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糖尿病や高血糖の原因は血中糖分の過剰ではなく酸化した植物油の摂取

1:777 :

2024/03/12 (Tue) 09:53:22

2つのエンジン ケトン体 ケトジェニックダイエット がんに効果があるか?
Dr Ishiguro 2019/09/01
https://www.youtube.com/watch?v=U1Go5PNFYv0

人は2つのエンジンを持っています
一つは主要なエネルギー源であるブドウ糖を使うエンジン
もう一つは脂質(脂肪酸)を使うエンジンです

この脂質を使うエンジンが動くには条件があります
それは糖質が存在しない状況であるということです

脳は1日約120gの糖を消費します
脳はエネルギーとして脂肪を直接利用できません
脂肪酸が脳の入り口を(血液脳関門)通過できないからです

その間の脳のエネルギーは?
ケトン体というものです
ケトン体を誘導する高脂質低糖質の食事がケトジェニックダイエットです

ケトジェニックダイエット
がんの治療に有効なのではと一部の人に考えられています
これは本当でしょうか?
がん細胞はケトンを利用すると 2.5倍のスピードで増殖するという実験結果も報告されています


【最新研究】ケトン体でがんの増殖がストップ:糖質制限食による癌抑制の新たなメカニズムが解明
がん情報チャンネル・外科医 佐藤のりひろ
https://www.youtube.com/watch?v=Q1DRGKshFLc

先日、Nature(ネイチャー)に報告された研究によると、糖質制限(ケトン食)でからだに増えるケトン体のひとつ、β-ヒドロキシ酪酸が、マウスおよび人の大腸がん細胞の増殖を抑えることが明らかとなりました。きつい食事制限なしでも、このケトン体を使えば、癌治療のサポート(相乗効果)になる可能性があります。


【がん食事療法】糖質オフ+〇〇で、死亡リスクが・・・乳がん患者の最新研究より
https://www.youtube.com/watch?v=QmBt028GK1U

がんの診断後には、どういった食事が理想的なのでしょうか?乳がんの患者さんを対象とした最新の研究結果では、低糖質ダイエット+植物性食品を多くとる食事スタイルが最も死亡リスクを下げるという結果でした。



低炭水化物ダイエットで「がん」が増える?日本人での最新研究を医師が解説
https://www.youtube.com/watch?v=L1mTg-sLS6s

炭水化物(あるいは糖質)制限ダイエットについては、肥満、糖尿病、がんの予防につながるという研究結果と、逆に死亡リスクが高くなるという研究結果があります。今回、低炭水化物食とがん発症リスクとの関係について日本人でのデータを紹介します。



やってはいけない!長期的に糖質・脂質制限食をした身体に起こることが怖すぎる!
https://www.youtube.com/watch?v=VTC3l7LlZeQ

【危険】ダイエットのよくある3つの間違い。この食べ物を減らすのはやめて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=7WwAPkoxuqU

【糖質制限】ケトジェニックダイエットの具体的なやり方と注意点について解説|短期間で体重が落ちるメカニズム【ケトーシス】
https://www.youtube.com/watch?v=PZKv-5ig38I



『ケトン体の基礎』。医学界では嫌われもののケトン体。実は素晴らしい効果があった!?今さら聞けないケトン体について説明します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=xPhDJ1EVGxw&t=39s

クエン酸健康法!クエン酸の抗がん作用について科学的に説明します。クエン酸の効果は疲労回復や美容だけでなかった!?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=8v5c5wwKKQY

クエン酸が「ガン」に重要である理由。クエン酸はどの食材から摂るのがいい?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Ieupgqvi-8Y

糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16839016

ミトコンドリアを今すぐ増やそう!ミトコンドリア入門編【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Ov_Cb1rtPRM&t=73s

ミトコンドリアを元気にする栄養素とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Io9Bsbof6H4&t=79s

ミトコンドリアのエネルギー回路に必要な栄養素とは!?クエン酸回路の仕組みを知ろう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=hXy9oZ7ME9M

ダイエットで「隠れ脂肪肝」になる人が続出している理由とは!?糖質制限やファスティングにも注意。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=dG1EBqj7M5Q

糖質制限で耐糖能が悪化する理由!糖尿病体質へ突入?糖質制限の隠されたリスクを科学的に解説します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=JrN2xfFumwU



ケトン体は人で言えばほぼ極限状態(飢餓状態)の時や、糖が利用されない(糖尿病)の時に、脂肪から分解された脂肪酸が、肝臓におけるβ酸化という過程によって作られる。そしてこれが、心臓や脳に運ばれる。

つまりケトン体によるエネルギーの産生は、糖尿病によってインスリンが分泌されず糖が利用できない場合などを除き、健常人では飢餓状態(絶食状態)という、他にどうしようもない時に産生されるわけだ。

このケトン体、非常に生命を脅かす危険な物質で、糖尿病患者では有名な、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる、体内の血液pHが酸性に傾き、昏睡状態に陥る病態の原因物質である。
つまり、ケトン体をエネルギー源にするような状況では、生命自体が非常に危険な状態と言える。


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『糖尿病になったらやるべき食事(概略編)』糖質はどうする?タンパク質や脂質は?ビタミンとミネラルは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=7_9_7ToLOtM

糖尿病患者の低タンパクと死亡率の関係について、日本人の衝撃的な研究が発表されました。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=hTWjWrcT2H4


糖質制限で耐糖能が悪化する理由!糖尿病体質へ突入?糖質制限の隠されたリスクを科学的に解説します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=JrN2xfFumwU


糖尿病はグルカゴンの暴走だった!インスリンの問題ではない!?グルカゴンの暴走を止めるGLP-1と食物繊維の重要性とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=oGG4kD044Qw


糖尿病予防の鍵はインスリンでなくまずはグルカゴン!糖尿病はグルカゴンの暴走だった!グルカゴン抑制をはかるGLP-1と炭水化物の重要性とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=topdJKmPDo0


オートミールの栄養学!ダイエットや耐糖能を改善すると言われているオートミールとは?オートミールの医学的効果を知ろう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=rLNcLioKnoQ


炭水化物の選び方とは!?炭水化物は抜くのではなく選ぶ!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=vGSbTuePyx8


水溶性食物繊維が糖尿病を予防する!糖尿病患者に食物繊維を摂取させると改善した例も!?インスリンやグルカゴンを正常化させよう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=miKKq2hJIlw


野菜中心の食生活は今すぐやめなさい!〇〇〇〇食を目指そう【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=WIRuqR3v3Zo


マグネシウムが糖尿病を予防する!マグネシウムでグルカゴンの暴走を止め、インスリンの効きを良くする!マグネシウム栄養学が世界を救う!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=nZQzlpw0WeM



強力な抗炎症作用のある食品ベスト10を発表します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=RkGtAtK9fms

強力な「抗酸化」食品トップ10を発表します。活性酸素を消す能力の高い食材とは!?数値で説明します。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=JFI_sVLrqig

カラダを酸化させる最悪な食べもの10を紹介します。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=qUG650kaPq8

鮭(サケ)の栄養学!サケの栄養価がすごすぎた!効果とその選び方は?水銀の問題や安全性は?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=SBYmuZp4Dd4

アスタキサンチンが人類を救う。最強の抗酸化成分アスタキサンチンを摂ろう!美容に、そしてガン、糖尿病、高血圧、脳卒中を予防せよ。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=pwyg5TZKo_k

衝撃!野菜スープが生サラダより抗酸化力が高い理由。圧倒的。野菜スープ最強説【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=0LLry6yzW1k


果糖ブドウ糖液糖はマジでやばい。。加工食品に添加される果糖ブドウ糖液糖を今すぐ避けよう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=WIGqOkNT6-E

老化物質AGEsを避ける方法を伝授いたします。AGEsは体を老化させ酸化させる毒です。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=MJK0_4oYOqQ&t=0s

老化物質AGEsを阻害する成分は〇〇〇〇〇だった!体から糖化を防ぐ方法【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=nakvyKKgqJY



砂糖が炎症を起こす!砂糖の摂取は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の引き金に!?今すぐ砂糖食品をやめよう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Vkw2b-_Ug6A

砂糖とガン。砂糖入り飲料がガン発症リスクを上昇させたというフランスの最新研究を解説。砂糖はあらゆる慢性疾患の原因になります。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=nbyfYeIql3k

砂糖で失われる6つの栄養素とは?甘いもの好きは要注意!甘くない砂糖の話。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=uvQT9Ba-Th8


揚げ油が危ない!油を高温加熱してできるアルデヒドに注意。ヒドロキシノネナールは最強の毒。揚げものは控えよう。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=rvbuFoXgd2k

加熱してもよい油は?揚げ物や炒め物に使える油とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=uO6xeYGoyVc

油は何を使えばいいの?オリーブオイル?キャノーラ油?バターは?など。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Fo1cUvQIS0o

キャノーラ油が危ない!キャノーラ油が寿命を縮める【栄養チャンネルNOBUNAGA】
https://www.youtube.com/watch?v=T_zMajfXjg0

乳ガンとオメガ3脂肪酸の驚くべき関係。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=LNHL71UUsKM

オメガ3で体質を変える!慢性炎症、アレルギー、ガン、うつに対抗する油。αリノレン酸、EPA、DHAを積極的に摂ろう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=NII_nCoC1Xs

「亜麻仁油」健康法!オメガ3はEPA・DHAだけを摂ればいいってことではない!?亜麻仁油とα-リノレン酸の効果と考え方とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=B3oAXUVUJ3Y


糖質制限で早死する!糖質制限の危険性と短命について科学的に説明します。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=qUM6tEJfL3c

症例:糖質制限で悪化した女性の栄養療法による改善と、血液データの読み方。改善結果は動画の最後に発表しています。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=U2B8fxYdf98


『ケトン体の基礎』。医学界では嫌われもののケトン体。実は素晴らしい効果があった!?今さら聞けないケトン体について説明します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=xPhDJ1EVGxw

クエン酸が「ガン」に重要である理由。クエン酸はどの食材から摂るのがいい?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Ieupgqvi-8Y&t=601s

ガンになったらやるべき食事について。ガン栄養セミナー実践編やります!(告知)【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=hiemJpmwEP0

ガンとミネラルの関係とは!?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=dflFUAikdB0

フルーツ〇〇〇の医学的な効果がすごすぎた。抗炎症、抗酸化、抗腫瘍作用など。おやつにオススメ!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=0Kq_sczC_AQ



ミトコンドリアを今すぐ増やそう!ミトコンドリア入門編【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Ov_Cb1rtPRM

ミトコンドリアを元気にする栄養素とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=Io9Bsbof6H4

活性酸素とミトコンドリアの関係について解説します【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=DRthWZBSAvc

ミトコンドリアに重要なコエンザイムQ10とは!?CoQ10でミトコンドリアも復活!?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=kX64k4KOqWo

コーヒーの副作用がやばい!今すぐカフェイン中毒から抜け出そう【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=mAFDl4y8CAY

カフェインの副作用とリスク。長期的なカフェインの摂取に要注意!カフェインをできるだけ避けよう!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=KlJe6FdEKyk



栄養チャンネル Nobunaga - YouTube
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クエン酸健康法!クエン酸の抗がん作用
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ビタミンC健康法!ビタミンC の抗がん作用
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昔は無かった糖尿病 2022年9月4日
https://rainafterfine.com/2022/08/06/%E6%98%94%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85/

日本の糖尿病の総患者数の推移のグラフを作ってみました。

出典元:厚生労働省、日本人の糖尿病有病率と発症率(1992年、葛谷ら)

現代では5人に1人または10人に1人と言われる糖尿病ですが、最初に統計がはじまった1953年には推定患者数が全国で3000人でした。

アメリカも日本と同じように急増しています。
世界的にも爆発的に増えています。

糖尿病の歴史を調べてみると、3500年前の古代エジプト時代から報告があります(2002年、Armed)が、2型糖尿病が急速に広まったのは世界的に第二次世界大戦後であることが知られています。(1989年のJarrett、1997年のVenkat Narayanら)

一般的は、精製糖質を摂りすぎて、食物繊維の摂取不足が原因であると言われていますが、このことは医学では無視されています。
グラフをよく見ると、日本では2007年をピークとして減少に転じています。

糖質制限がブームになって、糖質制限商品の市場が急速に拡大しています。


糖質制限の書籍も国内で2000冊を超えたことなどで、減少傾向に入ったようです。医学だけが置いてきぼりです。

自動車の普及による運動不足が原因のひとつであるとも言われています。


奥山先生は植物油との関係を指摘されています。

糖尿病は、体にいいはずの油が原因だった
奥山 治美 (著)

糖尿病を悪化させるのは糖質ではなくて油。ほとんどすべての植物油が糖尿病を招き、悪化させる!
糖尿病の原因は「糖質」の取り過ぎではない。「脂質」の取り過ぎにある!

なぜ、植物油が糖尿病を招くのか。糖の代謝異常といわれる病気と植物油の摂取がどのような関係があるのか。
さまざまな化学的根拠をもとに解明! 。サラダ油、カノーラ(菜種)油、マーガリン類、そして人気のオリーブ油・ココナッツ油など、
身近な油脂の危険性を解説。
https://www.amazon.co.jp/%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BD%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%AF%E3%81%9A%E3%81%AE%E6%B2%B9%E3%81%8C%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%A5%A5%E5%B1%B1-%E6%B2%BB%E7%BE%8E-ebook/dp/B08X443LW4/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3H361UCSTWDH9&keywords=%E6%B2%B9+%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85&qid=1659734793&sprefix=%E6%B2%B9+%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%2Caps%2C193&sr=8-1



食事や運動を中心として、昔の生活様式に戻して行くことが大切です。
https://rainafterfine.com/2022/08/06/%E6%98%94%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85/


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昔は一升飯食べても誰も糖尿病にならなかった:

一升飯のカロリーを計算して見ました

青森県の野辺地町には、二、三食分を一度に食べておく、タメゴクという食べ方があるそうです。

また、福井県の漁師さんは、漁に合わせて一升飯を食べる、 食いおき、食いおくりという、食べ方があるそうです。

戦国時代に米などを運んだ小荷駄隊に属していた人も、 連続して力仕事をした後に、一日分の食事として一升飯を食らったとの記載があるそうです。

当然ですが、一升は1合の10倍で、1合の容積は180ccで、 一升は1800ccです。また、1合の米の重さは約150gですが、 乾燥状態により多少違いがあります。さらに、米(炊飯前)カロリーは、 日本食品標準成分表によると100g当たり356kcalです。炊飯器用のカップは すり切りで1合で150gです。1合はカロリーにすると534kcalになります。

さらに、炊飯すると水分を吸って重量は2.2~2.3倍になりますので、 一合の米を炊くと約330gのご飯になります。一升の米を炊くと重量3300gの ご飯になり、カロリーは5540 kcalになります。

肉体労働をする人や スポーツ選手などの消費カロリーを考えると納得するカロリーですが、 体重が3.3㎏増えることになります。
http://www.i-apple.jp/samantha/2010/12/post_2328.html


明治人はどのくらい米を食べていたのか? 2014-08-26


昔の農家の人は一升飯を食ってたみたいな話があって、一升というと1.8リットル分の米です。

肉体労働をしてない人はというと、年間一石(180L)あれば、生きていけるとされていました。いやいや1石というの180Lではなくてだなぁみたいな話もあるわけですけど、その辺りのことは興味もないので詳しいことは知らないです。

現代だと1人あたりの消費量は60キロ弱くらい、それでは明治あたりだとどのくらい食べていたのかなと気になりましたので、少々調べてました。

まずは調べやすいところから調べてみますと、日露戦争の頃の日本兵は、1日に6合の米を食べていたそうです。

飯盒というのがありますけど、あれで米を4合炊くことが出来る。1回の炊事で2回分の米を用意できる設計になっているというわけです。どこで読んだんだか忘れちゃいましたが、1日6合でも量が少なくて腹を減らしてる人がいたそうですから、食べる人はもっと食べていたんでしょう。

それでは平均的な人はどのくらい食べていたのか?

掲載されていそうな資料を探しますと、上京し働きながら学ぼうとする苦学生向けのガイドブック的な書籍がありました。新聞配達などしながら、学問を収めようとしている若者向けの書籍です。そこそこ裕福ではあるけれど、お金持ちではない、いわゆる普通の若者たちです。

で、彼らが1日に食べる米の量は、月に2円25銭1.5斗(27リットル)、1日あたり5合(900グラム)弱でした。


実験苦学案内 独立自活 徳田紫水 明治36年


『学生自活法』『自活苦学生』などといった類書でも、同じ程度の数字ですからわりあい信頼性は高いと考えることができます。

おかずが1円というのはよく分からないかもしれませんが、明治30年代半ばだと安い牛肉の切り落としほんの少しとネギを煮た鍋的なものが7銭くらい、具の少ない味噌汁が2銭くらい、漬物1ヶ月分が50銭くらいの貨幣価値です。

ついでなので大正7年だとどうかというと、健康な成人男性ならば、4合くらいとされています。


一日十銭生活 赤津政愛 大正7年


ただしこれはあまりお金がない肉体労働者の事例で、お金のある人はどうかというと、3合くらいの量でした。多少時代が違いますけど、大正4年の資料を見てみましょう。

一家の経済 一名安価生活法 長田秋生 大正4年


明治の学生がおかずに使うお金が米の半分だったのに、こちらではお米代の2倍以上をおかずに費しています。その反面、米の量は1.5斗(27リットル)から1斗(18リットル)に減っています。1日あたりだと3合くらいです。

なぜに彼らがこんなに米を食べてて太らなかったのかっていうと、おかずの量が少ないってのと、運動量が多いってのがあります。徒歩旅行で20kmくらい歩くのはわりと普通、50kmくらいだと健脚みたいな感じだったみたいですから、足腰はかなり強い。今よりもずっと歩いていたことが想像できますね。

日本人には米から栄養を取りまくり、カロリーを消費しまくるという手法で、栄養を取っていた時期があったというわけです。

そんなわけで本日は昔の日本人がどの程度の米を食べていたのかというお話でした。
http://ch.nicovideo.jp/yamasitataihei/blomaga/ar607161


日本軍兵士1日の米の定量は何グラムだったんでしょう。
いろいろ調べると、六合(900グラム)という記載があったのですが そんなに食べられるもんなんでしょうか。


1. 六合はちょっときついかもしれませんが、僕らでも登山の時は1食1合くらい平気で食べます(おかずないし)。

 ひたすら長距離を歩き、常に激しいストレスにさらされる(ストレスも空腹の元ですね)兵士にとって、「ちょっと多いな」くらいなのかもしれません。

 当時はおかずも殆どないし、昔の人はご飯をたくさん食ますから。


2.極めておおざっぱな略算ですが、

ご飯一杯(150グラム)は大体225Kcal、このうち半分は水ですから、白米一合で450Kcal。

重労働する人間が一日に必要とするカロリーを3000Kcalとして、これを全部米で取るとすると、白米7合ほど。

労働がハードで副食が貧弱なら、適切な定量と思えます。

話は飛びますが、江戸時代の「一人扶持」は一日あたり米5合ですね。

3.私は一日で5合のご飯を何も食べるものがなくレトルトカレーをかけて食べたことがあります。

結論からいうと一度に食べられる量など人それぞれでたくさんご飯を食べることになれているなら苦もなく食べられます。宮澤賢治も「一日5合の」といっています。


4.丸2月号に出ていた兵隊さんの手記によれば、1日5合4匁食べても腹7分目で、餅や菓子などを別に食べてたそうです。


5.昔は刑務所でも日に6合だったとか、吉村 昭著書にありました。

6.皆様、ありがとうございます。
1人900グラムだと1万人の部隊で1日9トンもの消費なんですね。

こりゃあ、保管も大変でしょうね。
前線では、洞窟などに隠したんでしょうか?
それにしても莫大な量で、改めて兵站の大変さを実感しました。


7.概ねみなさん答えていらっしゃるようですが蛇足で。

私の父(銚子出身ですが)いわく、昔は

「一升飯食えるようになれば一人前の大人だ」

と言われたんだそうです。実際に一升食っていたわけではないが、しかし確かに飯だけは今とは比べものにならないくらい大量に食っていたとも言っていました(おかずは漬け物くらいだったそうですけど)。


8.↑
なお「一食一升」ではなく「一日に一升」という意味です…
satoski


9.出征1日分の完全定量は、精米4合5勺(640g)、精麦1合9勺(200g)となっています。

なお、携帯口糧の場合は、精米1日分6合です。


10.実際に麦飯と「粉味噌、梅干し」の副食で(粉味噌は入手困難なので、インスタントの味噌汁で代用。)
で1週間ほど試してみて下さい。

通勤が片道7km自転車、34歳の私ですが1日5合は喰わないと目が回ります。
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001303.html
糖尿病が増えたのは肉や植物油や化学調味料を大量に摂る様になった最近だけ

糖尿病患者数は、図1のようにこの50年間で約35倍と著明に増加している。
https://www.ntt-west.co.jp/osaka-hosp/community/letters/vol_26.html



「40年前の食事」4週間食べ続けたらどうなる? 東北大が実験 2016年10月10日

実験で再現された1975年ごろの食事。
いわゆる一汁三菜スタイルの非常にバランスが良いメニューだ(提供:東北大学)

 ユネスコの世界無形文化遺産に登録されたのを機に「日本食」への注目が国際的に高まるなか、東北大学の研究グループが今から 40年ほど前に一般家庭で食べられていた食事を 4週間食べ続けたところ、ストレスの軽減や体脂肪率の低下などの効果があることを確認した。

 日本人の平均寿命が延びた要因の一つにあげられる「日本食」。日本食に使われる特有の食品成分が影響していると考えられ、世界中で多くの研究がなされているが、これらの研究は、特定の食品成分にだけ焦点が当てられ、「日本食」全体を調べた研究はない。

 東北大学大学院の都築毅准教授らのグループはかつて、現代と過去の日本食をマウスに食べさせる実験で、1975年ごろに食べられていた食事が、肥満を抑制し糖尿病や脂肪肝、認知症を予防し、寿命を延ばすうえで、最も健康に良いことを確認。

 今回の実験では、年齢 20歳から 70歳までの BMI指数が 24〜30以下の軽度肥満者(60人)と健康な人(32人)の計92人を対象に、1975年の日本食と現代の食事を食べてもらった。

 1日3食28日間食べてもらったあとに、健康診断を行ったところ、1975年型食事を食べていたグループでは、BMIや体重が明らかに減り、悪玉コレステロールや糖尿病の指標となるヘモグロビンA1cが減少傾向を示す一方で、善玉コレステロールは増えたという。

 また健康な人 32人を現代食と 1975年型の食事を食べる2グループに分けて実験した結果、1975年型の食事を食べたグループでは、ストレスが軽減されて、運動能力が良くなることがわかった。

 実験で再現した1975年型の食事の特徴は、

▽主菜と副菜を合わせて3品以上になるよう、さまざまな食材が少しずつ使われており、

▽調理法では「煮る」「蒸す」「生」が多く、食用油を多用する「揚げる」や「炒める」は控えめだった。

▽食材では大豆や魚介や野菜、果物や海藻、きのこ、緑茶を積極的に摂取しており、

▽調味料では出汁や醤油、味噌、みりんなどの発酵系調味料が多く使われていたという。

 実験を行った都築准教授は「約40年前の日本食が健康にいいと広めることで、現代の食生活を見直す食育に役立つことが期待できる」と話している。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/7/17118.html



昭和20年代に1日平均摂取量 穀類500g、脂肪18g

現在はそれぞれ280g、60g


炭水化物の摂取量が半分になっているのに糖尿病患者の数は35倍に増えている

従って糖尿病と炭水化物の摂取とは全く関係ない


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最近は果糖ブドウ糖液糖の様な危険な甘味料やホルモン剤が入った輸入肉・輸入牛乳、ジャンクフードが糖尿病の激増の原因になっている様ですね:


果糖ブドウ糖液糖は危険! 炭酸飲料やスポーツドリンクは飲んではいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16832927

【管理栄養士監修】異性化糖とは?体に悪い理由や危険性について解説!
2022年9月25日
https://kurashi-kurakura.com/isomerized-sugar/

リンゴジュースを飲むと糖尿病になる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16837626

ハンバーグやハンバーガーを食べると 高血圧・糖尿病になる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828079

ジャンクフードを食べると超絶肥満、うつ病、癌、アトピー、花粉症になる
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/337.html

【衝撃】 アメリカのデブが異次元すぎるwwwwww どうやったらここまで太れるんだよ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4537088.html

アメリカ人の超絶肥満の原因は「フードスタンプ」で食べる ジャンクフード + コーラの糖分だった
(2010.10.15) ジャーナリスト・堤 未果さんに聞く  貧困大国アメリカで今、起きていること
http://www.jacom.or.jp/archive03/tokusyu/2010/tokusyu101015-11261.html

コンビニ弁当やお握りは辞めた方がいいです。『拡散』 (カズちゃんのブログ) 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/764.html

低所得者はでっぷりと太って糖尿病になる _ 糖尿病患者の半数以上が年収200万円未満
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/995.html



長生きのフランス人はバゲット(フランスパン)と乳製品が大好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html

吉野敏明 _ 病気になる原因は小麦・植物油・ 牛乳
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14141482

いつもの朝食が死亡原因?! 99%の人が知らないパンと牛乳の闇
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1313.html

小麦や米より「オートミール」や「そば粉十割の国産十割そば」の方が健康に良い
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16840612



あのドレッシングに使われている実は超危険な添加物7選
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14065001

【超危険】スーパーで売っているめんつゆが超危険な理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16832878

糖尿病や高血糖の原因は血中糖分の過剰ではなく摂取した植物油の酸化
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843578

料理に油を使ってはいけない、唐揚げやトンカツや天婦羅を食べてはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843855

サラダ油を使うと認知症になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/725.html

認知症と糖尿病の原因はサラダ油とパーム油だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/329.html

オリーブ油とゴマ油以外の油は使ってはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/320.html

オリーブオイルの8割は偽物!? 騙されない為の美味しいオイルの選び方
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/331.html



【ゆっくり解説】スーパーで売っている 脳を壊すヤバイ油について
2021/09/05
https://www.youtube.com/watch?v=VEmYmK91ns4

スーパーで売っている 脳を壊すヤバイ油についてゆっくり解説します!

目次
00:00 脳を壊す油について
01:21 酸化した油
   ・時間の経ったお惣菜
   ・保存方法
04:23 サラダ油
   ・製造の過程
07:24 マーガリン
   ・トランス脂肪酸
11:04 大豆油
   ・加工食品の原材料として使われている
13:08 体にいい油
   ・オリーブオイル
   ・紅花油/菜種油/ひまわり油


▲△▽▼


オリーブオイルで手作りマヨネーズ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ciECvPOjPnI


【続コラボ回】手作りマヨネーズは実は簡単?!オリーブオイルを使って作る汎用性抜群の無添加最高マヨネーズができます【#17】
https://www.youtube.com/watch?v=0vFuPllKlVQ

オリーブオイルマヨネーズ

・卵黄 2個分
・バージンオイル 200cc
・白ワインヴィネガー 小さじ2
・塩 小さじ1/2
・白胡椒
・ディジョン産マスタード
小さじ1

00:00~OP
00:37~オリーブオイルトーク
04:42~料理・材料紹介
06:06~調理
12:40~失敗リカバリー法
17:16~完成・試食


▲△▽▼
▲△▽▼


糖尿病や高血糖の原因は血中糖分の過剰ではなく酸化した植物油の摂取


糖質制限の落し穴! 取るべき糖と控える糖
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2021/12/23
https://www.youtube.com/watch?v=k4BI2ACl_hw

最近では糖質制限ダイエットが流行っていて、
ダイエットをしていなくても
聞いたことがある方もいると思います。

⁡私は14年前にオーソモレキュラー栄養療法を知り、
当時では糖質制限が珍しく、すごく衝撃的でした。

私は、この糖質制限で
ご飯もパンもお砂糖も根菜類も食べなくなり
お肉や卵、油を使った料理が増えました。

そして、この生活を5年・・・・

あなたは、
私が5年つづけた糖質制限の結果
どうなったと思いますか?

今回の動画⁡
・私が5年続けた糖質制限で起きたこと
・固形物か食べられない状態からの脱却方法
・糖質制限の現状
・糖質制限を長く続けると出てくる病状&問題
・取るべき糖と控える糖とは⁡
・糖質制限ダイエットの注意点について⁡


▲△▽▼


本当に怖いのは、糖化より酸化した脂
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2023/05/13
https://www.youtube.com/watch?v=QT89D_h0S2Y

あなたは「糖化」と「脂質の酸化」
どちらが体に悪いと思いますか?


糖化とは糖とタンパク質が結びつき
タンパク質が変性します。


脂質の酸化は
今まで食べてきた脂が遊離して、
脂質が酸化されたものです。
酸化された脂質もタンパク質と結びつき、
タンパク質が変性します。

じつはどちらかというと
脂質の酸化の方が
怖いんです!


今回の動画
☑糖化とは
☑脂質の酸化とは
☑ヘモグロビンA1cとは
☑糖尿病の合併症
☑対策とは
☑糖尿病の合併症


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まじめに糖尿病食するほど筋肉、骨、関節がこわれる!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/09/04
https://www.youtube.com/watch?v=LKK27e87t_8

あなたは血糖が高めと言われるとどうしますか?

意外と糖が悪いと思って、糖を全て減らそうとする方が
いらっしゃいます。

でも、これ絶対にダメです!

糖をきる食事をすると
筋肉が減り
骨密度が減り
関節痛になります


今回の動画
☑三大栄養素の糖をエネルギーとして使う
☑エネルギー源の糖がない場合
☑糖質制限すればどうなるか
☑糖について
☑血糖が高いとは
☑血糖が上がる人はどういう人か
☑果糖を上手に摂り入れる方法
☑ハチミツをオススメする理由について


▲△▽▼


間違っています!糖尿病の本当の原因
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/09/11
https://www.youtube.com/watch?v=fIIQJR4BZs4

あなたは何をしたら
糖尿病になると思いますか?


甘いものをたくさん食べるとか
炭水化物をたくさん摂ると
糖尿になると思っていませんか?


じつは、戦前の日本人の食事は
カロリーが占める糖の割合が80%でも
糖尿病の方はあまりいませんでした!

では、今の現在人はというと
カロリーが占める糖の割合が60%と減り
糖尿病の方が増えています。


今回の動画
☑血糖値とは
☑血糖値が高くならない人は
☑血糖値が上がる理由
☑糖尿の原因とは
☑注意する油
☑戦前と戦後の食の違い
☑値糖尿の人は何をするべきか
☑油を控える調理法
☑果糖でエネルギーを摂るポイントについて


▲△▽▼


えっー!いいの?糖尿病でも ハチミツ!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/07/16
https://www.youtube.com/watch?v=ui4wxc74FxI

なるべく薬を使わずに健康になりたい!
 ハチミツを使った健康情報をお伝えするチャンネルです。

あなたは
「甘いものをたくさん食べると血糖が上がる」とか
「ハチミツもたくさん食べると血糖が上がる」と
思っていませんか?


また24時間血糖を測る機械もあります。
この機械を使うと食べるたびに
血糖が上がるのが分かるんです!

あなたなら、食べるたび血糖値が上がるのをみると
どう思いますか?


結構、多いのが、血糖が上がるのが怖くて
食べれなくなり、体調不良になる方です。


そんな方にもぜひ取ってほしいのが
ハチミツです!



今回の動画
☑血糖について
☑糖の種類
☑ブドウ糖の多い食品と果糖の多い食品
☑血糖値が高いということは
☑体がブドウ糖を使えなくなる理由
☑酸化しやすい油とは
☑糖尿の方の代謝
☑糖尿病の方のエネルギーの取り方&ポイント


あなたは
健康診断で脂肪肝と言われたとこが
ありますか?


脂肪肝とは
肝臓に脂肪がついてる状態
のことを言います。

脂肪がつくので
太っている方が多いと思うかもしれませんが
実は意外と痩せている方も多いんです!

