777投稿集 5310947


中田秀夫『リング(東宝 1998年)』

1:777 :

2022/05/22 (Sun) 13:42:19

中田秀夫『リング(東宝 1998年)』

動画
https://archive.org/details/ring.-1998.-blu-ray.-720p.x-264-my-si-lu

監督:中田秀夫
原作:鈴木光司
脚本:高橋洋
音楽:川井憲次
主題歌:HIIH 「feels like “HEAVEN”」
撮影:林淳一郎
「リング」「らせん」製作委員会メンバー:角川書店、ポニーキャニオン、東宝、IMAGICA、アスミック、オメガ・プロジェクト


1998年1月31日公開。中田秀夫が監督で映画化。続編『らせん』と同時進行で製作され、デュアル・ホラームービーと銘打った同時上映が行われた。同時上映の『らせん』を監督した飯田譲治が原作の意向を尊重することを心がけ、恐怖映画としての要素が薄い作風を意図していたのに対し[51]、本作を監督した中田は原作の主要な要素であったミステリ要素を敢えて省略しつつ、観客を怖がらせることに徹した作風を採っている[52]。

山村貞子は物語の終盤において、長髪を振り乱して井戸から這い出し、クネクネと動きながら高山竜司に襲いかかる異形の化け物としてスクリーンに登場する。この場面は特に恐ろしげに描かれ、映画公開当時には観客席から男性の悲鳴も上がった[53]。この映画版の貞子は当時を、ひいては映画史を代表する登場人物として評価されることになる[54][21]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0_(%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%85%89%E5%8F%B8%E3%81%AE%E5%B0%8F%E8%AA%AC)#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%A0%E7%94%BB

『リング』は、1998年1月31日に公開された、日本のホラー映画。
見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司の同名小説『リング』を原作とする映画作品。監督は中田秀夫。 配給収入10億円を記録[2]するヒット作品となり、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった[3][4][5]。


本作は原作小説の内容に準じた続編『らせん』と同時進行で製作され、「デュアル・ホラームービー」と銘打っての同時上映が行われた。映画はヒット作となり1999年には、原作に準じていた『らせん』とは異なったパラレルワールド的な展開を描く映画オリジナルの続編『リング2』も公開され、2000年には原作のエピソードを踏まえつつも映画独自の設定を盛り込んだ第3作『リング0 バースデイ』が公開された。

日本国外では映画版の内容を基にしたリメイク映画も製作されており、1999年には日韓合作による韓国映画『リング・ウィルス』が、2002年にはドリームワークスによるアメリカ映画『ザ・リング』が公開された。


ストーリー

某テレビ局のディレクターである浅川玲子は、都市伝説にまつわる取材の中で、見た者を1週間後に死に至らしめる「呪いのビデオ」に関わったと噂される男女が、数日前に奇怪な死を遂げた自分の姪、大石智子と同日の同時刻に死亡していることに気づく。

調査を進めた玲子は、同時に死んだ智子たち4人の間には交友関係があり、彼らが1週間前に伊豆の貸し別荘「伊豆パシフィックランド」に宿泊していたこと、そしてその際に撮影されたフィルム写真上の4人の顔が不気味に歪んでいることに着目する。彼らの死の謎を突きとめようとして問題の貸し別荘を訪れた玲子は、そこで貸出されていた不審なビデオの映像を見てしまい、直後に不気味な無言電話を受け取る。これを境に、玲子自身の写真もまた死んだ4人と同様に歪んだ顔で写るようになってしまう。

これが本物の「呪いのビデオ」であることを悟った玲子は、離婚した元夫で超能力者である高山竜司に相談を持ちかける。竜司は自分もビデオの映像を実際に確認して内容を調べ、映像に写っていた新聞記事から、これが過去に伊豆大島の噴火を予知したとされる超能力者・山村志津子に関連したものであることを突きとめる。竜司は伊豆大島へと出立するが、そんな中、玲子と竜司の間の子供である陽一までもがビデオを見てしまう。

