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円キャリートレードで米株は最高値4万ドルまで上がった

1:777 :

2024/05/20 (Mon) 21:04:36

米株の最高値4万ドルと、超円安が連動している
2024.05.20
https://www.thutmosev.com/archives/35137.html

日本で借金して米株を買うので円安と米株高は連動します


https://www.moneycontrol.com/news/business/markets/dow-jones-hits-40000-milestone-a-look-back-for-each-10000-points-move-up-12725033.html
日本で借金して米株を買っている

2024年5月17日 に米ダウ平均は史上初の4万ドルを超え、20年11月の3万ドル到達から3年半の短期間で達成した

アメリカ経済はインフレ懸念や高金利で失速するという見方が強かったが、4万ドル突破を受けてアメリカの成長力への期待が再燃している

同じころ日本では為替相場が1ドル160円に到達し日銀が円買い介入したが、今のところ1ドル155円程度で再上昇を伺っている

市場では円ショートが継続しているという見方が強く、高金利で株高のアメリカドルを買う動きが続くという見方が広まっている

円ショートとはドルに対して円を売る事で、この動きによって1ドル100円以下から160円になったのだが「ドルを買った人はどうするのだろう?」という疑問が浮かぶ

アメリカの預金金利が高いと言っても年0.15%程度なのでこれは論外、米国債10年物の利回りが4%台なので少しマシだがリスクを負うほどではない

ダウ平均などの米株を買えば3年半で33%、年10%もの利回りが期待できるので皆日本で借金してアメリカ株に投資しているのです

超低金利の日本で借金して株高のアメリカで投資すると寝ていても年10%の利益を得られるというのが円安・米株高の正体でした

これを円キャリートレードとも言い2000年代前半も盛んで米株高の要因になり、リーマンショックで弾けたのだがまた復活しました

例えば貴方やわたしが株ドットコムとかで米株連動投信を1万円買うと、1万円分の円を売って米株を買ったことになり1万円分円安ドル高になります

日本で借金して米株投資するのは日本人だけではなくアメリカの投資家やヘッジファンドなどもゼロ金利の日本で借りて高金利のアメリカで投資しています

バフェットとかが日本株を買う時はドルを円に変えたりせず、日本でお金を借りて日本株に投資すると様々なコストがかからない

中国は高金利で金を貸して債務の罠に嵌めていますが、日本は借金した人にお金を差し上げる「債務のプレゼント」をしている

金融庁などによると日本の金融機関がお金を貸し出している平均金利は1%未満で、インフレ率は2%なので借りれば借りるほど得です

最後はバブル崩壊で終わる
さらにアメリカではインフレ率3%台で株価上昇率は10%にも達するので、日本でお金を借りて自国に投資すると100%儲かります

だがこの美味しい話には欠点が一つあり、いったん円高が始まると一気に1ドル100円を割り込むと予想され逃げ遅れたら大爆死します

「こんなに円安なのだから円高にはならない」と思うでしょうが、この円安は円キャリーと日本政府の円安誘導(金融緩和)によって人為的に作り出された相場です

本来の為替相場は2国間の取引でお金が移動し、黒字国の通貨が上昇し赤字国の通貨は下落することになっています

日本は毎年10兆円から20兆円の経常黒字国で、アメリカはなんと23年に8188億ドル(約124兆円)の経常赤字だった

本来米ドルが上昇するのはあり得ない事なのだが日本で借金して米株に投資する不自然な投機と、円安にしたい日本政府の金融緩和のWパンチで円安ドル高になった

こういう不自然な相場が最後にどうなるかは2007年から2010年の世界経済危機で分かっていて、2007年春に1ドル124円だったのが2011年に1ドル75円の円高になりました

ここで注目すべきなのは日米の経常収支を計算すれば実は「1ドル75円」が正常値だという事で、2007年も円キャリーで米株投資し日本政府は円安誘導して1ドル124円の円安になっていた

