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2023/12/11 (Mon) 19:18:47
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ハリウッド映画の凋落、かつてアメリカを体現する”国策”だった
2023.12.11
https://www.thutmosev.com/archives/31431.html
冒頭から「映画ビジネス」と言っているように、以前のアメリカ映画はアメリカという思想を世界に広める使命があったが今は金だけ
アンソニー・マッキー ハリウッド映画がつまらなくなった理由を語る (Anthony Mackie Explains Why Hollywood Movies Suck Now) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=M3lAh-S_xBg
全米一位になっているゴジラ1.0
https://realsound.jp/movie/2023/12/post-1508375.html
『ゴジラ-1.0』北米大ヒット&大絶賛の理由とは 日本実写映画の歴代最高記録を樹立|Real Sound|リアルサウンド 映画部
深刻なハリウッド病
ハリウッド映画はただの娯楽ではなくアメリカの国策で、軍事産業に匹敵する重要さでアメリカの思想や威信や民主主義を世界に知らしめる役割を担っていました
リンカーンがいくら民主主義を唱えても集まった観衆以外誰も知らないが、ルーズベルトやケネディやレーガンの時代には映画を通じて世界の人々がアメリカを知るようになった
アメリカ人自身は決して認めないがこの原型を作ったのはドイツのアドルフヒトラーで、彼は映画やラジオを通じて国民に自分の思想を植え付けて扇動したといわれている
ラジオを通じて人々に語り掛けて映画によって大衆を熱狂させ、自分の思想を支持するように仕向けたのでドイツは一丸となって対外戦争にまい進した
「ハリウッド村」はただの農村だったが1908年にモーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニーという映画企業連合が設立され、非加盟の映画製作者が逃げ込んだ先がハリウッドだった
映画製作に適していたというよりも中心地の東海岸から遠い西海岸で人里離れていて隠れやすく、メキシコに近いので国外に逃亡する事ができた利点が大きかった
映画企業連合は1917年に独占禁止法違反で解体されると逃亡の地だったハリウッドが映画製作の中心地になり、続々と映画会社や関係者が集まった
当時の映画フィルムは非常に感度が悪く晴天の屋外でしか撮影できなかったので、明るく日照時間が長いという実用的な利点がここで脚光を浴びた
第一次世界大戦は1914年から1918年なので正にハリウッドが誕生した時であり、アメリカ軍と政府は大勢の若者を兵士にし欧州に送り込む必要に迫られた
国民を扇動するプロパガンダ映画や宣伝映画が登場したのはこの頃で、第二次大戦前になるとドイツだけでなく世界各国で自国民を戦場に送り込むための宣伝映画が大量に制作された
ウォルトディズニーは冴えないアニメ制作者だったが1941年12月8日の真珠湾攻撃が全てを変え、アメリカ政府は国民の戦意を高揚させる映画を必要とし最初は大手映画会社に依頼した
だが出来栄えと成果は芳しくなく、ディズニーはミッキーマウスなどを効果的に利用して大衆の人気を得て、同時に映画を見た人が「米軍に志願して日独と戦いたい」と願うようになっていた
民主主義の宣伝マン
こうして米軍の「軍事企業」になったディズニーは戦後にディズニーランドを建設するが建設にあたったのはアメリカ陸軍で、多くの兵士を動員して格安で建設することが出来た
大手映画会社や既存の映画人は敵対心を煽ったりむやみに戦意を高揚させようとしたが、ディズニーはもっと人間の感情に訴えて自然な形で自発的な愛国心を抱くようなストーリーを得意とした
ハリウッドはアメリカの一翼を担いアメリカ軍やCIAや自動車産業に匹敵する重要な産業になり、アメリカという国家を全世界に知らしめて民主主義の宣伝マンになった
ハリウッド映画はすべて民主主義を基本テーマにしているが、それでないとスポンサーはつかないし米軍や政府やCIAから目をつけられる
米ソ冷戦時代にハリウッドは民主主義や自由のすばらしさを訴えて相対的にソ連の共産圏がいかに酷いかを世界の人に知らせる役割を担った
1990年頃に冷戦が終結するとハリウッド映画は変化し、自由のすばらしさを訴える映画はなくなり「製作費数億ドル」を連呼するだけになった
