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PCM音源を圧縮記録できる「MQA」規格の開発元が経営破綻

1:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/08 (Sat) 22:46:20

What Hi-Fi?が「MQAが経営破綻」(破産)と報道
2023.04.08
http://kdgadget.com/what-hi-fi-mqa/


What Hi-Fi?が「MQAが経営破綻」(破産)と報道?
ハイレゾ相当のPCM音源をリニアPCMに比べて10倍以上に圧縮記録できる「MQA」規格。このMQAを開発・運用している「MQA Ltd」という米国企業が経営破綻したというニュースが海外のオーディオニュースサイト「What Hi-Fi?」で報じられたとのこと。

「What Hi-Fi?」の報道を国内オーディオメディアのファイル・ウェブとavcatも相次いで報道。


MQAが経営破綻との海外報道 - Phile-web
MQAが経営破綻との海外報道

www.phileweb.com

MQA LIMITED 破産か!?※誤報の可能性があります
MQA LIMITEDが破産か廃業したのではないかとの情報があります。insolvencyintel.co.uk/mqa-limited/真偽は不明です誤報の可能性がありますMQA LIMITEDAppoi ...

www.avcat.jp
さらにavcatのツイッターでも最新情報が続報されており、


残念ながら本当のもようです。

MQAとは
MQAはCD程度のデータ量(16bit/44.1kHz 1.41Mbps)でも24bitや176.4kHzといったハイレゾ相当のデータをロッシー圧縮することで入れ込める技術。ハイレゾストリーミングでもデータ量を節約しつつハイレゾ相当の品位が楽しめるなどのメリットがあります。

MQAはハイレゾデータの圧縮だけでなく、時間軸情報の高精度化という特徴もあり、ロスレスフォーマットのFLACを上回る低ジッター性による高音質も売りにしていました。

しかし、MQAは非常に厳格なライセンス方式を採用しており、MQAエンコードされた音楽ファイルを再生するには、MQAライセンスを持つ再生機器が必要です。この制限は、MQAが普及する障害となる可能性があると見られてきました。

※MQAフォーマットには、以下のような問題点が指摘されていました
・プロプライエタリであるため、オープンなフォーマットではありません。MQAは、ライセンスを持っていない再生機器やソフトウェアでは再生できないため、利用者にとって制限が多いことが指摘されています。

・MQAは、CD品質やハイレゾ音源の品質を向上させることができると謳っていますが、元々の録音やマスタリングのクオリティによっては、それ以上の効果を発揮することができません。また、MQAのエンコードやデコードには高度な処理が必要であり、対応する再生機器やソフトウェアがない場合、MQAファイルの再生ができないことも問題となっています。

・MQAは、不可逆的なデジタル信号の改変を行っているため、音楽ファイルの正確性が損なわれる可能性があります。このため、MQAのフォーマットが音楽産業の標準になることについては議論があります。

以上のように、MQAフォーマットには問題点が指摘されていますが、一方で高音質化に貢献する技術として注目されている側面もあります。

MQAはいろいろと指摘される点はありましたが
実際、MQAでエンコードしたコンテンツはMQA-CDはじめ、世間にはかなり増えていました。

しかし、MQAデータをハイレゾに展開して再生するにはMQAデコーダー機能を搭載した機器でなければならず、その普及は進んでいませんでした(マニア向けDACやDAPでさえ、MQA対応機器は半分にも満たないのではないでしょうか?)

折しも、e-onkyoがMQA配信を止めると数日前に発表しており、もともとマニアックな規格だったMQAの今後はなかなか見通せません。

マニア的にはデータ容量が多くてもロスレスの心理的安心感のあるFLACかWAVでいいのでしょうし、一般ユーザーにとってはMQA-CD購入の機会は少なくありませんが、現在、一般的なオーディオ機器ー既存のミニコンポはじめ、スマホやBluetoothスピーカー、サウンドバーなどーではMQA再生ができず、宝の持ち腐れという不合理になっています。