その当時円が安くなったので「北欧では水が1000円」「ロンドン地下鉄の初乗り500円」「そうだ欧米で働こう」と今と同じ事をマスコミは言っていた

円安を背景に日本の経常利益は膨れ上がっているので為替は逆に円安に動いていて、まるで「リンゴが下から上に落ちる」のを見せられているようです

米株はダウ平均4万ドルを受けて5万ドル嫌10万ドルだという声が出てくるでしょうが、アメリカの実態は成長どころか実質マイナス成長になっています

アメリカの平均は超大富豪によって成長しているものの中間層以下(7割以上)の人にとってはインフレで収入が目減りするマイナス成長に陥っています

このブログでも何度も取り上げたが年収700万円や1000万円の家庭が保険や医療費や家賃上昇のせいで毎月赤字で、カードでお金を借りて生活費を工面している

これを続けられるかというと絶対に不可能です
https://www.thutmosev.com/archives/35137.html
2:777 :

2024/05/20 (Mon) 21:12:20

ナスダック(NASDAQ):チャート
https://us.kabutan.jp/indexes/%5EIXIC/chart
https://finance.yahoo.co.jp/quote/%5EIXIC/chart
https://www.msn.com/ja-jp/money/watchlist?tab=Related&id=a1ydc7&ocid=ansMSNMoney11&duration=5Y&relatedQuoteId=a1ydc7&relatedSource=MlAl&src=b_fingraph

S&P 500:チャート
https://us.kabutan.jp/indexes/%5ESPX/chart
https://finance.yahoo.co.jp/quote/%5EGSPC/chart
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-SPX/

ドル-円 チャート
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/


石原順チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@ishihara-jun/videos
https://www.youtube.com/@ishihara-jun/playlists

追い込まれた日銀!? 石原順チャンネル
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16848778


株価は長期金利と企業利益で決まる。
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14035593

米国株は 42年間上がり続けてきた。
しかし株式市場が上昇するのは、実際には「金利が低下している間」だけである。金利が上がり始めると株式市場のパフォーマンス、特にインフレを差し引いた実質のパフォーマンスは酷いことになる。それが歴史的事実である。


米国債利回り(10年物・全期間) 長期推移
https://www.kabutore.biz/keizaisihyo/us_kokusai10y.html

米国債利回り(2年物・全期間) 長期推移
https://www.kabutore.biz/keizaisihyo/us_kokusai2y.html


NYダウの推移(1896年からの長期チャート)
https://www.kabutore.biz/shisu/nydaw.html

ナスダックの推移(1971年からの長期チャート)
https://www.kabutore.biz/shisu/nasdaq.html

S&P500の推移(全期間・年足)
https://www.kabutore.biz/shisu/shisukikan?Submit=%E5%B9%B4%E8%B6%B3&kikan=10000&code=sp500&chart=year



鈴木傾城 _ アメリカ株で儲けるほど簡単な事は無い
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/895.html

日銀が 2011年から500兆円も ばら撒いたので「超円安・輸入物価高の時代」に変わった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14010201

これから起きる超円高によるバブル崩壊と預金封鎖
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14091470

ドルが基軸通貨ではなくなる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14087403

40年続いた米国株強気相場が崩壊する、米国株は30年上がらない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007513

ついに始まる世界金融恐慌
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009793

3:777 :

2024/08/29 (Thu) 05:53:44

サマーズ氏: 紙幣が価値を失うとき資金はゴールドに逃避する
2024年8月28日 globalmacroresearch
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/52771

引き続き、アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏のBridgewaterによるインタビューである。

今回はドルなどの為替相場と金相場の関係について語っている部分を取り上げたい。

基軸通貨ドルの行方

ウクライナ戦争以降、アメリカがドルを使った経済制裁を行なったせいで、BRICS諸国や中東諸国などではドルの保有を減らす動きが進んでいる。

ガンドラック氏: ドルは基軸通貨の地位を失って暴落する
そこに加えてアメリカでは利下げが議論されているため、為替相場ではドルがある程度下落している。以下はドル円のチャートである。