玲子は竜司を追って伊豆大島へと向かい、宿泊先で志津子の従兄弟である老人、山村敬と出会うが、詳しい話を聞こうとして拒まれる。竜司が超能力を用いて聞き出そうとした際、玲子はそれに巻き込まれて過去の光景を幻視し、志津子の娘である山村貞子には念じるだけで人を殺せる恐るべき超能力が備わっていたことを知る。そして玲子と竜司は、恐らく既に死んでいる貞子こそが呪いのビデオを生み出した怨霊の正体であると確信する。

台風により伊豆大島を出る船便が欠航し、玲子がビデオを見てから1週間の期限が迫る中、玲子は竜司や陽一の元には無言電話がかかってこなかったという事実から、決定的な手がかりは一連の発端である伊豆の貸し別荘近くにあるという可能性に思い至る。貞子の為にと決意を固めた山村老人が自らの漁船を出し、2人を伊豆へと送り届ける。

貸し別荘に到着した2人はその床下から、ビデオの映像に登場した古井戸を発見し、それに触れた玲子は父親によって井戸に突き落とされた貞子の最期を幻視する。期限の時刻が刻々と迫る中、玲子と竜司は死に物狂いで貞子の遺体を探し、ついに井戸の底から貞子の白骨死体を見つけ出す。玲子は期限を迎えても死に至らず、胸を撫で下ろす。

しかし翌日、検証のために玲子から渡された「呪いのビデオ」を見てからちょうど1週間を迎えた竜司は、自宅のテレビが突然点灯するのを目撃し、そこに映し出された井戸から這い上がってくる貞子の姿を目にする。電話が鳴り響く中、長い前髪を揺らし奇怪な動きで歩み寄ってきた映像の中の貞子は、テレビの画面を通り抜けて這い出し、竜司の眼前にその姿を現す。そして恐怖にすくむ竜司へとにじり寄り、前髪の間から覗いた狂気の目で彼を睨み殺す。

竜司の死を知った玲子は、陽一にかけられた呪いが解けていないことに気づく。玲子は竜司の部屋から持ち出した「呪いのビデオ」のコピーと、都市伝説の取材で耳にした話から、自分だけが助かったのは「呪いのビデオをダビングして他人に見せた」からであるという結論に至る。物語の最後、最愛の息子・陽一を救うための犠牲として、自分の父親にビデオを見せることを決意した玲子は車を走らせるのであった。

登場人物


主人公の身辺

浅川 玲子
演 - 松嶋菜々子
主人公。一人息子の陽一と暮らすシングルマザー。姪である智子の不審な死に興味を持ったことがきっかけで息子ともども「呪いのビデオ」を見てしまい、息子と自分の呪いを解くために呪いのビデオの真実へと迫っていく。
原作の浅川和行に相当するが、性別が女性と変更されており、職業もテレビ局のディレクターという肩書きに変更されている。また原作の近視という設定もなくメガネを掛けてはいない。


高山 竜司
演 - 真田広之
もう一人の主人公。大学で非常勤講師をしている。主人公の協力者として終盤まで行動を共にするが、物語の終盤で貞子に呪い殺されて死ぬ。映画版独自の設定として、玲子の元夫であり陽一の父親で、超能力者であるという設定が与えられている。また原作では楽観的で冗談を言う事が多い軽率な面が目立つが、映画版では終始シリアスで物事を深刻に考える人物となっている。


高野 舞
演 - 中谷美紀
竜司の勤める大学の教え子であり恋人で、映画版の結末では竜司の遺体の第一発見者となる。本作では顔見せ程度の登場だが、続編『らせん』と『リング2』では主要登場人物となり、それぞれ異なる運命を辿る。
原作小説では白で統一した衣装が印象的な女性として登場するのに対し[6]、映画版では白い衣装をまとった貞子と区別するため、黒いコートに黒いタイツ、黒い靴という黒ずくめの衣装で登場する[6]。


