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良い音とはどういう音の事か?

1:777 :

2023/06/07 (Wed) 08:11:12

良い音の定義は難しいですね。

オーケストラで言えば、戦前のベルリンフィル・ウィーンフィル・アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヴァイオリンで言えば、カペー四重奏団、ブッシュ四重奏団、アドルフ・ブッシュ、クライスラー
ピアニストで言えば、コルトー、バックハウス

が良い音を出した演奏家だと思います。しかし、現代ではポルタメントを使うヴァイオリニストも、ドイツ風の音色を出す演奏家もすべて淘汰されてしまいました。色付けされた崩れた音は悪い音だというのが現代の演奏家の捉え方なのですね。

ヴァイオリンのポルタメント奏法はオーディオでは真空管アンプに相当します。

僕が良い音の代表だと思う真空管プリアンプのマランツ7C は原音忠実とか無色透明とは程遠い、フワッとしたヴェールを数枚被ったような濃厚でどろっとした音です。

トランジスターのプリアンプはアクリルとかガラスのような硬質なものを透明に磨き上げて風景を見ているイメージなのですが、マランツ7C はそうではなくて粘性が高く、濃い色が付いた液体がゆらゆらゆれている水面ごしに風景を見ている感じでしょうか。

最近のオーディオでの良い音の定義は

・原音再生するのが良い音
・物理特性が良いのが良い音
・色付けしない無色透明なのが良い音
・コンサートホールのホールトーンを再現したのが良い音

でしょうか。最近は真空管アンプでもマランツ7C みたいな濃厚な色付けされた音は意図的に排除していますね。
最近の日本でオーディオが売れなくなったのは、オーディオ評論家が良い音として激賞している装置を聴いても全然感動しない、良い音だと思わないからでしょうね。

僕が良い音だと思う 以下の様な音は専門家からはどうしようもない悪い音として相手にされません:

どうしたら あの音を体験できるか?
音楽に魔法をかけよう 美しい天使の響きを手に入れよう
http://metamor1.zouri.jp/musicmagician0.html

リバーブとディレイを駆使して作る極上のサウンド
昔から憧れた天使の響きを自分で作ることに成功!

貴方は、感じたことはありませんか?
ボーカルがはいっているCDを聴いていてたまに「シュワ~ン」という余韻が残るのを....

私はこれを天使の響きと命名し、長い間憧れてきました。どうせ高価な機材を買わなきゃ手に入れられる訳がないと思っていました。しかし、今は昔とは違い高価な機材とスタジオでしか作れないサウンドが、PCを使えば近いものを得ることができます。
天使の響きの作り方!まさにミュージック・マジシャンの魔法と呼ぶにふさわしい術ですよ。
大きなポイントは、これでもかというくらい高音を強調してリバーブとディレイをかけることによって天使の響きを作ることが出来ます。まずは、天使の響きを体験してみてください。


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最近

壊れたコンデンサスピーカー高価買取・下取・修理します!
https://www.kaitori.audio/condenserloudspeaker

で QUAD ESL57 の中古品を買って、

真空管アンプ「カトレア」
http://cattlea.jp/news/info.php?id=161

で PX4 のシングルアンプも作って貰ったのですが、プリアンプを使わないと全然いい音になりません。


パワーアンプを高級品にするよりスピーカーケーブルの長さを調整したり、パラゴン同様 スピーカーのすぐ前でヘッドフォン的に聴いた方が音が良くなるのがわかりました。 プロケーブル社の焦点の話は事実でした。

しかしそれでも、昔マランツ7C を使って ESL63 を聴いていた時みたいな この世のものとは思えない音色にはなりません。

マランツ7C を間に入れた ESL63 もスピーカーのすぐそばで聴くと ESL57 より遥かに良い音 でした。

因みに、ESL63 も ESL57 も正三角形の頂点で聴いたり、GRFのある部屋さんで薦めている平行法とか対向に置くより、スピーカーとの距離ゼロでニアフィールドリスニングした方が遥かに良い音になりました。

おそらく、オーディオの音はプリアンプとスピーカーケーブルの長さとスピーカーとの視聴距離で殆ど決まってしまうのでしょうね。


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QUAD System の完成 : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/14831189/

茅野の朝 : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/24379608/

3Dステレオの再生 3  : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/25898145/

オーディオが趣味ならば : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/26492781/


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因みに、QUAD ESL57 はインピーダンスも能率も非常に高いので、15Ωにも対応できる真空管アンプなら出力 4Wのアンプでも大音量が出て、低音も 40Hzまで鳴ります。
但し、QUAD606 の様な 8Ω専用のアンプでは低音が全く出なくなります。


「40ヘルツの低音」・・。

人間の可聴帯域は周知のとおり「20~2万ヘルツ」とされているが、40ヘルツという「かなりの低音」を出せるシステムの割合はどのくらいかという話。

おそらく「二つのシステムに一つくらい」の5割程度じゃないかな~。ちなみに我が家の「AXIOM80」の場合、単独では到底無理である。

そして、これが30ヘルツあたりまでになると、ぐっと下がって「五つに一つ」の2割程度になり、さらには20ヘルツとなると「百に一つ」の1%ぐらいになるというのが自分の大まかな見立てである。

つまり、満足できる高音域を出すよりも十全な低音域を出す方がはるかに難しい、それはいわば「血(お金)と汗と涙」に如実に比例するというのが、50年以上にわたる拙い経験の偽らざる感想である。

ちなみに、我が家のウェストミンスターの低音はせいぜい30ヘルツあたりまで伸びていれば上出来という感じ、かな~。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


QUAD ESL63 はインピーダンス 8Ω、出力音圧レベル 86dB/W/m なので、出力 15W 以上の真空管アンプが必要です。


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ESL63・ESL57 のリスニングポジションについては色々な見当外れの設置法が拡散されていますが、目の前、至近距離に置いて、かぶりつきでヘッドフォン的に聴かないと音からオーラが消えてしまいます。


1. ESL63 をモニタースピーカーとして使う場合の設置法、音楽を愉しむのには使えない

ESL63 のリスニングポジションは本来は二等辺三角形ではなく正三角形に設置して内向きに振るのがメーカー指定の聴き方です。

リスニングポジションとスピーカーを正三角形の位置になるようにし
かなり内振りにして、リスナーの耳辺りを狙う感じにセットする。
リスニング姿勢は、椅子に座って俯瞰するよりも、カーペットに座った状態が良い

スピーカーの面積が大きいので、2枚の衝立の目の前に座るような感じだ。
そして、再生すると、2本のスピーカーの間に音像が立ち並ぶ感じになる。
微少信号が極めて正確に再現されるので、ステージかぶり付きで聴いている聴衆の感じになって、雰囲気が最高に味わえる。
音像は極めてホログラフィックで、ボーカルは自然な口、人肌の感じが素晴らしい。
音が詰まった感じになるときは、微妙にリスニングポジションを前後にずらし、
またスピーカーの内振りの角度を微調整すると、抜けのよい良い音になる。
https://vt52.blogspot.com/2008/09/quad-esl-63-pro.html



2. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 1

平面波が出るESL57は平行配置が原則です。
ディレー回路内蔵のESL63は内振り、出来れば45度も可能ですが、57は厳密に平行法で使うのが、良い結果を生みます。これはほとんどの方が、試されていません。

そして、SPから3〜4メートルぐらい離れて聴くと、音が波打ち際にいるようにどんどんと押し寄せてきます。
https://tannoy.exblog.jp/13780879/
https://tannoy.exblog.jp/13799252/



3. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 2

ESL57を対向に置くと三次元的なホログラフィな音が出る
https://tannoy.exblog.jp/26492781/


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ESL63・ESL57 の正しい聴き方

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングを ESL63・ESL57で」・・

が基本になります。


ESL63・ESL57 の聴き方は やはり鳴らすのが極端に難しい JBLパラゴンに準じます。

長年オーディオ誌を読んでパラゴンを使っている人の記事を読むと、私だけではなくて狭い部屋で使っている人が多かった。

ニアフィールドというのなら、古今東西パラゴンを最右翼にあげなくてはならない。なにせスピーカーとの距離がゼロセンチでも聴けるスピーカーなんてパラゴンを置いて他にはなかなか見あたらない。

パラゴンの使い方は様々な使い方があるけれど、前面の音響パネルにピタリと額を付けて聴くという人もいるのだ。故瀬川氏の報告によれば、その方のパラゴンには前面音響放射パネルに額の油染みが出来ているという。 これを読んだフクロウさんは、なにやら魑魅魍魎が跋扈する不気味なパラゴンの世界を覗き見た思いがしたものだ。

それにしても強力な375(376)ドライバーによる中音ホーンでダイレクトに鼓膜を振動させるのであるから、なんと過激な聴き方であろうか。でも、麻薬みたいなもので、これは病み付きになるのかも知れない

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングをパラゴンで」・・

ウ、これは危ないな。

※そこまで過激にならなくても、フクロウさんのパラゴンのベストリスニングポジションを計ったら145センチだった。床面から耳の位置までの高さは90センチである。そんなに都合の良い椅子など存在しないから、家具作りが得意なフクロウさんの自作である。私の場合、自分にパラゴンを合わせる事は諦めて、私がパラゴンに合わせるようにしたのです。その結果が専用椅子作製となった訳だ。

なお、パラゴンを高いステージに乗せるというのはパラゴン使いなら誰でも考えつくのだが、私の場合は見事にパラゴン嬢にはねつけられた。素人の妻でさえ、台に乗せたら随分ひどい音になった、と言ったのだから、その酷さは並大抵のものではなかった。

よく喫茶店とか、公共の場等では台の上に乗せて鳴らしているパラゴンを写真で見るのだけれど、あの状態でマトモな音になっているのだろうかと不思議だ。店だから単なるBGM的な使い方でも良いのか?。

憑かれたようにSPに額を密着させて聞くという人には及ばないけれど、私は8畳間前方壁からの距離が140センチほどの場所で聞く。私も、かなりのニアフィールドリスニングだと思います。これは部屋の四隅に置かれたサラウンドSPとの兼ね合いのせいですから、通常の2チャンネルステレオとしてパラゴンを聴くのなら、さらに近接位置になるでしょう。

また、SPの50センチ前であぐらをかいて座って聴くボーカルもまた麻薬的効能があります。

従って店ではなくて個人所有のパラゴン使いの方々の大多数は、近接位置で聴いていると思います。こうすることで最新のモニターSPに負けない解像度の高い音が聴ける。パラゴンから一メートル以内に近づいて、その悪魔的魅力の美音をじっくりと聞いたことがない人は、パラゴンを聴いたことにはなりません。

パラゴンというスピーカーは巨大な外観と裏腹に、ニアフィールドリスニングにより威力を発揮する類希なSPなのです。


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パラゴンはどんな狭い部屋でも前面の音響パネルから至近距離で聴けばいい音になります。 ヴァイオリンを狭い部屋で弾くのと同じですね。
パラゴンは元々センタースピーカーとして設計されたので、ステレオ感とか位相とか定位とか周波数特性は完全に無視しているのですね。


Whistle Stop Cafe Ⅱ パラゴン 5 2018-02-25
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500257119.html

前回 「理論的には部屋のどの位置で聴いてもバランスのとれたステレオ再生が可能になるというのが、ステレオ時代に誕生したパラゴンのセールスポイントで、究極のステレオ再生専用装置なる評価が与えられた」と記したが、

パラゴンは友人宅で聴いた際、聴取場所を変えて座ったり、立ってみたり、寝転んでみたり、行儀の悪い格好で試し聴きしてみた。

左右のスピーカー2本の時よりは、首を動かしても音像が移動しない、しかし、リフレクターから遠く離れたり、極度に左右どちらかへ移動した場合はやはり、バランスのとれたステレオ再生にはほど遠い事が分かった。

故・岩崎千明氏が生前直接語ってくれたパラゴンの聴き方の中で、パラゴンはなるべくスピーカーに近づいてあの湾曲した反射板と「にらめっこ」して聴くのが最良であると。

それを確かめる為に、やはり友人宅のパラゴンで持参したジャズのレコードで
リフレクターから2m位の位置から徐々に近づいていき、目の前は木目しか見えない状態になった時こそ、ステレオ再生のバランスと生のような臨場感を体感できる事への確証をもったのだ。

メトロゴンも同じだが、ステレオ音像のバランスやリアルなジャズ再生となれば
あのリフレクターにどんどん近づいていってしまう。結果、岩崎氏の言うように、
パラゴンの真ん前で正座し「にらめっこ」して聴くのが私もベストと思う。


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音の定位とか音場感、ホールトーンの完璧な再現をしても良い音にはならない

音楽ファンは、ウィーンのムジークフェラインザールの客席で聴くより、演奏者のすぐ前で聴きたい。
スピーカーを視聴位置から遠く離してコンサートホールの音を再現するより、スピーカーをすぐ目の前に置いて至近距離で聴く方が良い音になる。


2012.12.13
やはり、ヨーロッパの装置で聴けるクラシックというのは、アメリカの装置で聴くクラシックとは何かが違っている。ほとんど苦労しないで、ちゃんとクラシックが聴けるというところで、最初から全くレベルが違う。

アメリカ製品を使い始めて、濃厚な感じにどっぷりと嵌ってきたので、久々にこういう音を聴くと、こっちも必要だと思うようになった。

最初はちょっと物足りない感じがしたが、次第にこの方が正しいのじゃないか?と思い始めた。

前に、ムジークフェラインの1階のど真ん中で聴いたときに、ずいぶんと物足りなさを感じた。

ああ、実際は、こんな音だったんだ・・・と思ったのを覚えている。

どこから音がとんできているのか、さっぱりわからないくらいに、音がブレンドされまくっていて、その響きがまさにムジークフェラインのホールの特質というか、美点というのか、だろう。

オーディオで聴くような、セパレーションの良い音なんて、全くのウソっぱちだった。

じゃー、アメリカの音響製品は、ウソっぽいのか?ということになる。

デフォルメされた音、メリハリのきいた音は、面白くないかというと、ものすごく面白く感じるわけで、実際の音に迫る必要がないというところに立てば、全くのエンターテイメントであっていいわけで。

そこらへんは、マッキンアンプは実に上手いと思う。
家庭での音楽の楽しみ方というものを、実に上手く提示してくれる。
それは全くのウソっぱちの音だとしても。
http://blogs.yahoo.co.jp/gonta4350a/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=2
2:777 :

2023/06/07 (Wed) 09:28:13

オーディオは部屋が一番大事だとか、スピーカーの配置は1mm単位で調整しなければいけない、とかいうのはすべて妄想です。
38cmウーハーのスピーカーを家庭の居間に置くとおかしな音になるのは事実ですが、20cmウーハーのスピーカーなら部屋の影響は全くありません。
基本的にスピーカーは至近距離で、スピーカーのすぐ前で聴くのが一番良い音になります。


以下は文系のオタク人間 GRFのある部屋さん の妄想


GRFのある部屋 Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/3735/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://tannoy.exblog.jp/

ベルウッド お茶の間オーディオ Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/2408/

セッティングについて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/20012832/

部屋との相関関係 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/11308411/
http://tannoy.exblog.jp/11369651/
http://tannoy.exblog.jp/11376702/
http://tannoy.exblog.jp/11395554/
http://tannoy.exblog.jp/11400690/

平行法の音場の出方 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/23954940/

音のバランス GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24493704/

ホログラフの音を求めて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24600639/
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http://tannoy.exblog.jp/24627930/

うわさのオーディオ・サブルーム-ウェブリブログ


鈴木と北川の二人組 その2 2015/08/17


噂によりますと、鈴木は62歳、北川は69歳、この二人がひとつのハンドル名『GRFのある部屋』を共用している、というのです。

それでもって互いが自分の主張を補強している、と。


勿論、鈴木(62歳)は「大学紛争世代」ではない、
「アンチ丸山」レスは北川(69歳)が執筆。

「孔子や孟子、寮歌」の妄想も北川(69歳)の発想。

日頃のおとなしめの投稿は鈴木(62歳)が執筆。編集部もこれを分かってて放置か?

あれだけ丸山さんのワーグナー賛歌を「貴族趣味」とけなしながら、自分は2週間のドイツ音楽旅行、これって矛盾するが、二人いれば、もう一人は矛盾しない。


「『GRFのある部屋』」というのは、二人以外にも複数の関係者全員で堅守する、いわばブランド(Brand)。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_7.html


木と北川の二人組 その3 2015/08/20


あの北川、言葉巧みですから・・・。

私も1年前に伺っているのですが、

3階建ての自社ビルの中に2部屋あり、6畳間のユニコーン(CDオンリー)、後ろの部屋は30畳強はある部屋にあのGRFがコーナー(アナログオンリー)にT-4(平行法、CDオンリー)はリスポジソファから先1m強先に置いてあるその他いくつかのその昔のSP連が複数あります。

その30畳強の部屋、Phile-web コミュニティとか伺った時には出ませんが、なんと3千万かけて改造してるとのことです
(これは仲のいい、ジャズ好きの方がこの前教えてくれました)。

たしかに床は頑丈で壁も違う、天井も・・・ 
そういうことを言わないで、いい音でしょうを連発は、それこそ「きもい」です。

いい音どころか居心地は悪いです。北川の性格でしょう、これは。

音は出て「なんぼ」の世界ですが、このユニコーンは解像度が良過ぎて、すべての楽器が鮮明という異次元の音でもあるのです。

あの独特の無指向性のフルレンジのSPからと巧みなバックロード構造からの奏でる音と量感音域は確かにいいのですが問題は駆動する是枝パワーとサウンドパーツ社のプリがあまりにもきれいすぎて「潔癖症」の音質と重箱を突くようでなんでも、聞こえない音まで出てくる始末。

それがいいだなんて、ちょいおかしい。

美しい奏でる音なら許せるのですがきれいではだめなんです。

それとリスポジがキッチン用の椅子であることでやや見下ろす感じです(ユニコーンが低いせいもあり)。

コンサートでいう中二階から観た聴いた感じでしょうか・・・それも有りでいいのですが、問題は音源が上に伸びない、つまり途中で音が沈むという感じです。

奥行きも壁べったりのため(6畳間を横長に)奥行きが寸詰まりです。

そのためガラスのよくある家庭のやや大きい「水槽の中での演奏を」聴いている感じです。

悪く言えば箱庭。

それに輪をかけるのが、どのCDでも同じ音質、これはいただけない、最悪! 

そして、ジャズは掛けてくれない、こちら持参のCD(クラ)も掛けてくれない、
つまり悪いとこは聴かれたくないということであり、これは他の人でもそれは同じことを聞いております。

T4、GRFも有りますが、欠点を観られたくない聴かれたくないという、ほんと演技がうまい雲助ですネ! 

このような音を初めて聞く人は、言葉巧みな戦術に入り込む恐ろしさです。


ユニコーンSPはとてもいいSPなんですが、やはり駆動側の問題が多分にあるのは聴いていても大いに感じます。

それに気が付かない北川は、やはり「お山の大将」が抜けきらないのでしょう。


30畳強のタンノイ部屋、GRFは、一言でいえば、もう古い音源の鳴り方は否めません。

コーナー置きはその昔のヴアイタボックス(クリプッシュホーン)と同じですが、GRFのほうが音の古さ(古典)がありもうお役御免でしょうか。

ソースはアナログオンリーでありカスタムメイドの超高級アンプ(球)でしょうか。

彼の鳴らし方は、奏者の解釈ではなくそれこそ「蜃気楼」そのものです。

いい悪いは別にしてもリスポジからの距離6m強はあるでしょうか、
そこのオケは蜃気楼のように並びますが、ハイライトはそこまでです。

楽器類の音色、艶、音楽の力強さ等は感じ取れません・・・
そうモノクロ。

こみあげてくるオケの音圧に空気感がないので、ただ「蜃気楼」が平然と並んでいる。

やはりホールの雰囲気を取りあえず、といった感じです。


音楽を聴く、これもありですが、どちらかというと雰囲気感と各演奏楽団のくせ(性格といいましょうか)を楽しんでいるようですネ。よく会話に出てきますから・・・オケの当てっこが好きなようです。

LP扱うのもクリーニング液には2万円(5cc)もする液体を針の掃除に毎回使い、針圧も0.1刻みのセッテイングには呆れるばかりです。こういう人もいることは、それも趣味と割り切ればですが、毎回能書きがうるさいのです。つまり自慢なんでしょう。

T4の平行法、これは Phile-webコミュニティ(彼のブログでも)では結構影響受けた人が多いのも事実ですが、次第に「それはないだろう」が分かってきた人も出てきてます。

つまり、リスポジやや先に置くか、壁手前に置くかの選択肢があるのですが、彼はリスポジやや先(1m)で行っているのですが、これが飛んでもない悪であるのです。

ゲストからのCDを掛けさせないこと、彼の選択CDのみ、つまりいいとこCDのソフトしか掛けない。

これには裏があり、つまりT4の後ろは6mあまりの空間があり、ここに音の像(蜃気楼)が浮かび上がるのですが、それはそれでいいのです。

しかし問題は、そのソースはすべて音場性のあるソフトでないと後方に集まらないのです。

これが普通の録音・・・手前SPから出る音源(一部の楽器等)と奥の空間に集まる音源とでは、その距離に「間」(間が抜けた空間)が空いてまとまった音楽が構成されないのです。

例えばジャズで見れば、手前の右SPではベースが鳴り(それもあの小さい口径からですから箱全体ではないのです)、奥ではドラムが鳴るとすると、ベースとドラムの距離(数メートル)が途方もなく間があるというこの違和感が発生するというものです。

このことは北川は絶対に言わないのと、言えば T4=平行法同時売り込みにも影響が出るということが分かっているからです。

また壁にやや近い置き方(平行法)でも、同じような傾向はありますが、これなどは奥行き感が薄れ定位も良くは無いのです。


これはあの鈴木邸がそうです。

リスポジでは定位が定まらなく、音の像も小さく聴けたものではない。

いいとこは奥の隅(L型部屋の構造?)

ここは、一応ホール感(S席でも壁よりの後方)がそれなりに味わえる、という鈴木の求める音であると思います。

しかしT4の口径(14cm?)と箱の限界(奥行き稼いでいますが)があるので、量感音域等の消えるのが早いのもこの影響でしょうか。ソースはCDメインですがやはり、どのソースも同じ音質には参ります。

どちらかというと無色透明ですネー。

「静」だとか「ラダーケーブル」を使い盛んにクリアー感を目指しているようで。
でもそれらに色艶、音源の太さ感が出てくればまだ聴きやすくなるのですが。

本人はあれだけコンサートに通っているのに、再生音は正反対の音質。よくわかりません。

平行法もいいけど、もう少し内ぶりであれば濃厚な音源が出てくると思われるのですが、そこは ホール感=雰囲気 を優先する、兄貴分の北川がそうはさせないのだと思います。

いろいろありますね、この世界は。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_15.html


鈴木と北川の二人組 その4 2015/08/22


Phile-webコミュニティでの二人組の「釣果」について、次のような追加情報が入ってきました。


Phile-webコミュニティ
GRFのある部屋 - お気に入りユーザー一覧
http://community.phileweb.com/mypage/f_user/3735/0/


その第1号が「椀方」さん(その前には、ユニコーンのSPのみを納入して既存SPとの複合型を試みるも失敗)。これは「椀方」さんが Phile-web コミュニティ記事にしていました。

Phile-web コミュニティで、私が知っている限り「犠牲」になった人と、危うくセーフの人は数知れずです。

北川は基本的には、犠牲者のお宅に鈴木と伺うというやり方で、決してひとりでは行かないです。必ず鈴木が行った後に二人で行くのが今までのパターン。

犠牲者側が北川を呼ぶにあたってもその前に鈴木が来てますので安心感があるというわけです。主導は北川です。鈴木も共犯です。

少なくとも私が知っているかぎりで表沙汰になった人たちは次の通りです。


犠牲者の中でも本信者になってしまったのは、「椀方」さん。

「横浜の vafan」さんは今は危ういですが現行のSPでどれだけ我慢できるかです。

「にら」さんは資金がないということで、今は静かにしてますが、しばらく様子見でしょうか。

「クー△△△」さんには私が注意喚起したので来なくなったとか。

「akahanamizuki」さんも危うかったけど、彼の読みで距離を取るようになった(裏メールでの平行法の押しつけがしつこいようなことあり)。

「Loge」さん。これが問題です。長野の個人ガレージメーカーで修理等の工房。すでに相互訪問してますね。

「RICHEBOURG」さん。北川は鈴木と押しかけて平行法を押し付け、DACの中古を60万で売りつけ。音がおかしいので聴きに来てと誘いがあり、私が伺って聴いた音は、「なんじゃこの音は」でしたネ。


簡単に言いますと、たしかに平行法。しかしどう見てもぼけた「蜃気楼」というか音像がぼやけてしまっている。ピアノ・コンチェルトのピアノが後方ティンパニーの位置から鳴る、こんなの信じられんです。また、後日、置いて行ったというDACもメーカー名は「知り合い先の」ということで、「RICHEBOURG」も「???」。

そのDACも人工的な音、もしくは半導体の基板の音、現状のラックスCDPのほうが好いのです。後にDACも返却へ、平行法はその日のうちにやや内ぶりに修正、これで音が活きてきたのです。


私の見るところ第一次面接試験で落ちた候補者(というか正確には犠牲者にならずに済んだ人)は、最近では、「genmi」さん、「K&K」さんといったところでしょうか。


ごく最近では「バック△△△」さんに早速手を出しているようで、ご注意、ご注意。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_16.html


北川がクセモノである所以は、オフ会(お宅訪問)をしても必ず同行の鈴木に日記を書かせ、本人はその日記にレスを入れ、そこで褒めあげて周りの人達(日記の記事をみている人)を誘い込むというパターンです。

一方、鈴木のオフ会記事での批評はすべて甘くなり、以前と比べて変化が起きているようです。焦りでしょうか。たとえば、直近の二つの例をあげます。これらのお宅の訪問のあと、鈴木は実際には次のような感想を私にもらしているのです。

                  ※   ※


(ひとつは、「genmi」さん。)

石井式をモデルにした6畳の部屋ですが壁が厚く(20㎝以上?)実質5畳ぐらいです。
天井高が3mあるのが唯一の救いでしょうか?
ここはオーディオ以前の音で音楽表現は無理です。


この人はすべて、某Dショップ/H店長の言いなりのようです(から入り込みは難しいかも)。

高音域にメリハリがあるが、中身は薄い。

一見いいように聞こえますが、高音域はブリキ板というかステンレス板の音で、そこに低音域が乗ってこないので、「きれいそうな音」、わかりやすく言えば無機質の硬い音です。

たとえBGMであってもこんなものは聞けないです。評価など、本当はできないです。
頭が痛くなるキンキン音。ラジカセを大きくしたコンポとでも申しましょうか。

折角行ったので仕方なく、私は1㎜単位でスピーカー位置を調整して(遊んで)やりました。

この人はそれをみて感心しきりでした。実情を知らない素人はこれで簡単に引っかかります。ちょろいもんです。


                  ※   ※


(もうひとつは、「K&K」さん。)
ここは二度目の訪問でした。

オーディオ部屋の横にグランドピアノ(STEINWAY)が置いてあります。
奥さんがピアノを弾くと言っても単に「ピアノが弾ける」程度でへたくそです。

自分の家でほんもののピアノの音を聴いているのにもかかわらず、ご本人はその音の深さというものがいまだに分かっていないんです。

システムから出てくるピアノの音はおもちゃの音です。
しかも定位が悪いので鍵盤の位置が床上30㎝のところにあります。

サラウンド再生ですので、後方からも音楽が鳴るのには本当に参ります。
それにセンター・ウーファ(サーロジック製)が左SPの横にあり、低音域が左からのみ出る不自然さ、それもボワーン、ボワーンですよ。

今回は延々と夜6時までつきあわされましたが、最悪でした。
http://27415664.at.webry.info/201509/article_2.html


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GRFのある部屋さんは音楽関係の仕事をしているのでしょうか、音楽も音も全くわからない人ですね。

ワインガルトナーやブルーノ・ワルターがムジークフェラインザールでウィーンフィルを指揮すれば素晴らしい綺麗な音を出します。
しかし、フルトヴェングラーが同じムジークフェラインザールでウィーンフィルを指揮してもワインガルトナーやブルーノ・ワルターの様な良い音は出せません。
ましてや、二流・三流指揮者がムジークフェラインザールで演奏しても まともな音になる訳がないのです。

しかし、GRFのある部屋さんは誰がムジークフェラインザールで演奏しても同じ様に良い音が出せると思い込んでいるのですね。

そもそも、GRFのある部屋さんが激賞している演奏は二流・三流演奏家のものばかりです。 そもそも、流行歌や演歌の方がクラシックよりも好きみたいですね。

そういう酷い音色のアホ音楽しか聴かない GRFのある部屋さんが3千万もかけてリスニングルームを改造したり、スピーカーの位置を mm単位で調整したり、とか完全に逝かれていますね。

僕は 900円で買った DELL のパソコン用スピーカーで youtube のフルトヴェングラー・ベルリンフィルの戦時中の録音を良く聴いていますが、鬼気迫る凄絶な音で鳴っています。

スピーカーというのはすぐ目の前に置いて聴けば、DAC・アンプ・スピーカーが安物でも いい音になるんですね。

スピーカーを何メートルも離して聴く時は窓ガラスが割れるくらいの大音量にしないとまともな音になりません。
いくらスピーカー位置を mm単位で調整してコンサートホールと同じ様なホールトーンにしたところで絶対に良い音にはなりません。


良い音というのはワインガルトナーやブルーノ・ワルターが出す音の事です。GRFのある部屋さんが激賞する二流・三流指揮者には絶対に出せない音です:

最美の音楽は何か? _ ハイドン『交響曲 第100番ト長調 軍隊』
ブルーノ・ワルター指揮  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  1938年1月10日
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/206.html#c1

グスタフ・マーラー 『アダージェット』
Bruno Walter Wiener Philharmoniker
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/882.html

グスタフ・マーラー 交響曲第9番
Mahler: Symphony No. 9, Walter & VPO (1938)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/885.html

最美の音楽は何か? _ モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク K. 525』
Bruno Walter, Vienna Philharmonic Orchestra
December 17, 1936, Musikverein Saal
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/243.html


ベートーヴェン 『交響曲第8番』
Wiener Philharmoniker
Felix Weingartner
Studio recording, Vienna, 25 & 26.II.1936
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/844.html#c1


ワインガルトナーやブルーノ・ワルターの様なこの世の物とも思えない音色を出すには マランツ7C の様な濃厚な色付けをされたプリアンプを通すしかありません。パワーアンプやスピーカーや DAC にいくらお金をかけても良い音にはなりません。

3:777 :

2023/06/08 (Thu) 07:33:16

最近のハイエンドオーディオはすべて原音再生を目指しているので、どの機種も同じ様な音になります。 しかし、そもそも原音というのは音楽ファンからすると良い音ではないので、原音再生を完璧にやるとその酷い音を正確に再生する事になります:


原音再生 なんて 幻想 だ!
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-16.html
 
さて、ピアノに JBL サブシステムを乗っ取られたので(陰の声:それが目的でピアノを買ったんじゃないの?)、当然ながら、サブシステム用のスピーカー購入が急務となった。 手持ちは、QUAD, JBL なので、当然、それ以外のメーカーからの選択が妥当だ。

スピーカーが、そのシステムの音質を、おおよそ方向づけるのはよく知られたことだ。 

私は、原音再生なんて、幻想だと思っているので、いろいろな傾向をもつシステムがあった方がよいと考えているからだ。

原音再生とは何なのか? そもそも原音とは存在し得るのか?

