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小室眞子、複雑性PTSDの嘘...

1:777 :

2022/07/26 (Tue) 08:04:56

【ゆっくり解説】小室眞子、複雑性PTSDの嘘...【ゆっくりニュース】
2022/07/25
https://www.youtube.com/watch?v=HwYgZQAWU3Y


【ゆっくり解説】小室眞子、PTSD治療に大麻を利用か?ニューヨークに拠点を構えた本当の理由...【ゆっくりニュース】
2022/01/14
https://www.youtube.com/watch?v=CeFxYIq11Y8
2:777 :

2022/07/26 (Tue) 08:09:20

精神科医・和田秀樹「複雑性PTSDなんかではない」眞子さまの本当の病名は
10/7
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e04976e80049b6afc4747e029abd25f69b356f

宮内庁は10月1日、眞子さま(29)と小室圭さん(29)が同月26日に結婚されると正式発表するとともに、眞子さまが「複雑性PTSD」と診断されたことを明らかにした。精神科医の和田秀樹さんは「会見に同席した精神科医は『結婚について周囲から温かい見守りがあれば、健康の回復が速やかに進むとみられる』と発言しましたが、これは国民に誤解を与え、現実に複雑性PTSDの症状に苦しむ虐待サバイバーに脅威を与えるおそれがある」という。その理由とは――。

【画像】複雑性PTSDの実際の症状を赤裸々に記録した書籍

■精神科医が腰を抜かすほど驚いた「眞子さまは複雑性PTSD」

 宮内庁は1日、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)が「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されたことを明らかにした。

 そのため、この病名がネット上で一気にトピックワードとなった。

 この病名については、秋篠宮家の側近部局トップの加地隆治皇嗣職大夫が眞子さまの病状について切り出し、精神科医で、公益財団法人「こころのバリアフリー研究会」理事長の秋山剛氏が会見に同席して「長期にわたり誹謗中傷を体験された結果、複雑性PTSDと診断される状態になっておられる」と述べた。

 1991~94年にアメリカに留学して以来、この疾患に向き合ってきた私は、宮内庁のその後の説明を聞くにつけて、腰を抜かすほど驚いてしまった。

 なぜなら、複雑性PTSDとは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病であり、治療も大変困難なものとされているからだ。

 1970年代、ベトナム戦争で兵士が受けた心理的後遺症やレイプトラウマの研究が進み、1980年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第3版(DSM-3)に「PTSD」という病名が採用された。

 その後もトラウマ研究が進み、児童虐待のような長期反復型のトラウマ体験の場合は、もっと深刻な病状が生じることがわかってきた。

 当時のアメリカにおけるトラウマ研究の第一人者であるジュディス・ハーマン(ハーバード大学准教授)は、その主著と言える『心的外傷と回復』(みすず書房)において、複雑性PTSDという病名を提起した。

■複雑性PTSDの症状…自傷行為、性的逸脱、解離症状、希望喪失

 ハーマンが提起し、94年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第4版(DSM-4)の「複雑性PTSD」に加えることが検討された症状には以下のようなものが列挙された。

 1:感情制御の変化(自傷行為や性的逸脱など)
2:意識変化(解離症状など)
3:自己の感覚の変化(恥の意識など)
4:加害者への感覚の変化(復讐への没頭だけでなく、加害者を理想化することもある)
5:他者との関係の変化(孤立・ひきこもりなど)
6:意味体系の変化(希望喪失など)

 実際、私の留学中も虐待の被害者の患者をかなりの数で診たが、この指摘には心当たりがある。ここで注目したいのは、2の項目にある「解離」という症状だ。

 解離は、自分の忌まわしい記憶をふだんとは別の意識状態に置くことで生じると考えられている。要するにトラウマ的な出来事を覚えている意識状態と、普段の意識状態は、別の意識状態になっている。

 そのため、その人は、トラウマ的出来事を覚えている意識状態になったときのことは覚えていないし、その意識状態は、普段の意識状態と連続性をもたない。

 解離性健忘の場合、その解離状態の時の言動を覚えておらず、かなりの暴言を吐いても、犯罪的な行為(万引きや暴行など)や性的逸脱を行っても、それを覚えていない。

 別の意識状態になったときにアイデンティティ(自分が子どもか大人かとか、ふだんの名前や役職など)まで変わってしまう状態は多重人格と呼ばれてきたが、DSM-4では解離性同一性(アイデンティティ)障害と呼ばれるようになった。


■「複雑性PTSDとは、悪口レベルの外傷的体験ではない」

 またこの複雑性PTSDの場合、感情も対人関係も不安定なので、婚姻生活や社会生活に支障をきたし、定職にもつけない境界性パーソナリティー障害と呼ばれる診断を受けることも多い。

