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非ユダヤ系アメリカ人にはバカしかいない

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2023/08/11 (Fri) 04:12:50

非ユダヤ系アメリカ人にはバカしかいない

2023年08月10日
仮面をつけてアメリカ人を装うユダヤ人
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68940187.html

ユダヤ人はアメリカのヒーロー

  とにかく、民族組織やハリウッドのユダヤ人は、同胞の地位向上のために、昔から“印象操作”に力を入れてきた。西歐系アメリカ人には優秀な人物もいるが、インテリ家庭じゃないと、ほとんどが凡庸で、ユダヤ人のように何時間も部屋に籠もって本にかじりつく、という“ガリ勉”タイプじゃない。中流階級のアメリカ人は人生を楽しむ。スポーツや音楽、美術、演劇などに打ち込むかたわら、友人との親睦を深め、夏になればみんなでキャンプとなるし、冬になればスキーだ。週末はパーティーを開いて新たな友人をつくったりする。

  それゆえ、小難しい学問となれば、どうしてもユダヤ人に劣ってしまうのだ。丹念に資料をあたって勉強することもなければ、外国語を習って米国以外の文明や思想を学ぶこともない。仮に、日本語が必須科目となったら、ほとんどの生徒が登校拒否となるだろう。文法や語彙が全く違う日本語なんて、暗号解読と同じだ。一週間も勉強したら気が変になる。だから日本語が受験科目になることはない。でも、日本人は小学生の頃から英語を学んでいる。普通のアメリカ人で、英語辞書と英和辞書、ラテン語辞書を持ち歩く高校生なんて滅多に居ないぞ。

一般のアメリカ人が歴史の勉強をするとなれば、教科書はハリウッド映画と相場が決まっている。『American Historical Review』を手に取る庶民なんて見たことがない。日米開戦に至る経緯や真珠湾攻撃に関しては、ベン・アフレック主演の『パール・ハーバー』を観て終わり。(この映画は設定から演出まで滅茶苦茶だった。) 普通のアメリカ人は大人でも、ガダルカナル島や硫黄島の場所なんか知らないし、地球儀や地図帳を見ても、カリブ海周辺を探して迷っている。

  シャンパン好きのアメリカ人でも、シャンパーニュ地方が何処にあるのか知らなかったり、カトリック信徒でも歴史的に重要なランス(Reims)やアーヘン(Aachen)、トリーア(Trier)の位置を指すことが出来ない人は意外と多い。「リヒテンシュタイン公国」の場所が判らないのは仕方ないが、「ルクセンブルクって何処?」と訊いてくる大学生がいる。バラク・オバマの「父親」はケニア出身の留学生だったが、「息子」と称するバラク・ジュニアは、ケニアの場所を知っているのか? 突然、「ケニアの隣国を述べよ」と質問されたら困ったりしてね。「ガンダム」ファンの日本人なら、「ザンジバル級機動巡洋艦」に詳しいから、名前の由来となったタンザニアのザンジバルを知っているけど、一般のアメリカ人でケニアの隣国がソマリア、ウガンダ、タンザニアと答えられる者は少ないぞ。(とはいえ、日本人も同じで、令和の時代だと、高校生や大学生でも「バシー海峡って何処?」と訊いてくる。ビックリするほど、歴史や地理の授業はお粗末だ。昭和生まれのお爺ちゃんは天を仰ぐ。)

以前は、アメリカ国内やヨーロッパ各地で爆弾テロや破壊活動が頻発していたが、これだって本当なのかヤラセなのか判らない。もし、一般人に対する無差別テロが頻繁に起これば、諜報機関の予算が増えるし、アラブ諸国と対立するイスラエルにとっても好都合。歐米諸国の大衆というのは、複雑怪奇な中東情勢なんて解らない。一般人を動かすには、中学生でも解る構図にしなければならない。単純明快な「善のアメリカvs悪のイラク」といったイメージ、あるいは「イスラエルvsアラブ」という対立構造は、大衆の心理を動かす時に有効だ。

  そもそも、「ISIS(イスラム国)」への資金だって誰が与えているのか判らない。だいたい、武漢ウイルスが流行ったからといって、どうして歐米でのテロ活動が無くなってしまうのか? ワクチン接種を邪魔しない武装グループや、接種会場を狙わないテロリストなんて怪しいぞ。巧妙なバイオ・テロや社会不安を煽る方法は幾らでもあるのに、各国政府がワクチン接種を推進し、ウクライナ紛争が勃発するや、今まで元気だったテロリストが急におとなしくなった。歐米社会に潜むテロリストが、ワクチン注射のために“休業”するなんておかしいじゃないか!

  もちろん、“テロの実行犯”は真剣に大量殺戮を目論んだと思う。しかし、彼らが“便利な馬鹿”とか“使い捨ての駒”という可能性は充分に考えられる。西歐の民衆は心理戦に弱い。主流メディアが騒げば、いとも簡単に流され、イワシのように群れに従う。主流メディアが「兇暴なイスラム諸国vs歐米・イスラエル連合」といった記事を乱発すれば、常識人でも抵抗できない。よく百貨店で特売担当のオッちゃんが、「北海道から直輸入のタラバ蟹 ! 今回だけ特別価格、4980円 !」と客に呼びかけ、大勢のオバちゃん達が殺到すれば、何も知らない客だって、みんなが買うと、つい買ってしまうじゃないか。

アラブ人やアフリカ人のテロリストにとって、有色人種が気にならない多民族社会は好都合だ。爆薬の材料や工具類を買っても白人の店主は気にしないし、レンタカーや長屋を借りても不審に思われない。もし、西歐人だらけの片田舎で、ロープやナイフ、肥料や塩酸を買ったら「何者なんだ、こいつ?」と疑われ、人相や仲間を記憶されてしまうからマズい。場合によったら、警察に通報されてしまうこともある。

  だいたい、どうして歐米諸国にアラブ人やアフリカ人が大量に住みだしたのか? 1960年代までのアメリカなら、ソマリア人やエチオピア人の難民が、ミネソタ州の片田舎に住むということはなかったし、「ウエットバック(wetbacks / 不法入国の南米人)」の子供が、テキサスの公立学校に堂々と入ってくることもなかった。歴史に疎いアメリカ人は、異質な移民を大量に引きずり込んだのがユダヤ人勢力であるとは気づかず、ペンギンのように多民族教育を推進するユダヤ人に従っている。

他国を侵掠して、現地人を支配する方法は、何も武力侵攻だけとは限らない。労働移民や経済難民を大量に送り出し、現地で繁殖させ、合法的に、つまり選挙を通じて支配権を強める、という手段もあるのだ。「戦わずして勝つ」というのは、支那人やユダヤ人の十八番。「恐ろしい人間」というのは、ドスを持ったヤクザだけじゃない。授業や部活動に精力的な学校教師が、家に帰って独りになると、本性を現して連続殺人鬼になったり、幼女を攫って強姦する悪魔に変身することもあるのだ。最初は憐れな移民や難民でも、その2世や3世、4世になれば、現地人を牛耳る政治家や高級官僚になるし、徒党を組んで大票田になることもある。

  もちろん、アメリカに住むユダヤ人が全員「悪党」という訳ではない。平凡に暮らすユダヤ人も多いだろう。だが、異色の才能に恵まれたユダヤ人の中には、卓越した詐欺師とか戦争を仕掛ける大富豪、政治家を飼育する黒幕がいたりする。ユダヤ人はアメリカやヨーロッパに住んで「差別反対 !」を口にするが、それなら他国にタカらず、イスラエルに住んで同胞をカモにすればいいじゃないか ! 仲間同士で暮らせば「民族差別」は無いし、「陰謀論」の標的になることもない。

  また、社会主義に憧れたユダヤ人でも、同胞が集まるイスラエルなら、彼らの共産主義は理解されるし、キブツ(ユダヤ人のコミューン)を作って和気藹々(わきあいあい)と過ごすこともできるだろう。一方、イスラエルには超保守派のユダヤ教徒もウジャウジャいるので、彼らが極左分子と対立したら大騒ぎだ。左巻きのユダヤ人が、同性愛の変態行為や異人種との結婚を推奨するれば、保守派は問答無用の「折檻(せっかん)」を加えるだろう。おそらく、強情な左翼ユダヤ人は意地でも反省しないが、世俗派の方はシュンとなって反省するかも。ゴリゴリの保守派ユダヤ人は甘くない。特に、首席ラビやルバビッチ派の信徒は信じられないほど厳格だ。

  アメリカのユダヤ人も、人種差別のイスラエルに移住すれば、黒人を迫害するKKKやネオ・ナチの気持ちが判るかもよ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68940187.html


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米国民、憲法や政治制度で理解の低さ露呈 世論調査
2017.09.14 Thu posted at 17:59 JST


米国民の多くが自国の憲法などについての知識に著しく乏しい実態が明らかになった
(CNN) 3権分立機関を回答出来る米国人は26%に過ぎないなど米国人の自国の基本的な政体や連邦憲法の内容についての理解度が極めて低水準にあることが最新世論調査結果で14日までにわかった。

調査は米ペンシルベニア大学の「アンネンバーグ公共政策センター」が実施した。これによると、憲法修正第1条で保障されている権利を1つでも挙げることが出来ない可能性があるのは37%。

53%は、修正第1条は不法移民にいかなる権利も付与していないと思い込んでいた。第1条は言論、報道や集会開催の自由、宗教選択の自由な権利などを保障している。

また、33%は3権分立機関の1つさえも言い当てることが出来なかった。

過去の調査でも米国民の民主主義の基本的財産への包括的な知識不足やこれら財産への知識が過去の世代と比べ乏しい実情が判明していた。

米シンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」が2010年に実施した調査結果によると、連邦最高裁判所のジョン・ロバーツ長官の名前を正確に回答したのは28%のみだった。同センターが1986年に実施した同様の調査では、ウィリアム・レンキスト元長官の名前を言い当てていたのは43%だった。

10年調査で長官の名前を知らなかったのは53%。8%が最高裁判事の経験者ながらも死去から17年たっていた人物を挙げ、別の4%は最高裁判事とは一切無関係な人物に触れていた。


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「科学最先端国アメリカ」に見る特異な後進性
斎藤 彰 (ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/23070

 医療技術の最先端を行くアメリカで、安全面の不安と宗教上の理由からコロナ・ワクチン接種を拒否・躊躇し続ける市民が全体の35%にも達していることがわかった。バイデン政権は「ワクチン接種の徹底こそがコロナ収束の最重要措置」だとして、積極的に接種に応じるようPRや説得に腐心している。


 新型コロナ感染が国境を越え「パンデミック」(世界的大流行)となった昨年春以来、各国は一斉にワクチン開発にしのぎを削り始めた。その中で、最も信頼性の高いワクチン開発で他国をリードしたのが、アメリカの各大手薬品メーカーだった。

 実用化に向けて先陣を切ったのが、米ファイザー社であり、独ビオンテック社との共同開発チームは、すでに昨年11月30日に後期臨床試験データを全面公表、94.1%の高い有効性を提示した。

 そのすぐ後を追う形で米モデルナ社が続き、今年初めからは米ジョンソンエンドジョンソン(J&J)も開発にこぎつけ、量産化を発表している。

 このほか、英製薬大手アストラゼネカ、仏製薬大手サノフィ、英製薬大手グラクソスミスクラインなどが続く。

 中国、インド、ロシア、イスラエルなどでも開発ずみとされているが、安全性、有効性などの面で国際的評価は定着しておらず、今のところ、アメリカが他国に大きく水を開けていることだけは確かだ。

 わが国政府も大規模ワクチン接種開始にあたり、ファイザー社から真っ先に大量買い付けに乗り出した。

 アメリカは医学面のみならず、航空宇宙、物理・化学などサイエンスのあらゆる分野でも先端を走り続け、今日に至っている。ノーベル賞受賞者もこれまで、文学、平和、経済部門以外の各サイエンス分野合わせ約300人にも達し、世界断トツ1位をキープしている。その背景に、アメリカ人特有の旺盛な探求心、失敗を恐れない不屈の開拓精神の伝統、惜しみない研究開発資金投入などがあることも衆知の事実だ。

