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ジェームズ斉藤 _ ロシア軍敗北は演出、プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ

1:777 :

2022/10/25 (Tue) 16:30:59

ロシア軍敗北は演出、クリミア橋爆破は「核兵器使用のため」だった! プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ(ジェームズ斉藤)
2022.10.24
https://tocana.jp/2022/10/post_242677_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──今回はクリミア橋爆破事件についてお聞きしたいんですが。

ジェームズ あの事件はガスパイプライン・ノルドストリームの爆破事件と併せて、今後のロシアを考える上でとても重要ですからじっくりお話ししましょう。

 まず、誰が犯人なのかというと、ウクライナは、プーチンによるロシアの自作自演だと言っていますね。一方、ロシアはウクライナのゼレンスキー政権のテロ行為だとみなしていましたが、10月12日になってプーチンがノルドストリームの爆発に米国が関与していると言い出しました。

──誰が犯人なのか、相変わらず混沌としてますね。

ジェームズ こういう事件は基本的にそういうものです。ただし、犯人はわかっています。クリミア橋爆破は明らかにロシアの諜報組織FSB(ロシア連邦保安庁)の自作自演であると思います。なぜ、そう言えるのかというと、この戦争の侵攻からいままでの流れを見ていくとわかります。侵攻の最初からロシアの軍事侵攻は杜撰だと言われていましたよね? 実際、誰が見ても杜撰な作戦がずっと続いていました。多くの人は最初にそれを見て「まさか」と思い、そのあと次第に「ロシア軍って実は大したことないんじゃないか」と見くびるようになっていきましたよね。しかし、それがおかしいのです。ロシアの戦い方は確かに杜撰ですが、あそこまで戦術的に失敗するって本来ありえないんですよ。

──ということはどういうことですか?

ジェームズ 彼らは本当に取りたいものを取ったあとは勝とうとしていない、ということです。そこを考えていくと、すべての杜撰さは「核兵器を使うためにわざとやっている」という結論に達します。軍事作戦上の杜撰さは全て核兵器使用の口実作りのためです。なので、杜撰な作戦でロシアが攻め込まれる場面は絶対に必要だったのです。

──ある程度、自軍が危機に瀕しないと核は使えないからってことですか? 

ジェームズ はい。そして、8月の中頃からはロシア国内でテロがバンバン起こるようになって、それが頂点に達したのがドゥーギンの娘ドゥーギナが自動車爆弾で殺された時ですね。

──ウクライナからのテロによって国内まで攻め込まれていると。

ジェームズ そういう演出です。あのテロに関しても自作自演だと言われていますので。そのあと、ノルドストリーム爆破があって9月に四州を併合します。そしてクリミア橋の爆破があります。

──ロシアはガンガン攻め込まれていますね。

ジェームズ ですよね。これらの報復としてキエフへのミサイル攻撃を始めています。

──我慢に我慢を重ねたがもう堪忍袋の緒が切れたと。


ジェームズ そういう流れになっていますよね。

──でも、ロシアは四州を併合する時に、「我々は停戦交渉の用意がある」と言っていますよ。

ジェームズ いえいえ、それは逆です(苦笑)。四州を併合した時点で完全にロシアとウクライナが停戦に持ち込むことはできなくなったんです。ウクライナ側からすれば、四州がロシアの一部に強制的に併合されてしまったんですよ。そんなタイミングで停戦を申し入れる事はありえません。完全に国に対する反逆行為になりますからね。ですから、ロシアは、ウクライナは停戦交渉などできないと知っていて、「停戦の用意がある」と言っていたんです。このようにロシアの言葉や、やっていることは表から見えているものとは常に逆だと考えたほうがいいんです。まさにマフィア国家と言われる如く、ロシアのやっていることは無理難題を吹っかけ領土を盗むという、地政学レベルのカツアゲです(笑)。

──カツアゲ(苦笑)。確かにそんな感じはしますね。その辺はよくわかりましたが、納得できないのは杜撰な作戦によって自国の兵士が死ぬわけじゃないですか。それはいいんですか?

ジェームズ 問題ありません。これは私のメルマガではすでに解説していますが、ロシアという国は異民族が支配層となって常に土着で多数派の住民であるロシア人を支配してきた歴史があるからです。ロシアの地は古くはモンゴル人が支配者でしたし、リューリック王朝はヴァイキング、ロマノフ王朝もドイツ人です。ソ連になってからはレーニンなどのユダヤ人が君臨してきました。そして、現在のプーチンも隠れユダヤです。

 ですから、ロシアはロシア人が支配したことのない国なのです。というか、大昔のルーシの時代にロシア人貴族が貴族同士の利権争いに明け暮れ永遠に国がまとまらないので、異民族に「頼むからロシアに来てルーシ(ロシア人)を支配してくれ」とお願いしたのが元凶です。ここにプーチンとオリガリヒの関係の原点があります。いつの時代にしても、一般のロシア人は無力で絶望しかないのがロシアという国の現実です。何しろ、時代に関係なく、支配層からするとロシア人の扱いは家畜で、時代と共に農奴やプロレタリアなど、形は変われど、「ロシア人は単なる労働者」というのが永遠の歴史的法則です。ロシアで、ずっと国民が大事にされてこなかった理由はここにあります。実際、21世紀になっても何も変わっていないじゃないですか。

──おっしゃる通りですね。あの国は国民を大事にするという発想がそもそもない感じですね。

ジェームズ ロシアは欧米のようにルネサンスを経験していないので、近代の特徴である法の精神や個人主義を徹底的に否定します。そのような未開で前近代の国に「戦争を止めろ」と言っても全く通じないのは、自明でしょう。

 つまり、ロシアの戦争とはクレムリンの「気分」次第で始まり、しかも自国民を粛清するための戦争になっていきます。対ナポレオン戦でも対ドイツ戦でもそうだったはずです。常に最初はボロボロに負けていますが、最終的には勝ちます、ロシア国民の大きな犠牲を代償に。

──確かに言われてみれば。

ジェームズ それがロシアの戦い方であり、ロシアという国です。ですから、杜撰な作戦で国民が死んでも支配者は平気なのです。むしろ、反乱分子になり得る20代、30代、40代の男性を間引きできるので一石二鳥だと思っているぐらいです。先日のウクライナ戦争への一部動員もプーチンとしては痛くも痒くもありません。

──そんなロシアなのでクリミア橋の爆破を画策した可能性はあると。FSBがやったという明らかな証拠というのはどういうものがあるんですか? ジェームズさんがTwitterにアップしたクリミア橋の橋桁の4枚の画像と関係ありますか? 

ジェームズ あの画像は橋が爆破される直前、クリミア橋の橋桁のところに不思議な気泡が立ち上っていたものです。あれは海中で水中ドローンを爆発させたためだと考えられています。


──ノルドストリームを破壊したものと同じですか?

ジェームズ いえ、ノルドストリームの破壊は水中ドローンは使っていないと関係者から聞いています。それにノルドストリームはFSBというよりもGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)の特殊部隊ですね。海軍スペツナズと呼ばれる、アメリカのネイビー・シールズのGRU版みたいな特殊部隊がロシアにもありますので。

──えっ、ノルドストリームの爆破はロシアなんですか? アメリカが水中ドローンを使ってやったといま盛んに言われていますが、違うんですか?

ジェームズ その情報自体がロシアが仕掛けている可能性が高いんですよ。実際、プーチンもアメリカが関与したと言っていますし、ノルドストリームが爆破された日にアメリカのヘリコプターが事件現場に一時停止していたという話もあるんです。

──めちゃくちゃ怪しいじゃないですか!

ジェームズ しかし、それと事件が直接リンクしているかは疑わしいですよ。もし本当にリンクしているんだったらアメリカの直接犯行ではなくてロシアとアメリカ両国の合意があった上での作戦になります。つまり、ロシアが、「『アメリカがやった』というディスインフォメーションに信憑性を加えるならば、アメリカのヘリコプターを事件の直前に事件の場所近くに浮かばせたほうが『なんだ、これは?』となるじゃないか」と提案している可能性があります。そういう演出ですね。しかし、今回、アメリカは関係ありません。

──でも、ノルドストリームの破壊ってアメリカも望んでいたんじゃなかったですか?

ジェームズ アメリカがノルドストリームを妨害しようとしていたことは事実です。これはトランプ政権がノルドストリームに対して制裁をかけたことでもわかります。ただし、ノルドストリームの破壊というのはロシアにもメリットがあるんです。

──自国のパイプラインの破壊がですか?

