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最も賢い億万長者 ジェームズ・シモンズ

1:777 :

2024/05/15 (Wed) 09:24:03

為替介入もドル円は156円まで上昇! 円は破滅のループに陥った!?
石原順チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=XuqOaA8MB_g

<チャプター>
00:00 為替介入もドル円は156円まで上昇! 円は破滅のループに陥った!?
01:15 JPモルガンが警戒を促す、S&P500が大変動?
02:35 イエレン財務官の為替介入へのコメント
06:00 日本は金利を上げられない?
15:37 ドル円(日足)
17:17 ユーロドル(日足)
22:36 ポンドドル(日足)
23:28 NYダウCFD(日足)
25:18 日経平均CFD(日足)
28:12 米国のFF金利予想
35:50 最も賢い億万長者ジェームズ・シモンズ



ジェームズ・ハリス・シモンズ(James Harris Simons、1938年 - 2024年5月10日)は、アメリカのヘッジファンドマネージャー、数学者である。日本語で名前はジム、姓はサイモンズと表記されることもある[1][2][3]。

年収は1700億円で、英紙フィナンシャル・タイムズには「最も賢い億万長者」と評された。

来歴
ユダヤ系[4]。マサチューセッツ工科大学で数学の学士を取得後、カリフォルニア大学バークレイ校でPhDを取得。わずか23歳であった。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の両校で数学教授を歴任。「チャーン・サイモンズ理論」として知られる理論を構築し、幾何学で最高の栄誉とされるアメリカ数学界のオズワルド・ヴェブレン賞も受賞、数学の世界で多くの実績を残した。1988年、メダリオン・ファンドを創業し、ヘッジファンドであるルネサンス・テクノロジーズを率いた。2008年には年率80%のリターンを出した。2016年前半のリターンは13.8%だった。アメリカの数学の発展や自閉症研究などに10億ドルを寄付した[5]。

2024年5月10日にニューヨークで死去。86歳没[6]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA
2:777 :

2024/05/15 (Wed) 09:26:27

ルネッサンス・テクノロジーのジェームズ・サイモンズ氏追悼記事
2024年5月14日 GLOBALMACRORESEARCH
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA

5月10日、クオンツ戦略のヘッジファンドとして世界最大かつ最高のルネッサンス・テクノロジー創業者のジェームズ・サイモンズ氏が86歳で亡くなった。

今回は追悼記事としてサイモンズ氏の生涯を振り返りたい。

ジェームズ・サイモンズ氏

サイモンズ氏は業界人なら誰でも知っているクオンツ戦略の大家である。

クオンツ投資は数学と統計を使い行うアルゴリズム投資で、サイモンズ氏はMITやハーバード大学でも教鞭をとったこともあり、数学者としても優れた功績を残した。

今回はサイモンズ氏の追悼記事として、2015年のTEDによるインタビューから彼の生涯を振り返りたい。

暗号解読の仕事

もともとサイモンズ氏は純粋な数学者だったのだが、プリンストンでNSA(国家安全保障局、言わずと知れたエドワード・スノーデン氏の古巣である)の仕事に応募したあたりからただの数学者ではなくなる。

