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禁断のKRELL 岡山県 オーディオマエストロ 訪問記

1:777 :

2022/10/04 (Tue) 11:04:12

禁断のKRELL
岡山県 オーディオマエストロ 訪問記
2022年09月05日(月)
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html

岡山県オーディオマエストロさんを訪問しました。


タクシーで時間より少し遅れてお店の前に到着いたしますと、是枝さん

ご本人がすぐにドアを開けて笑顔で出迎えて下さいました。


オーディオマエストロ、是枝重治さんの工房が入口から入ったところの

ガラス貼りのスペースにあり、奥の扉を開けて細い趣のある廊下を

ずっと進んでいくと突き当りが同店の試聴室となっております。
オーディオマエストロの是枝重治氏は管球王国の創刊時から105号に至る現在まで取り上げられる
有名な設計者ですが、彼が設計したアンプは「真空管では到底聴いた事がないような」
「凄まじい切れのある音」で他では全く聴いた事がないような非常に緻密な音で、
ゾクゾクするような昂奮をもたらす。傑出したアンプビルダーである。


ステレオサウンドオンライン オーディオマエストロ販売ページ
https://www.stereosound-store.jp/fs/ssstore/c/as_aum


Fascination 105(パワーアンプ・ペア)[完成品]【受注生産品・納期約120日】 ※メーカー直送
www.stereosound-store.jp
750,000円




お聴かせいただいたのは、

Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。
戦前の旧管、戦後の新管がありますが、戦後の新管の方です。


PX25(新管ST型)はイギリス系の直熱三極管の代表。

優婉にして高雅、暗めでしっとりした上品な音。色濃く艶やかな音。

ヴォーカルや弦楽はとても情緒的で心に沁みるような

歌い上げで物憂げな哀感が漂う。時代の空気感が見事に再現される。


以下から空気録音で現場の雰囲気をお楽しみ下さい。

https://twitter.com/irony49371/status/1566405741748989954?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566405741748989954%7Ctwgr%5E77713797272ae4982b6e21f67df2e431a4ff3c31%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html

https://twitter.com/irony49371/status/1566411734356701184?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566411734356701184%7Ctwgr%5E77713797272ae4982b6e21f67df2e431a4ff3c31%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


是枝PX25シングルアンプとAXIOM80四発の壮絶な美音に悩殺されました・・・・・
完全にノックアウトです。部屋も30畳以上あって天井高も3.3mで、
定在波の介在もなくルームアコースティック、音響的にもパーフェクトですね。
セッティングはセオリー通り部屋を長手方向使い。スピーカーの間隔は非常に広い。

「私も(1996年くらい)当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、
近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」



「球に負担をかけないようにどのアンプも定格の7割ほどまでしか負荷を掛けてないですね」

是枝さんは寡黙な職人気質ではなくてオーディオの話も大変興味深い話ばかりで、
いうなれば金言の宝庫で、多くの知識と経験が得られました。

是枝さん曰く、

「真空管は3倍の数を用意できて初めて安心して使用できる」

『シングルなら6本 プッシュなら12本ですね』

「そうです。米国のeBayとかで私も買ったりするんですが、
使用可能な球を買って、使えるのは5~6本のうち1~2本あるかないかです」

『3~5本は全く使えないのですか?』

是枝さん「そうではありません、アスリートの世界でも
オリンピックに行けるのは特別な肉体を持ったほんの一握りでしょう?」

「使えるか、使えないかでいえば、使えるのだけど、
特性的に私が求める水準に合格する物が少ないのです」


是枝氏のアンプは購入されたファン方のご意見を伺っていくと、
RCA250やRCA50のシングルアンプが一番人気があり、
市場に出回らない(買った人が死なない限り手放さない)
300Bシングルやプッシュはたまに出るんですが、50や250は見たことがない