 しかし、先月末までの各種世論調査結果によると、米政府のワクチン供給が急ピッチで進む一方、一般市民の間ではいまだに「接種躊躇者vaccination hesitater」が全体の20%、接種拒否者vaccination refuser」が15%にも達していることが明らかにされた。この結果、州によってはワクチンが余る地域もあり、いまだに届けられていない医療施設に州をまたぎ転送されるケースも出てきているという。

 とくに、「拒否者」の中には、宗教上の理由を挙げる市民も少なくない。際立つのが、「キリスト教伝道派」信者たちの反応だ。

 去る2月下旬の「PewResarch」世論調査によると、全米の白人伝道派信者white evangelists4100万人のうち、45%がワクチン接種を拒否しており、イリノイ州のイートンカレッジ「人道災害研究所」のジェイミー・アテン所長は「とにかく、彼ら白人信者たちに何とか接種を受けるよう説得できないかぎり、パンデミックとの格闘はさらに続くことになる」と懸念を表明している(4月5日付けニューヨークタイムズ紙)

 依然接種に応じていないことについて、信者たちは同紙に対し「コロナ・ワクチンには胎児の細胞が含まれる」「完全治癒は神のみができるのであって、ワクチンは救済者saviorになれない」「神が創造した人間には本来、自然治癒能力が備わっており、十分な栄養と休養により克服できる」などと、いずれも科学的根拠を欠く理由を挙げている。

 このほか、一般市民の常識では理解しにくい宗教組織として、キリスト教から派生した全米信者数130万人の「エホバの証人Jehovah’s Witnesses」があり、信者たちは今日も輸血を拒否するほか、ワクチンについて「神の意志に反する」として躊躇する人も少なくないという。

 20世紀半ばの全盛期には信者数も100万人近くにまで達した「クリスチャン・サイエンス」組織は、「キリスト教信仰そのものが科学」だとの立場から、不治の病も祈祷により克服できるとの信念を布教してきたことで知られる。


非科学的価値観
 アメリカでは、非科学的価値観が他の先進諸国にくらべ一般市民の日常生活の中でも、ことのほか大きなウェイトを占めている側面も見逃せない。

 その最たるものが、人間がサルから進化したことを科学的に論じたダーウインの「進化論」の否定だ。

 有力誌「The New Yorker」はすでに2012年6月に「なぜ、われわれは科学を信用しないのかWhy We Don’t Believe in Science」と題するエッセイを掲載、アメリカの一般市民生活の中に見られる非科学性について論じているが、その中で以下の点を指摘している:

最近の「ギャラップ」世論調査によると、アメリカ人の成人のうち45%が「今から1万年ほど前に神が人類を創造した」と信じ、対照的に「聖なる力の導きとは無関係に進化し今日の形の人間になった」と回答した人はわずか15%にとどまった。

驚くべきことに「ギャラップ」社は30年前にも同じ質問をしているが、当時も44%のアメリカ人が「進化論」ではなく「天地創造」説を支持しており、実態は以前からほとんど変わっていない。

メリーランド大学のケブン・ダンバー博士(心理学)はなぜこのように多くの人が非科学的な考えを持つかを調べるため、一般教養の学部生と物理学専攻の学部生を対象にした実験で、大きさと重さの異なる二つの鉄玉を比較し、上から同時に落とした場合どちらが早く地面に落下するかを尋ねた。物理学専攻の学生たちは全員が「二つとも同時落下」と正しく回答したが、一般教養の学生たちは「より大きい鉄玉が先に着地する」と答えた。

脳の働きを詳しく調べたところ、一般教養の学生たちには予めプログラムされた「思い込み」「直感」が支配し、科学的発想を阻害していることが分かった。

このことは、早くから染みついた宗教的思想や偏見が後々まで残り、コペルニクスの「地動説」が広く受け入れられるようになるまで長い時間がかかったのと同様に、ダーウインの「進化論」がアメリカにあまねく普及するにはまだ相当の時間を要することを例示している。

 この記事も指摘している通り、アメリカでは子供のころから日曜日に家族で教会に出かけ、「神の子イエス・キリスト」の教えに対する信仰が根付いており、そのことが「進化論」否定につながっているとする指摘もある。

 また、アラバマ、ミシシッピーなど南部諸州では今なお、理科の時間に生徒に「進化論」ではなく「天地創造」説を教える小中学校が少なくない。

 一般市民の世論調査でも、回答者の16%が学校で「天地創造」説を教えるべきだと回答している( People for the American Way poll, 2000)。

気候変動も否定
 さらには、他のほとんどの先進国で受け入れられている「地球温暖化」「気候変動」の原因についても、アメリカでは人為的要因との関係を否認する人が少なくない。

 米エール大学「気候変動コミュニケーション・プロジェクト」が今年初め実施した世論調査によると、回答者の16%が、気候変動が起こっていること自体は認めたものの、その原因は「自然現象によるもの」と答えたほか、10%が、気候変動の存在そのものを認めなかった。国民の4人に1人が、自動車排気ガスや工場排煙と地球温暖化との関係を否定していることを示唆している。

 さらに「ギャラップ」社が4月初め、政党支持別の意識調査を実施したところ、民主党支持者の82%が「地球温暖化は始まっている」と回答したのに対し、温暖化の現実を認めた共和党支持者はわずか29%にとどまった。ただ、共和党支持者のうち、18-29歳のヤング世代の場合、75%近くが温暖化の存在を認める一方、50-64歳代で14%、65歳以上では11%と、年齢が上がるにつれて温暖化問題への正しい認識が極端に低下していることもわかった。


政治家たちの偏見
 しかし、こうした一般市民の意識以上に、社会に及ぼす影響という点で深刻なのが、政治家たちの偏見だろう。

 とくに、トランプ大統領は在任中、「温暖化には科学的根拠がない」との非科学的主張を一貫して繰り返してきたことで知られているほか、それにひけをとらないのが、連邦議員たちのかたくなな態度だ。

 在ワシントン有力シンクタンク「The Center for American Progress」は去る3月30日、これまで連邦議員たちが環境問題について本会議、委員会などを通じ発言してきた内容分析結果を公表した。

 それによると、上下両院議員合わせ535人中、139人が「人間活動とは無関係」だとして「地球温暖化」に疑念を表明、または問題そのものを否定していることが明らかになった。内訳は下院議員109人、上院議員30人となっている。

 これを党派別に見ると、下院109人の52%、上院30人の60%が共和党議員だった。

 また、両党合わせこれら議員たちのほぼ全員が、これまで石炭、石油、天然ガス業界から政治献金を受けてきており、受け取った総額は6100万ドル以上に達していることも明らかにされている。

 科学以外の分野でも、政治家たちが、法支配そして社会的通念を踏みにじり深刻な問題となったのが、トランプ陣営による2020年大統領選の結果否認であり、今年1月6日の、トランプ支持暴徒たちによる連邦議事堂襲撃事件だった。

 各州における選挙開票結果は、超党派の選挙管理委員会により最終的に認定されたのみならず、司法省が刑事捜査含め徹底調査の結果「選挙不正はなかった」と結論づけ、共和党系判事が多数を占める連邦最高裁も「バイデン大統領当選」の正当性をダメ押しする裁定を下している。

 それにもかかわらず、大統領選から半年以上たった今もなお、上下両院共和党議員の実に70%近くが「選挙の不当性」を主張し続けている。

 教会で「進化論」を認めず、「地球温暖化」をフィクションだと主張する白人キリスト教徒たちと、まったく理不尽な「選挙不正」説を撤回しようとしない共和党議員たち―。両者の間に共通する部分は決して少なくない。

 ついでに、迷信“感染者”が多いのも、アメリカの特異性のひとつだろう。昨年1月のIpsos世論調査で、UFOが実在すると回答した人が、全体の45%にも達していることが明らかにされた。国民の半数近くがUFO信者ということになる。毎年、UFO「目撃者報告」も年間5800件に上っているという(「全米UFO報告センターNational UFO Reporting Center・2019年データ」)                

 科学最先端国は、同時に“迷信先進国”でもあるようだ。


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アメリカ人は完全なアホだった
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/292.html

アメリカの大富豪は毎日何を食べているのか? _ アメリカ人には料理の味も文学も芸術も全く理解できなかった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/436.html

アメリカの音楽
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003980

天才ピアニスト ヴァン・クライバーン(1934年7月12日 - 2013年2月27日)とは何だったのか? _ アメリカ人には音楽は理解できない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/430.html

アメリカの演奏家は何故みんな演奏技術だけ凄くて中身ゼロなのか
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/437.html

アメリカ人には音楽は理解できない _ ジャズなんか音楽じゃない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/440.html

クラシックの作曲家はアル中、 ジャズ・ロックのミュージシャンは全員麻薬中毒
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/917.html

まともな人間は音楽家になれない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/177.html
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2023/08/11 (Fri) 04:17:28

コーカソイドは人格障害者集団 中川隆
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/380.html

白人はなぜ白人か _ 白人が人間性を失っていった過程
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/390.html

アングロサクソンの文化
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007474

アメリカ人による極悪非道の世界侵略の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007480




コロンブスとユダヤの意外な関係|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=l4XEUj2_b4E&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=21

ユダヤ人の避難所 ニューヨークのはじまり|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=noZBGbxgiwI&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=22

北米植民地戦争とアメリカ独立/ロスチャイルド家のはじまり|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=-lDkXUiZcJA&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=23

19世紀アメリカへのユダヤ移民/名前でわかるユダヤ人|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=JjN31hHSuOI&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=24



茂木誠 ユダヤの歴史 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE

吉岡孝浩×茂木誠 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIFjTpVDXkJmF-oB8nr1Ap0kjfBnnHWCZ

茂木誠 _ ゼロからわかる旧約聖書
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14132553

茂木誠 _ ユダヤの古代史&世界史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14130919

アシュケナージ系ユダヤ人の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14043502

ユダヤ人は白人美女が大好きで、非白人は人間だと思っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14077515
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2023/08/11 (Fri) 05:03:07

ううう
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2023/08/11 (Fri) 05:19:30

回心者ブッシュの演説に聞き入る「十字軍」兵士達

アメリカには「ポーン・アゲン」を なのり、そう呼ばれる人びとがいる。 人生の道半ばで、神に、キリスト に、聖書に出会い、キリスト教徒とし て新しく生まれ変わった人びとであ る。改宗ではなくて、回心と再生を誓う、プロテスタント教会のなかの行動的な一派である。


◆40歳にして「回心再生」

ブッシュニ世はボーン・アゲンのひ とりになった。飲酒にふけって、安易 な生活を送っていたのが、名高い伝道師の説教を聞いてからは、四十歳にし て酒を断ち、回心再生の人となった。

朝は祈りと聖書の読誦にはじまり、閣議も祈りではじまる。
演説には聖書 のことばがちりばめられている。

「アメリカに昧方しないやつは敵だ」というブッシュニ世の人物を特色づける発 言も聖書からでている。

「わたしの側 に立たない者はわたしに逆らう者、わたしと共に集めない者は散らす者である」

神仏の信仰を問わず、ボーン・アゲンの宗教体験をもつ人びとのおおく は、個人の内面の間題として回心をうけとめている。

ところが、アメリカの 「生まれ変わり」は異様に猛烈である。かれらは公の場で回心の体験を声高 に語って、人間は罪を負って生まれた存在であるから回心しなさい、改俊しなさいと、説得と折伏の活動に訴えることを神に奉仕する使命と信じている。

その特徴は徹底した二元論である。人間は神に選ばれて救われる者と、救 われない者に分かれている。回心者に は永遠の平和、福音に耳ふさぐ者は悪魔の子で永遠の地獄が待っている。

善と悪、神と悪魔、味方と敵、白と黒、光と闇が現世を二分して戦ってい るという論理を用いて、迷える小羊に選択をせまるのである。

原理主義(ファンダメンタリズム) はイスラムの 「専売」のように思われて いるが、この 言葉と運動は はじめて一九 二〇年代アメ リカの白人プロテスタントの環境からうまれた。

ボーン・アゲンは原理主義の三つの 教条を継承している。

聖書に書かれてあることはすべて神の言葉であって、解釈や考証はゆるされない。
人間は神によってつくられた被造物で、サルから進化したなどという「妄説」はゆるされない。

