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今昔物語集 こんじゃくものがたりしゅう (平安時代末期)

1:777 :

2024/01/29 (Mon) 19:19:18

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今昔物語集 こんじゃくものがたりしゅう (平安時代末期)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%98%94%E7%89%A9%E8%AA%9E%E9%9B%86


今昔物語集 - YouTube
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『今昔物語集』(こんじゃくものがたりしゅう)とは、平安時代末期に成立したと見られる説話集である。全31巻。ただし8巻・18巻・21巻は欠けている。 『今昔物語集』という名前は、各説話の全てが「今ハ昔」という書き出しから始まっている事に由来する便宜的な通称である。

『今昔物語集』の成立年代と作者は現在も不明である。

『今昔物語集』に想を採った近代小説家は多い。中でも大正時代の芥川龍之介による『羅生門』と『鼻』は有名である。

河合隼雄によると、『今昔物語集』の内容は「昔は今」と読みかえたいほどで、ひとつひとつの物語が近代を超える知恵を含んでおり、その理由としては、当時の日本人の意識が外界と内界、自と他を区別しないまま、それによって把握された現実を忠実に書き止めている点にあるとしている。ポストモダンの問題意識は、それがデカルト的(心身二元論的)切断をいかに超越するかにあり、その点で『今昔物語』は真に有効な素材を提供するとしている。


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壺齋散人 今昔物語集を読む:現代語訳と解説
https://japanese.hix05.com/Narrative/Konjaku/konjaku.index.html

今昔物語集は、平安時代末期に成立した説話集で、全三十一巻、併せて千二百余の説話を収めている。そのいづれも、原則として、「今昔」ではじまり、「トナム語リツタヘタルトヤ」で結んでいることから、「今昔物語集」と呼ばれるようになった。もっとも鎌倉時代の半ば頃までは、「今昔物語」と呼ばれていたようである。

今昔物語集に収録された説話の中には、「宇治拾遺物語」と共通するものが結構ある。「宇治拾遺物語」はまた「宇治大納言物語」との共通性が指摘される。そんなことからこの三者を、宇治大納言源隆国と関連付ける意見もあるが、今日では否定的に受け取られている。もっとも内容的には共通なものが多いのは事実で、それらを特徴づけると、因果応報、生者必滅、会者定離といった仏教的世界観が濃厚なことである。

今昔物語集の撰者は、はっきりとはわかっていないが、その表現能力からして、貴族社会の一員ではなく、大寺に所属する無名の僧だったのではないかと思われる。無名の僧とは言っても、相当の教養はあるわけで、でなければ今日に至るまで多くの読者をひきつけることはなかったであろう。しかも、文学作品として読んでも面白い。芥川龍之介や谷崎潤一郎が、今昔物語集の説話からインスピレーションを受けて、小説を書いたことはよく知られている。

今昔物語集の説話の面白さは、事実を淡々と、誇張なく描くことにあり、簡潔な表現のなかから、具体的な出来事がありありと浮かんでくるようなところにある。美辞麗句を排して、論理的に積み上げていく文章が、ある種のリアリズムの力を以て、読者に迫ってくるようなところがある。それがこの説話集の生命というべきものだ。

しかもその簡潔で論理的な文章が、書き手が読み手に向って呼びかけるような説話固有の口調とあいまって、独特の調子の文体となっている。その独特の文体がこの説話集に共通の性格を付与しているのであるが、語られる説話の内容は多岐にわたっている。その多岐の説話を、大きく三つに区分して収録している。巻一から巻五までは天竺の部、巻六から巻十までは震旦の部、巻十一から巻三十一までが本朝の部である。本朝の部はさらに、仏法にかかわる部分(巻廿まで)と世俗的な部分(巻二十二以降)とにわかれている。説話として面白いのは、主として本朝世俗部のものであるが、それ以外のものにも面白いものはある。

