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黒澤明 白痴(松竹 1951年)

1:777 :

2022/05/22 (Sun) 12:30:45

白痴
監督 黒澤明
脚本 久板栄二郎 黒澤明
原作 フョードル・ドストエフスキー
音楽 早坂文雄
配給 松竹
公開 1951年5月23日

動画
https://www.dailymotion.com/video/x3p2qxg
https://archive.org/details/the-idiot



キャスト カッコ内は原作における相当する登場人物。

那須妙子(ナスターシャ):原節子

亀田欽司(ムイシュキン公爵) : 森雅之

赤間伝吉(ロゴージン):三船敏郎

大野綾子 (アグラーヤ): 久我美子

大野(エパンチン将軍):志村喬

大野里子(リザヴェータ夫人):東山千栄子

大野範子(アレクサンドラ):文谷千代子

香山睦(ガーニャ):千秋実

香山順平(イヴォルギン将軍):高堂国典
香山の母(イヴォルギン夫人):三好栄子
香山孝子(ワーリャ):千石規子
香山薫(コーリャ):井上大助
軽部(レーベジェフ):左卜全
東畑(トーツキイ):柳永二郎
東畑家VIP:岸恵子(ノンクレジット)


『白痴』(はくち)は、ドストエフスキーの小説 『白痴』を原作とした日本映画である。監督は黒澤明で、1951年(昭和26年)に公開された。

原作はロシア文学で、1868年に発表され同時代のロシアを舞台としている。本作では舞台が昭和20年代の札幌に置き換えられている。当初4時間25分であった作品であるが、松竹の意向で大幅にカットされ166分となった。


ストーリー

亀田と赤間は北海道へ帰る青函連絡船の中で出会った。

亀田は沖縄で戦犯として処刑される直前に人違いと判明して釈放されたが、そのときの後遺症でてんかん性の白痴にかかってしまったのだった。

札幌へ帰ってきた亀田は狸小路の写真館のショーウィンドーに飾られていた那須妙子の写真に心奪われる。しかし彼女は愛人として政治家に囲われていた。

裕福な大野の娘の綾子と知り合いになった亀田は白痴の症状はあるものの性格の純真さ善人さから、二人に愛され綾子と妙子の間で激しく揺れ動く。3人の異質な恋愛は周りの人物たちを次々と巻き込んでゆくこととなる。


____


『キネマ旬報』で、珍しくベストテンに入らなかった黒澤作品である。
ドストエフスキーを敬愛する黒澤にとっては、念願の仕事であったと同時にプレッシャーも非常に大きかった。原作を7度以上も読み込んだという。撮影がなかなか思うように進まず、精神的重圧のあまり近くにあったナイフで手首を切ろうとしたところ、三船敏郎にナイフを取り上げられたという。

中島公園の氷上カーニバルをはじめ、現在は失われた昭和20年代の札幌市の文化・風俗が記録されている貴重な映像資料でもある。黒澤は北欧のような異国情緒にあふれた当時の札幌の風景に魅せられてロケ地を選んだが、開発が進んで均質化された都市になってからの札幌には興味を示さなくなった。

ノークレジットながら、松竹側より、野村芳太郎、中平康などが監督助手として付いている。特に野村は、最後には黒澤より、シーンのOK、NGの判断すら求められるようになったという。黒澤は、「大船に過ぎたるものふたつ。(編集の)杉原よ志に野村芳太郎」と語った[1]。

松竹は当初黒澤に、前後編で公開したいと伝えており、黒澤はその意向に添って脚本撮影を進めたにもかかわらず、松竹首脳部は短縮を要請した。製作の小出孝は、この要請を黒澤に伝えることが出来ず、自分の責任でカットすることも検討したというが、結局野村芳太郎が黒澤に松竹側の意向を伝えた。[1]当然黒澤は激怒し、山本嘉次郎への手紙で「どうしてもカットしたいのならフィルムを縦に切ればいい」とまで言い切った。[2]結果として黒澤明は、当初4時間32分あった映画を3時間2分にまでカットしたが、それでも長すぎるとされ、結果として2時間46分までカットされた。現在見ることのできるバージョンはこれのみである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%97%B4_(1951%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)


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黒澤明の「白痴」は、上述の原作に極めて忠実で、プロローグにドストエフスキーその人の言葉を載せることでも想像されるように、どうやら原作者と同じ意図を持って、ムイシュキン公爵を映画の中に登場させようとしたらしい。ふつう原作を映画化するときは、原作を映画のために利用するもので、原作者の意図をそのまま映画化する、ということはあまりないと思うのだが、黒澤のこの映画は原作者に忠実だという意味で珍しい映画のように思える。

黒澤はそれほどこの白痴という小説に心酔していたのだろうか。分からないが、結果はどうだったかというと、僕は、残念ながら、成功していないと思う。と、いうか、ドストエフスキーその人が、この主題は困難だ、と言った程度より、もっと困難なことをやろうとして失敗した、という感じで、無理もないように思う。

映画の中のムイシュキン公爵は「亀田さん」という名前で登場するが、この人は全編に渡って、「世間知らずで、他人の心の中しか見ようとしないせいで、他人の気持ちをあっさりと踏みにじる言動をし、周囲の状況がきちんと見えず、ゆえに滑稽で、極めて子供じみた人」という脚本の性格設定の元に見えている。すなわち「滑稽さ」と「非常識さ」のみで出来ているように見えてしまっている。