大石 智子
演 - 竹内結子
玲子の姪で、陽一のいとこ。原作同様に物語冒頭において「呪いのビデオ」の最初の犠牲者として登場し、その後口を大きく開き白目を剥いた苦悶の表情で死んでいるところを発見される。映画版では遺体の死に顔の描写が、序盤における特に衝撃的な場面の一つとして演出された[7]。また、死後には眠っている玲子の夢枕で「叔母さん」と一言ささやき陽一がビデオを見ている事を教えるが、一方では陽一の夢枕にも現れ、ビデオを見るようにと言ったとされる。


倉橋 雅美
演 - 佐藤仁美
智子の友人。物語冒頭で「呪いのビデオ」の都市伝説を智子に語るが、その際に智子からビデオを見たことを打ち明けられ、その直後に智子の最期を目撃してしまう。続編『リング2』では、その時に貞子の姿を目撃していたとされ、ショックから立ち直れないまま精神病院に入院している様子が描かれる。映画版オリジナルの登場人物。


大石 良美
演 - しみず霧子
智子の母で、玲子の姉[注釈 1]。智子の死に大きなショックを受けており、遺体を目撃した時の様子を玲子に話す。


玲子の叔母
演 - 大島蓉子
智子の葬儀の参列者。棺の中を見せようとしない葬儀に不信感を抱く。


浅川 陽一
演 - 大高力也
玲子と竜司の間に生まれた子供で、小学生。親権は玲子の側にある。智子の霊を目撃し、誘われるままに「呪いのビデオ」を見てしまう。原作の浅川陽子に相当する立ち位置の人物で、続編『らせん』では浅川陽子と同様の結末を辿るが、『リング2』では主要登場人物として異なる運命を辿る。


浅川 浩一
演 - 村松克己
玲子の父で、陽一の母方の祖父。遊びに来た陽一を預かり遊び相手をする。ラストシーンでは陽一の死を回避するため、玲子から「呪いのビデオ」を見せられることになり、続編では遺書を残して死亡したことが語られている。


吉野 賢三
演 - 松重豊
玲子が務めるテレビ局の報道局[8]に勤める人物。物語冒頭で玲子の調査に協力する。原作小説と異なり本作では端役だが、映画版の『らせん』にも登場する。主人公と同様、彼もまた肩書きが原作小説から変更されている。


岡崎
演 - 柳ユーレイ
玲子の同僚であるアシスタントディレクター。物語冒頭で玲子の調査に協力するほか、伊豆大島へと出立した玲子に代わって東京で貞子について調べるなど、原作小説における吉野の役割を一部引き継ぐ。映画版オリジナルの登場人物で、役を演じた柳ユーレイは友情出演としてクレジットされている[注釈 2]。本作では端役だが、続編『リング2』では主要登場人物として再登場する。


小宮
演 - 李鐘浩
玲子の同僚であるカメラマン。物語冒頭において、「呪いのビデオ」にまつわる都市伝説の取材で玲子に同行する。映画版オリジナルの登場人物。


早津
演 - 田辺博之
原作小説と同様、伊豆大島を訪れた玲子と竜司を出迎え、山村家が運営する旅館を手配する[注釈 3]。玲子と竜司が伊豆に戻ろうとした際には、嵐で海が荒れていることを説明して2人を制止しようとした。


辻瑤子
演 - 池田真紀

能美武彦
演 - 高山隆志

山村家

山村 貞子
演 - 白井ちひろ(少女期)、伊野尾理枝(成人期)、宮崎紀彦(目のアップ[9][注釈 4])
「呪いのビデオ」を生み出した、リングシリーズを通してのすべての元凶。故人。強力な超能力を持つ女性であったが、殺害され井戸に遺棄され怨霊と化す。映画版では長い前髪で顔を隠し割れた爪を持つ、白い服の女性として幾度か映像に登場し、クライマックスではテレビの映像の中から這い出て竜司の元に現れる。本作中では素顔をはっきりと見せない描写がされており、クライマックスでも片目のみを大写しにして顔全体を描写しないという演出がなされた[7]。


山村 志津子
演 - 雅子
貞子の母親。故人。原作同様に三原山の火口に身を投げて自殺したとされる。映画版では過去に伊豆大島の噴火を千里眼により的中させたことが新聞に紹介されており、そのことが「呪いのビデオ」の来歴を玲子や竜司が調べる上でのヒントとなる。また原作と異なり衆目の前での超能力公開実験を成功させるが、それを手品であると非難され、その際に彼女を批判した記者を幼少期の貞子が呪い殺してしまうという経緯が描かれている。


