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NATO加盟は誰のため? / 独立を棄てたスウェーデン

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2024/03/22 (Fri) 06:39:52

2024年03月18日
NATO加盟は誰のため? / 独立を棄てたスウェーデン
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68956515.html

核開発を諦めた北歐の中立国

nuclear weapons 213Swedish Air Force 1

  ロシア・ウクライナ紛争が勃発したことで、長らく軍事的中立化を守ってきたスウェーデンとフィンランドが、ついにNATOへ加盟する事となった。歐米諸国のみならず日本でも、この転換を聞いた軍事評論家や地政学者はウキウキで、両国のNATO加盟でロシア包囲網が出来たと喜んでいた。しかし、もっと歓迎していたのはアメリカの国防総省や軍需産業から献金をもらう政治家、および兵器産業に投資する金融業者の大御所の方だ。たぶん、ロシアを挑発した闇組織には、軍需産業で儲ける連中が絡んでいたに違いない。

  というのも、両国が加盟したことで、米国主導のNATO軍はスウェーデンやフィンランドに軍事基地を展開できるし、米国製やNATO使用の武器も導入できるからだ。ロシアが非難するように、NATOの東方拡大は著しい。2009年にはクロアチアとアルバニアがNATOの加盟国となり、最近ではアルバニアのクチョヴァ(Kuçovë)にある空軍基地が話題となった。アルバニア政府とNATOは旧ソ連時代の基地にF-35戦闘機などを配置するため、5千万ドルの費用をかけて改装したそうだ。

  日本のNHKや民放は西側諸国のマスコミ報道を垂れ流すだけで、事態の本質を分析することがない。英国の王立国防研究所(Royal United Services Institute)のニール・メルヴィン博士(Dr. Neil Melvin)が、「北歐全体がNATOの領域になり、これはロシアの戦略にとって大打撃だ」とか、「NATOがバルト海の支配権を握るようになった」と指摘すれば、「お説ごもっとも!」と頷く。しかし、バルト三国と同じく、スウェーデンやフィンランドは元々“反ロシア”じゃないか! その対外戦略はロシアからの軍事侵攻に備えたものである。今更、NATOの脅威が迫ったところで、ロシアの将軍達が青ざめるのか?

  それよりも重要な事は、前々からNATOや米国との関係が深く、米軍への依存が高かったスウェーデンが、本格的に“アメリカの衛星国”になったということだ。確かに、NATOによる集団安全保障といった枠組みに入れば安心である。だが、その反面、自国の命運を外国に預けることになるから、独自の軍事・外政を貫くことはできない。敗戦後の日本人には独立国の気概が無くなってしまったからピンとこないけど、「自分の国は自力で守る」というのが正常な国家の鉄則だ。一般国民は日米安保条約があるから安全と思っているが、もしワシントンやウォール街の重鎮どもが、何らかの利益で軍事行動を拒めば、大統領やペンタゴンは親分に従うしかない。支那による沖縄侵掠といった「有事」になっても、在日米軍は兵隊を動かさないし、適当な口実を設けてグズグズする事もある。

  「中立国」を標榜しているスウェーデンであるから、第二次世界大戦後には英仏と同じく、「スウェーデンも核武装すべし」という主張が国防方針の中にあった。実際、1945年11月には原子力委員会(Atomkommittén / AC)が設置され、“民生用以外”の核開発が検討されていたという。ACの評議委員の中には、「スウェーデン国家防衛研究所(Försvarets forskningsanstalt / FOA)」のメンバーも含まれており、X線の研究で有名な物理学者のマンネ・シーグバーン(Karl Manne Georg Siegbahn)や磁気流体力学を研究した物理学者のハンネス・アルヴェーン(Hannes Olof Gösta Alfvén)がいた。産業界からは王立科学院のメンバーで、FOA議長を務めた通信技術者のホーン・スターキー(Håkan Karl August Sterky)や原発の開発に携わった技術者のラグナー・リジェブラド(Karl Ragnar Liljeblad)も加わり、ACの議長には社会民衆党のマルテ・ヤコブソン(Malte Jacobsson)が就いていた。

Manne SiegbahnHannes AlfvenHakan Sterky 2Ragnar Liljeblad 2
(左 : マンネ・シーグバーン / ハンネス・アルヴェーン / ホーン・スターキー / 右 : ラグナー・リジェブラド)

