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2022/05/29 (Sun) 15:04:08
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日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説! 知られざる日本の財宝、驚愕の金額…米デフォルトと関連
2021.11.12
https://tocana.jp/2021/11/post_225242_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
※本記事は、公開するにあたって非常にリスクの高い危険な内容を含む記事となっておりますので、後半部分は有料化します。本記事の内容を拡散・コピペ・引用することは固く禁じます。
ジェームズ 今日はアメリカのデフォルトにからんだ日本のゴールドの話をしましょう。
──アメリカのデフォルトと日本のゴールドが何か関係しているんですか?
ジェームズ 密接な関係です。まず、アメリカのデフォルトの説明からしていくと、今年の9月28日にイエレン米財務長官が「このままではアメリカは10月18日にデフォルトする。議会は連邦債務の上限を引き上げるか、上限を停止しないといけない」と訴えていました。実は今年の夏頃からデフォルトの話は出ていたんですが、9月28日に米議会が債務の上限の引き上げを拒否したんで改めて財務長官が訴えたわけです。その後、米議会は一旦、否決していた連邦債務の法定上限を引き上げることにし、デフォルトの期限は12月3日まで延びたんですが、根本的な問題は解決していません。
──それはわかるんですけど、デフォルトはアメリカの国内問題じゃないですか?
ジェームズ もちろん、アメリカの問題です。ただし、アメリカは10月の間、何度も「ゴールドを送れ」と日本に言ってきているのです。それは日本のゴールドの担当の一人から聞いています。
──すいません、それはどういうことですか? なぜ、日本がアメリカの借金返済にゴールドを送らないといけないんですか? というか、日本のゴールドって何ですか? ゴールドの担当って何ですか?
ジェームズ 日本のゴールドについてはきちんと話したものってそれほどないのでわからない人も多いのですが、昔、高橋五郎さんという人が書いた『天皇の金塊』が最も詳しいでしょう。
──あっ、それは読みました。でも、あれって本当なんですか? 超スパイのベラスコとか。
ジェームズ 基本的に間違っていません。超スパイのベラスコはイエズス会の神父でバチカンの使者です。彼は第二次大戦中、天皇のスパイとして、つまり、天皇の手足として働いていました。彼はマンハッタン計画にもエージェントを送り込んでいました。
Leonhard NiederwimmerによるPixabayからの画像
──えっ、あの原爆計画ですか!?
ジェームズ はい。天皇は計画の初期の頃からかなり正確な情報を掴んでいたはずです。それもベラスコがバチカン経由で、エージェントを送り込んでいたからです。そのベラスコが天皇に近づいた理由は天皇のゴールドです。
──なんか凄い話になりそうですけど、そもそも天皇のゴールドって第二次大戦中に東南アジア各地で集めた金塊で山下財宝とかそういう話ですよね。
ジェームズ そうです。それが日本のゴールドの一部です。
──でも、山下財宝とかってフィリピンのマルコスが盗んだとか、マッカーサーが掘り起こしてしまってもうないって話じゃないんですか?
ジェームズ 『天皇の金塊』にはそうは書いてないですよね? 日本のゴールドはいまでもあるのです。だいたい、ちょっと考えてみればわかるじゃないですか? なぜ、敗戦国の日本が急激に復興できたんですか? 1960年代にはGDPで世界ナンバー2になっていますよ。あれは全部、天皇のゴールドを使ったからですよ。
──そうなんですか? 朝鮮動乱による戦争経済で発展したというのは。
ジェームズ それもありますが、大元である工場とかはどうしたんですか? 日本の都市という都市は焼け野原だったんですよ。単純な話、その復興の資金はどこから出ているんですか? あと極めつけは日米安保条約です。日本は米国に一方的に守ってもらうという条約ですよね。普通に考えたら、米国にとって不平等条約ですよ、あれは。なぜ、そんな条約を戦勝国が結んでいるんですか? 現に米韓同盟を見てください。韓国は軍隊を持ち、徴兵制まで敷いて米国の極東戦略に貢献しようとしています。なのに日本は軍隊を持ちたくないと言って拒否してますよ。そんなことは国際条約では普通は有りえません。常にギブ&テイクが国際関係です。
──つまり、日本のギブは天皇のゴールドだったと。
ジェームズ その通りです。そもそも日本のゴールドは米国に日本の防衛をしてもらうために昭和天皇とマッカーサーが合意し、吉田茂首相が米国と協力して1951年の日米安保条約調印の時に秘密条項として制度化したものです。ちなみに、国際条約には必ず秘密協定があります。これは世界の常識で、知らないのは国際法の学者ぐらいです。しかも国際条約の秘密条項にはほぼ必ずバチカン関連のゴールドが運用されます。
つまり、条約締結国家が違反をすると経済的な締め上げをくらうということです。このようなことができるのは超国家勢力でしかも「神」の力をバックにしたバチカンくらいでしょう。やはりGHQも日米安保条約締結前には、イエズス会の大物であった、エドマンド・ワルシュ神父を来日させて、様々な調整をさせていました。日米安保条約では、米国は日本を守り、日本は米国にゴールドを貢ぐという役割分担です。これによって世界史でも唯一と言っていい、「片一方が軍隊を持たない軍事同盟」という奇妙な体制ができあがったわけです。ですから、日本はその密約によって、米国が困った時にはゴールドを供出する義務があるのです。
──そんな密約がまだ有効なんですか?
