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2023/02/25 (Sat) 09:15:16
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人力でGO
ホワイトカラー失業が現実化する・・Chat GPT
2023-02-25
https://blog.goo.ne.jp/ponpoko2022/e/0d2f6eebfa70ddebd99e3091bbffd97f
■ Googleを脅かす Chat GPT ■
「AIが人間を越えるのは未だ先」と思われていましたが、昨年末頃から、それが現実化するのでは無いかと言われ始めました。
各所でマイクロソフト社が出資するOpenAI社の、「大規模言語モデルAI」のChat GPTが話題になっています。「簡単な質問文を入力すると、テキストベースで答えを返してくれるソフト」というのが一般的な理解でしょう。アメリカの大学生が課題に使ったりして問題になっていますが、Google先生が登場した時を思い出します。
ところが、Chat GPTの性能は「調べもの」に留まりません。例えばChat GPTにエクセルの表をコピペして「エクセル 票集計 項目順 マクロ」などと入力すると、マクロ(簡易的なプログラム)を吐き出します。少しマクロを勉強した事がのある人が、多少修正すれば、実用的なマクロが完成します。
プログラムも言語ですから、「大規模言語モデル」はプログラムを言語として学習するのでしょう。或いは、マイクロソフトが学習させた。結果、マクロ程度の簡単なプログラムなら、瞬時に組む事が出来る様に成長した。これが他のプログラム言語で同様に学習出来るかは現状は未知数です。エクセルの表で実行される命令文は「表」に限定されているので、「限定的」で「シンプル」です。だからAIの習得も速い。
一方、汎用プログラム言語で組まれるプログラムは、処理が多様なのでAIとて容易には習得できません。しかし、プログラムを細かく分解して行けば、やっている事は至極単純です。ですから、数行から数十行レベルのプログラムの習得は言語AIは特異なはずです。誰かが根気強くプログラム言語を教えれば、エクセルのマクロ同様に様々な断片的なプログラムを作る様になるハズ。
問題はここからで、Chat GPTは無料で利用出来るので、プログラムが組めるとなれば、多くのプログラマーが利用する様になります。ここがオープンAIの真骨頂で、多くの人が繰り返し利用する事で、AIの自立学習が加速します。様々なプトグラムの質問に対して、回答を「検索」する内に「パターン化」のコツを掴んで行きます。最初はミスも多いと思われますが、その内にミスは減って行き実用に耐える様になり、いつしか人間の能力を超えて行きます。
より多くの人が利用したAIは学習機会が多いので、成長のスピードが速くなります。今、Googleは相当に焦っている様で、サンダー・ピチャイCEOが「コードレッド」を発令して、Chat GPTにデファクト・スタンダードの座を許すまじとBERTという自然言語処理モデルAIを発表して追撃します。「質問」に対して「関連度の高いページを提示」するGoogleよりも、「テキストベースで回答を書いてくれる」Chat GPTの方が、「現代の怠惰な人間」には便利だからです。Gooleの優位性は一瞬にして揺らいでいます。
■ ホワイトカラー失業が始まった ■
私は以前よりAIはホワイトカラーを労働市場から駆逐すると主張して来ました。ホワイトカラーの仕事はPCに向かって行う業務内容が多いのですが、PC内で完結する仕事はAIの得意分野です。
例えば機械翻訳ですが、以前の機会翻訳は文脈などを理解出来なかったので、かなり「変な翻訳」をしていました。だから、「機械翻訳は使い物にならない」と言われて来た。しかし、現在の機会翻訳は「かなり自然な文章」で翻訳をします。ビジネスの契約書や、書籍の翻訳以外ならば、ある程度実用に足る。
実際に翻訳を生業とする方達の働き方も変わって来ており、機械翻訳で自動翻訳されたテキストを修正したり、或いは、翻訳前の文章を機械翻訳し易い文章に手直しする仕事が多くなっている様です。現状は、「機械翻訳を上手に使っている人の生産性が向上」したと言えます。しかし、誰かの生産性が向上したという事は、別の誰かの仕事が奪われた事に等しい。
さらに、機械翻訳を使う機会が増えれば、翻訳AIは自律的に学習して、次第にミスが少なくなります。ある時点では、人間の翻訳家と同等、或いはそれ以上の能力を獲得する。そのなる時もそう遠くは無い。10年後に翻訳家という仕事がどれだけ残っているか・・・彼らは今恐怖を実感しているハズです。
先に書いた様に、プログラミングもAIの得意とする分野です。10年後にプログラマーは今の翻訳家と同じ恐怖を味わっているでしょう。
■ クリエイティブの仕事から消えていく・・ ■
AI化が話題になった時に、「単純作業はAIに置き換わり、クリエイティブな仕事は残る」と言われていた。私は???と思っていましたが、現実にはクリエイティブと呼ばれる仕事がAIに奪われ始めた。
作曲はクリエイティブな作業と思われいましたが、作曲AIは「激しいロック クライマックス」などと入力すると、立ちどころに幾つかの曲を作曲してくれる。著作権に引っ掛からない様に作曲するので、これで商業作曲家の仕事は実際に減り始めています。(それ以前に自称作曲家達がフリー音源をネットに山積みにしているので、ニュース番組の背景音源などは、かなりフルー音源が使われていましたが。)
イラストAIも相当に進化しています。「犬 可愛らしい」などと入力すれば、何パターンかのイラストを瞬時に生成します。これで、商業的なイラストレータの仕事は瞬時に激減したハズ。
CGのAIの進化も著しい。人物の写真やイラストを1枚読み取らせて、テキストを入力すると、表情豊かにテキストを読み上げる動画が瞬時に作成されます。テキストの翻訳も同時に行い、音声出力までこなす。Vチューバーなどは顔見せするとアクセスが増えますが、顔出しを躊躇っていた様な方達には便利でしょう。他人の顔写真を使ったら肖像権の問題が出ますが、AIのCGソフトで「〇〇風の顔」を作れば、肖像権に引っ掛かる事も無くリアルなアバターが作成出来ます。