  スウェーデン政府は優秀な科学者や技術者を取り揃えて核開発に臨んだが、国防省の研究チームは幾つかの壁にぶち当たっていた。原爆の材料にはウランかプルトニウムが必要となるが、当時、高濃縮のウランは入手が難しかったので、プルトニュウムの方が好ましいという結論になったらしい。(Thomas Jonter, The Swedish Plans to Acquire Nuclear Weapons, 1945-1968 : An Analysis of the Technical Preparations, Science & Global Security, Vol. 18, 2010, p.64.)まぁ、技術的にもウラン235とウラン238の分離は難しいから、原子炉でも作って燃料棒からプルトニウムを取り出そうか、となるのも解る気がする。

  とはいっても、大きな原子炉となれば建設費用が嵩むし、原爆の製造だって直ぐには出来ない。開発チームの計画では、八年くらいかかってしまうという予測があった。しかも、FOAの計算では4億5千万クローネ(現在の価値だと約10億ドル)の予算が必要とされていたから溜息が出てしまう。核開発に向けて「Lプログラム」を発足させたスウェーデンは、必要不可欠な材料の獲得に奔走した。1957年、スウェーデンは英国から極秘裏に10gのプルトニウムを分けてもらったそうだ。* この程度だと少なく思えるが、研究者にとっては充分な量である。註*(Thomas B. Johansson, ‘Sweden's abortive nuclear weapons project ’, Bulletin of the Atomic Scientists, Vol.42, No.3, March 1986, p.32.)

  マンハッタン計画でも知られているように、当時、どの国も原爆開発には苦労し、国内最高の頭脳をかき集めて製造に取り組んでいた。日本でも帝國海軍が京都帝國大学の荒勝文策(あらさく・ぶんさく)教授に依頼し、理化学研究所の仁科芳雄(にしな・よしお)博士をはじめ、東京帝國大学、東北帝國大学、大阪大学などの研究者が脳漿を絞って取り組んでいたことは知られている。スウェーデンも必死に頑張ったが、どうしても核先進国のアメリカに頼りたくなったようだ。しかし、この最終兵器を独占したいアメリカは、スウェーデンの核開発には消極的であった。むしろ断念させるよう仕向けていたのだ。合衆国政府は高濃縮ウランや最新設備はもとより、製造の秘訣(know-how)などを与えてはならぬと考え、核兵器に使われる材料や製造器具の輸出に制限をかけていたのである。(Thomas Jonter, The Swedish Plans to Acquire Nuclear Weapons, 1945-1968, p.66.)

  スウェーデンの独立を望む軍人や愛国的な政治家は、独自の核開発に熱心であったが、抵抗する勢力も少なくなかった。何しろ“リベラル色”の強いスウェーデンだ。危険な軍事研究に反対する奴が多い。例えば、「Dagens Nyheter」紙の編集者であるヘルベルト・ティングステン(Herbert Tingsten)とか、国連大使になった社会民衆党のインガ・トーンソン(Inga M. Thornsson)、外相のアーステン・ウンデン(Östen Undén)が反対の声を上げていたし、首相のターゲ・エランデル(Tage Erlander)でさえ腰が据わって居らず、心が揺らいでいたのだ。只でさえ、スウェーデンの国民感情には左翼思考が強く、平和主義が猛威を振るっているのに、ここへソ連の工作員やエージェントが加わってしまえば、核武装は国民分断の火種となってしまうだろう。

Herbert Tingsten 2Inga Thornsson1Tage Erlander 1Osten Unden 1
(左 : ヘルベルト・ティングステン / インガ・トーンソン / ターゲ・エランデル / 右 : アーステン・ウンデン)

  1960年代や70年代、日本でもスウェーデンの反核運動は有名で、「スウェーデン反核行動グループ」に共鳴する学生や活動家も多かった。リベラル派の政治家で暗殺されたオロフ・パルメ首相とか、経済学者のグルナー・ミュルルダール(Karl Gunnar Myrdal)の女房であったアルバ・ミュルダール(Alba Reimer Myrdal) 、アナーキストでフェミニストの左翼画家たるモニカ・ショー(Monica Sjöö)といった面々を思い出せば判るじゃないか。亭主のグンナーは1974年、政治哲学にも精通した経済学者のフリードリッヒ・ハイエック(Friedrich August von Hayek)教授と共にノーベル経済学賞を受賞したが、女房のアルバは“いかがわしい”ノーベル平和賞の共同受賞者だった。ミュルダール夫妻はロックフェラー財団の招きで、米国の人種問題を研究したくらいだから、ゾッとするほどの左翼カップルだ。

