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ティラノサウルスの変化 毛は生えておらず丸顔だった

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2023/08/05 (Sat) 23:39:35

ティラノサウルスの変化 毛は生えておらず丸顔だった
2023.08.05
https://www.thutmosev.com/archives/72039740.html

引用:http://gigaplus.makeshop.jp/gmosp740/shopimages/7_000000005804.jpg
昔の顔は細かったが、筋肉隆々の丸顔に変わった

ティラノサウルスの変化

恐竜に関する研究が進み、最も有名な肉食恐竜のティラノサウルスは発見された当初から大きく変更されています

最大の変化は羽毛が生えたり無くなったりした事で、最新の研究ではワニのようにウロコで覆われていたとされています

ティラノサウルスが初めて発見されたのは1892年アメリカで、1900年代までにいくつもの化石が発見されました

最初の数十年間は尻尾を地面について人間のように直立歩行していると考えられ、映画ゴジラのモデルになった

肌は現代の爬虫類と同じようにウロコ状の茶色だろうと想像され、二足歩行でゆっくりノシノシ歩いていると考えられた

1980年代以降にコンピュータを使った生態学的研究が行われ、直立ではなく身体を寝かせて歩いているのが分かった

前傾姿勢のほうが速く走れるが、そのままでは前方に倒れてしまうので、巨大な尻尾をピンと伸ばしてバランスを取っていると分かった

ロード・ランナーのような姿勢からかなりの高速で走るだろうと推測され、時速40キロ前後と考えられた

その後速度は修正されて瞬間最高速度は時速19から27キロで、通常の歩行速度は時速4.8km以下だったと考えられています

次の大きな変化は羽毛が生えていたというもので、1990年代以降、始祖鳥以前にも羽毛が生えた恐竜が多く存在したのが判明しました

特に小型の肉食恐竜は羽毛が生えていると考えられ、ティラノサウルスにフサフサの羽毛が描き加えられた

だが後の研究で体のほとんどは爬虫類のようにウロコで覆われていたのが分かりフサフサの大きなヒヨコのような姿は修正された

さらに新たな発見によって集団生活をして集団で狩りをし、集団で子育てもしている事になった

一時はぶくぶくに太った上にふさふさの毛まであったが、毛はなかったのが分かりスリムな姿に戻った

画像、巨大ヒヨコ時代のティラノサウルス


引用:http://netgeek.biz/wp-content/uploads/2015/06/tirano1-1.jpg
本当のティラノサウルス
ティラノサウルスのような肉食恐竜は個体数が少なく、例えば現代でもシマウマよりライオンの数はずっと少ない

必然の結果として最大の肉食恐竜のサンプル数は少なく、一つの化石の発見で生物全体のデータが書き換えられてしまう

卵を温めたような跡があれば子育てした事になり、複数の個体が同じ場所で発見されたら、集団生活している事になった

捕食行動も時代によって解釈が変わり、最初はアゴの強さから史上最強の肉食動物と考えられたが死肉をあさっていると考えられた時代もあった

ティラノサウルスは倒れた恐竜の腐肉を骨ごと齧るために、アゴが強力なのだというハイエナ説が主流になった

後に草食恐竜の化石にティラノサウルスが齧った跡が発見され、やっぱり生きている恐竜を襲った事になった

走る速度はハイエナ時代には時速15キロとされたが、その後40キロになり、また28キロ程度と考えられている

ティラノサウルスの脚力は強力だが、体重は5トンもあるので、自重を支えるためにほとんどの脚力を消費してしまう

四本足で歩くもっと巨大な草食恐竜は、ティラノサウルスより速度が遅いはずなので、相対的には速かったと考えられている

見た目に最大のインパクトを与える羽毛は、2017年に皮膚が付着した化石が発見され、ウロコで覆われていたのが分かった

一時はニワトリやダチョウのような想像図だったが、毛がなくなって元の精悍な姿に戻った

有名な顔立ちは細長いがあれでは筋肉がないので、実際はトラやライオンのように丸顔だったという説が唱えられています

発見されたティラノサウルスのメスはオスよりかなり大型なので、カマキリのようにメスがオスを食べていたという説も登場したが、化石の個体数が少ないので異論もある

見つかった化石はいずれもメスが大きいので集団生活をしていたとしたらメスが上位で、オスは従属的な立場に甘んじていたでしょう

ティラノサウルスの短い手は非常に印象的ですが、接近戦で非常に強力な武器になったという説があり敵と密着した場合に鋭い爪で切り裂いたそうです

そしてどうやらティラノサウルスに近い肉食恐竜は日本列島にも存在したようで、歯の化石などが見つかっている

生態は良く分かっていないが、これからも最強の肉食恐竜でありつづけるでしょう。


動画:歩く速度は人間程度、走る速度は自転車程度
https://www.youtube.com/watch?v=cuIs-Nxqcnw

https://www.thutmosev.com/archives/72039740.html

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