 ただ、ハーマンの過去の記憶を思い出させて、それをぶちまけさせるような治療方針がかえって患者の具合が悪くすることが多いことが明らかになったことで、彼女のアメリカ精神医学会での影響力はかなり弱まった。ハーバード大学でも教授に昇格していない。そのせいか、2013年改訂のアメリカ精神医学会の診断基準の第5版(DSM-5)では、複雑性PTSDの病名は採用されなかった。

 ところが、WHOが作るもう一つの国際的な診断基準の最新版(ICD-11)が2018年に公表された際に複雑性PTSDが採用されることになった。これまでの歴史をみるとアメリカ精神医学会の基準に追随することが多かった中で画期的なことである。

 おそらくは、世界的に深刻化する児童虐待だけでなく、人権を弾圧するような政府や軍事介入などで生じる心の後遺症を無視することができないと考えたのだろう。

 実際、この診断基準で挙げられている逃れることが困難もしくは不可能な状況で、長期間・反復的に、著しい脅威や恐怖をもたらす出来事の例としては、「反復的な小児期の性的虐待・身体的虐待」のほか、「拷問」「奴隷」「集団虐殺」が挙げられている。けっして悪口レベルの外傷的体験などではない。

 これに対して秋山医師は、「複雑性PTSDは言葉の暴力、インターネット上の攻撃、いじめ、ハラスメントでも起こる」と拡大解釈をしたわけだ。

 実際、インターネット上の誹謗中傷で自殺する人もいるのだから、私もその可能性を否定するつもりはない。

■「温かい見守りがあれば、健康の回復が速やかに」という発言の問題点

 むしろ今回、国民に誤解を与え、現実に複雑性PTSDの症状に苦しむ虐待サバイバー(※)に脅威を与えるおそれがあるのは、秋山医師が発した「(小室圭さんとの)結婚について周囲から温かい見守りがあれば、健康の回復が速やかに進むとみられる」という言葉だ。

 ※児童虐待を受けたあと、生き残り、心の病に苦しんでいる人たち。

 自らが虐待サバイバーで複雑性PTSDの実際の症状を赤裸々に記録した『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社)の著者である羽馬千恵さんは、自身が発行するメルマガ(※)の中で、「虐待が終わってからが、本当の地獄だった」と記している。

 ※大人だって虐待で苦しんでいる。当事者が語る子供時代のトラウマ - まぐまぐニュース! (mag2.com)

 虐待を受けた子供たちは大人になり複雑性PTSDに苦しむわけだが、親元を離れ、虐待を受けなくなったり、多少周囲が温かくしてくれたりしところで、そう簡単に治るものではない。

 つい最近も3歳児が母親の同居人の虐待で死亡した事件があったが、それに関するニュースの多くは、初動で行政がしっかり対応していたら死ななくてすんだという類のものだった。

 たしかにそういう面もあるかもしれない。しかし、もっと重要なのは子供の今後の人生だ。「運よく生き残ったから、よかった」で済む問題ではない。生き残った子供たちは下手をすると生涯にわたる複雑性PTSDに苦しむのである。


■「眞子さまはおそらく適応障害なのではないか」

 人格変化のために周囲の人が犠牲になることさえある。古くは永山則夫事件、あるいは大阪・池田小事件の宅間死刑囚、そして山口県光市の母子殺しの少年など、子供時代などに虐待を受けた人物が起こす重大事件は枚挙に暇がない。

 銃社会のアメリカでは、虐待を受けた子供が将来重大犯罪を起こすことが多いことも、虐待を受けた子供を親元に返さない大きな理由となっている。

 眞子さまの場合、もし、環境が変わり周囲の批判がなくなった結果、秋山医師が断言したように「健康の回復が速やかに進むとみられる」ならば、それは複雑性PTSDなどという心の重病でない。もちろん、私は直接診察したわけではないので100%そうだと言い切れないが、眞子さまに関してはおそらく適応障害(この疾患の詳細は、拙著『適応障害』宝島社新書を参照いただきたい)にあたるのではないかと思う。

 ただ、日本の場合、精神科の主任教授が臨床軽視・研究重視の大学教授たちの多数決で決まるため、私のようなカウンセリングや精神療法を専門とする大学医学部は全国どこを探してもない。そのため、複雑性PTSDであれ、適応障害であれ、よい治療者をみつけることはかなり困難だ。

 そういう点で、いい治療者を見つけるために眞子さまがご結婚されアメリカに行かれるのはいいことだ。

 複雑性PTSDについては予防の必要性は極めて高い。私は、アメリカのように、虐待が見つかったら原則的に親元に返さないできちんとしたチャイルドケアを受けさせるべきだと考える。そうでないと一生不幸を抱えてしまうことになりかねない。

