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2024/07/21 (Sun) 00:43:57
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1970年代は物価高騰の時代である。世間ではインフレ対策で株式を買えと言われているが、実際には1970年代のインフレ相場では株式の価値は名目で横ばい、インフレ調整後の実質値で3分の1になった。一方でゴールドは25倍に高騰している。
ちなみに株式はこのインフレの期間、預金や不動産などのパフォーマンスにも大負けしている。一般に言われていることとは逆に、インフレ・高金利相場では株式は最悪の選択なのである。
逆にインフレ相場で貴金属はバブルと言うべき上昇を見せる。このように、長期的に株式と逆に動く。
もしインフレ・高金利相場ならばゴールドが利益をもたらしてくれる。
デフレ・低金利相場ならば株式が利益をもたらしてくれる。
分散とは多くの株式銘柄を買うことではない。インフレ・高金利相場で軒並み低パフォーマンスとなるような銘柄の詰め合わせは分散されたポートフォリオにはならない。
本当に分散されたポートフォリオとは、インフレかデフレ、どちらのシナリオになっても安定してリターンを生んでくれるポートフォリオのことである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/50309#more-50309
【緊急ライブ】ドル崩壊カウントダウン…サウジ,ロシア,中国のドル排除が加速(マックス×石田和靖)
https://www.youtube.com/watch?v=64CjeaZVVug
「投資の神様」らがこぞって株を大量売却している 2024/6/10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fbe1ef2fa2d9be4736789234d26cee53408bbfe?page=1
泥舟から逃げ出す投資の神々
本家本元のアメリカを見てみましょう。
2023年の国内企業倒産件数は、金融危機の余波を受けた2010年に次ぐ高水準、大手銀行も次々に消えています。
「投資の神様」の別名を持つウォーレン・バフェットや、投機によってアジア危機の原因を作ったと言われるジョージ・ソロス、メタ(旧フェイスブック)創業者のマーク・ザッカーバーグに、アマゾンのジェフ・ベソス、マイクロソフトのビル・ゲイツなど、まるで泥舟からいち早く逃げ出すかのように、今、みなさん揃って何十兆円相当もの株を大量に手放しています。
特に、18年間一度も自社株を売らなかったJPモルガンのCEOジェイミー・ダイモン氏までが、ついに1億5000万ドルの株式を手放した時には業界に激震が走り、不穏な噂は止まる気配がありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fbe1ef2fa2d9be4736789234d26cee53408bbfe?page=1
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株、不動産・・・円安バーゲンセールで全てが上昇!インフレヘッジを急げ!?
石原順チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=M8zVWY7c0S8
<チャプター>
00:00 インフレヘッジを急げ!?
00:38 日経平均CFD(日足)
02:05 円は2012年以降50%下落
05:25 インフレ不況は?
12:00 ドル/円(日足)円安大バーゲンセール
13:40 ユーロ/円(日足)
15:40 ポンド/円(日足)
16:25 インフレ調整後の連邦赤字
21:25 S&P500CFD(日足)
24:40 もうひとつのアメリカ帝国のサイクル(今、⑮)
25:07 ナスダック100(月足)
26:41 失業率の上昇
27:36 景気循環と株式市場の循環
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1970年代の物価高騰時代における貴金属や農作物の価格推移
2023年4月3日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35411
世間でインフレが話題になるなか、ゴールドやシルバー、とうもろこしや小麦などの金融市場で取引されるコモディティ銘柄がインフレ回避のために買われ、金融引き締めが行われるたびに下落してゆく。
だがインフレが長期化するならば、コモディティ相場の上昇は長期トレンドである。その時に各銘柄はどのように動くのか。どの銘柄を買えば良いのか。
インフレという長期トレンド
アメリカで過去に物価高騰が起きたのは1970年代であり、その時もインフレは1度だけ来たわけではなかった。インフレは3度の波となって世界経済を襲った。以下は当時のアメリカのインフレ率および政策金利のチャートである。
中央銀行が緩和をすればインフレになり、引き締めをすれば経済がクラッシュするということを繰り返し、インフレ率は長期的には高騰していったのである。
だからゴールドなどの価格も常に一直線で上がり続けたわけではない。それは今と同じである。
だがインフレが本当の意味で打倒されるまで、1980年にFed(連邦準備制度)のボルカー議長がやったように、不況になって通りが失業者で溢れるようになっても高金利を断行しインフレを本当に殺してしまうまでは、コモディティの長期上昇トレンドは変わらないはずである。
