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マルセル・カミュ『黒いオルフェ Orfeu Negro』1959年

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2022/05/25 (Wed) 16:05:48

マルセル・カミュ『黒いオルフェ Orfeu Negro』1959年

監督 マルセル・カミュ
脚本 マルセル・カミュ ジャック・ヴィオ(フランス語版)
原作 ヴィニシウス・ヂ・モライス
製作 サッシャ・ゴルディーヌ(フランス語版)
音楽 アントニオ・カルロス・ジョビン ルイス・ボンファ(ポルトガル語版)
撮影 ジャン・ブルゴワン(フランス語版)
公開 1959年6月12日

動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398721
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398652
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398326
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398220
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398110


『黒いオルフェ』(ポルトガル語: Orfeu Negro、英語: Black Orpheus)は、1959年のフランス・ブラジル・イタリアの恋愛映画。監督はマルセル・カミュ、出演はブレノ・メロ(ポルトガル語版)とマルペッサ・ドーン(フランス語版)など。

第12回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール、第32回アカデミー賞では外国語映画賞を受賞した。フランス語版とポルトガル語版の2通りがある。

ヴィニシウス・ヂ・モライスによる1956年の戯曲『オルフェウ・ダ・コンセイサゥン』を映画化したもので、ギリシア神話のオルペウス(オルフェ)とエウリュディケ(ユーリディス)の物語の舞台を、カーニバルで盛り上がる公開当時のブラジル、リオデジャネイロに移している。当時は観光名所だったファヴェーラが主な舞台となっている。

アントニオ・カルロス・ジョビン作曲のサウンドトラックにはルイス・ボンファ(ポルトガル語版)による「カーニバルの朝」(「黒いオルフェ」と呼ばれることも多い)をはじめとしたボサノヴァの曲が含まれている。

またサンバ歌手・作曲家として知られるカルトーラがワンシーンだけ出演、また撮影時には妻のジカともども雑用として雇われたことで知られる。

映画の試写会に招かれたヴィニシウス・ヂ・モライスは、「これは自分の作品でない」と強く否定していた。

また、1999年、ブラジルの映画監督であるカルロス・ヂエギス(ポルトガル語版)により『オルフェ』として再び製作された。なおヂエギス自身は、本作品のリメイクと言われることを強く否定し、まったく新しい作品として仕上げたとコメントしている。またヂエギス作品の音楽を担当したミュージシャンのカエターノ・ヴェローゾも「黒いオルフェは、単純な悲恋物語に終始して、ヴィニシウス原作にあったブラジルやファヴェーラの本質を描いていない、したがってブラジル人はまったく評価していない」などと述べている。


ストーリー

謎の男(死神)から逃れるため田舎から出てきた娘がカーニバル前日のリオ・デ・ジャネイロへ着く。彼女を乗せた市電の運転手であるオルフェは子供たちから慕われ、女からもモテモテの歌とギターの名手である。ミラという恋人がいて、役所に手続きに行くと、婚姻係に名前をオルフェというと妻はユーリディスだねといわれ、怪訝な顔をするとギリシャ神話だと言われる。指輪の前に質屋から「オルフェは私の主人」と書いてあるギターを出す。子供たちには「古いギターで、今の主人が僕というだけ」という。娘ユーリディスはいとこのセラフィナを訪ねる。ベネディットという男の子にお守りを渡され、大事にするというと「僕が死んでも?」と不吉なことをいわれる。

オルフェはセラフィナの隣家に住んでいて、ユーリディスと再会して彼女と恋に落ちてしまう。

夜のリハーサルで、二人は独占欲の強い「昼の女王」ミラの目をかいくぐり、愛を語らうが、ユーリディスを追う死神の衣装を纏う謎の男が現れ、彼女を脅し、オルフェが助けにくると「女は預ける、俺は急がない」といって去る。最初は別々にすごしていたが、ユーリディスが誘い、愛を交わした夜が明ける。

祭りの当日、「夜の女王」セラフィナの計らいで衣装で顔を隠したユーリディスはオルフェと「バビロン組」で踊るが、お守りが落ちて割れる。嫉妬に狂い、殺してやるというミラに見つかり、掴みかかられ逃亡するが、姿を現した死を司る仮面の男にも追われる。オルフェの上司から待っていろといわれた市電の車庫に向かうが、死神に追いつめられる。高圧線に手を掛けたユーリディスは助けにきたオルフェがスイッチを入れたために感電死してしまう。意識が戻り、悲嘆に暮れたオルフェは彼女は生きていると彷徨い歩き、祈祷所でユーリディスの「振り返らないで」という声を聞いたが、振り返った瞬間、全ては偽りであったことに気づいてしまう。

夜が明け、死体安置所から彼女の亡骸を抱えて戻ったオルフェを待っていたのは怒り狂ったミラだった。家には火をつけられ、二人の姿を見つけたミラが投げつけた石が頭に当たったオルフェは、ユーリディスの遺体と共に崖から落ちてしまう。出会ってからわずか3日目の朝、二人は死によって結ばれた。そして、オルフェのギターは新たな主人をみつけるのだった。

