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ジェームズ斉藤 _ MI6の長官がロシアの内部からの行動によってプーチン体制が壊れると言った

1:777 :

2023/08/15 (Tue) 03:44:16

ウクライナ侵攻の真の黒幕とは? 英MI6長官の“犯行予告”から見えたプーチン失脚のシナリオ、ロシア解体に日本も関与か(ジェームズ斉藤)
2023.08.13 14:00 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/08/post_254855_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):先月末、イギリスのMI6のリチャード・ムーア長官が久々に公の場に出てきて話をしたのが世界の諜報機関関係者の間で話題になっています。

──MI6の長官ってコメントを出すこともあるんだと思ったんですよ。

ジェームズ:MI6の長官が公の場に出ることがこれまでほとんどなくて、そもそもMI6の存在自体がずっと隠蔽されていたんです。

──MI5はあるけど、MI6はないことになっているんだ、みたいな話はよく聞きますよね。

ジェームズ:そうです。ずっと秘匿されていました。MIというのはミリタリー・インテリジェンス軍事諜報の略で、戦前のイギリスでMIというセクションがたくさん作られて8や7もあったんです。MI6の前身部隊はSISでイギリス海軍のマンズフィールド・カミングス大佐が第一次世界大戦前夜に作ってロシア革命に介入して、ラスプーチンなんかをエージェントとして使っていました。

──あの怪僧ラスプーチンってイギリスのスパイだったんですよね。

ジェームズ:はい。それは以前の記事で紹介していますね。

露がウクライナに宣戦布告できない事情とは? 米が得た利益、英の謀略も… ジェームズ斉藤が闇を完全暴露!
2022.05.26
https://tocana.jp/2022/05/post_235700_entry.html


ともかく、古い歴史を持つ諜報組織で、1994年にイギリス政府がその存在を認めるまでは謎の組織とされてきました。94年以後も公にはほとんど出てきていなかったので依然として謎の組織扱いされてきたのですが、ここ5年ぐらいでごくたまに公の場で存在を示すようになってきています。

──ということは7月の長官の登場には大きな意味があるんですね。

ジェームズ:当然、意味があります。注目されたスピーチの内容ですが、ロシア情勢に関するもので、プリゴジンが欧米サイドと協力していたことを匂わせるような発言を何度もしていたことです。たとえば、プリゴジンの乱でプリゴジンがモスクワに進軍していた際にプーチンとプリゴジンはが密かに話し合ってプリゴジンが撤退を決めたと言ったり、プリゴジンの言葉を引用してウクライナ戦争はショイグの昇進のために始められたものだと言ってるんですね。プーチン体制を批判するのは西側の規定路線なんですが、なぜか、プリゴジンは否定しないんです。逆にプリゴジンの言葉を引用して現状を説明しているんですね。その行為はプリゴジンに間接的に正当性をもたせることになります。


──確かにそうですね。

ジェームズ:あとはイギリスのMI6の長官が公の場でプリゴジンの言葉を使って現状を説明しているということは彼らのインテリジェンス分析とプリゴジンがやっていることが一致しているということになります。イギリス側も、ウクライナ戦争はショイグ国防大臣を筆頭とするクレムリンの中の一部の勢力の都合によって始められたものだと言っているわけです。これは私もウクライナ戦争が始まった直後にすでにお話しています。

 彼はさらにプーチンが今後、蹴落とされる可能性が高いという発言もしていまして、プーチンの側近によるクーデターか、国内からのクーデター、国外からの介入によってプーチン体制が倒れる可能性があると言っています。つまり、ロシアでクーデターが起こる可能性を示唆することと、事実上プリゴジンの擁護のためにMI6の長官がわざわざスピーチしたということなんです。

──きな臭い話じゃないですか? 西側がロシア内部をいろいろ焚き付けてクーデターが起こりますよと言ってるわけですよね。

ジェームズ:ロシア情勢を説明するという趣旨のスピーチでしたが、諜報機関の予測というのは予測ではなくて、そうなるように仕掛けるということですから(苦笑)。

──犯行予告のようなものですよね(苦笑)。

ジェームズ:実はここで面白いのが日本にも飛び火してきたことです。8月1日に反プーチン組織が来日していたんです(笑)。

──えっ、反プーチン組織がですか!?