原作のムイシュキン公爵は、前述のように「滑稽」に加えて「論理」と「神秘」を持っているのだけれど、それらをそぎ落としてしまっている。「論理」は変だと思うかもしれないが、実際、物語りの中で公爵は、かなり論理的に自分の哲学を披露する長い弁舌をふるったりするのである。それゆえ「世間知らずの哲学者」などという軽い侮蔑の混じった扱いをここそこで受けたりもする。

とにかく、映画の方では滑稽ばかり目だってしまい、なぜこの人が特別な人なのか伝わってこない。

あと、けっこう決定的に問題なのが配役で、亀田さん役の森雅之はどう考えてもミスキャストとしか言いようがない。森雅之その人もこの役は自分じゃないと言っていたようだ。ただ、この亀田さん役を誰にするかについてはかなり紆余曲折があったそうだ。と、いうか、このムイシュキン公爵役をきちんとできる人はいるのかしらん、という気がする。

森雅之は僕の大好きは俳優なのだが、彼は、心に一物があり、ずるくて、それで色気たっぷりで、そこはかなく堕落したような男の役を演じると完璧なのであるが、そういう意味で、ムイシュキン公爵役と正確に正反対な感じである。目に色気がありすぎてどうしても善良に見えないのである。そのせいで、その類まれな善良さゆえに人々を惹きつけている、ということが伝わらず、特に、なんでこんなヘンな男をナスターシャとアグラーヤという二人の美女が取り合っているんだか、まるで分からない感じ。

原作者の言うことを忘れて、脚本を変えて、もう少し亀田さんをふつうの人にして構成すればよかったのに、と思えて仕方ない。

もっとも、この映画には仕方ない事情もあって、それは、黒澤が最初に完成させた時点では4時間の大作だったそうなのだが、配給会社の意向で大幅にカットになり、結局2時間半ぐらいにしてしまっているのである。ひょっとして、さっき言った亀田さんが哲学的考察を披露するシーンなんかも存在していたのかもしれない。

さて、ずいぶん黒澤の「白痴」をミソクソに言ってしまったが、これはひとえに亀田さんが変だ、というだけで、映画としては面白いと思う。特に、森雅之以外の配役が極めて秀逸である。

激しい情熱と行動の人である粗野なラゴージンは赤間伝吉という名前で三船敏郎が、ラゴージンとムイシュキン公爵の間で揺れる謎に包まれた絶世の美女ナスターシャ・フィリポヴナは那須妙子という名前で(ネーミングが面白い!)原節子が、そして、公爵に恋をする、気が強く純真な、やはりたぐいまれな美女のアグラーヤは大野綾子という名前で久我美子が演じている。

これら、三船敏郎と原節子と久我美子の3人の演技だけでもこの映画を見る価値はある。

特に僕は久我美子の綾子がとても気に入った。潔癖で気が強くて羞恥心が強く純真で、それゆえに怒ってばかりいるアグラーヤの性格がとてもうまく出ている。あと、ナスターシャ役の原節子の美しさと貫禄と隠されたナイーブな感じもいいし、三船敏郎のラゴージンの粗野な美男子ぶりもよい(原作のラゴージンはむしろ醜男だったはずだが)。原節子と三船敏郎のツーショットは本当に絵になる。

森雅之は、もう、これは仕方ない感じ。率直に行動するムイシュキンが下心ありありの男に見えちゃったり、人々を知らずして惹きつける純真であけすけな笑いが色目を使っているように見えちゃったり、さんざんである(笑) だって、そういうタイプの役者だもんね。

ちなみに森雅之は、僕は、何といっても成瀬巳喜男の「浮雲」が素晴らしいと思う。女好きでだらしないダメ男の役を、抜群に美しく魅力的な高峰秀子と演じている。ここでの森雅之は何ものにも変えがたい感じ。あと、雨月物語や、羅生門、女が階段を上る時、武士道残酷物語などなど森雅之が秀逸な映画はいくらでもある。
http://hayashimasaki.net/zatubun/hakuchi.html


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文学も人間も全然わからなかった黒澤明の 白痴 (松竹 1951年)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/173.html

黒澤明 ドストエフスキー『白痴』 1951年
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/617.html
2:777 :

2023/09/26 (Tue) 09:11:12

ジャニーズの性的虐待事件は日本だけの問題ではない! グローバリストの小児性愛、人身売買、悪魔崇拝についてジェームズ斉藤が解説!
2023.09.13 14:00 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/09/post_256147_entry.html


【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──日本ではジェームズさんが2年前に暴露していたジャニーズ事務所のペドがやっと問題視されるようになりましたね(笑)。

ジェームズ:ペドは日本だけでなく、世界的に根の深い問題なんですよ。なにしろいまアメリカでも『サウンド・オブ・フリーダム』という子供の人身売買を扱った映画が話題になっていまして、この間、ケネディ・ジュニア(アメリカ民主党の大統領候補の1人)の集会に言った時にも一番話題になっていましたね。「あの映画を見たか!」「やつらに人身売買をやめさせないといけない!」と言ってましたね。

──「やつら」というのはグローバリストたちですね。

ジェームズ:ペドのジェフリー・エプスタインのリストに載っていた人たちですね。バラク・オバマ、ビル・クリントンとかです。ケネディ・ジュニアの支持者たちがなぜこれを問題にしていたのかというとアメリカでは4秒に1人、子供が消えているためです。子供たちは拉致されて売られているといわれています。もともとアメリカは黒人奴隷の国でビジネスに必要な労働力のための人身売買ネットワークが発達しています。そもそもアメリカは黒人奴隷という人身売買により建国され、その後のフロンティア開拓が猛スピードで進んだようなもので、リンカーン大統領の奴隷解放後も、奴隷貿易の流通インフラがそのまま現代の人身売買ネットワークに変わっただけです。つまり、アメリカ経済は人身売買なしでは語ることができないほど、「永遠の奴隷制」で成り立っています。そういう中で、特殊案件としてペド関係のネットワークもあります。どういう顧客かというとさきほど言ったようにエプスタインのケースのようにエリートでペド性癖がある人たちです。エリートにペドが多い理由はサタニズムです。

