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2022/06/27 (Mon) 16:12:19
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沖縄病から覚めても…
「54才、独身男性、
大阪のミナミでスナックとラウンジを経営、1日の売上げは60~100万円、
バブル崩壊後は経営が悪化し資金繰りに苦しむ、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる、マンションを売却してローン完済、
住み込み派遣工となり 1年で100万円貯めて那覇に移住、
炭火焼き店オープン時の残金は2万円、
客単価1人1500円、1日6人で売上げが1万円、25日間店を開けて25万円、
利益が6割とすれば月収15万円」
売上げは大阪でのピークに比べて100分の1と想定しています。
「那覇に移住したときは天国だと思った土地は、ありきたりの地方都市。
価値観の違いは、本土から移り住んだ人には醜くも映る」
沖縄病から覚めてみると、パラダイスは幻想です。
が、体調は回復し薬の服用もなくなっています。
ストレスから解放されて寿命が延びたようです。
※沖縄はまだ中国沖縄省ではありませんが、筆者の感覚ではアジアに括られます。
現実離れしている…
▲△▽▼
沖縄移住生活:沖縄への移住を希望されている方へ
http://www.okinawaiju.net/
沖縄県移住応援サイト|おきなわ移住の輪 - 結 -
https://okinawa-iju.jp/
沖縄移住支援センター
http://www.ryuukyuu.com/
【なるほど】沖縄県に移住したいなら是非とも知っておきたいこと! - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2137588789043072401
沖縄へ移住する費用はいくら?移住した体験者が語る現状!
http://okanenokyuukyuusha.com/okinawa-ijyuuhiyou/
【憧れの沖縄移住生活①】11歳の頃からの夢を実現した移住者に“移住生活の実情”を聞いた!
http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00195/
【憧れの沖縄移住生活②】移住に向いている人、向いていない人の違いは?! 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【HOME'S PRESS】
http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00197/
沖縄移住ライフハック
http://okinawa-iju.info/
IT Career 沖縄 U・Iターン総合情報サイト
http://www.uiokinawa.jp/
30歳で沖縄移住した話し - 30歳で沖縄移住した話し
http://okinawaiju.jimdo.com/
沖縄に移住して1年が経過した感想。仕事について。 Last Day. jp
http://www.lastday.jp/2014/05/23/been-in-okinawa-one-year
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日本国内の賃金格差は、東京と沖縄を比較すると2倍の格差がありますが、2020年頃には中国の賃金水準が沖縄と同水準になる勢いです。
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2022/06/27 (Mon) 16:15:29
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廃墟の街に変貌した「沖縄の高級リゾート地」
恩納村 希望ヶ丘前のビーチ
https://www.youtube.com/watch?v=aCI7YOhBg6g
https://www.youtube.com/watch?v=nqIs5u2ID0s
https://www.youtube.com/watch?v=D5QJ9kLESnQ
沖縄 恩納村 売一戸建て 物件一覧 沖縄の不動産情報雑誌 うちなーらいふ
http://goohome.jp/search_area/search/inspection/proplist?md=22&rtby=2&rttyp=&prptp=3&use=000&pref=47&city=007&area=&rtprmax=&rtprmin=&rtspc=&exvmax=&exvmin=&lndmax=&lndmin=&lytgp=&lyt=&lytmax=&lytmin=&bltyr=&stwk=&img=&updt=&sprht=&sploc=&spctr=&spstrct=&bldgstr=&spcnd=&spprk=&spgs=&spbth=&spair=&spclst=&spntwk=&spsec=&spoth2=&spuse=&spstat=&spoth=&odr=20&ct=20&pg=1&hd=
恩納村(沖縄県)の中古マンション
http://myhome.nifty.com/chuko/mansion/kyushu-okinawa/okinawa/kunigamigunonnason/
廃墟の街に変貌した「沖縄の高級リゾート地」2016.07.18
沖縄・恩納村
坪単価30万円のリゾート地が一転、廃墟の街に変貌
【希望ヶ丘】
サーファーや観光客でにぎわうリゾート地として名高い沖縄本島中央部の恩納村であるが、その中の「希望ヶ丘」に、廃墟が立ち並ぶ一帯がある。
かつては、高級住宅地と呼ばれ別荘が並び、バブル経済の全盛期には坪単価30万円にまで跳ね上がっていたというが……。
「お金持ちが住んでいるということで、地元のやんちゃなヤツらが強盗しにきて、住人に大けがをさせる事件もありましたよ。もちろんその頃は管理会社もあったから、警備員がすぐに来て取り押さえてくれたけどね」(地元住民)
この場所が高級別荘地になった経緯は、住民のA氏が希望ヶ丘のある一角を遺産相続したことに始まる。A氏は、目の前にビーチが広がるこの場所を有効活用しようと別荘を建て、友人や知人に貸し出すビジネスを始めた。A氏の別荘から見える海や水平線に沈む夕日はとても美しく、口コミから噂が噂を呼び、マネする者が増え、あっという間に豪華な別荘が立ち並ぶようになったという。
しかし寂れていくのも早かった。まず、目の前の某ビーチが数年前、大手ホテル建設のために閉鎖。海で遊べるという強みをなくしたためデベロッパーは早々に手を引き、管理会社も後を追うように撤退すると辺りは荒れ放題になり、現在のような姿になってしまったのだ。周辺に人の姿は少ない。
「住居として貸し出しているところもあるみたいだけど、そこは犬を20匹ほど放し飼いにしていて迷惑だよ」(地元住民)
大手観光業者に振り回される地元の哀愁が漂う場所である。
― 没落する[セレブタウン]の今 ―
http://nikkan-spa.jp/1129478
「夢の沖縄移住生活」のまやかし…8割は本土へ戻る、生活コスト高く地元住民とトラブルも
http://biz-journal.jp/2016/11/post_17224.html
2016.11.20 文=鉾木雄哉/清談社 Business Journal
近年、東京など都市部での暮らしに見切りをつけ、地方に移り住む「地方移住」が人気を集めている。低成長時代を迎え、お金を稼ぐことより自然と触れ合う人間らしい生活を重視する人が増えたことや、人口減少に頭を悩ませる地方自治体による手厚い地方移住支援などが背景にある。
毎日新聞とNHK、明治大学地域ガバナンス論研究室の共同調査によれば、2014年度の地方移住者は09年度にくらべて4倍以上に増えたという。
また、地方移住や田舎暮らしの各人気調査で上位となっているのは、長野、山梨、静岡などだが、Jタウン研究所が15年に「あなたが住みたい『都道府県』はどこ?」というテーマで行ったアンケートでは、沖縄が2位にランクインしている。「亜熱帯地方特有の美しい海と自然に囲まれながら、スローライフを送りたい」というのが、人気の理由のようだ。
しかし、地方に移住すれば誰もが平穏な日常を約束されるわけではない。特に、沖縄の場合は地域社会になじめず、逆にストレスが増して本土に戻る人も少なくないという。
■沖縄の最低賃金、県民所得は全国最下位
1万人以上の沖縄移住者を支援し、本土に戻るサポートも行っている沖縄移住支援センター代表の阿部由明氏は「移住者の8割は、3年以内に本土に戻ります」と定住の難しさを語る。
総務省の「住民基本台帳人口移動報告」によれば、15年の沖縄への転入者数は2万5441人で、転出者数は2万5425人。この全員が移住者ではないとしても、転入者とほぼ同数の人たちが県外に流出しているわけだ。
なぜ、こんな現象が起きているのか。そこには、まず沖縄の経済的な問題がある。沖縄の最低賃金は714円で、内閣府経済社会総合研究所の「平成 25 年度県民経済計算について」によれば、1人当たり県民所得は約210万円。これはともに全国最下位であり、1人当たり県民所得は全国トップの東京都の約451万円の半分以下だ。完全失業率も全国トップクラスである。
もちろん、移住者もこの状況を知らなかったわけではないだろうが、もうひとつの問題は、住んでみて初めてわかる物価にある。沖縄には物価が安いイメージがあるかもしれないが、総務省の「平成25年平均消費者物価地域差指数」によると、全国主要都市の平均を100とすると沖縄県那覇市は101.2と、全国平均と比べて高い。
また、本土の都市部のように交通インフラが整備されていないため、沖縄では車が必需品となる。車を所有すれば駐車場代やガソリン代など固定の維持費がかかり、車そのものも輸送コストを考えると本土より割高になるケースが多い。
さらに、海沿いの地域では塩害の問題もある。エアコンの室外機や給湯器など、屋外に設置する設備機器は割高な塩害対策製品を購入しなければならないのだ。「低賃金でも、ぜいたくしなければ暮らしていけるだろう」と甘く考える人が多いが、実際の生活は想像以上に苦しくなることが予想される。
■移住者と地元住民の間でトラブルも
それに加えて、一筋縄ではいかないのが地元住民との人間関係だ。
「戦後の復興とともに本土の人たちが沖縄でビジネスを始めたのですが、地元住民をだまして土地を奪うなどのトラブルが多く発生しました。また、昔は東京の店などで『沖縄の人はお断り』といった差別的な扱いもあったため、地元住民のなかには本土の人を嫌っている人もいます」(阿部氏)
このため、地元住民のなかには、本土の人に部屋を貸さないアパートのオーナーや就職の面接を断る経営者など、露骨に嫌悪感を表す人も少なからず存在するという。もちろん、そんな人ばかりではないが、歴史的な経緯や文化の違いから、移住者と地元住民の間でトラブルになることもあるようだ。