しかも
脂肪肝ぐらいと放置してい置くと
大変なことになります。



あなどれない!危険な脂肪肝
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2024/02/10
https://www.youtube.com/watch?v=inZxsCDn9hI

今回の動画
☑脂肪肝とは
☑脂肪肝が悪化すると
☑ナッシュとは
☑脂肪肝の原因
☑植物油脂
☑栄養指導を受け指導通りにすると〇〇
☑運動に関して
☑解決策について




ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる - YouTube
https://www.youtube.com/@honey-Dr/videos
https://www.youtube.com/@honey-Dr/podcasts
https://www.youtube.com/@honey-Dr/playlists


ハチミツ栄養療法医やすこDr. 血圧・血糖・糖尿病 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLj3-xAkTFU9WQuW_nb8snjXVsqPuKhZw3

ハチミツ栄養療法医やすこDr. コレステロール・中性脂肪・脂肪肝 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLj3-xAkTFU9U9L3Ajycr50DjoU3ZJ2fFN

ハチミツ栄養療法医やすこDr. ハチミツ - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLj3-xAkTFU9V8vmbweQEfDR9LWLEfi5hn

米やパンや麺類の代わりに血糖値を上げないアカシア蜂蜜を食べて高血糖や糖尿病を治そう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16839102

ドライアイに ハチミツ!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843712

糖尿病や高血糖の原因は血中糖分の過剰ではなく酸化した植物油の摂取
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843578

脂肪肝・肝硬変・肝臓癌の原因は酸化した植物油の摂取
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16844464

料理に油を使ってはいけない、唐揚げやトンカツや天婦羅を食べてはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843855

シミの原因は、あなたが食べてきた脂!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843666

高血圧の原因は血中塩分の過剰ではなくミネラル不足
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843854

足がつる原因はマグネシウム不足
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843736

ナッツや野菜の正しい食べ方
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16843942


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【絶対NG】40代50代の糖質制限 ダイエットで○○が暴走
はちみつ かみんチャンネル
2023/10/19
https://www.youtube.com/watch?v=OtxLxicOw34&t=26s

わざわざ糖質制限をしなくても
日本人は ”適切な” 糖がほぼ足りていない傾向です

「角砂糖○個分」や「白砂糖」と聞いて
怖い...!という感情になるよう
無意識レベルで長年刷り込まれてきました


カラダが1番使いやすいエネルギー源が糖なのに
わざわざ糖質制限、しかも断糖レベルで、何年も...
それをカラダの機能が低下している
40・50代で実行するのは非常に危険です

(若くても表面化しにくいだけで、
実際体内はかなりのダメージを受けます)


糖以外をエネルギー源とした場合何が起こるのか、糖が入ってこないと体内では実のところ何が起こるのか、お話ししました

目次

00:00 砂糖たっぷり!かみん家の実態
03:55 結論 何が暴走するのか
05:39 五大栄養素 ミネラルサプリの危険性
07:39 三大栄養素の役割 糖の仕事とは?
12:16 糖代謝 糖が入ってこないと...
16:46 エネルギーが超消費される時とは?
20:47 副腎疲労 糖しか使えない臓器とは?
26:54 さらなる悲劇、骨折とむくみ
31:28 メタボリックスイッチのタイミング
35:54 今回のまとめ



【検証】アラフォーが毎日大さじ6杯のはちみつを食べ続けた結果
はちみつ かみんチャンネル 2023/07/03
https://www.youtube.com/watch?v=d1eL6bj_5tk

目次
00:00 はちみつの本当の効果を知るとどうなるか
02:15 はちみつの本当の効果とは
04:51 冷え性、ドライアイ、食後眠くなる真実
09:17 元気を奪いまくる真犯人
11:04 私のはちみつの本質
13:16 はちみつで変わったお客様例(慢性疲労・PMS生理痛・ダイエット)
16:26 まとめ・世界三大食品偽装
2:777 :

2024/03/12 (Tue) 10:49:37

中野瑞樹のフルーツおいしい手帳 – 2023/7/25
中野 瑞樹 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E7%91%9E%E6%A8%B9%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E6%89%8B%E5%B8%B3-%E4%B8%AD%E9%87%8E-%E7%91%9E%E6%A8%B9/dp/4309293212/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2NYGRPYLR63UY&keywords=%E4%B8%AD%E9%87%8E%E7%91%9E%E6%A8%B9&qid=1689749363&s=books&sprefix=%E4%B8%AD%E9%87%8E%E7%91%9E%E6%A8%B9%2Cstripbooks%2C187&sr=1-1


中野瑞樹はフルーツしか食べない!果物だけでも肌がきれい!
2023.10.28
https://geinou-resistance.info/6261.html

中野瑞樹『5200日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian
https://ameblo.jp/fruit-mizuki/


中野瑞樹 Mizuki Nakano
●元東大教員『体を張るフルーツ研究家』

『マツコの知らない世界』に3度出演。東大教員を辞職し、フルーツに身を捧げる。

2009年9月から、実験として、フルーツを中心に、99以上%果実だけの食生活を続けています。
甘いから太る、糖尿病になる、体が冷えるとされ、食べ過ぎ注意!と言われがちなフルーツ。
しかし、フルーツの食べ過ぎについての科学的な研究データはありません。
なので、フルーツを食べ過ぎたら、どんな変化があらわれるのか、身をもって調べています。
あくまで実験なので、いきなり私のような、果実だけの生活をするのは禁物です。

●趣味
家庭果園

●プロフィール
・和歌山県出身
・京都大学農学部卒(農学修士)
・元東京大学教員(工学部)
・元アメリカ国立 海洋大気庁 客員研究員




丸7年間「フルーツしか食べない男」が死ぬ覚悟で自らを実験台にした理由
[2016年09月21日]

■中野瑞樹(なかの・みずき)

和歌山県出身。子供の頃に観た『野生の王国』(TBS系列)がきっかけで砂漠緑化の研究者を目指し、京都大学農学部に進学。在学中にアメリカ国立海洋大気局にて客員研究員として従事。01年から4年間、東京大学工学部(経営工学系)で教員勤務。

04年よりフルーツの魅力を伝えるべく、フルーツセミナーを開始。09年9月からフルーツ中心に果実だけの食生活実験を始める。

現在、「身体を張るフルーツ研究家」「フルーツの伝道師」「現代の木食」として、講演や研修など多方面で活動中。

最新情報はブログにて
http://ameblo.jp/fruit-mizuki/
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/09/21/72199/4 


フルーツを中心に果実だけしか口にしない男・フルーツ研究家の中野瑞樹氏(40)

自らの体を張る、話題のフルーツ研究家・中野瑞樹(みずき・40)氏をご存知だろうか…。

なんとフルーツを中心に果実だけしか口にしない男だ。この6年と11ヵ月の間、ごはんひとつぶも、パンひとかけらもお肉も魚も、水もお茶もお酒も一滴も口にしていないとのことで、それでいて健康体を維持しているという。

フルーツが総合栄養食であるとの仮説の下、たくさん食べた続けた結果、人間の体にどういう反応が起きるのかを自らを実験台にして挑んでいるのだ。なぜ、そのような極端な食生活を送るに至ったのか? その具体的な成果は? 奇人変人にも思える、中野氏の覚悟ある人生に迫ってみた。

-フルーツだけの生活をスタートしたのはいつからですか?

中野 2009年の9月28日です。やろうと決めたのは2009年の5月です。ですので、4ヵ月以上かけて準備をしました。

-準備とは?

中野 お肉はその前、2006年の3月に止めていたんですが、肉以外の魚介類とかは普通に食べていました。やきそばやお好み焼き、カレーとかも普通に食べていましたし、ビールも飲んでいました。フルーツだけの食生活に入るにあたって、その前にフルーツ以外の食べ物への欲求、執着を取らないといけないと思い、それに4ヵ月かかりました。

-具体的にはどうやって執着を無くしていったのですか?

中野 山にこもることができるなら、それでよいのですがそうはいかない。で、日本はちょっと歩くとあちこちからいい匂いがしてくる(笑)。これがきつい。なので、ひとつひとつ自分に言い聞かせるように食べ納めをしていきました。「今日でもう最後だぞ。いいな」って感じです。ビールやアイスクリームも好きで…。特に故郷の和歌山にしか売ってない、子供の頃に大好きだった抹茶ソフトクリーム(グリーンソフト、玉林園)。わざわざ帰って食べ納めをしてきました(笑)。

最後のほうでは、スーパーや飲食店街をまだ食べたいものが残ってないかをチェックして歩いたり…。三大珍味のトリュフをまだ食べてないことに気がついて、わざわざ専門のレストランに行って食べたこともありました。それが完全に無くなって、このフルーツだけを食べる生活をスタートしたのです。だから今では、目の前でステーキを食べられてもビールを飲まれても、全く我慢していないので平気です。

-つまり、その準備に4ヵ月もかかったわけですね…。

中野 いや、正確に言うと実際にはもっと長いですね。スタートする6年前の2003年から朝食はフルーツのみでした。徐々にフルーツだけで生活できるように体質を変えていったわけです。なので、いきなり明日から突然フルーツだけで生活するといったことは絶対にマネしないでほしいのです。

理由は、腸内環境がフルーツに順応したものでないと栄養が足りなくなりますので。牛や馬が牧草だけでも大丈夫なのはそんな食生活に適応した独自の消化機構 や腸内環境があるからなんです。時間をかけて少しずつ腸内環境を変えていく必要があるので要注意です!


日本で最もきれいな体かもしれません


-誰もやったことのないことを確かめるために、自ら実験台になる気持ちはどうですか?

中野 私には師匠も指導してくれる先生もいません。全くの自己責任。ひょっとして、このことが原因で死ぬかもしれない。なので、死ぬ覚悟で始めたのは事実です。そうして、2009年の3月に、水やお茶も全く飲まず、ただ完全に果実だけを食べる生活を決意し、同年9月より実行に移して今に至っているわけです。完全果実生活を続けて、2500日を過ぎ、9月末で丸7年になります。

-具体的にフルーツしか食べない1日はどんな感じですか?

中野 朝起きて一番の食事は、お腹を膨らませるというよりは、水分を補給し、のどを潤(うるお)すことを目的に、水分が多く含まれるフルーツを取るようにしています。例えば、夏場だとスイカや梨や桃。冬場だとみかんなどです。在宅日か外出日かで、量はかなり変わります。忙しい日は、日中、仕事の合間にフルーツをつまんで食べるだけです。

ちなみに朝食、昼食、夕食という概念はないですね。喉が渇いたり、小腹が空いたら、こまめにフルーツを食べています。あとは、私が「キラフル丼」と呼んでいる、フルーツやトマトなどの果実野菜を細かく切った果実の盛り合わせを食べています。葉野菜や根野菜などは果実ではないので、一切食べません。忙しい日なら1回、終日在宅している時なら2回程度、この「キラフル丼」を食べています。

仕事で外出する時は、ペットボトルの代わりに水分が摂れるようにスイカをカットしたものとか、冬だとみかんを持って外出します。時間がない時はスーパーでカットフルーツを買うこともあります。

-水を全く飲まないのは大変じゃないですか?

中野 確かに大変ですけど、そもそも「純粋に果実だけを食べて、身体がどう変化するのか」を調べる実験をしているわけですから、水分も果実以外、極力入れたくないわけです。先ほどからフルーツと言っていますが、正確に言うと私が口にしているものは、フルーツだけでなはく果実と塩です。

果実というのは植物の実と種の部分のことです。日本では、果実のうち、水分が多めで甘いもの、あるいは甘酸っぱいものをフルーツと呼んでいます。りんご、みかん、柿、スイカ、メロン、いちごなど、スーパーのフルーツコーナーで見かけるものです。また樹木になる果実である、りんご、梅、栗、カシューナッツ、アボガドなどを果物と呼びます。野菜のうちで、トマト、きゅうり、なすびなど果実系野菜は果菜類と呼ばれます。

-そうだったんですね…。実際、その生活を6年間も続けられて、体にはどんな変化が?

中野 まず痩せてきました。フルーツを食べると、太るとか、中性脂肪が上昇するとか言われますが、全く逆です。どんどん痩せていきました。東大教員として勤務していた2003年頃は身長172㎝、体重が70kgありました。その後、朝食だけフルーツに変え、完全果実食を始めた09年9月28日には体重62.1kgだったので、6年間で8kgほど痩せました。現在は季節による変化はありますが、体重は50弱から54kg、ウエストは60から67cmの間です。ちなみに、血糖値も至って正常です。

冬眠前の熊の気持がよくわかりました

-そもそも興味を持ったきっかけと、フルーツだけを食べて生活しようと思ったいきさつを教えてください。

中野 きっかけは、私が東京大学(経営工学系)に教員として勤務していた頃(2003年)に『FIT FOR LIFE』という本に出会ったことです。80年代にアメリカで出版された本で、健康のため野菜とフルーツをしっかり食べましょうという内容です。その中に「フルーツは完全食である」と書かれてあるんです。私はその言葉を見た時、雷が落ちたかのような衝撃を受けました。

学生時代(京都大学農学部)、砂漠緑化の研究していたんですが、それを食い止めるのにボランティアとか研究のレベルでは砂漠化や森林破壊のスピード(毎年、北海道と九州合わせた土地の緑が消失) が速すぎて追いつかない。そこに経済、お金が関わる仕組みを作らないと解決しないと思ったんです。

そこで、世界中の公的機関が勧めるように、健康増進のために毎日しっかりフルーツを食べれば儲(もう)かるので、世界中の生産者さんたちがもっと実のなる樹を植えてくれます。緑が増えれば、地球温暖化対策にもなります。70億人でフルーツを食べること、それが解決策だと確信しました。

-なるほど、それで周りにもフルーツを勧めようと思われたわけですね。

中野 はい、本を読んだ1年後には、こじんまりとフルーツのセミナーを始めました。初回スタートは2004年の10月でした。会場費だけいただいて、ほんの少人数で始めました。とにかく、ひとりでも多くの人にフルーツの良さを伝えたいという思いから、週に1回くらいのペースで。しかしこの時点での私の食生活は、朝食をフルーツにするぐらいで、昼、夜は普通の食事をしていました。

-では完全に全食フルーツに変えるようになったのはどういう経緯から?

中野 いくら私がセミナーで「フルーツがいいですよ」と言っても、自分がフルーツを人より少し多く食べているくらいでは、説得力が弱いなと思ったのがきっかけですね。また、健康に良いことは理解してもらえるんですが、食べ過ぎたらダメだと思われるてる人が大変多かったのも理由です。例えば、太る、糖分が多いので血糖値が高くなり糖尿病になる、身体が冷える…等です。

私は「健康な人なら、少々食べ過ぎても大丈夫ですよ!」と言いたいのはやまやまでしたが、実際のところ私自身、食べ過ぎて一体どうなるのかわからない(笑)。なぜなら、誰もそんな実験をしたことがないからです。つまりエビデンス(実証)がないんです。

他の物も食べていては、果実以外の影響かもしれない。また一体、フルーツをたくさん食べた場合、人間の体にどういう反応が起きるのかを誰かが調べないといけない。私も科学者、研究者のはしくれです。じゃあ私がやってやろう、自分の身体を実験台にしてやってみようと思ったたわけです。ちなみに7年間、添加物を摂っていないので、日本で最もきれいな体かもしれません(笑)。

本当にどんどん痩せていきます!

-誰もやったことのないことを確かめるために、自ら実験台になる気持ちはどうですか?

中野 私には師匠も指導してくれる先生もいません。全くの自己責任。ひょっとして、このことが原因で死ぬかもしれない。なので、死ぬ覚悟で始めたのは事実です。そうして、2009年の3月に、水やお茶も全く飲まず、ただ完全に果実だけを食べる生活を決意し、同年9月より実行に移して今に至っているわけです。完全果実生活を続けて、2500日を過ぎ、9月末で丸7年になります。

-具体的にフルーツしか食べない1日はどんな感じですか?

中野 朝起きて一番の食事は、お腹を膨らませるというよりは、水分を補給し、のどを潤(うるお)すことを目的に、水分が多く含まれるフルーツを取るようにしています。例えば、夏場だとスイカや梨や桃。冬場だとみかんなどです。在宅日か外出日かで、量はかなり変わります。忙しい日は、日中、仕事の合間にフルーツをつまんで食べるだけです。

ちなみに朝食、昼食、夕食という概念はないですね。喉が渇いたり、小腹が空いたら、こまめにフルーツを食べています。あとは、私が「キラフル丼」と呼んでいる、フルーツやトマトなどの果実野菜を細かく切った果実の盛り合わせを食べています。葉野菜や根野菜などは果実ではないので、一切食べません。忙しい日なら1回、終日在宅している時なら2回程度、この「キラフル丼」を食べています。

仕事で外出する時は、ペットボトルの代わりに水分が摂れるようにスイカをカットしたものとか、冬だとみかんを持って外出します。時間がない時はスーパーでカットフルーツを買うこともあります。

-水を全く飲まないのは大変じゃないですか?

中野 確かに大変ですけど、そもそも「純粋に果実だけを食べて、身体がどう変化するのか」を調べる実験をしているわけですから、水分も果実以外、極力入れたくないわけです。先ほどからフルーツと言っていますが、正確に言うと私が口にしているものは、フルーツだけでなはく果実と塩です。

果実というのは植物の実と種の部分のことです。日本では、果実のうち、水分が多めで甘いもの、あるいは甘酸っぱいものをフルーツと呼んでいます。りんご、みかん、柿、スイカ、メロン、いちごなど、スーパーのフルーツコーナーで見かけるものです。また樹木になる果実である、りんご、梅、栗、カシューナッツ、アボガドなどを果物と呼びます。野菜のうちで、トマト、きゅうり、なすびなど果実系野菜は果菜類と呼ばれます。

-そうだったんですね…。実際、その生活を6年間も続けられて、体にはどんな変化が?

中野 まず痩せてきました。フルーツを食べると、太るとか、中性脂肪が上昇するとか言われますが、全く逆です。どんどん痩せていきました。東大教員として勤務していた2003年頃は身長172㎝、体重が70kgありました。その後、朝食だけフルーツに変え、完全果実食を始めた09年9月28日には体重62.1kgだったので、6年間で8kgほど痩せました。現在は季節による変化はありますが、体重は50弱から54kg、ウエストは60から67cmの間です。ちなみに、血糖値も至って正常です。


冬眠前の熊の気持がよくわかりました

-特に冬、体重が減って大変だと聞きましたが…

中野 はい、日本の冬は寒すぎるので、体温維持のため体内の脂肪をいっぱい燃やすせいか、夏よりもうんと痩せます。ナッツ類を食べなかった一昨年の冬は、体重が45kgにまで減ってしまい、ウエストも60㎝を切ってしまいました。この時はさすがにやばいと思いました(笑)。

なので、冬場などはフルーツだけではダメ。栗などで補い、体重維持に努めないといけないことがわかりました。確かに、冬眠する前の熊もどんぐりや木の実をお腹いっぱい食べますよね。そんな熊の気持がよくわかりましたよ(笑)。

-ということは、フルーツを食べ過ぎて太るというのは間違いだと…。

中野 間違いです。私を見ておわかりのように、フルーツだけだと本当にどんどん痩せていきます(笑)。今まで誰もそれをやってなかったから、そんな誤った見方がみんなに広まってしまったんだと思います。あと、冬は痩せて大変なんですが、逆に夏の暑さには強くなりますね。こまめに水分の多いフルーツを食べているせいか、暑くて体の調子が悪くなるとか熱中症のような症状は一切ないです。
(取材・文・撮影/日野和明)

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7年間「フルーツしか食べない男」が激痩せしても精力アップ、驚異の健康生活とは…
[2016年09月22日]


自らの体を張る、話題のフルーツ研究家・中野瑞樹氏(40)をご存知だろうか…。

なんとフルーツを中心に果実だけしか口にしない男だ。この6年と11ヵ月の間、ごはんひとつぶも、パンひとかけらもお肉も魚も、水もお茶もお酒も一滴も口にしていないとのことで、それでいて健康体を維持しているという。

フルーツが総合栄養食 であるとの仮説の元、たくさん食べた続けた結果、人間の体にどういう反応が起きるのかを自らを実験台にして挑んでいるのだ。なぜ、そのような極端な食生活を送るに至ったのか? その後編!

-フルーツを食べすぎると糖尿病のリスクが上がると言われるのは…。

中野 フルーツが糖尿病の原因だとか、糖尿病を悪化させるというのも全くの間違いです。現在のところ、健康診断でも私の血糖値は正常です。 国連WHOも、糖尿病予防のために毎日のフルーツ摂取を勧めています。日本糖尿病学会も、糖尿病患者であってもフルーツはビタミン、ミネラル補給に大切な食品なので一定量(一日80kcal)を摂ることを推奨しています。

フルーツで糖尿病を治療されていたドクター(故、外園久芳医師)もいらっしゃいました。そもそもフルーツが糖質が多いと思われていることが誤解です。いちご7%、もも9%、メロン10%、みかん11%、りんご13%、バナナ21%、ご飯37%、食パン44%、チョコレート52%、ドーナッツ59%です。

また、食後の血糖値の上昇度合いを示す指標のひとつに「GI」というのがあるのですが、フランスパン95に対して、グレープフルーツ25、リンゴ38、バナナでも52しかありません。中でも、糖尿病に良いと分かっているのは温州みかんです。温州みかんを旬の時期に3~4個(M寸)以上食べられている方は、糖尿病になるリスクが57%下がるという研究結果が今年3月、国立農研機構により発表されました。

-ちなみに、冬場に痩せすぎて困る他、大変なことは?

中野 先ほど、私が口にしているものは果実と塩だと言いましたが、フルーツに塩分は含まれていないので、フルーツのみの生活を始めて1ヵ月もすると、塩分が欲しくてたまらなくなりました。なので、途中から塩だけなめていました。よく野生動物のドキュメントなんかを見ていると、牛やカモシカが土や岩の中の塩をなめているシーンを見ることがあるんですが、草ばっかり食べている彼らが塩を欲しがる気持もものすごくわかりました(笑)。

-熊だけでなく、牛やカモシカの気持にも共感されたわけですね。塩分はどうやって摂取を?

中野 今は、スイカの皮の部分をぬか漬けにして食べるなどして塩分を摂るようにしています。スイカの外皮は、凍らせて解凍すれば柔らかくなります。とってもおいしいです。白いところは味はしませんが、しゃきしゃきして食感がたまりません。浅漬けなどもお勧めです。

-スイカの皮でぬか漬けという発想もスゴい(笑)。では、完全フルーツ食は体に良い変化をもたらしているんですね?

中野 いろんなことが起こりました。まず骨密度が一般の人よりも3割増しになっていて、検査した医師が驚愕されていました。そうなるメカニズムはよくわかっていませんが、フルーツにはクエン酸などが含まれます。クエン酸はカルシウムを水に溶けやすくする働きがあり、そのことが関わっているのではと推測しています。
あと、健康診断の時、腎臓の数値が良いと病院の先生がびっくりしていました。お肉などを摂ってないので老廃物が少なく、腎臓への負担が少ないからかもしれません。

その他には、肌がスベスベになりました。というのも、ボウボウだったすね毛も果実食に変えてから約2年ほどで抜けてしまったからです。また、嗅覚、味覚、触覚がとっても敏感になります。電車の中で、臭いをきつく感じることが増えたので、大概マスクを着けるようにしています。何か動物に近づいたような気分になれます(笑)。

10代と変わらず「もうギンギンですわ」

-非常にスリムな体型なのですが、運動した時のスタミナはどうですか?

中野 体力がついて疲れにくくなっています。たまに知人と山に登りますが、他の人がゼーゼー言っているのに私は平気です。体が軽くなったこともあるんでしょうが、息切れはしなくなりましたね。また一度、ちゃんと運動ができるのかということを調べるため、あるTV番組から密着取材されたことがありました。

朝から何段もある階段を登ったり、山を歩いたり、30秒で腕立て伏せやスクワットが何回できるかとか、深夜にはフィットネスクラブでロードランナーやらバイクなどいろんなテストを受けましたが、普段は運動をほとんどしてないのにほとんど平均以上の点数が出ました。医師も驚いてましたね。1日中、こまめにみかんを食べていたためなのか、後日、ほとんど筋肉痛にもなりませんでした。

-意外な結果ですね。その一方で頭のほうの働きにはどんな影響が?

中野 すっきりして頭の回転も良くなります。これは当然で、脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖。フルーツを食べることで、脳は速やかにブドウ糖を取り入れることができます。海外研究では、フルーツに含まれているポリフェノール類が脳機能を高めるという論文はいくつもあります。あと、アルツハイマーのリスクも下げる効果もあります。リンゴやイチゴがアルツハイマーのリスクも下げたり、進行を遅らせるといった研究論文もあります。

-確かに仕事や勉強している時、甘いものを食べると頭がすっきりする効果も…。

中野 とはいうものの、甘いものをケーキやお菓子で摂るのはカロリーが高すぎます。リンゴなんてチョコレートのカロリーの1/10ぼどです。イチゴなんてモヤシと一緒ですよ。だから、お菓子などをフルーツに置き換えることでカロリーを減らすことができて、健康につながるというわけです。

-ちなみに、大きな声では聞けませんが精力のほうはどうですか?

中野 精力はアップしていますね。そういう時になれば、(声を潜めて)もうギンギンですわ(笑)。10代の頃と変わりません。とにかくとても元気です(笑)。スイカをたくさん摂取している人は、シトルリンの効果で精力効果が期待できる血中アルギニン量が10%以上高いという研究報告があります。

またアメリカの研究では、オレンジやベリー類をしっかり食べるとEDに効果があるという研究報告もあります。私の知り合い(50代の男性)でも、毎日みかんを食べることでEDが治った方もいます。先ほど「味覚、臭覚、触覚がアップする」と言いましたが、言い換えると、敏感になって、あの時の感度も上がるということ。とにかく男性こそフルーツですよ(笑)。

「人付き合い」よりも「研究」を取った男

-これも聞きづらいのですが、排便にも変化はあるんですか?

中野 フルーツは消化が早いので、食べたらすぐに出る感じですね。色は食べたフルーツ色に着色されます(笑)。例えばスイカなら赤っぽく、みかんなら黄色っぽくなります。フルーツだけなら臭いは全くありません。ただ、ナッツ類をたくさん食べると、ナッツの脂質を消化できず白くなりますし、臭いがします。消化が悪くおなかも張るので、ナッツ類は控えて栗に変えました。栗だとナッツほど臭いませんね。

-完全フルーツ食のコストについてはどうでしょうか? 結構な金額になりそうですが…。

中野 確かに高くつきます。食べたことがないフルーツを店頭で見かけると買います。しかし、日常食としては、安い時期だと1千円から1500円 くらい に収まります。一番安くつくのが、値段の割に重量のあるスイカが出回る夏場です。スイカやメロンは、種以外は全部食すのでかなり安上がりです(笑)。外食にも行かないし、お菓子やコーヒーも摂らないので、トータルでは安上がりです。1日の食費が1年間で最も高くつく季節は温州みかんが終わった後の2月、3月あたりです。とにかくあんまりフルーツがないんです。イチゴはまだ高いですし。なので、1日2千円ぐらいかかります。

-最後に、他の人とは随分変わった生活を送られているわけですが、飲み会に行った時やデートの時はどのように?

中野 だんだん誘われなくなりましたね(笑)。大半の飲食店にはフルーツがありませんから、行っても何も飲食できずただ座っているだけですから。まぁ、そんな私を見ていて悪いと思ったのか、みんなだんだん誘わなくなってきました。親戚の結婚披露宴にも呼んでもらえませんでした(笑)。つまり、私はそんな「人付き合い」よりも「研究」を取った男なんです。人生でどっちかを天秤にかけて「研究」を選んだんです。

私は食事の前にフルーツを摂る「先フル」を勧めています。食物繊維のお蔭で食べ過ぎを抑えてくれるし、整腸作用も期待できます。ビタミンやミネラルのお蔭で新陳代謝は上がるし、摂りすぎた塩分を排出してくれるカリウムも豊富です。私の影響で東京や大阪で先フルを始めたお店も出てきました。私が通えるフルーツを食べられる飲食店を増やしたいです(笑)。

-結局、中野さんにとってフルーツとは?

中野 ひと言でいうと「愛」です。フルーツは自ら食べごろになると、赤や黄色に色づき、香りを出し、柔らかく甘くして人や動物に食べて欲しいと訴えているんです。あらゆる食べ物の中で唯一食べさせたがっているのがフルーツです。私たちがもっとフルーツを食べれば儲かるので、生産者さんたちが実になる植物を植えてくれます。そうすることで地球の緑は増えます。木も増えるので地球温暖化対策にもなります。70億人の誰もが関わることができます。

きれいになりたい、おいしいものを食べ続けながら生涯健康でいたいという個人的な欲求(エゴ=EGO)を満たすために、毎日フルーツを取り入れるだけで、「EGO」の角がとれて「ECO」になります(笑)。「EGO」+「フルーツ」=「ECO」。フルーツは次の世代にきれいなバトンをつなぐ鍵です!
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/09/22/72200/


3:777 :

2024/03/12 (Tue) 11:55:37

江戸時代の都市民は白米ばかり一升飯だったけど糖尿病にならなかった


江戸では白米ばかり一升飯

脚気を「江戸患い」と言った事から地方では玄米か麦でしょう

江戸では朝にご飯を炊いて晩は冷たい飯を食べました

京都は逆で晩に炊いて朝は茶粥にしました


銀シャリは江戸の華

江戸時代ももちろん主食はごはんですが、農民ではない江戸の町人たちはお米をどのように入手していたのでしょうか。

江戸時代は「石高」が財力や資産をあらわしていたように、お米が経済の基礎でした。その米が、江戸の町には全国から100万石も集まり、50あまりの米蔵に納められていました。今でも台東区(たいとうく)の蔵前(くらまえ)などの地名に、その名残が伺えます。そこから俸禄米(ほうろくまい)が武士たちに給料として与えられ、余った分は米問屋に売られましたが、その米問屋は搗き(つき)米屋に卸し、そこから町人へと流通していました。

搗き米屋が登場したのは承応(1652~55)から明暦(1655~58)にかけて。それまでは玄米もしくはそれぞれが適宜搗いて食べていたと思われますが、それ以降は三分、五分、七分などお客の好みに応じて搗いていたようです。


白米を食べるようになったのは、元禄(1688~1703)の頃といわれています。

また、このころから1日2食から3食へと移り変わります。

白米~銀シャリは当時、何よりのごちそう。おかずは質素でも白米を好んで食し、なんと成人男子で1日5合も食べていたようで、白米を腹一杯食べられるのが江戸っ子の自慢でした。

ところが、白米が町民に定着するにつれ「江戸わずらい」、つまり脚気(かっけ)が流行するようになります。原因はぬかの部分に多く含まれるビタミンB1の欠乏で、その部分を食べていた時代にはない病気でした。もちろん、当時は原因や対処法などは知られていなかったので、時には命を落とす人もいたようです。参勤交代などで江戸に詰めている武士や、地方からやってきた商人などにも多く発症するものの、故郷に帰ると自然と治ってしまうので「江戸の奇病」として恐れられていました。このことから逆に、江戸以外の地方では白米ではなく、ビタミンB1を含む玄米や麦飯などが食べられていたことが伺えます。

今では炊飯器で簡単にごはんが炊けますが、かつてはかまどで炊いたので、火をおこすだけでも大変な労力でした。よって、ごはんを炊くのも1日1回。

朝にごはんを炊き、朝は炊きたてのごはんを食べ、昼と夜の分はお櫃(ひつ)に入れて保存していました。夕食にはごはんが冷えてしまっているので、お茶漬けで食べることも多かったようです。ちなみに上方では昼にごはんを炊き、朝夕の冷やごはんは茶粥にしてというのがパターンだったようです。


食卓は一汁一菜が基本。

朝食ならごはん・みそ汁・漬物という献立がポピュラーで、力仕事に就く職人にはこれに納豆が加わるという程度でした。

好まれた食材は納豆、豆腐、シジミなどの貝類、イワシやサンマ、大根、青菜類。

魚はごちそうでしたが、マグロは下魚(げぎょ)とされ、特にトロの部分は嫌われて肥料として使われていたとか。今聞くと何とももったいない話ですよね。ほかにも煮売屋(にうりや)がお惣菜を売りに来るなど、冷蔵庫などなくても食材に不自由することはなかったようです。


文政(1818~30)年間の記録によると、納豆が4文、シジミが1升で6文、水菜や小松菜などは3文か4文くらいで家族分がまかなえるくらいという相場です(ちなみに今の感覚でいえば1文は20~30円程度)。

一方で、お米は「百相場」(ひゃくそうば)といって、毎日100文で買えるだけのお米を買うのが習慣だったようです。

お米の価格は作の豊凶(ほうきょう)で移り変わるので、100文で1升買えるときもあれば3合しか買えないときもあったようですが、いずれにせよお米がいかに高かったかがわかります。それでも江戸の庶民たちはお米に執着し、とにかくごはん~銀シャリが大好きだったのです。
http://gogolesson.jugem.jp/?eid=33

因みに、インドの最低カーストの極貧民も白米ばかり食べているけど誰も糖尿病にはならない
4:777 :

2024/03/12 (Tue) 11:58:00


2021.03.26
戦国時代の侍は1日6合食べていた!? 縄文から現代までの「日本の糖質史」
https://tarzanweb.jp/post-229774

糖質制限する現代人を見たらご先祖様は腰を抜かすに違いない。米とは約3000年、砂糖とは数百年の付き合い。日本人と糖質の歴史を振り返ってみよう。


縄文・弥生時代

稲作前に日本で食べられていた糖質。

日本人は、摂取エネルギーの約40%を糖質主体の穀類から摂っている。その主役は米だが、日本人が初めに口にした糖質はおそらく米ではない。話の始まりは、縄文時代。いまから約1万5000年ほど遡り、2400年ほど前まで1万年以上続いた。

縄文=狩猟採集の時代というイメージが強いけれど、昨今の研究ではすでに原始的な農耕が局地的に行われていたという説が有力になっている。縄文前期の鳥浜貝塚(福井県)では、中国大陸から渡来したと思われる小豆、エゴマ、緑豆、ヒョウタンなどの作物を栽培していた痕跡が見つかる。これらの作物からはいずれも糖質が採れる。

その縄文時代が終わりに近づくと、氷河期が終わって温暖化が進む。氷河が解け、海水面が上昇して、日本は四方を海で囲まれた現在のような島国となる。21世紀に入ると温暖化は諸悪の根源のようにディスられているが、縄文時代に進行した温暖化は落葉樹や照葉樹の豊かな森が生い茂る契機となった。

温暖化の恵みとして縄文人が手に入れたのが、栗、栃の実、クルミなどのナッツ(堅果類)。これらのナッツから貴重な糖質が得られるようになる。

「堅果類はそのままでは食べられません。何らかの方法でアク抜きをし、砕いてクッキーやパン状に加工してから食べていたようです。実際、遺構からは炭化した“縄文クッキー”も見つかっています」(梅花女子大学で食文化を研究する東四柳祥子教授)。

縄文時代の貝塚からはカツオ、サケ、牡蠣、アワビといった魚介類、シカや猪といった中型獣を食した痕跡も見つかる。だが、こうした獲物が毎日確実に得られるわけではないから、縄文人は摂取カロリーの約80%をナッツなどの植物性食品で賄っていたと考えられる。

また青森県の縄文集落跡「三内丸山遺跡」では、すでに栗の人工林を管理&保護していたことが指摘されている。

縄文晩期に稲作が伝わる。弥生期に本格化。

米作りが定着し、集落が生まれた。それが格差の始まり。
そして縄文の終わりには大陸から稲作が伝わり、日本人の食文化のみならず、社会経済をガラリと変えた。

米作りが本格化するのは、約2400年前に始まる弥生時代。日本は農耕社会へ変貌し、米や麦、雑穀などの糖質を主食に、狩猟・漁労・採集で得たものをおかずとする食生活の基礎ができる。

「弥生時代の遺跡から木製の匙が出土することから、米は雑炊や粥状で食べていたようです。稲作と同時に、淡水魚を米と塩で漬け込む発酵食品・なれずしの製法も伝わっています」

本質的には自然物採集社会だった縄文時代は、貧富の差が少ない平等かつ平和な社会だった。でも、米作が盛んになった弥生時代は豊かになった反面、身分格差が生じ、米などの余剰生産物を奪い合う争いが絶えなかったともされる。



古墳・奈良・平安時代

米の価値が高まり、農民は雑穀から糖質を摂取。
弥生時代は500年ほどで終わり、4世紀からは古墳時代がスタート。

この時代、仏教が伝来。殺生を禁じる仏教思想が広がり、675年には肉食禁止令が発布される。背景には、農繁忙期に獣肉を食べると農業が失敗するというジンクスもあったようだが、これは日本人のタンパク源が鳥獣の肉類から魚介類中心へとシフトするきっかけとなる。

また、醬油や味噌の原形となる発酵調味料・醬(ひしお)の製法も伝わった。米は糖質リッチで栄養価に優れるほか、貯蔵が容易なことなどもあり、数ある作物でも特別な地位を獲得する。

平城京(奈良)に都を移した8世紀の奈良時代から、米を主税とし、水田開発を推し進める経済システムが始動。以来、米の希少性は高まり、国造りの要ともなる。ただし、奈良期に米がたらふく喰えたのは貴族層だけ。農民たちは黍、粟、稗、小豆など雑穀から糖質を得ていた。

清少納言も食べた樹液のかき氷。
この頃、遣唐使により、唐菓子がもたらされる。唐菓子とは、米粉や小麦粉などをこねてさまざまな形に成形し、揚げたもの。『土佐日記』には唐菓子を扱う店がすでに描かれており、庶民の世界にも浸透しつつある様子も窺える。

唐菓子に甘みを付けるのは、砂糖ではなく、甘葛(あまづら)という植物の樹液から採れる甘味料。甘葛は縄文時代の貝塚からも見つかるので、日本最古の甘味料ともいえる。平安期の清少納言の『枕草子』には、「甘葛をかけたかき氷が上品」という記述もある。


清少納言は植物の樹液で作る甘味料をかけたかき氷を好んだ。
一説には、砂糖を初めて日本にもたらしたのは、かの鑑真とされる。しかし、当時の砂糖はまだまだ希少品であり、貴族や高僧の薬として用いられており、庶民には高嶺の花だった。




平安時代には酒造りの技術も発達。

奈良から京都への遷都で開幕した平安時代は、8世紀末から約400年続く。その間に遣唐使が廃止され、唐文化を日本風にアレンジした国風文化が開花する。平安時代には、貴族たちの宴会用として「大饗料理」がブームとなる。

大饗料理は、大きなテーブルに向かい合って坐り、卓上に並べられた単品料理を共有する食事形式。各々に用意された箸と匙で料理を取り、醬、酒、塩、酢で自分好みに調味しながら食べた。テーブルには当然ご飯も並ぶが、それは私たちが知っているものとは異なる。

