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景色が良い道をドライブしよう _ 那須街道(栃木県道17号那須高原線)

1:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:24:42

景色が良い道をドライブしよう _ 那須街道(栃木県道17号那須高原線)


那須高原線 - YouTube
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那須街道 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%82%A3%E9%A0%88%E8%A1%97%E9%81%93


那須高原線 地図

https://www.mapion.co.jp/m2/37.03528926,140.01830792,16/poi=L0392417

https://www.bing.com/images/search?q=%e9%82%a3%e9%a0%88%e9%ab%98%e5%8e%9f%e7%b7%9a+%e5%9c%b0%e5%9b%b3&qpvt=%e9%82%a3%e9%a0%88%e9%ab%98%e5%8e%9f%e7%b7%9a+%e5%9c%b0%e5%9b%b3&tsc=ImageHoverTitle&form=IGRE&first=1



栃木県道17号那須高原線は、那須高原から山麓の栃木県那須郡那須町高久甲に至る県道(主要地方道)である。

旧黒磯市市街地と那須湯本および那須岳山麓を結ぶ地方主要道路で、全区間にわたって那須街道の通称で呼ばれ、国道4号および東北自動車道那須ICと接続し年間約490万人の観光客が訪れる那須高原への主要なアクセス道路となっている。
かつて2009年(平成21年)10月29日までは一部が那須高原有料道路(ボルケーノハイウェイ)という有料道路として供用されていた。
那須湯本から那須岳や那須甲子道路を経由して甲子温泉に抜ける観光周遊のために供された道路である。

路線データ
起点:栃木県那須郡那須町大字湯本(那須岳山麓、峠の茶屋付近)
終点:那須郡那須町大字高久甲(那須分岐点交差点=栃木県道55号西那須野那須線・栃木県道178号稲沢高久線・栃木県道303号黒磯高久線交点)
支線終点:那須郡那須町大字高久甲(国道4号交点)
路線延長:20.466 km

路線状況
那須高原を周回する観光道路で、山麓の周回区間から茶臼岳山頂部へと続く道路は、いわゆる盲腸線であり、峠の茶屋付近で県道指定区間は行き止まりとなる。行楽シーズンの休日を中心に慢性的な渋滞が発生し、特に一軒茶屋や那須湯元温泉周辺は、渋滞のポイントにあげられている。

旧那須高原有料道路
那須高原有料道路は、那須町湯本に存在したかつての有料道路である。1964年(昭和39年)4月1日に工事着工し2億7千万円かけて1965年(昭和40年)5月31日完成し、翌6月1日に供用を開始した。
那須岳側の大丸温泉から那須湯本側のおだんまでは2ルートに分かれており、開通当初は一部に存在していた一方通行区間を1988年(昭和63年)に実施の2車線化改築工事によって解消し、現在は全線が両側2車線の周回が可能な虫眼鏡状のルート構成となっている。
2009年(平成21年)10月29日をもって料金徴収期間が満了し、翌10月30日より無料開放された。

道の駅
道の駅那須高原友愛の森

地理
那須高原は新緑と紅葉の名所であるとともに日本有数のリゾート地で、那須湯元温泉や八幡温泉、弁天温泉など、沿道に多くの那須温泉郷の宿泊施設と、ゴルフ場やスキー場、キャンプ場などほとんどのレジャー施設が集まる。道の途中に展望台があり、南に関東平野、北に茶臼岳を展望できる[2]。道路を登ると、主峰茶臼岳の8合目まで登る那須ロープウェイ山麓駅と結ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%83%E6%9C%A8%E7%9C%8C%E9%81%9317%E5%8F%B7%E9%82%A3%E9%A0%88%E9%AB%98%E5%8E%9F%E7%B7%9A
2:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:36:48


那須街道の近くの名湯

温泉マニアに超絶人気のボロボロ宿 那須湯本温泉 雲海閣
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14012295



3:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:43:32

那須街道の近くの名湯 2

栃木 那須温泉郷 北温泉旅館

「つげ義春の旅」を行く
バスを降り、宿へ向かう山道を歩いて下って行きながら、こう考えた。
(夏目漱石風?)

「しまった・・・やっぱりレンタカーでも借りてくればよかった。」

・・・ こりゃ、帰りは大変だなあと思いつつ歩いてると、道の途中に廃墟と化したホテルなどがあり、ちょっと不気味に感じた。 う~ん、いよいよ雰囲が出てきたなあ・・と思いつつ、なおも歩いて行くと、 車で宿に来た人のための駐車場に、やっとたどり着いた。

目的の宿までは、あと少しだ。 もう、向こうの方にその姿が見えている。
見覚えのある、その外観。

その日私は
つげ義春という漫画家のお気に入りの宿「北温泉旅館」に向かっていた。

北温泉旅館
栃木県那須郡那須町湯本151
TEL 0287-76-2008
http://www9.ocn.ne.jp/~kitanoyu/mokuj.htm


那須温泉郷 北温泉旅館 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%82%A3%E9%A0%88%E6%B8%A9%E6%B3%89%E9%83%B7%E3%80%80%E5%8C%97%E6%B8%A9%E6%B3%89%E6%97%85%E9%A4%A8



