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幸福度ランキング1位のフィンランドへの移住は幸せか? 北欧移住の現実

1:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/20 (Mon) 02:41:07

2023.03.19
幸福度ランキング1位のフィンランドへの移住は幸せか? 北欧移住の現実
https://forbesjapan.com/articles/detail/61668

新しい生き方や働き方を求めて地方移住を選ぶ人は多いが、海外に拠点を移す人も少なくない。3年半前にフィンランドに移住した梅沢紳哉さんもそのひとり。

幸福度ランキングNo.1の国さながらの充実度を感じる一方で、「日本の良さがどんどん際立ってきちゃうんですよね」と本音も吐露する。

北欧なんてうらやましい! と言われそうなその陰で、移住者が感じるリアルを聞いてみた。

梅沢紳哉●1970年生まれ、東京都出身。原宿に「HAIR SALON JEFF」を2012年にオープン。1年先まで予約が埋まる人気店を後輩に譲り、48歳でフィンランドに移住。ヘルシンキで「JEFF」を開業し3年半、今に至る。


1年先まで予約が埋まるも生活はすれ違い
フィンランドといえばマリメッコやムーミンなどから連想されるように、美しい北欧の雪国という印象が強いが、税率は24%とお金のかかる国としても知られている。


それでも、毎年行われる「世界幸福度調査」では4年連続1位を獲得。社会的支援や健康寿命、人生の選択の自由度といった項目で高い評価を得ている。梅沢さんの目にも、そんなフィンランドが魅力的に映った。

「実は確固たる理由があったわけじゃないんです。でも、自分の働き方を変えたかったので、ワーク・ライフ・バランスを大事にしているフィンランドならやれるんじゃないかなという思いはありました」。


美容師として東京・神宮前に自身のサロンを構えていた梅沢さん。定休日の火曜日以外は、朝から晩までハサミを取る生活をしていた。

「原宿という激戦区で1年先まで予約が埋まるような店にできたら、それは美容師にとってステータスだし、僕もそれを目指しました。きっとその先にまた違う景色が見えるだろうと思って。でも、実際は忙しくて苦しいだけでした。妻とはずっとすれ違いで、シェアハウス状態になってましたね(笑)」。

梅沢さんは当時40代後半。「この働き方じゃ体も持たない」と悩み始めた頃、“海外”という新しい扉が開き始めたという。

「美容室のお客さんの中に、海外に頻繁に行く人がいたんです。海外旅行は面倒なものっていうイメージが僕にはあったんですけど、その人は海外に『散歩に行く』って言ったんですよ。なんかすごく豊かに思えて。僕もやってみようと」。
北欧で“美容院迷子”になっていたアジア人

ロンドンやパリ、ニューヨークのような大都市ではなく、あえてフィンランドを選んだのは直感だった。

「どうせ行くなら、フィンランドのヘアサロンを見てみたいなと思ったんです。それで、現地のコーディネーターに案内してもらったら、アジア人は髪の悩みを持ってることがわかった。癖のある髪質なので、現地のサロンでは思うように切ってもらえないんですよ。それで、僕の技術や感性が活かせるかもしれないと感じたんです」。

それから2年間、散歩に行くようにフィンランドを訪れるようになったが、その度に梅沢さんのスキルを求める人の予約でいっぱいになったという。

もともと北欧家具が好きだったという梅沢さん。現地の雰囲気に馴染むよう、お店の看板もすっきりと。



「多くは日本人のお客さんですが、すごく喜んでもらえましたね。それが自分のエネルギーにもなりました。神宮前とヘルシンキで働く自分を想像してみて、こっちでやろうと移住を決めたんです」。


話はトントン拍子で進み、2019年4月に移住、翌月5月にヘルシンキで美容院「JEFF」をオープンすることになった。

「僕を案内してくれたコーディーネーターがたまたまヘルシンキで美容院を開くのが夢で、僕がそこにうまくハマった感じですね。一緒に開業して、今は雇用されている立場。就労ビザで働いていますが永住権は来年、取得できる予定です」。

フィンランドにいる日本人は約2000人。日本では出会うことのないクラシックのミュージシャンなどがカットに訪れることも。「日本の一流と呼ばれる層が移住してきている印象ですね」と梅沢さん。フィンランドにいる日本人は約2000人。日本では出会うことのないクラシックのミュージシャンなどがカットに訪れることも。「日本の一流と呼ばれる層が移住してきている印象ですね」と梅沢さん。