やがてキリストがこの世に再臨して至福の千年 が始まるから、神への奉仕にいそしまなければならない。

◆悪魔うけいれる土壌

最近のギャラップ世論調査による と、アメリカ人の48%は神が人間をつ くったと信じ、28%が進化論に傾いている。そして、悪魔の存在を68%が信 じている。

テロリズムも「九・一一」の悲劇も、バグダッドに巣食う悪魔の仕業だ という圧倒的な政治宣伝がたやすくう けいれられる精神的土壌がそろっている。 プロテスタント教会の少数派であっ たボーン・アゲン原理主義と、帝国を夢みる新保守覇権主義の二つの特殊な 潮流と人脈が、アメリカ政治の中枢を乗とってしまった。

神の下なる道義の国アメリカの指揮 官ブッシュニ世は、「万軍の王の王、主の主」(ヨハネ黙示録)として、神の御業を実践する十字軍に立つのである。

しかし、利得の追求を宗教的熱狂で紛飾した十字軍は、中東のみならず、 世界の現状にひそむ限りない複雑さと、そして、人間の惨害を無視して強行されるのだから、前途には、とほうもない魔の陥弊が待っている。

現在の狂ったアメリカ人の精神構造を探るには、アメリカを覆っているキリスト教原理主義的教義が分からないと理解できない。

回心再生と言ったって何のことか分からない。

回心再生して神に仕え、そうでない福音に耳を塞ぐ者たちを、悪魔の子として永遠の地獄に突き落とすことが、彼らの使命なのだ。

このようなキリスト教原理主義の教義が分かっていれば、ラムズフェルドの冷酷さも理解できる。

彼はアフガニスタンの戦場における、タリバン兵の捕虜達をクンドゥスに集め、爆撃して皆殺しにした。悪魔の子として地獄に突き落としたわけだ。
彼らにとっては異教徒は人間とはみなさないのだ。
http://www.asyura2.com/0304/bd25/msg/114.html


キリスト教原理主義

キリスト教原理主義の本質は、主に米国が過去に行った過失を正当化できるからこそ普及しているのであり、キリスト教よりもユダヤ教の亜種に近い性質を帯びている。
プロテスタントといえば、多くの日本人はルター派とカルバン派しか思いつかないだろうが、英米のプロテスタントの多くは、英国国教会の亜種である。

英国国教会は、設立当初から血塗られている。

ローマ教会が離婚を許さないのを理由に、ローマ教会を離脱して英国王が首長となる教会を設立したのであるが、そのヘンリー8世は6人の妻を持ち、2番目の妻アン・ブーリンと5番目の妻キャサリン・ハワードを姦通罪で処刑している。6人のうち死別は3番目の妻ジェーン・シーモアのみである。

英国国教会の成立には、ローマ教会を通して仏の影響力を廃したかったのもあるだろう。アビニョン捕囚(1309~77)の影響でフランスはローマ教会への影響力を強化していた。
また、ローマ教会自体が各国の王の上に己の存在を置く状態であり、英国内の反発があるからこそ、英国国教会は存続したのだろう。

つまり、設立自体が、エゴイズムとナショナリズムが動機である。

そのため、エリザベス一世時代に英国国教会から清教徒が反発して分離するのだが、彼らがローマ教会へ戻らずに新しい諸派を建てていった理由も、ナショナリズムによるローマ教会への反発があった。

もちろん、当時のローマ教会は相当腐敗していたのも事実だ。
つまり、英米のプロテスタントの場合、ルター派とカルバン派ほど純粋な動機とは言い難い部分が元来強かったのである。

ローマ教会を離れた時に、教皇に替わる宗教的権威は、何になるか。
自派内のヒエラルキーの頂点である。

古い宗派の中で頂点を極めることは難しいが、新派を建てれば己自身が頂点になりうる可能性がある。

「英国人は六十の宗派を抱えているが、料理のソースは一つだ」というイタリアの諺があるほど、英米のプロテスタントは多数の派がある。

己が宗教的権威になりたいという我欲こそが、多数の派が存在する理由の最大の要因ではないかと憶測している。

一番の問題は、聖書無謬性という偏向なのだが、これはルター派が聖書中心主義を唱えた影響から英米のキリスト教原理主義に多い。

キリスト教において本来一番大切なのは、イエス=キリストの言葉であった筈だが、イエス=キリストの言葉と矛盾する見解を米国人が頻繁に出すのは、聖書無謬性の影響ではないかと思う。

聖書無謬性、というよりも、旧約聖書無謬性こそが、キリスト教原理主義の中心に存在するのではないか。

旧約聖書は、無謬どころか矛盾だらけだが、キリスト教原理主義で重要視されているのは、旧約聖書の内容とヨハネの黙示録なのである。

ヨハネの黙示録の諸派にとって都合の良い解釈することと、旧約の内容が、キリスト教原理主義の根本のようだ。

これでは、キリスト教というよりも、選民思想が極端に強いユダヤ教の亜種である。

まず、北米インディアンの土地を奪ったことについては、「アメリカは約束の地である」と説明する。

鉄砲隊に向かって「特攻」を続けた北米インディアンを、虐殺し続けるのに当たって、「北米インディアンは聖書に書かれていない。だから、あれらは人間ではない」と説明する。

奴隷貿易の中心は実は英国だったが、「黒人は聖書に書かれていない。だから、あれらは人間ではない」と同様に説明している。

聖書の無謬性という信仰を利用することによって、自分達のエゴイズムや貪欲な物欲、選民思想を合理化できるのだ。

どんな人間だとて、異民族でも多数の人間を無差別虐殺すれば、潜在的に罪悪感を感じるものである。

もちろん、本物の「見せかけだけの善人」ならば、潜在的にも罪悪感を感じないだろうが。

米国人の心に在った潜在的罪悪感や不安感を薄れさせ、自らの虐殺・軍事的及び経済的侵略を正当化するために、聖書無謬性は、実に利用価値の高い説なのである。
聖書無謬性は、選民思想を強化し、エゴイズムの発現と経済侵略を正当化する。
だから、英国は「死の商人」として長年成功できたのだろう。日本で有名なグラバーも、英国の武器商人である。

第二次世界大戦後、英国の国土は荒廃していた。

戦争の被害のない米国が「世界の中心」となったのは必然であるが、その世界の中心とは、「世界の武器工場」なのである。この情けない地位は、この先当分揺るぎそうにない。

人殺しで儲ける「商売」は、私は世界中で最も卑しい職業だと思う。

殺傷兵器を多数生産することにも、自己正当化と合理化が必ず必要になる。

「我々は、民主主義を世界に普及するために武器を製造しているのである」とか工場で合理化の言葉を言わなければ、現場の労働意欲が必ず低下していく筈だからだ。

米国で武器を多数製造しなくても、たくさんある別の産業に大半を転換すればいいだけの筈だ。日本は、戦後ちゃんとできたのだから。

だが、恐らく、最早不可能だろう。

なぜなら、米国は「民主的な豊かな社会」から「憎悪と恐怖の対象」「言論を弾圧する強国」へと変質して行っているからである。

報復を恐れて先制攻撃し、無差別攻撃するために、他国民の憎悪と怒りが増し、死を賭しても抵抗を表したいという人々をどんどん増やしているという、ごく当たり前の論理が、米国人には理解できないようだ。

恐らく、欧米人以外の人々を、無意識下で「人間」と認めていないからである。

世界中から恨まれ憎まれていることを、米国人の大半が9.11まで気づかずに済めたのは、エバンジェリカルが米国民が潜在的に持つ罪悪感や不安感を合理化し、選民思想を強化してくれているためである。

戦争があるたびに、米国内のエバンジェリカルは信者数を増していく。

今や、聖書無謬性を信じる米国人が半数以上なのではないか。

例え、神が言ったことが正しかったとしても、転記を続けた古代ユダヤ人が自分達に都合の良い内容に書き換えなかったと何故信じられるのかは、理解に苦しむ。

古代ユダヤ人の知っている世界しか書かれていないからといって、それ以外の土地に住むのは人間ではない、あるいは被差別民族だと信じられるのは、何故なのか。
「木を見る西洋人 森を見る東洋人」に従えば、西洋人の世界観があまりに単純だからと説明できるだろう。

そんなに、世の中、単純なわけなかろうが。
あらゆる物事は、複雑に絡み合っている。
人体の一部が悪くなれば、全体に影響が及ぶようにだ。

潜在的罪悪感を引きずるからこそ、米国は犯罪大国になったのではないか。

エバンジェリカルは「核戦争を待望する人びと―聖書根本主義派潜入記 朝日選書」によると、ヨハネの黙示録の「ゴグとマゴク」、つまりイスラエルに進攻して戦う二つの大国とは、ロシアと中国だと教えているそうだ。
信者を増やすために、「核戦争はすぐ来る」とエバンジェリカルが米国民の恐怖を煽れば煽るほど、「どうせ先はないんだから」と自暴自棄の心境に陥り、犯罪に走る者は増えていったのだろう。

潜在的罪悪感や不安感は、潜在的犯罪者を増加させていき、米国民の人心を荒廃させて行ったのである。

「人のふり見て我がふり直せ」と言う。

経団連が武器輸出を求めた結果、内閣が勝手に、当座米国にのみミサイルを輸出することに決めてしまったが、これは米国の轍を踏むことになるだろう。
潜在的罪悪感を合理化する装置としての宗教は、日本において国家神道と靖国である。
次第に国粋主義者が再度増えて行っている現状を、よく考えてほしい。
米国の事実上支配下に入っている日本では、精神的には戦後の混乱が続いたままなのである。

恐らく、潜在的罪悪感や社会の矛盾を合理化するために、日本人の多数が、再び自発的に国家神道と靖国に縋り始めたのである。

それを否定する者に対して、「非国民」扱いが始まっている。

戦後の精神的混乱を「日教組の偏向が」等とする、安易な合理化を続けているようでは、昭和初期と同じ状況を自ら作り出してしまうだろう。

そして、潜在的罪悪感と社会の矛盾を合理化するのに、靖国では駄目だと考える人々が新・新興宗教に縋っていくのである。

この状況が長く続けば、オウムのような極端な教義を必要とする人々が増えていくはずだ。

武器輸出は、第二・第三のオウムを作り出し、アーレフを強化する。
エゴイズム、利己主義と物質主義、利益優先主義、選民思想などの、「アメリカナイゼーション」が「グローバリズム」の名で一層進行していけば、犯罪発生率が増加するのは当然である。

物事は連鎖していると考えるのは、東洋的発想らしいが、過去の清算が充分に済まないならば、潜在的罪悪感や不安感が、国を誤った方向へと導くのは避けがたいだろう。
良い商品を世界に供給するのを止めて、死の商人への道を進むのが、日本国の将来のために素晴らしいことと思いますか。

経済的論理のみを追求すれば、犯罪発生率は高まり、要人暗殺や報道機関への武力攻撃等の右翼テロが頻発する時代をもたらすだろう。

その先にあるのは、五‐一五事件(1932年犬養毅首相暗殺)、二‐二六事件(1936年陸軍クーデター)のような時代が来るだろう。

貴方は、奥田経団連会長や小泉首相が、そういうことまで考えて武器輸出を決めたと思いますか。

重要案件が国会の議決を経ないで決まる事態は、民主主義の形骸化の進行です。
「誰がなっても変らない」と賢しらに言う人々が多数日本にはいますが、本来、日本の未来を選ぶのは、国民の一票の筈です。

貴方は、どんな未来を選びたいと考えていますか?

