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終のスピーカー(嘲笑い) ジャーマン・フィジックス Troubadour 40

1:777 :

2022/11/19 (Sat) 05:14:59

German Physiks DDD Loudspeakers — German Physiks
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German Physiks - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=German+Physiks+++

German Physiks DDD driver - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=German+Physiks+DDD+driver

ジャーマンフィジックス German Physiks Troubadour 40 @25380 / 中古オーディオ買取、販売、通販のショップアフロオーディオ横浜
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Date: 11月 13th, 2022
終のスピーカーがやって来る(その6)

グールド没後40年の2022年に、
ジャーマン・フィジックスのTroubadour 40がやって来る。
エラックのリボン型トゥイーターとともに、やって来る。
http://audiosharing.com/blog/?p=38599



Date: 9月 27th, 2013
瀬川冬樹氏とスピーカーのこと(その10)

瀬川先生が生きておられたならば、
どのスピーカーシステムを鳴らされていたであろうか。
最終的にたどり着かれたのは、
この項の最初に書いているようにジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットであることは断言できる。

このユニットは、瀬川先生にとって、21世紀のAXIOM80となったことだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=11973



Date: 11月 11th, 2022
AXIOM 80について書いておきたい(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=38573

別項「瀬川冬樹氏とスピーカーのこと(その10)」で、
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは、
瀬川先生にとっての21世紀のAXIOM 80となったことだろう、と書いた。

いまもそのおもいはまったく変らない。
間違いなく瀬川先生は、
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニット中心のスピーカーを選択されたはず。

このことは、菅野先生と話したことがある。

菅野先生がジャーマン・フィジックスのTrobadour 40を導入されたとき、
たしか2005年5月だった。このときの昂奮はいまもおぼえている。
そして「瀬川先生が生きておられたら、これ(Trobadour 40)にされてたでしょうね」、
自然と言葉にしてしまった。

菅野先生も
「ぼくもそう思う。オーム(瀬川先生の本名、大村からきているニックネーム)もこれにしているよ」
と力強い言葉が返ってきた。

私だけが感じた(思った)のではなく、菅野先生も同じおもいだったことが、とてもうれしかった。
なので、すこしそのことを菅野先生と話していた。

ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは、
菅野先生にとっての21世紀の375+537-500にあたり、
瀬川先生にとっての21世紀のAXIOM 80といえる。そう確信している。
http://audiosharing.com/blog/?p=38573



Date: 11月 24th, 2022
AXIOM 80について書いておきたい(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=38707

(その20)に、
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは、
菅野先生にとっての21世紀の375+537-500にあたり、
瀬川先生にとっての21世紀のAXIOM 80といえる。そう確信している、
と書いた。

これは絶対の確信なのだが、同時に考えていることがひとつある。
岩崎先生にとっては、どうなのだろうか、だ。

岩崎先生もAXIOM 80を鳴らされていた一人だ。
岩崎先生は、AXIOM 80からJBLのD130へ、の人だ。

岩崎先生にとっての21世紀のD130といえるのか。
DDD型ユニットはスタックしていける。

Troubadour 40を上下にスタックしたかっこうのTroubadour 80があった。
Troubadour 80ならば、
岩崎先生にとっての21世紀のD130といえるのか──、
そんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=38707



Date: 11月 14th, 2022
終のスピーカーがやって来る(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=38604

ジャーマン・フィジックスのスピーカーを聴いたのは、
2002年のインターナショナルオーディオショウでのタイムロードのブースであった。
Unicornが鳴っていた。

DDD型ユニットの原型といえるウォルシュドライバーの音は、
1980年代後半、オームのスピーカーシステムが、伊藤忠によって輸入されていたので、
ステレオサウンドの試聴室で聴いている。

動作原理に関しては、
ステレオサウンド別冊のHI-FI STEREO GUIDEに載っていた用語解説で知ってはいた。

なのでUnicornを初めて見ても、特別奇妙なスピーカーとは思わなかった。
けれど、その音には驚いた。

オームのスピーカーとは完成度がまるで違っていた。

そうなのだ、今年はジャーマン・フィジックスのUnicornを聴いて、ちょうど20年目である。
傍からすれば、単なる偶然でしかないし、20年というきりのよい数字に何の意味があるのか、
そう問われれば、何もない、と答えるのだけれど、それは本心からではなく、
やっぱり何かあるんだろうな、とおもっている。

そういうことを含めての、私にとっての終のスピーカーである。
http://audiosharing.com/blog/?p=38604


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Date: 11月 18th, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと
http://audiosharing.com/blog/?p=38642

私が初めて聴いたジャーマン・フィジックスのスピーカーは、
これまで書いているようにUnicornである。

タイムロードがジャーマン・フィジックスを扱うようになったころからラインナップにあった、
ときいている。
けれどDDD型ユニットだけでは低音の十全な再生は望めない、
それで輸入は見送られた、ときいている。

日本に入ってきたジャーマン・フィジックスのスピーカーシステムは、
現在入ってきているHRS130と同じ構成のモデルだった。

これを聴かれた菅野先生は、DDD型ユニットの可能性を高く評価され、
Unicornというモデルが本国にあることを知り、輸入をすすめられたことで、
Unicornの取扱いが始まった。

DDD型ユニット単体のUnicorn、
このスピーカーシステムの音を聴けば、DDD型ユニットの可能性を、さらに知ることになる。

そうなるとDDD型ユニットを単体で手に入れ、自分でシステムを構築したら──、
そんなことを夢見ることになる。

菅野先生もそうだったのだろう。
菅野先生は、当時のタイムロードの社長の黒木弘子さんに、
DDD型ユニット単体というか、独立した製品としての開発を話された。

タイムロードの黒木さんは、ジャーマン・フィジックスにかけ合う。
そうやって誕生したのが、Troubadour 40である。

菅野先生はいわれた、
黒木さんがTroubadour 40の、いわば生みの親で、
自分が育ての親だ、と。

黒木さんの情熱がなければTroubadour 40は登場してこなかったし、
菅野先生の育ての親ということは、試作モデルをかなり試聴されたからなのだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=38642



Date: 11月 21st, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=38675

井上先生は、よくいわれていた、
自分の腕の未熟さをスピーカーのせいにするな、と。

ジャーマン・フィジックスのTroubadour 40に関しては、
Troubadour 80を含めて、菅野先生のリスニングルームで何度もじっくり聴く機会に恵まれた。

ここまでオーディオは達することができるのか──、
そう素直におもえるほどの音を聴いているから、
Troubadour 40(80)の実力の高さはそうとうなレベルだということが、
自分で鳴らす前からわかっている。

このことは、もう絶対にスピーカーのせいにはできない、ということである。
そのくらいTroubadour 40を中心とした菅野先生のシステムの音は、すごかった。

この時の菅野先生の音を聴いた人は、ほとんどが「すごいですね」といったらしい。
けれど菅野先生は、ぽろっと洩らされた。

「みんなすごいといってくれるけれど、
ほんとうにこの音のすごさがわかっているオーディオ業界の人は、
意外にも少ない。○○さんと○○さんくらいだよ……」と。

菅野先生は二人の名前を挙げられた。
誰なのかは書かない。明かすこともしない。

そういうものなのだ、残念なことに。
http://audiosharing.com/blog/?p=38675



Date: 11月 21st, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=38680

菅野先生のリスニングルームでTroubadour 40(80)の音については、
聴いた録音(ディスク)のこと、すべてについて書いていきたいと思いながらも、
ひとつだけ書くとしたら、モノーラル再生の見事なことである。

