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一年を通して人に会うのは数えるほど…それでもフィンランド人は「孤独」を全く感じない

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2023/08/13 (Sun) 17:08:45

2023/08/12
一年を通して人に会うのは数えるほど…それでもフィンランド人が「孤独」を全く感じない驚きの理由
人に会わないことが当然であり、自然とともに生きることが幸せ
高田 明和 浜松医科大学名誉教授 医学博士
https://president.jp/articles/-/72573?page=1

淋しさを感じたとき、どうすれば払拭できるか。浜松医科大学名誉教授の高田明和さんは「孤独とは『暑い』『寒い』と同じような感覚である。フィンランドでは、一年を通して人に会うのはクリスマスや誕生日などの特別なイベントのときだけという人も多くいる。それでも孤独な環境にいることを淋しく感じないのは、人に会わないことが当然であり、自然とともに生きることに幸せを感じられるという前提があるからだ」という――。
※本稿は、

高田明和『65歳からの孤独を楽しむ練習 いつもハツラツな人』(三笠書房)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837929427/presidentjp-22

の一部を再編集したものです。

夜の冬の森の雪景色。ラップランド、フィンランド。写真=iStock.com/NAPA74※写真はイメージです
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フィンランド、ノルウェー…人々が孤独感を知らない国
人が孤独感を抱くのは、決して「孤独になったから」とか、「一人になったから」という外的要因からだけではありません。それを生じさせる要因がほかにもあるのです。

ということは、その要因に対して、あらかじめ対策をしておけば、孤独感なんて覚えなくてすむ人生を送れるということです。

とはいっても、今までほぼ毎日出勤して、誰かと顔を合わせるのが当たり前だった人が、退職を機に、一日中、誰とも会話をしない生活になったなら、やはり一時的な喪失感は生じるでしょう。また、いつも一緒にいた伴侶を突然に失ったりすれば、大きな喪失感を抱くでしょう。

しかしお伝えしたいのは、どんなに淋しい気持ちも、必ずコントロールできるということです。

その証拠に、世界には、たった一人で生きている人が多いにもかかわらず、あまり「孤独」というものが問題にならない社会(国)が存在します。日本人には考えられないかもしれませんね。

たとえば、北欧のフィンランドやノルウェーに住んでいる人々です。もちろん地域にもよるでしょうが、私が、アメリカの大学で研究をしていたときのフィンランド人の女性助手が言うには、母国のフィンランドは一年のうちのほとんどが一面雪だらけで、家がぽつんぽつんとしかないのが普通だとか。

そしてそんな環境のせいで、一年を通して人に会うのは、クリスマスや誕生日などの特別なイベントのときだけ、という人も多くいるそうです。

それで「淋しくないの?」と聞けば、「自分は孤独という感覚がわからない」と言います。生まれたときからずっと「人に会わないことが当然であり、自然とともに生きることが幸せなこと」だから、孤独な環境にいることを淋しく感じないそうです。

これと同列には語れませんが、昨今の日本の高齢の受刑者には、刑務所の独房に戻りたくて、出所後に犯罪を繰り返す人も多いと聞きます。

現実社会のわずらわしい集団の中で生きるよりは、食べ物があって寝るところがあるなら、誰もいない独房のほうがよっぽどいいというわけです。ここでも、孤独な環境それ自体が、彼らにとっては幸福であり、安心感を生んでいるのです。


孤独とは「暑い」「寒い」のような感覚
私自身は現在、マンションの8階に住んで、日常のほとんどを一人で過ごしています。

私の住まいの向かい側には、娘家族が住んでいて、大学生の孫も二人います。でも、行くとうるさがられるので、ほとんどコミュニケーションを取ることもありません。すぐ近くにいるのに、ひと月に一度も会わないことなどしょっちゅうあります。