何もせずに他人(政治家や官僚)のせいにするというのも、一つの選択であり、その選択に相応しい未来が待っているはずです。

【福音派】聖書の外典・偽書と「聖書の絶対不可謬性」

キリスト教史の中で、旧約聖書が正式に聖典の扱いを受けるようになった歴史は意外に浅く、トリエント公会議(1545)の時である。

2世紀には既に旧約聖書を認めない派が存在し、それに反対するためにも4世紀に聖書のラテン語訳が始まり、397年「正典」が一応決まった。

特に、ヨハネの黙示録を新約に残すかどうかで、随分揉めたらしい。

東方正教会は、長く認めていなかったという。

1世紀末に書かれたもので、「ヨハネによる福音書」「ヨハネの手紙」の著者とは別人が書いているが、今でも諸説あり、作者が福音書作者でないと文献学等で否定されていることを聞くと激怒する宗派もあるらしい。

どの文書が聖書として認められるべきか否かで、長く揉めて来た歴史というのは、大抵の宗教にあることだ。例えば、「北伝仏教の経典の多数は偽書である」という研究もある(「梅原猛の授業 仏教」をご参照下さい)

そんな歴史があるのに、特に、キリスト教原理主義者達を中心に「聖書の絶対不可謬性」を固く信じているキリスト教徒が結構いるのだそうだ。

聖書の中には、これを聖書に含めるかで揉めた文書があるという歴史等を、清教徒は全く知らなかったらしい。そのため、アメリカを中心に「聖書の絶対不可謬性」という、珍奇な教義をもつ教団が多いのだそうだ。

しかも、彼らが「間違いがない」と主張するのは、大抵、本来は聖典ではなかった旧約聖書のほうで、新約と違って間違いだらけの書物だ。
旧約聖書は盲信されると、世界の迷惑になる話が多すぎるのだ。

聖書と言っても旧約聖書は、基本的に泊付けのために導入されたものであり、どう考えても新約聖書の「神」と矛盾している。

旧約聖書の「神」は、所詮民族宗教の神なので、イエスと違い、人を幸福にすることのない神なのだ。

その「神」とイエスが三位一体であると言ったものだから、それから、キリスト教の神は相当残虐な「神」に変化し、教会の教えも残虐なものに変質してしまったのかもしれない。

ローマカトリックが新教の発生と共に今までの教会のあり方を見直して現在に至るのと対照的に、「自分達こそ、(旧教の輩と違って)汚れなき者である」と主張し続けて来た人々は、随分人殺しが好きな人々になっていき、全く自分達の行動を振り返ろうとはしない。

「神に選ばれた」とか「(自分達だけは)清浄なるものである」とか、「アメリカは『神の国』である」とか言うのは、明らかな(誇大)妄想である。
民族宗教の神ならともかく、キリスト教の神が、そんなに驕り高ぶり尊大で、「自分達は選ばれているから何をやっても許される」といった論理で他国民を無差別虐殺するような信者を、そんなに高く評価するだろうか。

「汝の敵のために祈れ」と言った神がだ。

聖書を書き記したのは所詮古代ユダヤ人であり、聖書の中にサハラ以南の黒人、インド以東のアジア人、北米南米・オーストラリア・ミクロネシアの現地人の存在が書かれていないのは、単に、当時の古代ユダヤ人の知識が足らなかっただけである。

ところが、「聖書の絶対不可謬性」を盲信する人々は、聖書に出て来ない人々を「人間として認めてはならない」という、見解になりがちだ。

清教徒が最初にこの考え方を米国に伝え、英国の清教徒が奴隷貿易を擁護した。自分達は清い名を名乗り、その行動は実に血なまぐさい。

聖書が誤っていることを認めぬ代わりに、世界や現実のほうを自分達の信念に合わせようとすると、随分多数の人々の人権を侵害し、戦争を次々起こし、多数の国を弱体化させ、...たくさんの異教徒をアジア・アフリカ・南北アメリカで殺さなければならない。
実際に、合わせようと今まで努力してきたのが、アメリカ合衆国という国の「裏の歴史」ではないのだろうか。

「キリスト教原理主義のアメリカ」(p.94)では、「聖書の絶対不可謬性」を信じる信者の割合を表示している。

 ユニタリアン・ユニバーサリスト        6%
 統一キリスト教会              12%
 アメリカン・福音ルーテル教会        21%
 エビスコーパル・チャーチ(聖公会)     22%
 統一長老派教会               25%
 統一メソディスト教会            34%
 エホヴァの証人               51%
 チャーチ・オブ・クライスト         55%
 サザン・バプティスト会議          58%
 チャーチ・オブ・ナザレン          58%
 アセンプリーズ・オブ・ゴッド        65%
 ユナイテッド・ペンテコスタイル・チャーチ  69%
 チャーチ・オブ・ゴッド           80%
http://hoffnungenlied.cocolog-nifty.com/kaizen/cat1966234/index.html

「敵を妥協せず徹底的に叩く」というアメリカの精神的背景について
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5503.html

アメリカに移住したピューリタンは、「キリスト教原理主義」を貫いて、「エルサレムの建国」を「マニフェスト・デスティニー(明白なる使命)」として、西部開拓(実際は先住民殺戮)を推し進めた。

この「キリスト教原理主義」の精神性が連綿と続いているという。
「キリスト教原理主義」は聖書(:福音)絶対であるのと同時に、選民思想であるという。これが他部族みな殺しを正当化させているとのこと。

元々、ヨーロッパ自体が

「古代・地中海周辺における皆殺し戦争の結果としての共同体の徹底破壊」
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=330205

により、選民思想も登場してきているという背景があります。

ヨーロッパは、17世紀中頃に徹底殺戮の宗教戦争(:「神」と「悪魔」の戦い)をやめる条約を取り交わしました。しかし、アメリカ(に渡った移民)はその後も長きにわたって、みな殺しの殺戮を繰り広げてきたことが、今尚「敵を妥協せず徹底的に叩く」という精神性に繋がっているのだと思います。

以下、

『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%93%8D%E3%82%8B%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B4%97%E8%84%B3%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB/dp/4908117144

からの紹介です。
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■アメリカを新しいエルサレムの地にする

イギリスでピューリタン革命が起こる前、宗教的な迫害を受けたピューリタンの一部の人たちは、新天地を求めてイギリスからアメリカ大陸に向いました。1620年にピルグルム・ファーザーズがメイフラワー号でアメリカに渡ったのです。
ピューリタン(清教徒)というのは、purity(純水、清浄)という言葉から来たものですが、文字通り、宗教的な純粋、純化を求めていた人たちです。

彼らは、当時のカソリックの腐敗した状況を見て、ルターの宗教改革をさらに徹底してやらなければいけないと考えました。

ある意味で、キリスト教の原理主義であり、相当極端な過激な思想であったと思われます。それゆえに、イギリス国内での迫害も強かったのでしょう。ピューリタンたちはイギリスで食い詰めた最下層の人たちだったという説もあります。

いずれにせよ、彼らの一部はイギリスを逃れてアメリカに移住しました。
彼らピューリタンは、司祭の言葉ではなく、聖書の言葉こそ神の言葉と考えて、聖書の言葉を忠実に実践しようとしました。そして「この地に自分たちにとってのエルサレムを建国しよう」と考えたのです。

ピューリタンたちは旧約聖書を重視しましたが、旧約聖書に忠実に従ったという点ではユダヤ人たちと考え方は同じです。

ユダヤ人は自分達を選民と考えていましたが、ピューリタンも自分達を現代の選民と考えて、アメリカという地をエルサレムにして、神の福音を世界に伝えようと考えました。これが「マニフェスト・デスティニー(明白なる使命)」と呼ばれるものです。建国の精神に立ち戻って考えれば、アメリカと言うのは宗教国家であることが分かります。

彼らは、神の福音を伝えることを使命と考えていましたから、それを妨害する勢力は皆敵と見なしました。その観点に立てば、先住民の殺戮も正当化されました。

そして神の福音を妨害する勢力を西へ、西へとなぎ倒していったのがフロンティア・スピリットです。フロンティア・スピリットは、ピューリタニズムと表裏一体です。
西へ、西へと進んでいって最終的にたどり着いたのがカリフォルニア。そこから先は海に遮られています。しかし、太平洋を越えて福音を伝えようと考え、アメリカはハワイ、フィリピンに進出し、さらに日本、中国にも福音を伝えようと考えました。
このように、アメリカのたどってきた歴史は、マニフェスト・デスティニーの歴史と考えると筋が通ります。


■宗教国家のアメリカには「妥協」がない

現代のアメリカには、ピューリタニズムの精神はもうほとんど残っていません。アメリカの国体はすっかり変わってしまいました。国体は変質してしまいましたが、彼らのマニフェスト・デスティニーの考え方は変わっていません。アメリカ的な発想を世界に普及させる、あるいは押し付けるというやり方を続けています。つまり、「アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ」を世界に広げることが、一貫したアメリカの世界戦略です。

彼らは、「自分達は植民地主義者ではない。帝国主義者ではない」とずっと主張し続けていますが、実際の現象を見れば、遅れてきた帝国主義者の様相を呈しています。彼らは「門戸開放」という言葉を使いましたが、言い方を変えれば、「オレたちにも分け前をよこせ」という意味です。

神の福音を伝えることが目的であったにせよ」、「アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ」を広げることが目的であったにせよ、実質的には帝国主義と同じです。

建国の経緯を見れば、アメリカと言う国の本質は宗教国家であることが見えてきます。宗教を広げることを理念としている以上、彼らに妥協というものはありません。その点を理解しておくことが重要です。宗教国家の側面は、アメリカの戦争のやり方にも影響しています。

ヨーロッパにおける戦争というのは、妥協が成立することがよくあります。17世紀に宗教戦争によって疲弊しきったヨーロッパ諸国は、1648年にウェストファリア条約を結んで宗教戦争を止めることを決めました。

宗教戦争というのは、「神」と「悪魔」の戦いですから、悪魔は徹底的に叩くほかなく、どちらかが破滅するまで行われます。続けていけば際限が無くなり、ヨーロッパ全体が破壊されてしまうため、宗教を理由とした戦争を止めるウェストファリア条約が結ばれました。

ウェストファリア条約以降は、ヨーロッパでは戦わずして対立が終わることもありましたし、話し合いによって妥協が成立することもありました。
アメリカの場合は、選民思想によるマニフェスト・デスティニーが根本にあるため、アメリカにとっての戦争は、いずれも宗教戦争的意味合いが濃く、彼らには妥協というものがありません。

第二次世界大戦においては、アメリカは日本を徹底的に攻撃して壊滅状態に追い込みました。その後の占領政策では日本の国体を徹底的に潰そうとしました。一切の妥協はありませんでした。それが宗教国家のやり方です。
今は、ピューリタニズムのアメリカ的な精神を持った人たちは、ほとんどいなくなりました。アメリカの国体が変質して、宗教国家の要素はなくなっていますが、妥協しないやり方は変わっていません。
http://www.kanekashi.com/blog/2017/10/5503.html


詳細は

欧米のキリスト教徒全員の行動指針となっているヨハネの默示録
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/506.html

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

東海アマ 福音派キリスト教はキリスト教の仮面を被ったユダヤ教
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/487.html

アメリカ・アングロサクソンの凶暴性・アメリカインディアンが絶滅寸前に追い込まれた仮説
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/367.html

内田樹 「なぜ人を殺してはいけないのか?」
2020-03-02 20世紀の倫理-ニーチェ、オルテガ、カミュ - 内田樹の研究室
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/520.html

▲△▽▼

参考資料 _ ヨハネの默示録 (文語訳)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/903.html  
5:777 :

2023/08/11 (Fri) 05:25:19

映像作品に描かれたダメダメ家庭
配信日 04年9月1日 (11年1月5日 記述を追加)
タイトル ドッグヴィル
監督 ラース・フォン・トリアー
主演 ニコール・キッドマン
http://kinoufuzenkazoku.hariko.com/04-09/04-09-01.htm


このメールマガジン「ダメダメ家庭の目次録」では、「作品の中に描かれたダメダメ家庭」(配信当時)と言うことで、一種の総集編として、映画などで描かれたダメダメ家庭の具体的な特徴をリストアップした文章を配信しています。
この手の作品であれば、この文章をお読みになられた方が、実際にその作品に当たって、自分で簡単にチェックできますからね。

今回取り上げるのはラース・フォン・トリアー監督の最新作の「ドッグヴィル」です。大スターのニコール・キッドマンさんが主役をやっている映画です。そのせいでレンタルヴィデオショップにも沢山置いてありますから、簡単に見ることができますし、もう既にご覧になられた方も多いでしょう。

今回はその「ドッグヴィル」という作品で描かれたダメダメ家庭に特徴的な具体例というより、もっと一般的にダメダメ集団の具体的な特徴として考えてみたいと思っています。勿論、ダメダメ家庭も、ダメダメ集団の一つですから、ここで描かれたダメダメ集団の特徴は、そのままダメダメ家庭の中で繰り広げられている風景と言えます

最新作ですので、あまりあらすじは書かない方がいいかと思います。ネタばれを嫌う人も多くいらっしゃいますし・・・
ただ、ダメダメ集団の具体的事例はてんこ盛りの作品です。

では、具体的に見てみましょう。

1. 見栄っ張り・・・とある老人は盲目であることを隠していたりする。いたし方がないところもありますが、このドッグヴィルという町の人は大体が見栄っ張りです。ダメダメ集団は自分自身を必要以上に立派に見せようすることが多いもの。

2. 自己弁護・・・「オレは本当はこんなことをしたくはないんだ!」などと自己弁護しながら女性をレイプしたりする。そんなシーンが実に多い。ダメダメ家庭でも「オレは本当はこんなことをしたくはないんだ!」といいながら、ロクでもないことをやっていることが頻繁ですよね?