「自分を大切にする」国民性に最初は戸惑い
ヘルシンキに移住後、「ワーク・ライフ・バランス」はどう変化したのだろう。

「今は週休2日で、8時間勤務です。それは法律で徹底されています。それ以上働くと、家族を大切にしてないとか、自分の人生をないがしろにしてるっていう空気になっちゃうんですよ(笑)。なので、以前よりも自分の時間が増えましたね」。


ヘルシンキ中央図書館。2019年に「世界一の公共図書館」に輝いた。梅沢さんの自宅からは徒歩圏内だ。


休みの日は散歩をして過ごすことが多いという。

「日本だと休みの日も銀行へ行ったり、なんだかんだ予定が入ってましたが、こっちだと何もしなくていい休みが結構あります。

予定通りの日程をこなす休みじゃなくて、そのときの気分に合わせて行動ができる日。めちゃめちゃ幸せですね。思考を整理できるし、気付きがたくさんあります」。

梅沢さんの自宅から徒歩で約30分のところにある公園。「ヘルシンキの中心部には伊勢丹のようなデパートがある一方で、少し歩けば葉山のような避暑地が広がっています」。


自由な時間を手に入れた梅沢さんだが、最初は日本と違う価値観に戸惑うことも多かった。

「フィンランドは自分がいちばん大事という考え。日本のようにお客さんが神様ではないから、家族の誕生日を理由に仕事を休む人もいます。

仕事が終わってなくても必ず終業時間には帰っちゃいますし、郵便物が予定通りに届かないことも多々。最初はスムーズに進まないことに苛立つこともありましたが、フィンランド時間と割り切ってしまえば、普通になりました」。
収入は減。お金を使う価値観が変わった

気になるのは収入面だ。

「額でいうと日本で働いていたときより減りました。カットの単価は神宮前では最終的に9000円をもらってましたが、ヘルシンキだと女性で85ユーロ(約1万2000円)、男性は75ユーロ(約1万1000円)です。単価は高いんですが、労働時間が短いので」。

客単価が増えても働く時間が少なくなれば収入も減る。ましてや、物価の高いフィンランドでは生活が経済的に厳しくならないのだろうか。

「物価が高いので、逆に本当に必要なものしか買わないんですよ。お金の使い方に関しては価値観がすごく変わったし、物欲がなくなりましたね。

ランチは一度で20ユーロ(約3000円)を超えることもあるので、たまにしか行かないです。代わりに、友人の家で作ったものを持ち寄って食べることは結構あります。そういうコミュニケーションがこっちは多いかもしれません」。
医療費はタダ。語学学校に通うとお金がもらえる!?

社会保障が充実しているフィンランドでは外国人でも医療費はタダ。梅沢さんがコロナに罹患したときも医療費はかからず、日本語の通訳付きでケアは手厚かったという。

さらに、将来の働き手になることを見越して、フィンランドの語学学校に通う奥様には国から給与まで支払われていたらしい。

「お金をもらいながら学校にいく変なシステムなんですよ。人口が少ないので働き手を作りたいという先行投資なんでしょうね。そこまでしてくれるから、こっちも働こうっていうマインドになるんですよ」。



さすが幸福度No.1の国だけあるが、手厚い社会保障の裏に潜むデメリットも感じるという。

「稼いだ分は税金として持っていかれるので、『いい車に乗りたい』『いい時計が欲しい』という価値観の人には合わないかもしれません。僕自身、ある程度そういったプライドを置いてきたつもりだったんですけど、たまにもっといい家に住みたいなぁと思うことはあります。

フィンランドに来てから得たこともたくさんあるので、自分をうまく納得させていますね」。

長くて寒い冬、乏しい食文化……帰国が頭をよぎる
寒さで凍ったHietaranta Beach。



「長く住んでいると日本の良さが際立ってきちゃうんですよね……。年末から年始にかけて3人の日本人が帰国しました。もう無理。寒いって。理由はそれぞれですが、長い冬がきついのも大きな要因ですね」。

フィンランドの冬は長い。寒い日はマイナス20度を超えることもあり、日照時間が6時間程度の日が数カ月続く。日照時間とうつ病は相関関係があると言われるが、事実、フィンランドはメンタルヘルスの問題を抱える人が少なくない。長くて寒い冬を耐えるのは過酷なサバイバルなのである。

