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2022/06/12 (Sun) 08:06:44
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クラシック音楽の作曲家の主要作品とその評価
クラシック音楽 一口感想メモ
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クラシック音楽の名曲と歴史的名盤
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クラシック音楽の名演奏家の録音への youtube リンク
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エレーヌ・グリモー(Hélène-Rose-Paule Grimaud, 1969年11月7日 - )
エレーヌ・グリモー 名演集
https://www.youtube.com/results?search_query=Helene+Grimaud&sp=CAI%253D
Hélène Grimaud - 検索 動画
https://www.bing.com/videos/search?q=H%c3%a9l%c3%a8ne+Grimaud&FORM=HDRSC4
美人は得 _ エレーヌ・グリモーがピアノを弾く姿を youtube で見よう
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エレーヌ・グリモー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC
エレーヌ・グリモー(フランス語: Hélène-Rose-Paule Grimaud, 1969年11月7日 - )は、フランスのピアニスト。
経歴
1969年11月7日、フランス南部のエクサンプロヴァンスにユダヤ系の言語学者の家庭に生まれる。7歳でピアノをはじめ[1]、9歳でエクサンプロヴァンスの音楽院に入学、J・クルティエに師事。その後、マルセイユでピエール・バルビゼに師事。1982年、13歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをジャック・ルヴィエ、室内楽をジェヌヴィエーヴ・ジョワに学ぶ。
1984年録音デビュー。1985年ラフマニノフのピアノソナタ第2番の録音により、モントルーのディスク大賞を受賞。同年、パリ音楽院研究科に進みジェルジ・シャーンドル、レオン・フライシャーに学ぶ。1986年エクサン・プロヴァンス音楽祭に出演。1987年よりプロのソリストとしてパリで活動に着手し、ダニエル・バレンボイム指揮のパリ管弦楽団と共演。以後、欧米著名管弦楽団に連続的に客演し世界各国で演奏活動。1990年クリーヴランド管弦楽団の招きで北米デビュー、翌年21歳でアメリカ合衆国に移住。2002年にはフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエに叙せられ[2]、また同年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。
フランス人であるが、ドイツ・ロマン派音楽にとりわけ魅了されることを明言している。ラフマニノフ以外のレパートリーは、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスのピアノ協奏曲のほか、リヒャルト・シュトラウスの『ブルレスケ』と、ブラームスの後期小品集がある。一方で、フランス近代音楽にさして興味がないことも明言していたが(例外的にラヴェルのピアノ協奏曲ト長調は1990年代に2度の録音がある)、2010年代後半頃からはドビュッシーのピアノ曲をリリースするようになった。またそれと前後して、バッハやリストも最近取り組むようになった。ショパンについては、来日した際にマウリツィオ・ポリーニが演奏しているのを聴きに行き、それをきっかけとして演奏するようになった[3]。
大学で動物生態学を学んでおり、1999年にニューヨーク・ウルフ・センターを設立、ニューヨーク州郊外で野生オオカミの保護活動に取り組むようになる。現在はニューヨークでの生活の一方で動物学を学び、オオカミの生態を研究しながら、その養育を続けている。共感覚の持ち主としても知られる。著書に『野生のしらべ』(北代美和子訳:ランダムハウス講談社、ISBN 4270000163)がある。
ディスコグラフィー
CD
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番、練習曲集「音の絵」、前奏曲変ロ短調、前奏曲嬰ト短調(DENON、1985年)
ショパン:バラード第1番、リスト:ダンテ・ソナタ、シューマン:ピアノ・ソナタ第1番(DENON、1987年)
シューマン:クライスレリアーナ、ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番(DENON、1988年)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番、6つのピアノ小品(DENON、1991年)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、ラヴェル:ピアノ協奏曲(DENON、1992年)-共演 ヘスス・ロペス=コボス(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームス:幻想曲集、3つの間奏曲、6つのピアノ小品、4つのピアノ小品(Erato、1995年)
シューマン:ピアノ協奏曲、R.シュトラウス:ブルレスケ(Erato、1995年)-共演 デヴィッド・ジンマン(指揮)、ベルリン・ドイツ交響楽団
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲、ラヴェル:ピアノ協奏曲(Erato、1997年)-共演 デヴィッド・ジンマン(指揮)、ボルティモア交響楽団
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(TELDEC、1997年)-共演 クルト・ザンデルリンク(指揮)、ベルリン・シュターツカペレ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、ピアノ・ソナタ第30番、ピアノ・ソナタ第31番(TELDEC、1999年)-共演 クルト・マズア(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、前奏曲嬰ト短調、練習曲集「音の絵」より第1・2・9番(TELDEC、2000年)-共演 ウラディミール・アシュケナージ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
『クレド』コリリアーノ:ファンタジア・オン・オスティナート、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」、ベートーヴェン:合唱幻想曲、ペルト:クレド、J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻から第1番プレリュード(Deutsche Grammophon、2003年)-共演 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、スウェーデン放送交響楽団、スウェーデン放送合唱団
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(Deutsche Grammophon、2004年)
『バルトーク:ピアノ協奏曲全集』ピアノ協奏曲第3番(Deutsche Grammophon、2004年)-共演 ピエール・ブーレーズ(指揮)、ロンドン交響楽団 (第1番はクリスティアン・ツィメルマン、第2番はレイフ=オヴェ・アンスネスが演奏)
『リフレクション』シューマン:ピアノ協奏曲、クララ・シューマン:リュッケルトの詩による3つの歌曲、ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、ブラームス:2つのラプソディ(Deutsche Grammophon、2005年)-共演 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、トルルス・モルク(チェロ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ピアノ・ソナタ第28番、ピアノ・ソナタ第14番「月光」(Deutsche Grammophon、2007年)-共演 ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン
『バッハ・トランスクライブド』J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第2・4・6・9・20番、ピアノ協奏曲第1番、前奏曲とフーガ第6番、シャコンヌ(ブゾーニ編)、前奏曲とフーガ イ短調(リスト編)、前奏曲 ホ長調(ラフマニノフ編)(Deutsche Grammophon、2008年)-共演 ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
『レゾナンス』モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番、ベルク:ピアノ・ソナタ、リスト:ピアノ・ソナタ、バルトーク:ルーマニア民族舞曲(Deutsche Grammophon、2010年)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番、コンサート・アリア「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?」、ピアノ協奏曲第23番(Deutsche Grammophon、2011年)-共演 バイエルン放送交響楽団室内管弦楽団、モイツァ・エルトマン(ソプラノ)
『デュオ』シューマン:幻想小曲集 作品73、ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、ドビュッシー:チェロ・ソナタ、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ(Deutsche Grammophon、2012年)-共演 ソル・ガベッタ(チェロ)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、ピアノ協奏曲第2番(Deutsche Grammophon、2012年)-共演 アンドリス・ネルソンス(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団
『ウォーター』水をテーマとした音楽と自然を繋ぐコンセプト・アルバム[4](Deutsche Grammophon、2016年)
『メモリー』シルヴェストロフ:バガテル第1・2番、ドビュッシー:アラベスク第1番、サティ:グノシェンヌ第1・4番、ショパン:ノクターン第19番、サティ:ジムノペディ第1番 他(Deutsche Grammophon、2017年)