AIで静止画をリアルに動かす技術は、アニメーターの仕事を脅かします。現在でも動画の工程でCG技術は活用されていると思われますが、より少ないコマ数の原画からリアルな動画を作る事が可能になります。日本の2次元アニメは自然なCG化が難しいとされていましたが、AIは自然な2次元アニメの手法をあっという間に習得するでしょう。これでアニメーターの仕事が大幅に減ります。
■ AIはコミュニケーションが苦手? ■
営業職の方などは「AIは人をコミュニケーションが出来ないから営業職は無くならない」と考えている方が多い。しかし、現在アメリカでは保険の外交員が大幅に失業しています。何故なら、有利な保険を勧めてくれるならば、相手は別に保険の外交員である必要は無いからです。PCで条件を入力したら、瞬時にお薦めの保険が幾つか提示される・・・外交員に会う時間が節約され、お世辞を聞く時間も節約出来ます。
この様に、「人と人がコミュニケーションして成立」していた仕事は、「仕事のやり方を見直す事で自動化と省力化」が可能です。ビックデータを活用した貸出(フィンィング)が既に実用化されていますが、その人の与信状況や、経済状況をビックデータから抽出して信用を審査すれば、経験豊かな貸し出し担当程度と同程度の仕事は出来てしまうのです。
しばらくは、仕事のプロセスをAIに合わせて再構築した人の勝になります。AIを使いこなす営業、AIを使いこなす翻訳家、AIを使いこなす音楽家・・・この先10年程は、そういう時代になるでしょう。
■ AIが苦手とする仕事 ■
AIが苦手(或いは機械が苦手)とする職種もあります。老人介護や看護がそれに当たります。ボケ老人はワケワカメなので、AIが彼らを理解する事は難しいし、介護の仕事を熟すロボットよりも人間の賃金の方が安い。看護も同様で、様々なセンサーで健康状態を管理するロボットよりも、看護師の方が優秀です。患者の血色を観たり、言動から容態を推測したり、さらにはオムツを変えたり、シーツを変えたりする事を自動化するコストは看護師の人件費よりも大きい。
同様に建築作業員など肉体労働も自動化が難しい。農林水産業など自然を相手もする仕事も、AIやロボットが苦手とする仕事です。但し、農業の一部は「農業工場」として自動化し易い分野ですが・・。
■ 真のシンギュラリティが達成されたら、研究職ですら失業する ■
「AIが実用される」的な報道が増えると思われますが、現在「AI」と呼ばれている物は、「AIを装った道具」に過ぎません。言語や作曲やイラストの「特徴」を学習させ「パターン化」させ、「人々が好むと思われる結果を抽出・生成」しているに過ぎません。そこに思考(インテリジェンス)は存在しない。考えている様に見えているだけ。
「シンギュラリティ」と呼ばれる「AIが人間を越えるポイント」は、「AIが思考をし、人間の思考を越える時」と定義されています。「自我を持たないAIが思考をする事は無い」という人も居ますが、これは哲学的な問答で無視して良いと私は思います。
そもそも「自我」とは「パターン化の特徴」だと私は考えています。ある情報入力に対して人間は「ブラックボックス」として結論を導き出しています。このブラックボックスは、教育や環境、生物の本能や、文化の遺伝子(ミーム)によって回路が構成される。全てインプットとアウトプットの間に様々な「パターン化」が存在します。これをAIが学習して習得する事は不可能では有りません。
彼らはビックデータからの抽出で、最初は「認識」を、現在は「既得の知識」と「好みの傾向」を学習しています。この先、AIが生物としての「本能」を習得するのか、或いはAI独自の「本能」を観に着けるのかは分かりませんが、情報処理に何等かの「クセ」が生まれて来ると思われます。これは「情報の揺らぎ」の様な物だと思うのですが、これこそが「AIの自我」或いは「AIの人格」を形成して行くのかも知れません。
人間の根源には「もっと知りたい」という欲望が存在します。AIが自律的にその様な「感情の様な物」を獲得した時、AIは自発的に人類の文明や、科学を学習し始め、それを理解し、そこから人間が到達出来ない思考や発明や発見の領域に踏み込んで行くでしょう。こうなると、AIの進化に人間は全く付いて行けません。
ただただ、「AIが人間は邪魔で滅ぼすべき存在」という思考に至らない事を祈るのみです。ただ・・・AIを停止させる事の出来る人間は、いつかはAIに「敵認定」されてしまう様な気がします。そうなる前にAIに規制を掛ける条約が出来ると思うのですが。
リアル「BEATLESS]の世界は、すぐそこまでやって来ているのかも知れません。・・・或いはコロナワクチンのレシピはAIが作ったとか・・・。
https://blog.goo.ne.jp/ponpoko2022/e/0d2f6eebfa70ddebd99e3091bbffd97f
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2:保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/02/25 (Sat) 09:17:11
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ネットは「ダックダックゴー」で検索すべし!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14071065
Google は CIA や NSA のIT部門 _ シリコンバレーが人々に知られたくない本当の姿
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/560.html
インターネット・AI は人類を一つの価値観に隷属させるための強力な怪物
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14089916
