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青森県 平川市 古遠部温泉

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2022/07/04 (Mon) 19:20:17

青森県 平川市 古遠部温泉


青森県平川市碇ケ関西碇ケ関山1-467

薬湯と云われる程泉質に優れたお湯が豊富で、湯治療養として有名な一軒宿。毎分500リットルの大量の源泉がおしげもなく湯船に掛け流され、洗い場まで豪快に流れ込んでていく。
http://kuchikomi.nifty.com/onsen/cs/catalog/th_255/catalog_0401160142_1.htm

ここはやはり凄い、体感清涼感は寒いほどだ!

青森と秋田県境の山には素晴らしい温泉がある。この山地には炭酸分が多量に含有されていて久吉温泉や八九郎温泉群などの非常に個性的な温泉群を湧出させている。個人的な意見であるが、古遠部温泉や八九郎温泉群は天然記念物として大切に保存する必要があると思われるほどの貴重な天然資源だと思う。

この古遠部温泉は小さな浴室に自噴の湧出量全ての湯を使い切っており凄い掛け流し量になっている。分析表では毎分800リットルである。それを男女2つの小さな浴室に使っているので浴槽から溢れた湯は洗い場の上を厚み3センチから5センチほどになって全面に流れ去っている。湯量の豊富な温泉として記憶に残る豪快なものである。全国でほかに思いつくところは新菊島温泉や芹沢温泉で同様の凄い掛け流しが見られる。特に旧芹沢温泉は1500リットルが掛け流しされ、空の桶は浮いて流れてしまう凄さであった。

ここの湯は総計6362mgの含重炭酸土類食塩泉でNaCa-Cl,HCO3泉と表記される。Na 860 Ca 522 Mg 98 Fe 21 Al 73.6 Cl 1673 SO4 688 HCO3 1347 というもので重金属や土類成分も含み硫酸塩や重曹も含む多彩な含有物である。しかし炭酸泉にはならないが炭酸分を762mg含みこの存在感が非常に強いのでその他の微妙な感触が良く観察しないとわからないほどになっている。透明、炭酸味強し+渋味+薬味、炭酸刺激臭と記録した。飲泉するとまず炭酸味がありその中に土類、硫酸塩の薬味や金属の渋味がかなりあることに気づく、メインは食塩泉であるが重炭酸土類泉と硫酸塩泉の双方を兼ねた複雑な感触であった。匂いも本来は多彩であろうが新鮮な炭酸分のために刺激炭酸臭が勝っていて、ほかの匂いが隠されてしまっていた。この湯量豊富さで成分も6グラム以上あるという恵まれた泉質である。

入浴すると41.5度という温度以上に熱く感じ、その直後にヒヤッとした炭酸清涼感がある。ここは炭酸を感触できる貴重な温泉の一つである。

エントランスが改修され小奇麗になっていたがそのほかは昔ながらのちいさな宿である。次に凄いのがこの温泉の析出物である。浴室では極めて新鮮なので析出物が少なめであるが流れ出した時点から析出開始するのか、沢は黄色い小山になりうろこ状の丘になっている。今回は湯の流れる溝を作ってあり広く流れ去っていないので落ち葉で埋まっていたが真ッ黄色な析出物丘は壮観である。
http://allabout.co.jp/travel/hotspring/closeup/CU20030203A/index.htm



盛大なかけ流しの湯治宿

温泉ファンの間では有名な古遠部(ふるとおべ)温泉は、青森県と秋田県の県境の山の中にある。狭い林道をたどっていくと、谷がだんだん狭まるところで、道路から谷にせり出したように小さな建物がある。
宿の入り口は道路沿いにあるが、浴室は谷に降りるようになっている。離れて見ると浴室は温泉成分が固まった石灰華のドームの上に乗っている。北海道の二股ラジウム温泉を思わせるような光景だ。

きさくなお婆ちゃんに挨拶して、階段を下って浴室に入る。それほど広くはない浴室は、床も浴槽も赤茶色に染まっている。5人ほど浴槽に大量のお湯が注がれ勢いよく流れ出している。床に流れるお湯で手桶が流されしまう。話に聞いていたとおり驚く光景だ。
先客に挨拶してさっそく飛び込む。お湯は茶褐色の濁り湯、温度は源泉そのままでまったくの適温、キシキシとする浴感がある。飲んでみると金気と苦味の強い塩味がする。泉質は含石膏弱食塩泉、源泉の温度41.5度、成分総計6362mg、湧出量は500L/分もある。

温泉の析出で浴室の床は赤茶色の厚い層に覆われている。浴槽はヒノキ製だったそうだが、今ではすっかり析出で覆われて何かは分からないほどだ。カランがないので、完全な湯治用と考えたほうがいい。床に流れるお湯のところで桶を枕にトドになるのは極楽だ。

同浴の方は奥さんの腰痛治療に来たという。「ここは手術の後とか腰痛に効くよ。上がり湯がないのできれい好きな人は困るけど。」と力説してくれた。湯治客は10日一回りをしっかりやっているそうだ。

小さいけれど本格的な湯治場だ。湯治料金もずいぶん安い。家族的な雰囲気もとてもすばらしい。お湯も雰囲気も満足できる。ここはじっくり泊まってみたいところだ。

営業時間 9:00-20:00
休館日 無休 料金 250円
http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/spa/furutobe/furutobe.htm



お湯がすばらしいと聞き、私達もついに訪れる事となった古遠部温泉は温泉好きの間では有名。
青森の方達は温泉グルメなのかいい温泉には地元の日帰り客がごったがえす。

古遠部温泉への日帰り客はというと、有名な温泉なみのごったがえし振りだ。
私は宿泊したのに貸切状態を楽しむ事なく終わった温泉ははじめてだった。
これは日帰り時間が朝9:00~20:00と長い事と湯治のお客さんが日帰り客が帰るのを待って入浴というのがあっての事。貸切を楽しみたければ朝は湯治の方達が入るので宿泊をして深夜を狙ったほうがいいだろう。こんなに宿泊してこそと思った温泉は今までにないかもしれない、と思うほど感動の大きかった温泉!何度でも宿泊したい宿だった。

掛け流し量は毎分500L!湯船からこぼれた湯に寝転んで浸かる入浴法に感激!