とあるサイトで、ホールの場所によって音が変わるので、原音再生なんて幻想だという論に対して、それならホールの中央前列の音を原音と定義すれば良いと、原音再生派が強弁されておられた。 

原音再生派の幻想も、ここまでくると、私にはただの滑稽な喜劇である。 

私自身は、同じホールでも、演奏の種類によって、異なる席を選ぶのを常にしている。 例えば、オーケストラであれば、ホールのほぼ中央よりやや後方。 室内楽ならほぼ中央よりやや前方。 ピアノであれば、中央は避けて、少し側方にずれる。 ピアノの反響版からの直射音は単調で、つまらなく聞こえるからである。 

このように席を選ばないと、心地よい音が得られないのである。 

こんなことは、クラシック音楽聴きには常識なのだが、オーディオ評論家にはわかっていないらしい。
ホールの中央前列の音をオーディオ再生の目標にされたら、どんな音が聞こえるのであろうか? 
もちろん、そんなデリカシーの欠けた音を聞くのはごめんこうむりたい。

『原音を横に用意して、その都度比較しながら再生音を評価すると、記憶の曖昧さがなくなって飛躍的に精度は向上する。これが「原音比較法」である。その例を挙げてみよう。

 一番簡単なのは直流の掛かっていない場所の結合コンデンサーである。短い銅線でショートした時の音を原音として、コンデンサーを通した音を「そのコンデンサーの音」と評価すれば良い。小生が何度か実施したコンデンサーの音質評価はこの方法である。』

とあるサイトより引用

これは、一見正しい論法のように見えて、実は、何の意味もない方法である。 

ちょっと電気に詳しい方なら、すぐにおわかりいただけると思うが、直流がかかっていないところに、何故に結合コンデンサーをいれる必要があるのか? 
そんなところにコンデンサをいれて、音質の評価になるのか? 

結合コンデンサは、そもそも直流電圧がかかっているところにおかれるものであり、直流がかかっているときと、かかっていないときでは、そのコンデンサの音質が異なるというのは、良く知られた話である。 OS コンなんかは、そういう状況でないと、正常に動作できないことが良く知られている。 そもそも直流がかかっていたら、導線でショートしたら、電気的に回路が正しく動作しなくなってしまう。

 この意味で、上記の「原音比較法」というのは、ただのまやかしに過ぎないように私には思える。 

文句があるなら、私を論破して欲しいし、加えて、トランジスタなどの増幅素子の「原音比較法」をどうやって実現するのかも説明して欲しいものだ。 

上記の原音再生論は、MJ「無線の実験」にも執筆なさっている方のページにからの引用であるが、よりよい音楽を聴きたい、一介のオーディオファンの私から見てさえも、論点があやふやで、議論に耐えないレベルに思える。

かくいう私自身も、20 年前は、原音再生という錦の旗をふりかざしていたものであるが・・・。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-16.html  
4:777 :

2023/06/20 (Tue) 02:20:03

アンプの修理屋さんが考える良い音とはどういう音の事か?

Kaorin27 さんの良い音というのは単に、音波と電流の波動の間の変換が正確に行われている、というだけの事ですね。

音楽ファンが言う良い音というのは、その音を聴いた時にどういう脳波が出るかで決まります。 オーディオ機器の変換精度とは何の関係もありません:

睡眠に入る過程では、初めにアルファ波が発生し、次いでシータ波が出てきます。この状態は覚醒と睡眠の境界上にあり、半覚醒状態で特殊な脳活動がみられる段階です。

音楽を聴いてシータ波が出てくるとトランス状態の入り口に入った事になります。

トランス状態においては脳ではアルファ波〜シータ波が優勢になることが知られている。

トランス状態とは、通常とは異なった意識状態、つまり変性意識状態の一種であり、その代表的なものである。

入神状態と呼ばれることも、脱魂状態や恍惚状態と呼ばれる。

トランス状態には以下のようなものがある。

催眠によって表層的意識が消失して心の内部の自律的な思考や感情が現れるもの
ヒステリーやカタレプシーにより意識を喪失したもの
宗教的修行によって、外界との接触を絶ち、法悦状態になったもの

トランス状態に入るのにはさまざまな方法があり、社会ごとに定型化されていることが多い。たとえばイタコやカミサンの場合は祭壇で呪文などを唱える。沖縄のユタの場合はそれとは異なった手順を経る。西アジアのシャーマンのように特殊なものを火に注いでその煙を吸う例もある。

文化人類学などによる宗教研究ではしばしば“シャーマン”という言葉・概念によって宗教的ものごとを分類・説明しており、シャーマンのトランスには、霊魂が身体から離れて異界に移動し神や霊と接触する ecstasy(エクスタシー、脱魂)型と、反対に神や霊などの超自然的存在がシャーマンを訪れる possession(ポゼッション、憑依)型の2種類があると言われている。

羽仁礼は、トランス状態というのは、霊に憑依された時の霊媒や、心霊現象を起こしている時の霊媒などにみられることもあり、また人々が聖母マリアを目撃している最中(→聖母の出現)やイエス・キリストを目撃している最中などもこの状態になる、と説明している。

トランス状態の時には通常の感覚は失われ、例えば目の前でストロボを発光させても反応しなくなるし、からだの一部に針を刺してもそれを感じない。

トランス状態というのは何も宗教的な場面だけに見られるわけではない。一例を挙げると、催眠療法というのは催眠を用いた心理療法であるが、一連の暗示操作によって覚醒レベルを下げて被暗示性を高めた状態(変性意識状態、トランス状態)に導き治療を行うものであり、トランス状態のもたらす緊張緩和効果を利用している。
2023/06/20(火) 02:39 | URL | 777



良い音と言っても

・作曲家が良い音だと思う音(作曲家は音を音符(文字)として捉え、音楽を文章と同じ様に左脳で聴いています)
・クラシック音楽の演奏家が良い音だと思う音(演奏家は音を音符(文字)として捉え、音楽を文章と同じ様に左脳で聴いています)
・クラシック音楽ファンが良い音だと思う音(楽譜が読めないクラシック音楽ファンは音楽を右脳で聴いています)
・ジャズやロックのファンが良い音だと思う音(ジャズやロックのファンは音楽を右脳で聴いています)
・ピアノの調律士が良い音だと思う音(ピアノの調律士は音楽ではなく音を聴いています)
・レコーディング エンジニアやレコードメーカーが良い音だと思う音(レコーディング エンジニアは音楽ではなく音を聴いています)
・コンサートホールの設計者が良い音だと思う音(コンサートホールの設計者は音楽ではなく音を聴いています)
・オーディオ技術者が良い音だと思う音(オーディオ技術者は音楽ではなく音を聴いています)

は全然違います。

>もし私が良い脳波を感じたとしても、貴方も同じ脳波を出すのかは、貴方自身が聴かないと分からないでしょう。が正答>脳波のことを縷々語っていながら、この質問自体が無意味なのを分からないのが問題なのです (ここ一番重要!!)

・・・ぎゃあ~てい♪ぎゃあ~てい♪はらさそ~うぎゃあ~てい♪・・・・

真言密教の儀式においては護摩火にケシが焼香として入れられていました。密教の読経や儀式の意味がわかるにはヘロインやマリファナを飲んで、お坊さんと同じ脳波を出すしかないのですね。

・クラシックの作曲家は殆どがアル中なのでクラシック音楽を聴く時には酒を沢山飲まないと作曲家がどういう気持ちでその曲を書いたかわからないのですね。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスやシベリウスは酒を飲んでいないと作曲できなかったそうで、シベリウスはアル中が進んで人生の最後の30年は一曲も作曲できなくなりましたね。
クラシックの作曲家と同じ脳波を出すには酒を沢山飲んでから聴くのが必須です。

・ジャズ・ロックのミュージシャンは全員麻薬中毒なので、ジャズ・ロックを聴く時には大麻や覚醒剤をやらないとミュージシャンがどういう気持ちでその演奏をしているかわからないのですね。ジャズ・ロックのミュージシャンと同じ脳波を出すには大麻や覚醒剤を飲んでから聴くのが必須です。



・クラシック音楽のファンはポルタメントやヴィブラートを盛大にかけた弦楽器の音が良い音だと思う。 従って、真空管アンプの方がトランジスターアンプより良い音だと思っている。

・レコーディング エンジニアやレコードメーカーは、周波数特性がフラットで色付けが無い無色透明な音を良い音だと思っている。

・オーディオ技術者は音波と電流の波動の間の変換が正確に行われているオーディオ機器の音を良い音だと思っている。

・最近のクラシック音楽の演奏家は、楽譜を手を加えないで正確に音化したのを良い音だと思っている。
従って、ポルタメント奏法やフルトヴェングラーの様な楽譜の改変・アッチェレランド・ティンパニ-の滅茶苦茶な ぶった叩き等を極端に嫌う。


要するに、やっている分野ごとに音楽を聴いた時にどういう脳波を出すかは全く違っていて、良い音というのも分野ごとに全く違っているのです。
それぞれの分野で必要とされる脳波を出すには、分野ごとにそれぞれ決まったノウハウがあります。
宗教でも仏教とキリスト教では宗教儀式で出る脳波が全く違うし、音楽ファンとオーディオエンジニアでも音楽を聴いた時に出る脳波が違うのですね。

_______


楽譜が読めない、楽器が弾けない、単に芸術作品として音楽を右脳で聴いているだけの僕が、最近やっと気付いた良い音を出すためのノウハウ
こうすればクラシック音楽を聴いた時に、向こうの世界を垣間見たと感じさせる脳波が出ます

・スピーカーやパワーアンプや DAC にいくら金を掛けても音は良くならない。
音の良さはスピーカーとの視聴距離と、プリアンプによる色付けの仕方と、スピーカーケーブルの長さ(プロケーブル社が言う音の焦点になる長さ)で殆ど決まってしまう。

・スピーカーは すぐ目の前に置いて至近距離で聴くのが一番良い音になる。 スピーカーを何メートルも離して聴く場合には、ガラス窓が割れる位の大音量にしないと良い音にならない。
音の定位とか音場感の為にスピ-カーの位置を mm単位で調整しても
良い音にはならない。部屋の大きさや壁の吸音性と音の良さとは関係しない。それよりスピーカーのすぐ目の前で聴く方が遥かに良い音になる。



>Deccaデコラはモノラル仕様とステレオ仕様とどっちが音が良かったのでしょうか?

という質問をしたのは、

Deccaデコラ ステレオ仕様は貴族の邸宅の天井が高くバカでかい部屋で BGM的にクラシック音楽を流す為のスピーカーです。
音はプリアンプとケーブルで殆ど決まってしまうので、スピーカーユニットやパワーアンプに金を掛けるのは無駄なんですね。
それでスピーカーユニットやパワーアンプはコストダウンの為に安物にしたのではないかと思ったのです。
2023/06/21(水) 07:15 | URL | 777


>貴方のLPレコード所有枚数

昔は 200枚 乃至 300枚くらい持っていましたが全部捨てました。レコード針が高くて 1枚聴くのに十円以上かかりますからね。
シュアーのカートリッジ V15 で聴いていましたが、ラックスの CDP や最近買った Gustard R26 よりは遥かに良い音でした。
というより、Tカートリッジ V15 では真空管アンプと同じ様に原音にないホールト-ン風の倍音が追加されるので、CDP とは次元が違う音でした。、

>愛聴盤を最低5枚 出来たら10枚ね

クラシックでは

L'Incoronazione di Poppea. Claudio Monteverdi

Poppea: Danielle Borst
Concerto Vocale
René Jacobs
https://tower.jp/item/2764686/Monteverdi%EF%BC%9A-L'Incoronazione-di-Poppea


J. S. Bach - Matthäus-Passion - W. Mengelberg (1939)
https://www.youtube.com/results?search_query=Bach++Matth%C3%A4us++Passion+++Mengelberg+++1939

Kreisler & Zimbalist - Bach : Concerto for 2 Violins (1915)
https://www.youtube.com/results?search_query=Kreisler++Zimbalist++Bach++Concerto+for+2+Violins+++1915

Adolf Busch plays Bach's Chaconne
https://www.youtube.com/results?search_query=Adolf+Busch++Bach+++Chaconne


Don Giovanni 7/Mar/1942 MetOpera (Pinza, Bampton, Kullman, Novotna, Kipnis, Sayão, Cordon - Walter)
https://www.youtube.com/results?search_query=DON+GIOVANNI++Bruno+Walter+1942+


Beethoven Piano Sonata No.30 op.109 - Backhaus - (Firenze 1969)
https://www.youtube.com/watch?v=1jROtkvOwDM


Brahms Nachklang op.59 No.4 Maisky
https://www.youtube.com/results?search_query=Brahms++Nachklang+op.59+No.4+++Maisky

Busch, Brain, Serkin - Brahms : Horn Trio Es-dur Op.40 (1932)
https://www.youtube.com/results?search_query=Busch+Brain+Serkin++Brahms++Horn+Trio++1932

Brahms: Clarinet Trio, Wlach & Kwarda & Holetschek (1952)
https://www.youtube.com/results?search_query=Brahms+Clarinet+Trio++Wlach+++1952

Brahms -Clarinet Quintet Op.115 _ Charles Draper & Lener String Quartet (1928)
https://www.youtube.com/results?search_query=lener+quartet++draper++brahms+clarinet+quintet+op.115+1928


ポピュラー曲では

Kim Kashkashian Karaindrou: Ulysses' Gaze - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Kim+Kashkashian++Karaindrou%3A+Ulysses%27+Gaze


森田童子
0:00 ぼくたちの失敗
35:48 男のくせに泣いてくれた
41:50 G線上のひとり
45:26 ラストワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=qEMhYL6E2xA



中島みゆき ホームにて
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40474169

中島みゆき まつりばやし
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37172468

中島みゆき エレーン
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32317926

中島みゆき 砂の船
https://www.bing.com/videos/search?q=%e4%b8%ad%e5%b3%b6%e3%81%bf%e3%82%86%e3%81%8d++%e7%a0%82%e3%81%ae%e8%88%b9&&view=detail&mid=FAEA38821FBFF3496093FAEA38821FBFF3496093&&FORM=VRDGAR

中島みゆき 忘れな草をもう一度
https://www.bilibili.com/video/BV1u34y1Q7oq/?spm_id_from=333.788.recommend_more_video.4

2023/06/21(水) 08:43 | URL | 777


▲△▽▼


音楽ファンが良い音だと思うのはこういう音の事

ティム・デ・パラヴィチーニがいなくなった EAR に未来は無い
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004541


かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに EAR V20を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい響きにたまげたことがあった。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


EAR V12は V20 の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/




37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P

EAR はイギリス人のティム・デ・パラビチーニが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。


45 : 仙人短 ◆TANPanX3xc : 2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので~

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」

短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」


58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P-5 もダメ。5Ωからで2~3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/



▲△▽▼


良い音とはどういう音の事か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14119056

原音とは何か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/890.html

錯聴 (auditory illusion) _ 音の錯覚
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/756.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

プロケーブル社の焦点理論
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1046.html

ハイエンド・スピーカーの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/697.html

ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/754.html

スピーカーの歴史 _ 何故、過去に遡る程 スピーカーもアンプも音が良くなるのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/858.html

プロケーブル(ProCable)社
ハイエンド(高級)オーディオ・その悪質さと猛毒性!大公開!
https://procable.jp/setting/54.html

鬼門・オーディオ編/ その泥沼的な廃退の真相を公開!
https://procable.jp/setting/index.html

- ネット上の大デマが暴露されました!!-
https://procable.jp/setting/pa_speaker.html

- オーディオの病気!「フランケンシュタイン症候群」-
https://procable.jp/rank.html


△▽


最高の音を一番安く手に入れる方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003094

原音再生すると音の官能性が消える
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14083149

この世のものとも思えない音を出すにはどういうオーディオ機器が必要か
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030753

どうしたら あの音を体験できるか? _ リバーブとディレイを駆使して作る極上のサウンド
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1004.html

クラシックに向くスピーカー、ジャズに向くスピーカー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14104540

伝説のデッカ デコラ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html


△▽


クラシックの作曲家はアル中、 ジャズ・ロックのミュージシャンは全員麻薬中毒
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/917.html

まともな人間は音楽家になれない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/177.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

麻薬中毒者の音楽
ポール・マッカートニーとビートルズの世界
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003965

イリーナ・スルツカヤ _ Let it be _ ジョン・レノンを殺した組織とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/551.html

西洋の達人が悟れない理由 _ 寺の裏山には芥子の花が咲みだれて
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/385.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html

カール・グスタフ・ユングの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/394.html

河合隼雄の世界
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14010927

グノーシス思想
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/390.html

イエスの本当の教え _ 神の国、神の子とは何か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14006907

西洋の達人が悟れない理由
2. 梵我一如はエロスの世界
3. 秘密仏教(密教)とは…
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/385.html

釈迦の悟りとは何であったのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/739.html

欧米人の恋愛は性的倒錯の一種
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/200.html

世界を変えた映画『エマニエル夫人』 1974年
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/249.html

まともな人間に芸術は理解できない _ ゴッホは何故ゴッホになれたのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/481.html

ディープ世界への入り口 _ 箱根湯本 平賀敬美術館
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/297.html

統合失調症患者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/419.html

覚醒剤中毒者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/423.html

凶暴なヴァイキング 戦闘で頼ったのは幻覚キノコではなく、幻覚茶
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/920.html

強烈な幻覚作用を持つ究極のドラッグ DMT
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1121.html

ドラッグカルチャー _ 薬物を使用したシャーマニズム
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1202.html

マリファナ愛好者が体験する世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/425.html
5:777 :

2023/06/23 (Fri) 08:07:39

晴耕雨聴
2023年06月22日
KlipschからJubileeというオールホーンスピーカーが出ている様です
https://kojomotohisa1958.seesaa.net/article/499796557.html

https://kojomotohisa1958.seesaa.net/upload/detail/image/klipsch-heritage-jubilee-speakers-pair-satin-black-ash-thumbnail2.jpg.html


 日本で発売されるか否かは不明ですが、雑誌記事によりますとアメリカのクリプッシュ社からヘリテージシリーズの最上位機種としてジュビリーというスピーカーが昨年夏に発売されていたようです。

 最近のスピーカーはどれもトールボーイ、バッフル面積は最小限、奥行は長い、キャビは剛性ガチガチ、エンクロージャーの定在波防止に紡錘形、ウーハーは小口径の多数使用、ミッド以上はドーム。こんなヤツばかりです。
 その手のスピーカーは音はキレイですが、なんだか聴き応えが無い様な気がしませんか?

 メジャーなスピーカーメーカーでただ一社、クリプッシュだけがヘリテージシリーズとして大型ウーファー、ホーンドライバー、矩形のエンクロージャー、しかも節度を持った価格で頑張っています。
 これまでヘリテージシリーズの最上位機種は往年の名器KBWO(クリプッシュホーン)で、その下がラ・スカラ、さらにいくつかのモデルがあります。

 このシリーズに新たな旗艦としてジュビリーというスピーカーが加わりました。WHD=127×176×76㎝にも及ぶ大型のオールホーンスピーカーです。
 低音ホーンはいわゆるクリプッシュホーンではなく、同社のベレ・クリプッシュと同じ折り返し型のWホーンの様です。JBLのハーツフィールドの後期型もそうですね。

 ベレ・クリプッシュやハーツフィールドはドライバーとして38㎝ウーファー1発を使用していましたが、ジュビリーは30㎝ウーファー二発です。
 丁度エレクトロボイスのセンチュリーⅣBみたいな構成ですね。

 高域はオーソドックスなエクスポネンシャルホーンの様です。マルチセルやフィンは立てておらず、指向性は気にせずに音質最優先の様です。
 クロスオーバーは340Hzとか。

 ちょっと驚いたのはドライバーです。振動板が5インチもありますから新開発ですね。
 ALTEC288が3インチ、JBL375が4インチですから、このドライバーはずいぶん振動板が大きいですね。高域、出るのかな?

 これで2wayで発売です。ネットワークは無く、専用のチャンネルデバイダーが付いていますのでマルチアンプで駆動する事になります。
 この構成なら、周波数帯域は50~15KHzなら上等と思うのですが、発表された諸元では±3dbで18~20KHzとなっています。能率は105db/mwあるそうです。
 このサイズの低音ホーンで-6dbポイントが18Hzとはにわかに信じられませんが…
 なにか革新的な技術があるのかな?

