652b9a2e2ec4fb1382539878.png

すなわちチョンマゲとイタリアンハゲは同じくDE系統をルーツに持つ


37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 11:41:38.94 ID:MlJdVYKE
>>33
悪い。中東と言ってもイスラエルでアラビアじゃなかった。
Eでアラビアでは少ないのな。


38 :片手鍋:2013/12/08(日) 12:12:32.67 ID:X+efL8eU
>>37
通説では「YAP遺伝子」が中東で多いって話なんだよね?
あれもY染色体だっけか

Eが多いモロッコは北アフリカだしね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Y-DNA_haplogroups_by_populations_of_Near_East

でも↑ここではモロッコ(Arabs)だね。
なにゆえモロッコがアラブなのか。アラブの定義とは何なのか。

しかもモロッコ人ハゲてないよね。
ハゲてもらわないとこまるじゃないか。
DEハゲ理論が台無しだ。


39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 12:27:33.61 ID:mImuiEn8

E1b1b が突出して多いのはベルベル人とソマリ族
http://www1.parkcity.ne.jp/garapagos/10-6.htm


255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/19(木) 00:30:37.65 ID:TDt/5Syt

Y染色体にはもう数十個しか遺伝子が乗っていない

それに対してX染色体は1400個以上遺伝子が乗っている

男はXY
女はXX

男の子が父親に似ないとは言われるけど、Yの数十個しか遺伝子をもらっていないから確かに似にくいんだ

そして遺伝子がいっぱい乗っている、女性を大事にしていない人種というのは確実に発展はしないだろう

欧米はレディーファーストだとか、行き過ぎた文化に女性に処女を求めたりすることがあった

ユダヤ人も母親がユダヤ人な場合、ユダヤ人だ

女性を大事にしない人種は遺伝子的観点からみて、発展する余地が少なく遅れをとるだろう


263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/19(木) 14:49:43.38 ID:EJ3p1psQ
>>255
>ユダヤ人も母親がユダヤ人な場合、ユダヤ人だ

アブラハム、イサク、ヤコブって男系だよね。
いつから女系に変わったんだろ?


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/20(金) 02:27:35.81 ID:ZxEAwKC7
>>263
実は建前とか
そうでもなきゃ混血もしてるはずのアシュケナージ系のアインシュタインのY-DNAが中東系のEなはずがない
あるいは意外にも内婚的だったとか?


267 :片手鍋:2013/12/20(金) 11:46:57.41 ID:1yifz514
>>263>>266
あのね、赤ちゃんっていうのはお父さんとお母さんが交わってできるので
お父さんとお母さんの両方の遺伝子をもらって生まれてくるんですよ。


582 :Anonymous:2014/01/24(金) 23:08:15.61 ID:hfG15UMz

ユダヤって母系だからY染色体って意味ないんじゃないの?


588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/25(土) 11:46:20.86 ID:Fr+xgJug
>>582
ところがアインシュタインのY-DNAは中東系のE。
予想以上にユダヤ人は内婚的な集団だったか、母系継承はほぼ建前だったか


589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/25(土) 11:51:12.96 ID:FlYx9kSo
>>588
前者の方だよ
ユダヤの閉鎖性はかなり根が深い


590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/25(土) 12:32:17.93 ID:i71BsIWt

ユダヤ確立以前の基層に卑弥呼的な母系社会が有ったんだろ。


591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/25(土) 12:42:51.83 ID:21gwrWzs

ユダヤは閉鎖性というより、選民意識があって
ユダヤ人が読んでるタルムード、ゾハールには「異邦人(ユダヤ人以外のこと)と性交渉したならばラビに鞭打たれる。

ラビは、その懲らしめられたユダヤ人は雌驢馬と性交渉したからだと言った」とか他にも色々書いてあるけど
ユダヤ人以外の人と結婚するのはかなり難しいように思う


680 :記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:5) :2014/01/28(火) 14:50:38.04 ID:6w0OAudp ?2BP(1000)

教えてほしいんだけど、ユダヤ人はEに含まれるの?


687 :記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:5) :2014/01/28(火) 18:21:20.50 ID:6w0OAudp ?2BP(1000)
>>685 
D系統がハム系やセム系になることなどありえないでしょう?


688 :片手鍋:2014/01/28(火) 18:54:02.57 ID:sMoy9eoI
>>687 
そう、Eがハム。


689 :記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:5) :2014/01/28(火) 19:05:00.89 ID:6w0OAudp ?2BP(1000)
>>688 
ユダヤ人はセム系で、Eを含むということでいいの?

Qは何人なんだい?


690 :片手鍋:2014/01/28(火) 19:20:59.22 ID:sMoy9eoI

Qがセム。
ただこの父系はあんまり子供できないんで、
ユダヤ人は母系を重視することになってるわけだ。


691 :記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:5) :2014/01/28(火) 19:25:29.33 ID:6w0OAudp ?2BP(1000)
>>690 
アインシュタインはユダヤ人だけど、ハム系の父系祖先をもっていたということだね。


692 :記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:5) :2014/01/28(火) 19:27:30.02 ID:6w0OAudp ?2BP(1000)
>>690 
ユダヤ人が母系を重視するってのは、古代からなのかい?
ドイツ第三帝国によって、ドイツに住むユダヤ人女性の八割はドイツ人ゲルマン民族男性と結婚したと聞いたけど。


702 :片手鍋:2014/01/29(水) 01:01:43.45 ID:6MYMSKYD
>>692
>ドイツに住むユダヤ人女性の八割はドイツ人ゲルマン民族男性と結婚した

その結果がこうなわけでしょ。
http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2013/03/31/article-0-002BCB7D00000258-577_634x584.jpg


695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/28(火) 19:51:34.34 ID:TjDFZiUk

ノアを人類の出アフリカとすると

ハム F
セム DE
ヤペテ C


698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/28(火) 23:36:36.33 ID:Yj582ohQ

アフリカの諸民族を Y-DNA ハプロタイプと言語で分類すると、

E の中で、E1b1a がニジェール・コンゴ語族、
E1b1b がアフロ・アジア語族(セム系以外のいわゆるハム)、
ナイル・サハラ語族とコイサン語族が A (A1b1)、
ピグミーが B だと思う。

あと、セム系(ユダヤ、アラブなど)は J が多い。
J が E の言語になったのがセムじゃないのかな。


694 :片手鍋:2014/01/28(火) 19:45:43.47 ID:sMoy9eoI

「ゲルマン人」の定義はよく分からない
オリバーカーンとかスペンサーウェルズみたいなの?


700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/28(火) 23:52:41.01 ID:Yj582ohQ途
>>694
ゲルマン人を印欧語族ゲルマン語派の言語を話す人々だとすると、
北欧(フィンランド以外)は I1 なんで元はそうかもね。

でも、印欧語族は R だしな。R1a がスラブ、インド・イラン語派、
R1b がケルト、ラテン、ゲルマン語派にざっくり対応するけど、
そんなに簡単ではないのだろう。


701 :片手鍋:2014/01/29(水) 00:11:54.31 ID:6MYMSKYD
>>700
やっぱりI1=「ゲルマン」になるのか。
いかにも、白デニソワとネアンデルタールが混ざった人種が混ざっているという容姿の人達。


701 :片手鍋:2014/01/29(水) 00:11:54.31 ID:6MYMSKYD
>>700
やっぱりI1=「ゲルマン」になるのか。
いかにも、白デニソワとネアンデルタールが混ざった人種が混ざっているという容姿の人達。


703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/29(水) 01:03:09.81 ID:JZMvRs6p

アシュケナジのYDNA 現地民と違うけど


815 :片手鍋:2014/02/01(土) 13:28:05.74 ID:MUg5cEoi

白人ってか黄色味のない白さの肌(pasty white)は洞窟人由来だよね。

でも、ネアンデルタールとの混血で変に知恵持ってるのがいる。
それでうっかり人間だと思ってしまうと

http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2013/03/31/article-0-002BCB7D00000258-577_634x584.jpg

こういう結果になる。

やたら成長が早く、ふけるのも早いのが特徴。


818 :大韓民族回帰 ◆XB7AjTRRiE :2014/02/01(土) 13:43:30.18 ID:pDGkNi6J
>>815
アインシュタインもそうだが、ユダヤ系の遺伝子と白人が混血し障害ではない完全に近いアスペを作りだした。

近代ヨーロッパはそういう人種、次世代のヒト進化のきっかけまでたどり着いた結果として現代の社会秩序を生み出した。

あと成長が早いのは欧米人の遺伝体質だよ。

いずれにしてもこれからのデジタル社会でハイテクを使いこなし頭で人類を支配するデジタリアンが成立する。

そしてその先には遺伝子的なあらゆる欠点を改善したゴッドサピエンスが形成されヒトは遂に種として別れる。


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/01(土) 14:50:29.73 ID:LhYwWHsi
>>815
>ユダヤ系の遺伝子と白人が混血し障害ではない完全に近いアスペ を作りだした。
>近代ヨーロッパはそういう人種、次世代のヒト進化のきっかけまでたどり着いた結果として現代の社会秩序を生み出した。


近代化が成功だったとはいえんよw
まだたかだか100~200年程度だろう

ユダヤ人の成功は、遺伝によるものではなく職業選択の不自由性によるところが大きい

アスペルガーのなかには成功した人もいるが不適応者も沢山いただろう

つまり近代化と遺伝は無関係だしアスペルガーが近代化に対応したともいえない
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/geo/1386316632/


▲△▽▼


2015-06-12
激しい差別と迫害の中でユダヤ人がサバイバルできた理由
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150613T0010550900.html


ヨーロッパを流浪する民族「ロマ」は、地域社会に同化せず、独自の文化を頑なに守り続けて今もヨーロッパ社会の底辺をさすらいながら問題を起こしている。

(1000年も「ロマ」と共生できないのに多文化主義など絵空事)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150610T0603560900.html


ところで、ヨーロッパには、このロマと同じく毒蛇のごとく嫌われた流浪の民族もいる。ユダヤ民族である。

ロマが流浪していたのは自らの意思だったが、ユダヤ人が流浪していたのは、国を失ってどこに定住しようとしても排斥されたからだ。

キリスト教社会の中にあって、イエス・キリストを殺した民族として新約聖書に記されたユダヤ人は、キリスト文化が続く限り迫害の対象になる運命だった。

ユダヤ人の流浪は1948年5月14日にイスラエルという国が建国されるまで続いてきた。いや、イスラエルができてもイスラム教徒と激しい闘争を繰り広げ、今もまだ流浪していると言っても過言ではない。


イエス・キリストを挑発し、迫害するユダヤ人の姿

新約聖書の物語は、イエス・キリストが奇跡を行う前半と、ユダヤ人に売られて十字架に張り付けにされる後半に分かれている。イエス・キリストが戦っていたのはユダヤ人だった。

ユダヤ人はイエス・キリストを告訴し、死刑にしろと叫び、実際に十字架に追いやった「主犯」だった。銀貨30枚でイエス・キリストを売り飛ばしたユダという男もまたユダヤ人だった。

「人類の救済者」という位置付けのイエス・キリストを迫害して死に追いやったのはユダヤ人だと、聖書は繰り返し述べているのである。

新約聖書は、イエス・キリストを挑発し、迫害するユダヤ人の姿でいっぱいだ。

そのキリスト教がローマ帝国の国教となり、そこからユダヤ人の受難が始まった。ユダヤ人は「イエス・キリストを殺した民族」として、どこに言っても迫害され続けたのである。

ユダヤ人は流浪するしかない民族となった。そして、どこを流浪しても迫害される民族となった。まさに「イエス・キリストの呪い」を受けた民族だったから、キリスト教徒にとってユダヤ人は許すことのできない敵だったのである。

この迫害は1000年以上も続いてきた。19世紀の東ヨーロッパで「ポグロム」という激しいユダヤ人虐殺が行われたが、このポグロムというのは「破壊」という意味のロシア語である。

「ユダヤ人は殺してもいい」「ユダヤ人からは奪ってもいい」というのがポグロムだった。このユダヤ人排斥は組織的に、そして継続的に行われ、土地を追われたユダヤ人は、新天地を求めてさまよい続けた。

迫害の中で、悠々と屋根の上に登ってバイオリンを弾く英雄は現れなかった。こうしたポグロムの中で、6万人のユダヤ人が殺されたウクライナのリヴィヴ・ポグロムは写真でも記録されている。


ユダヤ人の老人を後ろから蹴り飛ばすウクライナ人。「ユダヤ人は殺してもいい」「ユダヤ人からは奪ってもいい」というのがポグロムだった。


資産家として成り上がって行くユダヤ人も多かった

ロマと共に迫害されていたユダヤ民族だが、ではユダヤ人が各地で極貧の身であったのかと言えば、実はそうではない。

もちろん、ユダヤ人ゲットーという隔離地に押し込まれて、まともな仕事を与えられない貧困のユダヤ人も多かった。しかし、それでもその地で資産家として成り上がって行くユダヤ人もまた多かったのである。

ユダヤ人がどこかに定住して自由にビジネスできるようになると、彼らは常にその地の民族を圧倒して富裕層になっていく。そして気が付けば、ユダヤ人が彼らを雇って主従関係が逆転するようなことにもなっていった。

ドイツでも18世紀にはユダヤ人のゲットー(隔離地)からロスチャイルドという一族が銀行業によって資産家に成り上がっていく動きがあった。

ウクライナでもユダヤ人はその地域の富裕層として君臨し、ウクライナ人の上に立っていたのである。

このあたりは、流浪しながら窃盗やバイシュンや胡散臭い占いビジネスで底辺を這い回っていたロマ民族とは、まるっきり立場も運命も違っていた。

ロマとユダヤのこの差はどこから生まれていたのか。

それは、まぎれもなく「教育」に対する姿勢であったと言われている。

ユダヤ人は「本の民族」であると言われている。迫害されても、貧困に落ちても、流浪の中の絶望にあっても、彼らは教育と書に対する熱意をまったく失わなかった。

モーセ五書を記した「トーラー」と呼ばれる書を子供の頃から教え、子供たちは旧約聖書を何度も何度も反復してそれを暗唱できるまで鍛え上げられた。

そして、激しい迫害の中で、どのように生きればいいのかを「タルムード」を通して教育されてきた。


ユダヤ人排斥の中で、人前で服を剥ぎ取られたユダヤ人の女性。どこに定住しても、ユダヤ人に対する迫害は止まることはなかった。


「迫害される環境から、いかに生き残るか」の書

ユダヤ人は、国もなければ安住の地もない。常に迫害され、差別され、時には略奪の対象とされて、築いてきたものは一瞬にして破壊された。

彼らは生き延びるために、土地にも財産にも共同体にも頼れなかった。頼れるのはただひとつ、サバイバルするための「頭脳」だけだったのである。

だから、教育は彼らの最大の武器であり、旧約聖書も、トーラーも、タルムードも、「迫害される環境から、いかに生き残るか」について微に細を入れて書かれていた。

ユダヤ人にとって本を読むというのは娯楽ではない。教育とはサバイバルだったのだ。本を読んで学ぶことが、ユダヤ人にとっては殺されるか生き残るかの苛烈な社会の中のサバイバルの指針だったのである。

だから、同じ流浪の民族であっても、ロマ民族と、ユダヤ民族は、その運命はまるで違っていた。

ユダヤ人は、外からふらりとやってきて底辺を這い回るのではなく、その頭脳によっていつしか富裕層に成り上がって現地の民族を支配する立場になっていく。

それが激しい恐怖を生み出し、宗教的な憎しみも加わって、激しい虐殺を生み出す元になっていったのだ。

東ヨーロッパで吹き荒れた「ポグロム」は、1930年代以降は自分たちの上に君臨する豊かなユダヤ人から奪うという歴史的な背景もあった。

異質な民族が自分たちの上に君臨して自分たちを支配することの恐怖も、ユダヤ人に対する過剰な虐殺の原因のひとつであったとしても不思議ではない。

ユダヤ人の武器である「教育」とは、それほどまで凄まじいものであったとも言える。


集団で暴行され、服を脱がされるユダヤ人女性。こうした「ポグロム」の後、ユダヤ人はナチスによる「ホロコースト」で民族虐殺に追いやられていった。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150613T0010550900.html

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80:名無しさん@お腹いっぱい。[] /05/08 08:51 ID:aXAhx3AV(1)
インド人の一部がコーカソイドと言えども、イギリス人の植民地統治は容赦がなかった。

インド人は黒または褐色の有色人種でアフリカのニグロに対する扱いと基本的に同じだった。

気に入らないインド人を射殺するのは白人の自由であり、動物と間違って 撃ったと言えば無罪放免であった。

インド人がインド・ヨーロッパ語族であろうと、アラブ人がコーカソイドであろうとほとんどのヨーロッパ人からみて彼らが「白人」ではないことは明白な事実である。


87:名無しさん@お腹いっぱい。[] /05/09 15:36 ID:q1J7uQci(1)

イタリア人はアメリカ移民当初、白人認定されず、かなりの差別を受けてたみたいだ。
だからアル・カポネのようなアウトローが出てきたとも言える。

イタリア人でもローマから北は白人っぽいが、南は刑事コロンボやイタリア語講座の先生のように、もろ地中海系。

狭義ではアルプス以北というか、地中海に飛び出たイタリアとイベリア半島はヨーロッパでも別格だね。


195:名無しさん@お腹いっぱい。[] /07/27 20:55 ID:9l8nU5QU(1)

インドのガンジーは若き弁護士時代を南アで過ごすが、完全に ニグロ(黒人)扱いを受けた。

いくらコーカソイドでくくって、インド人やアラブ人を欧米系と同じ人種と定義しても、当の欧米系はインド、アラブ系とははるかかなたに分かれたのであって、意識上他人種と考えている。


115 + 1:名無しさん@お腹いっぱい。[] /05/21 00:21 ID:cvT+ciN3(1)
白人は自分に近くて似ているけど異なる者が嫌いなんだよ。
アラブ人のことも大嫌い。


317 + 1:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 05/05/21(土) 14:17:44 ID:W+akTwxs(3)

戦前に両親の都合でポーランドの奥地に送られたドイツの子供(髪も目も黒)が 金髪碧眼しかいない小さな農村で苛められる話があります。

そのポーランドの田舎は千年このかた、髪の黒い人など見たこともなくこいつは白人ではない、ユダヤ人かアジア人に違いないと言われます。

もちろん少年はふつうのドイツ人で、ユダヤ人やジプシーではないのですが髪が黒いというだけで人間あつかいされない。

外の世界など見たこともない金髪碧眼の村で、テレビもない時代ですからね。
彼らは安物アメリカ映画ふうの、差別はいけないなどという考えもない。

生活も千年前そのままで、女が浮気すると、相手を斧で殴り殺し目をえぐりだす
まさにキリスト教伝来前、ローマ時代のヴァイキングの生活。
二十世紀でこんな村があることが不思議におもえますが、広大なポーランドのこと、
領主は税さえおさめれば農民など一切かまわなかったのでしょう。
古いヴァイキングの血は、不毛の島とか、ポーランド内陸の田舎などに保存されて
のこってる。


320:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 05/05/21(土) 17:02:39 ID:W+akTwxs(3)

北欧ではフィンランド人が古い人種でしょう。
スウェーデン人に次第に北に押しやられて凄い差別を受けてました。
そのスウェーデン人は南方から来たわけで・・・

スウェーデンやノルウェーには内陸に差別を受ける少数民族がいます。
かれらが本当の北欧原住民で、非キリスト教徒として迫害され、ほとんど滅んだ。
http://read2ch.com/r/geo/1036574273/


▲△▽▼
ヒトラーがユダヤ人だというのは欧米マスコミが流した悪質な嘘だった

「アドルフ・ヒトラー」は「ユダヤ人」ではなく何の変哲もない一般的な「オーストリア人」
シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:02)

「アドルフ・ヒトラー」は「ユダヤ人」ではなく、何の変哲もない、一般的な「オーストリア人」の可能性が高い状況です。

「アドルフ・ヒトラー」のY染色体ハプロタイプを調査した結果、「E1b1b」であった為、「ユダヤ人」とのデマを広めた者がいました。迷惑な話です。確かに、ユダヤ人であるアルバート・アインシュタインも同じ「E1b1b」であるように、イスラエル人からよく検出されるY染色体ハプロタイプ「マーカ」です。

しかし、Y染色体ハプロタイプを知る者はすぐ分かるのですが、「E1b1b」は、その他、イタリア人、ギリシャ人、エジプト人等からも多く検出される「マーカ」であり、「アドルフ・ヒトラー」が生まれ育ったオーストリアでは、国民の10%が「E1b1b」を占めています。

↓「E1b1b」はヨーロッパ全ての国民から、多かれ少なかれ検出される「マーカ」であり、ジョンソン米大統領、ナポレオン・ポナパルト、ライト兄弟等も同じ「マーカ」です。
http://www.eupedia.com/europe/Haplogroup_E1b1b_Y-DNA.shtml


結論として、「アドルフ・ヒトラー」は「ユダヤ人」ではなく、何の変哲もない、一般的な「オーストリア人」となります。
------------------------
「ユダヤ人」との説があることは知っています。しかし、「アドルフ・ヒトラー」は政治家であるため、生前から、誹謗、中傷、攻撃する話は山ほどあるのは当然です。また、面白おかしく捏造した説もたくさんあります。しかし、科学的根拠もなく、記録すら無いものは、評価には値しません。現時点では「デマ」レベルと考えるほうがいいでしょう。
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http://ugaya.jimdo.com/2013/08/06/%EF%BD%84%EF%BD%8E%EF%BD%81%E3%81%8C%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%A8%E3%81%AF/  


▲△▽▼


ユダヤ人が猛烈にヒトラーを糾弾するのは、この独裁者が異民族を迫害したからではなく、ユダヤ人が一番気にするセム種族の肉体を標的にしたからだ。ユダヤ人に対する迫害なら、歴史上ヨーロッパの王様や貴族が行っていたから珍しくも何ともない。

だが、お金で買収されない支配者というのは稀だ。大抵の封建領主はユダヤ人の金銭に目が眩み、例外を設けて一部のユダヤ人を優遇する。少数でも生き残れば、狡猾なユダヤ人はこの例外を大きく広げ、いつの間にか大勢のユダヤ人が「例外」となってしまうのだ。そして、再び迫害が起きぬよう、ユダヤ人に対する「偏見」を取り除こうと画策し、ヨーロッパの民衆に人種平等の思想や寛容の精神を刷り込もうとする。これがユダヤ流の心理戦。だから、一部のヨーロッパ人が反撥を覚え、再びユダヤ人を排斥しようと望んでしまうのだ。

憎まれる奴には「憎まれるだけの理由」がある。ユダヤ人はアメリカ人やヨーロッパ人に対して「異人種への憎しみを捨てろ !」と迫るが、それなら先にイスラエルの同胞に対して言ってみろ。きっと、米国のユダヤ人はイスラエルで袋叩きに遭うぞ。イスラエルの保守的なダヤ教徒に殴られ、小声で「ヘイト反対!」と囁く、リベラル派ユダヤ人の姿が目に浮かぶじゃないか。

ユダヤ人や左翼は「弱者救済」とか「自由の擁護」を口にするが、それは彼らにとって利益になる時だけであり、敵対者の自由を尊重する気など毛頭無い。彼らが保守派の言論を抹殺したくなるのは、物事の核心を突く言葉を発するからである。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68719818.html


ヒトラーだけでなくユダヤの男も醜いユダヤ女性の容姿が大嫌いだったのですね。
7:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:54:30

ユダヤ男性は白人美女が大好き、ユダヤ女は大嫌い _ 1


2017年10月16日 女優を餌食とする変態プロデューサー
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68676549.html


中央: セクハラを受けたヘザー・グラムとカラ・デラヴィーン
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/5/3/537e7ff9.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/2/d/2d47b877.jpg

右: 強姦被害者のリゼット・アンソニー
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/5/d/5d1afd73.jpg


  映画の都ハリウッドは今、有名プロデューサーのハーヴェイ・ワインシュタイン(Harvey Weinstein / 65歳)が引き起こしたセクハラ問題で揺れている。このワインシュタインは、弟のロバートと共に映画会社の「ミラマックス」を創設したユダヤ人で、退社後に「ワインシュタイン・カンパニー」を設立した大物だ。日本の映画ファンなら、ミラマックス社の作品を直ぐ思い出すだろう。例えば、『恋に落ちたシェイクスピア』とか、クエェンティン・タランティーノが監督を務めたヒット作『パルプ・フィクション』、同監督による『キル・ビル』、『シカゴ』、『スパイ・キッズ』が挙げられるし、日本のアニメ映画『ポケモン』を米国で上映したことで知られている。