自然に囲まれてスローライフを満喫するどころか、生活苦に陥った上に人間関係のストレスに悩まされることにもなりかねない。
「移住者の9割は、近くに美しい海がある生活に憧れて沖縄に移住しますが、だいたい半年ほどで海に近づかなくなります。どれだけ魅力を感じていたとしても、3年もたてば見慣れてしまい、飽きてしまう人がほとんどです」(同)
もちろん、地方移住の対象は沖縄だけではないが、人気が高い一方で負の側面も存在することは覚えておいたほうがよさそうだ。
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2022/06/27 (Mon) 16:15:54
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2016年11月21日
夢の沖縄移住 成功パターンと多くが失敗する原因
沖縄には高収入な良い仕事はないので、低収入に適応できるか、ネットなどに収入源を持つ人が成功しやすい
引用:http://blog.peakpine.com/data/original/0/17/4154934ce4fcd4ff7783c7e5f789b4c47419c137.jpg?1427453180
沖縄移住が人気だが
地方や田舎へ移住するのが人気で、沖縄には本土から年間2万人以上が移住しているという統計があります。
平成27年に沖縄に住民票移転した人は2万5千人で、沖縄から他県に移転したのも2万5千人と全くの同数でした。
一説には移住者の8割が出て行くと言われているので、本当に沖縄に定住するのは5千人以下だと考えられます。
逆に沖縄から他県に移住して沖縄に戻る人も居るはずなので、移住者の中の定住者は3千人以下なのかも知れません。
最近芸能人で沖縄に移住する人が多いですが、彼らは東京に拠点があって仕事をしている筈で、本当の意味の移住とは違います。
月に10日とか20日とか、行きたいときだけ沖縄に行き、行きたくなれば東京の家に居るわけで、別荘とか別宅に近いです。
同じように会社経営とか高収入のクリエイターの移住も、本土を仕事の拠点に、沖縄には遊びに行くわけで例外といえます。
そうではなく自宅も仕事も含めて丸ごと沖縄に移住する人の中には、うまく行かずに出て行く人が多い。
失敗する理由の多くは経済的なことで、沖縄に行けば仕事はあると考えて、先に移住だけしてしまう人が居る。
沖縄は本土と繋がっていないので観光と基地しか産業はなく、工場の派遣とかビル掃除とか駐車場整理などはありません。
農業もないし米軍基地の仕事は(出て行けと言っているくせに)沖縄県人の既得権益になっていてよそ者は入れません。
ハローワークや求人サイトには仕事があるが本土より低収入なので、本土で食いっぱぐれる人は収入がさらに下がります。
現実に適応できるかどうかが分かれ目
失業率は最大で賃金水準は最低なので、住んでから仕事を見つけようとしても月収10万円程度の仕事しか見つかりません。
それでは生活費が赤字なので楽しい沖縄生活どころか、働いて最低限の暮らしをするだけで、預貯金が尽きて借金が増えたところで本土に撤退します。
沖縄への移住で成功しているのは、芸能人のように沖縄に収入を依存せず、本土で金を稼いでいる人です。
今はネット上で完結する仕事があったり、定期的に東京に出向けば良い仕事も多いので、そうした人たちが多い。
収入を沖縄に依存すると、仕事上の対人関係で問題が起きやすくなり、本土より選択の余地が無いので逃げ場もない。
田舎や地方全般に言えるが、自分にあった仕事など田舎には無いし、あったとしたら良い仕事は地元の人が独占する。
仮に良い仕事があったらその仕事は地元の人が争奪戦を展開するはずで、役場の職員とか郵便局員とかは、生まれたときから誰がなるかで競争しています。
よそから移住してきた人に「良い仕事」を譲ったりしないし、かりに移住者に良い仕事を取られたら深刻な対立を招くでしょう。
よそに仕事を持っていてお金を稼いでいる人は、受け入れないまでも対立関係になり難いので、移住が成功しやすいとみられます。
沖縄で仕事をして収入を得ている人はだいたい沖縄の悪い印象を話すが、仕事自体が良い仕事ではないので、どうしても悪い印象しか受けないでしょう。
長続きする人は、最初は沖縄に特別な思いなどは無いが、なんとなく住み着いて適応している人が多い。
逆に沖縄への思い入れが強すぎて理想に燃えているような人は、うまく行かないと挫折する事が多いという。
沖縄に限らず地方や田舎への移住には、しっかりした収入を持っている人か、逆に仕事がなくても低収入でやっていける人が長続きしているようです。
http://thutmose.blog.jp/archives/67430477.html
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2022/06/27 (Mon) 16:16:19
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沖縄移住応援WEBマガジン おきなわマグネット
http://okinawa-mag.net/
「おきなわマグネット HP」より
「定時」の概念なき残業地獄で退職→地方ののんびり企業転職で「人間の生活」取り戻す人多数
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17381.html
2016.12.06 文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー Business Journal
「日本は長時間労働のブラック企業だらけですよ」
ある人事労務コンサルタントはそう語る。規模の大小にかかわらず、どこの会社にも「社員が残業するのは当たり前」といった企業風土があるという。
東京に本社がある某企業の元社員で、残業のストレスで体調を崩し、退職せざるを得なくなったA氏は、当時のことをこう振り返る。
「社員には、もはや『定時』の概念はありませんでした。終電前まで仕事をするのが当たり前の雰囲気が充満しており、上司が帰らないと帰ることができず、社員は無駄に残業し続けるのです。私は一体何をやっているのだろう、という感覚すらなくなっていきます。
今思うと、あの上司も一体なんの仕事をしていたのか不思議です。パソコンと何時間もにらめっこして、夜11時を過ぎてようやく帰る準備をするというパターンを繰り返すだけ。それに部下が付き合わされているのです。プライベートなんてない、仕事漬けの毎日です。
会社を辞めて実家のある田舎に戻り、比較的のんびりした会社に再就職して、ようやく当時の異常さに気付きました。仕事の時間は減ったのに、今のほうが気力は充実し、仕事の効率もはるかに上がっています」
11月、大手広告会社の電通に厚生労働省が強制捜査を行った。昨年末に24歳の女性新入社員が過労によって自殺した問題は、連日マスコミが報道するほど社会問題となった。一流企業で行われていた違法な長時間労働の実態に、多くの人が驚いたに違いない。しかし、これも氷山の一角である。
10月に公表された「過労死等防止対策白書」によると、過労死ラインとされる「月80時間超の残業」があった企業は23%に上るという。電通のように正確な数字を出していない企業があることを考えると、現実にはさらに多くの企業が過労死ラインを越える残業をさせている可能性がある。
先のA氏は、残業ストレスに晒されていた大企業を辞め、地元に帰ることで自分本来の「働き方」を取り戻した。強制的に環境を変えない限り、残業が当たり前という洗脳を解くことはできない。
■沖縄移住で自分本来の生き方を取り戻す
そこで今回は、環境を積極的に変え、自分本来の生き方を取り戻すというプロジェクトを紹介しよう。「おきなわマグネット」(http://okinawa-mag.net/)という沖縄移住を応援する情報サイトだ。
このサイトには、沖縄で希望の仕事を見つけるための秘訣や、最適な住居の探し方、さらには安い自動車の借り方など、沖縄に住まなければわからない情報が満載だ。ウェブマガジン風に編集されているため、読み物としても面白く編集されている。記事の中には「沖縄のゴキブリとの対決」「台風の時の沖縄流過ごし方」など、沖縄ならではのユニークな内容もある。
夫婦で都会から沖縄に移住し、レストランを開業した人の体験など、移住することで成功した成功者たちのインタビュー記事など情報が満載だ。
この「おきなわマグネット」を運営するのは、沖縄の人材派遣会社ヒューマンサポート(http://humansupport-okinawa.co.jp/)と、静岡のエンジニア派遣会社リツアンSTC(http://ritsuan.com/)だ。
ヒューマンサポート社の粟國英雅社長は、「おきなわマグネット」を立ち上げた理由をこう語る。
「沖縄はここ最近、経済的に盛り上がってきています。観光客が増えたことによって県全体の経済が上向いていて、さまざまな業界が活況となっています。都会から移住してくる方も増えていて、沖縄で成功する人も続出しています。
移住されて成功された方は、もともと都会でストレスを抱えてリフレッシュするつもりで沖縄に来られた方も多いですね。『沖縄に来て、自分の可能性を見つけた』との声をよく耳にします。
しかし、沖縄からの情報発信力が弱すぎて、沖縄の良さを伝えきれないことがずっと残念に思っていました。逆に沖縄に関するネガティブな情報ばかりが伝わっています。
それなら自分たちでやるしかないと思い、リツアンさんと一緒に今年の8月にサイトを立ち上げたのです。立ち上げ直後から大きな反響があり、逆に私たちも驚いています。沖縄に関心を持つ人が潜在的に多いことがわかりました。サイトの沖縄情報は今後どんどん増やしていきます。沖縄で自分の働き方を見つけたい人のお役に立ちたい、それが私たちの思いです」
粟國氏が言うように、実際、沖縄からの情報というと「基地問題」ばかりだ。翁長雄志沖縄県知事の苦々しい表情や、基地反対派との衝突がニュースで流れることはあっても、沖縄の魅力を伝える情報は極めて少ない。
沖縄県の2015年の観光客数は、過去最高の776万3000人を記録した。今年8月の完全失業率は1993年以来、23年ぶりに3%台を記録し、沖縄経済は好調である。
公益社団法人日本経済研究センターによると、20年までの経済予測では沖縄の実質経済成長率は東京を抑え全国1位となっている。日本で最も経済成長が期待できるのが沖縄県である。
粟國氏に「沖縄の魅力を一言で表現すれば何か」と質問すると、「それは、おもてなしです」と即答された。筆者も取材で沖縄を訪れた時に、想像を超えるおもてなしを受けて驚いたことがある。おいしい食事だけでなく、こちらが欲しているだろうとの情報を想定して積極的に提供していただくなど、温かいコミュニケーションがそこにはあった。
■沖縄で働くことがトレンドになる?