ジェームズ:これはニュースにもなってまして「ロシア後の自由な民族フォーラム」という組織で、日本の衆議院会館で日本の有識者を招いてフォーラムを開催しています。フォーラムの内容はは平和的なもので、プーチン体制が終わったあとのロシアをどうするか、というもので、要は、ロシアの解体、復興についての話し合いです。

──気が早いですね。

ジェームズ:こういうのもMI6が背後で動かしています。正確にはMI6とCIAとウクライナのキリーロ・ブダノフ国防省情報総局(GUR)長の軍事インテリジェンスの合作です。ここの会議の主催者のトップがオレグ・マガレツスキーというウクライナ人で、「HANADA」という雑誌にインタビューが掲載されています。彼はウクライナのブダノフ情報総局長の関係者で、はっきり言えば部下のような存在です。実際、今年の1月4日にブダノフは37歳になりましたが、誕生日祝いとしてGURが用意した誕生日ケーキの絵柄はなんとロシアの分割案を示す地図になっていたんですよ(苦笑)。


──えげつないですね(笑)。

ジェームズ:彼らはそういう人種ですから(笑)。ちなみにブダノフ案では三分割程度のもので、極東とシベリアは中国のものになっています。この点に関し、私はブダノフ関係者でもあるマガレツキー氏に以前直接意見をいったことがありますが、「三分割では生温い。中国にロシアを渡せない。40以上の独立共和国を作るべきだ」と至極正論が返ってきました。つまり、「ロシアを徹底的に切り刻め!」と言っているのです(笑)。

──分割グループの中でも穏健派と急進派がいるんですね。でも、そんな人たちが日本に来て、会議をしても何か影響力があるんですか?

ジェームズ:いまアメリカ、イギリス、ウクライナが進めているロシアの内部解体工作に日本も参加してほしいということでやってきています。日本では扱いが小さいですが、たとえば、この会をヨーロッパでやるとなるとEUの議会のど真ん中でやるほどで、ヨーロッパでは大きな影響力を持っている組織です。日本ではまだそこまでいってませんが、日本の官僚のやり方としては前例があれば動きやすいんです。なので、今回は小さい規模ですが、前例を作ったんです。この後、この組織はロンドン、フランクフルト、イスラエルと世界中を回って、日本にもまた来年やってくると思います。こういう地道な努力を続けていけば、もしロシアが本当に解体になった時、アメリカ政府に対して日本政府は、一枚噛ませてくれと言えるんですよ。こういう流れがMI6長官が言ったロシア内部からの行動によってプーチン体制が崩れるかもしれないということなんです。要は、崩れるようにいろんなところに手を打っているんです(笑)。これが諜報機関のやり方で、どの様にブレても対応できるように選択肢を用意するのが仕事です。もっと言えば、「ロシアの内部解体」を日本を含む世界に対して宣伝し、ウクライナ戦争後のゴールを諜報機関が勝手に描いているのです。私自身の経験上、この「勝手にゴールを決める」というのが諜報機関の任務の本質です。この観点で今回のMI6長官のスピーチを見れば、彼の登壇自体が世界に向けられた巧妙な認知戦だったということがわかってきます。

──認知戦だったんですね。

ジェームズ:はい。それももう何年も前からやっています。たとえば、さきほどの会に来てるロシア人はロシアからの亡命者ですからね。亡命の段取りも含めて20~30年ぐらいかけてやっています。ですから、MI6の長官がわざわざ公の場に出て、ロシアの内部からの行動によってプーチン体制が壊れるかもしれないと言ったということは、予測ではなく、プーチン体制はまもなく崩れる、そういう仕掛けが整ってきたという発表です。英米の諜報機関のやり方は常に「政権転覆」であり、日本の明治維新でも成功しているほど、世界中で数世紀にも渡り成功体験が蓄積されています。ロシアのハイブリッド戦や中国の超限戦などはすべて後発の「パクリ」レベルであり、英米の「政権転覆」工作に比べれば可愛いものです。彼らは21世紀における成功体験として、「プーチン体制の崩壊」を狙っています。

──前回の記事でもプーチン体制は危なくなってきてると分析されていましたが、さらに危なくなってきていると。

ジェームズ:私がプリゴジンの乱でプーチン体制は決定的な打撃をくらったと言いましたが、MI6長官も同じことを言っているわけです。しかも、プーチン体制が崩壊するシナリオをいくつか提示したんですよ。特に国内のクーデター、これはGRU、ワグネルによるクーデターだろうと匂わせているのが注目で、MI6がGRU 、ワグネルとなんらかのチャンネルを持ってる証拠でもあります。


──GRUとワグネルって実は随分前から西側諸国とつるんでいるんですか?