ハーヴェイ・ワインシュタインが手掛けた作品と言えば、大ヒット・シリーズの『ロード・オブ・ザ・リングズ』とか、ジェシカ・アルバが出演した『シン・シティー』、ブラッド・ピットがナチス狩りの役を演じた『イングローリアス・バスターズ』、クリスチャン・ベール主演の『リベリオン』、マイケル・ムーア監督がジョージ・ブッシュ大統領を批判すべく制作した『華氏911』、ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップが共演した『ショコラ』などが挙げられる。


ワインシュタインにセクハラを受けた女性たち

左: ゾーイ・ブロック / ジュディス・ゴドレッシェ
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/5/6/569cf6b8.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/6/2/62ca6e97.jpg

右: ロザンナ・アークウェット
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/a/2/a251b734.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/kurokihelion/imgs/0/8/0815dd1b.jpg


  こうしたヒット作品を世に送り出したワインシュタインだから、業界の大御所となったのも理解できる。それに、ハリウッドはユダヤ人の人脈が蜘蛛の巣のように張り巡らされているから、同胞意識というか、義兄弟意識がかなり強い。だが、いくら偉いといっても、その地位を利用して立場の弱い女優を手込めにするのは論外である。ワインシュタインは人間の屑と呼んでも過言ではなく、はっきりと拒絶できない相手と分かっていて、無理やり犯そうとしたんだから悪質だ。

女の涙に神様が反応したのか、この助平プロデューサーに天罰が下った。ある一つのセクハラ事件が表沙汰になって、彼の悪事が暴かれ始めたのだ。(被害者女性が実際の録音テープを公開して話題になった。) すると、驚くべきことに、その被害者は一人や二人じゃなかった。何十人も名乗り出たのである。これにはセクハラに慣れたアメリカ人も呆れ顔になった。以前、当ブログで

甘言使いのユダヤ人「ズース」
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68580121.html

や、

マリリン・モンローを性的に弄んだユダヤ人
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68580296.html

を取り上げたことがあるけど、ワインシュタインもそうした下劣なユダヤ人の一人である。

  被害者女性を全員挙げると長くなるので、有名な人物のみを紹介したい。まづ、人気急上昇のフランス人女優レア・セドゥー(Léa Seydoux)が受けたセクハラについて。皆様ご存じ、彼女は『ミッション・インポシブル/ ゴースト・プロトコール』や、007シリーズの『スペクター』に出演した若手の役者だから、日本人でも印象に残っている人が多いんじゃないか。

その美しいレア・セドゥーは、フッション・ショーの仕事で「ホテル・プラザ・アテネ」に滞在したことがあるという。ここで彼女はケダモノに等しいワインシュタインに襲われそうになった。ケアがワインシュタインの泊まっているホテルの一室を訪れ、ソファーに坐りながら彼と会話をしていると、突然、ワインシュタインが彼女に覆い被さり、強引にキスを迫ったそうだ。

(Molly Redden and Amana Fontanella-Khan, "Lea Seydoux says Harvey Weinstein tried to sexually assult her", The Guardian, 11 October 2017)

レアは咄嗟にこの“襲撃”を跳ね返そうとしたが、それは非常に困難だった。というのも、相手は大柄で体重のある男だ。まるで、熊に襲われた兎のような状態である。こんな奴が抱きついてきたら身動きがとれない。しかし、火事場の馬鹿力というのもあるので、必死になったレアは奇蹟的に逃れることができたという。

("Harvey Weinstein : Actress Lea Seydoux describes night Hollywood mogul jumped on me ", ABC News Australia, 12 October 2017)


(写真 / レア・セドゥー)
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  ワインシュタインはもう一人別のボンドガールにも手を出していた。それは、007シリーズの復活作『カジノロワイヤル』で悲劇の恋人役を演じたエヴァ・グリーン(Eva G. Green)である。しかし、今回の告発を行ったのは、彼女ではなく、母親のマルレーヌ・ジョベール(Marléne Jorbert)であった。この母親は、一連のスキャンダル報道を耳にして、娘が蒙ったセクハラをどうしても明らかにしたかったそうである。娘を愛する母親にしたら、このゲス野郎が罰を受けずに生きて行く事など絶対に赦せない。日本人の親だってその気持ちは理解できる。だから、マルネーヌが何としても一矢報いたい、と考えてもおかしくはない。


左と中央: 娘のエヴァ・グリーン
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右: 母のマルレーヌ・ジョベール
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  この憤慨する母親によれば、娘のエヴァが被害に遭ったのは、2010年から11年に掛けての頃だったという。

(Peter Mikelbank, "Harvey Weinstein Allegedly Threatened to Destroy Bond Star Eva Green After She Refused His Sexual Advances", People, October 13, 2017)

ところが、セクハラを受けたエヴァはワインシュタインとの確執を避けるため、事を公(おおやけ)にすることはしなかった。というのも、この変態プロデューサーは業界の大御所で、絶大な権力を握っているから、小娘の女優が太刀打ちできる相手じゃない。

「お前なんか、いつでも叩き潰すことができるんだぞ」

と暗に脅されれば、黙っているしかないだろう。マレリーヌは娘がひどく怯えており、その話題について語ることはなかったそうだ。エヴァは頭から拭うことのできない、その「事件」については忘れることにしたらしい。母のマルレーヌはたいそう悔しかったようで、ワインシュタインを「太った豚(Big Pig)」と呼んでいた。

  セクハラ事件は双方の言い分を照らし合わせて考えねばならないが、ワインシュタインのケースは被害者側の証言に信憑性が高い。何故かと言えば、彼は“常習的”にセクハラ行為を繰り返していたからだ。イギリス人役者のケイト・ベッキンゼール(Kate Beckinsale)も、かつて被害者であった。彼女は、吸血鬼を題材にした人気シリーズ『アンダーワールド』に出演し、『ヴァン・ヘルシング』、『アビエイター』にも登場した美人女優だ。

事件は彼女がまだ17歳の時に起こった。まだ高校に通っていたケイトは、ワインシュタインからコンファレンス・ルームに来るよう言われ、彼が待っている部屋をノックしたそうだ。すると、ワインシュタインがドアを開けて彼女を中に入れようとしたのだが、その時、彼はバスローブ姿であったという。まだ子供だったせいか、ケイトは性的な要求があるとは予想もしていなかった。まさか、目の前に居る中年男性がイヤらしいことを考えているとは思ってもみなかったのである。

ケイトを迎え入れたワインシュタインは、この少女に酒を勧めたそうだが、彼女は身の危険を察知し、その誘いを断り、午前中に授業があるからとの言い訳を述べて部屋を後にしたという。

(Seth Kelly, " Kate Beckinsale Details Harvey Weinstein Encounter : He Couldn't Remember If He Had Assulted Me", Variety, October 12, 2017)

それから二、三年後、ワインシュタインはケイトに再会したそうだ。その時、彼は「初対面の時に何かしたかな?」と尋ねたらしい。つまり、彼は「あの時」の事をよく覚えていなかったのである。そりゃあ、何十人もの若手女優に魔の手を伸ばしていたんだ。余りにも“多くて”一々覚えていられなかったのであろう。


(写真 / ケイト・ベッキンゼール)
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  『誘惑のアフロディーテ(Mighty Aphrodite)』で助演女優賞を獲得した、ミラ・ソルヴィノ(Mira Sorvino)も性的被害に遭っていた。1995年、彼女がトロント国際映画祭に赴いた時、ワインシュタインは彼女に迫ってきたそうだ。彼は一緒に仕事をしていたミラに肉体関係を求めてきたという。

ワインシュタインはそのイヤらしい手で彼女の肩を揉み始めたので、ミラは鳥肌が立つほど不愉快だった。そんなことを気にせぬワインシュタインは彼女を付け回した。そこで、ミラは彼との「交際」は自分の信仰に反する、つまり宗教的誡律により、既婚者とは付き合えないとの口実を設け、彼の求愛を斥けたそうだ。
(当時、ワインシュタインは元アシスタントのイヴ・チルトンと結婚していた。)

Mora Sorvino 1(左 / ミラ・ソルヴィノ)
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 しかし、ワインシュタインは諦めきれず、その後もミラに電話を掛けてきたという。ある時、彼は電話越しに「君のアパートに行くから」と告げて電話を切り、本当にやって来たそうだ。しかも、アパートを護衛しているはずのドアマンを素通りして、彼女の部屋に辿り着いてしまったらしい。ストーカーみたいな男がベルを鳴らし、ミラがドアを開けると、ワインシュタインは彼女のペット(チワワ)を抱きかかえて立っていたという。もう、彼女は震えが止まらなかった。そこで、焦った彼女は、もうすぐボーイフレンドがやって来るから、との理由で彼を追い払ったそうだ。

(Ronan Farrow, "From Aggressive Overtures to Sexual Assult : Harvey Weinstein's Accusers Tell Their Stories", The New Yorker, October 23, 2017)

こんな怖ろしい目に遭ったミラだが、彼女はワインシュタインの力を恐れていたので、公然と彼を非難することができなかった。もし、この性的嫌がらせを通報したら、彼女のキャリアは終わってしまうからだ。当時、ミラマックスの女性社員もワインシュタインの被害者となっていて、ミラはその事を知っていたという。権力者には楯突くことができない。つまり、セクハラを受けた女性たちは泣き寝入りするしかないのだ。

  スケベ中年を体現するワインシュタインは、特に若い女を「大好物」にしていた。イギリス人女優のジェシカ・ハインズ(Jessica Hynes)は19歳の時、ある映画のオファーが来たそうだ。この映画を制作するスタッフの中にワイシュタインがいたそうで、彼は「スクリーン・テスト」という名目で彼女に対し、ビキニ姿になるよう言い付けた。ところが、この命令に憤慨したジェシカは断固拒絶。すると、彼女は役を失ってしまったそうだ。

(Nicole Bitte, "Actress Jessica Hynes claims Harvey Weinstein asked her to audition in a bikini", New York Daily News, October 6, 2017)

たぶん、ワインシュタインは「オーディション」にかこつけて、彼女の「肉体」を眺めたかったのだろう。


左: ジェシカ・ハインズ
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右: カラ・デラヴィーン
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  変態というのは様々な性癖を持っているようで、自分で犯す以外に他人に卑猥なことをさせて喜ぶ場合がある。イギリス人のファッション・モデルで女優業も営むカラ・デラヴィーン(Cara Delevigne)も、ワインシュタインの性癖に戸惑った女性の一人だ。

彼女がこのプロデューサーとミーティングを行った際、ワインシュタインはカラに別の女性とキスをしてくれと頼んだそうだ。つまり、レズビアン・ショーを期待していたのだろう。

また、彼女がワインシュタインと二人っきりになった時の事である。彼は自分が出逢った女優全員と寝たことを自慢し始め、その後、彼女たちがいかに出世していったかを滔々と語ったそうである。そして、ワインシュタインはカラに自分の部屋に来るよう誘ったそうだ。

もちろん、彼女は即座に断った。当り前だ。こんな話を聞いた後で、誰が部屋を訪れるというのか。いくら無防備なペンギンだって、危険を察知する本能を持っているから、全速力でその場を後にするだろう。日本の鴨(カモ)だって、ワインシュタインを見たら、ネギじゃなくてペッパー・スプレーを手にするはずだ。

  この卑猥なユダヤ人は、いたいけな10代の乙女のみならず、既婚者や身持ちの堅い婦人にもその毒牙を向けていた。彼はミラマックス社の依頼で脚本編集を手掛けていたリザ・キャンベル(Liza Campbell)に食指を伸ばしたそうだ。彼女はコードア伯爵(Earl of Cawdor)の娘で、1995年当時、彼女は離婚して英国に戻っていた。リザは『恋に落ちたシェイクスピア』や『アンユージュアル・サスペクト』を担当した脚本家でもある。

彼女は映画の脚本の件でワインシュタインが泊まっている「サヴォイ」ホテルの部屋を訪ねた。二人が会話を交わしてしばらくすると、彼は何故か浴室に向かい、服を脱ぎ始め、お湯を張った浴槽に入り始めたという。そして、彼は浴室から、

「来いよ! きっと楽しいぞ。ここにシャンペンもあるし、オレを洗ってもいいんだぞ」と呼びかけたそうだ。

(Valerie Edwards, "Harvey Weinstein stripped, asked me to jump in the bath and soap him at the Savoy", Daily Mail, 9 October 2017)

この破廉恥な誘いに彼女は激怒した。

「私は子を持つ母親で、立派な大人なのよ ! 初心(うぶ)な小娘じゃなんんだから !」

と言い返したそうだ。彼女の描写によれば、ワインシュタインは“アバタ(膿疱)”ヅラの牛みたいに「でっぷりとした」男で、『ソプラノズ(The Sopranos)』に出てきそうな殺し屋にソックリだったという。(この『ソプラノス』はアメリカで大ヒットしたTVドラマである。) 確かに、ワインシュタインはラス・ヴェガスでふんぞり返るユダヤ人ギャングのような人相をしている。


左: リザ・キャンベル
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左 アシュリー・ジャッド
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  性慾が剝き出しのワインシュタインには、女性をおびき寄せる時に使う十八番(おはこ)があった。彼はこの手口を用いて女優のアシュリー・ジャッド(Ashley Judd)を「モノ」にしようとしたことがある。

今から約20年前、ワインシュタインは「ペニンシュラ・ビヴァリー・ヒルズ」ホテルに泊まっていた。アシュリーは仕事を介した朝食会だと思って、彼が泊まるホテルを訪れたそうだ。ところが、ワインシュタインは彼女を自分のスウィート・ルームに向かわせ、バスローブ姿で彼女を迎えたという。そこで、狙いの女優をおびき寄せたワインシュタインは、アシュリーに「マッサージ」を頼んだそうだ。ところが、残念至極。彼女はきっぱりと断った。

(Brian Neimietz & Nancy Dillon, "Harvey Weinstein admits his behavior has caused women pain after Ashley Judd, others accuse him of harassment, New York Daily News, October 5, 2017)

左 アシア・アーゲント
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  しかし、どうもワインシュタインは頻繁にこの手口を用いていたようで、イタリア人女優のアシア・アーゲント(Asia Argento)にもマッサージを頼んでいたそうだ。しかも、ローションまで持参していたそうだから、「いつも」の調子だったんだろう。

彼女の場合はもっと深刻で、ワインシュタインは彼女に尺八、つまり「オーラル・セックス」まで強要したそうだ。

(Ronan Farrow, "From Aggressive Overtures to Sexual Assult : Harvey Weinstein's Accusers Tell Their Stories")

まったく、呆れた野郎だ。こんな奴のペニスをしゃぶるなんて穢らわしい。噛み千切ってゴミ箱にでも捨ててやればいいのに。でも、後味が悪そうだから、止めた方がいいかも。(例えば、脳裡に焼き付いてしまって、ホットドックが食べられなくなるからねぇ。)

  女優を食い物にするワインシュタインは、同様の手口で自分の社員にも股間を膨らませていた。

2014年、彼は臨時雇いのエミリー・ネスター(Emily Nester)を「ペニンシュラ・ビヴァリー・ヒルズ」ホテルに呼びつけ、ある「取引」を持ち掛けたという。

それは、もし彼女が「性的奉仕」を受け容れるなら、出世させてやるぞ、という内容であった。

翌年にも同様のセクハラが、このホテルの一室で行われたそうで、彼はある女性アシスタントを招き、裸のワインシュタインが彼女にマッサージをしてくれ、と迫ったそうだ。すると、彼女は恐怖の余り泣き叫び、取り乱したそうだ。

(Jodi Kantor and Magan Twohey, "Harvey Weinstein Paid Off Sexual Harassment Accusers for Decades", The New York Times, October 5, 2017)

そりゃそうだろう。あんな形相のデブが丸裸になって近寄ってくるんだから、全身に戦慄が走ってもおかしくはない。そもそも、「マッサージをしてくれ !」じゃなくて、「マッサージをさせろ !」の間違いじゃないのか。各事件の詳細と結末は定かではないが、少なくとも八名の被害者女性はワインシュタインとの示談に応じたそうだ。


精子を発射する変態オヤジ

左 ローズ・マッゴーワン)
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  セクハラだけでも嫌なのに、強姦までされた女性は本当に憐れだ。TVドラマ『チャームド: 魔女3姉妹』で有名なローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)も、ワインシュタイの餌食となった犠牲者の一人である。

彼女は23歳の時、ホテルの一室で強姦されたそうだ。事件後、ローズはアマゾン・スタジオにレイプを訴えたそうだが、スタジオ側は彼女に冷淡で、その訴えを無視したばかりか、彼女の番組を終了させてしまった。しばらくして、彼女はワインシュタインの示談に応じたそうだが、今回の騒動を受けて昔の屈辱を暴露することにしたそうだ。

(Sam Levin and Olivia Solon, "Rose McGowan alleges rape by Harvey Weinstein and Amazon ignored claim", The Guardian, 13 October 2017)

  たぶん、ワインシュタインによる一連のセクハラ事件が明らかになったので、ローズもようやくその重い口を開けることにしたんだろう。それにしても、スタジオ関係者は情けないというより、人間として最低でモラルのカケラも無い。臭い物に蓋をして「無かった事」にするなんて酷いじゃないか。おそらく、ワインシュタインが大物プロデューサーだから、アマゾン・スタジオも表沙汰にできず、封殺することで乗り切ろうとしたんだろう。

アマゾンの最高責任者であるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)は、常日頃リベラル派気取りで善人を演じているが、いざ権力者を前にすると手のひらを返してしまうんだから、「口先番長」に過ぎない臆病者である。リベラル派というのが如何に偽善者なのかが、これで一般人にもよく判るだろう。

  偶然と不幸はシャムの双子のようにくっつくことがある。ワインシュタインが犯した数々の悪行を知れば、ハリウッド・スターのブラッド・ピット(Brad Pitt)が、このユダヤ人をぶっ飛ばしたくなるのも納得できるだろう。事件はかなり昔に起きていた。今では大女優になっているグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)が、ブラッド・ピットの恋人であったことはよく知られている。

事件は彼女がまだ売れていない22歳の頃に起こった。彼女はワインシュタインの映画『エマ』で初めての配役をもらい、胸を弾ませて準備を整えていた。すると、彼女はミラマックス・スタジオのボス、則ちワインシュタインからビヴァリー・ヒルズにあるペニンシュラ・ホテルのスウィート・ルームに来るよう命ぜられた。「打ち合わせ」という件でやって来たグウィネスは、そこで“予想外”の体験をすることになる。

ワインシュタインは彼女の体に手を掛け、ベッドルームで例の「マッサージ」をしてくれるよう仄(ほの)めかしたというのだ。まだ、駆け出しの役者だった彼女は、未知の恐怖で凍りついたという。


左: グウィネス・パルトロー
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右: グウィネスとブラッド・ピット
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  だが、グウィネスは意思が強かったのだろう。彼女はボスの誘いを断った。そして、当時付き合っていたブラッドに「事件」を打ち明けたそうだ。激怒したブラッドはワインシュタインに詰め寄り、彼の胸を指で突きながら「二度と彼女に手を出すんじゃないぞ !」と脅したらしい。さすが、ブラッド・ピットだ。単なるハンサム青年じゃない。男はこうでなくっちゃ。「どうぞ、心ゆくまでご賞味ください」なんて言う男は最低だ。

ブラッドはハリウッドの大御所に対して怯まなかったところが凄い。その後、グウィネスと会ったワインシュタインは、彼女に「あの事を他人に喋るんじゃねえぞ !と釘を刺したそうだ。『エマ』に出演していたグウィネスは、もし誰かに喋ったら役を降ろされるんじゃないかと心配していたらしい。案の定、ワインシュタインは腹癒せに彼女をしょっちゅう怒鳴りつけていたそうで、クウィネスには拷問のような日々であったそうだ。

(Raechal Leone Shewfelt, "Gwyneth Paltraw, Angelina Jolie, and others say Harvey Weinstein harassed them", Yahoo Celebrity, October 11, 2017)

左: ジェニファー・アニストンとブラッド
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右: ブラッドとアンジェリーナ・ジョリー
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  ブラッド・ピットがグウィネスと別れた後、女優のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)と付き合い、結婚寸前まで漕ぎ着けたというのは広く知られている。しかし、その二枚目俳優を美人女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)が掠奪する形で、そのハートを射止めたことも有名だ。

ところが、このアンジェリーナもワインシュタインの被害者だった。彼女は若い頃、この助平プロデューサーからセクハラを受けたそうで、それ以来、ワインシュタインとの仕事を拒絶し、他の女優にも警告を発していたそうだ。ただし、夫のブラッドはワインシュタインの映画『イングローリアス・バスターズ』に出演していた。何故かと言えば、監督が友人のクウェンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)であったから、しぶしぶオファーを受け容れたのだ。(現在、ブラッドはアンジェリーナと離婚しているから、「元夫」になっている。)

左 ルイゼット・ガイス
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  ワインシュタインの話をすると、もう厭になってくるし、吐き気がする。でも、省略できない事件があるから意地でも紹介したい。女優で脚本家も務めるルイゼット・ガイス(Louisette Geiss)は、ワインシュタインの「奇行」を暴露した。

2008年、彼女がサンダンス映画祭に出席し、映画の売り込みを行っていた時の事だ。彼女はワインシュタインのオフィスに行き、そこで映画について彼と話をしていた。ワインシュタインは彼女の作品に大変興味を示していたのだが、30分くらい経った頃、彼は席を外し、浴室の方に行ってしまった。ところが、戻ってきたワインシュタインはバスローブ姿に着替えていたという。しかも、前の部分がチラリと開いているんだから唖然とするじゃないか。

彼は映画の話を続けてくれとルイゼットに告げたというが、彼は隣に設置されている浴槽に入ったそうだ。彼女は驚いたが、仕方なく話を続けることにした。

  すると、信じられない事が起こった。調子に乗ったワインシュタインは、マスターベーションするから見ていてくれ、と彼女に告げたのだ。日本人女性なら、「えっっっ、何?! 冗談でしょ !」と声を荒げてしまうだろう。本当に信じられないが、バスタブに浸かるワインシュタインは、自慰行為を見物して欲しかったそうである。

呆れたルイゼットは、即座に「帰る !」と言い出し、自分のバッグを手にして部屋を出ようとした。すると、ワインシュタインが追いかけてきて、彼女の腕を摑み、浴室に連れ戻すと、再度ルイゼットに「観ていてくれ」とせがんだそうだ。

(Raechal Leone Shewfelt, "Gwyneth Paltraw, Angelina Jolie, and others say Harvey Weinstein harassed them" )

もう、ワインシュタインは「アホ」を通り越して「病気」である。「病膏肓(やまい・こうこう)に入る」と言うが、ワインシュタインの場合、内臓だけじゃなく、脳幹の奥にまで病が進行していたんじゃないか。

  テレビ局で仕事をしていたジャーナリストのローレン・サヴァン(Lauren Sivan)も、十数年前、同様の“おぞましい”事件に遭っていた。彼女がキューバ風のクラブ兼レストランである「カフェ・ソシアリスタ」に招かれた時だ。ワインシュタインは彼女を店のキッチンに連れ出し、厨房に居たスタッフを追い払うと、ローレンにキスをしようとした。彼女がワインシュタインを押しのけ、そのセクハラを拒絶すると、彼は後ずさりして次のように言ったという。

「いいか、君はそこに立って、黙っていれはいいんだ」と。

彼は厨房の出口を塞ぐと、おもむろに自分のペニスを取り出し、マスターベーションを始めたという。この変態野郎は興奮が絶頂に達したので、すぐ側にあった植木鉢に射精したそうだ。

(Harvey Weinstein Allegedly Masterbated in front of a TV Reporter, Ejaculated into a neaby Potted Plant", Perez Hilton, October 7, 2017)

左: ローレン・サヴァン
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中央と右: アンジー・エヴァーハート
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  ワインシュタインは他の女性に対しても、同様の異常性癖を“披露”していたようで、トップ・モデルのアンジー・エヴァーハート(Angie Everhart)も被害者であった。彼女はKLOSラジオに出演した際、自身の体験を物語っていたという。

数年前、彼女がヴェニス映画祭に参加した時、ワインシュタインと一緒に船に乗船したことがあるそうだ。彼女が部屋で寝ていると、ふと誰かが側に居ることを気づいた。何と、ワインシュタインがベッドの脇に立っており、彼女の面前でマスターベーションをしていたというのだ。「きゃゃゃー !!!!」と絶叫したかどうかは定かではないが、アンジーが恐怖で凍りついたのは確かである。

(上掲記事 Peter Mikelbank, "Harvey Weinstein Allegedly Threatened to Destroy Bond Star Eva Green After She Refused His Sexual Advances")