ジャニーズの性的虐待事件は日本だけの問題ではない! グローバリストの小児性愛、人身売買、悪魔崇拝についてジェームズ斉藤が解説!の画像2
ジェフリー・エプスタインの顧客リスト
──だから、そこなんですよ。ジェームズさんはよくサタニズム、悪魔崇拝と言いますが、日本人には理解しにくいんですよね、悪魔を崇拝するということが。子供を誘拐して性の対象にするとか、生贄にするとか考えられないんですよ。

ジェームズ:日本は一神教の国ではないですからね。欧米の人々は一神教のキリスト教を本気で信じています。もちろん熱心ではない人もいますが、彼らの生活の中にキリスト教が根付いていますから、誰の心にもあることはあるんです。

──無神論者の日本人でも「お天道様が見てる」と言われるとなんとなく襟を正すような感覚ですかね?

ジェームズ:そうです。そういう刷り込みが欧米人にもあるのですが、日本の神道と違うのは一神教はキリスト教を除き、戒律が厳しいんです。十戒が代表的ですよね。ただし、新約聖書では一応旧約聖書のモーゼの十戒を継承していますが、新約を母体とするキリスト教独自の戒律はなく、行動規範を示さないのでさまざまな宗派が生まれているのですが。とはいえ、聖書の中には数々の禁止事項が書かれています。それこそ男色は聖書で禁止されていますが、古代バビロンの頃のユダヤ人は肛門性交ばかりやっていたので神が怒ったんです。それが聖書のソドムとゴモラの記述です。

──あれって肛門性交で神は怒ったんですか!?

ジェームズ:そうです。ほかには子供の生贄があったり、それは全部神の怒りに触れます。

──でも、いまLGBTを世界的に広めようとしている人たちがいますよ。完全に悪魔的ですよね?

ジェームズ:ですから、LGBTがここまで広がるのはサタニズムと連動しているからだと言えるのです。

──そうか。LGBTはサタニズムなんですね。

ジェームズ:聖書で禁止していることをやろうとしているんですから、それはサタニズムです。日本ではそれを理解していない人があまりにも多いんですが(苦笑)。

 基本的にはサタニズムとは神の否定、つまりアンチゴッドで、いまはこれを堂々とやれるほど、サタニズムの影響力が強まっているんです。たとえば、昔のサタニズムはコミュニズムを隠れ蓑にしていました。コミュニズムと言うと宗教性がないように感じますが、コミュニズムは無神論なので神の存在を否定しています。神の存在を否定した時点でアンチゴッドですからバリバリのサタニズムです。ただ、そう認識できた人が多くなかったのです。いまの時代コミュニズムが存在理由を失って、コミュニズムの裏に隠れていたサタニズムがもろに表に出てきました。

──確かに極左の人たちってセックスのことを言い出すのが好きですよね。

ジェームズ:それはなぜかというと性の問題が神への反乱の第一歩だからです。

──ソドムとゴモラを作りたいんだ。

ジェームズ:いえ、ソドムとゴモラ以前の話で、アダムとイブが神に逆らったんです。彼らは禁断の果実を食べました。それはセックスをしてしまったということです。しかも、エデンの園に蛇がいて、イブに禁断の果実を渡す時に「この果実を食べればお前も神になれる」と言ったんです。これこそサタニズムの始まりです。「自分は神である」と思った瞬間にサタニストになります。聖書の最大の矛盾はサタンがいたからこそ、神が存在しているということです。これを正教の解釈に基づけて考えると神というのは人間に対して選択肢を与えていると。神側につくか、悪魔側につくかです。これはドストエフスキーの小説の重要なテーマでもあります。ドストエフスキーは「人間というのは常に誘惑にさらされていて、そこで神を選ぶか、悪魔を選ぶかは個人の選択である」と言っています。

──『罪と罰』とか。

ジェームズ:まさにそうです。主人公のラスコーリニコフという名前にしても、あれは「ラスコーリニキ」というロシア正教会の古儀式派の人たちのことを暗示しています。ラスコーリというのは「破壊」とか「分離」という意味で、当時、正教会を反キリスト的だと言って批判していました。

──あ、そうなんですか? 『罪と罰』って宗教を意識して読むものだったんですね。いまネットで調べてみたら、ラスコーリニコフが殺したお婆さんって「金貸し」だったんですね。ただの金持ちのお婆さんだと思ってました(苦笑)。

ジェームズ:「金貸し」だったということはユダヤ人です。実はドストエフスキーは近代反ユダヤ主義のルーツなのです。ドストエフスキーはゴリゴリの正教ナショナリストで、『カラマーゾフの兄弟』なんかを書いた理由も、ロシアが近い将来ユダヤに乗っ取られるだろうという予感があったからです。その後実際、ロシア革命が起こってロシアはユダヤに乗っ取られました。そして、現在、ドストエフスキーの予言が世界中で当たろうとしています。