ジェームズ 当然です。日米安保が有効である以上、有効です。ですから、日本にゴールドがある限り、尖閣は大丈夫とも言えます。
──う〜ん、なんだか、半信半疑ですが。だって、日本のゴールドはGHQが既に隠退蔵物資として接収しまくっていたという話もあります。
ジェームズ いえいえ、あれは銀行等に預けてあった貴金属やダイヤなんかを持っていっただけです。実際にGHQは日銀の金庫の一部に捜査に入っています。一方、退蔵物資は日本中に隠していました。天皇のゴールドはいまでも日本国内にありますし、フィリピンにもあります。また、スイスの銀行にも天皇の名義で保管されています。もちろん、かなりの量、アメリカに取られていますが、それでもまだ大量に残っていると聞いています。
──実際いくらぐらいなんですか?
https://tocana.jp/2021/11/post_225242_entry.html
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日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説・第二弾! ロスチャイルドとバチカンと日本の歴代首相…知られざる真実!
2021.12.16
https://tocana.jp/2021/12/post_227530_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
ジェームズ 今日は日本の隠しゴールドについての第2弾をお話しようと思って います。
──それは楽しみです。でも、 その前にひとつ質問があるんですが、 前回は米国がデフォルト寸前なので日本の隠しゴールドを寄こせと 言ってきたという話だったじゃないですか。ただ、 現在は金本位制ではないですし、お札も兌換紙幣ではないので、 ゴールドがなくてもお金は刷れるはずですよね。なのに、なぜ、 米国はゴールドがないとデフォルトすると言ってるんですか? そこがどうもわからなくて。
ジェームズ ああ、そうですね。そこから話したほうがいいかもしれませんね。そもそも世界が金本位制ではなくなったというのはウソです。1971年にいわゆるニクソン・ショックで米ドルとゴールドの兌換が停止になりましたが、 裏の経済ではいまでも金本位制は続いています。そうでなければ、 日本にゴールドを寄こせとは言ってこないでしょう。
──裏の経済ですか?
ジェームズ 本当の経済と言うほうがいいかもしれませんが、普通に考えて紙幣に価値があるわけないじゃないですか。それこそただ刷ればいいだけの印刷物ですよ。そんなものに信用があると思うほうが本来おかしいんです。では、なぜ、ドルがいままで信用されてきたのかというとそれは米国政府に対する信頼で、その信頼の根源は第二次世界大戦で世界の超大国になったことです。ソ連が崩壊して米国がナンバー1の軍事大国になったことによる信用です。
ところが、いまの米国はどうですか? イラク、アフガンでボロボロになって、中国もあれだけ台頭しています。極めつけは「米国連邦政府はもうお金がありません」とお手上げ状態であることを財務長官が言っているわけです。そんな米国を誰も信頼しません。
──確かにそうですけど、 米国連邦政府がまもなくデフォルトしますってバンザイした話はい まに始まったわけじゃなくて10年ぐらい前にもありましたよね?
ジェームズ ちょうど2011年のオバマ政権の時にも債務の返済ができないと 言っていました。 それで米国議会が渋々債務の上限をあげたんですが、 2年後の2013年にも連邦政府は債務の返済ができなくなり、 その時は政府職員の給料が払えなくなって連邦政府が停止していま す。私は両方の時期ともワシントンにいましたから、 連邦政府が止まった瞬間も見ています。 本当に政府の機能が止まってしまったんで驚きましたが、 逆に真面目に停止させるケジメを持っていることにもある意味感心 したのを覚えています。とはいえ、 そんなお金のない政府に対して米国の中央銀行であるFRBが何の 担保もなしにお札を刷るわけがありません。 いまや多くの人が知っていると思いますが、FRBは別名「 政府内で独立した組織」と言われる民間銀行ですから。
── ロスチャイルドとかイギリスの銀行家たちが株主だって話をよく聞 きます。
ジェームズ はい、そもそもFRBは、 ロスチャイルド家が1913年に傀儡のウッドロー・ ウィルソン大統領に連邦準備法を作らせて出来たもので、 当然創設以来の大株主です。他の株主は英国王室です。 彼らがアメリカに金を貸している人たちで、1913年を境に、 米国は再び英国の植民地になった状態がずっと続いています。 つまり、FRBは中央銀行ではなく、 植民地時代の総督府みたいなもので、 そんな彼らがただでドル紙幣を刷るわけはないおです。 仮に自由にお札を刷ることができれば、 アメリカは完全に独立した正真正銘の世界一の超大国ですが、 それはFRBの真の目的とは違います。FRBの真の目的は「 大英帝国の後継としての米国」を支援することです。 国が変わっただけでプレーヤーは同じという構造です。ですから、 兌換停止だなんだなんていうのを本気で信じている人がいたら、 それはあまりにも世界を知らないということです。 米国政府はFRBに担保のゴールドを差し出すために日本のゴール ドを必要としています。実際、日本のゴールド関係者は「 米国からずっとリクエストが来ている」 と言っているという話を何度も聞いています。
──前回もそれを言ってましたけど、 日本のゴールドの関係者って何ですか?
ジェームズ もちろん政府や日銀に担当者がいるわけではありません。 超国家的な勢力につながる人がいて、圧力をかけているんです。 そういう人が日本のゴールドをずっとアメリカに渡していたのです 。当然、日本政府は彼らに頭が上がりません。
──言える範囲でいいので、どういう人なんですか?