これって、四谷怪談より怖いじゃないか。枕元に幽霊じゃなくて、変態のユダヤ人が立っていたなんて。

  もう、嫌だ。言葉が出ない。人間の屑だ。こんな奴が尊敬を集める業界人だなんて信じられない。ワインシュタインには羞恥心が無いのか? 被害者女性もさることながら、彼の妻であるジョージナ・チャップマン(Georgina Chapman)と二人の子供が不憫だ。夫人の方は悪い男を選んだとして諦められるが、娘のインディア・パールはまだ7歳だし、息子のダンシェルは4歳だから、二人の人生を考えれば気が重くなる。また、ワインシュタインには前妻との間に三人の子供がいるから悲惨だ。長女のレミーは22歳で、次女のエマは19歳、末っ子のルースは15歳だから、まだ多感な時期である。マスコミによる連日の報道で、父親の醜態が世間にバレたんだから、彼らが学校に行きたくないとグズっても無理はないだろう。ワインシュタインは治療に取り組むと発表していたが、そんなことで家族の屈辱感が消えるのか? ユダヤ教では自殺が禁止されているけど、潔く「腹を切れ」と言いたくなる。


左: ジョージナ・チャップマン
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中央: ワインシュタイン夫妻
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右: ハーヴェイと娘のインディア・パール
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日本でも起こりうる事件

  我々は米国での醜聞を耳にして、対岸の火事と思いがちである。しかし、我が国の藝能界だって異民族に支配されるという恐怖は存在するはずだ。例えば、朝鮮系の大物プロデューサーとか、大手プロダクションの重役とかが、若い歌手や女優の卵などに目を附け、権力を用いて手込めにしようと目論むかも知れない。

日本の藝能界は驚くほど閉ざされた社会で、主要な藝能事務所が仕切っている。個人の歌手や俳優が勝手に活動できないし、独立の動きを見せれば直ちに潰されるか、干されるかのどちらかだ。事務所と個人の「契約」と言えば聞こえが良いが、実質的には「隷属」を強いる承諾書に過ぎない。「自動更新」なんて実質的に奴隷契約だ。

だから、助平な藝能業界人が美人女優に手をつけても、その被害者女性は抵抗できないし、強姦とかセクハラで訴えることもできない。暴力団に囲われた娼婦と同じである。もし、告発したら藝能生命が絶たれてしまうし、たとえ示談に漕ぎ着けても、その後の処遇がどうなるか判らない。もしかしたら、「来るはず」の役どころがキャンセルされて、出演している番組からも降ろされてしまう可能性だってある。そして、いつの間にか仕事が減ってくるという恐怖もあるんじゃないか。

権力者の「誘い」を断れば、こうした“仕置き”が待ち受けていると思えば、“成功”を目指す若手女優は助平ジジイからの“性交”を拒めないだろう。しかも、こうした下郎のバックにはヤクザが控えていたりするから尚更だ。


左: ブライス・ダナー
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右: 両親のブライスとブルースと一緒のグウィネス
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  ワインシュタインに犯されたり、恐怖の瞬間を味わった女性にも、両親や兄弟がいるはずだが、その家族は今どう思っているのか? 例えば、グヴィネス・パルトローの母親は女優のブライス・ダナー(Blyth Danner)で、亡くなった父親のブルース・パルトロー(Bruce Paltrow)は映画のプロデューサーだった。父のブルースは2000年に映画『デュエット(Duets)』を制作し、娘のグウィネスを主演に据えていたが、娘の過去を知っていたのかどうか判らない。ただ、映画界にはトンデモない野獣がいるということだけは知っていたはずだ。

母親のブライスも若手女優を食い物にする映画関係者がいることを知っていたはずだから、娘の災難は予測できたはずなのだが、子供の藝能界入りを阻止できなかった。

アンジェリーナ・ジョリーの両親だって判っていたはずだ。彼女の父親は有名俳優のジョン・ボイド(Jonathan V. Voight)だし、今は亡き母親のマルシア・リン・ベルトランド(Marcia Lynn Bertrand)もカナダ人女優だったから、藝能界の危険性を承知していたはずである。


中央: アンジェリーナ / 右: マルシア・リン・ベルトランド
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  一方、藝人となった日本人の親はどうなのか?

二世藝人の親はともかく、藝能界とは係わりを持ったことの無い者がほとんどだろう。一般的に、実家の両親は娘がテレビや映画で活躍する姿を観て喜ぶが、その裏で凌辱されているなどとは夢にも思わない。セクハラを受けた娘だって両親に心配をかけたくないから黙っているし、警察沙汰にもできないから、「事件」は闇に葬られるのがオチだ。

でも、愛する娘が朝鮮系のゲス野郎に犯されたと知った父親はどう思うのか、ちょっと興味がある。

大抵の親は泣き寝入りするだろうが、中には復讐を誓う父親が出てくるかも知れない。日本人のクズでさえ嫌なのに、朝鮮人のケダモノに我が子を犯されたら殺したくなる。したがって、娘を凌辱した変態に対しては、バックハンド・ブローとか下段蹴りくらいじゃ気が治まらない。やはり、相手のアゴに膝蹴りを数発とか、二度とセックスが出来ないように股間を踏み潰したりすべきだ。

まぁ、ホドリゴ・ノゲイラ風にアナコンダ・チョークとはいかなくても、拳の鉄槌で相手の鼻か肋骨をへし折るとか、マウント・ポジッションで肘(ひじ)を顔面に突き刺すとかしたいだろう。法律的には傷害罪となるが、日本人の感情としては当然の「報い」となる。

  娘の藝能界入りを許す親は、見知らぬ男に「弄ばれる」ことをも覚悟すべきだ。

日本の藝能界には朝鮮系だけじゃなく、帰化した支那人も参入してくるから、可愛い娘は「格好の餌食」となるだろう。

自宅でぐーすかイビキをかいて寝ている父親は、箱入り娘が裏でこっそり犯されても気づかない。追い詰められた娘の前で、変態プロデューサーがその穢らわしい精子を娘に吹き掛けるなんて、想像するのもおぞましいじゃないか。

日本人に怨みを抱く朝鮮系や支那系のプロデューサーだと、「性奴隷を弄んだ日本人への復讐だ !」なんて言い出しかねないぞ。やはり、藝人の娘を持つ親は、“イザ”という時に備えて、必殺仕置人とかを雇っておかなくっちゃね。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68676549.html
8:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:55:51

ユダヤ男性は白人美女が大好き、ユダヤ女は大嫌い _ 2

ユダヤ人が弄ぶ淫売白人 / ハリウッドに張られた蜘蛛の巣 (前編)
役者はバイシュン婦と同じ職業
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  ナチス時代以前のドイツでも、甘言を使って白人娘をたぶらかすユダヤ人が、よく小説や風刺画の主題になったのもである。現在だと1940年に制作された『ユダヤ人ズース(Jew Süß)』が反ユダヤ主義映画として有名だ。これはウィルヘルム・ハウフ(Wilhelm Hauff)原作の小説を基にして作られた作品で、ヴィッテンベルクのカール・アレグザンダー公爵に仕えたヨセフ・ズース・オッペンハイマーという宮廷ユダヤ人がモデルになっている。

映画の中では、貪欲なユダヤ商人ズースが貴族に近づき権力を得るや、一目惚れしたアーリア人女性に言い寄り、遂には自殺にまで追い込むというストーリーが挿入されていた。

つまり、この作品の中には、美しく純粋なゲルマン人娘に下劣で醜いユダヤ人が近寄り、お金に物を言わせて性的に征服するんだ、という警告が含まれている。こんなプロパガンダ映画を観たユダヤ人は、「ナチスによる人種偏見だ」、「反ユダヤ主義者による差別だ」、と怒り狂うだろうが、1970年代以降のハリウッド映画を観ていると、あながち嘘だとは思えない。アメリカの映画界を独占するユダヤ人が制作する作品には、ユダヤ人男優が西歐系白人女性を手込めにする物語が矢鱈と多いのである。


  セム種族の遺伝子をふんだんに持つ異邦人にとって、西歐系白人女性を手込めにするのは、「成功の証(あかし)」である。

よく、高校時代にモテなかったユダヤ人少年が、可愛いチアリーダーを恋人にする白人の同級生を羨み、「いつかはオレも」と思いながら勉強に励むことがある。しっかりと猛勉強して金融業界とか法曹界に入り、大金を稼ぐようになると、秘書として雇った西歐人娘と情事を重ねたり、パーティーで知り合った白人美女を妻にしたりする。これがいわゆる「トロフィー・ワイフ」で、社会的地位を築いたユダヤ人ビジネスマンの自慢となる。

例えば、「ワンダー・ウーマン」で人気女優となったリンダ・カーター(Lynda Carter)と結婚したロバート・アルトマン(Robert Altman)が有名だ。1991年に彼が法律顧問を務めていたBCCI(国際金融商業銀行)が、不法営業や不正疑惑で非難された時、カーターは夫のロバートにくっついて公聴会に顔を出していた。たぶん、当時のニュース映像を覚えている方も多いんじゃないか。きらびやかな美人妻が、冴えない男に付き添っていたのだ。嫌でも目に入る。

しかしながら、CIAの裏工作や資金洗浄を手助けしていたアルトマン見ていると、やっぱりユダヤ人って金融業がよく似合っているなぁ、と思えてくる。序でに言えば、BCCIでアルトマンの相棒にsっていたのは、あの元国防長官クラーク・クリフォード(Clark Clifford)であった。


左: リンダ・カーター
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中央: ロバート・アルトマンとリンダ夫人
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  ハリウッドがユダヤ人によって創設され、隅々まで支配されいることは、多くの知識人やジャーナリストが明らかにしている。例を挙げれば、『The Empire of Their Own』を執筆したニール・ギャブラー(Neal Gabler)とか、ユダヤ人記者のジョエル・シュタイン(Joel Stein)などが有名だ。また、若手のユダヤ人論客ベン・シャピロー(Ben Shapiro)がハリウッドの大物に会ってインタヴューを行い、「プライムタイム・プロパガンダ(Primetime Propaganda)」という本を出版している。

一応、保守派知識人のスタンスを取るシャピロは、著書の中でユダヤ人がいかに左傾化しているか、どのようにテレビ局やマスメディアを牛耳っているかを述べていた。ユダヤ人の中には、権威に楯突くことを趣味にしている人物が多いから、我々は時たま貴重な証言を聞くことが出来てしまう。例えば、左翼系作家のアプトン・シンクレア(Upton Sinclair)は、ハリウッドのユダヤ人がどのように白人娘を扱っていたかについて述べていた。彼は女優たちの事に触れ、

「ユダヤ商人はキリスト教徒の乙女をバイシュン婦や妾として売りさばいたよなぁ。今日でも私が住む南カルフォルニアで、同じ活動を展開しているんだよね」

と語っていたのだ。うわぁぁぁ !! こんなこと言ったらアメリカでは自殺行為だぞ。でも、悪名高い左翼組織のACLUに属していた過激派だから、悪魔のようなユダヤ人に対して遠慮が無い。さすが、ユダヤ人と同類の白人左翼には度胸がある。「勇気」という掛け声だけは“いっちょ前”の保守派論客とは出来が違う。ユダヤ人からの批判にびくともしないんだから、日本人はこうした図太いアメリカ人左翼に学ばなきゃ。


(左: アプトン・シンクレア / 中央: ニール・ギャブラー / 右: ベン・シャピロー)

  「紙の爆弾」を投げつけるのは、何も左翼活動家ばかりとは限らない。映画「ハムナプトラ」や「ナイロビの蜂」で人気女優となったレイチェル・ワイズ(Rachel Weisz)が、意外な発言を行っていたのである。

彼女はハンガリー系ユダヤ人の父親とカトリック信徒だったイタリア系オーストリア人の母親(後にユダヤ教に改宗)との間に生まれたユダヤ人娘である。英国籍を持つレイチェルは、ケンブリッジ大学に進んだ才女で、私生活では一度目の結婚で息子を産んだあと離婚し、「007」のボンド役俳優で脚光を浴びたダニエル・クレイグと再婚したことは記憶に新しい。彼女はユダヤ人ジャーナリストのエマ・フォレストにインタヴューを受け、ハリウッドがユダヤ人によって仕切られている事実を語っていた。エマが

「ユダヤ人の民族性が役者の枠を縮めてしまう事があるのか?」

と尋ねると、レイチェルは以下のように答えていた。

  まあ、いつもそう感じるんだけどけど、私たちユダヤ人はエキゾテックであることから逃れることができるのよ。私たちは一種の偽装したユダヤ人なの。大きな鉤鼻と太った顔があなたにも影響を与えているのよ。それを認めるって怖いじゃない。

  対するエマはこう述べる。

  そうね、ジャッーキー・メイソンが或るジョークを言っていたわ。ユダヤ人のように見える事を欲する女性なんか一人もいない、てっね。「もしかしたら、あなたはは私が可愛いイタリア人と思うかも知れないし、私はロシア人に見えるかも。たぶん、スペイン人に見えるのかしら。・・・・でも、やはりユダヤ人に見える」だって。


左: レイチェル・ワイズ
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右: 夫のダニエル・クレイグと一緒のレイチェル
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  まぁ、ユダヤ人は根本的にヨーロッパ人と違うから、どうしてもユダヤ人的な人相が目立ってしまう。ただ、昔から様々な国に住みついて、現地人と結婚したりするから、ユダヤ人的容姿が薄くなることがよくある。レイチェル・ワイズの場合、中東系のセム種族というより、チェコかハンガリーに住むヨーロッパ人女性のように見える。しかし、それでもハリウッドの映画会社はなるべくなら、売り出す役者をヨーロッパ人のように見せたい。ユダヤ風の名前だと響きが悪いから、ユダヤ人と分からぬよう英国風に変えてしまうことがよくある。

映画ファンの間で知られているのは、ロシア(ベラルーシ)からの移民「イサー・ダニエロヴッチ(Issur Danielovitch)」から改名した「カーク・ダグラス(Kirk Douglas)」、ジェイミー・リー・カーティスの父親は有名な「トニー・カーチス(Tony Curtis)」だが、元の名前は「ベルナルド・シュワルツ(Bernard Schwartz)」だ。

レイチェルも19歳でアメリカに進出した時、エージェントから「ワイズ」という姓を変えろと勧められたそうだ。そこで、彼女は「どうして? ユダヤ人がハリウッドを牛耳っているから? 」と尋ねた。彼女のエージェントは「そうだよ」と答えたそうだ。ところが、その理由がとんでもなく凄いものだった。彼によれば、映画会社の重役たちは「役者」を「シクサ(shiksa)」がする職業と考えていたのだ。


左: カーク・ダグラス
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中央: トニー・カーチス
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左: 娘のジェイミー・リー・カーチス
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  ところで、この「シクサ」とはいったい何か?

普通の日本人なら、まず聞いたことがないだろう。ユダヤ人の言葉たるイデッシュ語で、「不浄な動物」、つまり異教徒(ゴイム/家畜並みの人間)の女性を意味する侮蔑語なのだ。具体的に言えば、異教徒、特にキリスト教徒の女、すなわち淫売のように“ふしだらな”女を指している。

神様に選ばれし清らかなユダヤ人にとったら、いくら演技とはいえ、人前で丸裸になったり、見知らぬ男とセックスして雌犬の如く喘ぎ、雌牛みたいに乳房を揉まれたりする西歐人の女は、穢らわしいバイシュン婦なのだ。

したがって、演技というものは貞淑なユダヤ人女性では、とても出来ない淫乱な仕事という訳である。

エマによると、世界中にいる自己嫌悪のユダヤ人の中で、ハリウッドのユダヤ人が一番自らを嫌っているユダヤ人らしい。彼らは銀幕に映る彼ら自身の姿を見たくないのだ。

だから、ローレン・バコール(Lauren Bacall)は素性を隠したし、ウィノナ・ライダー(Winona Ryder)は「ホロウッツ(Horowitz)」というユダヤ名を「ライダー」に変えてしまったそうだ。


左: ローレン・バコール
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ウィノナ・ライダー
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右: ドリュー・バリモア
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  レイチェル・ワイズの発言は更に衝撃的なものだった。

  ある意味、演技というのはバイシュンなのよね。ハリウッドのユダヤ人達は、同胞の女性がそんな事に関与するなんて、嫌でたまらないのよ。それと、「ポートノイの不平」的要素もあるのかも。(フィリップ・ロスの小説で、露骨な性的表現が問題となった。) ハリウッドのユダヤ人たちは、ブロンドのアーリア人を夢見ているのね。(Emma Forrest, Rachel Weisz, Index Magazine)

  ハリウッドに巣くうユダヤ人は、大勢の前で淫乱な演技をするのは金髪のゲルマン人女性に限る、と思っていたのだ。しかし、そうした侮蔑とは裏腹に、彼らは憧れの人種に恥ずかしい性的行為をさせて興奮していたのである。

ただ、ユダヤ人の監督やプロデューサーはヨーロッパ人同士のセックスでは癪に障るから、白人の男優をユダヤ人の男性に替えて、白人美女と性的行為をさせて、あたかも自分が美人女優とセックスをしているかのような白昼夢に耽るのだ。

現実の世界では、ユダヤ人男性がアーリア系美女を恋人に出来ることは限らないから、映画の中でその願望を実現させているのだろう。

例えば、ユダヤ人男優のアダム・サンドラーが主演を果たした「ウェディング・シンガー(The Wedding Singer)」では、恋人役にドリュー・バリモア(Drew Barrymore)が起用されていた。「クリック」ではこれまた美人女優のケイト・ベッキンゼール(Kate Beckinsale)が共演者になっている。


左: ケイト・ベッキンゼール
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右テリー・ポロ
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  精神分裂症患者がよく似合うベン・スティラーは、「ミート・ザ・ペアレンツ(Meet the Parents)」に出演し、恋人役は白人女優のテリー・ポロ(Teri Polo)が務めていた。彼女は裕福な中流階級のご令嬢で、父親役のロバート・デ・ニーロに溺愛されている、とう設定だった。そこにユダヤ人看護師役のベンが婚約者として現れ、一悶着起こすというストーリーである。

何とも興味深いのは、ベンの両親役にユダヤ人のダスティン・ホフマンとバーバラ・ストライサンドが起用されていたことだ。映画の中では、この両親がヒッピー世代の左翼崩れという設定になっていたから愉快だ。ユダヤ的ユーモアがちゃんと混ぜてあった。


左: バーバラ・ストライサンド
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ダスティン・ホフマン
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  サンドラーとスティラーの大先輩で、人気コメディアンのビリー・クリスタル(Billy Crystal)は、「恋人たちの予感(When Sally Met Harry)」に主役として出演し、恋人役のサリーにはメグ・ライアンが抜擢されていた。ユダヤ人たるビリーの恋人役ならロジー・オドンネル(Rosie O'Donnell)くらいが適役なんじゃないか。ベン・スティーラーが出演した「ポリー my love (Along Came Polly)」では、これまた金髪女優のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)が共演。ジェニファーは人気TVドラマ「フレンズ」でも、ユダヤ人男優のデイヴッド・シュワイマー(David Schwimmer)と恋仲になるレイチェルを演じていた。でも、私生活ではブラッド・ピットと付き合っていたから、現実と虚構とのズレは著しい。


左: ロジー・オドンネル
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メグ・ライアン
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ジェニファー・アニストン
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右: メラニー・グリフィス
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  だが、こんな恋愛コメディーで驚いてちゃいけない。メラニー・グリフィス(Melanie Griffith)が主演した映画「刑事エデン/追跡者(A strager among us)」では、メラニー扮する女刑事エデンが犯人を追って、ニューヨークのユダヤ教徒コミュニティーに潜入し、ユダヤ教の神秘主義者であるアリエルに恋をする設定になっていたのだ。

大都会に暮らす遣り手の女刑事が、不気味なユダヤ人の聖書研究家に惚れるなんて、普通じゃ絶対あり得ない。しかも、その現実派の世俗的警察官が、金髪の北歐美人ときている。もう呆れてしまうというか、設定じたいが無茶というか、ユダヤ人の妄想には付き合いきれない。ニューヨークに暮らす実際のユダヤ教徒の中にも、白けてしまうしまう者がいたんじゃないか。


左: 好ましいアーリア系女性
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右: ユダヤ人の役者
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  日本人女性からすれば、フィクションの世界で願望を実現化させるユダヤ人なんか、気色の悪い変態にしか見えないが、ユダヤ人制作者はゲルマン美女にエッチな行為をさせて、それを覗きながら自慰(マスターベーション)を行うのが好きなのだ。

もっとひねくれたユダヤ人監督になると、白人男性に復讐しようとして、わざと黒人男優を選び、白人美女とセックスさせる設定にしているのだ。

つまり、傲慢な白人男性の娘を、穢らわしい黒人に抱かせることで、ユダヤ人をイジメてきた白人どもを侮辱しているのである。白人の父親にとって、娘が黒人とセックスするなんて死ぬより辛いことなのだ。

だから、ユダヤ人は「人種平等」という大義を掲げ、白人と黒人との性交だって許容されるべし、と訴えている。

(しかし、そう叫んでいるユダヤ人でも黒人と結婚する者は稀で、大半は同胞か白人と結婚するのが普通である。人種混淆のニューヨークであれば、黒人とユダヤ人のカップルが多くなるはずなのに、白色系ユダヤ人ばかりなのは奇妙である。人種差別が当然のユダヤ人にしたら、最初から黒人は恋愛対象ではないのだ。)

心優しいユダヤ人は、黒人だから結婚相手にしないというのは道徳に反している、と映像を通して白人娘たちに刷り込んでいる。彼らが作る映画やドラマで、異人種間セックスのシーンが多いのは、白人を遺伝子レベルで撲滅してやろう、と謀っているからだ。

こうやって平和裏に報復を遂げたユダヤ人は、ついでに大金を稼いで儲けているんだから笑いが止まらないんだろう。


西歐人女性
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右: ユダヤ人男性
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  一方、アメリカの無力な白人男性は、ユダヤ人に腹を立てても財力に乏しいから蟷螂(とうろう)の斧に等しい。せいぜい、ラジオのトーク番組に電話を掛けて、日頃から溜まった鬱憤を晴らすしかないのだ。

米国の主流メディアは皆ユダヤ人に押さえられているので、地方のラジオ局くらいしか自由に発言できる場所がないのだある。これがアングロ・サクソン系プロテスタントが建てた国家の現状である。涙がこぼれてくるほど哀れだ。

こうした事情を斟酌しないと、なぜマックス・マルティーニ(Max Martini)やトム・ベレンジャー(Tom Berenger)のような顔をした白人が、エンターテイメント界のユダヤ人を憎むのかが分からない。特に、敬虔なキリスト教徒で軍人の父親は、純情な娘に穢らわしい思想を吹き込むユダヤ人が大嫌いで、どんな手段を用いようともユダヤ人の害悪から守ろうとする。藝能界で下劣な作品を作るひ弱なユダヤ人は、こうした白人どもを本能的に嫌っており、映像作品の中で愚弄する事が度々ある。

例えば、北歐系白人男優には人種偏見に満ちた頑固者とか、ネオ・ナチのクズ野郎、馬鹿丸出しの貧乏人、コカインを常用するドラ息子、とかの役をあてがい、知的で正義感のある役にはユダヤ人か黒人を起用したりする。

よく、優秀で善良なFBI捜査官の役を黒人が演じているのは、一部にこうした理由が潜んでいるからだ。


ウッディー・アレンの淫売たち

左: ウッディー・アレン
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  西歐系アメリカ人が「ユダヤ人で有名な人物は誰か?」と訊かれたら、ウッディー・アレン(Woody Allen)の名を挙げる人も多いだろう。それくらい彼は典型的なユダヤ人の一人である。

そのアレンが最近、「カフェ・ソサエティー(Café Society)」という映画を撮った。あまり面白くない作品だが、出演者だけは一応豪華になっている。主人公はユダヤ人男優のジェシー・アイゼンバーク(Jesse Eisenberg)扮するボビー・ドーフマンで、ハリウッドで一旗揚げたいと望むユダヤ人家庭の息子という役柄だ。彼の家族がこれまた“いかにも”ユダヤ的で“ステレオ・タイプ”の設定になっている。

ボビーの父親マーテは宝石商で、兄貴のベン(コリー・ストール)は犯罪を何とも思わないギャング、妹はマルクス主義者の知識人と結婚していた。そして母親の弟、つまりボビーの叔父であるフィル(スティーヴ・カレル/Steve Carell)はハリウッドの藝能界で仕事をしており、かなりの有力者である。

観客は映画の中でウッディー・アレンがナレーションを務めていることから、彼自分をボビーと重ねていることが分かるだろう。まぁ、ボビーは鏡に映ったアレンといった感じだ。