源泉名:那須北温泉天狗の湯。
単純温泉。緩和性高温泉。pH=6.3。泉温55.9℃。湯量220リットル/分。
陽イオン202mg(ナトリウム・イオン107mg、アルミニウム・イオン35mg、カルシウム・イオン27mg等)
陰イオン643mg(炭酸水素イオン425mg、硫酸イオン214mg、クロール・イオン4mg)。
遊離成分のうちメタケイ酸164mg、遊離炭酸ガス60mg。溶存物質総計1010mg/kg。
1956年検査。


 源泉名  芽の湯(温泉の湯)
単純温泉 (中性低張性高温泉) 50.8度、PH: 6.3
 湧出量(揚湯量)  69.7㍑/分 (自然湧出)
成分総計 833mg/kg
 分析日:平成13年1月


北温泉(笹の湯)   単純温泉(Ca・Na-SO4・HCO3型) 49.9℃ pH=7.0 TSM=0.54


地図
https://www.bing.com/maps?q=%e5%8c%97%e6%b8%a9%e6%b3%89%e6%97%85%e9%a4%a8&FORM=HDRSC4


この北温泉は、特に先生のお気に入りらしく、つげ関係の読み物から度々名前が出てくる山奥の一軒宿だ。 先生の描いた、この北温泉のイラストは私にとって強く印象に残っていたので、ぜひ行ってみたいと思っていた。

北温泉を描いた、先生のイラストは私の知る限りでは2点ある。

1点は、宿に通じる道を歩いてきた人物(先生?)が、宿の少し手前に後姿で立っているイラスト。 その人物は、今まさに宿に向かおうとしている。わけあり風(笑)。

そしてもう1点は、夜の露天温泉プールを描いたイラスト。 絵の中の、闇に同化したプール風呂は独特の世界観がある。 向こうに描かれた小さな灯りが、寂しさと郷愁が交わったような、つげ先生ならではの幻想的な雰囲気を醸し出していて、いつもながらお見事!


さて、テクテク私が歩いていくうちに、宿が目の前でアップになってくる。
北温泉旅館が、その細かい部分まで姿をあらわにする!
まったく、つげワールド(?)の外観ではないか。
建てられてどのくらいたっている建物なのだろうか、とても古い。
だが、その風情の魅力はどうだ!
あまりに先生のイラストのムードがそのままだったので、ちょっと感動した。
思い描いていた、あのイラストの実物が、今目の前にある。


長い山道
を歩いてきた疲れ(?)は、もうどこへやら。 はやる気持ちを抑えて宿の中へ。

・・・ むむ!これは・・・。
・・・暗い・・・古い・・・妖しい。

どこだ、ここは?
現実の世界なのか?
私は摩訶不思議な世界の中に放り込まれたような気分だった。 正直言って、物の怪(モノノケ)の類さえ、ここでは住人として居住権を与えられているのではないかと、錯覚を覚える。

だが、誤解のないように。 怖いわけではない。 むしろ、なんと言うか、ぬくもりを感じる・・とでも言ったらいいのか。 懐かしい暖かさも感じる。
「時の経過」というものに逆らっているようにも思えるし、「時の経過」を優しさで包んでいるようにも思える。「古さ」に媚びてる・・・とか、「古いもの」を大事にしてる・・とか、そういう表現でもないような。 「ここまできたら、古いものは古いままでいい」・・・そんな、いい意味でのおおらかさみたいなものを感じた。 ただ・・妖しい(笑)。

何気に宿の傍らを見たら、なぜかエスニックな物が並べられている。
??
よく見たら、これらは売り物のようだった。 どうなっているんだ、どういう取り合わせなんじゃ、こりゃ・・? ・・・もう、ワケがわからないが、そこがまたいい! ・・・ということにしておこう。(笑)

その時、つげ先生が、フラッと宿の中を通りがかるような気がした。

いよいよ部屋に案内される。 まるで館内は迷路のようだ。 で、迷路の脇には小さな神社のようなのがあり、薄暗い館内を妖しい灯火で照らしている。

普通、こういう宿だと不気味な感じがしそうなもんだ。 だが、これが。 この妖しさが楽しくて、嬉しささえ感じてワクワクしてくるから、あら不思議。


案内された 小さな部屋に荷物を置いて、いざ迷路(?)散策へ。

探検(笑)してると、いつの間にか天狗風呂の前に出た。 廊下を歩いていると妙な暖簾を見つけ、その暖簾を掻き分けて先に進むと、 暖簾をくぐったとたん、左に天狗風呂が現れた。

だが、この風呂、風呂へのドアがない。 と言うよりも、まず、風呂場と館内を遮る壁らしきものがない。 暖簾のあった廊下がそのまま風呂の横を通り過ぎ、先に続いている。 一応廊下と風呂の区切りはあるのだが、いかんせん、その区切りときたら、大きな透明の窓ガラスがあるだけ。

つまり、こういうことだ。

風呂に続く廊下を進んでいくと暖簾があり、暖簾をくぐると左に、遮るものがないに等しい、むき出しの風呂が現れ 、その風呂の横を廊下はその先まで何事も無かったかのように続いてる。 その廊下からは、内部を隠す術のない風呂が丸見え・・。