 オールホーンスピーカーはもう過去の技術で、大出力アンプが安価に入手できる時代の機材ではありません。歪率やタイムアラインメントや位相など種々の問題があると思います。
 しかし…自分はこのタイプのスピーカーのパワー、躍動感、熱量、狂気を支持するものです。

 我が家のスピーカーはどれもオールホーンです。メインのVITAVOX BASS BINは38㎝ウーファー二発のシャラーホーンです。音道1.8m程のフロントロードの折り返し型なので、再低域は50Hzまでですが、音の密度、実在感が気に入っており、もう40年近く愛用しています。
 本来はシャラーホーンと12セルホーン+ドライバーの2wayなのですが、現代ソースまで対応させるためサブウーファーやツィーターの追加で6wayになっています。

 ジュビリーも購入してからいろいろアドオンして楽しめるマニアックなスピーカーではないでしょうか。
 私はその方向のスピーカーをすでに愛用しているのでジュビリーは買いませんが、このスピーカーが売れて、マルチアンプやサブウーファー、ツィーターなどで遊ぶ人が増えたら、オーディオも少し幅が広がって面白くなるんじゃないかと思います。

 出来合いの機材のポン置きでは趣味になりません。
 でも、遊べる機材はビンテージ物ばかりになり、発展性がありませんよね。
 クリプッシュのジュビリーが売れる様なら、オーディオにもまだまだ見込みがあると思いますぞ。

 それから…このジュビリー、 もし2wayのまま諸元通りのワイドレンジで高能率なら物凄いものって事になるのですが…いくらなんでもね…
https://kojomotohisa1958.seesaa.net/article/499796557.html


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Klipsch、オールホーンの最上位スピーカー「HERITAGE」
阿部邦弘2022年10月5日
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1445156.html

ティアックは、米Klipschのリニューアルした最上位スピーカー「HERITAGE」シリーズを発売する。フェノリック振動版コンプレッションドライバー搭載の「Klipschorn AK6」など、全5機種を10月5日より発売。すべて受注生産で、価格は319,000円(1本)から。カラーはブラック、ウォルナット、チェリー。Forte IVとHeresy IVのみ、オークも用意する。

「HERITAGE」シリーズ
・3ウェイ オールホーン 「Klipschorn AK6」 1,650,000円(1本)
・3ウェイ オールホーン 「La Scala AL5」 1,210,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Cornwall IV」 682,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Forte IV」 550,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Heresy IV」 319,000円(1本)


Klipschorn AK6
HERITAGEシリーズのトップエンドが「Klipschorn AK6」。

ミッドレンジは、システムのパワーとパフォーマンスの最大化を図るために2インチ(5.08㎝)のフェノリック振動版コンプレッションドライバー“K-702”を高効率ホーンに搭載。システムの歪を最小限に抑え、リスニングエリア全体に明瞭で安定したサウンドを提供するという。


HFドライバーは、2.54cm 軽量型ポリイミド振動版コンプレッションドライバー(K-7711)。LFドライバーは、38.1cm 繊維複合材料コーンウーファー(K-33-E)。

再生周波数帯域は、33Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、105dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは121dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:4.5kHz、MF:450Hz。

外形寸法は、79.38×71.75×134.62cm(幅×奥行き×高さ)。重量は100kg。


La Scala AL5
よりコンパクトなデザインで最高級のサウンドを目指した、オールホーン方式の「La Scala」。

LFドライバーには、15インチ(38.1cm)ファイバーコンポジットコーンウーファー“K-33-E”を搭載。歪を抑え解像度と分解能を高めたローレンジを再生するという。またウーファー部のホーンには、1940年代にクリプシュ創立者であるポール・W・クリプシュが考案した独自のフォールデッドホーン(折り曲げホーン)を採用する。

HFドライバーは、2.54cm 軽量型ポリイミド振動版コンプレッションドライバー(K-7711)。ミッドレンジは、5.08cm フェノリック振動板コンプレッションドライバKー(K-702)。

再生周波数帯域は、51Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、105dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは121dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:4.5kHz、MF:450Hz。

外形寸法は、61.59×64.29×101.6cm(幅×奥行き×高さ)。重量は91kg。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1445156.html


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Klipsch | スピーカー | 日本
https://www.klipsch.jp/

| Klipsch(クリプシュ) | オーディオ逸品館
https://e.ippinkan.com/shopbrand/BC024800

価格.com - クリプシュ(Klipsch)のスピーカー
https://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=731&pdf_so=p2
6:777 :

2023/06/23 (Fri) 19:29:31

スピーカーはホーン型がもっとも優れている。 | 禁断のKRELL
2014年08月01日
https://ameblo.jp/507576/entry-11902929740.html?frm=theme

オーディオの音はスピーカーのみで7~8割決まってしまう。
スピーカーはホーン型がもっとも優れている。

これはグラハム・ベルの時代である1920~30年代には既に確立されていた「最終結論」です。
ホーン型の利点であるダイナミックな音の厚みやスケール感などの単なる方向性の違いではなく
スピーカーシステムの基本性能においてであり、これらの性能格差についての言及です。

ホーンスピーカーのプライオリティ

これは多くの方の意見と合致するものだが、ホーンスピーカーでもっとも
重要なのがホーンの部分である。近代的な音質(高分解能)という点では、
LINEAR TECHNOLOGY社のホーンがもっとも優れている。ホーンの弱点は
"メガホン臭さ"である。試しになにか声を出してから口元に手を当てて声を出し、
音の違いを感じて見てほしい。LINEAR TECHNOLOGY社のホーンにはこうした
"メガホン臭"さがない。ホーン型とは思えないクセっぽさがない高精細な音質に驚くはずだ!
プライオリティの比率で云えばドライバーが奏者(人間)とマウスピースの部分、
ホーンがトランペット本体だと思って頂ければその割合の大きさがお分かり頂けるだろう。

音に対する影響力はホーン(ラッパ部分)がもっとも大きく、次いでエンクロージャー(箱)、
ユニットが全く同じでも箱の容量によって低音やスケール感は大きく影響を受ける。
音質クオリティは、箱の質に準じる。ドライバーやウーファーは影響が小さく、
1970年代のJBLユニット、ドライバーなどは味わいだけではなく、近代的性能でも
近年のTADなどと比較しても基本性能はさほど遜色なく、音色の好みの違い程度である。
しかし、ドライバーは2インチと1インチとの差は甚だしく大きいものがある。

ハイエンドのスピーカーが高価なのは、コストの掛かった箱の違いである。

多くの方が2WAYでマルチシステムを組みたがるのは間違いで、
高域を確保できないためユニットが十分に再生帯域をカバーできず
不満の残る音質になってしまう。(ボーカル物は意外と2WAYが良い)

スピーカーはフルレンジが理想という考え方もあるが、
実際は帯域分割を進めるほどよく、2WAYよりも3WAY、4WAY、5WAYの
方が音質はよくなる。ひとつの仕事を三人でやるより五人でやる
ほうが負担がすくなくよい働きが出来るのと同じ理由である。

スピーカーは最低でも3WAYで、推奨クロスオーバーは500Hzと7kHzである。

しかし、4WAYより上は音をまとめあげる難易度が飛躍的に上昇する。

素人は3WAY以下で、尚且つ同一モデルのアンプで駆動するのが成功への近道であろう。


推奨トゥイーター・ドライバー・ミッドバス・ウーファーの一例

JBL 075 JBL 2441 JBL 2206H JBL 2205

チャンネルデイバイダー アキュフェーズF25以上


最高性能のチャンネルデバイダーは LINEAR TECHNOLOGY SA321

このデバイダーは3WAYのチャンネルデバイダーで上の2WAY分には10Wのパワーアンプ内蔵
ウーファーのみアンプの用意が必要になる。

最高のホーントゥイーター LINEAR TECHNOLOGY LH-1 77万(中古50?最低で30)


マークレビンソンは彼の導師であるリチャード・バーウェンの教示により、ホーン型に回帰、
ハイファイスピーカーの最高峰、MAGICO社はフラッグシップに巨大ホーンスピーカーを
製品化した。


MAGICO ULTIMATEⅢ 98万$ 価格1億円 
https://www.youtube.com/watch?v=-KjYF5kfC4Y

https://ameblo.jp/507576/entry-11902929740.html?frm=theme
7:777 :

2023/06/24 (Sat) 04:01:02

ホーンスピーカーは2インチドライバー (2インチスロート径) のものと1インチドライバー(1インチスロート径) のものでは根本的にクラスが違うんです。

評論家の朝沼先生も JBLスピーカーを導入される際には、
「2インチドライバーの搭載モデルにこだわった」 と明確に書かれています。
音の好みなどはあると思うけれども、"格が違う"という言葉がピッタリです。



JBL 375 ドライバーユニット
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1106.html

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私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)2015年07月06日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c9d2e62e0e9c2c237d1752c6fa733373

私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)になりますと、「2インチスロートコンプレッションドライバー」を使ったシステムに成ります。

2インチスロートコンプレッションドライバーと云えば#375ユニットに代表されます。

JBLオリジナルのSPシステムで「#375」ユニットを使ったシステムには、「ハーツフィールド」、「パラゴン」、「オリンパス」等が有ります。

最近では「エベレスト DD-6600・6700」等が有ります。


「ハーツフィールド」も「パラゴン」はモノーラルからステレオへの移行期に作られていますので、ハーツフィールドは本来モノーラル、パラゴンは一体型ステレオ仕様に作られています。

ハーツフィールドは手に入れようとしても古く時間が経過しているので、なかなかお目にかかれません。パラゴンのデザイン性は素晴らしいと思う。が、しかし、これを使いこなすにはデザインの為に色々制約が出て来ます。

JBLのSPユニットで有名なモノは、J・B・ランシング氏が開発したD130(38cm)が有名です。

他にはウーハー:150-4C(38cm)、LE15 や LE15A(38cm)が有名です。

組み合わせるウーハー箱もバスレフ型やフロントロードホーン型、バックロードホーン型と色々選択出来ると思います。1発にするか2発にするかでも低音の表現力が変わって来ます。


中音は「#375」に尽きると思いますが、初期型は灰色仕様の初期型が存在します。同じ#375の中でも希少性や音質が良いと云われています。

実際に自分で使った事は有りませんが、ハーツフィールドオリジナルの灰色仕様#375を聴いた事が有ります。技術を持った方が使えば相当の性能を出す事が出来るでしょう。

#375にはHL88・HL89・Hl90や2350の様なラジアルホーンや2397の様な木製ホーンも有ります。組み合わせるホーンを何にするかでシステムの性格が変わって来ます。

ツィーターは1970年以前は#075とLE20ぐらいしか有りませんでしたが、プロ用の#2405や077等のユニットが出て来て、高域特性が伸びて広い周波数レンジのシステムが作れるようになっています。

上述したユニットをどの様に組み合わせ、どの様なセッティングで使うかでサウンドが大きく変わって来ます。古いユニットは当然「中古」でないと手に入りません。奇麗なユニットを手に入れようとすれば少なくとも2セット買って、良いモノだけでペアを組んで行くしか有りません。1回で奇麗で正常なモノを手に入れるのは至難の業です。

また単にシステムを自分で組むと云っても、ユニット自体それぞれに10Kg以上の重量が有りますの一人で取り付けるのは難しいです。最低二人いないと組み付け作業が出来ないでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c9d2e62e0e9c2c237d1752c6fa733373


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Mr.トレイルのオーディオ回り道
原寸大のサウンドを実現するには2インチスロートユニットが要る 2017年01月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f2b5e884b4ea12f7343a0c2117eb0dd

JBL#4343を20年以上使って来ると不満な処が多々出て来る。その中で一番気に食わなかったのが「中域」の音の線の太さ。1インチスロートドライバー(#2420)では造れない世界だ。家庭で使うには使い易いドライバーだが上には上が有るもので・・・。

#2420(LE85相当)の1インチスロートと2インチスロートドライバー(#2440・#375)では、エネルギー感や音数が全く違う。当然「音の線の太さ」も違って来る。「原寸大」の演奏を目指すなら2インチスロートのドライバーでなければ近似に出来ない。

JBL社には「コンシュマー(民生用)ドライバー#375」と「プロ用ドライバー#2440等」が有るが、名前とは裏腹に、比較して見れば直ぐ判る事だが、「コンシュマー用」の#375の方が圧倒的に良いサウンドがする。生産年代は#375の方が古い。プロ用ユニットは1972年ごろから販売されている。この音質の差は「コストダウン」によるものだと推測している。他にもガウス社のHF-4000と云うドライバーも有った。こちらは#375より図体が大きかった。しかし、エネルギー感では#375に及ばなかった。

いずれの2インチスロートドライバー共に「線の太い音」は共通である。1インチスロートドライバーのエネルギー感の比ではない。その為、使い手に鳴らし方のスキルが求められる。そのまま繋いで簡単にならせるユニットではない。能率も118dbと超圧倒的な高能率だ。2Wも有れば大きな部屋で十分なドライブが出来る。

組み合わせるホーンも、新しい時代になるほど「シンプルな作り」になって来ている。(コストダウン)出来ればHL88(ハチの巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(#2395 お化けホーン)の凝った「ディフィーザー」を持ったホーンをお勧めする。誰でも簡単にならせるホーンは#2395(HL90)ホーンだと思う。低域と高域との音のバランスさえ取ってやれば直ぐにでも上質で実在感の有るサウンドが出て来る。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f2b5e884b4ea12f7343a0c2117eb0dd


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スロート1inchと2inchの大きな差
2021-06-02
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12678077983.html

CDと比較すると、オリンパスについてきた、このJBLのプロマテのサイズが

巨大だというのがわかる。


PA,SRから家庭用オーディオまでミッドハイのドライバーで
もっとも著明で愛用者の多いのは、Lansing設計のものだ。
何せ、Western Electricの594に端を発する。
基本的にLansing Manufacturing社の時代で
Lansingの設計の基本形態が、吸収合併後のA・Lansing
そして20世紀までのJBL、その後のGaussにTADと全てLansingに主流として継承される。

(現在のJBLは、そのLansingの基本形から脱却し、
それまでの長いスナウトでの高域の減衰と歪を改良すべく、
スナウトレスで中域とより素直に伸びた高域を確保した、
最強のネオジウム磁気回路を有する、1.5インチ・スロートのミッドハイに変わってきているが、
その話はまたの機会に)

20世紀の話ではあるが、JBLの場合ホーンのミッド~ハイドライバーというと、最初に使うのが
大概、LE175で、その後LE85(2420)というより磁気を強力にしたタイプのどちらか。

LE175DLHの場合は磁気回路が弱く、特にパンチングメタルをホーンの先につけた
HL87のついたLE175DLHは、ホーンロードはかからないわ、
パンチングメタルで乱反射し音が逆流するような感じで
ベールのかかった音で音は前には出ずにレンズの辺りでどうしようか迷っているような音の出方、

そして何より不満なのは、音響レンズによる聴感上の凹凸感が気になる。安心して音楽を聴けない。
何より、LE-175はナローレンジで非力すぎる。

そこでLE85+HL91に変更すると、ぱっと音が拡散し
立ち上がりの効いたスパッとした切れの良い音が出現する。
スタジオモニターの4320などは、セシルテイラーや山下洋輔トリオをこれで
聴くと、ピアノの横で聴いているようだ。

スタジオモニターもLE-175(2410)は、とうにあきらめ、
最低でLE85(2420)を使用するのは
ちゃんとした理由があるわけだ。

さてである、ジャズ&オーディオ・ファンは、
それで満足していれば良かったのだ。

ところが、JBLには漬物石のように重くてデカい
375(2440)という巨大4インチダイアフラムを持つ、
超弩級の2インチ・スロートのドライバーがあったのだ。

JBL #2440(375のプロ用)ただし、両者の音の出方は微妙に異なる


どうしても興味はそちらへと自然と行く。
1インチだって十分リアルで眼前に広がるジャズが炸裂する。
しかしだ、更なる上を覗いてみたい。
高価だがこれを使ったらいかばかりな世界観が体験できるのか・・。

こうしていつかはと思いながら、
我慢しきれずに未知の2インチスロートを持つ
恐怖のミッド・ドライバーに手を出すのだ。

それまでの1インチドライバーから2インチドライバーへ
換装した瞬間である。

目からうろことはこのことで、
全く次元の異なる異世界へと、わしづかみにされるではないか。

この差は一体何なのだ!?
と、この時誰もが、激しい衝撃と感動を味わえる事となる。

今でも1インチから2インチへ交換した時の
感動は忘れられない。
厚みと余裕、音の浸透力、リアルに眼前に迫る音像、
テナーサックスもチェロも、そのステージへ飛び込んで行くようだ。

この時から2インチドライバー=究極と思い
システムとしてセットされた375の為に、
オリンパスのS8R(S-508)まで買う事になるのだ。

重ねて言うが、一度は2インチ(4インチダイアフラム)スロートの
ミッドドライバーを使ってみると
世界観すら変わってしまうほどの音楽の感動を呼び込むことができる。
それは間違いない。
狂気の世界で後戻りできないのがオーディオの怖いところだ。

色々な事情や年齢などもあって、個人として今は、
比較的コンパクトなシステムで、一人で何とか持てるシステムを使っている。

まだ体力や気持ちの余裕がある人は、
人生の中で2インチのミッドドライバーへ、
一度チャレンジしてみるのも悪くない。
JBL #476Be

なお文中で触れた新しい製品群だが、現在のJBLなら
ネオジウムの磁気回路でそれ以上のパフォーマンスを獲得した
476Be(DD67000)という10inch振動板のものが、くせがなく静かなくせに
激しいソースが入ればいともかんたんに追随する、とんでもなく高性能な
ミッド~ハイのドライバーがある。

                JBL DD67000

このシステムには、476Beが収まる。

美しいホーンの造形。

ホリゾンタル・ツインは、 いつみてもバランスが良い。

https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12678077983.html
8:777 :

2023/07/10 (Mon) 00:30:44

Date: 7月 9th, 2023
あるスピーカーの述懐(その47)
http://audiosharing.com/blog/?p=39930

オーディオマニアといっても、さまざまだ。
スピーカーの音を好きな人もいれば、
スピーカーの音を嫌いな人もいる。

スピーカーの存在がなくなることう、オーディオの理想と考える人は、
スピーカーの音が嫌いな人なのだろう。

どちらが上とかしたとか、そういうことではない。
けれど考えたいのは、なぜ、そんなふうに分かれてしまうのかについてだ。

瀬川先生が「聴感だけを頼りに……」(虚構世界の狩人・所収)が書かれている。
     *
「きみ、美空ひばりを聴きたまえ。難しい音楽ばかり聴いていたって音はわからないよ。美空ひばりを聴いた方が、ずっと音のよしあしがよくわかるよ」
 当時の私には、美空ひばりは鳥肌の立つほど嫌いな存在で、音楽の方はバロック以前と現代と、若さのポーズもあってひねったところばかり聴いていた時期だから歌謡曲そのものさえバカにしていて、池田圭氏の言われる真意が汲みとれなかった。池田氏は若いころ、外国の文学や音楽に深く親しんだ方である。その氏が言われる日本の歌謡曲説が、私にもどうやら、いまごろわかりかけてきたようだ。別に歌謡曲でなくたってかまわない。要は、人それぞれ、最も深く理解できる、身体で理解できる音楽を、スピーカーから鳴る音の良否の判断や音の調整の素材にしなくては、結局、本ものの良い音が出せないことを言いたいので、むろんそれがクラシックであってもロックやフォークであっても、ソウルやジャズであってもハワイアンやウエスタンであっても、一向にさしつかえないわけだ。わからない音楽を一所けんめい鳴らして耳を傾けたところで、音のよしあしなどわかりっこない。
     *
ステレオサウンド 60号で、アルテックのA4について語られる瀬川先生は、
美空ひばりの体験をあげられている。
     *
 たまたま中2階の売場に、輸入クラシック・レコードを買いにいってたところですから、ギョッとしたわけですが、しかし、ギョッとしながらも、いまだに耳のなかにあのとき店内いっぱいにひびきわたった、このA4の音というのは、忘れがたく、焼きついているんですよ。
 ぼくの耳のなかでは、やっぱり、突如、鳴った美空ひばりの声が、印象的にのこっているわけですよ。時とともに非常に美化されてのこっている。あれだけリッチな朗々とした、なんとも言えないひびきのいい音というのは、ぼくはあとにも先にも聴いたことがなかった。
     *
1993年のステレオサウンド別冊「JBLのすべて」に書かれている。
     *
 奇しくもJBLのC34を聴いたのは、飛行館スタジオにちかい当時のコロムビア・大蔵スタジオのモニタールームであった。作曲家の古賀先生を拝見したのも記憶に新しいが、そのときの録音は、もっとも嫌いな歌謡曲、それも島倉千代子であった。しかしマイクを通しJBLから聴かれた音は、得も言われぬ見事なもので、嫌いな歌手の声が天の声にも増して素晴らしかったことに驚歎したのである。
     *
瀬川先生も井上先生も、大嫌いな歌手をスピーカーを通しての音に驚かれている。

瀬川先生はアルテックで美空ひばりを、
井上先生はJBLで島倉千代子を。

こういう体験があるのかないのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=39930
9:777 :

2023/07/10 (Mon) 09:18:06

「音楽&オーディオ」の小部屋

凄いぞ、マランツ7Kプリアンプ!
凄いぞ、アルテックA5! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年12月12日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/893724e7133c1832ed67e723d0dc05a2

オーディオ仲間のNさん(大分市)に依頼していたオーディオ機器の出品(オークション)が、冬が近づくにつれ売れ行き好調となり次々に商談が成立してうれしい悲鳴を上げている。ボーナス時期ということもあるのかな(笑)。

今回はJBL「D123」(16Ω仕様:初期のグレイタイプ)と古典管が対象だったが、それぞれスペア品の処分なので後顧の憂いなし。

前回は売上金を持ってきてもらったので、今回は試聴を兼ねてNさん宅に受け取りに行った。

オーディオルームに入るなり「いつもお世話になってま~す。あれっ、いったい何やってんすか?」

Nさんが机の前で沈思黙考されている。

  

「実はねえ、この度Mさんがマランツ7Kを購入してねえ。試聴に行ったんだけど、これがもう素晴らしい音でねえ。大いに触発されて手持ちの部品で何とか作ってみたいものだと寄せ集めて回路図を研究しているところなんだ。」

「ほう~、それはぜひMさん宅の試聴をさせてもらいたいですねえ。」

「Mさんがマランツ7Kを購入した動機はお宅のプリアンプ(マランツ7仕様)に衝撃を受けたかららしいよ。」

「エ~ッ、そんなに~。それは身に余る光栄ですねえ。」と、破顔一笑(笑)。

それはさておき、久しぶりにNさん宅の「アルテックA5」システムを聴かせてもらった。

    

3本のアームを駆使したレコードプレイヤーと自作のイコライザーアンプとパワーアンプがこの画像。

パワーアンプは「WE300Bシングル」と「6550プッシュプル」だが、このところ「6550」の出番が多いそうだ。

マイルスの「カインド・オブ・ブルー」を聴かせてもらったが、従前と比べると明らかに音の押し出し感に力強さがあって実に聴き心地が良かった。

「A5はローエンドがちょっと物足りない」と、ずっと思ってきたが見事に先入観が覆された。どうやらスピーカーよりもアンプに原因があったらしい。

アメリカ系のスピーカーは総じてイギリス系のように箱をうまく鳴らす工夫よりもユニットの能力を最大限に生かすため「パワー勝負」を挑んでくる傾向があるので、駆動する真空管アンプはシングルよりもプッシュプル方式の方が有利のような気がしてならなかったが、やはり今回もそのことが裏付けられた。
それにしても、やはりレコードの音は自然そのもので大いに啓発された。

こういう音を聴かされると「レコードは面倒くさい」(過去のブログ)なんて簡単に片づけられなくなる(笑)。

3時間ほどお邪魔して帰宅の途に就き、夕食時が近づいた頃を見計らって話題になったMさん宅へ連絡。

「マランツ7Kを購入されたそうですね。明日にでも聴かせてくれませんか。」との性急なお願いに対して、

「マランツ7といってもキットですよ。それでよろしければ~。10時頃なら空いてます。」

「は~い、よろしくお願いします。」

心なしかMさんの声が明るく弾んでいたなあ(笑)。

詳細は次回以降へ。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/893724e7133c1832ed67e723d0dc05a2

凄いぞ、マランツ7Kプリアンプ! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年12月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/64af91f275cce53b3e25f65abdf99859


前回からの続きです。

Mさん宅への訪問日は朝からあいにくの雨となった。やたらに車が多くて15分ほど遅れて到着すると前日のNさんも同席されていて3人によるとても賑やかな試聴会となった。

Mさんはレコードプレイヤーのたいへんな愛好家である。4台のプレイヤーと何種類ものトーンアームを使いこなされている。

イコライザーアンプもカンノをはじめピカリングなどがあり、レコード会社によって違う6種類のイコライザーカーブをスイッチ一つで切り換えて楽しんでおられる。

まるでアンプを代えたみたいに音が変わるのでレコードプレイヤーの世界も随分奥が深くてなかなか遊べそうだが、極めるためにはとうてい残された時間と資金が足りそうにないので諦めざるを得ないのが残念(笑)。

Mさんの現用スピーカーは「オートグラフ」と「クリプッシュホーン」の二つ。

今回の試聴の目的は新たに導入された「マランツ7K」プリアンプ(以下、「7K」)の出来栄えだったが、結果から先に言うとそれはそれは見事に期待した通りの音だった。

まずは「オートグラフ」から聴かせてもらった。

   

7Kに組み合わせるパワーアンプは同じマランツの「8B」である。初めにカンノのイコライザーアンプで聴かせてもらい途中から7K内蔵のフォノイコに切り替えた。

試聴盤は「グレート」(シューベルトのシンフォニー第8番)。

       

ヨーゼフ・クリップス指揮だがクリップスにはオペラ「ドン・ジョバンニ」(モーツァルト)の名演があって、大好きな指揮者の一人。

「グレート」「ドン・ジョバンニ」とくれば奇しくもフルトヴェングラーにも名演がある。

大理石で出来たトーンアーム(オイルダンプ)で聴かせてもらった。手前はピカリングのストレートアーム。

   

とてもSNがいいし、しかも7Kのトーン・コントロールをいっさい弄らずに豊かな低音域が出ていることに驚いた。使ってある真空管は最初から「テレフンケン」(6本)だったそうで「これはたいへんな掘り出し物でしたねえ!」と思わず口をついて出た。

まるでゆったりと包み込んでくるような豊かな音で、さすがは独特の「オートグラフ」の世界、実に説得力があってオーディオ的にどうこう言えるような音ではなかった。

小さな箱にはそれなりのメリットもあるけれど、やっぱり大きな箱じゃないと出せない音ってのもたしかにありますなあ。
1時間ほど聴かせていただいてから今度は座る位置を変えて「クリプッシュホーン」の試聴へと移った。

  

プリアンプは同じ7Kの2系統の出力のうちの1系統を使い、パワーアンプは「KT88プッシュプル」(新藤ラボラトリー)。

新藤さんのアンプは定評があってこれまで悪い評判を聞いたことが無いのは特筆すべきことだし、社長さんがすこぶる熱心なことでもよく知られている。

このクリプッシュホーンの音にはたいへんな感銘を受けた。

   

これまで我が家を含めてさんざん「サキコロ」の冒頭のシンバルの音を聴いてきたが、このシンバルが最高の出来栄えだった。最高音域の鮮烈さもさることながらその質感というか光沢に独特の艶があってとても筆舌に尽くしがたい。

ほとほと感心するうちにお昼時になったので辞去してクルマで40分ほどで我が家に到着するなりさっそく耳の記憶が新しいうちにと、ウェストミンスター(改)で「サキコロ」の試聴に移った。

「いい音」が及ぼす波紋はどこまでも広がって深~く浸透していくなあ(笑)。

最低音域と最高音域はどうにか太刀打ちできそうに思ったが、あの6000ヘルツあたりのシンバルの独特の質感はどうしても我が家のシステムでは表現できなかった。
やっぱりレコードじゃないと無理かなあ・・・。

ほんとうに勉強になった1日だった。

ただし、時間が経つにつれ耳の記憶は薄弱となり自宅の音に自然に妥協していくのがこの世の倣いだ。刺激を新たにするために、これからもときどきMさん宅を訪問させてもらうことにしよう。

妥協は敵だ!(笑)
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/64af91f275cce53b3e25f65abdf99859


凄いぞ!自作マランツ7型プリアンプ 2019年01月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a69c0a28f83cdaf3c67617d877678ef3


話が分かりやすいように、丁度1か月前の昨年(2018年)の12月12日に投稿した記事(一部)から入らせてもらおう。
(Nさん宅の)オーディオルームに入るなり「いつもお世話になってま~す。あれっ、いったい何やってんすか?」

Nさんが机の前で沈思黙考されている。

  

「実はねえ、この度Mさんがマランツ7Kを購入してねえ。試聴に行ったんだけど、これがもう素晴らしい音でねえ。大いに触発されて手持ちの部品で何とか作ってみたいものだと寄せ集めて(マランツ7の)回路図を研究しているところなんだ。」

以上のとおりの記事だったが、このプリアンプ「マランツ7」はおよそ60年前の製品なのにいまだに人気の衰えを知らず、逆にますます価値が高まってさえいる。有為転変の激しいオーディオ機器だが、こういうプリアンプもたいへん珍しい。

たとえばオークションで「プリアンプ」(真空管)で検索すると、いまだに「マランツ7型回路で作成」という記載をよく見かけるのがその証拠。

そのNさんから4日ほど前にお電話があった。

「あけましておめでとうございます。今年の正月はマランツ7型プリアンプの製作にかかりっきりでした。やっとどうにか完成したので聴きに来ませんか。」

「はい喜んでお伺いします。ついでにPADのSPケーブルが使えるようになりましたので持って行きたいのですがいかがでしょうか。」

「エッ、PAD!それは興味があるねえ。どうぞ持ってきてください。」
結論から言えば「Nさん自作のマランツ7」は素晴らしい音だった。「アルテックA5」が朗々と鳴って何ら不満を感じなかった。

    

よくお話を伺ってみると「マランツ7」型は感度が高いのでコンデンサーや抵抗の材質によって音が豹変するとのこと。

惜しいことに長期保管中だった「バンブルビー」のコンデンサーは容量が抜けたのが多くて2割程度しか使えず、その一方、抵抗の方はアレンブラッドリーが無事ですべて統一出来たとのこと。

当初はノイズが盛大に出て、3日間ほどコンデンサーをとっかえひっかえの調整の連続だったがようやく落ち着いたそうだ。

   

マランツ7型は我が家でも使っているが掛け値なしに「いい音」がすることを実感した。

詳しく伺うと、オーディオ界では「マランツ7党」として独自の世界が築かれており、程度のいいものから悪いものまでレストアされたものが専門店によって販売されていて、オリジナルに近い最高級品は350万円なり!