  父の跡を継いで宝石商になることを嫌がったボビーは、叔父を頼ってハリウッドにやって来た。(やっぱり、ユダヤ人だらけの宝石業界より、きらびやかな西歐人がいっぱいいる藝能界の方がいい。)

叔父のフィルは事務所に来た甥を秘書のヴェロニカ・シヴィル、通称「ヴォニー(Vonnie)」に紹介する。(ヴェロニカ役には人気女優のクリスティン・スチュワートKristen Stewartを使っている。) すると、ボビーはその美しい秘書に一目惚れ。彼はヴォニーと親しくなりたいが、彼女は他に好きな人がいるとボビーに告げる。しかし、その恋人は架空の人物で、彼女の恋人とは叔父のフィルであった。

フィルの権力と財力に魅せられたヴェロニカは、この上司と結婚することに決め、フィルの方も女房と離婚して若き秘書と再婚する。いかにも、ハリウッドで起きそうな再婚劇だ。財産と地位を手に入れた中年重役が、糟糠(そうこう)の妻を棄てて、美人秘書と結婚するんだから。それにちょっと露骨だが、ユダヤ人制作者は同胞の若者に、「ビジネス界で成功すれば西歐の白人美女をモノにできるぞ」、というメッセージを送っているのだ


左: クリステン・スチュアート
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右: 「カフェ・ソサエティー」での一場面
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  一方、ハリウッドでの夢に破れたボビーは、地元のニューヨークに戻り、兄貴のベンと一緒に高級ナイト・クラブを始めていた。そこでベンはヴェロニカ・ヘイズという金髪の南部美人と出逢う。何回かデートを重ねるうちに、二人は結婚するというストーリーになっている。

監督のアレンはボビーの恋人(ブレイク・ライヴリー/Blake Lively)にわざと同じ名前「ヴェロニカ」を授け、しかもユダヤ人を侮蔑するような言葉を吐く役柄にしていた。だが、ユダヤ人を嫌う南部女性なのに、なぜかユダヤ人青年と結婚するような設定にしているから奇妙である。たぶん、ユダヤ人の内面的な素晴らしさに魅了される白人女性にしたかったのだろう。

でも、現実ならブロンド美人がアレンのようなユダヤ人男性に振り向くことはない。これはアレンがつ創り出した虚構だ。


左: ブレイク・ライヴリー
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左: 「カフェ・ソサエティー」の一シーン
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  それにしても、西歐社会に寄生するユダヤ人は、とにかくアーリア系女性が大好きである。

何としても、ユダヤ人を嫌うゲルマン人たちの意識を変えたい。だから、ユダヤ人制作者たちは映画の中に、ゲルマン系美女がユダヤ人の青年と恋に落ちるシーンを挿入し、白人観客の頭に「ユダヤ人とゲルマン人との混淆」を刷り込みたいのだろう。

現実的には、ユダヤ人男優の相手には、サンドラ・ベルンハルド(Sandra Bernhard)やサラ・ギルバート(Sara Gilbert)、メイム・ビアリク(Mayim Bialik)みたいなユダヤ系女優の方が適役だ。多様性を重んずるユダヤ人監督なら、朝鮮系女優のサンドラ・オー(Sandra Oh)やアフリカ系ユダヤ人女優のソフィー・オコネド(Sophie Okonedo)なんかを採用するんじゃないか。

もっとも、西歐系女優を期待するユダヤ人の観客は、現実を見せつけられてガッカリするかも知れない。


左: サンドラ・ベルンハルド
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サラ・ギルバート
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メイム・ビアリク
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右: サンドラ・オー
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  ユダヤ人は同胞に対してメッセージを送るのが好きで、監督のアレンは色々な場面にユダヤ風のジョークをまぶしていた。

例えば、ボビーの兄ベンは殺人の廉で逮捕され、死刑判決を受ける。しかし、ベンはユダヤ人のはずなのに、刑務所内でキリスト教に改宗し、最後は電気椅子で処刑されてしまうのだ。ベンの母エヴリンは息子の死を嘆く。

「私の息子はまず殺人犯になってしてしまい、その次にキリスト教徒になってしまったわ !」と。

映画を観るユダヤ人達は大爆笑間違いなし。キリスト教徒に改宗することは殺人より罪深い、という訳だ。敬虔なキリスト教徒の白人が聞いたら、

「何だ、このユダ公め !! 白人の女を性的なオモチャにして散々もてあそんだ挙げ句、オレたちの信仰を馬鹿にするのか。ゆるせねぇ、ぶちのめしてやる !」

と激怒するだろう。だが、米国ではユダヤ人による差別や侮蔑は罪にならないし、マスメディアから非難されることもない。ユダヤ人仲間のブラック・ジョークには寛大なのだ。これがイギリス系入植者が樹立した共和政の末路である。異邦人が社会の中枢を占めると、どんな事が起きるのか、日本人はよく噛みしめるべきだ。

  それにしても、ボビーの兄ベンをユダヤ人ギャングに設定するところなど、いかにもユダヤ人監督らしい。たぶん、アレンはラスヴェガスのマフィアとか、有名なユダヤ人ギャングのバクジー・シーゲル(Bugsy Siegel/本名はBenjamin Siegel)をモデルにしたんじゃないか。

日本人が挙げるアメリカのユダヤ人といったら、物理学者のアルバート・アインシュタインとかロバート・オッペンハイマー、経済学者のポール・サミュエルソンやミルトン・フリードマンといったことろが定番だろう。

しかし、ユダヤ人には有能なギャングも多く、悪名高いマイヤー・ランスキー(Meyer Lunsky/ 本名Meier Suchowlansky)はポーランド系ユダヤ人であったし、ダッチ・シュルツは(Dutch Schultz/本名Arthur Simon Flegennnheimer)はドイツ系ユダヤ人であった。その他にも、ジェイコブ・シャピーロ(Jacob Sapiro)や賭博や恐喝で才能を発揮したアーノルド・ロスシュタイン(Arnold “the Brain ” Rothstein)も見逃せない。

とにかく、暗黒街で活躍したユダヤ人は大勢いて、日本では何故かイタリア人マフィアばかりが紹介されている。たぶん、アカデミー賞映画の「ゴッド・ファーザー」が印象的だからだろう。

この映画が公開された当時、イタリア系アメリカ人はイタリア系移民への偏見が強まるとして、大規模な抗議デモを起こしたことがある。本来なら、もっと兇悪で狡賢いユダヤ・マフィアの映画を作ればいいのに、ユダヤ人が支配する映画会社は作らなかった。やはり、同類の恥部は隠したいのだろう。


  日本人はウッディー・アレンの映画を観て、これをアメリカでの「他人事」と思うだろうが、こうした洗脳作品の手法を日本の左翼映画人は参考にしているのだ。いずれ日本でも、アジア混血児の俳優が普通に登場し、豪華な商業映画で主役とか重要な役柄を演じることとなるだろう。おそらく、日本社会に於けるアジア人の混在が「当然」のものとして描かれるようになるはずだ。

もう既に、朝鮮系の役者が当り前となっている日本では、半ば朝鮮社会と融合している部分がある。朝鮮系の二枚目男優とか、帰化鮮人系の美人女優とかが、日本の映画やドラマに浸透し、朝鮮人全体のイメージを良くしている。

今は朝鮮らしさを押さえているが、近い将来、朝鮮人家庭の風景がドラマの中で再現されたり、帰化人家庭のホームドラマとか、朝鮮系日本人の苦悩と希望を描いた青春映画、朝鮮人への偏見を扱った恋愛ストーリーなど、様々なジャンルの作品が誕生するはずだ。そうなれば、銀幕を通して日本人観客を洗脳する時代の到来となる。もしかしたら、将来、豊川悦司とか、伊原剛志、金子賢、玉山鉄二、白竜みたいな朝鮮系俳優が増加し、ドラマの中で腐敗した日本人を逮捕する警察官役とか、卑劣な日本人から美女を救い出す好青年を演じるだろう。


  そうなれば、日本人を侮辱するのが当り前となる。さらに、こうした反日作品には、つかこうへいや伊集院静みたいな脚本家が起用され、崔洋一の如き朝鮮系監督が指揮を任される場合だって考えられるのだ。

日本人からの侮蔑を受けながら育った朝鮮系や支那系の監督は、日本人からの陰険な差別に苦しむ「弱者」を主人公にし、冷血な日本人悪役を倒す筋書きを作ったりするだろう。そこに、フィリピン人やタイ人の混血俳優を混ぜて、社会正義を主題とした映画にすることだってあり得る。

無防備な日本人の観客は、井川遥とか安田成美のような朝鮮系女優が、脂ぎった金持ちのジジイとか、あるいは権力を振りかざす一流企業の重役とかに、乱暴されて犯されるシーンを見せつけられたりするのだ。

こうした悪党役には、それに相応しい日本人俳優が採用されたりする。例えば、中尾彬とか塩見三省、八名信夫、今井健二とかの実力派俳優を思い出せば分かるだろう。

大衆は現実とフィクションを混同する癖があるから、悪質な日本人と善良な朝鮮人という馬鹿げた図式を、いとも簡単に呑み込んでしまうのだ。


井川遥
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右: 安田成美
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  確かに、映画はしょせん娯楽作品なんだから気にすることはない、という意見もある。しかし、動画による印象は強烈で、一般観客はお金を払って劇場に足を運ぶ訳だから、自ら影響を受ける準備ができている。しかも、大衆は読書と思索で自らの見識を研ぎ澄まそうとはしない。目に入ってくる面白い映像をそのまま脳味噌に入れ、無意識のうちに洗脳されてしまうのだ。

近頃だと、刺青を彫った人気ミュージシャンや俳優に憧れて、自分の体に同様な刺青を彫る若者が多い。だが、子供を持った女性などは、ヤクザまがいの姿を後悔し、高額な治療費を払ってまでも、その刺青を消そうとする。激痛に耐えて消そうとするが、皮膚に染みついた墨は中々消えず、却ってケロイド状態になってしまい、変色したボコボコの皮膚になってしまう女性だっているのだ。

映画の中では美人女優や二枚目俳優が、格好良い刺青を見せびらかしているが、こんなものはフィクションの世界で作られた幻想であり、現実の世界では犯罪者や下層民の焼き印に等しい。映画制作者には元左翼がうじゃうじゃいるので、自堕落な生活や暴力団まがいのファッションを礼讃する傾向が強い。破壊思想を持つ映画人は、伝統的文化や貞淑な女性像など大嫌いで、この嫌悪感が日本社会への憎悪と結びついて、反日映画を作るようになるのだ。

  本当に、ハリウッドに盤踞するユダヤ人の害悪は尽きない。後編ではユダヤ人達に性的なオモチャにされたマリリン・モンローを取り上げたい。
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9:777 :

2022/09/09 (Fri) 13:57:00

ユダヤ男性は白人美女が大好き、ユダヤ女は大嫌い _ 3

モンローの肉体を嘗めたユダヤ人 / ハリウッドに張られた蜘蛛の糸 (後編)
ゴイム(異教徒)を妻にするユダヤ人
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マリリン・モンロー
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テレビ東京が2013年頃、朝の時間帯に昔懐かしい「奥様は魔女(Bewitched)」を再放送していた。綺麗なカラー映像に修正されたコメディー番組を観た方も多いんじゃないか。

このアメリカ・ドラマは元々、昭和40年代に放送されたシットコム・コメディーで、主役のサマンサを演じたエリザベス・モンゴメリー(Elizabeth V. Montgomery)とダーリン役を演じたディック・ヨーク(Dick York)は今でも有名だ。義母のエンドラを演じたアグネス・モアヘッド(Agnes Moorehead)も意地悪の魔女が板に付いていて、とても印象に残る女優であった。米国にはこういった雰囲気を醸し出す、憎いくらい上手な演技をする脇役がいるからすごい。人気ドラマ「ダイナスティー」のジョアン・コリンズ(Joan Collins)みたいな実力派がいるから、ややもすると緩みがちな連続ドラマが引き締まる。

ちなみに、今回「奥様は魔女」を調べてみたら、日本版も制作されていたそうで、人気女優の米倉涼子がサマンサ役を演じていたそうだ。知らなかった。まさか日本人バージョンがあったなんて。観てないから何とも言えないが、おそらく駄作なんじゃないか。日本人がアメリカドラマを模倣して成功した例は少ないだろう。

ドラマじゃないけど、以前に野口五郎がサンタナのヒット曲「スムーズ(Smooth)」を拝借し、「恋はメラメラ」という題にして唄っていた。サンタナのオリジナル版では、人気歌手のロブ・トーマス(Rob Thomas)を起用して素晴らしい出来だったが、野口五郎の方は一度聴けば恥ずかしくて耳を塞ぎたくなるほどの代物である。元曲をあれほど無惨にしたカヴァー曲も珍しい。


  脇道に逸れたから話を戻すと、ドラマの中で美人妻を演じたエリザベス・モンゴメリーは、何とプロデューサーのウィリアム・アッシャー(William Asher)と結婚していたのだ。

彼はユダヤ人の父親とカトリック信徒の母親を持つユダヤ系アメリカ人だが、ユダヤ人支配のハリウッドでは一般的にユダヤ人制作者と見なされていた。

我々とってショックなのは、貞淑な妻を演じていたエリザベスが、私生活では同性愛者や妊娠中絶を支持する筋金入りの左翼活動家であったことだ。確かに、「奥様は魔女」の中にも人種差別を取り上げたエピソードがあって、黒人を対等に扱うサマンサの姿があった。今から思えば、1960年代後半から1970年代にかけて放送されていた番組だから、リベラル色が強くてもしょうがないと考えられるが、「奥様は左翼だった」じゃ笑えない。

それにしても、売れっ子女優がユダヤ人プロデューサーと結婚するなんて、いかにもハリウッドらしい現象である。もし、彼女が一般人女性のままだったら、ユダヤ人と結婚せずに普通の白人男性と結婚していたんじゃないか。

こんな異人種間結婚を見ているから、ユダヤ人に警戒心を抱く西歐系白人や、藝能界に入りたがる娘を叱る親がいるのだろう。仔羊を狼の群れに解き放つようなものだから、まともな親が反対するのも無理はない。それに、生まれてくる孫がユダヤ人の血統なんて考えただけでも恐ろしい。


左: エリザベス・モンゴメリー
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中央: ウィリアム・アッシャー
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右: 「奥様は魔女」
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マリリン・モンローを取り巻くユダヤ人

  ユダヤ人がうじゃうじゃいるハリウッド村は、藝能界というより匪賊や傭兵がたむろする無法地帯と考えた方が的確である。こんな蟻地獄に入って行く若者が跡を断たないんだから、エンターテイメント業界は麻薬に満ちた魔界と呼んでもいい。

米国史の中でも輝かしい1960年代、後世に名を残すこととなった人気女優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)も、ユダヤ人の魔の手に落ちた悲惨な一例であった。

父親は不明だが、グレイディス・パール・ベイカー(Gladys Pearl Baker)の娘として生まれた、ノーマ・ジーン・ベイカー(Norma Jean Baker)は、義父の「モンロー」姓をつけて藝能界にデビューした。

彼女はラルフ・グリーンソン(Ralph Greenson/ 本名Romeo Greenschpoon)という名うてのユダヤ人を自分の精神科医として雇っていた。このユダヤ人はモンローが自殺した時のセラピストであった。彼はマリリンの精神を安定させるために、過度な薬物治療を行っていたらしい。何かマイケル・ジャクソンに「プロポフォル(propofol)」を過剰投与したコンラッド・マレー(Conrad Murray)医師を思い出してしまう。

こんな麻酔薬(鎮静薬)を個人の邸宅で与えてしまうなんて信じられないが、アメリカという異常な国では非常識が罷り通る。たぶん、グリーンソンも自信満々の医師で、どんどん睡眠導入剤や鎮静剤をマリリンに与えていたのだろう。彼女の友人が証言していたが、マリリンはグリーンソンに会えば会うほど衰弱していったそうだ。


  マリリンの周りには矢鱈とユダヤ人が多かった。グリーンソンの妹エリザベスは、ユダヤ人ミルトン・ミッキー・ラディン(Milton “Mickey ” Rudin)と結婚しており、そのラディンは有力な人脈を持ち、エンターテイメント業界で活躍する法律家であった。そして、彼はマリリンの顧問弁護士も務めていたのである。彼女と昵懇の出版業者アーサー・ジェイコブズ(Arthur Jacobs)や、娯楽企業のMCAで彼女のエージェントを務めるジェイ・カンター(Jay Kantor)とモート・ヴィナー(Mort Viner)もユダヤ人だった。

出演作でもユダヤ人監督に重宝されており、「七年目の浮気」や「お熱いのがお好き」ではビリー・ワイルダー(Billy Wilder)が監督だったことは有名だ。「恋をしましょう」だとジョージ・クコー(George Cukor)が監督で、「帰らざる河」ではオットー・プレミンジャー(Otto Preminger)が総指揮を執っていた。マリリンの個人マネージャーのナターシャ・ライテス(Natasha Lytess)もユダヤ人で、いつも一緒にいたから、二人はレズビアンの関係か、と疑われるくらいだった。また、ユダヤ人写真家のミルトン・グリーン(Milton Greene)も、マリリンのマネージャーになって親しく付き合っていたから、彼女との仲を噂にする者もいたという。


  バイシュンの伝統が根強い韓国では、体で仕事を取る藝能人が多いそうで、悲惨な運命を辿った女性も少なくない。

我が国の藝能界でも所謂「枕営業」があるそうで、さほど人気のない女性藝人は、演技力や歌唱力よりも、有力制作者とか大御所に体を提供して、望む仕事を獲得するらしい。

マリリン・モンローも名声と幸運を摑むために、誰彼となくベッドを共にしたという。

ユダヤ人が跋扈(ばっこ)するハリウッドだから、マリリンが「春」を売った相手も当然ユダヤ人だった。ユダヤ人のテッド・ジョーダンによると、マリリンはキャリアを進展させる為なら誰とでも寝たそうだ。

(Ted Jordan, Norma Jean: My Secret Life with Marilyn Monroe, William Morris & Co., New York, 1989, p.121)

また、アンソニー・サマーズ(Anthony Summers)によれば、彼女がフォックス社と最初のコンタクトを持った時、そのキーパーソンはベン・リヨン(Ben Lyon)で、彼もマリリンと性的関係を持っていたらしい。シェイラ・グラハム(Sheila Graham)も、マリリンが未来のキャリアの為にリヨンと寝たことを述べている。

マリリンの肉体を堪能したリヨンは、キャスティング・ディレクターのソル・ウルツェル(Sol Wurtzel)を呼びつけ、「デインジャラス・イヤーズ」という1947の映画で使ってやれと命じ、マリリンはちょっとした脇役を与えられたという。何とも生々しい裏話だが、藝能界って多かれ少なかれ、こんな横槍が入ってくる。

大物プロデューサーがいきなり素人の小娘をドラマに押し込んだり、ニュース番組の「お天気お姉さん」に任命したり、とやりたい放題の横暴をはたらく。周りのスタッフは大迷惑だけど、有力者に睨まれたら自分の出世が危なくなるから、長いものに巻かれてしまうのだ。

視聴者だって、あまり人気のない女優がどこからともなく新ドラマに抜擢されるから、「どうしてこんな女優が、いきなり重要キャストに抜擢されたんだ?」と訝(いぶか)しく思うだろう。でも、「大人の事情」が絡んでいるから仕方がない。


中央: ナターシャ・ライテスとマリリン・モンロー
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  「美女と野獣」という映画があったけど、美女のマリリンに群がる野獣は本当に多かった。

被服業界の大御所たるヘンリー・ローゼンフェルド(Henry Rosenfeld)も、白くて美しい肌を嘗(な)めた薄汚いユダヤ人の一人だった。彼はアトランティック・シティーにある自宅にマリリンを招き、自分のスピード・ボートに乗せて、甘い一晩を過ごしたそうだ。

マリリンは映画業界で顔が利く、悪名高いユダヤ人ギャングのバグジー・シーゲル(Bugsy Siegel)とも寝ていたらしい。彼の伝記は映画化されたので、このシーゲルについて知っている日本人もたくさんいるんじゃないか。日本もそうだが、藝能界と暴力団は裏で繋がっているから、堅気の人間が毛嫌いするのも分かる気がする。


マリリンのセックス・ライフは10代の頃から既に始まっており、17歳の時にはテッド・ジョーダン(Ted Jordan / 本名 Edward Friedman)と交際していて、彼は後に『ノーマ・ジーン』という本を書いて、マリリンとの性生活を暴露していた。

このジョーダンにはテッド・ルイス(Ted Lewis / 本名 Theodore Leopold Friedman)というミュージシャンの叔父がいて、マリリンはこのルイスとも寝ていたというのだ。彼女が麻薬を覚えたのは、このルイスからであった。本当に腐った奴らである。

  後に有名女優となる野心家のノーマ・ジーンは、のし上がるためには何でもすると心に決めており、ジョーダンにも、誰とでもセックスをするし、その心構えもできている、と語っていたそうだ。

そこで有言実行のマリリンは、著名なゴシップ・コラムニストで、ユダヤ人のウォルター・ウィンチェル(Walter Winchell)と寝たらしい。しかし、一介のコラムニストと性交したくらいでは、ハリウッドで大女優にはなれない。

まだ無名のマリリンはコロンビア・ピクチャーズのハリー・コーン(Harry Cohn)社長に近づいた。「またユダヤ人か !」とウンザリするが、映画会社の社長や重役にはユダヤ人が多いからしょうがない。

このユダヤ人社長はマリリンを自分のヨットに乗せ、夜のクルージングに誘ったそうだ。美しい獲物を捕まえたコーンは、マリリンに向かって服を脱げ、と命じたという。彼女は言わるままに服をぬぎ始めた。すると、あろうことか、この助平ユダヤ人は、自分のペニスを握りながら彼女に近寄ってきたのだ。

大抵の女性なら、「えっぇぇ!! 何 ! 嫌だ!!!」と真っ青になって叫ぶだろう。マリリンも同じで、彼女はコーンを拒絶したそうだ。そりゃそうだろう。こんな変態ユダヤ人とセックスするなんて、どこか精神が異常じゃないとできない。

マリリンに肘鉄を食らったコーンは、とても激怒したそうで、マリリンは「あんなに怒った人を見たことがない」、と語っていたそうだ。

(Ted Jordan, Norma Jean : My Secret Life with Marilyn Monroe, William Morris & Co., New York, 1989, p.91)


左: マリリン
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  自分のペニスを握って近寄ってくるユダヤ人なんて、想像しただけでも背筋に戦慄が走る。いくら出世のためとはいえ、マリリンの眼に映る発情したコーンの姿は、余りにも酷かったのだろう。若い娘なら当然である。

しかし、権力者を怒らせたマリリンは、コーンからの報復を受けた。彼女はコロンビアの撮影所に出入りすることを禁じられたそうである。かつて、マリリンは藝能界の実情を語っていた。

  プロデューサーが女優に台本に関して話があるからオフィスに来いという時があるでしょう。でもね、それは台本の打ち合わせじゃないのよ。・・・私はプロデューサーたちと寝たわ。もし、寝ていないと言ったら嘘になるもの。

  1955年に20世紀フォックス社と大きな契約を結んだ時、彼女はようやく不動の地位を手にした女優になれた。そして、マリリンはこう呟いたという。

「私はもう二度と、あいつ等のペニスをしゃぶらないわ」、と。

マリリンは年を重ねる毎に反ユダヤ的感情が募ったようで、大御所のジョー・シェンク(Joe Schenck)のことを「あの糞ユダ公(that Jew shit)」と呼んでいたらしい。他のハリウッド・ユダヤ人に対しても、「あのユダ公 ! とか、このユダ公 !」と罵っていたようだ。しかし、彼女は後にユダヤ教に改宗するが、この反ユダヤ感情は妨げにならなかったらしい。やはり、女優の頭はどこか普通と違うのだろう。


中央と右: マリリン・モンロー
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  マリリンは性的に弄ばれていたが、政治的にも利用されていたようだ。精神科医のラルフ・グリーンソンは、彼女の指導者みたいな身分になっていたが、彼には別の顔があった。このユダヤ人は積極的な共産党員で、コミンテルンにも係わっていたという。そして、彼の妹エリザベスの証言によれば、兄のラルフは熱心なシオニストで、イスラエルとの太いパイプを持っていたそうだ。

まったく、ユダヤ人のコミュニストって本当に多いんだから嫌になる。かつて、ハリウッドの共産主義者をあぶり出す「赤狩り」が行われたけど、真っ赤なユダヤ人の映画監督や脚本家、プロデューサーなどが至る所にいたから、保守派のアメリカ人が怪しんだのも当然である。

よく知られているのは、左派が多数を占めるユダヤ人に対するチャールズ・リンドバーグ(Charles Lindbergh)の警告である。この「アメリカ第一主義」を掲げる大空の英雄はこう述べた。

  ユダヤ人は我が国にとって最大の脅威である。彼らは我々の映画界、出版界、ラジオ局で広範囲な所有権を持ち、我々の政府において絶大な影響力を行使しているのだ。
(Harold Brackman, The Attack on “Jewish Hollywood”: A Chapter in the History of Modern American Anti-Semitism, Modern Judaism, Vol. 20 , 2000,p.5.)

