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ジム・ロジャーズ『捨てられる日本』

1:777 :

2023/04/14 (Fri) 08:17:18

ジム・ロジャーズが語る、日本と中国の差がここまで開いた理由
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B8%E3%83%A0-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%B7%AE%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E9%96%8B%E3%81%84%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA19PRZo?ocid=Peregrine&cvid=a4e8f6e34aa44c4ea9d4894399d18d04&ei=14


本記事は、ジム・ロジャーズ氏の著書『捨てられる日本』(SBクリエイティブ)の中から一部を抜粋・編集しています。

捨てられる日本 世界3大投資家が見通す戦慄の未来 (SB新書 606) – 2023/2/7
ジム・ロジャーズ (著), 花輪陽子 (翻訳), アレックス・南レッドヘッド (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E4%B8%96%E7%95%8C3%E5%A4%A7%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E3%81%8C%E8%A6%8B%E9%80%9A%E3%81%99%E6%88%A6%E6%85%84%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-SB%E6%96%B0%E6%9B%B8-606-%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4815615101/ref=sr_1_1?adgrpid=147491506315&hvadid=651754644908&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-1966613207451&hydadcr=5169_13320988&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA+%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC&qid=1681427761&sr=8-1


覇権国アメリカの時代が終焉する

アメリカの次は中国だ

近代以降の歴史だけを見ても、16~17世紀の覇権国はオランダ、その後イギリスが18世紀後半~19世紀までその座にあった。そして、20世紀の覇権国は、間違いなくアメリカだった。

そして今まさに起こっている覇権争いで、アメリカを追い落とそうとしているのは中国である。

中国は非常に特異な国である。なぜなら、数千年の歴史のなかで4回も世界の覇権を握っているからだ。世界一にのぼりつめ、衰退したのちに改めて覇権を握った国は、中国以外には存在しない。

中国が初めて覇権国になったのは、2,200年以上前、秦の始皇帝が中国を支配した時代だ。

2回目は1000年代。当時、宗そうの銅の生産量は、19世紀後半から20世紀初頭に世界一だったイギリスの生産量を凌駕していた。

3回目はフビライ・ハンが率いた元の時代である。彼は遊牧諸民族を統一し、中国人になった。

そして4回目は1400年代の明みんの時代だ。当時、海洋国家だった中国は、なんとアメリカ大陸も発見していた。しかし当時の皇帝は、「外国人は不要だ」と、国内から外国人を追い出し、船や地図などを燃やしてしまった。非常にもったいない話だ。

このように歴史上4回も覇権国となった中国でさえ、1800年代には深刻な経済危機に陥った。その後、欧州列強や日本による植民地支配を経て、第二次世界大戦以降、徐々に復活の道を歩んで現在に至る。その際、武器になったのが「起業家精神の長い歴史」である。

一般的に、中国人は共産主義者だと思われているが、私はそうは思わない。歴史的に見て、中国人こそが最も優秀な資本主義者であり、そこに鄧小平が訴えかけたことで、中国は世界の産業や技術の最先端を走る国になっていった。

覇権への道にはいくつもの苦難がある

覇権国の座につくまでの道のりでは、何度も困難な状況に見舞われるものだ。

アメリカもその途中で、深刻な不況、内戦、暴動など幾度の危機に見舞われた。ご多分に洩れず、中国も同じ状況下にある。

たとえば最近、中国の不動産会社は負債の管理が全くできず、破綻寸前まで追い込まれている。これは、不動産会社大手、恒こう大だい集団の経営危機をきっかけとして、金融機関がリスク回避をすべく不動産会社への融資を引き締めたことで、不動産業界全体への資金繰りが急速に悪化したためである。

1996年に創業された同社の抱える負債は、約2兆元(35兆円)とあまりに巨額だ。これは中国のGDPの約2%に相当する規模になる。大半は取引先への買掛金や住宅購入者の前払い金のため、破綻すればその影響は計り知れない。中国政府は、金融システムへの波及はどうにか阻止するだろう。しかし、かつてバブル景気に沸いた中国の不動産業界も、しばらくは「冬の時代」を迎えざるを得ない。

時を同じくして、アリババなど中国を代表するテクノロジー企業が中国政府に調査され、株価が暴落するという現象も起きている。習近平政権にとってアリババは、時に脅威に映るようだ。

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このように、今は苦難の道の途上にある中国だが、おそらく次の覇権国になるだろう。なにせ過去4回も覇権の座についた国だ。5回目もありうる。

中国の技術者たちが技術革新を牽引する

私が「これから中国の時代がやってくる」と確信し、初めて投資をしたのは約30年前。バイクで中国を横断した時代のことだ。旅の途中で中国の可能性を肌で感じ、上海証券取引所で中国株を買うことにした。

当時の取引所は傾きかけたビルのなかにあり、その窓口で取引されていた銘柄もほんの一握りだった。この時点では「記念購入」の感が大きかったものの、投資チャンスの到来を身をもって感じていた。

当時の私は、次のように語ったと記憶している。

「いつの日か、私は中国に大きな投資をするだろう。革命前の中国にはアジア最大の株式市場があった。私の予測が正しければ再びそのようになる」

1999年、再び上海を訪れた時に私の確信は強まった。10年前に訪れた時は傾きかけていた取引所が、立派な高層ビルに変わっていたのだ。私はさらにたくさんの中国株を買った。