『メッセンジャー』モーツァルト:幻想曲、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、シルヴェストロフ:使者、シルヴェストロフ:2つのディアローグとあとがき(Deutsche Grammophon、2020年)-共演 カメラータ・ザルツブルク
『フォー・クララ』シューマン:クライスレリアーナ、ブラームス:3つの間奏曲、ブラームス:9つのリートと歌(Deutsche Grammophon、2022年)-共演 コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
シルヴェストロフ:歌曲集「静寂の歌」(Deutsche Grammophon、2022年)-共演 コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
配信限定
『メモリー・エコー』(Deutsche Grammophon、2019年)
映像作品
『ピアノ・リサイタル』ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番、J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ(Kultur、2001年)
『エレーヌ・グリモー~オオカミと生きて』(EMI、2008年)-ライナー・モーリッツ監督によるドキュメンタリー
『ロシアン・ナイト』ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 他(Deutsche Grammophon、2008年)-共演 クラウディオ・アバド(指揮)、ルツェルン祝祭管弦楽団
ラヴェル:ピアノ協奏曲 他(Euroarts、2009年)-共演 ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
ピアノ・リサイタル『ウッドランド・アンド・ビヨンド』(C Major、2017年)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、シューマン:ピアノ協奏曲 他(C Major、2022年)-共演 カメラータ・ザルツブルク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC
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2022/06/12 (Sun) 08:14:59
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狼女=エレーヌ・グリモーの世界
共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。
例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。
音に色が見える共感覚
色聴と呼ばれ、日本にも専門の研究者が存在する。
共感覚者であると確証される現在の海外の人物
共感覚者であることを第三者が確証できるほどの極めて具体的な自らの共感覚の例を掲げた著作・芸術作品などの活動が確認できるほか、大学などの研究機関において被験者として検証実験を受けたり、研究者の著作・学術論文中にて引用・言及されており、共感覚者であると確証するに足る人物を挙げる。
アメリカ公共放送PBSとのインタビューで本人が語っている。
Helene Grimaud interviewed by Alexis Bloom for Quick Hits
https://www.youtube.com/watch?v=N_dw9-Bt_sM
いつもCは黒、Bは青、Fは赤、リストの曲は金色がかった色調に感じる。
また、11歳の時にバッハの平均律クラヴィーア曲集Fシャープメイジャー(嬰ヘ長調)のプレリュードを弾いている時に明るい暖かな赤とオレンジの間の色調を感じた。
数字にも色を感じる。2は黄色、4は赤、5は緑。
曲によってはいつも特殊な色の世界を感じる。時によって調性に影響される。
Cマイナー(ハ短調)は黒、Dマイナー(ニ短調)は青。
ベートーヴェンのテンペストソナタは黒、合唱幻想曲は黒、緑、赤、黄色のらせんを感じる。
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狼女=エレーヌ・グリモー
・性別: 女性。
・姓名: エレーヌ・グリモー Helene Grimaud。
・何人?: フランス人。
・何者?: クラシックのピアニスト。
・生年月日: 1969年11月7日生。
・備考: 美人ドキドキ
対称性の強迫
・子供の頃は奇行と奇癖の目立つ問題児。集団生活に馴染めず、いじめられっ子で友達もできなかった。
・幼少時からの対称性の強迫行為。勉強机の上で本の両側に同数の鉛筆が配され、本はノートから等距離に並べられなければならない。靴紐は両足とも同じようになるまで結んでは解いてを何時間も繰り返した(エレーヌ・グリモー『野生のしらべ』p.59)。
・コンサート・ピアニストになってからも強迫行為は暫く続いた。演奏旅行中に投宿したホテルの家具や備品を左右対称に並べ替えないと気が済まない。コンサート後は疲れているにもかかわらず、気を利かせたメイドが凝りに凝った強迫的ディスプレイを元に戻してしまったと確信して、恐れつつ電気も点けずに、ベッドルーム、バスルーム、洗面台と巡り、全てを並べ直して回った(同上。p.59-60)。
・しかし日本を演奏旅行中のある日、ホテルに帰り疲労の極致にあって猶、イルカのプリントされたセーターをその柄が上下左右対称になるよう物差し(!)を使って折り畳んでいた時に、発作的にセーターを窓から投げ捨て、以後強迫症状は止んだ(同上。p.60)。
・楽器の演奏やスポーツ等、完璧の追及が要求される営みには生得的な強迫的性格が必要、とエレーヌ・グリモーは主張する(同上。p.65)。
就眠の儀式
・眠る前にベッドの中で、教理問答で習った祈りを一定の規則で繰り返し声に出して唱える。そうして漸く眠りに就くことができた。言い間違えたり、発音やイントネーションが気に入らないと最初から唱え直し、満足するまで何時間でも続け、時には明け方に疲れ切って眠り込む、ということもあった(同上。p.51-52)。
・後、この儀式は音楽で役立つことになる。音楽学校の試験前夜、課題のシャルパンティエがどうにも退屈で憶える気が起こらず、諦めて床に就いたが、突然祈りの習慣が甦り、無意識的にスキャンされていたシャルパンティエの譜面を全て、かつて祈りを反復したようにリズムとアクセントに満足が行くまで飽くことなく繰り返してイメージ・トレーニングし、翌日試験ではその曲を完璧に弾きこなした(同上。p.52-53)。
自傷行為或いはエンドルフィン嗜癖(?)
・自傷行為が対称強迫の対象となる。6歳の時、母の故郷コルシカの海岸でかかとに傷を負い、麻酔無しで縫合の手術を受けたのだが、その最中に思わず笑みがこぼれるほどの至福感を体験する。たぶんエンドルフィン(*)が大量に分泌されたんだと思う。しかし心配する両親を尻目にめくるめく快感に浸っている自分に対して後ろめたさを感じてしまい、苦痛と涙を装ってことがこじれる。数分後に全ては忘却されたが、これを契機に全ての障害が始まった、とグリモー自身は記している(それが隠蔽記憶でなければね)(同上。p.40-44)。
(*)エンドルフィンについては ↓
「報酬系・ドーパミン・渇望:コルトレーン、ヘロインを断つ その16」
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10017910374.html
「練習による依存の適正な代替:コルトレーン、ヘロインを断つ その28」 参照。
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10025913975.html
・数年後、砂利道で偶然転んで膝に傷を負い、生を強く実感、エンドルフィン体験が甦る。自傷行為が勃発し、しまいには対称強迫と連動して右手に傷をつけると左手にも傷をつけないではいられなくなる。両手・両膝・両肘に絆創膏を貼った以前にも増して奇妙な子供とグリモーはなってしまう。(同上。p.57-59)。
[覚書: エンドルフィンは自傷行為が習慣化する理由の一つであるかもしれないが、事後的に(或いは発端として)生ずる自罰衝動はエンドルフィンでは説明できない? やはりエンドルフィンだけではタナトスを説明できない? そりゃそうか。]
・7歳の時、情操教育のため(まあ、問題児だったから)両親に音楽教室へ連れて行かれ、女性ピアノ教師が弾くシューマンを聴き、深く魅惑される。
自身の内奥から生ずる魔力、とグリモーは表現するが、それってやっぱエンドルフィンじゃないだろうか(音楽に感動するとエンドルフィンが出ます)。明らかに音楽はグリモーの性に合っていた。以後ピアノにのめり込み、自ら進んで練習する。両親はさらに偏った性格になるのではないかと心配するがもう遅い(*)。音楽という全く別種の刺激に触れて報酬系は新たに賦活され、グリモーを猛烈に駆り立てる。それかあらぬかパリ音楽院に入学した13歳の頃に自傷行為は自然に消えた(**)(強迫性プラス報酬系駆動、というのはコルトレーンの生涯を理解する上でもかなり参考になる)。
(*)この辺はグレン・グールドとちょっと似ている。手袋おやじも子供の頃はむちゃくちゃ練習大好きで、変人になることを危惧した両親から練習時間を日に4時間と制限されていた。そしてグールドもまたグリモー同様友達のできないいじめられっ子だった。しかし性格はちょっと(いやかなり)違う。グールドの場合は強迫じゃなくって分裂病質だとかアスペルガー症候群だとか言われたりしている。ミシェル・シュネデール『孤独のアリア』、宮澤淳一「グールドと精神医学」(KAWADE夢ムック文藝別冊『グレン・グールド』)参照。
(**)『野生のしらべ』p.64, p.59
・エンドルフィン仮説(ドーパミンでもいいけど)をさらに裏付けるのは、くたくたになるまで運動することを好んだ、というエピソード。延々と続く歩行や階段の駆け上り、バーベルや鉄アレイ、ランニング・マシーンを通じての肉体の酷使。この女、疲労を超越した快楽の味を占めているのが見え見えですぜ、ニセ医者の旦那(ちなみに歩行やジョギングといった反復運動はセロトニン神経を活性化する。セロトニンについては後で触れるかも)(同上。p.256-257)。
狼大好き
狼マニア。「狼女」たる由縁の症状。
アメリカ移住後、狼と運命的な出会いを経験、強く嵌り込む。
狼について大学で勉強し、果ては土地を買い込み放し飼いにして狼保護センターを設立するに至る。狼についての生物学的・博物学的な知識は『野生のしらべ』にも惜しみなく投入され、自伝的エピソードのカウンター・メロディを成す。気に入るととことん強迫的(いちず、とルビを振りたい)になるタイプみたいです。狼のために恋人も捨ててしまいました。
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10038082588.html
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アンニュイな魅力のエレーヌ・グリモー
http://akira-nonaka.blog.so-net.ne.jp/2016-02-04
エレーヌ・グリモーというピアニストは、昔からCDをずっと聴いていて馴染みのあるピアニストではあった。
今年2月に久しぶりの新作を発表し、「ウォーター」というタイトルでDGから発売される。それに伴い、じつに5年振りの日本でのリサイタルも開いてくれるようで、楽しみ。
彼女の容貌や、その全体像から香りでるような、なんともいえないアンニュイなフンイキ......