ジェームズ もちろん、破壊したことによってガス供給が一時減ってしまうというデメリットはありますよ。しかし、それ以上に大きなメリットとしてあるのが、ヨーロッパ経済の破壊です。ロシアからすると欧州をエネルギー危機に追い込んで締め上げることができるのでノルドストリームを破壊してもお釣りがきます。となると、ロシア的発想では「ヨーロッパ経済を崩壊できるなら、パイプラインの一つや二つくらいブッ飛ばしてしまえ」となり、実際にやりました。

──確かにノルドストリームが止まれば、それでなくてもボロボロになってしまったドイツ経済に止めを刺せそうですし、ドイツが潰れれば、ヨーロッパも潰れますね。

ジェームズ あとはバルト3国とポーランドへの圧力ですね。ドイツもそうですけど、特にバルト3国とポーランドに対する圧力は今後激しくなる可能性が高いです。なにしろ、ロシアがノルドストリームの破壊活動をやったということは、ロシアの特殊部隊がバルト3国やポーランドにまで出向いたことを意味します。ということはこれらの国に潜って何かしでかすかもしれないのです。

 それにノルドストリームの破壊は四州併合の前の9月26日です。つまり、ノルドストリームの破壊を受けてから、例の四州併合での演説、「欧米はサタニスト」演説をしているんです。これはどういうことかというと、ノルドストリームの破壊は、プーチンにとっての敵国がウクライナから欧米に変わったことを意味します。ですので、欧米を締め上げるという意味でノルドストリームを破壊するのはかなりメリットがあったはずです。よって、アメリカがやったという情報はディスインフォメーションでしょう。

──アメリカがやったといろんなところで言っているんで、てっきりそう思っていました。

ジェームズ アメリカがやったと思えるような断片的な情報も多かったですからね。騙される人も少なくないんでしょう。しかし、それこそがディスインフォメーションです。

──一つ確認したいんですけど、欧州議会議員のラドスワフ・シコルスキーがノルドストリーム爆破直後に事件現場の画像をTwitterにあげて「Thank you USA」とツイートしたのはどうなんですか? あれもディスインフォメーションですか?


ジェームズ 彼はそのツイートをすぐに消しましたね。ただ、あれはいろんな意味で意味深で理解に苦しむんですね。なぜかというとシコルスキーはポーランドのユダヤ系で昔、ポーランドの国防大臣をやっていたんですよ。妻がアメリカ人でアン・アップルバウムというジャーナリストですけど、アップルバウムというのは典型的なユダヤ系の名前で写真を見ればわかりますが、顔も典型的なユダヤ系の人です。この人はもうアメリカ国内では有数の反プーチンのネオコンの人なので、普通だったらシコルスキーがアメリカに感謝するよというあんな際どいツイートをするはずがないんですよ。

──本人はアメリカがやったと本気で思っていて、本当に感謝したんですかね? 

ジェームズ シコルスキーはポーランド人なのでノルドストリームなんて壊してもらったほうがいいというのは本音でしょうけど。

 それにロシアにはもう一つのパイプラインであるトルコストリームがあります。これがトルコ経由で欧州に行きます。すでに10月15日のニュースでプーチンとトルコのエルドアン大統領が会ってトルコストリームをノルドストリームの代替パイプラインにすると合意しています。

──じゃあ、トルコも抱き込んで欧州を揺さぶろうという魂胆ですか?

ジェームズ これはどういうことかというとトルコを無理やりロシア側に引き込んで、EUではなくてNATOの内部分裂を図っているということです。

──あの手この手で、凄いですね。

ジェームズ こういうのを見ていけば、ロシアがウクライナ戦争で勝てないというのはお笑い草だというのがわかってくるでしょ。勝てないのではなく、わざと敗北を演出しているということです。言い換えれば、敗北を演出できるほど余裕があるということです。実際にまだ特別軍事作戦は正式には終わっておらず、つまり本気で戦争をしていないということです。ノルドストリームの件にしても、いまやアメリカのせいにされていますからね。ロシアの工作はかなり巧妙です。実際、プーチン自身が工作員上がりなので、彼の仕掛ける戦争も工作のようなものになります。

──確かに変な戦争ですよね。ロシアは攻めたり、後退したりを繰り返し、ゼレンスキーは各国の政府に戦費を寄付しろと言って回る。ウクライナの国民も残って経済活動を普通にしている人も結構いると。

ジェームズ しかも、戦闘行為よりもテロのほうが目立つ。こんなおかしな戦争を私はほかに知りませんよ。イランやアフガンでの戦いは本当に戦場でしたよ。しかし、ウクライナで起こっていることはなにか中途半端なんですよ。

 であるのに、日本の某ロシア軍専門家や元自衛隊幹部の方々は真面目に「もはやロシア軍は終わった」と議論しています。しかし、プーチンのロシアに関しては軍事の視点自体が着眼点としては間違っています。指導者が工作員上がりであれば、こちらも諜報の観点で分析しなければなりません。

──言われてみると情報戦ですよね、ウクライナ戦争って最初から。


ジェームズ その観点がとても大事になってきます。

 そして、その観点でノルドストリーム爆破事件を見ると、アメリカがやったというのはありえないんです。そもそもの話なのですが、アメリカが本当に関与していたという証拠が出たらどうなると思いますか? 米露の直接戦争になってしまいかねない話なんですよ。多くの人たちがネイビー・シールズを投入したとか言っていますが、そんなことをするわけがないんですよ。

 基本的に皆さんがわかっていないのは、特殊作戦の場合、最初に考えておかなければいけないこととして「見つかった時にどうするか?」なのです。それを考えるとノルドストリームに米国がかかわる可能性は極めて低いです。リスクがデカ過ぎるんです。

 しかし、その一方で、ロシアの場合は陰謀に関わって、それがもしも発覚しても「ロシアだから仕方ないか」となるんです(苦笑)。

──「ロシアだからしょうがないか」で終わるんですか!? 

ジェームズ 終わるんです。世界の世論がロシアだから仕方ないかとなってしまうんです(苦笑)。実際、ウクライナ戦争だって侵攻しないとずっと言われてて、侵攻した瞬間「やっぱりロシアだ」となったはずですよ。

──なりましたね。当たり前に受け入れてしまいました(笑)。

ジェームズ ある意味、それがロシアの強みになっているんです。だから、ウクライナ戦争も世界が非難していますが、やはり「ロシアだから仕方がない」という諦めモードでダラダラと続いているんです。

 しかし、これをアメリカがやってしまうとダメなんです。アメリカが逆に悪者になってしまいます。ですから、いまのアメリカの戦略はとても単純です。それは徹底して戦争に関与しない、ということです。世界各地で放置プレイをしているのはそのためです。そうするとどういうことが行われるかというと現地の人が戦わないといけなくなるんです。

 よって、ウクライナも放置プレイで米軍がいないんです。何がウクライナに渡っているのかというと武器であってアメリカ軍は行っていない。ウクライナの軍事顧問にCIAが紛れ込んでいる可能性はありますけど、それは戦場じゃないですからね。ウクライナの大統領府などに紛れ込んでいるのは世界もわかっているのであまり驚きがない。しかし、ノルドストリームの破壊にアメリカが関わっていたという決定的な証拠が出たらこれはもうアウトです。それを防ぐためにも基本は放置プレイです。リスクが大き過ぎるので。同じ悪さをしてもあまりお咎めを受けないロシアと戦うのはそういう意味でも難しいのです。

──ある意味、最強の国家ですね、ロシアは。そのロシアがクリミア橋もやったんですね。で、さっきの話に戻りますが、あの画像はどういう意味なんですか? 爆発した時の泡ってことですか?

ジェームズ クリミア橋の爆破は公では橋を通行していたトラックが爆発したことになっています。しかし、その画像を見れば明らかで海の中で何かが爆発したことがわかります。潜水型のドローンが橋桁に自爆したもので、その爆破の瞬間を捕らえたものです。つまり、これは完全に工作で、犯人はFSBだと私は見ています。

──GRUではなくて、なぜFSBなのでしょうか? 

ジェームズ ロシア国内とウクライナにおけるこういう特殊作戦というのは基本的にFSBが担当ですから。ノルドストリームの場合は完全に海外になってしまうのでGRUです。海軍スペツナズ部隊が潜水艦から海中に出てパイプラインに爆弾を設置したと言われています。ですから、やり方もまったく違ってくるんで、クリミア橋のほうはFSBの仕業でしょう。

──でも、なぜ、FSBはそんなことをしたんですか?

後編へ続く(25日20時配信予定)
2:777 :

2022/10/25 (Tue) 20:22:48

「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆“ツァーリ・ボンバ”級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)
2022.10.25
https://tocana.jp/2022/10/post_242708_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

前編に引き続き、クリミア橋の爆破、パイプライン・ノルドストリームの破壊とロシアの核兵器使用の危険性を話してもらった。

──ある意味、最強の国家ですね、ロシアは。そのロシアがクリミア橋もやったんですね。で、さっきの話に戻りますが、あの画像はどういう意味なんですか? 爆発した時の泡ってことですか?

ジェームズ クリミア橋の爆破は公では橋を通行していたトラックが爆発したことになっています。しかし、その画像を見れば明らかで海の中で何かが爆発したことがわかります。潜水型のドローンが橋桁に自爆したもので、その爆破の瞬間を捕らえたものです。つまり、これは完全に工作で、犯人はFSB(ロシア連邦保安庁)ロシアだと私は見ています。


──GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)ではなくて、なぜFSBなのでしょうか? 

