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パドマサンバヴァ(パキスタン 8世紀後半頃)

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2024/01/21 (Sun) 08:20:21

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パドマサンバヴァ(パキスタン 8世紀後半頃)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%B4%E3%82%A1

パドマサンバヴァはチベットに密教をもたらした人物。チベットやブータンではグル・リンポチェ(gu ru rin po che)として知られる。チベット密教の開祖であり、ニンマ派と呼称される宗派の創始者である。
釈迦の弟子のアーナンダ、シュリーシンハなど、多くの偉大な師の下で修行して、密教の大成就者として有名になると、彼の神通力を聞いたチベットのティソン・デツェン王によってチベットに招かれ、土地の悪霊、悪鬼等を調伏し、チベット仏教の基礎を築いた。

パドマサンバヴァは、高度なゾクチェンなどの教えを説いた多くの経典を、地中や弟子たちの心相続の中など様々な場所に「テルマ(埋蔵経)」として隠し、将来その教えを広めるのに最適な状況が整った時、彼の弟子の化身が発掘するように加持、封印して、チベットを去り羅刹国に向かったという。



チベット 死者の書
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E6%9B%B8

チベット死者の書はパドマサンバヴァが著したチベット仏教ニンマ派の仏典。いわゆる埋蔵教法(gter chos)に属する。

バルド・トゥ・ドル(チベット死者の書)は、臨終の時から四十九日間(中陰)にわたって死者の耳元で話して読み上げられる枕経である。人間の感覚器官の中でももっとも原始的な耳は、死の後にも機能し続けて、死後の身体の中で働いている意識がイメージを構成するのに大きな役割を果たしているという認識を、チベット人は古くから持っていた。

仏教には、命あるものすべてが生まれ変わり輪廻するという死生観がベースとしてあるが、迷いの道である輪廻から解放されて解脱し、涅槃に入ることを目標としてきた。その方法がヨーガや禅定など数々の修行法である。ところがチベット仏教では、解脱の最大のチャンスは死の直後であると考えられてきた。 「先生の教えでは、死後にやってくるバルドの体験を通して、いまだに未熟だった人も、生命の最も深い真理を理解することができる。だから、死はすべてを奪うものではなく、ほんとうの豊かさを与えてくれる機会だというのです」

手段を尽くしても解脱が達成できなかったときに、輪廻する世界のより良い方を選択し次の胎へと生まれるよう導く方策も書いてある。


3つのバルド
バルド・トゥ・ドル(チベット死者の書)には、死後に3つのバルドの段階があるとしている。順番に、

チカエ・バルド('chi kha'i bar do, 死の瞬間のバルド)・・・生命の本性であるまばゆい「光」が現れる。

チョエニ・バルド(chos nyid bar do, 心の本体のバルド)・・・最初の7日に慈悲に満ちた優しい寂静尊が四十八体、次の7日に人骨を身につけた血まみれの恐ろしい憤怒尊が五十二体現れ、死者の意識は最大の危機にさらされる。しかしながら、これらは心の作り出した幻影に過ぎないと経典は語る。

シパ・バルド(srid pa bar do, 再生のバルド)・・・それぞれの世界を示す薄明かりが現れる。解脱させようとした努力も甲斐なく、ここまで来てしまった死者の魂には次善の策として六道輪廻のうちより良い世界へ生まれ変わるかのチャンスが与えられる。

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