(以下掲載する写真は、FBでの彼女の公式ページからお借りしております。)
彼女の生い立ち、そして彼女の人となり、人生観・価値観みたいなものが、いわゆる普通の可愛い女性とは少し違うというか、一線を画した、少し表現が悪いけれど、「ちょっと変わった女性」的な摩訶不思議なところに妙に惹かれるものがある。
そういう意味も含めて、彼女の生い立ち、人となりを本で読んでみたいと、ずっと捜していた。
去年、フィルハーモニー・ド・パリでのCDショップで購入したグリモーの本。
もちろんフランス語で書かれているので読めないので、記念として買った意味合いが多かった。
でも彼女のことをもっと知りたい.....そんなことから日本での書籍がないか調べた。
野生のしらべ
エレーヌ・グリモー
北代美代子 訳
https://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%B9-%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC/dp/4270000163
内容はグリモーが自分の人生を振り返るもので2003年に書き上げた自叙伝、それを北代美代子さんが和訳されてランダムハウス社から和書として発売されている。彼女の生い立ち、人生観が書かれていて、とても自分にはタイムリーな本に思えた。
これを読了して、彼女の人生を知ったとき、なぜあのような独特のフンイキがあるのかが、理解できたように思えた。偶然ではないのだ。やはり、それ相応の試練の人生を歩んできているからこそ醸し出されるオーラなのだ、ということがわかった。
だが、和訳本にありがちなのだが、1冊丸々読んでみたところ、正直大変読みづらく、わかりにくい。日本語の文章がスムーズでなくて頭に入ってこないのだ。何回も読み返さないと全体が掴めなかった。
彼女のことをもっと、もっと知ってほしい、という一念から、この本の所々の抜粋をして、自分のコメントを少々入れて、パブリックドメインにするにはギリギリいいかな、というレベルの自己判断の元、日記にしてみることにした。
目的は、全体の流れがわかりやすいように、彼女の人生がキャプチャーできるようにまとめること。
そして、この本に興味を持ってもらって一人でも多くの方に読んでもらいたいように誘うこと。
(読んでみて問題あるようでしたらコメント示唆ください。)
彼女のCDも昔から、いろいろ持っていたが、今回のこの日記を書く上でさらに買い増して、このような布陣で臨む。
グリモーは、フランスのエクス=アン=プロヴァンスの生まれ。
小さいころから、言うことを聞かない、「ひとりの友達もつくらず」「人と違って」いた。左右対称性に異常にこだわる、という病気でもあって、自傷行為まで見せるようになって、心配した母親がその有り余るエネルギーをピアノに向かわせたところから、彼女とピアノとの出会いが始まる。
左右対称性の異常は、体の一部に傷がついた場合は、必ずその反対側にも傷をつけたいという欲望を感じるようになるし、自分の領土も同じように左右対称に整理されている必要があった。
勉強机の上では本の両側に同じ数の鉛筆がなければならず、本はノートの周りに同じ距離をとって並べなければならなかった。片方の靴ひもが反対側ときっちり同じになるまで結んでは、ほどきを繰り返したり.....
この対称性への強迫観念は自傷行為にまで到り、両親を悲しませ、音楽学校、ピアノに向かわせようとする。
もうこの頃からふつうではない、彼女独自の「人と違った」世界が広がっていた。
「人と違う」ことを生きることは、たとえばグリモーにとって小学校に通うこと自体、耐えがたい苦痛であって、それを救ったのが彼女が音楽的才能に恵まれていたということ。
ピアノを通じて、自己実現の手段、自分のありうる場所を見つけるようになれた、ということだった。
1982年13歳でパリ国立高等音楽院に入学して、その才能を開花させるものの、必ずしも順調ではなかったようだ。
入学試験はショパンのピアノソナタ第2番&第3番の第1楽章。この頃からグリモーは、ショパンに対して自然と通じ合うものを感じていたようだ。大いなるエレガンスと究極の洗練を持つ、そしてなによりも自分の感性に溶け込んでくる、と言っている。
そうして、もう一人尊敬している音楽家、ピアニストとして彼女が挙げているのがコルトー。その創意と音楽性、そしてある意味での完璧さの欠如。~ダンディの襟元でほどけたネクタイのように~とつねに称賛していた。コルトー版での指使いとペダルがきわめて錯誤的とも......