私がこれほど強い確信を持つことができた理由は大きく2つある。

1つ目は、膨大な人口と資本。人口規模は国力に直結する。いまや中国はアメリカの10倍近い人数のエンジニアを毎年輩出するようになっている。中国の現人口は約14億人で、いうまでもなく世界一だ。IoTやAI活用が必須の時代、この国の勢いをとめられる国は存在しないと感じる。人口数で中国に次ぐインドもあまたのエンジニアを輩出しているが、国内では官僚主義が続き、民族や言語の分断がとても大きいので、覇権国になるとは考えづらい。

2つ目は、優秀な人材を輩出するための技術に力点を置いた教育制度。国家主席を務めた江沢民をはじめとして、中国の省・直轄市などの指導者の多くが元技術者だ。

私が「中国の時代がやってくる」と確信してから約30年もの年月が経ったが、予想は的中し、驚異的な発展を遂げた。かつてこの国は規制が厳しかったので、「ビジネスには向かない」といわれていたが、現在、IT関連を中心とした民間企業が世界経済を牽引しているのは紛れもない事実だ。

これからのイノベーションの震源地

私が見るかぎり現在、世界で最もイノベーションが盛んな国は中国だ。

戦後の日本は、イギリス製品より低価格・高品質のテレビを販売し始めた。自動車やバイクでも同じ現象が起き、日本は大量生産によって世界のマーケットシェアを勝ち取った。現在の日本には、世界で圧倒的なプレゼンスを持つ企業は存在するだろうか?戦後の日本企業は本当にすごかった。何を作っても圧倒的なクオリティでとても安かった。

当時、日本企業がどれほど低価格・高品質のものづくりに長けていたかを説明する際、私はよくこのエピソードを話すのだが、世界最大のアルミニウム製品およびアルミナ(アルミニウムの原料)メーカーのアルコア(当時の社名はアメリカ・アルミナム)というアメリカ企業がある。

これは1950年代のエピソードだが、同社のCEOが日本から持ち帰ったアルミロールを見て、従業員たちは驚いた。驚くほど高品質だったからだ。「きっと、特別な目的のためにつくられたものに違いない」と彼らは思った。しかし、それは何の変哲もない「普通」の日本産アルミロールにすぎなかった。当時の「日本人の普通」は「アメリカの最高品質」だったのだ。

しかし、今の日本企業には当時のような勢いは感じられない。昨今、世界から注目を集めているブロックチェーンやAIの分野にも、残念ながら日本企業をほとんど見ることができない。

日本と中国はなぜここまで差が開いてしまったのか。「現場労働者の能力、先端産業技術など、あらゆる点で中国が日本を上回っている」という意見もあるが、私はその原因ははっきりしていると思う。日本は過去に成功を収めた国だからだ。

自国が世界のトップに立つと、自然と国民は傲慢になってしまうものだ。加えて、トップに立つということは2位以下のすべての存在から追われるようになることも意味する。日本がトップに立った瞬間、中国、ベトナム、タイ、インドなどの国が日本より安く製造し始めた。そうしているうちに、品質も日本と同等になってきたのかもしれない。結果として、他国との産業格差が次第に縮まり、ついには追い抜かれることになった。これが私の見立てだ。

さらに、教育の問題もある。日本では文系と理系を早期に分ける教育が行われている。早期に分かれていたら、後から違うことが学びたくなっても思うようにできず、この時点で大きな後れをとってしまう。

また、飛行機を発明したライト兄弟ももともとは自転車整備士だったし、Microsoftを創業したビル・ゲイツも大学を中退したにもかかわらず世界を制覇するほどのコンピューターソフトを開発したように、イノベーションを起こす人材は思いもよらぬ分野から発想するものだが、こうした「斜め上の発想力」を育てる教育を、日本の学校では行っているだろうか?

このようなシステムがあるのに、かつての日本は経済的に成功を収めたという事実があることに驚く。従来のやり方で大きな成功を収めた経験があると、そのやり方を大きく変えるのに勇気がいる。ここに日本の難しさがある。

ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)

1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。 主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B8%E3%83%A0-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%B7%AE%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E9%96%8B%E3%81%84%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA19PRZo?ocid=Peregrine&cvid=a4e8f6e34aa44c4ea9d4894399d18d04&ei=14
2:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:18:25

大富豪投資家ジム・ロジャーズ氏の奇妙なコメント
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/633.html



ジム・ロジャーズ氏: 景気後退でコモディティは調整へ
2023年3月31日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35221

ジム・ロジャーズ氏: 景気後退で紙幣印刷再開、インフレ第2波へ
2022年10月19日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/29942

ジム・ロジャーズ氏: 米国のウクライナ支援はロシアが米国直下のメキシコの反米を煽るようなもの
2022年2月28日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20487

ジム・ロジャーズ氏: インフレ対策でコモディティは買い、銀と銅と砂糖が安い
2022年10月23日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/29972



3:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:22:50

アナリストの予想は逆になる

経済メディアやエコノミスト、投資の専門家は少しでも上昇すると「上げ相場だ」と言い、少し下げると「下げ相場だ」と言っているだけです。

XXX銀行チーフエコノミストのような立派な肩書きを書いていても、やっている事はオウムと一緒で、早くAIで自動化したほうが良い。

オウムよりはしっかりした著名投資家や投資機関は中長期の見通しを発表するが、これがまた当たらない。


世界一の投資会社はゴールドマンサックスで、取引高は国家を遥かに上回る数千兆円とも言われていて、さぞ的確な予想をしているだろうと想像する。

だが2011年に東日本大震災が起きた後、GSの責任者は「日本売りで年末には1ドル195円を超え、国債大暴落が起きる」と言っていました。

現実には日本国債は大暴落どころか大人気でマイナス金利になり、年末に1ドルは80円でした。


予想の上手さと投資成績は無関係

GSの経済予想を時系列で並べても当たった例はほとんど無く、わざと逆の事を言って騙そうとしているのではという邪推すら起きてくる。

世界一の投資家のWバフェットも同様で、2008年の北京オリンピックの頃「中国の一人当たりGDPはアメリカ人と同じになり、中国のGDPはアメリカの5倍になる」という計算を披露しました。

この計算では中国の経済規模は日本の10倍になるが、現実には「水増し」を差し引くと未だにアメリカの半分、日本の1.5倍程度で頭打ちになっています。


バフェットと共に大投資家として名高いJソロスはトランプ大統領当選でドルが暴落すると予想したが、逆にドル高株高になって数千億円も損をしたとされています。

ソロスは2016年に中国人民元暴落も予想し、少しは下げたのだが暴落はしなかったので、これも儲からなかったでしょう。

冒険投資家Jロジャーズも2008年ごろは「子供を中国に移住させ、自分も中国人になるつもりだ」と述べるなど大変な入れ込みようだった。


「中国人はアメリカの4倍いるのだから4倍のガソリンを消費し、4倍の買い物をする」だから中国人になれば世界一の投資家になれると言っていました。

その後中国の失速が明らかになるとロジャースは中国の話をしなくなり、ベトナムとかミャンマーとか怪しげな国を「将来有望だ」と言っていました。

日本で経済や投資のニュース解説に必ず登場するのが元財務官僚のアナリストで、中でも「ミスター円」榊原英資は大人気です。


大恐慌でも投資家の財布は痛まない

だが榊原氏の相場予想となると、当たったことが一度も無いと言えるほど外れまくり、それでいて経済番組に必ず登場するので、テレビと財務省の癒着ではないかと疑っています。

このように経済専門家や投資専門家、アナリストから世界最大の投資機関まで、彼らの予想は99%まで外れる事になっていて、一般の人と同じレベルです。

それでもバフェットやソロスやGSは、我々一般人の年収を数分で稼いでいるので、相場の予想と投資で稼ぐのは無関係だと分かります。


彼らが運用する数兆円というような金額になると、「どこにいくら配分するか」という運用配分が重要になります。

どの国の株式に何%、どの国の国債にそれぞれ何%、あるいは成長分野の企業買収とか、細分化することで「絶対に損をしない」ようにします。

例えばリーマンショックの時ですら、世界全体では1年だけ0.05%マイナス成長だっただけで、分散していれば打撃を受けなかった筈です。


こうした事がお金持ちや大投資家の投資なので、予想が当たろうが外れようが、彼らの資産は守られているのです。

自分でリスクを負っているようで、実は株価が半分になっても、資産は保護される仕組みになっています。

一般の個人投資家はそうではなく、日経平均やNY株が1割も下がったら、資産の大半を失う人が続出します。


お金持ちや投資機関責任者の発言を真に受けると、個人投資家は酷い目に遭うでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/70226723.html
4:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:23:32

ジム・ロジャーズもかつて破産。天才投資家の「失敗」から学ぶ時間管理術=俣野成敏 2018年7月15日
https://www.mag2.com/p/money/491485
以前、名言シリーズとしてウォーレン・バフェット氏を特集したところ多くの反響が寄せられました。そこで今回は名言シリーズの第2弾として、ジム・ロジャーズ氏をお送りいたします。

ロジャーズ氏は日本びいきとしても有名ですが、反面、日本の未来に対しては懐疑的な意見を崩していません。私たちは氏の言葉から何を学び、どう自分の人生に活かしていけばいいのか? 今回の特集を通じて考えてみたいと思います。


「一所懸命にやるべきことをやるだけ」天才投資家の頭の中とは?

「失敗を恐れるな。できれば早いうちに、2回破産するといい」

世界3大投資家の1人と言われているジム・ロジャーズ氏は、かつて空売りに失敗して破産したことがあります。

それはまだ氏が駆け出しの投資家だった1970年のこと。「株価は暴落する」と予想した氏は、有り金をはたいて空売りを仕掛けました。当時は「自分の読みに絶対の自信を持っていた」と言うロジャーズ氏。ところが株価は上昇を続け、耐えられなくなった氏は、高くても株を買い戻さざるを得なくなります。ついにはすべてを失い、借金だけが残りました。