ジェームズ ロシア国内とウクライナにおけるこういう特殊作戦というのは基本的にFSBが担当ですから。ノルドストリームの場合は完全に海外になってしまうのでGRUです。海軍スペツナズが潜水艦から海中に出てパイプラインに爆弾を設置したと言われています。ですから、やり方もまったく違ってくるんで、クリミア橋のほうはFSBの仕業でしょう。

──でも、なぜ、FSBはそんなことをしたんですか?

ジェームズ これも核兵器を使うための道筋作りです(前編を参照)。そもそもロシアには核兵器を使うための明確な条件が設定されているんです。「核戦略ドクトリン」というのがロシアにはあるので。どんな条件なのかというとロシアの領土に外国の通常部隊、これは特殊作戦ではなく、陸軍の戦車部隊なんかがロシアの領土を侵略し、ロシアの国家存亡を揺るがすような事態になった時に核兵器の使用が許されます。ということはロシアの領土が侵略されることが絶対条件なのです。ですから、この間の四州併合も核兵器使用のための布石と言えます。ロシアの感覚で言えば、すでに四州はロシアです。しかし、ウクライナとしては自国の領土だと思っていますから奪還のために戦車部隊を送ります。そうなった時、どうなるか、ですね。たぶん、また杜撰な作戦で後退するでしょう。西側メディアはそれをウクライナの勝利、民主主義の勝利と絶賛するのでしょうが、プーチンはそれを見てほくそ笑んでいるかもしれませんよ。


──ドクトリンに近づいているんですね。

ジェームズ そうです。というかロシアは非常に法的根拠にこだわり、侵略や他の悪事の口実に必ず法律をふりかざしてきます。そういう中でクリミア橋の爆破です。クリミアもいまやロシアの領土ですからね、あそこも通常兵器で攻められると核兵器を使用せざるを得ない状態になるかもしれないですよ。ですから、どこをきっかけに核兵器の使用になってしまうのか? 四州なのか、クリミアなのか、ロシア本土なのか。それは今後のウクライナの動き次第ですね。

──いずれにせよ、クリミア橋はそのきっかけを作るための小競り合いだと。

ジェームズ 小競り合いだけじゃなくて完全にエスカレーションの一部としてマネージされています。大切なのはエスカレーションです。8月のロシア国内のテロ、ドゥーギンの娘の爆死、そのあとにノルドストリームの爆破、クリミア橋爆破とロシアに対するテロが表向きにはどんどんエスカレートしていますね。しかも、ノルドストリームとクリミア橋というのはロシアにとって最重要インフラです。それを2つも“ウクライナは破壊した”わけです。

 では、次に何が起きるのかというと当然、ロシアからの報復です。それがキエフへのミサイル攻撃です。

──確かに報復もエスカレートしてますね。

ジェームズ クリミア橋爆破直後に一気にロシアがミサイルを撃ち込み始めましたよね。つまり、一連のテロというのはエスカレーションをするための口実になっています。ロシアで動員がかけられたのが9月21日、ドゥーギナが自爆テロで殺されたのが8月20日で、ちょうど1カ月後です。「動員をしろ」というのはずっとドゥーギンが言っていたことなんですね。結局、いろんなものをエスカレートさせるためにこういったテロが仕掛けられています。

──段階的に行くように踏んで、気づけば、キエフにミサイルが打ち込まれるまで戦争はエスカレートしていましたね。

ジェームズ なのにアメリカもNATOも動いていませんから。

──世界もなんとなくそれを受け入れています。

ジェームズ これが狙いです。洗脳におけるプライミングの如く、世界の世論もプーチンによって完全に慣らされてきています。この間の四州併合の時のプーチンの演説で「アメリカは広島、長崎に原爆を落としたことによって核使用の前例を作った」と言っていたんですよ。これはどういうことかというと自分も使いたいんです。

──前例って言ってるんですもんね。

ジェームズ アメリカが前例を作ったんだから、我々が使えないのはおかしいっていうことです。いつからロシアは核兵器も使えないショボい国になってしまったんだっていう怒りの感情ですよ。だから、使いたいんですよ、最初から。


──ともかく使いたいのか。

ジェームズ そこを理解しないとこの戦争も核の使用も見えてきません。私は昔、モスクワの赤の広場で行われた戦勝記念日の軍事パレードに出席した時の、ある光景が忘れられません。あの軍事パレードで一番盛り上がったのはロシア兵が出てきた時ではなく、ロシアが持っている核を搭載したICBMが登場した時なんですよ。あれこそが大国の証だって熱狂するんですよ、国民が。私のすぐ横にいたある年配のロシア人バーブシュカ(お婆さん)などは「戦勝記念日」という有名なロシア軍歌を興奮のあまり高らかに歌っていました。ロシアのICBMで欧米が焦土化するイメージがロシア人の母性本能をくすぐるのか、とその時悟りました(苦笑) 。戦前の日本の兵隊さん万歳みたいな感じです。ロシアの場合は兵隊さんに対して熱狂すると思いきや、兵隊さんには熱狂せずに、核兵器、ICBMを搭載した車両に対して熱狂したんですよ。「核兵器=戦勝の兵器」というカルト信仰に近いものになっています。これがロシア人の国民感情ですから。

──核兵器が神格化している感じですね。

ジェームズ そうです。そういうのがあるのでプーチンが核兵器投下を命令してもロシア国内では「それはさすがにヤバいだろう」ではなくて歓迎すると思います。「やっと使ってくれた」と。

──その辺の感覚のズレはありますね。西側は核兵器を使ったらダメですけど、ロシアは「よく使ってくれた」って気になるんですね。

ジェームズ 逆に国威発揚になります。昔の日本は兵隊さんに対する熱狂も凄まじかったんですけど、海軍の軍艦に対する熱狂ってあったと思うんですよ。戦艦大和なんか世界最強の軍艦だったという、そこに対する熱狂と同じものがあると思います。

──日本人はいまだの戦艦大和への熱狂はありますから。

ジェームズ いまだにあると思います。特に海上自衛隊の護衛艦を神格化する動きはそれとちょっと似ています。ロシアの場合は海軍があまり強くないんで軍艦を神格化するっていうのはあまりないんですけど、核兵器にはあります。ロシアの核兵器に対する感情ってすごい大事で、ここがほとんど理解されていません。

 では、なぜ、ここまでロシア国民の気持ちを刺激するのかというと、ロシアと核兵器の関係が屈辱から始まっているんですよ。

──屈辱?

ジェームズ アメリカに先を越されたという屈辱です。核兵器は、アメリカのマンハッタン計画で核爆弾を開発し、それをもとに広島、長崎に落としたことで先を越されてしまったんですね。ここで有名な話があるんですけど、スターリンは当時、アメリカのマンハッタン計画を知っていましたし、広島、長崎に原爆を落とすことも全部知っていました。それだけでなく、マンハッタン計画の技術を全部持ち出してモスクワに報告させていたんです。

──マンハッタン計画にロシアのスパイがいたんですか?

「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆ツァーリ・ボンバ級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)の画像5
逮捕されたローゼンバーグ夫妻 画像は「Wikipedia」より
ジェームズ そうです。これは歴史学的にも証明され、有名です。ユダヤ系アメリカ人のローゼンバーグ夫妻が死刑になっていますから、彼らが流したんです。ポツダム会談が1945年の7月にあったんですが、そこでトゥルーマン大統領がスターリンに対して「アメリカはついに広島、長崎に投下するための原爆実験に成功した」と言ってるんです。するとスターリンは「既に知っている」と言ったんです。

──負けず嫌いなんですね。

ジェームズ そのお陰でローゼンバーグ夫妻のスパイ行為が発覚して死刑になっていますが。ともかく、ロシアにとっては核兵器の関係というのはアメリカに先を越された屈辱から始まっています。しかし、スパイ能力によって核技術に関してはわかっていたので、アメリカがビキニ環礁で水爆実験をやり始めると、負けじとソ連も水爆実験をやって、それがツァーリ・ボンバです。世界一の規模の水爆でいまだにツァーリ・ボンバを超える爆弾って開発されていないんです。

──こだわりが大きいんですね。

ジェームズ デカさに対するこだわりですね。ロシア語でも「ギガントマニア」という巨人信仰を意味する言葉もある程です。意味は単純で、とにかく「デカければ、勝てる」というものです。ですから、思うんですけど、いまロシアが使うのは戦術核が前提のように言われていますけど、「本当にそうだろうか?」と思いますね。戦術核は、たとえばワシントンのホワイトハウスに戦術核を落としたらワシントン全部が広島、長崎のように破壊されるかというと、そういうことはなくて破壊の規模は遥かに小さいんですよ。

──ホワイトハウスをピンポイントを壊すみたいなことまでできたりするんですか?