 その一方、虐待をしてしまった親に対するカウンセリングも重要だ。アメリカではこれが盛んに行われ、カウンセラーが認めれば、子供はその親元に返される。

 日本の場合、残念ながら医学の世界、精神医学の世界がカウンセリングを軽視する傾向があり、見通しは暗いと言わざるを得ない。私の留学先のような「大学でない精神科医の養成機関」をかなりの数作らなければならないと思われる。

■「複雑性PTSDの患者は数十万人に達する可能性がある」

 実は、複雑性PTSDの患者はかなり多いと予想できる。というのは、虐待の数が想像以上に多いからだ。2021年8月27日に、令和2(2020)年度の児童相談所における虐待相談対応件数が発表されたが、ついに20万件を超えた(心理的虐待12万1325件:全体の59.2%、身体的虐待5万33件:24.4%、ネグレクト3万1420件:15.3%、性的虐待2251件:1.1%)。

 虐待された子供が新規で毎年20万人(実際はもっと多い可能性が高い)ということは、日本中に虐待経験者は全体で数百万人単位いるということになる。仮にその1割が複雑性PTSDになったとしても数十万人だ。これはかなり少なく見積もった数と言えるものだ。これから複雑性PTSDを増やさないだけでなく、現在複雑性PTSDの人たちを救うことが急務だ。

 今回の報道でもっと危惧するのは、複雑性PTSDになった人は周囲の人がやさしく見守れば、そのうち症状が緩和する軽い病気であるかのような誤解が広まることだ。

 あるいは、芸能人や政治家がバッシング逃れのために知り合いの精神科医に複雑性PTSDの診断書を書いてもらうケースが増え、この疾患に直面している人の苦しみをどこか軽んじるような風潮が世間に広まることもあり得る。

 複雑性PTSDという病名が世間に知られることは望ましいことだが、本当の実態が知られないと逆にいちばん迷惑をこうむるのは複雑性PTSDの患者であることも知ってほしい。

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和田 秀樹(わだ・ひでき)
国際医療福祉大学大学院教授
アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化した「和田秀樹 こころと体のクリニック」院長。1960年6月7日生まれ。東京大学医学部卒業。『受験は要領』(現在はPHPで文庫化)や『公立・私立中堅校から東大に入る本』(大和書房)ほか著書多数。
3:777 :

2022/07/26 (Tue) 08:14:50

無敵の太陽 : 小室圭の背後にいるのは誰なのか?
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無敵の太陽 : 不合格?「小室圭」の名前が無かった !
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無敵の太陽 : 小室夫婦の敵意 / 秋篠宮家が犯した誤り
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無敵の太陽 : 佳子内親王に忍び寄るフェミニズム
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無敵の太陽 : 小室圭と秋篠宮が隠したい深い闇
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無敵の太陽 : インテリは天皇を小馬鹿にする / 皇室問題が紛糾する一つの要因
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無敵の太陽 : 小室災禍の考察 / 皇室の危険な将来
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68872451.html

無敵の太陽 : 秋篠宮家が避けた問題と皇室権威の失墜
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68880079.html


無敵の太陽 黒木頼景
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主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。


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(小室圭問題/佳子さま盗撮) 皇室記事まとめ一気読み
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秋篠宮文仁  僕の父親は一体誰なんでしょう? 皆さんも一緒に探してください
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知恵遅れの皇太子の嫁にされた上に、皇族全員から陰湿な苛めに遭った美智子妃殿下は復讐の鬼と化した
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宮中『魔女追放事件』 _ 入江侍従長の祭祀簡略化工作と戦い敗れた女官
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プチエンジェル事件の顧客と噂されている秋篠宮・高円宮はロリコンなのか?
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日本の皇族・政治家を中国のハニートラップにかけたプチエンジェル事件
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プチエンジェル事件
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4:保守や右翼には馬鹿しかいない :

2023/05/09 (Tue) 02:48:10

2023年05月08日
嫌われる皇族の理由 / 秋篠宮家はどうなるのか? (前編)
秋篠宮殿下が「日本の代表」なんて嫌だ !
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68931687.html

King Charles III & Queen 002Prince A 70834
  秋篠宮殿下と紀子妃殿下がチャールズ3世の戴冠式に出席し、ようやく一段落となったが、週刊誌による秋篠宮家批判は絶えることがない。筆者は週刊誌の報道を全て否定するつもりはないが、雑誌記者が持ち出す「国民の声」というのは怪しいと思っている。中には捏造の声もあるだろうし、誇張された記事だってあるだろう。もしかしたら、皇室破壊を目論む左翼分子が“保守派”をかたって投稿しているのかも知れないし、日本人に扮した支那人が、意地悪で辛辣なコメントを書き込んでいるかも知れないのだ。それでも、国民の一部に秋篠宮への嫌悪感が蔓延しているのは確かで、秋篠宮殿下が今上陛下のように素晴らしい人物とは言い難い。