一度だけモノーラル録音を聴いている。
その時、菅野先生は右チャンネルだけを鳴らされた。
スピーカーシステムもモノーラルにしての再生である。

通常、そういう鳴らし方をすると、音がさびしい感じになりがちなのだが、
まったくそんなことはなかった。

ワイドレンジなモノーラル再生だった。
堂々としたモノーラルの音だった。

別項「MQAのこと、TIDALのこと(MQairのこと・その2)」で、
BOSEのSoundLink Revolve IIを聴いたことを書いている。

この小さなスピーカーもモノーラルで、
しかもTroubadour 40と同じく水平方向の無指向性だ。
シルエットも似てなくもない、といえる。
このことがうまく作用してのモノーラル再生だったのかどうかは、
これから自分のTroubadour 40で確認していける。
http://audiosharing.com/blog/?p=38680



Date: 11月 22nd, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=38687

私のところにやって来たTroubadour 40は、チタン仕様。
9月にサウンドクリエイトで聴いたHRS130はカーボン仕様である。

ジャーマン・フィジックスは最初チタンを振動板に採用してきた。
2008年ごろからカーボン振動板も登場した。

カーボン振動板はそう遠くないうちに出てくる、と思っていた。
カーボン繊維はしなやかな素材だし、
その性質からしてベンディングウェーヴ型ユニットにぴったりともいえる。

そのことを当時のタイムロードの人に話したことがある。
返ってきたのは、チタン以外では無理です、だった。

一般的に思われているカーボンのイメージからすると無理という答が返ってきて不思議ではない。
国産のスピーカーシステムの、
おもにウーファーに採用されたカーボンのイメージが強い人はそうかもしれない。

あれは、井上先生がよくいわれたようにカーボンよりもエポキシである。
本来のカーボンを知っていれば、そんな答は返ってこなかったはず。

だからといって、カーボン仕様のTroubadour 40が登場してきたときに、
ほら、やっぱり、とは言わなかった。

そんなことよりも音である。
私は、そのころカーボン仕様のTroubadour 40を聴くことはなかった。
カーボンに期待していただけに、チタンとの比較をやりたかった。

菅野先生はすでに聴かれていた。
どうでしたか、と訊くと、少し渋い表情をされて、やっぱりチタンだよ、といわれた。

そうか、やっぱりチタンか。
カーボンの可能性を信じながらも、2008年の時点ではチタンだったのだろう。

けれどそれから十年以上が経っている。
2008年のカーボンのDDD型ユニットと現在のカーボンのDDD型ユニットが、
まったく同じとは考えにくい。

カーボン繊維自体も違っているのかもしれないし、織り方も変ってきていてもおかしくない。
私は2008年のカーボンと同じとは思っていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=38687



Date: 11月 22nd, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=38690

私がカーボン仕様のDDD型ユニットの音を聴いたのは、
HRS130の音をとおしてである。

なので、直接同じ条件で比較したわけではないので、
どちらがいいとは、いまのところなんともいえない。

それでもサウンドクリエイトで聴いた印象のみでいえば、
スピーカーユニットとしての完成度は高くなっているような感じがする。
リニアリティ(ハイレベル方向)は、あきらかにチタンよりもいい、といえる。

スピーカーとして、忠実な変換機としての性能はカーボンが上か。
そんな気がする。

それでも、私はサウンドクリエイトでHRS130を聴きながら、
あのころ無理してでも(といってもそうとうな無理なのだが)、
Troubadour 40を買っておくべきだった──、そんな後悔に似たおもいをいだいていた。

カーボンかチタンか。
そう訊かれたら、どう答えるか。
カーボンはいいですよ、と答えるだろう。

カーボンがいいですよ、とは答えることはないだろう。

どちらが好きか、と訊かれたら、
チタンだ、と即答する。
http://audiosharing.com/blog/?p=38690



Date: 11月 23rd, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=38700

ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは、
水平方向の無指向性の放射特性をもつ。

そのため、設置が難しい、狭い部屋では無理で広い空間が必要──、
そんなことがいわれがちである。

けれど鳴らしてみると、そんなことはない。
まったくない、と断言できる。

無指向性のスピーカーは設置が難しい、と思われがちなのは、
ジャーマン・フィジックスのDDD型以前の、いわゆる無指向性スピーカーゆえといっていい。

代表的な例はビクターのGB1がある。
GB1は、球体型エンクロージュアに、13cm口径のウーファーを四発、
7cm口径のトゥイーターを七発収めたモノで、類似の製品は他社からも出ていて、
それらも無指向性スピーカーと呼ばれている。

けれどよく考えてみてほしい。
この種のスピーカーは、ほんとうに無指向性なのかどうかを。

菅野先生は以前から、これらのスピーカーは無指向性ではなく、
多指向性というふうに指摘されていた。

無指向性と多指向性。
似ているけれど、まるで別ものであること。
なので多指向性の印象で、真に無指向性のスピーカーを捉えないことが大切となる。
http://audiosharing.com/blog/?p=38700



Date: 11月 24th, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=38704

別項で「オーディオにおけるジャーナリズム(技術用語の乱れ)」を書いている。
そんなこまかいことどうでもいいじゃないか──、そう思っている人もいるだろう。

チョークコイルをチョークトランスと書いたり、
マッキントッシュのパワーアンプの出力に搭載されているオートフォーマーを、
出力トランスと書く人、
それもわざわざオートフォーマー(出力トランス)と書く人もいる。

さらにひどい人になると、整流コンデンサーと書いたりする。
他にも、こんな例はあるけれど、一つひとつ挙げることは、ここではしない。

けれど、こういった技術用語の乱れは、オーディオ機器の理解を妨げることにつながったりする。
無指向性スピーカーも、まさしくそうである。

ビクターのGB1のような多指向性スピーカーを無指向性と表記する。
GB1も無指向性、ジャーマン・フィジックスのスピーカーも無指向性となってしまう。

なんと乱暴な区分けだろうか。
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは、まさしくシームレスの水平方向の無指向性である。
GB1、同じ構成のスピーカーはそうてはない。

もともと指向性をもつスピーカーユニットを複数個、方向を変えているだけなのだから、
しかもそれぞれのユニットから放射された音は互いに干渉するのだから、
とうていシームレスとは呼べない。

なのに無指向性ということで、ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットも、
そういった多指向性のスピーカーとごっちゃに捉える人が実際にいる。

そして、したり顔で、無指向性スピーカーは──、といったりする。
見当違いのことを、無理解によることをいう。
http://audiosharing.com/blog/?p=38704


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Date: 11月 16th, 2022
Troubadour 40とウーファーのこと(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=38628

ジャーマン・フィジックスのTroubadour 40は、
いわばスピーカーユニット単体といえる存在ゆえに、
なんらかのウーファーを用意する必要がある。

Troubadour 40を単体で鳴らしたこともある。
Troubadour 40に見合うウーファーとはいえない、
たまたま知人宅にころがっていたといえる25cm口径のユニット、
バスレフ型のエンクロージュアを足して鳴らした音も聴いている。