15歳になったときに録音、つまりCDを出すチャンスに恵まれる。彼女自身が望み選んだ作曲家がラフマニノフ。
グリモーは、もともとラフマニノフの音楽が、そしてそのピアノ協奏曲のなかではとりわけ一番身近に感じた「第二番」が好きだったようだ。たとえば、初めのフレーズですべてが語られてしまう「第三番」とは正反対に、「第二番」には冗長さという欠点がまったくない、と言い切っている。
自分は「第二番」より圧倒的に「第三番」派なので(笑)、そういう嗜好、考え方もあるんだな、と考えさせられた。自分は、第三番のあの初めのフレーズが全体を貫く共通主題になっていて、全体の統一感・様式美を決めている......そういう部分が特に好きなので、グリモーの考え方とは全く逆なのである。
ラフマニノフの音楽は当時の音楽語法に逆行していて、さまざまな分野で「革命」そのものが時代の流れであったとき、同時代のラヴェルやバルトークが組み込まれることになる動きが誕生していた、まさに、そういうご時世に、ラフマニノフは変わることなくロシア・ロマン主義に執着し、チャイコフスキーがその名を高らしめた音楽形式に忠実だった。
彼女は、このピアノ協奏曲「第二番」について、もう巷では有名なラフマニノフが交響曲第1番で大失敗してノイローゼになって、この曲で復活するまでの経緯を事細かく説明して、その感動をこの本で我々に伝えようとしていた。彼女のこの曲に対する情熱と言うのがひしひしと伝わってくる。
彼女の最初のCDはアムステルダムで録音された。
16歳以降になってから、ブラームスに傾倒。周囲からはイメージに似合わないと随分反対されたみたいだが、彼女のブラームス愛は相当のもので、どうしてもレパートリーとして加えたいと願うようになる。
ブラームスのどのような作品を聴いても、彼女にとって「知っている」という感覚を持つらしく、なにか自分のために書かれているように感じる....自分の感動の揺らぎに正確に対応しているという感覚.....そういう信じられないような親近感を持つらしい。
この本に書いてあるグリモーの「ブラームス讃」は、もう本当にとりとめもないくらい、何ページも費やして、そして限りなく熱く語れているのだ。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番、第2番もすばらしい作品としてCDとして完成させている。こうしてみると彼女は、15歳にしてはじめてCD録音をしてからおよそ20作品ほどの録音を世に送ってきているのだが、自分の想いのたけの作品を着実に録音という形で世に送ってきているのだということが実感できる。(このあたりの作品の解析は、次回の日記で試みます。)
このように自分の存在感、自己表現として音楽、ピアノの道を歩むものの、「自分の音を見つけ出す」ために悩み、フランスの伝統的な音楽界が自分に課してくるステレオタイプのイメージに随分苦しめられたようで、このままここにいても、という閉塞感から、パリ音楽院を離脱して、アメリカ移住を決心する。
でもその前に、1980年代の終わりごろに、マネージャーとの出会いも含め、国外でリサイタルを開けるようになったころの話を書かないといけない。ドイツ、スイス、日本、ロンドンなどなど。グリモーは空港が持つあの独特の雰囲気が大好きのようだった。
これは私もそう。毎年、海外音楽鑑賞旅行に出かけるときの、出発するときの羽田や成田のあの雰囲気、とてつもなくワクワクして、これから始まるちょっとした冒険に心踊るような子供のような感覚....とりとめもなく大好きである。
グリモーは、この時期に人生を決定する大事な出会いをする。
マルタ・アルゲリッチ。
マルタは、その通り道ですべてを押しつぶして進む力であり、絶対的に君臨する生の躍動である。
内面のできごとを全的に感じ取る。風のような女性だ。
彼女とのパートナーでもあったギドン・クレーメルとも大きなパートナーになってもらい、彼女がパリを離れるときにマンションを貸してくれたりしている。
マルタは、まわりに集まる若い音楽家の群れを、考えられないような寛大さで養っていたという。(笑)
そういう中間の過渡期を経て、グリモーはアメリカでのコンサート・ツアーの話を持ちかけられる。
このときは彼女は英語はまだ話せなかったようだ。
このアメリカツアーのときに、もう自分は帰らない、という決心をする。
パリで扉に鍵をかけ、ジーンズを二本ばかりと洗面用具入れ、旅費の代わりに数冊の本をスーツケースに投げ込み、そうしたあと、すぐにフロリダ州の州都タラハシーの住民になっていた。
森林におおわれた平らな田園地帯にある恐ろしく退屈な町。
そこでグリモーが引っ越してきたことに町の人は気づき、自然の外でホームパーティを開いてくれた。
そのとき、「気をつけたほうがいい。あそこには男が住んでいる。ベトナムの帰還兵だ。頭がちょっとおかしい。危険なやつだと思われている。」と言われる。
そして数日後に深夜に眠れなくて譜読みとかするとますます目が冴える、そして深夜の闇の中に散歩に出かける。
その瞬間、グリモーは、初めてそれを見た。
犬の姿をしている。でも瞬間的に犬ではないとわかる。
闇の中でその動物は鋭い眼光で、グリモーを見た。彼女の全身に震えが走った。
その後方に男が立っていた。町の人に教えてもらっていた危険な男、ベトナムの帰還兵だった。
2人は立ち話をして、その男はおもむろに自己紹介をする。グリモーがクラシックの音楽家であることを告白すると、自分もクラシック音楽が大好きで、レコードをたくさん持っている。好きな時に聴きにこればいい。
グリモーは、この誘いをちょっと荒っぽいと思ったらしいが(笑)、その動物は?と聞き返す。
これは狼だ。これがグリモーの狼とのはじめての対面。
狼は、柔らかな足取りで、彼女に近づいてきて、左手の臭いを嗅ぐ。
すると狼は、自分のほうからグリモーの手のひらに頭を、そのあと、肩をこすりつけた。
その瞬間は彼女は全身に電流が走る、電光のような火花を感じる。
そうすると狼は、仰向けになって横たわると、グリモーにお腹を見せた。
男は、「こんなのははじめて見た。自分に対してもこんな姿を見せることは滅多にない。」
最初の初対面で、グリモーは狼との運命の結びつきを感じ取る。
狼の社会~群れ~は人間社会と奇妙に似ている。それは体育会系の民主主義で、他の個体からリーダーと認められたものは、力、速さ、狩りの腕前だけで支配するのでなく、大きな部分を心理的影響力に依存している、と言われている。
この男との出会いから、グリモーはこの狼と恋に落ちてしまった。
この狼と会いたいがために、何回も訪れて、何時間もいっしょに過ごした。
狼からの愛情の交換は強烈で豊かだった。
不意に襲い掛かってくることもある。
狼のほうから愛情表現をされ通じるものを、狼は彼女の中に見出したのだ、と思う。双方にとって運命の出会いですね。
狼といっしょに過ごすことで、お互いどんどん相通じるものを感じ合う。
それからというもののグリモーは、狼に会いたいがためにしょっちゅうその男の家を訪ねる。
愛情という点について、狼はグリモーの人生の中でもっとも重要な存在になる。
これをきっかけにグリモーは動物行動学の勉強を始める。
さまざまな講演に出席する。アメリカ国内を歩き回り、専門家が狼の生態と行動を研究している保護区を訪ねたりした。
音楽、ピアノの割く時間は当然減らすことになる。レパートリーの幅を広げず、同じ曲の追及。注意を室内楽に集中した。
グリモーは、狼の行動学、研究そして自然復帰とだけを目的とする財団と公園を創設したかった。
狼の群れを住まわせる土地を買うために、コンサート出演料のすべてを貯金した。
そこでまず目的を達するために、いったんこの男と狼と分かれ、ひとりニューヨークに出る。ひとりゼロからの出発。五番街にバッグを下ろす。
目的の資本金に手をつけないがために、厳しい食生活、貧困の生活の一途。
電話帳を片手に政府機関を訪ね、コンサート用のステージ衣装のほかは、たった一枚しかなかった着替えを洗濯をするためのコインランドリーを探したりした。
3年。ようやく落ち着いてきたのが1997年。
自ら望んだ不安定な生活を両親に知らせることもなく、極秘に暮らした。
まさにバヴァロッティとヨーヨーマくらいしかクラシックの音楽家は知られていないクラシック不毛の土地。
ピアノの練習の条件がこれほど厳しいことはなかった。
まず、自分のピアノがなかった。
練習したいときは、五十七番街のスタンウェイ社にいくか、お金を払って2,3時間ピアノを借りた。
ようやく2001年にはじめてコンサート・ピアノ、スタインウェイDの所有者となった。
でもグリモーには狼たちがいて、音楽があった。
来る日も来る日も狼の囲い用の土地を探すために懸命になった。そんなある日、不動産屋から連絡があって、ついにグリモーにとっての天国の土地を見つけてくれた。
地元当局との果てしない交渉の結果、「ニューヨーク・ウルフ・センター」を設立。
30名ほどの従業員を雇用。(現在はわかりませんが。)最初の狼数匹を収容した。
センター設立後は、1999年に750名の子供が、2002年には8500人が訪れるようになった。
グリモーの最大の楽しみにしていることのひとつは、夜、囲いの狼たちのそばで音楽の研究をすること。
そして、コンサートの出演料はすべて、この施設の運営費、狼の養育費に充てられ、それが尽きてくると、またコンサート遠征に出かける、という毎日。
なんと野性的なんだろう!彼女の野性的で摩訶不思議なオーラがいっぱいなのは、このような人生を歩んできているからなのだ。
表面的な生き方をするだけでは絶対得られない、修羅場の人生を歩んできたからこそ得られる”本物”の凄み。
この彼女の人生を書き綴った(彼女自身の独白本)、この「野生のしらべ」という本は、もっともっと詳しく内省的に彼女の心情描写を綿密に描いています。
自分は、それを何回も読んで全体のシナリオが見えるレベルで掻い摘んでいるに過ぎなくて(パブリックにできるギリギリのレベルという自己判断ですが.....)、5月の彼女のリサイタルの前に、ぜひ読んでもらいたい本と思ってこの日記にしました。この本を読み終わったとき、ほんとうに感動してしまい、ぜひこの感動を伝えたいとただそれだけを思っただけ。
またこういう人生の変遷の歴史を知りつつ、一連の彼女のCDを聴き込むと、よりエレーヌ・グリモーというピアニストの真髄がわかるような気がしました。
自分もグリモーのことは、プロフィール欄に書かれている表向きのことくらいしか見識がなかったので、この本を読んで、彼女の数奇な人生に本当に感動した次第なのです。
海外への音楽鑑賞旅行も、なにもヨーロッパだけに限ったことではなくて、アメリカもぜひ訪問したい夢があります。(ヨーロッパには、数えきれないくらい、何回も行っているのだが、アメリカには、なぜか縁がなく、生涯にかけて1回も訪れたことがないのです。)
そのときコンサートホールやオペラハウスだけでなく、番外編として、このグリモーの「ニューヨーク・ウルフ・センター」をぜひ訪問してみたい!