そういうことだ。 いいのか、これで(笑)。 一応、室内風呂なのだぞ(爆)。
おまけに混浴・・ときたもんだ。


室内風呂ということで外と内を隔てる壁らしきものはある。 して、その影には大小二つの天狗の面が飾られている。
面と言っても、人間が被れるような大きさの面ではあらず。大きい方の面は一メートルくらいあったかもしれない。 小さい方の面とて、普通の人間が被れるようなサイズではない。

入浴して見上げてみると、天狗のそそり立つ鼻が目につく。
なんか、二人の天狗にジ~~~ッと見られているような気分だ。 そそりたつ天狗の鼻が「ナニ」を暗示させ、ちょっと卑猥で楽しい。 いや、妖しい!

で、目の前のむき出しの廊下を見ると、館内通行人が通って外へ出て行く。
子供も大人も。
大人は顔を向けずにそそくさと歩いていくが、子供は正直なもんだ。
しっかり風呂を「なんだ、こりゃ?」って感じでチラリと見ていく。
いやあ、これまた妖しい・・・。

夕飯は質素である。 だが、安い宿泊費を考えれば(私が行ったときは一万円以下だった)、あまり贅沢は言えない。
で 、夕飯後しばらくして。 私は一番楽しみにしていた、夜の「温泉プール風呂」に入ることにした。 ここは水着も着用可なので、女の人にも安心だ。

前述した、つげ義春先生の北温泉を描いたイラストの一つ、夜の温泉プール風呂。 そのイラストの世界を体験するのが、この旅の私の一番の目的だった。

で、風呂に行くと・・・。
まんま、あの幻想的なイラスト世界そのまま。
イラストはモノクロで、現実世界はカラー(笑)であるが、
なにやら現実世界までモノクロっぽく感じてくるから面白い。

夜が更けていたせいもあり、他の入浴客がいなかったので、ゆうゆうと泳ぐ。
気持ちいい。 周りは山奥の闇の世界。 泳ぐ音以外に近くに音は無し。
縦に泳いで行くと、だんだん向こう岸が近づいてくる。
そして・・たどり着く。

振り返り、岸によっかかってまん前を見ると、正面には宿のこちら側正面の全景が浮かび上がり、視界に落ち着く。 湯面に立ち昇るわずかな湯気が、宿の下部をかすかに幻化させている。

左右を見渡せば、夜の闇に紛れ、影絵化した山が。
黒い姿で左右から私を見下ろしている。
で、ふとゆっくりと上を見上げてみれば、山あいの夜空には満天の星が輝いている。 澄んだ夜空には、こんなにたくさんの星達が住んでいるのだ。
横にも上にも囲いが無い、山奥の露天ならではの贅沢さよ。

後ろを見てみれば、つげ先生のイラストにも描かれていた、たった一つの闇に浮かぶ小さな電球が、イラストそのままに健気に闇の一部分を照らしている。
つげ作品に出てくる、はかない美少女、けなげな美少女、あどけない少女、 妖しい色気の女性・・・などが幻となって、館内や屋外の風呂の片隅に佇んでいるような気がした。
http://www.emitefil.com/tamba/tsuge_y.html


情緒と妖しさを併せ持つ那須・北温泉旅館

 北温泉は、その名の通り、那須温泉郷の一番北の端にあります。 古い木造建築が立ち並ぶ様子からは、いにしえの湯治のにぎわいが感じられ、隠れ里に紛れ込んだような気になります。
 つげ義春のイラストにも描かれている名物の「温泉プール」は、いまも健在でした。 玄関でネコがお出迎え。薄暗いのでピンぼけです。
 玄関を入ると、古くて雑然としています。ストーブで干しているゴム手袋がいい味を出しています。
 帳場も江戸時代の雰囲気で、まるでタイムスリップしたかのようです。

 建物は、昭和時代・明治時代・江戸安政期の三種類ありますが、古い建物が好きなぽん太とにゃん子は、迷わず江戸安政期を選びました。値段も一番安いです。なるほど江戸末期の温泉宿とはこういうものだったのかと、感心することしきりです。

 夜も更けて寝る態勢入っていると、なにやら戸の外側でにゃ〜にゃ〜と呼ぶ声が。戸を開けるとネコのご訪問です。玄関にいたのとは別のネコようです。しばらくくつろいで帰って行きました。ぽん太とにゃん子はすっかり癒されました。
 さて温泉ですが、冒頭の写真が名物の天狗の湯。混浴です。お湯は無色透明で、湯量がとても豊富。もちろん源泉掛け流しです。並んで打たせ湯と家族風呂もあります。そしてこちらの写真は、男性用の露天風呂(河原の湯)です。背後には砂防堰堤があります。砂防堰堤というと、環境破壊の構造物の代表と思っていたのですが、温泉成分のせいか肌色に変色しており、キリコの世界のようなシュールな寂寥感があります。堰堤に叙情を感じたのは、生まれて初めてです。