ジェームズ さすがにこれ以上の詳細は言えません(苦笑)。ただ、周辺の話として日本の秘密資金の話はしておきましょう。前回、「日本は明治以降ずっと戦争を続けてきましたがそれはゴールドを集 めるためだ」という話をしました。そのゴールドの多くは太平洋戦争前からのものです。日本の隠しゴールドに詳しい人でも太平洋戦争中のフィリピンからのものだと思っている人が多いのですが、一番はシベリア出兵でロシア皇帝のゴールドを手にしたのが最も大きいのです。
──太平洋戦争中、東南アジアからのものが最大だと思っていたんですけど違うんですね。でも、確かにシベリア出兵に関するwikiを見ると「 共産主義の封じ込めという目的のほかに帝政時代の外債と、 露亜銀行などのさまざまな外資を保全する狙いもあった」 と書いてありますね。
ジェームズ シベリア出兵はイギリス、フランス、アメリカなんかも軍隊を出していますから。 こういった国々の本当の狙いもロシアのゴールドでした。教科書では「反革命のため」や「チェコ軍を助けるため」とか書いていますが、そんなことはありません。自国の利益がなければどの国も軍隊を出したりしません。
──じゃあ、イギリスやフラン、 アメリカもゴールドを狙っていたと。
ジェームズ そうです。その中で最後まで撤兵しなかったのが日本でした。他国は1920年にはシベリアから撤退していましたが、日本は2年後の1922年までシベリアに残っていました。実はこれが凄いのです。歴史を振り返ってみればわかると思いますが、世界最強を誇ったナポレオンやヒトラーの大軍もロシアの冬に直面した瞬間、敗走しています。ところが、帝国陸軍はマイナス35度にもなるシベリアの冬を数回も乗り越えているのです。世界軍事史でも奇跡レベルの作戦ですが、重要なのはそのような超過酷な状況でも大軍を派兵させ続ける特別な事情があったということです。やはり真の作戦目標はゴールドの回収で、日本はロマノフ王家の財宝を狙っていました。実際、帝国陸軍が放った石光真清という諜報員が白軍( ロシアの反革命軍)からゴールドを預かったことをのちに証言しています。
この石光ですが、甥が元厚生大臣の橋本龍伍、 龍伍の息子が元首相の橋本龍太郎ですからただ者ではありません。そういう人たちが暗躍したのがシベリア出兵で、狙いはロマノフ家の宝でした。
ロマノフ家は1600年代から続く、名家ですから財宝も相当のものだったはずです。といってもこれは強奪ではありません。日本は日露戦争で取れなかった賠償金を回収しただけです。また、日露戦争の戦費はロスチャイルド家に同居していたユダヤ人から出ており、これを『坂の上の雲』 等では美談として語られることが多いですが、実は「大日本帝国に帝政ロシアのゴールド回収をさせる」 というのが真の戦争目的でした。
──日露戦争の戦費はクーン・ ローブ商会が金を出したと言われていますが、クーン・ ローブの一家ってゲットー時代、 ロスチャイルド家と同居していましたよね。
ジェームズ そうです。ですから、 日露戦争に実質的に金を出したのはロスチャイルド家で狙いはロマノフ家のゴールドだったんです。ですから、ロマノフ家のゴールドはロスチャイルド家にも渡っています。その後、日本は太平洋戦争でもゴールドを手に入れています。何度も言いますが、 日本の戦争の目的の一つはゴールドを集めることでした。これは世界史でも稀な例で、大日本帝国ほど一貫して戦争で組織的にゴールドの回収を行なった国はありません。そうなった理由は明白です。 大日本帝国を作った伊藤博文等の明治の元勲たちはロスチャイルド家の支援を受けていたからです。つまり大日本帝国とは「アジアにおけるロスチャイルド家のゴールド回収部隊」 だったという歴史の側面があるのです。
──そう考えると日本にゴールドが集まる理由もわかりますね。 前回の原稿で具体的に数字を明かしていますが、 いま現在でもそれだけあるのも納得ですね。
ジェームズ 日本国内とフィリピンにいまでも相当残っています。また、 戦争中には天皇の名義でスイスの銀行にも預けられています。 1944年に天皇家のゴールドの一部を陸軍参謀本部がスイスへ輸 送したことがわかっています。ほかには病院船で運んだり、 帰還船で運んでもいました。 帰還船というのは敵国の人間を本国に戻すための船です。 ちなみに、 天皇のゴールドの移送などを担当したのはバチカンの諜報機関の関 係者です。前回も少し触れましたが、バチカンは超国家勢力です。 彼らは宗教勢力なのでどの国に対してもニュートラルなポジショニ ングで対応できる特殊な組織のため、 連合国にも枢軸国にも人が送れるのです。 当時から世界最強の諜報機関はバチカンだと言われていました。
──天皇陛下もバチカンとは仲がいいですよね。
ジェームズ とてもいいです。それは天皇のゴールドがバチカン銀行にもあり、 大のお得意様だからです。仲がいいのは当然でしょう。また、 天皇の側近にバチカンの使者もいました。 彼はイエズス会の人間でフィリピンでも暗躍していました。 実はマッカーサーも同様で、 天皇とマッカーサーには共通点があって、それがフィリピンにゴールドを隠していたという点です。
──そういえば、 マッカーサー家はフィリピンでゴールドの精錬所を持っていたって 話を聞いたことがあります。
ジェームズ マッカーサーはフィリピン利権のドンで、 GHQもフィリピン人脈が多いんですよ。その一方で、 天皇家も戦前からフィリピンとつながりがあって、 杉山元という陸軍参謀総長でのちに元帥となった人がいるんですが 、この人は昭和天皇から凄く信頼されていた人で、20代、 30代は諜報員として身分を偽装してフィリピンに潜伏しているん です。しかし、満州とかならわかるんですけど、 フィリピンで偽装するというのはまれなミッションだと思うんです 。米国が当時、 フィリピンを植民地にしていたのでそれを監視するという目的だっ たのかもしれませんが、 ゴールドの案件で行っていた可能性も高いです。 そういう人間が開戦当時の陸軍参謀総長で作戦計画のトップだった わけです。ですから、 そういう意味では天皇陛下の周辺もフィリピン人脈が多かったんで す。このゴールドが戦後は日米共同管理となっていったんです。 しかし、あることがきっかけで日本の管理となって日本の秘密資金となります。
──あること? つまり、問題は日米共同管理から日本の管理になぜなったのか? ってことですね。
ジェームズ そうです。 日米共同管理と言っても事実上はアメリカが管理していました。 しかし、 1960年にK元首相が日米安保条約を調印するために訪米した時に 、 ホワイトハウス内の別室でKと当時の副大統領ニクソンが個別に会 談してるんです。そこでニクソンが「 日米共同秘密資金の管理権を日本側に渡すから自分の大統領選を支援してくれ」とKに言ったんです。
──どういうことですか? 秘密資金はニクソンが自由できるゴールドだったんですか? でも、そうなら黙って使えばいいだけですし、「 管理させてやるから」とか言う必要ないですよね。 どういうカラクリなんですか?