「マランツ7」じゃないと出ない音があるというのはよくわかります。

かって「ソウル・B・マランツ」氏(アメリカ)が個人用に製作したプリアンプが評判を呼び、その後広く普及したわけだが「採算を度外視した性能のいい製品を作り続けると会社が倒産する。」のは、マランツ社も例外ではなかった。

逆に言えばオーディオ業界で長持ちしている会社は「?」かもねえ(笑)。
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プリアンプ騒動記 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月19日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ecaf2d03bd4a6a73eabf5cf0fc5a8a42

「ラックスのプリアンプをオークションで落札したんですけど、お宅のアンプとスピーカーで試聴させてもらえませんか」と、近隣にお住いのオーディオ仲間「Y」さんからご連絡があったのは1週間ほど前のことだった。

「ハイ、もちろんいいですよ」と一つ返事。

何しろ「リチウムイオン電池」と、「200ボルト電源からの降圧トランス」という、オーディオの根源に関わる「電源対策」はYさん抜きでは語れないし、うかつに足を向けては寝られない存在だ(笑)。

さて、実はこの度Yさんが落札されたラックスのプリアンプ「CL35」についてはかねがね「どうしようか?」とご相談を受けていた。

ラックスには何の憾みもないが、ありのままに言わせてもらうと「ラックスのアンプはとかく評判が悪いですよ。ベテランの真空管アンプ工房さんによると使ってある部品の質が悪いそうです。音も総じて生ぬるい傾向だし、止めといた方がいいですよ」と反対してきた。

ところが、肝心のYさんはどうやら「見かけ」に幻惑されたご様子で(笑)、「実は自宅用ではなくて運営している老健施設の食堂のアンプ用です。パワーアンプが6550プッシュプルなので、セットで置くと見栄えが良さそうなので・・・。」

結局「即決」で落札されたアンプを、3連休の最後の13日(月)の午後になって、いそいそと持参されたので音出しを含めて「プリアンプの実験」となった。

「パワーアンプ転がし」や「球転がし」はこのブログの読者ならご存知のとおり数限りなくやってきたが「プリアンプ転がし」は、たしか初めてではないかな。

そもそも、デジタルの時代になって「プリアンプ不要論」が横行しているくらいその存在感は薄れるばかりである。

今のところ「質のいいプリアンプならあった方がいいし、そうでなければ無い方がいいしでケースバイケース」というのが結論だ。

そして、Yさんは部屋に入ってこられるなり開口一番「テスト機器のパワーアンプは「2A3シングル」を、スピーカーは「AXIOM80」でお願いします。」

「はい、わかりました」(笑)。

「AXIOM80」をテスト用のスピーカーに選ぶなんて、(アンプの)欠点を容赦なく暴き出すのでアンプが可哀そうだなあ・・・。

とりあえず用意したプリアンプは我が家の分が3台とラックスの「CL35」との計4台の勝負となった。

ちなみにその3台とは、

1 マッキントッシュ「C-22」型プリアンプ

2 マランツ「7」型プリアンプ

3 オーディオ専門誌「無線と実験」(2001.1月号)に掲載されていた「安井 章」先生創案のプリアンプ

まずは「ラックス」を鳴らしてみた。ちゃんと音が出てくれるかどうかが先決だ。

いきなり「どでかい音」が出てきて「AXIOM80」が破損すると「もう死んだほうがまし(笑)」なので、内心ヒヤヒヤしたが真空管が多いせいか、温まるまで時間がかかったもののようやく音が出てきてくれてホット一息。

相変わらずラックスらしいボンヤリした音だと内心思ったが「なかなかいいじゃないですか!長時間聴いても疲れそうにない音ですよ。」と、積極的に応援(?)してみたものの肝心のYさんはどうもご不満げな様子。

それから我が家のプリアンプを1,2,3と次々に試聴していった。

その結果を白日の下にさらすと、

「プリアンプで音があまりにも大きく変化するので驚きました。パワーアンプ以上の差が出てきますね。

ベスト1は3のプリアンプです。まったく非の打ち所がない音で感心しました。2と3はその次のレベルになりますが、ほぼ互角で実力伯仲といったところでしょう。ラックスとなると、もう最低最悪です。

音が生ぬるくて情報量がまったく不足しています。このままでは聴きたくないので3を製作したMさんに改造を頼めないですかね。」と、Yさん。

「それは頼んでみてもいいのですが、(ラックスは)ちゃんと鳴っているのにもったいないですね・・・」

さて、今回のテストで見事に栄冠に輝いた「安井型」アンプの特徴を製作者に伺ってみると、安井先生はその道ではたいへんな権威で信奉者が多く、このアンプは「定電圧回路」にこだわり電源部分に特に注力したとのこと。

プリもパワーもそうだけど、最後は「電源」部分の充実度がものをいうみたいですよ。そんなことは、とうの昔に分かっとるわいという方が多いでしょうが(笑)。

実は、このアンプは去る12月に来たばかりのまだ借り受け状態のままで、購入と決めたわけではなくどうしようかと迷っている真っ最中だった。使用されている真空管はありふれた「12AU7×4本」。

「購入する気になれば原材料費だけでいいよ」と、相変わらず「儲け心」が皆無な製作者だが、ビンボー人にとってはそれでも結構なお値段だしねえ(笑)。

しかし、自他ともに認める「NO.1」となれば買わずばなるまいなあ・・・。
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「音楽&オーディオ」の小部屋
雪辱を果たした執念のプリアンプ 2021年02月01日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/fef61cfdd15a1dc930f899f7f2d0212f
あれは2か月ほど前のことだったろうか。

「新たにラックスのプリアンプを手に入れたのですが、ぜひAXIOM80でテストしたいので持参してよろしいでしょうか」と近くにお住いのオーディオ仲間「Y」さんから打診があった。

SPユニットの「AXIOM80」は「アンプの良し悪しを洗いざらいさらけ出しますね」と、Yさんが日頃から仰っているほどの溺愛ぶりだからいかにもあり得る話。

もちろん拒否する理由は何もないので「ハイいいですよ、どうぞ~」。

実物を拝見すると、市中にかなり出回っている「CL35」(ラックス)だった。

さっそく我が家の「マランツ7もどき」(知人の手づくり)と比較試聴すると「解像力が悪いし、ベールが2枚も3枚も被ったようなお粗末な音ですね」で、両者の認識が一致した。

ラックスに何の恨みもないが「CL35やSQ38FDなどは使っている部品がとてもお粗末」という話は、手練れの真空管アンプ製作者、それも「お二人」さんから直に耳にしている。

ガッカリして自宅に戻られた「Y」さんはケースだけ保存し、中身の方は腹立ちまぎれにそっくり廃品回収に出されたとのことだった。
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新しいサウンドに対する3つの視点
2023年04月10日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/4b2de26843d50d807aec51d9d3165ebe

「新しいプリアンプが出来たのでお宅に持ち込んで試聴させてもらえませんか」と、連絡があったのは5日(水)のことだった。

発信者はNさん(大分市内)だが、今回の試聴会の裏で糸を引く張本人は我が家の近くにお住いの「Y」さんだろうとおよそ推測がついた(笑)。

我が家のシステムは音の微妙な変化を捉えるのに最適とのことだそうで、まことに光栄なことではある。

で、新しい機器や古い機器を改良したりしたときの対応にはなるべく「3つの視点」を持つよう心掛けている。

1 好きな音か嫌いな音か

2 正しい音か、正しくない音か

3 音楽的な音か、オーディオ的な音か

以上のうち、3についてはこれまで50年以上に亘ってクラシックを聴きこんできたので、それをベースにして「音楽的な雰囲気に浸れる音か否か」という、まったく主観的な視点となる。

そして当日の午後のこと、定刻通りNさん、Y さん、そして自分の3人による試聴会が始まった。

プリアンプの対象機器は全部で5台。

内訳は我が家の分が3台で、このほど導入した「E80CC」アンプ、マランツ7型、安井式、そしてNさんが持参された新プリアンプ、Yさんが持参されたプリアンプで、それぞれ「とっかえひっかえ」しながら丁々発止の戦いとなった。

で、戦いが始まる前に「スピーカーは何にしますか?」「もちろんAXIOM80です。これじゃないと微妙な差は出せません!」と異口同音の答えに思わず苦笑した。



そして、AXIOM80を駆動するアンプだが、これまた注文がついて「Y」さんから「あの黒いアンプが癖が無くて周波数レンジが一番広いように思います」。



我が家のサウンドを熟知している「Y」さんならではの鋭い指摘に内心驚いた。

このアンプは日頃「WE300Bアンプ」や「PX25アンプ」に比べて、陽の当たらない存在だが、「あなたのアンプの中で周波数レンジは一番広いはずですよ」と、改造してもらった「北国の真空管博士」からお墨付きをいただいたアンプである。

ボリュームを「クラロスタット」に交換しており、初段管は「ECC35」(ムラード)、出力管は「6098=6AR4(初期の楕円型プレート)」で、3極管接続にしており周波数特性カーブはあの銘管「PX4」とそっくりとのこと。

こういう「いざとなった」ときに、本性を現す「Y」さんはとても油断できない存在だということを改めて噛みしめた(笑)。

そして、実力伯仲のもと、一同耳をそばだてる中で最終的に見事に栄冠に輝いたのはNさんが自信を持ってご持参されたプリアンプだった。



自分もまったく異論なく、「1」と「2」の視点からも賛同できるものだった。Yさんから「一番鮮度が高いです!」との一押しがあったのも充分頷ける。

ただし、自分からすると肝心の「3」の視点からは、あと1か月ほど体調のいいときも悪いときも含めてじっくり聴いてみないとわからない気がした。



というのも試聴盤がジャズだったので、クラシックを聴いたときに長時間にわたって聴き疲れすることなく音楽的な雰囲気に浸れるかどうかは未知数、かなあ。

とはいえ、Nさんの入魂の力作が優勝したのだから一番いい結果に終わったことは素直に喜びたい。(Nさんは)きっと今晩は枕を高くしてぐっすり眠れるはずだ(笑)。

ちなみに、このプリアンプはボリュームに拘っていて「アムトランス」の高価なものを使ってあった。そのせいか、「S/N比」(静けさ)が際立っているように感じた。



ネットから画像を拝借したが、まったく同じかどうかは自信がないけれど、これと似たような感じだった。

アンプ系については一定のレベルに到達すると、最後にものを言うのは「ボリューム」かもしれませんね~。
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顕微鏡と望遠鏡
2023年06月03日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4514ba358f1d2399c54c9654073b45a

「プリアンプの改造をしたので、テストさせてもらえませんか? お宅のAXIOM80で聴くとたちどころに差が分かりますからね」と、オーディオ仲間のYさん(別府市)。

「ハイ、どうぞ~、いつでもいですよ」

「それでは1日(木)の午後2時からということでお願いします・・」

ふたりだけでは面白くないので、大分市在住のNさんにも声をかけて愛用中のプリアンプを持参してもらうことになった。

これで、我が家のプリアンプを含めて計3台のプリアンプが勢ぞろいしたことになる。

で、Yさんのプリアンプはこの度ムンドルフ(ドイツ)の「最高級のコンデンサー」と高級ボリューム(アムトランス)を装備された由。

梅雨に入ったばかりで小雨が降りそぼる中、熱心なオーディオマニアが3名集合したが、最初から「コンテストに絶対に勝ち抜いて見せる」と、まことに鼻息が荒かったのはYさん~(笑)。

ところが、2時間に亘る死闘を繰り広げた結果、ダントツだと誰もが納得したのがNさんが持参されたプリアンプだった。

「一位になれなければ意味がない」とぼやくYさんを尻目に「いったい、どこがどう違うのか」と、3人で検討した結果、回路の違い、抵抗の部品なども含めて、最終的には使用した真空管の差ではなかろうかに落ち着いた。

Nさんが使用された真空管は定評のある「STC」(英国)ブランドのうちでもたいへんスペシャルで希少なものだったが、Yさんの真空管は「12AX7」のありきたりのブランドで、「どんなに高級なコンデンサーやボリュームを使っても、使っている真空管の性能の差には及ばない」というのが、今回の結論だった。

言い換えると、「プリアンプ」の真空管に何を使うか、ブランドやミュー(増幅度)の違い・・、これはもうオーディオの死命を制するほどの影響力を持っていますね。

それはさておき・・、Yさんがどうしてもと指定されたスピーカー「AXIOM80」だが、その鮮烈な音質には改めて一同感嘆するばかりだった。



駆動したパワーアンプは「6A3シングル」で、サブウーファーにはウェストミンスター(改)を使って100ヘルツ以下(-6db/oct)を補強した。まあ、世界一贅沢なサブウーファーでしょうよ(笑)。

「やっぱり大きな箱(バックロードホーン)じゃないと出ない低音がありますね」とYさんが呟かれたが、肝心のAXIOM80に話を戻すと「短時間のテスト用にはもってこいですが、長時間に亘ってBGM的に聴くとなるとちょっと疲れますよ・・」と、自分。

「それもそうですね、神経質というのは争えないところです」と、ご一同納得。

このスピーカーにいつも感じるのは「顕微鏡」というイメージで、隅から隅まで洗いざらい白日の下に照らし出す。

それがいいのか悪いのか・・。

その点ほかのスピーカーは粒子が荒っぽい「望遠鏡」のイメージがする。

「顕微鏡」と「望遠鏡」のいったいどこがどう違うのか、ここで「チャットGPT」の出番だ(笑)。

「顕微鏡と望遠鏡は、光学機器の一種であり、それぞれ異なる目的で使用されます。

顕微鏡は、非常に小さな対象物を観察するために使用される光学機器です。顕微鏡は、光学系を通して対象物に光を当て、それを拡大して観察します。

主な目的は、微小な詳細や構造を見ることです。生物学や医学の研究、細胞や微生物の観察、材料科学や鉱物学の研究など、さまざまな科学分野で使用されています。顕微鏡には、光学顕微鏡、電子顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡など、さまざまな種類があります。

一方、望遠鏡は、遠くの天体や遠くの対象物を観察するために使用される光学機器です。望遠鏡は、光学系を通して遠くの光を集め、それを拡大して観察します。

主な目的は、天体の観察や宇宙の研究です。天文学者やアマチュア天文愛好家が天体観測に使用する他、地球上の遠くの対象物(例:山岳、建物、航空機など)の観察にも使用されます。望遠鏡には、屈折望遠鏡や反射望遠鏡など、さまざまな種類があります。

顕微鏡と望遠鏡は、光学系の設計や使用目的が異なるため、それぞれの機能と特徴は異なります。ただし、両方の機器は光学原理に基づいており、対象物を観察するために光を使っています。」

ある時には「顕微鏡」になり、ある時には「望遠鏡」にもなる、そういう臨機応変なスピーカーってないかなあ。

ただし、「望遠鏡」が「顕微鏡」になれないことはハッキリしているのだが・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4514ba358f1d2399c54c9654073b45a



意地と執念の「プリアンプ」
2023年07月10日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/51c1ce2f492d423258a3bc2f35740d73

民主党(現在の「立憲民主党」)が、政権を取ったときのこと、~もう13年前のことになる~ 当時、世界でしのぎを削っていたスーパーコンピューターの開発予算に対して、党の目玉政策だった「事業仕分け」の時に「蓮舫」議員が放った言葉が「(世界で)2位じゃダメなんですか?」。

各省の高級官僚さんたちがずらっと居並ぶ中で、いつもの舌鋒鋭い言い方だったが、テレビで放映されたその光景がいまだに目に焼き付いていて離れない。

爾来、この言葉が独り歩きして多様な考え方が広がった。

たとえば、1位じゃないと絶対ダメ、あるいは2位でも3位でもいい、順番なんか問題ではない、等々。

もちろん、自分は年齢相応に緩いタイプなので後者に与(くみ)する派だが、そうではない方が実際にいた(笑)。

先月(6月)の「顕微鏡と望遠鏡」の記事をご記憶だろうか?

3名のオーディオ愛好家が持ち寄ったそれぞれのプリアンプのコンテストを開催したところ、衆目の一致するところ見事に栄冠に輝いたのがNさん(大分市)自作のプリアンプだった。

自信満々の作品だと自負されていたYさん(別府市)のプリアンプが一敗地にまみれたのはたいへん残念なことだった。

ところが、話はそれで終わらなかった。

「1位じゃないと絶対ダメなんです!」と、猛然とファイトを燃やしたYさんが捲土重来を期して、そのプリアンプを未練気もなく売り払い、その軍資金をもとに新たに資金を追加して「新プリアンプ」に取り掛かられたのだった。

いわば「意地と執念のプリアンプ」だが、べつに2位でもいいと思うんだけどなあ・・(笑)。

そのプリアンプがようやく完成して再び我が家に持ち込まれたのが先週の7日(金)のことだった。

梅雨末期の曇り空の下、まなじりを決したYさんが新プリアンプを小脇に抱えてNさんとともに我が家の玄関に仁王立ちされたのは午後2時のことだった。

テストの会場が我が家じゃないとダメな理由は「AXIOM80」があるからで~す(笑)。

どれどれ、と「新プリアンプ」を拝見。



外見は「GOLDMUND」(スイス)だが、中身はそっくり入れ替えて次のとおり。



最高級とされる部品が使ってあった。

たとえば、コンデンサーはムンドルフ(ドイツ)製でペアで4万円の代物、これに高価なマイカコンデンサーをパラっている、RCA端子はWBTの純銅製、真空管はBRIMAR(英国)の軍用ナンバー、といった具合で、お金に糸目をつけず一切の手抜き無し。

そして、縁の下の力持ちとなる電源トランスがことのほか大きい。

一同緊張する中で問答無用とばかり結線を済ませてさっそく音出し~。

結論から言うと、素晴らしかった!

異口同音に「AXIOM80がこんな音で鳴るのを聴くのは初めてです!」

ヴァイオリンからボーカルをはじめありとあらゆる音楽ソースが、遠くまで見渡せるような透明感のもとに原音よりも美しいともいえる音を奏でてきたのにはもうびっくり仰天した!

たとえばボベスコ(女流ヴァイオリニスト)の弾く「ヴァイオリン協奏曲22番第二楽章」(ヴィオッティ)には思わず胸を打たれて、このまま死んでもいいと思ったくらい(笑)。

それにしても「プリアンプ」というのは音質をドラスティックに変える力を持っていますねえ。

ただし、あらゆる部品が新品のせいか音がまだ「鋼(はがね)」のような硬さというか・・、もう少しエージングが必要かなあ~。

もっと「ふっくら感」が増すと天下無双だろう。 (実はこの「ふっくら感」が難しいんだけどね・・、とは陰の声)

そして、見事に念願が成就して笑顔いっぱいのYさんに申し上げたことだった。

「おめでとうございます。良かった、良かった・・、執念が見事に実を結びましたね~」

不思議に悔しさとか自分も欲しいという気持ちが湧いてこずに、相手を称える気持ちしかなかった。

もはや「枯れ木」に等しい存在になったのかな~(笑)。

それにしてもオーディオの前進にはやはり「意地と執念」が必要のようですよ・・、おっと忘れちゃいけない、元手(軍資金)がいちばん大切だよね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/51c1ce2f492d423258a3bc2f35740d73
10:777 :

2023/07/11 (Tue) 03:08:17

クラシックで伝説になっているプリアンプ

マランツ #7 伝説の音の秘密
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004544


チェロ プリアンプ AUDIO SUITE
https://ameblo.jp/507576/theme-10043815384.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html


ゴールドムンド プリアンプ MIMESIS 2
https://ameblo.jp/507576/theme-10082924104.html
https://ameblo.jp/507576/entry-11889987808.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html


カウンターポイント プリアンプ SA-5000
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864426.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html


オーディオテクネ TFA-9501PCS ステレオフラットアンプ
http://www.audiotekne.com/f_amp.html
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/123.html



コンラッド - ジョンソン プレミヤ・セブン プリアンプ・アニバーサリー・リファレンス・三極管・プリアンプ
https://soundbox.co.jp/conradjohnson/history.htm
https://soundbox.co.jp/conradjohnson/top.htm


EAR912
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/912/
https://kusunoki.jp/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html



プリアンプ CONNOISSEUR 3.0
https://ameblo.jp/507576/entry-12310930166.html?frm=theme
https://ameblo.jp/507576/entry-12321636726.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/651.html



FM ACOUSTICS プリアンプ FM155
https://audio-heritage.jp/FMACOUSTICS/amp/fm155.html
http://www.axiss.co.jp/brand/fm-acoustics/fm-acoustics/
https://ameblo.jp/507576/theme-10078694024.html
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/79ed8cfc02d002ead920b1c98ba1f454
https://audio-kaitori.jp/colum/fm-acoustics-fm155


クラシック音楽の場合はプリアンプとケーブルで音色や雰囲気はすべて決まってしまいます。 60年も前のマランツ #7 やボッタクリで悪名高い FM ACOUSTICS のプリアンプが滅茶苦茶な高額でも売れているのは、オーディオの音はプリアンプとケーブルで殆ど決まってしまうからです。

スピーカーやパワーアンプや DAC に金をかけるより、プリアンプに金をかけた方が絶対にいいです。


プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

オーディオ機器の音色はケーブルで殆ど決まってしまう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004468



クラシックで今お薦めのアンプ


真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ KR PX-25「the・ヨーロッパ Ⅲ」390,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=11
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030285

真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ PX-4  495,000円
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=161
http://www.cattlea.jp/product/?no=58
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029910

真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ VT-52 「薔薇 Ⅲ」 348,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=61
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030305

真空管アンプ「カトレア」 プリアンプ ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」 200,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=64

https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073803
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073822




山本音響工芸
ドイツ球 A-06-3 AD1/AD-1M シングルステレオ パワーアンプ ¥575,000
https://exclusive-audio.jp/products/a06-3?variant=43096468422913

https://userweb.117.ne.jp/y-s/amp-j.html
https://userweb.117.ne.jp/y-s/index-j.html




チューブ オーディオ ラボ

ドイツ球 テレフンケンRS289プッシュプルステレオ パワ-アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c29
https://www.arisan58.com/pro_01.html

ドイツ球 テレフンケンRES664Dシングルモノブロック パワ-アンプ
https://www.arisan58.com/pro_04.html

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/487.html





サウンドパーツ

Love Three プッシュプル ステレオアンプ 

出力管は 3種があります

KR製 PX25
Tungsram  E130L
Svetlana EL34WC

Love Threeパワーアンプ/E130L 税送込み480,000円
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html
http://www.soundparts.server-shared.com/prodct.html
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/114.html

https://blog.goo.ne.jp/marucha/e/dba0b1c9d2953a1fbea9366d30b80fe0
https://omsound.exblog.jp/16614722/
https://omsound.exblog.jp/17484529/
https://omsound.exblog.jp/17494860/
https://omsound.exblog.jp/17524431/
https://omsound.exblog.jp/17937352/
https://omsound.exblog.jp/19004108/





Western Labo WE 124型 パワーアンプ 球無 2台 [22644]
1,760,000円
https://ameblo.jp/507576/entry-12406190311.html?frm=theme
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14060052
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/132.html

Western Electric 86C パワーアンプ レプリカ品 2台 [29610]
1,430,000円
https://westernlabo.net/?pid=172200166

Western Electric 91B パワーアンプ レプリカ品 2台 [29164]
1,980,000円
https://westernlabo.net/?pid=170955535



EAR 509Ⅱ 管球式モノラルパワーアンプペア 税込2,079,000円
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/ear-509/

EAR V12 管球式プリメインアンプ 税込1,320,000円
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/v12/

プリアンプ EAR 912 2,640,000円(税込)
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/912/
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm
https://kusunoki.jp/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html

プリアンプ EAR868L (ラインのみ) 1,056,000円(税込)
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/868/
https://www.maestrogarage.com/product/347

https://www.dynamicaudio.jp/TC-2F/sinokaidoku2ampcd.html
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004541




FM ACOUSTICS プリアンプ FM155 MkII,MkIIR (税込)¥3,465,000
http://www.axiss.co.jp/brand/fm-acoustics/pre-amplifier/fm155mk2mk2r/
https://ameblo.jp/507576/theme-10078694024.html
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/79ed8cfc02d002ead920b1c98ba1f454
https://audio-kaitori.jp/colum/fm-acoustics-fm155
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/754.html


▲△▽▼


買う価値が有るプリアンプの音とはこういうもの _ Marantz#7


管球プリアンプ、Marantz#7は古今の名器とされる多種多様なオーディオ機器の中でも、今日のワイドレンジなソースにも十分以上に対応するだけでなく、近年の機器にない豊かな音楽性を備えた名器中の名器とされ、未だに50年以上も前に作られた中古品が高値で取引されています。

私が考える#7の美点は何よりも抜けの良い、明るく暖かで上質な音質であること、躍動感あふれる豊かな中低音であり、底抜けのダイナミックレンジにも驚かされます。一言で言えば#7は音楽のあらゆる相反する要素、例えば繊細さー彫りの深いある種の線の太さ、暖色―寒色の多種多様な美しい音色、静―動のコントラスト等々を一つに兼ね備えているということです。

そして驚くべき事は、この優れた#7が米国で発売されたのが、1958年、今からおよそ60年も前の出来事であり、世にステレオのLPが発表され市場に出てから2年も経過していない時期であったという事で、そのステレオ初期にこのような優れた完成度の高い工業製品が生まれたことにも畏怖の念を禁じえません。


何故、Marantz#7が単なるヴィンテージ機器の枠を超え、未だに銘機足り得るのかを考察してみたいと思います。

もちろんその最大の要素は奇才と言われた、ソウル・B・マランツによる優れた回路設計による物である事は論を待たないでしょう。特に抜きん出ているのは、前段のフォノイコライザーだと言われていて、回路の安定度を重視する立場からは在り得ない設計と様々に解説されてきたのですが、一度あの生き生きとした再生音を聴いてしまうと、#7以後のこれを越えようとする様々な機種のフォノイコライザーの試みが果たして成功したのだろうか、と思わざるを得ないのです。

そして60年代後半より日本の著名な各メーカもこの#7を意識して、同様の回路も試みたのですが#7ほどの名声を勝ち得なかった事実を考察すると、単に回路だけが優れていたわけではない事にも思い至ります。

これは自作真空管アンプマニアであれば、自明の事実なのですが、当時の米国製の個々の部品の持つ優れた個性も最終的な音質に大きく寄与していると言えるのです。

例えば、カップリングに使われているコンデンサー、名高いスプローグのバンブルビー、ブラックビューティ、アーレン・ブラッドレイのソリッドカーボン抵抗はすでに生産も中止され入手も難しくなっていますが、未だにNOS品を求めるマニアがいるのも如何にこれらのパーツに魅力にあふれているかの傍証と言えると思います。

もちろん、例えば何故、ABのソリッドカーボン抵抗が高抵抗の箇所に使われて好ましいのかは、定性的には語られてきました。例えば、抵抗体となるカーボンの純度が極めて高いからだ、あるいは構造上、L成分を含まないからだと。

これはコンデンサーの世界にも言えることで、初段のカソードのパスコンとして当時の銀タンタル(湿式タンタル)に敵うコンデンサーはないのですが、残念なことにその原因について定性的に語る事はできてもそれらの部品の持つ特性を物理的に、定量的に解析し、聴感特性と関連付けるのは、たとえ最新の測定手法を駆使したとしても至難の業であるというのが、現時点での到達点なのです。

そうであるならば、オーディオ機器開発に関わる我々のなすべき責務は、貪欲に優れた音質のパーツを求めて実際に機器に組み込み、自らの聴感と感性を最大限に磨きあげ、ここにその部品の良否の判断の基準を求める事なのではないでしょうか。

http://www.spec-corp.co.jp/message/index.html


マランツ7 ブラックビューティー160P 2011/5/11(水)

マランツ7は、コンデンサーをブラックビューティーの160Pに換えたという。かつて持っていたマランツ7はオリジナルのコンデンサーがついていたが、どうも実力を出していなかったと思うようになっていたのである。きっかけはLeakアンプのコンデンサーを交換するようになってからである。英国製オイルコンで交換したLeakアンプは、以前ブログで書いたように、別物と思えるような音でなってくれた。あのマッキンやマランツも、コンデンサーを交換したら、どんな音でなったのだろうかと、そのとき以来考えていた。

ちなみに、彼の交換前のコンデンサーはビタミンQであった。そのときの音は、悪くはないけれど、あれほど定評のあるマランツ7、これぐらいなのだろうかと思っていた。

さて聴いた。私の持っていったGoodmans Maximが朗々となったのである。 ネットワークをオイルコンに換えたものと換えないものとの違いも、はっきりと分かる。換えたほうが、音も強くつやがある。

ブラックビューティー160Pでの、コンデンサーの交換。正解だな。マランツ7が生き返ったように感じた。

何度も云ってきましたが、コンデンサーはアンプの心臓です。いや血管かな。 どっちでもいい、最重要であるといいたいのです。友人は手馴れた人だから、自分でコンデンサーの交換をしました。ブラックビューティー160Pの交換部品だけで、9万ほどの出費だったそうです。 まあ、それ以上の価値があります。あれだけ音が変わるなら、安いものです。

トランスを除けば、音に一番の影響を与えるものは、コンデンサーです。コンデンサーに比べれば、真空管による音の違いは小さなものです。

http://blogs.yahoo.co.jp/gakuyujp/62439897.html


マランツの#7のカップリングコンデンサー

ブラックビューティーが使われているなら問題はないが他のコンデンサーの場合は良く知っている人に相談するといい。そのほか何か新しい部品に換わっているかどうかはハンダを見て確認し、新しいハンダがあれば業者に説明を求める。 なかなかよい音のマランツ#7は見つからないがオリジナル・マランツの音を聴いてしまうとその美しい音の虜になる

さて、レプリカ#7はどうだろう?