 こちらは温水プールの横にある浴室(相の湯)です。明治時代の物だそうで、木造の浴槽が風情があります。源泉は何種類かあるようで、天狗の湯は無色透明でしたが、どれだか忘れましたが鉄分を感じるものもありました。湯量はとにかく豊富で、もちろんすべて源泉掛け流しです。

 こちらは夕食です。けっして豪華ではありませんが、湯治場風の雰囲気にあっています。こちらがお食事処。古い天井の高い建物で、明治チックな写真やオブジェがいっぱいあります。
 こちらが朝食。おいしゅうございました。

 天狗の湯のさらに奥に、鬼子母神が祀られています。建物は新しく作り替えられてますが……
 古い彫刻が保存してありました。極彩色に塗られており、日光東照宮のようです。
 江戸時代の湯治の雰囲気を現代に伝え、素朴でひなびた雰囲気、格安のお値段、豊富なお湯とバラエティーに富んだ浴室など、ぽん太の評価は文句無しの5つ星です。

北温泉は、つげ義春が好んだことでも有名です。ぽん太が知る限り、つげ義春が描いた北温泉のイラストは4枚あります。3枚は白黒のペン画で、『桃源行』という題のイラスト集のなかに入っています。『ポエム』(すばる書房)に1976年(昭和51年)9月号から半年間連載されたもので、詩人・正津勉のエッセイがついていたそうです。この年に二人は取材のために北関東・東北の温泉を巡りました。

この年には「夜が摑む」や「夢日記」を発表しており、つげ義春は翌年あたりから「ノイローゼ」で苦しむようになるのですが、「桃原行」にはその予兆が感じられ、夜の温水プールに小さな人影があるイラストなどは寂しさを超えた恐怖感を感じます。

『つげ義春の温泉』(カタログハウス、2003年)には、さらにこのときつげ義春が写した写真が2枚掲載されています。1枚は天狗の湯の隣にある打たせ湯です。もう1枚にも浴室が写っておりますが、この写真は胸をはだけた女性が描かれたイラストの元になっているようです。
http://ponta.moe-nifty.com/blog/2009/06/post-1b2e.html
4:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:48:25

景色が良い道をドライブしよう・花鳥風月Visual紀行 _ まとめ
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▲△▽▼


北海道一周車中泊の旅 _ 北海道には見るべき風景なんか何も無い
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北海道は底が浅い、東北の方が、風景、食べ物、温泉、女性、すべてが遥かに素晴らしい
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北海道車中泊旅 _ 軽自動車N-VANで暮らす20代夫婦の生活
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北海道に移住するとこういう目に遭う
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▲△▽▼


日本の掛け流し温泉の酸化還元電位(ORP)の比較
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温泉・旅館関係ブログへのリンク
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/257.html

車中泊で温泉巡りしよう
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車中泊 - 5ちゃんねるスレタイ検索
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5:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:51:29

花鳥風月Visual紀行:旅ゆけば
2016.07.30 那須高原の牧場地帯を行く(その1)
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2016/2016_0730/2016_0730_01.html


那須高原を流して参りました(´・ω・`)ノ



さてしばらく更新が停滞している間に夏が来てしまった。オンシーズンの那須は渋滞だらけでなかなか出歩くのにも大変だったりするのだけれども、今回は比較的空いている牧場エリアをゆるゆると流してみることとしよう。

本日のコースは、まずは敷島牧場(ファーム)でゆったりと景観を眺めて昼食をとり、那須フラワーワールドで百合を眺めてから中大倉山(マウントジーンズスキー場)に登ってみるというシンプルなものだ。出発したのは日も高くなった10時少し前で、首都圏から来訪する方なら朝一番で那須ガーデンアウトレットに寄ってから移動しても十分に間に合うくらいの時間帯+コースにしてみた。



■ 観光渋滞を避けて逆張りをいく



今年は梅雨明けが遅く、明けたのちも山沿いは雲が多くて視界がいまひとつ…という日々が多い。しかしこの日は朝から夏らしい日照があって空もそこそこに青かった。こういう日はやはりスカっとドライブに出かけたい♪




とはいえ観光渋滞があるので、この時期の那須では茶臼岳方面は避けていくのが鉄則である。

夏休みシーズンの週末は特に東北自動車道路:那須ICから湯本方面に向かう県道17号線=那須街道が渋滞ポイントになる。ぎりぎりアプローチしても支障がないのは道の駅:那須高原友愛の森あたりまでで、そこから山寄り側は一度ハマると脱出の難しくなる魔の領域(^^;)だ。




筆者は那須塩原駅を出発したのち、那須疎水に沿って小結まで進み、那珂川を渡って田代から広谷地までは那須街道を通って(このエリアはまだ比較的通行可能)、そこから池田方面に折れて混雑エリアを抜けた。

写真は地域ローカルスーパーのダイユー付近で、対向車線には那須高原SAのスマートIC(※)から流れてきたらしいクルマが渋滞をつくっていた。みな茶臼岳方面を目指していくように見えるけれども、ぶっちゃけた話、いまから目指しても到達するのはほとんど不可能のような気がする。

