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インド右翼・民族義勇団とイスラム教とで血で血を洗うような暴力闘争が起こるか?

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2024/04/07 (Sun) 13:37:17

インド右翼・民族義勇団とイスラム教とで血で血を洗うような暴力闘争が起こるか?
2024.04.07
https://blackasia.net/?p=42445

インドのモディ首相はインドの右翼である民族義勇団の出身であり、今も密接なかかわりがある。いよいよ、4月19日からインドの熱く長い選挙の日々が始まるが、モディ首相はここでイスラム排除の闘争を仕掛けている。インドはこれから対立と衝突が激化しそうだ。(鈴木傾城)


インドの熱く長い選挙の日々が始まる
いよいよ、4月19日からインドの熱く長い選挙の日々が始まる。インドは14億人もの人口を抱える国家であり、総選挙も数日では終わらない。4月19日からはじまる選挙は6月1日まで計7回に分けて段階的に行われる。約1か月半、延々と選挙である。開票は6月4日となる。

しかし、すでに勝利は現在の与党BJP(インド人民党)となり、現首相のナレンドラ・モディ首相が続投することになると折り込まれている。

前哨戦となった州議会選でも3州でBJPが勝利し、もう1州は連立を組む地域政党が制して、落としたのは1州だけだった。

強大なモディ政権に挑むために最大野党の国民会議派は、いくつかの野党と共に連合を組んで「I.N.D.I.A.(インド全国開発包括連合)」と名づけて、政権交代の実現を目指して動いている。

モディ政権の母体となっている「BJP」はバリバリの保守政党なのだが、「I.N.D.I.A.」は「モディ政権下でイスラム教徒などの宗教少数派への差別が深刻化している」として、彼らの権利保護を訴えている。

さらに、モディ政権の経済政策は富裕層に偏っているとして、貧困層や中間層の取り込みも図っている。

しかし、モディ首相は選挙に向けて政敵を排除することに躊躇はなく、自身の最大の批判者であったデリー首都圏政府トップのケジリワル首相を「酒類の販売政策に絡む汚職に関与した」として逮捕したのだった。

インド最強の右翼団体・民族義勇団(RSS)
アービンド・ケジリワル首相はモディ首相を舌鋒鋭く批判し続けてきた。「モディ政権下には民主主義はない」「モディ首相は独裁者である」と攻撃し、逮捕されても「息を引き取る瞬間まで戦う」と徹底抗戦を宣言している。

このケジリワル首相の逮捕は、もちろん真に汚職事件の捜査というよりも、政治的な動機に基づいた政敵抹殺に近い。さらにモディ首相は「税務申告が遅れている」と理由をつけて、野党・国民会議派の銀行口座を凍結して活動を締めつけた。

そのため最大野党・国民会議派の実質的なトップであるラフル・ガンジー氏は「モディ首相は民主主義に死をもたらそうとしている」と激しく批判し、国際社会にモディ政権の暴走をとめるように訴えた。

この動きに、反応してアメリカやドイツは「司法手続きの透明性を確保しなければならない」とモディ政権に向けて声明を出したのだが、モディ首相は逆ギレして「外部からの非難はまったく容認できない」とますます強硬になっていった。

このモディ首相を徹底的に支持して活動しているのがヒンドゥー民族主義組織「民族義勇団(RSS)」である。

ケジリワル首相の逮捕を受けて、首都ニューデリーでは大規模抗議デモが行われた。彼らは「与党BJPや、モディの支持母体はインドをむしばむ毒である」と、いっせいに批判の声を上げたのだが、「毒」だと名指しで糾弾されたのが民族義勇団(RSS)だ。

民族義勇団(RSS)は「ヒンドゥー民族主義」「反イスラム主義」を掲げているのを見てもわかるとおり、インドで最強の右翼団体である。インドでは、100近い言語があるのだが、民族義勇団(RSS)はヒンドゥー語でインドの統一も考えており、「ヒンディー語強制策」も進めている。

スローガンは「国の裏切り者を撃て」であり、実際に暴力も辞さない過激なナショナリスト集団である。ナレンドラ・モディ首相も民族義勇団(RSS)の出身であり、首相になった今も密接にかかわり合っている。


「ガンジーはイスラムに国を売った売国奴である」
インドの父といえば、誰もが一瞬で思い浮かべるのはマハトマ・ガンジーである。ガンジーはインド独立に注力したが、1948年にインド人の青年によって暗殺されている。なぜ、ガンジーは暗殺されたのか。