これでも意外なほど鳴ってくれることは確認している。
それでもTroubadour 40に見合うだけのウーファー(低音)を用意する必要がある。

菅野先生はJBLの2205をお使いだった。
Troubadour 40を持っていた知人は、JBLの1500ALを購入した。
けれどエンクロージュアを用意する前に、Troubadour 40も1500ALも手放している。

私も、そのころは1500ALは最良の選択の一つと考えていた。
このころ、1500ALは販売されていた。
1500ALは1501ALとなったが、もうこのウーファーだけの販売は行われていない。

購入できるできないは別として、
どういう低音部がいいのだろうか、とあれこれ考える。

別項「2022年ショウ雑感」で、
Brodmann Acousticsのスピーカーは聴けなかったことを、あえて書いたのは、
Troubadour 40のことがあったためでもある。

現実的に、そういう使い方はしないのだろうが、
Troubadour 40とBrodmann Acousticsのスピーカーの低音の組合せ、
かなりうまくいきそうな予感だけはある。

そんなことを想像していたから、Brodmann Acousticsのスピーカーを、
今一度聴いてみたかったわけだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=38628



Date: 11月 19th, 2022
Troubadour 40とウーファーのこと(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=38650

ユニバーサルウーファーというテーマで、別項をいくつか書いている。
これは、いつかはTroubadour 40かUnicornを鳴らす日がきっとくる──、
それを夢見てのことだ。

ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは水平方向無指向性である。
ウーファーを考えるにあたって、このことにとらわれないようにしたい。

低音部も無指向性とすることが、
DDD型ユニットとうまくつながるとは考えないことだ。

低音はもともと指向特性が広いからだ。
ジャーマン・フィジックスにしても、HRSシリーズはウーファーを床に向けているが、
Gaudíやそれに次ぐモデルは、そんなことをしていない。

HRSシリーズのようなやり方を否定はしないものの、
DDD型ユニットと組み合わせるということを考えるのではなく、
良好な低音再生を、まず考えるのが先である。

別項「スーパーウーファーについて(その21)」
http://audiosharing.com/blog/?p=6645

では、

ユニバーサルウーファーではなく、
Universal Bass(ユニバーサルベース、ユニバーサルバス)と呼ぶべき、

Universal Bassは、それが鳴らされる環境において、
時間と手間と知恵をかけて形成されるものである、と書いた。

Universal Bassこそ、目指すみちである。

http://audiosharing.com/blog/?p=38650
2:777 :

2022/11/19 (Sat) 05:18:35

瀬川冬樹、菅野沖彦、ユニコーン、GRFのある部屋 という名前が出てきただけで眉に唾つけたくなりますね:

German Physiks 友の会
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1036.html

GRFのある部屋 和室のユニコーン
https://tannoy.exblog.jp/i12/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/313.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003367

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html


Goodmans Axiom80 については

酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html

AXIOM80 の先駆けとなった英SOUNDSALES社のスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/448.html

オーディオマエストロ 是枝アンプ
https://www.audio-maestro.com/about.html

オーディオマエストロ Speaker System
https://www.audio-maestro.com/products1.html

「音楽&オーディオ」の小部屋 「オーディオ談義」
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/efca4d25974b323a3217e344a4edabfa
3:777 :

2022/11/19 (Sat) 05:25:37

Date: 2月 20th, 2022
MQAのこと、オーディオのこと(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=36637

世の中の大半のスピーカーは、ピストニックモーションによって、
電気信号を音(振動)へと変換している。

コーン型、ドーム型、ホーン型、コンデンサー型、リボン型など、
スピーカーユニットには多くの変換方式があるが、
これらはどれもピストニックモーションによるものだ。

ピストニックモーションのスピーカーがある一方で、
ごくわずかだがベンディングウェーヴのスピーカーも、昔から存在している。
割合でいえば一割にも満たないほど、ごく少数といえる。

現在、ベンディングウェーヴのスピーカーでよく知られているのは、
ジャーマン・フィジックスとマンガーである。
どちらも偶然なのだがドイツのメーカーだ。

ベンディングウェーヴを高く評価する人はいる。
けれど、これもまた少数派である。
私は、その少数派の一人である。

MQAの音を聴いていると、ふとベンディングウェーヴで聴いたら、
つまりジャーマン・フィジックスやマンガーのスピーカーで聴いたら、
どんなに素晴らしいだろうか、と思ってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=36637



Date: 7月 31st, 2012
D130とアンプのこと(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=8211

電圧伝送・電圧駆動という、いわばひとつの決りごとがある。
この決りごとのおかげがあるからこそ、といえる面があれば、
この決りごとがあるために、といえる面も、少ないとはいえ、やはりある。

電圧伝送・電圧駆動という決りごとがあるからこそ、
これだけのオーディオ機器のヴァリエーションと数がある。
これまでにいったいどれだけのオーディオ機器が世の中に登場したのか、
その数を正確に把握している人はおそらくいないだろう。
そのくらい多くの機種が登場している。

それだけのオーディオ機器が世に登場したことによるヴァリエーションの豊富さがある一方で、
技術的なアプローチとしてのヴァリエーションということになると、
果して電圧伝送・電圧駆動が圧倒的主流で良いのだろうか、と思うわけだ。

特に思うのはスピーカーと、その駆動に関して、である。

世の中のスピーカーは、
電圧伝送・電圧駆動が主流なのと同じくらいにピストニックモーションによるものが主流である。
ホーン型、コーン型、ドーム型、リボン型、コンデンサー型……、
その動作方式にヴァリエーションはあっても、
目指しているのはより正確なピストニックモーションの実現である。

けれど1920年代からドイツでは非ピストニックモーションといえる方式のスピーカーが生まれている。
ベンディングウェーヴと呼ばれるスピーカーである。
ベンディングウェーヴ方式のスピーカーは、ずっと、そしていまでも少数である。

スピーカーに関しては、
ホーン型とかコーン型とか、その動作方式で分類する前に、
まずピストニックモーションかベンディングウェーヴかに分類できる。

そしてスピーカーの駆動についても、
真空管アンプかトランジスターアンプかという分類もあり、
回路や出力段の動作方式によって分類する前に、
定電圧駆動か定電流駆動かに分類できる。

つまりスピーカーとアンプの組合せでみれば、
現在圧倒的主流であるピストニックモーションのスピーカーを定電圧駆動があり、
ベンディングウェーヴのスピーカーを定電圧駆動、
ピストニックモーションのスピーカーを定電流駆動、
ベンディングウェーヴのスピーカーを定電流駆動、
──この4つのマトリクスがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=8211



Date: 11月 14th, 2022
ベンディングウェーヴとアンプのこと
http://audiosharing.com/blog/?p=38614

別項「D130とアンプのこと(その22)」で、こんなことを書いている。

スピーカーに関しては、
ホーン型とかコーン型とか、その動作方式で分類する前に、
まずピストニックモーションかベンディングウェーヴかに分類できる。

そしてスピーカーの駆動についても、
真空管アンプかトランジスターアンプかという分類もあり、
回路や出力段の動作方式によって分類する前に、
定電圧駆動か定電流駆動かに分類できる。

つまりスピーカーとアンプの組合せでみれば、
現在圧倒的主流であるピストニックモーションのスピーカーを定電圧駆動があり、
ベンディングウェーヴのスピーカーを定電圧駆動、
ピストニックモーションのスピーカーを定電流駆動、
ベンディングウェーヴのスピーカーを定電流駆動、
──この4つのマトリクスがある。