「50の方は250の音を知ってしまうと?」

「いや、それはなんとも言えない。無帰還だと300Bもフワッとした音がでる。フワッと広がる開放感がある250の方は」

「管球王国13号の250シングルは下取りで戻ってきたことがない。Yahoo!にも出たことがない」

「50の製作記事はラジオ技術に2回、管球王国に1回だったかな」

「私が一番好きな球ですか?それはRCA250でなくイギリス管ですね、PX25とか」


「今お聴かせ頂いたやつですね?」

「これは新管で、一番好きなのは戦前に作られた旧管の方ですね。新型管は戦後に作られたものですね」


『好みにもよりますが、RCAゴジュウは音が優しくて耳当たりが良くて300Bより魅惑的ですよね』

KS氏「そうです。ただし、RCAゴジュウではなくゴーマルです」

「同じようにRCAニヒャクゴジュウではなくてニーゴーマルと読んでください」

「300B、これはそのままサンビャクビーと読んでいいです」

戦前の旧型英国PX25 搭載のPPアンプ。

是枝さん「みんなバルブの形がどう、釣り金具の形がどう、
そういうことばかり気にしておかしな話ですよね、何の意味もない」

「是枝さんのアンプは他の人となにが違うのですか?」

「秘密なんて、なんもない、全くない!」


WE300Bシングルアンプもありました。


「古いトランスはピッチ(石油製品)が古くなって絶縁不良を起こすんです。
昔からのお客さんでRCA 50のプッシュも持ってる人が、TRIAD(HS)の

トランスを持ってきて「これでアンプを作ってくれ」と云われました。
だけど絶縁不良なんですよ!コアのコイルが接触してしまう」

「Westernは違うんですよ松ヤニが充填してある」

「だからWesternは使える、だから高いのですよ。古いトランスは絶縁不良、
Marantz Mcintosh UESUGIみんなコールタールですよ」

『私は音を気にいって、四か月待ちでAIRTIGHT ATM-300Rを買ったんですが、
このアンプは最新鋭ハイエンドスピーカーを鳴らす前提に開発されたので
マッチするものがavant-gardeしかなくて本当に困っています』

是枝さん「カナダのparadigmというベリリウムを使ったスピーカーに96dBのがありますよ」

California audio labs の真空管式CDプレイヤー 初代テンペストのようです。

是枝さん「普通は真空管CDプレイヤーといってもバッファだけ真空管とかなんですが、
これは全部真空管です」「非常に珍しい物でPHILIPS LHH2000より相場は高いですよ」

『!あまり古さを感じさせない良い音ですね』
是枝さん「Western electric 1086はA,B,Cで音が違う。流石に良い音がします。
Western electric 124は全く傾向が違う音がします。
86はクッキリした澄んだ音で124は濃厚でマイルド。

86は業務用ですからね、家庭用で使うにはどうでしょうね。

NFBでも音が違うし。7号の300Bプッシュは86を借りてきて横に並べて較べながら作った」

「昔雑誌でヴィンテージや現代アンプなど色々なアンプを

一か所にたくさん集めて聴いたが、WE86(A)が一番良かった。

二番がQUAD。ところが、26年経って今年一月に同じ86を聴くとまるで音が違う。
元々それは編集担当のHさんの個人的な持ち物だったんですよ。
1086はA,B,Cとかあるけど86Aが一番音が良い。Aは60Hz専用トランス

86Bは50Hzでも60Hzでも使える。WE86Aを50/60Hz変換器なしで

AC100V 50Hzの関東で使用した為、電源トランスが熱を持って燃えてしまった。

修理に出したんですが、トランス屋さんがコアを残さないで全部やり替えて

しまったので思いっきり音が変わってしまった。」
LINNのクライマックスDS 450万という英国王室御用達の機器もありました。

置き台は膝くらいまでの高さがある大理石(!)で徹底的に不要振動を排除しています。

右手前のシルバーの機器は是枝プリアンプでモノーラルプリアンプです。



これが是枝RCA 50アンプです。お値段はいくらほどだろう?そもそも売っていただけるのか?

岡山のオーディオマエストロ 是枝重治さんのお店は、

めちゃめちゃ音が良くて、もう嬉しくって嬉しくって。いや~感激しましたね。

さすが名人と呼ばれる方ですね。凄い。ほんとうに凄い!

なんかすごく強い刺激を貰って体と脳細胞が賦活化しましたね!


お嬢さんに美味しいコーヒーも煎れていただきました。


是枝様 丁寧なご対応いただきましてまことにありがとうございました<(_ _)>

2022/9/4 の訪問
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html
2:777 :

2022/10/04 (Tue) 11:05:10

オーディオマエストロ 是枝アンプ
https://www.audio-maestro.com/about.html


Speaker System
https://www.audio-maestro.com/products1.html

Amplifier System
https://www.audio-maestro.com/products2.html

Audio Furniture
https://www.audio-maestro.com/products4.html

Used Equipment
https://www.audio-maestro.com/products3.html

落ち穂拾い1
https://www.audio-maestro.com/gleaners1.html

落ち穂拾い2
https://www.audio-maestro.com/gleaners2.html


1976年創業のオーディオマエストロは長い間海外製品を主とした趣味性の高いオーディオ機器を扱ってきました。
もちろん今でもそうですが、いまはどちらかといえばアンプ工房です。店内に置いているアンプはほとんど当店で作られたものです。

私は5O年以上Goodmans AXIOM-80スピーカとともに歩んできました。AXIOM-80は4本システムと1本システムがございます。 4本システムは滅多に鳴らしませんが1本システムは常用しています。100Hz以下をLCネットワークでつないだハートレィの218HSウーハ(46センチ)で 補強していますが柔らかく先鋭に広がる音は全く類がありません。 これはカンノ製作所のパーマロイコアトランスを使ったWE-300Bシングルアンプで鳴らしています。ご要望があれば AXIOM-80や218HSをeBay等で 調達しエンクロージャを新たに製作してご用意できます。