MQAは厳格なライセンス方式と技術のブラックボックス化により、ユーザーがデータを自由に扱って楽しむ余地が無いこともまずかったかもしれません。既存のリニアPCMデータを自由にMQAにしたり、MQAデータをハイレゾのリニアPCMなどに変換するなどもできないようですし。この点DSDはオープンでフリーのフォーマットなのでマニアも自由にエンコードしたりデコードを楽しめるわけです。

前途有望なMQair(SCL6)もあるはずなのに?
MQAフォーマットの未来はあまり明るくないようにも見えます。ではMQA開発元の企業の未来は暗いかというと、それもまた一言ではいかないようでもあります。

というのもMQAは、Bluetoothオーディオで使われる新しい高音質フォーマット・MQair(SCL6)の開発も行っています。圧縮ありきのBluetoothオーディオでの高品位圧縮フォーマットは需要が大いに期待できますし、エンコード・デコードでの機器普及もすぐに広がりやすく、未来は明るいでしょう。

しかし、前途有望なMQair(SCL6)があるのに、今回の経営破綻はなぜ?となるので、やっぱりよくわからないことも多いです。

続報を待ちましょう。
http://kdgadget.com/what-hi-fi-mqa/
2:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/08 (Sat) 22:48:27

Date: 4月 7th, 2023
MQAのこれから
http://audiosharing.com/blog/?p=39600

今日の午後、MQAが経営破綻というニュースが流れた。
海外のサイトで発表されているし、
ソーシャルメディアでも話題になっている。

新しい買手が見つからなければMQAという会社は破産することになる。

世の中には、このことを喜んでいる人がやっぱりいる。
MQA破綻のニュースを見て、最初に思ったことが、このことだった。

ショックだとか、これからどうなるんだろうかという不安はなくて、
MQAがダメになる、やったー、と喜ぶ人がいて、
ソーシャルメディアに書きこむんだろうな、と思ったあと、
どこかが買収するだろうから、MQAがなくなることはないだろう、と楽観視している。

といっても、どこかが買収の交渉をしているとか、具体的な情報を知っているわけではなく、
根拠なく、そうおもっているだけである。

六十年間生きていると、予期せぬこと、予測できないことが起るものだとおもうようになる。
なのでなるようになるでしょう、と楽観視しているわけだが、
買収してくれるところが現れない可能性もある。
そうなればMQAという会社は破綻して、これから先MQAの音源はリリースされなくなるだろう。

そのことも考えても、それほど不安とか落胆とか、そういう感情がないのは、
MQAで聴きたいアルバムが、かなりの数、MQAにすでになっているからだ。

2021年にソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルが全面的にMQA推しになった。
グレン・グールドの全アルバムがMQA Studioで聴けるようになった。

MQAでグールドが聴ける日が来ることは、まったく期待していなかった。
ソニーからMQA対応のハードウェアは発売されていたけれど、
ハードウェアだけなのだろう、と勝手に思い込んでいたから、あきらめてもいた。

そこにグールドがMQAで聴けるようになった。
グールドだけではない、カザルスもジュリーニもライナーも、
挙げたい人はまだまだいるけれど、とにかく愛聴盤として大切におもっているアルバムが、
MQAで聴ける、それもかなりの数が聴けるようになった。

2022年は旧EMIの録音がワーナー・クラシックスからMQAでかなりの数出ている。
それまでも積極的にMQAに対応していたけれど、2022年はすごかった。
フルトヴェングラーもデュ=プレも、2022年リマスターでMQAで聴ける。
旧EMIに関しても挙げたい人はまだまだいる。

これからはMQAで聴けるわけだ。

TIDALで音楽を聴くようになって、新しい演奏家をかなり積極的に聴くようになった。
いいなぁ、と感じる演奏家も少ない。

それでも、そういった新しい演奏家の最新録音を立て続けに一週間ほど聴いて、
愛聴盤である古い演奏家の古い録音を聴くと、最新の演奏・録音のほうが色褪てしまう。
輝きが鈍ってしまう。

六十年間生きてきたわけだから、あとまともに聴けるのは二十年ほどか。
その二十年で、新たに愛聴盤に加わる演奏家が、何人登場してくるだろうか。
おそらくわずかだろう。