1970年代のコモディティ相場
逆に言えば、一時的にインフレが弱まってはいるが、そのときに中央銀行が気を緩めて緩和を行うならば、その時はコモディティ銘柄を買うチャンスだということである。
だがどの銘柄を買うべきかという問題はある。インフレ回避と言えばゴールドだが、インフレとは紙幣は溢れているがものは足りないという状況である。人々にとっては食料が足りないはずであり、ゴールドはなくとも生きていける。
ではゴールドと農作物、どちらを買えば良いのか? 過去の物価高騰、つまり1970年代の相場では、どちらがより上がったのか? 自信をもって即答できる読者がどれだけ居るだろうか。
金相場
ではまずゴールドから見ていこう。インフレ前、金価格はおよそ35ドルで推移していた。そもそもゴールドは1971年のニクソンショックまでドルに固定されていた(金本位制だった)から、それまで金価格は動かなかった。
レイ・ダリオ氏、「現金がゴミ」になったニクソンショックの経験を語る
だがこの固定が外されると、ドルの価値は暴落し、金価格は物凄い勢いで上がっていった。以下が当時のチャートである。
天井は1980年の875ドルだから、元々の35ドルから金価格はちょうど25倍になったことになる。
銀相場
これをまずシルバーと比べてみたらどうか。銀価格はもともと1.8ドル程度だったが、それが10年間のインフレを経てこうなった。
最高値は1980年の48ドルなので、27倍程度ということになる。
上昇幅はゴールドとほぼ同じだが、チャートを見るとシルバーの上昇の方がゴールドよりも遅れており、上昇を始めてからの角度が急であることが分かる。
インフレ対策でまずゴールドが買われ、ゴールドがかなり上がったのでそれにつられてシルバーが上がるイメージだろうか。ジム・ロジャーズ氏が何度もシルバーの出遅れを強調していることには理由があるのである。
ジム・ロジャーズ氏: インフレ対策でコモディティは買い、銀と銅と砂糖が安い
ちなみにこれらの上がり方を上がりすぎだと思った人がいれば、それは正しい。何故ならば、10年間で物価自体は2倍強にしかなっていないからである。
一方でゴールドとシルバーはその10倍以上上がったことになる。貴金属購入の目的がインフレ回避だとすれば、この上昇は理屈に合わない。
だが世界中の人々がインフレを避けようとした一方で、ゴールドとシルバーの供給が限られていたことでこうしたバブルが醸成されたのである。
農作物
では一方で農作物はどうか。インフレとは食料品などが高騰して買えない状況なのだから、人々は食料品を買い占めるのではないか。ゴールドがいくらあっても食糧不足は一切解決されない。
では例えばとうもろこしの価格はどうなったか。
とうもろこしの価格は元々1.2ドル程度だったが、期間内の高値は4ドル程度なので、3倍強といったところだろうか。ゴールドやシルバーの上がり方に比べて物価自体の上昇率(2倍)に近い、常識的な上がり方だと言える。
小麦のチャートは以下だが、とうもろこしとそれほど変わらない。
元々1.5ドル程度だった価格が最高値では6ドルを超えているので、4倍強である。
結論
ということで、長期インフレ相場で賭けるとすれば農作物よりも断然貴金属だということが分かった。農作物が悪いわけではなく、農作物が比較的常識的な範囲で上下している一方で、貴金属はインフレ回避のために完全にバブルになるのである。
こうして1970年代の価格推移を見てみれば、コロナ後の金価格がコモディティ相場全体の下げ相場においても比較的強い理由が分かる。市場はインフレの長期化を見込んで1970年代のモードに入ろうとしているのである。
この金相場のバブルはインフレが完全に退治されるまで続くだろう。Fedの現議長パウエル氏は果たしてボルカー氏の金融引き締めが実体経済に引き起こした大不況を再現できるだろうか。出来なければインフレは止まらないのである。
ポール・ボルカー氏、1980年のインフレ打倒が どれだけ厳しかったかを語る
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27377
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35411
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グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート | 世界の金融市場における分析と実践
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追い込まれた日銀!? 石原順チャンネル
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レイ・ダリオ氏、株式銘柄の分散ではない本当の分散投資を語る
2024年6月6日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49671
レイ・ダリオ氏、集中投資より分散投資が優れている理由を語る
2024年6月24日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/50355
ガンドラック氏: 投資で一番重要なのは予想を間違っても死なないようにすること
2024年5月30日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49399