次回の日記では、彼女のディスコグラフィーを聴きこんでの試聴記を予定しています。ここで説明してきた彼女の作曲家の嗜好をそのまま録音として作品化してきた、その変遷の歴史、彼女の音楽観を理解しつつ聴き込む訳です。
つくづく思うのは、クラシック録音の王道のDGレーベルのピアノの録音がじつに美しいと感じることです!!!
コメント
ま~さん
グリモーの稿、じっくりと読みたいと思います。話は変わりますが、児玉麻里さんのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をこのところ聴きこんでいますが、まあ素晴らしい演奏であり高品位な録音ですね。いつも聴き終わって感じるのは、ベートーヴェンの音楽の素晴らしさです。壮大な交響曲の世界もいいですが、もっと身近に置いておきたい世界、ベートーヴェンのピアノ・ソナタにはそんな魅力が満ちています。このディスクを紹介していただいたノンノンさんに改めて感謝!
by ま~さん (2016-02-07 08:53)
ノンノン
ま~さん、
まさにおっしゃる通りですね。自分も大編成ものも好きなのですが、室内楽も音楽的、そしてオーディオ的の両方において好きです。室内楽というと隙間の美学というか、演奏者の息遣いやフレージングの生々しい表現が、目の前で展開される感覚が、とてつもなく好きだったりします。生演奏だけでなく、オーディオ的にも。またお恥ずかしい限りですが、オーディオの再生環境からすると深夜の時間帯や騒音を考えると、大音量のオケよりも室内楽のほうが、より接しやすいメリットもありますね。
児玉麻里さんのSACD、気に入っていただいて光栄です。今年の11月には、児玉麻里・児玉桃姉妹によるPENTATONEからの新譜もあるようで、期待しています。もちろん日記で取り上げますよ!(笑)
by ノンノン (2016-02-07 18:58)
Judy
野生の調べは確かに読みにくくて、私も何度か読み返しました。訳が悪いというよりHeleneの思考がとても深くてしかも超スピードで動くので、平均的な人にとっては一度読みでは理解し難いのでしょう。私はカリフォルニアに住んでいる上、彼女の弾いたBeethovenのTempestによって救われたことがご縁で、もう狼センターには3回、Helene自身との晩餐会というのにも2回行く機会に恵まれました。実物はさらに優雅で美しく、どんな人の話もあの目でじーっと相手を見ながら熱心に聞くので誰もが惹かれてしまいます。もしものんのんさんが狼センター並びにHeleneとのFound Raising Dinnerに興味がお有りなら、3回目が2017年の4月から6月にはあると思いますのでお知らせすることが出来ます。
Heleneがきっかけでしたが、のんのんさんのBlogは「親切」に満ち満ちていてとても読み甲斐があります。人のためにこれだけの時間を割いて写真も満載してBlogを書いてくださってありがとう。
by Judy (2016-10-28 15:33)
ノンノン
Judyさん、コメントありがとうございました。そして、とても暖かいメッセージありがとうございました。いたく感動いたしました。(笑)この自叙伝の複雑さというのが、グリモーさんの思考回路にある、というコメントは鋭いと思いました。確かにその通りですね。なんか俗的なものとは距離感があって、すごいピュアで、生き物の本能と通じ合うような、そんな才能の持ち主ですよね、彼女は。Judyさんが人生経験において、グリモーさんと深い関わりを持っていらっしゃたことに驚き、うらやましいのと、グリモーさんに関する私の拙文を読んでいただき、光栄だと思いました。ありがとうございます。
じつは、来年の海外旅行は、どこに行くのか決まっているので、グリモーさんのウルフセンターの創立祝賀ディナー(?)、ぜひぜひ参加してみたいのですが、なかなか日程が取れそうにありません。
その反面、その翌年の2018年に、生まれてはじめてアメリカに渡航する予定で、そのときの他人と違う旅行という位置づけで、最大のイヴェントとして捉えているのが、グリモーさんのウルフセンターへの訪問なのです。
旅行前になりましたら、自分のネットワークでウルフセンターへの住所、行き方など調査しようと思っていたのですが、もしよろしければ、ご教示願えると大変光栄なのですが、いかがでしょうか?
自分でも思ってもいない展開でした。(笑)
このコメント欄で公開など不都合がありましたら考慮します。
まだまだ先だなぁと思いながらも、早く行きたい、という気持ちも交差して、複雑だったんですが、Judyさんのコメントで、一気の気持ちがそちらに加速してしまいました。(笑)
私の拙ブログも読んでいただき、ありがとうございます。もともと海外旅行の現地情報を、お世話になっている旅行会社スタッフと共有したいと思い、始めたブログでしたが、どんどんテーマの枝葉が広がっていきました。今後とも、よろしくお付き合いいただけると光栄です。ありがとうございました。
by ノンノン (2016-10-29 01:49)
Judy
http://nywolf.org/
忘れない内にこのページを載せておきます。ここに行けばWolf Conservation Centerのことはほとんどわかりますし、Heleneがピアノと同等のPassionを持ってこのNYWCCを維持しているのがわかります。晩餐会もその寄付を募るためのものでした。私は犬は飼っていても、野生の動物とそれほど通じるものを持ち合わせていないので、HeleneやBartokのように特殊な感覚を持っている人は凄いな〜と感心するのみです。去年の4月に一度目のFund raising dinnerのお知らせを受けて一晩考えて決めたのですが、行って良かったです。
14人のゲストのうち私だけが帰る宿が別方向ということでなんとHeleneとボーイフレンドのMatが送ってくれるという幸運にも恵まれました。その日のお昼はBrhams Piano Concerto #1を弾いて、夜からの晩餐は知らないゲストたちと3時間もおしゃべりして、Heleneは相当疲れていたはずです。でも、私を完全にゲスト扱いで自分は車の後ろの席に座って私にどうしても助手席に座るようにいって譲らなかったのです。お陰様で宿につくまでの20分位3人で話が弾んで、「またね〜。」という感じでお別れしました。遅かったので宿の玄関の電気がついていなかったらHeleneは心配して車から降りて私が無事に中に入れるまで見ていてくれたのですよ。今年の6月の二度目の晩餐会で会った折にMatもHeleneもこちらのことを実によく記憶していてくれたので驚きました。だって、ゴマンといるファンの中のひとりですよ。それほど誠心誠意の人たちなので、あんなに世界中を回ってコンサートして、体は大丈夫かな、長生きしてほしいな、と祈るのみです。コンサートの後のリラックスの秘訣はなんとかなり緊張を強いられるTVドラマを観ることなんだそうです。そのことでは一年目に隣の席に座ったMatと意気投合して、お互いに好きなドラマ名を交換し合ったのでした:The Americans, Hannibal Lechter, The Fall, Happy Valley,
スパイ物、残酷な殺人、人間の奥底に隠された秘密が暴かれた時、、、などというトピックばかりです。日本でも見る機会があったら是非見てみて下さい。Heleneの音楽鑑賞にまた深みを与えてくれることでしょう。
長い間生きてきて、誰かのファンとしてこういうことに参加したのは初めてだったので、偉大なアーティストと生で触れ合う価値の凄さがわかりました。
のんのんさんもきめが細かく愛情深い人であることはBlogから疑う余地もありません。どうか忙しいときには休むことも考えて長生きしてくださいね。
by Judy (2016-10-30 12:27)
ノンノン
Judyさん、ありがとうございました!