伊熊 平八郎
演 - 伴大介
妻子を持ちながら志津子と不倫し貞子の父親でもあるとされる人物で、超能力の研究者として山村志津子の実験に立ち会うのは原作と同様。映画版では生前の貞子を井戸に突き落として殺害する。


山村 敬
演 - 沼田曜一、武田敏彦(青年時代)
志津子のいとこ。伊豆大島の差木地で漁師の仕事をしており、息子夫婦が経営する旅館の宿泊客として山村家を訪れた玲子や竜司と遭遇する。原作では端役として登場する人物だが、映画版では貞子の過去を知る唯一の手がかりとしての役割を担い、また過去に志津子の能力を金儲けに使えると考えてマスコミに紹介したことを負い目に感じているなど、志津子や貞子に対する複雑な感情が描かれる。当初は玲子と竜司に反発していたが、台風の中、貞子が待っているならばと決意し、彼らを漁船で伊豆まで送り届ける。『リング2』でも主要登場人物として再登場する。


山村 和枝
演 - 梶三和子
山村家が伊豆大島の差木地で営んでいる旅館の女将。山村家に嫁入りしたのは後年になってからであり、貞子との面識はない。玲子と竜司に志津子の写真を見せる。


作品解説

本作のストーリーは、大筋では原作小説に沿った内容となっているものの、主人公の性別が男性から女性に変更されるなど、設定には大きな変更も加えられている。監督の中田は、鈴木による原作小説の肝が複雑な謎を解いていくミステリ(推理小説)の要素であることを評価しつつも、そうした要素を省略し、本作をあくまでも観客を怖がらせるための純粋なホラー映画として製作した[11]。

本作における呪いの元凶である人物、山村貞子は、映画版では白い衣装を着て長い前髪で顔を隠した女という、古典的な幽霊のイメージを盛り込みつつ、監督の中田秀夫が1996年の映画『女優霊』で用いた表現などを踏まえて不気味で恐ろしげに描かれており[7]、映画史に残る登場人物として人々の記憶に残る存在となった[12][13][14]。特に貞子がその姿を現す映画独自のクライマックスの演出や、HIIHによる主題歌「feels like “HEAVEN”」の印象的なサビ部分などは話題になり、パロディの題材にもなった[15][14]。 またビデオの内容や終盤で白い布をかぶって下に指をさす高山竜司の姿は洋画『ハエ男の恐怖』へのオマージュである。

原作との相違点

原作にない幾つかの要素は、本作のリメイク作品であるアメリカ映画『ザ・リング』にも継承されている。

映画版は原作の物語を出来る限り刈り込んだシンプルな内容となっている。原作小説が謎解きを重視したミステリ(推理小説)としての側面を持っていたのに対し、本作はあくまでも純粋なホラーとして観客を怖がらせることが重視され、謎解きにはオカルト的な要素が導入された[11]。これは原作通りにミステリの要素を重視すると映画の尺に収まらないという判断に基づく変更である[16]。

原作小説では男性であった主人公は、映画では女性に変更され、高山とは元夫婦という設定になっている。また、赤ん坊の娘の陽子の代わりに小学生の息子の陽一が登場する。これは原作では複雑だった人間関係を簡潔かつ強固なものとして描き、「運命共同体になってしまった家族の存亡を賭けた闘い」という明快なドラマ性を持たせることを意図した変更である[17]。

高山は物体などから思念を感じ取ることが出来る超能力者という設定になっていて、現実的な手法で呪いのビデオの解析を進める原作と違い、超能力を駆使してビデオの内容を明らかにしていく[16]。これは前述のように、原作における謎解きの要素を省略して物語を迅速に進めるための変更である[16]。