ジェームズ そんな感じです。でも、それって見た目のインパクトがないですよね? いま言ったようにロシアという国はデカイものが好きなんで戦術核のような小規模な核で満足するのかって不安はありますね。


──いきなりデカいのでいく可能性があると。

ジェームズ 普通、占領するのであれば都市機能とかインフラを残したまま相手を屈服させるはずですが、ロシアにはそういう常識は通用しません。デカい花火をぶち上げるほうを嗜好し、それを優先する可能性があります。核の場合でいえば、デカいきのこ雲ですね。それによってすべてが破壊されてもかまいません。ロシアはもともと破壊を好み、すべてを破壊してから占領して、また作り上げるんです。それがロシアのやり方で、そこを間違うと読み間違います。よって、ロシアの考え方をしっかり知らないと大きな被害が出る可能性がありますね。今後、ますます注意深く見ていく必要があると思います。

3:777 :

2022/10/25 (Tue) 20:37:21

ジェームズ斉藤 : 「ウクライナ侵攻」の真実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006468

プーチンの側近ドゥーギンの娘爆殺はロシアの諜報機関FSBの仕業だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038739


4:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/03/03 (Fri) 08:11:35

ロシア軍が北海道に侵攻、ウラジオストクが中国領に… 岸田政権が欠く“ウクライナ戦争後”の国家戦略=ジェームズ斉藤
2023.03.02
https://tocana.jp/2023/03/post_247703_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):いまアメリカ国内ではウクライナ戦争後について真剣に話し合っています。日本はいまだにウクライナ戦争がいつ終わるのかなどといったことしか考えていませんが、他国はもうウクライナ戦争後のことを検討しているのです。

──それはウクライナの復興利権ということですか?

ジェームズ:いえ、復興利権はアメリカが、もっと言えばバイデン関係者が持っていくことはほぼ決まっています。そうではなく、ウクライナ戦争後のロシアをどうするか、です。アメリカはいまロシアが分断すると読んでいます。読んでいるということは、「分断を画策している」ということですが、ロシアはもともと89の地域に分かれる、細かな少数民族の集合体です。この集合体を内部分裂させてロシアの崩壊を目指しています。特に少数民族が率いるタタールスタンとか、シベリアではヤクート、ヤクーツクなどの少数民族のエリアを独立に導きます。彼らは完全にモンゴル系ですから、独立意識を刺激して内部崩壊に向かわせます。また、最近言われ始めているのがトルコとポーランドがロシア領内に入っていく可能性と、シベリアに中国が入っていく可能性です。

──すでに周辺諸国は戦争で傷ついたロシアを餌にしようと企んでいると。

ジェームズ:そうです。国際政治はジャングルの猛獣のような掟で動いており、腹をすかしたタカ、ライオン、トラ、ハイエナ等が、サヨナキドリ(ウクライナを象徴する動物)を相手に手こずっているクマをほふろうと虎視眈々と狙っています。ところが、その現実を日本人は見ようとしません。本来であれば、日本は北方領土問題を抱えているんです。戦後のドサクサにまぎれて侵攻を狙うのが普通の感覚ではないでしょうか? 

──いやぁ、どうでしょう。日本人の思考では「侵攻」という発想はないと思います。

ジェームズ:もちろん、それはわかりますが、他国は動きますよ。間違いなく中国は動きます。ウラジオストクが中国にとられてしまう可能性だって低くないんですよ。

──う~ん。そうですけど。

ジェームズ:もちろん民間レベルであまり乗り気になれないのはわかります。しかし、ロシアが北海道に侵攻してきたらどうするんですか?

──その時は当然戦うべきだと思います。

ジェームズ:ですよね。アメリカがロシアの分断を狙えば、先にロシアが北海道を狙って動く可能性だってあるんですよ。なぜ、それに備えようとしないのですか? 加えて、北海道を巡る攻防に備えることは日本のいろんな矛盾を解決できるチャンスでもあるんです。たとえば、自衛隊を国軍化する動きです。安倍政権の時に一時加速しましたが、いま国内では停滞しています。ところが、アメリカはいま自衛隊に血を流してもらいたいと言っているんです。CSISの台湾有事に関する戦争シミュレーションでは日米ともに数千人規模で兵士が死ぬと書いてあったはずです。

・アメリカは台湾有事の発生を望んでいる!? 年内に下院議長が中国を挑発… 米共和党の思惑とは?(ジェームズ斉藤)

──あれは戦争で自衛隊員が死ぬことも考えろという、アメリカ側からのメッセージなんですよね。

ジェームズ:そうですよ。しかし、台湾有事を現実的に考えると自衛隊が動く場面というのは本当に来るのでしょうか? 中国が台湾だけを攻めて、与那国や尖閣に一切手を出さなければ、専守防衛の自衛隊が動くことはできません。いくら頑張っても介入するチャンスがないんですよ。しかし、ロシアが北海道に入ってきたら、それはもう日本侵略です。千島列島と南樺太はロシアと日本の間の条約では日本の領土です。確かにサンフランシスコ平和条約には千島列島と南樺太を放棄すると書いてあります。しかし、ロシアはサンフランシスコ平和条約に調印していません。調印していなければ効力を持ちませんので、日本とロシア間の条約とは1905年のポーツマス条約になります。国際法では現在の日本国は大日本帝国の正式な継承国となりますので、1905年当時の領土区分は今でも有効となります。つまり、千島列島と南樺太は日本のものなのです。

──現在は不当に占拠されているんですね。


ジェームズ:そうです。そしてウクライナ戦争後、もしも、アメリカの工作が成功して、ロシアが内部分裂、独立運動が盛んになれば、千島列島と南樺太を奪還する最大のチャンスが訪れます。そのチャンスについて、国民レベルで考えろとまではいいませんが、首脳レベルでも考えられず、「平和条約締結を目指す」とはどういうことですか? 何度も言いますが、アメリカはいまウクライナ戦争後を見据えています。内部分裂を画策できると踏んでいるんですよ。しかし、日本は岸田さんが安倍政権のロシア政策のままなのでこういうことを考えることすらできないでいるんです。

──岸田さんが考えないのは仕方ないとしても、外務省も外務省ですね。

ジェームズ:彼らも岸田さんと同じで、国家戦略などなく、外交のための外交をやっているだけなのです。

──財務省と同じで、外務省も岸田さんを省益のためだけに動かしているですね。

ジェームズ:外務省は交渉の場に座るための外交ごっこをしているだけです。彼らの最も愚かな行為の典型は、1956年の日ソ共同宣言でロシアと外交関係を回復してしまったことです。外交関係を回復すると大使館を設置できるんです。当然、ロシアは麻布にロシア大使館を作ったのですが、すぐに対日謀略組織の拠点になりました。

──僕らは世界と外交を結ぶことがいいことだと叩き込まれてきましたが、外交を結ぶことのデメリットってあるんですね。

ジェームズ:多くの日本人は忘れていますが、外交官は本来、諜報員です。特にロシアの外交は諜報機関が主導していますから、大使館や領事館はすべて謀略機関です。彼らは敵国内のさまざまな場所にスパイを配置して、敵国家の意思決定そのものをコントロールする謀略を「業務内容の90%」として行っている、国際社会の中でも特殊な組織なんです。つまり、ロシアは最初から対日謀略組織を作りたいから日ソ共同宣言にサインしていたのです。トモダチになりたいとか、友好関係を築きたいなんて少しも思っていません。というよりも、世界の外交は基本的に謀略のためのものです。日本はそこをまったくわかっていません。ですから、日本の外務省は世界中でバカにされるのです。日本の評価が世界的に低いのは彼らがあまりにも外交を知らないからです。

──なぜ、そんなことになってしまったんですか? 誰か教える人はいないんですか?

ジェームズ:そこで問題になってくるのが外務省の国外研修です。アメリカ担当ならアメリカへ、ロシア担当ならロシアに研修に行ってしまうんですよ。外務省ではこれをアメリカン・スクール、ロシア・スクールなどと言うのですが、これは明らかにおかしいのです。なぜなら、これからその国で日本の国益のために交渉しようという人間を、その国の人間に教育してもらってどうするのですか? アメリカのためや、ロシアのために働く二重スパイを作っているようなものじゃないですか?

──そうですね。そうなりますよね。

ジェームズ:日本の外務省内は、アメリカ帰りの二重スパイや、ロシア帰りの二重スパイばかりです。しかもですよ、彼らは留学中に全員がハニートラップなどにあって、何らかの弱味を必ず握られてしまっています。

──聞いていると日本の国益ってことを外務省はわかっていないようですね。まずは日本の国益とはこうだって叩き込んでから、外国に行かせないとマズいですよね?