なんと素敵なグリモーさんとの想い出なんでしょう!
詳細な描写まで教えていただき、なんかその場が頭の中に浮かんできそうです。
教えていただいたHPの中に、Donationがありましたので、自分の出来る範囲で、ぜひ寄付させていただこうと思います。自分の個人情報も送れるようなので、なにかグリモーさんと繋がるような感じで嬉しいですね。
NYWCCは、偶然なのかFBのほうで、登録していたりしました。(笑)じつはそこだったというのを知って驚きです。
FBのほうからの寄付できるようになっているんですね。
ぜひ2018年の旅では、NYWCC訪問を実現して、自分のブログにその報告をしたいと思っておりますので、そのときはぜひご覧になってください。
どうもありがとうございました。
by ノンノン (2016-11-01 22:41)
Haru maro goro
ノンノン様、初めまして。
グリモーがデビューした時は、演奏より長髪の美少女だった印象ばかりが強くて、でもどこか気になるピアニストでした。それからかなりの年月が経ち、テレビ放送で髪型が変わって大人になったグリモーの演奏会を聴きました。少女期のイメージが変わってびっくりしたのを覚えています。それから、彼女の演奏を聴いています。
先日、彼女の弾くバルトークのコンチェルトのCDを聴いて、グリモーの検索をしてこちらのブログに辿り着いたのです。
ノンノン様の素晴らしい文章のおかげでグリモーの歩んできた道を知りることができて嬉しく思いました。彼女の演奏に惹きこまれた理由の一部はこの事に関係していたかもしれません。ご紹介くださりどうもありがとうございました。
私はコンサートからかなり足が遠のいています。東京文化会館のバックヤードの記事、とても興味深く拝読しました。20年位前に行ったのが最後です。
by Haru maro goro (2016-11-24 19:23)
ノンノン
Haru maro goroさん
コメントありがとうございました。
グリモーさんは、ピアノ作品はさることながら、その容貌もなんか吸い込まれるような純粋なものを感じるので、とても魅力的で人を惹きつけるなにかをもったピアニストだと思います。
ボクもこの野生の調べを読んで、ずいぶんと、そのピュアな瞳に隠されている本能みたいなものの原因がわかり感動しました。
生演奏からずいぶん離れているとのことですが、ぜひ足を運んでみてください。生演奏独特のよさは、その感動、演奏家の息遣いが直に感じられることだと思っています。
ボクもオーディオで聴く良さもわかりつつ、生演奏のよさも認めるという両刀派だったりします。(笑)
by ノンノン (2016-11-27 08:39)
http://akira-nonaka.blog.so-net.ne.jp/2016-02-04
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3:777
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2022/06/12 (Sun) 08:19:19
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グリモー
Brahms Piano Concerto No 1 First Movement Grimaud Rec 1997
https://www.youtube.com/watch?v=MBk3xWSi3n4
https://www.youtube.com/watch?v=NiZVuzJoZSk&feature=emb_title
https://www.youtube.com/watch?v=x7O61rC8zAo
Piano: Hélène Grimaud
Conductor: Kurt Sanderling
Orchestra: Staatskapelle Berlin
Brahms - Piano Concerto No. 1 (Hélène Grimaud)
https://www.youtube.com/watch?v=2ji8cTeL6OY
Johannes Brahms - Piano Concerto No. 1 In D minor, Op. 15
Piano: Hélène Grimaud
Conductor: Andris Nelsons
Vienna Philharmonic Orchestra
Brahms Concerto piano No 1, 1er mvt Helene Grimaud piano Orchestre de Baden-Baden, Michael Gielen.
https://www.youtube.com/watch?v=306f3rWN10g&feature=emb_title
Helene Grimaud piano
SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und-Freiburg
Michael Gielen.
Brahms Piano Concerto No. 1 - Hélène Grimaud
℗ 2013 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin
https://www.youtube.com/watch?v=N36YGPX0zrI
https://www.youtube.com/watch?v=ACT3vs5P55o&feature=emb_title
Hélène Grimaud
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Andris Nelsons
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2024/07/27 (Sat) 06:18:32
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あああ
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2024/08/13 (Tue) 05:47:29
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あ23
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6:777
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2024/12/22 (Sun) 07:36:17
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ああ
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7:777
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2024/12/22 (Sun) 11:16:56
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フェルッチョ・ブゾーニ
バッハ 無伴奏ヴァイルリンのためのパルティータ第2番ニ短調
からシャコンヌのピアノ編曲
Hélène Grimaud – Bach: Partita for Violin Solo No. 2 in D Minor, BWV 1004 (Chaconne arr. Busoni)
https://www.youtube.com/watch?v=7IuPcQqhNpU
若き日のエレーヌ・グリモー
バラード 第1番 ト短調 作品23 · エレーヌ・グリモー · フレデリック・フランソワ・ショパン
https://www.youtube.com/watch?v=vU1a1Ux06uE
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8:777
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2024/12/22 (Sun) 11:18:54
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エレーヌ・グリモーの初期録音をブリリアントがCD化!(5CD)
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/305100001/
15歳でDENONに録音したラフマニノフ・アルバムでデビューし、その容姿の美しさからTVのCMなどにも出演して話題となったピアニスト、エレーヌ・グリモーがDENONレーベルにおこなったレコーディングを集めたボックス・セット。
13歳でパリ音楽院への入学を許可され、ジャック・ルヴィエの教えを受けて、15歳で同音楽院を首席で卒業するという、まさに特別な天才少女だった彼女に注目した当時のDENONの慧眼ぶりはさすがで、最初のアルバムとなったラフマニノフ作品集が、フランスでディスク大賞を受賞したことからもそのことは明らかでした。
その後、1992年までの7年間に、DENONには4枚のアルバムをレコーディングし、続いてワーナー・ミュージックに移って7枚のアルバムを制作、さらに2002年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結んで、コンチェルトを中心にしたレコーディング計画もすでに発表されています。
DENONへの録音は彼女が15歳から22歳のときにおこなわれたもので、感性豊かでしかも思い切りの良い演奏が、フレッシュな魅力を発散していてとても魅力的です。
収録内容
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.36(1985年7月デジタル録音)
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」op.33(1985年7月デジタル録音)
ラフマニノフ:前奏曲変ロ短調op.32―2(1985年7月デジタル録音)
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調op.32―12(1985年7月デジタル録音)
ショパン:バラード第1番ト短調op.23(1987年8月デジタル録音)
リスト:ダンテ・ソナタ(ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」)(1987年8月デジタル録音)
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調op.11(1987年8月デジタル録音)
シューマン:クライスレリアーナop.16(1988年11月デジタル録音)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調op.2 (1988年11月デジタル録音)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調op.5(1991年12月デジタル録音)
ブラームス:6つのピアノ小品op.118(1991年12月デジタル録音)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18(1992年6月デジタル録音)*
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 (1992年6月デジタル録音)*
*ロペス=コボス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/305100001/
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9:777
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2024/12/22 (Sun) 11:20:01
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グリモー/ワーナー・クラシックス・ボックス(6CD)
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/1409250001/
