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韓国の【N番部屋事件】性器に覚醒剤&虫、少女逆立ち性行為…報道規制かかる残虐実態!

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2022/05/19 (Thu) 10:37:38

韓国の【N番部屋事件】性器に覚醒剤&虫、少女逆立ち性行為、男児強姦、母絶叫…報道規制かかる残虐実態!
2020.03.26
https://tocana.jp/2020/03/post_149658_entry.html

 新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる韓国で、前代未聞のおぞましい犯罪が明るみになった。

 2020年3月までの約一年半もの間、未成年者を含む74人もの韓国人女性が「博士」と呼ばれる人物らにネット上で脅迫された挙句、性的行為や人に見られては尊厳を失う関わるような姿を生配信させられていたのだ。

 博士らは、Twitter上で様々な女性を物色し、その中から性的に露出の高い写真を投稿している若い女性らに罠リンクを送り付け、クリックしてしまった女性の個人情報を入手。または、「秘密のアルバイト」として募集した女性の性的な画像を撮影したうえで、「警察に通報する」「家族に知らせる」など脅迫していた。

 さらに博士らは、秘匿性の高さから犯罪集団も御用達のチャットアプリ・Telegram(テレグラム)のグループ視聴機能を利用し、入会金を支払った数十万人もの会員に女性らの生配信を公開していたのだ。入会金は最大で約20万円にも上ったが、過激な内容が変態男性の間で密かに人気を博し、登録されていた会員数は26万人にものぼったという。

 博士らが開設したチャットグループは複数あり、それぞれ「1番部屋」や「5番部屋」などと番号が振られていたことから、この事件は「N番ルーム事件」と呼ばれている。

【N番ルーム事件・閲覧注意】性器に覚醒剤&虫、少女逆立ち性行為、男児強姦、母絶叫…報道規制かかる残虐実態!の画像2
チョ・ジュビン/韓国のテレビ局CBSが公開した犯人の顔写真(網易新聞)より
 韓国当局は、2019年の前半には児童ポルノ事件にからんでN番部屋をマークしていたようだが、核心に迫るには時間がかかったようだ。博士と名乗っていた25歳の男、チョ・ジュビンが13人の関係者とともに逮捕されたのは、N番部屋が生まれてから1年半がたった今年3月16日のことだった。チョの自宅からは、会員から受け取ったと見られる1.3億ウォン(約1300万円)の現金が見つかっている。

 警察の調べによると、N番部屋の26万人ともいわれる会員からの会費徴収には、足がつかないよう仮想通貨が使用されており、さらに捜査機関の追跡を不可能にする最新技術も使われていた。チョの仮想通貨のウォレットからは、32億ウォン(約2億9千万円)もの入出金が確認されたという。

ただ、チョはN番部屋の中心人物となったのは2019年7月ごろからで、それより以前には別の人物がN番部屋の首謀者だったことも明らかになっている。しかし、チョ以前の首謀者の身元や所在については全く分かっていない。

 こうした事件の概要については、韓国の現地報道を引用する形で、日本でも報じられている。ただ、かなり日本では報道規制がかかっている上、当地の韓国メディアですら、あまりに生々しすぎるその全容を伝えているものは少ない。

 しかし、韓国最大の中国語紙「亜州日報」(3月22日付)が伝える事件の実態は、一般的に報道されているものよりも輪をかけておぞましい。

 ーN番部屋では、被害女性たちは奴隷と呼ばれ、どんな要求も受け入れるしかなかったようだ。以下は、大手メディアが報じている内容である。

・ある女性は、生配信中に刃物で自らの身体に「奴隷」の文字を刻まされた。
・またある女性は年端もいかない幼い男児と性行為を行うことを強要された。
・さらにカメラの前でレイプされた被害者もいた。
・大小便を飲み込んだりさせられた者もいた。
・虫を性器に挿入する者もいた。
・実際に視聴者に会い性行為をさせられた者もいた。
・最年少の被害者は、なんと11歳の女児だった。
(ネットでは6歳や8歳の被害者もいたとされているが、中・韓の大手メディアは11歳と報じている)

 さらに、大手メディアが報道規制をかけているとみられるものの、韓国版2chと呼ばれる大手掲示板「イルベ」に寄せられた情報によると、

・刃物を突きつけられた少女が男子トイレの小便器で逆立ちして自慰行為
・浮浪者風の複数の男に輪姦されている30代くらいに女の傍で、男の子が「おかあさん!」と絶叫
・たらふく食事を与えられた女性が、最後に虫や汚物を食べることを強制され、嘔吐。しかし吐き出した嘔吐物も食べるように強制され、泣きながら手ですくって飲み込む。
・覚醒剤を陰部に塗りたくられた女性がバイブで責められまくり、白目を剥く
などが報告されている。

【N番ルーム事件・閲覧注意】性器に覚醒剤&虫、少女逆立ち性行為、男児強姦、母絶叫…報道規制かかる残虐実態!の画像4
女性たちが性的な行為を強要されていたテレグラムのチャットルーム 画像は「koreaboo.com」より引用
 韓国国内では、N番部屋の運営に関わった者だけでなく、26万の全会員の個人情報を公開するよう求める嘆願書に00万人ものが署名が集まっている。さらに芸能界からもGirl’s Dayメンバー・ヘリや、EXOメンバーのチャンヨル、ベクヒョンなども請願書を支持する声明を発表している。

 こうした声に応じるかのように、韓国警察はアメリカFBIの協力も得て合同で捜査を行うことを明らかにしている、会員だった26万人の変態野郎どもは、今頃縮み上がっていることだろう。

文=廣瀬大介

https://tocana.jp/2020/03/post_149658_entry.html  

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女性に性的暴行、身体に虫を入れさせる動画を…史上最悪のデジタル性犯罪「n番ルーム事件」、“懲役42年”の意味
菅野 朋子2021/10/19
https://bunshun.jp/articles/-/49385

