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チョン・キョンファ(1948年3月26日 - )ヴァイオリニスト

1:777 :

2022/06/13 (Mon) 11:45:19


チョン・キョンファ(鄭 京和、Kyung-Wha Chung、1948年3月26日 - )


Sibelius Violin Concerto Kyung-Wha Chung London Symphony Orchestra André Previn

https://www.youtube.com/watch?v=56vWmZ1Z6GM&feature=emb_title
https://www.youtube.com/watch?v=V5M0lLVR1Fo&feature=emb_title

Kyung Wha Chung
London Symphony Orchestra
André Previn
Recorded June 1-3, 1970 Kingsway Hall, London



Sibelius: Violin Concerto: Kuyng-Wha Chung, Mácal/Orchestre National de L'ORTF, 1973 live repaired
https://www.youtube.com/watch?v=gCBAhJIMQp4&feature=emb_title

Kuyng-Wha Chung
Zdeněk Mácal
Orchestre National de L'ORTF
1973 live repaired



Kyung Wha Chung live Sibelius concerto

04-02-1982 Edinburgh
https://www.youtube.com/watch?v=eNsLF_sdO8c

Simon Rattle
Philharmonia Orchestra


▲△▽▼
▲△▽▼


女性にたいする先入観を覆して成功したヴァイオリニスト(チョン・キョンファの場合)

ビジネスの世界でも、もしかしたら

まだまだ女性への偏見とか先入観があり、

女性が成功する場や機会を奪う傾向が

あるのかもしれません。


このブログでもすでに、クララ・シューマン や

ファニー・メンデルスゾーン のことを取り上げ、

19世紀のヨーロッパで、女性が音楽家として

やっていくのが、いかに難しかったかを

ご紹介しました。


21世紀の現在、女性の社会的地位は

向上しているかのように見えますが、

結婚、出産ということが絡んでくると、

どうしても問題が出てくるようです。


また、性差へ対する謂れのない

偏見とか先入観も、まだまだ

どこか残っているのかもしれません。


今から30年も40年も前なら、

そういう風潮はもっと激しかったでしょう。


しかも、アジア人としてアメリカ合衆国で

成功を収めようとすると、

さらにいろいろな問題や障害があったでしょう。


今回は韓国出身の女性のヴァイオリニスト、

チョン・キョンファを取り上げます。


音楽一家に生まれ、兄弟はいずれも

優秀な音楽家として世界的に有名です。


韓国で生まれ育ち、最初のレッスンも

初舞台もソウルでしたが、韓国では

十分な音楽教育はできないだろう、

と思った両親は、思い切ってアメリカへ

子供たちをつれて移り住みます。


教育に熱心で、しかも外国を目指す

韓国の底力を感じさせます。


当時、キョンファは13歳でした。


ヴァイオリン教師として有名な

アイヴァン・ガラミアン に師事します。


ガラミアン は確かに優れた教師でしたが、

女性に対してはちょっとした偏見というか、

まぁ、先入観がありました。


結局、女は結婚すると仕事はできなくなる、

最初からそうとわかっているのなら、

なぜ女の子に手間ひまかけてレッスンなんぞ

してやらねばならないのだろうか?!