3. ウソつき・・・ドッグヴィルから女性の脱出を請け負った運転手がいます。その運転手は、女性から金だけとって、女性を引き渡してしまう。また、模造品のグラスを作っている家庭もあったりする。どうも人をだますことに罪悪感を持っていない人たちです。自分の尊厳にはこだわりがない人たちなんですね。

4. 排他的・・・大体、貧乏なところほど排他的です。まあ、わざわざ貧乏なところに人が新たに来ることはありませんから、そうなってしまうのでしょう。しかし、新規の人をやたら監視したり・・・お金の貧しさというよりも、心の貧しさが顕著となっている状態と言えます

5. 弱いものイジメ・・・相手が絶対に自分に反撃しない状態になって、うれしそうにイジメたりする。大人がやっているそのような弱いものイジメを子供がマネする。まさしくダメダメの連鎖状態になっている。

6. 強いものに媚びる・・・自分より弱いものには大きな顔をしますが、自分より強いものには媚びた態度です。相手の立場によって態度が豹変したりするんですね。それだけ信念がないわけです。そのような環境なので、子供も駆け引きのような政治的な発想をするようになる。弱きをイジめ、強いものに媚びる。「ママに言いつけてやるからな!」などとスグに言い出すような子供になってしまう。

7. 恩を着せる・・・この映画ではやたら出て来る言葉があります。「これはオマエのためにやっているんだ!」・・・そう言いながら人をイジメたりする。イジメるにしても恩を着せようとする。ダメダメ集団の典型的発想です。

8. 犠牲を強調する・・・「アンタのためにこんなに苦労しているんだ!」って、ダメダメ家庭ではおなじみのセリフですが、この「ドッグヴィル」でも頻繁に出てきます。

9. 報酬を求める・・・何かと言うと、「親切にしてやったのだから、報酬を払えよ!」と言い出すことになる。まあ、このドッグヴィルの人はガメツイ。心が貧しい状態なので、スグに報酬を求めるわけです。本当にちゃんとしたことをしているのなら堂々と報酬を請求すればいいわけですが、やましいことで報酬を取ろうとしているので、言い方も「もし、あなたがその気なら報酬を受け取ってあげてもいいですよぉ。」そんな言い方になっている。本当に腐っているんですね。

10. 大人の発想を読もうとする子供・・・子供時代から弱いものと強いものの上下関係を強く意識しているので、子供も政治的な発想をするようになってしまう。「大人が今何を考えているのか?それを読んで自分に有利に動かしていこう!」と考えたりする。天真爛漫とは程遠い状態の子供となっている。

11. 真実から目をそらす・・・このドッグヴィルでの主要人物としてトムという青年がいます。一応は作家志望とのこと。ところがこの青年は本を読んで思索するわけでもなく、その「しょーもない」ドッグヴィルから抜け出そうとするわけでもなく、アホな人間相手に説教をぶつだけ。創作にせよ、社会改善にせよ、本当の問題は自分自身ですよね?その本当の問題から目をそらしているわけです。

12. ケチ・・・選挙に行くのに金がかかるようになったら、突然に選挙に行かなくなったり・・・やたらケチくさいのもこの手のダメダメ集団の特徴と言えます。そんな風に選挙に行かないのに「政治家はダメだ!」などとグチったりする。そんな姿を見ている子供がどうなってしまうのか?それは言わずもがなですよね?

13. 付和雷同・・・ダメダメな人は信念がありません。やたら付和雷同なんですね。「目立たないように、人に合わせていけばいいや!」ということで、やたら人の行動に合わせたり、投票に当たっても大勢に従ったりする。

14. 改善しようとしない・・・妙に現状満足。ぶつぶつグチっている割には改善の努力をしようとしない


・・・と、ダメダメ家庭でおなじみの風景が展開されている映画です。
やたら排他的で、新参者をいびったりするところは、まさにダメダメ集団のお約束の後継と言えるくらい。
性格の悪いオバンが仕切っている公園に、キッドマンさんが公園デビューする映画と思えば理解しやすいかな?そんなシーンはありませんが、経験された方は苦笑いすると思います。
別の例えをしますと、性格の悪い姑が威張っている家庭に、キッドマンさんがお嫁に行った映画とみることもできるでしょう・・・亭主はトムで、役柄としては典型的なダメ亭主の役。そう見ると、実にありきたりな風景といえます。

このドッグヴィルという町・・・実に『普通』の、ありきたりな町をイメージしているのでしょう。
DOGは英語で「イヌ」。VILLEはフランス語で「町」。それだけアメリカだけの問題ではないと言いたいのでしょうね。アメリカだけの問題ならDOGVILLEと言うタイトルではなく、DOGTOWNと言うタイトルにするでしょうから。
また、犬が持っている序列意識も、その「DOG」という名称に入っているでしょう。
それに「楡の木」もないのに、「楡通り」という名前なんて、「文化」も何もないのに、「文化会館」があるどこかの国とそっくりですよ。


ちなみに、ニコール・キッドマン演じる主人公の女性は、「善意の人」。
犯罪が起こったりすると、「悪いのは環境のせいだ!彼ら本人には罪はないのだ!」って、日本でもよく聞く善意を持っています。「恋に恋する」ように、「自分の善意に恋している」状態と言えるでしょう。

しかし、ドッグヴィルで本当のダメダメな連中を見ることで、自分自身の考えを改めるわけです。
確かに環境の問題は重要です。このメールマガジンでも度々その問題に触れています。
しかし、その気があれば、そこから抜け出すこともできるでしょ?ダメダメな環境にいつまでも留まっていて、「環境が悪いからこうなってしまった。」とグチってもしょうがない。環境が悪いことが分かっているのならなおさら、そこから抜け出さないとね。

この映画の最後で、ドッグヴィルは「清掃」されますが・・・
このシーンは旧約聖書のソドムやゴモラの最後を思い出される方も多いと思います。多分、映画のパンフレットにもそれくらいの程度のことは書いてあるでしょうね。
実際に、犬の名前が「モーゼス」なんだから、旧約聖書をイメージしているのは明白でしょう。モーゼの声に従って「まっとう」な人間になれよ!というわけなんでしょう。

それこそソドムのような環境でダメになった人間には同情すべき点がありますが、そこから抜けようとしない点で、もう改善は不可能なんですね。むしろ本人たち、あるいはそこの子供たちのためにも清掃する必要があるわけです。

ちなみに、この「ドッグヴィル」という映画を私は劇場では見ていません。
空いてきたら劇場で見に行こうかな?と思っていたらいつの間にか終了してしまって・・・
先日、ヴィデオを借りて見てみたわけです。
ヴィデオで見る前に、劇場で見たという人に「どんな映画だったの?」と聞いたことがあります。

その人いわく
「うーん・・・ラース・フォン・トリアー監督は『ドグマ』の人だから、そんな感じの映画だった・・・」とかの、わけわからないお答えでした。
ちなみに、「ドグマ」というのはラース・フォン・トリアーらのデンマークの映画監督が掲げている映画スタイルのことです。

以下のような教理(ドグマ)?が掲げられています。
1.撮影はロケーション撮影。小道具やセットを持ち込み不可。         
2.映像とは別のところで音を作り出してはならない。
3.カメラは手持ち。手で出来ない動きや静止についてはこの限りではない。
4.映画はカラーで、人工的な照明は不可。
5.オプティカル処理やフィルター使用は禁止。
6.表面的なアクションは入れてはならない。(殺人、武器など)
7.時間的、地理的な乖離を認めない。
8.ジャンル映画(アクション、SFなど)は、認めない。
9.フィルムのフォーマットはアカデミー35mm(スタンダード・サイズ)にすること。
10.監督はクレジットに載せてはならない。

こんな感じらしい。
しかし、映画「ドッグヴィル」をご覧になられた方はお分かりのように、全然違っていますよね?
スタジオ撮影だし、音楽も入っているし、殺人はあるし、監督名は入っているし・・・

何も分かっていないクセに、一体全体何知ったかぶりしているの?

その「ドッグヴィル」を私に語ってくれた人とのやり取りにおいて、
『ラース・フォン・トリアー監督って、前衛的でしょ?』
私・・・「前衛って何?」
『普通じゃないってこと。』
私・・・「普通って何?」
『普通って・・・普通のことよ・・・』
歯並びが悪い口から発せられる典型的な言葉をニヤニヤ聞いていた私。

ダメダメ家庭出身者は自分を実際以上に見せようとします。このことは以前にも配信いたしました。この「ドッグヴィル」という映画での登場人物もそんな人たちですね。
映画を見て、分からないなら正直に「分からなかった!」・・・と言えばいいのでしょうが、そのような言葉を決して言おうとしない。どうしても知ったかぶりをしちゃうんですね。

よりにもよって、この私相手に知ったかぶりをする根性には感心しますが・・・
しかし、相手の人格を知りたい場合には、映画などを語らせるのは有効な方法です。
笑って「訳分からなかった。」という説明でもいいわけです。映画に対する理解力なんてどうでもいいことですからね。「自分が理解したことをどのように相手に伝えるか?」という、人に対する説明能力が分かりますよね?説明能力が低い人はコミュニケーション能力が低いことですから、それこそドメスティック・ヴィオレンスなどの問題に陥りがちです。

あるいは、やたら知ったかぶりをするような上記のケースでも、まともなコミュニケーションができない人であることが見えてきます。このような人が子供を持ったりしたら、将来は見えていますよね?
だって、子供としてもそんな知ったかぶりをされては、話をする気がなくなるでしょ?

まあ、知ったかぶりの人のよく使う言葉は、○○的とか△△主義とか☆☆論とか・・・いかにも分かったような言葉を使ったりするわけです。本当に知性のある人には、全く通用しないそのような言葉も、自分で考えることをしないダメダメな人間にはカッコよく見える。
そうやって、「割れ鍋に綴じ蓋」のダメダメカップルが誕生するわけです。

まあ、私は「その人」に対し、そのようなことを何も言わず、ただニヤニヤしていただけですが・・・
私が一番性格悪いねぇ・・

ラース・フォン・トリアー監督も、別に「ダメダメ集団は清掃しなくてはいけない!」などと主張しているわけではありません。
彼がやりたかったことは
「実例を示す」

さて、ここでは、フォン・トリアーが自らの作品によって、ダメダメの実例を示したわけですが、同じような状況を別のところで取り上げております、エーリッヒ・フロムでの「自由からの逃走」の中でも見ることができます。
まさにフロムも、フロムなりに実例を示しているといえるでしょう。
この「ドッグヴィル」と関わりの強い部分を抜き出してみましょう。

ルターを支持したドイツの中産階級と、ヒトラーを支持したドイツの中産階級についての記述・・・この階級は、富と力にあかし、生活を楽しむ人間に対して、実際には羨望をもっていたが、この憤りと羨望を、道徳的な公憤の言葉や、これらの上層の人間たちは永遠の苦悩を受けて罰せられるだろうという信念によって合理化していた。

その他にも・・・彼らが心の中で意識していたのは、極度の卑下の感情である。

利己的な人間について・・・利己的な人間は、いつでも不安げに自分のことばかり考えているのに、決して満足せず、常に落ち着かず、十分なものを得ていないとか、何かを取り逃がしているとか、何かを奪われるとかいう恐怖に、駆り立てられている。彼は自分よりも多くのものを持っている人間に、燃えるような羨望を抱いている。

サディズムについて・・・「私は人から傷つけられた。人を傷つけようとする私の願いは復讐にほかならぬ。」という理屈を使いたがる。

権威主義について・・・権威主義的人間は相手が無力になればなるほど、いきりたってくる。

尊厳のないキャラクターとして・・・強者への愛、弱者に対する嫌悪、小心、敵意、金についても、感情についても、けちくさいこと、そして本質的には禁欲主義というようなことである。かれらの人生観は狭く、未知の人間を猜疑嫌悪し、知人に対しては詮索好きで嫉妬深く、しかもその嫉妬を道徳的公憤として合理化していた。