Gunnar Myrdal 32Alva MyrdalOlof Palme 324Monica Sjoo 111
(左 : グルナー・ミュルルダール / アルバ・ミュルダール / オロフ・パルメ / 右 : モニカ・ショー )

  マスコミ業界や教育界からの妨害も酷かったが、軍内部からの不満や反感もあったので、スウェーデンの核開発は暗礁に乗り上げていた。陸軍や海軍の上層部は核開発に費やされる膨大な歳出により、自分たちの予算が削られるのではないかと恐れていた。しかし、空軍は違っており、どんなに予算が増えてもお構いなし。というのも、出来上がった核兵器は戦闘機や爆撃機に搭載されるので、核開発の成功となれば空軍の予算も増えるし、存在感も大きくなるから大歓迎。しかし、1945年以来、多大な努力を注いだにもかかわらず、スウェーデン政府は1968年に核開発を断念し、NPT(核不拡散条約)に署名することになった。

兵器輸出で儲ける国家

  核兵器の保有は断念したけど、スウェーデンは小国ながらも、武器輸出で結構もうけている。一人頭の額でいえば53ドルくらいで、イスラエルの97ドルやロシアの57ドルに次ぐ第三位の武器輸出国だ。南アフリカと同じくスウェーデンも兵器産業に力を入れており、最新鋭の戦闘機や重火器の見本市では常連の生産国である。軍事オタクじゃなくても、スウェーデン陸軍の「ストリッツヴァグン(Stridsvagn) 103」戦車やサーブ社の「グリッペン(Saab JAS 39 Gripen)」戦闘機くらいは知っているだろう。

  ただ、アメリカやEU諸国からの技術供与も盛んになるから、米国兵器のライセンス生産も増えてくるし、外国の軍事会社がスウェーデンの市場に入ってくるから、政府がアメリカ製の武器を購入する場合も多くなる。例えば、ロッキード・マーチン社のパトリオット防衛システムを導入したが、その価格は40億ユーロだった。また、スウェーデンの軍需会社がアメリカやブリテン、ドイツの傘下になることもある。大手兵器会社の「サーブ(Saab)」は、巨大財閥のウォレンバーグ家(the Wallenbergs)が支配権を握っているけど、車輌生産の「スカニア(Scania)」はドイツのフォルクスワーゲン・グループに買収されたし、重火器やミサイルを生産する「ボフォーズ(Bofors)」は、元々スウェーデンの会社であったのに、2005年にブリテンのBAE Systems社に吸収され、子会社の「BAE Systems Bofors」となってしまった。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68956515.html
2:777 :

2024/03/22 (Fri) 06:41:02

2024.03.21XML
ロシアを破壊するため、NATOの秘密部隊が活動している可能性が大きい
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202403210000/

 ロシアでは3月15日から17日にかけて大統領選挙が実施され、有権者の77%以上が投票、ウラジミル・プーチンが87%以上の得票率で勝利した。さまざまな世論調査でプーチンが国民から支持されていることは明らかで、そうした事前の調査と同じ結果が出たと言える。西側の有力メディアは罵詈雑言を浴びせようと必死だが、犬の遠吠えにすぎない。

 この選挙を撹乱するため、アメリカ/NATOはウォロディミル・ゼレンスキー政権を隠れ蓑に使い、ウクライナに面したベルゴロドなどの民間人を標的にした攻撃を繰り返し、破壊活動を試みたが、成功しなかった。

 アメリカやイスラエルの支配層は「脅せば屈する」と信じている。例えば、何をしでかすかわからない国だと思わせれば自分たちが望む方向へ世界を導けるとリチャード・ニクソンは考え、イスラエルは狂犬のようにならなければならないと同国のモシェ・ダヤン将軍は語っている。その信仰に基づき、ロシアや中国を攻撃しているのだ。

 現在のウクライナ体制は2014年2月、ネオ・ナチのクーデターで成立した。その体制はアメリカ政府が支えてきたのだが、その一方、クーデター後に軍や治安機関メンバーの約7割が離脱、一部は反クーデター軍に合流したと言われている。クーデター体制の戦力を増強するため、西側が「ミンスク合意」で時間を稼がなければならなかった理由のひとつはここにある。

