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なぜサウジとドバイに日本馬がこぞって参戦するのか

1:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/05 (Sun) 11:59:26

「1分50秒で13億円稼いだ」パンサラッサが話題…なぜサウジとドバイに日本馬が殺到? 高額賞金だけではない“海外遠征ブーム”の理由
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https://news.yahoo.co.jp/articles/922f2c7759ad8eabec688b6952ff9995d2ae7399


吉田豊を背にサウジカップを逃げ切ったパンサラッサ。1レースで1000万ドル(13億円超)の賞金を稼ぎ、日本馬の歴代獲得賞金ランキング3位に浮上した photograph by Sipa USA/JIJI PRESS

 世界最高賞金レースのサウジカップ(2月25日、沙・キングアブドゥルアジーズ・ダート1800m、GI)を日本のパンサラッサ(牡6歳、父ロードカナロア、栗東・矢作芳人厩舎)が制し、1着賞金1000万ドル(13億1865万円)を稼いだことが話題になっている(1ドル=131.865円で計算、以下同)。

【画像】「パンサラッサが3位、ではディープやオルフェは何位?」歴代獲得賞金トップ10の名馬たちを写真で見る

 サウジアラビアでは賞金の10パーセントがジョッキーに配分される(日本は5パーセント)ため、騎乗した吉田豊は1分50秒80で1億3000万円以上を稼いだことになる。まさにアラビアンドリームだ。

サウジカップ3着でも賞金は「フェブラリーの倍以上」
 総賞金2000万ドル(26億3730万円)のサウジカップは、次に記すように、2着以下の賞金も恐ろしく高い。

 1着:1000万ドル(13億1865万円)

 2着:350万ドル(4億6152万7500円)

 3着:200万ドル(2億6373万円)

 4着:150万ドル(1億9779万7500円)

 5着:100万ドル(1億3186万5000円)

 6着:60万ドル(7911万9000円)

 7着:50万ドル(6593万2500円)

 8着:40万ドル(5274万6000円)

 9着:30万ドル(3955万9500円)

 10着:20万ドル(2637万3000円)

 ほぼ同時期に行われるフェブラリーステークスの1着賞金は1億2000万円。日本最高額のジャパンカップと有馬記念のそれは5億円、次に高い日本ダービーは3億円、春秋の天皇賞や宝塚記念は2億2000万円である。

 つまり、サウジカップの5着でもらえる賞金のほうが、フェブラリーステークスの1着賞金より高額なのだ。

 今年は6頭もの日本馬がサウジカップに出走し、次のような好成績をおさめた。

 1着:パンサラッサ

 3着:カフェファラオ

 4着:ジオグリフ

 5着:クラウンプライド

 7着:ジュンライトボルト

 11着:ヴァンドギャルド

 出走馬は全部で13頭だったから、半分近くが日本馬だった。日本人騎手は吉田だけだったが、ほかの日本馬5頭の鞍上はみな日本で乗っている騎手(短期免許を含む)なので、日本のレースに近い流れになりやすかった。

 コースも日本馬に味方した。キングアブドゥルアジーズ競馬場のダートコースにはウッドチップが混ざっていてクッションがよく、キックバックが少ない。日本の芝を得意とする、フットワークの軽い馬にもフィットする馬場なのだ。

 このレースと同日に行われた1351ターフスプリント(芝1351m、GIII)をバスラットレオンが、レッドシーターフハンデキャップ(芝3000m、GIII)をシルヴァーソニックが勝つなど、芝でも日本馬が好走している。

 今後も、日本馬の参戦が加速するだろう。

 サウジカップで3着になったカフェファラオは、一昨年、昨年とフェブラリーステークスを連覇しており、もしフェブラリーに回っていれば、史上初の3連覇を狙える立場だった。が、ここで3着となり、フェブラリーの1着賞金の倍以上の2億6373万円を稼いだ。

 ジオグリフは初のダートで適性を試しながら、自身が勝った皐月賞(昨年の1着賞金は1億5000万円)を上回る1億9779万7500円を手にした。

 競走馬にとって、獲得賞金というのは、自身の価値と強さを示すものだ。オーナーサイドにとっても、非常に意味のある参戦だったと言えよう。

なぜサウジとドバイに日本馬がこぞって参戦するのか
 サウジカップデー諸競走は、主催者が人馬の渡航費用を負担する招待レースである。

 当然、出走を希望する馬は多くなり、今年は20頭の日本馬が参戦した。

 それはすなわち、この時期に日本のレースに出走可能な20頭の実力馬が日本を留守にする、ということでもある。空洞化とまで言うのは大げさかもしれないが、国内のレース、なかでも、サウジカップと条件が近いフェブラリーステークスのメンバーが寂しくなるのは事実である。