 10月14日、韓国の最高裁判所はデジタル性犯罪「n番ルーム」事件で「博士ルーム」を運営していたチョ・ジュビン(26歳)へ懲役42年を宣告、刑が確定した。

 判決は、児童・青少年の性保護に関する法律違反、淫乱物を製作し配布及び犯罪団体を組織した疑いなどによるもの。10年間の身元公開、児童・青少年関連機関や障害者の福祉施設での就業制限、そして出所後30年間、位置追跡のための電子足輪を付着すること、1億ウォン(約980万円)あまりの追徴金なども科せられた。

残酷さが際立っていた、大規模なデジタル性犯罪事件
 韓国でのデジタル性犯罪史上、懲役42年の実刑は前例がなく、ネット上では「ようやく被害者にも目が向けられた判決が出た」「いまだに加害者中心主義だ。量刑はまだ軽い」などの声が飛び交っていた。


「n番ルーム」は大規模なデジタル性犯罪事件であり、その中でも「博士ルーム」は残酷さが際立っていた。

2020年3月25日、初めて公の場に姿を晒した「博士ルーム」の主犯格、チョ・ジュビン容疑者(当時)©共同通信社

 事件が公になったのは昨年(2020年)3月。主犯格のチョ・ジュビンが逮捕され、犯罪の詳細が報じられると、韓国社会は騒然となった。

 犯人の身元公開を求める声が高まり、3月25日、チョはソウル市内の警察署の正門で姿を晒した。悪びれる様子はまったくなく、「止められなかった悪魔の生き方を止めていただいて本当にありがとうございます」と言い放った。当時、プロファイラー(犯罪心理分析官)は、「まだ支配者を気取っている」と分析していた。

 チョはソウル市郊外の短大で情報通信を専攻。成績は優秀で保育園でボランティア活動もしていたことが分かっている。

「n番ルーム」とは、サイバー上に作られた複数のチャットルームの総称で、創設したのはチョとは別の人物だ。2017年1月頃から存在し、19年2月頃には8つの秘密のルームが開設されており、チョは「博士ルーム」を2020年2月頃まで運営していた。ルームでは女性の性的写真や動画を流布し、いずれも有料会員制だった。

女性に性的暴行を加えたり、身体に異物を入れさせる動画が
「博士ルーム」では、女性を「奴隷」と呼び、写真や動画を公開する前の待機画面は「奴隷たちが待機中です」だった。動画は女性を性的暴行したものや、さらには、便器の水を飲ませたり、身体に虫などの異物を入れさせたりする姿などを撮影した映像もあったという。

 セキュリティが高いといわれるチャッティングアプリ「テレグラム」を利用し、まず会員を無料の「お試しチャット」で誘引。その後、「もっと刺激的な内容を」という宣伝文句とともに入場料を20万ウォン(約1万8000円)から最大150万ウォン(約14万7000万円)に設定していた。入場料は映像を製作する“支援金”と嘯き、仮想通貨で取引。チョは数億ウォン(約数千万円)を稼いでいた。

 被害者は確認されただけで74人ともいわれ、確かな数字は公になっていないが、14歳から18歳までの未成年者の被害者が相当数含まれていたことが判明している。


チョ・ジュビン容疑者(当時、中央)。 「博士」という特別なニックネームをつけたのは、この犯罪では自分がトップであるという自信の表れ。支配欲、統制欲が高いとされる ©AFLO


組織的に運営されていた「ルーム」の実態
 チョは「博士ルーム」を組織的に運営していたとみなされている。組織は大雑把に「被害者誘引」、「性的搾取物の製作」、「性的搾取物の流布」、「映像収益金の管理」の4つに分かれており、まず、SNSに「モデルのお仕事」や「オンラインでのデートアルバイト募集」のような文言をアップし、問い合わせをしてきた女性に顔や手を撮影して送るように促した。

 写真が送られてくると、金銭をいったん振り込み、その後、採用契約書を作成するためと偽って連絡先を送らせた後、ハッキングや役所で働く“部下”を使って女性の詳細な身元を入手した。その後、性的な写真を撮らせ、これを拒絶されると、ネットに写真をばらまくなどと脅迫。生活費のために応募した被害者のひとりは、報復が怖くて両親には言えなかったと告白している。

 さらに女性たちのもとへ製作部隊を送り込み、性的に暴行するシーンなどを撮影。それらを有料会員に流していたのだ。情報漏洩を防ぐために会員にも身元を明らかにさせるという周到ぶりで、それでも博士ルームの会員数は重複している者も含めて1万5000名ほどいたといわれている。


被害に遭った後、自ら命を絶った被害者も
 流布されていた映像の中には、「女子中学生が拷問される姿や自傷行為を強要される映像も含まれていた」と韓国で犯罪心理学の第一人者として知られるイ・スジョン京畿大学犯罪心理学科教授は言う。

「博士ルームでは、“グルーミング”という、まだ幼い子どもたちの心理を利用して接近し手なずける方法を使って、中学生などを誘引し、身元を確認して脅迫に及び、性的搾取物を撮影していました。モデルの仕事といわれてもまだよく判断がつかない年齢です。被害に遭った後、自ら命を絶った被害者もいました。

 皮肉なことですが、n番ルーム事件の後、韓国では性犯罪における被害者への理解を高めることになりました。被害者の中に未成年者が相当数いた事実が分かり、韓国社会に未成年者は絶対的に保護すべきだという認識が共有されたのです。これまでは性犯罪事件では巻き込まれた未成年者も共犯者とみなされましたが、n番ルーム事件での被害者はひとりも処罰されずに支援を受けています」


懲役42年は「厳罰に処する」という裁判所の強い意志
 チョの逮捕からひと月後、検察は被害者への法律的な面からの支援に乗り出し、5月には、性的同意年齢(性行為の同意能力があるとみなされる年齢)もそれまでの13歳から16歳に引き上げられている。ちなみに同年齢は、米国では16~18歳、英国、カナダなどで16歳、ドイツは14歳となっていて、日本にいたっては13歳と低い。

 チョは一審では無期懲役を求刑されたが、判決は懲役45年となり、控訴審では懲役42年に減刑された。これは、いわゆる加害者が裁判所に提出する反省文や奉仕活動などによるものだが、チョは、被害者へ脅迫も強要もしなかったとして被害者を証人として法廷に立たせることを要請したといわれ、減刑のための“加害者のための反省”だったことが分かる。イ教授は量刑についてこう説明する。

