777投稿集 2489202


デトックスは危険!

1:777 :

2024/03/24 (Sun) 11:00:07

デトックス好きは危険!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/03/27
https://www.youtube.com/watch?v=UOxMbuN9Iq4

あなたは、ファスティングや絶食を
したことがありますか?

体調が悪い時に、デトックスすると
毒素が体から出されて良くなると
思っている方いませんか?

気軽にデトックスをされている方も
意外と多いと思います。

ですが、実は、なんの準備もしないで
デトックスを行うと
大変危険です!

今回の動画
☑準備をしないでデトックス治療を行うとどうなるのか
☑デトックス臓器と働きについて
☑脂肪組織は有害物質のゴミ箱
☑脂肪燃焼の影響
☑デトックス治療する前の準備と注意点について




ヘルペスはデトックスのサイン!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2023/02/04
https://www.youtube.com/watch?v=nj9pkkF_8hE

あなたはヘルペスになったこと
ありますか?

ヘルペスと聞くと口の中や口にできると
思われていることが多いのですが・・・


じつは
手や足など体全体
どこにでも出来ます!

そして
この痛い水泡=ヘルペスは
なんと
デトックスのサインなんです

今回の動画
☑ヘルペスとは
☑ヘルペスの出来る時
☑エナジードリンクの注意点
☑ひどいヘルペスの方
☑ヘルペスが出る状態の改善策
☑血糖値とは
☑私の経験事例


▲△▽▼


YAHOO癌掲示板
化学物質 2004/ 9/16 18:55メッセージ: 285 / 336
 
投稿者: etc53_jp (男性/栃木県)

父は胃ガンと膵臓ガンを患っていました。
臆病な父は手術が怖く他の治療法を探していました。そんなとき出会ったのが食事療法でした。

可能は限り無農薬・濡添加のものを食し、野菜や肉なども必ずアク抜きをして食べ、水も浄水器を使い塩素を除去して使いました。

一年後、膵臓ガン-消滅・胃ガン-米粒大にまで縮小。

二年後、胃ガン-消滅、現在六八才ですがすこぶる元気

再発しないよう今までと同じ食生活を続けています。

病院から処方された抗ガン剤等の薬は一切使いませんでした。

以上のことから、体験的ではありますがガンの大きな原因の一つが化学物質と考えています。


▲△▽▼


温泉水によるデトックス

風邪は 強酸性温泉水 と ドクダミ で治そう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012066

『奇跡の水』_ 難病は温泉水を飲んで治そう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006551

眼に効く温泉
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012031

アトピーに効く温泉
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012069

うつ病・統合失調症に効く温泉
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012068

癌は温泉水と食事療法で治そう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012548

癌に効く温泉水
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012057

ラジウム温泉で癌は治るのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012045
2:777 :

2024/03/24 (Sun) 11:34:20

昔はアトピーも うつ病も無かった

チベットでのアトピー調査報告
チベットや中国でアトピー性皮膚炎の患者が少ないわけは?
市立吹田市民病院皮膚科 幸野 健 

 英国のウィリアムズらによる世界56か国の調査によれば、日本はアトピー性皮膚炎が最も高い群に属し、中国は最も少ない群に属するとされています。中国の南京は名古屋と気候差が少なく、室内ダニ数もほぼ等しいとされているものの、昨年の我々の調査では、南京の大学生にアトピー性皮膚炎を1名見出しただけでした。日本人と中国人は遺伝的に似ているはずなのに、一体、何が違っているのでしょうか?一体、中国の何が良くて、日本の何が悪いのか?一方、英国、豪州に移住した中国人ではアトピー性皮膚炎が爆発的に増加することも報告されています。これは一体、何を示しているのでしょうか?アレルギーに関し、黄色人種間での相違を検討し、危険因子の追求を続けている南京医科大学国際鼻アレルギーセンター(主任:三好彰教授)の調査団に加えて頂き、昨年、チベット自治区におけるアトピー性皮膚炎の実態調査を行いました。

 調査地はチベット自治区ラサ市近郊堆龍徳慶県。人口約1500人、海抜3640m、最高気温27℃、最低気温-18℃、年平均7℃の地です。対象は小1、小4、中1の計228名。ちなみに当地の進学率は95-98%とのことで、チベットでは最も近代化した所です。


 チベットの子供たちは、人なつっこく、衣服はやや汚れているものの、比較的きれいで日本製古着が目立ちました。乾燥・寒冷、紫外線による頬部の発赤はかなりの児童に見受けられたものの、全員ほぼきれいな皮膚をしていました。

そして、今回の調査では日本皮膚科学会診断基準を満たすアトピー性皮膚炎児童は認められませんでした。

乾皮症は38%に認めましたが、強いかゆみを訴える者や、かき傷のある者はいませんでした。さらに、とびひ1名、いぼ2名、水イボ2名と、日本での検診に比べ、皮膚疾患が非常に少なかったのは驚きでした。


 入浴は平均月1回、洗髪は週1回弱(ただし石鹸はほとんど用いず)、清拭は平均毎日ということでしたが、悪臭のある児童、いわゆる「垢付き病」の児童は認めませんでした。耳鼻科検診でも明確な鼻炎症状を持つものはいませんでした。

 また、スクラッチ・テスト(皮内反応)も実施しました。これまで我々が定点調査を行って来た、北海道、日光と比較すると、年齢と共に陽性者が増加する傾向は同様でしたが、チベットでは、小1、小4、中1ともに陽性率が著しく低いことが認められました。


▲△▽▼


昔は無かった糖尿病 2022年9月4日
https://rainafterfine.com/2022/08/06/%E6%98%94%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85/

日本の糖尿病の総患者数の推移のグラフを作ってみました。

出典元:厚生労働省、日本人の糖尿病有病率と発症率(1992年、葛谷ら)

現代では5人に1人または10人に1人と言われる糖尿病ですが、最初に統計がはじまった1953年には推定患者数が全国で3000人でした。

アメリカも日本と同じように急増しています。
世界的にも爆発的に増えています。

糖尿病の歴史を調べてみると、3500年前の古代エジプト時代から報告があります(2002年、Armed)が、2型糖尿病が急速に広まったのは世界的に第二次世界大戦後であることが知られています。(1989年のJarrett、1997年のVenkat Narayanら)