「ご飯は茶碗に高く盛り付ける高盛りで、その高さで歓待の気持ちを表しました。当時は玄米を甑(こしき)などで蒸した“強飯(こわいい)”が主流でしたから、きっと食べにくかったはずです」

甑とは、底に穴の開いた土器製や木製の深鉢状の道具。ルーツは弥生時代まで遡るとされる。

またこの時代には酒造りの技術も発達。すでにバラエティも出始める。丹波の栗、信濃の梨、河内の味噌、飛騨の餅、鎮西の米など各地に名産品も生まれ、貴族は地方の珍味も楽しんでいたようだ。



鎌倉・室町・安土桃山時代

一汁三菜という和食の基本が成立。

12〜14世紀、都が京都から鎌倉へ移り、武家政権に移行する鎌倉時代には、食文化にも少しずつ変化が起こる。質実剛健を重んじる武士は、玄米を主食に一汁一菜の簡素な食事を好んだ。

武士が支持した禅宗の影響により、動物性の食材を避ける精進料理も発達。和え物などで野菜をおいしく食べる工夫が広がるようになる。身分を重んじる武家社会の宴会では、同じテーブルを大勢で囲む大饗料理を嫌い、個人用の銘々膳で食事をする「本膳料理」を採用するようになる。お膳の数で、身分の違いを表す仕組みだ。

大陸帰りの禅僧は、修行中の間食として「点心」を伝えた。これを機にうどんや饅頭など、小麦粉を用いる粉モン文化が広がる。

「禅僧たちは中国の“羊羹(羊のスープの意)”にヒントを得て、小豆や葛の粉などで工夫しました。初めは甘みのない精進料理でしたが、室町時代には“砂糖羊羹”という記述が見え、甘くするアレンジが見られるようになります」

再び都が京都へ戻る室町時代には、貴族と武家の食文化が融合。現代日本の食文化&糖質文化のプロトタイプが整う。本膳料理のルールに基づき、ご飯を左、汁を右に置くスタイルが確立。ご飯の炊き方も、水を加えて炊き上げる「姫飯(ひめいい)」が主流となる。

見逃せないのは、鎌倉・室町時代に大豆の生産量が増加したこと。これにより、舐める味噌から飲む味噌汁への移行が進み、ご飯+味噌汁という最強タッグが爆誕する。


軟らかく炊いたご飯と、味噌汁という最強タッグが爆誕する。
南蛮人がもたらした新たな糖質源。
お次は安土桃山時代。近世の幕開けだ。

偉人・千利休が精神性を重んじる侘び茶を創造。茶事で供する軽い食事として「懐石料理」が興る。季節感と温度を重んじ、器との相性や盛り付けに工夫を凝らした懐石料理は、和食を洗練させた。

南蛮人(ヨーロッパ人)との交流が盛んになったのもこの時代。砂糖や卵を使ったカステラ、ボウロ、金平糖などが持ち込まれ、主に上流階級で享受された。また、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャといった新たな糖質源が渡来して日本に根付く端緒となった。


ヨーロッパ人が来日。甘い金平糖などの南蛮菓子が伝来する。
奈良時代以降、日本人の食事は米食中心。昔は一体どのくらい食べていたのか。戦国時代の資料では、侍は玄米と麦などを混ぜたものを1日最低6合食べていたとか。これで約3150キロカロリー。多すぎるように思えるが、腹が減っては戦ができない。戦場の運動量から逆算すると6合は最低ラインだろう。

「戦国期の籠城時には1人1日6合以上もの米を用意したとの記録もあります」

一方1日の食事回数も、鎌倉時代の頃より、3食化への兆しが見え始めるようになる。しかし農作業で忙しい時期などは、活動量に応じて5~6食の日もあったといわれている。



江戸時代

日本版ファストフード「一膳飯屋」が誕生。

17世紀から始まる江戸時代。政治経済の要衝の地となった江戸では、さまざまな糖質文化が花開く。

庶民向けの外食業が隆盛。一膳飯屋(定食店の走り)に加え、屋台の天ぷら、すし、そばなどがブームとなる。現代のオフィス街と変わらない顔ぶれ。糖質主体の日本版ファストフードだ。江戸には地方から職人が集まり、独身者が多かったのが、外食が栄えた理由という。

庶民を尻目に豪商が通う江戸の高級料理屋では「会席料理」が人気を集める。お酒を飲みつつ、一品ずつ料理を味わうスタイルで、現代の料亭料理の原形。読み方は同じだが、懐石料理ではご飯は初めに出るのに、会席料理では〆に出る。

白米食の広がりとともに、脚気が流行。
それまでご飯は玄米主体だったが、豊かになった江戸では、従来は身分の高い人しか手が出なかった白米食が広まる。白米では胚芽に多いビタミンB1が不足する。この頃は副菜よりむしろ米飯メインの食事でもあったため、B1欠乏に直結。それによって、脚気が流行したのである。江戸特有の病ということで、「江戸煩い(えどわずらい)」とも呼ばれた。



これまで砂糖は海外からの輸入に頼っていたが、江戸期にようやく砂糖の国内生産が始まる。幕府が製糖を奨励し、砂糖の製法書も編まれた。茶の湯の普及に伴い、砂糖を使う上菓子が発展する。白砂糖の使用を許された上菓子屋のなかには、幕府の御用菓子屋として活躍する者も出てきた。

一方、庶民もまた大福、桜餅、安倍川餅などの餅類、団子類、せんべい類、まんじゅう類、きんつばなどの甘い菓子を茶屋でカジュアルに頬張った。時代劇でもお馴染みのシーンだ。

江戸っ子が愛したのは、気取らない餅菓子、団子だった。

明るい話ばかりではない。江戸期には、寒冷化などの異常気象による飢饉が東北地方などで頻発した。それを救ったのは、他でもない糖質系作物。救荒作物としてサツマイモ、ジャガイモ、ソバなどの栽培が奨励されたのである。



明治・大正時代

洋風の糖質料理が登場。家庭料理で砂糖を使うように。

文明開化に沸いた明治時代には、食文化にも何度目かの大改革が起こる。鉄道、電気、ガスといった西欧文明とともに、その料理も変容。料理書では、ライスカレー、コロッケ、マッシュポテト、アップルパイなどの憧れの洋風の糖質料理が紹介される。

肉食も見直され、明治期には多くの牛鍋屋が繁盛した。牛鍋とは、牛肉とネギを味噌や醬油で味付けしたもの。動物性のタンパク質と脂質の摂取を増やすいわゆる「食の欧米化」は、明治時代にスタートしたのである。富国強兵で欧米諸国と肩を並べるには、食事を変えて壮健な体質を手に入れることが先決と考えたのだ。

さらに19世紀末の日清戦争により、清国から譲渡された台湾は砂糖の一大供給地となり、砂糖は贅沢品から一般的な調味料になる。砂糖の大衆化で、家庭料理のレシピに砂糖を入れるものが登場する。和食は砂糖を多用する世界的にも珍しい料理だが、その発端は明治期だったのだ。

日本の家庭料理は砂糖を使う世界的にも珍しい料理へ進化する。
白米食がさらに広がり、脚気患者が増大。
明治期には白米食が全国的に広まり、脚気は「江戸煩い」から国民病となる。軍隊でも、脚気患者の減少が課題となり、食事をパン、野菜、タンパク質がメインの洋食に切り替えた海軍では改善の兆しが見えたのに対して、脚気の原因を細菌だと主張していた陸軍では大量の死者を出した。

明治政府は富国強兵の原資として生糸の輸出を進め、製糸工場には地方から多くの女工が集められた。彼女たちにとって白米食の給食は魅力的だったが、結果的に多くの女工もまた脚気に倒れる。

20世紀に白米偏重の食事を見直すまで、日本人は脚気に悩まされ続けた。しかし近代の幕開けとともに栄養学が伝わる。西洋から新しい知識が入り、炭水化物を意味する「含水炭素」という言葉が早くも明治期から使われ始める。

「栄養学は大正時代に発展します。やみくもに西洋食に走るのではなく、タンパク質の供給源として、肉や牛乳の価値が改めて注目されました。また学校での児童への牛乳の飲用指導も確認できます」



昭和時代〜現代

昭和初期は戦争により、砂糖が贅沢品に。

昭和初期は戦争の時代。太平洋戦争中に台湾からの砂糖供給ルートが途絶え、終戦で台湾を失い、砂糖は再び贅沢品となる。スーパーなどで自由に砂糖が買える今からすると考えられないが、1952年まで砂糖は配給制だったのだ。

戦後しばらくはチクロなどの人工甘味料の消費が増えたが、のちに安全面から使用禁止に。砂糖の供給と消費が拡大するのは、63年に砂糖の原料となる「粗糖」の輸入が自由化されてからである。

近年はダイエット志向の高まりもあり、甘味を避ける傾向が顕著に。砂糖の消費は73年をピークに右肩下がりとなり、現在は最盛時の70%前後に留まる。


1962年をピークに、米消費が減少。

高度経済成長で日本が豊かになると、「食の欧米化」が再燃する。ファストフードやファミレスが次々と上陸して米の消費量が減り、対照的に肉類や牛乳・乳製品などからの動物性のタンパク質と脂質の摂取が増える。

戦後1人当たりの米消費量がいちばん多かったのは62年。その頃は1人が1日にご飯茶碗5・4杯食べていたが、現在は2・4杯と半分以下である。欧米化などの嗜好の変化も関わるが、米消費量が減ったのは活動量の低下を反映したもの。日本人は世界でもっとも坐っている時間が長い。じっと坐っているばかりで運動不足だと、昔の農民や兵士のように大飯を喰らう必要はない。

「コロナ禍でスーパーへ買い物に出かけたら、米はあるのにパスタが売り切れで、米離れを改めて実感しました。ヨーロッパでは米は野菜の一種として扱われます。私たちも米の新たな調理・活用法を模索する時期に来ているのかもしれません」
https://tarzanweb.jp/post-229774
5:777 :

2024/03/12 (Tue) 12:01:20

炭水化物を食べたほうがやせる!制限は人体に危険で太りやすく、常に眠気で脳機能低下
2016.06.18 構成=編集部 Business Journal

 糖質や炭水化物を制限した食事でダイエットすることが広く定着しつつあるが、その「常識」に正面から異議を唱える学者が話題となっている。京都大学名誉教授で、正しい食生活と体づくりを提唱しつつ、自らも実践して65歳となった今でも体脂肪9.8%を維持している、森谷敏夫氏だ。

 森谷氏は4月、


結局、炭水化物を食べればしっかりやせる! – 2016/4/20 森谷 敏夫 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%90%E5%B1%80%E3%80%81%E7%82%AD%E6%B0%B4%E5%8C%96%E7%89%A9%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%9B%E3%82%8B-%E6%A3%AE%E8%B0%B7-%E6%95%8F%E5%A4%AB/dp/4537213809


を上梓し、賛否両論含め話題が沸騰している。昨年7月には『世界一受けたい授業』(日本テレビ)に出演し、同氏が考案した炭水化物を摂取してやせる「京大式ダイエット」を紹介し、大きな反響を呼んだ。

 森谷氏は、「炭水化物を取らなければやせるという考え方は、まったくの間違いで健康にも有害」と指摘する。

「炭水化物は、脂質の半分しかカロリーがありません。むしろごはんは腹持ちが良く、炭水化物のほかに、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を含み、決して太りやすい食べ物ではありません」(森谷氏)

 では、なぜ炭水化物は「ダイエットの敵」のように扱われるのか。

「ただし、消費されなかった炭水化物の余剰分は、グリコーゲン(糖質のエネルギー)として体内に取り込まれ、肝臓や筋肉に保管されます。このグリコーゲンは、その質量の3~4倍の水と結合して蓄えられるという性質を持っています。そのため、ごはんを食べすぎると、余剰分の量の3~4倍体重は増えることになります。反対に、ごはんを減らせば、ほかの食事を減らした場合よりも体重が3~4倍早く落ちる計算になります。

 これが、「ごはんを減らせばやせられる」という誤ったダイエット神話につながったと考えられます。しかし、この場合に減ったのは体脂肪ではなく、ほとんどが水分です。そのため、ごはんを減らした食生活を続けても、やがて体重の減りは鈍化し、食事内容によっては簡単にリバウンドします」(同)
炭水化物制限で減るのは体内に蓄積した水分だけ

 つまり、炭水化物を減らしても体脂肪が落ちるのではなく、グリコーゲンと共に蓄積される水分だというのだ。

「リバウンドしやすいというだけではなく、脳の唯一のエネルギー源となる糖が不足することで、脳は体の活動を低下させようとします。具体的には、眠気を催し、極力体を動かさないようにするのです」(同)

 眠気に襲われやすく仕事に集中できない、電車内では常に寝ている、体を動かすのが億劫だといった症状がある人は、もしかしたら炭水化物不足が原因かもしれない。
「単品の食品を取り続けたり、炭水化物など特定の栄養素の摂取を制限する食事は正しいダイエットではありません。これらは体重を落とすことのみに焦点を当てた方法で、体脂肪を落とせず、健康を害する可能性の高いものです」(同)

 やはりバランスの取れた食事と、適度な運動が大切ということだ。森谷氏は、正しい食事を前提とした上で、「炭水化物を正しく取ることでやせられる」と主張する。
「たとえば、お酒を飲んだ後などに、シメとしてラーメンやうどん、お茶漬けなどの炭水化物が欲しくなることがあります。これは、食事中に糖分が不足していたため、満腹感を得られていなかったことが原因です。糖分を取っていれば、脳は満腹感を得られます」(同)

 つまり、食事の際には、まずごはんを食べることで、その後に飲み食いする量を抑えられるというのだ。腹を膨らませるのではなく、脳に満腹感を与える。それが食べ過ぎを防ぐことにつながる。

 主食である炭水化物を我慢して懸命にダイエットに励んでいる方も多いようだが、それで体を壊しては意味がない。正しく炭水化物を摂取して、健康的にやせるこの理論、試してみてはいかがだろうか。
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15530.html
6:777 :

2024/03/12 (Tue) 13:03:19

糖質制限では糖尿病は治らない _ 肝機能障害・糖尿病・認知症の原因は植物油だった

加熱した植物油が肝臓を疲弊させる → 肝臓機能が低下すると糖尿病・認知症になる

加熱した植物油が肝臓を疲弊させる


 食事は思想の影響を受ける

日本では、「植物=健康」であり「動物=健康を害す」という認識があります。それは、天武天皇が675年に「四つ足禁止令」を発令したところまで逆のぼります。人口が増え上流階級が食す肉が減ってきたことで、このような法律を発令したという説があります。

この法律は、その後何度も発令されていますが、その背景には一般市民が肉食だっだことを裏付けています。また、ウサギを食べると「三つ口」になるとか、殺生すると「罰があたる」などのデマを流し、動物を食べることは健康に良くないという思想を一般市民に根付かせました。

また、日本人は農耕民族であり「米には神様が宿る」などの思想も広めました。それらの影響が浸透し、「植物=健康」で「動物=健康を害する」という思想が定着しました。

その影響を最も受けたのは「脂質(油脂)」です。例えば、数年前までバターは体に悪く、マーガリンは体に良いといわれていました。その教えで、日本人の多くはマーガリンを使っていました。しかし、欧米ではマーガリンが体に悪いということが発表され使用を禁止した国が増えたにもかかわらず、日本は根強い植物信仰があり、現在でも給食などでマーガリンは使われています。

マーガリンの何処が悪いのかというと、植物油は非常に酸化が早いことです。マーガリンは、植物油を高温で加熱して製造します。その際に油の分子構造は不自然な分子構造に変化してしまいます。この状態を「トランス脂肪酸」といい、その変化した油は肝臓に負担をかけたり、アレルギーを引き起こす原因になります。

 崩れてきた植物油神話

地中海地方に暮らす人たちに心臓病での死亡率が低いことで、オリーブオイルが健康に良いと認知されました。そこで日本でもオリーブオイルを摂る人が急増しました。

しかし、その油も抽出法や摂取法よっては問題があります。ここでそのことをまとめます。

 ・地中海地方の油の抽出法や摂取法:

 ①オリーブオイルを抽出する際は、熱を加えず低温で圧搾(圧力を加え搾る)する

 ②低温圧搾したオリーブオイルを加熱することなく料理に使ったり飲んだりする

 ・日本での油の抽出法や摂取法:

 ①オリーブオイルを抽出する際に、熱を加え薬品抽出した商品が多い

 ②欧州から輸入されてくる間に酸化が進む

 ③日本ではオリーブオイルを加熱調理に使う

上記したことが大きな違いです。また、日本人は植物油に熱を加えるとそれらが猛烈に酸化するという知識に乏しいため、オリーブオイルで炒め物をしたり、揚げものを作ったりします。そのことで、油の性質は変化し、過酸化脂質というとても怖い物質ができてしまいます。

ここで理解してほしいことは、地中海地方の人に心臓疾患が少ない理由は無農薬で栽培した油を低温圧搾し、それを熱を加えず短期間で使い切るからです。


 日本は揚げもの天国である

上記したオリーブオイル以外でも植物油のほとんどは加熱により猛烈に酸化します(ココナツオイルは除く)。しかし、世間で販売している商品の多くに「植物油使用」と書かれています。それを見た日本の消費者はその言葉に安心感を憶え購入します。

しかし、高温の調理で酸化しにくい油は、ラードやバター(飽和脂肪酸)であり、植物油(不飽和脂肪酸)は加熱によりすぐに酸化します。

日本人が多く食べる食品に、唐揚げやトンカツがあります。それらが人気がある理由は、植物油を高い温度まで上げ調理することでおいしさが増すからです。しかし、そのことで油は、過酸化脂質という体にとって好ましくない物質に変化します。

過酸化脂質の影響が皮膚に及ぶとシミやしわ、くすみなどの原因になり、血液や血管に及ぶと動脈硬化や血栓の原因になります。また、人は60兆の細胞があり、その外側に細胞膜があります。この膜は物質の取り込みや排出などとても重要な役割をしていますが、過酸化脂質は細胞膜を傷つけてしまいます。

脂肪が体に悪いというのは、高温で調理したことにより発生する過酸化脂質が生まれるからです。この過酸化脂質の分解は肝臓が一手に引き受けています。なぜなら、この過酸化脂質は体内で病気発症の原因になるからです。

しかし人は、過酸化脂質を生む食材を過食します。そのことで過酸化脂質を分解処理する肝臓が疲弊していきます。そのことで肝機能障害を引き起こされることもあります。

現代人に最も不足しているのが上質の油です。上質の油は抗酸化作用があったり脳を活性させたり、人の営みには欠かせない物質です。しかし同じ油でも、高温で調理されたり長期間放置された油は酸化してしまい、健康を害する食材に変化します。

皆さんが何気無く食べている、パンやお菓子など多くの食材を作る過程で、植物油を高温で加工したものが多くあります。それらはとても美味しく中毒性がありますが、 酸化してしまった油を摂取することが肝臓を疲弊させ、大病になる可能性を高めるということを認識してください。
http://karada-naosu.com/category8/en275.html

糖尿病を誘発する病気


肝機能障害

肝臓は、食後に急激に増加した血中のブドウ糖をとり込むことで、一定量の血糖値を維持するという機能をもっています。また肝臓は、インスリンがすい臓でつくられるための原料となる栄養素を供給しています。
そのため、過食や過度の飲酒、ウイルス性肝炎などによって肝機能が障害されると、糖尿病が誘発されやすくなります。


すい炎

過度の飲酒や、遺伝、胆石症などの原因によりすい臓に炎症が起こるすい炎は、糖尿病を誘発するといわれています。インスリンを分泌するすい臓が直接障害されるため、おのずとインスリンの分泌能も低下してしまいます。
http://www.dm-town.com/oneself/know06.html


肝臓と糖尿病、血糖を管理しているのはこの臓器!

糖尿病というとインスリンを分泌する膵臓をまず思い浮べますが、血糖値を精密にコントロールしているのは実は肝臓なのです。この肝腎かなめの臓器が現代人の生活習慣で危機を迎えています。


糖尿病というとインスリンを分泌する膵臓をまず思い浮べますが、血糖値を精密にコントロールしているのは実は肝臓なのです。

この肝腎かなめの臓器が現代人の生活習慣で危機を迎えています。糖尿病だから肝臓も悪くなるのか、肝機能が悪いから糖尿病になったり、あるいは既に糖尿病を発症している人の高血糖をさらに悪化させているのかは、まだ完全には解明されていません。確かなのは、この掛け替えのない臓器を大切にするということです。


肝臓はブドウ糖の倉庫です

肝臓のはたらきは、糖や脂質、タンパク質の代謝、血しょうタンパク質の合成、ビタミン・ホルモンの代謝、解毒、胆汁の生成など多岐にわたります

肝臓は体の右側にあって、ほとんどが肋骨によって守られていますが、胸骨の下あたりで体表から一部に触れることができる、体で最大の内臓で重さは1.2kgぐらいあります。胃腸で吸収された栄養分が門脈を通って肝臓に集中していて、栄養素の代謝の中心的な役割を果たしています。その機能は500以上あると言われていますが、ここでは糖尿病に縁の深い食事の脂肪と炭水化物(糖)の流れの中で肝臓の働きを解説します。

肝臓は血中のブドウ糖に関してはインスリンの支配下にある臓器です。インスリンの血中濃度、あるいは肝臓のインスリン感受性のレベルに応じて働きが変化します。

健常者が食事をすると小腸からインクレチンが分泌されてインスリンの第1相分泌が行われ、さらに血糖値が上がると膵島のベータ細胞から継続的にインスリンが分泌されます。インスリンは体にとって血液中のブドウ糖を吸するようにというサインです。ほとんどの細胞がブドウ糖をエネルギー源にしています。

しかし、肝臓はブドウ糖に対し特別な任務を持っています。血糖値が高い(つまり、血中インスリン濃度が高い)と肝臓は血中ブドウ糖を取り込んで動物性のデンプンともいえるグリコーゲンを合成して蓄えます。つまり、余分なブドウ糖の予備倉庫です。ただし、グリコーゲンのストックには多くの水分を必要とするので、最大でも肝臓のウエット重量の10%までです。これは体が必要とする1日分のブドウ糖にも満たない程度です。

血糖値が下がる(インスリン濃度が下がる)と、それは肝臓の倉庫からブドウ糖を放出せよというサインで、体は肝臓のグリコーゲンをブドウ糖に戻すホルモン「グルカゴン」などを分泌して食間や夜間就寝中の血糖値を一定に保っています。しかし、グリコーゲンの在庫は12~24時間しか保ちませんので、それ以上の断食(飢え)になると体は大切なタンパク質を分解して脳や赤血球が必要とする最小限のブドウ糖を作って(「糖新生」といいます)生命を維持します。

中性脂肪を分解して得られるグリセロールも糖新生に利用されますし、脂肪酸を直接エネルギー源に利用できない脳などのために脂肪から水溶性のケトン体も肝臓で生成されます。大事なことは、この血中ブドウ糖の維持・産生は肝臓(一部は腎臓も行なっている)にしかできないということです。それゆえ、脂肪肝や肝硬変になると血糖コントロールが難しくなります。

インスリン感受性は組織によって差があります

インスリン感受性というと、インスリン抵抗性のことを連想しますが、体は組織によってインスリン感受性に差をつけています。血糖値の恒常性に大切な組織である肝臓、筋肉、脂肪のうちで一番インスリン感受性が悪いのが筋肉で、次いで肝臓、最もインスリン感受性が高いのは脂肪です。恐らく食後血糖上昇の大半を収容してしまう大口ユーザーの筋肉の感受性を鈍くしておかないと適正な血糖値の安定が保てないのでしょう。

肝臓はその筋肉の7倍もインスリン感受性が高いという話をADA(米国糖尿病協会)のサイエンスセミナーで聞いたことがありますが、糖尿病のようにインスリンの不足やインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)があると、肝臓は「血糖値が低い」と判断して蓄えていたブドウ糖を放出し続けます。既に高血糖になっていても、です。

なぜなら、前述のとおり、肝臓は血糖値を直接感知しているのではなく、血中インスリンレベルに反応しているからです。だから、何も食べていない早朝空腹時血糖値がびっくりするほど高くなるのでしたね。その詳細は『空腹なのに朝の血糖値が高い……その原因と対策』をご覧ください。

また、肝臓は極度のインスリン不足とコルチゾールやアドレナリンなどのインスリン拮抗ホルモンの増加によって起きる糖尿病ケトアシドーシス(1) (2) (3)にも責任を負っています。ケトン体は飢えの時の脳の大切なエネルギー源ですが、インスリン欠乏で肝臓が大量の脂肪をケトン体に代謝すると酸血症になって致命的に有毒なのです。


脂肪代謝と肝臓と糖尿病

ショ糖

ショ糖(砂糖)100gが消化(加水分解)されるとブドウ糖53gと果糖53gが生じます。意外にも果糖を取り過ぎると脂肪肝になりやすいのです。
3大栄養素の一つ、脂肪は主に食物から摂取しますが、体は食事やアルコールの余ったエネルギーを脂肪に変えて蓄えます。この重要な脂肪合成は主に肝臓、脂肪組織、授乳中の乳腺などで行われます。

食事で取った十分な炭水化物(ブドウ糖)は、肝臓のグリコーゲンの補充が満杯になると、代謝経路のエネルギー物質アセチルCoA(コーエイ)から脂肪酸やコレステロールの合成へと向います。

肝臓はこれらの中性脂肪をコレステロールと組み合わせて体の末端まで血液で送り、最終的に余ったものは脂肪組織に蓄えられます。動物は残念ながらブドウ糖から作った脂肪酸を元のブドウ糖に戻す経路(酵素)を持っていないのです。

ブドウ糖の場合は代謝経路が数段階で制御されていますが、アルコールや果糖では中性脂肪合成までノンストップで進行します。この脂肪が肝臓の中に溜まると脂肪肝になります。現代社会の大きな問題は飲酒によらない非アルコール性の脂肪肝の増加です。

2型糖尿病が老人病だった昔には考えられなかった子どもの2型糖尿病が注目されだしたのは、わずか15年くらい前のことだと記憶していますが、その原因をソフトドリンクに使用されている砂糖や果糖・ブドウ糖液と考えている研究者が大勢います。ファストフードやスナックの食べ放題の砂糖や果糖が脂肪肝の原因になる可能性が大きいのです。

米国では成人の20%、糖尿病患者では30~80%に脂肪肝があると見なされています。多くの人は脂肪肝でも無症状です。脂肪肝によって健康問題が起きればほぼ手遅れで予後はシリアスです。重い場合は肝硬変になり、死亡か肝移植しかありません。

状況証拠はいろいろあるのですが、肥満と脂肪肝と糖尿病の関係がなかなか解明できません。一つの仮説は脂肪肝が肝臓のインスリン抵抗性を高め、それが肝臓のブドウ糖放出を続けさせて2型糖尿病のリスクを増すというものです。ある研究発表では、太っていないスリムな2型糖尿病患者には脂肪肝が多いということでした。

糖尿病が脂肪肝や肝臓病をもたらすという逆の見方もあります。米国では糖尿病患者は非糖尿病者と比べて肝臓病になりやすく、肝臓病が死因になることが多いのだそうです。1型糖尿病と肝臓病がリンクしているという研究もあります。これはインスリン抵抗性がなくても糖尿病が肝臓病の要因になりうることを示しています。

2型糖尿病患者が肝臓を守るには

まず、担当医に肝機能検査も忘れずにチェックしてもらいましょう。脂肪肝は血液検査だけでは発見しにくい症状であることも忘れないでください。そもそも、メタボの人や太めの2型糖尿病患者は肝臓トラブルがハイリスクなのです。

体重を減らしてヘルシーな食事、エクササイズに励めば肝臓にも血糖コントロールにもいいという、どうやら、いつもの結論に収まってしまいました。
https://allabout.co.jp/gm/gc/419969/


認知症と糖尿病の関連性

糖尿病の人、もしくは高血糖気味の人は認知症になりやすいといわれています。日本では糖尿病予備軍は約700万人おり、認知症になるリスクを背負った人がたくさんいることになります。

糖尿病だと脳血管型認知症になりやすい?!

糖尿病の人は認知症の一つである「脳血管型認知症」になるリスクが、糖尿病ではない人と比べて2倍以上もあることが分かっています。そのメカニズムをご説明します。

脳血管型認知症は脳の神経細胞に障害が起きることによって起こります。糖尿病により、血糖値が高い状態にある人の血液はドロドロと粘性が高く、脳内の血管が詰まりやすい状態です。

脳内の血流が滞ることにより、神経細胞にも十分な血液が行き届かなくなります。その結果、神経細胞が正常に働くことができなくなり、認知症の症状が現れます。


糖尿病だとアルツハイマー型認知症になりやすい?!

また、糖尿病の人はアルツハイマー型認知症になるリスクが、認知症ではない人に比べて4倍以上あるといわれています。なぜ糖尿病だとアルツハイマー型認知症になりやすいのでしょうか。

人間の脳内にはインスリン分解酵素が存在し、アルツハイマーの原因となる物質(アミロイドβ)を分解しています。そのためインスリン分解酵素が正常に働いていれば、アルツハイマーにかかりにくい状態です。しかし、糖尿病の人はインスリン分解酵素が少なくなってしまい、アルツハイマーの原因物質を分解する力が弱く、アルツハイマーになるリスクが高まってしまうのです。

糖尿病予防は認知症予防の第一歩

上記の他に、そもそも糖尿病は脳が正常に働くために必要な栄養素であるブドウ糖がうまく代謝できない病気です。そのため、脳に十分な栄養が行き届かず、認知症になるリスクが高まります。
https://info.ninchisho.net/prevent/p70


植物油は超危険!アトピー、がん、糖尿病、認知症などの原因!


皮膚炎や花粉症などのアレルギー、心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害、糖尿病や脂質異常などの生活習慣病、各種がん、うつ、認知症などの脳疾患、これらの病気の大きな原因が植物油にあるのをご存じですか?

 私たち夫婦が植物油の害を知ることになったのは、娘のアトピーがきっかけでした。

 娘は生まれた時にすでにアトピー性皮膚炎にかかっていました。いわゆる食物アレルギーからの重症の皮膚炎で、顔が真っ赤になっていました。幸い食物アレルギーに詳しい助産婦さんの助言もあり、母親が食べるものを工夫する「母乳育児」によって、みるみるうちによくなりました。しかし、離乳後も玉子や乳製品などアレルゲンとなる食物は多く、それらを食べると喘息を起こしたり、手首や膝の裏がただれることが度々ありました。

 そんな娘も、食事療法を続け成長するに従い免疫力もつき、アレルゲンとなる食物も減り、10歳を過ぎる頃にはイクラなどかなり限られた食材にしか反応しなくなりました。また、娘自身も自分のアレルゲンを避ける知識や術を身に付け、アレルギー症状に苦しむこともなくなりました。

 こうした体質の改善に自信を得て、中学卒業後から7年間アメリカに留学しました。留学中も食べ物に気をつけていたのですが、寮の食事と外食生活で綱渡りの日々です。軽い症状が出ても、3カ月ほどある長い夏休みに帰国して、その間に妻の家庭料理で体をリセットするという留学生活を送りました。

 そして、留学を終え帰国して1年が過ぎた頃、アトピー性皮膚炎が再発したのです。手の指、肘の内側、脇の下、膝の裏側が特にひどく、赤くただれてしまいました。2006年、娘が22歳の時のことです。

 妻は、「留学中のジャンクフードなど悪食の影響が出ているだけなので、正しい食事に切り替えればやがて良くなる」と考え、食材をあらためて見直して子どもの頃のような食生活をしばらく続けましたが、一向に良くなりません。何人かの皮膚科医にも診てもらいましたが、ステロイド軟膏を処方されるだけで、これといった治療効果を得ることができませんでした。そうしている間も症状は悪化する一方で、年頃の娘は体の炎症を見ては悲嘆にくれていました


植物油がアトピーの原因だった!