共産主義や枢軸国が無くなるとアメリカにとってハリウッドは重要ではなくなり、ただ単に映画で金を稼ぐだけの場所になり製作費だけが膨張した
最近のハリウッド映画に特徴的なのは”ポリコレ”で元の意味は政治的正しさですが、「客に政治的なごり押しをする」意味になってしまっている
例えば最近アメリカ製ゲームでは若くて美人の白人が登場せず、全員が黒人かアジア人で不美人で中年のおばさんになっている
若い美人の白人女性がきれいな衣装を着るのが人種差別だそうで、ディズニーの白雪姫に黒人女優が発表された時には大きな話題になった
こうしたポリコレ映画の評判や観客数は予想通り散々で、ポリコレ映画を連発したディズニーは一部の部門を売却するのではと噂されている
そんなアメリカに新風を吹き込んでいるのは日本のアニメ、ゲーム、映画でアニメのほとんどはポリコレ無視でやりたい放題にやっている
映画では23年に任天堂が米国の制作会社に依頼したスーパーマリオ映画が大ヒットしたが、事前の評判は散々で「酷い人種差別映画だ」と評論家に酷評されていた
なんでもスーパーマリオに黒人が登場しないのは人種差別らしく、「アメリカのルールを守れ」と激怒していた人もいたが映画はヒットし観客の評判も良かった
そして23年末にアメリカで東宝のゴジラ1.0が公開されたがハリウッド映画を押しのけて興行成績1位になり、多くのハリウッド関係者にショックを与えている
ゴジラもまたポリコレを無視し映画の途中で黒人が登場して「差別をやめよう」と訴えたりせず(ハリウッド映画では多い)、話は日本人とゴジラが戦うだけでした
ゴジラ1.0のCGは良くできているが着ぐるみに人が入っているという基本形は昔のままで、製作費は1500万ドル(約22億円)だという
アメリカで最近製作費2億ドル(300億円)を下回ると低予算と呼ばれるが、実際は他にも100億円以上の宣伝費がかかっている
映画そのものの製作費は400億円くらいの映画が多いが多くの権利費用やギャラやCG製作などに消え、映画そのものの出来栄えに貢献したと思えない
https://www.thutmosev.com/archives/31431.html
▲△▽▼
All Godzilla -1.0 Scenes In Order - Godzilla Minus One SPOILERS (すべてのゴジラ -1.0 シーンを順番に - ゴジラ マイナス ワン) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=walKqoRXHt0
【速報レビュー】ゴジラ-1.0完全解説!今すぐ観に行け!!【山崎貴/東宝/特撮/庵野秀明/岡田斗司夫/切り抜き/テロップ付き/For education】
2023/11/05
https://www.youtube.com/watch?v=ZzlLG-WpnoY&t=14s
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2023/12/11 (Mon) 19:27:40
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ポリコレで衰退するハリウッド映画
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14058244
ハリウッド衰退、「映画の終わり」が近づいている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130451
アメリカでもアメリカ漫画・アニメより日本漫画・アニメの方が人気が有る理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14105354
ハリウッドで怒りのスト ストリーミングとAIの氾濫による人間使い捨てに反旗
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14132855
ドキュメンタリー映画・戦時プロパガンダ映画
チャップリン『独裁者 The Great Dictator』1940年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14005014
ジョン・ギレスピー・マギー 『南京大虐殺のマギーフィルム』 1937年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006679
フランク・キャプラ『ザ・バトル・オブ・チャイナ The Battle of China』1944年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006667