一般的は、精製糖質を摂りすぎて、食物繊維の摂取不足が原因であると言われていますが、このことは医学では無視されています。
グラフをよく見ると、日本では2007年をピークとして減少に転じています。

糖質制限がブームになって、糖質制限商品の市場が急速に拡大しています。


糖質制限の書籍も国内で2000冊を超えたことなどで、減少傾向に入ったようです。医学だけが置いてきぼりです。

自動車の普及による運動不足が原因のひとつであるとも言われています。


奥山先生は植物油との関係を指摘されています。

糖尿病は、体にいいはずの油が原因だった
奥山 治美 (著)

糖尿病を悪化させるのは糖質ではなくて油。ほとんどすべての植物油が糖尿病を招き、悪化させる!
糖尿病の原因は「糖質」の取り過ぎではない。「脂質」の取り過ぎにある!

なぜ、植物油が糖尿病を招くのか。糖の代謝異常といわれる病気と植物油の摂取がどのような関係があるのか。
さまざまな化学的根拠をもとに解明! 。サラダ油、カノーラ(菜種)油、マーガリン類、そして人気のオリーブ油・ココナッツ油など、
身近な油脂の危険性を解説。
https://www.amazon.co.jp/%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BD%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%AF%E3%81%9A%E3%81%AE%E6%B2%B9%E3%81%8C%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%A5%A5%E5%B1%B1-%E6%B2%BB%E7%BE%8E-ebook/dp/B08X443LW4/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3H361UCSTWDH9&keywords=%E6%B2%B9+%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85&qid=1659734793&sprefix=%E6%B2%B9+%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%2Caps%2C193&sr=8-1


食事や運動を中心として、昔の生活様式に戻して行くことが大切です。
https://rainafterfine.com/2022/08/06/%E6%98%94%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85/


▲△▽▼


癌の原因くらい昔からわかっていた

人類の宿敵“がん”を撲滅するため、世界各国はいま対策に追われている。有害化学物質の使用を禁じ、排気ガスを規制、身のまわりからもタバコや食品添加物を排除しようとやっきになっている。ところが、既に70年前にそれを実行し、国をあげて熱烈にがん撲滅に取り組んでいた国がある。ナチス・ドイツだ。

 驚くべきことに当時のドイツでは、既にがんの原因として放射性物質、タール煤煙、アスベスト、アニリン染料などを突き止めていた。タバコが肺がんの主因であることを世界で初めて証明したのも、ドイツの疫学者たちだ。

 世界有数の合成染料生産国だったため、アニリン染料による膀胱がんが多発し、タールやアスベスト、ラジウムを扱う職場でもがんが増えていたので、既にがんは職業病だとの認識もあった。

 世界に先駆けて国立の「がん研究・がん撲滅中央委員会」ができたのはナチス政権樹立の前だが、国の重要な産業を脅かすがんは、「健康は義務である」を国家スローガンにし、優秀なゲルマン民族の繁栄を願ったナチス政府にとっても「国家最大の敵」だった。従って、ナチス政府のがん撲滅運動は徹底しており、1930年代には早くも各地で集団検診を実施して、早期発見の大キャンペーンを行っている。特に優秀な子孫を産むべき女性の検診には力を入れ、がんの精密検診を受ける女性は年間何十万人にも上った。

 また肺がんの原因とみなされたタバコについては、世界で類をみないタバコ撲滅運動を展開し、反アルコール、食生活改善の運動も国が音頭をとった。ナチス党員のパン屋は全粒パンを焼くことを義務づけられたし、バターに使われていた食用色素“ジメチルアミノアゾベンゼン”の使用も禁止された。

 ナチスの指導者たち自身の健康志向も強かった。ヒトラーの菜食主義は有名だが、親衛隊長官ヒムラー、副総統ヘスもベジタリアンで、当時のドイツでは菜食主義は一大流行だった。チャーチルやスターリンは愛煙家だったが、ヒトラーはアルコールもタバコもたしなまず、愛人エファー・ブラウンがタバコを吸うのを許さなかったといわれる。

3:777 :

2024/03/24 (Sun) 11:36:51

うつ病・自閉症の原因

重いうつは、大人における慢性鉛中毒のよく見られる症状である。(マイケル・レッサー博士)

水銀中毒で、興奮性、うつ、不眠、それに反社会的人格変化が起こる。

(マイケル・レッサー博士)
必須ミネラルの銅との関連も指摘されています。

過剰な銅は、多動性注意欠陥障害、気分の動揺、不安、パニック症状、憂鬱症、および反社会的言動を引き起こす。(カール・ファイファー博士とポール・エック医師)

大気汚染、水道水、食品添加物、精製食品、タバコの煙などから有害ミネラル(有害金属)は身体に侵入します。有害ミネラル(有害金属)は大切な必須ミネラルを追い出し、体内で様々な悪さをします

_____________________________


原因は歯の「詰め物」!? 

19本の銀の「詰め物」除去で40年来の慢性うつ病が完治!

40年間も慢性的なうつ状態に苦しんできた女性が、原因は虫歯の銀の「詰め物」ではないかとの指摘を受けて、19本分、銀の詰め物を除去、他の素材に変えたところ、それまでどんなうつ病治療も効果がなかったにもかかわらず、嘘のようにうつ状態から解放されたというニュースが伝えられた。

ハンプシャーのリミントンに夫と共に住むメアリー・スティーヴンソンさん(59)は、過去40年もの間、慢性的なうつ状態に苦しんできたという。21歳の時に、虫歯の治療として数本の歯に銀の詰め物をしてから、気分が晴れ晴れとすることがなくなったというスティーヴンソンさんは、これを精神的な問題として、数々のカウンセリングを受け、市販されている抗うつ剤などを試してみたものの、よくなる気配は一向に見られず、毎朝1日の始まりが憂うつで、人と話をすることすらおっくうになってしまったとされる。