  筆者は誰だか判らぬ「匿名の国民」が発する声など信じない。だが、購入者の中には信じる人も居るようだ。なるほど、一部の国民は殿下の戴冠式出席に不満であったが、そもそも不人気のチャールズ3世の式典なんだから、誰が招かれてもいいじゃないか。もし、秋篠宮殿下が行きたいのであれば手筈を整えてやればいいし、悠仁親王殿下を連れての観光旅行でもいいだろう。どうして秋篠宮殿下じゃ厭なのか? もし、今上陛下が訪英となれば、15時間くらいの缶詰状態になるから、気楽な外国訪問じゃないだろう。

  秋篠宮家に関する不評の根源は、殿下と妃殿下の“人柄”にある。保守派の言論人は秋篠宮殿下を庇うため、歴代天皇の系譜を持ち出し、萬世一系の皇統を懇切丁寧に説明するが、皇室に関する教育を受けていない民衆にとったら“ウンザリする説教”でしかない。普通の庶民は天皇陛下の“人格”を肌で感じるから、「有り難い存在」として敬愛し、その“威厳”にひれ伏す。机に向かって千年の歴史を勉強したから尊敬する訳じゃない。一般的に、巷の庶民は天皇陛下に直接会ったことはないが、テレビで拝見する陛下の雰囲気で“立派な天皇”と判断する。他方、秋篠宮殿下の話し方や態度を観ると、直感的に“ダメな人”と思ってしまうから、番組キャスターがいくら殿下を褒めても、その言葉は虚しく響き渡るだけ。生理的に嫌いなんだからしょうがない。

  建前上、日本人の宗教は神道や仏教となっているが、一番根深いのは「学歴信仰」の方である。冷静に考えればアホらしいが、大学や高校の入試試験は“神聖な儀式”だ。それゆえ、賄賂や人脈で「合格」の身分を得る者は、“冒瀆行為の異端者”と見なされる。普通の皇族は「皇室の威光」で大学へ“特別入学”したり、側近や友人の“助力”で学位を得ることはない。特に、秋篠宮殿下は、前々から“皇族の特別扱い”を嫌う傾向があったそうだ。(「秋篠宮皇嗣夫妻『信号を止めるな』大騒動 宮内庁が憂慮する交通格差」『週刊ポスト』2021年3月19・26日号)

  東大や京大はもとより、学習院大学でも「皇族の特別扱い」は無かったそうで、フランス文学を専攻していた故・篠沢秀夫名誉教授によれば、「特別入学」とか「裏口入学」はなく、試験の結果で判断を下していたそうである。(篠沢 秀夫「死の床より申し上げます 誰よりも深く愛子さまの教育を憂う」『文藝春秋』2011年2月号)おそらく、徳仁親王殿下が入学する時も、学習院大学は「徳仁親王殿下だから無条件で受け容れよう」とは考えず、ある程度の筆記試験というか能力検査を課したはず。

Emperor 7743(左 / 皇帝の風格が漂う天皇陛下)
殿下が大学院へ入った時も“実力進学”と推測できる。オックスフォード大学で水の研究をなされた時も、真剣に“英語”で勉強されたはずだ。真面目な皇太子殿下の性格を考えれば、「ズル入学」なんて想像できない。ちなみに、陛下が1993年に出版された『テムズとともに 英国の二年間』が、今年、紀伊國屋書店から復刊されて、アマゾンではベストセラーになっている。「学習院教養新書」版の方は、古本なのに驚くような高値が附いている。やはり、陛下の人気は凄い。

  一方、秋篠宮殿下の方はどうなのか? “英語”で書かれた秋篠宮殿下の博士論文については、以前のブログで触れたのでここでは述べない。しかし、夫婦揃って“疑惑の学歴”をつけるのは問題だ。紀子妃殿下は2013年に『結核予防の意識と行動について : 結核予防婦人会講習会参加者・女子大学生の調査より』という論文を提出して博士号を取っている。どんなレベルの論文か判らないけど、もし、そんなに素晴らしい博士論文であるなら、宮内庁のホームページに掲載し、誰でも閲覧できるようにするべきだ。国民の中には論文をダウンロードして詳しく拝読したいと願う人もいるので、印税を求めずに公開してもらいたい。ところが、妃殿下の論文は国会図書館にまで行かないと閲覧できない。これでは、国民の疑惑が深まる一方だ。

  しかし、なぜ紀子妃殿下は博士号が必要だったのか? 一つの推測として、悠仁親王殿下をお茶の水大学附属小学校に入れるため、と考えられる。もし、「研究員の子供」として特別入学させたければ、母親が「研究員」の身分を手に入れなければならない。そこで、妃殿下はロイヤル・パワーか幽霊(スタンド)を使って博士論文を作成したんじゃないか? 『文藝春秋』が、ある秋篠宮家関係者の話を紹介している。