フォン・トリアーも当然のこととして自由からの逃走くらいは読んでいるでしょうが、もちろん、この映画のテーマがフロムによって影響を受けたということではなく、同じものを見ているということなんですね。
多少は表現方法に違いはあっても、その本質は見えている人には見えるわけです。
そして、そのようなダメダメ人間の姿は、いつの時代でも、どんな場所でも存在するわけです。

(終了)
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発信後記

先日、愛知県の小学校の教諭が、例の長崎県の新しい方の事件について「暴言」をはいたのだそう。
なんでも「殺害した子供だって思いつめてやったわけだから、周囲の配慮が足りない!」ということらしい。

まあ、発言というものは「WHAT」(何を)という問題と、「HOW」(どのように)という問題があります。その「暴言」ですが、「HOW」の面で問題はあったのかもしれません。

しかし、「WHAT」の面では、むしろ当然のこと。あの事件は快楽殺人ではないでしょ?その子供も思いつめてやったわけでしょ?その思いつめた中身を子供では表現できないだけで・・・

その教諭もあの事件について「当事者」として考えてみたら、そのような「暴言」も出てしまうのでしょう。大体「子供たちに命の大切さを教える。」「子供たちにインターネットのマナーを教える。」・・・そんなことで解決するなんて思っている人は、当事者意識を持っていない証拠。
ゴハンにフリカケを掛けるような安直なことだけしか、「発言」できないとしたら、それって北朝鮮のような社会ですよ。

勿論発言にあたっては「HOW」に十分に配慮する必要があることは、言うまでもないことですが・・・
R.11/1/4

http://kinoufuzenkazoku.hariko.com/04-09/04-09-01.htm
6:777 :

2023/08/11 (Fri) 05:30:26


「映画の中のクラシック音楽」
配信日 03年12月16日
取り上げた映画作品 ダンサー・イン・ザ・ダーク
制作 00年 デンマーク
監督 ラース・フォン・トリアー
https://web.archive.org/web/20151023014243/http://movie.geocities.jp/capelladelcardinale/old/03-12/03-12-16.htm

使用された音楽 ワーグナー「ニーベルングの指環」  (無光での冒頭という形で)
使用された意図 ヨーロッパの聖と毒
このメールマガジン「映画の中のクラシック音楽」では、以前にアニメの「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版における音楽の使用の意図を考えました。そして、そこでの引用方法は「無音」という形での引用でした。5分間の実質的な無音部分を作り、これを強調することで、マーラーの交響曲第2番を引用していたわけ。

今回のラース・フォン・トリアー監督の映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では「無音」ではなく、「無光」というスタイルでの引用です。

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では、劇場版においては、スクリーンに何も写っていない状態から、静かに音楽が立ち上ってくるわけです。

言うまでもなく、このような冒頭はワーグナーの舞台祭典劇の「ニーベルングの指環」の第1作目、つまり序夜の「ラインの黄金」の冒頭部分と同じです。

ちなみに、このような手法は劇場でしか使えませんね。
家庭内での鑑賞を前提としたヴィデオとかDVDで、このような真っ暗な中から音楽が立ち上ってくる・・・ということは不可能ですからね。
家庭内の照明は、映画の監督が指示できるものではありません。ヘタをすれば、「これは不良品だ!」などと、せっかちな人からクレームがついたり、ヴィデオの早送りでさっさと処理されるのがオチでしょう。

ということで、劇場版では無光だったのが、ヴィデオ版では単純な映像がついています。
しかし、冒頭の音楽そのものは、弦楽器の低い音にホルンが絡んでくる・・・という音響で、音響そのものも「ラインの黄金」と同じですね。
逆に言うと、監督が劇場のライトを指定できる劇場版においては、ヴィデオ版とは違った表現をしているわけ。その部分にこだわりがないのなら、劇場版でも、ヴィデオ版と同じように、単純な映像をつけるでしょう。
フォン・トリアーは、あえて、光のない劇場から、音響が立ち上ってくるという状況を作り出しているわけです。

ということで、ラース・フォン・トリアー監督は、意識的にワーグナーを引用しているわけです。

ラース・フォン・トリアー監督は重症のワグネリアンですよね。
「タンホイザー」の音楽は、確か別の作品でも使っています。

では、彼にとってワーグナーの音楽とは何でしょうか?

それは「聖」と「毒」の絡み合った世界ということなんだろうと思います。

実際に、ワーグナーの音楽には「毒」がありますよね?
モーツァルトとかベートーヴェンの音楽には「毒」なんてなく、「聖」なるものしかありませんよ。モーツァルトもベートーヴェンも、いっそのことドビュッシーもウェーベルンも、その音楽を毒々しいとはいえないでしょ?

そして、ワーグナーの音楽には「聖」なるものもたっぷりありますよね?
劇音楽らしい、作られた「聖」と言えるのかもしれませんが、「毒」と一緒に存在することによって、「聖」の部分も、より一層際立つといえるんだと思います。

このように、「聖」と「毒」が一緒にあるために、「ワグネリアン」なるワーグナー信者が生まれ、社会に多大な影響を与えることになる。
「聖」なるものだけでは、人を惑わすことはできませんし、「毒」だけでも無視されちゃいますよ。

この「聖」と「毒」が一緒に存在する世界・・・
このようなワーグナーの世界は、ある意味において、ヨーロッパの精神世界そのものと言えるでしょう。

この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同じラース・フォン・トリアー監督の「キングダム」という作品の冒頭のモノローグは「この魑魅魍魎の渦巻く沼地の上に建てられた、近代科学の粋を集めた病院」という言葉でしたが、この言葉はヨーロッパの精神の比喩そのものでしょ?

「神」による「聖」なるもの、それに対する「毒」、あるいは「近代科学」・・・すべてあってこそヨーロッパと言えるのだとフォン・トリアー監督は考えているようですね。

この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の冒頭の、全く光のない劇場に弦楽器とホルンによって立ち上ってくる音響は、ワーグナーの引用であり、この映画が「聖なるもの」と「毒々しいもの」を含んだ「ヨーロッパの精神」をテーマにした作品であることを聴き手?に印象つけるわけです。

しかし、この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に舞台はアメリカですよね?
主人公のセルマはチェコからの移民ですが・・・

つまり、この作品の設定は、「アメリカの中のヨーロッパ人」そして「アメリカ文化?の中のヨーロッパ精神」になっているわけです。

「ニーベルングの指環」を使って観客にワーグナー・・・ひいてはヨーロッパ精神を印象つけたフォン・トリアー監督ですが、別の音楽も引用しています。

クラシック音楽ではありませんが、皆さん御存知の音楽であるミュージカルの「サウンド・オヴ・ミュージック」です。主人公のセルマが映画作品中で上演の練習をいたします。一種の劇中劇となっているわけ。

この「サウンド・オヴ・ミュージック」という作品は、皆さん御存知のとおり、ナチスに反対しヨーロッパを逃れ、アメリカに渡ったフォン・トラップファミリーの話。

ヨーロッパとアメリカの対立?というテーマがここでも喚起されているわけです。

先ほど書きましたが、ヨーロッパには「聖」と「毒」がある。少なくともフォン・トリアー監督はそう考えているようです。

では、アメリカ精神には何があるの?
それは「正義」と「悪」ですね。
アメリカにはこの世を越えた「聖」はなくても、この世の規範である「正義」はあるでしょ?
自らを蝕む「毒」はない代わりに、他者を裁く「悪」がある。

この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では、そのようなヨーロッパの「聖」と「毒」が明確に描かれています。

「聖」なるものの代表例は言うまでもなく、教会です。
この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では不思議なくらいに教会が出てこない。
共産圏から移住してきたセルマが教会に行かないのは、分からないでもありませんが、その他の人が教会に行くシーンもありません。

これが単に映画の尺の関係ではないことは、刑務所での死刑の場面を思い起こせばスグわかります。

通常このような死刑のシーンにつきものの、聖職者(牧師とか神父)がいないでしょ?
映画における普通の死刑のシーンでは、刑の執行される前に聖職者と会話するシーンがつきものです。一番感動するシーンですからね。では、どうしてないの?

この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では、このような「聖」を思い起こすような人物は注意深く避けられているわけです。
キリスト教関係でいうと、セルマが刑務所のダクトから聞こえる賛美歌と、囚人の部屋にある1枚のキリストの肖像くらいです。

ダクトから聞こえる賛美歌・・・この賛美歌は一体どこから聞こえるのでしょうか?
他の人には聞こえない賛美歌・・・セルマの心にしか聞こえない音楽・・・これはヨーロッパから聞こえる・・・と言えるでしょう。勿論、物理的には無理ですが、心では聴こえているわけ。

つまり賛美歌を喜んで聴くセルマにもかかわらず、死刑において神父の立会いもない・・・これくらいアメリカには「聖」から距離がある・・・とフォン・トリアー監督は言っているわけです。

では、ヨーロッパの「毒」とは?

それはまさにこの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では、遺伝性の病気として示されているわけです。

「遺伝することがわかっているのに、何故に子供を作ったのか?」という疑問は、「毒に満ちて閉塞感の漂うヨーロッパ文化を伝承することに、価値や意味があるのか?」という、監督のフォン・トリアーの自問でもあるわけです。

毒に満ちた文化を伝承することによって、その「毒」も伝承される。
その価値と覚悟・・・
それがラース・フォン・トリアー監督が、この作品で言いたかったことでしょう。

ヨーロッパの持っている出口のない状況と、未来一杯のアメリカ。
シリアスなヨーロッパの表現と、能天気なミュージカル仕立てのアメリカ風表現。
精神主義のヨーロッパと、商業主義から抜け出せないアメリカ家族。
約束を守るヨーロッパ人と、約束を無視するアメリカ家族。

勿論のこと、映画の中での区分けですので随分ステレオタイプな分け方ですが、この作品においての、ヨーロッパとアメリカとの切り分けはこのようなところです。

例の事件のあった家族の庭に星条旗がはためいているのは偶然ではないわけ。
あの家族がアメリカ人の典型だ!とフォン・トリアー監督は言っているわけです。

あるいは、あの家における知性の欠落は、本棚を見ればスグわかるようになっています。
何かの全集ものがキレイに並んでいるんですね。
本棚の本がズラーと並んでいて、外見上もキレイなのは、本を読んでいない証拠。
これは映画上ではよくある表現です。

勿論、アメリカ人にも善意はありますよ。問題はそれ以外の部分ですね。

そうそう、この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という作品は「息子を守る母の強い愛!!!」とかのキャッチコピーで宣伝されましたが、今まで書いてきたように、フォン・トリアー監督の意図は別のところなんでしょう。

ただ主役を演じたビョークにしてみれば、やっぱり「母の愛」の方が興味があったでしょうね。フォン・トリアー監督とビョークは、撮影中に随分ぶつかったそうですが・・・
まあ、映画作品は監督の思惑どおりに行き過ぎると面白くない面もあったりします。
特にフォン・トリアー監督はちょっと「頭」で映画を作るようなところもありますしね、他の作品などに見え隠れします。

また、この作品ではカトリーヌ・ドヌーヴ演じるキャシーがいい効果を生んでいます。
作品中ではこのキャシーがどこの国から来たのか?生粋のアメリカ人なのか?示されてはいません。いわば、すべての国の人と言うことなんでしょう。

彼女は観客の代弁者なんですね。
映画を見ている観客が思っていることを、その都度、観客の代わりに映画の中で言っているわけです。
ヘンな話、ドヌーヴ演じるキャシーなんていなくても、ドラマの上では問題はないわけです。
そもそもキャシーなんて名前は、ドヌーヴの名前カトリーヌを英語読みしただけでしょ?

