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アントワーヌ・ヴァトー( フランス ヴァランシエンヌ 1684年10月10日 - 1721年7月18日)

1:777 :

2024/01/01 (Mon) 20:03:31

世界の名画・彫刻
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西洋美術史を流れで学ぶ(第16回)~ロココ美術編~
https://irohani.art/study/6473/

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アントワーヌ・ヴァトー(Antoine Watteau, 1684年10月10日 - 1721年7月18日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%88%E3%83%BC


アントワーヌ・ヴァトー - YouTube
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2:777 :

2024/01/01 (Mon) 20:14:23

ロココ美術の舞台となるのは「フランス」です。バロック美術時代のフランスでは王家を盛り立てるのが役割でした。その背景にいたのが太陽王・ルイ14世です。
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ルイ14世の肖像 
Hyacinthe Rigaud
, Public domain, via Wikimedia Commons

「朕は国家なり」で有名な方ですね。この言葉の背景には「王権神授説」という「神が王に任命したのだから、王が最強な。国民は王に逆らえないぜ」というやべぇ考えがあります。それほどまでに絶対王政であり、彼はなんと72年間もフランス王でした。

だから彼のいたバロック美術時代はとにかくダイナミックな表現が特徴。「見て!王家ってこんなにかっこいいのよ!」とアピってたんですね。

また第14回の記事でも触れた通り、カトリック教会が信者を増やすための「広告」としても活用していました。

そんなルイ14世の晩年期はもう戦争のし過ぎでフランスはめっちゃ貧乏になっており、国民も「何が太陽王だよこの野郎」みたいなピリピリムードでした。そして彼は1715年に崩御。すると「やっと太陽王の圧迫から解放されたわ。長かったわ~」と民衆は安堵し、葬列には罵声が飛んだといいます。

ロココ美術とは圧迫政治の反動で生まれた開放的で自由奔放な表現
そこで生まれたのが「ロココ美術」です。対象は「王」ではなく「個人」に向けた作品となり、主に貴族たちがパトロンとなりました。また特徴としてはとにかく「超自由奔放」。「ちょっとコンプラ的にアウトだろ」みたいなテーマを軽やかに描きます。

ヴァトーの雅宴画がロココ絵画の出発点に

アントワーヌ・ヴァトー『シテール島への巡礼』
Jean-Antoine Watteau
, Public domain, via Wikimedia Commons

なかでもロココ絵画の先駆けとなったのがアントワーヌ・ヴァトーです。彼は一般の人たちの生活を描く風俗画を多く描きました。バロックのころは王家や教会に捧げるものだったので、宗教画、歴史画といった“カッチリしている”作品が多いんですけど、ヴァトーの雅宴画はその辺にいる貴族たちの日常的な戯れを描いた作品です。タッチも、線をはっきり描かずにぼかしている。こういった部分が「ロココっぽい軽快さ」なんですね。

https://irohani.art/study/6473/

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