ジェームズ ニクソンは単なる口約束を言っただけなんです。 そもそも日米共同秘密資金は、 米国の副大統領と日本の財務大臣が共同で管理し、 双方に承認を受けた特別調整官が実務を行っていました。 つまり一個人が管理権を持つことなどできないものなのです。 秘密資金は個人のものではないわけですから。しかし、 米国の副大統領ニクソンは日本側の責任者である財務大臣を飛び越えて、関係のないK総理に事実上の管理権を渡したのです。最低でもKはそう理解しました。つまり、 二人が共謀して秘密資金の一部を横領したんです。 Kがニクソンにいくら渡したのかはわかりませんが、K個人は一兆円の金を手にしたと言われています。
──その当時の一兆円ですよね。
ジェームズ いまの価値なら30兆円ぐらいあるかもしれません。 ここから日米共同秘密資金は日米の政治家たちが少しずつ懐に入れるようになり、日本の政治はおかしくなっていったんです。この辺から日本の政治が腐り始めたと言っていいでしょう。つまり、この日米共同秘密資金に手を出した者が日本の政界を牛耳る仕組みができました。K元首相がニクソンの了解を得て横領した様に、米国の後ろ盾を得た「アメリカのポチ」レベルの低脳な政治家がどんどん総理になるという事態も引き起こしました。例えば、Kの弟のS元首相も共同資金を横領しようとしました。しかし、直前に死んでしまったので奥さんに5000億円渡っていると言われています。
Tはなんと10兆円も横領し、スイス銀行に送りました。Gは3000億円を横領しています。あとはあの●●総理も横領したと聞いています。しかし、あまりにも額が多かったのでFBIがキレて、総理辞任か、刑務所行きかを迫ったんです。●●さんと東京特捜部との抗争は目眩しだったわけです。それで●●さんは一部を返済し、一応お咎めなしになりました。K家の一族がここまでなったのは満州の利権と戦後の日米共同秘密資金の利権を吸い取ったからなんです。
李氏朝鮮の両班の端くれが日本で天下をとった背景には国家レベルの横領があったわけです。これが日本の秘密資金の一部です。ただし、あくまでこれは一部で、本丸である日本のゴールドはバチカン管理下の金庫に眠っていると言われています。
──伏魔殿ですね、バチカンは。
ジェームズ はい。 諜報世界の秘密はすべてバチカンにたどり着くと言ってもいいぐら い底なし沼です。これもいつかお話できればと思っています。
文=ジェームズ斉藤
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2022/06/20 (Mon) 18:41:28
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TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報
ジェームズ斉藤の検索結果|TOCANA
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誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
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「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
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明治維新は田布施の李氏朝鮮王族・両班階級の日本乗っ取りだった _ ジェームズ斉藤が解説!