※NEXCO東日本は最近那須ICの混雑緩和のために那須高原SA(スマートIC)、黒磯板室ICからのアクセスを推奨していて、お蔭でr21、r30の混雑具合が上昇傾向にある。


那須高原渋滞MAP

余談ながら、この季節の渋滞MAPはだいたいこんな(↑)イメージで捉えていれば良いと思う。観光客が集中するのは東北自動車道の各ICから那須ロープウェイと殺生石(湯本温泉)に向かうルートで、そこに到達できなかった人々が周囲に散るような形で移動していく。ここを避けて動いていれば、ハイシーズンでもまあそんなに酷い状況には陥らないと思う。




筆者はと言うと、池田の交差点から県道68号線に抜けて北方を目指した。この先が那須の牧場エリアで、商業施設が少ないこともあって渋滞とは無縁の世界が広がっている。



■ 敷島ファーム



そんな訳で、まず訪れたのが敷島ファームである。そんな牧場あったっけ…と思う方は、昔の "安愚楽牧場" ですヨと言われるとピンとくるかもしれない。

安愚楽牧場はかつて和牛繁殖を投資商品に仕立てて派手な出資募集を行っていた商社(たぶん…農業法人とは言わない?)であった。高額配当をうたって全国のお金持ちから4000億円あまりの巨額の出資金を集めたものの、事業はうまくいかずに2011年に破産し、現在は綺麗さっぱり消滅している。ここはその本社の跡地である。

安愚楽牧場は最盛期には全国で38カ所もの牧場を経営して10万頭以上の牛を飼っていたそうだが、それも今は昔の沙羅双樹。兵(つはもの)ならぬ、欲の皮の突っ張った投資家の方々の夢の跡…となっている。




現在は経営主体が敷島ファームなる農業法人に替わっていて、どういう資産の処分をしたのかはよく分からないのだが、規模を大幅に縮小して肉牛の生産は継続されている。敷地内には安愚楽時代に作られたリゾートホテルもあり、今回筆者が訪れたのはそこの食事がなかなか美味と聞いたのでちょこっと寄ってみたくなったという次第なのだ。




経営母体は変わっても設備はほぼ昔のままで、景観に変わりはない。

難を言うなら本日は少々雲が多いところだろうか。ここからは茶臼岳、旭岳の雄姿がよくみえて天気がよければ撮影スポットとしてもナカナカなのだが…(^^;)




正門から一本道を進んでいくと、黒毛和牛が草を食(は)んでいるのが見えた。




酪農家の中の人によると放牧している牛は "霜降り" にはならないそうで、ステーキに向いた赤身肉が多くとれるという。筆者は牛肉というと "霜降り=高級" という短絡的な発想をしてしまいがちなのだが、霜降りばかりが高級品というわけではなく、求める肉質によって育て方はいろいろあるらしい。…へぇ (´・ω・`)




さて、そのままどんどん奥に進んで行く…のだが、いったいどこまで行けばよいのだろう?




ん? …奥にコテージみたいな建物が見えてきたな。




バタタっ…と音がするので見やると、雉(きじ)が飛び回っていた。かつて1万円札のデザインにも使われていた日本の国鳥である。牧草地にはこれがとても多く、あちこちで見かける。

…が、あっというまに草むらの中に消えてしまった。派手な色彩の割に忍者みたいなヤツだ(^^;)



■ ホテルフロラシオン那須



やがて奥まったところにリゾートホテル(フロラシオン那須)が見えてきた。リゾートホテルという割には高層ではなく、フロント+レストラン+売店を兼ねたエントランス棟と宿泊棟が3つ並んだ構造になっている。低層なのは牧場の景観を壊さないためらしい。

安愚楽時代には金満投資家を接待するための宿泊施設だった…とも言われるけれども、現在では割とリーズナブルな料金で泊まれるホテルとなっていて、意外と穴場的なスポットのように思える。




中に入ってみると、そこそこ高級感のあるちゃんとしたホテルだ。

フロントで 「ここに非宿泊者でも入れるレストランがあると聞いてきたのですが」 と尋ねてみたところ、建物内のレストランではなく屋外の別棟のところを奨められた。ただし営業は11:30からだそうで、開店まではもう少々待たねばならない。





…ならば少々、付近を探索してみるか。




そんな訳で、駐車場の向こう側に広がる牧草地に出てみた。これはさきほど遠くから見えていたコテージで、本日のところは閉鎖中だったが、なかなかいい感じの造りになっている。




コテージからの眺めは素晴らしい。ここはちょっとした丘の上で、遠くまでよく見渡せる。

柵の向こうに居る白い動物はヤギだ。メスが10頭、オスが2頭ほどいた。酪農事業を成立させるには少なすぎる気もするが、おそらく肉用でも乳用でもなく、観光的な演出のために飼われているのだろう。…といっても、そのためにこれだけの空間を割り当てているのだから贅沢な話である。

※ちなみに牛舎は奥の白い建物群で、さらにその向こうに放牧地が続いている。




しばらく眺めていると、草を食みながらそろり、そろりとヤギが近づいてきた。これはメスである。




こちらはオス。去勢はされていないようで、実に立派な金精様がぶら下がっていた(笑)