ガラミアン のレッスンは厳しいものでした。


男女を問わず、どにかく厳しかったようです。


しかし、キョンファにとって、先生の厳しい

レッスンが、むしろちょうどよかったらしく、

めきめき腕をあげていきました。


それどころか、ガラミアン の厳粛なレッスンは

彼女に合っていたともいえるほど、彼女は

文句も言わず、どんどん伸びていったのです。


それは、もしかしたら、思春期中の女の子が

ニューヨークに来て間もなく持たざるを得なかった

劣等感を克服するための努力そのものだった

のかもしれません。


韓国では神童扱いされ、ちやほやされても、

世界の中心地ともいえるニューヨークに来れば、

キョンファくらいの、あるいはそれ以上の才能を

持った若者はうじゃうじゃいるわけで、たいして

話題にもなりません。


おまけに言葉のハンディーもあり、なかなか

思うように自己表現もできなかったのです。


となると、多感なティーンエイジャーの心の拠り所は

ヴァイオリンだけとなったのでしょう。


キョンファがあまりに熱心に練習するので、

両親は娘の健康のことに気遣っていたそうです。


さて、キョンファの努力は次第に実を結びます。


チャイコフスキーコンクールに出場

できるほどにまでなりますが、

政治的な背景があり、出場はできませんでした。


韓国は『冷戦時代』には国民はいわゆる『東側』、

『共産圏』の国には入国できなかったのです。


それで、別のもう一つのコンクールに出場

することになりました。


ここでまた問題が持ち上がります。


ガラミアン 先生のもとで勉強していた

ピンカス・ズカーマン がそのコンクールに

出場することになっていたからです。


ガラミアンは、女性は結婚すれば音楽家をやめて、

ただの女に成り下がると思っていたわけだし、

愛弟子のピンカス・ズカーマン のほうを

やはりひいきしていたのだろうし、

有名なヴァイオリニスト、アイザック・スターン も

ズカーマン を支持していたこともあって、

キョンファにとって不利なように見えました。


しかし、開けて見なければわからないのが

コンクールの結果です。


両者は互角に戦います。


ということで、コンクールの審査員である

アイザック・スターン は、両者にもう一度

演奏してもらって『優劣』をつけてもらう

ように提案しますが…


結局、二人は『優劣』つけがたいということで、

コンクール始まって以来、初めて、第1位が

二人の参加者に与えられることになったのです!


それがキョンファの国際的な活動のきっかけと

なります。


ガラミアン の元を離れ、ヴァイオリニストの

ヨーゼフ・シゲティの元でさらに研鑽を積み、

ますます芸に磨きをかけます。


とにかく、うまくなりたい一心で練習に

練習を重ねたのでしょう。


成功しないほうがおかしいほどです。


世界的に評価されている指揮者や

器楽奏者たちからも望まれて、共演する

機会を与えられ、それによって、さらに

成長する…


ニューヨークのジュリアード音楽院の恩師、

ガラミアン は、女性としてそのまま仕事を続け、

成功を収め続けるには、結婚をしないこと、

子供を持たないこと、などと主張していた

らしいのですが、キョンファは、結婚もし、

子供も持ち、それでもヴァイオリニストとしての

キャリアはそのまま維持し、ずっと成功を

収め続けています。


すごいことです!


異国の地で、言葉もままならず、劣等感も

持たざるを得ない状況下にあったかもしれないのに、

それにもめげず、また教師の先入観にもめげず、

国際的な評価と名声を得たキョンファの生き方と

その力強い音楽作りは、僕たちに勇気と希望を

与えてくれるのではないでしょうか。


あ な た も 何か周囲の偏見とか先入観とかに

悩まされてはいませんか?


そういう時、ヴァイオリニストのチョン・キョンファの

半生が、あ な た を 奮い立たせ、何らかのヒントを

与えてくれるかもしれませんよ。


あ な た の ご成功を心からお祈りします。
https://ameblo.jp/denis-jr/entry-10881198273.html


▲△▽▼


チョン・キョンファのブラームス 2019年10月07日


シンフォニーホールで、チョン・キョンファのヴァイオリンリサイタルに行ってきた。

5月には買っていたので、遠すぎず近すぎずで一般的には最高クラスの席。個人的にはもっと前でも構わないが。

ただ、意外と空席が多い。シンフォニーホールはこういうのばっかだ。東京ではサントリーホールでやるらしいのに、ロケーションが悪いのか。
梅田や大阪駅から私は歩いていくのだが、これは変人な感じだし、タクシーだとセレブすぎて大げさだし。

この人は高名で、特に日本では宇野功芳氏の推しが強く、カリスマと目されている。

うちにも、シベリウス・チャイコフスキー・ブルッフ・ベートーヴェンのコンチェルトはディスクがあるし、ショルティ・シカゴとのライブLDでのメンデルスゾーンなんていうものもある。
1998年の伝説サントリーホールライブCDというのも、2作のうち1つを持っている。