 親としても、苦しむ娘の姿を見るのは忍びなく、どうにか良くなる方法はないものかと本気で調べました。インターネットで検索を繰り返すうちに、これまで考えもしなかった新しい情報が浮かび上がってきたのです。

 どうやら植物油の摂りすぎがアトピー性皮膚炎の大きな原因になっているらしいのです。さらに調べ進めると、一冊の本に行き着きました。それは、下関市立中央病院小児科部長(当時)の永田良隆医師の著書『油を断てばアトピーはここまで治る――どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!』(三笠書房)でした。

 同書で永田医師は、1万人を超える臨床経験を基にアトピー性皮膚炎の大きな原因はサラダ油などの植物油にあり、特に植物油に含まれるリノール酸の過剰摂取が皮膚炎を起こすと指摘しています。そして、リノール酸を極力減らす食生活がアトピー性皮膚炎の治療の第一歩であると明言しているのです。

 同書のすすめに従って食生活を変えたところ、娘の皮膚炎はみるみるうちに改善していきました。さらに驚いたことに、ひどかった冷えや便秘、慢性鼻炎、体のだるさなど、皮膚炎以外の症状まで改善し、見違えるほど元気になったのです。

 こうした植物油の影響を目の当たりにしたことで、私たち夫婦は植物油を見つめ直し、さらに深く知ろうと研究を始めることになったのです。
http://biz-journal.jp/2015/08/post_11199.html
7:777 :

2024/03/12 (Tue) 14:06:35

糖質制限ダイエットがおすすめできない理由
脂質制限ダイエットとどちらが効果的?
佐藤達夫 (食生活ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12359


最も重要な栄養バランスはPFCバランス

今年の1月のこのコラム「お正月太り解消ダイエットのコツ」(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11507)で、「糖質を制限してもやせない」と書いたら、「そんなはずはない」というご意見や「くわしく知りたい」というご要望があったので、今回はこのことについて書いてみたい。


まずは「糖質」の説明から。

たくさんある栄養成分の中で、カロリーを持っている(私たちにエネルギーを供給できる)ものが4つある。
たんぱく質(Protein)と脂質(Fat)と炭水化物(Carbohydrate)、そして、同等に扱っていいかどうかは別にしてアルコールの4つ【※1】。
アルコール以外の3つをつい最近までは「三大栄養素」と呼んでいたが、今は「熱量産生栄養素」と呼ぶようになった(三大栄養素のほうがわかりやすいとは思うのだが・・・・)。

いろいろな場面で「栄養バランス」ということがよくいわれるが、「栄養バランス」の一番の基本は、このたんぱく質・脂質・炭水化物のバランスである。
これをPFCバランスという(このことばは覚えておいてソンはない)。
たんぱく質:脂質:炭水化物のカロリー比が15:25:60くらいになるような食生活を「バランスのいい食生活」という(数値には幅がある)。

糖質制限ダイエットというのは、この「最も基本的な栄養バランス」の重要な要素の1つである炭水化物の中の糖質(この2つの違いは次項で)を制限してしまうので、健康にいいはずがない!
唯一、もし「ものすごく糖質を過剰摂取している人」であれば(自分ではなかなか判断できないが)、その人が糖質を少し減らすのは理にかなっている。
ただし、現在、日本人のPFCバランスは(もちろん平均での話だが)この「好ましいバランス」に近い。
なので、一般的な日本人は、糖質を制限するとPFCバランスが崩れるほうに作用するので、けっして好ましいことではない。

栄養的にそれほど詳しくはないビジネスパーソンも、まずはこのことを頭に入れておかなくてはならない。

【※1】
たんぱく質:肉類・魚類・乳類・卵類・大豆類など。
脂質:油脂類。
炭水化物:ご飯・麺・パンなどの主食類。
アルコール:カロリーだけはあるが他の栄養成分はない。

炭水化物=糖質+食物繊維


次に、糖質と炭水化物の違いについて述べる。
「炭水化物制限ダイエット」なるものもあるので、混同している人もあるだろうが、炭水化物=糖質、ではない。
炭水化物=糖質+食物繊維である。

食物繊維というのは、口から入っても消化・吸収されず、肛門から(便として)排泄される成分。
食物繊維は消化・吸収されないのでカロリーはなく、炭水化物の中でカロリー源となる成分を糖質という。
食物繊維は、かつては「消化・吸収されないのだから、何の役にもたってない」という評価であったのだが、近年、「胃や小腸や大腸を通過する過程で様々な働きをし、生活習慣病の予防に役立っている」と、ガラッと評価が一変した栄養成分だ。

多くの人は「炭水化物制限ダイエット」と「糖質制限ダイエット」の区別ができてないと思うのだが、もしこの2つを区別している人がいたら、糖質制限ダイエットよりも炭水化物制限ダイエットのほうが、健康に悪影響を与えるリスクが高い。

このコラムで何度も書いているが、体重は「摂取カロリー=食べ物・飲み物など」と「消費カロリー=運動・体温維持など」の差で増減する。
ただし、消費カロリーのほうは、なかなか、大きくは増えない。
つまるところ、体重を減らすためには、消費カロリーつまり食べ物や飲み物を減らすしかない。
そこでダイエットのために「糖質制限」あるいは「炭水化物制限」という発想になる。

しかし、糖質(炭水化物)を制限しても、そのぶんだけ(カロリーのある)脂質やたんぱく質を増やせば、「摂取カロリーのトータル」は少なくならないので、体重が減ることはない。
もし、糖質(炭水化物)を減らして、脂質やたんぱく質を増やさなければ(摂取カロリーのトータルが少なくなるので)体重は減る。
しかしこの場合でも、PFCバランスが大きく偏るので、健康を損なうリスクが極めて高い。

糖質制限と脂質制限とに「減量効果の差」はない

これは何も「糖質制限ダイエット」だけに限ったことではない。
「油脂を制限する」という脂質制限ダイエットでも同じことがいえる。
つまり、脂質を減らしても、そのぶんだけ他の栄養素が増えれば体重は減らない。
そしてやはり、PFCバランスが偏るので、健康を崩すリスクは高くなる。

糖質制限ダイエットと脂質制限ダイエットのどちらが効果的かを、多くのデータを比較・検討した学術研究がある【※2】。
科学的にかなり信頼性の高い研究だが、これによると「糖質制限と脂質制限による減量効果に大きな差はない」となっている。
体重が減るかどうかは、「何を制限するか」ではなく、「トータルの摂取カロリーと消費カロリーの差」によって決まる、としごくまともな結論になっている。

こう見てくると、「いくら減らしてもPFCバランスが崩れないもの」はアルコールだけである。
糖質制限もだめ脂質制限もだめ、いいのはアルコール制限だけ・・・・なんとも味気ない結論になりそうだ。
しかし、諦めるのはまだ早い。

【※2】
『佐々木敏の栄養データはこう読む!』(女子栄養大学出版部発行)p237~247


あれもダメこれもダメ・・・・じゃどうすればいいんだ!?とお嘆きのビジネスパーソンへ朗報。
同じ研究で、「糖質制限・脂質制限にかかわらず、ダイエットを始めると(いずれの方法でも)少しだけ体重は減る」ということもわかったのだ。
どうやら、ヒトというものは「あるダイエット法を始めると、それ以外のことでも体重を減らす行動をとる」ようなのだ。


ということは、もし体重を減らしたいなら、糖質制限だろうが脂質制限だろうが「とにかく始める」ことが重要である。

まずは「記録すること」から始めよう!

ここからは私の見解だが、「自分が本当にダイエットに取り組めているかどうか」は自分ではなかなかわからない。
それを客観的に知る確実な方法は「記録する」こと。
まずは、自分が飲食した物を「確実に記録すること」から始めよう。

昔なら「記録する」ためには、手帳を持ち歩いたり、寝る前にすべてを思い出して書き留めたりするなど、けっこう面倒なことであった。
でも、今は事情が異なる。
食事のたびにスマホに記録すればいい。

最も簡単なのは写真撮影。
“インスタ映え”など考えず、「撮影もれ(デザートなど)」のないようにすることが大事。
あるいは、ダイアリーやメモアプリを使う。
慣れてきたら「何を」と「どれだけ」を記録したい。

【例】
○月○日 朝 トースト(8枚切り1枚)、ジャム(1さじ)、ゆで卵(1つ)、野菜ジュース(350g)

最初のうちは「何を」だけでよい。
つまり( )の中は不要。
慣れてきたら「どれだけ(つまり量)」も記録しよう。
「記録をとるだけで痩せる」という研究もあるほどだから、きょうからさっそく始めよう!
8:777 :

2024/03/12 (Tue) 14:54:27

一年以上の「究極糖質制限」は死を招く

糖質制限で血がドロドロに!?
【医者が廃業する】「お茶に入れるだけで、全身の血液がサラサラになるわずか30円の魔法の粉」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=aF01oyZ-l3w

▼【目次】
1:56 1限 糖質制限で血がドロドロに!?
最新の研究で判明した「血管をぶっ壊す食事3選」

_毛細血管を傷つける2大原因は塩分と糖分
_血液中の塩分濃度が上がると血圧が上がり、毛細血管の血管内皮細胞を傷つける
_血液中の糖分濃度が上がると毛細血管の血管内皮細胞を傷つける
_血液中の塩分濃度と糖分濃度が上がると、悪玉コレステロールによって動脈硬化、毛細血管が線維化、血栓で塞がれる

_① 鰻は飽和脂肪酸が多いので、食べると悪玉コレステロールが増える
_② 過剰な糖質制限を長期間続けると心臓が破裂して死ぬ
_ 低炭水化物・高タンパク質の食事にすると心筋梗塞になる
_ 低炭水化物・脂質過剰な食事にすると動脈硬化になる
_③ 酒を飲むと、アセトアルデヒドを体外に排出する為に血液から大量の水分が失われ、血がドロドロになる

25:34 2限 1日たった30円。飲むだけで血液がサラサラになる「魔法のパウダー」

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2016.02.22
やっぱり危ない!? 「糖質制限ダイエット」第一人者が急死した
真っ二つに分かれる評価
https://gendai.media/articles/-/47984

炭水化物さえ食べなければ、何を食べてもいい。簡単でしかもすぐに痩せられて糖尿病も治る。だが、甘い謳い文句ばかりを信じると、思わぬ落とし穴が待ち受けているかもしれない。本当に大丈夫か。

あんなに元気だったのに
「『糖質制限ダイエット』で急激に痩せられた頃は、心配したんです。打ち合わせをしていても、痩せる前に比べてぼーっとしてるかなと思うこともありました。やはり糖が足りてないのかなと。でも見た目は元気そうだったので、まさかこんなことになるなんて……」

桐山氏と10年来の付き合いのある担当編集者は、こう言って肩を落とした。

2月6日未明、ノンフィクションライターの桐山秀樹氏が逝去した。享年61。関係者によれば、宿泊先のホテルの部屋で亡くなっていたという。

「今度一緒に飲む約束もしていたのに、あまりに突然のことで言葉もありません。死因は、はっきりとは分かっていませんが、心臓系の疾患だと伺っています」(知人)

桐山氏は、1954年愛知県生まれ。学習院大学を卒業後、ホテルジャーナリストとして活躍。旅行、リゾート、レストランのサービスについて多くの批評と著書を執筆してきた。ホテル業界でその名を知らぬ者はいないほど、業界に精通した人物だった。

数年前からは妻と二人で軽井沢に拠点を移し、執筆活動に勤しんでいた。

ホテルジャーナリストとして活躍する一方で、近年、桐山氏が一躍注目を浴びたのが、炭水化物を一切取らない「糖質制限ダイエット」である。



桐山氏がダイエットを始めたのは'10年、56歳の時。当時は、身長167・5㎝で、体重は87kg。ウエストは100㎝超もあった。痩せることを決意したきっかけを、桐山氏は、かつて本誌にこう語っている。

「咳が出るので、最初は風邪だと思っていたんです。だが症状は次第に重くなる。呼吸も苦しくなり、食べたものを咳とともに吐くようになった。

医師から告げられた病名は「糖尿病」—。やはり来たかと、頭をガーンと叩かれたような衝撃を受けた。さらに心臓肥大という診断まで出た。糖尿病による動脈硬化で、心臓にまで影響を及ぼしていたという。異常なまでの息苦しさはそれが原因だった」

飲食のルポを書くことも多く、深夜の執筆中に揚げ物やパスタなど高カロリーなものを食べ続けていた。糖尿病は、長年の「不摂生」な生活の結果だった。睡眠不足、運動不足も明らかだった。

糖尿病と診断された時の検査結果は、血糖値が215(正常値は109以下。カッコ内以下同)。糖尿病の指標である過去2ヵ月の血糖平均値、HbA1c(へモグロビンエーワンシー)は9・4(5・8以下)と非常に高い数字が出た。

血圧は上が200以上、下が100近くあり、いつ倒れても不思議ではない状況だったという。

「このままの状態で放っておくと生死に関わる」

と医師から忠告され、桐山氏が実践したのが、前述の「糖質制限ダイエット」だった。

3ヵ月で15kg痩せた
その日以来、あれほど食べていたご飯や蕎麦、パスタなどの炭水化物を一切食べないようにした。代わりに主食として食べるのは、豆腐やチーズ、肉、魚。酒は焼酎、ウィスキーはOKで、赤ワインも少量なら問題ない。そして日々の散歩も欠かさないように努めた。

「結果はすぐに出た。なんと1週間で5kg痩せ、3ヵ月後には血糖値は93に半減、体重は15kgも減った。数値の上では糖尿病を脱したことになる。おかずを満腹食べて酒を飲んで、しかも痩せられる。糖尿病は良くならないと諦めている人には、短期間でここまで改善することは『奇跡的』と感じられるはずだ」(桐山氏)

糖質ダイエットをする際、桐山氏が参考にしたのが、京都の高雄病院理事長の江部康二医師の著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』だ。

「糖質制限ダイエット」の提唱者である江部医師は、そのメリットをこう強調する。

「ご飯やパンなどの糖質を抜けば、あとは満足するまで何を食べてもいいので、他のダイエットに比べて、圧倒的に楽に誰でも簡単に始められるのです。

糖質摂取を減らすと主な栄養素は脂肪とたんぱく質になり、食後の血糖値は上昇しません。この場合、肝臓でアミノ酸や乳酸などからブドウ糖を作るので低血糖にはなりませんし、その際一定のエネルギーが消費されるので寝ている間に痩せていくのです。

さらに脂肪が分解され、脳や体のエネルギー源となるケトン体の血中濃度が、非常に高くなる。つまり糖質を摂らなくとも脳はちゃんと働き、体重はどんどん減少するのです」

その後、桐山氏は同じく肥満で糖尿病を患う中年男性たちと「おやじダイエット部」を結成。皆で集まり楽しく食事をしながら、我慢せず痩せるダイエットを実践してきた。その活動を綴った『おやじダイエット部の奇跡』はシリーズ化され、テレビでも取り上げられた。

糖尿病も改善され、体も軽くなったはずだった……。にもかかわらず、なぜ今回のような事態が起こったのだろうか。

「桐山さんは亡くなるまで、糖質制限をずっと続けていました。リバウンドもなく、体重をキープされていましたね。痩せて健康になったはずなのに、なぜ急に亡くなってしまったのか分かりません」(前出の知人)

糖質制限ダイエットの旗手であった桐山氏が亡くなったことで、誰もがこの食事療法に「不安」を覚えてしまうのは、当然のことだろう。

真っ二つに分かれる評価
現在、糖質制限ダイエットについては、専門家の間でも肯定派と否定派、真っ二つに意見が分かれている。

京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授はこう警鐘を鳴らす。

「糖質は摂らないほうが良いと言う医者がいますが、これは大きな間違い。そもそも医学部には栄養学を学ぶ機会がないので、食生活に関する知識が不足している医者が多いんです。ラットの実験では糖質を摂らなくても問題ない事が証明されているので、多くの医者は人間の体にも当てはまると言うのですが、それは無理がある。ラットと人間では脳の大きさが全然違うんですから。

言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%、『糖』だということです。炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、一日に大量のたんぱく質や脂質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない」

とはいえ、痩せれば血糖値も下がり、健康になるのではないか。

「痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない。


糖質制限ダイエットをしている人は、慢性的な眠気を抱えており、すぐ眠ってしまうのが特徴です。これは脳が極力エネルギーを使わないように指示を出すためなんです。動かないのが一番エネルギーを使いませんからね。

一方で筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある」(森谷氏)

さらに愛し野内科クリニック院長で、糖尿病を専門に診ている岡本卓医師は、「糖質制限ダイエットは死を招く恐れまである」と忠告する。

「'06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二大医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。

スウェーデンの医師は、たんぱく質ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞が増えたという結果を発表しています。

短期的にみれば体重も減るからいい数値が出る可能性がありますが、一年以上の長期にわたって実行する場合は、悪影響が出る可能性が高い」

実際に体の不調が表れた医師もいる。医療法人再生未来Rサイエンスクリニック広尾院長の日比野佐和子医師だ。

「私が糖質ダイエットをしたのは36歳の時でした。あっという間に15kgも痩せたので喜んでいたのですが、しだいに頭がぼーっとする状態が続くようになりました。

そしてある朝、目覚めると右半身が麻痺してまったく動かなくなったのです。しばらくしてなんとか動けるようになったので、病院に行きMRIを撮った結果、脳梗塞の一歩手前の一過性脳虚血発作を発症していることが分かりました」

検査の結果、たんぱく質や油分を摂りすぎることで、脂肪飽和になり、一時的に脳の微小血管が詰まったことが原因だと判明した。

「炭水化物以外なら、なんでも好きなだけ食べていいという言葉に踊らされるのは危険です。大切なのは糖質制限のやり方なんです。たとえばサラダから食べて、最後にご飯を食べるように、食べる順番を変えるだけで食後の血糖値の上昇を抑えることができる。

日本で認識されている糖質制限ダイエットは、とにかくご飯を含む炭水化物を一切食べないという間違った認識が独り歩きしている気がします」(日比野氏)

「特に高齢者の場合は、太っているからといって無理に痩せる必要はない」と語るのは、食物学学術博士の佐藤秀美氏だ。

「高齢者のほうが、消化吸収能力が落ちているため、若い人より内臓組織の原料となるたんぱく質を多く摂る必要があるのです。ですから炭水化物を摂らず、たんぱく質を糖質に変えていては、本来摂取されるべきたんぱく質が吸収されず、他の臓器に負担が出てくる。

それでも健康のために痩せる必要がある人は、いきなり糖質をまったく摂らないようにするのではなく、お菓子や甘い物などの間食を減らせばいいのです。数値に惑わされず、何のためにダイエットするのかをもう一度、考えてください。痩せることより、長生きすることのほうが重要なのです」

もし痩せていなければ……
このように糖質制限ダイエットのデメリットを指摘する声は多い。だが仮に、桐山氏が体重を減らさず、血糖値を下げていなければ、糖尿病はさらに悪化していただろう。もしかしたら、より死期を早めたかもしれない。

桐山氏の良き相談相手で、糖質制限ダイエットを推奨してきた前出の江部医師は、今回の死因をこう推測する。

「桐山さんが亡くなられたのは本当に残念ですが、直接的な原因は、糖質制限ダイエットではないと考えます。

桐山さんの場合、もともと心臓が苦しくなり、医者に駆け込んだところ糖尿病が発見されましたが、そうなるまでに何年間、高血糖の期間があったかが問題です。

『高血糖の記憶』と言うのですが、いくら血糖が正常になっても、過去に一旦発症した血管の狭窄は、簡単にはなくならないのです。痩せて安心する人も多いのですが、定期的に検査をしないと、心筋梗塞などを起こす可能性があるのです」

即効性があり、楽に痩せられる糖質制限ダイエットには、もちろんリスクも生じる。かといって、そのまま肥満を放置していれば、病気を悪化させるばかりだ。

桐山氏の葬儀は、遺族の意向により密葬で執り行われた。桐山氏と親交のあったホテル関係者が語る。

「桐山さんの取材スタイルはとにかく『現場主義』。年間100泊ほどホテルに泊まり、実際に自分で体験し、そのホテルの問題点を鋭く突っ込んでくれました。

一方でユーモアのある方で、よくコンシェルジュの女の子たちに駄洒落を言って笑わせていました。あと、とにかく博識で歴史からスポーツまで詳しかったですね。神経が細かすぎるくらい、いろいろと気配りをする人でした」

何のために痩せるのか、健康のために優先すべきは何なのか。桐山氏の死は、それをもう一度考える機会を、私たちに与えている。

「週刊現代」2016年2月27日号より
https://gendai.media/articles/-/47984?page=5


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【ベストセラー】「糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム」を世界一わかりやすく要約してみた
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▼【目次】
2:39 ①本当に気を付けて!糖質摂取はゆるやかな自殺行為です
12:15 ②糖質依存から抜け出すためには●や●を冷やせ?糖質制限を続けるテクニックを徹底解説
24:31 ③つべこべ言わずに今日から始めろ!糖質制限を続けるコツはアレしかない



【ベストセラー】「「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=M1vMgACiYsQ

▼【目次】
0:54 ①限 「ケトン体」こそ人類史上最強の薬である
16:12 ②限 無敵の「ケトン体質」を実現する上手な糖質制限のやり方


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糖質制限で血がドロドロに!?
【医者が廃業する】「お茶に入れるだけで、全身の血液がサラサラになるわずか30円の魔法の粉」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=aF01oyZ-l3w

▼【目次】
1:56 1限 糖質制限で血がドロドロに!?
最新の研究で判明した「血管をぶっ壊す食事3選」

_毛細血管を傷つける2大原因は塩分と糖分
_血液中の塩分濃度が上がると血圧が上がり、毛細血管の血管内皮細胞を傷つける
_血液中の糖分濃度が上がると毛細血管の血管内皮細胞を傷つける
_血液中の塩分濃度と糖分濃度が上がると、悪玉コレステロールによって動脈硬化、毛細血管が線維化、血栓で塞がれる

_① 鰻は飽和脂肪酸が多いので、食べると悪玉コレステロールが増える
_② 過剰な糖質制限を長期間続けると心臓が破裂して死ぬ
_ 低炭水化物・高タンパク質の食事にすると心筋梗塞になる
_ 低炭水化物・脂質過剰な食事にすると動脈硬化になる
_③ 酒を飲むと、アセトアルデヒドを体外に排出する為に血液から大量の水分が失われ、血がドロドロになる


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糖質制限を何年も続けると廃人になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html

糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/585.html

糖質制限はしてはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/331.html

BRIAN ENO氏のアホ陰謀論を斬る _ Warburg の研究を理解しないで嘘八百言ってるだけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/554.html


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果糖ブドウ糖液糖は危険! 炭酸飲料やスポーツドリンクは飲んではいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16832927

「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果
ケトン食ががんを消す (光文社新書) – 2016/10/18
古川健司 (著)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4334039502/asyuracom-22/

がん細胞を兵糧攻め!「究極糖質制限」の威力
初の臨床研究で約7割の末期がんが改善した
https://toyokeizai.net/articles/-/144042

糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16839016

9:777 :

2024/03/14 (Thu) 08:07:55

糖尿病の原因は植物油

危ないのはトランス脂肪酸というより植物油


問題は

トランス脂肪酸自体が悪いのか
水素添加した合成油脂が悪いのか

という事なんですけどね。

バターにもトランス脂肪酸は沢山含まれていますが、バターを毎日食べて病気になったという人はいないですから。


農林水産省/食品に含まれる総脂肪酸とトランス脂肪酸の含有量
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/content.html


植物油を含む食品

インスタントラーメン、ピザ、食パン、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、
ホイップクリーム、アイスクリーム

市販のカレー、シチュ-、ハンバーグ、おでん、から揚げ、トンカツやコロッケ、天麩羅


全部食べちゃダメだよ


マウスを使った実験では、バターを多く食べさせたマウスには癌の発生は見られませんでしたが、マーガリンを多く食べさせたマウスでは、癌の発生が増えたそうです。


バターにもトランス脂肪酸は沢山含まれているのですが、バターはいくら食べても大丈夫なのですね。


サラダ油が脳を殺す!認知症の原因!外食の油料理や市販のドレッシングは厳禁
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11741.html


 かつて我が家でも常用していたサラダ油は、サラダのネーミングから連想するヘルシーなイメージとは裏腹に、全身の細胞を炎症系に変えるリノール酸の過剰摂取の元となります。さらに、世界中で規制されているトランス脂肪酸を含んでおり、“使ってはいけない油”でした。

 サラダ油は日本農林規格(JAS)に定める日本独自の精製植物油で、クセがなく安価なことから、家庭用の調理油や外食の揚げ油、マヨネーズの主原料など幅広く使われています。スーパーマーケットなどで売られているサラダ油は、主に大豆と菜種(キャノーラ)を原料とした調合油で、人気のキャノーラ油もサラダ油の一種です。

 そのサラダ油を断って、娘のアトピーや私の花粉症が改善した体験から、サラダ油の害は知っていたつもりでしたが、2012年の夏、衝撃的なタイトルの本を見つけました。

0629_sinkanjp.jpg『サラダ油が脳を殺す』(山嶋哲盛/河出書房新社)

 それは、『サラダ油が脳を殺す』(山嶋哲盛/河出書房新社)で、著者は金沢大学医学部の脳科学専門医学博士です。
「サラダ油が脳を殺す?」「どういうこと?」と疑問に思い、すぐに購入して読み進めるうちに新しい事実を知り、愕然としました。

 それは、「サラダ油に含まれるリノール酸を加熱すると、ヒドロキシノネナールという神経毒を発生させ、それが蓄積し細胞膜を連鎖的に錆びさせ脳細胞を死に至らしめ、やがて認知症を発症し、ついには脳を殺す」(『サラダ油が脳を殺す』より)というものです。

 認知症は、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気で、アルツハイマー病も認知症の一種です。サラダ油の長年の摂取が認知症の原因となるため、同書では「直ちにサラダ油はやめなさい」と記述してありました。

 神経毒のヒドロキシノネナールは、リノール酸を高温で加熱すると発生します。サラダ油などの精製植物油は、製造過程で摂氏200~250度の加熱処理をするため、出荷する時点ではすでにヒドロキシノネナールを含んでいるのです。そのサラダ油やキャノーラ油を炒め物や揚げ油として再加熱しますので、さらに増えた神経毒を誰もが知らぬ間に食べ続けているのです。


認知症を予防するには、サラダ油を排除すること

 現時点では認知症を治療することはできないという説が強いですが、増加することだけは世界的に確実視されている厄介な病気です。1人が認知症になれば、家族介護が原則ですので常時1人の介護者が必要になり、誰かが時間的、経済的な負担を負うことになります。また、医療費の増加は家計だけでなく国の財政を圧迫し、社会保障費の破綻もこのままでは時間の問題です。

 最近では高齢者だけでなく、若年性認知症も増え社会問題になっています。先日も、若年性認知症を発症した50代後半の母親を30代の一人娘が介護するドキュメンタリー番組を見ました。介護する時間を確保するために正社員だった会社を辞めてパートに切り替えて母親の面倒を見ているのですが、収入減から生活は苦しく、懸命に介護するものの彼女の夢や将来を犠牲にしていることも伝わって、見ていて胸が痛くなりました。私も一人娘がおり、決して他人事ではありません。

 山嶋氏は、こうした実情を「認知症は亡国の病」と呼び、早急な対策を訴えています。

 私たちができる認知症予防は、ヒドロキシノネナールを摂らないことです。そのためには、加熱処理されたサラダ油を摂らない食生活にしなければなりません。まず、家庭からサラダ油をなくし、外食で油料理を食べず、原材料欄に「植物油」や「食用油脂」と書かれたスナック菓子なども避け、マヨネーズやドレッシングは安全なえごま油やアマニ油を使って自分でつくるのです。最近は油を使わずに調理できるフライパンやフライヤーなどもあり、植物油の正しい知識を身につければ、脱サラダ油もそう難しいことではありません。

 認知症の発症には20~30年の潜伏期間があるといわれています。もちろん、すべての人が発症するわけではありませんが、リスクを避けるのは誰にとっても有意義です。気づいた時点から食生活を改めるべきです。

山嶋氏の著書


 山嶋氏の研究成果の数々は英論文として世界に向けて発表され、注目を浴びています。しかし、新聞やテレビなどマスコミが取り上げることはありません。食用油メーカーが大スポンサーだからでしょう。これも認知症が増え続ける大きな原因です。

 マスコミが報じないので、ヒドロキシノネナールは一般市民にとって馴染みのない言葉かもしれませんが、山嶋氏の著書は次々に発行されて多くの人に読まれているので、いずれ誰もが知る認知症予防のキーワードになる日が必ずやってきます。誰も認知症のリスクから逃れられないからです。
(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11741_2.html


トランス脂肪酸ゼロの食パンは買ってはいけない


トランス脂肪酸低減に取り組む製菓・製パンメーカー

米国食品医薬品局(FDA)は、2018年6月以降トランス脂肪酸の食品への利用を禁止すると発表しました。

 こうした中で今年6月、FDAが3年後からトランス脂肪酸の食品への利用を原則禁止すると発表したのです。米国内の規制ですが、日本も「右へならえ」となるのが、これまでのパターンです。

 当然、日本の食品メーカーは本格的にトランス脂肪酸低減化に乗り出しました。特にマーガリン、ショートニングを大量に使う製菓・製パンメーカーは、死活問題として取り組んでいます。

 その中でトップを走っているのが、製パン業界最大手の山崎製パンで、全製品でトランス脂肪酸を大きく低減したとホームページで強調しています。

ホームページを見ると、パン類から洋菓子までの多くの製品がトランス脂肪酸含有量0%となっています。

 おそらくトランス脂肪酸ゼロを前面に出しての広告販売戦略を今後展開していくのではないかと思います。

 しかし、トランス脂肪酸を低減化することによって新たな健康リスクが出ていることを消費者は見逃してはいけません。

トランス脂肪酸を低減するには、

マーガリン、ショートニングの原材料を大豆油などに比べて固体になりやすいパーム油に変更する、

食品添加物のグリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)を使って固形化しやすくする、


などの方法があります。


 パーム油使用では酸化防止剤として添加されているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)のリスクがあります。

BHAはラットの動物実験で胃がんが確認されています。グリセリン脂肪酸エステルはハムスターの動物実験で肝臓肥大、腎臓の石灰化が起こったという報告があります。

トランス脂肪酸ゼロの表示に飛びつくと、こうしたリスクを新たに取り込むことになることを、消費者は留意しなければなりません。
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11512.html


米当局『トランス脂肪酸全廃』発表にモンサントの影ーどうなる日本?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=307065


アメリカでは、マーガリンやピザ、ドーナッツ、フライドポテトなどに含まれる食品添加物「トランス脂肪酸」を2018年までに全廃すると発表がありました。
それによって日本では、なぜ日本は放置したままなんだ!という批判が起こっいます。

WHOがわざわざ使用制限量の国際基準(1日の総摂取カロリー量の1%未満)を作っても、アメリカ食品医薬品局(FDA)は 安全な基準値はない と一蹴。全廃に踏み切りました。
一方で日本ではWHOの国際基準よりも下回る1%以下の平均値なので問題なしと規制には踏み込みません。
普通でみると「アメリカは国民のために良くやった!それに比べ日本は…(怒)!」と言いたくなるところですが、いやいや、アメリカのこの断行規制にはとんでもない米政府の思惑があったのです。

■驚きの事実-トランス脂肪酸全廃はモンサント遺伝子組み換え加速のため


alliance for natural health の記事
http://www.anh-usa.org/trans-fat-ban-not-what-it-appears/


によると、このタイミングでFDAが全廃規制に踏み切ったのは、3つの重大なポイントがあると指摘しています。

1. この発表は既に大手フード会社がトランス脂肪酸排除を完了した後で満を持したタイミングである。

2. 100歳になる科学者で、2013年にトランス脂肪酸の禁止を求めてFDAを相手取って訴訟を起こしたイリノイ大学のフレッド・カマロー教授の裁判がFDAの敗訴濃厚になっていた。

(詳しい記事はリンク)
http://gigazine.net/news/20150618-trans-fat-scientist/


3. 最大のミソといえる点。モンサントによる遺伝子組み換え大豆の新種が開発され、トランス脂肪酸なしの大豆油を一気に販売できるようになった。

この3つをまとめると、FDAは規制による大企業の経済的損失が起こらないため大企業の使用中止を待ってたのち発表。それにより訴訟問題も煙に巻くことができ、かつ米政府が推進するモンサント遺伝子組み換えの拡販体制のお膳立てができたという完璧なシナリオになった訳です。

特に国は健康よりもお金の損失にならないことを優先しますので、モンサントへのビジネス加担による経済効果政策を優先したことになります。あまりにも出来すぎてると思いがちですが、いやいや確信できそうなことが起きていました。


■FDA長官の上級顧問に元モンサント重役が就任していた
2010年、オバマ大統領は 元モンサント社の弁護士、その後副社長を歴任したマイケル・テイラー氏をFDA長官の上級顧問に任命しました。

このポジションは食品の認可権限も持っています。

(詳しい記事はリンク)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11371313099.html


では、こうした一連の流れを時系列で整理してみると、

=====
2006年: FDAはトランス脂肪酸含有表記を商品にするよう命じる

2007年~2011年までに主要な加工食品の66%がトランス脂肪酸の使用を取りやめか減少傾向に

2009年8月:フレッド・カマロー教授により科学的に基づいた健康被害の立証と共にトランス脂肪酸使用を禁止するよう市民の申立てをFDAに提出

2010年1月FDA長官の上級顧問に元モンサントのマイケル・テイラーが指名される

2011年1月:FDAはモンサント社の遺伝子組み換え大豆Vistive Gold soybeanを安全と評価し認める。その評価基準はモンサント社の実験提出資料。

2011年12月:FDAは遺伝子組み換え大豆Vistive Gold soybeanの実質的な栽培を認める。これで規制なくどこでも栽培が可能に

2013年8月:フレッド・カマロー教授はFDAが申立てに無回答のままだった為、FDAに対し裁判を起こす

2013年11月:FDAはフレッド・カマロー教授の件には一切コメントなく、トランス脂肪酸を禁止すると公表

2015年6月:FDAは3年以内にトランス脂肪酸の全廃指示を発表
=====

ここからも分かるとおり、かなり確信犯的、用意周到にモンサント遺伝子組み換え大豆油市場への移行のためにトランス脂肪酸の全廃を発表していることが分かります。

モンサント社は遺伝子組み換え大豆からトランス脂肪酸が生成されない油を“ヘルシーオイル”としてアメリカ市場を席巻する公算だと思われます。

今後はトランス脂肪酸なしのマーガリンやパンなど“ヘルシー食品“という姿に変え世に出回ってくることが予想されます。それが世界中で反対されているモンサントの遺伝子組み換え大豆のオイルから作られたものだとしても…(怖)


■日本ではトランス脂肪酸問題をどう捉えるべきか?