原作には数多くの人物が登場するが(「リング (鈴木光司の小説)#登場人物」も参照)、映画では出番を削られたり登場しなかったりする人物も多い。

映画では、最初の犠牲者の4人のひとりである岩田秀平の死については、大石智子の葬式に参列した智子の友人から聞くという経緯になっている。原作では物語冒頭において、タクシー運転手の木村幹夫が岩田のバイク事故に居合わせ、その不自然な様子を浅川和行に告げるという展開である。

原作において「呪いのビデオ」の誕生の原因となった金子一家は、原作では貸し別荘にビデオテープを置き忘れて難を逃れるが、映画版では冒頭で語られる都市伝説において、小学生の息子が死んだとされている。

過去に貞子を井戸に突き落として殺したのは、映画では貞子の父親である伊熊平八郎となっている。原作小説では彼は結核療養所に入院しており、貞子はそこの医師の長尾城太郎に殺される。

原作において山村志津子の過去を知る人物として登場した源次は登場せず、映画では志津子の過去を語る役割を山村敬が担っている。

原作において吉野賢三が貞子の劇団員時代について調査を進める経緯は、本作では省略されている。吉野については『らせん』で、劇団員時代の経緯については『リング0 バースデイ』で触れられる。

原作の結末では、浅川静と大石良美の両親(浅川和行の義父母)である小田徹・節子夫妻が呪いのビデオを見せられることになるが、映画ではこの両名は登場しない。映画の結末では浅川玲子の実父母が呪いのビデオを見せられる展開となる。

呪いのビデオの内容は、シンプルかつ不明瞭だが嫌な印象が後を引くような内容を意図して原作から大きく変更されている[17]。また、原作小説では詳細不明だったビデオの存在が、映画では物語冒頭から噂・都市伝説となっており[7]、原作においてビデオの映像として登場した「このビデオを見た者は7日後に死ぬ」などのメッセージは、都市伝説として主人公に伝わるという展開になっている。映像の内容が変更されているのは、劇中でビデオの映像が何度も流れるために長い映像にはできず、またあまり大仰な映像では作為的に見えてしまうという判断に基づく[17]。

映画版では、呪いのビデオを見た者を写真に撮ると、顔が不気味に歪んで写るという独自の描写が描かれた。映画における衝撃的な場面のひとつとして演出され[7]、このことが呪いが本物であることを視覚的に明示する描写となっている。

原作小説における山村貞子が「半陰陽者の美女」として設定され、元凶ではあるものの『らせん』で復活するまでは姿を現さない人物として描写されていたのに対し、映画版の貞子は本作のクライマックスで井戸から這い出し、テレビ画面を抜け現実化して襲ってくるといった化け物的な演出で描かれている。井戸から這い出し、顔を隠した長髪を振り乱し、目を剥いてクネクネとした奇怪な動きをする貞子の描写はこの映画版オリジナルのもので、貞子がテレビから這い出してくるという描写は本作の脚本を担当した高橋洋が発案したものである[18]。このクライマックスは映画の中でも特に衝撃的な場面であり、映画公開当時には観客席から男性の悲鳴も上がった[19]。

1991年に出版された原作小説が1990年9月5日から10月21日までの出来事を描いているのに対し[20]、1998年に公開された本作の出来事は1997年9月5日から9月22日の間に設定され[21][注釈 5]、曜日なども異なっている。

逆に原作の再現に注意が払われている個所も多く、例えば映画のラストシーンは、原作小説における最後の段落で描かれている情景を忠実に再現することが試みられている[17]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0_(1998%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)  
2:777 :

2022/08/03 (Wed) 08:51:08

実在した貞子の正体!?ホラー映画「リング」にはモデルが存在した!高橋貞子の謎に迫る
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029082
3:777 :

2024/05/22 (Wed) 10:20:45

【リング】とにかく最後のシーンが怖すぎるんですよ…無駄の無い完璧な論理性。主人公の最後の決断。人間の恐ろしさがモロに出てる究極のホラー映画【岡田斗司夫/切り抜き/サイコパスおじさん】
サイコパスおじさん【岡田斗司夫 切り抜き】 2022/08/10
https://www.youtube.com/watch?v=i_N6Rsbandc