 クーデターで排除されたビクトル・ヤヌコビッチが支持基盤にしていた東部や南部の住民はクーデターに反発、中でもクリミアは特に反クーデター感情が強かった。1990年にウクライナ議会がソ連からの独立を可決するとクリミアでは91年1月にウクライナからの独立を問う住民投票を実施、94%以上が賛成しているのだが、1991年12月にソ連が消滅した後、クリミア議会は住民の意思を無視してウクライナに統合されることを決めてしまった。「民意」は無視されたのだ。その民意が実現したのは2014年のことだ。

 オデッサでは反クーデター派の住民がクーデターの主体だったネオ・ナチのグループ(右派セクター)に惨殺されたが、東部のドンバス(ドネツクやルガンスク)では戦闘が始まる。当初は反クーデター軍が優勢だったが、ミンスク合意で戦況は変化した。

 オデッサの虐殺から1週間後の2014年5月9日にクーデター軍の戦車がドネツクのマリウポリ市へ突入し、住民を殺傷している。9日はソ連がナチスに勝ったことを記念する戦勝記念日で、街頭に出て祝う住民がいた。そうした人々を攻撃したわけだが、その際、住民はクーデター軍の戦車に怯んでいない。その様子はインターネットを通じて世界へ発信された。その後、ネオ・ナチを中心に編成された親衛隊のアゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)がマリウポリを制圧、住民を人質にし、地下要塞に立てこもった。

 右派セクターは2013年11月、ネオ・ナチのドミトロ・ヤロシュやアンドリー・ビレツキーが組織し、クーデターでも重要な役割を果たしている。この組織が中心になり、2014年5月に「アゾフ大隊」が正式に発足したのだ。

 ヤロシュは2021年11月2日、ウクライナ軍最高司令官を務めていたバレリー・ザルジニーの顧問に任命されたと公表、注目されたのだが、参謀本部は情報の開示を拒否、その一方でそのポストは廃止されてヤロシュは解任されたという。

 ヤロシュはネオ・ナチであると同時に、チェチェンやシリアでロシアと戦ったサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)などイスラム系の武装集団と関係しているが、彼がネオ・ナチと結びついたのは大学時代だとされている。ドロボビチ教育大学でワシル・イワニシン教授の教えを受けているが、この教授はKUN(ウクライナ・ナショナリスト会議)の指導者グループに所属していたのだ。

 KUNを組織したのはOUN-B(ステパン・バンデラ派)の人脈で、その指導者はバンデラの側近だったヤロスラフ・ステツコ。その妻にあたるスラワがKUNを率いていたが、ヤロスラフが1986年に死亡してからOUN-Bの指導者にもなった。スラワは1991年に西ドイツからウクライナへ帰国している。

 スワラは2003年に死亡、イワニシンは2007年に死亡する。イワニシンの後継者に選ばれたのがヤロシュ。そのタイミングで彼はNATOの秘密部隊ネットワークに参加したと言われている。2007年5月にウクライナのテルノポリで開かれた欧州のネオ・ナチや中東の反ロシア・ジハード主義者を統合するための会議で議長を務めた。ジハード主義者とはサラフィ主義者やムスリム同胞団を中心とする人びとだ。

 NATOの秘密部隊は第2次世界大戦の終盤にアメリカとイギリスの情報機関が組織したゲリラ戦部隊「ジェドバラ」を源流とする。大戦中、西ヨーロッパでドイツ軍と戦っていたのはレジスタンス。その主力はコミュニスト。ジェドバラはレジスタンス対策で作られたのだ。その人脈は大戦後も生き続け、西側連合秘密委員会(CCWUまたはWUCC)が統括していた。

 大戦後、アメリカの情報機関OSSは解散になるが、やはり人脈は生き続けて極秘の破壊工作機関OPCになる。OPCで活動した重要人物のひとり、ジェームズ・バーナムはネオコンが誕生する際に重要や役割を果たした。1952年にはその機関を核にしてCIA内部に「計画局」が設置された。その後、この秘密工作部門は肥大化、CIAを事実上乗っ取る。