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ジェームズ斉藤 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
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日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説! 知られざる日本の財宝、驚愕の金額…米デフォルトと関連
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プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
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ユダヤ陰謀論 _ ジェームズ斉藤
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ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
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2022/06/22 (Wed) 19:20:58
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あげ136
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2022/08/23 (Tue) 05:56:33
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2022.08.23XML
電通を支配していた高橋の人脈は東京地検特捜部の背後と深く結びついている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202208220000/
電通の高橋治之元専務が8月17日、東京地検特捜部に逮捕された。2020年に東京での開催が予定されていた夏季オリンピックで、「AOKIホールディングス」から5100万円を受け取った受託収賄の容疑だという。
1980年にアメリカ政府はモスクワ五輪をソ連攻撃に利用し、84年のロサンゼルス五輪でオリンピックは放送ビジネスを巻き込むことで巨大利権の場と化した。このロサンゼルス五輪で電通は大会運営の責任者として商業化を推進したピーター・ユベロスに接近、カネ儲けに成功した。
その後、電通やユベロスを通じてアディダス創業者の長男であるホルスト・ダスラーに接触、スポーツ・マーケティング会社のISL(インターナショナル・スポーツ・アンド・レジャー)をダスラーと共同で設立、電通とISLとの関係は1995年まで続いた。その後も電通はスポーツで儲けている。その電通で大きな力を持ってきた高橋は幼稚舎から大学まで慶應義塾で過ごしているが、同級生のひとりが竹田恒治だ。
竹田恒治の弟にあたる竹田恒和は2001年から19年にかけてJOC(日本オリンピック委員会)の会長、ふたりの父親である竹田恒徳は1962年から69年まで日本オリンピック委員会の委員長をそれぞれ務めた。
恒和を会長に推した堤義明は第2次世界大戦後、竹田宮邸を購入して「高輪プリンスホテル」を建設した人物だが、堤自身、1989年から90年までJOCの会長だ。
竹田恒和は2019年に退任しているが、それにはオリンピック・パラリンピックの招致に絡む贈賄容疑に絡んでいた。この贈賄容疑についてイギリスのガーディアン紙が2016年5月11日に取り上げている。
2020年に東京でオリンピックを開催することが決まったのは13年9月のIOC(国際オリンピック委員会)総会だが、このときのプレゼンテーションで安倍晋三首相は「福島の状況はアンダーコントロール」であり、「汚染水による影響は0・3平方キロメートルの範囲内に完全にブロックされている」と語り、批判されている。明らかな嘘だからであるが、その嘘を各国の委員、要するにアメリカは受け入れた。
2013年7月と10月に東京五輪招致委員会からIAAF(国際陸上競技連盟)の会長だったラミン・ディアクの息子が関連するブラック・タイディングスの秘密口座へ130万ユーロが振り込まれたとフランスの警察当局からの情報として伝えられている。その息子であるパパ・マサタ・ディアクは当時、IAAFにコンサルタントとして雇われていた。
その口座を管理していたとされているイアン・タン・トン・ハンはパパ・マサタ・ディアクと親しく、IAAFの幹部と定期的に接触しているとされている。アスリート・マネージメント・アンド・サービスのコンサルタントとして働いているが、この会社は電通スポーツの子会社だという。
東京五輪招致委員会の理事長を務めていた竹田恒和はタンと契約する際、「コンサルタントから申し入れがあり、電通にも確認して必要と判断したのを私が決済した」としている。竹田との関係から高橋治之の名前も浮上した。(エコノミスト、2016年8月23日)
高橋、竹田親子、堤の人脈の背後にはオリンピックのスキャンダルに止まらない深い闇が存在している。
戦争中、関東軍は中国で財宝の略奪作戦を行っている。ジャーナリストのスターリング・シーグレーブとペギー・シーグレーブによると、日本軍が南京を攻略した1937年から組織的な財宝の略奪、いわゆる「金の百合」が始まるのだが、この略奪工作を指揮していたのは秩父宮雍仁で、その補佐役は天皇の従兄弟にあたる竹田恒徳だった。秩父宮は駐日大使のジョセフ・グルーとつながっている。(Sterling & Peggy Seagrave, “Gold Warriors”, Verso, 2003)
日本の敗戦が決まった当時、フィリピンを担当していた日本軍第14方面軍の司令官は山下奉文大将だが、彼が赴任してきた1944年9月に財宝の集積作業は終盤にさしかかっていた。作戦を指揮した人物とは言いがたい。
作業が進められていたと思われる1941年11月当時の第14軍司令官は本間雅晴中将であり、翌年8月からは田中静壱中将、43年5月からは黒田重徳中将、その次が山下大将だ。なお、1944年に第14方面軍へ名称が変更されている。このうち本間中将は1946年4月にマニラで刑死、田中大将は45年8月に自殺し、山下大将は46年2月にマニラで刑死している。
金の百合で秩父宮らは中国政府が保有する資産を奪っただけでなく、憲兵隊が銀行や裕福な家に押し入って金や宝石などを略奪した。その総重量は6000トンに達したという。ちなみに、上海派遣軍の司令官として南京攻略戦に参加、事実上の最高責任者だった人物は朝香宮鳩彦、昭和天皇の叔父にあたる人物だ。
大陸で略奪された財宝はフィリピンに集められ、そこから日本へ運ばれる手はずになっていたのだが、途中で輸送が困難になる。そこで相当部分がフィリピンの山の中に隠されたと言われている。運び出しに成功した金塊は東京にあるスイス系銀行、マカオにあるポルトガル系銀行、あるいはチリやアルゼンチンの銀行に運び込まれたという。(Sterling & Peggy Seagrave, “Gold Warriors”, Verso, 2003)
こうした工作をアメリカやイギリスの情報機関は戦争中から知っていて、日本が降服するとすぐに回収工作を始めた。そして1945年10月中旬、OSSのエドワード・ランズデール大尉(当時)は財宝の隠し場所を日本軍の捕虜から聞き出すことに成功。このランズデールはこの後、CIAの秘密工作で中心グループのひとりとして名前がしばしば出てくる人物だ。
