777投稿集 2479183


エリート洗脳システムとしての留学制度

1:777 :

2023/06/04 (Sun) 14:10:01

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エリート洗脳システムとしての留学制度
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306040000/

 日本が持っている強みのひとつは自力で高等教育を行えることにあった。少なからぬ国は優秀な学生をアメリカやイギリスへ留学させ、そこで学ばせている。留学先で帝国主義流の考え方を植え付けられ、帰国後に帝国主義者の手先としてそれを実践することになるわけだ。

 日本のアメリカに対する従属度を高めるためには日本の高等教育を壊す必要があったとも言えるだろう。日本の教育システムは劣化してきたが、これは政策として行われている。

 エリート洗脳システムの典型例がローズ奨学制度だ。この制度はセシル・ローズの遺産を利用して1903年に始められたもので、奨学生に選ばれると学費や生活費が提供され、オックスフォード大学の大学院で学ぶことができる。

 この制度を利用したひとりがビル・クリントン。彼はジョージタウン大学時代の1968年にローズ奨学生としてイギリスのオックスフォード大学へ留学した。オックスフォード大学でクリントンのルームメートだったのはエール大学出身のストローブ・タルボットだ。

 ジョージタウン大学には「CSIS(戦略国際問題研究所)」という付属機関があった。現在はネオコンの巣窟だが、創設にはレイ・クラインというCIAの幹部が関係、その事実が発覚したことから1987年に大学と研究所との関係は解消されたことになっている。

 オックスフォード時代にタルボットはニキータ・フルシチョフの回想録を英訳、タイム誌が公表した。誰がその原本を手に入れたかは秘密にされたが、タルボットのルームメートだったクリントンだと言われている。

 クリントンはオックスフォード時代の1969年にモスクワを訪問したことから「左翼」や「KGBのスパイ」というタグが付けられたが、実際はCIAの協力者、あるいはエージェントだと言われている。

 CIAの幹部だったコード・メイヤーは友人のジャック・ウィーラーに対し、クリントンがオックスフォードで学び始めた最初の週にCIAは彼をリクルートしたと語っている。ジョージタウン大学もでCIAとの関係ができた可能性もあるのだが、それはともかく、モスクワ訪問の目的はフルシチョフの回想録を入手することあったという。(Jeremy Kuzmorov, “There is Absolutely No Reason in the World to Believe That Bill Clinton Is a CIA Asset,” CovertAction Magazine, January 3, 2022)

 セシル・ローズは1871年にNMロスチャイルド&サンの融資を受け、南部アフリカでダイヤモンド取引に乗り出して大儲けしている。彼はアングロ・サクソンを最も高貴な人種だと考えていたことでも有名だ。帝国主義者であると同時に優生学の信奉者でもあった。1877年に彼が書いた『信仰告白』によると、優秀なアングロ・サクソンが支配地域を広げることは義務だとしている。

 彼の周辺にはスポンサーだったネイサン・ロスチャイルドのほかウィリアム・ステッドやレジナルド・ブレットがいた。ロスチャイルドは金融界に君臨する大物であり、ステッドは多くのメディアを支配して情報操作を行っている。ブレッドは心霊主義の信者としても知られているビクトリア女王の相談相手で、後にエドワード7世やジョージ5世の顧問を務めている。その後継者がアルフレッド・ミルナーだ。(Gerry Docherty & Jim Macgregor, “Hidden History,” Mainstream Publishing, 2013)

 アメリカの有力大学へ留学させるシステムがあり、成績に問題のある学生を助けるための仕組みも作られている。サマースクールのような仕組みも存在する。

 各大学にはCIAとの関係が強い教授もいる。例えばコロンビア大学のズビグネフ・ブレジンスキー。そこでブレジンスキーに学んだマデリーン・オルブライトはジョージタウン大学の教授になっている。ちなみにブレジンスキーはポーランド出身、オルブライトはチェコスロバキアの出身で、反ロシア感情が強い。

 アメリカの支配層は各国の学者を籠絡、大学を影響下に置くということもしてきた。例えば中国の北京大学や精華大学はアメリカの影響下にあると言われている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306040000/
2:777 :

2023/06/04 (Sun) 14:18:17

ネオコンが留学生を洗脳してアメリカ金融資本のエージェントにする手口
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14017634

日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14017654
3:777 :

2023/06/15 (Thu) 12:43:23

工作のため、イギリスは留学を利用してきた。崩壊直前の帝政ロシアを支えていたのは大地主と産業資本家。ドイツとロシアを戦争させたいイギリスはロシアの支配層にネットワークを作っていた。その中心人物が有力貴族のフェリックス・ユスポフ。

 ユスポフ家が雇っていた家庭教師の中にはイギリス人もいた。その宮殿で教師の子ども、スティーブン・アリーが1876年2月に誕生しているが、のちにMI6のオフィサーになった。フェリックスが生まれたのは、その11年後だ。

 フェリックスは1909年から13年にかけてオックスフォード大学で学んだ。クラスメートのオズワルド・レイナーと親しくなるが、この人物は後にイギリスの情報機関SIS(秘密情報局、通称MI6)のオフィサーになる。また在学中、フェリックスはブリングドン・クラブに入っている。

 クラブのメンバーは多くがイートン校の出身、つまり富豪の子どもたちで、素行が悪いことで知られている。1980年代のメンバーにはボリス・ジョンソン、デイビッド・キャメロン、ジョージ・オズボーン、トニー・ブレアといった後の政治家、そしてナット・ロスチャイルドも含まれている。

 こうした仕掛けのほか政略結婚もあり、ロシアのエリート層にはヨーロッパへの憧れを抱く人が少なくなかった。フェリックスたちはドイツとの戦争に向かうが、それに反対したのがグレゴリー・ラスプーチン。ロシアとドイツを戦争させるためにはラスプーチンを排除しなければならない。そこで1916年12月30日にラスプーチンは暗殺される。フェリックスが殺したとされているが、使われた銃弾の口径からフェリックスが真犯人だと推測する人もいる。

 ロシア革命当時から最近までロシアのエリート内には 「親ヨーロッパ派」とまでは言えなくとも、欧米を信じている人は少なくなかったが、状況に変化が見られる。ロシア連邦院議長を務めるワレンチナ・マトヴィエンコの発言から判断すると、欧米幻想からロシア人は抜け出しそうだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306130000/
4:777 :

2024/04/23 (Tue) 17:58:25

 アメリカの支配層は自分たちの支配システムを強化するため、人のコントロールを重視する。アングロ・サクソンの支配者は留学で有望な若者を集め、自分たちにとって都合が良い考え方をするように洗脳して母国へ送り返すという手法をとってきたが、日本に対しても、その仕組みを強化しそうだ。岸田とバイデンとの会談でも新たな学生交流に力を入れ、日米の次世代リーダーを育成するとしている。

 オーストラリア、 イギリス、アメリカは2021年9月に「AUKUS」なる軍事同盟を創設したが、そこへ日本とフィリピンを加盟させる意向だとも言われている。

 オーストラリアではAUKUSの戦略的意図を実現するため、教育、研究部門を積極的に参加させるとしているが、​オーストラリア41大学のうち29大学がアメリカの国防総省から資金援助を受けている​。そのうち主要8大学グループが受け取った金額は総額の79%を占めるという。研究自体より、アカデミー支配を目的にしているのだろう。教授たちをカネの力で籠絡するだけでなく、次世代のエリートを洗脳してアメリカの支配システムに組み込もうとしているはずだ。日本でも似たようなことが起こっているだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404230000/

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