 その一方、アメリカやイギリスの支配層は1949年4月、ヨーロッパを支配するためにNATO(北大西洋条約機構)を創設した。創設時の参加国はアメリカとカナダの北米2カ国に加え、イギリス、フランス、イタリア、ポルトガル、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、ベルギー、オランダ、そしてルクセンブルクの欧州10カ国だ。

 NATOの初代事務総長に就任したヘイスティング・ライオネル・イスメイはウィンストン・チャーチルの側近で、NATO創設の目的について「ソ連をヨーロッパから締め出し、アメリカを引き入れ、ドイツを押さえつける」ことにあると公言している。ヨーロッパですでに作られていた破壊工作部隊はNATOの秘密部隊として活動し始めた。

 秘密部隊は全てのNATO加盟国で設置され、それぞれ固有の名称がつけられている。イタリアのグラディオは有名だ。こうした秘密部隊は活動すべてが米英の情報機関、つまりCIAとMI6がコントロール、各国政府の指揮下にはない。

 ウクライナの軍事組織に大きな影響力を持つヤロシュが所属していると言われているNATOの秘密部隊は各国政府の指揮下にはなく、ゼレンスキーが指揮しているわけでもない。米英情報機関の命令で動くということだ。

 極秘だったNATOの秘密部隊が露見するのは1972年。イタリア北東部の森に設置していた兵器庫を子どもが発見、その1週間後にカラビニエッリと呼ばれる準軍事警察の捜査官が近くで別の複数の武器や弾薬の保管庫を発見している。その中にはC4と呼ばれるプラスチック爆弾も含まれていた。

 武器庫が発見された翌月、ペテアノ近くの森で不審な自動車が見つかる。その自動車をカラビニエッリの捜査官が調べはじめたところ爆発して3名が死亡、その2日後に匿名の電話が警察にあり、「赤い旅団の犯行だ」と告げている。多くの人はこの情報を信じた。

 誰が容疑者であれ、当局は捜査しなければならないのだが、途中で止まってしまう。その事実をフェリチェ・カッソン判事が気づいたのは1984年のことだ。そして判事は捜査の再開を決め、使われた爆弾がC4だということが判明、イタリアの情報機関SIDと右翼団体のON(新秩序)が共同で実行したことがわかった。

 SIDは1977年に国内を担当するSISDEと国外を担当するSISMIに分割され、情報の分析を担当するCESISが創設された。そのSISMIの公文書保管庫の捜査をジュリオ・アンドレオッチ首相は1990年7月に許可せざるをえなくなる。

 その保管庫でグラディオという秘密部隊が存在していることを示す文書をカッソン判事は見つけ、アンドレオッチ首相はグラディオの存在を認めざるをえなくなる。そして1990年10月、首相は「いわゆる『パラレルSID』グラディオ事件」というタイトルの報告書を公表し、この組織が活動中だということも認めた。(Daniele Ganser, “NATO’s Secret Armies”, Frank Cass, 2005)

 アンドレオッティ内閣の報告書によると、グラディオが正式な組織に昇格したのは1956年。幹部はイギリスの情報機関で訓練を受け、軍事行動に必要な武器弾薬は139カ所の保管場所に隠されていた。そのひとつが偶然、見つかってしまったわけだ。秘密工作を実行するのは独立した部隊だが、これらを統括していたのはサルディニア島のCIAで、活動資金を提供していたのもCIAだ。

 ギリシャのアンドレア・パパンドレウ元首相もNATOの秘密部隊が自国にも存在したことを確認、ドイツでは秘密部隊にナチスの親衛隊に所属していた人間が参加していることも判明した。またオランダやルクセンブルグでは首相が、またノルウェーでは国防大臣が、トルコでは軍の幹部がそれぞれ秘密部隊の存在を認めている。スペインの場合、「グラディオは国家だった」と1980年代の前半に国防大臣を務めたアルベルト・オリアルトは言っている。(前掲書)

 グラディオのような破壊工作部隊は全てのNATO加盟国に存在、アメリカやイギリスの情報機関からの命令に従い、活動している。その活動の中には米英支配層にとって都合の悪い政治家の暗殺やクーデターも含まれていると言われている。そのネットワークにヤロシュも含まれていたのであり、ウクライナ政府もそのネットワークに操られていると考えるべきだろう。そのネットワークがロシアに対するテロ活動を活発化させている可能性が高い。

