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ゲルハルト・タシュナー(1922年5月25日 - 1976年7月21日)ヴァイオリニスト

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2022/07/21 (Thu) 10:15:36

ゲルハルト・タシュナー(Gerhard Taschner, 1922年5月25日 - 1976年7月21日)ヴァイオリニスト


Gerhard Taschner plays Brahms: Violin Sonata op. 78 (rec. 1954)
http://www.youtube.com/watch?v=u_9TW9DzKys

Taschner/Gieseking play Brahms Violin Sonata No 3
http://www.youtube.com/watch?v=3bt9YEe5AkE
http://www.youtube.com/watch?v=tKeuWh4fdE4
http://www.youtube.com/watch?v=66pGG56oG2k
http://www.youtube.com/watch?v=VSHvC3XLR4U

Taschner & Gieseking play Brahms: Violin Sonata op. 108 (live)
http://www.youtube.com/watch?v=0pWy1soo3t8


Gerhard Taschner plays J.S.Bach Chaconne
http://www.youtube.com/watch?v=4jYg1GH3yt8
http://www.youtube.com/watch?v=EwVfE8KSf_c

Gerhard Taschner plays Bach: Sonata No. 1 - Fuga (rec. 1943)
http://www.youtube.com/watch?v=BEZOUCHMJyw

Gerhard Taschner & Cor de Groot play Handel: Violin Sonata No. 13
http://www.youtube.com/watch?v=JDgM5x_n2Ys


Gerhard Taschner - Tartini's Sonata No. 4 (Devil's trill)
http://www.youtube.com/watch?v=i42yWRbs16s&list=PL8B5DC1B4AA9E1D2A


Gerhard Taschner - BPO - Georg Solti play Beethoven's volin concerto (1952)
http://www.youtube.com/watch?v=Y2yUUJ_nuYA

Taschner & Farnadi play Beethoven: Violin Sonata op. 24 "Spring" (1955)
http://www.youtube.com/watch?v=PLHu1tqg_2k

Walter Gieseking & Gerhard Taschner play Beethoven "Kreutzer Sonata"
http://www.youtube.com/watch?v=oIgULeBYbDg
http://www.youtube.com/watch?v=bSqf11wwl6Q


Gerhard Taschner plays Mendelssohn: Violin Concerto op. 64 (1953)
http://www.youtube.com/watch?v=5C4AiBl5DDs

Gerhard Taschner plays Niccolò Paganini: Caprice No. 24 (1954)
http://www.youtube.com/watch?v=NN2joACzODA

Gerhard Taschner and Gerda Nette-Rothe play Paganini: Sonata No. 12 e-minor (rec. Berlin 11.03.1942)
http://www.youtube.com/watch?v=PEDKu_jiFow

Gerhard Taschner plays Niccolò Paganini: Sonata No. 12 (rec. 1949)
http://www.youtube.com/watch?v=c6CZjf6ruu4

Gerhard Taschner (1922-1976) Plays Tchaikovsky rec.1948
http://www.youtube.com/watch?v=rJU02BsNmzE


Gerhard Taschner plays Dvorák: Sonatina op. 100 (rec. 1956)
http://www.youtube.com/watch?v=kcpDrnKlcxM
http://www.youtube.com/watch?v=wuAQp-44R6U&list=PLE9EF5DC0B76D9275&index=1
http://www.youtube.com/watch?v=jyRRw4hItts&list=PLE9EF5DC0B76D9275&index=2
http://www.youtube.com/watch?v=OuW4CJ93fOg


シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 Op.47
ゲルハルト・タシュナー
ヘルベルト・サンドベルイ/ケルン放送交響楽団 1956
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18499598
http://www.youtube.com/watch?v=TSmgfkFPG0E


Taschner & Farnadi play Grieg: Violin Sonata op. 45 (rec. 1956)
http://www.youtube.com/watch?v=UzPFMVSemgY

Taschner & Farnadi play Grieg: Violin Sonata op. 13 (rec. 1960)
http://www.youtube.com/watch?v=1KPQUcW95Go


Gerhard Taschner plays Max Bruch with the Berlin Philharmonic "live"
http://www.youtube.com/watch?v=Y4-FaGcpKFo


Gieseking & Taschner & Hoelscher play Ravel: Trio A-minor (live)
http://www.youtube.com/watch?v=HtCzdy6l87A

Taschner & Farnadi play Ravel: Violin Sonata (rec. 1956)
http://www.youtube.com/watch?v=OYQROT8gPrU

Gerhard Taschner plays Zigeunerweisen (Sarasate) 1943
http://www.youtube.com/watch?v=oQL0pt4LLKM

Gerhard Taschner plays Sarasate: Gipsy Airs (Zigeunerweisen)(1944)
http://www.youtube.com/watch?v=-NJJ9qOEa6o

Gerhard Taschner plays Sarasate: Carmen Fantasy (rec. 1953)
http://www.youtube.com/watch?v=5E_cjJpRJko