「おきなわマグネット」を共同運用するリツアンの野中久彰社長は、このプロジェクトの意義をこう語る。
「弊社はエンジニアの派遣業を営んでいますが、エンジニアはストレスに晒されることの多い仕事といえます。弊社は派遣業としては日本一高いレベルの給料を実現していますが、それでもやはりストレスの課題は残ります。
ヒューマンサポートの粟國社長と出会い、沖縄の可能性を知った瞬間、『これだ!』と思いました。私も何度も沖縄に行っていますが、行くたびに仕事のインスピレーションを得ていたことを思い出したので、沖縄がこれからトレンドになると直感したのです。
今後、都会から沖縄に移住することを希望する弊社社員(派遣社員)には、積極的に沖縄に移住するよう支援していきます。沖縄にそのまま移住してもいいですし、また戻りたいという社員にも受け皿として働く場所を確保しておく体制を整えていきます。このプロジェクトによって働き方の選択肢が増えると思います。独立や転職のきっかけになるでしょう。地方と都市部の雇用流動化が促進され、地域活性につながっていくとうれしいです。弊社は、働く人のための『踏み台』企業で良いと思っています」
このプロジェクトを推進する2人の社長は、共に30代の若き経営者だ。これまでの概念にとらわれず、働く人を中心とした考え方ができる新しい世代といえる。
残業が当たり前、社員は酷使するのが当たり前という旧来の労働観は、新しい世代の経営者によって変革していくだろう。
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2022/06/27 (Mon) 16:20:25
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日本最貧県 沖縄にまともな人間はいない
ケビン・メア日本部長の発言要旨
海兵隊8千人をグアムに移すが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。
(米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。
日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。
しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。
沖縄の主産業は観光だ。農業もあり、ゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。
日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。
沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。
日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。 (共同)
http://comrade.at.webry.info/201103/article_1.html
和の文化「ゆすりの手段に使う」 メア米日本部長が発言
ケビン・メア米国務省日本部長(前駐沖縄米総領事)
米国務省のメア日本部長が昨年末、米大学生らに国務省内で行った講義で、日本人は合意重視の和の文化を「ゆすりの手段に使う」 「沖縄はごまかしの名人で怠惰」などと発言していたことが6日までに分かった。
メア氏は米軍普天間飛行場の移設問題など日米交渉に実務者として深く関与、移設先を同県名護市の辺野古崎地区とした現行案決着を米側で強く主張してきた人物の一人。
発言は差別的で、日本と沖縄への基本認識が問われる内容だ。 講義を聞いた複数の学生がメモを基に作成した「発言録」によると、メア氏は
「日本の和の文化とは常に合意を追い求める」
と説明したうえで
「日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。
合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」
と述べた。
沖縄については、日本政府に対する「ごまかしとゆすりの名人」
などと発言。
普天間飛行場は「(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港と同じ」で特別に危険でない
とし、
日本政府は仲井真弘多・沖縄県知事に「お金が欲しいならサインしろ」と言うべきだ
と述べている。 メア氏は共同通信の取材に、「オフレコで行った」とし、発言録は「正確でも完全でもない」としている。
講義は米首都ワシントンのアメリカン大の学生ら14人に対し、彼らが東京と沖縄へ約2週間の研修旅行に出発する直前の昨年12月3日、大学側の要請で行われた。
2011/03/06 16:56 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030601000386.html
詳細は
日本人を馬鹿にしきったアメリカ人 _ 基地に入れば、日本とアメリカの関係がよくわかる
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/566.html
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2022/06/27 (Mon) 16:20:59
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(マリファナ観光)
マリファナの購入(入手)は容易である。
今までは、ハワイ=ワイキキ=マリファナで、ハワイに行く事は、マリファナを吸いに行く事である。
最近の注目は、沖縄=国際通り=マリファナで、沖縄に行くことは、マリファナを吸いに行く事である。
でも、最強のガンジャスポットは、東洋一の軍事空港嘉手納飛行場のある沖縄市である。
まずは、パークアベニュー、つづいては、空港通り、さらには、一番街!