いまの演奏家が古の演奏家と比較して、という話ではなく、
これまで聴いてきた時代が関係してのことだから、
おそらく二十年で大きく変ることはないはずだ。

だとすれば、愛聴盤の多くがすでにMQAで聴けるのだから、
それで満足といえば満足できる。

ただユニバーサル・ミュージックがもう少し本気でMQAに取り組んでくれたら──、
とは思ってしまう。

カスリーン・フェリアーのバッハ・ヘンデル集だけでもいいから、
MQAにしてほしい。
それからヨッフムのマタイ受難曲も。

他にも挙げたいアルバムはあるけれど、この二枚だけはMQAで聴きたい。

つまり私が、いま二十代、三十代だったら、
今回のニュースを知って、驚き慌てたことだろう。

でも、すでに六十である。
残り時間のほうが少ない。
愛聴盤がある、MQAでけっこう数が聴ける。
ならば、それけで満足しようじゃないか。
たとえ最悪の状況になったとしてもだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=39600
3:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/13 (Thu) 17:34:39

Date: 4月 10th, 2023
MQAのこと、否定する人のこと(その6)
MQA破綻のニュースを目にして、あれこれ思うのは、個人の勝手である。
喜ぼうが悲しもうが、それは個人によって違ってくる。
けれど決めつけるのは、どうかとおもう。

そこで、その人の人柄(本性)がかいまみえてきそうだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=39615


MQAのこれから(とMacintosh)
MQA破綻のニュースが流れたあとのアンチMQAの人たちの騒ぎっぷり・喜びようは、
パソコンのマッキントッシュのアンチ派の人たちはよく似ているな、と感じている。
http://audiosharing.com/blog/?p=39639



MQAのこれから(とメリディアン ULTRA DAC)

MQA破綻のニュースから、ほぼ一週間。
断片的な情報が二、三入ってきたけれど、それらを元に今後MQAがどうなるのかかまでは判断できない。

一方でTIDALがMQAからFLACへと移行するというニュースもあって、
アンチMQAの人たちは大喜びである。

MQAの音源は、今後限られたタイトル数になることだって考えられる。
そうなってほしくないけれど、可能性としては十分ある。

となるとメリディアンのULTRA DACの必要性が、個人的にはとても大きくなってくる。
MQA用D/Aコンバーターとしてではなく、通常のCDやFLACの再生におけるULTRA DACの存在だ。

別項で何度も書いているように、ULTRA DACには、独自のフィルターをもつ。
short、medium、longの三種のフィルターである。

これらのフィルターはMQA再生に使えない。
CD、FLACなどのPCMに対して使える機能で、
とても有用性の高いだけでなく、MQAの音を聴いたあとでは、このフィルターなしで、
通常のCD、FLACはできれば聴きたくないと思わせるほどだ。

このフィルターがどういう処理を行っているのかは、詳細ははっきりとしない。
けれどMQAには使えないこと、うまく選択できた時の音の良さからも、
こういうことをやっているのでは、という想像はなんとなくできるけれど、
それが合っているのかどうか、確認しようがない。

音楽ジャンルによって、というよりも録音の仕方・状態などによって、
short、medium、longの選択は変ってくる。

このことも別項で書いてるが、
マリア・カラスの「カルメン」の通常のCDを、
ULTRA DACのshortフィルターで再生した音が、声楽家をめざす人ならば、
この音を手に入れるべき、といいたくなるほどの見事さだった。

製品の規模が違うし、価格も大きく違うから、
同じメリディアンの218でMQAで再生した音よりも、
マリア・カラスのリアリティということではULTRA DACだった。

いまのところULTRA DACでマリア・カラス(MQA)は聴いていない。
その音はさらに素晴らしいのだろうが、
そんなことありえないのだが、MQAの音源が世の中からすべてなくなったとしても、
ULTRA DACがあればそれでいいや、と思わせてくれるほどだ。

三種のフィルターの有用性は聴いた人(使いこなせる人)でないと、
なかなか伝わりにくいのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=39636

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