「無期懲役を宣告しても20年くらい過ぎると仮釈放の審査を受け始め、遅くとも30年くらいで釈放となります。懲役42年という無期懲役よりも軽いと思う人もいるようですが、チョ・ジュビンの犯行は組織的にルームを運営していた性犯罪であったという点から、裁判所が無期という曖昧な刑罰ではなく、厳罰に処するという強い意志を表したものだと思います」

海外では加重主義により懲役数百年、十数万年なども
 韓国ではn番ルーム事件を契機にデジタル性犯罪についての法改正と共に量刑についての論議も始まり、最高裁の量刑委員会は昨年末、デジタル性犯罪の量刑基準を最高懲役29年3カ月に引き上げることを決定していた。今回のチョへの懲役42年は、この新しい量刑基準に則ったものといわれている。

 ペ・サンフンソウルデジタル大学警察学科教授は今回の最高裁の判決は性犯罪における加重主義の先駆けとなったのではないかと話す。

「性犯罪事件においてもひとつひとつの量刑が軽すぎるのではないかといわれており、今回のチョ・ジュビンの場合は性犯罪において刑罰を合算する加重主義を補完するものになったのではないかと見ています」


 海外ではこうした加重主義により懲役数百年、十数万年なども珍しくない。

チョ・ジュビン容疑者(当時) 支配しやすい被害者を選んでいた ©AFLO

決して対岸の火事ではない
 チョ以外の「博士ルーム」の共犯者7人は、それぞれ懲役12年から17年、未成年者ひとりには長期で懲役10年、短期5年が確定し、有料会員だった2人についてもそれぞれ懲役7年と8年が確定している。

 また、n番ルームを最初に開設したムン・ヒョンウク(25歳)は控訴審で懲役34年が言い渡されており、最高裁の判決に注目が集っている。

 チョ・ジュビンへの懲役42年の意味について前出のイ教授は言う。

「懲役42年によってデジタル性犯罪が十分に抑えられるとはまったく思いませんが、この事件により、児童・青少年性犯罪において未成年者が保護されるべき対象となり、被害者にも目が向けられるきっかけになったと思います。性的同意年齢が16歳まで引き上げられたことの意味は大きいです」

 翻って日本の「性的同意年齢」は明治時代に制定されてから「13歳」のまま変わっていない。こうした議論はどこまで進んでいるのだろうか。デジタル社会にあってn番ルーム事件も決して対岸の火事ではない。


この記事の写真(4枚)
https://bunshun.jp/articles/-/49385?page=4


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女性を「奴隷」にする卑劣な手口……韓国の残酷わいせつ動画配信「n番ルーム」のおぞましい実態
菅野 朋子2020/04/01
https://bunshun.jp/articles/-/36966

「止められなかった悪魔の生き方を止めていただいて、本当にありがとうございます」

 台本を読むかのような、淀みない口調だった。

 3月25日、「n番ルーム事件」の犯人のひとりの身元が公開された。もっとも残酷でおぞましいとされた「博士ルーム」を運営していたチョ・ジュビン(24歳)は鍾路警察署の正門に姿を現わすと、200人ほどの報道陣を前に質問には答えず、言いたいことだけを淡々と語った。性犯罪容疑者としては異例の身元公開だった。


 チョの容疑は、児童猥褻物制作と強制性交、脅迫、強要、詐欺など全部で7つ。

「n番ルーム」とは、サイバー空間に作られた複数のチャットルームの総称で、「博士ルーム」はその中のひとつ。チョの共犯として13人も検挙された。

警察署の留置場の洗面所に頭をぶつけて自害行為をしたと伝えられたチョ・ジュビンは、首にはギプスをはめ、頭には絆創膏を貼って現われた ©AFLO

 チョは2018年9月から「博士ルーム」を運営していたとされ、ここで、未成年者を含む女性の性的写真や動画などを流布し、閲覧させることで、数億ウォン(約数千万円)もの大金を稼いでいた。家宅捜索では、自宅から1億3000万ウォン(約1300万円)の現金が見つかっている。

「博士ルーム」では、女性は「奴隷」
「博士ルーム」の中は、写真や動画の内容別にさらに3つのチャットルームに分けられていた。「お試しチャットルーム」は無料だが、そこで好奇心をくすぐった後、各ルームに誘引。写真や動画の内容により、入場料は、20万ウォン(約2万円)から150万ウォン(約15万円)」と引き上げられていく仕組みだった。会員は1万人ほどといわれたが、その後の捜査で、チャットに参加した1万5000人ほどのハンドルネームを警察が押収している。

 被害女性は確認されているだけで74人。この中に未成年者は16人いた。

 手口は卑劣だった。チョは、SNSに「高額スポンサー、アルバイト募集」のような文言をアップし、問い合わせをしてきた女性に「簡単なアルバイト」と説明した後、顔と手が映った写真を送るよう促したという。

 写真が送られてくると、ハッキングや役所で働く人物を使って女性の身元を調査し、確認。その後、今度は性的な写真を送ることを要求した。相手が断ると、身元情報を入手していることをもとに脅迫。性的な写真を送るよう指示し、さらには、人を使って女性を暴行するなどした映像を撮影し、「博士ルーム」で流していた。

 会員は入場料をそうした映像製作の“支援金”と嘯(うそぶ)いていたという。「博士ルーム」では、女性は「奴隷」などと呼ばれ、蔑まれた。


マスコミ志望の大学生が暴いた
「博士ルーム」や他の「n番ルーム」もラインのようなチャッティングアプリ「テレグラム」を利用していた。「テレグラム」本部はロシアにあるともいわれるが、真実かは定かではない。

 韓国紙記者が言う。

「テレグラムは、ロシア政府が事件の捜査に協力するよう求めた際にそれを拒んだ逸話があり、韓国の若い世代には“反権力”の存在として、そして、セキュリティが高いという認識が広まって、人気が出たといわれています。


 今回、そのセキュリティが高いといわれたテレグラムからどうやって『博士ルーム』などの『n番ルーム』の存在が暴かれたのかにも関心が集まりました。デジタル性犯罪の撲滅を目的に活動している市民団体が会員を装って、ルームに入場し、会話などをキャプチャー。それを証拠として警察に捜査依頼を行ったことが捜査のきっかけだったといわれています」