──ということは人身売買もユダヤと関係があると。

ジェームズ:当然です。もともとユダヤの古い儀式にあるんです。それは旧約聖書にも載っていて、子供を生贄にする有名な話があります。アブラハムが息子のイサクを神の生贄にしようとした、あの話です。あれが書かれているということは、当時のユダヤでは生贄が普通だったんです。古い風習としてあったんです。これについて20世紀を代表するイギリスの歴史学者のアーノルド・トインビーという人は「ユダヤ人は化石民族だ」と言っています。化石民族の意味は文明が発達する以前の文化をいまの時代に継承しているということです。


──生きてる化石だと。

ジェームズ:子供の生贄の発想はブードゥー教などの原始的な宗教の発想で、それをいまに残しているんです。エジプト文明、ローマ文明など、世界文明は発展の途上で生贄は排除してきたのですが、ユダヤの特殊性はそういう文明から外れていることです。だから、化石民族なんです。前文明時代を継承、特に子供の生贄が重要な文化的ウエイトを占めるようになってしまったのです。

──でも、それを世界的な大企業の社長さんであったり、元大統領がやっているというのがよくわからないんですよね。

ジェームズ:たとえば、彼らは人類の人口は減らすべきだと言っていますよね? しかし、そこには人殺しを肯定する考え、つまり神の啓示である「汝、殺すことなかれ」というモーゼの十戒の教義にモロに逆らっていることになります。神に対する反逆、それってサタニズムですよね?

──サタニズムですね。

ジェームズ: サタニズムというのは実は古代からずっと続いているんです。 そしてペドというのは現在のサタニズムを理解するための重要なテーマであり、現在の世界そのものを裏から動かしていますので今後も折に触れて解説していきましょう。

https://tocana.jp/2023/09/post_256147_entry.html
3:777 :

2023/09/26 (Tue) 09:43:02

ロリコン島・エプスタイン事件、日本一詳しい最新情報+トランプ!「欧米の超エリートは全員ペドの道を通る」某国諜報員が解説!
2020.08.05
https://tocana.jp/2020/08/post_165257_entry.html

 多数の少女を食い物にしてきた小児性愛者ジェフリー・エプスタインの事件について、続報が入ってきた。共犯者であるギレーヌ・マクスウェルの裁判で何が明らかにされたのか? ドナルド・トランプ米大統領との関係は? 前回に続き、ジェームズ斉藤が解説する。


ジェフリー・エプスタインとギレーヌ・マクスウェル。画像は「BBC」より引用
──ギレーヌ・マクスウェルの裁判記録が公開されました!

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) かなりの量ですね。いま見ているところですけど、トランプやクリントンの名前がよく出てきてます。ただ、目ぼしいものは過去の裁判記録からのものがほとんどですね。速報しているサイトを見ても、ビル・クリントンがペド島に来ていたと証言しているジュフレさん(エプスタインの犠牲者)のものばかりで、あとはアラン・ダーショウィッツというトランプの弾劾裁判の時の弁護士の名前があるぐらい。イギリスのサイトではアンドルー王子の話題が多いですが、やっぱり過去のものです。王子はほぼ間違いなくやってますからね。

──エプスタインのペド島に行った人って、ほとんどが民主党系、極左系の人ばかりですけど、今回はトランプ系のアラン・ダーショウウィッツの名前もありますが、これはどういうことですか?

ジェームズ 彼はユダヤ人のエリートですから、かなりの確率で黒なんじゃないですか。しかし、ペドはエリートなら誰でもやってるんですよ。欧米人のエリートは上にいけば行くほどやってます。これは以前、お話した古代宗教と関連している話ですから、やってない人のほうが少ないと思います。

──トランプはダーショウィッツを守る気はないんですか?

ジェームズ どっちでもいいと思いますね。ダーショウィッツのほうは守ってほしいでしょうけど。そもそもトランプ自体も一回ロリータエクスプレスに乗ってペド島に行ってるんですよ。ただし、ジュフレさんは、島ではトランプを見ていないと証言しています。ペド島ではクリントンとアンドルー王子なんかがいて、あらゆる場所で乱交が行われたと証言していますけど、トランプはいなかったと言ってますね。

──あらゆる場所でですか!?

ジェームズ そのための島ですから。だから、逆に島に行ってなにもしなかったトランプのほうが異常ですよね。別の目的があったんじゃないかと思います。たぶん、雇用主がエプスタインはちゃんと仕事をしているのかを見に行ったということでしょう。エプスタインはCIA右派のエージェントでしたから。


●近親相姦のにおわせ

 あとトランプはロリータにはそれほど興味ないんじゃないんですかね。確かに疑いはあるんですよ。自分の娘であるイヴァンカ・トランプとThe Viewというトーク・ショーに2006年に出演した時は、女性陣の前で「イヴァンカは容姿も優れ、自分が親でなければおそらくデートしていただろう」と、すでに成人していた娘と近親相姦を匂わせる際どい発言をしていますし、当時未成年であったリンジー・ローハンを評して「そばかすが素晴らしい。そばかすには妙に引き寄せられるものがある」とインタビューで発言してますから。

●トランプ放尿疑惑事件

 その一方、以前、ロシアでスキャンダルとして噂されたものにゴールデンシャワー事件があります。ゴールデンシャワーとは、もちろん放尿プレイのことです。ですから、実際のプレイに関してはペドではなく、スカトロ系ではないかと推測されます。いずれにせよ、トランプは確実に変態で、異常性癖を持っていることは一部の人脈では周知の事実です。ゴールデンシャワー説というフェイクニュースが拡散したのもトランプ本人が元々変態であったことが知られていたからですので。

 ただし、近親相姦発言やゴールデンシャワー説は証拠がなく、妄想レベルなので、トランプ自身に異常性癖はあったとしても社会の許容範囲です。つまり、どういう変態なのかで人の品位は決まります。犠牲者を出さないというのはとても重要です。

──つまり、トランプはイイ変態だったんですね。で、この事件でたぶん、これからビル・クリントンに対する捜査が入ると思うんですが、今後事件はどんなふうになるんですか?