 さらに、サウジカップデー諸競走からひと月後、3月末にはドバイワールドカップ諸競走があり、日本馬が大挙して押し寄せる。今年は史上最多の27頭が出走を予定しており、ドバイシーマクラシックに昨年の年度代表馬イクイノックス、連覇のかかるシャフリヤール、ドバイターフにダービー馬ドウデュース、マイルチャンピオンシップ優勝馬セリフォスといったGIホースがエントリーしている。

 なぜ、これほど多くの日本馬が、日本のレースではなく、サウジとドバイのレースに出走するのか。

 答えはいくつかあって、そのひとつが、これまで述べてきた、魅力的な高額賞金だ。フェブラリーステークスを勝つことと、サウジカップで5着以内に入ることでは、どちらのほうが難しいか。GIで1着になること、つまり、勝ち切ることは、どのレースにおいても楽ではない。その馬のタイプにもよるので一概には言えないが、「着を獲りに行くこと」を選ぶ陣営が出てきて当然だろう。

今年は20頭中12頭がサウジからドバイに転戦
 もうひとつ、数字が示す答えがある。それは、今年のサウジカップデー諸競走に出走した日本馬20頭のうち、半数以上の12頭が、サウジから直接ドバイのメイダン競馬場に移動したことだ。そのなかには、前出のパンサラッサ、カフェファラオ、ジオグリフ、クラウンプライド、ジュンライトボルトもいる。何のために移動したかというと、ドバイワールドカップ諸競走に出走するためである。

 ちなみに、昨年は、サウジカップデーに出走した日本馬12頭のうち7頭が、直接ドバイに入った。

 それはつまり、2つの国へ、それも、ともに招待レースで渡航費などのかからないところへ、セットで遠征できてしまうことを意味している。サウジのリヤドとドバイは飛行機で1時間半ほどと、非常に近いので、馬への負担も少ない。

 第2の遠征先で行われるドバイワールドカップ諸競走もまた、高額賞金で知られている。

 サウジカップは3年前にできたばかりで、まだ歴史は浅い。が、ドバイワールドカップは今年で27回目を迎える。日本馬は第1回の1996年からほとんど毎年、諸競走に出走している。

 つまり、ドバイワールドカップ諸競走は、日本馬のローテーションとして定着しているのだ。そこに、前述したように、サウジもセットになり、チャンスが倍になった。

 何より、日本馬がドバイでも結果を出していることが大きい。すべて記すと長くなるので一部にするが、日本馬は、今年25回目を迎えるドバイシーマクラシック(芝2410m)を4回、27回目となるドバイターフ(芝1800m)を6回も勝っている。前者の1着賞金は348万ドル(約4億5889万円)、後者は290万ドル(約3億8240万円)である。

 芝の強豪が多いヨーロッパはこの時期はシーズン前なので、仕上げの点で日本馬が大きくリードできる。また、ヨーロッパのレースに出るときのような外厩での調整ではなく、競馬場内の厩舎地区に滞在し、競馬場のコースで調教できる形も、小倉や北海道シリーズに参戦するのと同じような形なので、やりやすい部分もあるだろう。

 先に、フェブラリーステークスを勝つことと、サウジカップで5着以内に入ることのどちらが難しいかと記したのと同じように、近い時期に行われる大阪杯(芝2000m)と、ドバイシーマクラシックやドバイターフのどちらを勝つのが難しいかを考えても、迷うところだろう。大阪杯の1着賞金は2億円なので、ドバイのこれら2レースの2着賞金より上ではあるが、例えば、ノーザンファーム生産馬が同じレースで食い合わないよう、大阪杯とドバイを使い分けるケースなども当然出てくる。