ドラッケンミラー氏、誰でも30%以上の利益を出せる方法を語る
2023年5月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/36627
絶対に損しないプロのポートフォリオ投資法
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/989.html
「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14042637
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40年続いた米国株強気相場が崩壊する、米国株は30年上がらない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007513
ついに始まる世界金融恐慌
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009793
新NISAで米国株ばかり買われる理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16860215
フォン・グライアーツ氏: すべての紙幣の価値は最終的にゼロに向かってゆく
2024年6月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49744
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2024/07/21 (Sun) 00:47:32
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コモディティ投資とは? メリット・デメリット、種類や投資方法を解説
https://www.ig.com/jp/trading-strategies/what-is-commodities-investment-200825
コモディティ投資は、株式や不動産などといったほかの投資対象とどのように違うのでしょうか。この記事ではコモディティ投資とは何か、またメリットやデメリット、種類や投資方法について説明します。
コモディティ投資とは
コモディティ投資とは、商品先物の市場において、金や銀といった貴金属から、原油、また小麦、コーヒー豆などの農産物や家畜に至るまで、「商品」と呼ばれる銘柄に投資を行うことをいいます。
直接コモディティに投資することもできますが(直物市場)、一般の投資家は商品先物市場で取引を行います。
通常、商品は先物として取引されます。商品先物はあらかじめ決められた期日と価格で取引を行います。これにより、実際に現物の商品を保有することなく効率的に商品を取引することが可能になります。
IG証券取り扱いの商品CFDには、期限のあるものと期限のないものの両方があります。期限なしの商品CFDでは、ポジションはお客様ご自身で清算をするまで清算はされません(先物の清算日と強制ロスカットを除く)。 価格は原資産市場の先物価格を元に提供しています。また、保有ポジションにはファンディングコストの調整額が別途計上されます。
コモディティ投資のメリット
コモディティ投資のメリットには、分散投資になることやインフレに強いことがあげられます。
分散投資になる
コモディティ投資のメリットの一つは、分散投資が可能な点です。コモディティの価格は、商品ごとの需給バランスや天候、生産量や在庫、為替レートなどさまざまな要因に影響を受けます。株式市場の変動要因とは異なるため、株式投資をしている人にとってコモディティへは分散投資になります。
例えば金の価格を見てみましょう。金は安全資産とも呼ばれ、大きな政治イベントなどが発生して株式市場が不安定になった際に値上がりする傾向にあります。この特徴を生かして、株式に投資をしながら金にも投資を行うことで、リスクヘッジをするなどの戦略を取ることができるのです。
インフレに強い
メリットの2つ目には、インフレに強いということが挙げられます。コモディティは実物資産なのでインフレによって物価が上昇すると、それにともなって値上がりする傾向があります。 例えば、実物の金や原油の価格が上がったとします。すると、これらに投資をしているコモディティ投資などの金融商品においても利益が上がりやすくなります。反対に、コモディティ市場において金や原油が人気の高い状態にある場合、実物の金や原油の価格もこの影響を受けて上昇する、ということもあるのです。
コモディティ投資のデメリット
コモディティ投資には3つのデメリットがあります。
価格変動が読みにくい
コモディティ投資では、商品ごとに価格の変動要因が異なるため、急な価格上昇または下落が起こることがあります。例えば原油に代表されるエネルギー・天然資源は政治や世界情勢により価格が変動しやすい銘柄です。原油は特に、中東の混乱が生じると供給側の不確実性を高めるため、価格に大きな影響を与えます。また小麦などの農作物は、災害や天候不順などにより生産量に影響が出た場合、需要と供給のバランスがくずれ、価格も変動します。
このような価格の変動要因は事前に予測することが難しく、コモディティ投資のデメリットの一つであるといえます。
為替リスクがある
コモディティは外貨建てで決済されるために、為替リスクがあります。為替リスクとは、相場変動により外貨建て資産の価値が変動する可能性のことです。