その後、氏が空売りを仕掛けていた6社は、3年以内にすべて倒産しました。予測自体は当たっていたのに、それに耐えられるだけの資金を残しておかなかったのが敗因でした。

この経験によって、自分がいかに市場のことを理解していなかったのかを思い知らされた氏は、後年、コロンビア大学で講義をした際に、学生にこう言いました。

「失敗を恐れるな。できれば早いうちに、2回破産するといい。失敗しても立ち直ることができれば、より大きな成功を収められる」と。

本特集では、ロジャーズ氏の名言を『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』(プレジデント社)から採用しました。

同書は、氏の名言を並べただけの非常にシンプルなつくりとなっています。読みやすい反面、書籍を読むだけでは、氏がなぜこの名言を述べたのか?という前後関係がわかりにくくなっているのは否めないところです。

そこを俣野の解説で補えば、名言を理解する際の手助けになるのではないか?と考えたわけです。


幼少期から商才を発揮

まず、最初に「ロジャーズ氏のことをよく知らない」という方のために、簡単にロジャーズ氏の半生を振り返っておくことにしたいと思います。

ビジネスの上手な人の多くに共通してみられるのが、幼少の頃から商売の才能を発揮していた、ということです。

ロジャーズ氏は5歳にして最初の商売を始めていますが、これはバフェット氏も同様です。

「できた」と思っても、念のために「あともう少しやる」

ロジャーズ氏は1942年、アメリカのアラバマ州のデモポリスで生を受けました。氏の父親は第二次大戦でドイツへ従軍した後、デモポリスで工場を営んでいた伯父のところでマネジャーとして働くようになります。一家は働き者揃いで、氏は後に「実家では誰もがよく働き、『後でやる』とか『怠ける』といったことは聞いたことがありませんでした」と話しています。

一家の血を継いだロジャーズ氏は、5歳で野球場の空き缶拾いのアルバイトから始め、ソフトドリンクやピーナッツを売り歩くようになります。それ以降も様々なアルバイトをこなしました。

その基本姿勢は一貫して「一所懸命に、やるべきことをやる」というものでした。勉強に対しても一途な姿勢は変わらず、氏は「自分が十分な知識を得たと思えるまで、勉強の手を緩めない」と心に決めます。「念には念を入れて調べる」習慣は、この頃に築かれました。

終始、その姿勢を貫いた結果、氏は公立高校を首席で卒業。奨学金を受けて名門イェール大学へ進学、さらに奨学金を得てオックスフォード大学のベリオル・カレッジに進みました。


ジョージ・ソロス氏との運命的な出会い

ロジャーズ氏と投資との出会いは、大学時代に投資会社でアルバイトをしたことがきっかけでした。投資会社での仕事を通じて、「市場は世界で起こった出来事によって動いている」ことを知ります。氏は卒業後、1968年に兵役を終えるとウォール街で働き始めました。

そこで氏は、同じく世界3大投資家の1人であるジョージ・ソロス氏と出会います。当時、世界最強だったアメリカでは、海外投資に目を向ける人は少なく、ウォール街ですら海外投資を扱っている会社は2社しかありませんでした。そのうちの1社の副社長をしていたのが、ソロス氏です。ハンガリーで育ったソロス氏は、20代半ばまでイギリスにいて、ヨーロッパの金融市場でトレーダーをしていた経験がありました。

意気投合した2人は1973年、クォンタム・ファンドを設立。ソロス氏は、人々に先んじて掘り出し物を見つける能力に長けており、一方のロジャーズ氏は、持ち前の粘り強さでもって可能な限りの資料に当たり、分析を行いました。

2人は世界を視野に投資を行い、10年間に4000%を超えるリターンを叩き出します。しかし、富よりも自由を愛するロジャーズ氏は37歳にして引退。以後はバイクや車で世界を1周するなど、冒険投資家として知られています。

ロジャーズ氏のご紹介はこれくらいにして、以下より早速、氏の名言を解説することにしましょう。


実は暇な人ほど「時間がない」

<名言1>

「本当に忙しい人よりも、実は暇な人の方がいつも『時間がない』と言っているのです。要するに、忙しくない人というのは怠惰で時間管理能力が低いのです。私はリタイア直後にこのことを思い知りました。退職後の数ヶ月間、時間はたっぷりあったのですが、何も成し遂げることはできなかった。仕事で忙しい時のほうが、よほど効率的に動けたのです。そこで、オートバイで世界1周旅行に挑むことにしたのです」

これは「ロジャーズ流タイムマネジメント」ともいえる言葉です。氏の日常がどんなものかというと、毎日6時に起床し、2人の娘を自転車で学校に送り届けた後、午前中はエクササイズをしながらニュースやメールをチェック。合間にヘッドフォンを付けて電話インタビューを受けたり、電話会議をしたりして過ごします。午後には子供を迎えに行き、夕方から夜にかけては自宅で会議を開くこともあるようです。氏は2007年、アメリカからシンガポールに移住しています。

運動しながらニュースやメールのチェックをするというのは、一見すると集中力を欠くような行為にも見えますが、それは組み合わせ方にもよります。たとえば、2人の記者から同時に取材を受けることはできません。しかし取材と運動であれば、頭と体という別々の作業になりますから、並行して行うことは可能です。もちろんこれは、氏が同時並行でも重要な情報は漏れなく拾えるよう、投資家としての能力を研ぎ澄ませてきた、ということでもあります。