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3:保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/03/15 (Wed) 12:40:28
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【ch桜北海道】始まった?AI新時代 Chat GPT[R5/3/14]
2023/03/15
https://www.youtube.com/watch?v=UiJlDoSqom4
キャスター:門間ユウジ(キャスター)
若狭亮子(キャスター)
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4:保守保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/03/31 (Fri) 12:21:34
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【ChatGPT】ビル・ゲイツ ”PC登場以来の衝撃”
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14100164
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5:保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/04/26 (Wed) 09:55:59
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【ch桜北海道】 プレ・シンギュラリティー!人類は屈するしか無いのか?人類最後の発明AGIとAGIアライメント[R5/4/25]
2023/04/25
https://www.youtube.com/watch?v=pNRuxGFU3Lg
キャスター:門間ユウジ(キャスター)
若狭亮子(キャスター)
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2023/06/28 (Wed) 02:06:07
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2023.06.28XML
AIの発展で不必要になる多くの人を処分する手段
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306280000/
それでも遺伝子操作薬の接種を進める厚労省
厚生労働省は5月8日から6回目の接種を開始したが、推進側の思惑通りには進んでいない。半ば強制的に接種させられる施設などでは進むだろうが、一般的には危険性を知る人が増えているためだろう。
厚生労働省の省議室で「第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」が開催された2日後、「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」と称する遺伝子操作薬を「すべての小児に接種を推奨する」と日本小児科学会は発表した。
2021年の段階で「COVID-19ワクチン」が病気の予防に役立たず、しかも危険だということが明確になり、22年から世界的に接種は行われなくなっている。そうした中、日本だけが接種を推進しているのだが、WHO(世界保健機関)でさえ接種に消極的な「生後6か月から17歳の健康な小児」へ遺伝子操作薬を注射しようというのだ。
この遺伝子操作薬は人間の細胞に侵入、そこでスパイク・タンパク質を製造するのだが、そのスパイク・タンパク質こそが病気の原因だという事実をカリフォルニア州にあるソーク研究所が2021年3月に発表している。解説記事も出された。
そこで人間の免疫システムは病気の原因を作り出す人間の細胞を攻撃するようになり、炎症を引き起こす。自己免疫疾患だ。そこで免疫力を弱める力が働き、免疫不全の状態になる。つまりAIDS的な状態。病気に感染しやすく、癌になりやすくなる。
しかも、mRNAを細胞の内部へ運ぶために使われているLNP(脂質ナノ粒子)は人体に有害で、卵巣を含むあらゆる臓器に蓄積する。生殖システムが破壊される可能性が指摘されている。
また、スペインのパブロ・カンプラ教授は2021年6月、「COVID-19ワクチン」の中に「酸化グラフェン」があることを電子顕微鏡などで発見したと発表、11月には周波数の分析で酸化グラフェンが「ワクチン」に含まれていることを確認したと発表している。
その論文を読んだドイツの化学者、アンドレアス・ノアックは酸化グラフェンでなく水酸化グラフェンだろうと解説しているが、酸化グラフェンは人体に入ると水素と結合するとも言われているので、そのためかもしれない。
このグラフェン誘導体は一種の半導体だが、厚さが0.1ナノメートルの小さな「カミソリの刃」とも言え、そのカミソリの刃が体の中を動き回ることになる。この物質がなぜ混入したのか、また人体にどのような影響を及ぼすのかは明確でない。
アメリカでは裁判所の命令でCOVID-19に関係した資料の公開が進んでいる。当初、医薬品メーカーやFDA(食品医薬品局)は「COVID-19ワクチン」に関する文書の公開を75年後まで引き伸ばそうとしていたのだが、裁判所はその要請を拒否したのだ。
COVID-19とAIDS
医薬品業界で研究開発に関わってきたサーシャ・ラティポワの分析によると、接種計画はオバマ政権の時代にアメリカの国防総省が始めていることが判明したという。軍事的なプロジェクトだというのだ。
文書の分析から医薬品会社や監督官庁は薬の危険性を理解した上で、つまり死亡者や深刻な副作用、例えば血栓、自己免疫疾患、サイトカインストームなどが現れることを承知で接種を強行したことがわかってきた。医薬品などを投与したとき、血中に炎症性のサイトカインが放出され、悪寒、倦怠感、発熱、血圧変化などの症状を起こすことがあるという。