ジェームズ:そうでなければ、プリゴジンの反乱なんかできないです。

──そうなってくると、ウクライナ戦争自体もしかしたら西側が仕掛けているんですか? って気持ちになりますよね(苦笑)。

ジェームズ:まあ、西側が煽っていることは間違いないです(苦笑)。MI6長官は「ショイグが自分の昇進のために戦争を始めた」というプリゴジンの言葉を引用していますが、私もウクライナ戦争が始まった頃にショイグの都合でこの戦争が起こったと言いました。ショイグが自分の昇進のためにこの戦争を始めたことは間違いありません。しかし、そのショイグに「ウクライナぐらいすぐに取りにいけるぞ」と囁いたのはGRUしかありえないんです。それを信じてショイグはプーチンにウクライナ侵攻を勧めたのです。そういう一連のGRUの行動を見ているとずっとショイグを騙しているのは彼らGRUなんだというのが見えてきます。軍事作戦にしても、こんなメチャクチャで補給も提供されていないというのは普通に考えておかしいんです。ロシア軍はいままでもっとスマートに戦っていましたよ。シリア戦争とかを思い出してください。

──ああ、確かにそうですね。シリアではアメリカ軍よりも全然上手に戦ってましたよね。

ジェームズ:アメリカ軍のほうが遥かにヘタでしたよ(苦笑)。ですから、おかしいんですよ。先日、アフリカのニジェールという国でクーデターが起こったんですが、このクーデターの背後にはワグネルがいます。ワグネルということはGRUなのですが、この時のクーデターも本当にスマートでした。

──上手にやろうと思えばできると。

ジェームズ:いや、そうなんですよ(苦笑)。ウクライナ戦争の作戦って本当にありえないんですよ。何しろ、開戦前は「ロシア軍は世界第2位の軍隊である」というのが世界の諜報機関関係者の常識でした。ですから、GRUがわざと暴走しているのは間違いないです。ということは、GRUがクレムリンを狙っているのも間違いないでしょう。そこに西側が注目して反プーチンのもとで協力体制を作ったというのが実際に起こっていることでしょうね。

──そう考えるといろんな辻褄が合いますよね。

ジェームズ:合ってきます。ともかく、ワグネルが独自に動き出したことは大きいですね。今回のMI6長官のスピーチも、独自に動き出そうとしているワグネルをサポートしている形になっていますので。

──プーチン体制は崩壊しそうだと言う一方でプリゴジンは決して悪く言わないと。

ジェームズ:それしか言っていませんから長官は(苦笑)。そのためだけにわざわざ長官が出てきてスピーチしていることはかなり重い意味がありますね。

──ウクライナ戦争も大詰めに来ているのかもしれませんね。

ジェームズ:少なくともプーチン体制は大詰めかもしれませんね、戦争は続いても。


──それにしても西側はなぜプーチン体制を嫌うんですか? 

ジェームズ:プーチン体制というのは秘密警察が牛耳っている体制なので、ゴリゴリの全体主義になってしまうんです。昔、ロシア帝国というのは秘密警察による独裁じゃなかったんです。皇帝とロシア正教会と軍が三位一体を成していたんです。これであれば、19世紀にイギリスとロシアが同盟を組んでいた時代に戻れるんですよ。軍による独裁のほうがまだマシという感覚がイギリスにはあると思います。なので、GRUと西側が裏でつながっている可能性は否めないと思います。否めないというか、実際に起こっていることです。プリゴジンの反乱も西側とつながっていたからできたことです。今回のMI6長官のスピーチからそれがはっきりとわかります。

──いまになって見るとウクライナ戦争って本当に妙な戦争ですよね。

ジェームズ:戦争勃発当初からあった不可思議なことが伏線となって、いまになって回収されてきてますね。なぜ、プーチンが「3日で終わると言ったじゃないか」と叫んだのか、なぜ、ロシア軍はウクライナ戦争では弱いのか。

──バイデン大統領がアメリカ軍は動かないと言ったことも、ですね。

ジェームズ:すべてプーチンを騙すためだったんです。しかし、西側の思う通りにすべて進んでいるのかというとまったくそんなことはありません。その証拠がさきほど少しお話ししたニジェールのクーデターです。あのクーデターの裏にはワグネルがいると言いましたが、実はニジェールにはワグネルはいないとずっと言われていたんです。ところが、クーデターが成功して数日後、ニジェールにワグネルのオフィスが突如開設されたのです。これで西側は大慌てになったんです。ニジェールはもともとフランスの植民地で、今度のクーデターもすぐに鎮圧するつもりだったんです。ところが、ワグネルが出てきたことでフランスはもちろん、西側諸国も簡単に手が出せなくなってしまったんです。

──ワグネルはアフリカで力があるんですよね。でも、ニジェールを取ることってそんなに大事なんですか?