 中でも、「博士ルーム」の存在は、マスコミ志望の大学生が暴いたことが報じられた。


 韓国のプロファイラー(犯罪心理分析官)の第一人者は捜査過程をこう解説する。

「警察はたれ込まれた情報をもとにまずIPアドレスを突き止めました。しかし、犯人は身元を追跡されないよう、自宅ではネットを使わず、ネットカフェやWi-Fiがある公共の場、移動中のバスの中などで投稿していた。警察はそれぞれの場所を特定し、出入りする人物を洗い出し、クロスチェックしながら容疑者を絞りました。

 容疑者が絞られてからは、携帯や自宅のパソコンのハードディスクにある動画などを押収して逮捕。また、今回は、入場料はビットコインなどの仮想通貨を使っていたものの、仮想通貨を現金に交換する際は、実名を用いなければならず、そこからも足がついたと聞いています」

サイバー空間では簡単に他人をコントロールできる
 逮捕されたチョは、ソウル郊外にある短大で情報通信を専攻。成績は優秀で大学新聞の編集長も務めた。幼い頃からの知り合いは、チョに元々女性を嫌悪するような傾向もあったものの、チョの家が貧しいため、今回の犯行の一番の目的はカネだったのではないかと韓国メディアに話している。前述のプロファイラーはこう分析する。

「チョの目的は、他人を支配することです。人をコントロールすることが目的で、権力志向でもある。自分が上に上って権利を掴むのなら良かったのかもしれませんが、他人を貶めて自分の権力を高めようとした。おそらく、サイバー空間では意外にも簡単に他人をコントロールできるということをある瞬間、知ったのだと思います。
サイコパスを支配するサイコパス「スーパープレデター」
 米国では2000年代になってスーパープレデターという概念が現われました。サイコパスを支配するサイコパスを指し、サイコパスを通して利益を得ようとする存在です。米国では警察も怖れるといわれる10代後半から20代前半のギャングのリーダー格を先生、教授、博士、ドクターと呼んでいました。『博士ルーム』の『博士』というネーミングがどういう概念からきたのかはわかりませんが、スーパープレデターという概念を知っていて使ったのであれば、自分をどう分析していたのか」

 チョは「博士ルーム」を運営しながら、実生活では保育園のボランティアなども行っていて、その二面性に注目する犯罪心理学者もいる。「博士ルーム」の実態は捜査が始まったばかりでまだ不明な点も多い。チョ・ジュビンが「博士ルーム」を運営していた「博士」だとされたが、別の犯罪心理学者は、「チームで動いていた可能性もある」と指摘している。


 チョは冒頭の身元公開で、“悪魔発言”の他にも、ケーブルテレビ局・JTBC社長や元光州市長らの名前を実名であげ、「迷惑をかけた」と謝罪した。JTBCは朴槿恵前大統領弾劾のきっかけとなったタブレットパソコンの存在を暴き、当時アンカーだった社長は一躍時の人となった。いずれもチョにより脅迫されたり、だまされたりしており、JBC社長は殺害までほのめかされたことが明るみにでた。ふたりとも、要求されるまま送金しており、JTBC社長は2000万ウォン(約200万円)を振り込んでいるが、詳細はまだ闇の中だ。


悪魔という表現も自己顕示欲を満たすため
「有名人の名を口にしたのはメディアや世論の関心を『n番ルーム事件』から逸らす意図もあったでしょうし、また、そうした誰もが知る人物でも簡単に操れる、意のままにできるという、自分の偉大さを誇示する目的もあったでしょう。悪魔という表現を使ったのも自己顕示欲を満たすためだった」(前出プロファイラー)

 異例の身元公開の背景には世論がある。青瓦台(大統領府)のHPにある国民請願の掲示板に書き込まれた「テレグラムn番ルーム(犯人を)身元公開およびフォトラインに立たせてください」には5日間で史上最高となる200万人あまりの賛同の声が集まり、文在寅大統領も署名に言及。警察も動かざるを得なくなった。


 掲示板には、「n番ルーム」の会員の身元公開を要求する請願も書き込まれており、こちらにも199万人あまりの同意が集っている。

 チョが逮捕された後、大手ポータルサイトの検索語で上位に上がっていたのは「テレグラム脱退」関連で、「n番ルーム」への入場手続きは複雑で偶然入場することはできないにもかかわらず、「偶然見てしまったが処罰されるのか」という書き込みも多くみられた。

 また、「n番ルーム」の運営者の中には一転、自警団と自称し、会員の名前を警察に提供し始めた者もいる。メディアは当初、そうした運営者らを単なる自警団として好意的に報じたりもし、事件の複雑さを際立たせている。


高額を稼いていたが、車も持たず、賃貸で暮しているなど、チョの暮しぶりは質素だったと伝えられている ©AFLO

法の空白をついたデジタル性犯罪
「n番ルーム」は過去にあったデジタル性犯罪の延長線上の産物という声も上がる。韓国ではこうしたデジタル性犯罪は1990年代後半から出現しており、チョはそうしたサイトと共に成長した世代といわれる。それを、さらに悪質に発展させたのが「n番ルーム」だったのだ。前出のプロファイラーはこう警鐘を鳴らす。

「韓国は、こうした犯罪を監視せず、捜査もしてこなかったし、逮捕されても量刑は軽かった。法の空白をついたデジタル性犯罪ともいえる。まずは法の整備が急務で、根絶できるとはいえないが、今の状況を改善していかなければならない」

 韓国で、過去、同じようなデジタル性犯罪で逮捕された中でもっとも重い量刑は懲役4年だった。これは日本も似たようなもの。一方、米国では終身刑になるケースもあるという。

 チョは検察に送致され、すべての容疑を認めており、「動機はカネだった」と告白したとも報じられた。裁判にも注目が集まる中、担当判事が亡くなった元KARAのメンバー、ク・ハラさんのリベンジポルノを担当し、相手の男性の量刑を軽くしたといわれる判事だと分かると世論はまた紛糾。結局、別の判事が担当することになった。