例えば、ドル建てで取引され、円換算されるNY金の例を見てみましょう。ドル高円安の場合は、国内における金の価格が上昇し、反対にドル安円高の場合には下落することになります。このように、商品そのものの価格の変動リスクにだけ注目するのではなく、為替リスクについても確認し、ご自身の戦略プランに組み込むようにしましょう。
インカムゲインがない
インカムゲインとは、資産を保有していることにより得られる利益です。株式の配当金や、マンションなど不動産の家賃収入、債券や預金の利息などがこれに当たります。コモディティ投資は実物資産であるため保有し続けても利益が生まれず、配当金のようなインカムゲインは発生しません。そのため、ほかの資産運用に比べると運用益の少ない投資方法になる可能性があります。
コモディティの主な種類
コモディティには主に2つのカテゴリーに分けることができます。一つ目は、採掘または抽出された金属やエネルギー資源です。これらはハードコモディティと呼ばれています。もう一方は農作物、家畜といったソフトコモディティと呼ばれるものです。
次に、コモディティの主な種類について紹介します。
ハードコモディティ
エネルギー
エネルギーには、WTI 原油や北海原油などの原油、NYヒーティングオイル、NY無鉛ガソリン、NY天然ガスが挙げられます。エネルギー関連は、農作物と同じく需要と供給のバランスのほか、国際情勢――特に中東情勢などによって価格変動が生じる可能性が比較的高いといえます。その他にも、生産動向やOPECで原産の合意がなされた場合や、米国のシェールオイルやシェールガスの生産状況の影響も受ける可能性があります。
金属
金属には、ゴールド(スポット金)やプラチナなどの貴金属と、亜鉛やアルミニウムなどの産業用金属があります。金属は、生産量や流通量により価格変動が生じます。 貴金属、特に金は古くから安全資産として取引されることが多いコモディティです。経済状況や金融市場が不安定になった場合などの資金の移動先として選ばれることが多くあります。
安全資産についてさらに詳しく
また、金は米ドルと逆相関関係にあるともいわれ、米ドル取引のリスクヘッジにも用いられています。
ソフトコモディティ
農産物
農産物には、小麦、トウモロコシ(シカゴコーン)、大豆(シカゴ大豆)や小豆、米、コーヒー、砂糖、ゴムなどが挙げられます。 農産物は、天候不順や自然災害などにより需要と供給のバランスが変化すると、価格変動に影響を与えやすくなります。
畜産物
畜産物には、飼育牛や生牛、赤身豚肉などが挙げられます。畜産物も、農産物と同じく需要と供給のバランスが変化すると、価格変動につながりやすいコモディティです。 生活必需品である畜産物は、需要量の安定が見込まれているものの、飼育するための飼料価格に変動があった場合や、また疫病が発生した場合に影響を受ける可能性があります。
Source: Bloomberg
コモディティ投資を行うには
これまでコモディティ投資はその単価の高さから、投資を行える人が限られていました。近年は投資信託やETFなどさまざまな投資方法が広がり、コモディティ投資も身近なものになってきました。
ここで、コモディティを対象とした金融商品を3つ説明します。
投資信託・ETF
コモディティを扱う投資信託やETFを購入することで、コモディティに間接的に投資を行う方法です。コモディティETFは、証券取引所で価格が決まるため、個別株のように証券会社で売買を行うことができます。さまざまなコモディティを一つの投資信託で購入することができる点もメリットだといえます。半面、投資信託では個別のコモディティを取引することができません。コモディティを個別に取引したい場合は、このあと紹介する商品CFDなどを利用することができます。
金・プラチナ積立
純金積立は毎月1,000円から、プラチナ積立は毎月3,000円からで定額買付するサービスが一般的です。貴金属メーカー、地金商、証券会社や銀行などが取り扱っています。1000円単位で積み立てられるため自分のペースで資産形成でき、また手元に金を補完するわけではないので盗難のリスクがない点がメリットであるといえます。半面、手数料が高いことや、短期で利益を出すことがむずかしいこと、買った時点より価格が下がってしまい損失を出す可能性があることがデメリットとして挙げられます。
CFDでコモディティ投資
IG証券の商品CFD(差金決済取引)でコモディティ投資を行うことが可能です。
商品CFDの特徴は、主に次の3点です。
1.実際に金・原油など投資対象の資産を保有することなく、ポジションを保有した時の価格と、ポジションを清算した時の価格の差が損益になる取引です。
2.IG証券ではエネルギーから貴金属、そして農産物まで幅広い銘柄を取引可能です。
3.銘柄によりほぼ24時間取引可能です。例えば貴金属は8:00~7:00(夏時間7:00~6:00)と、取引時間が長くなっています。銘柄ごとの取引時間詳細もご覧ください。
IG証券では、ほかにもバイナリーオプション、ノックアウト・オプションでコモディティを取引することが可能です。
コモディティ投資のまとめ
コモディティ投資には、価格が株式や為替相場、債券などとは異なる要因により変動するという特徴があります。この特徴を利用して、株式などと合わせてコモディティ投資を行うことにより、政情の変化などによる株安の局面へのリスクヘッジを戦略的に行うことが考えられます。
コモディティ投資は純金への直接投資、純金・プラチナ積立のほか、投資信託、ETF(上場投資信託)、商品CFDと、さまざまな取引手段から選ぶことができます。
資産運用の幅を広げるために、コモディティ投資を検討してみてはいかがでしょう?