ただ、観客の代弁者が常にスクリーンでがんばっているので、観客はドラマに入りやすい。
俗に言う「オイシイ」役と言えますよね。

というわけで、フォン・トリアー監督の割には、観客に配慮している作品と言えます。まあ、だからヒットしたんでしょう。
ただ、フォン・トリアー監督がワーグナーのオペラや「サウンド・オヴ・ミュージック」を引用したり、あるいは「聖なるものの象徴としての教会」を排除してドラマを作っている意味も考えると、「母の愛」以外の面も見えてくるわけです。

(終了)
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発信後記

まあ、フォン・トリアー監督がアメリカの単純さに距離を置く人であることは明白ですね。
まあ、「あんなに単純で生きられたらラクだろうなぁ・・・」と思っているのかな?
R.10/5/9
https://web.archive.org/web/20151023014243/http://movie.geocities.jp/capelladelcardinale/old/03-12/03-12-16.htm
7:777 :

2023/08/11 (Fri) 05:42:23


「映画の中のクラシック音楽」
配信日 03年9月23日
取り上げた映画作品 熊座の淡き星影
制作 65年 イタリア
受賞 ヴェネツィア映画祭グランプリ
キャスト クライディア・カルディナーレ,ジャン・ソレル,マリー・ベル 等々
使われた音楽 セザール・フランク作曲「前奏曲・コラールとフーガ」
使われた意図 ヨーロッパの精神世界の迷宮
https://web.archive.org/web/20181116232538/http://movie.geocities.jp/capelladelcardinale/old/03-09/03-9-23.htm


かなり昔・・・もう10年以上前になるかな?それとも5年くらい前かな?
あのギリシャで大きな地震がありました。それを伝えた民放のニュース番組でこのように言っていました。
「あの有名な観光地のパルテノン神殿も被害を受けました!!」

私もその番組の正確な言葉は忘れてしまいましたが・・・
実際のところはパルテノン神殿の被害はそれほどなかったはずだし・・・
ダテに大昔から建っているわけではありませんよね?
しかし、地震そのものよりも私の心を揺さぶったのは、「観光地のパルテノン神殿」という言葉です。
これは驚きでしょ?
本来ならギリシャ政府からクレームが来てもおかしくないくらいですよ!
あの「パルテノン神殿」を「東京ディズニーランド」と同じ観光地扱いとは?!

ただ遊ぶだけだったら、「ディズニーランド」の方が楽しいでしょう。パルテノン神殿は遊ぶというより、過去と対話する場所ですよね?より的確な言葉だと、文化遺産という言葉になるでしょう。
しかし、パルテノン神殿だって、残された遺物から、その当時の人間の営みを連想できないような人には、単なるオブジェであり、まさに観光地なんですね。

過去を持たない人間や過去を考えることのない人間はつまらない。しかし、過去を振り返らない姿勢は、別の言い方をすると、未来志向とも言えるのかも?そのように肯定的に捉えることもできるでしょう。

しかし、すべての人間がそんなに簡単に過去を捨て去ってしまっていいの?
ウィーンの作家のフーゴ・フォン・ホフマンスタールは手紙の中で書いています。
「人間は生きるためには、過去を忘れ、過去を捨てないといけない。しかし、人間の尊厳は、過去を忘れないこと、過去を捨てないことにかかっている。」
前向きに生きるというと、印象はいいのですが、人間の尊厳から外れることにもなりかねないわけ。
だから、過去にこだわる人間は、過去を簡単に捨ててしまうような人間を軽蔑し、敵意を持ったりする。

この「過去にこだわるもの」と「過去を捨て去ってしまうもの」・・・その間に横たわる無理解と対立が、描かれている作品、それがヴィスコンティ監督の「熊座の淡き星影」という作品です。

映画のあらすじは以下のようなもの。
イタリア人女性とアメリカ人男性の夫婦がアメリカに住んでいる。ちなみに、イタリア人女性には弟がいて、ロンドンに住んでいる。その姉弟の父親はユダヤ人。第2次大戦中に非業の死を遂げた父親の記念のための記念碑の除幕式のために、夫婦は妻のイタリアの故郷に戻ってくる。
実家に戻った妻は弟に再会し、かつての日々の思い出に囚われ、そこから逃れられなくなってくる。
そんな妻の姿をアメリカ人の夫は理解できない。
やがて・・・

さてさて、ここで「映画の中のクラシック音楽」を考えてみましょう。
使われている音楽はセザール・フランク作曲の「前奏曲・コラールとフーガ」というもったいぶったタイトルのピアノ曲です。その曲が最初に演奏されるのはジュネーヴでのサロンでのこと。女性ピアニストが演奏いたします。

しかし、これはヘンな選曲だ!

お酒が伴うようなサロンでピアニストが弾く曲が何故にセザール・フランクなの?
これをヘンと思わない人は、あの作品を理解したことにはならないでしょう。

だって、サロンでピアニストが弾く曲だったら、常識的にはショパンでしょ?次に考えられるのはリストとか・・この映画は第2次大戦が終わってかなり経った時代を舞台としています。いわば、当時の現代ものといえるでしょう。つまり舞台は1960年頃のこと。だから当時のサロンで弾かれる曲としては、ドビュッシーでもラヴェルでもいい。またモーツァルトでもいいわけです。エスプリがある人だったらフォーレの初期作品とか、すごく「粋」な人だったらクープランをもってくるとか・・・

あるいは、ヴィスコンティの最後の作品「イノセント」では、ショパンとモーツァルトとリストという選曲でした。まあ、これがサロンにおける「普通」の選曲。

いずれにせよ、フランクの曲をサロンで演奏するのは場違いなんですね。だからサロンに集まっている人は、ピアノの演奏を聞いていないわけ。

大体、フランクの曲は華やかな響きもないし、甘いメロディーもない・・・いわば晦渋な音楽です。それにその曲のタイトルや、音楽のオルガン的な響きでわかるように宗教的な音楽。

私は、「山猫」という作品でのヴィスコンティの音楽の使い方・・・つまり、あえてミスマッチな「椿姫」の音楽を使用することによって、演奏者の知性の欠落を表現した例・・・について書いていますが、ここでも、敢えて映像の流れとは「合わない」音楽を演奏させていることになるんです。

そう!

ヴィスコンティはショパンの音楽が鳴らされるのにふさわしい場所で、晦渋で迷宮に満ちたセザール・フランクの音楽を演奏させることによって、これから展開されるストーリーの「前奏曲」としているわけですね。

「さあ!これから、晦渋で、精神的なお話が始まりますよ!!」というわけです。
映像から簡単に推測されるショパンと、実際に演奏されているフランクの対比・・・これはこの作品を理解するのに重要になるわけです。

大体、フランクのピアノ・ソロの曲なんて、生演奏で聴いたことがある人は何人いるでしょうか?
いや!プロのピアニストだって一生フランクのソロ・ピアノ曲なんて演奏せずにキャリアを終わる人の方が多いんじゃないですか?

フランクの曲は、例の「交響曲」と「ヴァイオリン・ソナタ」くらいしか、一般的には演奏されませんし・・・
演奏する側にとってもあまり面白くない・・・演奏家としての技量が発揮させにくい音楽といえるわけです。そのくせ音楽性の欠落は聞き手にわかってしまう。損な音楽なんですね。

聞き手にとっても、そう。
聞いていて面白くはない。目立つフレーズが出てくるわけではない。
聞きながら色々と考えなくてはならない音楽と言えるわけです。気軽に聞くことができない。

ショパンを演奏しておけば、ピアニストの音楽性が多少欠落していても、目立つフレーズでごまかすこともできるし、聞き手も楽しい。
フランクを演奏することは、芸術的に難しいことであると同時に、興行的にみてもリスクを伴うものと言えるわけです。

ですからサロンでショパンが演奏されていたら、「ごく一般的」のサロンであると言えますし、その場所がヨーロッパなくても成立いたしますが、フランクが演奏されるサロンはヨーロッパ以外にありえない。ヨーロッパ世界の晦渋さと迷宮が、このフランクの曲で象徴されているわけです。

ちなみに、このフランクの曲は、ジュネーヴのサロンで演奏されるだけではありません。一種の映画音楽としてピアノの演奏シーンのないところでも流されています。
例えば、妻の実家に向けてヨーロッパをドライブしているシーンで、このフランクの曲が流されるわけ。

オイオイ?!
これはムチャクチャですよ!

太陽の光を浴びながらオープンカーでドライブしているシーンに、どうしてフランクの重苦しい晦渋な曲が流れるの?
もっと「軽い」音楽の方がいいに決まっていますよね?別にクラシック音楽でなくてもいいわけだし。だって、たかがドライブの時の伴奏音楽でしょ?
フランクの曲なんて、一番「場違い」の曲ですよ!
まだ、ストラヴィンスキーの「春の祭典」の方が景気いいというもの。

しかし、このような「場違い」によって、これから起こり行く「重苦しく」「晦渋」なドラマを予感させているわけ。
ヨーロッパの精神世界の迷宮に向かって、「堕ちていく」メタファーといえるわけです。

ここで、ちょっとクラシック音楽から離れてみましょう。

この作品を理解するためのチェックポイントのひとつとして、アメリカ人の男性はいつも「8mmカメラ」を持っているというのがあります。まあ、この作品は、65年の古い作品(モノクロ)なので、今のように「8mmヴィデオ」というわけにはいかない。またこの夫婦はたいそうブルジョワなので、写真を撮るだけの「ただのカメラ」でもないわけ。「65年当時の8mmカメラ」なんですね。

ご主人はイタリアの珍しい「観光地」を、その「8mmカメラ」で一生懸命撮っている。
おお!まさに一時代前の典型的アメリカ人観光客ですね。今日の映画制作において、このカメラを手放さない観光客の役回りが、アメリカ人から別の国の人に変更されているのは、皆さんもご存知のとおり。

しかし、さすがに、妻のイタリア人はそんなことはしない。もともと自分の故郷なんだし・・・名家の育ちだし、今更ね。

エトルリア時代の遺跡を見ても、それを「観光地」と捉えて、「フィルムに収めて満足する」アメリカ人と、「過去の世界」に思いをはせるイタリア人。
アメリカ人の必須アイテムの「8mmカメラ」によって、この対比が明確に表現されているわけです。

また別のチェックポイントとして、そのイタリア人の妻が部屋のドアを開けるシーンがあります。そのシチュエーションが実に多いわけ。そんなことを書くと、
「今更、人間が『部屋のドアを開けるシーン』が映画的に見て意味があるのか?」
と疑問を持たれる方も多いでしょう?

ヴィスコンティ監督の「熊座の淡き星影」では、「部屋のドアを開ける」という行為は、過去を解き明かす・・・あるいは、「心の迷宮に分け入る」・・ということのメタファーになっているわけです。

だから、「部屋のドア」を開けるのは、常にイタリア人の妻の方で、アメリカ人の夫ではないわけ。アメリカ人は「積み重なる過去の問題」や「心の迷宮」などに分け入る気持ちはさらさらないというわけです。

イタリア人は・・・いやヨーロッパ人は、「過去の迷宮」に入らざるを得ない。まさに妄執に執りつかれたように、部屋へ部屋へと入り込んでいきます。さながら「青ひげ公」におけるユーディットのように・・・

ドアを開け、部屋に入っていくとそこから立ち上る毒に「魅了され」次々と、他の部屋に入っていくことになる。いわば「毒が毒を呼ぶ」状態。
こうして、イタリア人の妻は多くの部屋のドアを次々開けていき、その迷宮から逃れられなくなっていくわけです。

このようにヨーロッパ人は過去にとらわれている。しかし、ヨーロッパ人すべてが過去にとらわれているわけではありません。
やっぱり過去などにこだわらない人も多くいる。
この作品で、ジラルディーノというオヤジが登場しています。この姉弟は、そのオヤジさんをやたら嫌っている。映画の中では、自分たちの父親の非業の死に関係があると思っていることになっています。
しかし、本当かな?
このジラルディーノはそんなに悪い人なの?

そうでもないんですね。このジラルディーノのキャラクターについては、実に上手に描かれています。
アメリカ人の夫が主催した晩餐の席でのこと。
ジラルディーノは料理に手をつけ、その後で料理に粉チーズをかけ、ソースのような調味料もかけている。

今の日本では、このような食べ方を的確に表現する言葉があります。
「汁だく」という言葉。
そんな食べ方は、お世辞にも上品な食べ方とはいえないでしょ?
しかし、「汁だく」愛好家が権謀術数をめぐらす悪人である例はないでしょう。

このあたりのキャラクター描写は、それこそ「山猫」において、わざわざ「場違い」な、「椿姫」の音楽を演奏した農民出身のオルガン奏者と、描写の雰囲気が共通しています。
そんな人たちは、つまらない人かもしれませんが、決して「悪い人」ではないでしょ?