ジェームズ:一応、外務省でもそういう思考をする人はいます。それが先日、話した市川氏や故・岡崎久彦氏、秋葉氏です。岡崎氏は安倍政権で安倍さんと親しかった人で、安倍政権に働きかけて2013年に国家安全保障局というのを作ったんです。岡崎氏は『戦略的思考とは何か』という本も書いています。彼らは語学研修による○○○・スクールという垣根を越えて戦略的に考えるということをやろうとしてきた勢力です。安保派は自衛隊とも仲がいいんですが、外務省という巨大な組織の中ではごく一部なので、なかなか力が発揮できないでいます。

──ただ、この前の記事にもありましたが、菅さん派ですよね。安保派って。

ジェームズ:彼らは外務省の常識から外れていたので非主流派だったんですが、その非主流派をうまくまとめることができたのが菅さんです。

──ということは岸田政権には安保派はついていないと。

ジェームズ:ついていませんし、外務省全体で「岸田ではダメだ」という意見になっています。岸田さんが財務省しか相手にせず、財務省のための政治しかしないからです。

──ということはダメな外務省すら相手にしていないからあんなコメントをしてしまうんですね、北方領土の日に。

ジェームズ:外務省の条約局は条約を守るということが生きがいになっている人たちなのであんな原稿になった可能性もありますが、もしかしたら外務省の総意として、わざとああいうコメントを仕込んだ可能性もあります。

 ともかく、菅さんの一つだけ評価できるところは安倍さんのロシア政策を継承しなかったことです。彼はロシアにはかなり冷たい態度を取っています。そこは安全保障派閥からレクチャーされている可能性があります。

──わかりました。今後の岸田政権の外交政策はまったく期待できないし、ヘタすれば日本の首を絞める可能性すらあるということですね。

ジェームズ:はっきり言って極東はもともとロシアの侵略行為によって領土を取られています。私は帝国主義を助長するつまりなどまったくないのですが、南樺太には液化天然ガス(LNG)の拠点があるので日本にとっても大事なところです。しかも、ポーツマス条約で言えば、南樺太は日本国内です。国内問題であれば自衛隊を派遣することは何の問題もありません。派兵でもなければ、侵略でもないのです。国内の駐屯地の移動にしかならないのです。

──考えてみればロシアがクリミアに軍を送っているんですから、日本が南樺太に自衛隊を送るのもそれほど問題ないはずなんですよね。

ジェームズ:まさにその通りです。 ロシア自身がロシア流の国際法のアプローチでウクライナに侵攻しているのですから、日本も同じことをしていいはずなんです。少なくともロシアに対しては、それが通用します。しかも、いまの国際世論であれば、南樺太に“移動”しても日本を責める勢力はほとんどいないと思います。中国、韓国、北朝鮮ぐらいです。しかし、中国、北朝鮮は敵ですから責められても痛くも痒くもありません。同盟国であるアメリカが非難しなければ問題ないですし、アメリカは非難しないと思います。

──いろんな選択肢がある中で、一番ダメなことをやっているのが岸田政権だということですね。

ジェームズ:その通りです。逆に中国の後押しをしている形になってしまっています。もしも、いまロシアが崩壊したら中国だけが得をします。ウラジオストクが中国領になる脅威を本気で考えてください。ウラジオストクはロシア語で「東方制圧」と意味です。つまり、ロシアの対日侵略拠点として1856年の創市以来、日本海の対岸に存在し続けてます。もしも、これが中国領になったら、東シナ海を経由せずとも日本海から対日侵略を実現できることになります。いまのロシア問題は、日露戦争前夜のような状況に近づいています。このような国難の時をどのようにして乗り越えることができるのか?がいまの日本人に与えられた課題です。この解決のためには国際標準のインテリジェンス思考を一刻も早く身につけて、あらゆる意味での日本の危機的状況を改善する道を探すべきなのです。そのためのインテリジェンス思考を私もメルマガで発信していきます。
5:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/04/20 (Thu) 15:52:04

米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤
2023.04.19
https://tocana.jp/2023/04/post_249536_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):先日、アメリカの機密情報漏洩の犯人として21歳の若い軍人ジャック・テシェイラが捕まりました。しかし、あまりにも不可解な点が多すぎます。これはマスコミからの情報を額面通りに受け取ってはいけません。

米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像1
ジャック・テシェイラ(画像は「Facebook」より)
──そもそも流出した機密情報ってどの程度の情報なんですか?

ジェームズ:ペンタゴンの中でも最重要の一人である統合参謀議長に渡す資料です。掛け値なしのトップシークレットです。統合参謀議長というのは全世界に展開するアメリカの軍事作戦のトップであるとともに大統領に適切なアドバイスをする役割です。そういった人物に渡すための資料を持ち出し、拡散させたのが2019年に軍隊に入った、将校でもない一兵卒の軍人だったということです。

──意外でしたよね。

ジェームズ:最初はロシアのサイバー攻撃による拡散だと疑われていましたね。その理由は、ロシアのチャットアプリのTelegramで拡散していたからです。しかし、よく調べてみると、Telegramに書き込んだ人間は、ネット掲示板の4ちゃんねるを見ていたようで、その4ちゃんねるに書き込んでいたのはディスコードというオンラインゲームの、あるチャットグループに所属していた人間でした。捕まったテシェイラはディスコードのそのチャットグループのリーダーだったのです。これで流出の経路はわかったのですが、問題は本当に21歳のテシェイラが犯人なのか? という点です。

──なんか納得いかないですよね。

ジェームズ:直感的にみんなそう思いますよね。流出した機密資料を見ていくとはそれはさらに確信的になっていきます。その資料というのはアメリカと同盟国の関係を害するような内容か、ウクライナ戦争に関するマイナス情報ばかりなんです。

──具体的にどんな内容なんですか?

ジェームズ:たとえば、いまウクライナ軍の兵力が足りない、予想以上に犠牲者が多いといった情報で、これが漏れたことによってウクライナが春に予定していた大攻勢が頓挫しそうになっています。春の大攻勢でロシアを押し返すというのがこの2カ月間ぐらい議論されていたんですが、この機密資料の拡散によってできないような状況になりつつあります。はっきり言って、アメリカはウクライナを全面的に支援することが難しくなりました。

 さらに、ウクライナ関連と同時に韓国、エジプト、アラブ首長国といったアメリカの同盟国、パートナー国に関する情報も多く流出しています。しかも、その情報はアメリカとの同盟関係、パートナー関係が悪くなるものばかりです。たとえば、エジプトがロシアからかなりの武器を調達しようとしているといったものです。エジプトはアメリカが軍事支援をしている国なので、ロシアから武器を調達するのは裏切り行為です。これでアメリカとエジプトのパートナー関係にヒビが入りました。韓国に関しては、尹大統領の電話を盗聴していたことが発覚しました。韓国国内ではアメリカが韓国に対して電波傍受をやっているということで大問題になっています。いまの尹政権は親米でなおかつギリギリ親日で、前の文政権の親中、親北朝鮮の政権からだいぶアメリカ寄りに戻したはずなのですが、この電波傍受の発覚でアメリカと韓国の関係はかなり悪くなりました。韓国はいま親北極左勢力が相当強くなっていて、今回、親米政権になったのは奇跡に近いんですが、それがダメになりそうです。

──日本関係の情報は出てますか?

ジェームズ:日本関係は現時点では確認されていません。いくらでもあるはずですが、日本はないんですよ。韓国、エジプト、アラブ諸国といった微妙な国々に対しては徹底的にアメリカとの関係を悪くするような情報が拡散されています。

 そして、重要なのはこういった情報の選別を誰がしたのか? という疑問です。とてもではないですが、21歳の、それも軍隊に入りたての若い軍人がやったとは思えないセレクトなんです。もちろん、ランダムとも思われません。どちらかというとバイデン政権の国防政策が妙に反映されているんです。

米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像2
画像は「Getty Images」より
──つまり、バイデン政権が裏で糸を引いている疑いがあると。

ジェームズ:いまのバイデン政権はトランプ政権から始まった本格的な撤退政策をやっていますから。この辺の話はメルマガの記事で詳しく書きましたが、いまのアメリカは誰が大統領になるかなどはまったく関係なく、アメリカ一極体制を終わらせようとしています。世界の警察をやり続けたり、ドル基軸通貨体制を支えるなんてことはもうしたくないし、保たないのです。ですから、9.11以後で言えば、メチャクチャな軍事侵攻を行って世界中から嫌われることをするようになっています。いまは軍事侵攻はやめていますが、その代わりにバイデン政権はいま全体主義のゴリ押しをして世界中から嫌われています。日本だけはLGBTやSDGsを有難がってやっていますが、中東諸国ではLGBTは物凄く嫌われていますから。

──宗教的に受け入れがたいですよね。

ジェームズ:日本はなんでも受け入れてくれて都合が良いので、切り捨てられていないのです。ただし、それは決していいことではありません。アメリカと、対米従属でボロ儲けしている日本の上級国民にとって都合がいいだけで、一般の日本国民にとっては何もいいことはないと思います。そもそも読者の皆さんに覚えてもらいたいのは「日本人は簡単に騙せる」というのがワシントンの常識です。

 ともかく、今回漏洩した情報はバイデン政権の流れに沿ったものばかりなので、21歳の若者がやったとはとても思えないんです。

──彼は天才ハッカーで、機密情報を手当たり次第に漏洩させたということはないですか? 