…ということは、一応繁殖は試みているのだな。



■ 散策路へ



まだもう少し時間があるようなので、散策路に足を延ばしてみることにしよう。あたりには百合の花が多く咲いている。平地ではシーズンの終わってしまったアジサイもいくらか咲いていて、おもしろいコラボが見られた。




牧場敷地内の散策路はそこそこ小奇麗に整備されている。観光名所…と言うほどの規模はないけれども、宿泊客が付近で適度なリゾート感を味わうには十分だろう。外部から入ってきた客もこのあたりは無料でウロウロできるので結構なお得感がある。




敷地内には、沢も流れている。いかにも蛍が居そうなところで、宵の口に散策するとイイカンジで夕涼みができそうだ。




それにしても…今更ながら、こんな環境があったとはちょっとしたサプライズだったな。




これらはみな旧安愚楽牧場の置き土産ということになるのだろう。おそらくは投資家へのアピールを狙って整備されたもので、それが今ではすっかり様変わりして遺跡のようになっている。…まさに、諸行無常というほかはない(^^;)




さて散策路はまだまだ続いているのだが、そろそろレストランのオープン時刻なので戻ることにしよう。




そのレストランとはこんなところである。なんとなく洋風の煉瓦造り。聞けばイタリア風の意匠を取り入れているらしい。那須はどういうわけかイタリア風の建物が多いな…(^^;)




…で、料理は 「とりあえず肉っ!…適当なコースでっ!」 ということで基本的にお任せにしてみた。いちいちウェイター氏が 「○○産の△△の□□風でございます」 と説明してくれるのだけれど、よくわからないので 「さようでございますか、ははははは」 のイエスマン状態(笑)




肝心の肉はたしかにちゃんとしていた。ここはグルメサイトではないのでいちいち凝った表現はしないけれども(笑)、まあ普通にうまい部類である。

気になったのが筆者以外の客層がなんだかお上品そうな方々ばかりで、ちょっと場違いな気分があったところだが(^^;)、まあそこはそれ。喧騒とは無縁の森の中なので、静かな高原の空間を味わいたい人には、ちょうどよい休憩所になりそうな気がする。


<つづく>
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2016/2016_0730/2016_0730_01.html
6:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:54:40

花鳥風月Visual紀行:旅ゆけば
2014.03.15 早春の那須高原
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2014/2014_0315/2014_0315_01.html

那須高原をさらりと流してまいりました (´・ω・`)ノ



なにやらあっという間に3月。ということで、そのへんをふらりと流してみることにした。本来なら雪景色の本格化する2月前後に雪レポートを書くべきだったのだが、今年は書き損ねている間に日々の雑務に忙殺されてしまった。そんな訳で本格的な春を迎える前に、少しは冬の残照の残る風景を記録しておこうと思ったのである。特にテーマがある訳でもないので風景の羅列になってしまうけれども、まあたまにはそんなレポートも悪くないだろう(^^;)




そもそも今年の2月はドカ雪であった。建国記念日から2週続けて週末に大雪となり、出かけようにも道路はそこかしこで遭難車両が続出というありがたくない状況になっていた。筆者はある程度の雪道なら X-Trail で突っ込んでもりもり走破してしまうのだが、このときは写真を撮るよりも行く先々で遭難車両の救出(牽引)を手伝うハメになって、あまり充実した豪雪ライフ(なんだそりゃ)にはならなかったのである。




出来ることなら、もう少し真っ白な風景を愉しみながら温泉のハシゴなんぞをしてみたかったのだけれどねぇ…



■ 那須野ヶ原北部



…で、ようやく暇の出来た3月。すっかり平地の雪はなくなってもう春の足音がサンバのリズムに乗って近づいてくる頃、那須野ヶ原はまだ枯草色の中にあった。もちろんこんな時期に観光に来る人などはほとんどいない。




しかしそんな中にあっても、農作業の暦は静かに進んでいる。那須野ヶ原では田植えはGWの連休に合わせて行われるため、すべてが早仕込みで進行して行く。これが早春の風物詩となっているのである。




田起こしは土壌の状況によっては前年のうちにやったほうが良い場合もあるというが、筆者宅の近所ではおおよそ2月後半~3月一杯くらいにかけて行われる事例が多い。小さな春は、こんなところから始まっていく。




水田以外では、牧草地で緑の芽が伸びはじめた。所々に黒い土の盛り上がりが見えるのはモグラ塚で、その名の通りモグラが穴を掘った跡である。

土が豊かなところでは昆虫やミミズなどが多く、それを狙ってモグラが集まってくる。二十四節気でいう啓蟄(けいちつ)を過ぎ、冬眠していた虫が目を覚まして動き出すと、モグラ塚もまた増えてくる。…これもまた、早春の風景の一要素といえるだろう。



■ 那須街道へ



遠景の山を眺めた後は、そのまま那須街道に向かってみた。今年の記事エントリーを見るとなんだか那須高原方面ばかり取り上げているようでちょっとアレだけれど(^^;)、まあ気にしないでいってみよう。