この4つのマトリクスのなかで、私がもっとも聴いてみたいのは、
ベンディングウェーヴのスピーカーの定電流駆動の音である。

うまくいくいかない、そのことも大事なのだが、
それ以上にベンディングウェーヴのスピーカーを定電流駆動することで、
ベンディングウェーヴについての理解が深まる予感があるからだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=38614


4:777 :

2022/11/19 (Sat) 05:58:16

About GEMAN PHYSIKS
https://www.taktstock.co.jp/products/german-physiks/

あなたが出演したYouTubeを見ました。御社にジャーマン・フィジックスの代理店になってほしい。

私がまだ20代だった2004年か2005年頃の話です。菅野 沖彦先生のご自宅を訪れた時、少年のように目を輝かせた先生が、導入したばかりのGERMAN PHYSIKS DDDユニットの魅力について興奮気味に語ってくれました。聴かせていただいた音楽がまた素晴らしかった。大御所と呼ばれる評論家の方が、いくつになってもオーディオと音楽について熱く語る。なんて素敵なんだろう、自分もこんな大人になりたいと願った大切な思い出です。彼らから送られてきたメールには何か運命的なものを感じました。

世界中のアワードを受賞している代表的なモデルであるHRS-130を早速取り寄せました。思い出は時間と共に美化されがちです。しかし、目の前に届いた外観だけでも一流品だと主張する美しいスピーカーから奏でられたサウンドは、「思い出」の音と比較してもさらに洗練されているだけでなく音楽の守備範囲も広がっており、とてつもない魅力を放っていました。再生される"声"には魔力すら感じます。他のスピーカーでは決して再現できないサウンドステージも圧巻。この無指向型DDDユニットの音に魅了されたらもう後戻りなどできません。心は決まりました。菅野先生も喜んでくれていると信じて。TAKTSTOCKはドイツGERMAN PHYSIKSの取り扱いをスタートいたします。

images German Physiks
BIRTH OF GERMAN PHYSIKS
ドイツのジャーマン・フィジックスは、1992年にHolger Mueller(ホルガー・ミューラー)によって設立されました。しかしこの会社を説明するには1964年にアメリカのエンジニアであったリンカーン・ウォルシュが開発したウォルシュ・ドライバーまでさかのぼる必要があります。
ウォルシュ・ドライバーを搭載したOhm Acoustics 社のOhm F スピーカーは非常に高い評価を得ていました。1本のドライバーで37Hzから17kHzをカバーし、360度無指向に放射されるサウンドは、従来のマルチドライバー・スピーカーで発生していた時間遅延や位相誤差を完全に回避していたのです。

このスピーカーを聴いて感動し、購入した人物がいました。ドイツのフランクフルトの近郊マインタールで”Mainhattan Acustik”というスピーカー・ドライバーやスピーカーシステムを製造する会社を経営してたホルガー・ミューラーです。彼はこのスピーカーを聴いた時の感動をこう語っています。「このドライバーの音は、ダイナミクスさの弱さは否定できませんが、私が夢にまで見たサウンドでした。部屋全体がサウンドステージとなり、私はその一部となっていました。今でもその時の体験を思い出すと鳥肌が立ちます」

images German Physiks


しかし、このウォルシュ・ドライバーを搭載したOhm Fスピーカーは大きな問題を抱えていました。トップ部はチタン箔、中央部には焼戻しアルミニウム、ベース部にはフェルト紙を使用しており、コーン全体の重さが125gありました。現在のような強力なマグネットもない時代、Ohm Fスピーカーが最高の性能を発揮するには高価で強力なアンプが必要でした。また、ドライバーは複雑な構造をしており、ユーザーが大音量で再生すると比較的容易に壊れてしまいました。複雑な構造なため製造も難しくメンテナンスも困難だったのです。1972年の発売以降、特にアメリカで熱狂的なファンを獲得してきたこのスピーカーは84年に製造を停止しました。

従来のドライバーと比較してウォルシュ・ドライバーは数学的にも非常に複雑で、数多くのパラメータを最適化する必要がありました。コーン素材の物理的特性、素材の厚み、マグネットの強さ、コーンの形状(高さ、角度、最小と最大径)、終端部の特性などです。これだけのパラメータを実験的に最適化する事は不可能であり、ウォルシュのコンセプトは本当に素晴らしいものでしたが、ここで終わったかに見えました。ピーター・ディックスが登場するまでは。

images German Physiks
ピーター・ディックスは、ドイツの数学者、エンジニア、社会学者でした。彼はスピーカーのドライバーにまつわる様々な問題に興味を持っていました。彼が特に関心を寄せたのが、ウォルシュ・ドライバーでした。彼は、数学と工学のスキルを発揮して、ウォルシュのデザインをコンピュータでモデリングしました。ドライバーがどのように機能しているか、何が問題なのかを納得いくまで多くのパラメータを最適化しながら、試作品の設計に取り組みました。このプロセスには数年を要しました。

試作したドライバーをピーターはヨーロッパのスピーカーメーカー数社に紹介しましたが、どこも興味を示しませんでした。状況が変わったのは1990年。そう自宅でOhm F スピーカーを愛用していたホルガー・ミューラーに試作品を見せた時です。ミューラーはすぐにこのドライバーの可能性を感じ取り、デザインのライセンスを取得。そこから2年間、製品化に向けてデザインを改良する作業をピーターと共に二人で行いました。ついに1992年に準備は整いました。開発されたユニットはDDD / Dicks Dipole Driver(ディック・ダイポール・ドライバー)と名付けられました。ミューラーは新会社DDD Manufactur GmbHをマインタールに設立。ついに“GERMAN PHYSIKS”が誕生しました。最初の作品はDDDユニットと2つの20cmウーハーをアイソバリックに配置させ28Hzまでの再生を可能としたスピーカーでした。このBorderland(ボーダーランド / 左写真)と名付けられたスピーカーは、瞬く間に世界中で人気となったのです。


DDD(DICKS DIPOLE DRIVER)
ウォルシュ・ドライバーとDDDユニットの決定的な違い。それは単一素材で形成されているという事です。初代DDDユニットは素材に0.025mmのチタン箔を使用し、270Hzから21,500Hzまでをカバーしていました。単一でカバーできるという事は構造を単純化できる事を意味します。しかし、それでもユニットとして外的なダメージに弱いことと、生産性に弱点がありました。最新のDDDユニットは0.15mm厚のカーボンファイバー製に変更されており、再生周波数は190Hzから24,000Hzをカバーします。また、指で振動板を押しても全く問題ない強度を獲得しており、世界で最もトラブルの少ないユニットに進化しました。

images German Physiks DDDドライバー


もうひとつのウォルシュ・ドライバーとの違いが存在します。ピストンとヴェンディング・ウェーブによる放射という点はウォルシュ・ドライバーと同じです。しかし、DDDユニットにはモーダル放射と呼ぶべき第3の動作があります。

1:Pistonic (ピストン):200Hz付近での周波数では現在主流となっているスピーカーを構成するドライバーと同じく、ボイスコイルとドライバーコーンが一体となって往復動作を行います。

2:Bending wave(ヴェンディング・ウェーブ/屈曲波):200Hz以降では、DDDドライバーのコーン素材は非常に薄く柔軟なため、ボイスコイルが押されるとたわみ、開放端にむかって波が打ち出されます。ピストンからヴェンディング・ウェーブへの移行は数百ヘルツの範囲で段階的に起こります。