そんなこと、その姉弟くらいの知性があれば、スグにわかることです。
つまりこの姉弟が抱いているジラルディーノへの反感は、「過去を軽んじる」ものへの反感なんですね。

ジラルディーノは良くも悪くも「前向きに生きる人」。だからアメリカ人の夫とも話があう。
しかし、「過去にこだわる」キャラクターを持つ人間、たとえば、この映画における姉弟にしてみれば、軽蔑すべき存在に写る。
いわば、ソフォクレスの「エレクトラ」におけるクリテムネストラの役回りは、このジラルディーノが担っているといえるでしょう。「本来は自分たちの過去にこだわり、その遺産を受け継ぐべきイタリア人のクセに、どうしてそんなに過去を捨ててしまっているのか?」そのような近親憎悪的な反感があるわけ。

ご存知のように、ソフォクレスの「エレクトラ」を、ホフマンスタールが翻案した戯曲もあります。ホフマンスタール版の方は、エレクトラが過去にこだわる女性で、クリテムネストラが過去を忘れる女性というキャラクターの対比の作品でした。「本来は、あの人も、自分と同じように過去に拘るべきなのに・・・」そう思うからこそ、エレクトラがクリテムネストラへ寄せる憎悪は深まるわけです。

姉弟は過去にこだわるがゆえに、結びつく。過去を忘れないという尊厳ゆえに結びつくわけ。その姉弟をイタリア人女優と、フランス人俳優が演じているのは、全くの偶然とはいえないでしょう。
フランスという国もイタリアという国も、同じ祖先を持つものですからね。

ヴィスコンティのような「迷宮に満ちたヨーロッパ」という考えは、今現存している映画作家ですと、ラース・フォン・トリアーが一番です。ラース・「フォン」・トリアーとルキノ・「ヴィスコンティ」。まさに迷宮に満ちた宮廷政治の後継者というわけですね。

彼らは、アメリカのすがすがしい清潔さの価値を認めながら、毒に満ち満ちたヨーロッパを愛しているわけです。フォン・トリアーもヴィスコンティもアメリカ人の単純さを軽蔑している・・・ヴィスコンティが見つめる「過去を持たぬもの」と「芳醇な過去」を持つものの対比の構図は、63年の「山猫」や、この「熊座の淡き星影」以降に顕著に現れてきます。

ちなみに、この「熊座の淡き星影」はヴィスコンティ唯一のミステリーなんだそうな・・・
この作品で、この「姉弟の過去に何があったか?」とか「姉弟の父親の殺害したものは誰か?」ということについて真実は最後まで明らかにされません。だってそんなことはどうでもいいことなんですからね。

過去に何か事件があって、謎が謎を呼ぶ、それで十分なんです。事件の内容が重要なのではない・・・解決されていない謎が存在する・・・そのことが重要なんですね。

つまり最大のミステリーはヨーロッパの精神世界そのものと言えるわけです。
R.10/5/23
https://web.archive.org/web/20181116232538/http://movie.geocities.jp/capelladelcardinale/old/03-09/03-9-23.htm
8:777 :

2023/08/11 (Fri) 18:28:35

ヘンリー・キッシンジャーの教え子で、 WEF(世界経済フォーラム)を創設したクラウス・シュワブは、パンデミックを利用して「資本主義の大々的なリセット」すると宣言した。

 そのWEFはロックダウンが世界の都市を改善しているとツイット。彼らによると、地球に悪い影響を与えてきた人間の活動をロックダウンは緩和したと評価しているのだが、人間にかぎらず、生命活動は生態系へ何らかの影響を及ぼす。どこかで折り合いをつけなければならない。そうでなければ、人類は死滅しなければならないということになる。ビル・ゲーツやテッド・ターナーたちが人口削減を口にするのは必然かもしれない。

 シュワブは資本主義のリセットをすると言っているのだが、資本主義はすでに行き詰まっている。一国ではすぐに行き詰まり、早い段階で国外での略奪に活路を求めた。これが帝国主義だが、侵略を「グローバル化」しても早晩行き詰まる。1970年代から金融操作で誤魔化してきたが、21世紀へ入った頃には限界。新たなシステムを築かなければならないくなっている。そこでのリセットだ。

 そのリセットを実行する主体になりそうな団体が創設された。リン・フォレスター・ド・ロスチャイルドを中心とする「包括的資本主義会議」で、ローマ教皇庁との連携を謳っている。その中心グループにはロックフェラー財団のラジブ・シャー、フォード財団のダレン・ウォーカー、あるいはイングランド銀行元総裁のマーク・カーニーも含まれている。

 この団体の背後には強大な私的権力のネットワークが存在しているのだが、目指している方向は、TPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)と同じだろう。こうした協定にはISDS(投資家対国家紛争解決)条項が含まれ、巨大企業のカネ儲けを阻むような法律や規制を政府や議会が作ることを事実上、禁止している。強大な私的権力が各国の政府を上回る力を持つ体制だ。

 ウォール街と敵対関係にあったフランクリン・ルーズベルトは大統領時代の1938年4月29日、ファシズムについて語っている。「もし、私的権力が自分たちの民主的国家そのものより強くなることを人びとが許すならば、民主主義の自由は危うくなる」としたうえで、「個人、グループ、あるいは私的権力をコントロールする何らかの存在による政府の所有こそがファシズムだ」としている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104080001/
9:777 :

2023/10/23 (Mon) 20:00:03

カナダで起こる薬物合法化の末路と日本の外国人問題 | 山岡鉄秀×やまたつ
2023/10/23
https://www.youtube.com/watch?v=7AqMlf6Pa6Q
10:777 :

2023/12/04 (Mon) 11:01:53

イスラエルとアメリカのカルト政治家が虐殺を進める
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828427



アウシュヴィッツ博物館はその倫理的正当性を失った
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828339

イスラエルとアメリカのカルト政治家が虐殺を進める
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828427

パレスチナ問題は米英帝国主義と旧約聖書カルトが生み出した
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16824368

イスラエルの核戦略
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ハマスはモサドが作り、支援している似非テロ組織
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14154285

ハマスによるイスラエル総攻撃、その前にイスラエルがやった事
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米国の世界戦略を実現、さらにガザ沖に天然ガスを奪うこともガザで虐殺する理由
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ユダヤ教
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/365.html

茂木誠 ユダヤの歴史 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE

吉岡孝浩×茂木誠 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIFjTpVDXkJmF-oB8nr1Ap0kjfBnnHWCZ

茂木誠 _ ゼロからわかる旧約聖書
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茂木誠 _ ユダヤの古代史&世界史
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アシュケナージ系ユダヤ人の歴史
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ユダヤ人は白人美女が大好きで、非白人は人間だと思っていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14077515

キリスト教原理主義
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/391.html

イエスの本当の教え _ 神の国、神の子とは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006907

キリストの再臨とアメリカの政治
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007057

ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

東海アマ 福音派キリスト教はキリスト教の仮面を被ったユダヤ教
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/487.html

欧米のキリスト教徒全員の行動指針となっているヨハネの默示録
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/506.html

現在でも米政府やWHOは劣等な民族を「淘汰」すべきだと考えている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14056012

Microsoft創業者 ビル・ゲイツの優生学
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14142318

非ユダヤ系アメリカ人にはバカしかいない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14138805
11:777 :

2023/12/12 (Tue) 14:48:50

【タブー視される悪魔の学問】人間の命に優劣をつけた「優生学」とは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16829705



現在でも米政府やWHOは劣等な民族を「淘汰」すべきだと考えている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14056012

キリスト教原理主義
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ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html

欧米のキリスト教徒全員の行動指針となっているヨハネの默示録
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/506.html

キリストの再臨とアメリカの政治
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イスラエルとアメリカのカルト政治家が虐殺を進める
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パレスチナ問題は米英帝国主義と旧約聖書カルトが生み出した
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ユダヤ人は白人美女が大好きで、非白人は人間だと思っていない
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西側支配層の人類を死滅させかねない政策は背後に優生学
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311210000/

Microsoft創業者ビル・ゲイツの優生学
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14142318

非ユダヤ系アメリカ人にはバカしかいない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14138805

日本育ちのアメリカ人が経験するアメリカの現実!日本とアメリカの人種に関する考えの違い
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16828003

アメリカの黒人強制労働の歴史
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14019321

接種者を死亡させ、人類の存続を危うくする薬を世界規模で接種させるのは誰か
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14112398

ナチスの「人間牧場」 選別した男女に性交渉させ、アーリア人を産ませる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14027543

ナチスのユダヤ人に対する不妊作戦
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14047960

遺体は“1000人以上” 暴行、レイプ…先住民の子どもを大規模虐待~カナダ寄宿学校の闇〜
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14063178

氷河時代以降、殆どの劣等民族は皆殺しにされ絶滅した。
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14008921

コーカソイドは人格障害者集団 中川隆
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/380.html

白人はなぜ白人か _ 白人が人間性を失っていった過程
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/390.html

アングロサクソンの文化
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007474

ウクライナのネオナチを動かしている優生学の発祥地は英国であり、米国で育った
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202212310000/

「モンゴル人種に属すロシア人」を殺す必要性を訴えたウクライナ軍の米人報道官
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310070000/

優生学と関係が深い人口削減政策は19世紀のイギリスから始まる
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202307310000/


▲△▽▼


RK: 彼らのやり方は、少数によって大多数の人々を管理して富を独占する。
  そのやり口を見ていると、まるで人間を家畜と考えていて、
  ある意味非常に効率的に管理支配していますね。

BEN:ここが農耕民族である日本人には理解しにくいところで、
  彼らの発想は非常に遊牧民的というか、非常に残酷なのです。

  それはユダヤ人の割礼なんかもそうですが、
  乳牛でもちょっとでも乳の出が悪いとすぐ殺処分するし、
  主人の言うことを聞かない暴れるオスだと、すぐに断種して
  睾丸を抜いてしまうんです。

  だけどこれが農耕民族だと、牛や馬は家族扱いにして大切にする。
  彼ら動物は田畑を耕したり、荷物を運んだりする使役動物だから、
  日本の昭和初期頃までは家の中で大切に飼って、
  潰して食用にすることもあまりなかった。それだけ感覚がまったく違うわけです。

  事実、遊牧民たちは農耕民族のことを、草を食べる
  あるいは穀物と言い換えてもいいのですが、
  羊人(Sheeple シープル)と呼んでいます。

  その羊人である農耕民族を管理するために「羊飼い」としての一神教
  (キリスト教やユダヤ教)があり、その神を動かすことで
  全体を支配するという考えです。

  これまでもその発想でずっと世界を支配してきたのです。

  ですから支配者たちから見ればその他大勢の庶民は同じ人間ではなく、
  「羊人」という家畜にすぎません。

  だから増えて管理が面倒になれば「間引こう」となるし、
  劣等な種族は断種して子孫を作らせないようにする。

  家畜を使って利益を得れば、当然のように牧場主がすべてを奪い取る。

  文句を言えば餌を減らし、ムチで叩いて大人しくさせる。

  このようにして食料と軍事力で世界を管理・コントロールしている連中が
  存在しているのです。
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-a3d1.html
12:777 :

2023/12/31 (Sun) 12:59:41

大虐殺から生き延びた超正統派ユダヤ教徒の実態がとんでもなかった
Bappa Shota
2023/12/30
https://www.youtube.com/watch?v=29ZVLWWXP3o

ホロコ◯ストを生き延びた超正統派ユダヤ教徒の実態がとんでもなかった
ナチスドイツから生き延びた今回やってきたのはアメリカの大都市ニューヨーク
ここで外部との交流を避け、 インターネットやスマホを使わずに独自の生活環境を築いて暮らすユダヤ教徒の一派
超正統派ユダヤ教徒「ハシディック」と呼ばれる人々が暮らしているそうです。
ということで、今回はアメリカ最大のユダヤ人コミュニティーがあるブルックリン区でハシディックの生活に潜入してみようと思います!
13:777 :

2024/03/22 (Fri) 12:57:05

【緊急ライブ】ニューヨーク崩壊 が近づいてきた!(マックス×石田和靖) @tokyomax
2024/03/13
https://www.youtube.com/watch?v=IX_IZVKl5Zc

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