こちらの方面も、広谷地のあたりまでは雪はない。まだ冬の様相を残しながらも厳冬期の厳しさは感じられず、やはり春は近いことがわかる。…先月のドカ雪が嘘のようだ(^^;)




さて本日はあまりテーマを限定せずにふらふらしている。ここで筆者は半ば思いつきでフィンランドの森に立ち寄ってみた。ここは一年中ムーミンとサンタクロースで商売をしている不思議系の施設なのだが、グリルドチキンが絶妙に旨いのでちょこちょこと筆者は訪れていたりする。





店頭ではリアルモードのスナフキン氏がハーモニカを吹いていた。いつも居るとは限らないので会えた人はちょっとだけ得をしたと思ったほうが良いかもしれない。




・・・で、お約束どおりにチキンを戴いてコーヒーでゆったりしてみたのだが…





実は本当のお目当てはコレなのである。本物の北欧式の薪ストーブ。そろそろこれに火が入っているのも見られなくなるので、ヴィジュアルとして押さえておきたかったのだ。

※ここは輸入物の薪ストーブの販売も行っており、いったいアナタのお店は何屋さんなのですかと幾らかツッコミどころはあるのだが、こういうレトロな雰囲気は仲々他では味わえないので四の五の言わずに愉しむべきである(^^;)




こういう、緩やかな時を過ごす系の贅沢は、なかなかお金で買えるものではない。端境の季節にみえる最後の冬の余韻。こういうところで味わうコーヒーは、実に旨い♪ ヽ(´ー`)ノ



■ 湯本温泉街を通過



さてここからは、湯本温泉街を経由して大丸温泉まで登っていくことにしよう。




一見茶屋付近に至ると残雪が見え始めた。樹木の周辺に丸く雪の解けた部分が見られるのは "根開き" といい、樹木の幹がいくらか熱をもっているのでこんな景観になるらしい。




余談になるが座禅草など一部の植物は、積極的に発熱して雪を溶かし早々と雪の上に顔を出して花を咲かせてしまう。どういう仕組みでそうなっているのか筆者にはよくわらないのだが、なかなかに面白い特技だ。




湯本温泉街はすっかり除雪が行き届いていくらか雪山が残っている程度。ここは今回はスルーしていこう。




起伏のあるボルケーノハイウェイの領域にに入ると、目立って雪が増えてくる。




やはり標高の高いところはまだ冬の様相が残っているようだ。積雪量はざっと30cmくらいだろうか。除雪は行き届いているけれど景観は白基調になっていく。



■ 展望台



やがて展望台に到着。標高はおよそ1050m。風も無く穏やかな展望だった。




この付近では、まだまだ一面の雪景色が見られる。ただ樹林帯の雪は遠景としてみると木の枝で隠れてしまうので 「見渡す限りの真っ白」 という景観にはならない。同じくらいの肌の色をしている人でも 「つるつるスキンヘッド」 と 「五分刈り坊主」 では印象がまるで違ってみえるのと一緒である(…なんだその例えは ^^;)。




こんな樹林帯が延々と森林限界まで続いていて、樹木の無い頂上付近では雪の色がダイレクトに見えて真っ白にみえている。この理屈を知っていると、山岳地では遠方から見える白いところだけが雪ではないことが理解できる。目測で山歩きの状況判断をする際には注意したいところだ。




そんな森林帯を、もう少し登っていく。




おお・・・見ればここにも "根開き" が見える。これだけ見せて 「雪国の景色ですよ」 と言っても十分通じそうだ。



■ 大丸温泉



そして本日の終点、大丸温泉に到着した。標高は1265m。ズラーリと並んでいるのは隣接する那須ファイミリースキー場の来客のものである。もうシーズンも終わりのはずなのだが…結構、人が来ているんだな。




冬季はここで道路が閉鎖されてしまうのでこれ以上は登れない。通行止めの期限は3月31日迄…の筈だったのだが、よくみると4月1日迄と書き換えられているな。なにか大人の事情でもあるのだろうか。いやもしかして手の込んだエイプリルルールだったりして(何)




山の上のほうをみると、ロープウエイが動いていた。実は東野交通はオフシーズンでも完全に施設を止めている訳ではなく、こうして時々稼動させて設備を点検している。つまり厳冬期の通行止めの期間でも、あそこまで定期的に登っている職員氏がいるのである。

硫黄鉱山時代の徒歩ルートに妙にはっきりとラッセル跡が付いているのは、この営みがあるからなのかもしれない。…ご苦労なことだなぁ(´・ω・`;)




そんな茶臼岳の断崖は、まだまだ雪で白く覆われている。




温泉の湯と合流している郭公沢の流れも、まだ雪の中。




・・・ここに下界の "春" の芽吹きが訪れるのは、GWを過ぎた頃になる。

いい季節になったら、また来ることにしよう。

…ということで、えらく中途半端だけれども今回はここまでとしたい。

<完>
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2014/2014_0315/2014_0315_01.html
7:777 :

2022/08/11 (Thu) 20:57:16

花鳥風月Visual紀行:旅ゆけば
2014.05.03 新緑の那須を周遊する:後篇(その1)
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2014/2014_0503/2014_0503B_01.html