じつは初期のレプリカ#7を1年半くらい所有していた。とても良くできていて欠点らしい欠点はないのだが、強いて言えば、大音量になると音が団子状態になる。しかし値段を考えると、とてもこの値段では手に入らない音質だと想う。真空管の差し替えだけでも音がずいぶん違うので良質のECC83で試してほしい


これはメーカーの保証外なのでやってはいけないがレプリカのカップリング・コンデンサーをブラック・ビューティに換えた人がいたが何の不満点も見つからないほど音が激変した。こうなるとセレンを付けてほしかったが、そこまではさすがに改造しなかった。下手なオリジナルのマランツ#7を購入するのだったらレプリカをお勧めする

http://more.main.jp/maramtz.html

僕はマランツ#7オリジナルを入手するまでは、マランツ#7と同じ回路で、パーツを最新にしたプリアンプを使っていた。音には満足していた。最強だと思っていた。はっきり言って、この音に満足し、アーレン・ブラッドレーのソリッド抵抗や、ブラック・ビューティやバンプルビーのコンデンサを馬鹿にしていた。

しかし、オリジナルマランツ#7を入手して、レプリカは知らないが、オリジナル#7と比べると、何ともギラギラした悪い意味で艶っぽい音である事に気が付いた。パーツの性能は上がっているのだろうが、50年以上昔に作られたマランツ#7の音には、言葉では言い表せない味が有る。これは、今となっては旧式の、アーレン・ブラッドレーのソリッド抵抗に、バンプルビーのオイルペーパーコンデンサ、それにセレン整流器だからこそ出る音なのであろう。

http://www.korngold.jp/blog/


マランツ#7やマッキントッシュのプリアンプのカップリングコンデンサーはスプラーグのバンブルビーを採用している。このコンデンサーのお陰でマランツ、マッキンも世界のトップクラスの音作りに影響を与えているのは言い過ぎではない、

ではブラックピティーとバンブルビーとの音の違いをマランツを使って比較試聴してみた、

正直な話音は歴然と差が出たが同じスプラーグであるから音色的には似たような感じだがバンブルビーはもっと深く味がありコクのある音に変わる。ワインで例えるなら安いワインと高級ワインの違いである。この違いには私も驚いたがもう良質なバンブルビーは手に入らないと思う、もし手に入れる事が出来たのなら入念にチェックしてから使用してほしい
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-018


バンブールビーってのはカラーコード時代のブラックビューティを楽器屋が勝手に付けた呼称。ここ10数年前から言い出したこと。 昔から正式名称はずっとブラックビューティですし構造中身一切変わってません。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1296269023/


私が真空管アンプのメンテナンスを依頼している、懇意にしているビンテージオーディオショップに聞いてみました。(そのお店は、真空管専門です)

マランツの#7の回路図、今の精度のパーツでつくったら、発振してしまうのは有名ですね。

元の状態にしたとしても安心とは言い切れないそうです。したがって、メンテナンスは非常に難しいそうです。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-05-14


有名どころのビンテージでいうと、マランツの#7あたりは、動作が非常に不安定なアンプなうえ、音質の多くの部分を好ましい音質のパーツの選択によるチューンナップに頼っている部分があるので、本来の音質で鳴らせている人は殆どいないでしょう。

RSコンポーネンツあたりで売っているような、今のパーツじゃ直せないんですよ。(というわけで、普通の中古業者では治せない。)

私が好きなQUADも、絶対買ってはいけない QUAD II の中古の見分け方、などもあるのですが、公に教えることはしていません。パーツを持っていないので、電源コンデンサの過剰容量の修理が多いですね。容量アップ → 音質アップと考える能天気な人につける薬はないですが^^; 球の寿命は確実に縮みます。

http://tonoji.seesaa.net/article/6407714.html

レプリカのパワーで有名なのはマッキン(MC275)とマランツ(#8・#9)でしょうが、何れもレプリカを企画するに当たり、特にトランスの質を確保できるかが大問題となったようです。 で、両社ともご苦労されたようですが(トランス以外の回路では、マランツは非常にオリジナルに忠実、マッキンは多少デフォルメしています)、

ただ、当時と異なり、トランスの質を完全に往年のものと合わせることは、難しかったように仄聞します。


それが音にでているか(往年の音を再現できているか)…。

残念ながら…、というのが大方の意見のように思います。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/


マランツ、マッキントッシュの中古品・レプリカの音はオリジナルとは全く違う


ビンテージ系の機器は、ヤフオクによる個人売買ではリスキーのため、信頼の置ける専門ショップ、またはメンテナンス工房からの購入が妥当である。

ビンテージの名器、マランツの#7/#9やマッキントッシュのC22/MC275、JBLのSG520/SE400Sなど、人によって、その音質評価に著しく差が出るのは、機器のコンディションによって、次元が異なるほど「良し悪し」に差が出るからである。

ビンテージを愛用するならば、きっちりとメンテナンスされた機器をチョイスするのが大前提だ。

http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/archive/2011/7/6

Vintage Audioについての幾つかの誤解 


さて、皆さんは10年使い続けた家電製品が初期性能を維持していると思いますか?

数年ぶりに押入れから出した、電熱器。やっぱり、使えるかどうか、不安ですよね?

普通は、劣化していると思うでしょう。


たとえ未使用で良い環境で保存されていたとしても、経年変化により電解コンデンサは容量抜けしますし、実際に使用されたものは、熱によりソリッド抵抗は抵抗値が倍くらいになり、オイルコンデンサやフィルムコンデンサの類も一部の高級品以外は耐圧が劣化し、動作中にDC漏れを起こすようになります。真空管アンプのアウトプットトランスの断線だって珍しくありません。

プッシュプルアンプは、片側の巻線が切れていても、音が出ます。(比較的メジャーなあるアンプ、OPTの断線率が非常に高いのですが、それを扱っていたある業者、そのことを全く知らなかったそうです。音が出てるかどうか程度のチェックしかしていないからですね。当然、客も故障に気づいていないのです。)

もし、Vintage Audioに興味がある人は、必ず、これらを、“本来あるべき形”に修繕してから、音を聴いて欲しいのです。だって、故障品がどんな音をだしているかなんて、興味ないでしょう?

金銭的理由、技術的理由、どちらでもいいけど、Vintage Audio機器を正常な状態に戻すことが出来ないのならば、手を出さないほうが良いです。 本来あるべき形 これも、ちょっと難しいです。世の中に、まともに修理が出来る人が、殆どいないからです。私も出来ません。

技術もそうですが、パーツのストックがありません。秋葉原やRSコンポーネンツの通信販売では、音響的に充分な性能の補修部品がそろわないのです。もちろん、いいかげんな代替部品では、”本来あるべき姿” とは、音質的に言い難い。

往年のハイファイ機器と呼ばれたものは、多くのものが、今聞いても、ちゃんとハイファイの音が出ます。当時の資料を見ても、欧州のFM放送は高域15KHzを保証していました。レコード会社間の特性アップ競争だって、すさまじいものがあります。性能に対する要求は非常にシビアだったのです。

私は、雑誌類のVintage Audioのレビューで、高域のレンジの狭さとか、音が甘いが。といっているレビューの多くが、本来の性能を発揮出来ていない物を聞いているからではないかと疑っています。

当時は、ハイファイオーディオが花形産業だった時代ですから、大企業が研究費を出し、博士号を持つ一流の科学者が音声増幅回路の研究・改良に心血を注いだ時期でもあります。現在のオカルト系オーディオメーカー等とは比較にならない位には科学的に開発されています。

Vintage Hifi機器から、ノスタルジックな音と形容される音が出ていた場合、かなりの確率で本来の性能を維持していない。と、考えても良いと思っています。最近のオーディオ雑誌では、無責任にビンテージオーディオ機器を紹介しているものもあり、非常に危険だと思います。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-05-27
11:777 :

2023/07/11 (Tue) 03:11:15

買う価値が有るプリアンプの音とはこういうもの _ EAR プリアンプ 912


EAR プリアンプ 912 音質評価 2011年 10月 逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm

EAR社の創立25周年を記念し、またEARのチューブ・テクノロジーの集大成として作られたプリアンプが912です。最高級プロ仕様のMCヘッドトランス付フォノイコライザーを搭載しLINE入力PHONE入力の双方で、最高の真空管サウンドを実現します。


試聴機が届けられる前と届けられたとき、正直これが「198万円」という印象がぬぐえませんでした。

しかし、その音を聞いた後ではその価格が「高い」とは思えなくなってしまいました。今回のテストではCDプレーヤーとトランジスター・プリメインアンプの間に繋いで音質をチェックした(プリアンプのテストでは、音質がどの程度"失われるか?”を確認するため、必ずこのチェックを行います)のですが、驚いたことにCDプレーヤーの価格が一桁上がった!?のではないかと思えるくらい音が良くなったからです。

単なる音量/音質調整器としてのプリアンプを超えた、「音を良くできる(失われた音を復元できる)」プリアンプ(アナログコンピューター)としての能力を兼ね備えプリアンプがEAR 912です。

これ以上の音はあるかも知れませんが、これ以上の音を望まないという意味ですべての項目を満点の10点としました。

使用機材

912のLINE入力の音質テストは、

CD/SACDプレーヤーに AIRBOW X05 Ultimate
アンプにトランジスター方式の AIRBOW PM11S2 Ultimate

を使い、912を使わずに X05 Ultimate と PM11S2 Ultimate を直結したときの音質と、間に912を入れたときの音質を比較しました。

Phono入力の音質テストは、アナログプレーヤーNottingdam Interspace HD(カートリッジは、Phasetach P-3)を912にダイレクトに接続して行いました。スピーカーは、Vienna Acoustic The Musicを使っています。


音質テスト結果


Hilary Hahn Bach Concertos
Los Angels Chamber Orchestra
Jeffrey Kahana (SACD)
Grammophon

 

912を通すと音が浄化されます。

デジタルとトランジスターの組み合わせでは、避けられない「粉っぽさ」や「とげとげしさ」が完全に消え、高域が透き通ってバイオリンの倍音が美しく伸びてゆきます。響きに潤いが出て、部屋の天井を取り払ったように大きく音が上に広がります。

電気的に感じられた倍音の硬さが取れ、弦楽器の高音がまるで生演奏のようにスムースでスィートになります。

どうすればこんな音が出せるのか?全く理解できませんが、アンプやスピーカーが消えて演奏会場に居合わせているような雰囲気です。

過去に数多くの真空管プリアンプを聴きました。驚くほど音が良い製品も沢山ありましたが、これほど「色づけを感じさせないプリアンプ」は今までに聴いたことがありません。優しく透明で、スムースな音。解像度感も抜群です。

Orange Pekoe
10th Anniversary
BEST ALBUN
SUN&MOON (CD)
BMG JAPAN

濁っていた響きが整理され、各々の楽器の音がクッキリします。ボーカルの定位が改善し、口元が引き締まります。

ボーカルと伴奏の前後関係が改善し、立体感が増しています。

中でもボーカルの明瞭感の改善は驚くほどで、CDをSACDに変えたくらい音が良くなります。最高の電源ケーブルとラインケーブルを奢っても、これほどまで音質が改善するか?俄には信じられないほど、音が良くなりました。

極端な例えではなく、20万円のCDプレーヤーを200万円のCDプレーヤーに変えたくらい、音が良くなります。

シンバルの切れ味や響きのリアルだけではなく、すべての音の実在感とリアルさが大きく向上します。クラスの違うシステムを聴いているようです。プリアンプだけでこれほど音が良くなるのは、驚きを通り越して衝撃ですらあります。


ドヴォルザーク 交響曲9番
新世界より
ノイマン/チェコ・フィル
(CD)
DENON

響きの長さ、演奏会場のサイズがまるで変わります。

楽器の織りなすポリフォニックの構造の精度、大きさ、美しさは912を使う前とまるで別物です。現在使っているCDプレーヤーは58万円のX05/Ultimateですが、このプレーヤーをトップモデルのUX1SE/Limited+Antelope OCXの組み合わせにしても、ここまで音は良くならないかも知れません。

CDで聞き比べましたが、912の音質改善をたとえるなら「CDがSACDになったよう」ではなく、「CDが高音質レコードになったよう」という例えが正しいと思います。すべてにおいて改善が著しいので、どこがどうなどと個別に音を評価できません。

外観は素っ気なく少々安っぽい感じも受けますがその音は素晴らしく、メーカー希望小売価格を遙かに超える価値を感じます。真空管プリアンプでこれほど感動したのは、10年以上前に中古で入荷したAudio Research SP10を聞いて以来かも知れません。

同価格帯あるいは遙かに高額なトランジスター・プリアンプを聴きましたが912と比べれば、私にはそれがただの「音量調節器」としか思えないほど912が素晴らしい音に感じられました。

ムソルグスキー
展覧会の絵
チェリビダッケ
/ミュンヘン・フィル
(Analogue Record)
AUDIOR

かなり高性能なプレーヤーとカートリッジを使ったにも関わらず、解像度はCDの方が少し高く感じられました。

響きの透明感や、ポリフォニックの分離もCDがレコードを上回ったように感じました。何よりも中低音の厚みでレコードはCDを大きく上回ります。30cm口径のウーファーが38-40cmにサイズアップした感じと言えば、それが伝わるでしょうか?レコードらしく低音がすこし緩く響きが残るのですが、そのパワー感、押し出し感からは、超大型パワーアンプを連想させます。その低音がAIRBOW PM11S2/Ultimateから出るのですから驚きです。また、少しの濁りやエッジの丸さは感じられるのですが、CDと比べ有機的に感じる”音の濃さ”は凄まじいものがあります。

しかし、最新デジタル機器の素晴らしい音に慣れた今となってはサーフェイスノイズやスクラッチノイズが音に入り、チャンネルセパレーションが悪く、定位も悪いレコードを聴こうとは思えません。音は素晴らしいですが、デジタルの音もすでにレコードを凌駕するほどに進歩したからです。

特別な日にノスタルジーに耽りながら、お気に入りのレコードに針を落とす楽しみは格別ですが、普段はCDで十分です。音も良いですし、音楽もきちんと伝わり、何よりもレコードを痛めるという心配から解放され、より深く音楽に集中することができるからです。

総合評価

プリアンプはパワーアンプには欠かせない「音量調節器」なので、一般には「音を良くできる」という認識はないと思います。また、CDとパワーアンプの「間に入る」のに「情報量が増える」というのは、理解しにくいことだと思います。しかし、今までの経験から良いプリアンプは確実に音を良くすることがわかっています。

電気的には、プリアンプを使うことで信号のインピーダンスが下がり伝達能力が増すため「伝わりきらなかった細かい信号が消えずに伝わり」情報量が増えると説明されます。実際聞いた感じも説明のイメージに近く、良いプリアンプを使うことで細かい音が出てレンジが広くなります。しかし、 私は、ちょっと違う考え方をしています。それを説明しましょう。

プリアンプではなくケーブルでも音が良くなりますが、プリアンプと同じように電気的に説明すると「ケーブルによって消えていた(損なわれた音)が、良質なケーブルを使うことで伝わるようになる」となります。しかし、それでは「測定器のケーブルを変えると得られるデーターが良くなる(改善する)」という矛盾を抱えることになります。測定器ではケーブルの良否を判断できない、聴感上はあれほど音が変わるケーブルを測定できない。測定器に使われているケーブルは、オーディオ用よりも遙かにお粗末なのに得られるデーターは正しい。この矛盾をどのように解釈すればよいのでしょう。私は電気的な説明と違うことが起きているに違いないと思いました。

聞こえる音が変わるのは、電気的な情報損失ではなく人間側(聴覚)の問題だと考えています。人間の聴覚は類似する音に非常に敏感です。関連がある音の「あるなし」の聞き取りでは、測定器を遙かに超える感度を持っています。しかし、物理的に耳殻の構造を調べても、それほど小さな感度の音を拾えるようには思えません。そこで人間の驚くべき聴覚の秘密は、耳ではなく脳にあると考えました。耳が電気信号に置き換えた「音」が脳の中を広がるとき、信号の強い弱いで伝達速度が変わるはずです。また、類似する信号は重なって強まるはずです。つまり、細胞内を伝わってゆく電気信号の形は、音の大小ではなく「神経刺激の伝達パターン」に大きく左右されると考えられるからです。

ケーブルやプリアンプの中を音楽信号が通過すると、その振動(エネルギー)により、響き(付加振動)が発生します。それによって「特定の音響(神経刺激)パターンが強化される」ということは十分考えられます。つまり電気的な情報の変化よりも、「音響パターンの変化」に注目することで、些細なことで音が大きく変わって聞こえることを説明できると思うのです。

真空管プリアンプ(真空管アンプ)は、真空管という「物理的な響きを伴う増幅素子の存在」によって、物理的に信号に響きを付加します。エコーチャンバーやエフェクターのような働きです。EARはこの「響き」を見事に味方に付けて、失われた音楽信号の「パターン」を復元し、人間がいい音と感じる「パターン」を作り出す(強化する)に違いありません。 そう考えると912の素晴らしい音質を理解できますし、失われた音を復元できる装置(つまり非常に高度なアナログコンピューター)と考えれば、その価格も十分納得できると思うのです。

912は単なるプリアンプではなく、最高の音楽復元装置でした。 以前高価な真空管プリアンプとしてEMT JPA66を聴きましたが、さすがにレコードは超高価な昇圧トランスを搭載するJPA66に敵いませんでしたが、CDの音質に関してEAR 912はJPA66を足下にも寄せ付けないくらい素晴らしい音を出しました。

オーディオ機器を単純な「増幅装置」と考えるのは間違っています。それは失われた「音と音楽」を復元できる非常に高度な装置なのですから。
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm
12:777 :

2023/07/11 (Tue) 03:12:57

買う価値が有るプリアンプの音とはこういうもの _ CDP EAR Acute Classic のプリアンプ部


オーディオ逸品館 2016年11月 
CDP EAR Acute Classic vs. marantz SA10 音質比較テスト
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm


真空管らしい艶やかで滑らかな音質が高く評価された「Acute(アキュート)が、2016年10月「Acute Classic」として、純粋に「CD」の音を音楽的に追求するためのCDプレーヤーとして再登場しましたが、CDプレーヤーの需要は年を追うごとに縮小し、「EARのような小規模メーカーがCDプレーヤーを制作する」には、高いコストとリスクが生じるようになりました。新発売されるAcuteも、非常に簡単なメカニズムしか搭載しないにもかかわらず、90万円近い高価な製品になっています。

他方、Esoteric や marantz(DENON)などの大規模オーディオメーカーは、「自社でメカニズムを作る」という手段を講じながらも企業規模の利点を生かし、販売される製品は高級デジタルプレーヤーとしては、比較的低価格に収まっています。

Acute Classic と対照的に、marantzからは「オリジナルメカニズム」と「オリジナルDAC」を搭載しながら60万円という挑戦的な値付けがなされた「SA10」が新発売され、双方のデジタルセクションや機能などを比較すると「SA10」の最新ないメース時に対して、「Acute Classic」はやや時代遅れとさえ感じられてしまいます。そして、その価格は内容を考えると高額に思えます。

そこで「実際の音」が価格に比例するのか?あるいは、Acute Classicが無為に高い機器なのか?を両機を比較試聴して見極めることにしました。


EAR Acute Classic メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)


EARの創始者であり主任設計技師である「パラヴィチーニ氏」は、「King of Analog」の異名を持ほど真空管を使ったアナログサウンドの響きを愛してやみません。しかし、パラヴィチーニ氏は、日本で広く愛された「Musical Fidelity A1」の画期的なトランジスター回路の設計も行うなど、彼は真空管アンプだけではなくトランジスターアンプの設計にも鬼才を発揮できるのです。

このようにトランジスター回路と真空管回路のどちらにも優れた手腕を持つ彼が、CDプレーヤーに「真空管出力回路」を使ったのは、単なる彼のノスタルジーではなく、彼が目標とする「理想のサウンド」の実現には、真空管アナログ回路が不可欠だからです。「Acute Classic」は、最新の優れたデジタル回路と、パラヴィチーニが理想とする真空管アナログ回路が組み合わさった、アナログ/ デジタルハイブリッドと言うべきCDプレーヤーなのです。

「Acute classic」がこれまでのモデルと大きく違っているのは、真空管の配置を水平方向の横置きとすることで、シャーシ全体のスリム化に成功し、シャープなイメージを醸し出す薄型デザインが採用していることです。また、このデザインの実現のため筐体や回路のすべてが新設計されています。フロントパネルには、伝統のハンドポリッシュのクロムメッキ仕上げのパネルが採用され、最新のモダンなインテリアにもマッチして、美しいコントラストが目を楽しませてくれることでしょう。

EAR伝統のチューブ・サウンドをこのモデルにしっかりと宿らせるために、パラヴィチーニ氏は他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段をアナログフィルターと出力回路に用いました。そしてチューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が納得する音が得られるまで、手巻きで幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインが採用されます。


この優れたトランス出力回路は、アナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)に備わり、バランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持っています。これは一般的なCDプレーヤーの2Vrmsの約2.5倍の高出力ですが、出力を高めたことで音楽のダイナミズムが拡大しています。また、この高出力をフロントパネルのアナログ式ヴォリュームにより音量可変出力することで、「Acute Classic」はプリアンプの助けを借りずに、パワーアンプを良好な音質で駆動することを可能としています。

さらにAcute Classicは、Wolfson社製「WM8741 DAC」とそれに対応するS/PDIF レシーバーが搭載され、USB1系統を含む合計3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)が装備されています。もちろん、いずれのデジタル入力を使っても、パラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように音質が整えられています。

手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。デジタル/ アナログという音源の違いに関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。

CD:44.1KHz, 16bit PCM

S/PDIF:同軸(RCA) 192KHz, 24 bit PCM、Toslink upto 96KHz,24bit PCM

USB 2.0:44.1K - 192KH, 16 - 24 bit PCM


marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)

SA11S3の後継機として発売される、SA-10にはマランツオリジナルのディスクリートD/Aコンバーター「Marantz Musical Mastering(MMM)」が搭載されています。このディスクリートDACは、プログラムしたアルゴリズムでデジタル演算を行える「DSP(Digital Signal Processor)を使用することで、一般的なDACチップが行うすべての処理をmarantzがプログラムしたオリジナルのアルゴリズムと専用設計の回路に置き換えることで、より理想的なサウンドを実現するために開発されました。

試聴環境

メーカーから届けられた「Acute Classic」を箱から出して聞いたときは、「やはりEARのような小規模メーカーが、CDプレーヤーを初発売するのは無理がある」と感じました。

音の滑らかさ、雰囲気の良さは感じられるものの、同じ条件で聞いたことのある、marantz SA10と比べて情報量(音数)が明らかに少ないと感じられたからです。

試聴は、その後60時間近く連続で再生してから後に行いました。


 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G) 

 AIRBOW PM11S3 Ultimate 

 AIRBOW MSS-i5 MsHD 6.7


試聴したソフトは、いつもの5曲です。これらの曲をダビングしたCD-Rを聞きました。

さらにCDの音とUSB入力の音を比較するため「新世界より」をAIRBOW MSS-i3 MsHD(HQ Player、88.2kHz/24bit出力)と組み合わせて聞いてみました。


2016年12月 marantz SA10とEAR Acute Classic 音質比較 (字幕修正版) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34

Della
「せせらぎ」

Liza Ferschtman
「BACH VIOLIN SOLO」

Grace Mahya
「Last Live at DUG」

noon
「500 Miles」

DENON
「新世界」

・EAR Acute Classic 890,000円(クロム仕上げ・税別)

 せせらぎ

水の流れる音には十分な高周波成分が含まれ、SACDの助けを借りなくてもすっきりと伸びきったサウンドがCDから再現されます。これは、真空管とトランスを使った良質なプリアンプ「EAR 912」をCDプレーヤーに接続したときに得られる、音質改善と同じです。音の広がりも自然で、手前の水音と近くの鳥の鳴き声、遠くの鳥の鳴き声が、部屋の壁の向こう側から聞こえてきます。

特徴的なのは、音の重なりに一切の濁りがなく、手前の音の向こう側に遠くの音が透けて見えるように聞こえることですが、この透明感の高さにアナログの鬼才と呼ばれるパラヴィチーニの技術が生かされています。

ただ、CDのメカニズムやDACといった「デジタル構成部」は、特別なものが使われているわけではありませんから、marantz SA10のようなぎっしりと音が詰まった密度の高さ、4Kデジタル映像のような緻密さは持ち合わせていません。
フィルム映画を見るような透明感とデリケートな色彩の再現能力を持つ、Acute Classicはディスクに記録された音を「情報」としてではなく、あたかも生演奏を聞く時のような豊かな響きと色彩で「生々しく」再現してくれました。

 バッハ バイオリンソロ

バイオリンから一音が出るその瞬間、弓と弦が触れた音だ出て、それから弦全体が安定した音階で鳴り、それが楽器全体に広がってゆく、その「響きのイメージ」がとても正確に再現されます。今聞いているのは「生楽器の音である」、「生演奏の再現である」ということがダイレクトに伝わってくる音の出方です。

従来のAcuteとの違いは、良い意味でその「響きの乗せ方」にEAR臭さがなく、アナログ回路で「特別な音作りをしている様子」を一切感じさせないことです。

高音はすっきりと伸び、中音は太く響き、低音は豊になる。本当に生楽器をホールで聞いているのと同じような音が出ます。

これこそがEARマジックなのですが、最新のAcute Classicは、本当に自然でその魔法が「見えない(感じられない)」ことが、一番の特徴だと思います。

こういう生々しい音を出すCDプレーヤーは、真空管を使うEARでなければ作れないでしょう。

 モナリザ

ギターの響きが部屋いっぱいに広がります。ボーカルは滑らかで艶やか。レコードを聴くときと寸分違わぬイメージでこの曲が鳴ります。今聞いているのは、ハイブリッドディスクのCD層をリッピングし、今はもうない高音質の「ゴールドCD-R」に焼いたものですが、下手なSACDプレーヤーで聞くSACD層を上回る程高域が滑らかで、高域の倍音もすっきりと伸びています。

驚かされるのは、デジアルのつきものの「ノイズ感」や「粉っぽさ」が全く感じられず、本当にレコードやアナログテープを聴いているのと同じ感覚で、CD(デジタル)が鳴ることです。

こういう音作りに、アナログサウンド30年以上の歴史を持ち、現場でのレコーディングの経験も深い、パラヴィチーニの経験が生きていると思います。

目の前で、人間が、生楽器を演奏している音で、モナリザが美しく鳴りました。

 500miles

ピアノの音と人間の声の違いが、とても良く伝わります。
特にこのディスクでは「ピアノの高い音」がやや硬く、ピアニストのタッチが粗く聞こえがちなのですが、そういう荒々しさは全く感じられません。ピアノの音は滑らかで響きが豊かですが、濁りが少なく透明感たっぷりに美しく響きます。
ボーカルはボディーがしっかり出て、肉付きのよい女性らしい柔らかな音で鳴ります。

