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2023/12/26 (Tue) 18:01:01
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世界の名画・彫刻
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西洋美術史を流れで学ぶ(第17回)~アカデミーとサロン編~
https://irohani.art/study/6691/
西洋美術史を流れで学ぶ(18回) ~新古典主義編~
https://irohani.art/study/6753/
西洋美術史を流れで学ぶ(第19回)~ロマン主義編~
https://irohani.art/study/6843/
ZERO ART / ゼロアート - YouTube
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ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
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テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault、1791年9月26日 - 1824年1月26日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC
テオドール・ジェリコー - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC
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2024/01/01 (Mon) 21:27:07
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テオドール・ジェリコーの現実を重視した作品によってロマン主義絵画がスタートする
https://irohani.art/study/6843/
まずロマン主義の萌芽を描いた画家がテオドール・ジェリコーです。ジェリコーは元来、新古典主義の画家で、初期には兵隊の絵もたくさん描いています。
ただ、他の新古典主義の画家が神話とか宗教を描くのに対して、彼は現実世界の事件や風景のほうが好きだったんですね。「もうええわ。もう古代ギリシャの神々とか、なんにも心に響かんわ」と。「それより実際に起きた事件を描きたいんだけれども」と。神話画・宗教画全盛の当時としてはかなり尖った考えを持っていたんです。
で、彼は28歳のときに「メデューズ号の筏(いかだ)」という作品を出します。これが当時の展覧会(サロン・ド・パリ)では、もう信じられないくらい話題になるんです。賛否両論の嵐でした。
テオドール・ジェリコー『メデューズ号の筏』
テオドール・ジェリコー『メデューズ号の筏』
, Public domain, via Wikimedia Commons
この絵の主題は「メデューズ号の難破事件」という、当時のフランスで実際にあった事件です。フランス海軍のフリゲート艦メデューズ号が難破し、約150人の乗組員が急ごしらえの筏で漂流するんですね。救助されたのは漂流から13日後で生存者は15人だけだった。調べると漂流中には殺人、食人までなされていた、という惨い事件です。
ジェリコーは乗組員に実際に取材をして、この作品を描きました。凄惨っぷりがもう全面に出ていて、観た人によっては「なんてひどい作品だ」と思ったそうです。ただ「人間の苦しみがここまで伝わってくる作品はなかなかないぞ」と高い評価も受けました。
念のため、強調しておくとこの作品は誰かの依頼で描いたものではなく、彼自身が自発的に描きました。ここにこそ「ロマン主義」の思想が見えます。
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