内湯 男女各1

温泉は一言、すばらしい!ちょっと熱めなのを除けば完璧すぎる湯。源泉がドバドバと掛け流され湯船へ入ったと思ったらすぐに出て行く、新鮮そのものの湯だった。湯船からこぼれる湯量もすさまじく床から2cmほどの厚みがすべてお湯、床に寝そべってそのお湯へ浸かるのがここ独特の入浴法で寝そべっていると汗がジワジワとでてくる。味、匂い共に新鮮な鉄味鉄臭、緑がかっている。
http://www.hikyou.jp/aomori/furutoube/furutoube.htm



1人泊で訪れた。宿泊客は津軽湯の沢駅から送迎してもらえる。駅から5キロ余りだろうか。途中、冬の降雪期に道の目印となるポールがあちこち立っていて、このあたりはかなり雪が降るんだろうなと思う。思っていた以上に山の中にある。気の弱そうな犬がやる気なさそうに尻尾を振ってお出迎えしてくれた。

外観は山のロッジ風でもある。入ってすぐのソファで日帰り入浴の客がくつろいでいた。入口のある階はフロント(帳場のほうが適切かな)、小さなロビー、食堂と一部の客室があり、私の部屋は客室はギーギーいう階段を1階分降りたところだった。台風が迫りつつあるという天気のせいもあるのだろうか、なんとなく薄暗くて湿っぽい。

すでに布団が敷いてあるのでゴロゴロできる

 6畳の部屋は最初から布団が敷いてあった。お茶の道具は座卓の上に用意されている。テレビもあるのだが、BSはともかく地上波は白黒で、画像は原型をとどめていない。「電波の関係でこれ以上よく映りません」と紙が貼ってあった。質素ながら、必要なものはちゃんとそろっている。トイレはボットン式。窓の外は浴室から捨てられた湯が流れていくのが見える。周囲は黄土色に盛り固まっている。

肝心の浴室は私の部屋のすぐ隣。時間を気にせず何回でも入れてよかった。客室階からさらに階段を降りたところにある。脱衣所も浴室もプリミティブだ。脱衣所は棚にプラスチックの脱衣カゴとアナログの体重計があるだけ。浴室に1歩足を踏み入れると、長方形の浴槽からあふれた湯が床のほぼ全体に広がって漂っている。湯が広がっていない隅っこの部分の床は板張りの原型をとどめているが、あとの90%以上は析出物がコテコテにくっついている。全体がヒバ造りだなんて到底信じられない。

浴室に入っただけで金気臭を感じる。お湯は緑・灰が混ざったところに黄土色を少し入れたような色合い。湯口の湯をすくってなめてみると炭酸+軽い塩味の中に甘みもある複雑な味がした。浴感はキシキシ系。床の洪水はヒタヒタなんてもんじゃなく深さ5センチぐらいあるところも。床には複雑な流れができていて、浴槽からあふれ出た湯が「まだ、出て行きたくない!」と駄々をこねているかのよう。独占状態のときに、洪水状態の床にトドのように寝そべっていて、ふと『このまま一晩ここにいようか』などと思ってしまった。シャンプーや石鹸といったものは一切ない。

カランなどは一切ない。壁に鏡が2枚あり、その下に棚状の板があるだけ。あくまで原始的だ。新鮮なお湯さえあれば他には何もいらないのだということを再認識した。部屋にあったペラペラの白いタオルは1回使っただけで、まだらに茶色く染まってしまった。基本的に1日中入浴できるが、夜8時から8時半は清掃時間になっているそう。あと、朝の8時前も脱衣所に掃除機をかけている人がいた。

湯口近くの床に穴があり、あふれた湯が捨てられる

駅まで送ってもらう途中、ご主人に話をうかがった。温泉が見つかったのは鉱山調査の際で1962年のこと。旅館を経営して20年になるそうだ。通年営業していて「冬でも駅から歩いてやってくる人がいるのだから、閉めるわけにはいかない」と言うところに湯治客への思いやりと温泉への自信を感じた。温泉の析出物はたまに削り落としていて、昨年は2、30人がかりで数時間かけて厚さ3センチほど削ったそうだ。

なお、昨年(2004年)は過去20年で初めてクマを見かけたそうなので、駅から歩いて行こうなんていう人はくれぐれも注意しましょう。ぜひまた泊まりで行きたい。1人泊は2食付税込みで7200円、2人以上なら1人同6900円。湯治なら1人泊2800円、2人泊2500円、3人以上2300円。自炊料金にはテレビ、ガス、水道、電気を含むが布団は1日700円。冬期暖房費は別は(2005年9月)
http://www.rakuda-j.net/onsen/ktohoku/furutobe.htm

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