Sarasate Carmen Fantasy for violin & orchestra op. 25 Gerhard Taschner
http://www.youtube.com/watch?v=IfhSiC8WyB0

Gerhard Taschner plays Sarasate: Carmen Fantasy op. 25 (1954)
http://www.youtube.com/watch?v=-2_cVh460TI

Gerhard Taschner plays Sarasate: Malaguena op. 21,1 (1952)
http://www.youtube.com/watch?v=MvQ4IStkjhg

Gerhard Taschner and Gerda Nette-Rothe play Sarasate: Romanza andaluza (rec. Berlin 11.03.1942)
http://www.youtube.com/watch?v=Hc4QxtEm2VM

Gerhard Taschner plays Sarasate, Zapateado op. 23/6 (rec. Berlin 1944)
http://www.youtube.com/watch?v=wKjMnVNLCeA

Gerhard Taschner (vn) , Kreisler : Praludium und Allegro on HMV #202 gramophone
http://www.youtube.com/watch?v=-LU_DfuRx3I
http://www.youtube.com/watch?v=_R9BGSZ3IEA

すでに13歳でワインガルトナー指揮の演奏会に出演。

ブダペストでフーバイ、フーベルマンに師事し、ウィーンでドルドラに学んだ。
17歳でブルノ歌劇場。

40年にベルリン・フィル・第1コンチェルトマイスターだったボリースの突然の辞任で困惑したフルトヴェングラーが、アーベントロートに相談。以前にブルノ歌劇場へ客演したアーベントロートの紹介でベルリンへ招かれた。

到着してすぐ、フルトヴェングラーとベルリン・フィルの団員が見守る中でオーディションが行われ、その中央で1人、バッハのシャコンヌを独奏し、その場でただちに第1コンチェルトマイスターに就任した。

45-50年はヨーロッパ各地で独奏者として活躍し、50年以降はベルリン音楽院で後進の指導にあたった。
http://www.litutoryo.com/hoka/berlin.html

モラヴィア系の音楽家の家系だが、シレジアのクルノフ(イェーゲルンドルフ)に生まれる。

ハンガリーでイェネー・フバイ、ウィーンでブロニスラフ・フベルマンに師事、 1939年にはチェコ共和国のオーケストラでコンサートマスターになっており、その頃ヘルマン・アーベントロートに見出され、アーベントロート客演指揮、タシュナーのヴァイオリンでブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏。

その頃コンサートマスターを探してたヴィルヘルム・フルトヴェングラーにアーベントロートがタシュナーを推薦、バッハのシャコンヌを弾いてコンサートマスター試験に合格。1941年から1945年にかけてフルトヴェングラー率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めた。
第二次大戦終結後は西ドイツに住む。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8A%E3%83%BC

 オールド・ファンになじみのゲルハルト・タシュナー。
SP時代にシャコンヌを単独でレコーディングしている。

 実に雰囲気のあるヴァイオリンだ。SPのサーフェス・ノイズがよく似合う、なんとも古色蒼然たる演奏で、耳にやさしく、音律が鼓膜をなでるような快感がある。時代を感じさせるポルタメントも、ハイフェッツのような聞こえよがしなものではなく、甘美な微風として流れてくる。


 SP特有のノイズをそのまま残している。そのかわり実音も鮮明で、鑑賞に支障はない。

 このシャコンヌは1941年、ベルリンでの録音。この年、彼はベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任している。
 1941.11.25 Berlin
http://chaconnekyo.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

タシュナーは1944年にフィンランドをツアーし、その際にシベリウスとの交友が芽生え、ヴァイオリン協奏曲の解釈についても突っ込んだ意見交換をしたそうだ。タシュナーはシベリウスに対して第3楽章のテンポを遅めにとって演奏することを提案したそうだが、この演奏ではシベリウスの指示よりも微妙に速いテンポで弾いているのが興味深いところ。(アリアCDより転載)

という記事をみて関心を持ち注文したのだが、シベリウスのヴァイオリン協奏曲については期待はずれ。いつか錦糸町で聴いた千住真理子嬢に匹敵する。音色が綺麗でない(特に高音が金属音のように感じる)のはある程度我慢できるが、音符を弾き飛ばしたり、適当に処理したりしている箇所が聴き取れ、落胆。早いパッセージで特に顕著。シベリウスと懇意だったとのことだが、聴く限りでは?疑問?