  「秋篠宮ご夫妻は幼稚園からの3年保育を望んでおり、学習院幼稚園が2年制なのに対して、ちょうど紀子さまが研究活動をされていたお茶大幼稚園が条件に合っていた。それで同大の女性研究者を支援する特別入学制度を利用して入園されました。」(「悠仁さま十五歳の憂鬱」『文藝春秋』2022年4月号) 

  この迂回入学なら何とか誤魔化せるが、北九州市の作文コンクールでは「致命的なヘマ」をやらかしてしまった。悠仁親王殿下は『小笠原諸島を訪ねて』という作文を提出して「佳作」を受賞したが、後に“剽窃”が発覚し、参考文献を巧妙に編集して「自分の文章」にしたことがバレてしまった。チャンネル桜の水島総社長は、「皆で寄ってたかって、中学生を責めるなんて酷いじゃないか!」と怒ってたが、これを話題にした国民は、ロボットのような親王殿下じゃなく、幽霊作家を雇った紀子妃殿下を批判したんじゃないのか? そもそも、凡庸な中学生が、あんな作文を書くことは出来ないし、自分の金で幽霊を雇うことも出来まい。おそらく、「推薦入学」の“材料”や“根拠”が必要だったから、作文コンクールに目を附けたのだろう。数学や科学での“実績”にすると、色々と詮索されてしまうので、曖昧な「国語」の評価なら、適当にチョロまかすことが出来ると思ったのかも。審査員は主催者の顔色を窺って忖度(そんたく)するから、「怪しいなぁ~」と思っても「素晴らしい!」と褒めちぎるしかない。

  週刊誌は紀子妃殿下に辛く当たるが、筆者はちょっと“気の毒”に思っている。文仁親王殿下と結婚された時は、まさか皇太子を産む破目になるとは考えていなかったはずだ。次男の嫁として比較的気楽に過ごせると思ったんじゃないか? しかし、雅子妃に男子が望めなくなったので、体外受精か男女産み分けで悠仁親王殿下を産む役目になってしまった。国民の中には「まさか!」と思う人もいるだろうが、高齢出産で「男の子の誕生」なんて、あまりにも出来過ぎている。(当時、妃殿下は39歳で、一般的に「高齢出産」は35歳以上の妊婦を指す。) 小泉純一郎総理は安倍晋三官房長官から「御懐妊」の知らせを受けて驚いていたけど、ちょっと賢い国民なら、「もしかして、体外受精の“男女産み分け”なのか?」と怪しんだはずだ。(生殖医療技術の発展に関しては、医学界でも1980年代後半から様々な論争が巻き起こっていた。)

Princess Kiko 55342Princess Kiko 6439Princess Kiko 743
(左 : 独身時代の紀子妃殿下 / 中央と右 :「作り笑顔」が普通になった妃殿下)

  「未来の天皇」を育てる国母となった紀子妃殿下は、運命とはいえ、本当に可哀想だ。昔は単なる「次男の嫁」で、バレーボール部の「洗濯係」程度で良かった。ところが、悠仁親王殿下を産んだ事により、100名か200名の部下を率いるキャプテンになってしまったのだ。軍隊に譬えれば、ジャガイモの皮剥きをする一等兵が、いきなり大佐や中将になったようなもので、あまりにも“荷”が重すぎる。それゆえ、周りからのプレッシャーに押しつぶされそうなるし、ちょっとした事でも敏感になってヒステリーの連発なんだろう。でも、「狐の笑顔」から「般若の顔」に変わる瞬間は恐怖だ。

  週刊誌が報じるように、雅子妃への劣等感を持っていたのかどうか判らないが、紀子妃殿下の努力は空回りなのかも知れない。ある元皇族が妃殿下について語っていた。

「学習院も立派な学校ですが、海外留学をしていないことや、雅子さまのように社会に出て働いたことがないことに少しコンプレックスを感じておられるようです。今年、お茶の水女子大学に人文科学系の論文を提出して博士号を取得されました。学識を深めたいという純粋な動機はもちろん、経歴としても立派なものを持ちたい、というお気持ちもあったように拝察します」 (「皇室特別レポート 紀子妃の大研究」、『週刊現代』2013年11月23日号)

  旧皇族に連なる関係者も、次のようなエピソードを明かしていた。

 「ご結婚なさる前、大学生だった紀子さまが出された直筆のお手紙を拝見したことがあります。とても素朴な文章だったのが印象に残っています。それでいて、ところどころ辞書からそのまま引っ張ってきたような難しい四文字熟語や漢字が使われている。なにか無理をなさっているようで、違和感がありました。『ああ、紀子さまは皇室の一員になるに当たり、他の皇族の方に比べてご自身に日本語力が足りないことに、少し劣等感を感じてらっしゃるのではないだろうか』と感じたことを覚えています」(上掲記事)