この三か所をまわれば、確実に手に入る。
通りを歩いていると5分おきに「マリファナ買いませんか?」と声をかけられる。
米兵は、軍用郵便で米国より自由に持ち込めるからだ。
これを民間米国人が、売りさばいている。
基地の中は、マリファナ天国なのだ。
http://marihuana.blog.fc2.com/
大麻摘発20代で3倍増 10代への広がりも懸念 沖縄 2016年1月15日
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/22765
大麻で摘発される20代が沖縄で急増し2015年は前年比3倍の32人に
危険ドラッグ取り締まり強化で大麻回帰か。10代への広がりも懸念
スマホ普及でネット購入が容易になり県警は「氷山の一角」と警戒
大麻を所持したとして摘発される若者が沖縄県内で増えている。沖縄県警によると、20代の摘発数は2014年の11人から15年には32人と約3倍に増加。今月5日には北谷町で男子高生(18)が大麻所持容疑で逮捕され、10代への広がりも懸念されている。
県警暴力団対策課によると、昨年の大麻絡みの摘発は57人で、そのうち10代の5人を含む20代以下が37人と約65%を占める。11~14年の20代以下の摘発は10~14人で推移し、全体の3~5割だった。
昨年は大麻事犯の検挙者数も前年と比べ4割増えた。若者を中心にまん延した“脱法ハーブ”(現・危険ドラッグ)の取り締まりが年々厳しくなり、“脱法”以前に多かった大麻へ回帰しているとの見方もある。
大麻検挙者数が20代で急増している現状に、専門家や県警関係者は、ファッション感覚で安易に手を出す傾向と、スマートフォンの普及でネット購入がより容易になった点に警戒を強めている。
捜査関係者は、今回の数字について「これはあくまで摘発数。氷山の一角にすぎない」と言い切る。スマホでの大麻購入が実際可能といい、「顔を合わせる密売人が介在した流通より潜在化し、把握は難しい」と話す。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/22765
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2022/06/27 (Mon) 16:22:27
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沖縄の少女売買春、搾取する男性側の問題点とは? 2016年1月13日
「特に沖縄では児童の性的搾取が見られる」。
2015年10月、日本の児童ポルノや児童バイシュンの状況調査のため来日し、沖縄にも足を運んだ国連特別報告者のマオド・ド・ブーア・ブキッキオ氏は日本記者クラブでの会見でこう述べた。
沖縄で一体、何が起きているのか。売買春に関わる少女や大人への取材から浮き彫りになった問題点をまとめた。(デジタル部・與那覇里子)
■ソーシャルメディアと売買春の関係
2013年8月、沖縄県警は18歳未満の少女13人を含む19人に客と淫行させた男3人を児童福祉法違反で立件した。男らは見知らぬ人との出会いが目的の「出会い系サイト」などで客を集め、沖縄や東北など約10県のホテルなどで少女たちに淫行させていた。管理型売買春である。
売買春で欠かせないツールがSNSや出会い系などのソーシャルメディアだ。スマートフォンの普及によってチャットで交流することができるアプリやそのIDを交換するサイトが登場。警察庁によると、2015年上半期にSNSなどのコミュニティサイトで796人の少女が被害に遭っている。
業者の男は少女のふりをして出会い系やSNSで客を募り、買春したい客はソーシャルメディア上で少女を探し、少女は業者から仕事の連絡を受ける。業者から何度も仕事を受けてきた少女の中には業者のまねをして、直接ネット上に書き込み、客を探すケースもあった。
■ネットは問題か
県教育庁と県警は、管理型売買春事件を受け、2013年9月、「青少年をネット犯罪から守る県民集会」を開いた。親や中高生ら約700人が参加。「青少年を性犯罪から守るため、情報モラル教育に積極的に取り組む」などを宣言した。
しかし、根本的な問題はネットではない。売買春は通信機器の発展と連動してきた歴史がある。1990年前後はテレホンクラブやツーショットダイヤル、2000年ごろからは携帯電話が普及し始め、出会い系の掲示板に書き込む形で広がっていった。警察は新たなツールが登場するたびに規制をしているが、いたちごっこが続いている。
変わらないのは、少女にバイシュンをあっせんする男と少女を買う男の存在だ。売買春の根本的な問題の一つは、ここにある。
■男性側の意識
業者はなぜ、少女にバイシュンをあっせんするのか。事件後、30代の県内業者の男にインタビューをしたところ(1)未成年は性や社会経験が少ないため、扱いやすい(2)中学生は男側のコンドーム使用の有無が判断しにくい(3)沖縄の子は目鼻立ちがはっきりしていて県外の客に人気(4)バイシュンは少女たちの“花嫁修業”と考えている―などの背景が浮かび上がった。
買う男にも聞いた。30歳の男は、未成年の少女を扱う業者から届いた「女の子買わない?」とのメールをきっかけに買春を始めた。ソープランドより値段が手頃な上、少女が好みのタイプでない場合にはキャンセルもできる。「未成年の買春は犯罪なの?」と聞いてくるほど罪の意識は薄かった。
少女が大人に“商品”のように扱われている実態があるにもかかわらず、買春に関わる男たちの姿は、なかなか浮かび上がらない。世論から批判や非難の声もほとんど聞こえてこない。
刑も軽い。児童買春・児童ポルノ禁止法は5年以下の懲役か300万円以下の罰金、沖縄県青少年保護育成条例は2年以下の懲役か100万円以下の罰金で済む。
そんな男たちに、少女たちは街頭でスカウトされ、SNSで紹介され、魔の手に絡め取られる。家族や友人関係の悩みに親身に耳を傾け、彼氏のように装い、“疑似恋愛”に持ち込む。出勤が続かない少女には「親や友達にバラす」と脅し、囲い込む。
■社会が問われている
ブキッキオ氏は先の会見で、「(子どもの性被害の撲滅には)根源的な原因究明が必須であり、それは日本政府と沖縄県の共同の責任であると思っている」と指摘した。法、モラル、理性…これまでも問題視はされてはきたが、いかに俎上(そじょう)に載せられるのか、突き付けられている。
さて、問題をはき違えて実施された「県民集会」。その責任者であり、教育庁ナンバー2を務めたこともある幹部が2014年、児童買春容疑で逮捕された。18歳未満と知らなければ、児童買春・児童ポルノ禁止法は適用されない。結局、県青少年保護育成条例で起訴され、処分はわずか罰金50万円だった。
2016年3月には最終調査報告、勧告が国連人権理事会に提出される。売買春に関わる大人は身近にいる。彼らに対し、社会の監視の目が生まれる契機となれるのか、社会のあり方が今、問われている。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/22715
児童ポルノ・性的被害 沖縄は貧困が原因 2015年10月26日
日本の児童ポルノや買春の状況を調査するため来日した国連特別報告者で人権専門家のマオド・ド・ブーア・ブキッキオ氏は26日、都内の日本記者クラブで会見し、児童の性的搾取に対して包括的な対策が必要との認識を示した。
東京、大阪に加え那覇も視察した同氏は、県内での被害の原因として貧困と性差に基づく不平等を挙げた。国や県に原因究明、児童生徒への教育、失業対策の必要性を強調した。
崩壊家庭で育った児童が家出し、被害にあった例を紹介。「明らかに貧困が原因でセックス産業に行き着いている」とし、高い失業率や貧困率が背景にあると指摘した。
男性に比べ女性の就業が不利な点を挙げ「不平等と貧困などの要因が重なり、特に沖縄では児童の性的搾取が見られる」と述べた。 児童の性的搾取の撲滅には、児童ポルノの閲覧の禁止や厳罰化、被害者ケアの質的向上、個別ケースに対応した社会復帰プランの策定などを求めた。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/20205
沖縄3世帯に1世帯が貧困状態 子の貧困も全国最悪 沖縄タイムス
2016年1月5日 10:01
沖縄県内で必要最低限の生活を保つための収入がない人の割合を示す「絶対的貧困率」は、 2012年に34・8%、
また18歳未満の子どもがいる世帯の「子どもの貧困率」は同年で37・5%
といずれも都道府県別で最悪、さらに伸びも全国平均を大きく上回ることが、山形大の戸室健作准教授の研究で4日、分かった。
県内で3世帯に1世帯は貧困状態にあり、その層が急速に拡大していることが明らかになった。
県内の貧困率34・8%は2位鹿児島県の24・3%と10・5ポイント、
全国平均18・3%と16・5ポイント差で、伸びは07年から5・5ポイント
(全国平均3・9ポイント)と急激に上がった。