その他のスピーカはほとんどが英国製です。ビンテージユニットを使って作られたものが大部分で最新のメーカ製品はありません。


アンプ製作に使うAXIOM-80以外の主なスピーカは以下の通りです。

・ Hartley Concertmaster 4
・ B&W SS-25
・ Goodmans Maxim
・ Quad ESL-57

展示しているアンプは「管球王国」誌や「ラジオ技術」誌に発表したものですが未発表のものもあります。 当店は(株)リンジャパン(株)エレクトリの販売代理店です。

ACCESS
※ お越しの際は、前もってご連絡ください。

名 称 Audio Maestro (オーディオ・マエストロ)
住 所 岡山市北区津島南2-5-6
営業時間 11:00 ~ 18:00
定休日 月曜日、火曜日
TEL/FAX 086-253-3673 / 086-254-7638
E-mail maestro@fine.ocn.ne.jp

地図
https://www.audio-maestro.com/about.html


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P r o d u c t s (Amplifier System)
https://www.audio-maestro.com/products2.html

KOREEDA LAB製 プリアンプ Fascination LLA, Fascination LLAA 電源内蔵
究極の性能を求めて金型製造工場に依頼してジュラルミンブロックから削って作りました。プリアンプを作ることはケースを作る事です。
真空管は振動の影響を受けやすいのですが、かといってケースの強度を上げすぎるとエネルギーがケースに吸い取られて生気のない音になるものです。また外観の優美さも大事です。 本機のケースはジュラルミンの塊を時間をかけて削って作りました。
でもこれに真空管を直接取り付けるといけません。ですからステンレスの薄板に回路を組みそれをケース上面から吊り下げました。

使用真空管 ECC-81 2本、ECC-82 2本

18dBの利得を持ちながらも残留雑音は20μV台です。
音質はまさに究極です。

税込価格:クラロスタットボリウム LLA 240万円

     バーンズのボリウム付 LLAA 260万円
※ LLAA:在庫あり即納

KOREEDA LAB製 プリアンプ Fascination 711 電源内蔵
VU計は伊藤プリアンプに使われている扶桑のFVU-25N
回路はLLAAと同じ

税込価格:価格140万円  ※ 納期20週間


参 考 品
KOREEDA LAB製 プリアンプ PLA-31
内蔵されている電源はアナログ制御のスイッチング電源です。
ケースはステンレスの厚板を溶接して作りそれを研削しています。
使用真空管ECC-81 2本


KOREEDA LAB製 プリアンプ FASCINATION 88
WE-408を6本使ったプリアンプ
音は大変スィートで外観デザインの印象と似ています。

税込価格:60万円  ※ 1台のみ

参 考 品

フォノイコライザを内蔵していますが電源は別です。
ボリウムは電動で2針式VU計を装備しています。
全10球構成の大型機です。

FASCINATION 89
6V6のPPステレオアンプ

税込価格:52万円  ※ 納期12週間


6336B トランス付 パワーアンプ

6336Bのトランス付きパワーアンプです。
2台を電源コントロール盤付きのラックに納めています。
真空管の構成は写真の通りで6336BのB電源は6336Bを使った安定化電源から供給されます。
出力トランスはタムラのF782で出力は40Wです。

税込価格:150万円  ※ 1セットのみ


参 考 品

6082のOTLアンプ
16Ω負荷で120W、8Ω負荷で80W
電源接地型なのでで平衡が崩れたときスピーカに0.5V以上の直流電圧が加わるとメーターリレーで即断します。
ユニットごとの個別電流計

https://www.audio-maestro.com/products2.html


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P r o d u c t s (Speaker System)
https://www.audio-maestro.com/products1.html


KOREEDA LAB製 Stereo Radiogram Meistersinger

1960年代はこういうスタイルのステレオ装置が一般的でした。アンサンブルステレオと言いますが正しくはStereo Radiogramです。 その代表例は英DeccaのStereo Decolaと独TelefunkenのS8です。当店にもステレオデコラはあります。
本機のスピーカ構成は複雑です。正面にはGoodmansの12インチSingle Black、左右側面にはTannyの12インチDirect Radiatorが付いています。 ともに最初期のDeccaのDecola Monauralから外したものです。上側の縦スリットの中にはKelly Ribbnon MkⅡツィータが入っています。 アナログプレーヤは蓋の中にあり、デジタルプレーヤはLinnのMajik DSを横スリットの中の独立したケースの中に入れています。 ラジオグラムの語源でもあるラジオ受信はDSのネットラジオ機能に痕跡があるのみで FM/AM放送は受信できません。

税込価格:EL-37 PP仕様 235万円

     PX-25 PP仕様 295万円


KOREEDA LAB製 Holton tower WHF

米Hartleyの220MSGを中心として低音に 英Wharfdale の平面振動板ウーハのW-12PSTを、高音に伊Faital社のホーンツィータを追加しています。

税込価格:83万円


Decca Corner Horn オリジナル

1949年に発売されたエンクロージャです。
ご覧の通り素晴らしいコンディションで70年の歳月は全然感じません。 後ろに向いたスピーカの音はコーナの壁で反射され壁一面から聴こえてきます。
様々なユニットが装着されたものがあるようですが、本機には推奨ユニットのローサPM6をつけています。 1/4波長共振箱なのでローサの弱点の低音不足はなく音はよく溶け合います。効率は高いのですが大変アンプを選びます。
英国家具としても素晴らしいものでしょう。

税込価格:127万円


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是枝アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1090.html

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