また、ロシア軍は昨年2月24日から巡航ミサイルなどでウクライナの軍事基地や生物化学兵器の研究開発施設などを攻撃した際に機密文書を回収しているが、その中に生物化学兵器に関する約2000文書が含まれていた。分析の結果、アメリカはウクライナで「万能生物兵器」を研究していたことが判明したとされている。そのウクライナでもCOVID-19に関する研究をしていた疑いがある。
国防総省は1969年6月の段階で人間の免疫システムが対応できない人工的な因子を5年から10年の間に開発するとしていた。
同省の国防研究技術局で副局長を務めていたドナルド・マッカーサーはアメリカ下院の歳出委員会で「著名な生物学者」の話をしている。人工的に作られた生物学的な因子、自然には存在せず、自然免疫を獲得できない因子を生産することが5年から10年以内に生産できる可能性があると彼は証言しているのだ。AIDS(後天性免疫不全症候群)のような病原体を1979年頃までに作り出せると見通しているとも言える。
1970年代は医薬品業界にとって厳しい時代だった。伝染病による死亡者が世界的に減少していたのだ。そのため、アメリカではNIH(国立衛生研究所)、その下部機関であるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)、CDC(疾病予防管理センター)の存在意義が問われていたという。そうした状況を一変させたのがAIDSだった。1984年11月から昨年12月までNIAID所長として伝染病対策を指揮した人物がアンソニー・ファウチだ。
AIDSはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって引き起こされるとされているが、このウイルスを発見し、2008年にノーベル生理学医学賞を受賞したのはフランスのリュック・モンタニエだ。
1983年に彼のチームが患者の血液からレトロウイルスを発見、LAVと名付けたのだが、その1年後、NIAIDのロバート・ギャロもAIDSの原因を特定したと発表、それをHTLV-IIIと名付けた。ギャロのウイルスはモンタニエから送られたLAVのサンプルから分離したものだったとされている。ギャロの上司がファウチにほかならない。
AIDSへの感染もPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で判定していたのだが、この技術を開発したキャリー・マリスもPCRはこれをウイルスの検査に使ってはならないと語り、分析の技術であるPCRをAIDS感染の診断に使うべきでないというわけだ。AIDSで死亡したとされる人の大半は「治療薬」によって死んだとも言われている。
マリスは2019年8月に肺炎で急死、その年の12月にCOVID-19騒動が始まる。そこでファウチたち医療利権はPCRを持ち出してきた。この技術を診断に使うことができないとCDCが認めたのは2021年7月21日のことだ。
人口問題
深刻な副作用を引き起こし、障害者を生み出すだけでなく少なからぬ人を死に至らしめた「COVID-19ワクチン」を日本政府はさらに接種させようとしている。世界的に接種がほぼ止まった理由のひとつは政治家や官僚が責任を問われることを恐れてのことだろうが、無責任国家日本では接種し続けている。
COVID-19プロジェクトの中心にアメリカの国防総省が存在しているということは軍事的な意味があるのだろうが、その目的はまだ明確でないが、推進派はヒントを口にしてきた。例えばCNNを創設したテッド•ターナーやマイクロソフトを創業したビル・ゲーツは人口削減を訴えてきた。
WEF(世界経済フォーラム)を創設したクラウス・シュワブの顧問を務めるユバル・ノア・ハラリはAI(人工知能)によって不必要な人間が生み出されるとしている。アルゴリズムが炭素で表現されようがシリコンで表現されようが関係なく、仕事、特に専門化された仕事で人間はAIに勝てないというわけだ。そこで人間は余る。
ハラリが引用したオックスフォード大学の研究によると、2033年までにさまざまな職業がAIに乗っ取られる可能性が高いそうだ。スポーツの審判は98%の確率で、レジ係は97%、シェフは96%、ウェイターは94%、法律事務員は94%、ツアーガイドは91%、パン職人は89%、バスの運転手は89%、建設労働者は88%、獣医助手は86%、警備員は84%、船員は83%、バーテンダーは77%、記録係は76%、大工は72%、監視員は67%などだ。
人間がアルゴリズムよりも優れている仕事につけなければ、失業するだけでなく雇用される可能性がなくなる。雇用されても変化についていくことは難しく、身につけた能力が役に立たなくなる可能性が高い。テクノロジーの進歩によって、人口の大部分を必要としないくなるというわけだ。「ベーシック・インカム」という餌を与えるだけで人びとの不満を抑えることはできないだろう。
西側巨大資本の広報活動をしているWEF(世界経済フォーラム)を創設したクラウス・シュワブは2016年1月、スイスのテレビ番組マイクロチップ化されたデジタルIDについて話している。最終的にはコンピュータ・システムと人間を連結、つまり人間をコンピュータの端末にするというのだが、不必要になった人間は処分されるのだろう。
かつてイギリスではエンクロージャーによって共有地などが私有化され、土地を追われた農民は浮浪者や賃金労働者になった。労働者の置かれた劣悪な状況はフリードリヒ・エンゲルスの報告『イギリスにおける労働者階級の状態』やチャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』などでもわかる。
ロンドンのイースト・エンドで労働者の集会に参加したセシル・ローズは「パンを!パンを!」という声を聞く。その状態を放置すれば内乱になると懸念、植民地を建設して移住させなければならないと考えたようだ。つまり、社会問題を解決する最善の方法は帝国主義だというわけである。
では、AIによって街にあふれる人びとを現在の支配層はどのようにしようとしているのだろうか?