0:00 ハイライト
0:32 恐怖・感情の根源
2:23 リング
4:38 コメディ・ホラーの難しさ
7:44 おまけ
4:777 :

2025/05/15 (Thu) 10:06:19

動画
Ring (1998) : Hideo Nakata, Koji Suzuki : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
https://archive.org/details/ring.-1998.-blu-ray.-720p.x-264-my-si-lu
5:777 :

2025/05/15 (Thu) 10:20:14

仲間由紀恵『リング0 バースデイ』 (東宝 2000年)

監督 鶴田法男
脚本 高橋洋
音楽 尾形真一郎
撮影 柴主高秀
配給 東宝
公開 2000年1月22日


動画
https://www.youtube.com/watch?v=7uxC0VxpTXg


『リング』『らせん』『リング2』に続く映画『リング』シリーズの完結編。生前の貞子の悲恋と、悲劇的な最期までを描いた物語。


キャスト
山村貞子:仲間由紀恵、少女時代の貞子:古谷千波
遠山博:田辺誠一
立原悦子:麻生久美子
重森勇作:若松武史
久野亘:水上竜士


ストーリー
前作『リング』の呪いのビデオ事件から遡ること30年前の昭和43年(1968年)。18歳の山村貞子は、東京の劇団「飛翔」に入団していた。劇団が次の公演「仮面」の上演を控えていた頃、団員全員が奇妙な井戸の夢に悩まされるといったことが起こった。そんな中、折しも公演内容の練習中に、主演女優の葉月愛子が謎の死を遂げる。貞子は疑いの目を向けられるが、音効係の遠山博は貞子を気遣い、庇おうとする。衣装係の立原悦子は、貞子と遠山の接近を懸念する。

一方、12年前の山村志津子の公開実験で婚約者を亡くした新聞記者の宮地彰子は、婚約者の死が志津子の娘・貞子の超能力によるものであると考え、貞子の過去を追ううち、貞子の入学していた小学校の教師の話から、「もう一人の貞子」の存在に気づく。

劇団「飛翔」は、演出家の重森勇作の指導のもと、山村貞子を新たな主演女優に据え、「仮面」の上演を強行する。しかし復讐に燃える宮地の策略により、貞子が公開実験で人を呪殺した過去が大勢の観客の眼前で暴かれてしまう。貞子を守るため、遠山が揉み合いの末殺害した重森の死体も見つかりパニックになり、その力に恐怖した劇団員たちは貞子を殺害する。

続いて彰子と劇団員たちは、貞子の父親とされる伊熊平八郎の元へと向かい、伊熊が匿っていた、かつて貞子から分離された「もう一人の貞子」の殺害を試みる。しかし殺したはずの貞子は蘇生しており、劇団員たちは向かってきた2人の貞子によって返り討ちにされ、次々と呪殺されていく。一連の事態を引き起こした彰子も、貞子と好意を寄せ合った遠山も、制御のできない貞子の超能力により犠牲となる。貞子に追い詰められた宮地と悦子は拳銃で自殺する。伊熊は暴走する貞子を止めるため、嘆き悲しむ貞子を井戸へと突き落とし、井戸に蓋をする。

遠山と心を通わせた頃の幸せな夢から目覚め、我に返った貞子は、自分が井戸の底におり、今まさに自分が生きたまま暗闇の中に閉じ込められようとしていることに気がつく。貞子の怨嗟の絶叫とともに、映画は幕を下ろす。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B00_%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%87%E3%82%A4

6:777 :

2025/05/15 (Thu) 10:41:43

『リング2』1999年

監督 中田秀夫
脚本 高橋洋
原作 鈴木光司
音楽 川井憲次
撮影 山本英夫
配給 東宝
公開 1999年1月23日

動画
https://www.youtube.com/watch?v=UWwcUiKMPIs


『リング2』は、1999年1月23日に公開されたホラー映画。
映画版『リング』の続編であり、映画版オリジナルのストーリーとなっている。『リング』には原作、映画版ともに正規の続編『らせん』が存在するが、本作は『らせん』とは異なる展開を見せる一種のパラレルワールド的な作品である。