でも、それが当然になっているから、私のほうもなんら淋しい気持ちは持ちません。

周囲の同年輩の人に聞けば、むしろそれが今どきの普通であると口を揃えます。

そうした状況を孤独に感じる人は、メディアが作りあげてきた、「おじいちゃん、おばあちゃんと孫が、仲よくしているという理想」に感化されすぎているのではないでしょうか。

孤独感は、結局、「暑い」とか「寒い」という感覚と同じなのです。40度のお風呂の湯を「熱い」と感じる人もいれば、「ぬるい」と感じる人もいるように。

育った環境や周りの人との関係、そして普段どんな情報に接しているか、などによって感じ方は大きく変わってくるわけです。

だから普段の考え方や生活習慣を変えることによって、いくらでも「孤独感」はコントロールすることが可能なのです。

生物は「一緒にいて安心できる存在」を選ぶ
生物学的に見れば、孤独感を持つ理由は、孤立することによる危険を避けるためです。

かつて、アメリカの心理学者ハーロウは、子ザルに「代理母」を与え、子ザルがどのような行動を取るか実験しました(現在、このような実験は倫理上の観点から規制されています)。

その実験は、子ザルを母親から離して母乳が飲めない状態にしたあと、ミルクの入った哺乳瓶を備えたワイヤー製の「代理母」と、布でできたミルクの出ない「代理母」を子ザルのもとに置く、というものです。

すると子ザルは、抱きつくと痛いワイヤー製の母に抱きついて、哺乳瓶からミルクを飲みますが、ミルクを飲むとき以外はワイヤー製の母には近づこうとせず、ずっと布のお母さんにしがみついているのです。

この実験からハーロウは、「スキンシップの重要性」を説きました。生物は孤独を嫌がるけれど、やはり「苦痛を与える存在」と一緒にいるよりは「一緒にいて安心できる存在」を選ぶ、ということです。

人間も基本的には群れで生活し、進化してきた社会的動物です。孤立した個体よりは、仲間と一緒にいる個体のほうが安全で、当然、生存率は高かったでしょうし、そもそも集団から離れていれば、子孫を増やすことができなかったでしょう。

つまり、孤独感を抱かない個体よりも、すぐに孤独が辛くなる個体のほうが、生物学的には生存上も繁殖上も有利だったのです。

だから「独りが好き」な性格の個体は進化の過程で次第に淘汰されていき、淋しがりで群れたがり、また、魅力的な異性を見つけるたびに手当たり次第アタックするような個体が増えていったと思われます。

そして、今生きている人類の多くは、多かれ少なかれ、そうした淋しがりな祖先の遺伝子を受け継いできていると推測されます。だから私たちは、孤独を感じやすい傾向があるのです。

しかしその傾向は、必ずしも現代社会に合ったものではありません。現代は、そこらに野獣もいないし、盗賊や蛮族がウロウロしているわけでもありません。

先立つもの、つまり少々のお金さえあれば、素早く動けない老人も、か弱い女性も、自由気ままに一人で暮らしていけるでしょう。

動物でも、群を作らずに単独で行動する種族は、繁殖期を除けばずっと孤独な状態で生活をしています。

ソファーでぬむる猫写真=iStock.com/recep-bg※写真はイメージです
「おしどり夫婦」なんていう言葉がありますが、そのオシドリさえも繁殖期が終わればカップルを解消し、次の繁殖期に新しいパートナーを見つけるまで、独身生活を楽しんでいます。

時代も環境も変わったのですから、人間も、むしろ孤独な環境を楽しめるように変化し、進化していくほうがいいと思うのです。

「世間の基準」をどのように捉えるか
実際、現代社会においては、「孤独を恐れない体質」のほうが、よっぽど有利に生きられる面が多々あります。

発達障害や統合失調症的な傾向のある人たちに見られるような、突出したある種の能力や才能を見れば、本当は彼らのほうが、優位な特性を持つ人間ではないかと感じます。

アカデミー賞の作品賞などを受賞した映画、『ビューティフル・マインド』でその人生を描かれた実在の数学者、ジョン・ナッシュが、まさにそんな人物でした。彼は統合失調症に陥り、他者との人間関係をほとんど作ることができなくなります。