東宝『戦線後方記録映画 南京』1938年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006660
阿部豊『燃ゆる大空』1940年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006564
山本薩夫『翼の凱歌』1942年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006602
山本嘉次郎『ハワイ・マレー沖海戦』1942年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006240
山本嘉次郎『加藤隼戦闘隊』1944年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006561
山本嘉次郎 『雷撃隊出動』1944年
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006197
テレビドラマ 零戦・神風特別攻撃隊【永遠の0】(テレビ東京 2015年)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14010669
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2023/12/11 (Mon) 21:01:49
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『ゴジラ-1.0』(ゴジラ マイナスワン、英題: GODZILLA MINUS ONE[2])は、2023年11月3日公開のTOHOスタジオ・ROBOT制作による日本の映画。戦後間もない日本を舞台に描かれる、山崎貴脚本・VFX・監督による[3]怪獣映画である。
『ゴジラ』シリーズでは37作目であり、国産の実写作品としては通算30作目。『シン・ゴジラ』以来7年ぶりとなり、ゴジラ生誕70周年記念作品と位置付けられている。
登場人物
敷島 浩一(しきしま こういち)
本作品の主人公。元・海軍航空隊の少尉で日本に戻ってきた帰還兵で、空襲によって両親を失い、家も焼かれた状況の中で典子と出会う[6][7][11]。
大石 典子(おおいし のりこ)
両親を戦争で失い、敷島とひょんなことから出会い、ともに暮らすようになる女性[6][7][11]。
明子(あきこ)
典子が抱えていた女の子の赤ん坊。典子が空襲の最中に他人から託された孤児。戦後、敷島の家で典子と3人で暮らし、1947年には幼児まで成長する。
秋津 淸治(あきつ せいじ)
機雷除去用の特設掃海艇「新生丸」の艇長。戦後処理の特殊任務を国から依頼され、敷島たちとともに行う[6][11]。
水島 四郎(みずしま しろう)
「新生丸」に敷島とともに乗り込む見習い乗組員[6][11]。徴兵適用年齢前に終戦を迎えた「戦争を知らない世代」。
野田 健治(のだ けんじ)
「新生丸」の乗組員。元は技術士官で、戦時中は海軍工廠で兵器の開発に携わっていた[6][11]。
橘 宗作(たちばな そうさく)
元・海軍航空隊の整備部[6]。右に並ぶ者がいないほどの高い整備の技術を持つ[11]。
太田 澄子(おおた すみこ)
敷島が住む家の隣人。息子を空襲で失う[6][11]。
堀田 辰雄 (ほった たつお)
駆逐艦「雪風」の元艦長[12]。
板垣 昭夫 (いたがき あきお)
東洋バルーン社の係長[12]。
登場艦船・航空機
架空
新生丸[13]
制作
撮影で使用されたものは現代の漁船を木造の旧式船に仕立てて改造したもののため、重心が高かったことから、変な揺れ方をしてしまい、すぐに船酔いを起こしていたという[14]。
実在
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出典検索?: "ゴジラ-1.0" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2023年11月)
零戦[12]
高雄[13]
雪風[12]
長門[12]
夕風(船体にYUKAZEと記載)[15]
震電[13]
制作
史実では試作機によるテスト中に終戦を迎え実戦配備はされていないが、本作では本土決戦のため少数が配備されていたという設定で登場。製作された実物大模型は撮影後に筑前町立大刀洗平和記念館が購入し、展示している[16]。
キャスト
敷島浩一 - 神木隆之介[17][7]