ひどいうつ状態にさいなまれ、我慢も限界に達していたスティーヴンソンさんはある日、友人から原因は虫歯の治療に使われた「詰め物」ではないかとの指摘を受けて、これまで治療された19本の歯の金属製詰め物を除去し、プラスティック製のものに代えたところ、40年間の苦痛はすっかり消え去り、全く別人のようになったという。スティーヴンソンさんはさらに、水銀の解毒療法も行ったとされ、これらの治療には数ヵ月、費用として2,000ポンド(約40万円)かかったとされる。

銀の「詰め物」の正体は、水銀52%と銀や銅、亜鉛48%を混ぜて作られたアマルガムと呼ばれる金属。水銀の安全性の問題に関しては賛否両論があるが、英国政府は人体に害を及ぼすほどの毒性はないとしており、英国歯科医師会でも、アマルガムは充填剤としては値段の割に最も強度が高いとしてその有効性を評価している一方、慢性疲労やうつ病、硬化症、腎臓病やアルツハイマー病などの発症要因にもなるとの報告がなされており、スウェーデンやオーストリアなどでは使用が禁止されているという。

http://www.japan-journals.co.uk/dailynews/041122/news041122_3.html

____________________________


有害化学物質汚染が自閉症増加の一因

――自閉症や学習障害児、行動異常児などが増えている原因は何でしょうか。

「原因は胎児や新生児の化学物質環境、育児環境、家庭環境、テレビの影響などの社会環境などが考えられます。このうち、化学物質の毒性や危険性については食品や薬の安全性などの問題を通じて、たくさんの経験がある。

ここ数十年の増加は何らかの環境要因によることは確実です。環境由来の化学物質が子どもの脳の機能の発達に影響を与えている可能性は無視できなくなっています。しかし、それ以外は因果関係の立証が難しい。どれが一番多く、次が何かというようなことも、わかっていません。」

――化学物質の環境に限って言えば、脳に有害な化学物質が蓄積されることが脳の機能発達や行動の異常を引き起こす原因になっているといえますか。

「そのとおりです。」

――米国は、どのような状況ですか。

「米国では自閉症の子どもが0.2パーセントの割合で存在し、カリフォルニア州では1987年から1998年までに自閉症児の登録数は倍増しました。学習障害も増えています。

注意欠陥多動性障害の子どもは最も少ない数字でも全学童の3~6パーセント、最大では17パーセントとさえいわれます。このような数字の開きは診断の難しさや医師の診断方法に原因がある。」


●脳機能障害は多種化学物質の複合汚染か

――子どもの脳の機能の発達障害や行動異常の原因の1つが環境由来の化学物質の蓄積であることは、よくわかりました。

その化学物質の蓄積は後天的なものですか、それとも先天的に体内にあるためですか。自閉症児などの場合、どちらが多いのでしょうか。

「脳の機能発達や行動の異常に遺伝的な影響があることは確かですが、それは大きくはない。環境ホルモンが遺伝子の働きを狂わせるために、遺伝子に異常が生じていなくても、脳機能の発達は障害を受けます。このように後天的な影響のほうが、先天的な影響よりもずっと大きいのです。」

――脳の機能発達や行動の異常を引き起こす化学物質の蓄積は複合汚染でしょうか。

「農村部では多様な農薬が大量に散布され、都市部でもガーデニングや雑草取りに殺虫剤や除草剤などの各種農薬が使われ、室内では殺虫剤が使われています。

このほか、食品の農薬汚染もあり、全国的に著しい複合汚染が起こっています。家庭でよく使われる殺虫剤の成分であるペルメトリンやDDTなどの農薬類、流産防止剤DESは脳の記憶や学習の機能を阻害すること、しかもそれらを一緒に与えると、障害の程度が相加的に大きくなることが動物実験によって明らかになっています。複合汚染が障害を大きくしていることを示す例でしょう。」

http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_31_01.html

____________________________

ディーゼル排ガス:胎児に影響、自閉症発症

 ディーゼル自動車の排ガスを妊娠中のマウスに吸わせると、生まれた子供の小脳にある神経細胞「プルキンエ細胞」が消失して少なくなることが、栃木臨床病理研究所と東京理科大のグループによる研究で分かった。自閉症では小脳にプルキンエ細胞の減少が見られるとの報告もある。ディーゼル排ガスが自閉症の発症につながる可能性を示す初めての研究として注目を集めそうだ。16日にカナダのモントリオールで開かれる国際小児神経学会で発表する。

 研究グループは、妊娠中のマウスに、大都市の重汚染地域の2倍の濃度に相当する1立方メートル当たり0.3ミリグラムの濃度のディーゼル排ガスを、1日12時間、約3週間浴びせた後に生まれた子マウスと、きれいな空気の下で生まれた子マウスの小脳をそれぞれ20匹ずつ調べた。

 その結果、細胞を自ら殺す「アポトーシス」と呼ばれる状態になったプルキンエ細胞の割合は、ディーゼル排ガスを浴びた親マウスから生まれた子マウスが57.5%だったのに対し、きれいな空気の下で生まれた子マウスは2.4%だった。また、雄は雌に比べ、この割合が高かった。人間の自閉症発症率は男性が女性より高い傾向がある。

 さらに、プルキンエ細胞の数も、排ガスを浴びたマウスから生まれた子マウスに比べ、きれいな空気下で生まれた子マウスは約1.7倍と多かった。

 菅又昌雄・栃木臨床病理研究所長は「プルキンエ細胞の消失などは、精神神経疾患につながる可能性がある。ヒトはマウスに比べ胎盤にある“フィルター”の数が少ないため、ディーゼル排ガスの影響を受けやすいと考えられる。現在、防御方法を研究中だ」と話している。【河内敏康】

 ▽橋本俊顕・鳴門教育大教授(小児神経学)の話 最近約10年間で先進国では自閉症が増えているとみられており、海外の研究報告では生まれる前の要因が強く疑われている。その研究報告と今回の研究は一致しており、候補の一つを特定できた点で高く評価できる。今後は、ディーゼル排ガスで動物に自閉症の行動特徴が起こるのか調べる必要がある。
http://asyura2.com/0510/health11/msg/455.html


花粉症の原因は花粉で,アトピーの原因は蛋白質です. しかし,花粉や蛋白質を体内に取り入れても,それだけでは発病しません:

ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる黒煙の主体であるDEP(ディーゼル排出粒子)がスギ花粉症を起こしやすくし、さらにアレルギーの症状を悪化させるという研究が八十年代半ばから東大医学部物療内科の村中正治、鈴木修二氏らをはじめとする多くの研究者によってなされています。

東京大学物療内科での研究では、マウスに花粉やダニなど注射して
実験してみてもマウスの体内にIgE抗体ができないことが判明をして
いる。それではわれわれのアレルギーの原因は何なのか?