ランズデールはフィリピンで日本軍が隠した財宝に関する情報を聞き出し、関連するファイルを見つけたが、その下で取調に当たっていた情報将校がセベリーノ・ガルシア・ディアス・サンタ・ロマーナである。(Sterling & Peggy Seagrave, “Gold Warriors”, Verso, 2003)
ランズデールは日本軍が隠した財宝に関する情報を持って東京へ飛んでダグラス・マッカーサー元帥、G2(情報部)のチャールズ・ウィロビー少将、GS(民政局)のコートニー・ホイットニー准将らに報告している。さらに、その足でワシントンDCに向かってジョン・マグルーダー准将に説明した。ランズデールをフィリピンへ行かせたのはこのマグルーダーだ。
マグルーダー准将はウィリアム・ドノバンOSS長官の部下だった人物で、軍人というよりは情報機関員。マグルーダー准将の指示でランズデールはハリー・トルーマン大統領の国家安全保障を担当していたスタッフにも会い、報告している。
この財宝をアメリカの国際戦略に利用しようと考えたのはヘンリー・スティムソン。大戦中に陸軍省の長官を務めていた人物だ。スティムソンの下には、ジョン・マックロイやロバート・ラベット、そして後に財務長官になるロバート・アンダーソンたちがいた。こうしたメンバーも情報を共有していたとみられている。マックロイはロックフェラー財閥に近く、アレン・ダレスとも親しい。1947年から49年にかけて世界銀行の総裁を務め、49年から52年までは高等弁務官としてドイツに駐在、ナチスの元高官を救い出し、その後はチェース・マンハッタン銀行やフォード財団の会長などを経験することになる。
金の百合の回収が進められていた頃、ヨーロッパでは「ナチ・ゴールド」が回収されていた。ジョン・ロフタスとマーク・アーロンズによると、ナチスがヨーロッパで略奪した資金はドノバンのWCC(世界通商)でロンダリングされ、戦後にタイへ運ばれたという証言もある。(John Loftus & Mark Aarons, “The Secret War against the Jews”, St. Martin’s Press, 1994)
WCCの背後には経済界の大物が名を連ね、その中にはネルソン・ロックフェラー、ジョン・マックロイ、あるいはゴールドマン・サックスに君臨していたシドニー・ワインバーグ、アヘン取引で富を築いて香港上海銀行を創設した一族のビクター・サッスーンなども含まれていた。(Peter Dale Scott, “American War Machine”, Rowman & Littlefield, 2010)
日本軍から得た情報に基づいて財宝の掘り出し作業が始まり、1945年から47年にかけてフィリピンで回収された金塊は42カ国の銀行の176口座に分散して預けられ、「ブラック・イーグル・トラスト」と呼ばれる秘密の基金が創設されたという。シーグレーブによると、後にイギリスの金融関係者も同トラストに参加した。
こうしたアメリカの人脈と東京地検特捜部は緊密な関係にあると言われている。つまり、日米の地下人脈で内紛が起こっている可能性がある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202208220000/
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2022/10/21 (Fri) 15:06:03
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円安は来年3月に終わるはずだった…「1ドル=200円超」岸田政権の売国級判断で貧困加速へ! ジェームズ斉藤
2022.10.20
https://tocana.jp/2022/10/post_242467_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──ジェームズさん、このとんでもない円安はいつになったら終わるんですか?
ジェームズ いまや1ドル=149円になろうというところ(取材時)ですからね。この調子でいけばすぐに150円も超えるでしょう。200円越えすら起こってもおかしくない状況です。
円安は来年3月に終わるはずだった…「1ドル=200円超」岸田政権の売国級判断で貧困加速へ! ジェームズ斉藤の画像1
画像は「ソニー銀行 外国為替チャート」より
──200円ですか!? 勘弁してください!
ジェームズ いや、もういままでの常識が通用しない時代が来はじめています。といっても、これは人為的なものです。
──人為的!?
ジェームズ はい。いまの大きな流れの一つとして、ドルがいまバブルになっています。ウクライナ戦争でアメリカが世界の信用を勝ち取るためにドルをバブルにしてドルの価値を人工的にあげているということです。「やっぱりアメリカって信用できる国だ」というのをドル高で演出しようとしていますね。
──そのために日本の物価がガンガン上がっているってことですか!?
ジェームズ ロシアが常識外れな侵略戦争を堂々とやったため、「戦争以外なら常識外れのことをやっても文句を言われないだろう」と思ってやっているのです。そのしわ寄せが円安という形で日本に来ているわけです。そして、もう一つ言われているのは「プラザ合意の有効期限が切れたので新しいものを作ろう」ということで、いま「プラザ合意2.0」に向けて為替の凄い変動が生まれています。ですので、来年の日銀総裁の交代まではこの円安は収まりません。いまはドル買い円売りのポジションが一番いいと思います。ただし、プラザ合意の時も半年ほどで急激な円高に戻ってしまったので、たぶん今回も1年ぐらいは日本円がかなりダメージをくらいますけど、かといって円が紙切れになることは絶対にありえません。為替レートの安定では日本は戦後対米従属でずっと従ってきた情けない国みたいに思われていますけど、資金力は圧倒的なのでそこは大丈夫です。
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画像は「Getty Images」より
──日本もそろそろダメなのかと思っていました。
ジェームズ いえいえ。EUなんかと違って日本は自国にゴールドを大量に蓄えてあるので、何かあったらそれを売ればいいだけなので大丈夫なのです。日本はGDPの約300%に相当する量の負債を抱えています。普通だったらこんな状態で国が続くこと自体がおかしいんですが、これが続く理由は君主制の国でゴールドという資産を君主名義で大量に保管しているからです(詳しいことは天皇のゴールドについて書いた記事を参照してください)。君主制がある国というのは何百年にも渡って君主が同じ一家の名義で自分の資産運用をずっとやっていますから強さが違うのです。蓄えてある資産はばく大で、天文学的な数字になります。なので日本がデフォルトするとか、イギリス、オランダ、デンマークなんかの君主制国家がデフォルトするという話は聞いたことがないと思います。
──日本の財務省の役人はしょっちゅう日本がデフォルトすると言ってますが。
ジェームズ それは財務省が管理している貴金属の存在を知られたくないためです。ただし、それは国民に知られたくないというよりも外国勢力に知られないためです。もちろん、外国人の中にも知っている人はいますが、その勢力がどんなレベルかというとほかの国の中央銀行とか、あとはロスチャイルド家とかイギリス王室の関係ですからそれほど問題ありません。彼らは仲間のようなものですから。彼らが一番知られたくないのはヘッジファンドの連中で、ああいう人間たちに知られるとハゲタカファンドのように買い漁られるんで。
──でも、もう知ってるんじゃないんですか?