大石典子 - 浜辺美波[17][7]
水島四郎 - 山田裕貴[17][7]
堀田辰雄 - 田中美央
齋藤忠征 - 遠藤雄弥
板垣昭夫 - 飯田基祐
明子 - 永谷咲笑
阿南健治
水橋研二
銀座のリポーター - 須田邦裕[18]
元軍人谷口 - 谷口翔太[19]
中台あきお
佐々木一平
中村織央
元軍人鰐渕 - 鰐渕将市[20]
西垣匠
佐々木風磨
長部努
小松勇司
整備兵・稲垣栄次郎 - 三濃川陽介[21]
整備兵・加治木定吉 - 日下部千太郎[22]
川端康太
古堅元貴
吉川裕斗
大島祐也
整備兵・山縣重治 - 赤妻洋貴[23]
濱中遼
荒谷清水
塚本幸男
大宮将司
マイケル・アリアス
松原正隆
古山憲太郎
松井工
平原テツ
鳥谷宏之
運転士 - 千葉誠太郎[24]
小熊樹
間瀬英正
大西遼
高雄乗組員 - 持永雄恵[25]
市川大貴
太田靖則
野田健治 - 吉岡秀隆[17][7]
土橋竜太
斉藤淳
山田将之
佐藤五郎
雪風航海長・藤田 - 藤田啓介[26]
若林佑太
福田航也
杉崎シュンペーター
高尾悠希
苅田 - 苅田裕介[27]
松本誠
長島慎治
山本晃大
山田英彦
東洋バルーン係員 - 伊藤亜斗武[28]
山田ジャンゴ
東洋バルーン - 保里ゴメス[29]
阿部翔平
嶋田彥
木原勝利
矢作マサル
俵木藤汰
原田悅嗣
欅艦長 - 仲城煎時[30]
明樂哲典
大野真緒
北御門亜美
羊華
得田舞美
植田倖瑛
鶴田翔
荒木誠
相澤大翔
長谷川瑞己
井上喜介
未来みき
阿部大地
浜辺美波のスタンドイン - 三浦理香子[31](本編出演なし)
剛州
小野瀬侑子
奥田誠治
橘宗作 - 青木崇高[17][7]
太田澄子 - 安藤サクラ[17][7]
秋津淸治 - 佐々木蔵之介[17][7]
声の出演
篠井英介
爆風を浴びる男、ラジオのアナウンサー - 笠井信輔 (二役)[32][33]
早織
米本学仁
仲義代
殖田育夢
千葉恵太
中野匡人
内田清
桜彩
加茂井彩音
三宅里沙
青木真美
スタッフ
撮影 - 柴崎幸三
音楽 - 佐藤直紀、伊福部昭『ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『キングコング対ゴジラ』
監督・脚本・VFX - 山崎貴
製作・配給 - 東宝
2016年の『シン・ゴジラ』公開後、監督の樋口真嗣は2017年に開催されたGフェス(英語版)の場で、東宝は2020年以降まで新たなゴジラ映画を製作できないことを明かしたが、これはレジェンダリー・ピクチャーズとの間で「レジェンダリー製作のゴジラ映画と同じ年に東宝製作のゴジラ映画を公開しない」という契約を結んでいることが背景にある[34][35]。2018年に東宝の取締役である大田圭二は、『シン・ゴジラ』の続編製作の可能性がないことを明言すると同時に、「マーベル・シネマティック・ユニバース」形式の「ゴジラ・ユニバース」製作の可能性について言及した[36]。
『シン・ゴジラ』の後にいくつもの新たな実写ゴジラ映画の企画が検討されたが、現代を舞台にしたゴジラ映画がやるべきことをもれなくやり尽くした、エポックメーキングともいえる『シン・ゴジラ』に続くにふさわしいと思える企画をなかなか生み出すことができず、それを観たファンの期待に応えられる新たなゴジラ映画を生み出すためには、まったく新しい未知のコンセプトを必要としていた[4]。山崎は「ゴジラ対日本」ではなく、「ゴジラ対人間」が描きたい物語であり、ゴジラとはその人々にとってどういった存在なのか?というディスカッションを重ね、軍隊、政府や官僚ではなく「私たち」がゴジラに立ち向かう。その芯が見えてきたことで、「命を賭して戦うことを求められてしまった時代」から「市民が主体的になって生を追求する時代」の変化を、ゴジラと遭遇してしまった敷島を通じて描くというコンセプトに辿り着いたという[4]。
第1作目の『ゴジラ』にも、反戦・反核というテーマが作品の中心には大きく存在し、本作品もその意志を受け継ぐために、人命を軽視した戦中日本のアンチテーゼとして「生」に執着する物語にすることを強く意識したという[4]。
2019年の『アルキメデスの大戦』公開後、監督の山崎貴は東宝から新作ゴジラ映画の製作を打診され、3年かけて脚本を完成させた[37]。山崎は後年、脚本の執筆に際して金子修介が製作した『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』から影響を受けたことを明かしている[注釈 6][39]。これについて、山崎は「山崎貴セレクション ゴジラ上映会」の金子との対談の中で「『GMK』の内容はだいぶ忘れていたのですが、まるで自分で考えたかのように『-1.0』のシナリオを書いたら、結構な影響下にあることが知らず知らずのうちに…」と発言している[39]。また、山崎は本作品の製作以前にも、監督を務めた『ALWAYS 続・三丁目の夕日』のアバンタイトルにゴジラを登場させたことがあるほか、西武園ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」でも監督・VFXを手掛けている[40][41][42]。