「子どもの貧困率」37・5%も、2位大阪府の21・8%と15・7ポイント、
全国平均の13・8%より23・7ポイント高く、伸びも07年から6・8ポイント(全国平均3・8ポイント)増えた。戸室さんは「この20年間、沖縄は常に貧困率が最も高い地域。
背景に、産業のぜい弱さや低賃金があるのではないか」と指摘した。
また就業世帯のうち最低生活費以下の収入しか得ていない世帯(貧困就業世帯)の割合を示す「ワーキングプア率」も県内は25・9%と最悪で、2位の大阪府14・2%と11・7ポイント差と大きな開きがあった。
研究は、12年の総務省「就業構造基本調査」を用い、世帯収入が生活保護費以下のデータを調べた。
戸室さんによると、都道府県別の子どもの貧困率が明らかになるのは初めて。
論文は、2月刊行の「山形大学人文学部研究年報」に掲載予定。(中部報道部・安里真己)
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1452185602/
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2022/06/27 (Mon) 16:22:54
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「沖縄の貧困」は学歴社会と暴力が生み出した 平均年収は全国最下位、雇用は崩壊状態
中村 淳彦 :ノンフィクションライター 2016年06月09日
http://toyokeizai.net/articles/-/121834
沖縄県那覇市松山のキャバクラに勤める里見千穂さん(23歳、仮名)
今回、平均年収全国最下位、離職率全国1位に苦しむ沖縄の貧困問題を考えるルポをお届けする。このルポは「総論」を語るものではなく、あえて「個人」をクローズアップしている。そこから浮かび上がってくる真実があると信じているからだ。われわれは、現実に起きていることから目をそむけてはならない。
「子供は4歳の娘、虐待をやめられない。普通に殴ったり、蹴ったりしちゃう。まずいと思うけど、どうにもならない。やめられないです。放置して遊びに行くのは日常だし、ヒドイときは髪の毛引っ張って、引きずり回してひっぱたくとか。子供は、ギャーって泣くよね。でもね、どうしてもかわいそうに見えないの。虐待しちゃうときは、“こいつがいるから、どうしてこいつのために、私が……”って思考回路になっているからさ」
出勤前に取材に応じてくれたキャバクラに勤める里見千穂さん(23歳、仮名)は、顔色ひとつ変えずに娘に対する虐待を語る。彼女は4歳の娘と暮らすシングルマザー。学歴は高校中退、18歳で出来ちゃった結婚し、3年前に無職で収入のない旦那と離婚している。
沖縄県那覇市松山は、沖縄県最大の歓楽街だ。300メートル四方の一角にキャバクラや風俗店が密集する。ゆいモノレール・美栄橋駅を降り、国道58号を越えるとネオンの明かりが見える。路上から男性キャッチが続々と現れ、ひっきりなしに声をかけられる。沖縄の夜は長い、連日朝方までネオンが消えることはない。
平均年収は全国最下位、雇用は崩壊状態
沖縄県の経済は、本当に厳しい。県民の平均年収は333万円(平成25年賃金構造基本統計調査)、平均月収は23.75万円(勤続9年、平均40.5歳)で、全国最下位であり、第1位の東京都580万円と比べると57%強の収入しかない。戦後復興や高度経済成長から切り離され、基地や公共事業への依存から抜けだせないことが理由と言われる。
全国最下位なのは、年収だけではない。県内の非正規雇用者は44.5%(沖縄県庁ホームページ)、離職率は極めて高く、大卒3年内離職49%、高卒3年以内になると57.4%と、雇用は崩壊状態だ。さらに最低賃金は693円と全国最低の一方で、公務員の平均月収は40万7000円と高く、公民の深刻な格差も抱えている。
沖縄の子供たちは公務員にあこがれ、公務員になることを夢見る。シングルマザーも多い。離婚率は人口1000人に対して2.59組が離婚(2013年)と断トツの全国1位で、児童の半数以上がシングル家庭という小学校も存在する。沖縄には、本土都市部住民の想像を超える貧困が蔓延しているのだ。
里見さんは、まず沖縄最大の繁華街である松山について語る。どこの町でも貧困と繁華街は、密接なつながりがある。
沖縄県最大の歓楽街、那覇市松山
「松山には離島も含めた沖縄県全体から、学歴が低かったり、シングルマザーだったり、経済的に困る女性が集まっている。いろんな風俗がある東京とは、事情は全然違う。朝まで普通に営業しているし、客引きの規制はないし、店は未成年とか平気で雇用する。違法だらけ。松山のキャバクラや性風俗で働くのは、女も男も中卒とか高校中退が多い。高校中退率が高いから、沖縄は中卒だらけですよ。とにかく高校中退がすさまじく多い。高校を辞める理由は妊娠とか、バイトとか、遊んでいるほうが楽しいとかいろいろ。低学歴の人間は、夜以外だったら最低賃金のコンビニか居酒屋、ステーキ店、コールセンターくらいしか仕事ないから」
キャバクラ嬢である里見さんの収入を見てみよう。4歳の子供を自宅近くにある実家に預けて21時に出勤して、朝方3時、4時まで働く。時給は2300円だ。3000~4000円の東京と比べると、格段に安い。1日の賃金は2300円×5時間=1万1500円となる。日払いで支払われるこの金額が丸々収入になるわけではない。出勤ごとに必要なヘアメーク代2000円、タクシー代往復2000円を引くと、7500円しか残らない。週5回働いても、実質的な賃金は16万~17万円程度となる。
「私、いわゆるヤンキーだったけど、今になって本当にキツイ。キャバクラと性風俗は、男も女も高校中退の中卒ばかり。それで、ほとんどシングルマザー。週5日とか働いても16万~17万円くらいしか残らない、シングルだったらギリギリの生活だよ。最低賃金のコンビニだったら、フルで働いても10万~11万円くらいだから生きていけないわけ。私は母親とか祖母に子供を預けられるからマシだけど、家族がいないシングルは本当にキツイ。よく生きていると思う」
琉球大学出身の公務員が頂点の学歴社会
沖縄は琉球大学出身の公務員を頂点とする厳然とした学歴社会がある。学歴がない者たちの月収は、10万~11万円ほど、覚悟を決めて夜の仕事に飛び込んでも10万円台後半が平均となる。有効求人倍率は非正規やパートを含めて1倍を割る0.9と雇用が極端に少なく、那覇市周辺の物価や家賃は内地とさほど変わらない。公務員、大企業のサラリーマン、公共事業に絡んだビジネスで起業に成功した一部の者以外、普通に働いても普通の生活ができないという状態だ。
「そもそも19歳で結婚とか、10代で出産したのが間違いだった。みんなが出産しているから、それが普通なことになっちゃっている」
そう嘆くように、沖縄は“結婚前に妊娠し、第1子を産んだ女性割合”が25.3%(厚生労働省)と「出来ちゃった婚」の比率は高い。さらにその8割以上が10代だ。女性と子供の貧困の原因となる若年出産と高い離婚率は、そもそも県全体に深く根付くヤンキー文化が原因という。彼女も非行少女だった。3年前の成人式で中学校時代の地元の仲間たちは、派手な改造車で会場に駆けつけて大騒ぎし、テレビカメラに囲まれて報道されている。
「沖縄はヤンキーだらけ。最初からバカは少なくて、中学生になって徐々に狂う。家庭と中学校、それと周囲の環境だよね。ヤンキーグループに入ると、だんだんと環境が悪くなって昼夜逆転して普通の中学生じゃなくなる。それと、ヤンキーの子たちは貧困家庭が多い。親がキャバ嬢とか風俗嬢で、夜に家にいなくて監視がないみたいな。友達にシングルの風俗嬢は何人もいるし、友達の親が覚醒剤で逮捕されるとか、家賃滞納で一家がホームレスになるとか、中学生からキャバとか風俗で働く子はたくさんいたよ。沖縄では普通のこと」
長年、県全体に雇用がない中で、格差と貧困が蔓延、貧困家庭の生活環境は荒れている。観光以外の大きな産業がないと、負の連鎖が起こる。大人の社会は権力に偏った学歴社会、階級社会で、子供の世界は親が貧困層の子供たちによる暴力に支配されている。中学生になると、ヤンキー→スポーツマン→親が公務員の優等生→普通の子→内向的な子と、スクールカーストが形成されて、派手な髪型・スタイルで暴力を背景に持つヤンキーが、子供の世界の権力を握る。
「成人式とか毎年報道されているでしょ。沖縄の子たちは、中学生からあんな感じ。ヤンキーはモテるし、私もそういう人しか相手にしなかった。なぜかというと、学校のヒエラルキーのトップなの。学校とか地元で偉そうにしているし、子供の中では圧倒的な権力がある。中学校で先生を殴るとか、普通。先生に注意されたから蹴ったり、殴ったりとか」
彼女は地元の高校に進学したが、中学時代の友達はほとんど進学しなかった。地元の仲間は未成年を雇用するキャバクラや水商売、男は建築業、とび職などの仕事に就く。そして、高校に進学しない者たちは夜通し遊ぶのが日常だった。
暴力の連鎖が「離婚」と「離職」を生む