ジェームズ 今後、クリントンに捜査のメスが入っていくとは思いますが、ここでしっかり見ていかないといけないのは、これから誰が捕まるか、誰がペド島に行ったのかという部分ではありません。そもそもこの事件はセンセーショナルなんですけど、わざわざこの時期にやる話でもないんですよ。だって、いまポートランドでは、アンティファを始めとする暴徒たちが裁判所を燃やしたりしてるんですから。


●CNNなど極左メディアはエプスタイン事件を無視

──ポートランドの裁判所を守っていた警察官が生きたまま焼き殺されるところだったとブライトバートというニュースサイトで言ってましたね。

ジェームズ そっちのほうが重要ですよ。もちろん、アメリカでは重大事件としてどこも扱ってますが。だから、ペド事件は、少しランクは下がりますから、それほど騒ぐ事件ではないんです、もともと。ただし、元大統領のビル・クリントンが二人の少女とペド島に来ていたとジェフレさんは証言しているので、まったく無視するのも問題なんです。まったく無視しているのはCNN、MSNBC、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなどの極左メディアばかりです。なので、この事件を各メディアがどう扱うかは注目に値します。

 ただし、大切なのは今後誰が捕まるかではなくて、トランプ派がなにを狙っているのか? なんです。実は、マクスウェルが捕まる直前にニューヨーク南地区という司法の区分けのエリアがあるんですけど、そこはマンハッタン、ブロンクスとかを含むウォールストリートの金融犯罪を裁くところで、エプスタイン事件も担当してるんですね。で、マクスウェルが捕まる直前にその地区の検察のトップが現司法長官バーの圧力によってクビになっているんですよ。バーはトランプ派でCIA右派のドンなんですけど、そのバーが極左だった検察のトップをクビにしたということは、この事件は国策捜査なんですよ。

●トランプの狙いはヒラリー?

──国策。つまり、なにか狙いがあるんですね。

ジェームズ ただのセンセーショナルなスキャンダルではありません。もちろん、クリントンの捜査はこれから進むでしょう。それだけでも民主党及び極左勢力にとってマイナスですけれど、トランプとバーは、クリントンはクリントンでも、もうひとりのクリントン、ヒラリーのほうを狙っているんですね。

──いまさらですか!? 彼女はもう失脚してるようなものじゃないんですか?

ジェームズ いえ、トランプは2016年の選挙戦の時から「Lock her up!」、彼女を牢屋にぶち込め、と言っているんですね。彼女とはもちろんヒラリーのことで、ヒラリーを国賊的な犯罪者だと言っているんです。実際、彼女は国賊と言われても仕方ないことをやっているんですよ。それがベンガジ事件です。リビアの米国領事館がアルカイダに襲われて米外交官と米大使、ネイビーシールズの隊員二人が殺されているんですが、このアルカイダに武器を渡していたのが当時国務長官をしていたヒラリーの可能性が高いんですね。

──えっ!? そんなことあるんですか!

ジェームズ だからこそ、トランプ派は「Lock her up!」と言っていまだに怒りを隠そうとしていないんです。以前、彼女は私用メール事件というのを起こしてたんですが、覚えてます?

──日本では公務を私的メールで行っていたとか、情報を漏洩させたとかって報道されていました。

ジェームズ 全然違います。ヒラリーは私用メールを使って、リビアからシリアに武器を輸送して、イスラム国の前身である自由シリア軍に武器を渡していたんです。アルカイダたちはその武器を使ってリビア領事館を襲ったんです。

──それはもう公になっているんですか?

ジェームズ 2016年だと思うんですけど、徹底追及されてヒラリーも議会に呼ばれて宣誓下で証言しています。しかし、この時は逃げ切ったんですよ。FBIが私用メールの解析をしたんですけど、まったくなにもでなかったということだったので。FBI長官のジェームズ・コミー自身が「ヒラリーは注意に欠けていたが、問題はない」と結論を下しました。

──では、終わった事件なんですね。

ジェームズ 一旦終わっているんです。しかし、当時のFBI長官のコミーはヒラリーとズブズブの仲だったんですよ。彼は元ロッキード・マーティンの上級副社長をしていたり、HSBC(香港上海銀行)ホールディングスの取締役だった人ですから。

──ロッキードと香港上海銀行って(苦笑)。

ジェームズ 軍産複合体とグローバリストのど真ん中の人です。もちろん当時の司法長官もオバマ派なのでほとんど追及されなかったんです。でも、いまは司法長官がバーなので深いメスを入れることが可能となっています。FBI長官もクリストファー・レイでトランプ派に変わりましたし。で、そういう体制が整った中で、マクスウェル事件&エプスタイン事件つまりペド事件を蒸し返すというのは意味があるんです。

 というのも、今回、公開された裁判記録を見るとFBIがまったく仕事をしていないことがわかるんです。ジェフレさんが、ビル・クリントンがペド島にいたという証言を最初にしたのはFBIの捜査官なんです。ところが、FBIはこの証言を握り潰しているんです。ほかにもペド島に関する証言をいくつも彼らは潰しています。そういう過去の悪事が今回の裁判記録公開であぶり出されてきたんです。