アメリカのこの事実から推測すると、日本はまだ大手のメーカーがトランス脂肪酸の油やショートニングたっぷりのマーガリンや菓子パン、お菓子などを販売し続けており、経済が大きく動いています。おそらくアメリカのように用意周到に全廃をすることは出来ないのが現状でしょう。

ただ、今後のTPPによりこのトランス脂肪酸が生成されない遺伝子組み換え大豆オイルが日本にどんどん入る可能性があります。

もし今のようなトランス脂肪酸反対の日本の世論後押しがあるとメーカーが方向転換し、アメリカのように日本の食品もさらに“トランス脂肪酸ゼロ商品!”と表記して遺伝子組み換えもの(しかも大豆油は遺伝子組み換え表記義務なし)をお店に並べてくるかも知れませんね。

あなたはトランス脂肪酸の食品か遺伝子組み換えオイルの食品どちらを選びますか?
翻弄され続ける消費者に残されている道は「賢くなるしかない」ということなんでしょうね。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=307065
 


   

 


日本人が大量摂取のパーム油は超危険!
パン、菓子、カップ麺…発がんや糖尿病のリスクも


 本連載では、子どもからお年寄りまで現代人が陥っている、リノール酸の過剰摂取による炎症体質、いわゆる“油病”について解説してきましたが、植物油にはほかにも大きな問題があります。そのひとつがトランス脂肪酸です。


 トランス脂肪酸は、液状の植物油に水素を加えて固形化させる過程で発生する物質です。狭心症や心筋梗塞などの冠動脈性心疾患のリスクを増大させるとされ、今年6月にアメリカ食品医薬品局(FDA)は、食品への添加を3年以内に全廃すると発表しました。


 日本人の1日当たりのトランス脂肪酸平均摂取量は0.9gと推定されており、世界保健機関(WHO)が提唱している基準値2gよりも少ないため、健康への影響は小さいとして表示義務もない“野放し”状態です。


 トランス脂肪酸は、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングに特に多く、それらを原料としてつくられるパン、ケーキ、ポップコーン、チョコレート、ポテトチップス、コーンスナック、アイスクリームなど多くの食品に含まれます。洋菓子やスナック菓子などをよく食べる子どもや、若年層を中心に基準値をオーバーしている人が多いことは容易に想像がつきます。国民の健康を考えれば、諸外国並になんらかの規制が必要でしょう。ちなみに韓国は2007年、中国は13年にトランス脂肪酸含有量の表示を義務化しています。


 国が規制を避けている一方で、農林水産省のHPでは「食品事業者が技術的に可能な範囲でできるだけトランス脂肪酸の低減に取り組むことは、健康に悪影響が発生する可能性をできる限り低くする観点からは望ましいことです」と掲載し、事業者へ自主規制を促しています。それに呼応するように、ファストフードチェーンや食品加工業などの食品事業者は、トランス脂肪酸の少ない油に切り替えるなどの対策を急速に進め、改良した油の安全性を強調しています。


■パーム油は大腸がんや糖尿病の危険


 しかし、安全だとして代替に使われている油もトランス脂肪酸に劣らぬ危ない油なのです。それはパーム油です。日本では家庭で使われることがほとんどないため認知度は低いのですが、すでに日本人は平均で年間4kgものパーム油を摂取しているのです。


こんなところにも隠れ油!バニラアイスの植物油23.1g/200ml(パーム油とキャノーラ油の混合油が多い)


 パーム油はアブラヤシの実の果肉部分を原材料とした半固形の植物油で、今流行のココナツオイルとは別ものです。インドネシア、マレーシア、タイが主な原産国で、収穫量は菜種の70倍と桁違いに多く、年間を通して安定して収穫ができるため、森林を伐採して栽培面積は増えています。


 かつてパーム油(アブラヤシ油)は主に石鹸の原料でしたが、精製法が向上して食用油として世界中で消費されるようになり、今では生産量世界一の植物油です。日本での消費量はキャノーラ(なたね)油に次いで2番目で、ファストフードや惣菜の揚げ油、パンやドーナツ、ポテトフライ、ケーキ、クッキー、カップ麺などに使われています。マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸の毒性に注目が集まる中、水素添加しなくとも半固形で無味無臭なため用途が広く、何より安価なパーム油は消費量を伸ばしています。


 しかし、そのパーム油も決して安全な植物油ではありません。


 日本人のがん死亡者数で女性の1位、男性の3位である大腸がんは、さらに増加傾向にあります。リノール酸には大腸がんの発がん促進作用があるといわれていますが、リノール酸の少ないパーム油にも発がん促進作用があり、ラットの実験ではリノール酸よりもパーク油を与えたほうが大腸がんが多発したとの報告があります。


 また、パーム油には血糖値を下げるインスリンの働きを阻害する作用も確認されており、糖尿病の発症にも深く結びついています。


 さらに、マウスにパーム油を与えた別の実験では、キャノーラ油、ラードを与えたマウスより異常に生存率が低かったとの報告もあります。
 
 こうした報告を裏付けるように、農水省のHP「トランス脂肪酸の低減」のページには、次のような記載があります。


「米国農務省(USDA)は、食品事業者にとってパーム油はトランス脂肪酸の健康的な代替油脂にはならないとする研究報告を公表しています」


 安全性に疑問の残るパーム油は、トランス脂肪酸以上に危険な「隠れ油」なのです。本連載でお勧めしている「少油生活」を実践する意義は、ますます深くなっていきます。


(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11496.html
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/318.html
10:777 :

2024/03/14 (Thu) 08:24:41

コメは肥満予防の鍵か=日本の研究チーム 2019年05月03日

日本の研究チームが、米を多く摂取する地域では肥満率が顕著に低いとの結論を出した。サイト「EurekAlert」に研究内容が掲載された。


136カ国で調査したところ、1人あたり1日150グラムの米を消費する国では肥満度が低く、1日平均14グラムの国では肥満度が高かった。

同志社女子大学の今井智子教授は「米を主食として食べる国では肥満者の割合が低いことが示唆されている。そのため、米をベースにした日本食やアジア料理は肥満を予防する助けになるかもしれない。世界的に肥満度が上がっているため、西欧諸国でも肥満対策のためより多くの米を食べることが推奨されるべきだ」と述べた。


▲△▽▼


糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・

<・・狩猟民族より・・農耕民族の方が・・・動脈硬化が少ない・・・・>

(古代人のミイラを全身CTすることで得られた事実です)The Lancet, 6 April 2013

対象と方法:

Thomasらは、大きく異なる4つのヒト集団(古代エジプト人、古代ペルー人、アメリカ南西部のプエブロインディアンの祖先、アラスカ・アリューシャン列島の先住民族(Unangan)のミイラ137体について、全身のCTスキャン画像による血管の石灰化の有無の解析を行った。 ミイラの死因の多くは感染症とおもわれる。


なお、4つの集団の生活様式は異なり、古代ペルー人は主にトウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ、バナナなどを主に食べていた民族で・・Unanganはカヤックを用いた狩猟民族で、海産物として、アザラシ、アシカ、ラッコ、クジラ、魚、ウニ、貝、鳥、鳥の卵などを食べる狩猟採集する民族。

結果:
最も動脈硬化の人(石灰化を認める人)が少なかったのは、古代ペルー人の25%(13/51)、最も動脈硬化の人が多かったのはUnanganの60%(3/5)であった。

Unanganの25-29歳と思われる女性の頸動脈にはプラークの石灰化が認められた。

<私の考察・結論>:
1) 農耕民族の古代ペルー人は炭水化物摂取主体の食文化。「糖質非制限食」

2) 一方 Unanganが住んでいたアリューシャン列島では穀物摂取が非常に厳しい環境ですので・・究極の「糖質制限食」「炭水化物制限食」状態。

3) 「糖質制限食」を子供の時から行っていたUnanganの20代の若い女性は、明らかに動脈硬化が進行していた。

結論:少なくとも穀物「糖質」主体の食生活の方が動脈硬化を来さない。

健康の優先順位第一位は「動脈硬化=プラークを溜めない」であって、体重は2の次です。プラークの状況に無頓着で・・・体重が減って喜ぶのは・・真の健康の専門家ではない。

私のプラークと食事との関係の研究結果と一致します。

古代人の食習慣と動脈硬化に関する科学的なデータとして・・・このデータに勝る論文は、現状では有り得ません。まさしく・・・現代人にも通じる・・論より証拠の論文です・・。

まだ糖質制限食をされている方は・・くれぐれもご注意下さい。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/29.html


▲△▽▼


カロリーの大部分を炭水化物から摂取する人たちが世界で一番健康だった :
「世界で最も健康な心臓」を持つボリビアの先住民族の食事に関する5年間に渡る医学的調査が結実:2018年11月5日
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/

食事の支度中のアマゾンの先住民族チマネ族

南米ボリビアに「チマネ族」という先住民族がいます。

私は今回のニュースリリースで初めて知った人たちなのですけれど、調べてみると、すでに、このチマネ族という人たちは「地球上で最も健康な体を持つ人たち」として知られているようです。

特に「心臓と血管の疾患と無縁の人々」ということで、数年前から医学関係の研究者たちの間で注目されている人たちだったようです。

そのチマネ族についての、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校と、アメリカ保健福祉省や国立衛生研究所などとの共同プロジェクトとして、その「保険と健康に関しての調査」が行われていたのですが、数日前に、その研究の結果が大学のウェブサイトに記事として掲載されていました。

場合によっては興味深い内容かもしれないその記事をご紹介しようと思います。

研究は 5年に渡り現地で調査が続けられたもので、その最大のテーマは、

「彼らは何を食べているのか」

ということでした。

「心臓疾患や糖尿病と無縁の彼らの基礎を作る食事は何か」

ということを徹底して調べたのです。

いわゆる日本やアメリカを含めた主要国での、「健康に良い食べ物」というような概念はありますが、そのようなものと合致しているのか、ということを調べたといっていいです。

かなり長いものですので、まずは本文をご紹介しようと思いますが、結果を書いておきますと、チマネ族は栄養摂取の品目が実に少ないのですが、


「そのカロリーの大部分を、炭水化物から摂取している」

ということになっていたのでした。

ただし、この炭水化物には、精製されたコメや小麦粉などの単純な炭水化物はほとんど含まれておらず、「プランテン」というイモのようなバナナのような、熱帯では多くの地域で主食となっているものが主流です。

それでも、炭水化物は炭水化物。しかも「それを大量に食べる」ようで、カロリー摂取量はかなりのものなのです。

日本などでは、よく栄養に関して、

・たくさんの種類の品目を食べる

・野菜をたくさん食べる

などというようなことも言われますが、その逆ともいえるような生活で、これが「世界で最も健康な人たち」を作っているということになっています。

まずは、そのカリフォルニア大学サンタバーバラ校のニュースリリースをご紹介します。


Food for Thought
UC Santa Barbara 2018/11/02

食物に対しての考察

アマゾンに住む先住民族たちの食生活から、私たちは、西洋の食生活が健康や健康にどのように影響するかを垣間見ることができる。

心臓の健康という観点から見ると、ボリビアのアマゾン地域に住む先住民族であるチマネ族は理想的な人々だ。知られている限り、彼らは世界で最も心臓病になる率が低い。

彼らは、血圧も総じて低く、肥満率、コレステロールレベルも優良で、さらには、2型糖尿病の発生率も最小限のレベルだ。

そして、彼らの場合、加齢と共にこれらの数値が悪化していくということもないように見える。

今回、私たちは、チマネ族の心臓と血管の健康を、彼らの食生活の観点から考慮してみた。そして、彼らのような先住民族の社会もまた、グローバリゼーションと、市場の力にさらされるようになるにつれ、どのように影響を受けるのか。

心臓の健康と食事

このブロジェクトはもカリフォルニア大学サンタバーバラ校の人類学者、トーマス・クラフト(Thomas Kraft)教授と、マイケル・ガーヴェン(Michael Gurven)教授によって行われた。これは、アメリカ国立衛生研究所が支援するプロジェクトの一環だ。

ガーベン教授は以下のように言う。

「以前から、チマネ族が最も健康な人々であることが研究によって示されていましたが、なぜそうなのかということを理解することは大変に興味深いことでした」

この研究で明らかに最初の候補となることは、

「彼らは何を食べているのか?」

ということで、そして、

「彼らは心臓の健康に最も良いと私たちが考えているようなものをを食べているのだろうか?」

ということだ。

「チマネ族の食生活の詳細な分析を行い、現代の典型的なアメリカ人たちの食生活と比較し、そして、アメリカなどにおいて、心臓にとって健康だと主張されている食生活と比較したのです」と、ガーベン教授は言う。

これまでも、パレオや、日本の沖縄などの食生活は健康上のメリットがあるものだとして推奨されることがあったが、チマネ族の場合もそのように心臓の健康にいいものを彼らが積極的に食べているのか。

彼らはよく食べる

アメリカ疾病管理予防センター (CDC)とアメリカ保健福祉省によりおこなわれた「全国健康栄養調査」で採用されたのと同じ測定方法を用いて、過去 24時間に食べたか、あるいは飲酒したものについて、1299人のチマネ族と 229人のモセテン族に、それぞれ複数回のインタビューをした。

そして、栄養推定値とすべての品目と、その量に関して推定するさまざまな方法を用いて、彼らの 1日の食物摂取量の詳細な内訳を描き出した。

それによると、チマネ族の 1日の平均摂取カロリーは 2,433 - 2,738 キロカロリーと高カロリーであり、これは、炭水化物の摂取量が多いこと、および高タンパク、そして脂肪の摂取量が少ないことに特徴づけられた。

チマネ族のエネルギー摂取のそれぞれの割合は、

・炭水化物からのカロリー摂取が 64%

・タンパク質からのカロリー摂取が 21%

・脂質からのカロリー摂取が 15%

という内訳だった。

さらに、チマネ族は、平均的なアメリカ人と比較すると、多種多様な食品を食べて「いない」ことも特徴だ。

彼らのカロリーの約 3分の 2は炭水化物(複雑な炭水化物)、特にプランテン(熱帯やアフリカで主食として食べられているバナナのような形をした果実)とキャッサバに由来している。

他に、カロリー摂取の 16%は 40種以上の魚から、そして 6%は野生の果実や木の実からのものだった。

市場などで購入したものは 8%だけだった。

このように、チマネ族の食事は多様性は低いが、しかし、研究者たちの調査では、チマネ族には微量栄養素欠乏症などの兆候はほとんどみられなかった。

彼らには、カルシウムといくつかのビタミン(ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)が不足していたが、心臓血管の健康につながるカリウム、マグネシウム、セレンの摂取量は、平均的なアメリカ人の摂取レベルをはるかに上回っていた。

食物繊維の摂取量は、平均的なアメリカ人のほぼ 2倍だった。

この研究は 5年間にわたって続けられたが、その期間の中で、チマネ族の摂取する総エネルギー量と炭水化物の摂取量が特に市町村に近い場所にあるチマネ族の村では、大幅に増加するのが見出されていた。

これは、流通の発達が、アマゾンの先住民族たちんが住む地域にまで拡大していることが原因だ。

それと共に、食品添加物(ラード、油、砂糖、塩)の消費量も大幅に増加した。

数量と品質

結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。

チマネ族の成人は 1日平均 1万7000歩あるく。平均的なアメリカ人が 1日に歩く数は 5,100歩だ。

しかし彼らでも、移住などにより、現在の食事のような食生活(植物繊維が豊富で、脂肪が少なく、塩分と砂糖を使用しない食生活)から離れることは重大な健康上のリスクとなる。

実際、ボリビアでの人々の栄養摂取状態の変遷は、ボリビアの人々の体脂肪および体質指数の上昇傾向と一致している。チマネ族も、そのような状態になれば、心血管疾患の低い罹患率は存続しない可能性がある。

ガーバン教授は、食事やライフスタイルを変えることのによる危険性を避けることは、チマネ族のような民族集団には不可欠なことだと言う。

彼らだけではなく、南米やアフリカ、東南アジアの他の先住民族たちも同様の状況に置かれている場合が多い。

先住民族たちの中でも、肥満、2型糖尿病、心臓病の割合は、伝統的な食事をしなくなっている先住民グループの中で高いことが見出されている。例えば、アメリカの先住民族や、オーストラリアのアボリジニなどがそうだ。

そして、チマネ族においても、そのような変化が近づいている。

クラフト教授は、こう言う。

「今は重要な時期です。昔に比べて道路が整備され、川においてもボートでの物流が頻繁となっているため、先住民族が以前のように孤立することがなくなっているのです。早いペースで彼らの食生活は変化しています」

食事に加わる砂糖と脂肪

世界で最も健康だったチマネ族だが、プロジェクトの医療チームは、チマネ族の間に糖尿病患者が発生しているのを見始めている。

これもまた、研究の期間の中で、チマネ族の生活に入り込んだ「精製された砂糖」と「脂肪」を彼らが定期的に摂取するようになり、次第にその摂取量が増加したためだと考えられている。

チマネ族が、砂糖と食用油を大量に購入する能力を持つことにより、これらの製品の消費量が 300%増加すると研究者たちは計算している。

それまでの彼らの生活にはなかった、揚げ物や、砂糖をたくさん使った食事が増加していく可能性があるのだ。

なお、現在のチマネ族の高い炭水化物の摂取は、「(心臓の健康という意味から考えて)前例のないものではない」とクラフト教授は述べている。

「たとえば、日本の沖縄は、心臓血管疾患の率が低い地域として有名ですが、彼らの食事は約 85%が炭水化物として出されます。しかし、その共通の特徴は、ほぼ全面的に複雑な炭水化物であることです。それは沖縄の食事であるサツマイモです。そして、ここチマネ族では、それがプランテンとキャッサバにあたるのです」

全体として、今回の知見は、単一の食事の方法論が健康への鍵を提供するものではないことを示唆している。それはとても複雑なものだ。「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」とクラフト教授は語る。


ここまでです。

なお、このクラフト教授の最後の、「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」という言葉は、もっとわかりやすく書くと、どのようになると思われますか?

これは実際には、

「健康に良い食事というのが何だかわからなくなってしまいました」

という意味がそこに含まれていると私は見ています。「多様性」というのは、結局は、「健康的な身体を維持している食事が、想定外だった」ということと一致しているはずです。

何しろ、彼らチマネ族の食生活の基本は、「炭水化物をカロリーたっぷり、たくさん食べる」というものなのですから。

言ってみれば、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」の、

「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」

というような世界ですかね(一日に四合は大食いレベルの食べ過ぎですが)。

ただ、チマネ族の炭水化物は、プランテンとかキャッサバなどの、いわゆる「複雑な炭水化物」というものであり、現在の私たちが摂取している精製されたコメや小麦粉とは違います。

プランテンというのは、馴染みがないものですけれど、プランテン - Wikipedia には以下のようにあります。


熱帯地方の主食であり、主食としては世界第10位に位置する。味や食感を含めてジャガイモと同様に扱われ、未熟なものは蒸す・茹でる・揚げるといった調理法が採られる。赤道地帯のアフリカやアンデス地方では、一般的な主食である。

アフリカでは 7000万人以上の炭水化物の必要量である25%以上が、プランテンとバナナによって賄われている

プランテンの前で食事をとるボリビアの子どもたち

・telesurenglish.net

宮沢賢治さんは、玄米4合という非常識な大食いでしたが、このプランテンも 1本が 200から 300キロカロリー程度のものが主流だとすると、チマネ族の人たちも結構、本数を食べていそうで、「チマネの宮沢賢治」なら、

「一日にプランテン8本とキャッサバと少しのナマズを食べ」

というような食生活なのだと思われます。

興味深かったのは、今回の研究の「結論」の以下の部分です。


結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。

これはつまり、


「体をよく動かしているのなら、高いカロリーの食事をした方が、心臓と血管の健康のためには良い」

と書かれてあるわけです。

栄養とカロリーの世界も混沌としてきている感もあります。

なお、私自身は、以前書いたこともあるかもしれないですが、グルテン不耐性というような妙なものであることに気づいた時(数カ月前のことです)から、小麦粉を完全にとらない生活が続いています。

それに加えて、理由についての詳細を記すのは避けますが、お米も今ちょっと食べていなくて、つまり、炭水化物を著しく摂取していない生活になってしまっています。

そして、このような生活の中で初めて気づくのが、

「炭水化物の偉大さ」

なのです。

糖質と植物繊維が同時に摂取できて、腹持ちも良く、エネルギー効率もいい。

私は、精製された砂糖の摂取はわりと否定しますけれど、糖質は全然否定しないどころか、糖質が人類(というより地球の生命の細胞)の根源的な栄養素だと考えていますので、炭水化物をとらない生活の中で糖質をとるというのがいかに大変かわかるのです。

炭水化物以外で、炭水化物と同様の糖質をとるのは大変なんです。

私自身は、場合によっては、ずっと炭水化物をとらない人生を送ることになってしまうのかもしれないですが、普通の健康な方々には、炭水化物を目の敵にしないでいてほしいという気持ちがあります。

ただ、今回のチマネ族の食生活の報告からわかるのは、炭水化物だとかタンパク質だとかビタミンだとかの問題よりも、単に、

「いかに加工品を食べていないか」

というところにあるようには思います。
食事や食物に関しては主義や主張も多く存在しますでしょうし、どれが良い食事の方法なのかということについては、人それぞれの確信に基づけば、それでいいのではないかとは思っています。そんなことで人と争ったりする必要はないです。

食べ物のことごときで人と争っていては、チマネ族に笑われます。
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/
11:777 :

2024/03/14 (Thu) 11:56:08

糖をエネルギーに変えるクエン酸回路を活性化させるにはクエン酸とビタミンCを沢山含むレモンを食べるのが一番良い

痩せて若返りたいなら食前に黙ってレモン水を飲みまくれ!

【ベストセラー】「医者や製薬会社が廃業!?広まったらヤバすぎる魔法の粉 クエン酸の真実」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=76jUAAS-TAw

▼【目次】
02:50 ①医者や製薬会社が廃業!?広まったらヤバすぎるクエン酸の強烈すぎる効果5選

21:38 ②最終兵器!痩せて若返りたいなら食前に黙ってレモン水を飲みまくれ!

▼【おススメ】

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¥2,500 税込 グラムあたり¥1(¥1 / グラム)
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トヨタの為に毒塗オレンジと毒塗レモンを食べさせられている日本人 _ 日本を農業の無い国にして良いのか?
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/518.html
12:777 :

2024/03/14 (Thu) 15:46:12

【管理栄養士監修】異性化糖とは?体に悪い理由や危険性について解説!
2022年9月25日
https://kurashi-kurakura.com/isomerized-sugar/

ジュースや調味料などによく含まれている異性化糖。原材料には「ぶどう糖果糖液糖」、「果糖ぶどう糖液糖」と表示されているのが異性化糖にあたります。

糖という漢字がついているので、なんとなく、「甘いモノかな?」と想像する方もいるかと思います。

実際のところ異性化糖は甘味料になるので、その認識でも正解です。

ですが異性化糖がなんなのかをハッキリと分からないという方が多いと思います。異性化糖は体に悪い・危険だという情報も出回っています。

そこで今回は管理栄養士監修のもと、異性化糖とはなんなのか、体に悪いのか、危険性はどうなのかなど解説していきます。



異性化糖とは?原材料はなに?

異性化糖とは、でんぷんを原料として作るブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)の混合液です。

使用されるでんぷんとしては、「とうもろこしでんぷん」「じゃがいもでんぷん」「さつまいもでんぷん」などが使われています。

実はでんぷんそのものには甘みはないのですが、でんぷんに酵素を添加し分解していくことで甘みをもつぶどう糖や果糖が作られていくのです。

といっても一体どうなっているのかわかりにくいですよね。


M.N
なので「とうもろこしやさつまいもから作られる甘味料」とだけ覚えておけば大丈夫です!
異性化糖の特徴は冷たい時に発揮する!


冒頭でも簡単にお伝えしましたが、異性化糖の特徴は甘味です。砂糖の甘味を100とすると、ぶどう糖は70、果糖は120~170の甘味になります。

のちほど説明しますが、このぶどう糖と果糖の割合で名称がきまり、果糖の量が多いほど甘くなっていきます。

異性化糖の1つである果糖ぶどう糖液糖がよく使われますが、これが砂糖と同等レベルの甘さとなっています。じゃあ砂糖でいいのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。



そこで異性化糖のもう1つの特徴である、「冷たい時に甘みが強くなる」というところが使われる理由になります。

なので冷たいジュースやアイス、かき氷のシロップなどには、よく果糖ぶどう糖液糖が使われます。

また砂糖よりも値段が安いので、コストパフォーマンスに優れているということも理由になりますね。

▼合わせて読みたい

【管理栄養士監修】コーラって体に悪いは嘘?体に悪い理由を解説
https://kurashi-kurakura.com/cola-bad-health-reason/



異性化糖の種類


異性化糖はブドウ糖と果糖の混合液ということでしたが、この比率によって種類が分類されます。

異性化糖の種類
果糖含有率50%未満→ぶどう糖果糖液糖
果糖含有率50%以上90%未満→果糖ぶどう糖液糖
果糖含有率90%以上→高果糖液糖

ブドウ糖と果糖は甘みでいうと果糖の方が強いので、甘みの強さで並べると、

ぶどう糖果糖液糖<果糖ぶどう糖液糖<高果糖液糖

という順番になります。このうち食品・飲料によく使われるのは果糖ぶどう糖液糖になります。その次にぶどう糖果糖液糖になりますね。

また砂糖を混合させてつくられた、砂糖混合異性化液糖というものあります。


異性化糖って体に悪い?危険性は?


異性化糖について2008年米国医師会は、ブドウ糖果糖液糖などの異性化糖はきわめてショ糖(砂糖の主成分)に類似した特徴を持ち、ショ糖以上に体に及ぼす害はないという研究結果を発表しました。

ですが危険性を示唆するような研究データも上がっていますし、論理的にも異性化糖が体に悪いと考えられるのが、様々な論文を通して感じた個人的な見解です。

理由としては、

遺伝子組み換えトウモロコシが原料に使われている可能性がある
果糖には中毒性がある
糖化が引き起こされる

といったところ。1つずつ簡単に見ていきましょう。

遺伝子組み換えトウモロコシが原料に使われている可能性がある


異性化糖は主にトウモロコシが原料になります。これらは遺伝子組み換えされたトウモロコシの可能性があるのです。

遺伝子組み換えはよく健康被害について論議がされますが、食品への表示義務はありません。

そのため仮に遺伝子組み換えのトウモロコシが使用されていても、私達消費者が知る術はないのです。

なので知らず知らずに遺伝子組み換えの食品・飲料を過剰に摂取している可能性が十分にあるというわけですね。

▼参考記事

体に良くない?ブドウ糖果糖液糖の特徴やデメリット
https://food-drink.pintoru.com/sugar/high-fructose-corn-syrup/#:~:text=2008%E5%B9%B4%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A,%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82


果糖には中毒性がある


異性化糖に含まれる果糖は、動物実験で中毒性があることが証明されています。

さらに果糖は満腹感を得にくいという特徴があるため、お腹が満たされないからもっと欲しくなるという食べすぎのリスクが高まるのです。

体にいいものであれば大きな問題ではないでしょうが、次に説明する「糖化」が問題になります。

糖化が引き起こされる


糖化とは体のこげともいわれ、タンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性・劣化してAGEsという老化物質を生成する反応のことを言います。


M.N
簡単にいうと糖を摂りすぎていると「老化」が引き起こされるということです。
果糖も糖の1つですから、摂取しすぎることで糖化が起こるのです。そして満腹感も得られない・中毒性もあるということから、異性化糖が使われている食品・飲料は摂取しすぎになりやすいのです。

結果として糖化を何回も繰り返し、白髪や肌の劣化が起きたり、単純な食べすぎによる肥満などにも繋がるというわけですね。

肥満になればさらに動脈硬化からの心筋梗塞などの重篤な病気にも繋がるので、体に悪い・危険性が高いという考えにいきつくわけです。

果糖ぶどう糖液糖って糖尿病になる?


ここからは異性化糖の中でもよく使われる果糖ぶどう糖液糖についてみていきましょう。

果糖ぶどう糖液糖でよく示唆されるのが「糖尿病になる?」と声です。

これに関しては摂取量にもよりますが、「糖尿病になるリスクは増加する」といえます。理由を見ていきましょう。

高カロリー飲料を摂取すると糖尿病リスクが26%増加する
「果糖ブドウ糖液糖などの糖類が含まれるコーラなどの清涼飲料を1日1回以上摂取すると、体重増加や肥満につながりやすいことが、多くの研究で確かめられています。

ハーバード大学公衆衛生学部のフー教授によると、「高カロリーの清涼飲料は、それ自体が満腹感をもたらすわけではなく、食事のカロリーが減ることはない。結果として体重増加を引き起こしやすい」と指摘しています。

コーラやサイダーなどを飲むときに、一緒にハンバーガーやポテトなどを一緒に食べていれば、それだけ肥満に繋がるのは当然のことです。

高カロリーの清涼飲料を1日1~2回摂取した人とそうでない人の健康リスク

高カロリーの清涼飲料を1日に1~2回摂取した人では、摂取しなかった人に比べ、次のような変化が起こることが研究によって分かりました。

注意ポイント
2型糖尿病の発症リスクが26%増加する
心血管疾患の発症リスクが35%増加する
脳卒中の発症リスクが16%増加する

糖尿病は運動不足や睡眠不足などの生活習慣が原因ともされますが、肥満もその1つです。果糖ぶどう糖液糖が入った飲料は高カロリーになりやすい傾向にあります。

そのため糖尿病のリスクがあがるというよりは、肥満のリスクが高まり、結果として糖尿病のリスクが高まるというのが自然ですね。

▼参考記事

清涼飲料やお菓子の「果糖」が糖尿病や心臓病のリスクを高める


清涼飲料や菓子に含まれる「果糖」が糖尿病や心臓病のリスクを高める
https://dm-net.co.jp/calendar/2015/024291.php

ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖って添加物?
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004622.php


ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖は日本食品化学研究振興財団が公表している、指定添加物リストには入っていません。

なので厳密には国が指定する添加物ではありませんが、甘みを追加する特徴をもつので、人工甘味料などと同じ添加物と大きくは変わらないでしょう。

そのためぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖=添加物という認識も大方間違ってはいません。

▼人工甘味料についてはコチラの記事をご覧ください
https://kurashi-kurakura.com/artificial-sweetener-dangerorus/


異性化糖・ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖が使われている食品・飲料は?

ここまで異性化糖・ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖について解説してきました。

多くの食品・飲料・調味料に使われているので、完全に避けるというのは難しいですが、できるだけ摂取しないようにすることに越したことはありません。

ここでは食品・飲料・調味料別に、異性化糖が使われているものを紹介していきます。


M.N
ここに記載されていないものもあるので、購入する際は実際に原材料を見るようにしましょう。



異性化糖が使われている食品
コーンフレーク
グミやキャンディなどの菓子類
フルーツの缶詰
冷凍食品
アイス
ジャム
スイーツ類


異性化糖が使われている調味料
焼き肉のたれ
ドレッシング
かき氷のシロップ類
ガムシロップ
ケチャップ
タルタルソース
旨味醤油
ソース類


異性化糖が使われている飲料
炭酸飲料類
ヤクルトなどの乳飲料
スポーツドリンク
プロテイン
カフェオレ・ミルクティー等
お酒に入っている糖類
エナジードリンク
https://kurashi-kurakura.com/isomerized-sugar/
13:777 :

2024/03/18 (Mon) 15:24:02

dふ
14:777 :

2024/03/18 (Mon) 17:42:36

必見! 食べ過ぎないのに太るわけ食べてないのに太る!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2023/09/16
https://www.youtube.com/watch?v=DBR1BXG81H8

あなたはあまり食べないのに
体重が増えたと感じることは
ありませんか?


運動や筋トレなどをして筋肉がつくと
体重が増えますが


そうではなく


あまり食べないのに体重が増えるには
エネルギーがあるかないかが
重要なポイントになります!


今回の動画の 内容
☑エネルギーとは
☑ATPの作られ方&作れない理由
☑食べたきた脂の結果
☑糖質制限ダイエットをすると
☑ダイエットの基本について
15:777 :

2024/03/18 (Mon) 18:00:57

コレステロールの薬で筋肉が壊れる!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/12/24
https://www.youtube.com/watch?v=_eGc2y3EbiQ

コレステロールを下げるお薬を飲んでいますか?
今、日本人の10人に1人が飲んでるという状況です。

特に高齢になると
5人に1人は飲んでるという・・・

しかし、
場合にはよっては
重篤な副作用を起こす可能性があります!


今回の動画
☑一番使われるコレステロールを下げるお薬は
☑スタチン系のお薬の特徴&副作用
☑軽症の副作用とは
☑血液検査でチェックする項目
☑コレステロールとは
☑コレステロールが低いと出る病状
☑コレステロールを分化するにはエネルギーが必要
☑エネルギーが上がるとどうなるのか
について
16:777 :

2024/03/19 (Tue) 07:06:23

クエン酸健康法!クエン酸の抗がん作用
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16844542

栄養チャンネル Nobunaga - YouTube
https://www.youtube.com/@Nobunaga/videos
https://www.youtube.com/@Nobunaga/playlists


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「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果
ケトン食ががんを消す (光文社新書) – 2016/10/18
古川健司 (著)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4334039502/asyuracom-22/

がん細胞を兵糧攻め!「究極糖質制限」の威力
初の臨床研究で約7割の末期がんが改善した
https://toyokeizai.net/articles/-/144042
17:777 :

2024/03/19 (Tue) 07:44:03

【ベストセラー】「「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
本要約チャンネル【毎日19時更新】
2022/09/24
https://www.youtube.com/watch?v=M1vMgACiYsQ

▼【目次】
0:00 ご挨拶・導入
0:38 本日のお品書き
0:54 ①限 「ケトン体」こそ人類史上最強の薬である
16:12 ②限 無敵の「ケトン体質」を実現する上手な糖質制限のやり方

▼参照
タイトル:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である
著者:宗田 哲男
出版社:カンゼン
https://www.youtube.com/watch?v=M1vMgACiYsQ


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ケトン食ががんを消す (光文社新書) – 2016/10/18
古川健司 (著)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4334039502/asyuracom-22/

「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果
週刊ポスト2016年12月2日号

「三大治療」と呼ばれる手術、抗がん剤、放射線によるがん治療は日進月歩だが、「末期がん患者の8割が改善された」という衝撃の研究結果が発表された別の治療法がある。意外なことにそれは、最新技術とは一切無縁の食事療法だった。

 主食のご飯やパン、麺など炭水化物に多く含まれる糖質の摂取量を減らす食事法「糖質制限」は、糖尿病患者などに効果があることで知られるが、がん患者への効果を示すエビデンスはこれまで存在しなかった。

 そんな中、糖質の摂取量をゼロに近づける“究極の糖質制限”になると、がん治療にも効果が見られたという臨床研究データが発表された。大腸がんや乳がんなどステージIVの末期がん患者を対象に、世界初の臨床研究を行なったのは多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)である。古川氏が語る。

「がん細胞は炭水化物から合成されるブドウ糖を栄養源としています。しかも正常細胞の3~8倍のブドウ糖が必要。ならば、それを断つことでがんの進行を抑制できないかと考え、2015年1月に研究を開始しました。

 19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、予想以上の効果が出た。がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。完全寛解率28%、部分奏効や進行制御も含めた病勢コントロール率(治療効果のあった患者割合)は実に83%に達しました」

 患者の大半は三大治療では治る見込みが薄かった末期患者であることを考えると、驚異的な数字といっていいだろう。


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がん細胞を兵糧攻め!「究極糖質制限」の威力
初の臨床研究で約7割の末期がんが改善した
古川 健司 : 医学博士
2016/11/10
https://toyokeizai.net/articles/-/144042

6カ月のケトン食療法を行った70歳・女性の事例。(左):2014年8月、肺の右上に22×28mmのがんを認める。(右):4カ月後の同年12月には同部位の腫瘍が完全に消失(写真:著者提供)
がん細胞は、ブドウ糖をエネルギー源とする――。これは、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞したオットー・ワールブルグ博士が、マウスの「癌性腹膜細胞」を用いた実験で解明し、1923年からの一連の論文で発表したものです。

2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで亡くなるとされる中、今日のがん治療の大きな問題点といえば、この90年以上も前に発見された事実が、まったく生かされてこなかったことに尽きるでしょう。今では、がん細胞は正常細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込まなければ、生命活動を維持できないことも分かっています。

ブドウ糖欠乏状態の体が生み出す「ケトン体」
その理由は、2つ考えられます。1つは、がん治療の現場において、患者の栄養管理や食事指導内容が軽視され続けてきたこと。そして、もう1つは、糖質の代名詞である炭水化物が、私たちが生きていくために必要な、3大栄養素の中核を担ってきたことです。

確かに、私たち人間の生命活動は、糖質が体内で分解されてできる、ブドウ糖を主なエネルギー源にしていると長く考えられてきました。しかし、結論から先に言えば、ブドウ糖が枯渇すると、人間の体内ではブドウ糖に代わる、緊急用のエネルギーが生み出されます。それが、私ががん治療の鍵としている「ケトン体」という酸性の代謝物質です。

このケトン体は、皮下脂肪や内臓脂肪が分解されることで産生されます。そして、正常細胞がケトン体をエネルギー源にすることができるのに対して、がん細胞は基本的にそれができません。がん細胞には、ケトン体をエネルギーに変える酵素が欠けているからです。

ここに、がん治療の大きなヒントが隠されています。がん細胞といえども、普通細胞と同様に、栄養源を絶たれれば死滅への道を辿らざるを得ないからです。

ケトン体のすごいところは、単にがん細胞の栄養源を絶つことだけではありません。がんを誘発する酵素(β-グルクロニターゼ)の活性を低下させるなど、それ自体に抗がん作用があることが、動物実験などで解明されています。さらに、がんの発生起源と考えられる乳酸を除去し、ミトコンドリアの活性化を促す「長寿遺伝子」のスイッチを入れる働きがあることも、最近になってわかってきました。


ケトン食による臨床研究を行った古川健司医師。一般に向けて、「がん免疫栄養ケトン食療法セミナー」を定期的に開催している
私が、世界初となる臨床研究(「ステージⅣの進行再発大腸癌、乳癌に対し蛋白質とEPAを強化した糖質制限によるQOL改善に関する臨床研究」)をもとに体系付けた、「がん免疫栄養ケトン食療法」とは、このケトン体を治療のベースに据えた、がん細胞を弱らせて正常細胞を元気にするための、食によるがんの兵糧攻め戦法に他なりません。
糖質の摂取を「限りなくゼロ」にするケトン食療法
この食療法の基本となるのは、主食である炭水化物の極端なカットです。その代わりに、免疫機能の指標となるたんぱく質(魚介類、大豆類、肉などから摂取)と、がんの進行と炎症を抑えるオメガ3脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸。魚の刺身やアマニ油などに含まれる)の摂取を強化し、さらに、その燃焼性の高さからケトン体の産生を強力に促してくれる中鎖脂肪酸(MCTオイルを主に活用)を、1日数回に分けて摂取するようにしています。

食事メニューの詳細、栄養の組み合わせなどは『ケトン食ががんを消す』に譲りますが、こうした高脂肪、高たんぱく、低糖質のケトン食に、抗がん剤や放射線などの化学治療を併用すると、患者のがん細胞が縮小、消滅する確率である「奏功率」がアップすることも、私の臨床研究で明らかになりました。

この食事療法は、3カ月の継続をベースに、実施の安全性が確認されている1年までを目処に行われます。参加者の臨床開始から3カ月後時点での病勢の中間報告によれば、PR(部分奏効)が6例、SD(進行抑制)が1例、PD(増悪)が2例となっています。血中の最高ケトン体数が1000μMを超えると、がんは縮小する傾向にあることが見て取れます。


さて、この9例の1年後の評価はどうなったのでしょうか。3例がCR(完全寛解)、3例がPR(部分奏功)、1例がSD(進行抑制)、2例がPD(増悪)による死亡と、奏効率が67%、病勢コントロール率が78%という結果になりました。臨床対象者以外の免疫栄養ケトン食実施者も含めると(総勢18人が3カ月以上実施)、その病勢コントロール率は83%にものぼり、免疫栄養ケトン食と化学療法の併用の有意性が、さらに明確に示されています。

「ケトン食」の実施が危険な人もいる
ただし、この極端な糖質カットによる免疫栄養ケトン食をすべての患者さんに実施できるわけではありません。肝臓にがんの原発巣(最初に発生したがん)を抱える患者さんや、先天的な要素が関係するⅠ型糖尿病の人には、適用することができないのです。

まず、肝臓にがんの原発巣がある場合は、ケトン体を合成し、全身に送り出す役割を担う肝臓が、ケトン体をエネルギーにできないことが理由になります。


『ケトン食ががんを消す』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
また、Ⅰ型糖尿病の場合は、血液や体液の濃度が酸性に傾く「ケトアシドーシス」が多く見られることが理由です。このケトアシドーシスに見舞われると、嘔吐や頭痛、頻脈、ひどいときには昏睡の引き金にもなりますので、注意が必要です。

私の臨床研究でも、PD(増悪)によって亡くなられた上記の2例は、インスリンや内服薬の導入はなかったものの、いずれも生活習慣によるⅡ型糖尿病の傾向が見られました。理屈から考えれば、Ⅱ型糖尿病でも緩やかな糖質制限を行えば、血糖やがんの病勢をコントロールできるはずでしたが、こうしたことから糖尿病の患者さんに対しては、現時点でケトン食を推奨できないという残念な結果が導かれています。

しかし、インスリンの働きが正常である限り、ケトン体がいくら増えてもケトアシドーシスを引き起こさないことが、私の臨床を含めた多くの臨床研究から明らかにされています。免疫栄養ケトン食を3カ月以上にわたって継続した、糖尿病のない患者さんの総ケトン体数と、血液及び尿が酸性かアルカリ性かを示すpHを調べてみると、ケトン体数が異様に高いにも拘らず(基準値は28~120μM)、血中pHと尿中pHのいずれも、基準値内に収まっていることが分かります。


とはいえ、いずれにしてもがん治療におけるケトン食療法は、 素人判断で行うべきではありません。がん患者の栄養管理や食事指導内容や抗がん剤などの副作用対策に精通した、医師の指導のもとで行われる必要があります。そのためにも、日本病態栄養学会が認定する「がん病態栄養専門管理栄養士」の充実と、がん治療に特化した食事療法の保険適用化の実現が、何よりも急務になるでしょう。
https://toyokeizai.net/articles/-/144042?page=3
18:777 :

2024/03/19 (Tue) 13:46:03

解糖系とクエン酸回路!糖代謝力をアップする4つのこと
https://sports119.jp/tou-taisha

効率的な糖代謝は2つの回路の協力関係が大切!