驚かされるのはピアノの最低域の基音、そしてペダルを踏む音まではっきりと「生々しく」聞こえることです。今までこれほど深みのある自然な低域をこのディスクから再現するプレーヤーに出会ったことはありません。Acute Classicでこの曲を聴くと、中音が少し前に出てピアノがその後方に位置し、ピアノの高音が上方向に広がり、低音がやや遅れて地を這うような、「音の高低による時間差」が本当に見事に再現されます。

こういう音は、「現場の音」をしっかりと記憶している、パラヴィチーニが「生音に近くなるようなアナログ回路」をAcute Classicに与えたからこそ実現した音で、デジタル回路だけで作られた機器ではとうてい実現できないでしょう。なぜなら、再生時の「響き」がなければ、実現しない音だからです。

私は2016年末発行のDMにオーディオ機器は、失われた響きを再現し、入力される音よりも出力される音をより「生々しくできる」という持論を掲載しましたが、今聞いている音は、まさしくそういう「失われた響きが見事に復元された音」です。

 新世界より

楽曲が始まる部分での、金管楽器の響き、弦楽器の響きの再現が見事です。Acute ClassicはEAR製品全般に通じることですが、「響き」の再現性、その「芸術性」の醸し出し方が実に見事です。

デジタルの音はアナログに比べると、動きが少なく「静止して」感じられる事があるのですが、Acute Classicで聞く新世界よりには「生きた時間の流れ」が感じられます。

演奏が進むにつれて刻々と変化する「響きの変化」に夕日が雲を照らし、刻々とその美しさを変えて行く様子が感じられます。響きの広がりと収束。色彩感の変化。本格的な交響曲ならではの「リッチな時間の味わい」が見事に再現されます。
今聞いているのは「音」ではなく、演奏そのものです。それも、生よりもさらに素晴らしく作り上げられた、再生芸術(演奏)そのものです。オーディオ機器は、生演奏をより美しく、生々しく再現出来るという「事実」をAcute Classicは、聞かせてくれます。

  新世界より(USB入力)

CDに比べるとほんの少しだけ響きが減った分、演奏が落ち着いて感じられます。CD-Rで聞くこの曲が「春から初夏」にかけての雰囲気だとすれば、USB入力で聞くこの曲は「夏の終わりから秋」に欠けての雰囲気です。

音質的にそれほど大きな変化は感じられませんが、雰囲気が一ついて少し「客観的」な部分が醸し出され、普段聞いているこの曲の雰囲気に近くなります。

素晴らしいと思うのは、CDの再生、USBでの再生に関わらず、CD(44.1kHz)にありがちな高域の閉塞感が全く感じられず、高域の倍音がすっきりと伸びていることです。

今聞いている音であれば「ハイレゾ」でなくても、十分アナログに匹敵するサウンドが得られます。少なくとも下手なデジタル機器で聞くハイレゾよりも、遙かに高域ののびは良く、楽器の音が自然に聞こえます。

色彩感も豊かで、この音であればUSB-DACとしても価格相応の価値を十分感じ取っていただけることでしょう。


・marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)

 せせらぎ

今までのフラッグシップモデル「SA11S3」では少し気になっていた、高域のざらつきや堅さが完全に消えているところに「MMM」を採用した「SA10の良さ」が感じられます。水の流れる音、鳥の鳴く声は柔らかく、十分な厚みがありますが、すっきりと明快なサウンドで「ぼやけた感じ」が一切ありません。

Acuteとの違いは、水泡がはじけたときに飛び散る「細やかな水しぶき」が伝わる感覚、いわゆる「空気感」が弱いことです。しかし、これはSA10が弱いのではなく、Acuteの「真空管を使った音作り(本来録音されていないものを、あたかも存在するように感じさせる力)」を褒めるべきでしょう。

立体感はスケールが若干小さいですが、それが逆に「空間の密度感を上昇」させることにつながっているので、善し悪しではなく、好みの判断になるでしょう。
PCMのように輪郭が強くなりすぎる事がなく、下手なDSDのように滑らかになりすぎる事もなく、marantzらしい暖かく滑らかな音でせせらぎが鳴りました。

 バッハ バイオリンソロ

Acuteで聞くこの曲に比べると、SA10は表現がやや穏やかですが、細やかな楽器の音の変化や奏法のバリエーションがきちんと再現されるので、演奏にじっくりと耳を傾けたくなります。

Esotericのように堅くなく、LUXMANのように柔らかくなく、Accuphaseのように色が薄くなく、SA10のバランスはとてもニュートラルです。音が滑らかで密度も高く、バイオリンの鋭さと柔らかさのバランスが秀逸です。

Acuteのような「海外製品」と比べると、落ち着いたムードになりますが、フェルシュトマンが自分の音のじっくりと耳を傾けながら、知的にバッハを奏でている様子が伝わります。

プレーヤーで極度に色づけしない「端正な音」が魅力的に感じられました。

 モナリザ

切れ味の良い透明な響きを聞かせたAcuteとは違って、ギターのサイズが一回り大きくなったように、低音の響きが太くなり、その部分の余韻が長く感じられるようになります。けれど、変わるのは低音だけで、中高音の響きの量や余韻の長さは、Acuteと同じです。

ボーカルはギターと分離して聞こえます。この部分、ギターとボーカルの絡みがとても親密に感じられたAcuteとは一線を画します。

質が高く端正な音ですが、Acuteと比べるとやや「艶」が少なく感じられました。

 500miles

Acuteで聞くこの曲は「生演奏を聞いている雰囲気」を持っていました。SA10では「レコーディング現場」が見えてきます。

ピアノとボーカルの立体関係はややあやふやで、音像も肥大します。密度は高いのですが、それぞれの音が出てくる「タイミング」が同一なので、音が空間でかぶっています。

一つずつの音は悪くない、むしろ優れているのですが、音楽表現で重要な「間」が形成されません。

B&Wのスピーカーもそう聞こえますが、B&Wをモニターとして作られたSA10も同じ傾向を感じさせます。

 新世界より

録音の良いこのソフトではSA10の持つ「音の良さ」がしっかりと発揮されます。
PCMをすべてDSDに変換してからD/A変換する良さでしょうか?音が本当に滑らかで、良質なアナログソースを聞いているような「厚み」も感じられます。

金管楽器や弦楽器の音が重なる部分では、それぞれの音が見事に分離し、団子状に重なることがありません。あくまでも、細やかな音が美しく重なり合っているように聞こえます。

演奏の流れはとても穏やかで、不安なく新世界に踏み出していける、希望にあふれた音楽に聞こえます。また、ノイマンの指揮らしい「一糸乱れぬ統一感」も強く出ます。
音の量、厚み、すべてが満足できるレベルです。


  新世界より(USB入力)


S/N感、密度感、低域の安定感でUSB入力はCD-Rを上回ります。

しかし、その差はそれほど大きいものではなく、CD-Rでの再生とほとんど変わらない雰囲気で新世界よりが聞けます。黙って切り替えられたなら、どちらがそれとは言い当てられないほどの差でしょうか。

それでも中低音のハーモニーの厚み、小音量部の音の数、音が消え入る部分の静寂感など、回転していないものからデーターが取り出されているという「安定感」が感じられます。

ダイナミックレンジも少し拡大し、最大音量部の音量がわずかに大きくなっているようにも感じられます。

USB入力でこの音が出るのであれば、CDの再生でディスクにこだわる必要はないと思います。


試聴後感想

試聴レポートの最初に書きましたが、「最新技術を惜しみなく投入した marantz SA10」と「ノスタルジックな真空管を搭載したAcute Classic」では、全く勝負にならないと考えていました。

しかし、比較試聴を追えた今、その考えが全く違っていたことを知りました。

私自身
「デジタル機器はスペックではなく、出てくる音で選ぶべきだ」、
「デジタル機器の音質のキーポイントは、デジタル回路のスペックではなくアナログ回路の優劣だ」

と何度も書いてきていたにもかかわらず、今回はあまりにも違う「スペックの差」に完全に目が曇ってしまったのです。

SA10 はこの価格でよくぞここまで!と賞賛できる音質です。同じ国産製品で比較するならば、その価格は他社製品の1.5~2倍くらいに匹敵するでしょう。特に、今回はメカニズム、DAC共にオリジナル化してこの価格ですから、その努力の実現は高く評価されるべきです。

しかし、EAR Acute Classicは「音楽の再現性」において、SA10をあっさりと退けてしまいました。

詳しい音質の違いは「試聴レポート」に記述したので省きますが、Acute Classicは「出力回路にEAR 912をおごっている」あるいは「CDプレーヤーと素晴らしいプリアンプが一体化したモデル」と考えなければなりません。

良質なプリアンプをCDプレーヤーとパワーアンプの間に使うと、音質がワンランクあるいはそれ以上アップすることはよく知られています。Acute Classicはまさしくそういう「プレーヤー」です。

このプレーヤーなら、高級なプリアンプを使わずに内蔵のボリュームを使ってパワーアンプに直結したり、あるいはプリメインアンプに繋いでも、100万円以上のプリアンプを使ってそれらを繋いだときと同等の「響きの良さ」が実現するでしょう。そう考えれば、その価格は思わず「バーゲンプライス!」と叫びたくなるほどの価値を持ちます。

少なくともクラシックやバラードなど、じっくり聞きたい本格的な演奏では、私は SA10 ではなく Acute Classic を選びます。

また、USB入力でもそのアナログ的な雰囲気が味わえる Acute Classic は、SA10 を超えるムードの濃さで音楽を再生したのです。

Acute Classic が SA10 を超えたのは、パラヴィチーニの経験が成し遂げた奇蹟でしょう。

聞かなければ信じられない。聞けば虜になる。それが、Acute Classicの魅力です。

逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm
13:777 :

2023/07/11 (Tue) 03:14:53

買う価値が有る真空管アンプの音とはこういうもの


2016インターナショナルオーディオショー EARの感想 - Innocent Key

ここは完全に独自の世界です。個人的に真空管はそれほど好きじゃないのですがEARは聞かせます。好みではないが確かな説得力が有るというのは相当の実力がある証拠です。非常にレベルが上ってくると好みを超越した絶対的な説得力が出てきますがEARはそれを持っています。EARは何を聞いても悪いと思ったことがありません。それだけ圧倒的な世界観を構築しています。

音は明らかに個性的で、原音忠実とか無色透明とは程遠い方向性です。かなり濃厚でどろっとしている雰囲気があります。古いジャズとか艶めかしいボーカルの曲とかが合いそうです。ただし重要な事があります。この説明だけだと典型的な見通しの悪い、濁った質の悪いアナログとか真空管のイメージとかぶってしまうのですが、EARは優れた透明感がありアナログの質感と両立しています。そこは重要な違いです。

現代ハイエンドの典型的な描写がアクリルとかガラスのような硬質なものを透明に磨き上げて風景を見ているイメージなのですが、EARはそうじゃなくて粘性がありながらもかなり透明度の高い液体がゆらゆらゆれている水面ごしに風景を見ている感じでしょうか?表現が難しいです。決して忠実ではないとわかっていてもその音は心地よいのです。

悪い真空管やアナログは水面が不純物だらけで濁っているのですが、EARは真空管でありながらもレベルの低い価格だけのハイエンド機よりおそらく透明度が高いです。なのでEARはオーケストラとかも良い雰囲気でなると思いますが、音数が少ない曲のほうが一つ一つの音色にじっくり集中できていいでしょうね。とにかく理屈じゃない魅力があります。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036

▲△▽▼

EARのV20 1998年4月

 一聴して、伸びやかな低域と高域、独特の色気と艶、そしてプレゼンスの見事さに引き込まれてしまいました。

 回路に詳しい友人達は、片チャンネルに10本も12AX7を使って、しかも元々、出力管でない真空管をこのように使うこと自体、無理があり、良い音になるはずは無い、と言うことなのですが、あの音を聴いてしまっては、そんな言葉も空虚に聞こえてしまいます。

 このサウンドを一言で喩えるなら、「デカダンス」でしょう。

 かつての名女優デートリッヒの、ちょっとけだるくタバコをくゆらす姿が浮かんでくる様です。

 制作者パラピービッチーニ氏は、きっとこの「デカダンス」がわかるアンプ制作者ではないでしょうか?
https://kusunoki.jp/audio/audiohistory/history99.html

無限の宇宙感(観)に腰を抜かす
パラビッチーニ EAR V20

エンハンスドトライオード回路とか使ってる。

パラビッチーニデザインのトランスがEARワールドを築いている感じ

完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・
パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。
トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です
決してブランド信仰じゃないんですが偶然体質に合う音でした。
球は音とは関係無しにブランド信仰が先走りしていますけどね。
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html
14:777 :

2023/07/16 (Sun) 05:53:53

aaあ
15:777 :

2023/07/16 (Sun) 14:28:40

良い音がわかるのは楽譜が読めない純粋に聴くだけの音楽ファンだけです
プロの音楽家やオーディオ技術者、オーディオマニアには、良い音というのがどういう音なのかは全くわからないのです。

J. S. Bach - Matthäus-Passion - W. Mengelberg (1939) - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Mengelberg++++Matth%C3%A4us+Passion


宇野功芳 V S礒山雅?

 たまたまバッハ学者、礒山雅氏の『マタイ受難曲』(東京書籍)を読んでいたのである。あの傑作に含まれる1曲1曲についてあれこれ解説を加えた本だ。とはいえ、一般読者を想定して、語り口は平易。『マタイ』好きなら、持っていてよい1冊だ。特にバッハがキリスト教をどう自分のものにしていたかということが詳しく触れられているのが私には興味深い。

 この本の最後のほうでは、約40種類の録音について著者の意見が記されている。これがなかなかおもしろい。

高く評価されているのは、たとえばレオンハルトやショルティ。この組み合わせには、えっと思う人もいるかもしれない。その反面、かねてより名演奏と誉れ高かったクレンペラー、カラヤン、そしてメンゲルベルクには冷たい。そして、古楽系でもコープマンには否定的。

氏の判断基準ははっきりしている。彼らが個性的な指揮者だとは認めたうえで、作品そのものの表現や力や性格を無視しているのがダメだと言うのだ。
クレンペラーについては、かつて若き日に愛聴したものと記したうえで、問題点が指摘されている。

メンゲルベルクに対してはことのほか厳しい。

「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

「聴いていて途方に暮れる」

「うんざりする」

のだそう。もっとも、その理由はきちんと記されているし、もし自分が聴衆のひとりだったら、圧倒されるだろうとも記されているが、何だか大人の配慮というか、言い訳っぽい。

 ちょうどこの本を読んでいたら、そのメンゲルベルクの新たな復刻(オーパス蔵)が送られてきた。開いてみると、解説書の中で宇野功芳氏が大絶賛している。

「われらの宝」

「バッハ時代のスタイルを金科玉条のものとし、この演奏に感動できない人の、なんと哀れなことか」。

礒山氏の意見とはあまりにも見事に正反対なので、笑ってしまった。
はいはい、礒山氏は哀れなわけね。

 この場合、どちらの意見もそれなりに正しいというしかないだろう。メンゲルベルクならではの演奏様式が平気な人にとっては、一回限りの燃えるライヴの魅力が味わえようし(特に合唱の没入ぶりはすさまじい)、生理的に我慢できないという人には、論外な演奏だろう。ただし聴いているうちに慣れてきて、抵抗感が薄まる可能性は高い。音質のほうも聴いているうちに徐々に慣れてくる。手元にあるフィリップスのCDと比べたら、ノイズをカットしていない分、音質は明瞭。この演奏が好きなら、買い換えてもいいだろう。

 とはいえ、初めてこの曲を聴くなら、まずはもっと新しい音で聴いたほうがいい。古楽ならレオンハルトの演奏がよいけれど、オランダ系古楽の常でドラマ性が薄く、残忍、残酷、血の匂い、要するに生々しさが足りない。古楽系は、最後まで聴いてもカタルシスがなく、。あの終曲があまりにもあっさりしてしまうのだ。
私が一番好きなのは、リヒターの最後の録音である。昔から褒められている最初の演奏より、いっそうドラマティックで濃厚である。

 バッハと言えば、今年のラ・フォル・ジュルネはバッハ関係である。例によって小さなホールの公演はあっという間に完売になるのが困ったものだ。それに、せっかくコルボが「マタイ」をやるのに、とてもクラシック向けとは言えない巨大ホールが会場というのも困る。コルボ自身はPAを気にしないというが、聴くほうはそうではない。せっかくの催しだけれど、毎年あのホールだけは何とかならないかと思う。幸いコルボは、「ロ短調ミサ」のほうはまだしもまともなほうのホールで演奏してくれる。

ちなみに、礒山氏はコルボの「マタイ受難曲」は「厚化粧の美女」みたいと言っている。いいじゃん、厚化粧の美女。嫌いですか。
(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授) 
http://www.hmv.co.jp/news/article/902250082/


音楽を語るのに、音楽以外のあれこれを持ち出して論議するのを嫌う人がいます。それでも、時にはそういう「あれこれ」にふれずにはおれない演奏というものがあります。 このメンゲルベルグ指揮のあまりにも有名な「マタイ受難曲」も、その、「ふれずにはおれない演奏」の一つです。

 今の趨勢から見れば「論外」と切って捨てる人もいます。

 まずもって、大編成のオーケストラと合唱団を使った演奏スタイルが許せないと言う人もいるでしょう。至るところに見られるカットも我慢できないと言う人もいるでしょう。解釈に関わる問題でも勘違いと間違いだらけだと憤慨する人もいるかもしれません。(例えば、フェルマータの処理をそのままフェルマータとして処理している、等々。今ではバッハのフェルマータは息継ぎの指示程度にしか受け止められていません。)

 しかし、どのような批判をあびたとしても、やはりこの演奏は素晴らしく、20世紀の演奏史における一つの金字塔であることは確かです。

 この演奏の数ヶ月後、ナチスドイツはポーランド国境になだれ込んで第2時世界大戦が始まりました。一年後には、中立国だから戦争とは無縁だとの幻想にしがみついていたオランダ自身もまた、ナチスに蹂躙される運命をむかえます。

 メンゲルベルグによるこの演奏会は、その様な戦争前夜の緊張感と焦燥感のもとで行われたものでした。

 特にオランダのおかれた立場は微妙なものでした。

 侵略の意図を隠そうともしないナチスドイツの振る舞いを前にして、自らの悲劇的な行き末に大きな不安を感じつつも、日々の生活では中立的な立場ゆえに戦争とは無縁だという幻想にしがみついて暮らしていたのです。

 悲劇というものは、それがおこってしまえば、道は二つしかありません。

 踏みつぶされるか、抵抗するかであり、選択肢が明確になるがゆえにとらえどころのない焦燥感にさいなまれると言うことは少なくなります。しんどいのは、悲劇の手前です。

 人間というものは、その悲劇的な未来が避け得ないものだと腹をくくりながらも、あれこれの要因をあげつらってはあるはずのない奇跡に望みを託します。この、「もしかしたら、悲劇を回避できるかもしれない」という思いが抑えようのない焦燥感を生み出し、人の心を病み疲れさせます。

 この演奏会に足を運んだ人たちは、その様な「病みつかれた」人たちでした。そして、疑いもなく、自らを受難に向かうキリストに、もしくはそのキリストを裏切ったペテロになぞらえていたことでしょう。

 冒頭の暗さと重さは尋常ではありません。そして、最後のフーガの合唱へとなだれ込んでいく部分の激烈な表現は一度聴けば絶対に忘れることのできないものです。

 そして、マタイ受難曲、第47曲「憐れみたまえ、わが神よ」
 独奏ヴァイオリンのメロディにのってアルトが

「憐れみたまえわが神よ、したたりおつるわが涙のゆえに!」

と歌い出すと、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえてきます。
 ポルタメントを多用してこの悲劇を濃厚に歌いあげるヴァイオリンの素晴らしさは、今の時代には決して聴くことので着ないものです。

 まさに、この演奏は第2時世界大戦前という時代の証言者です。

 ちなみに、この4年後、1943年にローゼンストックによる指揮でマタイ受難曲が東京で演奏されています。記録によると、その時も会場のあちこちからすすり泣きの声が聞こえたと言われています。

 逆から見れば、バッハのマタイは時代を証言するだけの力を持っていると言うことです。

ノンフィクション作家として有名な柳田邦夫氏は、この演奏に関わって傾聴に値するいくつかのエッセイを書かれています。

 ピリオド演奏を標榜する一部の人たちは、このメンゲルベルグの演奏を酷評し、それだけでは飽きたらず、この演奏を聞いて感動する多くの人々を冷笑しています。(例えば、国立音楽大学のバッハ研究者~と自分で思っている人;ちなみに柳田氏はこの人物を磯山雅と実名をあげていますが・・・))

 柳田氏の一文は、このようなイデオロギーによって押し進められているピリオド演奏という潮流が、いかに音楽の本質から外れたものかを鋭くついています。
http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=19


「1,600万円のオーディオ装置」 2008.3.28

先日のブログにも書いたことだが、とある友人の紹介でオーディオ輸入業を仕事とされている方のご自宅を訪問させていただき、ご自慢の装置でいくつか音盤を聴かせていただいた。

何とスピーカーや高性能アンプ、CDプレーヤーなどで正味1,600万円ほどだという。地下1階の防音の効いた30畳ほどのリスニング・ルームにどっしりと鎮座している様は誠に神々しい。

あらゆるジャンルの音楽(J-Popから民族音楽風のもの、Jazz Vocal、クラシック音楽など)を耳にしたが、どうやらこのマシーンはオーケストラを聴くために調整してあるらしく、やはりクラシックのしかも管弦楽曲が抜群の音色で鳴っていた。レヴァイン指揮するサン=サーンスの「オルガン」交響曲第 2楽章冒頭やアバド&ルツェルン祝祭のマーラー「復活」冒頭、ドビュッシーの「海」第3楽章終結などなど、まるで目の前で実際に演奏されているかのごとくめくるめく錯覚をおこすほどの見事さであった。その彼曰く、

「世間の人は生演奏で聴くのが一番いいというじゃないですか。

確かに「実演」がベストです。でも、実演が必ずしも良い演奏とは限りません。先日などは3万円も払ってベルリン・フィルを聴きに行ったところ金管の何某がとちったものだからアンサンブルがガタガタになり、最低だったんですよ。
だから、名演を聴くならしっかり調整された最高のオーディオ装置で聴く方が良い場合が多いんです」と。

なるほど、確かにそう言われればそうかもしれない。ついでに彼が言っていたのは

「それまで名演だと思っていた演奏がこの装置で聴くと、特にオーケストラの良し悪しが手にとるようにわかるようになり、がっかりさせられることも多々ある」

ということ。ゲルギエフの「ハルサイ」などはその典型らしい。
へぇ、そうなんだと感心しながらもちょっと腑に落ちないなと感じる。

僕はSP復刻盤といわれる戦前録音された録音レンジの狭いCDを時折聴く。音質が悪いとはいえ感動させられてしまうのだから音の良し悪しを超越するエネルギーがあるのだろう。メンゲルベルクのチャイコフスキー「悲愴」やフルトヴェングラーのベートーヴェンなどはその際たるもので、今の時代に聴いてもその音楽の素晴らしさは最新録音盤を超える何かが確かにある。

「音」を聴きたいのではなく「音楽」を楽しみたいのである。音がいかに完璧に再生されるかに興味があるのではなく、心が震える感動体験がしたいのである。
確かにCD ラジカセじゃ限界があろう。でも、僕は今もっているオーディオ装置で充分だなと正直思ってしまった。そこそこ優秀な装置があれば音楽は「愉悦」を運んでくれる。そして何といっても、多少の瑕があろうと実演・生演奏のもつ波動が一番だ。

こう書くうちに以前柳田邦男氏が、「人生の1枚のレコード」と題するエッセーでメンゲルベルクの指揮するバッハの「マタイ受難曲」に言及し、その感動的な演奏に対する深い想いを書いておられることを思い出した。その中で「追記」された文章があり、それがとても印象的で、僕の今回の体験と何となく同じようなニュアンスを感じたので、その部分を抜粋させていただく。
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メンゲルベルク指揮のマタイ受難曲は、心を病んでいた私の次男・洋二郎も何度となく聴いていたレコードだった。1993年夏、自ら命を絶った洋二郎の遺体を病院から引き取って家に帰った時、偶然にもマタイ受難曲のアリア「主よ憐れみたまえ」がテレビから流れた。

「憐れみたまえ、わが神よ」をテーマ曲にしたアンドレイ・タルコフスキーの映画『サクリファイス』が、まさに終わろうとしていたのだった。私は、立ちすくんだ。それ以後、マタイ受難曲は、私にとって人生全体をゆさぶられるような重い曲となっている。

なお、音楽美学やドイツ音楽史の専門家で国立音楽大学教授の礒山雅氏は、詳細な作品研究の著書『マタイ受難曲』(東京書籍)のなかで、メンゲルベルク指揮のこの演奏を、バッハの基本からはずれていて、とくにテンポの伸び縮みがあまりにも恣意的だと、きびしく批判し、

「聴いていて途方に暮れ」
「うんざりする」

とまで書いている。批判は演奏に対してだけでなく、聴き手に対しても向けられ、
「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

と冷笑している。どうやら楽譜を読みこなす力のない私や息子は、マタイ受難曲を聴くには失格らしいのだが、音楽とは人生の状況のなかでの魂の響き合いではないかと考えている私は、「それでもメンゲルベルク指揮のあの演奏は私の魂をゆさぶる」という感覚をいまも抱いている。

「かけがえのない日々」(柳田邦男著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/410124913X/250-8550177-4320268?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=410124913X
より
http://classic.opus-3.net/column/16002008328/


『私達が一日一日を平穏に暮らしていられるのは、この広い空の下のどこかで名も知れぬ人間が密かに自己犠牲を捧げているからだ。』     
タルコフスキー

タルコフスキー サクリファイス(1986年)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026762
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2025583
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2025880
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026086
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026399
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2027422
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2029092
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2031292

柳田邦男 『犠牲サクリファイス わが息子・脳死の十一日』
http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%A0%E7%89%B2-%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9-%E2%80%95%E3%82%8F%E3%81%8C%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%83%BB%E8%84%B3%E6%AD%BB%E3%81%AE11%E6%97%A5-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9F%B3%E7%94%B0/dp/4167240157

 を読んだのは、もうずいぶん昔の話になりますが、自ら死を選んだ洋二郎さんの、その自死の試みから死に至るまでを看取った記録の中で、私が忘れられない文章があります。

生前、洋二郎さんは、「僕の村は戦場だった」で知られる、旧ソ連の映画監督タルコフスキーの作品「サクリファイス」に深く傾倒していらしたそうです。

深い精神性を探求し、後期から晩年にかけて、人類の救済をテーマとした作品を作り続けたタルコフスキーの遺作であるこの作品の冒頭と最後に流れるのが、バッハのマタイ受難曲の『憐れんでください、私の神よ』という美しいアルトのアリアです。
キリストに最も近かった弟子のひとりであり、キリストから愛された弟子であったペテロは、自らの死の恐怖ゆえに、捕らえられ、これから死に渡されるという主イエスを拒みました。

有名な「ペテロの否認」の場面です。

ペテロが裏切りを悔いて号泣したあとに響く美しいアリア『憐れんでください、私の神よ』はこのように歌われます。

     憐れんでください、私の神よ、
    私の涙ゆえに。
    ご覧下さい、心も目も
    御前に激しく泣いているのを。
    憐れんでください、
    憐れんでください! 
    