  ユダヤ人の害悪については、リンドバーグのみならず、他の議員も警戒心を強めていた。例えば、ミュズーリ州選出のジョン・ランキン(John Rankin)下院議員は、ユダヤ人が合衆国政府の転覆を狙った最大の陰謀の一つに責任がある、までと述べていたのである。また、彼は大胆さを以て、米国においてユダヤ人は反政府活動の温床である、と喝破していたのだ。 現在の政治家なら絶対に口に出来ぬ発言である。しかし、当時のアメリカには、まだ言論の自由が残されていた。保守派のアメリカ人が1950年代を懐かしんだのも理解できよう。

ついでに言えば、マリリンと結婚した三番目の夫アーサー・ミラー(Arthur Miller)は、ユダヤ人の劇作家であったが、これまたハリウッドのユダヤ人らしく極左活動家で、黒人に対する人種差別に反対し、労働活動にも熱心に係わっていた人物である。彼も真っ赤なユダヤ人仲間を持っていたので、反共の闘士ジョセフ・マッカーシー(Joseph McCarthy)議員に目を附けられていた。彼は下院の反アメリカ活動調査委員会に召喚されたことがあるが、仲間を裏切ることを拒否し、断じて口を割らなかったという。ユダヤ人にとったら、愛国心よりも同胞愛の方が大切だからねぇ。


  マリリンがセックスした中で最も権力を持っていた男と言えば、やはりジョン・F・ケネディー大統領だろう。

大統領と姦通したマリリンがもたらす寝物語は、グリーソソンにとって貴重な情報源となったはずだ。いくら大統領とはいえ、惚れた女とベッドを共にすれば、何てことはない雑談の中で、国家機密に繋がる重要な情報を漏らすことだってあり得る。当時は冷戦真っ只中。合衆国大統領がどんな考えなのかを直に知る絶好の機会だ。

特に、コミュニストのグリーンソンは、ソ連やキューバに対する外交方針や、イスラエルに関する大統領の考えを知りたかったはず。だから、セラピストのグリーンソンに何でも打ち明ける、警戒心が全く無いマリリンは「便利な馬鹿(useful idiot)」だった。

  大女優になっても精神的に不安を抱えるマリリンは、何でも医者に頼る癖がついていたという。当時のハリウッドでは、リー・シュトラスバーグ(Lee Strasberg)という精神分析医が非常に持て囃されていた。大物俳優といえども、人には言えぬ悩みを抱えているだろうから、誰かしら相談役になる人が必要だったのであろう。だから、こうした弱点を持つ有名人を食い物にするセラピストがいたのも当然で、こうした悪徳医は患者にとっての「神」を演じていたのである。

自分の判断一つで大女優や二枚目男優を操ることができたから嬉しくてたまらない。名優のマーロン・ブランドーには、ベラ・ミッテルマンという精神科医がついていたが、ブランドーはシュトラスバーグについても述べていた。ブランドーの評価では、シュトラスバーグは俳優が集まるスタジオに来る人々を餌食にする冷血漢であったという。しかも、相当な野心家で自分勝手ときている。

彼は自分自身を、まるで神託を告げる司祭か、新興宗教の教祖のように思っていたらしい。彼にたぶらかされた人々は、シュトラスバーグをラビ(ユダヤ教の教師)の如く崇めていたという。ところが、マリリンはこんな類いの精神科医に傾いていたのだ。

日本でもよく藝人が、怪しい霊媒師とか占い師に嵌まることがあるけど、アメリカでも似たような事が多い。マリリンはフロイトの精神分析にも興味を示したそうで、彼女は実際フロイドの娘アンナ・フロイトにロンドンで会っていた。彼女の診断でも、マリリンは相当精神を病んでいたらしい。


左: マーロン・ブランドー
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右: マリリン
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  精神的に不安定なマリリンだったから、薬の過剰摂取で死亡したのだろう。だが、彼女はある意味、主治医のハイマン・エンゲルバーグ(Hyman Engelberg)とセラピストのラルフ・グリーソンに殺されたようなものだ。グリーンソンは助手に鎮静剤の投与を指示していたのだ。しかし、投与されたバルビツール酸系薬が多すぎたため、マリリンは副作用を起こして心不全となり、若くしてこの世を去ることになった。助手からの報告を受けたグリーンソンが、彼女の部屋に駆けつけた時には、既にマリリンは死亡していたという。

後に、色々な陰謀説が囁かれたが、実際は薬物中毒による死亡である。それにしても、哀れな最期だ。おぞましい枕営業を経て、大女優への道を駆け上ったのに、その栄光を味わう精神が衰弱していたのとは。

華やかな藝能生活を送っていた人気女優が、裏では薬漬けの日々を送っていたのだ。何の苦労だったのか分からなくなる。


右: マリリンとジョー・ディマジオ
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  何はともあれ、マリリンの人生には色々な男がいた。映画界の大物やマフィアのギャングと寝ていたかと思えば、野球選手のジョー・ディマジオと再婚したり、はたまたフランク・シナトラと浮き名を流したり、と寄り添う男の幅が広い。

中でも、ジョン・F・ケネディーとロバート・ケネディーとのダブル不倫は有名だ。

英雄は色を好むと言うが、このケネディー兄弟は異常である。
世間はハーバード大卒の爽やかな紳士と評するが、一皮剝けば下半身がだらしないアイリス系移民の倅(せがれ)たちである。兄が肉体関係を結んだ女に、弟も手をつけるなんて、恥知らずというか変態に近い。

一方、マリリンにも倫理観がこれっぽっちも無かった。女房や子供を持つ男と姦通しても平気なんだから。これではユダヤ人たちがマリリンのことを「シクサ(Shiksa)」、則ち「穢れたケダモノ」と呼んでも致し方ないじゃないか。

マリリンからすれば、男を踏み台にして出世したつもりだろうが、セックス相手からすれば、精液を噴射できる共同便所に過ぎない。

ただ、ユダヤ人に蔑まれながらも、ユダヤ人のアーサー・ミラーが結婚してくれたんだから、これだけでも彼女にとって救いになる。たぶん、ミラーは本気で彼女のことを愛していたのだろう。

ただし、ミラーがマリリンのことを「トロフィー・ワイフ」と見なしていたら残念だ。仮に、そうであっても仕方がない面もある。冴えない容姿のユダヤ人作家が、世間が持て囃す金髪美女を手に入れたのだ。親戚や友人に自慢したくなるのも無理はない。三番目の旦那なんだから、マリリンだって贅沢な要求はできないだろう。


凌辱される同胞の女性

  マリリン・モンローが送った波瀾万丈の人生は、多くの事を我々に教えてくれる。

まづ、藝能界はヤクザの世界、ということだ。堅気の娘が足を踏み入れる職場ではない。

ハリウッドは賤しいユダヤ移民が築き上げた悖徳の帝國で、当初はアメリカ白人に媚びて映画界の社会的イメージを向上させたが、一旦巨大な帝國が出来上がれば、そこに飛び込んでくる白人娘を娼婦と見なした。

憧れのハリウッドに旅立つ女優の卵は、狼の群れに迷い込むひよこと同じだ。
映画での配役を獲得すべく、ユダヤ人達に“輪姦”されても、必要経費としか考えない。娘の藝能界入りを許した両親は、娘が裏で凌辱されている事に気づかないんだから、まさに「知らぬが仏」だ。

日本人の親も充分認識すべき現実である。娘がモデルとかアイドル、女優になりたいと言い出し、それを許すなら、可愛い娘を穢らわしいヤクザや下劣な朝鮮人どもへ「生け贄」として差し出した、と諦めるべきだ。


左: 桃井かおり
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右: 「エロスの甘き香り」
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  ちょっと痛ましい話になるけど、女優の桃井かおりには国際政治学者の桃井眞(ももい・まこと)がいた。1991年に起きた湾岸戦争の時、報道番組に出演していたのを覚えている方もいるだろう。桃井かおりは少女時代、英国にバレー留学していたことがあり、どうも可愛い孫娘が立派なバレリーナになるようと、バレリーナの祖母が望んだらしかった。父親の真は娘をたいそう可愛がったようで、まさしく箱入り娘として育てたらしい。しかし、白人ばかりのバレー教室に通っていたかおりは、黄色いアジア人ということで劣等感を抱き、バレリーナになる夢を断念する。

帰国したかおりは演劇を始め、親に内緒で女優になっていた。一時は勘当されたこともあったそうだ。父親が女優業に反対したのも当然であろう。とりわけ、出演した映画の中にエロ作品があったからもう大変。映画ファンならロマン・ポルノ作品の「エロスは甘き香り」や、70年代らしい「けだるさ」を表現した「もう頬づえはつかない」をご存知だろう。

大切に育てた娘が、見知らぬ男と裸でからむベッドシーンを見て、父親の桃井眞はどんな気持ちだったのか? もしかしたら、劇場へは行っていないのかも。そもそも、娘の裸を銀幕で見たいと思う父親はいないだろう。だって、相手の男優が娘の肌を嘗めたり、乳房を揉んでいるんだぞ。怒りと悲しみで胸が張り裂けてもおかしくはない。映画を観る以前に、涙がこぼれてくるじゃないか。


右: 「もう頬づえはつかない」の桃井かおり
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  若い娘を凌辱するユダヤ人はトンデモないが、それを平然と行うユダヤ人の心情とは如何なるものなのか?

一番考えられるのは、欲望剝き出しの世俗主義者という点だ。
純情な白人娘を裸にすれば、大金が儲かるからドンドン淫乱な映画を作るのは分かる。だが、その根底には、西歐社会への憎悪が漲っているのだろう。

ユダヤ人にしてみたら、アメリカ社会は西歐白人が作ったもので、彼らの祖先が築いたものではない。米国は散々ユダヤ人をイジメてきた西歐人が建てた国家であるから、彼らの倫理観や価値観、伝統文化をを守る必要性はどこにも無いのだ。

キリスト教徒が仲間の女性に求める貞操観念や立居振舞い、女性らしさ、気高さなんて、むさ苦しい生活を送ってきたユダヤ人にとって、何の意味も無いし、犬の糞みたいに踏み潰しても気にならない。むしろ、踏み潰すことに快感を覚える。

興味深いことに、ユダヤ人の監督や脚本家は、喜んでキリスト教徒の家庭を愚弄するが、ユダヤ教徒の家庭や価値観を馬鹿にすることは滅多にない。

キリスト教徒の西歐系アメリカ人であれば、「そんなに伝統的価値観を毀したいなら、まづ最初に因習的なユダヤ人社会をターゲットにしたらどうか」と提案したくなる。なぜなら、男尊女卑で人種差別の激しいユダヤ人コミュニティーには、リベラル派のユダヤ人が攻撃したくなるような材料がごまんとあるからだ。わざわざ異教徒(ゴイム)たる西歐キリスト教徒に、その矛先を向けていないで、身近な同胞のコミュニティーを批判する方が先じゃないのか。

「社会正義」をふりかざす赤いユダヤ人は、普通に黒人を「黒いケダモノ」と呼ぶユダヤ人のオバちゃんを非難しろ。


中央: ユダヤ人女性
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右: ユダヤ人男性
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  米国のユダヤ人を見れば、いかに異人種と共存することが危険であるか、が判るだろう。

現在のアメリカでは同性愛者を擁護したり、黒人を礼讃するTVドラマが着々と作られている。すでに長いこと左翼作品が日常にしっかりと組み込まれているから、一般人はもはやその異常性を不思議と感じないのだ。

日本でも藝能界やマスコミに朝鮮人や支那人が浸透し、正常な日本人の精神を歪めている。

そして、藝能界に魅せられた少女たちが、どんどん卑劣な連中に犯され、それが表面に浮き出で問題になることはない。暴露される前に握り潰されるからだ。

ヤクザ的な藝能関係者やアジア系の大物にとって、日本人娘の肉体は、どれほど侮辱しても構わない肉の塊だ。みんなで廻して凌辱すれば、「あの淫売女め !」と酒場で笑い罵ることができ、ますます酒が旨くなる。大日本帝國に支配された朝鮮人にしたら、祖国の同胞が成し遂げられなかった復讐を、個人レベルで果たしたことになるだろう。

そして、日本人の女を性的に従属させることは、被征服民にとって勝者の証となる。ユダヤ人に加え支那人、朝鮮人といったアジア人に対抗できない気弱な民族は、徹底的に打ちのめされるまで被害に気づかない。毎回言うけれど、後悔が先に立ったことはないんだぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68580296.html

10:777 :

2022/09/09 (Fri) 14:13:32

反知性主義者たちの肖像 - 内田樹の研究室
ユダヤ陰謀論の起源
http://blog.tatsuru.com/2020/09/03_1232.html

陰謀論が流行るワケ
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/612.html

ユダヤ陰謀論者は殆どがパラノイアか統合失調症患者だった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/740.html

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/739.html


▲△▽▼


チャンネル桜が拡散しているユダヤ陰謀論 グローバリスト=ユダヤ人=共産主義者 は本当か?
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=3276

日本の右翼のバイブル _ 偽ユダヤ人のモルデカイ・モーゼが書いた 日本人に謝りたい
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/494.html

これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html  


▲△▽▼


林千勝 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9E%97%E5%8D%83%E5%8B%9D


林千勝のユダヤ陰謀論はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/139.html

林千勝の近衛文麿悪者説はどこがおかしいか?
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/140.html

林千勝の陰謀論を考える _ 日米戦争を策謀したのは昭和天皇か、近衛文麿か?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/457.html

林千勝のユダヤ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/796.html


林千勝さんはディビット・バーガミニや鬼塚英昭の様な歴史学会で定説になっている学説には絶対に触れないですね。

学界の定説が間違っていると考えているなら、ディビット・バーガミニや鬼塚英昭を徹底批判すればいいのに、完全無視するというのが姑息ですね。


△▽


馬渕睦夫 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB


ユダヤ陰謀論 _ 馬渕睦夫
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/735.html

馬渕睦夫のユダヤ陰謀論はどこまで本当なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/212.html

ディープステートとは何か
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html

ディープステートとかいう馬渕睦夫のアホ陰謀論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/623.html

馬渕睦夫 : 安倍首相は売国官僚と親中議員に支配された政治を変えようとした為に引き摺り降ろされようとしている
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/710.html



金貸しは、国家を相手に金を貸す (馬渕睦夫 世界を操るグローバリズムの洗脳を解く の紹介)

世界を操るグローバリズム-1~アメリカが周到に仕掛けた大東亜戦争~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5457.html

世界を操るグローバリズム-2~アメリカが裏で糸を引いたソ連の南下と中国の共産化~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5464.html

世界を操るグローバリズム-3~本当にヒトラーの意思で第二次世界大戦が始まったのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/09/5469.html

世界を操るグローバリズム-4~海軍が善玉で、陸軍が悪玉だと思わされてきた日本人~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5486.html

世界を操るグローバリズム-5~ピューリタン革命でユダヤ人がイギリスに戻った~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5492.html

世界を操るグローバリズム-6~「敵を妥協せず徹底的に叩く」というアメリカの精神的背景~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5503.html

世界を操るグローバリズム-7~独立戦争も南北戦争も金融支配を巡る争いだった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5513.html

世界を操るグローバリズム-8~中央銀行という名の民間銀行は本来必要ない~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5523.html

世界を操るグローバリズム-9~アメリカはFRB以降お金が支配する国になった~ - 金貸しは、国家を相手に金を貸す
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5535.html

世界を操るグローバリズム-10~日清戦争から日本を恐れ始めたアメリカ~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5543.html

世界を操るグローバリズム-11~日本にキリスト教が根付かなかった訳~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/11/5557.html

世界を操るグローバリズム-12~第一次世界大戦はオーストリア皇太子暗殺が原因なのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5567.html

世界を操るグローバリズム-13~ロシア革命はユダヤ人を解放したユダヤ人の革命だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5578.html

世界を操るグローバリズム-14~欧州の革命の背後にはユダヤ人解放~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5582.html

世界を操るグローバリズム-15~アシュケナージが世界の金融を握っている~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5598.html

世界を操るグローバリズム-16~東西冷戦は米ソによる自作自演~
http://www.kanekashi.com/blog/2017/12/5611.html

世界を操るグローバリズム-17~なぜアメリカ政府がアメリカ社会を壊すのか~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5625.html

世界を操るグローバリズム-18~冷戦終結は「用済みソ連」の解体だった~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5638.html

世界を操るグローバリズム-19~ウクライナ問題の真相は「プーチン」対「金貸し」の戦い~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5642.html

世界を操るグローバリズム-20~ウクライナやイスラム国に纏わる事変はネオコンによるプーチン打倒が目的~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5651.html

世界を操るグローバリズム-21~中国指導部と金儲けで一致するアメリカ国際金融資本~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/01/5658.html

世界を操るグローバリズム-22~グローバル化は国家機能の民営化を目指す~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5664.html

世界を操るグローバリズム-23~「新自由主義」と「左翼思想」はまったく同じ考え~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5673.html

世界を操るグローバリズム-24~民族文化と欧米化を両立させた日本は世界のモデルケース~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/02/5675.html

世界を操るグローバリズム-25~グローバリズムの終焉~
http://www.kanekashi.com/blog/2018/03/5686.html


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ユダヤ陰謀論 _ 田中英道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/736.html

西洋美術史の専門家だった(?)田中英道は何時から頭がおかしくなったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/206.html

田中英道のユダヤ陰謀論はどこまで本当なのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/213.html


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ユダヤ陰謀論 _ 宇野正美
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/733.html


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ユダヤ陰謀論 _ イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/247.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 1 月 01 日 22:52:53: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく  2  悪魔教におおわれた世界
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/286.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 09 日 08:35:23: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 3 軍事技術の進歩と戦争
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/295.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 16 日 08:20:36: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 4 イルミナティ文化史をたどる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/302.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 22 日 01:36:11: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 5 イルミナティの宇宙政策(UFO問題)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/310.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 2 月 27 日 10:10:51: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 6 ユダヤ問題とイルミナティの起源
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/318.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 02 日 15:44:14: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 7 イルミナティの12と13について
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/322.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 07 日 17:15:14: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 8 イルミナティの12と13について 続(クーパー証言)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/324.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 10 日 23:40:10: xZaQXyDl16EGo

イルミナティのの悪魔的な所業の謎をとく 9 イルミナティの宇宙政策2(惑星Xと火星避難計画)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/325.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 13 日 17:37:20: xZaQXyDl16EGo

イルミナティの悪魔的な所業の謎をとく 10 この地球の悪魔文明の全体計画(グランド・デザイン)をつくるものたち
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/333.html
投稿者 あのに 日時 2010 年 3 月 21 日 08:25:25: xZaQXyDl16EGo


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ユダヤ陰謀論 _ マルクシズムの起源
投稿者 忍 日時 2011 年 8 月 16 日 13:06:56: wSkXaMWcMRZGI

マルクシズムの起源 1 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/186.html

マルクシズムの起源 2 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/187.html

マルクシズムの起源 3 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/188.html

マルクシズムの起源 4 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/189.html

マルクシズムの起源 5 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/190.html

マルクシズムの起源 6 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/191.html

マルクシズムの起源 7 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/192.html

マルクシズムの起源 8 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/193.html

マルクシズムの起源 9 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/194.html

マルクシズムの起源 10 (マルクスとサタン)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/195.html
11:777 :

2022/09/09 (Fri) 14:17:50

反共・反ユダヤ陰謀論の現代版

林千勝 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9E%97%E5%8D%83%E5%8B%9D

馬渕睦夫 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB

田中英道 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%8B%B1%E9%81%93


▲△▽▼


真実は

共産主義と資本主義の戦い、グローバリズムと反グローバリズムの戦いはユダヤ人の間の内ゲバ・権力闘争にしか過ぎない

「プーチンは今は3人で、本物はもう死んでいる」ジェームズ斎藤が徹底解説! プーチンとロスチャイルド、ユダヤ、ロシアの真実とは!?
https://tocana.jp/2021/06/post_212901_entry.html

△▽

ヒトラー・ムッソリーニ・昭和天皇は反共・反ソで親ウォール街、親アメリカ金融資本
フランクリン・ルーズベルトとニューディール派は共産主義者で反ウォール街、反アメリカ金融資本
チャーチルはロスチャイルドの走狗で反共・反ソだった

71年前、米国のF・ルーズベルト政権と対立していた日本は12月7日に真珠湾を奇襲攻撃するが、その一方でJPモルガンの人脈とは密接な関係を維持し、戦後の右旋回につながる
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201212070000/

ソ連を核攻撃したいとチャーチルが考えていたことを示す新たな文書が出てきた
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202009170001/

△▽

明治以降の天皇や政治家・官僚幹部は朝鮮李朝の王族だった

天皇の陰謀 天皇裕仁はかく日本を対西洋戦争に導いた
ディビット・バーガミニ著 松崎元訳
https://retirementaustralia.net/old/rk_tr_emperor_02_contents.htm 

故鬼塚英昭 氏 戦争はすべて八百長 『日本の真相』 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=eUIhcvcSmrA

【田布施システム】朝鮮系に乗っ取られた日本の裏歴史! 歴代首相を生み出す謎の村「田布施」を専門家が徹底解説!
https://tocana.jp/2019/12/post_130392_entry.html

【重要】菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり…ジェームズ斉藤が暴露
https://tocana.jp/2020/09/post_171763_entry.html

菅義偉首相の黒い正体(中編)― ユダヤに売った魂、五族協和…安倍政権の方が断然マシな理由をジェームズ斉藤が解説!
https://tocana.jp/2020/09/post_172263_entry.html

菅義偉首相の黒い正体(後編)― 恐ろしい組閣人事「4人の裏事情」と裏の北方領土ビジネスをジェームズ斉藤が暴露
https://tocana.jp/2020/09/post_172879_entry.html

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戦前の陸軍軍人の殆どは共産主義者だった
革命は軍や警察が国家を裏切り市民側に就かないと成功しない

香港市民に味方する香港警官が一人も居ない理由
http://www.thutmosev.com/archives/80689774.html

近衛文麿上奏文
https://daihonnei.com/konoe-report-to-the-throne-1945

参謀本部はアカだらけ
https://daihonnei.com/chiefs-of-staff-is-riddled-with-communists
12:777 :

2022/09/09 (Fri) 14:24:34


陰謀論

インターネットの陰謀論関係ブログへのリンク
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14039135

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保守・右翼の人間は何故論理的な思考ができないのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037707

陰謀論の問題 _ ある出来事の受益者が「悪の張本人」だという妄想
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14033997
13:777 :

2022/12/05 (Mon) 10:04:03


雑記帳
2022年12月04日
ドイツの中世ユダヤ人のゲノムデータ
https://sicambre.seesaa.net/article/202212article_4.html


 ドイツの中世ユダヤ人のゲノムデータを報告した研究(Waldman et al., 2022)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。本論文は、14世紀のドイツのエアフルト(Erfurt)の中世ユダヤ人墓地における回復発掘調査で得られた、アシュケナージ系ユダヤ人(AJ)のゲノム規模データを報告します。エアフルト個体群は遺伝的に現代AJと類似していたものの、現代AJよりもヨーロッパ東部関連祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖先構成、ancestry)において多くの変動性を示します。エアフルト個体群の1/3は現代AJで一般的なミトコンドリア系統を有しており、8個体は現在AJに影響を及ぼすと知られている病原性多様体を有しています。

 これらの観察は、高水準の同型接合連続領域(runs of homozygosity、略してROH)とともに、エアフルト共同体がすでに、現代AJに影響を及ぼした大きな人口規模減少を経ていた、と示唆します。エアフルト個体群のボトルネック(瓶首効果)はより深刻で、中世AJにおける下部構造を示唆します。全体的に本論文の結果は、AJの創始者事象と祖先系統の主要な供給源の獲得が14世紀に先行し、現代AJにはもはや存在しない後期中世の遺伝的異質性を浮き彫りにする、と示唆します。