  紀子妃殿下が“教養”の面で苦労されている事は、端から見ていても何となく察知できる。巷の教育ママは「バイリンガル教育」とやらを持て囃すが、日本人が「日本」で暮らし、「日本人」として生きてゆくのであれば、国語の勉強を優先すべきだろう。ただし、親の都合で海外生活をする子供は、自分の運命を選べないから本人が努力するしかない。『週刊現代』の記者によれば、紀子妃はペンシルベニア大学に留学する父・川嶋辰彦氏に伴われ、1歳から6歳まで海外で過ごしていた。彼女は現地の小学校に入るが、父親の方針で家でも会話となれば全て英語だったという。そのため、紀子妃殿下は英語を「母国語」として育ったようだ。

  「ホンマか?」と疑いたくなるが、たぶん、これは川島家から発せられた宣伝エピソードだろう。もしかすると、宮内庁が「英語が得意な紀子様」というイメージを創るため、わざと流したプロパガンダなのかも知れない。よく、皇室と昵懇の担当記者や御用評論家は、水面下で宮内庁や川島家と結託し、秋篠宮家を掩護(えんご)する偽情報を流すから注意が必要だ。

Princess Kiko 89342(左 / ご婚約当時の紀子妃殿下)
  例えば、紀子妃殿下は小学生の時、ウィーンにも住んだことがあるという。有名な渡邉みどり(皇室評論家)によれば、紀子妃殿下は「ドイツ語を普通に話した」そうだが、大学時代の友人によれば、第二外国語の授業で支那語を選んだそうだ。この友人は「どうしてドイツ語を選択しなかったのか?」と不思議がったが、おそらく「チョロまかし」が利く言語の方を選んだのだろう。漢字なら質問されても推測で答えられるし、本屋に行けば現代語訳の「漢文」書籍が並んでいる。虎の巻も手に入るから、宿題でズルも可能だろう。しかし、ドイツ語だと発音や文法、語彙の点でメッキが剥がれてしまうから、なるべく避けた方がよい。

  とにかく、秋篠宮両殿下が英国を訪問し、チャールス3世の戴冠式に出席するという報道は、国民の多くに違和感を与えたようだ。5月6日に秋篠宮殿下が出席なさると報道されるやいなや、多くの国民が殿下の代理出席に不快感を表した。(「チャールズ国王の戴冠式、秋篠宮ご夫妻ご出席に抗議殺到 スキャンダルは英国でも大々的に報道」『週刊新潮』2023年3月23日号)ある者は宮内庁へ抗議の電話を掛け、別の者はインターネット・ニュースのコメント欄に不満をぶつけたという。

 確かに、今上陛下と皇后陛下が御出席となれば日本人としても誇らしいし、現地である程度の歓迎を受けるだろう。だが、陛下の“代理”として訪英するとなれば、英国王室の方だって“それなり”の歓迎しかしないだろう。日テレの映像を観たら、案の定、ブリテン側の態度は冷たく、秋篠宮殿下がスタンステッド空港に到着し、飛行機のタラップを降りたら、地面には赤絨毯が敷かれていなかった。しかも、出迎えたのは駐英日本大使と誰だか判らぬ英国の役人一人だけ。外務省の一等書記官が到着したのかと錯覚するほどの光景だ。

  一般国民は殿下の「英語力」に疑問を持ち、「どうして英語が堪能な天皇陛下や皇后陛下が出席なさらないんだ?!」と訝(いぶか)しむが、日本の皇族なんだから、堂々と「日本語」で通してもおかしくはないだろう。イギリス人の英語が難しいのであれば、大使館の通訳を呼んで隣に立たせればいいじゃないか。確かに、秋篠宮殿下は英語会話が拙く、他人の力で英語論文を書いてしまったから、普通の国民から批判されてもしょうがないけど、英語を喋ることは教養人の証拠じゃないぞ。。

  ところが、宮内庁と結託した主流メディアは、「英語を流暢に話す秋篠宮両殿下」というプロパガンダを垂れ流した。以前、両殿下がギリシアの首相と会ったとき、テレ朝の番組は「通訳無しで会話されました」と報道し、戴冠式でも「“英語”でメッセージを述べられました」と褒めちぎっていた。なぜ、マスコミは意図的に「英語力」を強調したのか? おそらく、担当記者が宮内庁との協定を結んだからだろう。つまり、宮内庁から贔屓を受ける代わりに、「英語が得意な殿下」という“刷り込み”を一般国民に行う、という密約だ。報道番組でサブリミナル効果やステルス・マーケティング(stealth marketing)の手法は厳禁だが、皇室報道ならOKなんだろう。

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( 左 : オックスフォード大学留学時代の秋篠宮殿下 / 右 : 英国の戴冠式に列席された秋篠宮両殿下 )