製作背景
ブラジルを舞台にし、出演者たちは演技未経験者ばかりという挑戦的な映画だった。なかなか配給会社がみつからず、その間、フランスの監督の自宅に出演候補者たちをあつめて、何か月もリハーサルが繰り返された。

映画中で描かれるリオのカーニバルは、実際のものではなく、エキストラたちが演じたもの。


キャスト
※括弧内は日本語吹替(テレビ版、初回放送1973年10月5日 フジテレビ)

オルフェ:ブレノ・メロ(ポルトガル語版)[1](田中信夫)
ユーリディス:マルペッサ・ドーン(フランス語版)(麻上洋子)
エルネスト:マルセル・カミュ
ファウスト:ファウスト・グエルゾーニ
ミラ:ルールデス・デ・オリベイラ(加藤みどり)
セラフィナ:レア・ガルシア(ポルトガル語版)
死神:アデマール・ダ・シルバ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7
2:777 :

2022/05/25 (Wed) 16:32:03

黒いオルフェ(1959) ORFEU NEGRO, BLACK ORPHEUS
監督: マルセル・カミュ
音楽: アントニオ・カルロス・ジョビン, ルイス・ボンファ
出演: ブレノ・メロ, マルベッサ・ドーン, ルールデス・デ・オリヴェイラ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398721
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398652
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398326
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398220
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10398110


 オルフェウス伝説を描いたレリーフをぶち破って響く、圧倒的音量のサンバにたまげて、即、この素晴らしい音楽劇の虜となってしまった。ひとまずそれが収まって、流れるタイトル・ソングがまた美しい。そのジョビンのボサノヴァを世界に知らしめた映画でもある本作は、ギリシア神話のオルフェとユーリディスの挿話に基づき、ブラジルの詩人ヴィニシウス・デ・モライスが書き下ろした物語を映画化したもので、カルナヴァルに沸くリオを踊り手たちの視点からいきいきと描いて、その地を旅した、いや、それ以上の感慨--彼らと共に唄い踊る夢み心地--に浸らせてくれる。

 カルナヴァル見物に田舎から従姉セラフィナを訪ねた美少女ユーリディスは、彼女を乗せた市電の運転手オルフェと、祭りのリハーサルで再会。子供たちから“太陽”と慕われるオルフェには、派手好きなグラマーの婚約者ミラがいたが、ユーリディスの清純な美しさにすっかり参ってしまう。その夜、彼女を従姉宅に送ったオルフェだったが、恋人の水兵シコと睦み合うセラフィナにすっかりあてられて、ユーリディスを抱き寄せると、彼女はそれを待ち受けていたかのように唇をくれた。そして、愛しあって迎えた朝、彼は自作曲をギターで弾き語る(ルイス・ボンファによる『カルナヴァルの朝』)。と、どうだろう、子供たちに約束した通り、その音と共に朝日が上がった。

祭は本番。ユーリディスも従姉の好意で、彼女の衣装を着て、ミラの目をごまかしオルフェと共に踊るが、やがてバレてしまい争いが起きる。泣いてその場を逃げ出したユーリディスは、自分に影のようにつきまとっていた死神の装束の男に追い込まれ、事故死。翌朝、その亡骸を抱きかかえ、彼女と恋を語らった高台に来たオルフェは嫉妬に狂ったミラの投げた石を頭に受け、そこから墜落死してしまう。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6622


異民族の混在国家アングロ・アメリカなどでなく混血国家ラテン・アメリカのブラジルの驚異的な生命力が漲っている。『オルフェオとエウリディーチェ』なるギリシア神話のプロトタイプを損ねるどころか映像美と相俟って鮮烈な息吹を与えている。そして何よりも音楽。「ボサ・ノヴァ」の神々たるトム・ジョビン、ヴィニシウス・ヂ・モライスという名を目にするだけで胸が熱くなる。

そしてギタリストの鑑ともいえるルイス・ボンファの大ヒット曲「カーニヴァルの朝」。理屈ぬきで南米の民衆の底力を思い知らされる。

差別的用語も差別的に響かないところが本作の名作の名作たる所以でもあろう。人種などを超えて「ブラジルを心底愛する人間」にとって「リオのカーニヴァル」で踊り狂って しねれば本望なのだ。毎年のように死者が出るのも頷ける。それがよく判るような気にさせてくれる。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6622
3:777 :

2022/05/25 (Wed) 16:33:57

ルイス・ボンファ 『カーニバルの朝』

Luiz Bonfa MANHA DE CARNAVAL
https://www.youtube.com/watch?v=qr12M8Ua_iA&feature=emb_title

Perry Como and Luiz Bonfa - Manha de Carnaval
https://www.youtube.com/watch?v=VZCpLplIx1I


from the film "Black Orpheus"
Music by Luiz Bonfa and lyrics by Antonio Mariz, 1960
English lyrics by George Weiss, Hugo Peretti and Luigi Creatore ( Hugo & Luigi )



Carnival
I’ll sing to the sun in the sky,
I’ll sing ‘till the sun rises high,
Carnival time is here,
Magical time of year,
And as the time draws near,
Dreams lift my heart!