──それで納得しました。いま海外のサイトを見てるとマクスウェル事件が結局、FBI批判につながってて、これなんだろう? って思っていたんですよ。

ジェームズ それが狙いです。今回のペド事件でFBIは全然仕事をしてなかったというのが証明されたんです。つまり、コミーが民主党政権を守っていたことがバレてしまった。本当はヒラリーのメールにはベンガジ事件につながる証拠が残っていて、コミーが握りつぶしたんじゃないか、といえるきっかけができたんです。


──トランプはヒラリー潰しが目的だったんですね。

ジェームズ そうです。実際、いまトランプ派では頻繁にベンガジ事件(2012年アメリカ在外公館襲撃事件)の話題が出ていますから、これは確実に狙っています。ただし、一番の目的は選挙に勝つことです。そのためのベンガジ事件です。というのもバイデンの副大統領最有力候補がスーザン・ライスなんです。彼女もヒラリーとともにベンガジ事件で暗躍してるんですよ。共和党議員からは蛇蝎のごとく嫌われています。ただし、見た目が悪くないし、元ナショナル・セキュリティ・アドバイザーでもあったので、バイデンが副大統領候補として指名すると強力なライバルになります。

 この記事が出る頃にはもう決まってる可能性もありますが、バイデンは副大統領候補に今、とても苦慮しています。ポリティコというアメリカの極左系政治メディアには、カーマラ・ハリスを副大統領に指名するという記事が突如出て、すぐに削除されたりしています。現場が右往左往している証拠なんですよ。

●大統領選はどうなる?

──今8月に入ったばかりですけど、この時点で副大統領候補が決まらないというのは異例のことなんですか?

ジェームズ バイデンは8月の第1週に発表すると言っています。8月17日にバーチャル民主党大会をやる予定なので、それまでには決めるでしょう。バイデンとしては女性票を集めたいんで副大統領候補は全員女性ですね。さっき言ましたスーザン・ライス、カーマラ・ハリス、エリザベス・ウォーレン、タミー・ダックワーズ、カレン・バスといったところです。このうち白人なのはエリザベス・ウォーレンだけで、あとは全員有色人種の血がまじっているというのも民主党らしいです。

 面白いのがエリザベス・ウォーレンで、彼女は見た目、金髪の普通の白人なんですが、折に触れて自分は先住民族チェロキー族の血を引いていると発言しているんです。その挙げ句、自分でDNA検査を受けて6世代前に先住民族の血が入っていたとか言い出してます。


──あれ? もしかして、その人ってトランプがポカホンタスとか言ってバカにして大問題になった時の人ですか?

ジェームズ そうです。トランプはそこまでして先住民族になりたいなら「ポカホンタスだ」とからかっただけなんですよ。この発言もいずれにせよ、差別発言なんですが(笑)。ただ、白人のくせにことさら先住民族ぶる姿勢には、先住民族の人たちのほうから不快感を表明されています。そういう変わった人がエリザベス・ウォーレンです。

──前から思っていたんですけど、民主党の人って「私は白人じゃない」アピールをする人ってちょこちょこいますよね?

ジェームズ 今の民主党の白人って自虐的なのが売りなんです。自虐的になればなるほど票が取れるという図式があるんです。だから、民主党の議員って普通のアメリカ人からすればおかしいんですよ。どう見たって白人の金髪女性なのに「私はインディアンです」っていうんですから、「なにを考えてるんだ?」と思うわけじゃないですか。

 あとはタミー・ダックワーズもインパクトはありますね。彼女はタイで生まれた、白人とタイ人のミックスで、元軍人です。イラク戦争に従軍して両足をなくしてるんですよ。だから、戦争の英雄なんです。その一方で、博士号も取ってるインテリでもあるので、強力な候補になる可能性もあります。ただ、ラッシュモア山というアメリカの大統領の顔が刻まれた山があるんですけど、そこでトランプが演説した時、「あの山は先住民族からまきあげた土地だ。そこで演説するなんてもってのほかだ」といって批判しています。


──いや、それを言ったらアメリカのすべての土地は先住民族からまきあげた土地だと思いますが。

ジェームズ ですから、リベラル剥き出しのデタラメな人でもあるんです。ただ、軍歴は素晴らしい人で、こういう人がいま副大統領候補としてしのぎを削ってて、トランプはどんな人間が出てきても叩けるように仕込んでるんですよ。ですから、ペド事件だけでも叩きどころがたくさんあるんですが、スーザン・ライスのような元ナショナル・セキュリティ・アドバイザーが出てきた時でも潰せるように策を練っています。あとは最終的にヒラリーを起訴して刑務所に入れるというところを見据えて動いていると思います。ヒラリーが刑務所に行ったらやはりバイデンは危機に陥るんで。

──わかりました。今後のペド事件つまりマクスウェルの裁判はそういう見方が正しいということですね。

●日本にとって最も都合のよい大統領は?