キャスト
高野舞:中谷美紀
倉橋雅美:佐藤仁美
沢口香苗:深田恭子
浅川玲子:松嶋菜々子(特別出演)
高山竜司:真田広之(特別出演)



あらすじ

プロローグ
山村貞子の親戚である山村敬は、貞子の遺体の身元確認のため、浅川玲子とその前夫・高山竜司が発見した貞子の遺体に対面する。担当の大牟田刑事より「遺体は死後1・2年しか経っておらず、貞子が井戸の中で30年間生きていた」と告げられる。

序盤
恋人の高山竜司の死の謎を探る高野舞は「呪いのビデオ」の存在を知り、ビデオの件を調査しているTVレポーターの岡崎と出会う。岡崎は、「呪いのビデオ」調査の前任者で現在は失踪してしまった浅川玲子の仕事を引き継いでいたが、ようやく「ビデオ」を現在も持っているが見たことはないという高校生、沢口香苗を探し出した。
岡崎は香苗からビデオを借り受ける約束をするが、その直前、香苗は誘惑に負けてビデオを見てしまう。香苗は岡崎にビデオを見るよう懇願するが、岡崎は結局恐怖に負けて見ることが出来ず、香苗は1週間後に死亡してしまった。

中盤
岡崎と舞は、呪いのビデオによる最初の犠牲者である大石智子の死亡現場に居合わせ、現在は精神病院に入院している少女・倉橋雅美の存在を知り、彼女の担当医師で高山の大学同期・川尻医師と出会った。川尻は超常現象の研究をしており、倉橋の中に、呪いのビデオを生み出した《貞子の怨念》がとり憑いていることを知る。川尻は自分の理論に従って倉橋の中から《貞子の怨念》を除去しようとするが、それは被験者を廃人にしかねない非常に危険な実験だった。
その後、舞は、偶然にも息子の陽一と共に身を隠していた浅川玲子と出会うが、すでに陽一の中にも《貞子の怨念》がとり憑いていることを知る。
やがて、川尻から事態を聞いた大牟田は、浅川親子を確保する。川尻は陽一を除去実験にかけようとするが、陽一は突如暴走して、大牟田を呪殺出来うるほどの強力な超能力を発動させる。さらにその力の巻き添えを受けた玲子は、トラックに轢かれて死亡してしまう。

終盤
混乱の中、陽一を連れ出すことに成功した舞は、陽一を救う手がかりを求めて貞子の故郷・大島に渡る。やがて後を追ってきた川尻は、陽一が怒りにまかせて貞子の力を呼び起こす最強の霊媒であることを危惧し、舞を説得して山村敬と共に、《貞子の怨念》をプールの水に溶かし出す計画を立てるが、貞子の力は強く、プールの中に全員が吸い込まれてしまった。
舞は無我夢中で浮上し、傍らに陽一がいることを確認する。だが、2人が気がついた瞬間に90度傾き壁にしがみつく状態になる。つまり、そこは先程のプールではなく、貞子が30年間閉じ込められていた「井戸の中」だったのだ。陽一は舞に「お姉さん、もういい」と言って井戸の底へ身を落とす。舞は陽一を探すために自分も井戸の底へ落ちる。
井戸の底には竜司の霊がおり、舞と陽一を助ける。だが、そこに《貞子の死霊》も出現、舞は陽一を連れて井戸から這い上がろうと試みるが、貞子に追いつかれ「なんで、あなただけ助かるの?」と非難の言葉を投げかけられる。舞と陽一は無事、現実世界へと生還するが、川尻と山村敬はプールで溺死する。

エピローグ
これで事件は一段落するが、ビデオの呪いは終わっておらず、岡崎は「生前の香苗の姿を収めた取材テープ」を編集している最中、映像の中の香苗が機器の操作に反して不自然な動きでこちらを振り向き、顔を覆う前髪の合間から怨嗟の表情でこちらを睨みつけるのを目にする。
後日、岡崎も廃人のようになって精神病院に入院するが、看護婦が岡崎の状態をポラロイドで撮ると、写真に香苗の姿が現れていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B02


  • 名前: E-mail(省略可):

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.