けれども、ナッシュはまったく孤独感を覚えません。なぜなら、自分の周囲には、相談役のような人間が常に幻覚として見えていたからです。

彼は最終的には、“世間の基準に照らし合わせると”、自分が病気であることを理解しますが、その傾向を薬で抑え込んでしまえば、数学の研究にとってマイナスの影響があるからという理由で、薬の服用を避けたといいます。

ほかにも、「絶対に解読できない」とされたナチス・ドイツの暗号機「エニグマ」による暗号文を解読した、アラン・チューリングという数学者がいます。彼も大天才だったのですが、自閉スペクトラム症の気があり、文科系の学問がいっさい理解できないという理由で、母国イギリスでは、パブリックスクールの入学を拒否されました。

そのため地元の評判のよくない中学校に入り、哲学や歴史などの人文系の学問をまったく知らずに大人になったのですが、それでもケンブリッジ大学に進学し、難解な暗号を数学的に解読することに成功しました。

ただ、当時の社会は、彼のような人間に対して、決して温かかったわけではありません。彼は40代で、自らの命を絶つ道を選んでしまいます。

科学技術の概念。抽象的な背景写真=iStock.com/metamorworks※写真はイメージです
孤独は最大の武器になる
日本でも、『孤独がきみを強くする』(興陽館)という著作がある芸術家の故岡本太郎さんは、子供のころから周囲の人間関係になじめず、転校を繰り返していたといいます。おそらく、今でいう発達障害を抱えていたのでしょう。

高田明和『65歳からの孤独を楽しむ練習 いつもハツラツな人』(三笠書房)高田明和『65歳からの孤独を楽しむ練習 いつもハツラツな人』(三笠書房)
けれども、彼の孤独を好む傾向は、創作活動に集中するのに好都合だったわけです。岡本太郎さんがどれほどの孤独を感じていたのか、私には知るよしもありませんが、彼は、誰かに理解されようなどとは考えず、ひたすら自分の内面世界を表現することに情熱を捧げました。それが傑出した芸術作品の創造につながったのだと思います。

数学者と芸術家の例をあげましたが、研究職、スポーツ、音楽、囲碁・将棋、ビジネス……どの分野においても、孤独だからこそ輝いた才能は、確実にあります。

孤独が最大の武器になる――それは仕事にとどまらず、趣味の分野にも当てはまるでしょう。

孤独を恐れる人は多いのですが、「孤独だからこそできること」「孤独でなければ究められないこと」も、確実に存在するのです。それを見つけていくことは、孤独を楽しむ練習となります。
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2023/08/13 (Sun) 17:15:57

北欧は最高!? 北欧を持ち上げ日本を批判するが全然日本の方がマシだった模様
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14031637

サウナ付き賃貸・築100年超は当たり前!? 念願のフィンランドに移住した『北欧こじらせ日記』
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14107585

幸福度ランキング1位のフィンランドへの移住は幸せか? 北欧移住の現実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14096863
3:777 :

2023/10/29 (Sun) 15:33:35

松原惇子 孤独こそ最高の老後
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16820856
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2024/02/14 (Wed) 15:33:58

欧州高福祉・男女平等国家の出生率が急降下
2024.02.14
https://www.thutmosev.com/archives/33247.html

幸せでも子供は産まない


https://honto.jp/netstore/pd-book_31615000.html フィンランド幸せのメソッドの通販_堀内 都喜子 集英社新書 – 紙の本:honto本の通販ストア
男女平等国家の出生率が低下