  読売新聞はもっと露骨で、殿下が1988年から1990年にかけてオックスフォード大学のSt.John's Collegeに留学したと紹介し、ブリテンの王族と「心温まる、友好的な関係(cordial relations )」を深めていった、と書いている。 (‘British Coronation: Japan’s Crown Prince Returning to Student Days,’The Yomiuri Shimbun, May 2, 2023.)「ホンマかぁ~?」と猜疑心が強くなる記事だが、フジテレビも負けずに「留学時代の秘話」を紹介し、学生時代の殿下を世話したトマス・ケンプ元教授にインタヴューを行っていた。ケンプ氏は殿下を“優秀な学生”と評し、“熱心”に勉強していたと褒めるが、どんな「学問的業績」や「研究成果」があるのかは公表しなかった。FNNは殿下が教授の説明に聞き入っている姿や当時の映像を流したが、若き殿下は教授の話に頷くばかり。殿下はイギリス人と会話する時は、やたらと「聞き上手」で、ユーモアを交えて流暢に話すことは滅多にない。「B&B」の島田洋八と同じく“頷く”ばかり。

  昔、ヘンリー王子に話しかけられた時、秋篠宮殿下は何を言われているのか解らなかった。これに呆れたヘンリー王子は、「英語が通じない奴なんだ」と判り、適当にあしらっていたから、観ている日本人の方が恥ずかしくなる。たぶん、秋篠宮殿下の留学も「試験無しのコネ入学」なんだろう。「熱心に勉強」するだけなら、小学生にも出来るじゃないか。それに、どうして殿下はちょくちょくタイへ旅行されるのか? 「学術交流」なら、母校のオックスフォードを訪問し、優秀な動物学者と一緒に鯰や鶏を論ずればいいだろう。イングランドだけじゃなく、アメリカやカナダにも一流の動物学者がいるから、タイよりも学問的水準は高いはずだ。

  ところが、秋篠宮殿下はなぜかタイが大好き。宮内庁のホームページを見れば判るけど、「殿下は池田大作と同じタイプなのか?」と驚くばかりだ。宮内庁の「紹介文」を以下に引用する。

   殿下は今までに幾度となくタイへ魚類や家禽類の調査で訪問され、その成果をいくつかの学術論文として発表されました。それらのことから、タイにおける水産振興や家禽学への貢献に対し、平成7(1995)年9月に同国カセートサート大学から理学(水産生物学)、ブーラパー大学から理学、平成11(1999)年7月にコーンケーン大学から理学(水産学)、平成13(2001)年8月にシーナカリンウィロート大学とチュラーロンコーン大学から理学、平成15(2003)年8月にウボンラーチャタニー大学から理学(農学)、平成19(2007)年3月にキングモンクット工科大学から理学(水産学)、平成23(2011)年3月にカセートサート大学から理学(畜産学)、チエンマイ大学から人文学(人間・環境管理学)、平成24(2012)年11月にタマサート大学から理学(農業技術)、平成30年(2018)年12月にマハーサーラカーム大学から生物学の名誉博士号の贈呈をお受けになりました。
 
  いやぁ~凄い。日本企業がたくさん集まるタイ王国だと、日本の皇族はこんなにも賞賛されるのか! 一部の国民は「どうして殿下はタイばかり訪問されるのか?」と疑問に思うが、おそらくタイ人は「格下の劣等民族」だから、殿下は“くつろいだ”会話ができるんじゃないか? もし、イングランドに行けば、会話は「通訳抜き」の英会話となるし、イギリス人はタイ人みたいにペコペコしないから、秋篠宮殿下としては不愉快だ。しかも、イギリス人の学者は「どんな論文なのか? どんな研究結果を得たのか? 」と詳しく訊いてくるし、質問された殿下も英語で具体的に説明しなければならない。イギリス人はタイ人と違って下らない演説に我慢しないから、カタカナ英語の演説なんて誰も聞かないし、最初から講演会に出席しないと思う。だから、殿下がイングランドを避けるのも当然だ。上流や中流階級のイギリス人は、「日本の皇族だから」といって卑屈にならないし、ジャングリッシュを喋れば「何言ってるのか解らぬ!」と言って無視する。博士号を持つ殿下としては面目丸つぶれだ。

  こうした背景を知れば、皇室支持派の一般国民だって、秋篠宮殿下の訪英に“無理”があることくらい解るだろう。でも、宮内庁は「次期天皇の父親」というイメージを国民に植え付けたいから、わざと五月に園遊会のスケジュールを入れ、陛下の戴冠式出席を不可能にしたのだろう。チャンネル桜の高清水裕子や水島社長は、皇太子時代の上皇陛下を例に取り、「秋篠宮殿下が代理で出席でも異論は無い」と言い張った。しかし、訪英した上皇陛下は、エリザベス女王の戴冠式で邪険にされ、その扱いは憤慨するとほど酷い扱いだった。(波多野勝著『明仁皇太子 エリザベス女王戴冠式列席紀』を参照。)