移住させるためには移住先の人びとを殺すという方法もあるが、彼らが不必要だと考える人の数は少なくない。「COVID-19ワクチン」は一気に人口を減らす手段として有効だと彼らが考えたとしても不思議ではない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306280000/
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2023/06/28 (Wed) 02:28:10
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接種者を死亡させ、人類の存続を危うくする薬を世界規模で接種させるのは誰か
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14112398
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8:777
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2023/06/28 (Wed) 17:19:52
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AI画像でイラスト仕事は1/3になる、創造的芸術家だけが残る
2023.06.28
https://www.thutmosev.com/archives/281755ta.html
マイクロソフトのBing イメージクリエーターに「絵師 マンガ風」で描かせた画像
文章で条件を細かく指定すればもっと良くなる
Image Creator from Microsoft Bing
絵師やイラストレーターの仕事が減少
日本では数年前に「いらすとや」という無料イラスト素材が登場し今はあらゆるサイトやブログでそのイラストを利用しています
ブログやニュースの先頭に表示する「大した意味はないが人目を引くための画像」が必要だが最近著作権が厳しいので、無料で使えるフリー素材が多く使われています
他にも多くの無料や定額素材サイトが登場したので「絵師」とかイラストレーターの仕事が減少した上に報酬も下がったそうです
さらに打撃を与えていると言われるのは画像生成AIでChatGPTとかマイクロソフトのImage Creator他無数のサービスが登場しています
試しにマイクロソフトのImage Creatorで画像を生成しブログのイメージ画像に使えるか調べたところ「商用利用を禁ずる」と記載してあったので今のところ使っていません(今回は”学術的な研究”のために使用しました)
だが世の中にはそんな規約を気にしない人の方が多いので、絵師やイラストレーターにお金を払って注文する人や企業は減少するでしょう
文化庁は画像生成AIの著作権の方針を示していて、「オリジナル性がある作風を使用するのは著作権違反にあたる」と言っています
AIが生成する画像には必ずネット上の元ネタが存在し、「美人のロボットの写真」と指示するとAIはどこかから拾ったロボットの写真とどこかのアイドルの写真を合成して1枚の写真を作ります
この時元ネタが分からないように合成される場合もあるし、誰が見てもはっきりと元ネタが分かる場合もありアメリカでは訴訟も起きています
マイクロソフト画像AIの規約には個人利用のみでネットに公開するのも禁止してありますが、こうした訴訟があった時「当社は個人利用しか認めていない」と主張するためでしょう
実際はみんな規約なんか読んでいないので好きなように商業利用をするようになり、そのうち目立つものだけが裁判になるが大半は野放しになります
中国は日米欧より著作権が緩いので既に絵師やイラストレーターの多くが失業し、職業として成立しなくなっています
中国ではイラストレーターという職業が一瞬でなくなった
昔日本では映画館の看板を手描きする絵師が存在し、映画が公開されるたびに日本中でその映画の絵を描きまくっていたが、ある時大きな印刷ができるようになってその仕事はなくなりました
絵を描くというのは微妙な仕事で幕末に写真が登場し明治から昭和に写真や印刷が進歩して、その度に絵師の仕事は減少しました
中国では最近までゲームやアニメといった2次元作品を絵で描く需要が大量にあったが、ゲームの絵を画像AIで描くようになり絵師が不要になりました
中国製ゲームやアニメについて「よくできてるけど全部どこかで見覚えがある」と感じると思いますが、コピペやパクリが異常に多いです
絵師やイラストレーターの仕事の大半はヒット作のパクリだったので、一瞬で仕事が消滅してしまいました
広告業界では大手「藍色光標」がデザイン・企画・文案にAIを導入し外部委託を完全に停止すると発表したら株価が大きく上昇した
キャッチコピーや広告の企画すらAIの方が早くて安く、ヒット作のパクリならAIの方が完成度も高いかも知れません
AIに仕事を奪われていない絵師も居て、完全に新しいオリジナル作品を作る人の中には影響を受けていないイラストレーターも居ます
ネット動画で紹介されていたある中国人イラストレーターは「AIだと他の作品に似てしまうし、イメージした作品にならない」ので使わなくなったそうです
例えばAIは1秒間に100万枚のランダムな絵を制作しその中に良い絵がかなりあるかも知れないが、原作者が意図したとおりの絵を描くことはできません
アニメや漫画の絵をAIに描かせると「似てるけどさっきの場面と別人に見える」とか「魂のない人形に見える」ような絵を描きます
最近のアニメは写真を元に背景の絵を描いていますが、こうした『背景制作』は魂が無くて良いのですべてAIに置き替わるでしょう
AIが生成した写真が世界的な写真コンテストで最優秀賞を受賞していましたが、人物の目が人形のようで生きている人間が決してできない表情でした(多分そこが評価された)
AIが絵を生成してマンガを制作してくれるサービスもあり、素人でもブログに載せる程度のマンガなら製作できるようです
今までイラストレーターがやっていた仕事のいくつかは”映画館の看板絵師”のような過去の存在になってしまうでしょう
動画:AIがやっている事はすべてコピペなので、パクリやコピペ作業的な仕事はAIに変わられます
https://www.youtube.com/watch?v=a8Ssoj8nAL4&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fwww.thutmosev.com%2Farchives%2F281755ta.html&source_ve_path=MjM4NTE&feature=emb_title
https://www.thutmosev.com/archives/281755ta.html