今の私たちがロジャーズ氏をマネようとしても、いきなりここまではできないかもしれません。とはいえ、忙しい時のほうがかえって時間を有効に活用できることは、誰しも経験しています。それは、忙しい時のほうが活発に頭や体を使っているために、その勢いで何をするにもテンポよく行動できるからでしょう。
時間があるはずの土日が無駄に流れていく

休みの日に、「今日は時間があるからいろいろなことができるな」と思ったのに、結局、1日ダラダラ無駄に過ごしてしまう、というのはよくある話です。

人は「自由にしていいですよ」と言われると、かえって管理をすることが難しくなります。特にそれまで時間を拘束されていたサラリーマンの方が、退職などでいきなり24時間フリーになってしまうと、急に「後でもいいや」となって、行動の質が薄まりがちです。

時間を無駄なく使えるようになるためには、ある程度の“型”が必要なのです。たとえば、私もビジネスオーナーですから時間はほぼ自由です。そこで私は他人と約束することで、行動に強制力を持たせています。


「忙しい人」には2種類ある

「忙しい人」というのは、大きく言うと2種類に分けられます。それは「人々に求められて仕事が殺到している人」か、「現在、修行中の人」かのどちらかです。

仕事が殺到している人は、自分で選べる立場にいます。それでもなお、忙しくしているのだとしたら、おそらくそのほうがご本人にとって楽しいからなのでしょう。けれど実際、「忙しさ」の多くの要因は、その人が“修行中の身”であることと関係しています。修行中というのは比喩であり、それを「自分で自分の顧客を獲得できるようになるまでの期間のこと」と定義しましょう。要は「独立の過程」という意味です。

このように考えると、会社に雇われているサラリーマンは、終始修行中の身である、と言えるのかもしれません。しかしそうではなくて、「本当はいつでも独立できるけれど、自ら選んでサラリーマンをしている」というのであれば、すでに修行は終わっている、と言えるでしょう。

とどのつまり、サラリーマンとはお金を得るために働いているのではなく、仕事をしながら学んでいる最中なのだとしたら、仕事量を自分で決めることができないのもやむを得ません。

ロジャーズ氏も、クォンタム・ファンドの共同設立者ではありましたが、会社はソロス氏のものでしたから、結局はサラリーマンに過ぎませんでした。けれど氏はそれをやり切ったからこそ、投資家として自立できたのです。

この名言は、逆を言うと「忙しい人ほどチャンスがある」ということを示唆してもいるのです。


2. 偉大な投資家の情報収集術とは

続いて、サラリーマンの方によく聞かれる「情報収集術」についての名言を取り上げます。

先ほどのタイムマネジメントと、この情報収集術は、私がよく聞かれる質問ベスト5の中に必ず入る話題です。まずは、ロジャーズ氏が何を語っているのかを見てみましょう。


無料の情報の中に「掘り出し物」はほとんどない

<名言2>

「テレビや雑誌、インターネットで得られる知識や情報に頼ってはいけません。賢明な投資家であるためには自分自身で経験し、自分の頭で考えること。だから私はテレビを見ません。若い人はインターネットに依存していますが、ネット上の情報で『世の中を理解した』と信じている人の視野は狭い。投資で成功したいなら、それを心に留めて、自分の眼力を磨いてください」

現在は、無料の情報が世の中に溢れています。たとえば、お店を探したい時や、ちょっとした調べものをしたい時などには重宝するでしょう。

とはいえ、もともと世の中に無料のものなど1つもありません。ですから、無料の情報を流している人は、「どこかで必ず資金の回収をしている」と考えるのが普通です。つまり無料の情報を流している、というのは「そうすることによって利益が得られるから意図的に無料の情報を流している」のです。

たとえば、テレビの情報は基本的に無料です。けれど、そのほとんどは意味のないものです。「何の苦労もなく、ただテレビを観ているだけで、自分の必要としている情報がすべて集まってくる」などということはあり得ません。

元来、テレビとは企業のマーケティングツールですから、視聴者に自社商品を覚えてもらい、買ってもらうのが本来の目的です。テレビを観て、お金が「減る」ことはあっても、「稼ぐ」とか「殖やす」という要素はありません。

選別眼がなければ、テレビ・ネットは時間を無駄にするだけ

確かに、テレビを観てビジネスのインスピレーションを得る、ということはあるでしょう。しかし、何にもせずに純粋にテレビで観た内容から、いきなりアイデアを思いつくことはありません。それができる人は、必ず何らかの前段階を経ているはずです。たとえば日頃から新しい企画ネタを探してたくさん本を読んでいる、とか、会社から重要なプロジェクトを任され、それについて日夜考え続けている、といったようにです。テレビは単なるきっかけにすぎません。

たとえると、インターネットサイトの中からとびきりの情報を得ようとするのは、海辺の砂浜の中から砂金を見つけようとするようなものでしょう。たとえ決死の覚悟で探したところで、無料の情報の中に大金星が混ざっている保証はありません。

もし、選別眼を持っている人であれば、その中からでも見分けることは可能でしょうが、選別眼を持っていない人は、情報の渦に呑まれるのが関の山です。そうしている間にも、貴重な時間はなす術もなく過ぎていきます。


本業と投資をどう両立する?