この記事の写真(4枚)
https://bunshun.jp/articles/-/36966?page=4



凶悪な性犯罪組織を暴いた26歳女性、韓国の既成政治と対決
2022年5月31日

韓国の活動家、朴志玹(パク・ジヒョン)氏は21歳の誕生日を迎えてから5年間のうちにインターネット上の性犯罪組織による被害を暴き、自らもドキュメンタリー番組に登場し、身元を明かした後には有力な大統領候補の顧問を務めた。

朴氏は当初、テレビ報道の仕事に就く計画だった。結婚して子供を持ち、ゆくゆくは引退して世界を旅する計画だった。しかし大学在学中にセクハラ被害を訴える「#MeToo」(「私も」の意味 )運動に火が付き、韓国でも不法な撮影に対する意識が高まる状況を経験した。2018年には数千人の女性がソウル中心部で抗議デモを展開し、こうした問題を真剣に捉えるよう政府に訴えた。これが朴氏のジャーナリスト的本能を刺激。友人と参加した学生ジャーナリズム大会で1位を獲得した。

  性犯罪の温床となっていた「n番部屋」への潜入ではまず目にするものの多さに圧倒された。最初のチャットルームだけで20ギガバイト、約14本の完全版映画に相当する量の動画・画像があり、盗撮用カメラなどで撮影されたものだった。多くのユーザーは屈辱的なポーズの女性の写真や自らを傷つける女性の動画を提供していた。大半のケースで嫌がらせや脅迫、ゆすりで入手されたとみられた。


  朴氏は「これは犯罪だと人々は知っているが、社会の一部ではそれが重大だという概念がないようだ」と指摘。「韓国で言う『ポルノ』は性的搾取や性犯罪を題材とするものだ」とし、「私はこれが問題だと思う。若い男性がこうしたものを見てもOKだという共通認識があるためだ」と語った。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQL1UT0G1KW01
2:777 :

2022/05/19 (Thu) 10:38:17

【閲覧注意・中国版N番部屋事件!】4歳幼女を強姦、小さい口で男の陰部を…会員数は本家の30倍以上の壮絶事件発生!
2020.04.04
https://tocana.jp/2020/04/post_150877_entry.html


 韓国「N番部屋事件」は、ネット犯罪史上、類を見ない凄惨さで世界に衝撃を与えた。そんな中、中国でも酷似した事件が発覚した。

参考:【N番部屋事件・閲覧注意】性器に覚醒剤&虫、少女逆立ち性行為、男児強姦、母絶叫…報道規制かかる残虐実態!

 中国「新民週刊」(3月30日付)は、中国国内のSNSや会員制サイトで、未成年の少女や幼い子供が性的な行為をさせられている大量の映像が、グループチャットで共有され売買されていることを伝え、“中国版N番部屋事件”として大きく報じている。

 記事によると、韓国でN番部屋事件が深刻化する中、新民週刊が中国国内のネットを使った性犯罪の調査を行ったところ、海外サーバーを使い、中国人向けに未成年者のポルノ動画の提供を行っていた巨大なアダルトサイト群の存在が確認されたのだ。
【閲覧注意・中国版N番部屋事件!】4歳幼女を強姦、小さい口で男の陰部を…会員数は本家の30倍以上の壮絶事件発生!の画像2
捜査対象となったサイト(画像は「今日頭条」より)
 サイト名はそれぞれ、「芽苗論壇」、「蘿莉网」、「〇楽园(〇は口へんに幼)」、「蘿莉天国」などで、中国語で幼女を意味する「蘿莉(ロリ)」などがサイト名に入っていることが分かる。この中で最も会員数が多いのが「芽苗論壇」というサイトで、会員者数はなんと860万人以上だという。サイトには、欧米や中国の幼い女児を映したポルノ動画の他に、中学生・高校生などのものも確認できる。動画の横には、内容を示す説明文があり、「4歳幼女」という言葉が確認できるものもある。

【閲覧注意・中国版N番部屋事件!】4歳幼女を強姦、小さい口で男の陰部を…会員数は本家の30倍以上の壮絶事件発生!の画像3
左上:女児にストッキングを穿かせてあげたけど慣れた感じだ、右上:動画をアップしてほしくてたまらない女児たち、左下:俺たちのかわいいロリ娘たち、右下:女の子たち、こっちにおいで。パパがこんなふうに同じことをしてあげるよ
 会員たちは、閲覧する動画の回数によって会費が3段階に分けられており、初級会員は月額333元(約5300円)、中級会員は月額666元(10700円)、上級会員は月額999元(約16000円)となっている。

同ポルノサイトを取材していた中国メディアの記者は、内情を次のように語る。
「出演させられていた女児には、出稼ぎに行った両親と離れ、農村部で祖父母や親類と暮らす、いわゆる『留守児童』が多く含まれていた。親の目が行き届かない留守児童は、性犯罪のターゲットにされることが多く、年少者の場合は性知識の乏しさから性被害を受けてもそれが被害だと認識しないケースも多く、表沙汰になりにくい。私が確認したものの中にも、自分がされていることの意味を全く理解していないようなそぶりの10歳前後の女児が、命じられるままに小さい口で男の陰部をくわえたり、同年代の男子3人に体を貪られている中学生くらいの女子などの見るに堪えない動画がありました」
【閲覧注意・中国版N番部屋事件!】4歳幼女を強姦、小さい口で男の陰部を…会員数は本家の30倍以上の壮絶事件発生!の画像5

 中国当局はネットユーザーからの通報や今回の報道を受け、3月28日から上記のサイトに対し、捜査を開始している。なお、現在までにサイトは全て閉鎖されており、捜査の進展に注目が集まっている。

 韓国の本家・N番部屋事件では、26万人の会員数が捜査対象となっているが、中国版では860万人もの有料会員がおり、ひとつの事件としては中国でも過去最多の人数が捜査対象になると見られている。中国当局は新型コロナウイルスの感染拡大は抑え込んだと豪語しているが、社会を揺るがす事件は続く。

参考:「今日頭条」ほか
https://www.toutiao.com/article/6809942906808304131/?wid=1651617594577

文=廣瀬大介
3:777 :

2022/05/25 (Wed) 09:06:33

上げ 3
4:777 :