2019年末に世界を襲った新型コロナウイルスの蔓延によって、本作品の脚本の作業をしている時期ではあったが、制作時期が延び、制作が一時中断された。だが、その後も脚本の執筆と打ち合わせを続け改稿が重ねられていった[4]。「民間で何とかしなければいけない」や「政府は何にもしないんだ」などという、さまざまな無責任や非合理に対する想いは、その後の脚本でも反映されて「現場」や「無政府」、「民間」といった言葉が強調され始めていき、現実とゴジラに人々が自らの力で立ち向かわなければならないという本作品の物語がリンクし始めていったという[4]。山崎は、企画当初では特定の事故や事件に依存しない、普遍的な物語を追求するつもりであったが、結果として新型コロナという世界規模の大災害を濃厚に映し取り、新たな戦争が現実世界で勃発している時代にもなったため、否応なくゴジラ映画は時代的な要素をはらんでしまう、という宿命にあると感じたという[4][14]。
2022年2月18日、ROBOTが「超大作怪獣映画」のエキストラ募集を開始し、山崎が監督、東宝が製作を手掛けることも同時に明かされた[43][44]。『ハフポスト』は「超大作怪獣映画」について第1作目の『ゴジラ』のリメイクであり、昭和時代を舞台にしている可能性を指摘した[44]。その後、11月3日に開催された「ゴジラの日」のイベントで、東宝は「超大作怪獣映画」が新作ゴジラ映画であることを発表した。また、この時点で撮影が終了してポストプロダクション作業に入っていること、公開日は2023年11月3日を予定していること、山崎が監督のほか脚本・視覚効果スーパーバイザーを務めることも明かされた[45][46]。『-1.0』というタイトルの意図について、山崎は「戦後でゼロの状態になった日本がゴジラによって悲惨な状況に陥る中で人々がどう立ち上がるのか」「初代ゴジラよりも以前の時代設定」「助走」「ここからどう生きていくかと一度身を引く」「何かを失う」といった例を挙げ、「いろんな意味を感じていただければ」と説明している[47]。12月13日には東宝映画企画部長の臼井央が、新作ゴジラ映画が第1作目との関連性があることを示唆している[48]。
山崎は『シン・ゴジラ』で大掛かりな水域表現などを深くやらなかったことに活路を見出し、『アルキメデスの大戦』で戦艦大和の沈没を演出した際に、CGで海の表現を作れることを実践できたという。また、今までゴジラ映画になかった、過去を主舞台とするストーリーというのは、山崎が本作品の監督の依頼を受ける前から考えていたものであり、ゴジラが日本が何も自衛できる兵器がない終戦直後の時代に登場したらどうなるのか?というアイデアを提案したといい[42][14]、第1作目の『ゴジラ』よりも前の時代である1945年 - 1947年が舞台となった[4]。
高雄、震電、雪風の3つが登場したのは、ミリタリー好きの山崎がまだ描いたことがなかったためであるという[14]。
キャスティング
2023年9月4日、完成報告会見が行われ、キャスト情報が公表された[17][7]。主演・神木隆之介、ヒロイン・浜辺美波という組み合わせは、公表当時に放送中だった連続テレビ小説『らんまん』と同一であるが、オファーも撮影も本作品のほうが先だったという[49]。山崎は、記者発表でマスコミからされた『らんまん』にあやかったキャスティングという指摘はまったく見当違いというわけではなく、佐々木蔵之介は『ひよっこ』に出演していた際にいいなと思ったからなど、朝ドラの影響が大きいという[42]。
山崎は、「昭和にいて説得力がある人」「怪獣が本物に見える芝居ができる人」という2点のポイントでキャスティングを固めていったといい、後者に関してはゴジラをいくら自分たちがリアルに創造しても、現実感というのはそれに対する役者のリアクションでしか出せないため、最初から上手な人でやりたいというのを言っていたという[42][14]。これまでのゴジラ映画では、政治家や官僚、科学者や自衛隊といった人たちがゴジラという災害に立ち向かったが、本作品ではゴジラに市井の人々が中心となって立ち向かうため、戦後を生きる一般人であることをキャスティングにおいて重要視したといい、戦後という舞台でありながら現代の一般市民である観客が身近に思えて感情移入できる存在であるかどうかを考えたうえで、神木や浜辺はほとんど迷わずにオファーすることができたという[4]。