「この馬はドバイで強くなった」遠征で成長する馬も
 海外に遠征する日本馬にJRAが褒賞金を出すようになり、「開放元年」と言われたのは1995年のことだった。

 当時、なぜわざわざ賞金の高い日本を出て海外のレースに出走したかというと、名誉とステイタスのためだった。

 長距離輸送と検疫、異なる環境での調整という「リスク」を背負い、そうした困難を克服するからこそ讃えられた。

 海外遠征を恐れる空気は、史上初の無敗の三冠馬シンボリルドルフが1986年にアメリカに遠征して6着に敗れ、故障を発生したことも影響していた。「あのルドルフでもダメだった」と、日本のホースマンは大きなショックを受けた。また、1990年代までは、日本馬が「ホーム」でジャパンカップを勝つのも大変だった。

 それが今や、ジャパンカップで日本馬が上位を占めるのが当たり前になり、ドバイやサウジ、香港など、欧米との間を取った場所で、欧米の強豪を圧倒するのも普通のことになった。ヨーロッパのGIや、アメリカのGIを勝つことも、もはや珍しくない。

 そのくらい、日本馬が強くなった。

 さらに、馬を輸送するための機材や、輸送中のケアが進歩し、遠征先での水や飼料、装蹄なども工夫し、帯同馬をつける利点を生かすようになった。それに加え、遠征を繰り返すことで、人間たちが「初めてのこと」に戸惑うことも少なくなった。そうして2000年代ごろから、「海外遠征=リスク」というマイナス面ばかりを強調する声が、次第に聞かれなくなってきた。

 それどころか、例えば、初の海外遠征となった2007年のドバイワールドカップで4着、翌08年は12着となったヴァーミリアンは、遠征前のダートGI勝ちは川崎記念だけだったが、遠征後、ダートGIをさらに8勝した。管理する石坂正調教師(当時)は、「この馬はドバイで強くなった」と話していた。

 また、リスグラシューも、2018年のエリザベス女王杯を勝ったあと、香港に2度、オーストラリアに1度遠征し、2、3、1着と好結果を出しながら、宝塚記念と有馬記念を圧勝した。管理した矢作芳人調教師も「リスは旅をして強くなった」と認めている。

 かつて海外遠征に伴った「リスク」というマイナスが、ホースマンの努力により、やり方によってはプラスにできる「負荷」と言うべきものに変わったと言えよう。

 異なる環境に刺激を受けさせ、初めて走る形態のコースで強い相手と戦う「負荷」をかけて馬を強くしていくメソッドを、日本のトップホースマンはマスターしたのだ。

「歴代賞金王」にリーチをかけたパンサラッサ
 だからといって、リスクがゼロになったわけではもちろんない。1997年の第2回ドバイワールドカップで、レース中に骨折して予後不良になったホクトベガの悲劇を忘れられないホースマンも多いだろう。

 海外遠征がマイナスになってしまうケースも、当然、出てくるものと思われる。

 それでも、日本の人馬は、これからも海を渡りつづける。

 例えば、アメリカ生まれの繁殖牝馬をUAEのオーナーが買い、イギリス産の種牡馬を配合して日本人調教師に預けて日本でデビューさせ、フランス人騎手を乗せてサウジカップに出走させ、引退後はアイルランドで種牡馬にする――といったように、競馬はもともとグローバルな性質のスポーツだ。

 そうした競馬ならではのダイナミズムをサウジやドバイで一度でも味わうと、やめられなくなるのではないか。

 パンサラッサは、サウジカップを勝ったことで獲得賞金が18億4466万3500円となり、テイエムオペラオーを抜いて歴代3位となった。次走がドバイワールドカップなら4着以上、ドバイターフなら2着以上で、1位のアーモンドアイと2位のキタサンブラックを抜いて、歴代賞金王となる。

 これは、ひと昔前まで考えられなかった「見どころ」である。

 矢作調教師をはじめとする関係者にとってのみならず、見守る私たちにとっても、大きな楽しみが増えた。

 なるほど、日本のレースではなく、こちらを選ぶのも納得である。
2:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/05 (Sun) 12:02:02


2022/10/30(日) 史上最高の天皇賞秋 _ 歴史に残る大逃げ!パンサラッサ!!!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14059467

その時、馬に神が宿った2 _ ステイゴールド
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/400.html



2022年 凱旋門賞 タイトルホルダー・ドウデュース・ディープボンド・ステイフーリッシュ出走
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14051056

凱旋門賞が世界1位のレースに、日本からは天皇賞・秋が4位にランクイン 「2021年世界のトップ100GI競走」が発表
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/858.html


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