ただ、ヴァイオリンはあまり得意ではなかったというか、良し悪しを判定できるレヴェルにない。ストラディバリウスと違う楽器の違いも言い当てられないだろう(もっとも、テレビ番組でみていると、ブラインドにするとプロでも難しいようだ)。
ここ数年、ヤンセンとか、特にコパチンスカヤのライブが凄かったりとか、ヴァイオリンに関心が深まってきた。

さて、当日は、さすがの集中力で、ブラームスの田園的な穏やかさ、渋み、ソナタ3番の孤独や諦観などが流れ出す。
ほんとうに品位の高いブラームス晩年を聴いていると、カルロス・クライバー晩年の、ベルリンフィルとのブラームス4番をホールで聴くとこんな雰囲気だったかなと、ファンとしては最高クラスの妄想をする。
仕事の都合をつけて早退した甲斐があった。よりによって早くから会議で、コーヒーで眠気をとばしつつだが。

チョン・キョンファの年齢的にも、ブラームスが似合う感じだ。
デュメイとピリスのアルバムで予習していて、これもよい演奏なので、仰天したということもないが。
ただ美しかった。

とてもよい人で、日本も好きなようで、客席とコミュニケーションを取りつつで進む。
サイン会もあるということで、1時間もあれば十分お会いできたのだが、一人で行っていることもあり、翌日も仕事なので退散。残念だがそこは目的ではないので。。

カリスマというにはフレンドリーすぎて、いまの真価を聴くならスタジオ録音なのかもしれない。
バッハの無伴奏をハイレゾで買って聴いているところ。
ヴァイオリンソナタぐらいなら、いまのうちのオーディオの水準なら、コンサートとそこまでは違わない。

でも、来年も来てくれるなら、また仕事を早退してでも行きますよ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1973237463
2:777 :

2022/06/13 (Mon) 14:48:16


925名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/26(土) 23:05:13.04ID:OQupK/ZV>>926
こんな事言うと叩かれるに決まってるが、キョンチョンファの独身時代の演奏は凄かった。
結婚して暫くするとなんだか普通になっちゃった。
女性は男を知る前と後で音が違うんだろうか。
デュプレみたいにニンフォマニアで凄い音の女性もいるから、考え過ぎだとも思うけど。

926名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/27(日) 00:10:06.66ID:w2M7Z/V0>>928
>>925
チョンはなあ、デュトワの愛人で、アルゲリッチにばれてデュトワとの結婚生活が破綻してしまったんだよ。
彼女のバイオリン演奏は、どんな曲でも火病を感じる押し出しが強いような、演奏だったよ。
全部同じように聞こえた。

927名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/27(日) 04:42:03.19ID:EB7kgWnc>>928
キョンチョンファは宇野功芳が大騒ぎして有名になっただけだよ。
線が細すぎて、神経質過ぎて、真面目過ぎて聴く気にならない
ムターの方が遥かにいいよ:

Kyung Wha Chung plays Brahms violin concerto (1996)
https://www.youtube.com/watch?v=UtnaJ2ZkN60

Kyung-Wha Chung plays Brahms violin concerto with Andre Previn and Kölner Rundfunksinfonie Orchester.
The performance took place in Köln in December 1996.

Brahms: Violin Concerto (Anne-Sophie Mutter – Karajan)
https://www.youtube.com/watch?v=NTaNqM1HCeU

Anne-Sophie Mutter – Solo Violin
Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra

Brahms: Violin Concerto in D Major, Op. 77 - I. Allegro non troppo (Cadenza by Joseph Joachim)
https://www.youtube.com/watch?v=9eqqQidnp58

Anne-Sophie Mutter · New York Philharmonic Orchestra · Kurt Masur

928名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/27(日) 05:06:56.32ID:RB7Gsigl>>930
>>927
チョンは線が太いと思うがなー
>>926
火病っぽいのがまた良いんだがなー

彼女の昔の何枚かの協奏曲は今でも時々聴きたくなる。

929名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/27(日) 06:06:47.42ID:e8XRoMkx
>>920 ID:g8fg6o9t
>何百万円もする B&W……原音再生~~