コモディティ投資について、もっと学びたい方はIGアカデミー(口座開設またはデモ口座開設が必要)もご覧ください。
https://www.ig.com/jp/trading-strategies/what-is-commodities-investment-200825
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3:777
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2024/07/21 (Sun) 00:52:02
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2024年、一番割安なコモディティはどれか?
2024年1月5日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/43150#more-43150
さて、2024年が始まったわけだが、株式市場についてはもう記事を書いておいた。
2024年の米国株の推移予想
では貴金属やエネルギー資源、農作物などのコモディティ市場はどうなっているのか? 一度市場全体を俯瞰してみよう。
原油
まずは世界経済にとって重要なエネルギー資源から見てみよう。
原油価格は次のように推移している。長期的な立ち位置を見たいので、長期チャートとなっている。
チャートを見れば、原油価格は2020年のコロナショックの底値と、その後の現金給付とウクライナ戦争による高値との間ぐらいに位置している。
ハマス・イスラエル戦争という不確定要因を除くならば、原油価格は世界経済が上向きならば上方向、下向きならば下方向に行くだろう。ラリー・サマーズ氏の見方か、ジェフリー・ガンドラック氏の見方かという話である。
サマーズ氏: 米国経済リスクは景気後退よりもインフレ再加速
ガンドラック氏: インフレが下がる限り景気後退は絶対に起きる
天然ガス
一方で、同じくエネルギー資源である天然ガスは少し違った動きをしている。
2022年2月から始まったロシア・ウクライナ戦争後に急騰した天然ガス価格だが、その後落ち着いてむしろ底値付近で推移している。天然ガスは気候に大きく左右されるので、今年の冬があまり寒くないということが原因である。また、アメリカのシェールガスの掘削効率はどんどん上がっており、供給が多いという構造もある。
だがもしガンドラック氏のように景気後退側に予想する投資家がいるのであれば、産業需要よりも家庭需要の影響が大きい天然ガスは、価格水準がかなり低いことも含めて原油よりもリスクの低い投資対象かもしれない。
また、天然ガスを輸送するためには冷却して液体にする必要があり、専用の港の建設やLNG船の建造など原油よりも移動の障壁が大きい。
だがウクライナやパレスチナなどで西側とグローバルサウスの対立が大きくなり、西側諸国がアメリカからのLNG輸入を本格化させることがあれば、長期的にはアメリカの天然ガス価格上昇に貢献するというアップサイドも考えられる。
ゴールド
次は貴金属である。まず金価格はコロナ後に景気刺激とインフレで急騰したが、その後の利上げで足踏みが続いている。
だが長期的に見ると最高値水準で推移しているのは変わらない。長期チャートは次のようになっている。
金価格はやはりインフレ動向と金利次第だろうが、今回注目したいのは銀価格との長期的バリュエーションの違いである。
シルバー
銀相場のチャートは次のようになっている。
ゴールドとは明らかにバリュエーションが違う。
この違いは、市場がまだ長期的インフレを信じてはいないことに由来している。何故ならば、以下の記事で解説しているが、前回長期的なインフレ相場となった1970年代には、金も銀も同じように20倍以上上がっているからである。
1970年代の物価高騰時代における貴金属や農作物の価格推移
この銀価格の割安さは、恐らく今のコモディティ市場で一番重要である。アメリカの中央銀行が長期的にはインフレを止められないと予想するのであれば、いつかのタイミングで銀価格は1970年代に近い上昇トレンドに乗ってゆくはずである。
短期的には、今年か来年に景気後退があれば金相場も銀相場も下がることになる。だが長期保有を考えるならば、その一時的な下落も長期的な上昇を考えれば許容できるかもしれない。
結局はインフレ第2波があるのかどうかである。
ドラッケンミラー氏、アメリカ経済のハードランディングとインフレ第2波を予想
砂糖
最後は農作物だが、実は農作物の多くはエネルギー価格に連動している。バイオエタノールの原料になる作物が多いからである。
だからまずはエネルギー価格の連動のある作物の例として、砂糖の価格チャートを掲載してみよう。
コロナ後に価格が回復してそこから下落しているところまで原油価格と一致している。一方で原油とは関係がない小麦はどうだろうか? チャートは次のようになっている。
長期的な底値水準に近づいていると言えるだろう。エネルギー価格との連関がないことが価格を押し下げているのだが、この状況で筆者が砂糖か小麦かどちらかを買えと言われれば、小麦を買うだろう。