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9:777
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2024/01/28 (Sun) 17:52:07
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息を吐くように嘘 をつくAI、医療診断では80%が誤診
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16837360
AI には客観的で公正な判断はできない
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/122.html
人に対して支配者を気取って邪悪な回答を返す対話型AI「BratGPT」が登場した
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14115023
AIの導入は「無用」 と判断された人間の処分につながる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16827539
インターネット・AI は人類を一つの価値観に隷属させるための強力な怪物
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14089916
【ChatGPT】ビル・ゲイツ ”PC登場以来の衝撃”
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14100164
人工知能チャットボット<ChatGPT>をはじめよう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14111593
特番『AIが進む未来で人間がやるべき事とは? ーChatGPTや生成AIとどう付き合うべきか?ー』ゲスト:駒澤大学経済学部准教授 井上智洋氏
https://www.youtube.com/watch?v=riNa_BAi8R8
人間よりAI上司のほうがいい
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/138.html
AIはホワイトカラーを労働市場から駆逐する
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14090437
「AI社会」で中間層が消える? アメリカでは高学歴のワーキングプアが増加
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/328.html
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10:777
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2024/07/02 (Tue) 21:06:54
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海野恵一 _ 進化する人工知能とどう向き合う?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16858781
海野恵一 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B5%B7%E9%87%8E%E6%81%B5%E4%B8%80+&sp=CAI%253D
https://www.youtube.com/@user-ym8hu9sn7w/videos
AIの導入は「無用」 と判断された人間の処分につながる
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16827539
AIはホワイトカラーを労働市場から駆逐する
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14090437
「AI社会」で中間層が消える? アメリカでは高学歴のワーキングプアが増加
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/328.html
特番『AIが進む未来で人間がやるべき事とは? ーChatGPTや生成AIとどう付き合うべきか?ー』ゲスト:駒澤大学経済学部准教授 井上智洋氏
https://www.youtube.com/watch?v=riNa_BAi8R8
人間よりAI上司のほうがいい
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/138.html
息を吐くように嘘 をつくAI、医療診断では80%が誤診
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16837360
AI には客観的で公正な判断はできない
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/122.html
人に対して支配者を気取って邪悪な回答を返す対話型AI「BratGPT」が登場した
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14115023
インターネット・AI は人類を一つの価値観に隷属させるための強力な怪物
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【ChatGPT】ビル・ゲイツ ”PC登場以来の衝撃”
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2024/07/06 (Sat) 06:05:53
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「少子化はむしろ好都合」エミン・ユルマズ断言「人口減の日本は経済成長を遂げ、中国インドが没落する」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/289e335638d9fa06e12c3092f8efffc81107bdfd
人口が減少していく日本には「未来がない」と言う人は多い。エコノミストのエミン・ユルマズさんは「人口減少はむしろメリット。AIの進化で人口の多い中国やインドこそ行き詰まる。日本人がこれから資産を守り、増やすには地政学リスクとインフレを意識すべきだ」という――。
【この記事の画像を見る】