撮影
撮影は2022年3月17日から6月11日までの日程で[43][44][50]、静岡県浜松市(遠州灘・浜名湖)[51]、長野県岡谷市(旧岡谷市役所庁舎)[52]、茨城県笠間市(筑波海軍航空記念館)・美浦村(鹿島海軍航空隊跡)・筑西市(下館総合運動公園)[53]などで行われた。
視覚効果
視覚効果は白組が手掛け、山崎がスーパーバイザー[45]、渋谷紀世子がディレクターを務めている。VFX作業は2022年4月から始まり、白組は8月から視覚効果デザイナーと視覚効果コンポジターの募集を開始し、同月から2023年1月まで作業が行われる予定だったが[54]、後に2022年11月から2023年2月までに作業期間が変更された[55]。デザイン作業にはHoudiniとMayaが、合成作業にはNukeがそれぞれ使用された[55]。視覚効果作業の終了後、2023年5月にポストプロダクションが終了した[56]。
戦後間もない当時の銀座は、にわか造りで作ったバラックと、空襲で焼け残った戦前の質のいいビルなどが渾然一体となり、その手前に安普請の露店がずっと並んでいる風景であり、ゴジラが銀座に出現し、群衆が逃げるシーンはカメラが手ぶれになるため、合成ではなくオープンセットでの撮りきりが理想的であるが、その建造物群を建造しなくてはいけなくなることから、ブルーバック合成とオープンセットとの併用となった[42][14]。
山崎は、樋口真嗣との対談で、『ガメラ3 邪神覚醒』における破壊シーンに影響を受けたと述べている[57]。
音楽・音響
映画音楽の作曲は佐藤直紀が手掛けた。サウンドトラックは11月4日、限定版は12月15日にランブリング・レコーズから発売される[58][59]。
音響効果は井上奈津子が担当した。井上は、初代ゴジラの声を現代の音響システム[注釈 7]で流しきることが使命だと感じたという。声を崩さないよう試行錯誤した結果、井上は響きが足りないと気づき、以前からやりたかった、屋外で収録しその反響を素材として使うという手法を取り入れた。
とてつもなく大きなスピーカーがあり、広く、天井がなく、なおかつ少し傾斜があり音が反射するという条件に合うのはZOZOマリンスタジアムしかないと思いスタジアムで録音した。井上は「電光掲示板の裏の一番大きなスピーカーから流した時の感動といったら、忘れられないですね」と、山崎は「本当にゴジラを目の当たりにした人はこの音を聞くんだと思うと、お腹の底が震える感じがしましたよね」とその体験を振り返っている[61]。
評価
日本
公開3日間の興行成績は発表され、観客動員64万8,600人、興行収入10億4,100万円を記録。前作の『シン・ゴジラ』の公開3日間の対比では、興収122.8パーセント、動員数114.7パーセントとなった[99][注釈 9]。
国外
アメリカ合衆国ではオープニング興収にて1100万ドルを稼いだ[112]。これは『ゴジラ2000ミレニアム』の全米興行収入を上回る成績であるほか、アメリカ合衆国における実写系日本映画のOP興収記録を塗り替えるものとなった[109]。
批評
Rotten Tomatoesでは1000件以上の一般レビューがある中で98%、78件の批評家レビューで97%と高い評価を維持。Cinema ScoreでもA評価を獲得。IMDB(インターネット・ムービー・データベース)のレビューにおいても、8.5を獲得している[109]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9-1.0
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2023/12/21 (Thu) 22:20:50
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ゴジラ-1.0のネタバレあらすじ:起
https://eiga-watch.com/godzilla-minus-one/
第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)。「零戦」で特攻に向かったはずの海軍少尉・敷島浩一が小笠原諸島・大戸島の守備隊基地に着陸してきました。敷島は機体が故障したと主張しましたが、整備主任の橘宗作は機体に故障個所は見当たらず、敷島が嘘をついて特攻から逃げてきたことを見抜きました。橘はこの戦争の結果は見えていると黙認しました。