(追記)
と1回目を聴いた時には感じたのだが、2回目に確認のため聴いてみたところ、それほど貶すこともないと思い直した。自分でも不思議なのだが、1回目あれだけ嫌気が差したのは何故だろう?私の好みではないけれども、そうそう悪くはない。訂正。

逆に最後に収録されているサラサーテの「カルメン幻想曲」では伸びやかで実に見事な演奏を聴かせているだけに、シベリウスの曲とは相性が悪かったとしか思えない。

ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲は彼が西側初演者(歴史を感じる表現)。こちらは可もなし不可もなし。

星はシベリウスが1つ、サラサーテが星4つ(シベリウスは星3つに訂正)。

タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてベルリン・フィルのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第二次大戦下の困難な時代を生き延びた。私はフルトヴェングラーのCDは殆ど持っていないし、聴かない(ファンには申し訳ないが、やはり20世紀前半の録音はまだ実験段階で、情報の量も質も高くない)ので、彼のコンマスとしての腕前についてはよく知らない。ソリストとしての適性とコンマスとしての適性は別物(両立しないとは言わない)なので、良い演奏をしているのかもしれない。
http://blog.livedoor.jp/minhir3151/archives/50377839.html


シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47  1956年録音

 楷書。どこまでも厳格で一本芯の通った律儀な演奏。必要以上に歌わないし、妙な節回しを見せたりすることもない。

 しかし最初聴き始めた瞬間から、その強い存在感に引き込まれそうになった。個性ではなく、存在感。

 この頃のヴァイオリニストには超個性的な人が多くいるが、タシュナーは明らかに違う。人を押しのけてまで自分を目立たそうとは決して思わない。が、やるときはやる。普段は地味な優等生が、弱い者いじめをする不良番長に真っ向から勝負を挑んで勝って、またメガネをかけて去っていくような。

 録音嫌いだったのもわかるし、また個性派指揮者のアーベントロートやフルトヴェングラーから寵愛されたのもわかる。

 この初出のシベリウス、並み居る超個性派名演の中にあって、ひょっとしたら分が悪いかもしれない。しかし何度聴いても飽きない、いや、聴けば聴くほど味わい深くなる。何もしていないのに、強烈なのである。これまで隠れていた音源としては異常に音質がいいことも幸いした。素晴らしい演奏である。

 ちなみに続くブルッフも、シベリウス同様の派手さはないものの、じっくり聴かせる名演。1944年。フルトヴェングラーの下ベルリン・フィルのコンマスとしてバリバリやっていた頃。アーベントロートも理解と尊敬と愛情をこめて伴奏に徹する。音質的には悪くないが、残念ながら途中音揺れがある。・・・が、こちらもやっぱり素晴らしい演奏である。
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=label/best11

 TAHRAのタシュナーの第2集をようやく入手しました。タシュナーの録
音というと,独EMIからCDが出たのを皮切りに,独アルヒフォンや,仏
TAHRAからも続けてリリースされましたが,タシュナーの未発表録音がこ
れほど数多く残されていたとは驚きです。

 さて,それでこのCDでの演奏ですが,タシュナーの持ち味である,苦み走っていて僅かにキツめの音色がストレートに伝わるもので,最初のベートーヴェンでは,ファルナディの華のある独自のアクセントのピアノ伴奏を得て,キリリと引き締まった格調ある演奏を聴かせていて,正直なところ多少生真面目な印象もなくはないのですが,決して四角四面な演奏というわけではなく,微妙なアクセントの味わいやリズム感のよさが堪能できました。

 続くブラームスでは,加えて音色に深みと,ロマンティックなうねりを伴った旋律の流れを聴かせ,苦み走った印象はやや後退気味なのですが,毅然とした中にも作品に対する深い共感が感じられる素晴らしい演奏です。クラウゼのピアノ・ソロも落ち着きがあって,タシュナーのソロとの素晴らしい相性を聴かせていました。

 パガニーニはシマノフスキ編曲版なんだそうですが,妙に艶っぽい演奏で,加えてピアノ伴奏の和音もこれまた妖艶なもので,妖しい魅力がいっぱいの演奏であり,編曲でした。それがカルメン幻想曲になるとまたまた一転して,線の細いキツめのアクセントで,辛口でスパイシーな演奏を聴かせています。

 ドヴォルザークでは,張りつめた音色と強靱さを伴ったなカンタービレの,タシュナーならではのロマンティックな演奏で,クールな中にも優しさや思い入れの込められた,一聴すると素っ気ないようで,実は内容の豊かな演奏ではないかと思いました。

 ラヴェルのソナタはタシュナーとは相性がよさそうに思え,期待して聴きましたが,さすがに素晴らしいできばえで,斜に構えた感じの,しかも鋭敏な感覚で弾かれた聴き手の知性を刺激するタイプの演奏で,ファルナディのピアノも素晴らしいフィーリングを聴かせており,2楽章ブルースでのむやみにアクセントを強調しないところなど,作品に対する鋭いセンスが感じられました。

 最後のクライスラーは,「プニャーニのスタイル」という点を意識しての演奏であるためなのか,ベートーヴェンのソナタの演奏以上に,四角四面な印象で,お稽古ごとに付き合っているような演奏だなと聴きながら思ったのでしたが,アレグロに入ると多少自由な感じになっていました。
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/cdreviews/2000-3/2000081201.htm

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