2022/05/27 (Fri) 10:56:58

男がやってみたい事は みんな 同じ

スネークキャッスルSSL
ネットに流れる世界の過激SMリョナ動画の紹介です。
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http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%e6%ea%cc%e7%c5%db%ce%ec
5:777 :

2022/06/04 (Sat) 07:02:33

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2022.07.06
16歳の息子が韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」の実態を知り感じたこと
「しんどい」内容から見えてきたネットの本質
著者 太田 奈緒子
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97088

2022年6月、SNSで知り合った男性と会った後、行方不明になった23歳の女性が茨城県で遺体となって見つかるという痛ましい監禁死事件が起きた。

これまでにも旭川の女子中学生凍死事件のようにSNSが関連する深刻な事件・犯罪は多発している。しかし「事件」として明るみに出るのはごくごくわずかだ。今現在、親や大人に相談することもできず、ネットやSNSのトラブル(いじめ・性被害・詐欺など)をひとりで抱え、自死を考えるほど追い込まれている子どもは、大人の想像をはるかに超えた数にのぼるのではないか。

生まれたときからインターネットと共存してきた「デジタルネイティブ」と呼ばれる世界中の若い世代は、ネットの利便性を当たり前のものとして享受すると同時に、親世代が子どもの頃には存在しなかった大きなリスクにさらされながら生きている。

以前、

映画『SNS-少女たちの10日間』
https://www.youtube.com/watch?v=7ogWZ550QJI

を親子で観て息子とあれこれ話し合ったライターの太田奈緒子さんが、今回、韓国で起きた史上最悪のネット性犯罪と呼ばれる「n番部屋事件」のドキュメンタリー作品

『サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く』
https://www.netflix.com/jp/title/81354041

をふたりで観た。

高2の息子が「前観た(『SNS-少女たちの10日間』)やつより、ずっとしんどい」と語った理由とは?

以前太田さんが寄稿した『SNS-少女たちの10日間』の記事

『2458人のオオカミが少女たちを誘う現実を見て、15歳の息子と話したこと』
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/90761?media=frau

YouTube(Netflix『Cyber Hell』予告)
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https://www.youtube.com/watch?v=hpceNxQASKw


韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」とは
「n番部屋事件」は、2018~2022年にTelegram、Discordなどのメッセンジャーアプリ内で起こった韓国の大規模なデジタル性犯罪事件だ。加害者たちは被害者(主に女子中高生)を「奴隷」と呼び、彼女らの個人情報を盗み取って脅し、送らせた性的な写真、動画などをアップして仲間内で共有。

加害者で主犯格の「博士」(チョ・ジュビン・現在27歳)と「カッカッ」(ムン・ヒョンウク・現在27歳)らは、「n番部屋」と呼ばれる複数のチャットルームを制作・運営していた。そこに集う参加者は、性的搾取の写真・動画を回覧するにとどまらず、ネットを通じて「奴隷」たちに過酷で残虐な性的命令をしたり、自傷行為を強要するほか、彼女らの普段の姿や自宅を隠し撮りする、実際に集団暴行を行うなどのストーキングや性犯罪を行う者もいた。被害を受けた少女の中には、絶望して自ら命を絶ったケースも……。

同世代の多くの女性たちが被害を受けていることを知った匿名の女子大学生2人組は、果敢にも独自潜入し、「追跡団花火」という名前で事件を公表。それをきっかけにマスコミや警察も真相究明にあたり、2020年、主犯とされる2名(それぞれ懲役34年・42年の刑が確定)を含め、3757人が逮捕された。しかし性的搾取物の閲覧者の累計は26万にも及ぶといわれ、一応の事件の収束となった今も、こうした画像・動画はチャットルームやダークサイトで密かに取引されているという。


自分と変わらない年齢の犯人という「しんどさ」
全世界に衝撃を与えたこの事件のドキュメンタリー映画が、犯人逮捕直後に制作された『サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く』だ。日本国内でもNetflixで公開されたことから、この事件の全貌を知った人も少なくないだろう。

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編集者経由でこの映画の存在を教えてもらった私は、以前『SNS-少女たちの10日間』を見て話し合った息子に「この映画、知ってる?」と聞いてみた。すると「うん、ネトフリで観られるやつでしょ? 友達が観て『エグい』って言ってた。興味はあるんだけど……、母さん先に観てみてよ」となんだか歯切れが悪い。

前回の映画をきっかけに、日ごろから性暴力やいじめ、SNSの使い方などについて、わりと息子側から話を振ってくることも多かったのに……、といぶかしく思っていると、息子は意外な「気乗りしない理由」を話してくれた。

「観た友達によるとさ、犯人がすごく若いんだって。僕らより少し上の20代前半くらい? 中には10代後半もいたらしくて。 しかも見た目がフツーってか、どこにでもいそうなちょいオタ系男子なんだって。Telegramは使ってないけど、僕もDiscordはいつも使ってるし。前の映画 (『SNS-少女たちの10日間』)は犯人がおっさんやおじいさんだったけど、今回のは犯人が自分に近すぎて、なんか…」(息子)


photo/iStock
趣味でとあるプログラミング系サークルに入っている息子の先輩(大学生)は、この犯人とほぼ同世代。ITの知識が豊富でネットのフィッシング詐欺の仕組みやブラウザの脆弱性について、世間話として普通に話している先輩と犯人に共通点が多すぎて混乱するらしく、一足先に映画を観はじめた私に「ねえ、犯人、何歳? 本当に大学生?」と何度も確認してきた。

どうして犯人の年齢をそんなに気にするのか最初は理解できなかったが、ふと思い出した話があり、合点がいった。1989年に東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件で逮捕された宮崎勤と同い歳の兄を持つ友人が「あの事件が起こったとき、胸がザワついた。都下に自宅があって、宮崎勤の住んでいる場所も車で30分ぐらいで、兄とは同年代。子どものころ、兄も宮崎同様『怪獣博士』と呼ばれていたし、将棋も好きだった。私だけでなく、兄も子ども時代は、自分と同じテレビや漫画も見ていただろうになぜ……、と言い表せないショックを受けていたのを覚えている」と話していたのだ。