洋二郎さんの遺体が自宅に迎えられた、まさにその時、一体なんという偶然だったのか、たまたまNHKで放送されていたのがタルコフスキーの「サクリファイス」でした。

そしてテレビから流れていた曲がこのアリアだったというのです。
私は立ちすくんだ。洋二郎は神に祈ったことはなかった。かたくななまでに祈らなかった。

私も目に見えない大きなもの、全てを超越したものとしての神の存在への畏怖の念を抱きつつも、全身全霊を投げ出して祈るという行為をしたことがなかった。
だが、このとき私は神が洋二郎に憐れみかけ給うてほしいと心底から祈る気持ちになった。

どういう神なのかと考えることもせずに。
アリアの旋律はいつまでもいつまでも私の胸に響き続けた。
                    
柳田邦男 『犠牲サクリファイス わが息子・脳死の十一日』


ここに見る柳田氏の祈りには、だれの神でもない、全てを超越した、ただ大いなる存在への究極の祈りがあります。

バッハの音楽という深遠な祈りから流れ出した、存在としての神への想いだと思います。。
http://follia.at.webry.info/200704/article_4.html


【至宝】マタイ受難曲【孤高】

30 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 01:12:55 ID:HTT21VMr
メンゲルベルグに勝るのはないけどあれは別格だから比較してやるのは酷だよな

31 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 09:32:44 ID:NsakSB43
コーホーキター

32 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 11:38:51 ID:SpwrheL0
>>31
それは言わない約束...

33 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 12:07:57 ID:R0pHYM6a
いまだにメンゲルベルク聞いてる化石みたいな人がいるのか…

104 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:10:10 ID:ZQbqNsb1
メンゲルブルクのマタイがいいと思うんだけど、もう古すぎで人気はあまりないのかな?

105 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:25:27 ID:NMcArXh1
歴史上メンゲルブルクのマタイが人気あった時代なんてあるのか

106 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:27:21 ID:2ODLQTtp
>>104
人気というと微妙だけど、何度も再販されてる(Naxosなんかからも出てる)し、需要は意外とあるんじゃないの?
ランドフスカやヴァルヒャのモダンチェンバロ演奏みたいなもんだろう。

157 :名無しの笛の踊り:2010/03/27(土) 12:10:03 ID:PBoDjzzB
メンゲルベルクの演奏は、カッコいい第51曲が無いんだね。残念。
意外と音質が良いのは光学録音の所為かな?

255 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 07:16:46 ID:WxgCQUsO
メンゲルベルク指揮のライブ盤には、すすり泣く聴衆が聞こえる。
でも泣く、泣かないはさして問題にする事ではないと思う。
むしろクリスチャンなら、マタイを聴いて深く内省し己れの罪深さを悔い改め、新たな歩みをはじめるということでは。
その表れとして泣く人もいるだろうし、そうでない人もいて構わないと思うが。

256 :モーフィアス:2010/07/04(日) 13:48:50 ID:QGmDeOF9
メンゲルベルクのマタイ受難曲、ドイツの侵略前の異常な雰囲気の中で行われた歴史的名演でしょうね~
翌年オランダは侵略されメンゲルベルクはナチに協力させられる!
ユダヤ人は収容所に送られ、人々は正に受難の時代を迎える訳です~
咽び泣くようなバイオリンを聴いたら二度と忘れられない筈だ~
メンゲルベルクでの一番のお勧めは~チャイコフスキーの「悲愴」なんだが~
マーラーの交響曲4番もメンゲルベルク的 天上の世界を堪能できる演奏で~大い~好き~!

257 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 17:40:42 ID:WxgCQUsO
現在では、メンゲルベルクのようなロマンチックな情感あふれる演奏スタイルは受け入れられないと思う。しかし、当然のことながら演奏スタイルは時代と共に変化するものだ。
だから今のピリオド・スタイルもやがては古くさいと言われるようになるだろう。
それよりも現在は、小手先の技術にはたけているが、真に心打たれ、心の心底に響く演奏者がいない方が嘆かわしい。

258 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 17:44:31 ID:TREkPtmj
>>257
>>それよりも現在は、小手先の技術にはたけているが、真に心打たれ、心の心底に響く演奏者がいない方が嘆かわしい。
現在の演奏家をいったいどれだけ聴いてその台詞言ってるんだ?

261 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 19:39:24 ID:WxgCQUsO
>>258
ナマ、CD、DVDを含め数え切れないほど聞いてだ。

529 :名無しの笛の踊り:2011/04/10(日) 08:52:11.20 ID:H+IudkUT
イエス入滅の後、神殿の幕が裂け、地が唸る・・・
このあたりの凄みは
フルトヴェングラー/VPO
カラヤン/BPO
メンゲルベルク/ACO ですね。
古楽器では太刀打ち出来ません。

577 :名無しの笛の踊り:2011/05/20(金) 22:25:15.36 ID:+wRTeaKf
「どんな演奏を好きなろうと自由だが、こんな演奏(メンゲルベルクのマタイ)に『感動した』などど言う人の感性を疑う」
と磯山センセ―は酷評してるけど
すげー好きなんだよなメンゲルベルクのマタイ。

581 :名無しの笛の踊り:2011/05/21(土) 21:13:01.54 ID:MyqNfgHp
メンゲルベルク盤しか持ってないけど、音質良いな。
これだけでも聴き応えあるな

820 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 06:50:55.55 ID:cKfTewFX
メンゲルベルクのマタイは一度は聴いておくほうがいいですか。
聴衆のすすり泣く声が聞こえるという有名な売り文句の録音です。
磯山雅氏は「すすり泣くどころか、笑える」とこき下ろしていますが。

831 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:41:17.01 ID:0naC49N4

| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ここですすり泣いてて |
|_________|
    ∧∧ ||
    ( ゚д゚)||
    / づΦ

821 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 07:16:49.19 ID:NUZdPbgd
話の種に聴いておいても損はないよ。
磯山雅は音楽学者であって評論家じゃないから、一個人の意見として聞いておけばいいよ。
そしてどちらを笑うのかは、あなたが判断して下さい。

822 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 10:21:38.66 ID:bOAx3/Ux
一言多すぎるんだよなI教授は

823 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 15:28:41.48 ID:gu7NGkmZ
メンゲルベルクのは1曲目を数分聞けばこの後延々何が続くかは容易に想像できる

824 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 19:17:02.91 ID:ateoKotK
音楽学者だからって時代考証の専門家だからバカにできない
歴史ドラマとクラシック音楽って遠いようで近い

825 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 20:15:20.97 ID:aLr5i5L3
文学芸術系の学者・インテリってのは、
自分なりの人類史を持っていることが前提だからな

828 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:13:56.07 ID:4Xcb05hA
まあでも、マタイの演奏史を語る上で、ポルタメントを多用したメンゲルベルクの濃厚なロマンチック演奏は避けて通れないと思う

829 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:19:50.43 ID:Cqzr8xqE
あくまでも演奏史上の価値な
もっともリヒターの様式で受難曲を演奏する奇特な人も日本にいるようだよ
メンゲルベルクもそこまで復権するかな?
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1261008362/


メンゲルベルクの…
投稿者:Frau 投稿日:2007年 4月26日(木)23時58分47秒
 
メンゲルベルクの「マタイ」のエヴァンゲリストはカール・エルプでしたっけ!?
実は私が初めて聴いた「マタイ」はメンゲルベルクのものでした。とにかくメンゲルベルクなら何でも買う(聴く)といった頃でして、宇野功芳氏が絶賛してるのを未だ知らない状態で聴きました。フィリップスの国内盤で宇野氏が絶賛してるのを読み、また実際に自分でも素晴らしい演奏と感動致しました。
「マタイ」はメンゲルベルクで充分との思いもあり、一般に名演とされるリヒターの旧盤なぞ購入したのはその後随分と年月が経ってからでした。
今でもメンゲルベルクの「マタイ」は好きなのですが、随分と後になって遅ればせながら聴いたリヒターの「マタイ」のヘフリガーの素晴らしさはカール・エルプに匹敵するとの思い、そしてこれが決定的なのですが、第二部のイエスが息を引き取った後にでてくる
Warlich,dieser ist Gottes Sohn gewessen
「まさにこの方は神の子であった…」
という部分の合唱の表現がメンゲルベルクよりもリヒターのものの方が好みで、それ以来メンゲルベルクには申し訳無いのですが、リヒターの旧盤が私にとってのベスト「マタイ」になってしまいました。
ついでに言えば、「マタイ」には幾つも聴き所があると思いますが、私がもっとも好きな場面(箇所)は前述の合唱の部分なのです。
正直に申せば初めてメンゲルベルクの「マタイ」を聴いたときに最初から感動した訳ではなく(やはり、カットしてるとはいえ長いですし)、有名なアルトやソプラノのアリアや度々挿入されるコラールの旋律以外は少々退屈な思いで聴いていた様な記憶があります。
ところが、前述の合唱のところで「この世にこんなにも綺麗な音楽(旋律)があるのか!!」との強い衝撃を受けました。本当に短い部分ですが、この合唱の演奏表現が今のところリヒター旧盤(と日本ライブ盤)が私の一番のお気に入りとなっております。
メンゲルベルクは今でも好きですが、「マタイ」の牙城が崩れた今では、メンゲルベルクの演奏で最も好きなのは第九(勿論、ベートーヴェンの)でしょうか…。此方は「第九はフルトヴェングラーとメンゲルベルク以外は不要」というくらい好きです。
http://6502.teacup.com/mengelberg/bbs/290


 蘇る伝説の巨匠 ウィレム・メンゲルベルク 
「彼のヴァイタリティ、オーケストラ養成についての知識、霊感あふれる情熱、それらは独自の高みに達していた。音楽の分野において、これほどの巨人は稀である」( レオポルド・ストコフスキー )
 マグマの底から全人類の祈りが、絶望的な悲しみを超えて沸き上がって来るかのような、壮絶を極める曲冒頭の合唱の渦・・・・そして第四十七曲。エヴァンゲリストの悲痛な訴えに続き、静やかに奏されるヴァイオリン・ソロの、何と優しく、また哀しいことだろう。よく耳を澄ますと、聴衆の嗚咽すら聞こえて来る。音楽というのはこれ程までに、人の心に訴えかける力を持っていたのか!
伝説の指揮者・メンゲルベルクによる、一九三九年四月の棕櫚 (しゅろ ) の日曜日におこなわれた演奏会の実況録音のバッハ「マタイ受難曲」。私はこのレコードを学生時代に初めて耳にした時、ひざがガクガクと震え、わけもなく涙が溢れてきて仕方がなかった。そして、このバッハの音楽、それにこの指揮者の演奏が、これからの自分自身の人生に、決して欠かせないものになるだろうという、確信のようなものを抱いたのである。
 早いものだ。あれからもう三十年になる。案の定、バッハの音楽は私の心の糧として今も大活躍してくれているし、一方、指揮者メンゲルベルクに対する愛着の念も、日増しに強まるばかりだ。
 ヴィレム・メンゲルベルクは、一八七一年に生まれ、一九五一年に没したオランダの名指揮者である。彼は一八九五年、わずか二十四歳の若さで名門アムステルダム・コンツェルトゲボウ管弦楽団 (現・ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 )の第二代常任指揮者となり、一九四五年第二次世界大戦の終結と共に、ナチス・ドイツに協力したかどで、その地位を追われるまで、実に五十年の長きにわたって、このオーケストラを世界一流のアンサンブルに鍛え上げた。
 彼と同世代の指揮者フルトヴェングラー、トスカニーニらが戦後も活躍し、急速に発達した録音技術によって、現在でもかなり明晰な音質でその芸術が堪能出来、現在でも多くのファンを持っているのに対し、メンゲルベルクは先に述べたたように、その活動時期が第二次世界大戦集結までのSPの全盛期に限られているため、残された録音の音質面でのハンディは覆うべくもない。
 メンゲルベルクの名は戦後の一時期、我が国はおろか本国オランダでさえも、急速に忘れ去られていった。フルトヴェングラー、トスカニーニ亡きあとも、ワルター、クレンペラーら後期ロマン派スタイルの指揮者がステレオ期まで生き延びて活躍し、その後はカラヤン、バーンスタインといった時代の寵児ともいうべきスターたちの活躍が、クラッシック界の話題の中心となった。一方メンゲルベルクの録音はまったくの過去のものとして、まるで「なつかしのメロディ」のごとくに、時折思い出したように断片的に発売されるのみだったのである。
 ところが一九八〇年代以降、レコードがCDに取って変わってから、状況は一変する。スターの時代は終わり、指揮者の名前だけではCDが売れない時代になったのだ。世界的にオーケストラの演奏技術や指揮者の棒振りのテクニックは高まった反面、強烈な個性を発散する指揮者は影をひそめ、またオーケストラのカラーもは世界的に均一化の傾向を見せるに至り、それに飽き足らない現代の多くのファンたちは、いきおい過去の巨匠たちの録音を求めるようになって来た。
 また、レコード時代とは比べ物にならない位の低コストで制作できるCDというメディアが普及したことにより、従来はメジャーのレコード会社主流で、スタンダードなレパートリーしか流通し得なかったレコード市場に、個性的な企画を売り物とするマイナー・レーベルが数多く参入するようになった。そして最新のデジタル・リマスタリング技術により、古い録音でもノイズを軽減するなどして、比較的良好な音質で過去の巨匠たちの演奏を楽しめるようになって来たのである。
 このような状況の変化により、メンゲルベルクの録音も見違えるような良い音質で続々と復刻され、これまでの単なる「なつメロ」としてではなく、現代人にとってまったく新鮮なスタイルの演奏として、抵抗なく受け入れられつつある。
 一時期、時代に迎合することが得意な一部評論家たちから、メンゲルベルクの演奏が「十九世紀の遺物」「時代遅れのロマンティシズム」と決め付けられていたのが、いかに誤りであったかということが、多くのファンに認識される日も近いのではないだろうか。なぜならばたとえ時代は変遷しても、人間の「感動する心」は、いつまでも不変なのだから。
 では次に、メンゲルベルクの芸術に具体的に触れてみることとしよう。

        2

 メンゲルベルクの使用したフル・スコアの写真を見ると、実に様々な書き込みがなされているのに、まず驚かされる。彼は演奏に先だって事前に徹底的にスコアを研究し、テンポ、強弱・バランス、アーティキレーション等すべてにわたって、念入りにスコアに書き込んだ。また必要と思われる場合は、オーケストレーションの改変も積極的に行なっている。そしてそれをオーケストラの各パートに伝達し、厳しいパート練習をへて、初めてオーケストラ全体の練習を行なった。オーケストラ練習の際でも、メンゲルベルクはその曲の解釈について、楽員たちに長々と講釈をするのが常だったという。
また、練習前のチューニング ( 音合わせ )も非常に厳しく、チューニングだけでリハーサルが終了してしまったというのも、有名なエピソードである。
 メンゲルベルクのこうした演奏に対する姿勢から伺われるのは、その徹底した職人気質である。例えばフルトヴェングラーは、聴衆を前にした演奏会における「即興性」を重視した指揮者だった。そのため、指揮者・オーケストラ・聴衆の三者が一体化した時には、素晴しい名演となるが、反面出来不出来も多い。それに比してメンゲルベルクの場合はたとえ何百回演奏しても、その演奏レベルは常に全く同じであった。かといって「作り物」くささは微塵もなく、実際に聴いた人々の証言によると「たった今生まれて来たばかりのような、霊感に満ちた演奏だった」という。徹底的に事前の作業をやり尽くし、しかも本番の時に、そのことをすこしも聴衆に感じ取らせない。職人冥利につきるというのは、こうした演奏のことを言うのだろう。
 こうした彼の演奏の特質は、名盤の誉れ高いチャイコフスキーの「悲愴交響曲」( 一九三七年十二月二十一日録音/テレフンケン原盤 )を聴くと一目瞭然だ。自由自在なテンポの変化、まるで一人で奏いているかのようなヴァイオリンの甘美な音色、録音年月を思わず忘れてしまいそうになる絶妙なバランスなど、一流レストランのシェフの味にも通ずる、まさに職人芸の極致である。
 ところでメンゲルベルクの演奏を語る上で、よく取り上げられるのが弦楽器のポルタメント奏法 ( 音をずり上げ・下げする奏法 ) である。メンゲルベルクの演奏を「時代遅れ」呼ばわりする人々の多くが真っ先に問題にするのが、このポルタメント奏法であるが、実は今世紀半ば頃までは、この奏法は弦楽器奏者にとっては全く自然で、当り前のものだった。それが今世紀の中頃から、次第に新古典主義的・即物主義的音楽感が演奏スタイルの主流を占めるようになり、ポルタメント奏法は「時代おくれ」の烙印を押され、次第に姿を消して行くこととなる。
しかしながら、後期ロマン派の音楽を語る上で、このポルタメント奏法は決して無視することは出来ないのである。たとえば後期ロマン派の偉大なシンフォニスト、グスタフ・マーラー ( 1860~1911 ) の交響曲のフル・スコアには、このポルタメント奏法をわざわざ指定してあるところが何箇所もある。
メンゲルベルクによるマーラーの交響曲の録音は、第四番のライブ録音 (1939年11月9日 ) と、第五番の有名なアダージェット (1926年5月 ) のみであるが、特に後者など、むせび泣くようなポルタメントが、この音楽の本質を語るうえに、いかに欠かせないものであるか、ということを実感させる貴重な証拠である。
マーラー自身も、彼の交響曲の演奏では今日一般に最も評価の高い直弟子のワルターよりも、メンゲルベルクの演奏の方をより高く評価していたと伝えられている。そのことは、マーラーがのちに「第五」「第八」の二曲をメンゲルベルクに献呈したことからも充分に伺い知ることが出来るし、メンゲルベルクもそれに対して、マーラーの交響曲・全曲演奏シリーズという史上初の取り組みで答えた。
 また、ノルウェーの生んだ大作曲家エドゥアルト・グリーク (1843~1907 ) は、メンゲルベルクが指揮するコンツェルトゲボウ管弦楽団の演奏を聴き、感動のあまり椅子の上に立ち上がり、その指揮ぶりを絶賛して、「諸君、我々はこのような芸術家の存在を誇りに思うべきである」と演説したと伝えられている。
メンゲルベルクはグリークの作品では「ペール・ギュント」の第一組曲 ( 1943年4月15日 ) と、「二つの悲しき旋律」( 1931年6月3日 ) の二つの録音を残しているが、特に後者では、甘くやるせないポルタメントにより、過ぎ去った春の日々と自らの青春の日々とを重ね合わせて涙するグリークの心が、切々と聴き手に伝わってくる、まことに素晴しい演奏である。近年この曲は、特に第一曲目の「胸の傷み」など、やたら深刻ぶった「北風」のような演奏が蔓延しているが、グリークが真に望んでいたのは、メンゲルベルクのように心の底から優しく暖めてくれる「太陽」のような演奏だったのだ。
 今日、特にバロック音楽の世界ではオリジナル楽器で演奏される事が当り前のようになり、楽曲が作曲された当時の演奏スタイルについて、実に様々な研究がなされている。しかし反面、今まで取り上げてきたマーラーやグリークなど後期ロマン派時代の音楽については、それが今日でも広い人気を持ち数多く演奏されているにも拘わらず、ポルタメント奏法をはじめとする作曲当時の演奏スタイルが、現在まったくと言ってよいほど顧みられていないのは、私にはとても不思議な気がするし、また残念である。なぜならば、マーラーもグリークも彼等が生きていた頃のオーケストラの音~ 例えばメンゲルベルク指揮するコンツェルトゲボウ管弦楽団のような響き ~を念頭において作曲していたはずなのだから。
 いまメンゲルベルクの録音が貴重なのは、これまで述べてきたように、「今日ナマの演奏会では絶対に聴くことのできない音と演奏スタイル」を持っているからに他ならない。現代のような音楽状況が、もしこれからも続くとすれば、メンゲルベルクの録音はますます存在価値を持って、その輝きを増すことだろう。
「人類の至宝」とも言うべきメンゲルベルクの貴重な録音の数々が、今後一枚でも多く復刻され、一人でも多くの方々に聴いていただけることを、私は心から願ってやまない。

ヴィレム・メンゲルベルク/略歴
〔1871・3・28〕
オランダ・ユトレヒト市に生まれる。
両親共ドイツ人で、先祖はドイツの名家の出。
〔1888〕
ユトレヒト昔楽学校に学び、のちにケル
ン音楽院に入学。同音楽院のピアノ料、指揮科、作曲科をそれぞれ首席で卒業・ケルンのギュルツェニッヒ管弦楽団を指揮して、指揮者としてデビュー。
〔1893〕
八十名の候補者の中から選出されて、ルツェルン市音楽監督に就任。
〔1895・10・24〕
アムステルダム・コンツェルトゲボウ管弦楽団の第二代常任指揮者に就任。グリーク、マーラー、R・シユトラウス、ハンス・リヒターに認められる。
〔1898〕
アムステルダム・トーンキュンスト合唱団指揮者に就任。コンツェルトゲボウを率いて、ロシア、ノルウェー、イタリアに演嚢旅行
〔1899〕
パルム日曜演奏会で、バッハの「マタイ受難曲」を演奏。その後毎年の恒例となる。
〔1903〕
初のオランダ音楽祭開催。
〔1904〕
マーラーをコンツェルトゲボウに招く。
その後マーラーは、メンゲルペルクに「第五」「第八」を献呈した。
〔1905〕
アメリカに渡り、ニューヨーク・フィルを指揮。
〔1922~1930〕
新編成ニューヨーク・フィルの常任指揮者に就任。
〔1928〕
二ューヨーク・コロンビア大学名誉博士号を受ける。
〔1933)
ユトレヒト大学音楽教授に任命される。
〔1938・1・27〕
ロイヤル・フィル協会の招きにより、ロンドン・フィルを指揮。
〔1945〕
第二次大戦終了後、戦特中に政治的に無知だったメンゲルベルクが、両親や先祖と同国人のドイツ人に協力して、国内及びドイツで指揮を取ったかどで迫放され、スイスに亡命。
〔1951・3・21〕
追放解除の噂がチラホラ聞こえ出した頃、スイスの別荘で淋しくこの世を去る。
  
     ( 管 一著・「ウィレム・メンゲルベルク」ディスコグラフィー
      〔音楽の友社刊行「レコード芸術」誌〕による )
http://www.medias.ne.jp/~pas/mengelberg.html


16:777 :

2023/07/16 (Sun) 14:36:25

良い音がわかるのは楽譜が読めない純粋に聴くだけの音楽ファンだけです
プロの音楽家やオーディオ技術者、オーディオマニアには、良い音というのがどういう音なのかは全くわからないのです。


「音楽&オーディオ」の小部屋
音楽家は音楽を聴かない
2023年07月12日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c499d4decb8216b2a75e338b1a2a9e2e

ブログを17年も続けていると、作者もそして読者もどうしてもマンネリ気味になるのは否めない、で、なるべくあの手この手で目先を変えているものの、やはり限界があるようで近年は明らかに「アクセス」が伸び悩みあるいはジリ貧気味~。

対象が「音楽&オーディオ」という極めてマイナーな分野なので、ま、いっか~(笑)。

そういう中で「救世主」ともいえる存在が、南スコットランド在住の「ウマさん便り」だ。



この画像は「ある日あるとき」の「アクセス解析」だけど、「ウマさん便り」の人気のほどが知れますね。

言い換えると、他人のふんどしで相撲をとっているようなものだけどね(笑)。

さて、その新風を吹き込んでくれる「ウマさん」から先日の「音楽は楽譜で読むものなのか?」についてお便りをいただいた。

タイトルは「音楽家は音楽を聴かない」。

「音楽家の友人が多い僕の個人的な感慨だけど、彼らの多くは普段あまり音楽を聴いていないなあ。

昔、岩城宏之さんが、飛行機内に流れる音楽を止めてくれと、スッチーのお姉さんに頼んだことがあった。

あの中村紘子さんも、神戸のポートピアホテル最上階のラウンジで、ピアニストのお姉さんに「ピアノを弾くのを止めてくださる?」とおっしゃった。そのピアニストは僕の友人で、彼女から直接その話を聞いた。

僕の長女もミュージシャンで、コンサートツアーでしょっちゅう世界中を回ってるけど、たまに家に帰って来ても音楽を聞いてるのを見たことない。

ロンドンに住む、かなり有名な音楽家の家を訪ねても、ごく普通のコンポはあるけど、ほとんど鳴らさないって言ってた。音楽家の友人で、まともなオーディオ装置を持ってるのは一人もいない。

シェーンベルク曰く「音楽というのは楽譜で観念として読むもので実際の音は邪魔だ」

ブログの主曰く「楽譜を読みながら音楽を頭の中で想像することができれば実にいいことに違いない」

ところが、楽譜を見ながら音楽を聴くのが楽しいって言う奴がいるよ。どこに? 