前回の続き~(´・ω・`)ノ

■ 木綿畑



さて長すぎるので途中でブツ切りにしてしまったけれども(^^;)、ここから続きを書いていきたい。

蛇尾川を渡ると、まもなく木綿畑である。地名としてはかつて宿場町であった高林のほうがややメジャーな感があるのだが、筆者的には写真映えするひろびろ景観がある木綿畑のほうが、爽快感があって気に入っている。




とにかくここには、何もない(^^;) …それが、素晴らしくよろしい♪ 印象としては、前回紹介した箒川沿いの金沢地区に共通するものがある。




何もないといってもここは単なる空き地ではなく、水田と牧草地が混在している開墾地である。特徴的なのは民家が一区画離れたところにあって、農地部分には電線や看板がまったくないことだ。おかげで余計なもののない非常に開放的な空間が開けていて、写真映えするのである。




ここは集落そのものは江戸時代に本田/新田が成立しており、天領であったので天明の飢饉以降は幕府の食糧増産の実験場のような立ち位置にあった。ただし水利がなかなか改善せず、本格的に農地が広がったのは明治以降になってからである。




写真映えのするエリアは戦後になって水利改善と区画整理が行われたところで、今回は新緑がテーマなので歴史の話はカットするけれど、28年余りにわたる土地改良があり、いろいろと先人の苦労が積み重なって今の景観に至っている。




その広々空間の奥にある鴫内山をみると、ちょうど新緑が山肌を登っていくところであった。ここは平地部分と山のてっぺんの標高差がざっと1000m、気温差に換算すると約6℃ほどの温度勾配がある。これは4月~5月にかけての1ヵ月分の平均気温の変動幅とほぼ同等で、つまり過去1ヵ月分の季節変動を巻き戻して見ているようなものと思えばよい。

こういう景色を見ていると、秋の紅葉バンドの遷移についても言えることだけれども、季節というのは一様に進むものではなく、潮が満ちるように…あるいは引くように、じわじわと等高線に沿って進んでいくものであることが理解できる。その先端は、この写真から読み取ると本日は標高800~900mの付近にあるらしい。

塩原温泉が550m、板室温泉が520m、那須湯本が820mであるから、まあ主要温泉街については本日は一応新緑の範疇にある(湯本だけは少々微妙?)と思って良さそうかな。



■ 渋滞エリアを突破する



さてここからは渋滞エリアである那須街道(r17)を一気に抜けていく。写真(↑)は戸田~西岩崎付近の r30 である。

ここは以前は緑のアーチのとても美しい場所だったのだけれど、栃木県庁による 「あまりにもバッサリ伐りすぎだろー!」 的な男気のある剪定の結果、緑のトンネル感がすっかり消失してしまった。筆者的にはもう少し伐り方に美的センスを望みたいところなのだが…( ̄▽ ̄;)

…そんな訳で、この界隈については大幅にカットして先に進もう orz




やがて禁断の那須街道(r17):広谷地の交差点に至る。ただしクルマは多いけれども、皆ロープウェー方面を目指して行列をつくっているだけので、注意すれば即死には至らない。流れに乗らずに横から突っ切るだけにするのがコツである(※)。

ちなみにロープウェーの駐車場は早朝のうちに満杯になってあとはドン詰まりになってしまうので、いったんこの渋滞にハマるとえらいことになる。GWの那須を周遊する際には最大限、気を付けたいところだ。

※渋滞はしていても信号機があるため突っ切るだけなら数回の信号待ちで突破できる




広谷地を過ぎて池田の交差点まで来ると、早くも殺生石方面からリターンしてきたらしいクルマの列がりんどう湖方面に向かって列を作っていた。ここも渋滞の流れには乗らず、すみやかに逆走で通過する。とにかくこの付近では長居をしてはダメである。




危険ゾーンを抜けたら、以降は県道68号線(r68)に乗っていく。この道路は実質的にr30の延長部分で、白河市の領域に入ったところでR4に合流する。街道としての歴史はそこそこ古いようで、江戸時代中期頃から白河方面の人が那須を訪れる際によく使っていたらしい。

白河からの呼び名は "那須街道" で、r17の別称= "那須街道" と微妙に(かなり?^^;)紛らわしい。ただ昔は自分の集落を基準に行先の地名を充てて "○○街道" と称することはよくあった。その点では無機質な "県道○○号線" などの名称よりもよほど情緒に満ちた名前といえる。




それにしても…いやもう、池田を抜けるとホントにクルマが少ないな(^^;) うまく分散すれば地域全体としてはまだまだキャパに余裕はありそうなものだけれど…まあ、それを言っても始まらないかw



■ 余笹川公園



さて間もなく余笹川公園を通過する。ここも地味ながら筆者がちょくちょく訪れるところだ。渓流と川柳と雪山がイイカンジになっている。




桜はさすがにもう散ってしまって、最後の数輪だけがかろうじて花びらを留めている。




現在は名前の良くわからない鈴成りの白い花が満開だった。




…が、それ以上のトピックスはないので、先を急ごう。


<つづく>
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2014/2014_0503/2014_0503B_01.html
8:777 :

2022/08/13 (Sat) 10:08:03

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