 米英支配層はウクライナ人とロシア人を戦わせ、共倒れにさせたかったのだろうが、ロシア軍の圧勝で彼らの思惑は崩れ、自分たちも厳しい状況に陥った。ジョー・バイデン政権を含め、少なからぬ反ロシア国の政府は敗北の責任をゼレンスキーに押し付けて逃げようとしているのだが、フランスのエマニュエル・マクロン大統領だけが自国軍をロシア軍と直接戦わせようとしている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202403210000/



2023.09.11XML
米政府はクラスター弾に続き劣化ウラン弾をウクライナへ供給、環境汚染は不可避
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309110000/

 アメリカの​ジョー・バイデン政権は9月6日、ウクライナに対する最大で1億7500万ドルに相当する「安全保障」に関する追加支援を発表​した。その中にはM1A1エイブラムス戦車用の120mm劣化ウラン弾が含まれている。ウクライナに引き渡されるエイブラムス戦車は31両だという。クラスター爆弾に続く問題兵器の支援だ。

 劣化ウラン弾は1991年の対イラク攻撃でアメリカ主導軍によって使われている。メディアにリークされたイギリス原子力庁の秘密報告書によると、戦争中、約40トンの劣化ウラン弾が散布されたと推定されている。戦争後に増加した小児がんや謎の腹部腫脹は、少なくとも放射性砲弾が原因の一部であるとされている。

 1999年3月にアメリカ/NATO軍はユーゴスラビアを先制攻撃しているが、その際にも劣化ウラン弾が使われた。ユーゴスラビア攻撃はネオコンが1992年2月に作成した世界制覇プランの幕開けだ。

 1991年12月にはソ連が消滅、アメリカの国務省、国防総省、CIAなどを支配していたネオコンは世界制覇プロジェクトを始動させた。彼らはアメリカが唯一の超大国になったと認識、好き勝手なことができると考えたのである。

 その世界制覇プランは1992年2月にDPG(国防計画指針)草案という形で作成された。この指針は国防次官だったポール・ウォルフォウィッツを中心に書き上げられたことからウォルフォウィッツ・ドクトリンとも呼ばれている。

 ドクトリンの目的としてまず挙げているのは新たなライバルの出現を防ぐこと。警戒する地域には旧ソ連圏、西ヨーロッパ、東アジア、西南アジアが含まれる。そしてドイツと日本をアメリカ主導の集団安全保障体制に組み入れ、「民主的な平和地域」を創設するともしている。ドイツと日本をアメリカの戦争マシーンに組み込むということだ。

 しかし、日本側はそうしたプランに抵抗、細川護煕政権は国連中心主義を掲げたが、1994年4月に倒されてしまう。そして1995年2月、ジョセイフ・ナイは「東アジア戦略報告(ナイ・レポート)」を発表。この報告書を受け入れた段階で日本はアメリカの戦争マシーンに組み込まれた。この年、日本では衝撃的な出来事が続いた。

 アメリカのビル・クリントン政権は当初、旧ソ連圏で戦争を始めることに抵抗していたが、スキャンダル攻勢でホワイトハウスは麻痺状態になる。状況が落ち着くのは、1997年1月に国務長官がウォーレン・クリストファーからマデリーン・オルブライトへ交代する頃から。

 1998年4月にアメリカ上院はソ連との約束を無視してNATOの拡大を承認、 その年の秋にオルブライト国務長官はユーゴスラビア空爆を支持すると表明し、有力メディアは攻撃を正当化するために偽情報を広めていた。

 ユーゴスラビアに対する先制攻撃ではスロボダン・ミロシェヴィッチ大統領の自宅を破壊するだけでなく、中国大使館を爆撃している。大使館を空爆したのはB2ステルス爆撃機で、目標を設定したのはCIA。アメリカ政府は「誤爆」だと弁明しているが、3機のミサイルが別々の方向から大使館の主要部分に直撃していることもあり、中国側は「計画的な爆撃」だと主張している。

 アメリカやイギリスがウクライナへ劣化ウラン弾やクラスター爆弾を供給する理由のひとつは、兵器庫に通常の武器弾薬がなくなったからだとも言われている。戦争を推進してきたアメリカやイギリスの政府にとって絶望的な状況なのだが、敗北を認めるわけにはいかない。かれらは「ルビコン」を渡ってしまったのだ。敗北は破滅を意味する。