糖の備蓄量は少なく、すぐに枯渇するエネルギー源です。しかし糖が代謝しなくなると、脂肪代謝も低下します。最終的に勝負を決する糖質!その代謝を効率的に行うには?

パフォーマンスを上げるには、いかに高いエネルギーを出し続けられるかがポイントですよね。ここでは瞬発系スポーツ・持久系スポーツともに重要な、糖の上手な付き合い方をご紹介します。


次のような内容をお届けします!

その常識!間違っています!
糖代謝2つの経路(解糖系とクエン酸回路の特徴を説明します)
糖の種類(糖によって特徴や働きが異なります)
グリコーゲンの備蓄量(どれだけの糖を備蓄できるのか?)
糖代謝の効率化4つのポイント!


その常識!間違っています!

糖代謝には多くの誤解があるようです。

最初に糖が代謝して、その後に脂質が代謝される。
運動を始めてから20分しないと脂質が代謝しない。
糖が枯渇しても脂質とタンパク質があるから大丈夫!
糖のエネルギー代謝は無酸素運動で活発化する。
運動中に糖を摂取すると持久力が増えバテなくなる。
乳酸は疲労物質で蓄積すると筋肉疲労を起こす!
乳酸を除去するにはマッサージが一番!
などは誤った定説です。

糖質や脂質は1日24時間、代謝を続けています。また糖質と脂質はコンビの関係にあり、脂肪の代謝には糖質が必要です。また脳のエネルギーは糖質だけなので、不足すると判断力や意識の低下、さらに筋肉への指示系統に乱れや遅れが生じやすくなります。などなど

しかし糖の備蓄量には限りがあるため、上手に使うことが「勝負の鍵」になります。まずは全く違う2つの糖代謝経路をチェックしましょう。

糖代謝の2つの経路
スポーツ時における糖の代謝経路は「解糖系」と「クエン酸回路(TCA回路)」の2つに大別できます。一般的に瞬発系スポーツでは解糖系が使われ、持久系ではTCA回路が使われると言われています。しかしどちらかの場合でも、両方が協力しあって機能しているのです。

エネルギー代謝全般については「エネルギー代謝を高めてライバルに勝つメカニズム!」でご確認ください。ここでは、もっとも大事な「糖代謝」を中心に、詳しく説明します。

解糖系の糖代謝
糖の代謝経路の最初の段階が「解糖系」です。グルコースからピルビン酸をつくります。その過程で1つのグルコースから2つのATP(アデノシン3リン酸)を放出します。

解糖系システム

解糖系の特徴
代謝スピードが早い(瞬発系の中心)
無酸素で糖代謝をしてピルビン酸を作る
エネルギー生産量が少ない(TCA回路と比較)
副産物として乳酸とエタノールを発生(後述)
細胞内のミトコンドリア外の細胞質にある
代謝スピードが早く無酸素でエネルギーを生産しますが、生産効率が悪いという特徴があります。激しい運動で酸素を取り込めなくても、エネルギーを作れるシステムです。

TCA回路の糖代謝
ピルビン酸を原料に「TCA回路」で水素を作り、電子伝達系に送りATPを生産します。その工程は複雑で10数段階の代謝をビタミンB群や酵素を使い行います。

糖代謝システム

TCA回路の特徴
代謝開始が遅い(持久筋に多くある)
大量の酸素を必要とする(最大酸素摂取量が影響)
エネルギー量が多い(解糖系の18倍36個のATP)
糖のほかにも脂肪を原料とする
脂肪代謝にも糖を必要とする
増やすことができる(速筋の遅筋化)
細胞内のミトコンドリアにある
この代謝経路は酸素を必要とするため、激しい運動で酸素不足になると機能しません。俗にいう「有酸素運動」系のエネルギー工場です。最終的に二酸化炭素と水になり、一連の代謝(酸化)は終了です。

*速筋=瞬発筋=白筋 遅筋=持久筋=赤筋

糖代謝の2つの問題点
糖代謝を効率的に行うには、2つの問題を解決しなくてはなりません。その2つの問題とは

解糖系がピルビン酸を作っても、TCA回路の稼働が追いつかなければ、ピルビン酸が行き場をなくして溢れることになります。しかも不安定なピルビン酸はストックすることができません。

また筋グリコーゲンは筋肉間を移動することができません。筋グリコーゲンの備蓄量は筋肉量に比例するため、太い速筋(瞬発筋)に多く、細い遅筋(持久筋)に少ないことになります。それでは備蓄量の少ない糖質を有効活用することができません。

糖代謝の問題を解決する「乳酸」
そこで登場するのが「乳酸」です。不安定なピルビン酸が乳酸に変わることで、約1時間ほどの短期的な備蓄が可能になります。また血管に入り込み、全身を自由に動き回り、他の筋肉に移動(白筋→赤筋)することができます。乳酸の再利用は、ピルビン酸に戻されてからTCA回路の原料になります。

速筋と遅筋

筋肉は「速筋」と「遅筋」の2つに分けられます。速筋は太く大きく、多くのグリコーゲンを蓄えられますが、ミトコンドリアが少ないため疲れやすく持久力がありません。遅筋は筋線維が細いため、多くのグリコーゲンを抱えられませんが、ミトコンドリアや毛細血管が発達しています。

つまり速筋で多くの解糖系が働きピルビン酸を作ります。ピルビン酸は乳酸に変身、ミトコンドリア(TCA回路がある)の多い遅筋に移動して、TCA回路で代謝されます。

瞬発力系のエネルギー源だった糖質が、持久力筋のエネルギーになるのです。

糖質の種類
糖代謝で使われる糖とは?
糖質といっても、いろんなものがありますよね!砂糖、果糖、オリゴ糖、炭水化物・・・・・。その中でもエネルギーになりづらいもの、効率的にエネルギーになるものまで様々です。

糖の最小単位を「単糖」といい、何個つながっているかで、種類や働きが変わります。分子構造的には基、環状、炭素数など、かなり複雑で専門的過ぎるので、ここでは簡単に分かりやすく説明します。

単糖類 ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース
2糖類 砂糖(ショ糖)、乳糖、麦芽糖、酵母・カビ(トレハロース)
3~10糖類 オリゴ糖(ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖など)
10糖以上 グリコーゲン(単糖の貯蔵形)、食物繊維、デンプン、セルロース
このうちスポーツで活用される「グルコース」と「フルクトース」に絞って説明していきます。それ以外の複糖は、分解されて結果的に単糖(グルコースやフルクトース)になります。

間違った糖質摂取でダウン!
同じ単糖でも、グルコースとフルクトースは性質がまるで違います。大きな違いは糖を取り込むインスリンの分泌にあります。インスリンは血中の糖を取り込むために、腎臓から放出される物質です。運動中にインスリンが分泌すると、脂肪の代謝を抑制してしまいます。脂肪の分解が低下すると、持久力はもちろんエネルギー供給が一気に低下します。そのカギを握る糖質がフルクトース(果糖)です。

インスリンショックで脂肪代謝ストップ
運動中に糖をとることは、糖代謝にとって効率的といえます。しかしとり方を間違えると、インスリンが大量に分泌し、脂肪の分解を抑えてしまい元も子もありません。この「インスリンショック」といわれる状態を生み出さないことが大切です。詳しくは後述します。

グリコーゲンの備蓄量
糖類はグリコーゲンの形になって、肝臓と筋肉繊維内に短期的に備蓄されます。数日間使われないグリコーゲンは、中性脂肪になって長期備蓄されます。

備蓄量は体質や筋肉量、トレーニングによって個人差がありますが、およそ肝臓で100 g、筋繊維で250~350 gとされています。筋トレで筋線維内のグリコーゲン量は増やせますが、糖は3倍の水分を抱えるため体重増加に直結します。

備蓄糖の全エネルギー量は、糖質1gで4kcalの熱量があるので、約1400~2000kcal分に相当します。しかし運動で使われるグリコーゲンは筋肉が中心で、肝グリコーゲンは主に血糖値調整に使われます。

グリコーゲン備蓄量の限界
あまり多くの糖質が蓄えられない理由は、糖質の水溶性という性質にあるようです。

糖質は血中の浸透圧を変え、細胞内のカルシウムバランスを崩します。そのため限界値が設けられていると考えられます。しかしグリコーゲン備蓄量は、筋肉量に比例するため、筋肉(白筋)をつけることで増やすことができます。ただ糖質は3倍の水分を抱え込む性質があり、体重増加が限界値の原因にもなります。つまり限られた許容の中で、如何に効率的にエネルギー代謝をするかが課題なのです。

グリコーゲン減少でおこる糖代謝低下
筋繊維内のグリコーゲンが減少すると、血中からグリコーゲンが供給されます。血糖値が低下すると肝臓からグリコーゲンが提供されます。しかし血中グリコ-ゲンは、脳や心筋のエネルギーでもあるため、ある程度減少すると運動機能を低下させ消費を制限します。それでも運動を続けると脳への糖供給が低下して、頭が真っ白になるランナーズハイ状態になるのです。

そこで考えられるのが、血糖値を維持する方法です。しかし血糖値を上げすぎたり、一気に高めたりすると、大量のインスリンが放出され、逆に血糖値を下げることになります。このインスリンショックへの適切な方法が持久力の大きなポイントになります。

糖代謝の効率化4つのポイント
糖代謝を効率化する4つの技!
糖の備蓄キャパを増やす「糖の備蓄量増加術」
乳酸を発生しにくくする「効率的な運動強度の設定術」
乳酸を効率的にエネルギー化する「乳酸の活用術」
枯渇したときの対策である「枯渇したときの有効術」
乳酸は疲労物質ではなく、エネルギーの備蓄性と流動性を高める物質です。乳酸の詳しい説明は「乳酸の科学‐トップ選手の乳酸コントロール術!」をご覧ください。


糖代謝をコントロールするメリット

持久力が高まる、エネルギー枯渇を軽減
瞬発力や筋肉疲労の回復を早める
筋肉の分解(減少)が防止できる



糖代謝のまとめ

糖代謝には、解糖系とTCA回路の2つがある
解糖系は無酸素で早くATPを作るが、1糖から2つしか作れない
TCA回路は1糖から36個のATPを作るが、充分な酸素を必要とする
糖は多くは備蓄できない(肝臓100 g、筋肉250-350 g)
糖質も脂質も常に代謝している、脂質は糖質がなくては代謝できない
乳酸は疲労物質ではなく、エネルギー物質で糖代謝を効率化する
https://sports119.jp/tou-taisha
19:777 :

2024/03/19 (Tue) 13:51:02

糖代謝を効率化!運動強度とグリコーゲン調整4つのポイント
https://sports119.jp/toutaisha-controle

糖代謝のレベルは、無酸素運動だけでなく有酸素の運動機能においても、重要なファクターです。脂質代謝が中心の有酸素運動でも、糖が枯渇すると大きく機能低下します。

そんな糖の備蓄量を増やし、急激な枯渇リスクを避け、糖を効率的に代謝するには、4つのポイントがあります。その中で重要な尺度になるのが「運動強度」と「グリコーゲン・コントロール」です。


4つのポイント!

無酸素運動だけでなく、有酸素運動でも重要な糖代謝ですが、それを効率化するために「蓄える」「使う」「補う」の3面からポイントを4つに絞りました。

また「乳酸」のコントロールも重要な課題です。上手に使えば、エネルギーを効率的に引き出せますが、扱いが悪いと筋肉の疲労回復が遅れることになります。


グリコーゲンの備蓄量増加術
乳酸発生を抑える運動強度の設定術
乳酸を上手にエネルギー化する活用術
グリコーゲンが枯渇したときの有効術


1、グリコーゲンの「備蓄量」増加術

一時的にグリコーゲンの備蓄量を増加させることができます。この方法は「カーボローディングまたはグリコーゲンローディング」といわれ、試合当日にグリコーゲン貯蔵量を一気に高める方法です。

試合の1週間前から準備して、運動量の落とし方と炭水化物の食べ方の調整で備蓄グリコーゲン量を高めます。

詳しくは

「カーボローディング!超持久力を生み出すメカニズム」
https://sports119.jp/carbo

でご紹介しています。



2、代謝が変わる「運動強度」の設定術

血中乳酸濃度とLT

糖代謝による乳酸の発生は、ある運動強度から一気に高まります。その境点をLT(乳酸性作業閾値/にゅうさんせいさぎょういきち)といいます。

瞬発系のスポーツでは、乳酸を早く除去することが課題です。長距離走などの持久系スポーツでは、乳酸の発生を抑えながら、上手にエネルギー化することが大切です。

乳酸は効率的なエネルギー物質ですが、筋肉を酸性化させる恐れもあるため、上手なコントロールが求められます。

瞬発系スポーツの運動強度
運動強度と酸素摂取量

瞬発力系の運動では、高い運動強度に達するため、大量の乳酸が発生します。その乳酸の除去方法は、持久筋(赤筋)を稼働することです。すぐに止まらずに、軽く流して走るなどを習慣化してください。

瞬発筋の後に持久筋を使ってあげると、乳酸が消費されて瞬発力の回復が早まります。放置すると、乳酸は1時間ほどで分解されますが、筋肉の酸性化が進むことになります。つまり疲労回復の遅れです。

持久系スポーツの運動強度
持久力系の運動では、LT値が重要なポイントになります。プロや実業団のランナーなどは、乳酸を処理する能力が高いため、LT値を超えた走行が可能です。時速16 kmや18 kmでは完全にLT値を超えていますが、一般のアスリートでは全く無理な領域です。

一般のアスリートが持久系のスポーツをするには、LT値を超えないことが大切です。特殊なトレーニングをしたランナー以外は、LT値を超えた運動強度では、1~2km走るのが限界でしょう。

運動強度を高める
LTの目安は「息切れ」です。一般アスリートでは、話しながら走れる運動強度がほぼLTです。LTラインを基準値として、それを超える運動と切る運動を繰り返すことでLTラインを上昇させることができます。詳しくは「持久力をアップする乳酸作業閾値:LTトレーニング」でご紹介しています。

3、スーパー物質「乳酸」の活用術
LTを高める

筋線維を移動できない筋グリコーゲンに変わって、乳酸はエネルギーを必要とする筋肉に糖を届けます。

しかし良いことばかりではありません。乳酸は疲労物質ではないが、増加すると筋肉が酸性化する恐れがあります。筋肉の酸性化は、筋肉疲労、伸縮率の低下、指示命令系統の鈍化などを引き起こします。それらを防ぐには、LT値を高めつつ、乳酸の消費量を増やすことです。

詳しくは「乳酸の科学!トップ選手の乳酸値コントロール術!」でご紹介しています。

4、「糖の枯渇」2つの有効術
グリコーゲンの備蓄量がレッドゾーンになったら、筋肉を分解してグルコース(単糖)に変えて、糖代謝経路の原料にします。筋肉が糖エネルギーになることで、糖の枯渇を補います。例えれば、極寒の地で灯油も薪もなくなったため、家の壁や柱を壊して暖をというようなものです。しかしここでも2つの問題があります。

糖枯渇2つの問題点
タンパク質(筋肉)を分解してできたアミノ酸エネルギーは、総エネルギー量の5%程度しか使えません。最後のひと踏ん張りには有効ですが、安定供給はできません。また筋肉を分解することで、筋力低下は避けられません。できればアミノ酸エネルギーは使いたくありませんね。

筋肉破壊を防ぐ2つの方法
血糖値を安定させることで、筋グリコーゲンを補う方法があります。またアミノ酸の摂取で、筋肉破壊を防ぐことができます。


運動中の糖のとり方の留意点
運動前にブドウ糖(グルコース)をとると、インスリンが大量分泌
インスリンは脂肪の分解を阻害する
運動開始後30分以降では、ブドウ糖をとってもインスリンは出にくい(交感神経が活性化しているとき、インスリンは出にくい)
果糖(フルクトース)は、インスリンが出ない
フルクトースとグルコースを同時にとると、吸収が緩やかになる
糖の吸収が緩やかになると、インスリンは出にくくなる
次のことから、持久系スポーツの場合、前半はバナナなどを中心にした果物類から糖を補給。後半はそれに加え、ブドウ糖飲料(アミノ酸やビタミンB群を含むもの)をとることで、インスリンを分泌させず糖を摂取することができます。レースの後になるほど、ブドウ糖の濃度を上げたいところですが、グルコース濃度が高まると吸収が遅れることも念頭において下さい。

広島大学医学部の研究によると、安静時に飲んだ350 mlの純水のうち、50%が12分後に小腸に到達したという。しかしグルコース10%溶液の場合、小腸にたどり着くのに40分になったといいます。糖の濃度が高くなるほど、小腸は充分に吸収時間を確保するために、ゆっくり輸送されるものと考えられます。ドリンクの補給は、濃度と頻度が重要になります。

効果的なアミノ酸の補給法
糖の補給が追いつかなくなると、筋肉をアミノ酸に分解して糖化します。飢餓状態に対応する緊急回路で「糖新生」ともいわれます。筋肉破壊を防ぐには、レース中盤からのアミノ酸がポイントです。

スポーツコラーゲン

アミノ酸の中でもアラニンが、肝臓内の「グルコース‐アラニン回路」によって糖になります。その他、グルタミン、アルギニンも回路があります。

アミノ酸の補給には、アミノ酸ドリンクが手軽ですが、アラニンの補給量を考えると、コラーゲンなどのアミノ酸食品をとることが効果的です。コラーゲンはアラニンをとても多く含む成分です。


5、おまけ

運動後のグリコーゲンの回復も重要な要件です。通常グリコーゲンが回復するには、24時間必要です。食事内容によっては、3日以上かかることもあります。

グリコーゲンを早く回復させるには、運動直後に糖の吸収力が高い糖質をとることが重要です。時間が経つほど吸収力が低下しますので、運動後1~2時間までには炭水化物をガッツリいきましょう。



糖代謝のまとめ

効率化①糖の備蓄量を高める「カーボローディング」
効率化②LTの運動強度を高める
効率化③乳酸を活用する
効率化④糖が枯渇したときの対策
https://sports119.jp/toutaisha-controle
20:777 :

2024/03/19 (Tue) 15:20:18

脂肪を狙い撃ち!ケトン体回路とは?誰でも簡単に切り替える方法も紹介
2023年10月30日
https://shozankan-shop.com/lab/?p=4707

体内になる3つのエネルギー回路
MCTオイル


断糖高脂質食の金森式ダイエットや糖質制限など、「体脂肪を燃やしてエネルギー源にする」ダイエットが、今人気を集めています。

そのなかで注目されているのが「ケトン体回路(ケトジェニック)」です。

しかし、

「ケトン体回路って何?」「体をケトン体回路に切り替える方法がわからない」など、疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

そもそもケトン体回路とは何か?
ケトン体回路に切り替えるために必要な3つの要素

を解説しています。

ポイントは「低糖質と高脂質」です。糖質制限・ケトジェニックダイエットの参考にしてみてください。



ケトン体回路はエネルギーを生み出す回路の1つ

私たちの体は、食べ物から取り入れた栄養を分解・吸収し、エネルギーに変換して動いています。

エネルギーの変換に使われるのは3つのエネルギー回路で、今回解説する「ケトン体回路」はそのうちの1つです。

3つのエネルギー回路は、エネルギー源となる物質が以下のように異なります。

エネルギー回路 エネルギー源
解糖系(第1の回路) 糖質(ブドウ糖)
糖新生(第2の回路) タンパク質(アミノ酸)、脂質(グリセロール)
ケトン体回路(第3の回路) 脂質(脂肪酸)
これら3つの回路はすべて均等に働いているわけではありません。

私たちの体は主に「解糖系」でエネルギーを生み出し、条件によって「糖新生」や「ケトン体回路」を使い分けています。

ケトン体回路を効率的に働かせるために、各回路の働きと「3つの回路」の関係を簡単に理解しておきましょう。

体内で働く3つのエネルギー回路



解糖系(第1の回路)|糖質をエネルギーに変える
解糖系の図
第1の回路「解糖系」は、食べ物から摂取した糖質(ブドウ糖)をエネルギーに変換する回路です。

現代の糖質過多な食生活では、解糖系がメインのエネルギー回路といってもよいでしょう。

解糖系で生み出されたのち使い切れずに余ったエネルギーは、「グリコーゲン」という形で肝臓に蓄えられます。

糖新生(第2の回路)|タンパク質と脂質をエネルギーに変える
糖新生の図
体内の糖質(ブドウ糖)が枯渇すると、体は肝臓に蓄えた「グリコーゲン」をブドウ糖に分解して使い始めます。

しかし肝臓に蓄えられるグリコーゲンは、およそ18~24時間で使い切る量しかありません。

そこで働き出すのが第2の回路「糖新生」です。

糖新生が働き始めると、筋肉中のタンパク質や脂肪細胞からブドウ糖を作り、エネルギーに変換します。
自分の体を分解してエネルギーを生み出す、いわば人体の非常システムです。

そのため、作られるブドウ糖は決して多くはなく、量にも限りがあります。

ケトン体回路(第3の回路)|脂質をエネルギーに変える
ケトン体回路の図
第1の回路「解糖系」と第2の回路「糖新生」は、糖質を分解したブドウ糖を元にエネルギーを生み出す回路でした。

しかし、ブドウ糖が不足した状態が続きエネルギーを生み出せなくなると、体は解糖系・糖新生から「ケトン体回路」にシフトします。

ブドウ糖ではなく、脂質を分解した脂肪酸と、脂肪酸がエネルギーになる過程で生まれるケトン体をエネルギーとして使うようになるんです。

またケトン体回路では、食べ物に含まれる脂質と体に蓄えられた脂質を分解してエネルギーを作り出します。

「ケトン体回路で脂肪が燃える」といわれるのは、こういった働きが理由です。

ケトン体回路を動かすには「糖質制限」が必須
体はブドウ糖から十分なエネルギーを生み出せなくなると、脂質からエネルギーを生み出す「ケトン体回路」を働かせます。

つまり、体からブドウ糖を意図的に枯渇させれば、ケトン体回路が動きやすくなるということ。

「意図的にブドウ糖を枯渇させる」=「糖質制限」のことなので、ケトン体回路を動かすためには糖質制限が欠かせないのです。

ブドウ糖が枯渇した状態を維持すればするほど、ケトン体回路は活発に働き続けます。

ケトン体回路でダイエットに取り組む間は、糖質制限を意識しましょう。

もしくは、食事に「MCTオイル」を加えてみてください。
MCTオイルはケトン体回路の図でも紹介した「中鎖脂肪酸」100%で作られているオイルで、摂取後、肝臓で吸収されるときにケトン体を生成してくれます。

この時、糖質が体内にある状態でも、MCTオイルはケトン体を生成してくれるのがポイントです。

そのため完全に糖質が枯渇していない状態でもケトン体を生成し、体をケトン体回路に切り替わりやすくしてくれます。

MCTオイルについてもっと詳しく知りたい方は「中鎖脂肪酸(MCT)とはどんな成分?健康やダイエットに良いって本当?」の記事も参考にしてみてください。

誰もが「ケトン体」を生み出せる|古代人はみな「ケトン体回路」だった

いくらケトン体回路で脂肪が燃えるといっても、体内のブドウ糖を枯渇させ、体のメインエネルギーを脂質に変えるのは難しく感じますよね。

実際、現代の食生活は糖質中心であり、糖質をメインのエネルギー源として使う体になっています。

しかし糖質がエネルギー源の中心になったのは、農耕が始まったおよそ1万年前から。
それ以前は狩猟と採集を中心に食料を得ており、肉、魚、木の実が食生活のメインだったといわれています。

つまりタンパク質や脂質がメインのエネルギー源であり、「ケトン体回路」で生きていたと考えられるんです。

そこから、農耕が発達して安定的に食料を得られるようになると、食生活は穀物(炭水化物)中心に変化。

エネルギー源が糖質中心になったため、体内でケトン体回路が使われることはほぼなくなってしまいました。

とはいえ人類が誕生してから600万年、農耕が始まったのはたったの1万年です。
タンパク質と脂質がエネルギー源だった期間に比べれば、糖質をエネルギー源としている期間はごくわずかといえます。

長い間人類の生命活動をを支えてきた「ケトン体回路」は、人のDNAに深く刻み込まれています。
なので食生活を少し工夫すれば、誰でもケトン体回路を呼び起こすことができるんですよ。

まずは2週間!ケトン体回路を動かすための3ステップ
普段は使われていない「ケトン体回路」を呼び起こすためには、食事の脂質量と糖質量をしっかり管理する必要があります。

「ケトン体回路」移行への基本ステップは以下のとおりです。

「低糖質(ローカーボ)」な食生活に変える
食事に「良質な脂質」をプラスする(高脂質な食事)
最低2週間は「低糖質・高脂質」な食事を継続する
各ステップを具体的に解説します。

Step1.「低糖質(ローカーボ)」な食生活に変える

「ケトン体回路」を動かすためには、エネルギー源を糖質から脂質へシフトする必要があります。

そのためには、まず食生活を「低糖質(ローカーボ)」なものに変えましょう。

低糖質な食生活には4つの段階があり、各段階で一日に摂取する糖質の目安量が異なります。

糖質制限の段階 1日の糖質摂取量(目安)
スーパー糖質制限 60g以下
スタンダード糖質制限 80g以下
プチ糖質制限 100g以下
緩やかな糖質制限 120g以下
ケトン体回路を動かすために理想的な糖質摂取量は、一日30〜60gです。

ただし急激に糖質量を制限すると、低血糖による頭痛や吐き気が起こる可能性があります。

体に負担のないよう緩やかな糖質制限から始めていき、最終的にスーパー糖質制限の段階を目指しましょう。

Step2.食事に「良質な脂質」をプラスする

食事から供給される糖質量が少なくなると、体は糖新生を起こし、同時にケトン体回路も動かしてエネルギーを生み出します。

ケトン体回路を動かしやすくするためには、一日に必要なカロリーのうち60%を脂質で摂取するとよいといわれています。

なかでもMCTオイルはキャノーラ油やオリーブオイルといった一般的な食用油と比べてエネルギーになりやすく、体内でケトン体の生成を促してくれる脂質です。

毎日の食事に、小さじ1杯程度から取り入れてみてください。

その他にも、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれる「亜麻仁油」「グラスフェッドバター」など、良質な脂質をあわせて摂取しましょう。

また、ケトン体回路に入る前の糖新生ではエネルギー源として筋肉中のタンパク質が使われるため、筋肉を維持するためにはタンパク質の摂取が欠かせません。

一日あたり「自分の体重×1.4~2g」を目安にして、タンパク質を摂取しましょう。

Step3.最低2週間は「低糖質+高脂質」を継続する

体内でケトン体回路が活発に動き、ケトン体が主なエネルギー源になるまでには、およそ2週間かかるといわれています。

そのため、最低2週間は「低糖質+高脂質な食事」を継続し、ケトン体が作られやすい状態を保ちましょう。

ケトン体回路が動き出すと以下のような症状があらわれるので、体質変化の目安にしてください。

体臭・口臭が甘酸っぱいような匂いになる
空腹感を感じにくくなる
ケトン体回路がどれくらい動いているかを正確に把握したい場合は、ケトン体を測定する試験紙や器具を使用するのもおすすめです。

「MCTオイル」でケトン体回路を呼び起こす!

MCTオイルには

「一般的な油と比べて消化・吸収のスピードが早い」
「エネルギーとして使われやすい」
「ケトン体の生成を促してくれる」
といった点が特徴があります。

MCTオイルを継続して摂取すると、体内でケトン体の生成を促しつつ、体が脂質をエネルギーとして使うことに慣れていきます。

普段の食事にMCTオイルをプラスするだけで、ケトン体回路が働きやすくなるんです。

例えば、ダイエット初心者で緩やかな糖質制限をしている時は、通常ケトン体回路に切り替わりにくい状態ですが、MCTオイルを摂取すれば、それだけでケトン体回路を動かすきっかけとなり、ケトン体を効率的に生み出してくれます。

またMCTオイルは、一般的な油のおよそ10倍のケトン体を生成することが研究*で判明しています。(参照元:https://www.nisshin-mct.com/contents/page198.html

ケトン体回路を活発に働かせるためには、MCTオイルが「必需品」といっても過言ではありません。

リピーター続出!選ばれ続けている「仙台勝山館MCTオイル」とは?

仙台勝山館MCTオイルは、化学添加物を一切使わない製法で、エネルギー効率の良い「C8」「C10」のみを抽出。
また、無味無臭ですのでどんな料理にも合うという特徴があります。

製造工程から実際の食卓に並ぶまでをこだわり抜いた「高品質なMCTオイル」なんです。



まとめ
ケトン体回路は脂質をエネルギー源とする代謝回路の1つで、体内の糖質が枯渇すると働きが活発になります。

また、体内の中性脂肪を分解してエネルギーを生み出すので、脂肪燃焼やダイエットに効果的です。

ケトン体回路を動かすために、まずは2週間「低糖質+高脂質な食事」と「MCTオイルの摂取」を継続しましょう。
https://shozankan-shop.com/lab/?p=4707
21:777 :

2024/03/19 (Tue) 19:54:57

血糖値がよくても糖尿病で失明する理由
眼科医 平松類
https://www.youtube.com/watch?v=LWtZy_ivLzQ

糖尿病で 失明する人がいる
と聞くと
「それはすごく血糖値が悪い人だけだろう」
と思う方いますが。
今の血糖値が良くても
〇過去の血糖値が悪い
〇糖尿病になってから長い
〇高血圧・腎機能の低下がある
などがあると失明にむかってしまうこともあるので
内科だけではなく眼科の診察も必要になります。
22:777 :

2024/03/20 (Wed) 12:01:51

市販の牛乳・乳製品と海外製牛肉は女性ホルモンが大量に含まれているので絶対に買ってはいけない


牛乳有害説「乳糖不耐症は関係ない!?」【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=l3dbKtOg54U

牛乳有害説「超高温殺菌とホモジナイズ」牛乳は製法にも問題がある?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=30LqdhEvz14

牛乳有害説「残留したホルモンが危ない!」エストロゲンとIGF-1の発ガン性【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=xErVkWVQmuE

牛乳と乳がんについての最新の研究報告があり、とても衝撃的な結果となりました。乳製品とがんについて科学的に説明します。【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=9_ulItbgtNU

バターに女性ホルモンは残留している!?牛乳以外の乳製品にエストロゲンの残留はどうなっているか?ホルモンの危険性とは?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=7NkZtodmHKg

牛乳に抗生物質が残留している!?抗生物質の副作用は危険!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=bMP7IH7vjGI

牛乳有害説「カゼインと炎症」【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=jAOqJu8p6bE

「牛乳は子牛の飲み物で人間の飲むものではない」と言う方へ。牛乳反対派へ告ぐ!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=beJzAa8QfyY

ヨーグルトは食べても大丈夫ですか?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=RejKC71PxZg

アメリカ産牛肉の残留ホルモン濃度がやばすぎる!乳がんのリスクを上げる残留エストロゲンとは?とにかく避けろ!【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=xXxqejCxUOQ

赤身肉のリスクについて!赤身肉の習慣的な摂取はガンや心臓病のリスク、死亡率の上昇に!?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=YSo5FsI9Djo

グラスフェッドを選ぼう!牧草牛は〇〇の栄養価が高くなる!?抗生物質の残量はどうなの!?【栄養チャンネル信長】
https://www.youtube.com/watch?v=XIC6YyWkqJE


▲△▽▼


「牛乳は体に悪い」というネット情報は正しかった


【ベストセラー】船瀬俊介「牛乳のワナ メディアでは報道されない乳製品の黒い真実 」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=04vki-pyZLk&t=59s

▼【目次】

2:50 ①限 飲めば飲むほど早死にする悪魔の飲み物
14:56 ②限 牛乳2倍でガンが9倍!? 牛乳は史上最悪の発ガン飲料だった
26:49 ③限 飲めば飲むほど骨が折れ、血管が詰まる最悪な飲み物


※牛乳2倍でガンが9倍!?牛乳は史上最悪の発ガン飲料だった
https://www.youtube.com/watch?v=8DVjzGYmN1Q


【衝撃作】「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」を世界一わかりやすく要約してみた
https://www.youtube.com/watch?v=Qj_EknoKFVE

▼【目次】
1:20 ①章 なぜパンと牛乳なのか?
9:45 ②章 パンと牛乳をやめた方がいい理由
21:36 ③章 では、何を食べれば良いのか?