しかしその夜、島に突如として身長15mほどの怪獣が現れ、基地を襲撃してきました。それは島に昔から語り継がれている伝説の怪獣「呉爾羅(ゴジラ)」でした。敷島は橘から「零戦」の機銃で応戦するよう命じられましたが、恐怖のあまり引き金を引くことができませんでした。ゴジラは基地の整備士たちに襲い掛かり、敷島と橘を残して全員死亡してしまいました。夜が明け、橘は引き金を引かなかった敷島に怒りをぶつけました。やがて戦争は終戦を迎え、敷島は本土に引き上げる船で橘から整備士たちの遺品である家族写真と手紙を渡されました。
1945年12月。敷島は焼け野原と化した東京に帰ってきました。実家は空襲で失われ、敷島は隣人の太田澄子から両親が死んだことを知らされました。家族を失った太田は特攻から逃げて生きて帰ってきた敷島を責めました。
ある日、闇市にいた敷島は、万引きに失敗して逃走していたひとりの女性から赤ん坊を押し付けられました。敷島は女性が赤ん坊を引き取りに現れないので途方に暮れていると、物陰に隠れていた女性と遭遇しました。女性の名は大石典子といい、赤ん坊は典子が空襲で死にかけた女性から託されたもので名を明子といいました。敷島は成り行きから典子や明子と共同生活を始め、太田から食糧を恵んでもらって何とか生活しました。
ゴジラ-1.0のネタバレあらすじ:承
1946年3月。敷島は典子と明子を養うため、給料の良い仕事を見つけました。それは戦時中に米軍が仕掛けた機雷を除去する仕事であり、典子は危険だと反対しましたが、敷島は金のためにこの仕事に就くことにしました。
敷島は木造の特設掃海艇「新生丸」に乗り込み、艇長の秋津清治、かつて大戦時に兵器の開発に携わった過去のある元技術士官の野田健治、戦争に出征していない若手乗組員の水島四郎ら乗組員たちと親しくなっていきました。敷島は稼いだ金で小さな家とバイクを買い、生活にもゆとりが出てきました。
秋津は敷島に典子と結婚しないのかと促されましたが、大戸島で死んでいった隊員たちを思うとどうしても踏み切れず、自分は家族を持つ人間ではないと頑なに拒みました。そんな敷島は毎夜のようにゴジラの悪夢にうなされていました。
1946年7月。米軍はビキニ環礁にて核実験「クロスロード作戦」を実行しました。この際、たまたま近海にいたゴジラは核実験の放射能を浴びて被曝し、その影響で細胞が活性化、ゴジラはみるみるうちに身長50.1mまで巨大化していきました。
1947年3月。敷島は自分と結婚する意志がないことに業を煮やした典子は自立することにし、銀座の会社に事務職として就職することにしました。典子は仕事中は明子を太田に預けることにしました。
その頃、ゴジラは次々と米軍の艦艇を沈めていました。米軍はゴジラの存在を知り、その細胞から大量の放射能を検出しており、ゴジラが日本へ向かっているとの予測を立てていましたが、当時関係が悪化していたソ連を刺激しないためにも米軍は直接軍事行動を起こさず、ゴジラの対応は全て日本政府に任せる方針を決定しました。日本は戦後に接収されていた艦艇や戦車などを一時的に返還してもらい、シンガポールにて自沈処分される予定だった重巡洋艦「高雄」も日本へ向けて出発することになりました。
1947年5月。小笠原近海にて作業をしていた「新生丸」は、巨大生物らしきものによって破壊された船舶に遭遇しました。敷島はこの巨大生物がかつて大戸島を襲ったゴジラではないかと推測し、あの時よりも巨大化・狂暴化していることを察知しました。「新生丸」は「高雄」が到着するまでの間、時間稼ぎとしてゴジラを足止めするよう極秘指令を受けましたが、対抗できる武器が回収した機雷2発のみでした。
「新生丸」は機雷を使ってゴジラへの攻撃を試みましたが、ゴジラの驚愕の再生能力の高さには全く歯が立ちませんでした。ゴジラが「新生丸」に向けて光線を吐こうとしたその時、やってきた「高雄」が「新生丸」の危機を救いました。「高雄」はゴジラとの戦闘を開始しましたが、ゴジラは「高雄」目がけて光線を放ち、「高雄」は海の藻屑となって沈んでいきました。怪我をした敷島は気を失いました。
ゴジラ-1.0のネタバレあらすじ:転
横須賀の病院で目を覚ました敷島は、秋津・野田・水島からゴジラが東京へ向かっていること、日本政府は混乱を恐れてゴジラの情報を国民に伏せていることを知らされました。帰宅した敷島は典子に意を決して打ち明けました。自分は特攻から逃げたこと、大戸島でゴジラと遭遇したこと、そしてそのゴジラと再び遭遇したことを話した敷島は「自分は生きていてはいけない人間だ」と語ると、敷島が人知れず心の苦しみを抱えていたことを知った典子は彼を抱きしめ、生きていかなければならないと励ましました。