3:Modal (モーダル放射):約5,000Hzで定在波が発生。これはピストニック・ドライバーのように歪をおこすのではなく周波数特性が拡張します。いわば水に石を落した時にみえる波紋の同心円のようなパターンがコーン表面に形成されます。これらのひとつひとつが個別のサウンドラジエータのように機能します。

images German Physiks


DDDユニットはこの3つの放射動作をひとつのユニットで行え、しかもそのムービング・マス(移動質量)は3g以下です。これは最新のトィータードライバーの質量に匹敵しますが、DDDユニットは6.5インチのドライバーと同じだけの空気をわずか3g以下の移動質量で行えるのです。しかもDDDユニットのサイズは高さ15cm幅12.5cm。190Hzまで再生できるユニットとして想像を超える小ささと言えるでしょう。

想像してみてください。190Hz – 24,000Hzまでのおよそ7オクターブに及ぶ周波数を非常に軽い質量で、360度無指向に放射できる。こんなユニットは他にはありません。「目の前にステージが現れる---」様々なスピーカーで使われるこのフレーズですが、DDDユニットほどこの言葉が似合うユニットは存在しないのです。このドライバーはドイツの自社工場で熟練の技術者によって、ひとつずつ手作りされており、ひとつのドライバーを製作するのに6時間要します。その後厳しいテストをクリアしたユニットのみが96時間のプリエイジング・プロセス経過後に、厳格なペアマッチングが行われ、再び最終テストが行われます。社名にもなっているDDDユニット。このサウンドには一度聴いたら忘れられなくなる魔力があります。しかしその魔法は特別な何かではなく、自然なサウンドそのものなのです。

HAND FINISHED FOR ULTIMATE QUALITY & DESIGNED FOR A LIFETIME
images German Physiks


製品の外観は音と同じくらい重要であるため、すべてのキャビネットはドイツの熟練した職人によって手作りで仕上げられており、高級家具レベルの美しさです。多くのカラー、サテン/ポリッシュから選択できるため、オーダーから完成までにはおよそ10週間程度かかりますが、美しさのために妥協する事はありません。また、ドイツの製品に期待されるように、品質と信頼性は一流です。製品には25年以上の寿命を想定して設計された高品質部品のみを使用しています。たとえばDDDドライバーのサポートピラー、端子取り付けプレートや全てのネジには、耐食性の高いV4グレードのステンレス鋼が選択されています。このように長年ユーザーが愛用できる事も性能のひとつだと考えているのです。

https://www.taktstock.co.jp/products/german-physiks/
5:777 :

2022/11/19 (Sat) 06:10:50

Date: 9月 7th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とサウンドクリエイト・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=38040

7月10日から日本での発売が開始になったジャーマン・フィジックスのHRS130。

タイムロードが扱っていた頃は、よかった。
2006年に、突然輸入元がゼファンになった。
それからは、ひどかった。

ジャーマン・フィジックスの製品、その音がひどかったのではない。
ゼファンによる扱いがひどかった。
しかもわずかな期間で取り扱いをやめてしまっている。

それからは、ジャーマン・フィジックスの日本での取り扱い元はなかった。
かなり長い間、そういう状態だった。
ジャーマン・フィジックスの不在の時期は、私にとっては実際の年月よりも長く感じられた。

今年6月に、タクトシュトックが取り扱うニュースが届いた。

まだいまのところ取り扱い製品は、HRS130だけである。
それでも、いい。とにかくもう一度ジャーマン・フィジックスが聴ける。

とはいえ、これまで聴く機会はなかった。
今日、聴いてきた。

場所は、サウンドクリエイトである。
サウンドクリエイトは、銀座二丁目にある。

私は、以前から銀座にきちんとしたオーディオ店があるべきだ、と思っていた。
親しい人とも、そんなことを何度か話したことがある。

サウンドクリエイトは、以前の場所のときに、ほんのちょっとだけのぞいたことがあるくらい。
ほんとうにわずかな時間だったから、今回が初めて、といっていい。

どういうオーディオ店なのかは、なんとなくは知っていたけれど、
そればなんとなくでしかなかったことを、実際に行って感じていた。

HRS130は今日までの展示・試聴だった。
もしこれが、トロフィーオーディオ店と呼ぶしかない、そんな店だったら、
私は行かなかった。

今回は、ジャーマン・フィジックスのスピーカーということ、
そしてサウンドクリエイトということが重なって、
こういうことにはやや重い腰の私でも、行って聴いてこよう、なる。
http://audiosharing.com/blog/?p=38040

▲△▽▼

Date: 9月 10th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とサウンドクリエイト・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=38064
今も昔も、行きつけのオーディオ店がない。
行きつけのオーディオ店があれば、そこで聴きたいモデルが聴けるとなれば、
私でもすぐに聴きに行くだろうが、くり返すけど、行きつけのオーディオ店がない。

そんな私は誰かに誘われでもしないかぎり、
オーディオ店で何か試聴することはない。

今回は違った。
ジャーマン・フィジックスの輸入元であるタクトシュトックが、
今秋開催のインターナショナルオーディオショウに出展するのであれば、
そこで聴ける機会はあるけれど、タクトシュトックは出展しない。

となると親しい誰かが購入するか、
オーディオ店で試聴するぐらいしか、いまのところない。

サウンドクリエイトには、試聴の問合せをすることなく行った。
にも関わらずとても丁寧な対応をしてくださり、
15時から試聴の予約が入っているけれども、それまでなら大丈夫です、となった。

これがトロフィーオーディオ店だったら、どんな扱いをされたか。
今回は私一人ではなく、二人だった。

連れの彼も、サウンドクリエイトは初めてだった。
それに二人とも、高価なオーディオ機器を買いに来たという身なりではなかったし、
試聴だけが目的だったことは、サウンドクリエイトのスタッフの方もわかっておられただろう。

トロフィーオーディオ店だったら──、
客扱いされることはないと思うし、
そのことを批判したいわけてはない。

商売をやっているのだから、一文の得にもならない者の相手をするのは、
時間、労力の無駄。そういう考えを否定はしない。

でも、そういうオーディオ店ばかりではオーディオの世界は拡がっていくことはない。
トロフィーオーディオ店(屋)で買ってこそ、という人もいるのだから、
トロフィーオーディオ屋がなくなければいいとも思っていない。

今回、ジャーマン・フィジックスのスピーカーをサウンドクリエイトで聴けたことは、
よかった、と素直にいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=38064

▲△▽▼

Date: 9月 12th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とサウンドクリエイト・その3)
私がジャーマン・フィジックスの製品のなかで、
ほんとうに欲しいと思っているのは、Unicornである。
いまはUnicorn IIになっているが、私は初代のUnicornに魅力を強く感じている。
Unicornといっても、若いオーディオマニアの人たちは知らない存在になっているかもしれない。

Unicornは、ジャーマン・フィジックス独自のDDD型ユニットを一本だけ搭載し、
独自のエンクロージュアとの組合せで、フルレンジ型としてまとめたもの。
もちろん低音は、それほど低いところまで出せるわけではない。

制約もあるスピーカーシステムではあるが、
Unicornの魅力について語り出したら止らなくなるので、
ここでは省くことにする。

私がタムロードが取り扱っていた時代に聴いたのは、
Unicornの他には、フラッグシップモデルのGaudí、PQS402、Troubadour 40と80、
それに今回聴いたHRS130と同型のモデルを聴いている。