私でオススメしているのは、ハイブリッドクワドラントです。つまり投資家を本業にするのではなく、本業(サラリーマン、自営業など)を別に持ちつつ、投資家と掛け持ちをすることです。

こう考えた場合、どこにもっとも自分の時間を投じるべきなのかと言えば、それは「一番お金を稼げる本業」にです。いわば副業に相当する投資に、本業以上の時間をかけるべきではないのです。

それでは、副業に過ぎない投資で、なるべく時間をかけずに成果を出すにはどうしたらいいのかと言うと――
5:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:24:15

2020年03月30日
コロナショックは10年に一度の投資チャンス

投資巧者は危機の最中ではポジションを閉じ、危機が去ってから投資をする

画像引用:中性投資家ブログ https://perfectdarkace.xyz/george-soros/

投資巧者と投資下手の違い

中国発新型コロナ騒動の影響で世界のあらゆる投資商品が乱高下し、多くは下落しています。

代表的なものは株で日本やアメリカを始めとして中国や新興国株も下落しています。

ところがこんな時でも投資巧者は慌てず利益を積み上げたり、将来利益になる投資対象を購入している。


経済危機は同じようにやってきたのに、10年前のリーマンショックでも大儲けした人と大損失を出した人に分かれました。

投資巧者と投資下手のいったい何が違うのかは研究する価値があると思います。

世界的に有名な投資会社が自社の顧客を分析したところ、勝者と敗者に特別な違いは見られなかった。


銘柄選びとかタイミングやテクニックなど、投資サイトや投資本で解説してあるような違いはなかった。

実際有名トレーダーとか大投資家が自分の予想を公表している事があるが、素人と同じ程度のように思います。

WバフェットにしてもJソロスにしてもJロジャースにしても、その辺の投資アナリストと予想は変わりません。


違うのは予想を当てる精度ではなく行動パターンで、彼らは天井買いして暴落時にナンピンしたりはしません。

普通の投資家はアベノミクスなどブームに乗って利益を積み重ね、相場が最も高くなった時に株などを買っています。

大投資家でもこれは同じだが、彼らは相場が失速すると見るやすぐ損切してポジションを手放します。

何もしないのが最良の投資

一般投資家は一度掴んだポジションをもったいなくて損切できず、ナンピン(買い増し)をします。

ナンピンをして相場が回復すれば儲かるが、そのまま下落が続けば100%破産します。

大暴落が始まった時、損切してマイナス10%くらいで抑えるのが大投資家、ナンピンして100%失うのが一般投資家です。


大投資家は相場の周期性を知っていて、10年に一度は大きな経済危機が起きると分かっている。

リーマンショックは2008年だったが1998年にアジア通貨危機、2002年にITバブル崩壊、1995年に阪神大震災とオウム事件が起きています。

2011年には東日本大震災、2001年にNY同時多発テロ、その後に対イラク対テロ戦争、1990年前後に日本のバブル崩壊、ソ連崩壊、東西ドイツ統一、天安門事件が発生している。


つまり世界的な大規模な経済危機は平均すると5年に1度以上は起きているので、そこで頑張ってもお金を失うだけです。

大投資家は経済危機が発生したら素早くポジションを閉じて損失を食い止め、経済危機が去るまでは何もしません。

一般投資家は危機の最中にナンピンしたりショート(空売り)するが、損失を拡大するだけで決して儲かりません。


危機の時に何もしないのが大投資家の特徴で、「獲物がいないのに狩りをしても仕方がない」のです。

そろそろ経済危機も終わりだなと思うと大投資家たちは以前の半額や4分の1で欲しい株や会社を手に入れます。

その後景気が回復すれば元手は何倍に増えるので、何もしなくても巨額の利益を手にします。


経済危機の最中では「あわてず騒がず何もしない」のが最良の投資です。

http://www.thutmosev.com/archives/82567482.html
6:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:24:53