「サウナはありますが、温泉はありません。きついときに支えになるのが食や友達だったりするんですが、フィンランドの食は乏しいんです」。

日本を出るときに友人たちが出汁をたくさん持たせてくれた。「絶対に出汁が飲みたくなるからって。本当でしたね。和食ってすごいです(笑)」。日本を出るときに友人たちが出汁をたくさん持たせてくれた。「絶対に出汁が飲みたくなるからって。本当でしたね。和食ってすごいです(笑)」。

海外生活が長くなると日本食が恋しくなるというのは誰もが通る「あるある」だが、自分のメンタルが支えられていたと気付くのは、52歳という年齢もあるかもしれない。

「髪を切りながら人の話を聞く機会が多いんですが、同世代の日本人は『病院食は絶対和食がいい』って言ってて(笑)、どのタイミングで帰るかをみなさん結構考えていますね。僕自身、日本食がいかに自分にとって存在が大きいか、日本を離れる前は気付きませんでした」。

ヘルシンキには和食レストランはあるが高い。写真のセットで約17ユーロ(約2400円)。ココイチや吉野家など、安くて美味しい日本グルメの価値を再確認したという梅沢さん。「地方によって雑煮の中身が違うとか、日本のポテンシャルを改めて感じます」。ヘルシンキには和食レストランはあるが高い。写真のセットで約17ユーロ(約2400円)。ココイチや吉野家など、安くて美味しい日本グルメの価値を再確認したという梅沢さん。「地方によって雑煮の中身が違うとか、日本のポテンシャルを改めて感じます」。
何気ない日常会話に心を満たされていた
人間関係も恋しさも感じているという。いじりあえる友達がいないのも、梅沢さんにとっては心の支えを失うことだった。

「友達とのコミュニケーションがかなりの癒やしになっていたんだなって思います。原宿で働いていた時期が長いので、電車に乗ってても歩いてても、知り合いにちょこちょこ遭遇するんですよ。

何気ない雑談から情報をインプットできたり、『あいつも頑張ってるんだな、俺も頑張ろう』って刺激をもらったりしてたんですね」。


ちなみに、フィンランド移住はやりようによっては100万円もあればOKで、英語はどこでも通じるとのこと。初動のハードルは高くなさそうだ。ちなみに、フィンランド移住はやりようによっては100万円もあればOKで、英語はどこでも通じるとのこと。初動のハードルは高くなさそうだ。

フィンランドに友達がいないわけじゃない。しかし、数には圧倒的な違いがあり、心を通わせられる関係も限られる。

「フィンランド人や日本人の友達もいるんですよ、もちろん。美容室を構えている地域は、エリート層や社会的地位のある人が多いので刺激的でもあります。でも、去年、日本に帰って友達と一緒にスタバでお茶しましたけど、すごい特別な時間で。あぁ、こんなにもいい時間だったんだなぁって(笑)」。
美容師の社会的地位を向上させたい

ちょうど日本が恋しくなる時期なのか、ヘルシンキ生活が3年半を過ぎた梅沢さんからは日本に対する郷愁の念に溢れていた。「こうやって取材を受けたのに、来年は日本にいるかもしれません(笑)」とも話す。

だが同時に、ヘルシンキで成し遂げたい目標もある。

「フィンランドにおける美容師の社会的地位は低いですが、僕はもっと価値が上がるべきだと思っています。値段も高くて当たり前だよねっていうところまで業界を持っていけたらという思いもあります。

そこで手応えを感じられたら、帰ろうっていう決心ができるかもしれません。でも、戦争も起きていて時代がどうなるか不透明なので、今はこの瞬間を生きているっていう感じですね」。

北欧移住を考えている人はぜひ、梅沢さんの言葉からヒントを得ていただきたい。日本と共通点の少ない異国に住むことは、強烈な郷愁の念に駆られることは覚悟したほうが良さそうだ。

いずれにせよ、「人生の選択は自由である」からこその葛藤。いくつになっても続く選択の連続を謳歌しようじゃないか。
2:777 :

2023/08/13 (Sun) 17:18:43

一年を通して人に会うのは数えるほど… それでもフィンランド人は「孤独」を全く感じない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14139551

サウナ付き賃貸・築100年超は当たり前!? 念願のフィンランドに移住した『北欧こじらせ日記』
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幸福度ランキング 1位のフィンランドへの移住は幸せか? 北欧移住の現実
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北欧は最高!? 北欧を持ち上げ日本を批判するが全然日本の方がマシだった模様
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14031637
3:777 :