それはインド独立時にイスラム教徒にはパキスタンという別の国で独立させ、イスラム教徒との融和を図ったからだ。

右翼(ヒンドゥー民族主義)のインド人にとって、イスラム教は自国の宗教を侵略する「外敵」でしかない。ガンジーは、よりによって、そのイスラム教徒を排外するどころか、安易に妥協して「パキスタン」という国を与えた政治家であった。

本来であれば、パキスタンも東パキスタン(現バングラデシュ)もインドの領土であったはずなのに、それはイスラム教徒に奪われた。それをやったのがガンジーであった。だから、ガンジーは、民族義勇団(RSS)の構成員であったナトラム・ヴィナヤック・ゴドセに暗殺された。

「ガンジーはイスラムに国を売った売国奴である」というのが右翼・ヒンドゥー民族主義の主張である。

「イスラム教はインドの伝統と文化を消し去る危険がある」
「イスラム教はインドから叩き出さなければならない」
「イスラム寺院は破壊されなければならない」
「インドのイスラム教徒の国籍は奪われなければならない」

インドのイスラム教徒は、イスラム教をインドで広げるためにヒンドゥー教徒の女性と結婚してイスラムに改宗させて、子供もイスラム教徒にして、その子供にもヒンドゥー教徒の女性と結婚させてイスラムを広める戦略を採っている。

民族義勇団(RSS)はそれに激怒し、イスラムに対して「排害」を宣言し、徹底的にイスラム民族主義的な活動をしているのだった。

現在、最大野党・国民会議派のリーダーであるラフル・ガンジーは、ネルー・ガンディー家の血筋であり、右翼・民族義勇団(RSS)は、まさに「天敵」である。ナレンドラ・モディ首相に激しい敵愾心を抱いている事情には、私怨も含まれている。


血で血を洗うような暴力闘争が起こるか?
モディ首相もまた、イスラム民族主義で一貫している。それは「改正国籍法」をめぐる一連の動きを見てもわかる。モディ首相が2019年12月に成立させた改正国籍法は、以下のようなものだった。

「イスラム国家(アフガニスタン、バングラデシュ、パキスタン)からの迫害を受けたヒンドゥー教徒、シク教徒、仏教徒、ジャイナ教徒、ゾロアスター教徒、パルシー教徒等に、6年間インドに居住していればインド国籍を付与する」

しかし、イスラム教徒は対象ではなかった。そのため、インド国内にいるイスラム教徒は国籍取得の道が閉ざされている。さらに、インド国籍を持ったイスラム教徒も国籍を剥奪される可能性もある。

つまり、「改正国籍法」は事実上のイスラム排外法であったのだ。「イスラムはインドにとっては有害だ。有害であるからには排除しなければならない」という一貫した思想がモディ首相にあるのだ。

この2019年に成立した改正国籍法は、「この法律はイスラム教徒を差別し、非イスラム教徒を優遇するものだ」と、国内のイスラム教徒やキリスト教徒から激しい反対と批判が湧き上がって施行は棚上げされたままだった。

しかし、モディ首相は今のこのタイミングで改正国籍法を取り入れて、いよいよ本格的にイスラムの排外を押し進めようと動き出している。

これから、ふたたびインドで巨大な対立と衝突がインド全土で湧き上がっていくことになるはずだが、モディ首相は右翼・民族義勇団(RSS)が衝突に勝利するという目算を立てているようだ。

来週から火蓋を切って落とされるインドの総選挙だが、イスラム教徒と民族派の血で血を洗うような暴力闘争が起こりそうな異様な雰囲気が醸成されつつある。私は、固唾を飲んでインド情勢を見守っている。

(ちなみに、モディ首相を批判して逮捕されているアービンド・ケジリワルについては、別件で扱ったことがある。私自身はケジリワルは好きではない。『アービンド・ケジリワル。「バイシュン」婦を即時逮捕しろ」と叫ぶ男』)

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2:777 :

2024/04/07 (Sun) 13:39:12

インドは第2の悪い中国になる 進化論否定と覇権主義
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14126039

来世も続く差別 インドの カースト制度が極悪すぎる
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不可触民(ダリット)の世界 _ 釈迦が見た地獄とは何だったのか
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