犯罪を犯す人とそうでない境界線とは何なのか? もちろん明らかに思考が違うこともあるがそう言い切れないケースもある。衝撃的なネット性犯罪事件の犯人が自分や自分の身近な人と同年代で、似たような趣味、生活スタイルなのが、事件をよりリアルですぐそばにあるものと感じさせたらしく、そこが息子には非常にしんどかったようだ。


自分も「加害者」にならないとは言い切れない
作品を観てみると犯行内容はイメージ風に表現されており、直接的な残虐シーンや画像の内容は可能な限り排除されているが、それでも犯人たちの被害者の扱いは「奴隷」という呼び方すら生ぬるいくらい壮絶な虐待行為の連続で、正視するのが辛かった。

事件の真相究明に関わった女子大学生や記者らの証言はかなり深刻で、その残虐な犯行手口や手段はもちろん、犯人たちから家族を含めた究明者の個人情報を探られて脅される恐怖、さらに取材の過程で被害少女を傷つけることになった罪悪感などから、多くの関係者がプロであるにも関わらず「もう一度この取材をするかと言われたら、絶対やらない」と語る様子に身が凍った。

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なので息子には「前の映画とは違う意味でキツかった。正直、私もかなり動揺したから観なくてもいいよ」と声をかけたが「いや、しんどそうだけど絶対観た方がいいと思う」と答えた。

そして数日後、息子は重い口を開いた。
「どうしてこんなことするんだろう。全然知らない女の子に自分の『奴隷の証』だといって、体に名前を書かせて(ひどいときはナイフで体に刻ませて)自撮りさせるとか、ワケわかんない。自分も女の子のエロい画像には興味がないわけじゃないけど、こんなの全然見たくないっていうか、気持ち悪い。エロ画像じゃなくて事故現場や死体写真とかと同じようなグロ画像。なんか全面的にゆがんでる人の心の中を見た気がした」(息子)

「でも……」と、いったん躊躇しながら息子は続ける。
「友だちに『おもろいルームがある』とか言われたら、一度は自分も見にいっちゃいそうなのが怖い。YouTubeの動画とか、インスタとかURL送られてきたら、なんにも考えずに『どれどれ?』って見るのと同じ感覚で。だけどこの『どれどれ?』って見ちゃう僕も、被害に遭った女の子からしたら加害者なんだよね……。うまくいえないけど、映画のイメージ画像を見たことすら『ごめん』って思った。母さんは女だからそうは思わなかったの?」(息子)


事件の真相を知りたい、と考えて映画を見ることも「加害行為」なのでは、と指摘されて言葉に詰まった。旭川の事件にしても他の性被害事件にしても、その内容を正しく把握して、2度と起こらないようにする策はないのか、と思って報道を見たり調べることも、友達から回ってきた画像を見ることも、被害者にとっては「知られたくない・見られたくない」ものを知ろう、見ようとする点では加害者と同じ……。大人として、親として、記者としてあれこれ言い分はあるものの、そんなことより実際に被害にあった少女の気持ちを自分ごととして感じ、罪悪感を抱く息子には何も言えなかった。
いつ誰が標的にされるかわからない……
「自分が一番怖かったのは、犯人が女の子を『釣る』場面。『あなたの個人情報がネットに流れてますよ』ってメッセージの下にURLが書かれてて、それを踏んだ瞬間、アクセスしたスマホやPCの個人情報を丸ごと抜かれてた。これって、男女や年齢関係なく、誰でも一瞬で被害者になる可能性がある。

その後はどんどん自分の個人情報が送られて来て、親の名前だの自分のスマホの写真だのを上げられたら『どうしよう、どうしよう』ってパニックになるのはあたりまえだ。そんなとき『拡散するのをやめてほしかったら、裸の写真を自撮りして送れ』って命令されたら、しかも『カウントダウン付き』で要求されたら、精神的に追い詰められて撮って送っちゃうかもしれない。

それに、犯人は性の対象として被害者の子たちを見てただけじゃなく、残酷ないじめ行為そのものを楽しんでた。公衆トイレの床や便器をなめろだとか、ビルから飛び降りろだとか、もうエロ目的じゃなくて大勢でよってたかって相手を壊すのをおもしろがってるんだよね。しかもこのやり口はいつ誰が標的にされるかわからないんだよ。心の底から怖いと思った」(息子)


photo/iStock
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確かに。これはネット知識や人生経験の浅い少女だけがターゲットになる犯罪ではない。うっかりSNS に届いた個人情報を抜き取るURLを踏んでしまえば、男だろうが女だろうが、子どもだろうが大人だろうが関係なく、同様の手法で辱められたり、金銭を脅し取られたり、人格を破壊されるのだ。しかもゲーム感覚で。

「このような犯罪から子どもを守りたい」「被害に遭った少女たちを救いたい」と考えていた自分がデジタルネイティブな子どもたち以上に容易にターゲットになることに気が付いて、自分の傲慢さを痛感した。デジタルの世界では、この世の実年齢なんか関係ないのだ。


「だからこそ」の言葉に自分を恥じた
息子の話を聞いて「やっぱりネットって怖いね~」と相槌を打つと「怖い。でもそれは、ネット=悪なんじゃなくて、使う人とネットの世界がまだまだ不完全だからなんだと思う」と予想外の反論を受けた。

「今回のドキュメンタリーで事件を調査して告発する女子大生たちや、犯人を特定するホワイトハッカーはすごいなって思った。勇気や正義感もだし、彼らの知識や技術力も。僕の技術はあの人たちに全然とどかないし、リスクを避ける判断力とかも足りないけど、なんか勉強するモチベが上がった。ネットのリスクから自分の身を守ったり・困った人を守るだけじゃなく、ネットそのもののヤバい部分を変えていく勢力になっていきたい。自分が将来やりたい仕事の片鱗が見えた気がした」(息子)

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映画を見てしんどがっていた息子がこんなことを言い出したのは、同じ映画を見たプログラミング系サークルの先輩たちとの会話がきっかけらしい。