松山の風俗紹介所。300メートル四方の一角にキャバクラや風俗店が密集する
「私は、彼氏のDVで高校辞めた。彼氏は無職のヤンキーで、学校に行っていることを責められて、日常的に暴力を振るわれた。ちょっと機嫌損ねると、パンチが飛んでくる。沖縄のヤンキー男は暴力を使って偉そうにするから、いつまでも俺様みたいな性格。恋人とか配偶者に対して虐待は普通なの。たぶん、普通の人のほうが少ない。特に貧困でネグレクト家庭に育った男は、DV体質になりやすくて、それが女性にも影響する。だから、離婚が多いでしょ。会社も同じ、公共事業頼りのもともとヤンキーの中小企業の社長が部下とか後輩を虐待するから仕事が続かない。それが離職率高い理由。本当の負の連鎖、どうしようもない」
高校は1年で中退、17歳で松山のキャバクラに勤めた。未成年を雇用する店はすぐに中卒、高校中退のヤンキーグループに情報が伝わる。友達の紹介で面接して、その日から髪の毛を飾って出勤した。
「虐待をやめられない今も苦しいけど、本当に貧困で苦しんだのは18歳で結婚した後。妊娠中が特に悲惨だったよ」
17歳でキャバクラ嬢になった里見さんは、18歳で妊娠。相手の暴力団員と出来ちゃった婚をする。
「結婚は本当に失敗。ヤンキーばかりの環境だから、暴力に対するハードルが低いの。だからヤクザも身近なの。そうじゃないと、貧乏ヤクザと結婚しないよ。学歴がない人間は、狭い地元のコミュニティがすべてになるし、ヤクザはヒエラルキーのトップ。だから、当時は相手がヤクザでラッキーくらいに思っていた。18歳だと女の先輩に呼びだされるとかあって、暴力振るわれる。でもね、ヤクザと結婚した瞬間、面倒くさいことがいっさいなくなる。平和になる。狭い世界で自由を手に入れられる代償として、社会的な信用を失ったわけ。18歳じゃ社会のことなんてなにもわからないからさ」
出来ちゃった婚をして、夫婦の住まいとして実家近くにある祖母の持ち家を無償で借りた。家賃がかからない恵まれた環境だったが、結婚すぐに暗雲が立った。
「普通の家庭を築きたかったから、妊娠してキャバは辞めた。そのときはちゃんとした家庭を築きたいみたいなことは思っていたけど、暴力は得意だけど、旦那はまったく稼げなかった。暴力的なのは、今は本当に需要がないみたい。今のヤクザは頭を使えないとカネ稼げないから、上納金も払えないみたいな。なんとかしてほしいって旦那を支えたけど、全然ダメだった」
ライフラインがすべて止まった
夫婦2人は無職になった。祖父と祖母からもらう1000円、2000円のお小遣いしか収入がない。光熱費は払えない、最終的には自宅のライフラインがすべて止まった。
「無収入が半年くらい続いて、水も止まった。貧乏はキツイ、頭おかしくなるよ。ライフラインが全部止まると、生きている感覚がなくなる。意気消沈する。水が止まるとお風呂とかトイレとか、本当に根本から生活に困るの。最初は近くの公園から水をくんでくるわけ。最初は水を運べても、だんだん気力がなくなる。電気が2カ月、水道は4カ月で止まった。マジで、払えなかった。そういう状態だと2000円があったら、光熱費払うより、食べ物買う。極限だよね。そうなると、旦那のダメさに腹立つのではなくて、ツライ思いをしているからもっと一緒にいようみたいな感覚になる。正常な判断ができなくなった」
近隣に家族がいたので飢餓状態は免れたが、水が出ない家で無収入の生活を続けながら出産した。長女が生まれた。本当に「かわいいな」と思った。
「子供を産んだ瞬間に現実が見えた。産んだ後、夫が事件を起こして裁判があったの。私は反社会勢力の人と婚姻関係にあるから、自分も同じに見られるってことに気づいた。最悪と思った。狭いコミュニティのヒエラルキーより、社会的な排除のほうが大きい。19歳のとき、そんな当たり前のことに気づいた。心からまずいと思った。そこで初めて夫と離婚しなきゃって思った」
離婚した。無収入の夫は離婚を納得して自分の実家に戻り、出産1カ月後にキャバクラに戻ってライフラインを復活させた。長女と2人暮らしが始まる。
「自分のツライことが、全部子供に向くわけ。だから虐待しちゃう。今もヒドイけど、2年くらい前は本当にヒドかった。子供はアザだらけだよ。どうして虐待かって? 瞬間的にそうなる。表情が夫に似ている瞬間とか。こいつにカネがかかる、離婚してもたかってくる夫にもカネがかかる、夜の仕事と子育てで自分のことは何もできない。なんだ、お前も夫と一緒かよって、思考回路。本当は夫に暴力を振るいたいけど、やり返されるから子供にいく。本当に最悪」
虐待に悩むようになった。子供と一緒にいると、どうしても拳を振り上げる瞬間がある。そして、地元の仲間や男に誘われて外泊をするようになった。子供は置いていく。子供ひとり、部屋に押し込めて鍵をかけて、遊びに行く。2010年7月、風俗嬢の21歳の母親がネグレクトで2人の子供を餓死させた大阪2児虐待事件と同じ状況だ。
「子供なんていなければいいって、あの人の気持ちはメッチャわかるよ。殺意はないと思う。子供に生きていてほしかったけど、途中でどんどん現実逃避して、最悪の結果になったんだろうね。あのね、現実逃避すると、徐々に子供を放置する時間が長くなるの。最初は2時間だけと思っても、2時間大丈夫だった、じゃあ次は3時間ってなる。結局、それが一晩になるわけ。ネグレクトって段階がある。私がラッキーだったのは、自分が一晩空けるようになってからあの事件を知ったこと。彼女のほうが先に事件になってくれたから、自分はこのままだとまずいって思えた」
キッズ携帯に児童相談所の番号を登録
23歳、母娘の2人暮らしは4年目に突入した。母親や祖母に協力してもらって週5回は働き、16万~17万円は稼がないと最低限の生活はできない。子供を実家に預けて、出勤する。母親と祖母は文句を言いながらも、子供を預かってくれる。周りに助けてくれる家族がいる、シングルマザーの中では恵まれている環境だが、それでも仕事と育児に追われる生活はツライという。
「キッズ携帯に実家と娘のことを知る友達、それと児童相談所の番号を登録して、お母さんが1日とか2日帰ってこなかったら電話してって言ってある。いつ頭がおかしくなるか、わからないから。まずいなと思っても外泊はやめられないし、歯止めが利かない。自分の時間がないと、本当に壊れる。子供とずっと一緒にいたら、結局、殴っちゃうもん。それは治らない。殴りたくないから、今でも遊びに出掛ける。殴るより、遊びに行ったほうがいいって現実逃避だよ」
4歳の娘の写真を見せてもらった。満面の笑顔でカメラを見つめている。本当にかわいい女の子だった。里見さんはこれからヘアメークをしてキャバクラに出勤をする。
「キャバで一緒の大学生がいるけど、彼女たちには卒業がある。でも、自分には卒業がない…って思うと、本当に落ち込むよね」
最後に大きなため息をついて、里見さんの話は終わった。貧困が蔓延する沖縄でシングルマザーになった彼女は、ずっと松山に出勤するしか選択肢がない。
http://toyokeizai.net/articles/-/121834
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2022/06/27 (Mon) 16:24:01
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中学生がバイシュンに走る沖縄の貧困の残酷な現実 娘を風俗店に売る母親も珍しくない
中村 淳彦 :ノンフィクションライター 2016年06月16日
http://toyokeizai.net/articles/-/122821
5歳の子供がいるシングルマザー、照屋由美子さん(33歳、仮名)
女性、特に単身女性と母子家庭の貧困が社会問題となっている。前回に引き続き、平均年収全国最下位、離職率全国1位の沖縄で貧困に苦しむ女性のルポをお届けする。このルポは「総論」を語るものではなく、あえて「個人」にクローズアップしている。そこから浮かび上がってくる真実があると信じているからだ。われわれは、現実に起きていることから目をそむけてはならない。
沖縄最大の歓楽街・松山には、性風俗が密集する。路上にはスーツ姿の若い男性キャッチがあふれ、一晩中立ち、ひっきりなしに声をかける。歓楽街の真ん中にある雑居ビル前で、男性ピンサロ経営者・上地氏(仮名)を待つ。沖縄の住人たちの夜の始まりは、遅い。21時を過ぎてから、出勤する女性が続々と前を通り過ぎる。雑居ビルでは、数店の風俗店が派手にネオンを灯す。しかし、上地氏が経営するピンサロは、いくら探してもそのビルにはなかった。
「うちは違法店だから、看板はないのですよ。空テナントに見えるここが、うちの店です。白看板の営業です」
現れた上地氏は、恰幅のいい男性だった。3階の真っ白のプレートが掲げられた店を指して、そう言う。22時に開店、朝5時まで営業する。風営法でキャバクラや店舗型風俗店の営業時間は深夜0時か1時までと定められているが、松山では基本的に誰もコンプライアンスを守っていない。
「本番」の価格は40分1万円