ジェームズ:テシェイラは、サイバー関連の仕事をやっていたらしいですが、別にハッカーではないです。米空軍のインテリジェンス部隊に配属されていますが、彼の階級は兵卒という一番下の階級ですので大したことがそもそもできません。メディアの説明では資料を運搬する立場にあったので機密情報を手にすることができたとなっていますが、アメリカのセキュリティクリアランスを知っている者からすれば、兵卒レベルの人間が統合参謀議長に見せる資料を運んでいるということ自体おかしいんですよ。しかも、ペンタゴンの本省で働いているならまだしも、マサチューセッツの片田舎の空軍基地で働いているレベルなのでそんな資料、絶対に手にするわけがないんです。

──ということは、テシェイラは陰謀の犠牲者ということですか?

ジェームズ:いえ、関係者に聞いたところ、「彼はCIAにリクリートされた」と言っていました。元々空軍のインテリジェンス部隊の所属なので昇進した可能性も残りますが。いずれにせよ、彼は最低でも15年間は「服役中」ということになるので、今後表舞台に出ることはなく、別人として生き残って極秘ミッションに従事することになると思います。私自身、某国諜報機関の長官に直接リクルートされ、戸籍も全て抹消され「完全な別人」のカバーストーリーを与えられた関係者と一緒に任務に従事したことがあるので、今回の事件は「やはり」と直観的に思いましたね。

──要はスパイになるということですか?

ジェームズ:それも中東などの紛争地域に覆面で行くような極秘任務です。もちろん、いまのジャック・テシェイラという名前と顔はもう抹消されます。“ジャック・テシェイラ”はたぶん一生刑務所に入ることになるでしょう。

──顔も名前も変わって極秘任務。まるっきり映画ですね(苦笑)。

ジェームズ:映画のようなヒロイックなシーンなど一つもない世界ですが……。もう一つ気になるのがディスコードというアプリで拡散されたことです。このアプリはオンライゲームのマニアが使うチャットアプリなんですが、独特のインターネット文化を持っています。トランプ寄りの文化で、マスコミの報道では容疑者とその仲間たちは銃所持に賛成し、移民やLGBTに反対という思想を持っていたようです。これはトランプ支持者のど真ん中です。ど真ん中ではありますが、彼らは極右ではないんですよ。オルタナ右翼といった連中でもなくて、おもしろ半分で軍事機密を拡散していたレベルなんです。彼らは挑発的なことをして注目を集めることだけが楽しい、「エッジロード」と呼ばれるインターネット・オタクたちです。最近、これをバイデン政権が目の敵にして潰そうとしています。

──その程度でですか? 問題あるんですか?

ジェームズ:トランプ支持に回るかもしれないという恐れを持っています。そもそも、エッジロード文化は「アンチな反骨精神」があるから成り立つもので、ワクチン強制、LGBTQやSDGs推進といったリベラル全体主義のゴリ押ししかできなくなった民主党の極左ネタは完全に「体勢側」になっており、エッジロードたちにとっては「つまらない」を通り越し「ウザい」レベルに堕落しています。それでバイデン政権は国内でディスコードのようなプライベートチャット機能に対してもっと治安組織が介入できるように働きかけています。ディスコードのようなものがあるから情報漏えいにつながるんだという理屈です。

米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像3
画像は「Getty Images」より
──要は前回の大統領選挙のような情報統制を再び目論んでいるんですね。

ジェームズ:ですから、この事件はバイデン政権にとって一石二鳥、一石三鳥ぐらいの効果がありました。1つは、ウクライナへの支援をしなくていい状況ができましたし、2つ目はお荷物だった同盟国、パートナー国との関係も薄くなりました。また、アメリカ国内ではこれからソーシャルメディアの規制を広げていくきっかけもできました。また、諜報機関からすれば、リクルートに成功したという言い方もできるでしょうね。

──バイデン政権にとってはいいことずくめなんですね。

ジェームズ:そうなります。いずれにせよ、これから、前回の大統領選挙のような言論統制が始まることは確かでしょうね。そうなっていくと日本に対しても右派、陰謀論コミュニティに対する規制が激しくなる可能性は強いと思います。

──エマニュエル大使たちが動き出すと。

ジェームズ :日本政府もディスインフォメーション対策という名のもとに言論統制をいま仕掛けようとしてますから、間違いなくやってくると思います。日本などはアメリカの外圧がかかれば、自由や民主主義の理念も全て放り出して、簡単にゴリゴリの全体主義に向かうでしょうから。

 ともかく、今回の事件は久しぶりにロシアが絡んでいない、バイデン政権が仕込んだディスインフォメーション事件だったというのが諜報機関関係者の間では常識となっています。
https://tocana.jp/2023/04/post_249536_entry.html
6:777 :

2023/06/01 (Thu) 18:23:37

【討論】ウクライナと世界の行方が視えて来た[桜R5/6/1]
https://www.youtube.com/watch?v=p3vjWMge6Ig

パネリスト:
 ジェイソン・モーガン(歴史学者・麗澤大学国際学部准教授)
 マックス・フォン・シュラー小林(元米海兵隊・歴史研究家)
 用田和仁(元陸上自衛隊西部方面総監 陸将)
 山口敬之(ジャーナリスト)
 ロバート・D・エルドリッヂ (エルドリッヂ研究所代表)
司会 :水島総
7:777 :

2023/09/06 (Wed) 04:11:00

2023.09.06XML
金正恩労働党委員長が9月10日からロシアを訪問、軍事を含め両国の関係強化へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309050000/

 アメリカは8月29日、日本と韓国を引き連れ、朝鮮半島沖で合同ミサイル防衛訓練を実施した。その前、8月18日にジョー・バイデン米大統領は韓国の尹錫悦大統領と日本の岸田文雄首相をキャンプ・デイビッドに招いて軍事問題について話し合い、その直後にアメリカ軍は自衛隊とオーストラリア軍を引き連れて南シナ海で洋上演習を、また韓国軍と乙支フリーダム・シールドをそれぞれ始めている。

 それに対し、朝鮮の金正恩労働党委員長は9月10日から13日に開催が予定されているEEF(東方経済フォーラム)に出席するため、ロシアのウラジオストクを訪問すると伝えられている。ウラジミル・プーチン政権は朝鮮との関係を強めつつあり、7月25日にはセルゲイ・ショイグ国防相に率いられたロシアの軍事代表団が朝鮮を訪問、中国の代表団と合流して朝鮮戦争終結を記念する戦勝記念日の行事に出席していた。この3カ国は今後、軍事的なつながりも強めそうだ。

 このように現在、東アジアの軍事的な緊張が高まっているのだが、その切っ掛けを作ったのは菅直人政権にほかならない。2010年6月に発足した菅内閣は尖閣諸島に関する質問主意書への答弁で「解決すべき領有権の問題は存在しない」と主張、同年9月に海上保安庁は尖閣諸島付近で操業していた中国の漁船を取り締まり、漁船の船長を逮捕している。

 1972年9月に田中角栄と周恩来が日中共同声明に調印しているが、その際、尖閣諸島の問題を「棚上げ」にすることで合意している。その合意を破ったのだ。その時に国土交通大臣だった前原誠司はその月のうちに外務大臣になり、10月には衆議院安全保障委員会で「棚上げ論について中国と合意したという事実はございません」と答えているが、これは事実に反している。

 昨年8月2日にはアメリカの下院議長だったナンシー・ペロシが突如台湾を訪問、「ひとつの中国」政策を行動で否定した。1972年2月に大統領だったリチャード・ニクソンが北京で中国を「唯一の正当な政府」と認めたところから始まったアメリカと中国の友好的な関係を傷つける行為にほかならない。

 軍事的な緊張が高まる東アジアで最も好戦的な姿勢を見せている国は日本だろう。自衛隊は2016年に軍事施設を与那国島に建設、19年には奄美大島と宮古島にも作り、23年には石垣島でも完成させている。

 アメリカの国防総省系シンクタンク​「RANDコーポレーション」が発表した報告書​によると、アメリカ軍はGBIRM(地上配備中距離弾道ミサイル)で中国を包囲しようとしているが、配備できそうな国は日本だけだと考えている。

 その日本には「専守防衛」の建前と憲法第9条の制約があるため、アメリカはASCM(地上配備の対艦巡航ミサイル)の開発や配備で日本に協力することにする。そしてASCMを南西諸島に建設しつつある自衛隊の施設に配備する計画が作成されたという。

 日本は軍事拠点を作るだけでなく、高性能兵器の開発にも乗り出していると伝えられている。例えばアメリカと共同で音速の5倍以上で侵入してくるHGV(極超音速滑空体)を迎撃するミサイル技術の研究開発を考え、昨年7月24日には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で迎撃ミサイルに必要な速度に到達することが可能だとされるエンジンの飛行試験を初めて実施した。

 極超音速で飛行するミサイル自体も研究だと言われ、HGVではなくエンジンによって推進力を得る極超音速巡航ミサイル(HCM)の開発を目指しているという。2026年には九州や北海道の島々へ配備したいようだ。