「先輩は『ネットは仮想世界っていうけど、現実とは違うからこそ、僕らの可能性?があるんじゃないか』って、言ってた。『現実世界は、年寄りの政治家とかが仕切ってて、人口が少ない若者世代の意見なんて聞いてもらえないけど、バーチャルの世界なら自分たちが変えられる』って。

ネットがもともと危険なんじゃなく、ネット自体と使う人間がまだ未熟だからこそ、こんな犯罪が起こるんだと考えたら、犯罪を防ぐ仕組みを考えて、開発していこうって思える。学校で教わるようなネットリテラシーじゃなくて、ネット世界で気持ちよく安全に生きられる常識を新しく作っていかなきゃ、って感じている先輩や友だちもたくさんいるよ」(息子)

息子たちが話す社会が実際に実現するかは正直わからない。逆にますますこういった犯罪が増える可能性もある。しかし、auの電波障害で2日間スマホが使えなかった状況に社会は大混乱した。今回の電波障害の出来事は、「ネットあるからいけない」「スマホを使いすぎるな」「SNSがない社会を」という議論こそ、空論でしかないことの証明になったような気がする。

ネットの世界が怖くて危ないから「封印」するのでなく、自分たちで変革し、安全で快適なものに作り上げていきたいと若い世代が感じているのは、非常に心強く感じた。旧世代の私は彼らに期待しつつ、自分も加害者・被害者になることを十分に自覚しながら現実世界を少しずつでもいい方向に変えていく努力をしなくては、と思った。

8:777 :

2024/02/17 (Sat) 15:06:29

韓国の「生きつらさ」の研究 どこから来るのか
2024.02.17
https://www.thutmosev.com/archives/33329.html

韓国の生きづらさを象徴するいじめ事件、いじめを告発したが警察は加害者に加担して追い込んだ


https://www.chosunonline.com/svc/view.html?contid=2023101180254&no=1 いじめ告発して自死した27歳韓国女性、9月に告訴されていた…トラブルあった人物「私に過ちはない」 /釜山-Chosun online 朝鮮日報
最も生きづらい国

24年1月に韓国で話題になったのは米作家マーク・マンソンが韓国を旅行したあと「世界で最も憂うつな国を旅行した」という動画を投稿した事だった

動画は24分間で韓国の育成文化と競争原理によって人々は過度な圧力を受け続け、競争による成功は同時に多くの韓国人を不幸にしたと分析した

例としてK-POPスターは幼い頃オーディションで募集され寮のある学校に送られ、スポーツ選手も同じでサムスンも同じだと説明した

サムスンも会社近くの寮、食堂、病院などを用意し職場を離れる必要はなく、集中できる環境を作り強烈な社会的圧力と競争に晒される

この人間缶詰のような方程式は多くの分野で韓国の成功をもたらしたが、同時に韓国人の心理的な挫折を招いた

韓国の心理学者は、韓国社会のすべての分野で競争が激しく完璧主義者が多く、もし100点を取れなければ失敗したと見なされると語った

心理学者は原因として朝鮮戦争後の韓国の成長は非常に速く、短期間で成長するため競争を重視し最も強い者だけが生き残ったと話した

マンソンは「経済を発展するために政府は残忍な教育システムを作り、それは韓国の若者たちに途方もない負担を課し幼児期から『英語幼稚園』に通わせ成功への圧力を受ける」と語った

韓国人は常に他人と比較し比較され、隣人の成功を自分の失敗のように感じ、「完璧でなければ0点」のような考えを持っていてこれが鬱につながる

韓国の伝統である儒教と資本主義の最も悪い部分を極大化したと言い、儒教の家族主義や集団主義が競争原理として人々を抑圧しているとも語った

儒教には個人を尊重する要素が少ないが、過度な競争にも個人を尊重しない傾向が強く相互作用で個人を無視した社会風土になっている

マンソンは動画の最後に「韓国は戦争と絶望の中でも常に突破口を見出してきた」とフォローして締めくくっている

不幸な韓国人
日本に居住し生活している韓国人によると韓国は何もかもが競争で変化が速いのに対し、日本はあらゆる事が「のんびり」しているという

これは比較の問題なので日本人はそう思わないのだが、例えば歯磨きの速度とか歩く速度や話す速度、仕事の仕方でも韓国は早い事が最重視される

仕事なら明日や今日ではなく「今すぐに結果を出す」事を要求されるので、それについていけない人は落ちこぼれ的な烙印を押される

韓国の生きづらさを象徴するような事件が23年7月にあり、ソウルの名門小学校でクラスを担当していた若い女性教師が命を絶った

彼女のクラスには弁護士や検察官や警察官の子供が居て、教室内で叩いたとか鉛筆でつついたのような事で教師に詰め寄り叱責して追い詰めていた

ある母親は女性教師を「自分の家来のように扱っていた」とされ、検察捜査官の父兄は毎日何回も電話で叱責し、現職警察官の母親も電話をかけてきた

2014年に成立した児童福祉法を親たちが悪用していると指摘され、この法律では児童虐待で告発された教師は自動的に停職処分になる

教師たちは、暴力をふるった子供を制止しても虐待をしたと告発され、口頭での注意も感情的虐待だと指摘され告発されると即座に停職となる

23年10月に起きた事件では女性YouTuberのピョ・ヨリムが「私は過去12年間、小・中・高校時代にいじめで苦しめられた」と告白したところ加害者グループからSNSなどでさらに悪質なバッシングを受けるようになり、やはり自ら命を絶った

いじめ加害者とされる人物はピョ・ヨリムを名誉毀損や侮辱など7件の容疑で告訴し、そのうち4件で警察は捜査を開始していた

韓国社会で非常に特徴的なのは社会全体で個人を追い込むようなメカニズムが存在する事で、大きな声を出し人数や力で優る側に全員が加担します

これは落ちた犬をたたけという諺があるほど徹底していて、貴族や権力者による身分制度が存在した李氏朝鮮時代の名残だと言われている

ピョ・ヨリムをいじめたと 名指しされた人物は「自分は誹謗中傷された被害者だ」と言い警察に告訴し、警察はいじめ被害者を「加害者」として捜査していた

こうした事は例外的ではなく社会全体が一人の人物をバッシングして追い込むような事は何度も起きている
https://www.thutmosev.com/archives/33329.html

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