エレベーターを降りると殺風景な扉があった。インターホンを押すと中から若い店員が鍵を開ける。1メートル先の人が見えないほど暗い。大音量の音楽が流れている。店内には、べニア板で仕切られたプレールームがあった。学園祭のような手作りだ。
「店舗型ピンサロは風営法の許可を得ようがないので、無許可。完全な違法営業です。だから、沖縄のピンサロは看板出さない。税金も払ってないですね。お客さんはキャッチが集める。価格は時期によるけど、40分1万円が基本。本番で1万円です。観光客が多い時期や週末は、1万3000円とか値段を高くする。暇なときは40分9000円とか8000円まで下げることもある。それと地元の人間と観光客で値段を変える。沖縄の人間はカネがないから、値切りの交渉に応じることもある」
価格は観光客か地元住民か、そして季節、天候、人出によって変動する。40分1万円は、安価な価格帯だ。路上で声をかけるキャッチが観光客か地元住民かを見分け、価格交渉して客を看板のない店に誘導する。女性はシャワーのない狭い部屋で、40分以内で客と本番する。女性の取り分は売り上げの半分、キャッチは売り上げの1割、残った4割が店の収入となる。
貧困が蔓延する沖縄出身の風俗嬢たちは、ほぼ全員が経済的な理由でその仕事に就く。夜の仕事は大都市圏と異なり、職種によって階層がある。上からキャバクラ→デリヘル→店舗型ヘルス→ソープ→ピンサロ(抜き屋)→ちょんの間、という順位で、キャバクラで働けるスペックの沖縄出身の女性が、違法店で本番を売ることはない。
「その職種で働けるかは、年齢と容姿の問題。容姿がよければ、飲み屋(キャバクラ)ができる。容姿と体型が悪かったり、中年女性だったりすると、うちのような抜き屋(ピンサロ)しかない。抜き屋には飲み屋は当然、ソープもできない子が流れてくるわけ。うちは本番店だから、松山では最下層ですよ。うちにいる女の子たちは学歴ないし、容姿もよくない。みんなほかに行き場所のない子たちです。だから、店をやってしまった以上、女の子への責任はあると思っている。ほかに行き場所のない貧困の子たちがうちで働いているから、摘発されるまで続けるしかないですね」
上地氏は高校中退によってレールから外れた。10代後半から雇用がなくて苦労している。さまざまな職種を転々として20代半ばに松山の夜の仕事に足を踏み入れ、31歳から風俗店経営をしている。
「沖縄は、僕が子供の頃からずっと貧しい。観光産業が潤っても、基本的に内地の会社が儲かっているだけ。沖縄の人間はそういう会社に安くコキ使われているだけ。自分で商売しようという知恵も勇気もないし、本土の人間に利用されやすいわけ。自分もずっと貧しかったから、行き場所のない女の子たちには情が入る。貧しい女の子たちを助けているといっても、バイシュン斡旋だからバイシュン防止法違反。それと無許可営業だから風営法違反がつく。警察に捕まれば、よくて執行猶予、悪くて実刑1年くらい。それは仕方のないことですね」
上地氏は那覇市内で飲食店と風俗店を3店舗経営する。容姿に恵まれない貧困女性たちが集まるこのピンサロは、ほとんど儲かっていないという。
夜10時から子供を保育園に預ける
22時半、照屋由美子さん(33歳、仮名)が出勤する。早足に待合室へ入ってワンピースの下着に着替える。照屋さんは5歳の子供がいるシングルマザーだ。週に何度かの出勤日は、21時過ぎに子供と一緒にアパートを出る。バスで松山へ向かい、繁華街の近くにある夜間営業する保育園に子供を預ける。子供が保育園で眠る間、22時半から閉店の朝5時までピンサロで本番を売る。
沖縄の離婚率は全国1位だ。2013年は人口1000人に対して2.59組が離婚している。2位は北海道2.09組、全国平均1.84組で圧倒的な都道府県1位だ。繁華街近くにある保育園は、続々と風俗嬢やキャバ嬢のシングルマザーたちが子供を預けに来る。20~21時半が保育園のピークとなる。照屋さんは「お客が来るまで」という条件で、取材に応じてくれた。
「正直、疲れています。睡眠時間は毎日3時間くらい。お店は朝5時に終わる。私だけ送迎で帰って、朝起きるのは9時くらい。10時~16時までグループホームで介護職して、保育園で子供を引き取るのは夕方17時以降です。翌日に介護の仕事がないときは朝5時半くらいに迎えに行けて、一緒に過ごせるけど、ダブルワークしているから子供は保育園で過ごす時間が長い。かわいそうだけど、仕方ないです」
グループホームは時給720円。週3~4日出勤しても、月収は6万5000円ほど。週3日平均で本番を売ることで、なんとか月収17万~18万円を確保する。アパート家賃4万円、保育園代4万円の支出が痛い。児童手当1万5000円、母子扶養手当4万円が支給されることで、なんとかギリギリの生活を送る。彼女は童顔でかわいらしい顔だったが、体型はぽっちゃりだった。キャバクラやデリヘルで働けるスペックはなく、5年前からピンサロ勤めである。
「出身は北関東です。16歳のときに家出して沖縄に来ました。親とは縁を切っています。お互い興味がないので、もう8年くらい連絡は取っていません。それに地元には友達はいない、ゼロです。地元に戻ることは一生ないと思う、これからもずっと沖縄で暮らします」
16歳で家出して沖縄移住、親と絶縁、地元に友達はゼロ――とは尋常ではない。いったいなにがあったのか。
「ずっと、イジメられていました。小学校低学年から汚いとか しねとか、全員から言われ続けた。田舎の小学校で1クラスしかなくて、イジメは沖縄に逃げる16歳まで、ずっと。小学生の頃から自分が生まれてこなければよかったって意識があって、どうして私を産んだのって親を憎んだ。だから、人と付き合うのがうまくない。人が怖い。中学校に入ってから誰か友達が欲しいと思っても、同じ小学校だった人たちに邪魔された。悪いウワサを広められた。中学でも友達は全然できなかったし、なにもできなかった。本当に誰とも話さないで16年間を過ごしました」
地元を捨てて沖縄に逃げた
高校進学はしなかった。コンビニで働きながら、30万円を貯めて家を出ようって決めた。コンビニの同僚に「沖縄って楽しそう」と冗談半分で言われ、地元を捨てて沖縄に逃げることを決めた。
「那覇の飲み屋で働くことにして、18歳って年齢をごまかしてキャバクラで働いた。時給2500円くらいだった。求人広告で面接に行って、そのまま事情を話した。年齢がバレないようにバイトをさせてもらって、寮みたいなところに住めた。沖縄は親切な人が多くて、助けてくれる人がいた。1年後にはアパートも借りることができました。18歳になって飲み屋の仕事を減らして、居酒屋とかコンビニとか、エイサーとかいろんなアルバイトを転々として、20歳で最初の結婚しました」
19歳のとき、出会い系サイトで沖縄出身のサラリーマンと知り合った。恋愛関係になって20歳で結婚。安定した生活だったが、26歳のときに旦那が地元に近い北関東に転勤となった。「内地には絶対に戻りたくない」と、離婚している。
「おカネに困るようになったのは、離婚後。ずっといろいろな昼の仕事と、水商売の仕事でダブルワークした。どんなに頑張っても稼げるのは17万~18万円くらい。今と同じくらい。離婚して生活どうしようって不安になって、その頃にヘルパー2級も取りました。学歴がないと仕事がない、介護がいいかなって思って。6年前、スナックに客で来た沖縄の人と付き合った。寂しかったし、一人じゃキツイってことですぐに再婚した。最初はいい人と思ったけど、ふたを開けたらDVとか生活費くれないとか、ギャンブル好きとか借金まみれとか、メチャクチャでした。とんでもない男だった。息子は、その男との子供です」
妊娠したことを男に告げれば、ギャンブルやお酒を控えて普通の生活をしてくれるかと期待したが、なにも変わらなかった。子供が生まれて半年後、離婚した。バツ2となる。
「今のグループホームで介護職しながら、風俗を始めた。最初からピンサロです。太っているのでデリヘルは断られた。子供のためにもバイシュンみたいなことはしたくないけど、仕方ないです。飲み屋ができる年齢じゃないし、それしか生活する手段がありません。介護で社員になるには介護福祉士を持ってないとダメだし、家賃と保育園と生活費でどうしても17万円くらいは稼がないとやっていけない。だからすごく無理してダブルワーク続けています。子供は5歳でまだまだ先は長いけど、ずっと風俗はやるしかないかな」
照屋さんは何度もため息をつきながら、暗い待合室でそう語る。50分間くらい話しただろうか。キャッチが酔客を連れてきた。照屋さんは店員に呼びだされ、酔客の手を引きながら本番する部屋へと消えていく。後ろ姿は疲れ切っていた。
中学生も働く、未成年専門の「抜き屋」
「近くに18歳以下の子供ばかりの抜き屋がありますよ。場所教えましょうか?」
上地氏は、そんなことを言う。白看板のピンサロから歩いて2分ほど、セクシー系の店舗が営業する同じようなビルがあった。空テナントのような白い看板の店が、その未成年専門店のようだった。はやっているのか、キャッチと男性客の出入りは多い。