2024/02/14 (Wed) 15:32:59

欧州高福祉・男女平等国家の出生率が急降下
2024.02.14
https://www.thutmosev.com/archives/33247.html

幸せでも子供は産まない


https://honto.jp/netstore/pd-book_31615000.html フィンランド幸せのメソッドの通販_堀内 都喜子 集英社新書 – 紙の本:honto本の通販ストア
男女平等国家の出生率が低下

少子化対策の成功例とされてきた欧州で出生率が低下していて、中でも世界の模範と言われた北欧でも日本並みの出生率になっています

フィンランドは手厚い子育て支援などで2010年の出生率は1.89あり、1989年から2014年までは1.7を維持していたが最近急落した

2015年は1.65で翌年は1.57、翌年は1.49 、その後1.3人台になって23年の推測値は1.32だったが、日本や東アジアほどの危機感がない

それは欧州は移民が多いからでフィンランドは2022年に5万人の移民を受け入れたが、これは人口比では日本で113万人の移民を1年間で受け入れたのに相当する

移民のお蔭で少子化でも人口が増えているので欧州諸国では人口減少への危機感がなく、少子化対策にはあまり力が入っていない

日本で年50万人自然減少したとしても移民が100万人以上入ってきたら人口は大幅に増えるわけで、欧州はそうしたやりかたをとっています

移民は出生率が高いので移民が増えると出生率が上昇するが、移民を多く受け入れた国では先住民の出生率も上昇します

だがこの効果は永遠ではなく移民は定着するにつれ出生率が先住民と同じレベルになり、一時的に出生率が上がった先住民の出生率も低下します

北欧やフランスなど欧州の多くの国でそうなっていて、フィンランドも移民効果が縮小して本来の出生率が表に出てきたと見る事が出来る

フィンランドは若者の雇用が不安定で日本でいう非正規雇用が多く、結婚を躊躇する人が多く経済的な事情も影響している

欧州は2010年ごろから好景気だったがそうした国では住宅価格や家賃が高騰し、エネルギー価格や様々な費用も上昇しました

平均以上の収入がある人には問題ないが若者は平均より低収入で不安定なので、住宅費や生活費に加えて子育ての費用を負担できない

移民なしで成立しない少子化対策
出生率1.3で人口を維持するには移民を現在の2倍、日本に置き換えると毎年220万人の移民を受け入れる必要がある

フィンランドの高齢化率は約23%で世界4位、日本は約28%で世界1位だがフィンランドでは子供や高齢者への扶養義務がほとんどない

子供の扶養義務は18歳で終了するうえフィンランドは学費が無料で学生には生活費も支給されるので親の負担や義務は非常に小さい

子供は高校を卒業したら家を出るので親子は同居せず、自分を産んだ親とは「精神的な家族」ではあるが介護義務などはない

フィンランドには「近親者介護サービス」という制度があり子供や親せきが高齢者を自宅で介護すると、介護した人が報酬を受けとる事ができ、金額は5万円から10万円くらいです

このためフィンランドでは仕事の収入が減っても経済的負担が少なく親を介護するのも可能で、1995年以降この制度を利用する人がどんどん増えた

高齢化率が上昇しているが老人ホームは減少中で、入居を希望する人がすくなく自宅介護希望者が多いといわれている

老人ホームの代わりに増えているのは民間企業が運営する「介護サービスつき住宅」で、営利ビジネスとして外国企業も参入している

フィンランドの介護職員はかなり高収入で平均40万円以上(1ユーロ161円)、なお日本の介護職員も男性の平均年収は約400万円だがブラック労働や低賃金労働が指摘されている

フィンランドと並んで少子化対策のお手本と言われていたのがフランスで、2010年に出生率2.03になったのでマスコミは一斉に「フランスを見習え」と大合唱をした

フランスも2014年を最後に2.0を割り込んで下がっていき23年1.68人(速報値)で日本よりかなり高いが年々下落しています

戦後最低にまで低下していて「出産を強要する」ことが人権問題として意識され「産む、産まないは女性の自由」のような意識が定着している

フランスやフィンランドなど欧州の少子化対策はまず移民で、次に女性の社会進出や労働、次に高福祉で出産や子育ての費用負担を減らすことだった

移民と高福祉は良いとして女性を労働させるとどうして出生率が上がると思うのかは謎で、 妊婦を強制労働させない限り両立は難しいと思える
https://www.thutmosev.com/archives/33247.html

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