同じくマウスに花粉やダニなどのアレルゲン抗体とディーゼルエンジン
の排気ガス中の微粒子を複合させたコンプレックスを注入する。すると
みごとにIgE抗体ができた。花粉やダニなどの重量部をマイクログラム
まで低減させても変わりはないそうだ。

ここでディーゼルエンジンの排気ガス中成分である微粒子を重要視する
視点が発生する。このような排気ガス中粒子を「アジェバンド」という
風に呼称するらしい。つまりわれわれの真のアレルギー誘引因子は
アジェバンドにより活性化したアレルゲン複合体なのである。

当然なのだ。歴史的にもスギが多数街道沿いに植えられている地域が
からなずしもアレルギーが多いとは言えない。スギ花粉の大量飛散と
同時に、地域へのトラックの流入が頻繁で大気中にディーゼルエンジン
の排気ガスが横溢している地域にもっともアレルギーが多いのである。

それどころか北里大学医学部の研究では、殺虫剤のスミチオンや除草剤
のパラコートが空気中に極微量浮遊しているだけでもアジェバンドと化
してアレルギーを誘引するという事が分かってきている。

http://plaza.rakuten.co.jp/hint2003/diary/200409230000/

妊娠中に排ガス、子供は花粉症 ディーゼル車「母子関係」にも悪影響

妊娠中にディーゼル車の排ガスを吸うと、生まれてくる子供はスギ花粉症を起こしやすい体質となることが19日、ラットの親子を使った東京都の実験で分かった。 

国の調査でも大気汚染と花粉症との関連を示す結果が報告されているが、排ガスに絡む、親子関係への影響が判明したのは初めて。
実験結果は、27日に開催される都の調査委員会で報告される。 

調査は、都健康安全研究センターが中心となって実施。妊娠中の母ラットに排ガスを吸引させた後、生まれてきた子供ラットを花粉に触れさせた場合にアレルギー反応を示すIgE(免疫グロブリン)抗体がどのような現象を起こすか調べた。

 その結果、排ガスに含まれる粒子状物質(PM)の濃度を変えながら反応を確認したところ、濃淡いずれの場合も子ラットのIgEが増加することが判明した。 都によると、ディーゼル車の排ガスが生まれた子供に花粉症の影響を与えることを立証したのは世界で初めてのケースで、「花粉症が低年齢化している根拠にもなる」(都健康安全研究センター渡辺伸枝研究員)とみている。

 このほか、都の調査委員会で、花粉症患者の血液にPMを添加する実験を実施したところ、血液中に花粉症を悪化させる物質が増加することが判明したという。 排ガスが花粉症の症状を悪化させることを裏付けるもので、人間の血液を使って確認したのは全国で初めてとなる。 (平成15年5月20日産経新聞)

_____________________________________

魚介類に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるとして、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会は12日、妊婦が注意すべき魚介類として、3種類のマグロなど計16種を挙げ、食べ過ぎないための摂取量の試案をまとめた。

 同部会は1回の食事で食べる魚の量を約80グラム(刺し身1人前、切り身一切れ相当)として検討。その結果、妊婦が食べる回数を週2回以下に抑えるのが望ましいとしたのは、ミナミマグロやキダイなどの7魚種。週1回以下は、クロマグロ、メバチマグロ、メカジキなど7魚種とした。また、メチル水銀量が比較的多いコビレゴンドウは2週間に1回以下などとした。

 同省は2003年、メカジキやマッコウクジラなど7種を注意対象種としているが、同部会は今回、ミナミマグロ、クロマグロ、メバチマグロを含む計9種を、新たに注意対象種に加えた。同省は一般からの意見を検討したうえで、10月をめどに最終結論をまとめる方針だ。

 同省は「妊婦以外は普通に食べてもまったく問題ない。妊婦も対象種の食べ過ぎを避けて、魚食の良さを生かして欲しい」と話している。

(2005年8月12日22時22分 読売新聞)

_____________________________

市販マグロにPCB
北海道医療大など調査 最大で規制値の9倍

 国内で市販されているマグロに、厚生労働省の暫定的規制値を上回るPCB(ポリ塩化ビフェニール)が含まれていることが、北海道医療大と第一薬科大学の研究グループの調査で分かった。二十七日から東京で開かれる日本内分泌攪乱(かくらん)化学物質学会で発表される。

 同省は八月、クロマグロやメバチマグロなどに含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるとし、妊婦を対象に摂取量の目安案を発表したが、PCBについては言及していない。研究グループの遠藤哲也・北海道医療大講師(中毒代謝学)は「PCBと水銀の相互作用によって胎児の神経発達が阻害されるとの指摘もある。水銀だけでなく、PCBでも摂取量の基準を作るべきだ」としている。

 遠藤講師らは二〇〇三年から〇四年にかけて、東京や札幌、大阪、福岡などで販売された天然と養殖のミナミマグロ、クロマグロ計百三十九点について、赤身と脂身(トロ)に分け、PCB濃度を調べた。これらのうち、濃度が最も高かったのはスペイン産の養殖トロで平均四・五五〇ppm。厚労省がマグロを含む「遠洋沖合魚介類」に設けているPCBの暫定的規制値(〇・五ppm)の九倍だった。

 遠藤講師は「一般的には、トロは週に二、三切れ程度の摂取なら特に問題はないのではないか」と話している

___________________________

家庭内のカビがうつ病の原因  


湿気が多くカビの生えた家に住む人はうつ病リスクが高いことが示され、米医学誌「American Journal of Public Health」10月号で報告された。