▼参照
タイトル:パンと牛乳は今すぐやめなさい!
著者:内山葉子
出版社:マキノ出版
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E4%BB%8A%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-3%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%A7%E4%BD%93%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B-%E5%86%85%E5%B1%B1-%E8%91%89%E5%AD%90/dp/4837613101?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%B1%E3%82%93%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%83%91%E3%83%B3&qid=1627723757&sr=8-2&linkCode=sl1&tag=takemi7772000-22-jd3457007g3hsn-amazon.jp-542dn342356eiy5h-22&linkId=79583672df418700ceef602c826ad950&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl


【10分で要約】「パンと牛乳は今すぐやめなさい! (3週間で体が生まれ変わる)」を解説!
https://www.youtube.com/watch?v=aEGC0ZmC55U

<目次(チャプター)>
0:34 パンをやめるべき理由
3:52 牛乳をやめるべき理由
8:17 では何を食べれば良いのか
9:12 まとめ&エンディング



加工乳・低脂肪乳を飲むとガンになる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/726.html

鼻炎と蓄膿症を悪化させる食べ物 : 乳製品、砂糖、油
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1003.html

吉野敏明 _ 病気になる原因は小麦・植物油・ 牛乳
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14141482

いつもの朝食が死亡原因?! 99%の人が知らないパンと牛乳の闇
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1313.html

牛乳有害説は医学的に否定されている?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16840141

長生きのフランス人はバゲット(フランスパン)と乳製品が大好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html

長生きな人に共通する「好きな食べ物」は「肉・魚・卵・牛乳」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14099649

あらゆるお菓子の中で生クリームを使ったものが一番美味しい
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16840153

本物の生クリームはビタミン豊富で肌や美容にも効果がある
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16834485


23:777 :

2024/03/20 (Wed) 12:02:59

内山葉子の牛乳有害説は医学的に明確に否定されているという一般社団法人 Jミルクの流した悪質なデマ


いつの頃からでしょうか、牛乳にまつわる「ウワサ」が聞こえてくるようになりました。それによると、「牛乳は体に悪いもの」らしいのですが・・・。
そんなウワサを聞いて不安になってしまったら、ぜひこのページを参考にしてください。


「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」(内山葉子著 ビタミン文庫 マキノ出版)への見解(第1報)
平成29年11月2日 一般社団法人Jミルク
https://www.j-milk.jp/news/hn0mvm0000005cb8.html

牛乳の気になるウワサをスッキリ解決! 2021年4月5日
https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa_index.html



パンと牛乳は今すぐやめなさい!
著者:内山葉子
出版社:マキノ出版
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E4%BB%8A%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-3%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%A7%E4%BD%93%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B-%E5%86%85%E5%B1%B1-%E8%91%89%E5%AD%90/dp/4837613101?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%B1%E3%82%93%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%83%91%E3%83%B3&qid=1627723757&sr=8-2&linkCode=sl1&tag=takemi7772000-22-jd3457007g3hsn-amazon.jp-542dn342356eiy5h-22&linkId=79583672df418700ceef602c826ad950&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl


▲△▽▼


以下が悪質なデマ

「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」(内山葉子著 ビタミン文庫 マキノ出版)への見解(第1報)
平成29年11月2日 一般社団法人Jミルク
https://www.j-milk.jp/news/hn0mvm0000005cb8.html

表記の本が、2017年9月23日に出版され、その後も積極的な販促活動が行われています。

本書の内容は、牛乳有害論などのいわゆる「アンチミルク」の言説に利用される可能性があり、また消費者や酪農家からの照会が寄せられる可能性があります。特に、『第3章 なぜ、牛乳をやめたほうがいいのか?』の記述の中で「牛乳が健康リスクを高めている」との筆者主張に対するJミルクの見解を整理しましたので、参考としてください。

下線のある項目について見解を表しています

1.「牛乳は健康にいい」は誤った思い込み(p.94-95)
2.なぜ、「牛乳のウソ」、が定着したのか(p.96-98)
3.昔よりも今の牛乳は害が大きい(p.98-100)
4.人は牛乳たんぱく質を分解できない(p.101-102)
5.中毒を起こすモルヒネ様の物質に変化する(p.103-104)
6.日本人に不足がちな鉄の吸収を阻害する(p.104-105)
7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)
8.日本人の約8割は乳糖を分解する酵素がない(p.109-111)
9.ホルモンバランスをくずして発ガンのリスクが増大(p.111-113)

 本見解は、取り急ぎ第一報としてご提供するもので、今回は1 - 7(5を除く)の項目につき見解を表します。

項目8、9の内容については、多くは既にJミルクHP:「牛乳の気になるウワサをスッキリ解決!」で説明してきており、そちらを参照ください。ただし必要に応じて別途追記していく予定です。

牛乳の気になるウワサをスッキリ解決!のページへ
https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa_index.html

【問い合わせ先】
一般社団法人Jミルク マーケティンググループ


1.「牛乳は健康にいい」は誤った思い込み(p.94-95)
【本書内の記述】
●『牛乳アレルギーのある子どもに対して、減感作療法(アレルゲンを少しずつ体に入れて慣れさせる治療法)などといって、少量ずつ牛乳を与え、即時型のアレルギー反応が出なくなったら、喜んで毎日の給食で与えることもあります。しかし、こうして牛乳をとることで、目に見えやすい即時型のアレルギー症状は出なくなっても、多くのアレルギー性鼻炎や発達障害、慢性関節リウマチ、便秘や下痢、潰傷性大腸炎やクローン病といった腸の炎症疾患、月経異常・子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣嚢腫などの生殖器疾患、前立腺ガンや乳ガンなどのリスクはふえています。(p.95)』

【Jミルクの見解】
著者は「減感作療法(*)等を行うことによってアレルギー症状が治まったように見えても、別の病態発症リスクが増えている」と主張しています。

これは牛乳アレルギーを有する子どもについての説明です。しかしながら、アレルギーの有無に関わらず潜在的なリスクがあるかのように捉えられかねない表現であり、その点は混同しないように注意をする必要があります。

また、ここに挙げられている病態のほとんどは、牛乳アレルギーと関連性のないものです。そのような事実を示す証拠はありません。著者は明確な証拠(エビデンス)を示すべきです。
*減感作療法:アレルゲンを積極的に投与して馴致しアレルギー症状を抑える療法
2.なぜ、「牛乳のウソ」、が定着したのか(p.96-98)
【本書内の記述】
●『スポック博士は(育児書の)第7版の改訂をしました。その改訂版では、6版まで「とるべき」としていた牛乳・乳製品を、「とるべきではない」として、菜食を推奨する内容となっているのです。(p.97)』
●『「牛乳・乳製品を摂取するべきではない」とした第7版は日本では出版されず、その訂正内容が広く知られることのないまま、今日に至ります。(p.97)』

【Jミルクの見解】
著者は日本に「牛乳は健康にいい」という固定観念が生じた理由としてアメリカの著名な小児科医師ベンジャミン・スポック博士の著書『スポック博士の育児書』による影響を挙げています。

この本は世界的ベストセラーと言われ、第7版まで出版されています。第6版までの「牛乳を摂るべき」の主張を、7版では「摂るべきではない」と翻し、かつ菜食主義を推奨する内容に変わったため、大きな反響がありました。

著者は「育児書」の6版までが誤りで7版の主張が正しいとの前提に立ち、6版までの情報が広く流布された結果、「牛乳は健康にいい」という誤った認識が広まり「牛乳のウソが定着した」との論を展開しています。

第6版の出版は1992年、スポック博士が88歳のときでした。その後病を得て、それを機にベジタリアン(菜食主義者)となりましたが、健康を回復したことから1998年に上記のような宗旨替えをして第7版を出版し、その年に94歳で没しています。

著者は、スポック博士のこのような「変節」を批判なく受け入れていますが、その妥当性についての科学的な論拠は説明されていません。

スポック博士は自分が病気になった理由を「牛乳乳製品を取り続けてきたから」、病気が回復したのは「それを止めたからだ」と、”確信”したのかもしれません。しかしそれだけで牛乳が犯人であるとするのは、科学的な判断とは言えません。

***********************************

【本書内の記述】
●『(牛乳中に含まれる)カルシウムは人体でほとんど利用されず、それどころか骨からカルシウムを溶け出させることがわかっています(詳しくは後述)(p.98)』

【Jミルクの見解】
この記述は誤りです。詳しくは、「7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)」の項で説明します。
3. 昔よりも今の牛乳は害が大きい(p.98-100)
【本書内の記述】
●『時代が移って大量生産が始まると、牛乳は衛生上の理由から加熱されるようになりました。加熱のしかたは、多くが120~130℃で2~3秒間加熱する超高温殺菌です。75℃で15秒加熱する高温殺菌や、62~65℃で30分加熱する低温殺菌もありますが、どんなに低くても62℃以上です。(p.99)』

【Jミルクの見解】
今も昔も、食品における最大のリスクは微生物の影響です。牛乳は腐敗し易いものであり、それは含まれている菌の繁殖によって進みます。昔から牛乳の栄養価値を利用するうえで、この微生物のリスクをいかに封じ込めるかに腐心してきました。生乳の殺菌はこうしたリスクをなくす上で必要不可欠な工程です。殺菌技術が確立・改良されたことによって、安心して牛乳を飲むことができるとともに、賞味期限(保存性)も飛躍的に伸びています。

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【本書内の記述】
●『後述するように、牛乳のカゼインは、もともと人体では消化されにくい成分です。しかし、生の牛乳には、酵素が生きているので、カゼインを分解する酵素が含まれていました。(p.99)』
●『タンパク質でできている酵素は、条件にもよりますが、おおむね60℃前後以上の加熱で活性が失われます。失われるのは酵素活性だけではありません。加熱すると、食中毒などを起こす有害菌を殺菌できますが、もともと含まれていた善玉菌も死滅してしまいます。p.99)』

【Jミルクの見解】
牛乳に多くの種類の酵素が含まれていることは、本当です。ただし、こうした酵素類は乳牛の分娩直後の乳に比較的多く含まれているもので、酵素量(活性)は日を追うごとに減少するとされています。人間でも同様で、初乳(出産直後の乳)の摂取は赤ちゃんが免疫力を獲得するうえで重要です。このように、生乳中に酵素等が含まれる理由は、免疫獲得に関係すると考えられています。しかし飲用に供する通常の生乳中の酵素等は大幅に減少しており、身体に影響を与えることはありません。

乳タンパクは大きく分けてカゼインとホエイの2種類に分けられますが、どちらも人間が体内にもつ酵素によって十分にアミノ酸にまで分解でき、栄養として利用することができます。牛乳を栄養源として利用する場合、乳中に含まれる酵素の助けなど全く必要がありません。(この点については「4.人は牛乳タンパク質を分解できない(p.101-102)」の項で詳しく説明します。)

また著者は、加熱殺菌の「デメリット」として「善玉菌が死滅してしまう」と述べていますが、栄養源としての牛乳を考えたとき有用菌の活用は二次的課題です。「乳酸菌を腸に届ける」など機能的な目的を実現するには、別途工夫が必要となります。

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【本書内の記述】
●『また、加熱によってタンパク質も変性して、消化・吸収されにくくなり、(p.99)』

【Jミルクの見解】
一般的に、タンパク質は加熱することによって「変性」しますが、牛乳を殺菌する程度の温度では、その変性は僅かなものです。その変性も、タンパク質全体の構造が変化するのであって、構成している各アミノ酸が壊れてしまうわけではありません。

必要なのは変性前のタンパク質そのものではなくて、個々のアミノ酸なのです。「変性」により消化できなくなるわけではありません。肉や卵に含まれるタンパク質も、焼いたり温めたりすることで「変性」しますが、それによって栄養的価値がなくなるわけではなく、むしろ「変性」によって消化酵素の作用を受けやすくなり、消化・吸収されやすくなります。牛乳中に含まれるタンパク質も同様で、加熱によってタンパク質源(アミノ酸源)としての栄養的価値が損なわれることはありません(「4.人は牛乳タンパク質を分解できない(p.101-102)」の項参照)。

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【本書内の記述】
●『ビタミンやミネラルにもこわれてしまうものが多くあります。(p.99)』

【Jミルクの見解】
ビタミンには数多くの種類があって加熱に弱いものもありますが、通常実施の殺菌条件で全て壊れてしまうというものではありません。

牛乳に含まれるビタミン類の中ではビタミンA、E、B1、パントテン酸、葉酸、ビタミンCなどが比較的熱に弱いとされています。しかしながら殺菌工程の重要性を前提とすると、それによるビタミン類の一定量の減少は避けられないものです。

文部科学省では食品に含まれる各種栄養素の含有量の分析を行い、その結果を「日本食品標準成分表」として公表しています。「普通牛乳」という項目では、標準的な市販品を分析した結果から、ビタミン類についても一定量含有されていることが確認できます。

なお、ミネラルは無機物質で、常識的な意味で「こわれてしまうもの」ではありません。牛乳中のカルシウムの大部分がカゼインというタンパク質に保持されており、それが吸収率を上げることに役立っているのですが、この構造が均質化や加熱殺菌などの工程で「こわれてしまう」こともありません。

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【本書内の記述】
●『(ホモジェナイズ=均質化の工程で)酸化が進んだり、人体で消化されないトランス脂肪酸ができたりします。(p.100)』

【Jミルクの見解】
「ホモジェナイズ」とは、脂肪分の分離を防ぐため、高速攪拌により脂肪球を細かく均質化することですが、この工程では基本的に生乳は空気に触れないので酸化が進むことはありません。

また、トランス脂肪酸というのは、例えば植物油脂からマーガリンの製造で副産物として生じるものですが、「ホモジナイズ」の工程でトランス脂肪酸が生じる、ということはありえません。

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【本書内の記述】
●『多くの乳牛は遺伝子組み換え(GMO)の作物や、本来のエサである草ではなく穀物を与えられ、ホルモン剤などが投与されています。(p.100)』
●『抗生物質を投与されています。牛乳にはそれらの成分も含まれています。(p.100)』

【Jミルクの見解】
少なくとも日本では、乳牛へのホルモン剤の投与は法律で禁止されています。この記述からも、著者の日本の酪農や牛乳に関わる基本的知識が不充分であることがうかがえます。

また、乳牛も生きた動物ですから病気にもなり、抗生物質を含めて医薬品が投与されます。その場合、搾乳された生乳の出荷が、薬剤投与終了後における定められた一定期間を含めて禁止されています。

出荷生乳中の薬剤検査も徹底して行われており、残留農薬等についても安全が保たれるしくみ(ポジティブリスト制度による規制)が厳しく運用されています。
4.人は牛乳たんぱく質を分解できない(p.101-102)
【本書内の記述】
●『カゼインの種類により、消化するための酵素は違います。牛乳に含まれるカゼインは主にα型なのに対し、人が消化できるのはβ型です(母乳のカゼインは主にβ型)。前項でふれたとおり、生の牛乳ならα型を分解する酵素もいっしょにとれるので問題はありませんが、現在の牛乳は加熱してあり、酵素は働きません。ですから、牛乳に多く含まれるα型のカゼインは、私たち人間には消化できないのです。(p.101)』

【Jミルクの見解】
「カゼインは消化されにくい」という主張が、この後の「牛乳の消化が悪く、腸に未消化物がたまり炎症を起こしやすい(p.101)」との主張の根幹になっています。

これは全く事実に反するものです。これは非常に重要なポイントですので以下に詳しく説明します。

タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がった構造の化合物です。タンパク質は三大栄養素の一つですが、人間が本当に必要としているのはそれを構成している個々のアミノ酸です。食物からタンパク質として摂取し、消化管で個々のアミノ酸に分解・吸収し、血流に載って隅々の細胞に運ばれ、DNAに記された設計図に基づいてアミノ酸をつなぎ合わせ、必要なタンパク質を再合成するのです。このために私たちは「タンパク分解酵素」を持っています。ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。人間が牛乳を栄養源として利用する上で、牛乳中の酵素を利用する必要性はありません。体内にもつ酵素によって十分にアミノ酸にまで分解でき栄養として役立てることができます。

タンパク質にはいろいろなものがあり、その種類によって栄養的価値も異なります。それらの栄養的価値を評価する指標として、アミノ酸価と生物価(文末の解説参照)がよく用いられています。前者は、タンパク質を構成しているアミノ酸のバランスがどれだけヒトが必要とするアミノ酸のバランスに近いか、の指標であり、後者は、食したタンパク質量のうち、どれだけが実際に消化・吸収されてヒトの体内で利用されるか、の指標です。乳タンパクは他の食用に供される一般的なタンパク質に比べて、両指標とも非常に高い価であることが示されています。

カゼインは水に溶けないタンパク質です。牛乳中に含まれるカゼインは溶けているのではなく、非常に細かい粒子が均等に分散し、安定してその状態が保たれています。カゼインはそうした性質を持つタンパク質です。

ところが、カゼインは酸性にすると凝固します。この状態のものをカードと呼びます。胃の中は酸性ですから、牛乳は胃の中に入ると凝固してカード状になります。カゼインはこのように胃の中で凝固しますが、それで消化が出来なくなるわけではなく、十二指腸や小腸へ進む中で、ゆっくりと確実に消化は進みます。

カゼインはカルシウムの吸収と非常に深いかかわりのあるタンパク質です。ゆっくり消化されていくことで、カルシウムの吸収効率を高めるうえで意味があると考えられています(「7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)」の項参照)。

以上のことから乳タンパクは実際に栄養面で非常に高い評価を受けています。著者が言うような「牛乳のカゼインは、もともと人体では消化されにくい成分です」というのは事実ではないことがご理解いただけると思います。

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【本書内の記述】
●『カゼインを頻繁にとると、腸の中に未消化物がたまり、腸内に炎症が起こりやすくなります。すると、便秘・下痢など、腸の症状が起こります。また、人間が消化できないα型カゼインはアレルゲンとなりやすいため、遅延型アレルギーの原因にもなります。(p.101)』

【Jミルクの見解】
これまでに説明した通り、カゼインも含めて牛乳タンパク質の消化性はその他一般的なタンパク質に比べてとても優れているわけですから、ここでの主張は事実に反するものです。
6.日本人に不足がちな鉄の吸収を阻害する(p.104-105)
【本書内の記述】
●『α型カゼインは、胃に入ると、胃液と反応 して、カードとも呼ばれる乳餅(乳中のタンパク質が酸で凝固したもの)をつくります。(p.104)』
●『胃酸と反応したカードは、粘着力の強いタンパク質となります。これが栄養素の吸収を妨げるのです。多くのビタミン・ミネラルの吸収が妨げられます。(p.104)』

【Jミルクの見解】
カゼインは胃の中に入るとカードを作るというのは事実です。カゼインのカードが消化されずに胃・腸の中に滞留すれば、あるいは「吸収を妨げる」可能性があるかも知れません。しかし、カゼインは先に説明してきたように、それを構成するアミノ酸のバランス(アミノ酸価)や消化性(生物価)の面から、栄養面で高い評価を得ているタンパク質であり、問題なく消化されます。著者が指摘した原因で、ビタミンやミネラルの吸収が妨げられることはありません。

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【本書内の記述】
●『特に重要なのが「鉄」の吸収が阻害されることです。(p.104)』

【Jミルクの見解】
ミネラル類の吸収が阻害されるとの著者の主張は、これまでの説明によって誤りであることが解かります。また牛乳中の鉄含量はわずかなもので、牛乳から鉄分供給を期待するのは適切な考え方とは言えません。

なお、鉄は乳児にとっても必要な栄養素ですが、離乳のころまでは体内に蓄えられた鉄でまかなう仕組みになっています。しかし離乳期を過ぎれば鉄を何らかの栄養源から摂る必要があります。

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【本書内の記述】
●『牛乳を常飲している人は、ビタミン・ミネラル不足による肥満のほか、疲労感、無気力感などもおこることがあります。(p.105)』

【Jミルクの見解】
既に述べたように、牛乳飲用を原因としてビタミン・ミネラルの吸収が妨げられる事実はありません。従って、それを原因として疲労感・無気力感が生じることもありません。

なお、牛乳の摂取習慣と肥満との関連性については、全脂肪牛乳(脂肪分を除いていない牛乳)、低脂肪牛乳(脂肪分を取り除いた牛乳)に関わらず、関連性がみられないことを示す疫学研究結果が報告されています。

Smith JD, Hou T, Ludwig DS, Rimm EB, Willett W, Hu FB, Mozaffarian D.
Changes in intake of protein foods, carbohydrate amount and quality, and long-term weight change:results from 3 prospective cohorts.
Am J Clin Nutr. 2015;101:1216–1224.
7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)
【本書内の記述】
●『α型カゼインは、牛乳のカルシウムの吸収率にも深くかかわっています。本来、カルシウムは胃でイオン化(体内で吸収できるようになること)されたあと、腸で吸収され、栄養素として使われます。ところが、牛乳中のカルシウムは、多くがα型カゼインと結合しているため、胃の中でイオン化せず、吸収されにくくなっているのです。(p.105-106)』
●『また、牛乳を加熱滅菌することで、カルシウムはリン酸カルシウム塩という物質に変化し、体はそれを使えなくなります。つまり、牛乳には確かにカルシウムは多く含まれるのですが、体はそれを有効に使うことができないのです。(p.106)』

【Jミルクの見解】
これらの主張は、カルシウムの吸収メカニズムから事実誤認の内容と言えます。

カゼインは構造中にリン酸構造を含んでおり、カルシウムはこのリン酸部分に結合しやすく、そのためカルシウムはカゼインに保持されています。この性質が、カルシウムの吸収を助けています。
カゼインは胃の中に入ると凝固してカード状になります。この時リン酸とカルシウムの間のつながりが一旦切れて、カルシウムはカルシウムイオンとして胃液中に溶けだすと考えられます。

カード状になったカゼインの方は、消化が比較的ゆっくり進みます。十二指腸や小腸へ進んでからも消化液が分泌されて、そこで消化が進んでいくものもあります。

胃の中で遊離状態となったカルシウムイオンの方ですが、これらは胃の中では吸収されずに、そのまま十二指腸や小腸へと進んでいきます。ところが、胃の中は強い酸性状態にありますが、十二指腸へ行くと、膵臓などから分泌される消化液のため、一転して環境がアルカリ性に変化していきます。

ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属類を除いて、殆どの金属元素はアルカリ側で不溶性の塩を作る性質を持っています。

つまりカルシウムは胃の中ではイオンの形で溶けていたものが、腸へ行くと遊離のカルシウムイオンとして存在する割合がぐっと減ってしまい、そのままだと吸収効率が悪くなってしまうのです。
ここでこれらイオン化しにくい金属類の吸収を助けるのが、カゼインホスホペプチド(CPP)です。このペプチドが共存すると、カルシウムを良く捕まえて、その上さらに腸管からの吸収を助けることが解明されています(文末の解説参照)。

カルシウムを含む食品は多数ありますが、牛乳中のカルシウムは特に吸収効率が高いことが知られており、それはこうしたメカニズムの存在によると考えられています。

小野伴忠、乳タンパク質におけるカルシウム動態とその応用、Milk Science Vol.54 No.2 2005

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【本書内の記述】
●『有効に使えないだけならまだしも、実は、牛乳を飲むとかえって体内のカルシウムが排出されるという現象が見られます。そのメカニズムはこうです。牛乳を飲むと、消化されにくいタンパク質を多くとることになり、腸の中にタンパク質の構成成分である残留物がふえます。この窒素残留物が吸収されて血液中にふえると、血液が酸性に傾きそうになるため、体はそれを元来の弱アルカリ性に戻そうとします。血液のpH(酸・アルカリ度)は、常に弱アルカリ性の狭い範囲で保たれるようにできているからです。血液を弱アルカリ性に戻すために、体は血液中のカルシウムをふやします。体内のカルシウムは、血液を弱アルカリ性に保つ役目もしているのです。そのために必要なカルシウムは、骨から溶かし出されます。(p.106-107)』

【Jミルクの見解】
既に述べた通り、牛乳タンパク質の消化性はその他一般的なタンパク質に比べて格段に優れていることから、ここでの主張は事実に反しています。

血液の恒常性を維持するためのカルシウム溶出は、生物としての生体反応(文末の解説参照)であり、牛乳飲用を原因としたものではありません。

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【本書内の記述】
●『2014年に話題となった、スウェーデンの大規模研究では、牛乳を多く飲んだ人のほうが寿命が短く、女性では骨折がふえるというデータが出ました。(p.107)』

【Jミルクの見解】
「2014年に話題となったスウェーデンの大規模研究」というのは、Michaëlssonらが報告したスウェーデンのコホート研究*の論文1)のことで、牛乳摂取と死亡率、女性の骨折との間に相関が見出されたとするものです。牛乳についての否定的な情報として当時国内外のメディアで多く取り上げられ注目を集めました。

しかし、この研究結果は、ほぼ同時に日本から発表された論文2)を始め、従来から報告されている同種の論文とは矛盾する内容でもあるので、発表当初から疑問視する向きも強かったのです。

実際その後、この論文の執筆者ら自身が、彼らの上記コホート研究1)を含めて他の類似研究のシステマティックレビュー*を行った結果として、「牛乳摂取と死亡率との間には一貫した関係性は見られなかった」と報告しているのです3)。

しかしながら、著者はそのことには全く触れていません。事実を認識していないとしたら、このような情報を発信する上で不勉強と言わざるを得ません。

なお、この種の論文については、その後他のグループからも上記1)の論文を含む29件の前向きコホート研究システマティックレビュー4)が報告されており、その中では、論文1)の異質性の高さが指摘されています。つまり他の論文に比べて結果の内容がかけ離れているということです。論文1)は対象者がスウェーデン人ということですが、このように結果に異質性の見られる場合は、その結果が本当だとするなら、その原因として、他の集団にはない、この集団に特有の生活習慣などを検証すべきだとされています。

1) Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: Cohort studies. Michaëlsson et al,
BMJ. 2014;349:g6015. doi: 10.1136/bmj.g6015.
2) Milk drinking and mortality: Findings from the Japan collaborative cohort study. Wang et al,
J. Epidemiol. 2015;25:66–73. doi: 10.2188/jea.JE20140081
3) Milk Consumption and Mortality from All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis, Larsson et al,
Nutrients 2015:7:7749-63. doi:10.3390/nu7095363.
4) Milk and dairy consumption and risk of cardiovascular diseases and all-cause mortality: dose–response meta-analysis of prospective cohort studies. Guo et al,
Eur J Epidemiol. 2017 Apr;32(4):269-287.


【参考】
●アミノ酸価と生物価について
牛乳に含まれるタンパク質が栄養面で高い評価を受けている理由として、タンパク質を構成するアミノ酸のバランスが、ヒトが必要とするアミノ酸のバランスに極めて近似していることが挙げられます。このバランスの度合を表す指標として「アミノ酸価」がありますが、牛乳に含まれるタンパク質のアミノ酸価は非常に高いことが知られています。

食品たんぱく質の栄養価としての「アミノ酸スコア」 日本食品分析センター
https://www.jfrl.or.jp/storage/file/news_no46.pdf (日本食品分析センターのサイトへ)

別の評価法として「生物価」という指標もあります。評価したいタンパク質を含む食餌とタンパク質を全く含まない食餌をそれぞれ被験者に食してもらい、夫々のサンプル中の窒素含量、便や尿中の窒素含量などを測定することで、被験者が食した当該タンパク質のうちどれだけの分が実際に消化・吸収されて体内に取り込まれたかを測定することができます。当該タンパク質の生物価は全卵タンパク質を100としたときの比(生物価という)で表すことになっています。これによると牛肉:80、米:59、小麦:54、大豆:74に対して牛乳:91と、牛乳タンパク質の生物価は非常に高い価であることが示されています。
「乳製品製造学」p.204-208 伊藤肇躬著 光琳


●「血液の恒常性を維持するためのカルシウム溶出は生物としての生体反応」の意味
カルシウムは骨を構成する成分としてだけでなく、細胞の営みに非常に重要な役割を担っている元素です。そのためカルシウムの血中濃度は常に一定に保たれる仕組みになっています(生体恒常性維持)。血中のカルシウム濃度が減ると骨からカルシウムを溶出させ、それを補う仕組みになっています。骨はそういうまさかの時のための貯蔵庫の役割も持っているわけです。体はまさに骨身を削って、そうした事態に対応しようとしているわけです。こうした事態を避けるために恒常的なカルシウム摂取が重要なわけですが、現状日本人のカルシウムの一日当たりの摂取量はその推奨量を充たしていないとされています。


●カゼインホスホペプチド(CPP)とカルシウムの吸収について
カゼインはタンパク質ですからアミノ酸が多数つながった構造をしていますが、その配列の中でセリンというアミノ酸が多数集まっているところがあります。セリンはリン酸が結合できる構造になっていて、このリン酸にカルシウムが結合することによって、カルシウムはカゼインに安定して保持されるようになっています。つまり牛乳中に存在する全カルシウムのうち、約2/3は遊離のカルシウムイオンとしてではなく、上記のようにリン酸化されたカゼインに結合・保持されており、カルシウムは全体として析出することなく、安定に分散して存在しています。

胃の中は酸性ですから、カゼインは胃の中に入ると凝固してカード状になります。この時リン酸とカルシウムの間のつながりが一旦切れて、カルシウムはカルシウムイオンとして胃液中に溶けだすと考えられます。

カード状になったカゼインの方は、消化が比較的ゆっくり進みます。アミノ酸がいくつかつながった化合物でそれほど分子量の大きくないものをペプチドと云いますが、タンパク質は最初いくつかの場所でハサミが入ってペプチドに切断され、その後さらに細断されて個々のアミノ酸までに分解されていきます。いくつかのペプチド断片を経て分解が進んでいきますが、胃の中にあるうちに全部分解されてしまうわけではなく、十二指腸や小腸へ進んでからも消化液が分泌されて、そこで消化が進んでいくものもあります。

ここでカゼインに特徴的なのが、消化が進む過程で生成するカゼインホスホペプチド(CPP)です。前に「カゼインにはセリンというアミノ酸が多数集まっているところがあり、それらセリンはリン酸化されている」と記しました。これらの部分がバラバラにならずペプチドとして切り出されるのです。ここで「ホスホ」というのはリン酸化されている、という意味です。このペプチドについているリン酸は、カルシウムがよく結合できる性質をもっています。カルシウムをよく捕まえる能力を持つと言い換えても良いでしょう。

一方、胃の中で遊離状態となったカルシウムイオンの方ですが、これらは胃の中では吸収されずに、そのまま十二指腸や小腸へと進んでいきます。ところが、胃の中は強い酸性状態にありますが、十二指腸へ行くと、膵臓などから分泌される消化液のため、一転して環境がアルカリ性に変化していきます。

中学生時代、理科の実験で、カルシウムイオンを含んだ水溶液にアルカリを加えると水酸化カルシウムの白い沈殿を生じるのを覚えておられる方も多いと思いますが、ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属類を除いて、殆どの金属元素はアルカリ側で不溶性の塩を作る性質を持っています。つまりカルシウムは胃の中ではイオンの形で溶けていたものが、腸へ行くと遊離のカルシウムイオンとして存在する割合がぐっと減ってしまい、そのままだと吸収効率が悪くなってしまうのです。

ここでこれらイオン化しにくい金属類の吸収を助けるのが、先ほど説明したカゼインホスホペプチド(CPP)です。このペプチドが共存すると、カルシウムを良く捕まえて、その上さらに腸管からの吸収を助けることが解明されているのです(ペプチドごと吸収されるのではないかという説もあります)。カルシウムを含む食品は多数ありますが、牛乳中のカルシウムは特に吸収効率が高いことが知られており、それはこうしたメカニズムの存在によると考えられています。


●コホート研究とは
「コホート」とは、もともとは「集団」を意味する言葉で、 大勢の集団について個別に生活習慣についての情報を集め、10年以上の長期にわたって疾病の発症に関する追跡を行うことによって、 どのような生活習慣がどのような疾病の発症に関連しているのかを 明らかにすることを目的とする研究。


●システマティックレビュー(メタアナリシス)
単一のコホート研究としてではなく、複数の類似疫学研究をあらかじめ定められたプロトコルに従って統合的に解析するもので、単一研究に比べて格段に信頼性が増すといわれている。

【修正履歴】
(平成29年11月2日)



●Jミルクの解説文の中で、たんぱく質、タンパク質、たんぱく、タンパク等の術語が混在していましたが、これを「タンパク質」に統一しました。

●『また、加熱によってたんぱく質も変性して、消化・吸収されにくくなり、(p.99)』に対する説明の項で「むしろ「変性」によって消化酵素の作用を受けやすくなり、消化・吸収されやすくなります。」という一文を追加しました。

●『カゼインの種類により、消化するための酵素は違います。牛乳に含まれるカゼインは主にα型なのに対し、人が消化できるのはβ型です(母乳のカゼインは主にβ型)。前項でふれたとおり、生の牛乳ならα型を分解する酵素もいっしょにとれるので問題はありませんが、現在の牛乳は加熱してあり、酵素は働きません。ですから、牛乳に多く含まれるα型のカゼインは、私たち人間には消化できないのです。(p.101)』に対する説明の項で「DNAによりたんぱく質を再合成するのです。」を「DNAに記された設計図に基づいてアミノ酸をつなぎ合わせ、必要なタンパク質を再合成するのです。」に修正しました。同一箇所でさらに「ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。」の一文を追加しました。

注)著者は、牛乳中カゼインのヒトの消化能力に関して、「人が消化できるのはβ型だけで、α型はできない」旨述べていますが、これは完全に誤りであって、ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。
https://www.j-milk.jp/news/hn0mvm0000005cb8.html


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牛乳の気になるウワサをスッキリ解決! 2021年4月5日
https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa_index.html

いつの頃からでしょうか、牛乳にまつわる「ウワサ」が聞こえてくるようになりました。それによると、「牛乳は体に悪いもの」らしいのですが・・・。
そんなウワサを聞いて不安になってしまったら、ぜひこのページを参考にしてください。


ウワサ19~24 平成27年度生乳需要基盤確保事業 独立行政法人農畜産業振興機構 後援
ウワサ25~31・ちょっと気になる基礎知識「疫学研究」って? 平成30年度生乳需要基盤確保事業 独立行政法人農畜産業振興機構 後援
ウワサ32~33 2020年度生乳需要基盤確保事業 独立行政法人農畜産業振興機構 後援