●研究史

 アシュケナージ系ユダヤ人(AJ)は、特徴的な民族宗教文化的集団として10世紀にラインラントで現れました。それ以来、AJ人口集団は地理的および人口の両方でかなり拡大し、地理的にはまずヨーロッパ東部、最近ではヨーロッパを越えて拡大し、人口は現在では約1000万人に達しました。ヒト遺伝学の初期から始まり、数十もの病原性の潜性(劣性)多様体が特定され、成功した妊娠前集団検診計画の発展につながりました。これらの多様体の大半はAJ以外ではひじょうに稀で、長く共有されたハプロタイプの背景に現れており、AJが少数の祖先の創始者の子孫であることを示唆しています。アシュケナージの「創始者事象」は、AJの40%が有するミトコンドリアの4系統でも明らかです。もっと最近の研究では、AJにおける同祖対立遺伝子(identity-by-descent、略してIBD)の高い割合が見つかっています。IBDとは、親族関係にない個体に存在するほぼ同一の長いハプロタイプで、創始者人口集団の特徴です。定量的モデル化では、AJは中世後期に急激な規模縮小(ボトルネック)を経ており、創始者の(有効)数が数百人だった、と示唆されました。

 初期AJの起源は、その遺伝子プールを形成した混合事象の歴史とともに、議論の対象となっています。遺伝的証拠は、AJにおける混合した中東(ME)とヨーロッパ(EU)の祖先系統を裏づけます。これはどちらかの地域に起源がある片親性遺伝標識(母系のミトコンドリアDNAと父系のY染色体)と、AJが中東とヨーロッパの人口集団間の中間的な祖先系統を有している、と示す常染色体研究(関連記事)に基づいています。これらおよび他の常染色体研究は、AJ祖先系統を有する個体群が遺伝的に他の祖先系統の個体群と区別できることも示しています。最近のモデル化では、AJにおけるヨーロッパ祖先系統の大半はヨーロッパ南部関連起源と一致する、と示唆しており、AJにおけるヨーロッパ祖先系統の合計割合は50~70%と推定されました。AJ人口集団は全体的にひじょうに遺伝的に均質で、現在の居住国に基づく大きな祖先系統の違いはありません。しかし、ヨーロッパの東西間の起源で、AJ間の祖先系統における微妙な平均的違いがあります。

 最近の進歩にも関わらず、創始者事象の時空間的位置づけや、混合事象の供給源と時期を含めて、問題が残っています。AJ形成の時期により近い年代に生きていた個体群のゲノムの研究は、これらの問題に光を当てる可能性があります。本論文は歴史時代のユダヤ人のDNA研究を提示し、ドイツのエアフルトの14世紀のAJに焦点を当てます。中世エアフルトのユダヤ人共同体は11世紀後期~1454年に存在しており、1349年の虐殺後の短い間隙がありました。本論文は、骨格が回復発掘調査で回収された33個体のゲノム規模データを報告します。本論文の結果から、エアフルトのアシュケナージ系ユダヤ人(EAJ)は遺伝的に現代のアシュケナージ系ユダヤ人(MAJ)と類似している、論証され、14世紀以降のAJ遺伝子プールへの遺伝子流動はほとんどなかった、と示唆されます。さらなる分析では、EAJはMAJよりも遺伝的に異質で、2つの下位集団の存在を裏づける一連の複数の証拠がある、と論証されました。その2つの下位集団の一方は、MAJと比較してヨーロッパ東部とより類似しています。EAJ人口集団は、MAJに影響を及ぼしたボトルネックと共有される最近のボトルネックの強い証拠を示します。それは、ミトコンドリア系統と病原性多様体を含めて、MAJにおいて高度に濃縮されたアレル(対立遺伝子)が、EAJでも一般的だからです。


●歴史的および考古学的状況と共同体の関与と標本収集

 エアフルトの最初のユダヤ人共同体(1349年以前)は、テューリンゲン州では最古であり、その墓地は近隣の町でも使われていました。1349年の虐殺(ポグロム)において、エアフルトとその近隣の共同体のほとんどのユダヤ人は、虐殺されたか、追放されました。ユダヤ人は1354年にエアフルトに戻り、第二の共同体を形成しましたが、これはドイツで最大規模のユダヤ人共同体の一つです。本論文で調査された個体群は、エアフルトの中世ユダヤ人墓地の南西部に埋葬されており、ここは2013年に回復発掘調査が行なわれました。墓地の配置は図1Aに示されています。以下は本論文の図1です。
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 考古学的証拠から、この遺跡が第二の共同体により使用されていた、と暫定的に示唆されます。10個体の放射性炭素年代測定から、全個体は1270~1400年頃に生きていた、と論証されますが、データは、この遺跡が第一共同体か第二共同体に使用されていたのかどうかについて、14世紀半ばころの炭素14較正曲線における揺れのため、情報をもたらしません。推定死亡時年齢の範囲は5~60歳で、33個体のうち14個体(42%)は20歳未満と推定されました。死因は個体I14904のみで決定され、この個体は鋭利な物体により頭部を数回殴られて死亡しました。

 EAJが従ったユダヤ教のラビの法は、ほとんどの目的でユダヤ人の発掘を禁止しており、死者を妨げることも禁止しています。ユダヤ人個体の古代DNA検証についてのラビの議論は最近になってようやく現れ、ユダヤ教のラビの指導の確立について中央集権的機関はありません。この研究の一部として、研究者は、提案された研究計画を再検討し、分離した歯のみを用いて、分析はすでに発掘された個体でのみ行なう、という条件で研究計画に承認した、ラビの権威者と連携しました。この研究はその後、テューリンゲン州のユダヤ人共同体により承認されました。これらの指針に従って、38点の骨格遺骸から歯が標本抽出されました。


●標本と親族関係

 DNAが既存の実施要綱にしたがって抽出され、ライブラリが準備され、約124万のSNP(一塩基多型)で濃縮されました。次に、濃縮ライブラリと非濃縮ライブラリが配列され、複数の測定基準を用いて、汚染がひじょうに低水準と論証されました。33個体で品質管理に合格したゲノム規模データが得られ、女性が19個体、男性が14個体でした。ヒト配列の中央値は0.03(0.0003~0.67)で、常染色体標的の網羅率中央値は0.45倍(0.01~2.48倍の範囲)でした。少なくとも1配列で網羅されるSNPの中央値は383000(11000~842000の範囲)でした。子供の網羅率は成人より有意に低い、と示されました。DNA配列でペスト菌(Yersinia pestis)の痕跡は見つかりませんでした。

 1親等の関係に基づいて2つの家族が特定されました。家族Aは、母親と息子と娘で構成されます。家族Bは父親(上述の頭部を殴打されて殺害された個体)と娘で構成されます(図1B)。家族Aの子供2人は相互に隣同士に埋葬され、家族Bの2人も同様です(図1A)。家族Aの母親はその子供から3列離れて埋葬されており、他の全ての被葬者とは反対の向きでした(図1A)。遠い親族関係の3個体も特定され、2親等の親族である可能性が高く、そうした個体は全員隣同士で埋葬されていました(図1A)。そのうち2個体のみが、本論文の標本ではミトコンドリアDNA(mtDNA)ハプログループ(mtHg)U5a1a2aを有していました。しかし、これら3個体のデータは、1親等もしくは親族関係ではないこととも一致しており、それは低網羅率に起因する可能性が高そうです(SNPは13000と15000と38000)。


●祖先系統推定と中世の人口構造

 EAJ個体群の祖先系統を分析するため、それぞれ網羅されたSNPについて単一の無作為配列を用いて、そのゲノムが「疑似半数体」として表されます。EAJがヒト起源データセット(Human Origins dataset)の現代人のゲノムと統合され(約593000の常染色体SNPで、その全てはEAJでも濃縮されました)、これは7個体のAJおよび86個体の他のユダヤ人も含んでいます。EAJ個体群が、ヒト起源データセットのユーラシア西部個体群(994個体)から習得された主成分に投影されました。EAJの8個体は統合後にSNPが50000未満で、信頼できる投影ができません。これらの個体は「低網羅率」と呼ばれ、主成分分析(PCA)から除外されました。

 PCA図では、EAJ個体群はMAJや他のヨーロッパ地中海人口集団と重なりました。興味深いことに、EAJはMAJよりもヨーロッパ地中海東部勾配に沿って変動性が高い、と示されました。MAJと比較してのEAJにおけるより高い変動性は、ADMIXTURE分析と同様に、ずっと大規模なMAJ標本を投影しても観察されました。K(系統構成要素数)平均値を用いて、2集団へのPC1軸とPC2軸の座標に基づいて、EAJ個体群がクラスタ化されました(まとめられました)。一方の集団は「エアフルトEU」と呼ばれ、ヨーロッパの人口集団の個体群のより近くに位置しましたが、もう一方の「エアフルトME」と呼ばれる集団は、中東(ME)の人口集団のより近くに位置します(図2)。以下は本論文の図2です。
画像

 一連の複数の証拠が、連続勾配と比較してEAJの二分について統計的裏づけを提供します。「間隙統計」分析では、クラスタ(まとまり)の最適数は2と示唆され、別の手法では、クラスタは有意に異なる、と示されました。集団遺伝学的観点からこの問題を調べるため、2つのシナリオが模擬実験されました。それは、全ての個体群の人口史が同じ場合と、下位集団でヨーロッパにおいて追加の混合事象があった場合です。この単一集団模擬実験(2集団の模擬実験ではありません)の要約統計はEAJとは有意に異なっており、2つの異なる下位集団の存在が再び裏づけられました。2つの追加の手法を用いてEAJ個体群を2つの集団にクラスタ化することも、確証されました。これらの結果は、EAJにおける少なくとも2つの遺伝的に異なる集団の存在(重なる可能性がある場合でさえ)を裏づけます。

 2つのエアフルト下位集団をさらに特徴づけるため、それらが別々に分析され、ヨーロッパ東部もしくはヨーロッパ西部起源のMAJとどのように関連しているのか、検証されました。西部MAJは、PCAではほぼ完全にエアフルトMEと重なりました。東部MAJはEAJの2集団間の中間に位置し、エアフルトMEの方とより近くに位置ました。エアフルトME集団は現在のトルコ系(セファルディム系)ユダヤ人とも重なりました(図2)。

 f4統計を用いて、EAJとMAJと他のヨーロッパおよび中東人口集団との間の遺伝子流動の証拠が検証されました。まずf4形式(MAJ、EAJ;X、チンパンジー)の検定が実行され、Xはユーラシア西部の任意の人口集団です。その結果、Xがヨーロッパ東部からヨーロッパ中央部および西部と地中海と中東へと変わるにつれて、Z得点の増加が示されたので、EAJに対するMAJとの類似性が増加しました(補足図3A)。同じ傾向はf4形式(MAJ、エアフルトEU;X、チンパンジー)の検定でも観察されましたが、その傾向はf4形式(MAJ、エアフルトME;X、チンパンジー)の検定では逆でした。

 これらの結果はPCAと一致しており、エアフルトEUはエアフルトMEもしくはMAJよりも多くのヨーロッパ、とくにヨーロッパ東部祖先系統を有している、と示唆されます。同じく、f4形式(エアフルトEU、エアフルトME;X、チンパンジー)の検定では、Xがヨーロッパ東部からヨーロッパ中央部および西部と地中海と中東へと変わるにつれて、エアフルトMEとの類似性増加が示されました(補足図3B)。最後に、f4形式(MAJ、X;EAJ、チンパンジー)の検定では、Xが任意の非アシュケナージ系ユダヤ人とされ、全てのXについて正でひじょうに大きく、EAJ(下位集団両方が含まれます)が他のあらゆるユダヤ人集団とよりもMAJの方に近い、と示唆されます(補足図3C)。以下は本論文の補足図3です。
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 ヨーロッパ東部人口集団とのエアフルトEUの類似性増加は、ボヘミアやモラヴィアやシレジアからエアフルトの第二共同体への歴史的に記録された家族の移住と関連しているかもしれません。一部のEAJ個体に移民の証拠があるのかどうか検証するため、歯のエナメル質に由来する生体燐灰石で安定同位体分析が実行されました。炭素13および酸素18のエナメル質の値は、図3Cにおいて高網羅率の個体について図示され、2つの遺伝的集団間の安定同位体比の異なる分布を示します。その違いは酸素18において有意で、エアフルトEUとエアフルトMEとの間の幼少期における水源の平均的違いを示唆しています。墓地における墓の場所と集団の帰属との間、もしくはPC1軸とPC2軸の座標間の相関は見つからず、これらの集団は遺伝的に異なっているものの、文化的もしくは時間的に分離されている証拠は示されません。以下は本論文の図3です。
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 qpWave分析では、EAJとMAJは非ユダヤ系ヨーロッパ人に関してクレード(単系統群)を形成することと一致します。EAJとMAJとの間のこの遺伝的類似性は、生存年代が600~700年離れているにも関わらず、この期間の高度の内婚を示唆します。模擬実験を用いて、過去20世代におけるAJとヨーロッパ東部人との間のあらゆる仮定的な混合事象は、AJ遺伝子プール全体の最大2~4%の置換に限定されたに違いない、と推測されました(1世代あたり最大0.2%の置換)。エアフルトEUもしくはエアフルトMEとの同じqpWave分析は、とくにエアフルトEUでより低いp値となり、これらの各集団だけでは現代のAJ遺伝子プール全体を完全には表せない、と示唆されます。EAJもしくはMAJを(現代の)トルコ系ユダヤ人かイタリア南部人かドイツ人に置換すると、全てのp値は0.05未満となり(人口集団の任意の組み合わせがクレードであることとの不一致を示唆します)、最高のp値はエアフルトMEとトルコ系ユダヤ人を比較した場合に観察されました。qpWaveが繰り返され、人口集団の組み合わせが非ユダヤ系の中東人口集団についてクレードを形成するのかどうか、検証されました。MAJおよびEAJ/エアフルト下位集団と、これら人口集団のどれかとトルコ系ユダヤ人の比較ではP値は0.05超で、これらの人口集団は中東祖先系統の類似の起源を有している、と示唆されます。


●定量的な祖先系統モデル化

 qpAdmを用いて、EAJの祖先系統供給源の定量的モデルが検証されました。上述のPCAと以前の研究のモデル化に基づいて、EAJを以下の供給源の混合とするモデルが検証されました。それは、ヨーロッパ南部(イタリアの南部もしくは北部の人々)、中東(ドルーズ派、エジプト人、ベドウィン人、パレスチナ人、レバノン人、ヨルダン人、シリア人、サウジ人)、ヨーロッパ東部(ロシア人)です。古代人の供給源とのモデル化が失敗したので、供給源として現代の人口集団が用いられました。イタリア南部人との複数のモデルは妥当で(p値が0.05超)、AJ人口集団の供給源としてイタリア半島を示す歴史的モデルと一致するでしょう。平均的な混合割合は、イタリア南部65%、中東19%、ヨーロッパ東部16%でした(図3A)。この結果は、塩基転換だけを用いた場合と全てのSNPを用いた場合や、さまざまな外群人口集団を用いた場合や、より少ないSNPを用いた場合でも定量的に変わらない、と確認されました。混合年代の推定値は、本論文の設定では信頼できません。

 他の供給源、とくに地中海とのモデル化も、EAJのデータと適合する可能性があります。供給源としてイタリア北部人とのモデルは、イタリア北部37%、中東43%、ヨーロッパ東部20%の割合の祖先系統です(図3A)。供給源としてギリシア人とのモデルは、ギリシア51%、中東32%、ヨーロッパ東部17%の祖先系統の割合です。(中東およびヨーロッパ東部に加えて)スペインもしくはアフリカ北部供給源とのモデルは、妥当ではありませんでした。単一の供給源として統合された全ての地中海人口集団(他の供給源としてヨーロッパ東部と中東とギリシアとイタリア)とのモデルは、地中海89%とヨーロッパ東部11%の祖先系統割合のデータと一致します。ロシア人の代わりのヨーロッパ西部供給源(ドイツ人)とのモデルは、妥当ではありませんでした。アジア東部人からのわずかな祖先系統構成要素についても、裏づけはありませんでした。

 次にqpAdmを用いて、EAJとMAJと他のユダヤ人集団との間の関係が調査されました。エアフルトMEは、トルコ系(セファルディム系)ユダヤ人(混合割合は97%)とドイツ人(混合割合は3%)でモデル化できます。エアフルトEUは、エアフルトME(混合割合は69%)とロシア人(混合割合は31%)でモデル化できます。各EAJ個体についてイタリア南部とレバノンとロシアの供給源でのモデルを用いると(図3B)、ヨーロッパ東部構成要素において顕著な変動性が見つかりました。このヨーロッパ東部構成要素の割合は平均して、エアフルトEU個体群では33%でしたが、エアフルトMEの13個体のうち9個体では推測されませんでした。同様の変動性は、イタリア北部供給源を用いて観察されました。MAJは、エアフルトME(87%)とロシア(13%)、もしくはエアフルトME(86%)とドイツ(14%)でモデル化できます。MAJは、エアフルトME祖先系統60%とエアフルトEU祖先系統40%でもモデル化できます。

 まとめると、この結果から、エアフルトMEが、ヨーロッパ西部起源の現代AJにほぼ混合していない子孫を残したセファルディム系ユダヤ人と遺伝的に近い人口集団である一方で、エアフルトEUは追加のヨーロッパ東部関連の混合を経た、と示唆されます。現在のAJの大半は、エアフルトの2集団により表される人口集団のほぼ均等な混合として形成されました。言語学と文化と姓名の研究では、ヨーロッパ西部のAJ間の違いが見つかっており、初期のラインラント共同体と、ヨーロッパ中央部および東部のAJが表されます。この結果から、エアフルトMEとエアフルトEUはそれぞれ、西部AJ集団、中央部および東部AJ集団と関連しているかもしれない、という仮説が提案されます。非遺伝的差異は16世紀までにほぼ消滅し、現代AJにおける大きな遺伝的構造の欠如と一致します。

 要注意なのは、本論文で推測された供給源人口集団の具体的な自己認識は、混合割合と同様に、正確とみなされるべきではない、ということです。これは、真の祖先供給源の代理としての現代の人口集団への依存と同様に、EAJのデータと一致する複数のヨーロッパ南部人口集団に起因します。イタリアにおける中東祖先系統の水準(関連記事1および関連記事2および関連記事3)と中東人口集団も過去2000年間に、とくにアフリカ人との混合で、人口統計学的変化を経てきました。本論文で調査された広範なモデル一式下で、EAJにおける中東祖先系統は19~43%、地中海ヨーロッパ祖先系統は37~65%と推定されます。しかし、真の祖先系統の割合は、これらの範囲で示唆されるよりも高いか低い可能性があります。したがって、この結果は、AJの祖先供給源は現在の地中海ヨーロッパと中東に暮らす人口集団とのつながりを有している、と提案されることにのみ解釈されるべきです。


●エアフルトユダヤ人の歴史における創始者事象の証拠

 同祖対立遺伝子(identity-by-descent、略してIBD)ハプロタイプとmtDNA系統(mtHg)と病原性多様体の以前の分析では、AJは中世の創始者事象を経た、と示唆されました。しかし、この創始者事象の詳細は完全には解明されていません。mtDNA系統と同型接合連続領域(runs of homozygosity、略してROH)とMAJで豊富な多様体という3情報源を用いて、EAJ人口集団が同じ創始者事象により形成されたのかどうか、検証されました。

 EAJのmtDNA系統は補足データ2のS2に一覧があり、最も一般的なアシュケナージの4系統の保有者数は補足データ1の表4にあります。注目すべきことに、親族関係にないEAJの31個体のうち11個体(35%)はmtHg-K1a1b1aで、これは非ユダヤ人祖先系統の個体ではほぼ存在しません。これはMAJにおける20%よりも高い頻度です。この11個体は全て、部位16223における単一のC/T(シトシンとチミン)多型を除いて、同一の配列を有していました(シトシン多型の保有者は11個体のうち3個体)。MAJとEAJのmtHg-K1a1b1a保有者の接合ベイズ分析(EAJ個体群の既知の年代を考慮)は、最新の共通祖先の中央値の事後時間について1500年前頃を示唆し、それは以前の点推定値よりわずかに早いものの、高い不確実性があります(95%最高事後密度間隔で6700~650年前)。

 エアフルトMEにおけるmtHg-K1a1b1aの頻度(54%、13個体のうち7個体)は、エアフルトEUの頻度(20%、10個体のうち2個体)より高かった、と分かりました。その違いは、小さな標本規模を考えると統計的に有意ではありませんでしたが、エアフルトMEにおけるmtHg-K1a1b1aのより高い頻度は、ヨーロッパ西部起源のAJにおけるより高い頻度と一致します。他のAJ創始者系統のうちEAJでは、2個体がmtHg-K1a9、1個体がmtHg-N1b1b1(N1b2)で、mtHg-K2a2a1の個体はいませんでした。

 全体的に、mtDNAの結果は、EAJがMAJに影響を及ぼしたのと同じボトルネックに影響を受けた、という証拠を提供します。同型接合連続領域(runs of homozygosity、略してROH)は、両親が遺伝的に親族関係にある個体群で現れ、創始者人口集団でも予測されます。hapROHを用いて、EAJにおけるROHが検出されました。少なくとも40万のSNPを網羅している、16個体に焦点が当てられました。EAJ個体群は、歴史的記録の他のほとんどの個体と比較して、かなり高水準のROHを有しており、4 cM(センチモルガン)以上の断片で1個体あたり平均44cMありました(8cM超の断片では30cM、20cM超の断片では14cM、図4C)。これらの結果は、EAJが強いボトルネックの影響を受けた、という仮説に追加の裏づけを提供します。以下は本論文の図4です。
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 次に、MAJに固有(もしくはほぼ固有)で、EAJにも存在する多様体が検討されました。AJ創始者アレルは、MAJにおいて頻度0.5%超で、ヨーロッパ人において0.01未満で、中東人において1%以下だった、溶液内濃縮により標的とされたSNPにおけるマイナーアレル(必ずしも疾患原因ではありません)として定義されました。全体として、216点のAJ創始者アレルが特定されました。これらのうち、15点はEAJの少なくとも1個体に存在しました。この数は、EAJがボトルネックの後だった、というシナリオ下で予測されるのかどうか決定するため、MAJアレル頻度が用いられ、2項式模擬実験が実行されて、EAJの標本規模と個体あたりの網羅率を考慮した場合の、観察されたアレル数が推定されました。EAJ的個体における模擬実験されたアレル数の2.5と97.5の百分位数は、14と32でした。これらの予測されるアレル数は、やや過大に推定されている可能性が高そうで、それは、MAJ祖先系が限界を超えたアレルでの条件付けに起因します。したがって、EAJにおける15点の創始者アレルの存在は、EAJがすでにAJボトルネックを経ていた場合に予測される範囲内です。


●創始者事象の人口統計学的モデルの推測

 AJボトルネック媒介変数を定量的に推定するため、同祖対立遺伝子(identity-by-descent、略してIBD)共有に基づいて人口統計学的モデルが推測されました。Tb世代に始まり、d世代続いて、その後に指数関数的に拡大する有効規模Nbのボトルネックを経た、一定の(有効)規模の祖先人口集団のモデルで始められました(図4A)。MAJの637個体について全ゲノム配列決定データが用いられ、IBDseqを用いてIBD断片が推測されました。次に、最尤法を用いてボトルネック媒介変数が推定されました。Nbは1563個体(2倍体の個体、95%信頼区間では1364~1751個体)、Tbは41世代(95%信頼区間では39~43世代)、dは20世代(95%信頼区間では15~24世代)です(図4A)。IBD断片の予測数(図4Aのモデルに基づいています)は、MAJのデータの数との良好な適合を提供します(図4B)。1世代25年と仮定すると、本論文のモデルはボトルネックの開始を1000年前頃、つまり初期AJ共同体の形成の頃に位置づけます。同じMAJの個体群でROHを用いてひじょうに類似したモデルが推測され、実証的データとよく適合します(図4B)。

 次に、本論文で推測された人口統計学的モデルが、MAJとEAJとの間の遺伝的類似性を考慮して予測される、古代EAJのデータ(650年の違いを考慮した後で)に良好な適合を提供するのかどうか、という決定が試みられました。しかし、EAJにおけるROH数はこのモデル(図4A)に基づくと、とくに短い断片と中間的な断片で予測を上回っており(図4D)、エアフルトのボトルネックはもっと深刻だったに違いない、と示唆されます。以前の模擬実験結果と本論文のさらなる調査を考えると、この間隙が偽陽性のROH呼び出しに起因する可能性は低そうです。EAJにおける親族関係のモデル化は、短いROHの過剰を説明しませんでした。古代人のデータに適合させるには、エアフルトのボトルネックは現代人のIBDに基づく予測と比較して、3.0倍狭いか、2.4倍長かったに違いありません(図4D)。しかし、これらのボトルネック媒介変数は、現代人のデータに適合しませんでした。古代人と現代人両方のROHデータに最適な適合モデルも、良好な全体的適合を提供しませんでした。まとめると、これらの結果から、図4Aの単一の人口集団(および単一のボトルネック)モデルは、AJの人口史を完全には説明していない、と示唆されます。