一方で、次に景気後退があれば安全資産と呼ばれるゴールドも含めてコモディティ市場全体は下がることになる。その時に原油が下がっていれば、原油やそれに連動するコモディティを買っても良いかもしれない。長期的なインフレ相場を信じており、今何か買いたいと言う人があれば、筆者は小麦か銀を薦めるだろう。
結論
とりあえず年始なのでコモディティ市場を俯瞰してみた。また、あまり多くの人はフォローしていないだろうが筆者が去年から推しているウランの価格チャートも最後に載せておこう。
ウラン投資のポテンシャル: 気候変動と原子力発電 (2023/7/25)
これに関してはもしかすると記事を書き始めて以来の大当たりかもしれない。だが景気後退が来ればこれも下がるので、あまり一喜一憂しないことである。
エネルギー不足で 脱原発を後悔するドイツ人とウラン価格の推移予想
COP28、世界の原子力発電3倍を目標、ウラン投資に追い風
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/43150#more-43150
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4:777
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2024/07/21 (Sun) 00:52:33
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かなり下落してきたコモディティ銘柄、長期的には円やドルの貯金の代わりになるか?
2024年7月11日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/51136
コロナ後のインフレもある程度収まり、アメリカでは利下げも議論されている中、エネルギー資源や農作物などのコモディティ銘柄がかなり下落しているので一度各銘柄のチャートを確認しておきたい。
コロナ後のインフレとコモディティ
コモディティ銘柄はコロナ相場の初期には花形だった。インフレとはものの値段が上がることだから、すべての製品の原材料であるコモディティ銘柄はインフレ相場では相場の中心にあった。
筆者は2020年の段階でコモディティ価格が上昇していたことに着目し、コロナ後の現金給付による物価高騰に警鐘を鳴らしていたことを覚えている読者もあるだろう。
金融市場にインフレの兆し: 金、原油、穀物価格が高騰 (2020/10/14)
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11801
だがその後世界中の中央銀行が利上げをしたことで、インフレ率は落ち着きを取り戻しつつある。
インフレ減速を示す5月の米国のインフレ率
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49897
それでインフレ相場でもてはやされたコモディティ銘柄は数年前ほどは注目されなくなっている。
農作物の長期チャート
だからあまり価格に注目していない読者も多いだろう。だがこの記事ではコモディティ価格がかなり下がってきていることを一度指摘しておきたいのである。
特に下がっているのは農作物である。まずは小麦から取り上げよう。小麦先物の長期チャートは次のようになっている。
小麦はロシアとウクライナが主要な生産国であり、2022年のロシアのウクライナ侵攻で価格が高騰したことで知られる。
ウクライナ危機でコモディティ価格高騰、小麦を一部利確してシルバー買い (2022/3/6)
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20954
だがその後インフレは収まり、その時の高値の半分以下の水準まで落ちてきている。
小麦を最初に挙げたのはエネルギー価格との連動がない農作物の代表だからで、大豆やコーンなどバイオ燃料の原材料になり原油価格などに連動する銘柄はまた分けて考えるべきだからである。
だがコーンの価格もかなり下がってきている。
大豆はまだもう少し高いだろうか。
上昇する原油、下落する天然ガス
コモディティ市場で特に下がっているのは農作物で、例えば原油価格などはそれほど下がっていない。以下は原油価格のチャートである。
だが一方で天然ガス価格はかなり下がっている。
結論
上記のように、コモディティ価格はインフレ相場を経てかなり安い水準まで下がってきている。
今後のコモディティ価格の推移は、もちろんインフレがどうなるかということにかかっている。筆者の予想では、11月のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利すれば相場はインフレ・高成長相場へと突入するというものである。
トランプ氏が大統領再選なら株価やドルはどうなる? 2016年のトランプ相場を参考に