 ​日本政府は国産で陸上自衛隊に配備されている「12式地対艦誘導弾」の射程を現在の百数十キロメートルから1000キロメートル程度に伸ばし、艦艇や戦闘機からも発射できるよう改良を進めていると昨年8月に伝えられている​が、その背景にアメリカのGBIRM計画があった。

 ​日本は射程距離が3000キロメートル程度のミサイルを開発し、2030年代の半ばまでに北海道へ配備する計画​だとも伝えられている。それが実現するとカムチャツカ半島も射程圏内だ。

 こうした当初の計画では準備が間に合わない事情がアメリカに生じ、トマホークを購入することにしたのだろう。それだけ事態は逼迫しているということになる。

 バイデン政権が東アジアで軍事的な緊張を高めている理由のひとつはウクライナにおける戦いでアメリカ/NATO軍がロシア軍に負けたという事実がある。

 ウクライナにおける戦闘でアメリカ/NATOに支援されたクーデター体制軍が負けることは明らかで、有力メディアと使って「ウクライナが勝つ」と宣伝してきたジョー・バイデン政権の求心力は衰えてきた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のスポンサーだったイホル・コロモイスキーが最近、逮捕された。ゼレンスキーにはイギリスの情報機関MI6という後ろ盾が存在しているが、ここにきて反ロシアのネオ・ナチが暴走気味だ。

 ゼレンスキー政権が今年6月4日に「反転攻勢」を始めるが、戦況を考えれば、この作戦が成功するはずはなく、予想通りに失敗した。その事実をアメリカの有力紙も認めざるをえなくなっている。例えば​ワシントン・ポスト紙は自分たちが宣伝していた「反転攻勢」で進展はないことを認めた​。

 武器弾薬が枯渇、兵士も足りないことからアメリカ/NATOはウクライナ軍に無謀な突撃を繰り返す「玉砕戦法」を命令、ロシア軍を疲弊させ、その上で温存していた「精鋭部隊」を投入するつもりだったようだが、そうした状況を作れないまま「精鋭部隊」を使わざるを得なくなっているとも言われている。その精鋭部隊もすでに殲滅された。第2次世界大戦終盤の日本軍を見ているようだ。

 バイデン政権を担いでいるネオコンをはじめとする勢力が危機感を強めているもうひとつの理由はBRICSの影響力が拡大していることにあるだろう。アメリカがロシアや中国に負けていることを理解している世界の国々は、これ以上アメリカの理不尽な要求を受け入れたくないと考えている可能性がある。

 ニジェールでフランスの傀儡政権がクーデターで倒された後、クーデターを実行したリーダーのひとりで国土防衛国民評議会の副議長を務めているサリフー・ムーディー師団将軍はマリを訪れた際にワグナー・グループの幹部と会い、支援を要請したと伝えられた。

 同グループを率いていたエフゲニー・プリゴジンは8月23日、モスクワからサンクトペテルブルグへエンブラエル・レガシー600で向かう。その途中、その飛行機が墜落して死亡したとされている。

 8月21日から24日にかけてBRICSの年次総会が南アフリカのヨハネスブルグでは開かれ、金融問題が議論されていた。その会議にウラジミル・プーチンが参加することをアメリカは妨害したが、ビデオリンクで参加して重要なメッセージを発信していた。基軸通貨を発行する特権を利用して世界を支配してきたアメリカにとって、自らの支配システムを揺るがす事態が進展しているのだ。

 ウクライナでの戦闘でロシアを経済的に攻撃するため、 アメリカは自分たちが管理している金融システムを利用した。そうした攻撃に対する対策を立てていたロシアは大きなダメージを受けなかったが、アメリカに対する世界の信頼度は大きく低下している。昨年以降、BRICSへの関心は爆発的に高まったという。アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦がBRICSに正式に加盟することを会議の主催者である南アフリカ共和国のシリル・ラマフォサ大統領は発表した。

 こうした会議が開かれている日にプーチンがプリゴジンを暗殺することはありそうにない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309050000/
8:777 :

2023/09/12 (Tue) 01:56:17

2023.09.12XML
バイデン政権は簡単に勝てるつもりでロシアとの戦争に突入したが、無惨な敗北
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309120000/

 ウクライナ議会の国家安全保障問題委員会に所属するフョードル・ベニスラフスキーは9月8日、ウクライナで医学または薬学教育を受けたすべての女性は10月から軍に登録しなければならないと発表した。同議会は昨年、動員法を改正して女性の軍事登録を可能にし、弁護士、プログラマー、音楽家、ソーシャルワーカー、会計士、ジャーナリスト、ビデオグラファー、科学者、獣医師、経営者などの職業に就いている女性も任意で入隊できるようになった。それだけ兵士不足が深刻だということだ。

 ロシア軍は昨年2月24日からウクライナに対する攻撃を始めた。ミサイルや航空兵力による攻撃は中心。地上部隊はドンバスの現地軍や傭兵のワグナー・グループなどに限られていたようだ。ミサイル攻撃の目標は航空基地や生物兵器の研究開発施設だったとみられている。

 ウクライナ軍は昨年3月からドンバスに対する大規模な攻撃を始める予定だったする情報がある。実際、昨年の年明け後にウクライナ軍がドンバスの周辺に集結、OSCE(欧州安全保障協力機構)によると、2月17日頃からウクライナ側からドンバスへの攻撃が始まり、18日、19日とエスカレートしている。

 ドンバス近くにはウクライナ軍や傭兵だけでなく、アメリカやイギリスなどの国が特殊部隊もいたとみられているが、そうした部隊はロシア軍の攻撃で壊滅的な打撃を受けた。

 その後、ウクライナ軍は45歳以上の男性だけでなく少年兵も前線へ送り出していると伝えられたが、今年に入り、60歳程度の男性が街角で拘束され、前線へ送り込まれているとする話も伝えられている。そして女性だ。

 ドンバスでの内戦は2014年2月にアメリカのバラク・オバマ政権がネオ・ナチを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチを排除したところから始まる。

 ヤヌコビッチは2010年の大統領選挙で勝利したのだが、支持基盤の東部と南部は住民の7割以上がロシア語を話し、正教会の文化圏に入っている。ウクライナ語を話し、カトリック文化圏の西部とは異質で、ウクライナは不安定な国だったと言える。そのバランスを選挙によって維持していたのだが、それをオバマ政権はクーデターで壊した。

 クーデター後、ウクライナ軍の将兵や治安組織の隊員は約7割が組織から離脱し、一部は反クーデター軍に合流したと言われている。残った将兵の戦闘能力は低く、西側諸国が特殊部隊や情報機関員、あるいは傭兵を送り込んでもドンバスで勝利することは難しい状況だった。

 そこで内務省にネオ・ナチを中心とする親衛隊を組織、傭兵を集め、年少者に対する軍事訓練を開始、要塞線も作り始めた。そうした準備のために8年間が必要だったのだろう。

 その8年間にアメリカ/NATOはドンバスの周辺に要塞線を築く。ネオ・ナチを中心に編成されたアゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊)が拠点にしていたマリウポリ、あるいは岩塩の採掘場があるソレダルにはソ連時代に建設された地下施設、つまり地下要塞が存在、それを利用して要塞線は作られた。この要塞線はロシア軍に突破されてしまう。

 それに対し、ウラジーミル・ゼレンスキー政権は今年6月4日に「反転攻勢」を始めたが、ロシアが構築した「スロビキン防衛線」を突破できない。そこでアメリカ/NATOは「総玉砕」戦法を強要、訓練の不十分た部隊に「バンザイ突撃」させてロシアを疲弊させようとした。

 旧日本軍を彷彿とさせる無謀な戦法で突破口を開き、その後で精鋭部隊の第82空挺旅団を中心とする最後の戦略予備軍を投入する計画を立てていたと言われているが、早い段階で投入せざるをえなくなり、精鋭部隊はロシア軍に殲滅されてしまった。

 ところが、アントニー・ブリンケン国務長官はウクライナ軍がロシア軍に占領された領土の50%以上を取り戻し、「反転攻勢」はこ進展が加速していると主張しているらしい。戦況をすこし調べれば、この主張は妄想にすぎないことがわかる。

 今から1年前、ゼレンスキー大統領が北東部のハリコフ州へ送り込んだ部隊はロシア軍を敗走させたと信じている人がまだいるようだが、実態は戦略的な撤退で、トラップだった。

 この地域はステップ(大草原)で、隠れることが困難。ロシア軍は制空権を握っているほか、高性能ミサイルも保有している。実際、NATO/キエフ軍がハリコフへ深く入り込むのを待ち、ロシア/ドンバス軍は航空兵力やミサイルによる激しい攻撃を開始、侵攻軍に大きな損害を与えたと伝えられている。これをウクライナ軍の「大勝利」ということはできない。

 撤退したロシア側の部隊はソレダル、そしてバフムート(アルチョモフスク)を制圧し、アメリカ/NATO/ウクライナが8年かけて築いた要塞線を突破した。ソレダルと同じように要塞線の重要な拠点だったマリウポルもロシア軍が解放している。

 戦場にはドイツの「レオパルト2」 やイギリスの「チャレンジャー2」といった戦車の残骸が残されているが、早晩、破壊されたアメリカの「M1A1エイブラムス」も戦場に取り残されることになるだろう。近い将来、日本でもそうした光景が見られるかもしれない。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309120000/
9:777 :

2023/11/23 (Thu) 08:02:53

【緊急】米国が「反ウクライナ」に手の平返し、次はアジア戦争か!? 岸田を裏切った“増税の黒幕” ジェームズ斉藤
2023.11.22 18:00 文=ジェームズ斉藤
https://tocana.jp/2023/11/post_258883_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報。メルマガはコチラ】


ジェームズ 今日は日米の2つの裏切りについてお話ししましょう。

──2つの裏切り?