少子化対策の成功例とされてきた欧州で出生率が低下していて、中でも世界の模範と言われた北欧でも日本並みの出生率になっています

フィンランドは手厚い子育て支援などで2010年の出生率は1.89あり、1989年から2014年までは1.7を維持していたが最近急落した

2015年は1.65で翌年は1.57、翌年は1.49 、その後1.3人台になって23年の推測値は1.32だったが、日本や東アジアほどの危機感がない

それは欧州は移民が多いからでフィンランドは2022年に5万人の移民を受け入れたが、これは人口比では日本で113万人の移民を1年間で受け入れたのに相当する

移民のお蔭で少子化でも人口が増えているので欧州諸国では人口減少への危機感がなく、少子化対策にはあまり力が入っていない

日本で年50万人自然減少したとしても移民が100万人以上入ってきたら人口は大幅に増えるわけで、欧州はそうしたやりかたをとっています

移民は出生率が高いので移民が増えると出生率が上昇するが、移民を多く受け入れた国では先住民の出生率も上昇します

だがこの効果は永遠ではなく移民は定着するにつれ出生率が先住民と同じレベルになり、一時的に出生率が上がった先住民の出生率も低下します

北欧やフランスなど欧州の多くの国でそうなっていて、フィンランドも移民効果が縮小して本来の出生率が表に出てきたと見る事が出来る

フィンランドは若者の雇用が不安定で日本でいう非正規雇用が多く、結婚を躊躇する人が多く経済的な事情も影響している

欧州は2010年ごろから好景気だったがそうした国では住宅価格や家賃が高騰し、エネルギー価格や様々な費用も上昇しました

平均以上の収入がある人には問題ないが若者は平均より低収入で不安定なので、住宅費や生活費に加えて子育ての費用を負担できない

移民なしで成立しない少子化対策
出生率1.3で人口を維持するには移民を現在の2倍、日本に置き換えると毎年220万人の移民を受け入れる必要がある

フィンランドの高齢化率は約23%で世界4位、日本は約28%で世界1位だがフィンランドでは子供や高齢者への扶養義務がほとんどない

子供の扶養義務は18歳で終了するうえフィンランドは学費が無料で学生には生活費も支給されるので親の負担や義務は非常に小さい

子供は高校を卒業したら家を出るので親子は同居せず、自分を産んだ親とは「精神的な家族」ではあるが介護義務などはない

フィンランドには「近親者介護サービス」という制度があり子供や親せきが高齢者を自宅で介護すると、介護した人が報酬を受けとる事ができ、金額は5万円から10万円くらいです

このためフィンランドでは仕事の収入が減っても経済的負担が少なく親を介護するのも可能で、1995年以降この制度を利用する人がどんどん増えた

高齢化率が上昇しているが老人ホームは減少中で、入居を希望する人がすくなく自宅介護希望者が多いといわれている

老人ホームの代わりに増えているのは民間企業が運営する「介護サービスつき住宅」で、営利ビジネスとして外国企業も参入している

フィンランドの介護職員はかなり高収入で平均40万円以上(1ユーロ161円)、なお日本の介護職員も男性の平均年収は約400万円だがブラック労働や低賃金労働が指摘されている

フィンランドと並んで少子化対策のお手本と言われていたのがフランスで、2010年に出生率2.03になったのでマスコミは一斉に「フランスを見習え」と大合唱をした

フランスも2014年を最後に2.0を割り込んで下がっていき23年1.68人(速報値)で日本よりかなり高いが年々下落しています

戦後最低にまで低下していて 「出産を強要する」ことが人権問題として意識され「産む、産まないは女性の自由」のような意識が定着している

フランスやフィンランドなど欧州の少子化対策はまず移民で、次に女性の社会進出や労働、次に高福祉で出産や子育ての費用負担を減らすことだった

移民と高福祉は良いとして女性を労働させるとどうして出生率が上がると思うのかは謎で、妊婦を強制労働させない限り両立は難しいと思える
https://www.thutmosev.com/archives/33247.html

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