777投稿集 2622706


青森県 下北郡 下風呂温泉 旅館さつき荘

1:777 :

2022/07/05 (Tue) 08:08:45


青森県 下北郡 下風呂温泉 旅館さつき荘

青森県 下北郡 風間浦村 大字下風呂 字下風呂33

下風呂に再訪しました。前回訪問時、どこか哀愁の漂う漁村の風景と、美味しい魚介類、素朴な共同湯にすっかり惚れ込み、ぜひとも再訪したいと願っていた地です。中でも「大湯」の白い湯が気に入り、前回宿泊した「まるほん旅館」以外で同湯を引いているお宿に泊まろうと(せっかくなので他のお宿も体験してみたかった)、観光小冊子「下北旅事典」片手に一軒一軒「お宅さんのお湯は、大湯、新湯のどちらを引かれていますか?」と電話で訪ねまわったのであります。すると、さつき荘御主人が、「家のは新湯、大湯どちらでもない、変わった湯ですよ」と仰るので、興味を持ち宿泊してみる事にしました。

浴室は男女の区別無くひとつのみで、客室の並ぶ廊下の一番奥、屋外というか、テラスのような所に湯小屋が造られたもの。扉に「入浴中」の札を下げて貸し切り利用する仕組み。浴室内はサンサンと外の光が射し込む明るい雰囲気。 浴室には3人サイズ(詰めれば4人)の木造浴槽がひとつ。ややグレーを帯びた乳白色の湯が満たされ、ごくわずかに細かな黒湯花が漂います。「大湯」「新湯」のような熱さもなく、硫黄タマゴ臭のプンプン漂うツルツルとした、どことなく上品な湯です。口に含むとエグミ+タマゴ、そして気持ちダシ塩を感じます。

さて、前出の御主人の仰った「変わった湯」の意味ですが、乳白色の湯が何と不定期に真っ黒になるのだそう。何時、どれ位の期間に黒い湯が出るかは、お宿の方にも予測不能らしい。つい最近では、私達の訪問少し前に1ヶ月程黒い湯が続いたそうで、湯口にかけられた湯花取りネットが真っ黒だったのは、そのなごりかな??

この湯は元々10軒程のお宿が引いていたそうですが、現在は「さつき荘」のみ。因に下風呂温泉の足湯にも、この湯が使われています(そちらは湯は黒だった)。
http://www.geocities.jp/oyu_web/t992.html


下風呂温泉にあるやや鄙び加減の小規模の旅館です。ここのお湯は独自源泉で素晴らしいという話を聞いていましたので、万難を排して宿泊することにしました。

お風呂は内湯×1(混浴)と露天×1(混浴)とがあります。内湯は6~7人が入れる木でできた浴槽で、そこへ黒味がかった灰色のお湯が溢れています。これは驚きの色です!普段は青味白濁の色らしいですが、今回は偶然にも1年に数回しかない黒っぽい色をしています。とてもラッキーです。

お湯はややぬるめの設定になっており、一度浸かるといつまでも入っていられます。とろりとしたお湯の肌触りは素晴らしく、このままお湯と一緒に融けてしまいたいくらい感触は良いです。黒い小さな墨のような湯花がたくさん舞っており、お湯に浸かり続けていると手とか足とかお尻とかが真っ黒くススが付いたような感じになってしまいます。これは凄いです。

源泉は熱めで少しずつ浴槽に投入されており、湯口付近はちょっぴり熱めになっています。ここでじっとしていると段々眠くなってきます。うとうとトロトロしながら、一人でお湯に浸かり続けます。うーん、これは気持ちがいいなあ!堪りませんね。濃厚なとろりとした黒ゴマのスープのようなお湯にまったり浸かっていると、煩悩も忘れてこのひと時をひたすら楽しみたくなります。

今回は温泉の友人数人と宿泊しましたが、食事もなかなか素晴らしくこれが7000円で宿泊していいのかと思えるほどの内容でした。海の幸がてんこ盛りで、なかなか食べ切れませんでした。宿のご主人のサービスで鯛の一匹ものとホタテとアワビまで付けてくれたのにはびっくりでした。

露天もありますが内湯で十二分に満足してしまいましたので、手をつけただけで入らずじまいでした。宿泊してゆっくりできましたので、可能な限り長時間お湯に浸かり続けました。素晴らしい温泉に好きなだけ浸かり続けられるというのは何ともシアワセなことです。ここは大変気に入ると共に下風呂温泉の奥深さを知ることになりました。
(2005/04/30/Deep Midnight)