ジェームズ そういう見方はありますね。あと、日本にとって民主党政権がいいのか、共和党政権がいいのかということも考えてほしいと思います。例えば、スーザン・ライスは中国の新型大国間関係というものを容認する姿勢を取っているんです。新型大国間関係というのは、中国とアメリカで世界を牛耳りましょうという提案で、最終的にはハワイから西は中国、東はアメリカで分け合おうという話です。これは日米同盟をないがしろにする話なんですが、スーザン・ライスは認めているんですね。バイデンもオバマ時代に副大統領として習近平と会談しているんですが、この会談直前に中国は尖閣諸島の日本の防空圏に核爆撃機を飛ばしています。バイデンはそれについて一言も抗議していません。バイデンもライスも親中派なんですよ。そんな人がアメリカの指導者になるのは日本の国益になるのかどうかですね。

──まあ、これはなにも抗議しない日本に一番の問題があると思います。ただ、ライスやバイデンがなにも抗議しないのもおかしいですよね。米国の覇権体制をおびやかしているわけですから。だから、日本もアメリカも変な政治家が多いですよね、売国的な人が結構いて。

ジェームズ だから、民主党のやってることって一貫して反米的なんですよ。逆にトランプ派は一貫して米国の利権を守る、北軍的アイデンティを守るということなんです。ですから、現在の日本から見て、尖閣諸島を守るという観点だけから見ても、どっちのほうが日本の国益に適っているかというと圧倒的にトランプ政権のほうなんですよ。

 ただし、トランプは日本のことを思って行動してるわけではないですよ。アメリカから見ても職を中国に奪われていって産業の空洞化が起こって内陸部では貧困が著しいんですよ。これをどうにかしないとアメリカはずっと中国や国際金融資本に搾取され続けるんです。なのに、民主党は中国の味方をやめないんです。その理由は金のためです。今の政治家はあまりにも金のために動きすぎているんで、エージェントからすれば、言語道断ですよね。

──ジェームズさんは、だからトランプを応援するんですか?

ジェームズ ああ、そう見えるかもしれませんね。でも、私の立場はどちらでもないです。トランプ政権も民主党も結局はバックに諜報機関がおり、双方が謀略でしのぎを削っています。あえていうなら、トランプのほうが面白いですね。逆に民主党政権はものすごくつまらない。トランプの方がはるかに謀略のレベルが高く、民主党は肝心の政策も抽象的なことばかりで、応援しようがないんですよ。ですから、民主党政権が今後対トランプで面白い仕掛けをしてきたら、そちらに乗ると思いますよ。いまはトランプのほうが面白いですね。


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世界のエリートが「小児性愛(ペド)儀式」を行う理由を徹底解説!! 諜報関係者「ロリータは支配階級の重要な文化」
2019.09.06
https://tocana.jp/2019/09/post_111872_entry.html

■エプスタイン事件の真相とロリータ

 それではさっそく世界的事件の裏側に迫っていきましょう。9月現在、ホットな話題といえば、ジェフリー・エプスタインの自殺ではないでしょうか。


エプスタインの華麗な人脈を紹介する「ニューヨークタイムズ」

Who Is Jeffrey Epstein? - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=cEiJF6eqhFQ


 彼はニューヨークのヘッジファンドの社長で、個人資産が何千億という人物でしたが、ペドフィリア。つまりロリータ趣味があり、過去に児童買春の罪で服役しています。しかし、彼は大富豪や政治家相手の巨大な児童買春サークルを運営していて、顧客にはイギリス王室のアンドリュー王子やビル・クリントン夫妻の名前も上がっています。また、トランプ大統領も彼の友人です。そのため、司法取引によって、大甘の扱い(刑務所の出入りは自由。夜間のみ刑務所に居ればOK)で服役していました。

 そんなやりたい放題だったエプスタインが、今年の7月に再び児童買春で逮捕されたのです。ただし、今回は前回のような司法取引はなく、ニューヨーク州の裁判所も徹底的に事件を解明する構えを見せていました。政治家やイギリス王室は気が気ではなかったと思いますが、その矢先の8月10日にエプスタインは拘置所内で自殺したのです。

 当然、欧米のマスコミは「自殺ではなく暗殺だ」と大騒ぎになりました。前述したように彼の周辺には英国王室から政治家、元大統領、現大統領までいます。彼らはエプスタインが所有する乱交島(リトル・セント・ジェームズ島)で少女たちを弄んでいたわけですが、この島に渡るためのエプスタインのプライベートジェット、通称「ロリータ・エクスプレス」にビル・クリントンが27回搭乗していたことすら判明しています。

 また、最初に服役した時の大甘の司法取引をした検事がアレクサンダー・アコスタだったことも判明。彼はトランプ政権の現職労働大臣だったため、エプスタインとトランプ大統領との関係も再び、疑われ始めてしまいます。

 そんな最中にエプスタインが自殺、事件は闇に葬られてしまったわけですが、この事件の本質はタブロイド誌が喜ぶ世界のセレブのロリータ乱交事件というだけではないのです。

■エプスタインはフィクサーだった

 そもそもエプスタインは情報機関に深く関わる人間でした。一介の数学の教師が金融業界に入って大富豪になる、という普通ではありえない経歴も情報機関との関わりがあったからこそ実現した話なのです。

 では、彼は、ロリータコミューンで、どんな仕事をしていたのでしょうか?