サイモンズ氏は次のように述べている。

NSAはプリンストンで数学者を雇って暗号を破らせるプロジェクトをやっていた。

コンピュータの父とも呼ばれる数学者アラン・チューリング氏はナチス・ドイツの暗号を解読した一方、冷戦当時にサイモンズ氏が取り組んだのはロシアの暗号である。

サイモンズ氏はある事情でお金が必要だったらしい。彼は次のように述べている。

彼らの仕事は待遇が良く、勤務時間の半分は自分の好きな数学の仕事をしても良かった。残りの半分は暗号解読の仕事をした。

給料も良かった。だからあれは抗いがたい誘惑だった。

ちなみにここには優秀な科学者を雇うための秘訣が書かれている。優秀な科学者が一番欲するものは自由な時間である。NSAはそれが分かっていたようだ。

NSAをクビになる

だがサイモンズ氏を雇うことができたNSAも、サイモンズ氏に留まってもらうことは出来なかったようだ。

サイモンズ氏は次のように述べている。

当時はベトナム戦争が行われていて、組織で一番偉い人がベトナム戦争の大ファンだった。ニューヨーク・タイムズにアメリカがどう勝つかについての記事まで書いていた。

わたしはベトナム戦争が嫌いだった。馬鹿げた戦争だと思った。だからニューヨーク・タイムズに記事を書いて、その上司の下で働くすべての人が彼の意見に賛成しているわけではないと言った。

これが出来るサラリーマンがどれだけいるだろうか。NSAは当然サイモンズ氏に黙ってほしかっただろう。だが優秀な人材を黙らせることはできない。何故ならば、クビになっても行くところはいくらでもあるからである。

数学者としての功績

実際、NSAをクビになったことについてサイモンズ氏は次のように言っている。

そんなに悪い話ではなかった。

何故ならば、サイモンズ氏はその足で数学者としての仕事に戻り、学術的成功を上げたからである。

サイモンズ氏は特に物理学者に有名な数学者である。特に弦理論の物理学者であれば誰でも彼の名前を知っているだろう。

サイモンズ氏は友人のチャーン氏とともに、今ではチャーン・サイモンズ形式と呼ばれている数学の理論を考案している。

サイモンズ氏はそれを純粋に数学の論文として公表したのだが、彼は次のように語っている。

論文を公開した10年後にプリンストンのエド・ウィッテンという人がその理論を弦理論に応用し始めた。

今日ではチャーン・サイモンズ形式は物理学の世界で日常的に使われている。

その理論が物理学に応用できるだなんて思いもしなかった。だがそれが数学の面白いところだ。何処で何に使われるか分からない。

サイモンズ氏が数学理論に名前を残したほどの数学者だということは、金融業界でもあまり知られていないかもしれない。

数学者サイモンズ氏、投資を始める

そして数学者として成功した後、サイモンズ氏は投資に手を出し始める。ファンドマネージャーとしては遅咲きだろう。彼は次のように述べている。

30代後半の時、数学に少し疲れたので少し投資に手を出した。多少のお金もあった。

それはとても上手く行った。かなりの大金を儲けたが完全に運だった。そう言うべきだろう。数学的モデルを作ってやったわけではなかったから。

しかしそれがルネッサンス・テクノロジーの始まりだった。サイモンズ氏はこう続けている。

だがデータを見て少し考えたらその中に数学的構造があるように見えることに気がついた。

だから数学者を何人か雇って数学的モデルを作り始めた。

クオンツ戦略

データを見て数学的モデルを作るルネッサンス・テクノロジーのクオンツ戦略とはどういうものなのか。

株価や金利やその他あらゆるデータの中にあるパターンを見つける。このパターンがあれば次は株価はこう動くという規則を見つける。そしてその規則がただの偶然でそうなっているわけではないことを数学的に証明する。

サイモンズ氏は自身の投資戦略について次のように語っている。

重要なのは膨大なデータを集めることだ。最初の頃は手作業だった。Fed(連邦準備制度)に行って金利のデータなどをコピーする。 まだコンピュータの中には無かったからだ。

だが今では最新鋭のコンピュータに何テラバイト(もしかしたらペタバイトかもしれない) ものデータが放り込まれ、彼が雇った多くの数学者や物理学者の手で数学的モデルが構築されてゆく。