2020年04月01日
投資の一流二流三流 勝つ人、限界を知る人、大言壮語する人
天下りで転職を繰り返している人も相場を教えていた

引用:http://www.gaitame.com/seminar/0805/img/23_tb_sakaki.jpg


超一流と一流の投資家

株式市場や為替市場などに大きな動きがあるとアナリストや解説者が登場し、「上昇相場だ」などの予想します。

ところでアマチュア・プロを問わず投資家にもランクがあり、最上位はやはり世界的に有名な投資家という事になる、

Wバフェット、Jソロス、Jロジャースが御三家と呼ばれていたが、3人とも高齢になり後継者は出てきていない。


「世界的な有名投資家」で検索すると分かるが、ほとんど70歳以上の高齢者で60代が「若手」50代は新人扱いで40代以下はあまり有名ではない。

人間国宝の伝統技術継承者と同じで世界的投資家の世界は高齢化が進み、若者が頼りないので引退しません。

ウォール街とかシティとか兜町でバリバリ取引しているような有能トレーダーは、彼らから見ると「小物」らしいです。


この人たちの特徴はなんだか良く分からない魔法をつかい、外部からは伺い知れないが結局は勝っている。

人間よりは妖怪や魔法使いに近いのかも知れず、彼らの投資手法を勉強しても、まったく参考にはならない。

勉強や努力や、少々の才能では近づくことができない『超一流』と定義しておきます。


次がウォール街とかシティとか兜町でバリバリ取引しているような有能トレーダー達で見るからに有能そう。

「俺は有能な人間なんだぞ」と周囲を威圧しているようなオーラさえ感じられ、バリバリ稼いでいる印象を受けます。

超一流達の何割かは若い頃は「一流」に混ざってバリバリ仕事をしていました。

二流と三流の境目

「二流」になるとだいぶ怪しくなり、証券会社のプロトレーダーなんだけど勝ったり負けたりで結局トントンみたいな人が実際には多い。

というのは証券会社や銀行の業務の大半は「取次ぎ」的なことなので、投資で勝たなくても仕事が在るからです。

だから「元プロトレーダー」「元プロディーラー」といってセミナーの講師をしている人のほとんどは、プロとして利益を挙げていないと言われます。


二流にはアマチュアの上位の人たちも入り、勝ったり負けたりだが、まあなんとなくトントンか少し利益が出ている人たちが居ます。

彼らはどちらかというと安全な投資や小額投資を好み、自分は天才ではないと自覚し、限界を知っているので大負けしない。

無茶をしないのでトータルでは小さな負けか小さな勝ちを繰り返すといったタイプです。


もちろんアマチュアには大きく儲けている人も居るので、アマチュアの一流投資家も存在するでしょう。

始末に負えないのが「三流」で、「相場が読める」「俺は投資が分かっている」「自分はベテラン投資家だ」と言いながら大きく負けているタイプです。

このタイプの人たちは二流の人のように自分の限度を知らないので、下手なのに大きく張り、突っ込んでは自爆します。


大言壮語を吐いたあげく、会社の金を使い込んだり失踪したり自己破産したり、あるいは世を儚んで去っていくのもこのタイプです。

「自分はチャートが読める」などというのが典型的な症状で、気分は超一流なんだけど実際は三流なのです。

下にはもっと下が居て最下位の「四流」も存在しています。

三流の下にも四流投資家が居る

三流と同じく「俺は天才」気分なんだけどへたくそで、しかも大手金融機関や証券会社でプロディーラーをしていたりします。

先ほど書いたように「プロディーラー」なんて言っても仕事内容は電話の取次ぎや注文のたらい回しだが、本人は大物のつもりなのです。

始末が悪いことにこの手の「大物」ほどテレビのニュースに出たがり、経済や市場解説なんかをしているのです。


「外資系証券会社」「元財務官僚」「国内有名銀行」「東京大学」とか肩書きがやたら立派で動かす金が大きいのだが、投資では負けているのです。

こうした大人物ほど講師に呼ばれて他人に教えるのが好きで、投資セミナーとかにゲストで呼ばれます。

ネットやテレビの市場解説で「またこいつか」と思うほど頻繁に出てくるのですが、そうした大物の言う事は真に受けないほうが良いです。

http://www.thutmosev.com/archives/67108328.html
7:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/14 (Fri) 08:25:29

2020年07月26日
有名投資家は本音と逆の事を言って大衆を迷わす
証券会社や銀行の専門家は投資で負けています。
自分で勝てる人は独立してやっています

未来が分かる人は他人に教えない

多くの個人投資家は有名投資家やアナリスト、経済評論家、トレーダーやディーラーの意見を参考にしていると思います。

だがこれらの専門家の予測や意見がほとんど外れていて、当たった試しがないのも良く知っていると思います。

彼ら専門家の予測が外れるのは本当に意図せず外れる場合と、意図的にうそを言っている場合があります。

まず意図せず外れる場合ですが相場はランダムウォークと言われるように、元々予測が不可能なものです。

相場を予測できる人が勝者になるのですが、みんなが予測出来たら誰も勝てなくなってしまいます。

つまり相場を正しく予測できる人が居たら、その人は絶対に他人に答えを教えず、自分だけこっそりと正しい投資をする筈です。


ある銘柄が今は低迷しているが上昇するのが分かっているとして、それを他人に教えるより自分だけこっそり買うでしょう。

こっそり買った有名投資家氏は次に株価を吊り上げたいので、「この銘柄はトンでもなく上がるぞ」と大声で触れ回ります。

実はその時にはかなり上がっているが、マスコミで煽ったりして株価は過熱しバブルを形成します。


十分に加熱したタイミングを見計らって有名投資家氏は株を売却して利益を得て、その後で「あの銘柄は過大評価だ」などと言います。

こんな有名投資家や専門家の意見に従って投資したら、高値で買ってバブル崩壊後に手放す羽目になります。

雇われプロの実力は素人と同じ

これが意図的にうそを触れ回る専門家ですが、意図せず予測を外す専門家はもっと始末が悪い。

彼らは何も分かっていないのに「外資系金融機関チーフエコノミスト」などの肩書で予想屋商売をしている事が多い。

日本で有名な外資系ディーラーの著書には「プロディーラーの99%は負けている」と書いてあります。


彼は何千人もの新人を教育してきたが、自分の教え子で生涯通算プラスは10人も居ないとも書いていました。

「プロ」の正体はこれほど酷いもので、実際には高齢者の金を運用して減らしているだけだそうです。

金融機関や会社勤めプロは会社で養ってもらっているので、自分1人で稼げる人はとっくに独立しています。


自分でファンドを立ち上げたり個人投資家として資産を増やした人は通算で勝っているが、雇われプロは負けている人が多いという事です。

独立投資家は勝っていても絶対に本当の事を言わないし、雇われプロはそもそも負けているので予想に価値がない。

こんな理由で専門家の投資予測は必ず外れます


ジムロジャースのようなおしゃべりは自分が有利になるよう大衆を扇動しているので、利益を得るのは自分だけです。

「東大卒でXXX銀行のチーフストラテジスト」など肩書が長い奴は、まず投資で勝っていません。
http://www.thutmosev.com/archives/83518086.html
8:777 :