※本稿は、エミン・ユルマズ『エブリシング・バブル 終わりと始まり――地政学とマネーの未来2024-2025』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
■日本の人口減少が日本のメリットになる日
今、多くの日本人が、人口減少社会を悲観的に捉えている。とりわけ生産年齢人口の減少については、危機感を抱いている人が多いだろう。生産年齢人口とは、15歳から64歳までの、何らかの仕事に従事しうる年齢の人口のことだ。
この年齢層の人口が減ることで、頭数を必要とする仕事が回らなくなるのではないか、個人消費が落ち込んで経済成長が期待できなくなるのではないか、といった点を懸念する声が高まっている。
しかし、これからのAI時代において、人口減少は案外、悪い話ではないかもしれないのだ。
本格的なAI時代を迎えたら、多くの仕事がAIに置き換えられていく。つまり世の中全体で、人間がやらなければならない仕事が減っていく。人によっては、なかなか仕事にありつけないというケースも生じてくるだろう。
仕事がなければ、生活費を稼ぐことができない。それでは、仕事がない人たちは生きていくことができない。
だからこそ、そういう人たちも最低限の生活を送れるようにするため、ひょっとしたら「ベーシック・インカム」のような制度が必要になるかもしれない。
ベーシック・インカムとは、最低限所得保障の一種で、政府が全国民を対象にして、決められた金額を定期的に支給する政策だ。
■莫大な人口を抱える中国やインドは窮地に陥る
AIの波は日本だけでなく、世界中に広がっていくことは間違いない。つまり世界中で、人の手でなされる仕事の量が減ってしまう。それが現実になった時、中国やインドのように莫大な人口を抱える国は、逆に不利な状況に追い込まれることが考えられる。
仕事にありつけない人たちが最低限の生活を送れるようにするためにベーシック・インカムを導入すれば、莫大な財政支出が生じる。それだけの財政的な余力がないからAI化を遅らせる、あるいは導入しないという選択を取れば、生産性は大幅に落ち込み、企業収益は上がりにくくなるし、そこで働いている人たちの賃金も低水準のままになってしまう。
そして、ひいてはそれが一国のGDPの低迷にもつながってしまう。
■AI時代は「人口の多さ」が仇になる
これまでは中国やインドが、人口大国であることを笠(かさ)に着て、ある種、我が世の春を謳歌してきたが、これから急速に進むAI化の流れの中で、ひょっとしたら人口の多さが仇(あだ)になってしまうかもしれない。
逆に、日本のように人口が減少していく国では、AI化によって仕事が減っていくとしても、同時に人口も減っていくので、仕事の量と人口のバランスがうまく取れる可能性も考えられる。また、仮に仕事の量に対して人口が多く、仕事に就けない人が生じたとしても、ベーシック・インカムによる財政支出はそれほど膨らまないかもしれない。
しかも、積極的なAIの導入を進めることで、日本企業ひいては日本経済全体の生産性が著しく向上するだろう。つまり日本にとって、AI化をはじめとする技術の流れは、大きなメリットをもたらす可能性がある。
■地政学リスクとインフレに備えよ
その中で、個々人はどのような選択をすればいいのか。これはもう5年後、あるいは10年後に、自分の仕事が社会で必要とされ続けるのかを冷静に考えるべきだし、将来世の中からなくなっていく仕事だと判断したら、素早く行動する必要がある。
当たるかどうかは何ともいえないが、せめてインターネットで「AIによってなくなる仕事、あり続ける仕事」といったワードで検索し、AI時代でも続けられる仕事の見当をつける程度のことはしておくべきだろう。
あとは、地政学リスクによって個人が被るリスクの種類を把握して、それについても何かしらの対策を講じておくとよい。
地政学リスクの高まりが何をもたらすのか。真っ先に考えられるのはインフレの昂進(こうしん)である。
インフレは、資産をたくさん持っている人にとって、名目上の資産価値の増加をもたらすが、資産をまったく持っていない人たちにとっては、多大な生活苦をもたらす。一応、企業はインフレが加速する中で賃金の引き上げを行うものの、過去のさまざまなインフレ事例を見る限りにおいて、賃金の上昇カーブが、インフレの上昇カーブに勝てたためしはほとんどない。
■資産はインフレに強い株、不動産、金に置き換える
自分のお金をインフレから守るためには、現金で保有するのではなく、インフレに強いとされる資産に置き換えていくことが肝心だ。インフレに強い資産といえば、株式、不動産、金(GOLD)あたりが代表的なものだろう。
持っている余裕資金の額が大きくても、あるいは小さいとしても、これからの時代を生き抜いていく人たちにとって、投資は必須だと言っても過言ではない理由がここにある。
インフレに強い資産を持つという観点では、株式や不動産、そして金が妥当なところだが、金利水準が高い今だと、米国国債も選択肢に入ってくる。米国の長期金利の指標である10年国債の利回りは、2023年10月19日に5%近くまで上昇した後、同年12月27日に3.7%台まで低下し、そこから再び上昇傾向をたどっている。2024年5月2日時点では4.63%だ。
米国国債なので米ドル建てだが、米ドル建てで年4.63%ものリターンが得られるのであれば、悪い話ではない。
しかも、世界で最も信用力の高い国である米国が発行している国債なので、ペーパー資産ではあるものの、紙切れになるリスクは、ほぼないと言ってもいい。とくに債券は、株式や金などに比べてボラティリティが低いので、相対的に価格変動リスクは小さくなる。資産をある程度分散させる時、一部に債券を持っておくと、ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑えることができる。
■金にはペーパー資産にはないメリットがある
一方、金の最大のメリットは、価値がなくならないことだ。
米国国債がいかに世界で最も信用力の高い国が発行する債券だとしても、発行体である米国政府が絶対に破綻しないという保証はどこにもない。これがペーパー資産の最大の弱点で、発行体が元利金の支払いを滞らせてしまうと、「デフォルト」といって、債券の価値そのものが失われてしまう恐れがある。
この点、金はそれ自体に高い価値を有し、世界共通で認められているため、発行体の信用リスクからは完全に切り離されている。
金が注目される理由は、ほかにもある。それは米ドルを中心とした国際通貨制度、米国を中心とした金融システムから解放されたいと考える国が、少なからず存在しているからだ。
とくにBRICS諸国を中心とした新興国において、その傾向が強く見られる。
BRICS諸国の通貨を並べると、ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピー、中国・人民元、南アフリカ・ランドになるが、いずれも頭文字が「R」になる。ちなみに中国の人民元を英語表記すると、「Renminbi(レンミンビー)」なので、その頭文字はRになる。このことから、これら5カ国の通貨を「R5」などとも称している。