結論

数学者とコンピュータがあれば誰でも同じことが出来るのであれば、多くの人が真似をして大金を稼ぎそうなものだ。

だが実際にはそうなっていない。クオンツ戦略のファンドはルネッサンス・テクノロジーの一人勝ちである。

ルネッサンスは何が特別なのか。サイモンズ氏は次のように言っている。

重要なのは非常に優秀な人材を雇うことだ。

それはどの業界でも同じだが、重要なのはサイモンズ氏が自分自身優れた数学者だったことだ。

自分自身が優れた人材でなければ優れた人材を見分けることができない。金融業界の人間にサイモンズ氏の真似ができない理由である。

サイモンズ氏は次のように述べている。

ファンダメンタルズ投資ができる人材を雇う方法は分からなかった。何人か雇ってみたが上手く行ったり行かなかったりで商売にはならなかった。

だが優秀な科学者を雇う方法なら分かった。そのことに関しては多少の嗅覚があった。

ルネッサンス・テクノロジーはもう何年もサイモンズ氏の手を離れているらしい。ほとんどのヘッジファンドは創業者なしでは機能しないが、もしかしたらルネッサンスは機能するかもしれない。

いずれにしてもまた一人優秀な投資家が亡くなってしまった。サイモンズ氏は間違いなく資産運用業界の天才の一人だが、定期的にはインタビューを受けないためこれまであまり紹介する機会がなかった。

追悼もかねていくつかサイモンズ氏のインタビューを紹介する記事を書きたい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA
3:777 :

2024/05/15 (Wed) 09:28:39

鈴木傾城 _ アメリカ株で儲けるほど簡単な事は無い
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/895.html

バフェットの2面性 庶民を装う超富裕層の素顔
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/715.html

株式投資の神様「ウォーレン・バフェット」の言葉を真に受けると悲惨な結果になる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/886.html

常勝の天才でも一回の判断ミスで人生終了
ジュリアンロバートソン率いるタイガー・マネジメント
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/432.html

アホ相場師の末路は
大物ファンドマネージャーの大転び ビクター・ニ一ダーホッファー氏の場合
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/431.html

平成バブル崩壊と ソロモン・ブラザース証券 相場師列伝3
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/258.html

ジョン・メリウェザーだけが同じ大失敗を何度繰り返しても再起できる理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/433.html

ゴールドマン・サックス一人勝ちの秘密教えます_1_ 勝ち組になりたかったらこれ位の努力はしようね
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/364.html

ゴールドマン・サックス一人勝ちの秘密教えます_2_ 勝ち組になりたかったらこれ位の努力はしようね
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/365.html

史上最強の投資銀行 ゴールドマン・サックス_その強さの秘密に迫る_1
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/360.html

史上最強の投資銀行 ゴールドマン・サックス_その強さの秘密に迫る_2
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/361.html

幻の柴田罫線
本物の柴田罫線は柴田秋豊先生だけしか知らない
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/429.html


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相場の予測で参考になるサイト


グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート | 世界の金融市場における分析と実践
https://www.globalmacroresearch.org/jp/

石原順チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@ishihara-jun/videos
https://www.youtube.com/@ishihara-jun/playlists

追い込まれた日銀!? 石原順チャンネル
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16848778



一般社団法人 日本エリオット波動研究所
https://jewri.org/

日本エリオット波動研究所 有川和幸さんの動画 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLbeeewhOVN3ZOHGCnxY0IlcCNaWFxs2rI

日本エリオット波動研究所の相場予測は凄い、宮田直彦のエリオット波動分析はデタラメ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14081932


4:777 :

2024/05/16 (Thu) 19:55:35

サイモンズ氏: 効率的市場仮説は数学的に間違っている
2024年5月15日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/48680

5月10日に亡くなったルネッサンス・テクノロジー創業者のジェームズ・サイモンズ氏が、2015年のTEDによるインタビューで効率的市場仮説を否定している箇所を紹介したい。

効率的市場仮説

サイモンズ氏は数学と統計を使ってアルゴリズム投資をするクオンツ戦略の大家であり、チャーン・サイモンズ形式という自分の名前が付いた数学理論持ちの数学者でもあった。彼の生涯については前回の記事で紹介している。

ルネッサンス・テクノロジーのジェームズ・サイモンズ氏追悼記事
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/48671