インターナショナルオーディオショウでのタイムロードのブース、
タイムロードの試聴室、とあるオーディオ店、知人のリスニングルーム、
そして菅野先生のリスニングルームにおいて、聴いている。

いうまでもなく、このすべてはチタン・ダイアフラム採用のDDD型ユニットである。
今回のHRS130はカーボンを採用している。

それにサウンドクリエイトでのラインナップは、聴いたことのない機種が含まれていた。
サウンドクリエイトでの試聴も初めてである。

なので、それまで聴いてきたジャーマン・フィジックスの音と比較して、
こまかいことを語ろうとは、まったく思っていない。

書きたいことは、サウンドクリエイトで聴けてよかった、ということ。
そしていちばん書いておきたいのは、MQAで聴いてみたかった、ということ。
それもできればメリディアンのULTRA DACと使って、である。
http://audiosharing.com/blog/?p=38080

▲△▽▼

Date: 9月 12th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とサウンドクリエイト・その4)
サウンドクリエイトは、銀座二丁目の古いビルの二階と五階にある。
このビルは、昭和のビルそのものである。そうとうに古い。
その古いビルとサウンドクリエイトの雰囲気は、
いい感じでマッチしているようにも思う。

ジャーマン・フィジックスは五階にあった。
ソファにすわると、男性のスタッフの方がiPadを渡してくれる。
iPodで選曲するわけなので、CDを持参することなく、聴きたい曲が聴けた。

ほんとうに便利な時代になった、と思う。

連れの彼が一曲目を選び、次に私が、三曲目はまた彼が──、
そんな感じで、約一時間、ジャーマン・フィジックスの音を聴いていた。

私が最初に選んだのは、
ケント・ナガノと児玉麻里によるベートーヴェンのピア協奏曲第一番だ。
何度もここで書いているように、
この演奏(録音)は、菅野先生のリスニングルームで聴いている。
菅野先生のリスニングルームで聴いた最後のディスクでもある。

そして、もっとも驚いた演奏(録音)でもある。

その次に選んだのは、サー・コリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集からコリオラン。
コリン・デイヴィスのコリオランは、エソテリックのSACD第一弾で、
発売になった年のインターナショナルオーディオショウでは、いくつかのブースで鳴っていた。

この演奏(録音)も、菅野先生が高く評価されていたし、
菅野先生のところで何度も聴いている。

ひさしぶりに聴けるジャーマン・フィジックスでは、
この二枚のディスクは外せない。
http://audiosharing.com/blog/?p=38082

▲△▽▼

Date: 10月 1st, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とオーディオ雑誌・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=38200

おそらく今日からなのだろうが、
ステレオサウンド 224号がKindle Unlimitedで読めるようになった。

224号は、少し楽しみにしていた記事がある。
おそらく224号で取り上げられているであろう、
ジャーマン・フィジックスのHRS130の新製品紹介の記事である。

8月発売のオーディオアクセサリー 186号でもHRS130は取り上げられている。
9月発売のステレオサウンド 224号でも取り上げられていて、
オーディオアクセサリーでは石原俊氏、ステレオサウンドでは山之内正氏、
オーディオアクセサリーはカラーで6ページ、ステレオサウンドはモノクロ2ページである。

カラーであるとかモノクロであるとか、
6ページなのか2ページなのかよりも、そこに書かれている内容である。
内容が薄ければカラー6ページであっても、モノクロ2ページの記事に劣ることだってある。

けれど、HRS130に関しては、オーディオアクセサリーの4ページである。
ステレオサウンドの山之内正氏の文章よりも、
書き手(石原俊氏)の熱っぽさが伝わってくるからだ。

石原俊氏は以前はステレオサウンドに書かれていた。
いつのころからか、さっぱり書かれなくなっていた。
そしていつのまにかオーディオアクセサリーに登場されるようになった。

山之内正氏はオーディオアクセサリーに書かれていた、いまも書かれている。
二年ほど前からステレオサウンドに登場されるようになった。
いまではメイン執筆者の一人である。

その二人がHRS130の記事を書いている。
私は、石原俊氏の文章(オーディオアクセサリーの記事)を読んでほしい、と思っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=38200

ジャーマン・フィジックス HRS130(とオーディオ雑誌・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=38203

オーディオアクセサリーの石原俊氏の文章、
ステレオサウンドの山之内正氏の文章、
この二つのHRS130についての文章を読んだ後に、
ステレオサウンド編集長の染谷一氏の編集後記を読むと、あれこれ妄想してしまう。

染谷編集長は、試聴記について書かれている。
そこには、
《自分の好みをただ押し付けただけの感想の羅列を試聴記として読まされると、いったい何の目的を持って誰のために書かれた文章なのかと理解に苦しむ》
とある。

そして最後には、
《プロ意識が欠けたまま書かれた試聴記には何の価値もないと思う。自戒の念を強く込めて。》
と結ばれている。

最初、読んだ時、どういう心境の変化なのだろう──、と思った。
それにしても、ただ試聴記とあるだけで、
この試聴記が、どの試聴記を指しているのかは、ひどく曖昧というか、
どうとでも読めるような書き方だ。

インターネットにあふれている個人の試聴記なのか、
それともステレオサウンド以外のオーディオ雑誌の試聴記なのか、
《自戒の念を強く込めて》とあるのだから、
ステレオサウンドの試聴記も含めてのことなのか。

オーディオアクセサリー 186号の発売日と、
この編集後記が書かれたであろう時期とを考えると、
オーディオアクセサリーを読んでの編集後記ではない、と思われる。

にしても、HRS130についての石原俊氏の文章と山之内正氏の文章を読むと、
こういうことを書きたくなるのかもしれない──、というのは私の妄想でしかない。
http://audiosharing.com/blog/?p=38203


ジャーマン・フィジックス HRS130(とオーディオ雑誌・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=38205

facebookでGerman Physiks(ジャーマン・フィジックス)をフォローしている。
9月17日のGerman Physiksの投稿は、
オーディオアクセサリー 186号で取り上げられたことについて、であった。

そこに石原俊氏の文章が、英訳されて一部引用されていた。
そして、最後にはこうある。

Our thanks to Mr. Ishihara and the Audio Accessory editorial staff and Mr. Iori of Taktstock, our Japanese distributor, for arranging the review.