 劣化ウラン弾で戦況が変わる可能性はないが、使われれば住民の健康に深刻な影響が現れ、穀倉地帯が汚染で使えなくなる。アメリカ政府はウクライナ人やロシア人を殺すだけでなく、生態系を破壊しようとしている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309110000/
3:777 :

2024/03/22 (Fri) 06:47:49

「日本にNATO事務所?」大西つねきのパイレーツラジオ2.0(Live配信2023/06/05)- YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_E3zyNJBJvw
4:777 :

2024/03/22 (Fri) 06:49:18

【米大統領選2024②】"もしトラ" もしトランプが大統領になったら...NATO離脱?ウクライナ戦争終結?日本との関係は?ー「トランプ復活後の世界」をわかりやすく解説【石田和靖×渡邉哲也】
2024/03/02
https://www.youtube.com/watch?v=OjLmEmYVjzI&t=13s

"もしトラ"リスクを検証...トランプ復活で世界はどうなる?
5:777 :

2024/03/22 (Fri) 06:50:39

「そりゃあ、ロシアも戦争するわ」 (伊藤貫先生オンライン講演会)
2023/07/14
https://www.youtube.com/watch?v=BimDXef10D0

【ガイド】
 01:02 レーガンとゴルバチョフ
 02:03「NATOを1インチたりとも東に拡大しない」
 03:32 ウクライナから5分で核がモスクワ直撃
 04:08 オリガルヒと銭ゲバがロシアの宝を盗んだ
 07:03 ロシアでの腐敗が報じられなかった理由
 07:36 クリントン政権はロシア人に絶望をもたらした
6:777 :

2024/03/22 (Fri) 06:55:04

ビルダーバーグ会議,アゾフ大隊,NATO…ヒトラーの血を引く現代版「ナチス」の正体
調査報道 河添恵子TV / 公式チャンネル
2024/03/12
https://www.youtube.com/watch?v=3OBIfbzZIeM

​ロシア国内でテロ活動を行なっているのはNATO加盟国の情報機関
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14111682

【桜無門関】 馬渕睦夫×水島総 第46回「NATOに遣い潰されるウクライナ、ディープステートは“次”の選挙と紛争を物色中」[桜R5/1/26]
https://www.youtube.com/watch?v=fL8kIDhbOjM

ジェームズ斉藤 _ ロシア軍敗北は演出、プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14057646

【そうきチャンネル】【対ロ経済制裁の茶番】・米もNATO諸国もプーチンに感謝? 日米近現代史研究家 渡辺 惣樹(わたなべ そうき)23.082 #渡辺惣樹 #わたなべそうき #そうきチャンネル
2023/09/24
https://www.youtube.com/watch?v=zRxi5xl-bB4

7:777 :

2024/03/22 (Fri) 10:24:41

矢野義昭 超大物(岸田総理の上の上)に重大な動きアリ! いったい何が始まるのですか・・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=9XIGo0V5abo&t=613s

【矢野義昭先生】 世界の多極化と日本 グローバリズムの行方 ニコニコ同時配信(全編はニコニコで)2024.03.11.
https://www.youtube.com/watch?v=qXlYp8119Uw


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ネオコンとはトロツキスト共産主義のこと
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/364.html

アメリカの共産主義者の実態はユダヤ移民
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/366.html

帝政ロシアから大量のユダヤ移民がアメリカに逃げてきて共産主義者になっていった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1214.html

「ロシア革命」を実行したユダヤ人とそれを支援したユダヤ人
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1025.html

ロシア革命を支援したユダヤ金融資本
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1110.html

ウォール街と戦った共産主義者 ルーズベルト大統領
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14067898

アメリカとマルクス - 内田樹の研究室
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14063330

アメリカの民主党と共和党には大きな差がなく、いずれもスポンサーは巨大資本や富豪
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14063417
8:777 :

2024/08/28 (Wed) 09:10:08

理想化される北欧3か国 実際は問題も多い
2024.08.28
https://www.thutmosev.com/archives/80166692.html

北欧は理想の国というよりもバブル投資という側面がある


https://www.travelbook.co.jp/topic/14【北欧】まるで絵本の中の世界! メルヘンチックな伝統的街並み5選 – おすすめ旅行を探すならトラベルブック(TravelBook)
北欧はジブリの国か?