翌日、ゴジラは東京湾の防衛線を突破し、遂に東京に上陸しました。典子が出勤した後、ラジオの臨時ニュースでゴジラの襲来を知った敷島は典子を救うべく銀座に向かいました。その頃、電車に乗っていた典子は車両ごとゴジラに咥えられましたが、川に飛び込んで何とか脱出しました。
ゴジラは東京の街並みを破壊しながら進み、品川を経て銀座へと向かいました。ようやく典子と合流した敷島は群衆の中を逃げようとしましたが、ゴジラは応戦していた戦車隊を光線で薙ぎ払い、その光線による爆風が襲い掛かってきました。典子は咄嗟に敷島を路地へと押し込み、その直後に爆風に吹き飛ばされていきました。空からは黒い雨が降り、典子を失った敷島はゴジラへの復讐を誓いました。
典子の葬儀をしていた敷島は野田に誘われ、極秘裏にゴジラを倒すための作戦会議「巨大生物對策説明会」に参加しました。そこには秋津や水島、数多くの元軍人の姿があり、説明会のリーダーである駆逐艦「雪風」元艦長の堀田辰雄が現状を説明しました。駐留連合国軍はソ連を刺激する恐れがあるとして軍事行動を避け。占領下で軍隊を失った日本は民間人のみでゴジラに立ち向かわなければならなくなったのです。
作戦は駆逐艦4隻の提供を受け、野田はゴジラをフロンガスの泡で包み込み、相模湾の深海1300mまで一気に沈めて急激な水圧の変化を与える第一次攻撃、それに続く第二次攻撃として深海で大きな浮袋を膨らませ、海底から海上まで一気にゴジラを引き揚げ、凄まじい減圧を与えてゴジラの息の根を止めるという「海神(わだつみ)作戦」を提案しました。
その後、敷島・野田・秋津・水島は話し合いをしました。野田の作戦では、海中に放射線測定器を大量に設置してゴジラの動向を掴み、スピーカーでゴジラの鳴き声を流してゴジラに縄張りを荒らされたと思わせる計画でした。敷島は飛行機でゴジラを誘き寄せる作戦を提案し、野田から本土決戦用に開発された局地戦闘機「震電」の提供を受けることになりました。「震電」に可能な限りの爆薬を搭載し、ゴジラの口に特攻するという命がけの作戦でした。
ゴジラ-1.0の結末
敷島は「震電」を飛べるようにするため、苦労の末にようやく橘を探し出しました。敷島は「俺たちの戦争は終わっていない」と橘を説得、橘は「震電」の整備に取り掛かりました。
放射線探知機がゴジラの存在に反応し、遂に作戦は決行されることになりました。野田はかつての大戦はあまりにも命を軽視しすぎたと振り返り、この戦いは未来を生きるための戦いだと力説しました。敷島は太田に明子を託し、典子の写真を「震電」の操縦席に貼って乗り込みました。
相模湾に出現したゴジラは再び上陸しました。敷島はゴジラを海に誘導し、2隻の駆逐艦がゴジラの体にガスボンベをつけたワイヤーを巻きつけました。そしてゴジラは作戦通りに深海に沈められましたがまだ生きていました。すかさず作戦第二弾が実行され、ゴジラは浮袋によって浮上させられましたが途中で止まってしまいました。駆逐艦が引き上げようとしましたが、パワー不足により逆に引きずり込まれそうになりました。
その時、秋津から残るよう言われていた水島が沢山の民間の船を引き連れて駆け付け、総出でゴジラの引き上げに協力しました。引き上げられたゴジラは急激な圧力の変化に苦しみ、その隙を突いて敷島は「震電」でゴジラの口に特攻しました。
敷島は間一髪でパラシュートで脱出しました。ゴジラの体は爆発を起こし、自壊しながら海へと沈んでいきました。任務を終え、帰還した敷島は太田から典子が生きているとの知らせを受け、彼女が入院している病院へと向かいました。再会を喜び合う敷島と典子でしたが、典子の首元には黒い痣らしきものがありました。そして死んだはずのゴジラの細胞は海の底で再生を始めていました・・・。
以上、映画「ゴジラ-1.0」のあらすじと結末でした。
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2023/12/22 (Fri) 20:42:15
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年末特番『大ヒット映画 ”ゴジラ-1.0” から現代日本が置かれている状況を考察する!』ゲスト:批評家 西村幸祐氏
2023/12/22
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2023/12/28 (Thu) 16:41:39
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岡田斗司夫 第二次大戦で降伏しない日本への恐怖
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