監修
東北大学  名誉教授 齋藤忠夫 先生
女子栄養大学  教授 上西一弘 先生
国際生命科学研究機構 副理事長 桑田有 先生


ウワサ33 牛乳中の飽和脂肪酸は生活習慣病の原因? -その4- 低脂肪乳のほうが脂肪分が少なく健康的?
ウワサ32 乳糖不耐は改善できる?
ちょっと気になる基礎知識「疫学研究」って?
ウワサ31 たんぱく質を摂りすぎると骨粗しょう症になる?
ウワサ30 牛乳は太る
ウワサ29 牛乳は乳がんの原因になる 2
ウワサ28 牛乳中の飽和脂肪酸は生活習慣病の原因? -その3- 脳卒中のリスクが高まる!?
ウワサ27 牛乳中の飽和脂肪酸は生活習慣病の原因? -その2- 糖尿病のリスクが高まる!?
ウワサ26 牛乳中の飽和脂肪酸は生活習慣病の原因? -その1- 心臓血管病のリスクが高まる!?
ウワサ25 牛乳にはリンが多く含まれているから、 牛乳を飲むとかえってカルシウムが排出されてしまう
ウワサ24 牛乳・乳製品が心筋梗塞を招く
ウワサ23 牛乳にはIGF-1が含まれているので離乳期を過ぎた人間は飲んではいけない
ウワサ22 市販の牛乳には「女性ホルモン作用」がある
ウワサ21 日本人に、カルシウムは足りている
ウワサ20 牛乳を飲んでいる最近の子は早く成長が止まる
ウワサ19 現代の牛乳は薬漬けで満身創痍の牛から搾られており、質が悪い
ウワサ18 ”牛乳は「脱灰」を促進、骨を弱くする”
ウワサ17 牛乳のたんぱく質がカルシウムの吸収を阻害する
ウワサ16 日本人のほとんどは、牛乳を飲むとおなかをこわす
ウワサ15 そもそも牛乳は高カルシウム食品ではない
ウワサ14 牛乳は乳がんの原因になる
ウワサ13 牛乳のたんぱく質は「異種たんぱく質」であり、アレルギーを引き起こす
ウワサ12 粉ミルクは赤ちゃんの体に悪い
ウワサ11 牛乳にご飯は合わない、学校給食には必要ない
ウワサ10 ヨーグルトの乳酸菌は胃で死滅するため効果なし
ウワサ9 給食牛乳はアトピーや花粉症の原因
ウワサ8 牛乳は胃の中で固まるので消化が悪い
ウワサ7 市販の牛乳を子牛が飲むと死ぬ
ウワサ6  「世界4大酪農国」では骨折や骨粗鬆症が多い
ウワサ5 牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
ウワサ4 牛乳のナトリウムはカルシウムを排出するから 牛乳を飲むと体内のカルシウム量が減る
ウワサ3 牛乳を殺菌すると酵素が死ぬから体に良くない
ウワサ2 超高温瞬間殺菌で乳脂肪は酸化する
ウワサ1 ホモゲナイズされた牛乳の乳脂肪は“錆びた脂”


牛乳の「気になるウワサ」とは?!
「ウワサ」が記載されている本と、その当該箇所を示します。

ウワサ1 ホモゲナイズされた牛乳の乳脂肪は“錆びた脂”、ウワサ2 超高温瞬間殺菌で乳脂肪は酸化する
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)
p.105:『市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる。』
p.106:『ホモゲナイズすることにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結びつき、「過酸化脂質」に変化してしまいます。』
p.108:『超高温にされることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します。』

ウワサ4 牛乳のナトリウムはカルシウムを排出するから牛乳を飲むと体内のカルシウム量が減る
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.73:『カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまう』

ウワサ5 牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.70:『牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる』

ウワサ6 「世界4大酪農国」では骨折や骨粗鬆症が多い
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.73:『牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。』

ウワサ7 市販の牛乳を子牛が飲むと死ぬ
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.70:『市販の牛乳を(中略)子牛に飲ませると、その子牛は四、五日で死んでしまうそうです。』

ウワサ8 牛乳は胃の中で固まるので消化が悪い
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.69:『牛乳ほど消化の悪い食べ物はないといっても過言ではありません。』『牛乳に含まれるタンパク質の約八割を占める「カゼイン」は、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです。』

ウワサ9 牛乳はアトピーや花粉症の原因
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.72:『日本ではここ三十年くらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。(中略)その第一の原因は、(中略)学校給食の牛乳にあると考えています。』

ウワサ10 ヨーグルトの乳酸菌は胃で死滅するため効果なし
・新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)p.75:『ヨーグルトの乳酸菌は、胃に入った時点でほとんどが胃酸で殺されます。(中略)腸まで届いたとしても、はたして常在菌と手を取り合って働くことが本当に可能なのでしょうか。』

ウワサ11 牛乳はご飯に合わない、学校給食には必要ない
・幕内秀夫「給食で牛乳をやめて何が悪い」(『新潮45』特集 狂ったニッポン)
ご飯中心のメニューになると、牛乳が合わないのは当然ではないでしょうか。家庭や会社ではご飯と一緒に飲む人がいないのに(自分の嗜好で飲む人はいるかもしれませんが)、どうして学校給食ではご飯に合わせて牛乳を飲む必要があるのでしょうか。
・「生活習慣病を予防する食生活」(山梨医科大学名誉教授 佐藤章夫)
新・学校給食法は7つの「学校給食の目標」を掲げている。目標の6番目に「我が国や各地域の優れた伝統的な食生活についての理解を深めること」 とある。昼食の「ごはんとおかず」に「牛乳」をかならず添える食事が「伝統的な食生活についての理解を深めること」つながるのか。「ごはん+おかず+汁もの」に「牛乳」はまことに奇妙な組み合わせである。

ウワサ12 粉ミルクは赤ちゃんの体に悪い
・「1日2食健康法」(松井二郎)第3章 牛乳をやめる 母乳がわりに粉ミルクを与えるなどというのは子供に少しずつ毒を盛っているのと同じであるからただちにやめるべきである。
・「日本人だけが信じる間違いだらけの健康常識」(生田哲著/角川oneテーマ21)p.111: 子牛を急激に大きく成長させる牛乳を、ゆっくり成長するヒトの赤ちゃんが大量に飲まされれば、どうなるでしょう。栄養過剰となり、消化不良を起こします。過剰な栄養素は体外に排泄されますが、腎臓に大きな負担がかかるため、病気の原因になります。

ウワサ13 牛乳のたんぱく質は「異種たんぱく質」であり、アレルギーを引き起こす
・「日本人だけが信じる間違いだらけの健康常識」(生田哲著/角川oneテーマ21)p.106: 牛乳のタンパク質はヒトにとって異種タンパク質ですから、これが血液に入るとアレルギーを引き起こします。
・「子供を病気にする親 健康にする親」内海聡著/マキノ出版 p.85 カゼインは粒子が小さいため、腸の機能が弱っていると腸壁を素通りし、血液に入り込みます。体が必要としないこの異質のたんぱく質が血液に入り込むことで、アレルギー性疾患を発症するようになります。

ウワサ14 牛乳は乳がんの原因になる
・「日本人だけが信じる間違いだらけの健康常識」(生田哲著/角川oneテーマ21)
p.119 :牛乳と乳製品を多く摂取すると、細胞を増殖させるエストロゲンやIGF-1(インスリン様成長因子1)が血液中で上昇するのです。IGF-1は正常細胞でも、がん細胞でも細胞分裂を促進します。このため、細胞をがんに導いたり、がん細胞をさらに増やし悪化させたりするのです。
p.122 :牛乳に含まれるエストロゲンとIGF-1が、乳がんを発症させる張本人なのです。

ウワサ15 そもそも牛乳は高カルシウム食品ではない
・「子供を病気にする親 健康にする親」内海聡著/マキノ出版 p.86:そもそも牛乳は、カルシウムをそれほど含んでいません。牛乳とほかの食品のカルシウム含有量を同量の重さで比較すれば、小魚や煮干しは22倍、ヒジキは14倍、ワカメは7倍、ゴマは10倍、切り干し大根は5倍、大根の葉は2.5倍となります。
・「牛乳はモー毒?」真弓定夫監修/美健ガイド社 p.35:実は野菜や海草にはカルシウムが牛乳よりも沢山含まれているんです。牛乳100gの中にはカルシウムが110mg含まれています。これが大根の葉っぱだと260mg、2倍以上になります。小松菜1.5倍/こんぶ6.5倍/わかめ7倍/切り干し大根5倍/ひじき14倍/煮干し22倍

ウワサ16 日本人のほとんどは、牛乳を飲むとおなかをこわす
・「日本人だけが信じる間違いだらけの健康常識」(生田哲著/角川oneテーマ21)p.104:日本人の大多数は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロします。人類の大多数である東洋人や黒人といった有色人種では、この乳糖不耐症がほとんどです。むしろ牛乳を飲んでお腹を壊さない人が少数派なのです。
・「1日2食健康法」(松井二郎)人類の長い歴史の中で酪農民族であるヨーロッパ人は乳糖を分解できる小腸が形成されていったが、農耕民族の日本人は牛乳を飲む必要がなかったため乳糖を分解するような腸にはならなかったのだ。こういうと日本人が劣っているように思われるかもしれないがそうではなく、牛乳を飲めてしまう民族というのが世界的には例外なのである。牛乳は、日本人の体には合わない食品だ。

ウワサ17 牛乳のたんぱく質がカルシウムの吸収を阻害する
・甲南回生松本クリニックHP「ドクター’sボイス」2012年2月24日 牛乳のカルシウムはカゼインという牛乳に多く含まれるタンパク質と結合しているため、さらに吸収されにくくなっています。

ウワサ18 牛乳は「脱灰」を促進、骨を弱くする
・「食べない生き方」(女子力向上委員会)牛乳には、動物性たんぱく質が非常に多く含まれています。動物性たんぱく質を過剰に摂取すると骨からカルシウムが溶け出す脱灰が促進されます。脱灰を促進するもう一つの原因はマグネシウム不足です。牛乳は酸性食品である事に加え、マグネシウムはほとんど含まれておらず、カルシウムとマグネシウムの比率が極端に悪いため、二重の意味で脱灰を促進しやすくするのです。

ウワサ19 現代の牛乳は薬漬けで満身創痍の牛から搾られており、質が悪い
・「じつは危ない食べもの」南清貴/ワニブックスPLUS新書 p.72:現代の農業は、そんな牧歌的なものではありません。まるで工場のように、一定の品質の商品を、低コストで続々と生産することが求められているのです。牛乳の場合、品質の基準は乳脂肪率です。3.5%以上の濃度でないと、メーカーが買い上げてくれないといいます。ここで問題になるのが、原乳の季節変動。自然に近い放牧で育てられた牛は、夏になるとみずみずしい牧草を食べるので、水分が増える分だけ脂肪率が3%まで下がります。下がるのが自然なのです。でもそういう飼い方では「品質がばらつく」と評価されるわけです。そこで登場するのが人工的な穀物飼料。中身はトウモロコシです。
-中略-
トウモロコシは、牛に適したエサではないのです。なのに無理をして食べさせますから、当然、体がおかしくなります。人間でいえば胃炎や胃もたれのような症状は当たり前。免疫力も落ちるので感染症にかかりやすくなる。そこで飼料には、はじめから抗生剤や胃薬を配合します。成長促進用のホルモンを投与して成長を早め、生産性を高めるのも常套手段。運動はさせません。血中脂質を高めてメタボ状態にすれば、乳脂肪率が高くなるのです。もちろんそんな育て方をした牛は、長生きできません。

そんな薬漬けで満身創痍の牛が、質のいい牛乳を作れるでしょうか。ありえないことでしょうが、現代の生産管理では問題にならないのです。乳脂肪率が3.5%を上回っていれば高品質なのですから。


ウワサ20 牛乳を飲んでいる最近の子は早く成長が止まる
・「牛乳は子どもによくない」(佐藤章夫著/PHP新書)
p.188:最近の小学生・中学生は給食で毎日牛乳を飲まされているが、牛乳を飲んだからといって子どもの最終的な身長が高くなるわけではない。牛乳を飲んでいる最近の男の子は、牛乳を飲まなかった昔に比べて、早く大きくなって早く成長が止まってしまうのである。
p.189:最近の男の子の思春期が早まっている。思春期は精巣の発育に最も重要な時期で、男の子の思春期は精巣が大きくなることで始まる。最終的な精子の数を決定する精巣のセルトリ細胞数は思春期に著しく増える。〜中略〜前思春期〜思春期に取り込まれる牛乳中の女性ホルモンが成人男性の生殖能力(精子数)に与える影響を注意深く見守る必要がある。
p.192:かつては14歳を過ぎても身長が伸びていたのに、最近(2005年)の女子の身長は14歳を過ぎるとほとんど伸びなくなる。最近の女の子の思春期は、1950年頃に比べて1〜2年早く始まり、終了(初潮の到来)が早い。つまり、最近の女の子は、男の子と同様に、昔に比べて早く成熟してしまうのである。
p.193:早熟の一番の理由は、子どもの食べものが戦後の食糧難の時代に比べて格段によくなり、成長が促進されたからである。さらに、1960年頃から摂取量の急増した乳・乳製品中に含まれている女性ホルモンが思春期の到来に与えた影響を無視することはできないだろう。

ウワサ21 日本人に、カルシウムは足りている
・「牛乳は子どもによくない」(佐藤章夫著/PHP新書)p.175:この豊かな国日本で、平均値として不足している栄養素などあるはずがない。栄養学者は何を根拠にカルシウムが不足していると言っているのか。ただ単に「厚労省の摂取基準に比べて少ない」と言ってきたに過ぎない。健康政策を支える栄養学者が「カルシウムが足りない! 日本人に足りない栄養素はカルシウムだけ」と言い続けてきたから、日本人は「足りないのはカルシウムだ! もっとカルシウムを摂らなくては」と洗脳されてしまった。その背景には牛乳・乳製品を「売らんかな」の商業主義が見え見えである。

ウワサ22 市販の牛乳には「女性ホルモン作用」がある
・「牛乳は子どもによくない」(佐藤章夫著/PHP新書)
p.58:牛乳中の女性ホルモンは熱に強いので、加熱滅菌によって分解されない。したがって、市販の牛乳は女性ホルモン(数百pg/mLの卵胞ホルモンとその数十倍の黄体ホルモン)を含んでいる。
p.60:牛乳のホルモン作用は環境ホルモン(外因性内分泌攪乱物質)などと呼ばれる化学物質のホルモン作用に比べて桁違いに大きい。とくに、前思春期の子どもは性ホルモンの影響を受けやすい。
p.63:現在の日本の前思春期〜思春期である6〜14歳の子どもは平均して1日300gの乳・乳製品を摂っており、私たちが測定した市販牛乳の硫酸エストロン濃度は378pg/mL(0.378ng/mL)であった。この数値を採用すると1日当たりのエストロン摂取量は110ngに達する。
この300gという摂取量は2010(平成22)年の国民健康・栄養調査の数値で、実際の乳・乳製品の摂取量はこの1.5倍の500gにのぼると推定される。すなわち、エストロンだけで計算しても、現在の日本の子どもたちは体内生産量と同等量あるいはそれ以上の女性ホルモンを乳・乳製品から毎日摂りつづけているのである。
p.238:牛乳ホルモンの問題は現世代(乳がんと前立腺がん)だけでなく次世代以降にまで影響がおよぶ可能性もある。問題の性格と大きさがぜんぜん違う。学校給食の牛乳を再考することが食育の最優先事項である。

ウワサ23 牛乳にはIGF-1が含まれている。離乳期を過ぎた人間は飲んではいけない
・「牛乳は子どもによくない」(佐藤章夫著/PHP新書)
p.80:IGF-1は70個のアミノ酸からなるポリペプチドで牛乳には4-50ng/mLのIGF-1が含まれている。*2)牛乳中のIGF-1が直接吸収されるのかあるいは他の牛乳成分がIGF-1の生成を促すのか分からないが、牛乳によって血液中のIGF-1が増えることは周知の事実である。
*2)
Collier RJ, Miller MA, McLaughlin CL, Johnson HD, Baile CA.
Effects of recombinant somatotropin (rbST) and season on plasma and milk insulin-like growth factors I (IGF-I) and II (IGF-II) in lactating dairy cows.
Domest Anim Endocrinol 2008; 35:16-23.
p.82:赤ん坊の細胞分裂を刺激するようにデザインされた物質を、離乳期を過ぎた人間が口にしたらどうなるか。ミルクに含まれているIGF-1は、細胞の分裂増殖が最も盛んなときにその力を発揮する(すなわち、子どもでは乳児期と思春期。おとなではがんに罹ったとき)。離乳期を過ぎた人間は牛乳などを飲んではいけないのである。

ウワサ24 牛乳・乳製品が心筋梗塞を招く
「牛乳は子どもによくない」(佐藤章夫著/PHP新書)p.206:牛乳を介して大量のカルシウムを日常的に摂取すればどうなるか。過剰のカルシウムはそのほとんどが吸収されずにそのまま糞便中に排泄されてしまう。吸収されて血中濃度が高くなると、身体は急いで腎臓を通して尿中にカルシウムを排泄する。かくして血液中のカルシウムが9mg/dL前後の一定範囲に保たれている(ホメオスタシス)。平衡を保つ過程で血液中のカルシウムは身体の軟部組織に沈着することがある。とくに傷ついた組織あるいは異物の付着した組織に沈着しやすい。動脈硬化という傷をもつ血管は、カルシウム沈着の格好の標的となる。血液中のカルシウムはとくに血管内膜へのコレステロールなどの侵入によって形成される肥厚斑(プラーク)の周辺部に好んで沈着する。心臓を養う血管(冠動脈)のプラークにさらなるカルシウム沈着が起こって次第に管腔が狭まる。これが虚血性心疾患の始まりである。冠動脈の血流が途絶えると、心筋梗塞を起こす。
https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa_index.html
24:777 :

2024/03/20 (Wed) 19:41:35

2013年09月04日

リンゴやブドウなど果物が糖尿病リスクを低下 週3回が効果的
https://dm-net.co.jp/calendar/2013/020656.php

 リンゴやブドウ、ブルーベリーなどの果物を週に3回食べると、糖尿病の発症リスクが低下することが、米国の18万人以上を対象とした研究で明らかになった。ただし、糖分が多く食物繊維が含まれない果物ジュースを飲むと、逆に糖尿病リスクは上昇するという。
果物は皮を含めまるごと食べることが大切

 この研究は、ハーバード公衆衛生大学院栄養学部の村木功氏が主導して行われたもので、英医学誌「ブリティッシュ メディカル ジャーナル」に発表された。
 研究チームは合計18万7,382人を対象とした3件の研究を解析し、どのような食事スタイルをもっている人が2型糖尿病を発症しやすいかを調査した。調査期間中に1万2,198人(6.5%)が糖尿病を発症した。

 調査の結果、ブルーベリー、ブドウ、レーズン、リンゴ、西洋ナシなどの果物を、週に3回食べていた人では、2型糖尿病を発症する割合が約10%低下したことを突き止めた。特にブルーベリー、ブドウ、リンゴを週に2回以上食べていた人では、まったく食べない人に比べて糖尿病のリスクが23%減少していた。

 糖尿病リスクがもっとも低下した果物はブルーベリーで、糖尿病の発症率は33%低下した。ブルーベリーには、ビタミンAやビタミンC、βカロテンなどに加え、抗酸化作用の強いフラボノイドやポリフェノールが豊富に含まれる。

 果物や野菜には含まれるポリフェノールなどは、体の健康維持・増進に役立つ作用をもつことが解明され、「フィトケミカル」と呼ばれ注目されている。フィトケミカルは、植物自身が紫外線や害虫から自分を守るために作り出す物質で、果物や野菜の色素や香りの成分になっている。老化を促進し2型糖尿病やがんなどの原因になる活性酸素を消去する働きがあると考えられている。

糖尿病合併症を防ぐフラボノイド 野菜と果物の食べ方がポイント
 ブルーベリー以外の果物では、ブドウとレーズンは19%、プルーンは18%、リンゴと西洋ナシは14%、それぞれ糖尿病リスクを低下させた。オレンジやイチゴでは、糖尿病リスクは変わらなかった。1週間に飲む果物ジュースのうちの3回分を果物に変えることで、糖尿病のリスクが7%減少することも分かった。


 「果物や野菜を食べることが、健康的な食事スタイルとして奨励されています。今回の研究では、糖尿病を予防するために、果物を食べることが効果的であることが、あらためて示されました。ただし、果物は皮を含めてまるごと食べることが大切で、食物繊維が含まれない果物ジュースは勧められません」と、村木氏は説明する。
 果物ジュースに含まれるのは果汁のみで、また果汁に含まれる糖質、単糖類である果糖(フルクトース)であり、短時間に血糖値を上げやすいという。一方、果物をまるごと食べると、食物繊維が豊富なために、消化吸収のスピードが遅くなり、血糖値の上昇は緩やかになる。

 実際に、果物ジュースをよく飲む人では、糖尿病リスクは7%上昇していた。市販されている果物ジュースは、砂糖などを加えカロリーを増やしているものが少なくなく、肥満予防の観点からも勧められないという。

Skip the juice, go for whole fruit(ハーバード公衆衛生大学院 2013年8月29日)
Fruit consumption and risk of type 2 diabetes: results from three prospective longitudinal cohort studies(BMJ 2013年8月29日)

https://dm-net.co.jp/calendar/2013/020656.php
25:777 :

2024/03/23 (Sat) 07:41:51

スイーツ好き必見!甘いものを楽しんでも太らない方法
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2024/01/13
https://www.youtube.com/watch?v=mYfBNnHJh2o

あなたは
甘い物は好きですか?

甘い物好きな方でも
☑甘い物が大好きでよく食べる方
☑体重が太ると思っても、ついつい食べてしまう方
☑甘い物が止められない方
☑甘い物は太るから少し我慢している方
色々だと思います。

もしあなたが
おやつを我慢せずに
体重を維持出来たら
どうでしょうか?

そんな夢のような方法があるのですが
あなたは知りたいですか?

今回の動画
☑体が甘いものを欲しがる理由
☑ミトコンドリアとは
☑糖の種類
☑甘い物が嫌いな方は注意
☑スイーツの選び方
☑オススメのスイーツについて



白砂糖って体を冷やすの?
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/08/21
https://www.youtube.com/watch?v=Jk-npwNm4s8

あなたの白砂糖に対するイメージは
どうですか?

よくある健康情報だと
「白砂糖は体を冷やすので摂らないほうが良い」
とか
「冷え性や血圧が低い人は白砂糖はダメだ」
などと聞くことが多いかなと思います。

でも、実は
白砂糖では体は冷やさないんです!

今回の動画
☑砂糖が体を冷やす2つの説
☑5時間糖負荷試験とは
☑お砂糖はビタミン泥棒?
☑お砂糖について
☑サトウキビが原材料の糖
☑甜菜糖が原材料の糖
☑お砂糖の違いと注意点
☑現代でも脚気になる理由
☑ハチミツの良い点
☑控えてほしい糖について
26:777 :

2024/03/25 (Mon) 00:16:20

40歳以上必見!運動のやりすぎは病気を作る
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2023/11/18
https://www.youtube.com/watch?v=dCqB7ZX9Ya8

あなたは何のために
運動しますか?

☑ダイエット
☑健康維持
☑気晴らし&リフレッシュ
☑筋肉をつけたい
☑血糖を下げたいなど

健康や自分磨きのために
運動をすることはとても大切だと思います。

ですが
40歳を超えると
注意が必要になってきます!

今回の動画
☑運動とは
☑脂肪燃焼の問題
☑40歳以上はなぜ危険なのか
☑私の外来の事例
☑解決策について


▲△▽▼


「運動は体に良いと言ったな。 あれは嘘だ。」 高須賀 2017/8/22

運動は身体によいと思っている人もいるだろう。実はそれは真っ赤な嘘だ。


スポーツ健康法は幻想だ。データ上でも、激しい運動を行ったスポーツ選手の寿命は、一般的な寿命と比較して6~10年ほど短いとされている。人生が80年と仮定すれば、スポーツマンはなんと一般人よりも一割も寿命が短いのである。

「それは極端な運動を行っている人の場合であって、ほどほどに運動している人は健康なんじゃないの?」

そう思う人もいるだろう。しかし残念ながら現実はそう簡単ではない。

データの上では、最も平均寿命が長いとされている人達は東洋の僧侶だ。彼らの生活の特徴は、激しい運動はせずに一日中座ってお経を唱えた生活を行い、かつ食生活は質素だという事があげられる。

この東洋の僧侶を現代の「適度な運動」をしているという人達と比較すると、あくまで傾向ではあるが長寿だという。

スポーツは体にわるい―酸素毒とストレスの生物学 (カッパ・サイエンス)
光文社 発売日1992/11
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AF%E4%BD%93%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%84%E2%80%95%E9%85%B8%E7%B4%A0%E6%AF%92%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6-%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E9%82%A6%E5%BD%A6/dp/4334060706?SubscriptionId=AKIAJJXNSRE3ZQJGHHRQ&tag=asyuracom-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4334060706


実はかなり前から判明しているのだが大規模なデータを分析した結果、人間の寿命にもっとも作用するのは運動量と食習慣だという事がわかっている。他にもいろいろな要素はあるのだけど、この2つが最も人の寿命を左右する。

この2つの組み合わせのうち、最も健康で長生きなのは運動量が少なく・食事量も少ないグループだ。

ちなみに最も短命なのは、よく動き・よく食べる人である。一般的には健康だと思われている彼らだが、実は検討上は最も短命な軍に所属しているという事がわかっている。

ハチも過労死する。

この運動量と寿命の関係は、人間のみならず他のほとんどの動物でも影響がみられる事がわかっている。有名なのはミツバチの過労死である。

このミツハチの過労死のエピソードは以下のような事例により明らかとなった。

ハウス栽培農家では、受粉作業の効率化の為にミツバチを用いる事がある。

もともと自然界でミツバチは、蜜を集めるという行為の過程で体中に花粉がまとわりつくようになっており、この事で雌しべから雄しべに花粉を効率よく運ぶという役割を副次的にではあるが遂行している。

まったく自然というのは実にうまくできているものである。この作業をハウス栽培という人口で作られた環境で行わせることで、植物の受粉作業を極めて円滑に行う事ができるというわけだ。

当然だけど、普通の農家はミツバチなんて所有していない。蜂蜜製造業者である、養蜂家から、受粉の作業の時期にだけミツバチをレンタルして、この受粉作業をミツバチに代行させるのである。

この作業が行われていた当初の頃、養蜂家も「まあ減るもんじゃないし、一時的にミツバチを貸しても構わないだろう」と好意的にミツバチのレンタルをしていたそうである。

だが徐々に養蜂家の間で「農家にミツバチを貸し出すと、ミツバチが早死にする」という事が経験則として蓄積されていき、だんだんとミツバチ・レンタルを渋るようになっていったのである。

「どういうわけだがわからないが、ハウス栽培場に送り込まれたミツバチは早死するらしい」

この事が広く知れわたるにつれ、ミツバチの早死現象は極めて関心深い現象として専門家の間で話題となった。原因について様々な憶測がされたのだが、最終的に導き出された結論は1つだった。過労である。

人だけでなく、ミツバチも過労死するのだ。

実はミツバチに限らず、自然界でも動きすぎによる身体破壊の問題はかなり広範にみられる。

例えばチーターは非常に早いスピードで走れる事が知られているが、その高負荷により年老いた個体はかなりの割合で関節に問題を抱えている事が多い事が知られている。運動で膝を悪くするのも、人間だけの特権?ではないのだ。

激しい運動は、人間だけでなく、全ての生物にとって毒なのである。

寿命に大きく影響するのは運動量、食事量、睡眠時間の3つ

では長寿に最も何が関係するのかが気になる人もいるだろう。一応、科学的に大切だといわれているのは、これまで話した運動量以外に2つわかっている。食事量と睡眠時間である。

先にも少し書いたが、食事量は多いよりも少ないほうがよいといわれている。特に大切だと言われているのが炭水化物の摂取量だ。

これは実は先行研究がされている。東大の医学部を卒業し東北大学で教鞭を取られていた近藤 正二 氏は、長寿者の多い村と少ない村との衛生学的比較調査研究の為に、日本全国くまなく、990カ町村以上を歩き続け、現地探訪の記録をまとめ上げられている。

その研究は著書である<日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める>に詳しいのだけど、端的にいうと、塩辛いものを食べて炭水化物をどか食いするタイプの人が多い村は、その他のグループと比較して著しく寿命が短かったのである。

昨今糖質制限ダイエットがブームだが、その理論の骨子となるような事例は近藤正ニ氏によりかなり詳細に調べられている。少々古い本だが、ぜひ図書館で借りるなどして読むとよいだろう。素晴らしい名著である。

他にも睡眠時間も結構重要なファクターだ。僕らの医療業界でも、外科系の医師はその他の医療従業者と比較して、寿命が10年程度短くなるといわれている。

これは長時間勤務の問題もあるが、それに加えて夜中の緊急呼び出しなどという、睡眠時間が不規則になる傾向が左右しているという風に一般的には理解されている。

その他にも速報を扱う事の多い就労時間の不安定な新聞記者等のマスコミ関係者も、定時で終了するような就労時間が安定した職についている人と比較すると、かなり寿命が短い傾向にあるらしい。

作家の佐々木俊尚さんによると、新聞社の社会部に所属する記者の平均睡眠時間は2時間で、死亡平均年齢は61.3歳だという。なんと日本人の平均寿命よりも10年以上も短い。

<参考 職業で寿命が決まる!? 新聞記者時代の睡眠事情【ジャーナリスト・佐々木俊尚】>

やっぱり規則正しい睡眠は最高の妙薬であり、寝ないのは駄目なのである。

こうして眺めてみると、健康で長生きな生活をおくるにあたって特別な機材や習慣は必要ない事がわかるだろう。

あなたがどういう風な人生を選びたいかにもよるけども、これら3つのパラメータを自分や子供の人生に適切に運用するように考えるのは、悪くはないだろう。

まとめると食事は炭水化物をあまり多く取りすぎず、激しい運動をあまり行わず、しっかり寝て身体にストレスをあまり与えないような生活をするのが、いまのところの長寿最適解である。

結局のところ多くの場合において病気を引き込むのは自分の選んだ生活習慣なのである。我々の業界ではよく予防は治療に勝るというけども、まさに上に書いた生活習慣こそが至上の人生戦略といえるだろう。しっかり参考にして欲しい。
http://blog.tinect.jp/?p=42446


▲△▽▼


スポーツをやっていると早死にする
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/746.html

歩けば病気が治る、認知症も防げる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14045915

病気の9割は歩くだけで治る!
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/475.html

散歩をすると健康で、賢く、そして幸せになる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/978.html

毎日 座ってばかりいると早死にする
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/755.html

高齢者が自動車運転を止めると すぐに寝たきり老人になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/990.html

バランスボールを椅子代わりに使って健康になろう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14040544
27:777 :

2024/03/25 (Mon) 20:34:38

勘違いしている!HDL は本当に善玉?
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2023/05/27
https://www.youtube.com/watch?v=8gjd11YQge0&list=PLj3-xAkTFU9WQuW_nb8snjXVsqPuKhZw3&index=9

健康検診を受けるとLDLコレステロールや
HLDコレステロールの値って
気になりますよね。


LDLコレステロールは悪玉
HDLコレステロールは善玉
と説明されると思います。


そして
HDLが低いと動脈硬化になりやすいく
HDLが高いと動脈硬化になりにくい
と言われていますが・・・


じつは
HDLが100以上と高い方と
HDLが低い方と同様に
動脈硬化や心筋梗塞が増えることが
分かりました。



今回の動画の内容は
☑LDL・HLDとは
☑コレステロールとは
☑どういうものが悪玉なのか
☑悪玉の原因
☑善玉の働き
☑HLDと中性脂肪との関係
☑肝臓の機能を良くすること
28:777 :

2024/03/25 (Mon) 21:01:41

糖質フリーのアルコールでも 血糖 があがる!
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/10/15
https://www.youtube.com/watch?v=E918RVMbnuo&list=PLj3-xAkTFU9WQuW_nb8snjXVsqPuKhZw3&index=22

あなたは、
糖質フリーのアルコールって
いくら飲んでも
血糖が上がらないと
思っていませんか?


実は
その時は血糖が上がらなくても
長期にわたり飲み続けると
血糖が上がる体になります!

今回の動画
☑糖質フリーのアルコールを飲んでいるのに血糖が上がる理由
☑アセトアルデヒドとは
☑アセトアルデヒドが溜まるとどうなるか
☑血糖とはなにか
☑アルコール強い人は大丈夫?
☑アルコールは男性より女性の方が注意事例
☑アルコールの影響で悪化する病状
☑3つの解決策について
29:777 :

2024/03/25 (Mon) 21:37:02

そのやり方間違っています‼中性脂肪の下げ方
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2021/11/27
https://www.youtube.com/watch?v=yOu13elqi_o&list=PLj3-xAkTFU9U9L3Ajycr50DjoU3ZJ2fFN&index=7

健康診断の結果で中性脂肪が高いと
糖質や脂肪の取りすぎ、運動不足と
言われることがあります。

私の外来では、極力薬を飲まずに
今までとは違った食着量療法で、中性脂肪を下げる
指導しています!

今回の動画は、
・中性脂肪とは何か
・中性脂肪が高い方の特徴
・中性脂肪が高くならない方法
・取り入れる糖とは
・料理に使う油に関して
 わかりやすく解説していますので
 ぜひご覧になってみてくださいね。
30:777 :

2024/03/25 (Mon) 22:04:09

ストレスは血糖を上げる!その解決法は?
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/10/08
https://www.youtube.com/watch?v=BKC4z4TkkmU

あなたは、普段
ストレスを感じていますか?

ストレスと聞くと
あなたはどんなイメージがありますか?

ストレスと聞くと
健康的に悪いイメージがあるかと思います。


実際に
ストレスで血糖が上がります!

今回の動画
☑ストレスがあると〇〇
☑コルチゾールの働きとは
☑ストレスが長く続くとどうなるか
☑ストレスで血糖が上がる理由
☑ストレスがかかっている時はどうするといい?
☑中年以降のポイントは
☑3つの解決法について
31:777 :

2024/03/25 (Mon) 22:21:44

お腹周りに脂肪がつき始めると糖尿病の予備軍
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/10/22
https://www.youtube.com/watch?v=lry6j_X_nQ8

あなたは、
急にお腹周りに脂肪がついたかな?とか
あまり食べてないのに体重が増えた…
ということはありませんか?

実はもしかしたら、
糖尿病の予備軍に入っているかもしれません!

今回の動画
☑大きな要因は筋肉
☑筋肉が減る食べ方とは
☑エネルギー源として一番必要なのは糖
☑おやつの時間におすすめの食べ物
☑糖が不足するとどうなるのか
☑酸化する油とは
☑血糖とは
☑インスリンはお腹に脂肪を付ける
☑40代以上の食事のポイント
☑3つの解決策について
32:777 :

2024/03/26 (Tue) 10:31:12

低血糖対策! 意外に使えるアメ3選
ハチミツ栄養療法医やすこDr.の健康ちゃんねる
2022/02/07
https://www.youtube.com/watch?v=yBgjPuMahdo&list=PLj3-xAkTFU9VMI0zo2Yy2vAfFFLKlvxJD&index=23

アメは太るとか、血糖が上がりそうなど
意外と悪いイメージがありませんか?。

私はいつもハチミツをおすすめしていますが
仕事中やお出かけ先、運転中にハチミツをペロッと舐めるのは
難しいですよね。

そこで、ハチミツの代用として、アメを取り入れて
いだだけたらと思います。


今回の動画
・私がハチミツの代用にアメをオススメする理由
・アメを選ぶときのポイント
・オススメの市販のアメ3つ
・オススメの老舗のお店
・市販のアメで控えた方がいいアメについて
33:777 :

2024/04/14 (Sun) 18:11:25

激増するガン!日常的に食べているサラダ油がリスク大!!
Dr Ishiguro
2024/03/13
https://www.youtube.com/watch?v=3Vv6C_77zy8&t=1s


身近に食べてる「●●な揚げ物」の危険性がヤバすぎる…
Dr Ishiguro
2024/04/14
https://www.youtube.com/watch?v=TNoqQxx1ejY
34:777 :

2024/04/15 (Mon) 17:01:50

【糖尿病になる仕組み】症状を改善する方法と悪化させない為に知っておくべきこと
Dr Ishiguro 2021/12/26
https://www.youtube.com/watch?v=7sOZHir78Mg&t=320s

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