ジェームズ はい。まず、一つはCIAがゼレンスキーたちを裏切りました。去年、ノルドストリームというガスパイプラインの爆破事件があったじゃないですか。

──アメリカがやったとか、やらないとかになった事件ですね。

ジェームズ あれは以前に親露派のセイモア・ハーシュというアメリカ人ジャーナリストがCIAがやったと言い出したんです。これで一気に「CIA犯行説」 が広まったのですが、今回、ワシントン・ ポストがウクライナの特殊部隊がやったと言い出したんですよ。


NHKでもウクライナ実行犯説が報じられている

ジェームズ ワシントン・ ポストというバイデン政権大バンザイ御用メディアがここに来て完全に反ウクライナに舵を振りました。これはCIAの謀略です。ちなみに、私は昨年に事件が起きた直後に「ロシア自作自演説」 CIA関係者を含む私の人脈から聞いていたのでそれを暴露しま した。今でもそれを支持しています。あれはロシアにしかできないことです。

 ハーシュの「CIA犯行説」も元を辿ればクレムリン発の悪質なディスインフォメーションです が、重要なのは今回CIAがそれを反駁せずにあろうことか「ウクライナ犯行説」 というディスインフォメーションを拡散したことです。CIAはワシントンポスト等の主要メディアを「 モッキングバード作戦」 というメディア工作を通じて完全に握っていますので、いくらフェイク満載のディスインフォメーションでも「真実」 になります。つまり、CIAはロシアに対抗せずに、ウクライナに責任をなすり付けて「見殺し」にしています。このCIAの一連の行動を振り返ると、私が2022年2月のウクライナ全面侵攻以前から主張していた「ウクライナの生贄化」があからさまに実行される段階になったということがわかります。

──手の平返しを始めたんですね。

ジェームズ そうですね。いまやアメリカでは「ウクライナの部隊を野放しにすると何をするかわからない。 そんなやつらに支援金を出す必要はない」という論調になっています。もちろん、その前からもう、ウクライナへの支援はやめるべきだという国民の声は大きかったの ですが、これで決定的になりましたね。

──やっとあの茶番のような戦争が終わりますか。

ジェームズ 確実に終わりに向かっています。実際、ウクライナ国内ではすでに内部分裂が起こっています。 10月にウクライナ参謀本部のヴァレリー・ザルジニー総司令官が「いま戦況は膠着状態にある」という事実をエコノミスト誌に語ったのですが、直後にゼレンスキー大統領が「待った」をかけて、「ウクライナは勝っている。膠着状態ではない」と否定しました。ウクライナ軍の総司令官が負けてると認めているのに、 トップが負けを認めないという状態です。しかも、その後、 ザルジニー総司令の腹心の部下が誕生日プレゼントとして手榴弾を渡されて爆死しています。ウクライナ政府はこれを事故だと言い張っています(苦笑)。



──誕プレが手榴弾!? なんか、 手榴弾をプレゼントする習慣がウクライナにはあるんですか!?

ジェームズ ありません(苦笑)。狙われたのは部下ではなく、ザルジニーだったという説が濃厚です。

──ということはゼレンスキー側が狙ったと。

ジェームズ その可能性がいま示唆されています。ウクライナはそういう状況で、 戦争をやりたいのは戦争支援金ビジネスで潤っているゼレンスキー たちだけです。ウクライナ軍も国民も厭戦気分がまん延していて、 本当であればゼレンスキーは大統領を辞めるべきなんです。 実はアメリカもそれを望んでいて、ゼレンスキーに対して「選挙をやれ」と言ったんです。やれば間違いなく落選しますから。しかし、11月に入る前にゼレンスキーは「いまは戒厳令下なので選挙はしない」と拒否しました。 それで11月に入ってノルドストリームの暴露記事が出たのです。

──完全にウクライナ外し、ゼレンスキー外しの流れができてきてるんですね。

ジェームズ アメリカからすれば、イスラエルで戦争が起きたので、ウクライナ戦争は終わっていいのです。 前回お話しした新エルサレム計画(メルマガを参照)も、いまの状況であればロシアとイスラエルで勝手に進めていってくれるのでバイデン政権にとってはウクライナ戦争はもう必要ありません。いまは新たな戦争としてアジアを睨んでいて、それが15日の米中首脳会談になります。報道では大して中身がなかったことになっていますが、台湾有事についての密約があったと聞いています。 この会談については岸田VS習近平会談の様子も併せて次回お話ししましょう。ともかく、ウクライナ戦争はアメリカが見放ししたことで事実上終わりになったということです。

岸田総理は財務省に裏切られた?
 そして、もう一つの裏切りが岸田さんです。 岸田さんは財務省に裏切られました。

──ああ、人気取りのために減税とか言い出しましたからね。本気でやる気なんかないくせに。

ジェームズ まさにその通りで、増税で批判されたので突然減税と言い出しました。それで財務省に見捨てられたのですが、どうやら岸田さんはそうなることがわからなかったようです。彼は何も考えていませんので、その場その場の対応しかできないのです。しかし、これまでの日本の政治を見ていると財務省に喧嘩を売って無事だった政治家はいません。 財務省と真っ向から対立していた安倍さんですら増税をしていますから。

── あの増税があるから安倍さんを手放しで絶賛できないんですよね。

ジェームズ 本来、安倍さんは積極財政派なので「増税マンセー」の緊縮財政を支持するはずがないのですが、増税をせざるを得ないほど財務省は強いということです。財務省にとっては増税だけが存在意義で、事務次官レースに勝つためには政治家に増税を飲ませた人間が勝つという不文律まであります。一番有名なのが野田政権の時に増税をやった当時の財務事務次官の勝栄二郎です。彼は事務次官のあとにインターネットの会社の顧問になりますが、その会社がいま何をしているのかというとマイナンバーのデータベースの監理ですよ。

──えっ、それって何もしなくてもウハウハじゃないですか!?

ジェームズ 永久に金が入ってきますからね。そもそもマイナンバーは勝栄二郎が事務次官の時に仕組みを作ったのです。彼の言葉に「政治家が財務省に勝てるはずがない」というのがありますが、これは残念ながら事実です。政治家は常に落選と隣り合わせの孤独な個人プレーなのに対し、財務省の官僚は上から下まで全員が増税派でチームプレーの結束力 でもって完全に圧倒します。政治家と財務省の力関係は、サッカーの日本代表チームに対し地方の代表選手が「一人サッカー」を挑むようなものです。ともかく、 歴代の総理も財務省と対立するとすべて失脚しています。 それにもともと国民のことを非人ぐらいにしか思っていません。

──財務省ってなくなったほうがいいですね。

ジェームズ 国家の財政を管理する組織は必要悪ですが、彼らの欺瞞を日々の任務で目の当たりにする機会がよくあるので、私でもそう思ってしまいます(苦笑)。 最低でもあの組織は一度解体したほうがいいと思います。そういう組織を無意識のうちに敵に回したのが岸田さんです。

──ということは岸田さんは終了ということですね。 それはそれでいいと思いますが。

ジェームズ ところが終了ではないのです。ここが岸田政権の最大の矛盾なのですが、国民に嫌われ、財務省にも捨てられた人間なのに現在でも首相だということです。本当であれば、内閣は崩壊しているのですが、そうならないのはバイデン政権に気に入られているからです。

──結局、バイデン政権か!

ジェームズ 岸田さんは信頼されているわけではなくて、手駒として使いやすいためですが (苦笑)。 来年9月の総裁選にしても密約があって茂木さんは出ないことにな っています。すると対抗馬は石破さんや河野太郎なので、また、 岸田さんの続行です。 来年の9月ならまだバイデン政権もありますし。

──まだまだ続くのですか、岸田政権は!?

ジェームズ 残念ながら(苦笑)。これが日本政治の現状です。 おそらくここまでアメリカの意向が直に反映される政治は、 GHQの占領時代でもあり得なかったことだと思います。選挙もなにも信用できなくなった今、インテリジェンス・ リテラシーのみが生存の道だと思います。
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