 日本人は過去を水に流すから健忘症となりやすいが、イギリス人やスコット人は何時までも戦争を覚えている。第二次世界大戦で日本は英国と敵対関係になり、イギリス人が自慢する戦艦「プリンス・オブ・ウェイルズ」を沈めたことがある。しかも、植民地であったビルマにも手を出したから、総督のマウントバッテン卿は昭和天皇を深く憎んだ。このマウントバッテン卿はチャールズ王太子にとって「師父」ともいうべき存在で、未来の国王に大きな影響を与えた親戚の伯父さんである。

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(左 : マウントバッテン卿 / 中央 : 若き日の昭和天皇 / 右 : 若い頃の秋篠宮殿下と紀子妃殿下)

  1971年、昭和天皇が英国を訪問された時、面会を嫌ったマウトンバッテン卿は意図的にロンドンを離れた。しかし、歓迎の晩餐会でマズいと思ったエリザベス女王は、急遽、マウントバッテン卿に連絡をつけ、何とか説得して連れ戻すことができたという。昭和天皇とマウントバッテン卿は宮殿のプライヴェート・ルームで会ったそうだ。こうした過去を知っている日本人なら、地上波テレビが言う「皇室と英国王室の親しい関係」とか「秋篠宮殿下を温かく迎えるチャールズ国王」なんて嘘と判るだろう。ワイドショーばかりを観る国民なら騙せるが、昭和時代を覚えている国民は騙せない。

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(左 : フィリペ国王とレティシア妃 / 右 : カール16世とヴィクトリア王女)

  そもそも、チャールス3世は国家元首の出席を望んでおり、普通なら今上陛下が参列するはずだ。実際、何人も国王が出席しているので、日本の天皇陛下が御出席となっても不思議じゃない。例えば、スペインからはフィリペ国王とレティシア妃が来ていたし、スウェーデからはカール16世とヴィクトリア王女、ベルギーからフィリップ国王とマルティルデ王女、ネーデルラントからはウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ妃が出席していた。したがって、日本の天皇陛下と皇后陛下が訪英されてもルール違反じゃない。

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(左 : フィリップ国王とマルティルデ王女 / 右 : ウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ妃 )

  天皇家を優先する皇室支持派は、「秋篠宮殿下じゃ厭だ、恥ずかしい!」と愚痴をこぼすが、筆者は「どうでもいい」と思っている。たとえ、レセプションで両殿下が孤立しようが、現地メディアから無視されようが構わない。殿下の出席は外交儀礼の一環だから、建前の表敬と礼状の贈呈が主な仕事だ。日テレの人気番組、「初めてのお使い」と同じ性質の訪英だから、ヨーロッパの王族と会っても適当に笑顔で対応するだけでいい。無理な期待をする国民の方が間違っている。

Prince Albert & Princess Charlene of Monaco(左 / アルバート公とシャルレーヌ妃)
  チャンネル桜の高清水氏は、「日本の皇室は世界で最も古い」とか、「外国の王族が尊敬するロイヤル・ファミリー」と述べ、矢鱈と秋篠宮家を擁護していたが、そんなのは“夜郎自大の自惚れ”でしかない。歐米諸国のジャーナリストは秋篠宮殿下を見ても誰だか判らないし、悠久の歴史を誇る皇族と知っても興味は無し。それよりも、外国のメディアは日本より格下となるモナコ公国を取り上げ、アルバート公とシャルレーヌ妃の写真を大々的に載せていた。

  日本の皇室が二千年以上の歴史を持っていても、そんなのはカッパドキアかバビロニアに存在した古代人の王族みたいなものだ。トルコから西は全て「オリエント地方」であり、日本が何処にあるのかさえ判らない。だいたい、米国の属州が最古の皇室を自慢しても、貧乏なエチオピアの皇帝と同じ扱いだ。庶民の小娘であった紀子妃殿下が、いくら着飾っても「馬子」程度。社交界に登場しても「透明人間」でしかなく、存在感は10のマイナス6乗くらい。電子顕微鏡で探さないと判らないプリンセス、といったところだ。

  ところが、 国民の白痴化を促すテレビ局は、秋篠宮殿下が如何に厚遇されたのかを宣伝していた。例えば、TBSは王太子クラスの中で、秋篠宮殿下が最前列の席に坐っていたと喜んでいたが、それは外務省の役人が前もって英国側に頼み込んでいたからだろう。さすがに、アフリカやアジアの参加者に交じっての末席では、日本の国民に申し訳が立たないから、たぶん現地の役人が土下座したか、色々な賄賂、つまり相手が欲しがる“手土産”や“間接的な利益供与”で最前列にしてもらったんだろう。メンツの為なら50億でも100億円でも惜しくはない。どうせ税金なんだから、気前よく使っても大丈夫、という訳だ。

  次回に続く。
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