ジェームズ ヘッジファンドだとトップの一握りだと言われています。
──ジョージ・ソロスとかジム・ロジャースとかは?
ジェームズ そのレベルでは知らないと思います。なぜなら彼らは表舞台に出過ぎです。表舞台に出ているということは本物ではないということです。最近ではソロスやロジャースが本当に投資一本で儲けているか、それすら怪しいです。
──ブラックロックの人たちも知らないんですか?
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レイ・ダリオ 画像は「Wikipedia」より
ジェームズ ビル・ゲイツと一緒に組んでいるブラックロックのレイ・ダリオも相当な人物ですけど、やはり知らないでしょう。本当の金融力を持っている国際金融資本はまず表に出ることはありません。表に出てくるということはかなり格が下で、上にいる人たちの資産運用を任せられているだけのポジションです。本物の国際金融資本のディスインフォメーションとプロパガンダの要員として表に出ているだけです。
ただし、国際金融資本の人たちというのはお金儲けで金融をやっているわけではありません。真の国際金融資本のトップレベルはお金はもう有りすぎるほど持っていますから、お金儲けじゃないんです。彼らがお金儲けに走ってしまうといろんな勢力に叩かれるので、彼らがやっているのはほぼ人道支援。人道支援として途上国の開発金融なんかにお金を回しています。
──いい人たちなんですか? もしかして。
ジェームズ いい人の定義が難しいんですよね。途上国のためになっているのかというと超お金持ちの人たちが途上国に無償融資を送ってしまうので途上国が逆にそれに依存したり、独裁者や政府の懐に入ってしまったりで現地の人がただ労働力として扱われて支援になっていない場合がかなりあります。ですから、それが本当にいいのかというと疑問です。ただし、被支援国はアフリカの最貧国ですからなんらかの形で後押しは必要なんです。そうなるとやっぱり国際金融勢力の存在感はあって、彼らの援助によって一応、食っていける程度の生活を補償することはできているのです。しかし、人間というのは動物のように餌を与えられて生きているだけの生活が人生なのかというと違いますからね。
──マスターべーションになっている可能性も十分にあるんですね。
ジェームズ あります。そこはキリスト教の救済という考えがあるので。アフリカの不幸な人たちを救う義務が我々にはあると思っているんです。
──いずれにせよ、円安は150円を超えて、来年いっぱいまで続きそうという感じですか?
ジェームズ 来年の3月ぐらいに次期日銀総裁が決まるはずなんで、最低そこまでは続くであろうと。あとこの間、財務省が円買いをしたんですけど、まったく効果がなかったですからね。
──145円の時に介入して140円まで戻しましたね。
ジェームズ はい。ヘッジファンドによる購入の投機的な動きは許せないと言っていたはずです、鈴木財務大臣が。それで介入したんですが、いまや150円を超えようかというところです。なので、完全に財務省もヘッジファンドに舐められています。
ただ、あの時、一つだけ奇妙なことが起きています。財務省の国際局長がマスコミを集めて、「為替介入のスタンバイ」と発表したんですね。要は為替介入の態勢に取り掛かっているという意味で、一気に為替が変動しました。ただし、これはリークではなく、明らかにこういう為替変動が起きることを意図して言っています。しかし、財務省がスタンバイを言う1時間か2時間前からいきなり為替が急激に変動して円高に向かっていたんですよ。チャートを見ればそうなっています。ということは財務省の一部の役人が一部のヘッジファンドにリークしたってことです。それしかありえないんです。しかも、それが全然報道されていないんです。
──それは犯罪じゃないんですか?
ジェームズ ほぼ犯罪と言っていいでしょうね。実は財務省のいまの天下り先はブラックロックとかブリッジウォーターといった世界有数のヘッジファンドになっているんです。最近は海外の天下りが結構盛んです。
──まさにそれは売国じゃないですか! というか、やっぱりインサイダーとかにならないんですか?
ジェームズ 株とかであればインサイダーは特定しやすいんですけど、為替相場となるとスケールがデカ過ぎてただの偶然だと言い逃れることができるんです。明らかにタイミングからして財務省の内部犯行しかあり得ないんですが。
──ひどい話ですね。
ジェームズ 本当にひどい話が今回の円安には多いですよ。………あれ、これは…。
──何かあったんですか?
ジェームズ いま流れてきた記事を見たら、岸田首相が「円安メリット生かす1万社を支援する」と発表しました。この発言をもって来年の日銀総裁交代でも円安が続くことがほぼ決定しましたね。最低でも市場はそう判断します。
──ずっとインフレが続くということですか?