昨年に引き続き「さつき荘」に宿泊してみました。ここはやっぱりいいですねえ。個性的なお湯とのんびりできる雰囲気がたまらなく良いです。下北半島は自宅からエラク遠いのですが、何故か不思議と引き寄せられてしまいます。

昨年と同じようにお湯は灰色濁のものでしたが昨年より浴槽内の湯温が若干高めに感じました。とにかく浸かっていて気持ちのいいのは全く変わらず、今年の方がススのような湯花が多いような気がしました。
とろんとした墨汁のようなお湯に何度浸かったことでしょうか?いやあ、いいなあ。泥湯とも違うしナントモ言いようのない素晴らしいお湯です。
(2006/04/30/Deepest Night)
http://kumaken.3.pro.tok2.com/onsen/aomori/simoburo_satuki.html#(再訪・宿泊)


こちらの宿は青森在住の温泉サイトを運営されている方にお聞きし 特にオススメということで宿泊させていただきました。

民宿風の外観で中に入ると一般のお宅のような雰囲気です。
部屋は玄関脇の階段を上がった2階にあり、今回は和室の続き間で、奥の部屋にはすでに布団が用意されていました。

廊下の奥から一旦外に出た場所に湯小屋が建っています。
シンプルな脱衣所とそれに続く浴室。
中に入ると思わず「おお~っ。」と歓声をあげてしまう素敵な湯が♪
この日はたまたま湯花キャッチャーがなかったのか一面真っ白に膜が張られていて、触るとパリッと割れていきます。

45℃ぐらいの熱めの湯で、硫黄臭が漂っています。
中には粉状の黒い湯花が舞っていて、体中にまとわりついてきます。
すごいなぁ。珍しいなぁ。としみじみと湯を観察。
翌朝はより一層黒さを増し、一番上の画像のような黒さに。
そっと湯に浸かり、白い膜を集めて淵に「はる」の文字を作ろうとしましたが「は」で挫折…。
友人はマニキュアもどきを作って一人ほくそえんでいたそうです…。
(写真とってもらえばよかった)

夕食は豪華でした。海の幸満載。とってももったいないことに私は生物が苦手なのですが友人は「どれもこれも新鮮で臭みがない。」とぺロリと完食していました。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/simatabi/aomori9.htm



下風呂温泉街,メインストリートの外れにある鄙び系旅館。もともと近所の4軒が同じ源泉を利用していたが,周りの旅館が廃業し,残り1軒になり独自源泉の宿になった。

 昔から三浦屋など3軒に供給されている海辺地源泉を白湯,こちらを黒湯と呼んでいた。大湯源泉と同じように見えるが底に沈む湯花が黒いのが特徴。浴室は2階(というよりもうらのがけの上)にあり,掘っ建て小屋のような造りで,そこに青白い白濁した濃硫黄泉が注がれる。黒いぽつぽつした湯花が浮かんでおり,それが濃くなるとお湯が黒く(灰色に)なる。鉄分が硫化水素により変性し,黒くなるという。

旅館の経営者はこのお湯が黒くてイヤだというが,私個人では大好きである。とっぷりとした柔らかめの硫黄泉は肌に心地よく,香りもすばらしい。基本的には混浴で,中から鍵をかけて札を裏返し,次の客はそれを待つという仕組みになっている。結構広めの浴槽で,7~8人くらいは同時に浸かることができそうな湯船。木で作られた年季の入った浴室は痛みがはげしい。タキロン製の屋根や枠がこわれた窓,パコパコ動く浴槽の縁の木と,鄙び方が半端じゃない。切り盛りする老夫婦の暖かさとお湯の良さに癒しを感じることができる名旅館である。

 入れるうちに入っておきたい下風呂のお湯の一つ。ここは正直一番おすすめです。ここの宿も,日帰り入浴の際は,宿の人への感謝の思いを忘れずに・・・。 H17/2/11


温泉仲間と宿泊で利用しました。1泊2食で7000円。それなのにかなりのボリュームの料理がつきました。さらに,相変わらず黒い硫黄泉がとっぷりと注がれた浴室。若干手直しをして,きれいになっていました。

入れ替わり立ち替わり,仲間が硫黄泉の虜になっていく姿を見て,やはりこの旅館のすばらしさを再認識できました。朝ご飯にもイカの刺身が付くなど,かなり至れり尽くせりです。硫黄泉好きの人は,一度は宿泊で利用しましょう。
H17/4/30宿泊 
http://todik.goemonburo.com/simofuro-satsukid.htm

  • 名前: E-mail(省略可):

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.