2023/09/27 (Wed) 17:53:32

日本の成長率が自国通貨建てG7トップ
2023.09.27
https://www.thutmosev.com/archives/299325tf.html

自国通貨建てだと日本がトップ


https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20221220/se1/00m/020/054000c 日本経済総予測2023:目覚めるか“眠れる美女”日本 2023年の成長率はG7トップ!_ 谷道健太/和田肇 _ 週刊エコノミスト Online
日本の過去10年成長率がG7トップ

ブルームバーグによると日本は長い不況から抜け出してG7で成長率トップになっていて、先進国の羨望の的になっている

にわかには信じがたいが記事によると日本の一人当たりGDPの伸びは、2013年から22年の間に自国通貨ベースで最も大きかった

日本は10年間に人口が2%減少したが一人当たりGDPは62%増の472万円(約3万2000ドル)となりG7で最も成長率が高かった

米国は人口6%増でGDP16%増、カナダは人口12%増でGDP45%増、英国は人口5%増でGDP48%増、ドイツは人口5%増でGDP32%増、フランスは人口3%増でGDP33%増、イタリアは人口1%減でGDP30%増だった

株価も好調で日本株は20年以降95%のトータルリターン(インカムゲインと値上がり益)を記録し米国(64%)、ドイツ(47%)、フランス(78%)などを上回りG7トップになった

トヨタ自動車はEVシフトで後れを取ったと言われているが23年9月に創業以来最高値を記録し今年も世界販売1位になる可能性が高い

日経平均株価は23年6月に3万3千円をつけてから足踏みしているが、今も3万2千円から3千円の水準を保っていて年後半に上昇する余地が大きい

ETFから日本に流入した資金は15億ドル(約2220億円)と過去最高最高、以前は中国への投資が多かったがチャイナリスクを敬遠して日本に投資する海外ファンドが増えた

ファンド運営者は「日本は隠れた機会のようなもので、市場の悲観的な見方が行き過ぎていたが多くの企業が空前の利益を挙げた」と振り返った

人口減少や旧態依然に見える企業、移民や女性の社会参加の遅れなどで日本は絶望的な機能不全に陥っているとの認識は否定されつつある

ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンは肯定的な論調で「人口減少を考慮すると日本は著しい成長を達成した」と意見を述べた

アダム・トゥーズ教授は日本女性の有給雇用率はアメリカ女性よりも高いのを指摘し、おどろくべき転換が起きていると述べた

今まで低成長だった先進国の競争力が強まる
このように投資の世界では最近欧米で日本の評価が急上昇しているが、日本国内では相変わらず左翼を中心に「日本崩壊論」を楽しそうに語る人たちが多い

2013年から2023年の成長率はG7トップかも知れないがその前の2011年は福島原発事故と超円高があり欧米より回復が遅れた

2007年から2010年にかけて世界経済危機がありG7の他の国は皆2010年に回復を始めたが、日本だけは2012年以降に回復が遅れた

それにブルームバーグの記事は「自国通貨建て1人当たりGDP」というのがミソで、円安が進行したのでドル建てで計算するとかなり縮小します

また日本は人口減少しているので1人当たりではなく国全体で計算すると、やはりいくらか縮小してしまいます

通貨安の国は輸出競争力が高まると同時に他の国から見て割安になるので投資が増える傾向があり、円安がかなり後押ししています

例えば平均年収1000万円の国と400万円の国では普通の人は1000万円の国に魅力を感じるでしょうが投資家なら「400万円の国は1000万円の国の2.5倍成長力が高い」と考える筈です

NYのワンルーム平均家賃は50万円で東京は9万円で江戸川区なら6万円以下、バイト時給はNY3000円で東京は1000円程度になっています

これも多くの人は「アメリカは繁栄しているが日本は衰退している」だからアメリカに移住してバイトしようなどと考えるが、投資家は日本の方が成長力が高いと考えます

人類の歴史を振り返ると一時的に格差が拡大しても結局のところ人間個人個人の能力は同じだし、先進国間の格差は調整されています

それは繁栄し過ぎた国はコストが上昇するので競争に不利になり、繁栄が遅れた国は低コストによって競争が有利になるからです

中国の人件費はまだ地方都市では年収80万円くらいで北京や上海でも150万円程度、日本の1/3程度なのでまだまだ先進国よりずっと安い

だが中国は後進国としてはナンバー1で中進国としてもそこそこのレベルですが、先進国としては『壊れた独裁国家』に過ぎない

後進国、中進国、先進国という区別は依然としてあり、アフリカのどこかがアメリカの100分の1の人件費だったとしても、その国がこれから100倍成長する訳ではない
https://www.thutmosev.com/archives/299325tf.html

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