フランスのピアニスト、エレーヌ・グリモーが20代半ばから30代初めだった1995年から2001年にかけてワーナー・クラシックスで制作した6枚のアルバムをまとめたお買得ボックス。
13歳でパリ音楽院への入学を許可され、ジャック・ルヴィエの教えを受けて、15歳で同音楽院を首席で卒業するという、まさに特別な天才少女だった彼女に注目した当時のDENONが制作した最初のアルバムとなったラフマニノフ作品集が、フランスでディスク大賞を受賞するなど高い評価を獲得、その後、22歳までに同レーベルで計5枚のアルバムを制作することになります。
ワーナー・クラシックスへの録音はその3年後の1995年に始まり、協奏曲アルバム5枚と、得意のブラームスのソロ・アルバムを1枚制作しています。
その後、2002年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結び現在に至っています。
【若きグリモーの果敢な演奏】
ワーナー時代のグリモーは、フレッシュなDENON時代の魅力とはまた違ったダイナミックな表現もおこなうようになります。
ザンデルリングとのブラームスのピアノ協奏曲第1番では指揮者と同じ路線で重厚ながら深い抒情を聴かせ、ジンマンとのシューマンとリヒャルト・シュトラウスでは躍動感のあるアプローチで初期ロマン派の味わいを醸し出します。
同じくジンマンと組んだラヴェルとガーシュウィンでは、響きのクリアーさとリズムの良さにより、ジャズのイディオムも導入された楽曲のキャラクターを鮮やかに描き出しています。
マズアとのベートーヴェン、アシュケナージとのラフマニノフも、それぞれの作品にふさわしい指揮者との共演といえるもので、適材適所、メジャーならではの贅沢なキャスティングが聴き応えある内容に繋がっています。
一方、ブラームスのソロ作品では、作曲者晩年のロマンティックで美しい音楽を、豊かな情感に彩られた魅力的なものとして聴かせています。
参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)
【収録情報】
Disc1
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
● R.シュトラウス:『ブルレスケ』
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ベルリン・ドイツ交響楽団
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
録音時期:1995年(デジタル)
Disc2
● ブラームス:幻想曲集 Op.116
● ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
● ブラームス:6つのピアノ小品 Op.118
● ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
録音時期:1995年(デジタル)
Disc3
● ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
● ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ボルティモア交響楽団
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
録音時期:1997年(デジタル)
Disc4
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ベルリン・シュターツカペレ
クルト・ザンデルリンク(指揮)
録音時期:1997年
Disc5
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
クルト・マズア(指揮)
録音時期:1999年
Disc6
● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
● ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
● ラフマニノフ:練習曲集『音の絵』Op.33-1, 2, 9
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴラディミール・アシュケナージ(指揮)
録音時期:2000&2001年
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/1409250001/
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10:777
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2024/12/22 (Sun) 11:25:16
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エレーヌ・グリモーが取り上げた作曲家の主要作品とその評価
トマソ・アントニオ・ヴィターリ(Tomaso Antonio Vitali、1663年3月7日 - 1745年5月9日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Lucio Vivaldi(1678年3月4日 - 1741年7月28日)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830324
ドメニコ・スカルラッティ Domenico Scarlatti(1685 - 1757)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830323
バッハ Johann Sebastian Bach (1685- 1750)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830326
ヘンデル Georg Friedrich Händel (1685 - 1759)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830327
クリストフ・グルック Christoph Willibald (von) Gluck(1714年7月2日 - 1787年11月15日)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830343
ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732 - 1809)(室内楽)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%B3%28%E5%AE%A4%E5%86%85%E6%A5%BD%29
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830344
カール・ディッタースドルフ (Carl Ditters von Dittersdorf 1739年11月2日– 1799年10月24日)
https://en.wikipedia.org/wiki/Carl_Ditters_von_Dittersdorf
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756 - 1791)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830348
ベートーヴェン( Ludwig van Beethoven,1770 - 1827)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830351
ニコロ・パガニーニ Niccolò Paganini(1782年10月27日 - 1840年5月27日)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830352
シューベルト( Franz Peter Schubert 1797 - 1828)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830357
メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn Bartholdy, 1809 - 1847)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830361
シューマン(Robert Alexander Schumann, 1810 - 1856)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830363
ショパン(Fryderyk Franciszek Chopin 1810 - 1849)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16830364
ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner , 1813 - 1883 )
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ヨアヒム・ラフ(Joseph Joachim Raff、1822年5月27日 - 1882年6月24日)
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ガエターノ・ブラーガ(Gaetano Braga、1829年6月9日 - 1907年11月21日)
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ブラームス(Johannes Brahms, 1833 - 1897)
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セザール・キュイ César Cui (1835年1月18日 - 1918年3月26日)
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ヘンリク・ヴィエニャフスキ(Henryk Wieniawski, 1835年7月10日 - 1880年3月31日)
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サン=サーンス(Camille Saint-Saëns,1835 - 1921)
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マックス・ブルッフ Max Christian Friedrich Bruch(ドイツ ケルン 1838 - 1920)
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チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky、1840 - 1893)
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ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák 、1841 - 1904)
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カール・ミレッカー(Carl Millöcker、1842年4月29日 - 1899年12月31日)
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ジュール・マスネ Jules Emile Frédéric Massenet(1842年5月12日 - 1912年8月13日)
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グリーグ(Edvard Hagerup Grieg、1843 - 1907)
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ダーヴィト・ポッパー(David Popper、1843年6月16日 - 1913年8月7日)