ジェームズ そうなりますね。ただ、これは根本的には米国が日本の輸出産業を対中戦略、特に一帯一路潰しに使うために画策しているということになります。同時に大量のドル建て簿外資産を日本に注入する目的もあると思います。これは吉田首相が日米共同秘密資金で戦後復興をし、輸出産業主導の経済を作るために1ドル=360円の超円安固定相場に決定した構図と酷似しています。ですから、日本経済自体は安泰ですが、個人レベルになるとかなり犠牲が出ます。
──日本人はますます不幸になると。
ジェームズ はい、確実になります。そのいい例が終戦直後です。あの時に潤ったのは個人レベルでは朝鮮ヤクザで、彼らが不当に物資を買い占めたためです。反対に普通の真面目な日本人は預金封鎖にあい、みんな苦労していました。しかし、国全体として見れば1960年代後半にGDP世界第二位になり、国力は回復しています。
──そういった国民不在の経済復興が今回も起こると。要は、日本人の資産が海外に買われていくってことですよね?
ジェームズ そうなりますね。大安売りになると思います。これは完全に米国主導による日本復興ですが、これまで以上に米国の傀儡化、駒化されている日本になります。具体的に言えば、「戦争のできる国」として経済復興すると思います。
──戦争のできる国としての経済復興? どういうことですか?
ジェームズ つまり、エネルギー改革です。円安化における産業改革の焦点はエネルギー改革で、他国から輸入する石油、ガス、原発に依存しない日本を作るということです。これが実現すればエネルギーを止められることはないわけですから、自由に好きな時に戦争ができるということです。
そして、もう一つ、とても残念な話をしなければいけません。さきほど話した日本のゴールドがついに狙われてしまいました。日本の戦略資産である戦前から備蓄されているゴールドや他の貴金属が売却されます。世界の金融体制は金本位制に逆戻りしているので、日本のゴールドが必要になっているんでしょう。
特に曲者なのがアメリカが仕掛けくる簿外資産で、これは当局が「これだけの価値がある」と宣言するだけで、数兆円でも数京円でも天文学的なマネーを生み出すことができるものです。
──本当に数京円の価値なんてあるんですか?
ジェームズ あるわけがありません。勝手に言っているだけです。そもそも紙幣自体が「無から有」を生み出す錬金術の産物で、一枚10円くらいしか印刷コストがかからない日本の一万円札も、日銀がお墨付きを与えることで1000倍の価値を生み出しているのです。しかし、日本はアメリカが要求するゴールドの量を言われたとおりに出さなければいけません。
円安は来年3月に終わるはずだった…「1ドル=200円超」岸田政権の売国級判断で貧困加速へ! ジェームズ斉藤の画像7
画像は「Getty Images」より
──拒否できないんですか?
ジェームズ いままでの流れでは無理でしょう。少なくとも岸田首相は喜んで出すつもりです。いまの内閣は本当に売国政権ですよ。
岸田さんが、そしていまの自民党が政権を取っている限り、日本の資産は、タダ同然の紙切れになりかねないドル紙幣の山と交換しなければいけないのです。ですから、今回の円安は正にドルのダンピングであり、日本がその廃棄場になるということです。日本に有り余るほどゴールドは備蓄されていますが、それを日本の富国強兵ではなく、アメリカの経済救済に使おうとしているのが岸田政権です。そして、アメリカの経済が救済されても日本にはなんの見返りもありません。それどころか、今度はアメリカが大量のゴールドをバックに新金本位制を立ち上げ、世界の覇権を再び取りにいきます。日本はそのおこぼれにあずかれたらラッキーですが、それにしたって庶民にはなんの恩恵もないどころか、貧困化が待っています。
──さきほどジェームズさんは1年ほど待っていたら円高に戻ると言っていましが、岸田さんはそうじゃない、日本沈没のほうに舵を切ったんですね。
ジェームズ そういうことになります。しかし、岸田首相が抵抗することなどできないでしょう。なにしろ、彼は国際通貨体制の歴史的転換がグレート・リセットの本質だということも知らないでしょうし、ゴールドが、次の新世界秩序を形づけていくということも知らないはずです。しかし、それでも彼はその大きなきっかけを作ってしまいました。今後の日本は「国が豊かでも生活はジリ貧」という奇妙な国家に変わっていくでしょう。結局しわ寄せは一般人に来るわけです。
──いきなり凄い話になってしまいましたが、何か対策はあるんですか?
ジェームズ 何か事が起こる前に先に動いておくしかないでしょうね。そのためには一般人にもますますインテリジェンス能力が必要とされる時代が来たということです。今後も私の分析を参考にし、したたかに生きていくしかないと思います。
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7:777
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2024/10/22 (Tue) 06:29:13
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2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231
日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5
映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=
岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。
ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。
映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。
(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)
反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。
しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。
これ以上戦争を続けることは、無理である。
陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。
国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。
しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)
できることは、何でもする。
わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。
陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。
(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。
(列席者一同すすり泣き)
いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?
敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。
原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]
(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。
「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。
今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」
本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。
ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]
なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、
「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ
内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ
国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル
今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル
武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ
ドウカ賛成シテ呉レ
陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ
自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ
速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」
と要約されている。
こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。
大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]
十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。
自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。
内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。
此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。
――以下御涙卜共ニ――
忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。
ドウカ賛成ヲシテ呉レ。
之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。
内容は梅津メモとよく一致している。
また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。
御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?
常識的に考えて、答えは自明だろう。
ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。
裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。
確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)
ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。
映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。
[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231
▲△▽▼
2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。
以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。
脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。
鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹
ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。
号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。
たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。
裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。
バカじゃなかろうか。
事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。
もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。
「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。
御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。
彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。
お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。
だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。
最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。
大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。
とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。
阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。
ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。
すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。
戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。
彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。
これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)
もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。
だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。
しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。
エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。
この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。
「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」
「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」
「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」
そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。
この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。
[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
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