I’ll sing as I play my guitar,
I’ll cling to a dream from afar,
Will love come my way,
This Carnival day,
And stay . . . here in my heart?

< instrumental bridge >

I’ll sing as I play my guitar,
I’ll cling to my dream from afar,
Will love come my way,
This Carnival day,
And stay here in my heart?

Will true love come my way,
On this Carnival day,
Or will I be alone with my dream?

~ from the film "Black Orpheus"
Music by Luiz Bonfa and lyrics by Antonio Mariz, 1960
English lyrics by George Weiss, Hugo Peretti and Luigi Creatore ( Hugo & Luigi )
http://www.kokomo.ca/pop_standards/carnival_lyrics.htm


▲△▽▼


MANHA DE CARNAVAL | Luiz Bonfá- Antonio Maria


Manhã tão bonita Manhã
Na vida uma nova canção
Cantando só teus olhos teu riso e tuas mãos
Pois há de haver um dia em que veras


Das cordas do meu violão
que só teu amor procurou
Vem uma voz falar dos beijos perdidos nos lóbios teus


Canta o meu coração alegria voltou,tão feliz a manhã desde amor


朝よ、こんなにも美しい朝よ
この世に新しい歌が生まれる
あなたの瞳を、その微笑みを
その手を歌うためだけ の歌が


そして、新しい日の光が訪れ
あなたと出会う一日が始まる


あなたの愛を探そうと爪弾く
僕のギターの調べのなかから
口づけを語る言葉が聞こえて
あなたの唇へと消えるだろう


僕の心は歌う、甦った喜びを
この愛に包まれた至福の朝を

http://shinagawa-lunch.blog.so-net.ne.jp/2010-12-05-13
4:777 :

2022/05/25 (Wed) 16:35:34

シャンソン版 『カーニバルの朝』


La chanson d'Orphée Christelle Ciari
https://www.youtube.com/watch?v=qzdyoOA60dQ
https://www.youtube.com/watch?v=wepHlFib1Mo

5:777 :

2022/05/25 (Wed) 16:36:26

ダニエル リカーリ

Danielle Licari - Orfeu Negro
https://www.youtube.com/watch?v=LD1zjqn5UiM&list=PLE32EF3EA5D6D8849
6:777 :

2022/05/25 (Wed) 16:38:50

Dalida - La chanson d'Orphée (1959)
https://www.youtube.com/watch?v=DBMxLZ2ReGU&feature=emb_title
https://www.youtube.com/watch?v=80_JSN-NpVI&feature=emb_title
https://www.youtube.com/watch?v=YnuyFL11Bj8


Dalida - La chanson d'Orphée.(live)
https://www.youtube.com/watch?v=7A1Hfl--TSw


▲△▽▼

Auteurs - Compositeurs:
- Antonio Araujo De Moraes
- Luiz Bonfa


Paroles
======

La, la, la, la, la, la, la, la, la...

Le ciel a choisi mon pays
Pour faire un nouveau paradis
Au loin des tourments
Danse un éternel printemps
Pour les amants

Chante chante mon cœur
La chanson du matin
Dans la joie de la vie qui revient

Matin fait lever le soleil
Matin à l'instant du réveil
Mais dans le cœur battant
De celui que j'attends
Un doux rayon d'amour
Beau comme le jour

Chante chante mon cœur
Dans la splendeur du jour
Fait lever le soleil de l'amour

La, la, la, la, la, la, la, la, la...


▲△▽▼




ダリダ(Dalida、1933年1月17日 - 1987年5月3日)は、エジプト出身のイタリア系フランス人歌手。

家族はイタリアからの移民としてエジプトに住んでおり、そのため彼女はエジプトの首都カイロに生まれた。幼少期はエジプトで暮らしていたが、その後はフランスに帰化しフランスに住んでいた。本名は Iolanda Cristina Gigliotti (ヨランダ・クリスティーナ・ジリョッティ)で兄と弟がいる。彼女は1954年度の「ミス・エジプト」に選ばれたほどの美貌を持ち、1956年から歌手活動を開始した。歌手・女優の仕事は、基本的にはフランス語で行っていたが、イタリア語、アラビア語、英語、スペイン語そしてドイツ語でも行っていた。

バルビツールを服用し1987年5月2日夜自殺をはかり、翌3日に死亡した。彼女の墓はパリのモンマルトル墓地にある。

彼女は全世界で1億4,000万以上のレコード(ディスク)を売り上げた。

なお、「18才の彼(Il venait d'avoir 18 ans)」は彼女自身が日本語でカバーしたバージョンもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%80

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