その彼が次のように言っている。

効率的市場仮説は間違っている。

効率的市場仮説

効率的市場仮説とは何か。これは金融市場は非常に効率的に出来ていてあらゆる情報は瞬時に織り込まれるので、情報を使って市場の動きを予想しようとしてもすべて先に織り込まれていて意味がない、だから市場は予想できないとする経済学上の仮説である。

有名な話にこういうものがある。落ちている1万円札は本物であるはずがない、もし本物であれば誰かが拾っているはずだからだ、というものである。

つまり、市場で何か得しようとしても市場が先回りしているので市場で意図的に金儲けをするのは不可能だという仮説である。

仮説と言いながら経済学の一部の理論はこの仮説に基づいて考えられているのだが、何故そのような大切な理論基盤が仮説のままなのかと言えば、証明されていないからである。何故証明されていないのかと言えば、間違っているので証明できないからである。

効率的市場仮説に対する数学的反駁

サイモンズ氏の言っている通りである。効率的市場仮説が正しければ誰も市場を予想することができないので、効率的市場仮説は市場を予想することができない大半の経済学者を大いに慰めている。

だがそれは間違っている。あらゆる方向からの反駁が可能なのだが、今回はサイモンズ氏の数学的観点からの反駁を紹介したい。

効率的市場仮説によればサイモンズ氏もまた市場を予想して儲けることが出来ないから、逆に言えばサイモンズ氏が確かに市場を予想して儲けていることを証明できれば効率的市場仮説の間違いを証明できることになる。

サイモンズ氏のクオンツ戦略

だからサイモンズ氏は自分の投資戦略について次のように説明している。

アノマリーを見つけるんだ。

アノマリーとは、株価など金融市場における価格に対するある種の規則的なパターンのことである。

あるものの価格が上昇したとき、別のものの価格も上昇するとする。

この2つが必ず(あるいは高確率で)起き、かつそこにタイムラグがあるとき、最初のものが上昇した時に次のものを買えば儲けられることになる。

これはサイモンズ氏のクオンツ戦略を過度に単純化したものだが、話の要点はそういうことだ。

アノマリーは偶然か

そうした規則のようなもの、すなわちアノマリーを見つけたとしよう。ただ、それだけでは儲けることはできない。サイモンズ氏は次のように語っている。

アノマリーは、単なる偶然かもしれない。

上のようなパターンが何度か起こっていたとしても、たまたま2つのものが連動しただけで、次に前半部分が起こったとしても後半部分は起こらないかもしれない。

つまり、それが必然なのか偶然なのかがクオンツ戦略にとって重要なのである。

効率的市場仮説によれば、そのようなアノマリーは当然すべて偶然ということになる。

だがサイモンズ氏は次のように言う。

だが十分なデータがあればそれが偶然でないことは証明できる。

十分に長い時間起こり続けているアノマリーがあるとすれば、それが偶然である確率は高くない。

アノマリーが偶然でないことの証明

どういうことか。例えばあるサイコロを100回振った結果、100回とも1の目が出たとしよう。

このとき2つの可能性がある。1つはすべての目が均等に出るサイコロが偶然100回連続で1の目を出した可能性。そしてもう1つは、そもそもそのサイコロの目の出方が偏っている可能性である。

どちらの確率の方が高いか。それは純粋に数学的な問題である。そして実際に、サイモンズ氏は偶然である確率が高くないアノマリー、つまりは効率的市場仮説の反例をいくつも見つけ出している。

結論

よって効率的市場仮説は正しくない。

効率的市場仮説はどうしようもなく間違っており、それはあらゆる角度から論証することが出来る。はっきり言えば1万円札を落とすだけでも分かる。本質的にはそれで十分に証明である。だがサイモンズ氏の数学的証明が一番経済学者にとって反論の余地のない反証だろう。

残念ながらこれが大半の経済学者と数学者の頭の違いである。経済予想のできない経済学者が大学で教授のような顔をして学生に教えているのは嘆かわしいことだ。いい加減間違っているものは間違っていると認めてはいかがか。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/48680

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