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リムスキー=コルサコフ Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov(1844 - 1908)
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パブロ・サラサーテ(Pablo Martín Melitón de Sarasate y Navascuéz(1844 - 1908)
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ルイージ・デンツァ(Luigi Denza、1846年2月23日 - 1922年1月26日)
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リッカルド・ドリゴ(Riccardo Eugenio Drigo, 1846年6月30日 - 1930年10月1日)
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フランシス・トーム Francis Thomé (18 October 1850 – 16 November 1909)
https://fr.wikipedia.org/wiki/Francis_Thom%C3%A9
マックス・ボグリッチ Max Vogrich(1852年1月24日– 1916年6月10日)
https://en.wikipedia.org/wiki/Max_Vogrich
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(Ruggero Leoncavallo, 1857年4月23日 - 1919年8月9日)
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アントン・アレンスキー(Anton Stepanovich Arensky, 1861年7月12日 - 1906年2月25日)
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シベリウス(Jean Sibelius, 1865 - 1957)
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フランツ・ドルドラ Franz Drdla (1868年11月28日 - 1944年9月3日)
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モーリス・ラヴェル Maurice Ravel(1875 - 1937)
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2025/01/31 (Fri) 19:23:34
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GRFのある部屋 2016年 05月 17日
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル
https://tannoy.exblog.jp/25235393/
今日は楽しみにしていた、エレーヌ・グリモーの演奏会に行ってきました。会場は、新宿のオペラシティです。この会場には、近くのバス停から渋谷行きに乗り、のんびりと行っても30分で着きます。とても便利な演奏会場なのですが、新宿にもどこにも寄りません。帰ってくるとそこは、家から200mの最寄りのバス停。地下鉄にも乗らず、喧騒の中に行かないので、演奏会の余韻をそのまま持って帰ることが出来ます。帰りは20分ぐらいで戻って来ますから、専用の送り迎え付き見たいです。
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル_f0108399_01735.jpg
下りる停留所は、国立劇場前で、オペラシティには、少しだけ歩きます。そのアプローチもいい感じです。もう、六時半になろうとしているのですが、陽が長くなっています。
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル_f0108399_064122.jpg
特徴ある入り口を入っていくと、ゆったりとしたアプローチが、目の前の甲州街道の喧騒から、音楽ホールへの気分転換を図ってくれます。この会場には、何時もオーケストラを聴きに来ます。だからといって、良くオーケストラのコンサートが開かれているわけではありません。山形交響楽団や東京交響楽団、東京フィルハーモニー、それに外国の一流だけど、超一流ではないオーケストラが演奏をしに来ます。
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル_f0108399_083878.jpg
今日の席は、なるべく前の方で聴こうと思い、前から4列目でした。ピアノはいつも右側で聴いています。指使いは見えませんが、演奏しているときの表情はが見えます。音も右側の方が良いですね。ピアノがピカピカで凄く大きく見えました。彼女の持ち込みのピアノなのでしょうか?(翌日ホールに確かめたら、ホールのピアノから選んだそうです)
彼女のCDは良く聴いています。入魂の演奏が多く、安易に聞き流すわけにはいきません。真摯な演奏には、こちらも真剣な姿勢を要求されます。会場の入りは、七〜八割ぐらいでしょうか?大分空席も見えました。この演奏を聴きに来ないのはもったいないと思いました。普通のピアノ演奏会から比べれば、すこし高い入場料ですが、それでもCD二枚分です。あれだけCDが出ていても、CDを購入する層と演奏会を聴きに来る層は違うのでしょうか。
私の中では、CDで聴くような音が、実際にするのだろうか?という興味が大きかった事も事実です。
演奏曲目は、
前半
・ラヴェル:水の戯れ op.30
・リスト:エステ荘の噴水
・ドビュッシー:沈める寺
・フォーレ:舟歌第5番
・ヤナーチェク:アンダンテ (霧の中より)
・アルベニス:「イベリア組曲」よりアルメリーア
・べリオ:水のクラヴィア
・武満 徹:雨の樹・素描 II
後半
・ブラームス:ピアノソナタ第2番嬰へ短調
というプラグラムです。このプログラムは、彼女の最新のアルバム「Water」に収録されている曲目だそうです。前半は全曲通して演奏されると言う事でした。順番にもこだわりがあるのでしょう。しかし、よく見るとCDのアルバムとは異なる順番で構成されていました。
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル_f0108399_10454289.jpg
黒の上着に、パンタロンという実用的な姿で出て来たグリモーは、とても46歳には見えません。すっとピアノに座ると、第一曲が流れてきました。ん?これはラヴェルではありませんね。しかし、極めて美しいピアノの音です。いままで聴いたピアノリサイタルは、数え切れないほどですが、もっともはっきりとした音を出しています。調律もあっているし、音が澄んで、そして遠くまで響いていく音です。最後のペダリングも長く余韻が響いてきます。一番近い音は、メジューエワですが、演奏スタイルが違います。
二曲目もパンフレットの順番のリストではありません。どうやら順を変えて演奏されているようです。終わってから、曲順変更の案内を見ました。この順番が、CDでの順番ですから、元に戻したのでしょうね。リストも素晴らしく、最後の沈める寺の、音が沈んでいく最後まで余韻を響きかせておりました。終わった途端盛大な拍手が来ました。大満足です。
・べリオ:水のクラヴィア
・武満 徹:雨の樹・素描 II
・フォーレ:舟歌第5番
・ラヴェル:水の戯れ op.30
・アルベニス:「イベリア組曲」よりアルメリーア
・リスト:エステ荘の噴水
・ヤナーチェク:アンダンテ (霧の中より)
・ドビュッシー:沈める寺
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休み時間は、15分です。知った顔を探しましたが、常連はお見受けしませんでした。ただ、先日紀尾井のレーゼルでもお会いした旧知の方と再会しました。78歳になられるそうですが、ヴァイオリンとピアノの演奏会を中心に聴きに来ているそうです。去年の上野のワルキューレでもお見受けしましたが、とてもお元気です。私も、あと10年頑張らなければとネジ巻かれました。
後半は、ブラームスの作品2番のピアノソナタ第二番です。19歳のブラームスが、師匠のシューマンの奥さん、クララに献呈した曲です。嬰ヘ短調は、シューマンのピアノソナと1番と同じですね。青春の情熱に満ちています。その複雑な曲を、一切混濁せず、引き抜けていくグリモーの力量に驚きました。切れ味の違いは有りますが、パワーは、アルゲリッチにも負けません。全くミス無く、オクターブの難しい奏法を楽々とこなしていくのです。
第二楽章と第三楽章は、ロ短調、最後は嬰ヘ短調から、嬰ヘ長調へと昇華されていきます。前半のリストも、そういえば嬰ヘ長調の曲です。演奏会全体の色合いが、水のような調正に統一されていたのかも知れません。ピアノのおとはDGの定評あるピアノ録音と全く同じでした。録音の様に演奏会場では聞こえませんから、逆な意味で驚きました。
アンコールは、お得意のラフマニノフでした。情緒たっぷりで、まったく違う響きを見せてくれました。私の中では、二十年前のロンドンでのポリーニ、昨年の名古屋でのメジュエーワ、そして、今回のグリモーが忘れられない演奏会になった様です。7月には、ロシア派の巨匠、プレトニョフがあります。私も最近は、ピアノとヴァイオリンばかりですね。
ホールを後にして、初台の食堂に入った途端、食堂の上を高架が通っている様な振動がし始めました。同時に、お客の携帯が一斉に振動し始め、緊急地震速報のけたたましい音が鳴り響きました。食堂の係りの人が、すぐに自動扉をあけていつでも逃げ出せるようにしましたが、それだけで収まったようです。
急いで、食事は終わらせて、バスに乗っていたら、あっという間です。高円寺の車庫を過ぎると、もう誰も乗っていません。家の近くの停留場下りて、夜道を歩いたら、これは、便利だと実感しました。次のオペラシティはヒラリー・ハンになるとおもいますが、その前に、お隣の新国立での、ローエングリーンがあります。また、バスに揺られて行きましょう。
Commented by リウー at 2016-05-17 18:20 x
行きたかったのですが、都合がつきませんでした。2010年のコンサートはアルバムresonanceの曲順そのままでした。
グリモーの音は、実際に聴くとかなり力強い感じがしました。
Commented by TANNOY-GRF at 2016-05-17 18:25
リウーさん 残念でしたね。前回は6年前だったのですね。音は言われるように、力強い奏法です。ペダルを使って、あれだけ切れの良い音を出すのは、打鍵のスピードが速いからでしょうね。スタインウェイのピアノのサンプルみたいな音でした。
Commented by Bellwood at 2016-05-19 11:32 x
これは行ってみたかったですね。今はちょっとヨーロッパ旅行直後の虚脱状態なので。もっと小さいホールだったら無理して行っていたかもしれません。CDを買ってみます。
Commented by TANNOY-GRF at 2016-05-19 15:53
Bellwoodさん あれだけの強行軍ですから、無理ないですね。私が聴いたピアニストのなかでも一二を争うほど、音が澄んできれいでした。空席があったのが信じられません。オペラシティは、次の晩はアルゲリッチだったのです。大分の震災のチャリティですね。とんでもないホールです。
Commented by TANNOY-GRF at 2016-05-19 16:03
オペラシティのホールは、大きさはムジークフェラインザールとほぼ同じですね。違うのは、天井の形状です。前の方の10席ぐらいは、反射板の下で、音が抜けすぎません。今回は4列目でとても細かなニュアンスを聞き取ることが出来ました。SACDで聴くDGの音でした。ご夫婦で来られているかとさがしていました。
https://tannoy.exblog.jp/25235393/