このサイトでは、今昔物語集の本朝世俗部からとりわけ面白い話数十篇を取り上げて、テクストの現代語訳と簡単な解説を付した。今昔物語集は、今に生きる日本人にも、尽きせぬ興味の源泉である。



時平の大臣、國經大納言の妻を取る語(今昔物語集巻二十二第八)

左衞門尉平致經、明尊僧正を導きし語(今昔者物語集巻二十三)

陸奥前司橘則光、人を切り殺す語(今昔物語集巻二十三第十五)

相撲人大井光遠の妹、強力の語:今昔物語集巻二十三第廿四

女、醫師の家に行き瘡を治して逃ぐる語 今昔物語集巻二四第八

蛇に嫁ぐ女を醫師もなほせる語:今昔物語集巻二十四

安倍晴明、忠行に随ひて道を習ふ語 今昔物語集巻二十四第十六

玄象の琵琶、鬼の爲に取らるる語:今昔物語集巻二十四第廿四

源宛と平良文と合戰ふ語:今昔物語集巻二十五第三

藤原保昌朝臣、盗人袴垂に値へる語:今昔物語集巻二十五第七

藤原親孝、盗人の爲に質に捕られ、頼信の言に依りて免されし語:今昔物語集巻二五第十一

源頼信朝臣の男頼義、射殺馬盗人を射殺せる語:今昔物語集巻二十五第十二

東の方へ行く者、蕪を娶ぎて子を生む語:今昔物語集巻二十六第二

土佐國の妹兄、知らぬ島に行きて住む語:今昔物語集巻二六第十

參河の國に犬頭糸を始むる語:今昔物語集巻二六第十一

利仁の將軍、若き時京より敦賀へ五位を將て行く語:今昔物語集巻二六第十七

産女、南山科に行きて鬼に値ひて逃げし語:今昔物語集巻二七第十五

近江國の生靈、京に來たりて人を殺す語:今昔物語集巻二七第二十

人妻、死して後に、本の形に成りて旧夫に會ひし語:今昔物語集巻二七第廿四

女死せる夫の來たるを見る語 今昔物語集巻二七第廿五

近衞舎人共の稲荷詣に重方女に値ふ語 今昔物語集巻二八第一

頼光の郎等共、紫野に物見たる語 今昔物語集巻二十八第二

近衞舎人秦武員、物を鳴らす語 今昔物語集巻二八第十

祇園の別當戒秀誦經に行はるる語 今昔物語集巻二八第十一

池尾の禅珍内供の鼻の語 今昔物語集巻二十八第二十

大蔵の大夫紀助延の郎党、唇を亀に食はれし語 今昔物語集巻二八第三三

信濃守藤原陳忠御坂より落ち入る物語集巻二十八第卅八

寸白信濃守に任じて解け失する語 今昔物語集巻二十八第卅九

外術を以て瓜を盗み食はるる語 今昔物語集巻二十八第四十

近江國の篠原の墓穴に入る男の語 今昔物語集巻二十八第四四

羅城門ノ上層ニ登リ死人ヲ見タル盗人ノ語 今昔物語集巻二九第十八

袴垂、関山ニ於テ虚死シテ人ヲ殺ス語 今昔物語集巻二九第十九

妻ヲ具シテ丹波国ニ行ク男、大江山ニ於テ縛ラルル語 今昔物語集巻二九第二十三

丹波守平貞盛、児干ヲ取ル語 今昔物語集巻二九第二十五

日向守、書生ヲ殺ス語:今昔物語集巻二九第二十六

女、乞匂ニ捕ヘラレテ子ヲ棄テテ逃グル語 今昔物語集巻二九第二十九

蛇、女陰ヲ見テ欲ヲ発シ、穴ヲ出デテ刀ニ当タリテ死ヌル語 今昔物語集

蛇、僧ノ昼寝ノマラヲ見テ呑ミ、婬ヲ受ケテ死ヌル語 今昔物語集

平定文、本院の侍従に懸想せし語 今昔物語集巻第三十第一話

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