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レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア フィレンツェ 1452年4月15日 - 1519年5月2日)

1:777 :

2023/12/22 (Fri) 19:16:07

世界の名画・彫刻
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西洋美術史を流れで学ぶ(第9回) ~盛期ルネサンス編①~
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西洋美術史を流れで学ぶ(第10回) ~盛期ルネサンス編②~
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レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci 1452年4月15日 - 1519年5月2日)
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レオナルド・ダ・ヴィンチ - YouTube
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1分de「レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作」【制作年代順】
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レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯 - ニコニコ動画
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LA VITA DI LEONARDO DA VINCI (伊TV/1971)
イタリア・ルネサンス期の画家であり彫刻家、科学者、技術者、哲学者でもあった稀代の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。"万能の人"と呼ばれた彼の数奇な生涯を再現ドラマと解説を交えて綴ったドキュメンタリードラマ。〈全5話〉  



幽玄の世界 _ モナリザは何故書き換えられたのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/199.html

レオナルド・ダ・ビンチの音楽 La Canzone di Leonardo
https://www.youtube.com/watch?v=XUEKuhSIQTA
2:777 :

2023/12/31 (Sun) 22:37:24

超好奇心旺盛で超リアリスト! レオナルド・ダ・ヴィンチ
https://irohani.art/study/5118/

レオナルド・ダ・ヴィンチは好奇心お化けです。彼は67歳で没していますが、その人生でやった仕事の量は、常人であれば200年あってもできないレベルだと思います。間違いなく歴史上最も偉大な発明家の1人です。

彼の肩書きは「画家」とするのが一般的ですが、それだけではありません。リリー・フランキーもびっくりのマルチタレントっぷりです。医学者で料理人で音楽家で設計士で化学者で建築家で天文学者で動物学者で植物学者……あと飛行機の設計をしたり潜水服の設計をしたり、人を解剖したり哲学をやったり、もう肩書きでは語れない人です。絶対『ドラゴンボール』の「精神と時の部屋」にいたんだと思います。

ダ・ヴィンチというルネサンスを象徴するような超リアリスト
そんなダ・ヴィンチは死ぬほどリアリストで懐疑主義者でした。極端にいうと「自分の目で見たものしか信じない」という、もし口げんかになったらめっちゃ正論で攻めてくるタイプです。

「ペペロンチーノってうめぇよな」とか何の気なしに言ったら「それはいつ、どこで食べたもの?またなぜ美味しいんだい?食感?味付けかい?なぁ君がうまいというペペロンチーノを見せてから言ってくれ」とか早口で言ってきそうな感じの人です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画
自画像
https://irohani.art/photo/5118/#photo2


第8、9回でも書きましたが、このリアリズムのスタンスはルネサンスにおいてぴったりでした。ルネサンス時代の美術作品の1つが「写実主義」です。その背景の1つとして、もともとローマのキリスト教会や国が主なパトロンだったのが、だんだん市民のお金持ちも絵の発注をし始めたことがあります。またずっと遡ると「キリストだって人間だよ!」という考えが根付き始めたことも関係しているでしょう。

つまりルネサンス期のローマでは「人体や背景などをちゃんとリアリズムをもって描くこと」を意識し始めたんです。そのうえで絵の登場人物にはしっかりと感情(表情)が宿りましたし、遠近感も出始めました。

ダ・ヴィンチの発明
そんなダ・ヴィンチは「天使」を書く際に「天使の羽は見たことないけど鳥と同じなはずだ」と鳥の羽を見ながら宗教画を書いていたといいます。「受胎告知」でも確かに「オオワシかよ!」という感じで描かれていますね。

ダ・ヴィンチの「受胎告知」
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そんな現実主義の彼は「3次元には輪郭線がない」ということに気が付きました。輪郭線とはその通り顔の周りを描いた線のことです。前回に紹介した「ヴィーナスの誕生」でもしっかり輪郭線があります。

「ヴィーナスの誕生」(部分)
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たしかに、こめかみ、頬、顎のラインが黒い人はいません。デーモン閣下すら輪郭は描いていません。そこでダ・ヴィンチは「スフマート」という技法を発明します。これは水に顔料を溶いて薄くしたものを指で何度も重ねるものです。

そしてスフマートを生かして描いたのが傑作「モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)」になります。顎のラインなど輪郭線が無いのが分かると思います。

「モナ・リザ」
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またダ・ヴィンチは「あれ?近くに見えるものと遠くに見えるものでは色が違う!」ということも発見しました。どういうことかの例を持ち出してみましょう。

近くに見えるものと遠くに見えるものでは色が違う


同じ山でも近くで見ると新緑ですが、遠くにいくにつれてモヤがかかり青みがかっていきます。この色の違いでも遠近感を出せることを発見するんですね。これを「空気遠近法」といいます。

「受胎告知」や「モナ・リザ」の背景でも空気遠近法がよく表れていますが「最後の晩餐」ではより分かりやすいです。

「最後の晩餐」
https://irohani.art/photo/5118/#photo7


これらの発明はダ・ヴィンチが作り、後世に語り継がれる大発見となりました。その背景にあったのは左脳型の懐疑主義、そして強烈な好奇心だったのだと思います。
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