 カビは真菌類に属するどこにでもいる微生物で、数万から数十万種が存在、毒性の高い代謝産物を作るものも多い。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、カビの胞子は室内、野外ともに一年を通してみられ、暖かく湿気の多い場所で急速に増殖する。通常は石鹸や漂白剤によるこまめな清掃で防げるが、水害により深刻なカビ被害が生じることもある。

 米国では、住居内のカビの許容量についての指針はないが、カビの胞子を吸い込むと呼吸器のアレルギー反応が誘発されたり、喘鳴(ぜんめい)、息切れ、肺感染症のほか、鼻詰まり、咳(せき)、頭痛、皮膚や喉、目の炎症が生じたりするという。特に、アレルギーや喘息患者、癌(がん)の化学療法中などで免疫不全状態にある人はリスクが高い。

 米ブラウン大学(ロードアイランド州プロビデンス)のEdmond D. Shenassa氏らは、カビと精神衛生上の問題との関連を検討するため、2002~2003年に世界保健機関(WHO)がフランス、ドイツ、スロバキア、ハンガリー、ポルトガル、イタリア、スイス、リトアニアの8都市から収集したデータを解析した。これは約3,000世帯、18~104歳の約6,000人の対象者に直接問診を実施したもの。

 過去1年間にうつ病と診断されたかどうかの質問に加え、過去2週間に睡眠障害、自尊心(self-esteem)の低下、食欲不振、活動への興味の減少という4つのうつ症状があったかどうか尋ね、3つ以上あったとした人はうつ病とされた。また、住居の状態について質問すると同時に、湿気やカビについて視察により評価。さらに、居住者自身が住宅環境を管理できていると思うかどうか、カビ曝露に関連する呼吸器症状、疲労感、頭痛などの有無を尋ねた。


 湿気やカビの全くない住居で暮らす人は57%であったが、地域差が大きく、カビがある家はポルトガルでは80%以上、スロバキアでは25%未満だった。被験者の9%がうつ病であるとされ、ほかの因子を考慮しても、カビとうつ病との間に関連がみられ、「カビのある家で暮らす人はうつ病リスクが約40%高い」とShenassa氏は述べているが、現段階では因果関係は明確にされておらず、さらに研究が必要とのこと。微生物専門家は「どちらが原因でどちらが結果であるかはわからないが、いずれにしても家の中にカビを見つけたら除去すべし」と述べている。

原文[2007年8月30日/HealthDay News]

___________________________________

野菜不足でうつ多く、葉酸摂取カギ  


野菜や果物などに含まれる葉酸の摂取量が少ないほど、うつ症状の人が多い傾向にあることを、村上健太郎東京大医学部助教と溝上哲也国立国際医療センター研究所部長らが調査で見つけた。

 日常の食事が精神的な健康にかかわっていることを示す研究。関連は欧米では報告されていたが、日本人のデータは初めてという。国際栄養学雑誌に近く発表する。

 研究グループは昨年、福岡県の20代から60代の517人(男性309人、女性208人)に、過去1カ月間に食べたものを詳しく聞き、各栄養成分の摂取量を算出した。同時に別の質問でうつ症状があるかどうかを調べ、摂取した各栄養素との関連を探った。

 その結果、葉酸の摂取が少ない人ほどうつ症状の割合が高かった。摂取が多い人では、少ない人よりうつ症状が半減していた。この傾向は女性でもうかがえたが、男性でよりはっきりしていた。

 年齢や肥満、喫煙、飲酒、結婚しているかどうか、ストレスなどの影響を除いて解析した結果で、葉酸そのものがうつ症状を減らしている可能性が高いという。〔共同〕(21:01)
http://asyura2.com/07/health13/msg/442.html

___________________________________

9. 参考

① 統合失調症(精神分裂病)鍼灸臨床経験 

:統合失調症(精神分裂病)の針の電気を強く、筋肉の痙攣があるぐらいです。

統合失調症(精神分裂病)患者は鍼灸治療によって、セロトニンやノルアドレナリンなどモノアミン系の神経伝達物質のはたらきを正常に戻すことができます。

統合失調症(精神分裂病)鍼灸治療効果
統合失調症(精神分裂病)患者34名、完治したのは14名、有効率86%。
http://www.nannbyou.com/medical/shinkei27.html

② うつ、パソコンで予防 ネット療法サイト開設2010年1月30日15時3分

. 仕事や人間関係で落ち込んだり、不安を感じたりしたときに、うつ病にならないための技術を学ぶウェブサイトのサービスが始まる。考え方や行動を修正することで心を軽くする「認知行動療法」の手法を用いる。国内では例のない本格的サイトになるが、欧米ではこの手法を利用したネット療法が広がっている。

 うつ病治療を受けている人は100万人を超え、生涯で15人に1人がかかるとされている。認知行動療法は、精神療法の中で高い効果が実証された療法で、英国では軽いうつ病患者に対して国がコンピューターによる療法を薦めている。日本でも厚生労働省が、専門家の養成や診療報酬の点数化に向け動いている。

 「うつ・不安ネット」(http://www.cbtjp.net/)。サイト運営会社ウーマンウエーブ(東京)が31日に既存のこのサイトで一部サービスを始め、本格運用は4月。当面は無料で2月下旬以降に課金する。

 例えば、「上司が自分だけにつらく当たる」と悩む人が、そのときの気持ちやそう考える根拠などを書き込むと、この文章をもとに、心が軽くなる思考法が自動返信される。活動記録をつけながら、気持ちが楽になる行動や落ち込みやすい心の癖の改善法などを学ぶ。

 サイトを監修した精神科医の大野裕・慶応義塾大教授によると、先行する携帯サイトの利用者486人を調べた結果、20~30代の女性が多く、恋愛や職場の人間関係の悩みが半数近くを占めた。約8割に改善がみられたという。(岡崎明子)
http://www.cbtjp.net/