ジェームズ:とても大事です。というよりもアフリカがいまとても大事で、ここを制したものが世界の覇権を握る可能性があって、そこにワグネルが王手をかけてきたんです。プリゴジンは相当ヤバい男ですよ(苦笑)。ただ、内容的にはまだ不確定要素があるので、続きはメルマガのほうでお伝えします。
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2:777 :

2023/08/15 (Tue) 03:58:24

ジェームズ斉藤 : 「ウクライナ侵攻」の真実
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ジェームズ斉藤 _ ロシア軍敗北は演出、プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ
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プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
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ロシア大ピンチ!「ワグネル」武装蜂起で反乱勃発!北野幸伯 徹底解説
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ロシアの怪僧 グリゴリーラスプーチン
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プーチンとその師ドゥーギンはサタニスト(キリスト教の神を拒絶する者)だった
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ウクライナのゼレンスキー大統領はイギリスの対外情報機関MI-6の命令で動いていた
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70年代に登場してから現在まで対ソ連/ロシア戦争を続けるネオコンの背景
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ロシアを滅ぼそうとしているジョージ・ソロスの正体
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玉砕を覚悟したプーチン大統領が弾くソ連軍歌『カチューシャ』
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ペテルブルク大学の法学部教授になろうとしていたプーチンが政治家に転身した経緯
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ウクライナ紛争のその後
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ウクライナ軍が勝つというのは 欧米の大本営発表だった
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2023/08/15 (Tue) 05:53:43

十月革命は第1次世界大戦と深い関係がある。 1914年6月にサラエボでオーストリア皇太子がセルビア人に暗殺され、翌月にオーストリアがセルビアに宣戦布告して第1次世界大戦が始まるのだが、ロシア支配層は戦争に反対する地主階級と戦争に賛成する産業資本家との間で対立が生じていた。

 戦争反対派の中心人物は皇后アレクサンドラと大地主を後ろ盾にするグリゴリー・ラスプーチン、戦争賛成派の中心は有力貴族でイギリス支配層と深い関係にあるフェリックス・ユスポフだ。

 ロシアとドイツを戦わせたいイギリスにとって目障りな存在だったラスプーチンは1914年6月に腹部を刺され、重傷を負って入院。その間にロシアは宣戦布告していたが、その後も対立は続く。そしてラスプーチンは1916年12月に暗殺された。暗殺者はフェリックス・ユスポフだとされている。

 ユスポフは1887年3月にサンクトペテルブルクのモイカ宮殿で生まれているが、その11年前、その宮殿でイギリス人男子が生まれていた。ユスポフ家に雇われていた家庭教師の息子、スティーブン・アリーだ。この人物は後にイギリスの対外情報機関MI6のオフィサーになる。のちにフェリックスはオックスフォード大学へ留学するが、そこで親密な関係になったオズワルド・レイナーもMI6のオフィサーになる。

 ロシアで支配層の内紛が展開されている最中、1916年にイギリス政府はMI6のチームをロシアへ派遣したが、その中心メンバーはアリーとレイナーにほかならない。このチームがフェリックスと接触していることは運転手の日誌で明らかになっている。またラスプーチンの殺害に使われた銃弾を発射できるピストルを持っていたのはレイナーだけで、真の暗殺者はレイナーではないかと考える人もいる。

 そして1917年3月にロシアでは「二月革命」が引き起こされ、資本家が実権を握った。そのほか、カデット、エスエル、メンシェビキも革命グループに含まれていたが、ボルシェビキは参加していない。その指導者は亡命中か刑務所の中だった。革命で成立した臨時政府は戦争を継続する。

 それに対し、両面作戦を避けたいドイツ政府は即時停戦を主張していたウラジミル・レーニンに目を付ける。そこでドイツ政府はボルシェビキの指導者を列車でロシアへ運び、「十月革命」につながった。こうした経緯があるため、ソ連とドイツはアドルフ・ヒトラーが台頭するまで関係は良好だったのである。そして日本はイギリスやフランスの要請で十月革命に干渉、1925年までソ連領内に居座ったわけだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308150000/
4:777 :