「あそこは未成年専門の抜き屋、当然、本番もさせている。未成年の中には、中学生もたくさんいますよ。沖縄では18歳以下の子供を雇用するのは、本当に簡単なの。口コミですぐに広がって、沖縄中から働きたいって女の子が集まる。違法店はそもそも地下に潜っているから、子供を雇用するかしないかは経営者の判断。未成年だからって値段が高いわけじゃない、うちと同じ40分1万円だよ。逆に女の子を安くたたいている。リスクある営業ってことで店側の立場が強いわけ」
未成年ばかりの本番ピンサロは、沖縄以外には基本的に存在しない。2000年代半ば以降、全国的に摘発されているからだ。事実上の治外法権となっている松山でも未成年だけは即摘発のリスクがあり、極めて危険な営業だ。ここ数年はヒエラルキー下位の職種である違法ピンサロに未成年が集まっているという。
「シングルやネグレクト家庭が多いから、一部の子供たちはどうしても中学生で自立を迫られる。中学生は普通のアルバイトはできないので、どうしても夜に流れる。10年くらい前まではキャバクラがそういう未成年の働く場所になっていたけど、条例(青少年保護育成条例)が厳しくなって、ちゃんと看板を掲げるキャバクラは未成年を雇用しなくなった。だから違法ピンサロに、どんどん流れるわけ。結局、中学生を雇うところは少ないから集中する。賃金を安くしてもほかに移る店がないし、辞めないから買いたたく」
早くに自立を迫られる貧困世帯の未成年たちは、ピンサロや援デリ(バイシュン組織)、個人バイシュンなどをして、なんとか収入を得る。16歳を超えれば飲食店やコンビニなどの仕事がある。未成年の中でも、特に貧困家庭の中学生が経済的に困っているという。
「キャバクラが昔みたいに未成年を囲えば、バイシュンする未成年は減りますよ。子供はカラダ売るより、キャバクラのほうがまだいい。いろいろな人との会話、接客することが勉強になるわけだし。一度、中学生を雇用しちゃうと、県全体から集まる。一人が働くとその友達に口コミで広がるから読谷の子が多い年もあれば、コザや宜野湾が多かったり、バラバラ。未成年は松山だけじゃなくて、仕事ができる場所と店に集まる」
中学生の娘を売る母親も珍しくない
貧困と格差が蔓延する沖縄の現実は、とんでもないことになっていた。本土で生活するわれわれには信じられない話だったが、上地氏は当たり前のように語っていた。
「10日くらい前、うちで働く母親が娘を連れてきましたよ。中学2年だったかな。“娘がおカネを返さない、働いて返してもらう”って言っていた。もうメチャクチャですよ。未成年を雇うのは簡単だけど、うちはできるだけ長く営業したいから手を出しません」
沖縄は産業と雇用の多くを米軍基地やその周辺のサービス業、観光業などに頼ってきた。民間投資が多くはないため、圧倒的におカネが足りない。いびつな状況は、すぐに繁華街の現実に表れる。違法店舗を摘発しても、経済的に困る女の子たちは別の場所に流れるだけだ。大人の女性はもちろんだが、特に子供たちには、バイシュンしてほしくない。それを止める手段は、今の沖縄のどこにあるのだろうか。
http://toyokeizai.net/articles/-/122821?page=5
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10:777
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2023/08/31 (Thu) 13:41:05
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夢の沖縄移住 成功パターンと多くが失敗する原因
2023.08.31
https://www.thutmosev.com/archives/67430477.html
沖縄には高収入な良い仕事はないので、低収入に適応できるか、ネットなどに収入源を持つ人が成功しやすい
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沖縄移住が人気
2023年の夏は猛暑だったが沖縄の夏は意外にも本土より最高気温は低く、東京大阪九州では連日37度が続いたが那覇の23年8月最高気温は24日の34度で、ほとんどは33度以下でした
代わりに雨が多かったのですが沖縄は本土より暑いはずというのは思い込みで、真夏はむしろ涼しいのです
冬はもちろん暖かくて厳冬期にあたる23年2月の最低気温は15日の14.2度で日中は17.2度まで上昇しました
これほど過ごしやすい気候で目の前には海が広がり、本島は町もあって便利なので沖縄に移住する人も多い
沖縄の人口は約145万人で琉球系が8割以上を占め、本土からの移住者は15%程度で日本本土にも100万人以上琉球系の人が居住しているとされています
近年地方や田舎へ移住するのが人気で、沖縄には本土から年間2万人以上が移住しているという統計があります
平成27年に沖縄に住民票移転した人は2万5千人で沖縄から他県に移転したのも2万5千人と同数、大半の年は転入超過で人口も増えています(22年の人口は初の減少)
一説には移住者の8割が出て行くと言われているので、移住者の中で本当に沖縄に定住するのは年5千人以下だと考えられます
逆に沖縄から他県に移住して沖縄に戻る人も居るはずなので、Uターン組によって本当の人口移動が分かりにくくなっています
芸能人で沖縄に移住する人が多かったが彼らは東京に拠点があって仕事をしている筈で、本当の意味の移住とは違います
月に10日とか20日とか、行きたいときだけ沖縄に行き、行きたくなれば東京の家に居るわけで、別荘とか別宅に近いです
同じように会社経営とか高収入のクリエイターの移住も、本土を仕事の拠点に、沖縄には遊びに行くわけで例外といえます
そうではなく自宅も仕事も含めて丸ごと沖縄に移住する人の中には、うまく行かずに出て行く人が多い
失敗する理由の多くは経済的なことで、沖縄に行けば仕事はあると考えて先に移住だけしてしまう人が居る
沖縄は本土と繋がっていないので観光と基地しか産業はなく、工場の派遣とかビル掃除とか駐車場整理などはありません
農業もないし米軍基地の仕事は(出て行けと言っているくせに)沖縄県人の既得権益になっていてよそ者は入れません
ハローワークや求人サイトには仕事があるが本土より低収入なので、本土で食いっぱぐれる人は収入がさらに下がります
現実に適応できるかどうかが分かれ目
沖縄の失業率は全国でも高く賃金水準は最低で物価は本土並みなので、住んでから仕事を見つけようとしても月収10万円程度の仕事しか見つかりません
それでは生活費が赤字なので楽しい沖縄生活どころか働いて最低限の暮らしをするだけで、預貯金が尽きて借金が増えたところで本土に撤退します
沖縄への移住で成功しているのは芸能人のように沖縄に収入を依存せず、本土で金を稼いでいる人か安定収入を確保している人です
今はネット上で完結する仕事があったり定期的に東京に出向けば良い仕事も多いので、そうした人たちが多い
収入を沖縄に依存すると仕事上の対人関係で問題が起きやすくなり、本土より選択の余地が無いので逃げ場もない
田舎や地方全般に言えるが自分にあった仕事など田舎には無いし、あったとしたら良い仕事は地元の人が独占する
仮に良い仕事があったらその仕事は地元の人が争奪戦を展開するはずで、役場の職員とか郵便局員とかは生まれたときから誰がなるかで競争しています
田舎の人はよそから移住してきた人に「良い仕事」を譲ったりしないし、かりに移住者に良い仕事を取られたら深刻な対立を招くでしょう
よそに仕事を持っていてお金を稼いでいる人は、受け入れないまでも対立関係になり難いので移住が成功しやすいとみられます
沖縄で仕事をして収入を得ている人はだいたい沖縄の悪い印象を話すが、仕事自体が良い仕事ではないので、どうしても悪い印象しか受けないでしょう
長続きする人は、最初は沖縄に特別な思いなどは無いが、なんとなく住み着いて適応している人が多い
逆に沖縄への思い入れが強すぎて理想に燃えているような人は、うまく行かないと挫折する事が多いという
沖縄に限らず地方や田舎への移住には、しっかりした収入を持っている人か、逆に仕事がなくても低収入でやっていける人が長続きしているようです
移住には家と職探しが重要ですが沖縄は人気観光地なので意外に家賃や地価が高く、良い物件は本土並みかもっと高いと思った方が良い
働き方としては地元企業に就職するのが一般的だがほぼ低収入、インストラクターなど自分の能力を生かした仕事、店やゲストハウスを開業、今までの仕事をリモートワークなどで続けるのほぼ4通りです
沖縄人口の8割は古くから居住している人の子孫なので独自のコミュニティがあり、移住者が抵抗を受けずにその中に入れることは少ないでしょう
沖縄の日常
https://www.youtube.com/watch?v=lUeuaTlFnDU
https://www.thutmosev.com/archives/67430477.html