いまどき原音再生~~pppppッ

930名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/27(日) 07:07:01.63ID:EB7kgWnc>>937>>953>>954
>>928
線が細いというより、ゆとり や おおらかさが全然無いんだな。
キョンチョンファは典型的な発展途上国の演奏家なんだ。
真剣で真面目なのはいいけど色っぽさや艶やかさが薬にしたくても無い。

欧米の女流奏者は音楽がどうこう言う以前に、音自体がエロイんだ:

brahms Violin Concerto, de Vito & Schwarz (1953) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eoTFpWGBjtc

Gioconda de Vito (1907-1994), Violin
Rudolf Schwarz, (1905-1994), Conductor
Philharmonia Orchestra
Rec. 25, 27 February & 2, 5 March 1953, at Kingsway Hall, in London


Brahms - Violin Concerto + Sonata n°3 / Presentation + New Mastering (Cent. rec. : Ginette Neveu)
https://www.youtube.com/watch?v=R6JGv4QVGr4

Violon : Ginette Neveu
NWDR Sinfonie-Orchester
Direction : Hans Schmidt-Isserstedt
Enregistrement Live, le 3 mai 1948
3:777 :

2022/07/20 (Wed) 15:37:01

あげ6
4:777 :

2023/09/02 (Sat) 05:58:08

チョン・キョンファ 『チョン・キョンファ/コンプリート・デッカ・レコーディングス(オリジナル・ジャケット・コレクション)』
https://www.universal-music.co.jp/p/478-7611/

曲目

[CD]
1

チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ~ アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団

[CD]
1

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番、スコットランド幻想曲 ~ ルドルフ・ケンペ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

[CD]
1

ウォルトン&ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ~ アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団

[CD]
1

J.S.バッハ:パルティータ 第2番 BWV1004、ソナタ第3番 BWV1005

[CD]
1

サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番/ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番 ~ ローレンス・フォスター指揮、ロンドン交響楽団

[CD]
1

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番 ~ アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団

[CD]
1

バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ~ ゲオルク・ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

[CD]
1

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ~ ゲオルク・ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

[CD]
1

ショーソン:詩曲/サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ / ハバネラ / ラヴェル:ツィガーヌ(管弦楽伴奏版) ~ シャルル・デュトワ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

[CD]
1

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ~ キリル・コンドラシン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

[CD]
1

フランク&ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ ~ ラドゥ・ルプー(ピアノ)

[CD]
1

ラロ:スペイン交響曲/サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲 ~ シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団

[CD]
1

チャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ~ シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団

[CD]
1

ベルク:ヴァイオリン協奏曲/バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ~ ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団

[CD]
1

“コン・アモーレ”(ヴァイオリン名曲集)クライスラー:ラ・ヒターナ、愛の悲しみ/ボルディーニ:踊る人形(クライスラー編)/エルガー:愛の挨拶、気まぐれ女/クライスラー:プレリュードとアレグロ/ノヴァーチェク:モート・ペルペトゥオ/ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ/ショパン(ミルシュテイン編):ノクターン 第20番/ヴィエニャフスキ(クライスラー編):奇想曲 イ短調/ゴセック(マイヤー編):ガヴォット/クライスラー:愛の喜び/シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード/サン・サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリース/ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集 第1番 ~ フィリップ・モル(ピアノ)

[CD]
1

ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番、第1番 ~ チョン・トリオ

[CD]
1

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番/ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ~ チョン・トリオ

[CD]
1

R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタ Op.18/レスピーギ:ヴァイオリンソナタ ロ短調 ~ クリスティアン・ツェメルマン(ピアノ)

[CD]
1

ベートーヴェン:三重協奏曲 Op.56、ロマンス 第1番、第2番、フルートとファゴットとチェンバロと管弦楽のためのロマンツェ・カンタービレ Hess 13 ~ チョン・ミュンファ(ヴィオラ)、パトリック・ガロワ(フルート)、パスカル・ガロワ(Fgt)、チョン・ミュンフン(ピアノ、指揮)、フィルハーモニー管弦楽団

[DVD]
1

メンデルスゾーン:交響曲 第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 Op.64 ~ ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団
https://www.universal-music.co.jp/p/478-7611/

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