2023/08/18 (Fri) 11:07:15

2023.08.18XML
英国の情報機関MI6が編成したウクライナのネオ・ナチ部隊がニジェールへ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308180000/

 ​イギリスの対外情報機関MI6(SIS)はウクライナのネオ・ナチなど約100名で構成される破壊工作部隊を編成、ニジェールへ送り込むと伝えらえている​。その部隊の司令官にはウクライナのGUR(国防省情報局)のビタリー・プラシュチュク中佐が任命されたという。

 アメリカ/NATOがウクライナへ大量に供給した兵器の約7割が闇市場へ流れていると言われているが、その一部はアフリカへ運ばれていると噂されていた。アフリカで存在感を強めていた中国やロシアを追い出すため、アメリカ/NATOが作戦として送っていた可能性もある。

 第2次世界大戦の終盤、アメリカとイギリスの情報機関はジェドバラというゲリラ戦部隊をレジスタンス対策として編成した。レジスタンスの主力はコミュニストだったことから、その影響力を抑え込むことが目的だった。

 戦争が終わった後、その人脈はアメリカ軍の特殊部隊、あるいは極秘の破壊工作組織OPCが秘密裏に組織され、1951年にCIA内に計画局が設置される際にはその中核になった。その計画局を担当する副長官に指名されたのがアレン・ダレスだ。大戦後、ヨーロッパでも同様の秘密部隊をアメリカとイギリスは組織したと言える。

 秘密部隊は全てのNATO加盟国に設置され、連携して活動するようになる。そうしたネットワークの中でもイタリアのグラディオは特に有名だ。こうした秘密部隊を指揮しているのは各国の情報機関である。このネットワークはナチズムの信奉者と関係が深い。

 2014年2月にウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ大統領をネオ・ナチはクーデター排除した。そのネオ・ナチを動かしていたのがアメリカのバラク・オバマ政権。その政権の副大統領としてクーデターをホワイトハウスで指揮していたのが現大統領のジョー・バイデンであり、その下にいたのがビクトリア・ヌランド国務次官補と副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めていたジェイク・サリバンだ。現在、このトリオにブリンケン国務長官を加えたチームが戦争を推進している。

 クーデター後、ウクライナでは軍や治安機関の約7割がネオ・ナチ体制を嫌って離反、その一部はドンバスの反クーデター軍に合流したと言われている。そこでウクライナ内務省の内部に作られたのが親衛隊。その中心が「アゾフ大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)」だ。

 アメリカで起訴された白人至上主義者について、FBIの特別捜査官は2018年10月に提出した宣誓供述書で、アゾフ大隊はネオ・ナチ思想と結びつき、ナチのシンボル主義を使っていると表現している。

 アゾフ大隊は2014年3月13日、「右派セクター」を基盤にして組織されている。その右派セクターは2013年11月、「三叉戟」と呼ばれていた団体を中心にして、ドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキーらによって組織された。クーデターを成功させた後、2014年5月2日にこのグループはオデッサで反クーデター派の市民を虐殺している。

 ウクライナのネオ・ナチはステパン・バンデラを信奉している。そのバンデラを中心に集まったのがOUN-B。この人脈はのちにKUN(ウクライナ・ナショナリスト会議)を組織、バンデラの側近だったヤロスラフ・ステツコが指揮した。1986年にヤロスラフが死亡すると、その妻だったスラワ・ステツコが引き継ぎ、2003年に死ぬまでKUNを率いることになる。

 KUNの指導者グループに所属していたひとりにワシル・イワニシンなるドロボビチ教育大学の教授がいた。その教え子のひとりがドミトロ・ヤロシュにほかならない。イワニシンが2007年に死亡するとヤロシュが後継者になるが、このタイミングでヤロシュはNATOの秘密部隊ネットワークに参加したと言われている。

 MI6がウクライナのネオ・ナチで構成される破壊工作部隊をニジェールへ送り込むという話が事実なら、これはNATOの秘密部隊を送り込むことを意味すると言えるだろう。

 ニジェールでクーデターを実行したリーダーのひとりで国土防衛国民評議会の副議長を務めているサリフー・ムーディー師団将軍はマリを訪れた際にワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンと会い、同グループの支援を要請したが、ロシア側は慎重な姿勢を見せたと伝えられている。

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