③抗うつ薬副作用

川崎の男児投げ落とし事件は、抗うつ薬副作用の可能性も

 イリノイ工科大学助教授(化学科)まで務めた学者の発言が、注目を集めている。
 今年3月20日、神奈川県川崎市多摩区のマンションから小学3年生の男児を投げ落とした事件は、今井健詞被告が自殺願望から一転、他者への攻撃に転じた原因が未だ不明で、捜査員も頭を抱えている状況だ。
 こうしたなか、抗うつ薬の副作用が原因の可能性を、テレビ局の取材に答えて示唆したからだ。

 今井被告は家族思いの真面目な性格だったとされるが、2005年9月、職を失い、10月には事件現場のマンションに行き自殺を考えるまで落ち込む。そして11月から今年3月8日まで入院していた。新聞報道では伏せているところもあるが、入院したのは川崎市内の精神内科で、うつ病治療のためだった。

 そして、退院から12日後に犯行に及んでいるのだ。
「うつ治療にはほぼ間違いなく、SSRIが使われるのが現状です。
 日本市場での抗うつ薬の売上げの85%はSSRIです。
 もし、SRRIが犯人のうつ治療に用いられていたなら、私はマンション15階から小学3年生を投げ落とした事件は、SSRIの副作用によって引き起こされた可能性が高いと思っております」(学者)


この学者とは、本紙で以前、「タミフルだけじゃない。抗うつ剤の副作用の恐怖ーー米国コロンバイン高校銃乱射事件の犯人!?」(2005年11月23日)というタイトル記事で紹介した生田哲氏。そこで、そのものズバリ、

『「うつ」を克服する最善の方法ーー抗うつ薬SSRIに頼らず生きる』という著書を紹介している。

   同書によれば、あの全米を震撼させてコロンバイン高校銃乱射事件(生徒12名と教師1名を射殺)の犯人(同校生徒2名。犯行後、自殺)の1名はSSRIの一種「ルボックス」を服用していた(もう1名は不明)。そのため、遺族は同薬を発売していたソルベイ社を訴え、同薬は2002年に販売を止めた。だが、それは米国内だけで、同薬はいまもわが国ではアステラ製薬から、また同成分の「デプロメール」も明治製菓から発売されているという。他にも、SSRI系抗うつ薬はいろいろ発売されているという。

 今回の事件で、こうした指摘がなかなかされないのは製薬会社、医師会、さらに米国にも気兼ねしている部分もあるだろう。米国がゴリ押しして販売しているのは何も牛肉だけではないのだ。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/cat5120697/index.html  
4:777 :

2024/03/24 (Sun) 11:38:33

うつ病の原因、ついに解明 リスクを12倍に高めるたんぱく質とは
週刊新潮 2020年10月1日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10030556/?all=1
誰もが罹り得る「国民病」(写真はイメージ)(他の写真を見る)



うつ病の「引き金」を特定

 コロナ禍で活動は制限され、心身に変調をきたす人も少なくない。うつ病は生涯で15人に1人が経験するという「国民病」なのだが、東京慈恵会医大の研究チームによって、その原因がウイルスにあることが先ごろ判明した。一体、いかなる仕組みなのか。

 ***

 過労や強いストレスによって引き起こされるうつ病は、誰もが罹る可能性を帯びている。が、その発症メカニズムについては長らく解明されてこなかった。

 そんな中、今年6月に東京慈恵会医大の研究チームは、体内の「ヒトヘルペスウイルス」が唾液を介して口から鼻に逆流し、脳に感染すると特定のたんぱく質が作られることを発見した。さらに、このたんぱく質を持つ人が、持たない人に比べて12倍以上もうつ病に罹りやすいという結果も得られたのである。

 すなわち、うつ病の「引き金」となる要因を突きとめたわけであり、これらの研究結果は6月、米国の電子科学誌「アイサイエンス」でも発表されている。

 医学博士で、研究チームを率いる同大の近藤一博教授(ウイルス学)が言う。

「動物も含めると数百種類にのぼるヘルペスウイルスの中で、ヒトに感染するのは9種類です。まず口唇ヘルペスの原因となる『単純ヘルペス1型』、性器ヘルペスの原因となる『単純ヘルペス2型』、それから『水痘帯状疱疹ウイルス』があり、さらに特定のがんの原因とも目されている『エプスタインバールウイルス』、新生児に重篤な感染症を引き起こす『サイトメガロウイルス』。そして『ヒトヘルペスウイルス(HHV)-6』『7』『8』とあり、このうちHHV-6には『A』『B』の2種類があります」

 この9種のうち、

「HHV-6と7はヒトに100%感染する、人間ならば誰もが持っているウイルスです。通常、私たちは幼児期に家族などを通じて感染しますが、これらのウイルスは突発性発疹といった軽い発疹症を起こすだけで、体内のマクロファージ(白血球の免疫細胞の一種。死んだ細胞や体内の異物を捕食する細胞)に感染して静かにしています。これを潜伏感染といい、私たち“宿主”が疲労すると敏感に察知して再活性化し、外へ出ようと唾液中に出現するのです」

 従って、

「唾液中のHHV-6とHHV-7の量を調べれば、その人がどれだけ疲労しているかを客観的に分析することができます」

 というのだ。

「生理的疲労」と「病的疲労」
 実は近藤教授は2017年、HHV-6の研究から疲労の原因となる「疲労因子」を世界で初めて解明、発表している。それまで“疲労感”といった主観でしか捉えられてこなかった感覚に、客観的な尺度が備わったわけである。

「例えばHHV-6は、潜伏感染中も「H6LT」というメッセンジャーRNA、つまり特定の役割を持つたんぱく質を作る“指示書”を発現させています。通常の状態だと、H6LTからはたんぱく質は作られないのですが、体が疲れてくるとHHV-6に“増えろ”という指示を出すたんぱく質を作り始める。すると眠っていたHHV-6が動き始め、唾液中に出て新しい宿主を探しに行くのです」

 では、問題のメッセンジャーRNA「H6LT」は、どのように体の疲労を見極めているというのか。

「我々は『elF2α』という因子が『リン酸化elF2α』という物質に変化することで、『炎症性サイトカイン』というたんぱく質が産出され、これが脳に作用し疲労が生じることを発見しました。炎症性サイトカインは、細菌やウイルスが侵入すれば撃退して体を守ってくれますが、一方で体内の組織などが腫れ上がる腫脹や、発熱など炎症反応の原因にもなるものです」