 エアフルト人口集団のみが単一のAJ中世遺跡を表していることを考えると、本論文のモデルで欠けている構成要素は中世の下部構造である、と仮定されました。したがって、AJ人口集団がボトルネックの開始に異なるボトルネック強度を経た2集団に分岐し、そのうち一方がEAJに、他方が標本抽出されていない集団により表される、というモデルが検討されました。模擬実験により示されるのは、本論文の手法は現代人と古代人のデータ量できょくたんな不均衡が存在する場合でさえモデル媒介変数を推測できる、ということです。最適なモデル(図4E)では、ボトルネックはTb=46世代前(95%信頼区間では36~58世代前)に始まり、d=22世代(95%信頼区間では9~36世代)続きました。EAJにより表される集団は、規模Nb=627(95%信頼区間で355~958)の狭いボトルネックを経ており、MAJの遺伝子プールに52%(95%信頼区間で41~99%)寄与しました。残りの寄与は、他のAJ集団と統合した場合、最初のボトルネックを経なかったものの、ボトルネックの末にのみ収縮した、第二の集団に由来しました(図4E)。このモデルは、現代人と古代人両方のデータによく適合します(図4F)。媒介変数ブートストラップ法を用いて、好適な一致は過適合に起因しない、と論証されます。

 本論文のモデルは、いくつかの仮定を立てています。第一に、全ての人口統計学的事象は別々の時期に起きました。第二に、非エアフルト下位集団は最初のボトルネックを経ませんでした。第三に、非AJ人口集団からの、もしくはAJ下位集団間の遺伝子流動はありませんでした。第四に、人口集団の分岐と統合は、ボトルネックの開始と終焉にそれぞれ一致しました。第五に、ボトルネックはその期間を通じて一定規模のままでした。これらの仮定がひじょうに特有であることを考えると、この結果は、人口統計学的モデルの正しい形式の説明として解釈されるべきではありません。代替的なモデル、とくにより複雑なモデルを除外できません。本論文の結果は、さまざまなボトルネック強度を経てきたさまざまな集団を有する下部構造のモデルが、現代人と古代人のハプロタイプ共有データをどのように再現できるのか示す、事例証明として機能します。


●病原性多様体

 EAJがAJ創始者事象を経たならば、EAJは現在のAJで多い病原性多様体の一部を有している、と予測されます。ヨーロッパ人とアジア東部人において高頻度の多様体を除外した後、62の病原性多様体の一覧が集められました。これらのうち6点だけが、本論文の124万濃縮SNPに含まれており、補完を用いて追加の多様体が調べられました。702個体のMAJの全ゲノムの参照パネルと、2つの補完手法が用いられました。一方の手法はPHCP(Pseudo-Haploid ChromoPainter、疑似半数体ChromoPainter)と呼ばれ、入力として疑似半数体SNPデータを取ります。これは倍数体のリー・ステファンズ隠れマルコフモデルに基づいています。もう一方の手法は、ゲノム規模配列データに基づくGLIMPSEです。メンデルの一貫性と遺伝子型決定された創始者アレルの隠蔽を用いて、PHCPの高精度が確証され、同様に、これら2手法間の高い一致が確認されました。

 EAJのゲノムで、11点の高い信頼性の病原性多様体が発見されました。5点の追加の多様体が、低い信頼性で検出されました。EAJの8個体が高い信頼性の多様体を有しており、各多様体は少なくとも1回は見られます。発見された多様体のうち6点は、現代人のゲノムデータを用いて以前に年代測定され、起源の推定年代は14世紀の存在と一致します。多様体のほとんどは、妊娠前の集団検診パネルに含まれる遺伝子にあります。補完は多様体のあるハプロタイプの存在を論証するものの、多様体自体を論証するわけではないことに要注意です。しかし、遺伝子型決定された創始者アレルで観察された低い偽陽性率は、このシナリオが一般的であることに反論しています。

 最後に、選択された非医学的もしくは多遺伝子と関連する多様体が評価されました。ラクターゼ(乳糖分解酵素)活性持続(LP)と、目と髪の色素沈着と、(推定される)伝染病の危険性についての多様体は、EAJとMAJとの間で類似のアレル頻度です。成人13個体の骨学的身長推定値は、身長の多遺伝子得点と相関していたものの、有意ではありません。


●考察

 歴史上実在したAJ個体群のゲノム規模データの分析により、初期AJの起源に関する理解が深められます。EAJの祖先系統は、PCAやADMIXTURE やqpWave 分析により明らかなように、MAJの祖先系統と密接に関連しており、過去700年間にわたるAJ祖先系統の高水準の連続性が示唆されます。しかし、EAJ個体群はMAJより多くの変動的な祖先系統を有しており、わずかなヨーロッパ東部関連祖先系統構成要素の存在により階層化されました。一連の複数の証拠から、EAJ人口集団はすでにMAJと共有される「ボトルネック」を経ていた、と示唆されます。それは、アシュケナージの創始者mtDNA系統(mtHg)の高頻度と、AJで多い病原性多様体および他のアレルの存在と、長いROHです。先行研究と一致して、AJ拡大の開始年代は20~25世代前と推定されました。

 本論文の古代DNAデータにより、パターンの特定が可能となりました。具体的には、本論文の結果から、AJ人口集団は現在よりも中世においてより構造化されていた、と示唆されます。エアフルト内では、一方の集団はヨーロッパ東部関連祖先系統が豊富でしたが(図2および図3B)、もう一方の集団はヨーロッパ西部起源のMAJおよびセファルディム系ユダヤ人と近い祖先系統を有していました(図2)。この2集団は、エナメル質の酸素18の水準も異なっていました(図3C)。本論文の結果は、エアフルト内のより細かい区分さえ除外できず、中世AJはエアフルトを超えてさらに構造化されていたかもしれません。対照的に、現在のAJは顕著に均質です。これは、祖先系統の全体的な供給源が中世と現代のAJの間で類似したままであったとしても、中世以来の内婚とAJ内の混合が、AJ遺伝子プールの均質化に寄与してきた、と示唆します。以下は本論文の要約図です。
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 中世後期に、AJ人口集団が言語学的および文化的に東西の軸に沿って分裂したことを示唆する非遺伝的データに基づいて、2つのエアフルト下位集団の自己認識について推測できます。西方AJ集団はエアフルトMEと対応している可能性があり、ラインラントにおける初期AJ入植者の子孫を表している可能性が高そうです。ある資料は、エアフルトが2集団間の境界に位置すると明示的に記載しており、14世紀には、エアフルトでの名前は東西両AJに典型的でした。これらの点は、東方からの第二エアフルト共同体への移住についての証拠とともに、両方の遺伝的集団に属する個体群がエアフルトに存在した理由を説明できるかもしれません。エアフルトにおける遺伝的多様性の増加は、EAJがMAJよりも深刻なボトルネックを経た、という本論文の推測と矛盾しません。EAJがMAJと比較して少数の創始者の子孫だった一方で、これらの創始者が、そのヨーロッパの遺伝的祖先系統の観点ではより変動的だった、という可能性が高そうです。


●この研究の限界

 初期AJ遺伝子プールへの具体的な人口集団の直接的寄与の定量化としての、祖先供給源についてのqpAdmモデルの解釈には要注意です。その理由は、(1)モデル間で推測された祖先系統の割合が広範囲であること、(2)イタリアにおける中東祖先系統の歴史的変動、(3)本論文では調べられなかった大きな空間のためです。代わりに、この結果は、AJの祖先供給源と、その古代の先祖との遺伝的連続性を有しているかもしれないし、有していないかもしれない、現代の人口集団との間の遺伝的つながりを反映しています。さらに要注意なのは、現代のAJについて満足なモデルを特定できないことと、qpAdmで現代人の供給源を用いて古代の人口集団をモデル化するさいの技術的困難です。

 他の古代DNA研究と同様に、本論文の歴史的推測は時空間的に単一の遺跡に基づいています。これは、じっさいに本論文で推測されたように、本論文のデータが初期AJの完全な遺伝的多様性を表していないかもしれない、と示唆します(図4E)。しかし、単一の遺跡であっても、本論文の標本規模は比較的大きく(30個体超)、MAJには存在しない下部構造を把握できました。さらに、同じ創始者事象の共有とともに、MAJとの遺伝的連続性を示せました。別の限界は、疑似半数体データからの推測を困難とする、比較的少ない短いROHでの本論文の人口統計学的モデルの依存です。一般的に、本論文で推定された人口統計学的モデルは、完全で正確な人口統計学的再構築として解釈されるべきではありません。むしろ、観察された遺伝的データのおもな特徴を把握する、単純化されたモデル(恐らくは多くの単純化されたモデルの一つ)とみなされるべきです。


 以上、本論文についてざっと見てきました。 最近、イギリスのノリッジ(Norwich)遺跡の中世の井戸の底で発掘された6個体のゲノム配列データが報告されました(関連記事)。本論文と近い時期に刊行された論文なので、本論文ではその論文が直接的には言及されていませんが、本論文のHTML版では関連論文として取り上げられています。その論文では、1140年以前のAJにおけるボトルネックが推測されており、本論文と整合的と言えそうです。AJに限らずユダヤ人は人口史の解明がかなり進んでいる集団と言えそうで、今後の研究の進展により、さらに具体的な祖先集団が解明されていくのではないか、と期待されます。


参考文献:
Waldman S. et al.(2021): Genome-wide data from medieval German Jews show that the Ashkenazi founder event pre-dated the 14th century. Cell.
https://doi.org/10.1016/j.cell.2022.11.002


https://sicambre.seesaa.net/article/202212article_4.html
14:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/02/26 (Sun) 03:21:52

ユダヤ人 や支那人・朝鮮人は執念深い、恨みを何百倍にして返す
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14090574
15:777 :

2023/07/19 (Wed) 00:04:32

茂木誠 _ ユダヤの古代史&世界史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130919
16:777 :

2023/07/24 (Mon) 12:23:30

茂木誠 _ ゼロからわかる旧約聖書
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茂木誠 ユダヤの歴史 - YouTube
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茂木誠 _ ユダヤの古代史&世界史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130919

【日ユ同祖論】 日本人のルーツとヘブライ語の謎|茂木誠
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14132140

アシュケナージ系ユダヤ人の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14043502

ユダヤ人の Y-DNA _ 日本にはユダヤ人の遺伝子は全く入っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007378

秦氏がユダヤ人だというのはド素人の妄想
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007812

ユダヤ人は白人美女が大好きで、非白人は人間だと思っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14077515
17:777 :

2023/11/28 (Tue) 07:43:39

特番『「プーチン大統領」 で読み解く中東危機とアジア危機』ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
ロシア革命とユダヤ人
https://www.youtube.com/watch?v=UEawHOQSNLA&t=292s
18:777 :

2023/12/31 (Sun) 12:59:15

大虐殺から生き延びた超正統派ユダヤ教徒の実態がとんでもなかった
Bappa Shota
2023/12/30
https://www.youtube.com/watch?v=29ZVLWWXP3o

ホロコ◯ストを生き延びた超正統派ユダヤ教徒の実態がとんでもなかった
ナチスドイツから生き延びた今回やってきたのはアメリカの大都市ニューヨーク
ここで外部との交流を避け、インターネットやスマホを使わずに独自の生活環境を築いて暮らすユダヤ教徒の一派
超正統派ユダヤ教徒「ハシディック」と呼ばれる人々が暮らしているそうです。
ということで、今回はアメリカ最大のユダヤ人コミュニティーがあるブルックリン区でハシディックの生活に潜入してみようと思います!
19:777 :

2024/02/23 (Fri) 17:43:47

ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義 早稲田大学文学学術院教授・岡真理
2024年2月22日
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/29260


イスラエルの攻撃によって廃墟と化したガザ。4カ月以上続く攻撃によるパレスチナ人の死者は3万人をこえている。

 京都大学で13日、自由と平和のための京大有志の会などの主催による公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」が開催された。昨年10月7日から始まったパレスチナ・ガザ地区に対するイスラエルの破壊と殺戮が苛烈さを増すなか、人文学の視点からこの暴力の歴史的根源に迫った。オンラインも含め約600人が参加した。今号では、岡真理・早稲田大学文学学術院教授による基調講演「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題」の内容を紹介する。



◇      ◇




岡真理氏

 本セミナーは、この4カ月間、今なおガザで生起している出来事――イスラエルによるジェノサイド(大量殺戮)、ドミサイド(大量破壊)を、この暴力の根源に遡って理解することを企図している。



 昨年10月7日、ガザ地区――マスメディアでは「イスラム組織ハマス」あるいは「イスラム原理主義組織ハマス」が実効支配するガザ地区と説明されるが、ガザ地区は1967年以来、イスラエルの軍事占領下にあり、2007年から16年以上にわたってイスラエルによる軍事封鎖の下に置かれている、そのガザ地区――のパレスチナ人コマンド(戦闘員)によるイスラエル領内への越境奇襲攻撃があり、直後からイスラエルによるガザに対する凄まじい攻撃が始まった。



 開始からわずか1週間後、ジェノサイド研究の専門家が「教科書に載せるような」、すなわち絵に描いたような典型的なジェノサイドだと述べ、第二次世界大戦後、カンボジアのキリングフィールドをはじめ数々のジェノサイドを体験してきた国連の専門家も「前代未聞」と述べるほどの異次元のガザに対するジェノサイド攻撃だが、日本の主流メディア、企業メディアの報道は、パレスチナ系アメリカ人の文学研究者エドワード・サイードが批判する「カヴァリング・イスラーム」、つまり中東やイスラーム世界で起きる出来事を報道することを通じて、むしろ積極的にその内実や本質を覆い隠してしまうという事例をそのまま体現したものとなっている。



 典型的なのは、「憎しみの連鎖」とか「暴力の連鎖」という言葉への還元。これはこの問題の起源――イスラエルの暴力の歴史的起源を問わないで済ませるための詐術だ。また「イスラエルとパレスチナ紛争には複雑な、非常に入り組んだ歴史がある」といってお茶を濁すことも、同じく歴史について語らないための方便である。



 イスラエルによる「我々はホロコーストの犠牲者であるユダヤ人…」という主張も、イスラエル国家においてホロコーストの記憶が歴史的にどのように政治的に利用されてきたかということについて無知なまま、イスラエルが主張するがままに流布され、あまつさえ2000年前に遡って、歴史的事実としては存在しない「ユダヤ人のパレスチナ追放」なるものを紛争の歴史として説明するという、度しがたい無知に基づく報道がなされている。



 文庫版で600㌻にわたるシュロモー・サンドの著作『ユダヤ人の起源』を読んでから報道せよとまでは言わないが、ウィキペディアにさえ「4世紀までパレスチナ住民のマジョリティー(多数派)はユダヤ教徒であった」と載っている。



 そして、ローマ帝国がキリスト教を国教とし、キリスト教への改宗者が増え、キリスト教徒が多数派となり、さらにアラブ・イスラームに征服された後、ユダヤ教徒やキリスト教徒のイスラームへの改宗が進み10世紀を過ぎたあたりからムスリムが多数を占めるようになるが、歴史を通じてパレスチナにはユダヤ教徒がずっと存在した。エルサレムへの入城は禁じられたかもしれないが、パレスチナからユダヤ人住民すべてが追放されたという事実はない。このような初歩的な事実確認さえ怠ってテレビや新聞の報道がなされている。



 今の日本人の多くが、仏教徒であろうが、キリスト教徒であろうが、ムスリムであろうが、2000年前にこの列島に居住していた縄文人の末裔であるように、あるいはその後朝鮮半島からやってきた渡来人の末裔であるように、パレスチナ人は2000年前、パレスチナの地にいたユダヤ教徒の末裔である。



攻撃開始から4カ月 問題の根源にこそ目を




イスラエルの爆撃で壊滅したガザ地区南部ハーン・ユーニスの市街地(12日)

 今、ガザで生起しているのはジェノサイドにほかならない。攻撃開始から129日目の現在、イスラエルの攻撃によるパレスチナ人の死者は、2万8340人を超える。これは身元が判明している者たちだ。行方不明者、すなわち遺体がまだ瓦礫の下に埋まっている者たちは約8000人。実質の死者は3万5000人を超えている。負傷者は6万7984人。これら死傷者の40%が14歳以下の子どもたちだ。



 230万人いるガザ住民の80%にあたる190万人が家を追われ、北部を追われ、さらに中部を追われた避難民たちが今、エジプト国境の街ラファに追い詰められ、飢餓や感染症で命を落としている。このいわば「攻撃関連死」による死者たちは、先ほどの数には計上されていない。ガザの住宅の60%が完全に瓦礫にされてしまったか、損傷を受けた。現段階で60万人がもはや帰る家がない。



 今、ガザで起きていること――それは人間存在をめぐって私たちが培ってきたあらゆる普遍的価値観に反するものだ。それを否定し、蹂躙するものだ。このジェノサイドを私たちは一刻も早くやめさせなければならない。そのために声を上げなければならない。



 しかし問題は、ジェノサイドそのものではない。問題の本質は、ジェノサイドにあるのではない。本セミナーは、それを提起し、広く共有し、私たちの行動の指針にするために企画された。



 今、日本の各地で「今こそ停戦を」「ジェノサイドやめろ」と呼びかけるデモがおこなわれている。京都でも毎週土曜午後3時から市役所前に集まって仏光寺公園までデモをおこなっている。都道府県や市町村議会で即時停戦を求める決議がなされ、さまざまな団体が即時停戦のため日本政府に対して「憲法前文の理念に則り、積極的な措置をとれ」と求める声明を発表している。



 毎日、100数十人から200人近いパレスチナ人がガザで殺されている。10分に1人、子どもが殺されているとも言われている。一刻も早くこのジェノサイドをやめさせなければいけない。それは事実だ。そうしたなか、今すぐ停戦を求め、声を上げている方のなかには「ハマースのテロは許されないけれど、それにしてもイスラエルの行為はあまりに過剰だ」「ジェノサイドだ」「ことの発端はどうあれ、こんなことはすぐに止めなければならない」という思いで参加されている方も多いのではないかと思う。



 一刻も早く止めるために、理由はどうあれ即時停戦を求める声を今、糾合していかなければならない。しかし、このジェノサイド攻撃が終わったとしても、問題の根源が解決されない限り、パレスチナの地に平和は訪れない。即時停戦、ジェノサイドをやめろと叫びながら、私たちは何を願っているのだろうか。何を実現しようとしているのだろうか。



 彼の地で起きているジェノサイドが終わりさえすればいいのだろうか?そうではないはずだ。私たちが願い、そのために今できる限りのことをしたいと思っているのは、パレスチナが平和になること、パレスチナの地に暮らす人々が自分の人生と自分たちのあり方をみずから決定し、人間らしく、自由に、平等に、尊厳をもって生きていることができるようになることではないか。



 そうであれば、単にジェノサイドが終わるだけでは不十分だ。問題の根源にこそ、目を向けなければならない。



イスラエルの建国 民族浄化と殺戮の上に




ガザの住民を南部に追いやりながら軍事侵攻を続けるイスラエル軍(9日)

 では、この暴力の起源、問題の本質とは何か。それを考えるにあたって踏まえておかなければならない基本的なポイントとして、イスラエル国家は入植者による植民地主義的侵略によって先住民を民族浄化することによって建国されたという歴史的事実がある。すなわちアメリカやカナダ、オーストラリア、あるいは南アフリカの白人国家と同じ存在であるということだ。



 そして、イスラエルは自身が支配する全領域――すなわち1948年に占領し、現在イスラエルと呼ばれている地域、および1967年に占領した東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区およびガザ地区において、ユダヤ人至上主義のアパルトヘイト体制を敷いているという事実だ。それゆえ今起きていることは植民地戦争であるという事実である。



 昨年10月7日のハマース主導のガザのパレスチナ人コマンドによるイスラエル攻撃は、脱植民地化を求める者たちの抵抗と位置づけられる。パレスチナ系アメリカ人の歴史学者ラシード・ハーリディー(コロンビア大学教授)は、10月7日直後の講演会において二つのことを強調した。



 一つは、歴史的な脱植民地化を求める解放軍も暴力を行使してきたこと。アルジェリアやアイルランド、ベトナムの民族解放闘争も然りだ。



 もう一つは、この植民地戦争においては、戦闘がおこなわれている戦場だけでなく、世界のメトロポール(大都市)もまた戦場であるということだ。それは、イスラエルが攻撃直後におこなったことだ。



 つまり、10月7日に起きたことについて、ないこともでっち上げて世界に向けて喧伝する。10月7日の奇襲において、パレスチナの戦闘員たちは軍事的には勝利したかもしれないが、世界の大都市を舞台にして展開されるこの情報戦においては、イスラエル政府の発表が検証もされず事実であるかのごとく共有され、その後の議論も「ハマースによる残忍なテロ云々」を前提にしなければ次に進めないという言論状況が生まれた。



 私たちは、ガザのジェノサイド、ドミサイドという形で現象している暴力を、正しく適切に理解する――つまり問題を根源的に解決する“解”を導き出す――ためには、以下のことをしっかりと理解しなければならない。



 今、ガザで起きていることは、入植者植民地主義によって建国され、ユダヤ人至上主義体制を維持するためにアパルトヘイトを敷いている国家に対して、先住民がそれからの解放を求めて戦っている脱植民地化の戦いであり、植民地戦争であるということ。



 そして、イスラエルがガザのパレスチナ人に対して行使している暴力は、日本も含めて世界の植民地主義国家がその植民地支配の歴史において、自由や独立を求める被植民者の抵抗に対して行使してきた殲滅の暴力であるということ。



 また、ガザに対するジェノサイドと並行して、ヨルダン川西岸地区に対しても今、第二次インティファーダの時期を上回る規模の攻撃が起きている。これも、イスラエル国家とそのナショナルイデオロギーであるシオニズムそのものの企図――ヨルダン川から地中海までの土地を占有し、パレスチナ人を民族浄化する――という目的を遂行しているのだということ。



 このような文脈において、今の暴力を理解しなければならない。



 イスラエル政府の発表、アメリカの主流メディアの報道、そして日本のメディアの報道は、ひとえにこのジェノサイドが植民地主義の暴力なのだという事実を徹底的に抑圧、隠蔽するためのものとして機能している。



 イスラエル政府は10月7日以降のガザに対するジェノサイドを正当化するために、「10月7日にハマスが赤ん坊数十人の首を切り落とした」とか、「オーブンで焼き殺した」とか、「野外音楽祭で大量レイプがあったのだ」というが、これらはすべてでっち上げの嘘であったことが、すでにイスラエルの新聞でも報道されている。だが、このでっち上げによって「ハマースの残忍なテロ」という虚偽が世界に喧伝された。



 パレスチナ側の戦闘員の攻撃で民間人が殺されていないわけではない。そうした戦争犯罪は確かに起きている。だが、それはイスラエル政府が発表している内容とは大きく異なるものだ。そして今、当初1400人といわれていたイスラエル側の犠牲者が1147人に下方修正されているが、そこで犠牲になったイスラエル市民が、誰によって、どのように殺されたのかということについてイスラエル政府は調査して発表することを拒んでいる。



 すでに証言等で明らかになっているが、現場に急行したイスラエル治安部隊が人質や自国兵士もろとも砲撃したり、アパッチヘリから発射したヘルファイアミサイルによって車ごと破壊され殺されたりすることによって、かなりのユダヤ系市民が自軍の攻撃によって殺されている。



 10月7日のパレスチナ側の攻撃があったことを契機にイスラエルのユダヤ系市民が殺されたことは事実だが、すべて「ハマースが残忍なやり方で殺した」というのは間違いであり、パレスチナ側の戦闘員が殺した実数もイスラエル政府が明らかにしようとしないためはっきりとはわかっていないのが現状だ。



 こうした虚偽を流しながら、イスラエルは「このテロに対する自衛の戦いだ」と喧伝しているが、これは実際には1948年以来やむことなく今日まで継続するパレスチナの民族浄化――漸進的ジェノサイド――の完遂にほかならない。



 詳しくは『現代思想』2月号のパレスチナ特集を読んでもらいたい。これが私個人の見解ではなく、パレスチナ・中東研究に携わる者たちの基本認識であることがご理解いただけるだろう。



何の為の研究教育か 問われる人文学の真価



 「ナチスのホロコーストを前にして、人間になぜこんな残虐なことができるのか、と問うのは偽善的である」と、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンは述べた。「私たちが問うべきはむしろ、それは一体いかなるシステムによって可能になったのかということである」と。本セミナーで考えたいのは、まさしくこのことである。