北欧3か国のスウェーデン、ノルウェー、デンマークは日本で「理想の国」として紹介され、高福祉で医療費が無料、男女平等で出生率が高く、育児や教育も無料で男性も長期間の育児休暇を取れるなどです

数年前に騒がれたキャッシュレスでも日本政府はキャッシュレス化を推進しようとしているが、北欧はとっくにキャッシュレス化している

自働車のEV化でも北欧の方が早く日本は何周も周回遅れ、再生可能エネルギーも日本より一周早く導入するといった具合でした

住環境も日本より良くて生活水準が高く、自然に恵まれていて人間中心の優しい社会であるという風に紹介されている

近年は1人当たりGDPでも日本3万3000ドルに対してスウェーデン5万6000ドル、ノルウェー10万600ドル、デンマーク6万7000ドルともう比較対象にもならない

北欧の産業は農業漁業林業が盛んで、地下資源や水力などのエネルギー、化学、観光などが盛んで環境は保護されて自然が豊かなので知られている

一言でいえば北欧は人類が到達した理想郷なのだが、そんなジブリアニメのような理想の国が本当に存在するのかといえば、存在しないでしょう

マイナス面としては日本より犯罪発生率が高く思ったより治安が悪い、出生率については1.6程度で日本より高いが2.0を割り込み、他の国と同様に低下傾向にある

北欧は移民受け入れに積極的でスウェーデンは人口の20%が外国系で、ノルウェーもこれに近く日本でいえば人口の2割を中国人や韓国人が占めている訳で、反発も強まっている

移民を多く受け入れた国ではいわゆる極右政党が躍進し移民受け入れ派と対立しているが、北欧でも同様の傾向がある

移民は一般的に出生率が高いが、北欧やフランスの出生率が高いのは高福祉などではなく、移民が要因だとする指摘もある

2011年7月22日に起きたノルウェーのテロ事件では一人の男の犯行で、犠牲者77人と負傷者100人以上を出した

北欧は理想の国ではない
極右思想の男は有罪になったが判決は禁固10年から21年で、これはノルウェーの最高刑なので2032年には出所する

ノルウェーには収監者を強制労働させる懲役も無期懲役もなく、刑務所はビジネスホテルより豪華で刑によっては外出自由だったり、伸び伸び過ごせるようになっている

ノルウェーテロの犯人はさすがに外出できないが、ホテルのような個室でゲームを楽しんだり他の受刑者と談笑したりしている

これでは犯罪を防止できない気がするが、北欧の犯罪はどの種類でも日本より1桁は多く、外国人は刑が軽い北欧を拠点に犯罪組織を構築した

キャッシュレスについては裕福な人には良いがIT弱者切り捨てが指摘され、高齢者や機械を使えない人は置いていかれている

医療費無料についてはただの作り話であり、無料の病院は診察が数か月か数年待ちなので、有料の病院に行く事になっている

手厚い高齢者福祉が売りだったが高齢者の増加によって困難になっており、福祉の削減や費用の高騰で今後「ゆりかごから墓場まで」は難しくなる

男女平等については議員の半数が女性、会社役員の半数が女性など強制していて、現実には有能な男性が力を発揮できず、無能な女性の方が速く出世する仕組みになっています

男性は努力しても無駄なので無気力になり、女性は努力しなくても男性より出世できるのでますます傲慢になっているという現状がある

北欧は平等を重視する社会なので、逆にいえば競争を嫌う相互監視社会という面があり、ある日本人は北欧での生活を「欧州の北朝鮮」と言ったが、社会主義国みたいな面がある

北欧では労働時間は一日6時間までが多いが、これも競争否定社会だからで、労働時間が短いので役所や病院や公的機関、あらゆる会社のサービスも9時から3時くらいで閉まります

24時間オープンのコンビニはありえないし、今日言った事は速くて明日にならないと実行されない超非効率社会という側面がある

これで通用しているのはやっぱり競争否定社会だからで、サービスを受ける側からすると北欧はとても不便なのです

なぜこんな 北欧が超富裕国になったのかは2010年までの世界経済危機を解決するのに欧米諸国は無限大の金融緩和を行い、ばら撒いたお金が北欧など欧州諸国に集まった

一種のバブル経済によって北欧に投資マネーが集中したのであって「北欧が優れている」というのとは違う
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