 風邪の時に感じる“だるさ”も、これが原因であり、

「H6LTは、このリン酸化elF2αに反応してHHV-6に“増えろ”という指示を送る。HHV-6は、ヒトの疲労のメカニズムをうまく利用しているといえます」

 近藤教授の研究により、この原理を利用して唾液中のHHV-6とHHV-7の数値を調べ、疲労の数値化が可能となった。が、一方で疲労感を訴えながら値が少ないケースもあるという。

「疲労には、運動などの情報が脳に伝わって“もう休みなさい”という意味の生体アラームとして発せられる『生理的疲労』と、実際の仕事や運動とは関係なく病気の脳が勝手に疲労を感じてしまう『病的疲労』があります。前者は健康的な反応であって休息をとれば回復しますが、後者は脳神経が何らかのダメージを受けることで生じ、長時間持続するのです」

 その裏には多くの場合、うつ病が潜んでいるといい、

「ヒトヘルペスウイルスは生理的疲労には反応しますが、病的疲労には反応しません。すなわち疲労感があっても唾液中のHHV-6、HHV-7が正常値である場合は病的疲労であると言え、うつ病の兆候の一つを早期発見できるわけです」

 従来は6カ月続く疲労を「慢性疲労」と呼んでおり、

「『疲れが取れません』という患者さんにも、とりあえず『半年待ちましょう』としか言えませんでした。これでは早期治療など全くできません。ヘルペスウイルスを使った検査法が一般化すれば、その場で唾液中の量を調べ、治療を始めることもできるのです」


リスクが12.2倍に
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10030556/?all=1&page=2

 ここから、今回の発見へと繋がっていく。冒頭で触れた通り、近藤教授はヒトヘルペスウイルス自体がうつ病の原因となる可能性を解き明かした。中でも、うつ病と関わってくるのは「HHV-6B」だという。

「今から10年前は、多くの研究者がうつ病の原因遺伝子は必ずヒトの遺伝子から見つかるものだと考えていました。ところが遺伝子を全部調べても、うつ病の原因遺伝子は見つからなかった。そこで遺伝子ではなくウイルスに着目したところ、実に興味深い事実が判明したのです」

 潜伏感染中のHHV-6が体内の疲労因子に反応して増え出し、唾液中に出現するのは先述の通りだが、

「HHV-6は口腔からさらに鼻へと遡り、脳の中でにおいを司る嗅球(きゅうきゅう)という部位に感染します。ここでHHV-6は『SITH-1(シスワン)』というたんぱく質を産出するのですが、このSITH-1は細胞内のたんぱく質『CAML』と反応して活性化し、嗅球内にカルシウムを流入させます。その結果、嗅球の脳細胞は死んでしまうのです」

 嗅球は、脳の記憶を司る海馬とも密接に結びついており、

「嗅球の脳細胞が死ぬと、つながりのある海馬も多大な影響を受け、脳のストレス応答が高ぶることでうつ病に罹りやすくなるのです。ストレスがどのようにうつ病を引き起こすのかはいまだ謎の部分が多いのですが、脳の神経を障害してうつ病を引き起こすと考えられています」

 とのことで、

「実際に今回の研究では、SITH-1陽性者は陰性者に比べて12・2倍もうつ病に罹りやすく、またSITH-1の影響でうつ病になった人は患者全体の79・8%にも及ぶという結果が得られました。遺伝子研究では、比率が1・2~1・5倍程度でも関係があると見なされます。その中で12・2倍という数字は突出しており、うつ病の主な原因の一つであると考えてよいと思います」

スター・ウォーズに因んで
 ちなみにSITH-1という呼び名は、近藤教授が映画「スター・ウォーズ」に因んで付けたという。

「悪役の『シス』に由来しています。シスがアナキンに取りついてダース・ベイダーに変えてしまったように、SITH-1はヒトの脳に取りついてストレスをより多く感じさせ、うつ病のような精神疾患を引き起こすというわけです」

 うつ病の原因の正体が掴め、早期治療に繋がる今回の発見。気になる実用化については、

「例えば会社の健診でSITH-1が陽性かどうかを調べれば、ストレスへの耐性が分かり、健康指導もできるはず。正しく理解してもらえればすぐにでも実用化できると思います」

 そう太鼓判を押しながらも、

「SITH-1を防ぐ薬の開発については、もう少し時間が必要だと考えています。というのも、口から鼻に逆流し、最終的に嗅球へと到達するHHVをどこでブロックするかが難しい。嗅球にたどり着く前に止めるのであれば、薬をずっと飲み続けなければならなくなります。となると、嗅球に感染しても脳細胞が死なないような薬が作れればいいのですが……」

 さらなる研究が待たれるところである。
5:777 :

2024/03/24 (Sun) 11:39:02

『地球を脅かす科学物質』 著・木村-黒田純子
書評・テレビ評2020年11月30日
https://www.chosyu-journal.jp/review/19288
https://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%92%E8%84%85%E3%81%8B%E3%81%99%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%89%A9%E8%B3%AA-%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%84%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%80%A5%E5%A2%97%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0-%E6%9C%A8%E6%9D%91%E3%83%BC%E9%BB%92%E7%94%B0%E7%B4%94%E5%AD%90/dp/4875253419


 今から50~60年前、春になるとハチや蝶や無数の名も知らない虫たちが飛び交い、這い回り、それを狙う鳥やカエルたちもザワザワし、池はオタマジャクシが水面を覆い尽くしていたが、今ではその種類や数は極端に減ったといわれる。

 また、この50年間でこれまでに見られなかった子どもの健康問題があらわれてきた。アレルギー、肥満や糖尿病など代謝・内分泌系の異常、脳の発達に何らかの障害がある子どもが急増している。文科省の調査によると、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害などの発達障害の児童が、この10年間で2倍になったという。

 この50年間で日本経済は急成長し、食料も居住環境も豊かで近代的になったはずが、逆に子どもの健康が損なわれているのはなぜか。この20年余り東京都神経科学研究所などの公的研究機関におり、PCBや農薬など有害な環境化学物質が脳の発達に及ぼす影響について研究を続けてきた著者が、この問題を解明するために本書を書いた。