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/50128
だがインフレ相場に賭けるのであれば、今回主に紹介した農作物よりも金属価格や金利の上昇に賭けるトレードの方がスマートだろうと考えている。
フォン・グライアーツ氏: ゴールドとシルバーの本当の上げ相場はこれから
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49783
アメリカの金利がまだ低いと言える理由
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/50863
しかしそれでも農作物の価格が下がってきていることには注目しておきたい。特に日本円の長期的信認が信じられない日本の読者にとっては役に立つだろう。
筆者も当然日本円は長期的には駄目だと考えている。日銀の植田総裁もこの問題を解決できないだろう。
日銀の植田総裁が円安を止められない理由
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/47910
だから資産を円のまま置いておいてはならない。だがインフレ相場における株式のパフォーマンスは悪く、ドル預金もゴールドなどに比べると長期的に価値を失っているのである。
レイ・ダリオ氏: インフレ再加速なら株式投資のパフォーマンスはゴールドに勝てない
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/50309
フォン・グライアーツ氏: すべての紙幣の価値は最終的にゼロに向かってゆく
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49744
そこで老後の資金を蓄える手段として、円やドルではなく農作物の先物やETFを長期的な安値にある内に買い、それで資産を蓄えておくことを推奨したいのである。
上のチャートはすべてドル建てのチャートで、ここの記事ではいつもドルベースで物事を考えているが、この場合は当然円建てで考えるわけである。
仮にドル建てで農作物の価格が上がらなくても、円安になればその分は日本の投資家にとっては円安のヘッジになる。また、ドル建てでも超長期的にはドルの毎年のインフレを織り込んで、どの銘柄も価格が上昇している。
ドルのパフォーマンスも長期的には信用できない以上、どうやって貯金するのかということは投資の専門家にとっても難題である。
しかし農作物の長期投資は1つの選択肢になるのではないか。コモディティ投資については、やや古い本ではあるがジム・ロジャーズ氏の『商品の時代』も参考にしてもらいたい。
大投資家 ジム・ロジャーズ が語る商品の時代 – 2005/6/1
ジム ロジャーズ (著), 林 康史 (翻訳), 望月 衛 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E5%95%86%E5%93%81%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3-%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4532351561?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3Q5S974NCFIB0&dib=eyJ2IjoiMSJ9.hb6LumPQBWtZGBMksI52dYnpcq4575jNEojRKIPdyWBpY_r4TskRRySBQN4S5D52_yYDAsfKoGK09xXg8Q8Ue8OTpTlgX56lkbdLLx-sDELWf7YfkPn4IqHf_9ddsaURV3Y0_MsSNGl7b9MU8z-b6g78qsnOMxbObzVmAFNyHwsaH0gMBZmx6hPJwYp-kmEOiz7EPpzvknbIrOH50ONrSAXPFkJfTr_7VbZTfo60Zru6YmkvWcxAVVErLnsclafrNFymocwHOOHoIMjZXqPCsJqMqcxitfKwyp5JEGdVIB4.XwcLtor64gcbZakQNZCeP7s5OKe2DnCB3nFOhvpRw90&dib_tag=se&keywords=%E5%95%86%E5%93%81%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3&qid=1718082157&sprefix=%E5%95%86%E5%93%81%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3,aps,176&sr=8-1&linkCode=sl1&tag=globalmacrore-22&linkId=55598bb3f72635584b2ce42bc55fa7fd&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/51136