 「システム」という言葉で真っ先に想起されるのは、国連の安保理常任理事国であるアメリカが拒否権を持っているということ。そのためにイスラエルは、その数々の国際法違反も戦争犯罪も人道に対する罪も、一度も裁かれることはなかった。この「イスラエル不処罰」という国際社会の「伝統」が21世紀の今、ジェノサイドを可能にしてしまったということは否めない。80年前の戦争の戦勝国がこのような形で拒否権を持ち、それゆえに世界の大半の国々の意向をチャラにすることができるという構造自体が、不正義の温床になっているということは、誰の目にも明らかだ。



 本セミナーでは、ガザに対するジェノサイドを何が可能にしてしまっているのかということを、そのような国際政治の観点からではなく、私自身が専門とする「人文学の学知」という領域で考え、問題提起することを目的にしている。



 封鎖されたガザに対するイスラエルの大規模軍事攻撃は過去に4回あった。2008年から09年にかけての最初の攻撃、3回目の2014年の「51日間戦争」では、私もパレスチナに関わる者の一人として、ガザで一方的な殺戮と破壊が起きているということを知らしめるために各地で話をしたり、情報発信したりしてきたが、今回、開始から時を置かず、それが過去の攻撃とは異次元のジェノサイド攻撃であるという事態を前にして、私の中にあったのは、人文学に携わる者として私自身が問われている、という意識だった。



 アラビア語の授業でも、文学の授業でも、今ガザで起きていることが何を意味しているのかという、その人文学的意味を語らずにはおられなかった。アラビア語の授業だから、または中東文学の授業だから、アラブ・中東世界の一部であるところのパレスチナで今起きていることについて語る、というのではなく、なぜ大学で英語以外の言語を学ぶことが必修とされているのか、なぜ文学が世界に存在し、私たちがそれを学ぶことに価値が置かれているのか、その「人文学」というものの意味を踏まえたとき、今ガザ、パレスチナで起きていることを人文学的観点から伝えなければならない。そのことの意味を語らなければならない。そうでなければ私自身がこの先、何を書こうが、何を語ろうが、そんな人間の言葉は信用できない。文学を通して教育や研究をしているヒューマニティーを自分自身が裏切ることになるという切迫した危機意識だった。



 どの言語のどの国の文学であれ、どの国の歴史であれ、哲学であれ、人文学(ヒューマニティーズ)に関わるとは、その専門とする地域や言語をこえて、そういうことであると思う。



「関心領域」の外側で 現在も続く植民地主義



 2021年6月、私は名古屋の入管で強制収容中に亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの告別式に参加した。私たちの社会が殺した――その意味で私もまたその死に対して責任を負っている――ウィシュマさんの姿を自分自身の記憶に焼き付けるためだ。ヨーロッパにおけるユダヤ人の死と、ウィシュマさんの死はつながっている。



 ナチス・ドイツの時代において、ナチス支配地域では「ユダヤ人」というラベリングは、そのように呼ばれた者たちに対して何をしてもよいということを意味した。100年前の日本でのそれは「朝鮮人」だった。誰かを「朝鮮人」と呼びさえすれば、それは殺しのライセンスとなった。2001年9月11日以降、それは「テロリスト」だった。アメリカのグァンタナモ収容所では「テロリスト」の嫌疑をかけられた者たちが、国際法も国内法も適用されない法外な場に置かれた。



 今ガザに関して、それは「ハマース」だ。「ハマースが…」と言いさえすれば、パレスチナ人に対して何をしてもいい。そして今、日本では非正規滞在の外国人がそれにあたる。ジョルジョ・アガンベンがいうところの「剥き出しの生」に還元された者たちだ。



 私にとって人文学とは、歴史や世界を見るこのような視座を与えてくれるものだ。私たちが歴史や文学、哲学や人類学、その他の人文学を学ぶのは、私たちがそのようなパースペクティブでこの世界の歴史と世界を見るためだ。



 参政権を持つ日本国家の構成員である私は、イスラエルによるガザのジェノサイドと、その陰でヨルダン川西岸地区で進行する凄まじい民族浄化の暴力について批判するとき、この日本という国が植民地戦争において中国で、朝鮮で、台湾で脱植民地化のために戦う者たちを凄まじい暴力で殲滅してきたということに対する批判なしに、あるいは植民地支配のための被植民者の監視管理に起源を持つ入管法によって今、非正規滞在者が人権の番外地に置かれ、毎年のように入管の収容施設で亡くなっている事実を批判することなく、イスラエルを批判することはできない。



 第二次世界大戦中のドレスデン爆撃を上回ると言われるガザに対する爆撃を前に日本人が想起するのが、ゲルニカや広島・長崎、あるいは東京大空襲だけであったなら、私たちはこれを批判する資格を持たない。広島・長崎に対する原爆による大量殺戮、一晩で広島の1945年12月末までの被爆死に匹敵する市民を殺した東京大空襲に先立ち、日本が敗戦まで中国・重慶に対する戦略的都市爆撃をおこなっていたという事実が想起されなければならないはずだ。すべてはつながっているのだ。



 しかし、私たちはそれを歴史の授業で学んでいるだろうか。「植民地主義」という言葉も、日本がかつて台湾や朝鮮を植民地支配したということも、確かに歴史の授業で学ぶが、それは単なる「言葉」に過ぎないのではないか。植民地支配の暴力が、支配される者たちにとっていかなる暴力であったのかということを私たちは学んでいるだろうか。ゲルニカは知っていても、重慶の爆撃について知っているだろうか。



 10月7日のパレスチナ側の攻撃における民間人の殺害や拉致ということが語られるが、パレスチナを民族浄化して難民となった者たちをガザに閉じ込め、彼らが住んでいた村を破壊して、その跡地につくったキブツ(生活共同体)――その内実はガザに対するイスラエル軍の地上攻撃にさいして前哨基地として使われる準軍事施設であり、住民の男たちは軍事訓練を受け武装し、いつでも電話一本で一時間後には予備役として戦闘に携わるという前提で生活している――の植民者を、戦闘員と区別される民間人と見なすことを無条件に受け入れるということに対して、たとえばかつて満州に入植した日本人が満州で果たした侵略的役割を考えるならば、私は倫理的な躊躇を覚えざるを得ない。



 すべてがつながっているのだという「知」を与えてくれるのが人文学であり、大学で人文学の研究・教育に携わるということは、そのような知を、世界をまなざすそのような歴史的、今日的視座を、若者たちに養うということだと私は考える。こうした歴史的視座なくして、アジアの平和も、世界の平和もない。



 ガザのジェノサイドは、パレスチナや中東を専門とする研究者だけの問題ではない。アメリカ研究や国際政治の専門家だけの問題でもない。



 岩波書店『世界』新年号で駒込武さんが台湾とパレスチナをつなげた論文を書かれたが、そのような視座を提示していただいたからこそ、私も同じ号に寄せた論考で、日本の台湾支配がなければ「霧社事件」がないように、イスラエルの占領・封鎖がなければ10月7日のハマース主導の攻撃もないし、そもそもハマース自体が存在しないのだという趣旨のことを書いた。



 逆にいえば、日本の人文学に携わるマジョリティーにとって、ガザで今、起きていることが、自身の「関心領域」とあくまでも接続されないままであるならば、それは人文学者自身がみずからの学問に死を宣告しているに等しいということだ。



 「関心領域」とは、今年5月下旬に日本でも公開が予定されている映画の題名だ。カンヌ映画祭でグランプリを受賞し、アカデミー賞作品賞候補にノミネートされている。アウシュヴィッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷で暮らしている所長一家の物語である。



 同じように、ガザのジェノサイドが進行している今、私たちはスマホの画面越しに毎日それを目撃し、認識している。だがこの地では、それとは全く別の平和で安らかな生活がある。あの当時、アウシュヴィッツの大量殺戮によって犠牲になった者たちの財産や金歯、頭髪その他が資源として活用されていたように、たとえば東京五輪では占領下のパレスチナ人の人権剥奪と抑圧の上に蓄積されたイスラエルのセキュリティー技術が活用された。



 伊藤忠と日本エヤークラフト社のイスラエル軍事企業エルビット・システムズ社との契約が、この間、市民の皆さんが声を上げ、活動することによって停止に追い込まれたが、これまでは、そうしたビジネスによって日本企業が収益を上げ、その恩恵に日本社会に生きる私たちが少なからず与っていたということになる。



 強制収容所で被収容者たちが置かれた――プリーモ・レーヴィの言葉を借りれば「これが人間か」というような――状況と、壁一枚を隔て、あたかもそんな現実など存在しないかのように安楽と人権を享受する者たち。この「関心領域」という映画におけるドイツ人家族と、ガザのジェノサイドを「遠い中東の話」であると見なす者たちとをどうしても重ねて考えないわけにはいかない。



 さらに敷衍(ふえん)して考えれば、これはかつて植民地支配をしていた時代、さらに現在における世界的な奴隷制システムのもとで、それは比喩的に「壁一枚」しか隔たっていない向こう側で起きていること、見たくない事実を見ないことによって安全と平和と物質的豊かさと人権を享受している、このグローバルノースの中産階級以上の者たちの暗喩であると思う。



 それはまた、イスラエルのユダヤ人にとっては、壁一枚、フェンス一枚隔てた向こうのガザ地区で、76年前に自分たちが民族浄化をして追い込んだ者たちが16年以上続く封鎖の中で「これは生きながらの死だ」というような生を強いられ、10月7日以降は4カ月で1万人以上の子どもたちが殺され、完全封鎖によってラファでは飢餓と感染症で人が命を落としている、まさに「絶滅収容所」を彷彿とさせる状況にあるという、見たくも知りたくもない現実に目を向けることなく、自由で民主的な生活を享受しているということの暗喩ではないか。



パレスチナ問題 その起源はどこにあるのか





 今、ガザのジェノサイドという形で生起している暴力は、パレスチナ問題といわれる問題の現象的なあらわれの一つだ。パレスチナ問題の起源とは、先述したように1948年にパレスチナに「ユダヤ人国家」を標榜するイスラエルが、パレスチナ人を民族浄化する形で建国されたことにある。この難民化と故国喪失をアラビア語で「ナクバ(大破局)」という。



 では、なぜパレスチナにユダヤ国家を作ることになったのか? それは19世紀末にパレスチナにユダヤ国家をつくるという運動――政治的シオニズム――がヨーロッパで誕生したからだ。それはなぜか? 反ユダヤ主義があったからだ。



 反ユダヤ主義とは何か? 英語では、Antisemitism(反セム主義)という。「ユダヤ教徒は、ヨーロッパ・アラビア人種ではなく、中東にいるアラブ人と同じセム人なのだ」とする人種主義だ。ヨーロッパ人というのはキリスト教徒のことであって、ユダヤ教を信仰する者たちはセム人種だという。そもそも「人種」という概念そのものが似非科学であり、さらに「セム人」などというカテゴリーは存在しない。19世紀においてユダヤ教徒を別人種と見なすこと自体がレイシズムだ。



 では、ヨーロッパにおける「反セム主義」の起源はどこにあるのか? まず歴史的なヨーロッパ・キリスト教社会におけるユダヤ人差別がある。それが近代になって人種、すなわち「血の問題」にすり替えられた。この人種という概念は、ヨーロッパの植民地主義が発明したものであり、植民地主義の暴力を支える理論の要となった。



 近代における反セム主義は、その歴史的淵源をヨーロッパ・キリスト教社会に持ち、さらにそれが近代ヨーロッパのグローバルな植民地主義が生み出した人種概念と結びついて誕生したものだ。その近代の反セム主義に対するリアクション(反応)としてシオニズム運動が生まれた。



 このシオニズムを支援したのが大英帝国だ。そこには大英帝国の帝国主義的な利害があると同時に、大英帝国の反ユダヤ主義がある。なぜなら国内のユダヤ人がパレスチナに自分たちの国を持ち、外に出て行くことは反ユダヤ主義者たちにとって好都合だからだ。



 そして1947年、国連がパレスチナを分割し、そこにヨーロッパで難民となっているユダヤ人問題を解決するためユダヤ国家を作ることを決議する。なぜ国連がパレスチナを分割し、そこにユダヤ人の国を作るのか。しかも、ヨーロッパのユダヤ人の国を。



 たとえば、アルジェリアの独立にさいしても8年にわたる苛烈な独立戦争が起き、双方で集団虐殺が発生した。このときアルジェリアを二つに分割し、フランス人の国とアルジェリア人の国を作るという解決があり得ただろうか。なぜパレスチナに関してそのような解決策が国連で提示されたのかといえば、このとき分割を支持した者たちに反セム主義があったからだ。「この者たちはヨーロッパ人ではなく、もともとパレスチナにいた者たちだ」という認識である。



 どう考えても今パレスチナで起きている問題は、徹頭徹尾ヨーロッパにその問題の起源がある。歴史的にはヨーロッパ・キリスト教社会の問題であり、近現代においてはグローバルに植民地主義を展開したヨーロッパの問題である。その植民地主義が人間を人種に分け、それに優劣をつけて差別を合理化するレイシズムを生み、それがパレスチナの植民地支配を生み、パレスチナにおけるユダヤ国家の建設を正当化した。



 そして戦後、とりわけ1970年代以降、ユダヤ人の悲劇としてのホロコーストが特権化、例外化され、ひたすらパレスチナ人に犠牲を強いることによってその清算をすることでパレスチナ占領の固定化、永続化が進行していく。



 日本においては、戦後依然として脱植民地化が完了していないどころか、植民地主義の暴力が振るわれ続けているということが批判されてきたが、ガザのジェノサイドに対するG7の対応を見ても、これらの国々が植民地主義のカルテルであるということを今回のガザのジェノサイドは明らかにしている。



 西洋とは、一方で普遍的人権や民主主義を掲げながら、一方で世界を植民地支配し、今なおその構造に立脚した差別、収奪の暴力を行使している、その矛盾を矛盾とも感じずにきたこと、それ自体がレイシズムの所産であると思う。



 「アウシュヴィッツの後に詩を書くことは野蛮である」とのアドルノ(ドイツ哲学者)の言葉は、アウシュヴィッツの後に詩を書くことが野蛮であるか否かという枠でしか思考されてこなかった。だが問うべきは、アウシュヴィッツの前はどうなのか? ということだ。それをアドルノも問うていないし、アドルノの言葉に接してきた者たちも問わないできた。



 近代の学知の中に、このレイシズムが内包されているのではないか。ガザのジェノサイドが日本の人文学研究者にとって他人事であるとしたら、それはこのレイシズムゆえではないのか。歴史的、今日的植民地主義の暴力を「他人事」としているからではないのかと思わざるを得ない。



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 岡真理(おか・まり) 早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。1960年生まれ。 東京外国語大学アラビア語科卒、同大学大学院修士課程修了。エジプト・カイロ大学留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て現職。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。著書に『棗椰子の木陰で』(青土社)、『アラブ、祈りとしての文学』、『ガザに地下鉄が走る日』(以上、みすず書房)、『ガザとは何か』(大和書房)、共訳書にエドワード・サイード『イスラム報道』(みすず書房)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(青土社)など。

https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/29260
20:777 :

2024/03/01 (Fri) 09:42:29

「中東危機で日本とドイツの「戦争犯罪」が喧伝される (前半)」宇山卓栄 AJER2024.3.1(3)
https://www.youtube.com/watch?v=F3T4w6cItGg
21:777 :

2024/04/09 (Tue) 18:56:19

2024.04.08XML
イスラエル軍にガザで殺された WCKメンバー7名のうち3名はイギリスの元軍人
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404080000/

 ​イスラエル軍は4月2日、ガザで支援活動に従事していたWCK(ワールド・セントラル・キッチン)のメンバー7名を乗せた自動車の車列をドローンで攻撃​、全員を殺害した。そのうち3名はセキュリティーを担当していたイギリスの元軍人で、イギリスのメディアは少なくともふたりは特殊部隊員だったと伝えている。その元軍人はWCKを隠れ蓑にして情報を収集、それを知ったイスラエル軍が殺したと考える人もいる。

 イスラエルはイギリスの支配層がシオニストを利用して作り上げた国である。当初の目的は戦略上重要なスエズ運河を守るためだったのだろうが、その後、中東では石油が見つかり、その価値は高まった。イスラエルはシティを拠点にする帝国主義者たちが中東を支配するための拠点だ。そこにウォール街を拠点とするアメリカの帝国主義者が乗り込んでくるが、シティとウォール街は緊密な関係にある。

 現在、イスラエルで首相を務めるベンヤミン・ネタニヤフの父親であるベンシオン・ネタニヤフはアメリカでウラジミール・ヤボチンスキーの秘書だった人物。後に「修正主義シオニスト世界連合」を結成するヤボチンスキーはオデッサで生まれ、ウクライナで独立運動を率いていたシモン・ペトリューラと連携することになる。ペトリューラはロシアでボルシェビキ体制が樹立された直後の1918年から21年にかけて大統領を名乗るが、その時期に3万5000人から10万人のユダヤ人を虐殺したと言われている。(Israel Shahak, “Jewish History, Jewish Religion,” Pluto Press, 1994)

 シオニズムはエルサレムの南東にあるシオンの丘へ戻ろうという運動で、シオニストはその信奉者。ユーフラテス川とナイル川で挟まれている地域はユダヤ人の所有物だと考えている。その地域を実際に支配しようとしてきた。いわゆる「大イスラエル構想」だ。ユダヤ教の宗教書であるトーラー(キリスト教徒が言う旧約聖書のうちモーセ5書)がその根拠だとされている。

 シオニズムという用語はウィーン生まれのナータン・ビルンバウムが1864年に初めて使ったという。そして1896年にはセオドール・ヘルツルが『ユダヤ人国家』という本を出版した。

 しかし、トーラーによると、土地を所有しているのは神であり、ユダヤ教徒はトーラーを守るという条件の下でその土地に住むことを許されたにすぎないという。大イスラエル構想はプロテスタントが言い始めたのだとも言われている。シオニストが行っていることはトーラーの記述とは合致しないと指摘する人もいる。

 1917年11月2日、イギリス外相だったアーサー・バルフォアはウォルター・ロスチャイルドへ書簡を送り、その後、先住のアラブ系住民(パレスチナ人)を弾圧する一方でユダヤ人の入植を進めたが、1920年代に入るとパレスチナのアラブ系住民は入植の動きに対する反発が強まってくる。

 そうした動きを抑え込むため、デイビッド・ロイド・ジョージ政権で植民地大臣に就任したウィンストン・チャーチルはパレスチナへ送り込む警官隊の創設するという案に賛成、アイルランドの独立戦争で投入された「ブラック・アンド・タンズ」のメンバーを採用した。この組織はIRA(アイルランド共和国軍)を制圧するために設立され、殺人、放火、略奪など残虐さで有名だった。

 ヤボチンスキー直系とも言えるベンヤミン・ネタニヤフはリクードを率いているが、この政党が台頭してくるのは1970年代。アメリカではリチャード・ニクソン大統領が失脚してジェラルド・フォード政権が登場、そこでシオニストのネオコンが実権を握ったのだ。キリスト教シオニストと言われているアメリカの福音派の後押しが大きい。彼らが「神の軍隊」だと信じていたアメリカ軍はベトナム戦争で敗北するが、その前からイライラが募っていた。そこで、1967年の第3次中東戦争で圧勝したイスラエル軍へ乗り換えたのだ。

 エドワード・マカティアやジェリー・フォルウエルなどが率いるキリスト教シオニストの教義によると、キリストに従う「善の軍勢」と反キリストの「悪の軍勢」が「ハルマゲドン」で最終戦争を行い、人類の歴史は幕を閉じる。その際、再臨するキリストによって自分たちは救われるのだという。彼らは核戦争を望んでいる。フォルウエルを政治の世界へと導き、ロナルド・レーガン、ジェシー・ヘルムズ、ジョン・アシュクロフトらに引き合わせたのはマカティアだ。(Ken Silverstein & Michael Scherer, "Born-Aain Zionist", Mother Jones, September/October, 2002)





 こうした流れは今も消えていない。昨年10月7日にハマスなどの戦闘部隊がイスラエルへ攻め込んだ直後、​ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「われわれの聖書(キリスト教における「旧約聖書」と重なる)」を持ち出し、パレスチナ人虐殺を正当化​した。

 彼は聖書の中でユダヤ人と敵だとされている「アマレク人があなたたちにしたことを思い出しなさい」(申命記25章17節から19節)という部分を引用、この「アマレク人」をイスラエルが敵視しているパレスチナ人に重ねて見せたのだ。「アマレク人」を家畜と一緒に殺した後、「イスラエルの民」は「天の下からアマレクの記憶を消し去る」ことを神に命じられたという。

 そしてサムエル記上15章3節の話を彼は持ち出す。そこには「アマレクを討ち、アマレクに属するものは一切滅ぼし尽くせ。男も女も、子供も乳飲み子も牛も羊も、らくだもろばも打ち殺せ。容赦してはならない。」ということが書かれている。これこそがガザでイスラエルによって行われていることだというのだ。

 ネタニヤフによると「われわれは光の民であり、彼らは闇の民だ」としたうえで、イザヤの預言を理解しなければならないと主張する。「われわれ」とはイスラエル人、「彼ら」とはパレスチナ人、イスラム教徒、あるいはイスラエル以外の人びとを指しているのだろう。

 また、​ギラド・エルダン国連大使は10月8日に安全保障理事会で「これはイスラエルの9/11だ」と演説​、​ヨアブ・ギャラント国防相はパレスチナ人を「獣」だと表現​した。

 ​インターネットには、95歳になるイスラエル陸軍の退役兵、エズラ・ヤチンがユダヤ人に対してパレスチナ人を殺して彼らの記憶を消し去れと呼びかけている映像が流れている​。

 ガザでの虐殺は予定通りだった。

 アメリカで下院議員を務めるティム・ウォルバーグは今年3月25日、ガザに対して人道支援するうべきでなく、早く戦闘を終わらせるため、長崎や広島のようにすべきだと発言した。核兵器を使えと聞こえる。ちなみにウォルバーグは1973年から77年にかけてインディアナ州で福音派の牧師を務めている。

 しかし、アメリカを核戦争へと導いているのは彼らだけではない。帝国主義者の流れをくんでいる「リベラル派」も同じだ。彼らはウクライナでロシアに戦争を仕掛け、ガザでの虐殺を後押し、東アジアの軍事的な緊張と高めている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404080000/
22:777 :

2024/04/13 (Sat) 12:08:48

「中東戦争の今後の成り行き ー国家存亡の危機に立っているイスラエル」矢野義昭 AJER2024.4.12(1)
2024/04/12
https://www.youtube.com/watch?v=yKgCrZpgAlc&t=30s
23:777 :

2024/04/13 (Sat) 13:06:43

【ニコニコ全編ライブ配信】イラン報復はあるのか?! 中東情勢の今後と日本の危機 (宇山卓栄×石田和靖)
2024/4/11
https://live.nicovideo.jp/watch/lv344889142
24:777 :

2024/04/17 (Wed) 02:37:14

イスラエル政府の内部にはトーラー(キリスト教の旧約聖書)を持ち出し、パレスチナ人虐殺を正当化する集団がいる。正気ではない人びとによってイスラエルは動かされている。

 イスラエルは1973年10月6日にエジプト軍の奇数攻撃で始まった第4次中東戦争で窮地に陥り、8日にはゴルダ・メイア首相の執務室で開かれた会議で核ミサイルの発射準備をするということで合意している。その第一目標はエジプトとシリアの軍事司令部だった。

 ソ連の情報機関は早い段階でイスラエルが核弾頭を使う準備をしていることに気づき、その情報はエジプトの参謀長に伝えられ、9日の朝にはアメリカ政府へもイスラエルが核兵器を使う準備をしていると警告している。

 その後、アメリカは物資をイスラエルへ空輸してイスラエル軍の反撃を支援した。ヘンリー・キッシンジャーがエジプトのアンワール・サダト大統領に行った説明によると、核戦争へとエスカレートすることを防ぐためだったという。

 その一方、ソ連のアレクセイ・コスイギン首相は16日にエジプトへ飛んで停戦するように説得、22日にはキッシンジャーがイスラエルから内諾を得るのだが、イスラエルはエジプトへの攻撃をやめなかった。アメリカの足下を見透かしての強攻策だった。

 そこで、ソ連はアメリカに対し、 イスラエルが停戦の合意を守らないならば、適切な対応策を講じると警告。イスラエル軍の侵攻を阻止するため、ソ連軍を派遣する意志を表明したのだと解釈されている。キッシンジャーはイスラエルに停戦を強く求めた。(Seymour M. Hersh, “The Samson Option”, Random House, 1991)

 今回もロシアや中国が強く出ない限り、西側の有力メディアを利用して人びとを操るアメリカやイスラエルのカルト的な好戦派を止めることはできないかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404170000/

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