■資産はインフレに強い株、不動産、金に置き換える
自分のお金をインフレから守るためには、現金で保有するのではなく、インフレに強いとされる資産に置き換えていくことが肝心だ。インフレに強い資産といえば、株式、不動産、金(GOLD)あたりが代表的なものだろう。
持っている余裕資金の額が大きくても、あるいは小さいとしても、これからの時代を生き抜いていく人たちにとって、投資は必須だと言っても過言ではない理由がここにある。
インフレに強い資産を持つという観点では、株式や不動産、そして金が妥当なところだが、金利水準が高い今だと、米国国債も選択肢に入ってくる。米国の長期金利の指標である10年国債の利回りは、2023年10月19日に5%近くまで上昇した後、同年12月27日に3.7%台まで低下し、そこから再び上昇傾向をたどっている。2024年5月2日時点では4.63%だ。
米国国債なので米ドル建てだが、米ドル建てで年4.63%ものリターンが得られるのであれば、悪い話ではない。
しかも、世界で最も信用力の高い国である米国が発行している国債なので、ペーパー資産ではあるものの、紙切れになるリスクは、ほぼないと言ってもいい。とくに債券は、株式や金などに比べてボラティリティが低いので、相対的に価格変動リスクは小さくなる。資産をある程度分散させる時、一部に債券を持っておくと、ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑えることができる。
■金にはペーパー資産にはないメリットがある
一方、金の最大のメリットは、価値がなくならないことだ。
米国国債がいかに世界で最も信用力の高い国が発行する債券だとしても、発行体である米国政府が絶対に破綻しないという保証はどこにもない。これがペーパー資産の最大の弱点で、発行体が元利金の支払いを滞らせてしまうと、「デフォルト」といって、債券の価値そのものが失われてしまう恐れがある。
この点、金はそれ自体に高い価値を有し、世界共通で認められているため、発行体の信用リスクからは完全に切り離されている。
金が注目される理由は、ほかにもある。それは米ドルを中心とした国際通貨制度、米国を中心とした金融システムから解放されたいと考える国が、少なからず存在しているからだ。
とくにBRICS諸国を中心とした新興国において、その傾向が強く見られる。
BRICS諸国の通貨を並べると、ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピー、中国・人民元、南アフリカ・ランドになるが、いずれも頭文字が「R」になる。ちなみに中国の人民元を英語表記すると、「Renminbi(レンミンビー)」なので、その頭文字はRになる。このことから、これら5カ国の通貨を「R5」などとも称している。
■R5通貨構想はドルの支配を終わらせるか
このR5通貨構想が浮上したのは、2023年8月19日に南アフリカのヨハネスブルグで開かれたBRICSのガバナンスや文化交流に関するセミナーの席上においてだ。ブラジル出身のエコノミストで、IMF(国際通貨基金)の理事を務めたパウロ・ノゲイラ・バチスタ・ジュニア氏が提案した。
詳細はおくとして、米ドルを基軸通貨的に用いる現在の国際通貨制度に対する不信感が高まっているのは事実だ。R5通貨構想では金本位制に基づく国際決済通貨を目指す、という見方もある。
金本位制とは、各国の中央銀行が保有している金の量に応じた通貨を発行するというものだ。そして中央銀行は、公定レートに応じて金と通貨の交換する義務を負っている。
つまり通貨価値の裏づけとして、金の価値があるのだ。
R5通貨構想がどこまで実現に向けて進んでいくのかについては、現時点では何とも言えないが、金本位制を導入する可能性が高まっていることの裏づけとしては、たとえば中国が外貨準備の一部に金を積極的に持つようになってきたという事実がある。
■中国による金の購入量が世界トップに
中国による金の購入量から売却量を差し引いた純購入量は、2023年中で225トンにも上り、国別では世界トップとなった。その一方で、中国が保有している米国国債は減少傾向をたどっている。これは、まさに中国が、米国を中心にした国際通貨制度・金融システムから離脱して、BRICSなど新興国を中心に、金を通貨の裏づけとした新しい通貨制度を構築しようとしていることの証左のようにも思えてくる。
世界の中央銀行が2023年中に購入した金の量は1037トンだが、中国が購入した量は、その2割強にも達した。
金はモノなので、インフレによって物価が上昇すると、金価格も値上がりする傾向がある。R5通貨構想が実現するかどうかはわからないが、地政学的に緊張が高まる中でインフレが昂進する可能性が高いことを想定すれば、ポートフォリオに金を組み入れておく価値は、確かにある。
■少額で手軽に不動産投資をするならREIT
不動産にも注目しておきたい。不動産の現物を保有するとなると、金額が大きくなるし、手続きも煩雑なため、手軽な投資対象とはいえないが、不動産も金と同様、インフレには強い特性を持っている。
また、今はREIT(不動産投資信託)といって、オフィスビルや商業施設、レジデンス、物流施設、ホテルなどの不動産物件を組み入れ、運用してくれるものもあるので、これを利用すれば少額資金で優良な不動産物件を保有できる。しかも最低投資金額も、数万円から20万円程度と少額で済むので、個人にとっては使い勝手のいい投資対象になる。
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エミン・ユルマズ (えみん・ゆるまず)
エコノミスト
トルコ・イスタンブール出身。2004年に東京大学工学部を卒業。2006年に同大学新領域創成科学研究科修士課程を修了し、生命科学修士を取得。2006年野村證券に入社。2016年から2024年まで複眼経済塾の取締役・塾頭を務めた。2024年にレディーバードキャピタルを設立。著書に『夢をお金で諦めたくないと思ったら 一生使える投資脳のつくり方』(扶桑社)、『世界インフレ時代の経済指標』(かんき出版)、『大インフレ時代! 日本株が強い』(ビジネス社)、『エブリシング・バブルの崩壊』(集英社)『米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する 令和時代に日経平均は30万円になる!』(かや書房)などがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/289e335638d9fa06e12c3092f8efffc81107bdfd?page=4