これを読んでいたから、オーディオアクセサリーのHRS130の記事が楽しみだった。
オーディオアクセサリー 186号が発売になって、
一ヵ月足らずでのGerman Physiksの、この投稿である。

ステレオサウンド 224号が発売になって、一ヵ月。
そろそろGerman Physiksの投稿で、
ステレオサウンドのこと、山之内正氏のことが取り上げられるのか。

Our thanks to Mr. Yamanouchi and the Stereo Sound editorial staff and Mr. Iori of Taktstock, our Japanese distributor, for arranging the review.
という投稿がなされるのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=38205
6:777 :

2022/11/21 (Mon) 16:57:32

ageaあ
7:777 :

2022/11/25 (Fri) 14:55:31

8:777 :

2022/12/06 (Tue) 19:55:24

Date: 12月 6th, 2022
ジャーマン・フィジックス Troubadour 40のこと(Troubadour 80のこと)
http://audiosharing.com/blog/?p=38830

Troubadour 40は、残念なことにすでに製造中止になっている。
German Physiksのウェブサイトをみると、
PQS100というモデルがある。さらにPQS100 Plusもある。

PQS100がTroubadour 40の後継機ということになるのだろうか。
後継機である、と言い切りたいところなのだが、少しばかり微妙なところも感じて、
なかなか言い切れないのだが、それでもTroubadour 40の代りになるモデルを手に入れたければ、
現時点ではPQS100かPQS100 Plusになる。

PQS100は外観上は、PQS100以上にTroubadour 40に近いけれど、
6インチ口径のウーファーを下向きに取りつけられたモデルだ。
このウーファーを使わないのであれば、
PQS100 PlusはかなりTroubadour 40に近くなる。

ジャーマン・フィジックスの現行ラインナップには、
このようにTroubadour 40に近いモデルは存在するが、
Troubadour 80の後継機、近いモデルはいまのところない。

Troubadour 80はTroubadour 40を上下にスタックしたモデルであり、
菅野先生はTroubadour 40をまず導入され、それからTroubadour 80にされている。

Troubadour 40かTroubadour 80か。
どちらがいいのか、おまえならばどちらをとるのか、と問われれば、
どちらでもいい、と答えてしまう。

私のところにやって来たのはTroubadour 40だが、
もしTroubadour 80がやって来ても、同じように喜んでいたはずだ。

ユッカ=ペッカ・サラステ/トロント交響楽団によるシベリウスのレンミンカイネン組曲。
この曲を菅野先生のリスニングルームでTroubadour 40で聴いた時の、
聴き手であるこちらの腕をさわさわと響きが、音の波が伝わってくるのが、
はっきりと感じられて、こういうデリカシーの再現性の高さは、
Troubadour 40の独擅場といえる。

ならばTroubadour 40ではないか、とまた問われそうなのだが、
Troubadour 80で菅野先生が聴かせてくれたベートーヴェンのピアノ協奏曲。
ケント・ナガノと児玉麻里による演奏における動的平衡の音の構築物、
それが聴き手の眼前に展開されていくさまは、Troubadour 80の独擅場と思っている。

なので、どちらがやって来たとしても、私はそれでよかったわけだ。
そして妄想はここでも頭をもたげてくる。

Troubadour 80において、下側のDDD型ユニットはカーボンで、
上側のDDD型ユニットはチタンという仕様にしたら、いったいどういう音が鳴ってくるのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=38830
9:777 :

2022/12/13 (Tue) 10:54:32

Date: 12月 12th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とベストバイ・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=38889

いま日本に輸入されているジャーマン・フィジックスの製品は、
HRS130、一機種のみだ。

HRS130の価格は、サテン仕上げが4,180,000円、ハイポリッシュ仕上げが4,620,000円、
カーボンファイバー仕上げが4,950,000円(いずれもペア、税込みの価格)。

HRS130とほぼ同価格のスピーカーシステムとして、B&Wの802 D4がある。
すでに2023年1月11日からの値上げが発表になっているが、
HRS130も来年になると値上りするかもしれないので、
ここでは現時点(2022年12月)の価格を挙げておく。

802 D4も仕上げによって価格は違う。
ローズナット、サテン・ホワイト、ウォールナットが4,114,000円、
グロス・ブラックが4,356,000円(いずれもペア、税込み)。

明日発売のステレオサウンド 225号のベストバイでB&Wの802 D4は高い評価だろう。
HRS130はベストバイになっているとは思うが、何人が星を入れているのか、
どのくらい集まっているのかは知らない。

802 D4ほどは星を獲得していないはずだ。

それに802 D4が試聴できる販売店の数はそこそこあろう。
HRS130が試聴できる販売店となると、いまのところないのではないだろうか。

期間限定の試聴会はいくつかのオーディオ店で行われていても、
そこに行けばいつでも聴けるというわけではない。

東京でも、HRS130を常設しているオーディオ店はないはずだ。

ブランドの知名度もかなり違う。
ジャーマン・フィジックスは別項で書いているように、
十年ほど日本での取扱いはなかったのだから、より違いは大きくなっている。

つまり日本での販売台数は802 D4が上のはずだ。
かなりの差があるように思う。

HRS130と802 D4、
どちらがベストバイなスピーカーシステムといえるのか。

http://audiosharing.com/blog/?p=38889
10:777 :

2022/12/13 (Tue) 23:51:25

Date: 12月 13th, 2022
ジャーマン・フィジックス HRS130(とベストバイ・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=38896

今日(12月13日)は、ステレオサウンド 225号の発売日。
いまではKindle Unlimitedで読めるので、公開されるまで待てばいい。
なのでKindle Unlimitedを利用するようになって、
書店でステレオサウンドを手にすることも、ほぼない。

でも今日だけは、ちょっととはいえ立読みしてきた。
ベストバイでジャーマン・フィジックスのHRS130がどれだけ星を獲得しているか、
それだけが知りたかったからだ。

三人が星を入れていた。
みな一つ星だった。

予想としていたとはいえ、やっぱりその程度の評価なのか……、と思うしかない。
B&Wの802 D4は、HRS130よりも高い評価になっている。
これは昨年の結果からもわかっていたことといえるし、納得もいく。

ここで考えるのは、ベストバイという企画が、
以前のように価格帯関係なしの選定であったら──、ということだ。

http://audiosharing.com/blog/?p=38896
11:777 :

2023/06/26 (Mon) 07:12:58

Date: 6月 8th, 2023
2023年ショウ雑感(その1)
今月の24日、25日はOTOTENである。
今年は、ジャーマン・フィジックスの輸入元、タクトシュトックが出展する。

タクトシュトックはジャーマン・フィジックス以外のスピーカーも取り扱っているため、
ジャーマン・フィジックスのスピーカーをつねに聴けるわけではないだろうが、
とにかくオーディオショウで、ひさしぶりにジャーマン・フィジックスが聴ける。
http://audiosharing.com/blog/?p=39834


2023年ショウ雑感(その2)
OTOTENに行ってきた。
予定では土曜日(24日)に行くつもりだったが、
どうにも都合がつかなくなり、今日(25日)になった。

今日は夕方からもともと予定があったので、会場にいられる時間も短い。
そうなると、ジャーマン・フィジックスの音は聴けないかもしれない──。
今回、ジャーマン・フィジックスの輸入元であるタクトシュトックは、
スペックとの合同ブースだから、スケジュール的に合わなくて、という可能性はけっこうある。

それでも聴ける可能性はあるのだから、と思いながら、12時ごろに会場到着。
まずタクトシュトックのブースに行く。

13時30分からジャーマン・フィジックスのHRS130が鳴らされる。
これならば、一時間、途中で抜け出すことなくHRS130の音が聴ける。

それまでの一時間ちょっとのあいだ、他のブースに入ってみた。
といっても二つだけである。

たまたまなのだろうが、最初のブースも、次のブースも、
そしてタクトシュトックのブースでも、アナログディスクでの音出しだった。

どこのブースだったのかは書かないが、
最初のブースでは、LPをかけるときにヒゲをつけるかけ方をしていた。
なんとも無頓着で、スピンドルの先端でLPの中心穴周辺をこすっている。