ドルに代わる基軸通貨はあるのかという議論は、もう長らく行われてきた。その話についての結論はゾルタン・ポジャール氏の記事が参考になるだろう。

ポジャール氏: 人民元が急にドルに代わって基軸通貨になったりはしない
だが中でもサマーズ氏はドルに強気の論者として知られている。

何故ならば、為替相場は通貨ペアの相対的な強さによって決まるので、ドルが弱まるとしても他の通貨がもっと弱まれば、ドル相場は下落しないからである。

世界情勢とドル

サマーズ氏は次のように説明している。

個人的にはドル相場が比較的落ち着くという考えに傾いている。世界が混乱した状況になるとき、アメリカよりも他の国の方が混乱は大きいだろうからだ。

NATOが見捨てられる時にヨーロッパにお金を置くのか、台湾が見捨てられるときに日本にお金を置くのか、イランとの対立が深まるときに中東にお金を置くのか、それは微妙なところだ。

そういう理由でドルから逃避することにはそれほど熱心にはなれない。

サマーズ氏は世界情勢の混乱を懸念している。最近ではレバノンのヒズボラによるイスラエルへの報復攻撃が始まった。日本では誰も気にしていないがパレスチナ情勢は着実に悪化している。レイ・ダリオ氏の去年の予想が当たっている。

レイ・ダリオ氏: ハマスとイスラエルの戦争が他の国を巻き込まない可能性は低い (2023/10/16)
ダリオ氏は著書『世界秩序の変化に対処するための原則』で、覇権国家が衰える時には債務の増加と戦争の勃発がセットになると論じている。そしてその予想通り債務も戦争も着実に増えているが、サマーズ氏もそういう未来を懸念しているのだろう。

資金逃避先としてのゴールド

それでもサマーズ氏は相対的にはドルの優位を信じているが、それは同時にすべての通貨の価値が下落する未来を否定していないことを意味する。どれも下落するかもしれないが他の通貨よりはドルはマシだとサマーズ氏は言っているのである。

だが、そもそも通貨の価値が下落するのであれば、誰も通貨を持ちたくはないだろう。

ではその代わりに何を保有すれば良いのかと言えば、遂にサマーズ氏さえもゴールドの保有の必要性に言及している。

サマーズ氏はこの状況で投資家はどうすれば良いかを次のように論じている。

わたしがもし基金でも運用しているなら、Bridgewaterのあなたがたのような人々とよく話して、金価格の安全プレミアムがどれくらいで、工業需要などの影響がどれくらいかを理解しようとするだろう。

そして安全プレミアムがそれほど織り込まれていないなら、ゴールドを少し保有しようとするだろう。金相場は紙幣が問題を引き起こしている時の資金の行き先だからだ。

「安全プレミアム」という言葉には説明が必要だが、安全資産と呼ばれるゴールドの価格上昇のうち、どれだけが安全資産の需要で買われ、どれだけが工業需要で買われているのかをサマーズ氏は分けたがっている。

そして安全資産としてのゴールドがある程度割安なのであれば、ゴールドをポートフォリオに入れたいと言っているのである。

結論

ちなみに株式市場がやや荒れている中も金相場は好調である。金価格は次のように推移している。


どの国も負債が積み上がっており、しかも金利上昇によって国債の利払い増加が財政問題を引き起こすことが懸念されている。

グリフィン氏: 米国債暴落でブラックマンデー再来の可能性
ポジャール氏: 世界的なドル離れの結果はドル円下落ではなくアメリカの財政危機
金価格は長期的に見ればかなり高い水準にあるが、それでも紙幣の代わりになるものは少なく、ゴールドに資金が集中しているのである。

個人的には長期的に見て断然割安のシルバーやプラチナを推している。プラチナは 反脱炭素という意味でトランプ銘柄でもある。

フォン・グライアーツ氏: ゴールドとシルバーの本当の上げ相場はこれから
EVの需要減速はプラチナ価格を復活させられるか

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/52771

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