 それはアラブの王様、金融業界のトップ、そして大物政治家のような所謂グローバリストと呼ばれる人々に対しフィクサー的役割を担っていました。

 本物のロリータ好きの彼をそんな重要な役目に抜擢して大丈夫なのか?と思う人もいるでしょうが、彼に白羽の矢が立ったのはまさに彼が本物のロリータ好きだったためです。


■世界各国にある処女信仰

世界のエリートが「小児性愛(ペド)儀式」を行う理由を徹底解説!! 諜報関係者「ロリータは支配階級の重要な文化」の画像3

 実はこのロリータという嗜好は中東系の一部には古くからある習慣なのです。それは古代メソポタミア文明の時代まで遡り、古代ギリシャの大歴史家ヘロドトスが当時の中東では「神殿バイシュン」なる文化が存在したと記録しています。特に、古代バビロンの豊穣神であったイシュタール女神信仰は有名で、神殿娼婦と呼ばれる女性神職者が神性を体現するものとして儀式を行っていました。

 ここで重要なのが、女性神職者が処女であるか否かの点です。イシュタール女神は「エロス」を象徴し、純粋である処女はこのエロスのパワーを包容しており、相手をアセンションへと誘うと信じられていました。つまり、処女の女性神職者と行為に及ぶ男性にとっては、神がかり的なパワーを吸収できるという御利益があるということです。このような思想は、実は世界の他の地域でも観察され、インドのタントラヨガや中国道教の房中術との共通点が見られます。

 中東発祥のロリータ文化の特徴は、一神教の出現により、神殿バイシュンのような土着文化がペイガニズムと一括に軽蔑や弾圧の対象となったことです。実際、新約聖書のヨハネ黙示録に出現する大淫婦バビロンは、イシュタール女神を指すと考えられています。

 しかし、近代になりグローバリストと呼ばれる世界エリートは、表向きには一神教信仰を標榜しつつ、裏では自らの権力拡大のためロリータを含む古代中東発祥のペイガニズムの儀式を行っていました。グローバリストとは、読者の皆さんもご存知かと思いますが、世界の金融や石油、戦争ビジネスの利権と直結しており、彼らのネットワークで認められるという意味では、あるまじきことですが、ロリータは通過儀礼のような重要な文化に昇格してしまったのです。

■エプスタインは死んでない

エプスタインの遺体と、生前の写真を並べたもの。画像は「WND」より引用。(編集部注:鼻の形と耳の形が違うという指摘がある)

 ここでインテリジェンス特有の問題が生じます。インテリジェンスの世界では「矛盾」という概念が非常に重要で、それは工作活動に利用されるべき対象として見なされます。グローバリスト特有の矛盾とはまさに、敬虔な一神教教徒という表の顔とロリータを含むペイガニズム信仰者という裏の顔を持ち合わせていることです。つまり、裏の顔がバレると社会的制裁を受ける可能性を孕んでいるということです。諜報機関関係者にとって、世界のピラミッドの頂点に立つエリートがそのような矛盾を持っているという事実は格好の工作対象になります。実際、ソ連のKGBは、対米工作で当時の米国社会では認められていなかった同性愛者をターゲットにしていました。例えば、グローバリストの代表格であり、バイセクシャルであったアメリカの某元国務長官がモスクワに弱みを握られていたのは、我々諜報機関関係者の間では常識です。


 冷戦後、グローバリストが長らく時代を謳歌していた時に登場したのが、エージェント・エプスタインでした。彼は、自身がロリコンでしかも金融業界でもウォールストリートでも有数の大富豪であったため、エージェントになるのには格好の人物でした。金融業界の奥深くやアラブの王様たちに近づきたい人たちのためにロリータコミューンを作り、秘密の共有によって、結束をより強固にするための役割を担っていたのです。実際イギリスのアンドリュー王子も、ロリータ島に渡ったあとにアラブの王様たちとビジネスの話をしています。

 エプスタインが受け持った案件は、クリントン家も密に関与しているリビアのカダフィ政権転覆のための武器輸送等、世界中の裏工作の最前線を行くものばかりでした。彼はこういった、世間には出せない秘密のコミュニティを管理、運営する役目を担っていたエージェントだったのです。

 ですから、私はエプスタインが本当に死んでいるかどうかを疑わしく思っています。たしかに、エージェントは役目が終わると「消される」という運命にあります。しかし、エプスタインの場合は王侯貴族たちと付き合いながらの女衒業ですから、かなりのダーティーワークです。口の軽い客たちの情報漏洩を細心の注意を払いながら防止する一方で、彼らのわがままも聞くのです。代わりの人材がおいそれと見つかるとは思えません。事件当初から替え玉自殺説が出ていましたが、私もかなりの確率で死んだのは替え玉ではないかと感じています。エプスタインの不可解な死は、迷宮入りの可能性を孕んでいますが、今後重要なのは彼に関連する資料が公開されるということです。

 今回の事件で、トランプ大統領が国家権力をもって、グローバリストの「恥部」にメスを入れ、来年行われる米国大統領選挙で再選に向けて徹底的に利用するでしょう。クリントン家が生贄にされ、ジョー・バイデン民主党候補などのグローバリスト勢力が一掃される可能性が十分にあります。ロシアゲート疑惑が否定された今、「ロリータゲート」ならぬ政治スキャンダルが今後展開されるでしょう。

「信じるか、信じないかはあなた次第」ではなく、これはインテリジェンスから導き出されたひとつの答えです。

 エプスタインにまつわる一連の事件は、 いかに一般報道ではわからない世界構造が存在するかを我々に示してくれました。既存メディアの信頼性が失墜しフェイクニュースが溢れる中、メディアリテラシーが低い日本に将来があるのでしょうか? 国民一人ひとりの意識革命が必要と思います。

 我々諜報機関関係者は常に表と裏の世界の間を往き来し、双方の知識を活用することで真の自由人を自負しています。「一を聞いて十を知る」といわれますが、我々の世界では欠かせないスキルです。なぜなら、失敗は死を意味するからです。インテリジェンスは人生の指針でもあるのです。

 あなたも、ぜひインテリジェンスの知識や技術を有効活用し、自らの人生において常識に囚われない真の自由を勝ち取ってください。

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