LPのヒゲに無頓着の人は、けっこういる。
音質には関係ないだろう──、
そういわれればそれまでなのだが、そんな扱いをされたLPは、
どんなにきれいにクリーニングされていても、
「五味オーディオ教室」でオーディオの世界に入ってきた者にとっては、
《レコードを、つまりは音楽をいかに大切に扱い、考えるかを端的に示すこれは一条項だろう》、
ということを思い出させる。
http://audiosharing.com/blog/?p=39871


2023年ショウ雑感(その3)
タクトシュトックでジャーマン・フィジックスの音を聴いたあと、
すぐに会場を出たので、滞在時間は二時間半ほどだから、
他に、いい音で鳴っていたブースもあるかもしれないと思いつつも、
ジャーマン・フィジックスのHRS130の音は、
今年のOTOTENで、聴いておくべき、と断言したくなるほどに、うまく鳴っていた。

昨年9月に、銀座のサウンドクリエイトでHRS130を聴いている。
その音と、今回のタクトシュトックのブースでの音を比較してあれこれ言うのは、
控えたいと思いながらも、それでも今回の音はうまく鳴っていた。

ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットならではの音が鳴っていた。

HRS130は、サウンドクリエイトに今年から常設されているはずだから、
昨年の音よりもよく鳴っていることだって考えられる。

なので、ここではあくまでも約一年ほど前の音との比較なのだが、
今回のHRS130の音を聴いた人のなかには、なにか感じるものがあった人がきっといるだろう。

タクトシュトックのスタッフが話していたのは、十人、この音を聴いたら、
九人が不思議なスピーカーと感じ、のこり一人が、この魅力から離れられなくなる、と。

十人中一人。
一割。

私の感覚では、これまでは、もっと少ないように感じていた。
一割いたのであれば、ジャーマン・フィジックスは輸入が止ることもなかっただろう。

けれど、十一年、輸入元がなかったのが現実である。
http://audiosharing.com/blog/?p=39873



2023年ショウ雑感(その4)
ジャーマン・フィジックスのHRS130は、
輸入元タクトシュトック取扱いの製品で鳴らされた。

アナログプレーヤーはヴァルテレのスラッグシップモデル。
アンプはスロヴァキアのカノア・オーディオ。

ヴァルテレは、ロクサンのプレーヤーは聴いたことはあるけれど、
それからずいぶん時間は経っているし、モデルのランクも違っているから、
初めてのモデルといえるし、
カノア・オーディオに関しては、
タクトシュトックが取り扱いを始めてたのは知っている程度でしかなかった。

どういう音が鳴ってくるのか。
音は鳴ってみるまで(聴いてみるまで)わからない。

開始時間は13時30分からなのだが、
セッティングができた13時15分くらいから、HRS130の音が鳴り始めた。

国際フォーラムでひさしぶりに聴くジャーマン・フィジックスの音。
タイムロードが取り扱っていた時代は、インターナショナルオーディオショウで聴いていた。

輸入元がゼファンになってからは、
取扱いブランドの多さからなのだろうが、ジャーマン・フィジックスが鳴らされる時間は短かった。
ゼファン時代のジャーマン・フィジックスの音は、
インターナショナルオーディオショウでは聴く機会がなかった。

タイムロード時代のジャーマン・フィジックスと、
タクトシュトック時代のジャーマン・フィジックスは、けっこう違っている点もある。

鳴らすアンプも違う。
タイムロード時代はCDだったのが、
今回のタクトシュトックはLPのみだった。

そういう違いがあっても、鳴ってきた音を聴いた瞬間、
なんの異和感もなく、いい音だ、と思える。
http://audiosharing.com/blog/?p=39876


2023年ショウ雑感(その5)
タイムロード時代のインターナショナルオーディオショウでの音、
菅野先生のリスニングルームで鳴っていた音、
知人のリスニングルームでの音、
サウンドクリエイトでの音、
それから秋葉原のオーディオ店での音、
そして私の部屋で鳴っている音。

これらのジャーマン・フィジックスの音は、デジタルでの音だった。
CD、SACD、TIDALなどによる音だった。

今回はじめてアナログディスクの音で、ジャーマン・フィジックスを聴いたことになる。
予想していたとおり、スクラッチノイズの質がいい。
耳につかない、気にならない。

一時間ちょっとHRS130の音を聴いていて思っていたことがある。
いま別項で「終の組合せ」を書いている。
ウーファーをどうしようか、と書いているけれど、
HRS130とカノア・オーディオのアンプの組合せ──、
これでいいんじゃないか、という気持が芽ばえてきた。

カノア・オーディオのアンプは、管球式プリメインアンプだ。
KT88のA級プッシュプルで、出力に余裕を持たせるために今回は二台用意しての音出しだった。

カノア・オーディオのプリメインアンプは、百万円を超えるものの、
むちゃくちゃ高価なアンプではない。

なのに、これだけ鳴ってくれる(HRS130を鳴らしてくれる)。
ウーファーで苦労することはない。

そう考えると、かなり心がぐらっとしたのはほんとうだ。
それでも──、と次の瞬間、そう思ってしまう。

やっぱりTroubadour 40を中心とした組合せを構築しよう、と。
そう決心しながらも、経済的に余裕があれば、
HRS130とカノア・オーディオのアンプ、それにMQAを組み合わせれば──、
その音を想像してしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=39878


2023年ショウ雑感(その6)
ジャーマン・フィジックスの十一年間の不在。
やる気のない、そして愛情のない輸入元にかわってしまったことの不幸が、
日本では続いていた。

2022年から、やっとタクトシュトックが新しい輸入元となり、
輸入が再開された。

タクトシュトックの人たちがどういう人たちなのかはまったく知らない。
けれど今日のOTOTENでのスタッフの人の話は、愛情がきちんとあった。

いい輸入元にめぐりあえたな、と実感できるほどだ。
それは話だけではなく、
HRS130のデモンストレーションが始まる前、
それまで鳴っていたスピーカーシステムと入れ替えるわけで、
その時、エンクロージュアに手が触れることになる。

HRS130の仕上げだと、どうしても手の跡が残ってしまう。
タクトシュトックのスタッフの人は、柔らかい布できちんと拭き取っていた。
それを見ているだけで、ゼファンからタクトシュトックになって良かった、と思えた。

このことが今年のOTOTENでの最大の収穫だったし、
そしてカノア・オーディオのアンプが、かなり気になっている。

これも別項で書いていることなのだが、
タンノイにはKT88のプッシュプルが合う、というのが、私の経験則だ。

もちろんすべてのKT88のプッシュプルアンプが合うというわけではないのだが、
カノア・オーディオのKT88のアンプ、タンノイをどう鳴らすのか。
それもとても興味深いと思わせてくれた。
http://audiosharing.com/blog/?p=39881




12:777 :

2023/08/18 (Fri) 08:01:01

“ステレオ”から“空間オーディオ”へ。変わるオーディオ機器の基準
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14141203

Apple Music の空間オーディオ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1189.html

多チャンネルDSPサウンドが根付かなかった理由 _ 音の変化を聴く遊びには良いが、音楽の再現では使い物にならない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1022.html

終のスピーカー(嘲笑い) ジャーマン・フィジックス Troubadour 40
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14065123

German Physiks 友の会
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1036.html

GRFのある部屋 和室のユニコーン
https://tannoy.exblog.jp/i12/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/313.html

錯聴 (auditory illusion) _ 音の錯覚
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/756.html

原音とは何か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/890.html

コンサートホールの音響ランキング
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1089.html

音楽はこういう部屋で聴きたい
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.htm

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html

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