ベイズ法を用いてトランスユーラシア諸語の年代順の系統樹を推定した。その結果、トランスユーラシア語族のルーツである原始トランスユーラシア語は9181 BP (5595-12793 95% highest probability density (95% HPD))、トルコ語、モンゴル語、ツングース語が統合された原始アルタイ語は6811 BP (4404-10166 95% HPD)、モンゴル語-ツングース語は4491 BP (2599-6373 95% HPD)、日本語-韓国語は5458 BP (3335-8024 95% HPD)という時間的な深さが示された(Fig. 1b).