 著者は本書のなかで、戦後、米軍によって持ち込まれたDDTやBHCなど有機塩素系農薬(その後毒性が明らかになり、1980年に製造中止)、ハチの大量死をもたらしたネオニコチノイド系農薬、腸内細菌叢のバランスを崩してアレルギーを引き起こす抗生剤から原発の放射線被曝の影響まで、多岐にわたる問題にふれているが、ここでは自閉症など発達障害の急増として子どもに影響を与えている農薬の問題にしぼって見てみたい。

1000億の細胞繋ぐシナプス 胎児・小児期に発達

 脳神経科学の発達で、脳の働きの興味深いことがたくさんわかってきた。

 人間の脳の特徴は大脳が大きいことで、生命維持にかかわる脳幹をとり囲み、大脳の表面積(神経細胞の数)を増やすために幾重にもしわがある【図・ヒトの脳の構造】。人間の行動の基本はこの大脳が主に担っており、なにかを感じたり、見たり、聞いたり、考えたりと、すべての意識や行動にかかわっている。

 脳のカナメである神経細胞は、情報伝達の入力を担う樹状突起と、出力を担う軸索の2種類の突起を持っているのが特徴だ。そして軸索の終末は次の神経細胞とシナプスで結合し、神経回路を形成する【図・神経細胞とシナプス】。一人の脳にはおよそ1000億個もの神経細胞が約100兆個ものシナプスで結合し、神経回路をつくり次々と情報を伝達している。

 大脳の大脳皮質は領域によって役割が決まっているが、視覚野、聴覚野といってもその領域だけで見たり聞いたりするのではなく、その領域と他の大脳皮質領域や、情動を担う扁桃体、さまざまな調節機能を担う小脳などとの間にシナプス結合を介した神経回路がつくられ、さらにその神経回路が他の神経回路ともつながって高次の神経回路網がつくられており、この全体が働くことで初めて人間は、見たり聞いたり意識したりする。

 つまり、脳の働きの本体はこの神経回路網なのだ。そこで神経細胞はなくてはならないが、神経回路をつなぐシナプスこそが「脳の機能」の本当のカナメともいえる。

 ところで人間の脳の発達は受精後初期から始まり、出産時には大脳のしわはほぼ成人と同じように発達して生まれる。一方、生まれた時点で大脳の神経回路はほとんどできていない。生後、脳内に入る栄養やホルモンなどの働き、そして外界からの刺激(親のスキンシップや話しかけ、その他)を受けてシナプスと神経回路ができていく。シナプスは大人になってからも形成されるので、たとえ老人になっても新しいことを記憶し、新しい能力を身につけることはできるが、大部分の神経回路網は胎児期、小児期にできるので、この発達期が非常に重要となる。

 問題はこの発達期に、シナプスや神経回路の形成を撹乱する有害な残留農薬などが、胎児期には母胎を通じて、生後は母乳や食べ物を通じて入ってくることだ。自閉症など発達障害の原因については、戦後、遺伝要因が大きいといわれてきた。しかし最近の研究で、遺伝要因は約37%、残りの63%は環境要因(食べ物など)であることがわかってきた。遺伝子を変えることは難しいが、環境を変えることは可能だ。

各国でネオニコ系使用規制 世界一緩い日本

 では具体的に、どのように残留農薬が影響しているのか?

 農薬のうち、有機リン系殺虫剤やネオニコチノイド系殺虫剤など、現在使われている殺虫剤は昆虫の脳神経系を攻撃するものがほとんどだという。それも神経細胞同士をつなぐとき、シナプスの先端からアセチルコリンという神経伝達物質が出るが、有機リン系やネオニコ系の殺虫剤はこのアセチルコリンを標的にしている。

 驚くことに、神経伝達物質など神経系にかかわる分子群は、下等動物から昆虫、人間を含む高等動物まで、同じか似た分子群で構成されている。アセチルコリンも単細胞生物、細菌類、植物、無脊椎動物、脊椎動物、哺乳類、人間までほとんどの生命に共通の重要な生理活性物質だ。したがって害虫だけを殺すことは不可能で、人間を含む幅広い生物相に害をもたらすことは必至だ。

 しかもネオニコチノイド系や一部の有機リン系など水に溶けやすい浸透性のものが増えており、土壌に撒かれた殺虫剤は根から吸収され、葉、茎、花、蜜、果実と農作物全体に浸透し、残留した殺虫剤は洗い落とせない。

 胎児、小児期という脳の発達期にこうした残留農薬の曝露を受けると、脳の発達に異常が起き、IQや学習記憶の低下、発達障害になりやすいという疫学論文が現在、多数出ている。アルツハイマー病や統合失調症の関与も疑われている。使用量が急増しているネオニコ系農薬の被害では、その他に心疾患や記憶障害などを訴える患者も多数出ている。

 見逃せないのは、こうした結果が出ているにもかかわらず、日本政府の農薬規制基準が欧米に比べてきわめて緩いことだ。有機リン系殺虫剤は、EUでは登録とり消し、米国でも全体の5割まで減らしたが、日本ではいまだに使用量第1位だ。ネオニコ系農薬についても、EUでは一昨年に永続的な屋外使用禁止を決め、米国やカナダでも使用規制が始まっているが、日本ではいまだに規制はない。

 著者は最後に、日本でも市民が声をあげ、国を動かして、有害な農薬や遺伝子組み換え作物などの法的規制強化・禁止を実行させること、有機・無農薬農業の推進、とくに学校給食に有機食材を増やす運動を推進することを提起している。経済優先、利潤追求第一の工業型農業が、自然とともに人間の体も、次代の担い手である子どもたちをも蝕んでいることは明らかだ。

 人間が自然とともに健康に幸せに生きていく「別の道」を選択すべきときに来ているという訴えには、共感する人が多いだろう。  
        
https://www.chosyu-journal.jp/review/19288
6:777 :

2024/03/25 (Mon) 06:33:25

ああああ

  • 名前: E-mail(省略可):

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.