ここに…



まったくの盲点を突かれて、恐れ入りました!(笑)

そういえば、ウマさんはピアニストだしハーモニカもお上手でしたよね。

そして、日をおいて次のお便りもいただいた。タイトルは「修辞力」。

「村上春樹さんの小説は、どちらかと言うと、苦手だけど、彼の音楽に関する表現力、いや、修辞力に、何度膝を叩いたことだろう。ちょっと常人には考えられない素晴らしい能力だと僕は思う。

シェーンベルク「三つのピアノ曲」作品11…ポリーニかグールドか?…

「ポリーニの演奏が、とびっきり鋭利に研ぎ上げた刃物のような切れ味にあるとしたら、グールドの演奏の特徴は、一つの物体をいったん解体して、もう一度新しいやり方で組み合わせたような、コンビネーションの面白さにある」

「ポリーニの提供する刃物の切れ味は、文句のつけようなく見事なものだけど、そこには妖刀のようなあやしさは希薄だからだ」
「グールドのピアニズムには、人の心を構造的に揺さぶる、あるいは惑わせるものが含まれている」…

なるほどなるほど・・。

もし村上さんがオーディオマニアだったら、「オーディオの魅力」についての多彩な修辞力で多くの人に感銘を与え、よって現在のオーディオ人口がもっと増えたかもしれないと思うことが多々ありますよ~。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c499d4decb8216b2a75e338b1a2a9e2e


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音楽は楽譜で読むものなのか?
2023年07月08日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0bea3ccc24f3f2045af2041900bd1c67

音楽好きの作家「村上春樹」さんのエッセイには、興味のあるエピソードが満載だが「インタビュー集」~夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです~」の185頁に次のような問答が収録されている。

質問:「20世紀の偉大な文学作品の後にまだ書くべきテーマがあるでしょうか?文学にはもはや書くべきテーマも、言うべきものごともない、という意見に同意されますか?」と、一人の外国の愛読者が発する問いに対して村上はこう答えている。

回答:「バッハとモーツァルトとベートーヴェンを持ったあとで、我々がそれ以上音楽を作曲する意味があったのか?彼らの時代以降、彼らの創り出した音楽を超えた音楽があっただろうか?それは大いなる疑問であり、ある意味では正当な疑問です。そこにはいろんな解答があることでしょう。」

とあり、以下長くなるので要約すると「音楽を作曲したり物語を書いたりするのは”意味があるからやる、ないからしない”という種類のことではありません。選択の余地がなく、何があろうと人がやむにやまれずやってしまうことなのです。」とある。

文学的には、村上さんが理想とする書いてみたい小説の筆頭は「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)で、小説に必要なすべての要素が詰まっているそうで、そのことを念頭に置いて解答しているわけだが、興味を引かれるのは音楽的な話。

「バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの3人組に対して、はたして他の作曲家の存在意義とは?」

これはクラシック音楽における永遠のテーマではないだろうか。

「ブラームス、ワーグナー、マーラー、ブルックナーなどが居るぞ」と声高に叫んでみても前述の三人組の重量感にはまったく抗しようがないのも、なんだか虚しくなる事実である。

たとえば、このところマーラーの「4番」(クレンペラー指揮)をよく聴いているが、聴き心地はとてもいいのだが、聴き終わってから心に響いてくるもの、いわば「美」についての深い意識や「人生の感慨」を巻き起こすほどの訴える力がないのはいささか残念・・。

本書には、もうひとつ音楽に関して興味あることがあった。(312頁)

村上さんは映画が好きで青春時代に台本(シナリオ)を読み耽ったそうだが、それが嵩じてそのうち自分なりの映画を空想の中で組み立てていくクセがついてしまった。

それは、近代音楽の雄であるアーノルド・シェーンベルクが「音楽というのは楽譜で観念として読むものだ。実際の音は邪魔だ。」と、言っていることと、ちょっと似ているとのこと。「実際の音は邪魔だ」とは実にユニークな言葉。

「楽譜を読みながら音楽を頭の中で想像する」ことが出来れば実にいいことに違いない。第一、それほど広くもない部屋の中で我が物顔で大きなスペースを占めているオーディオ・システムを駆逐できるのが何よりもいい(笑)。

文学は文字という記号で行間の意味を伝える仕組みになっているが、音楽だって音符という記号で情感を伝える仕組みだから同じようなものかもしれない。

もしかして、楽譜が読める音楽家がオーディオ・システムにとかく無関心なのもその辺に理由があるのかもしれない。人間が勝手に描くイマジネーションほど華麗なものはないので、頭の中で鳴り響く音楽はきっと素晴らしいものに違いない。

これからはオーディオに投資することを止めて、できるだけ頭の中で想像しながら聴くことにしよう、といっても残された時間はもうそれほどないのだが・・(笑)。

最後に「チャットGPT」に訊ねてみた。「音楽は楽譜で読むものなのか?」

「音楽というのは楽譜で観念として読むものだ。実際の音は邪魔だ。」という文言は、一部の人々が持つ音楽に対する特定の視点を表現しています。しかしながら、この主張は音楽に対する普遍的な見方ではなく、個人の主観的な意見に過ぎません。

音楽は、楽譜によって表現される一方で、その本質的な要素は音そのものにあります。楽譜は、音楽の構成や演奏方法を示すための手段として重要ですが、音楽はそれを聴くことによって魅力を持つものです。実際の音は、感情や表現を伝えるための重要な要素であり、楽曲の魅力や感動を体験するためには不可欠です。

さらに、音楽は文化や伝統、個人の創造性と密接に結びついています。演奏者や歌手は楽譜を基にしながらも、その音楽を自身の解釈や感性で表現します。音楽は生き生きとした表現であり、単なる観念や抽象的な概念を超えたものです。

したがって、音楽を楽譜だけで理解しようとするのではなく、実際の音に耳を傾けることが重要です。音楽を聴くことで、感情的なつながりや個人的な響きを体験し、より豊かな音楽の世界を探求することができます。」

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0bea3ccc24f3f2045af2041900bd1c67


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ネット上のオーディオ系掲示板で、こんな話題が出ていました。

「実際に楽器を演奏する人と聴くだけの人とでは、選ぶオーディオ機器や嗜好が違うのではないか?」

 おもしろそうなお題なので、ちと今回はこれについて思考してみます。ただし今回の記事は私自身や仲間の体験も交えた、あくまで個人的な見解とお断りしておきます。

 まずオーディオの世界でよくいわれる定位や音場感、空間表現などですが、これらはいわば客席に座った人がステージを見たときに覚える感覚です(厳密には違うが後述)。オーディオ機器を使えば、それと同じ感覚を自宅で居ながらにして体感できます、というお話でしょう。

 たとえばオーディオ機器から出る音を聴き、「おっ、実際にドラマーが右奥に座ってドラムを叩いているように聴こえるぞ」的な感覚もそのひとつですね。

 こうした思考に伴う目線の方向は、あくまで客席から見たステージです。オーディオルームに置き換えるなら、楽器を演奏する人はスピーカーであり、リスナーはそれと対置する存在です。

 結論から先に言えば、オーディオ的な定位や音場感、空間表現などの概念は、楽器を演奏しないお客さんによる、お客さんのための劇場感覚です。お客さんが自分たちのために作ったある種のフィクションみたいなものでしょう。

■演奏者の最大の関心事は楽器の音色だ

 一方、プレイヤー(演奏者)はいつもステージにおり、音源のすぐ近く、いわば音場の真っ只中に立っています。しかもステージ上ではお客さんと違い、モニターの音を聴いています。ですから「自宅であのライブの雰囲気を再現できるかどうか?」てなことにはお客さんほど関心ありません。(もちろん人によるでしょうが)

 演奏者にとって最大の関心事は、音色です。自分がステージで楽器を演奏するとき、イメージした通りの音色を楽器から出せるかどうか? これが大問題です。だからプレイヤーは自分好みの音色を作るため、楽器を含めた機材のセッティングを鬼のように研究します。

 たとえば初心者の方が、ベースギターのセッティングを試行錯誤する例を上げればこんなふうです。

「試しにベースアンプのTREBLEをフルにし、BASSを2や3程度にしか上げないとどうだろう? おや、音の輪郭と指のアタック感だけが際立ち、中から下が抜けた『ギャイン』という音しか出ないな。これはベースの音じゃないからダメだなぁ。もっとTREBLEを下げ、BASSのツマミをひねってみようか」

 このへんはオーディオと同じでしょう。ともあれプレイヤーにとっての問題は、「狙った音色をいかに出すか?」ということです。

■リスナーはPAを通した「フィクション」を聴いている

 また定位や音場感、空間表現といえば、あたかもステージから発される「本当の音」、「本当の音響空間」を希求する概念であるかのように思われがちです。

 ところが音楽ジャンルを問わず、ステージで演奏されるアコースティック楽器から出た生音を直接お客さんに聴かせていた時代とちがい、いまやステージと客席の間にはPAシステム(Public Address System=人々に伝達するシステム)が介在しています。

 ではPAとはいったい何か? ひとことでいえば音質やバランス調整機能付きの巨大な拡声器です。まず各楽器の音はシールド/マルチケーブルを通し、PAの中核に当たるミキサーにいったん集められます。ミキサーでは定位や音量、音質のほか、エフェクターの効き具合なども聴きやすいように調節されます。

 で、プレイヤーはステージの上で、自分自身やバンド仲間の音をモニタースピーカーで聴いています。かつモニターから出る音は、あくまでプレイヤーが演奏しやすくするための音です。たとえばギタリストならギターの音はアンプから充分聴こえてるからほかの楽器の音だけ返してやる、みたいな。

 一方、お客さんの側は、ステージ脇に山と積まれたメインスピーカーの音を聴いています。こうしてミキサーでは音やバランスに手が加えられる上、演奏者とお客さんとはちがう音を聴いていたりもするわけです。

 こんなふうにリスナーとは立ち位置が違うミュージシャンから見れば、定位や音場感、空間表現などの劇場感覚は「フィクションだよね」という感じでしょう。それより関心事はまず音色です。ですから演奏者とリスナーとでは、オーディオの選び方や聴くツボが違っていても何ら不思議はないでしょう。

 もちろん「だから定位や音場を取り沙汰するのはまちがいだ」なんて話ではありません。仮にフィクションだとしても、オーディオのひとつの楽しみ方として当然アリですね。
http://dynaudia.blog26.fc2.com/blog-entry-18.html


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音楽家がオーディオに熱心ではない理由 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年10月03日
日頃から不思議に思うことが一つ。

楽器を演奏する人をはじめ音楽評論家、さらには音楽学校に学んで専門的に勉強した方などのほとんどに、オーディオに熱心な方をまず見受けない。こういう方々こそ日頃から生の音に接しているのでひときわ「いい音」には敏感なはずなのに。

いったい、なぜだろう?

素人考えでいくつか挙げてみよう。

1 常日頃、半分仕事みたいな意識で生演奏に携わっているので自宅に帰ってまで音楽を聴こうとは思わない、つまり日常生活の中に仕事を持ち込みたくない。

2 ほとんど毎日、歪みのない生の音を聞いているので電気回路を通した人工的な音を聴く気がしない。

3 他人の演奏をなるべく聴きたくない。芸術的な見地から影響を受けるのがイヤだから。

4 他人の演奏のアラが分かるから聴きたくない。むしろ音楽を聴くよりも演奏者のテクニックの上手下手に関心がいってしまう。

5 ちょっと「ましな音」で聴こうと思っても、オーディオ装置はどうも高価すぎる。それくらいのお金があれば「いい楽器」のほうを優先する。

以上のとおり、アトランダムに挙げてみたが実は「決定的とも思える理由」をメル友さん(東京)から教えていただいた。ことはオーディオに対する姿勢にも及ぶとてもユニークな内容だった。

そのまま引用させてもらうとしよう。

「音楽家がオーディオに熱心ではない理由」について決定的と思われる理由をメル友さん(東京)からご教示いただいたのがこの文面。

『私も貴方同様にいつも「聴衆・観客」の一人で、演奏をした経験は皆無なのですが、あるピアニストと話をしていて貴方とまったく同じことを感じました。

彼女は、私が持ち込んだiPodスピーカーのトランジスタ・ラジオと変わらぬ貧しい音響にすぐに感激して”良い音ですね”と言うのです。聞かせた演奏の特徴もズバリ言い当てて楽しんでいます。身体がすぐに反応します。

私が感じたのは、随分と想像力が豊かなんだなあということでした。元の音を想像して実際の演奏の様子をすぐに復元できるようなのです。その復元を楽しんでいる。とても我々のできることではありません。

オーディオは単なる「手がかり」に過ぎない。想像による復元のために最低限の情報を提供してくれればよい。それで充分だと思っているようです。彼ら音楽家にとっては(オーディオとは)その程度のものでしかないようです。

また、オン・ステージで演奏する側では聞える〔というより身体で感じる)「音」そのものが違います。他方、我々が求めるオーディオの「音」は客席の音です。

この二つは決して同じではない。そして彼ら演奏家は客席でどう聞えるかをあまり気にしていないのではないか。どうもそう思えてならない。我々との間には、越えがたい溝があるのではないかという気がします。~以下、略~』

というわけで以上のご指摘に基づき前回の「音楽家がオーディオに熱心にならない」理由の5つ(再掲)に加えて6番目を追加させてもらうことにしよう。

1 常日頃、半分仕事みたいな意識で生演奏に携わっているので自宅に帰ってまで音楽を聴こうとは思わない、つまり日常生活の中に仕事を持ち込みたくない。

2 ほとんど毎日、歪みのない生の音を聞いているので電気回路を通した人工的な音を聴く気がしない。

3 他人の演奏をなるべく聴きたくない。芸術的な見地から影響を受けるのがイヤだから。

4 他人の演奏のアラが分かるから聴きたくない。むしろ音楽を聴くよりも演奏者のテクニックの上手下手に関心がいってしまう。

5 ちょっと「ましな音」で聴こうと思っても、オーディオ装置はどうも高価すぎる。それくらいのお金があれば「楽譜」や「楽器」のほうを優先する。

6 オーディオは単なる「手がかり」に過ぎず、「元の音を想像して復元する」ための最低限の情報を提供してくれればそれでいい。したがってオーディオに熱心になる必要性をあまり感じない。

実にもっともらしい回答を得てこれで理由のすべてを網羅できた気がする。

音楽と真剣に向き合あうリスナーにとっては素敵なオーディオシステムもさることながら、それを手がかりにして豊かな想像力を磨くことこそ重要なのかもしれない。

たとえば五味康介さんの著作「西方の音」の中でフォーレの音楽を聴いて海浜で貴婦人に抱かれているシーンを妄想するくだりがあるが、豊かな想像力を磨くとはそういうことなんでしょう。

いくら「いい音」とか「悪い音」とかいってみても、結局「いい音楽」とはリスナーの頭の中で創造するものなのだ・・・。

おっと、身の程知らずで少し大上段に振りかぶりすぎたかな?

以上、「迷える子羊」からの「世迷い言」でした(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/375cefe97bde45c7fe6d0c6d83b877a1
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/92bca154e20feac003a4ab443b7ee626


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音楽家がオーディオに熱心ではない理由~補完編~ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年10月16日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7cb2562009994da5172529dc86029db1


2週間ほど前のブログ「音楽家がオーディオに熱心ではない理由」(2018.10.3)の内容だが、タイトルに関して、身近な例では桐朋学園を卒業後、渡独して指揮者「チェリビダッケ」の薫陶を受けた高校時代の同窓生をはじめ、プロと称される音楽家でオーディオに熱心な事例を未だ見聞したことがないので素直な疑問をメル友さんのお知恵を拝借してまとめたものだ。

我がブログについてはいつも仕上がりが不揃いなので搭載後に自己採点しているが、これは優良可でいえば良というつもりだったが、意に反して鋭く盲点を突いてこられた匿名のメールをいただいた:

この度の「音楽家がオーディオに熱心でない理由」ですが、貴兄の箇条書きされた内容、また、メル友さんの「手がかりに過ぎない」は、なるほどと感心しました。

全て当てはまるような気がします。が、決定的なことが漏れているのではないかと思いました。

ここでの「音楽家」が「プロ」なのか「アマチュアにちょっとプラスアルファ」なのかわかりませんが私には「彼らには決定的に時間が足りない」のじゃないかと思います。

「人様が演奏しているのなんか聴いている暇があったら練習しなくてはいけない」のだと。

「1日でも練習をサボったらそれが聴衆にわかってしまう」と言ったのは、ピアニストの誰だったか・・・。晩年のホロヴィッツだったかもしれません。

卑近かつ低次元な話で申し訳ありませんが私も30代末から十数年間ピアノ教室に通いつつ練習していましたが趣味とはいえ発表会の前、数か月は余暇はすべて練習に費やしました。(それにしては「ヘボ」でしたが)

そんな私でも「一日でも練習をサボったら、二日分後退してしまう。」と脅迫観念に囚われたものです。

ましてや、プロともなれば1曲を仕上げるのに、数か月いや年単位でしかも1日じゅう寝食を忘れて練習が必要でしょう。そのプレッシャーたるや如何ほどのものか・・・。想像するだに恐ろしい。

たしか内田光子さんだったと思いますが「1日8時間は」とインタビュー記事にあったような記憶が・・・。

でも、この辺のプロ事情は文献などで貴兄の方がよほどお詳しいことと推察いたします。

また「音楽家」がiPODの音に”いい音ね”って簡単に感激するのは実は彼らなりのリップサービスで真意は「プロでないあなたたちこそ音楽をほんとうの意味で楽しんでいるのね!」ってことでしょうか。

私も先生から「生徒さんこそいろんな音楽を知ってて楽しんでるのよね~」ってマジで言われたことがあります。

そうなんです!彼らは自らが演奏するジャンル以外の音楽に関しては無知であることを強いられているのです。

しかも、最も多感な時期にず~っと。これも「決定的に時間が足りない」からでしょう。

また「彼らは客席でどう聞こえるかはあまり気にしていない」も、たぶん違うような気がします。

彼らの関心事はただただ「自分の演奏が聴衆にどう聞こえ、かつ訴えかけるのか」では、無いでしょうか。

何しろそれが「プロがプロたる所以」なのですから・・・。

ここでも「一日でも練習をサボったら聴衆にバレてしまう」という苦悩に満ちた告白が思い起こされます。
17:777 :

2023/07/16 (Sun) 14:38:10

良い音がわかるのは楽譜が読めない純粋に聴くだけの音楽ファンだけです
プロの音楽家やオーディオ技術者、オーディオマニアには、良い音というのがどういう音なのかは全くわからないのです。


良い音と言っても

・作曲家が良い音だと思う音(作曲家は音を音符(文字)として捉え、音楽を文章と同じ様に左脳で聴いています)
・クラシック音楽の演奏家が良い音だと思う音(演奏家は音を音符(文字)として捉え、音楽を文章と同じ様に左脳で聴いています)
・クラシック音楽ファンが良い音だと思う音(楽譜が読めないクラシック音楽ファンは音楽を右脳で聴いています)
・ジャズやロックのファンが良い音だと思う音(ジャズやロックのファンは音楽を右脳で聴いています)
・ピアノの調律士が良い音だと思う音(ピアノの調律士は音楽ではなく音を聴いています)
・レコーディング エンジニアやレコードメーカーが良い音だと思う音(レコーディング エンジニアは音楽ではなく音を聴いています)
・コンサートホールの設計者が良い音だと思う音(コンサートホールの設計者は音楽ではなく音を聴いています)
・オーディオ技術者が良い音だと思う音(オーディオ技術者は音楽ではなく音を聴いています)

は全然違います。




・・・ぎゃあ~てい♪ぎゃあ~てい♪はらさそ~うぎゃあ~てい♪・・・・

真言密教の儀式においては護摩火にケシが焼香として入れられていました。密教の読経や儀式の意味がわかるにはヘロインやマリファナを飲んで、お坊さんと同じ脳波を出すしかないのですね。

・クラシックの作曲家は殆どがアル中なのでクラシック音楽を聴く時には酒を沢山飲まないと作曲家がどういう気持ちでその曲を書いたかわからないのですね。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスやシベリウスは酒を飲んでいないと作曲できなかったそうで、シベリウスはアル中が進んで人生の最後の30年は一曲も作曲できなくなりましたね。
クラシックの作曲家と同じ脳波を出すには酒を沢山飲んでから聴くのが必須です。

・ジャズ・ロックのミュージシャンは全員麻薬中毒なので、ジャズ・ロックを聴く時には大麻や覚醒剤をやらないとミュージシャンがどういう気持ちでその演奏をしているかわからないのですね。ジャズ・ロックのミュージシャンと同じ脳波を出すには大麻や覚醒剤を飲んでから聴くのが必須です。



・クラシック音楽のファンはポルタメントやヴィブラートを盛大にかけた弦楽器の音が良い音だと思う。 従って、真空管アンプの方がトランジスターアンプより良い音だと思っている。

・レコーディング エンジニアやレコードメーカーは、周波数特性がフラットで色付けが無い無色透明な音を良い音だと思っている。

・オーディオ技術者は音波と電流の波動の間の変換が正確に行われているオーディオ機器の音を良い音だと思っている。

・最近のクラシック音楽の演奏家は、楽譜を手を加えないで正確に音化したのを良い音だと思っている。
従って、ポルタメント奏法やフルトヴェングラーの様な楽譜の改変・アッチェレランド・ティンパニ-の滅茶苦茶な ぶった叩き等を極端に嫌う。


要するに、やっている分野ごとに音楽を聴いた時にどういう脳波を出すかは全く違っていて、良い音というのも分野ごとに全く違っているのです。
それぞれの分野で必要とされる脳波を出すには、分野ごとにそれぞれ決まったノウハウがあります。
宗教でも仏教とキリスト教では宗教儀式で出る脳波が全く違うし、音楽ファンとオーディオエンジニアでも音楽を聴いた時に出る脳波が違うのですね。

_______


楽譜が読めない、楽器が弾けない、単に芸術作品として音楽を右脳で聴いているだけの僕が、最近やっと気付いた良い音を出すためのノウハウ
こうすればクラシック音楽を聴いた時に、向こうの世界を垣間見たと感じさせる脳波が出ます

・スピーカーやパワーアンプや DAC にいくら金を掛けても音は良くならない。
音の良さはスピーカーとの視聴距離と、プリアンプによる色付けの仕方と、スピーカーケーブルの長さ(プロケーブル社が言う音の焦点になる長さ)で殆ど決まってしまう。

・スピーカーは すぐ目の前に置いて至近距離で聴くのが一番良い音になる。 スピーカーを何メートルも離して聴く場合には、ガラス窓が割れる位の大音量にしないと良い音にならない。
音の定位とか音場感の為にスピ-カーの位置を mm単位で調整しても
良い音にはならない。部屋の大きさや壁の吸音性と音の良さとは関係しない。それよりスピーカーのすぐ目の前で聴く方が遥かに良い音になる。
18:777 :

2023/07/17 (Mon) 07:29:32

37:盗録難民:2023/07/17(月) 00:24:26 HOST:flh2-133-204-162-160.osk.mesh.ad.jp
HEY GUYS

誤:良い音がわかるのは楽譜が読めない純粋に聴くだけの音楽ファン

正:楽譜が読めるから歌や楽器の演奏が出来、生音を知ることが出来る。
  オデヲで再生された音は既に良い音ではない。
アフオか?!777

COMING SOON。

38:777:2023/07/17(月) 01:28:55 HOST:softbank060101001251.bbtec.net
>>37
楽譜が読めるというのは左脳で言葉として聴いているんだよ。
音楽は右脳で聴かないと芸術作品にならないんだ。

39:777:2023/07/17(月) 01:32:22 HOST:softbank060101001251.bbtec.net
因みに、作曲家は全員アル中で酒を飲まないと作曲できないものなんだ。
酒を飲むと左脳ではなく、右脳で音楽を聴く様になるからね。

40:777:2023/07/17(月) 01:36:00 HOST:softbank060101001251.bbtec.net
>オデヲで再生された音は既に良い音ではない。

オーディオを通すと原音より良い音になるんだよ。
カートリッジでもプリアンプでもケーブルでもスピーカーでも、倍音成分を大量に付け加えるから実際の音より良い音になるんだ。

41:777:2023/07/17(月) 02:29:04 HOST:softbank060101001251.bbtec.net
良いオーディオ機器というのは、入力した音をそれより良い音に変える装置の事だよ。
蓄音機も昔のソナスファーベルのスピーカーもそれ自体が楽器だった。
最近のオーディオはすべて原音再生しかしないから、オーディオに人気がなくなったんだ。

最近の演奏家も楽譜通りにしか演奏しないから音楽に人気がなくなったんだ。
昔のフルトヴェングラーのライブ録音が次々に出ていた時代は音楽もオーディオも凄い熱気だった。
日本の流行歌も1970年代は名曲が次々に生まれていたけど、1990年以降は名曲が一つも出ていない。

今の日本人には良い音や良い音楽というのが どういうものか わからなくなったんだ。


42:777:2023/07/17(月) 10:08:54 HOST:softbank060101009160.bbtec.net
YAMAHA NS-1000M とか B&W, タンノイやJBLのスピーカーを聴いているのは音楽や音が全くわからない人間だけだよ



44:オデヲ両班:2023/07/18(火) 09:58:35 HOST:flh2-133-204-162-160.osk.mesh.ad.jp
HEY GUYS

YAMAHA B&W タンノイやJBL以外に何処のスピカが有る?

COMING SOON。


45:777:2023/07/18(火) 11:58:47 HOST:softbank060087165033.bbtec.net
>YAMAHA B&W タンノイやJBL以外に何処のスピカが有る?

ドイツ QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm


Lowther ユートピア輸入製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html

AUDAX|マロニエオーディオ
http://www.maronieaudio.com/item/spdrv/audax.html

天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html

モニターオーディオ Platinum Series II
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1194.html

German Physiks HRS-130
https://www.taktstock.co.jp/products/german-physiks/hrs-130/
https://www.phileweb.com/news/audio/202206/08/23403.html


G.I.P Laboratory _ Western Electric スピーカーシステムのレプリカ製造・販売
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/964.html

G.I.P Laboratory _ Western Electric 20cm フィックスドエッジ・フィールド型フルレンジスピーカーユニット TA-4189
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/971.html


Supravox/スープラボックス フィールド型スピーカー
http://soundparts.server-shared.com/fieldsupeker.html

プロケーブル社長が激賞している超高能率プロ用スピーカー
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https://procable.jp/etc/ev_tour_x.html

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https://westernlabo.net/?pid=172200166

Western Electric 91B パワーアンプ レプリカ品 2台 [29164]
1,980,000円
https://westernlabo.net/?pid=170955535


EAR 509Ⅱ 管球式モノラルパワーアンプペア 税込2,079,000円
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/ear-509/

EAR V12 管球式プリメインアンプ 税込1,320,000円
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/v12/


真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ KR PX-25「the・ヨーロッパ Ⅲ」390,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=11

真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ PX-4  495,000円
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=161
http://www.cattlea.jp/product/?no=58

真空管アンプ「カトレア」 パワーアンプ VT-52 「薔薇 Ⅲ」 348,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=61


チューブ オーディオ ラボ

ドイツ球 テレフンケンRS289プッシュプルステレオ パワ-アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c29
https://www.arisan58.com/pro_01.html

ドイツ球 テレフンケンRES664Dシングルモノブロック パワ-アンプ
https://www.arisan58.com/pro_04.html


サウンドパーツ
Love Three プッシュプル ステレオアンプ 

出力管は 3種があります

KR製 PX25
Tungsram  E130L
Svetlana EL34WC

Love Threeパワーアンプ/E130L 税送込み480,000円
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html
http://www.soundparts.server-shared.com/prodct.html



56:777:2023/07/18(火) 12:54:55 HOST:softbank060087165033.bbtec.net

プリアンプで今買う価値があるのは

プリアンプ EAR 912 2,640,000円(税込)
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/912/
https://www.ippinkan.com/ear_912.htm
https://kusunoki.jp/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html

プリアンプ EAR868L (ラインのみ) 1,056,000円(税込)
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/868/
https://www.maestrogarage.com/product/347


真空管アンプ「カトレア」

プリアンプ ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」 200,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=64

シンプルバッファーアンプ完成 149,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=80

新しいプリアンプが完成です「アナログ」3A5直熱三極管Ⅱ 302,000円
http://www.cattlea.jp/product/?no=76


山本音響工芸
インレベル専用プリアンプ CA-04 225,000円(税別本体価格)
https://userweb.117.ne.jp/y-s/CA-04-New-jp.html


サウンドパーツ プリアンプ Love Five ライン専用プリ
ノーマルボリューム税送込み 300,000円
<RK501ボリューム付き税送込み 355,000円>
http://soundparts.server-shared.com/index.html


チューブオーディオラボ

シーメンスBi使用のプリアンプ   ・・・2023/07/09~ 【NEW】
https://shinkuukan2.web.fc2.com/2023/08/2023_08.html



60:盗録難民:2023/07/18(火) 13:28:14 HOST:flh2-133-204-162-160.osk.mesh.ad.jp
HEY GUYS

1)雑誌に紹介記事が無いスピカ
2)雑誌等に視聴記事が無いスピカ
3)何処のオデヲ店に売っているのか判らないスピカ
4)輸入代理店がメンテナンスを放棄したスピカ
5)ネットオクションにシュピ~ンされてないスピカ
6)純正補修パーツが入手出来ないスピカ
7)クグっても詳細スペックが判らないスピカ
8)ユ~ザ~が極端に少ないスピカ
    ↑
    論外w
主観を述べてもダメ!。

COMING SOON。



61:777:2023/07/18(火) 13:39:07 HOST:softbank060087165033.bbtec.net

>>45 以下はすべて新品で、販売しているのは、オーディオファイルなら知らない人は一人もいない超有名な店ばかりだよ。


>1)雑誌に紹介記事が無いスピカ
>2)雑誌等に視聴記事が無いスピカ

超有名なアンティーク製品のレプリカの場合は、1950年乃至1980年のオーディオ誌を見れば有名評論家による製品紹介が沢山出てるよ。
アンティーク製品の修理専門店も沢山あるから、壊れてもすぐに直してくれる。


アンティーク・オーディオ機器の修理ができる店 _ ヤフオクで買った中古品の9割は不良品
ttps://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004547

QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
ttps://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004090

魔性の歌姫 Lowther
ttp://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html


今、高CP で大人気の
イギリス モニターオーディオ社 Platinum Series II
ttp://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1194.html  

終のスピーカー ジャーマン・フィジックス Troubadour 40
ttps://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14065123


G.I.P Laboratory _ Western Electric スピーカーシステムのレプリカ製造・販売
ttp://www.asyura2.com/09/revival3/msg/964.html

G.I.P Laboratory _ Western Electric 20cm フィックスドエッジ・フィールド型フルレンジスピーカーユニット TA-4189
ttp://www.asyura2.com/09/revival3/msg/971.html

フランスの音を聴く _ Supravox、AUDAX
ttp://www.asyura2.com/09/revival3/msg/863.html


66:777:2023/07/18(火) 19:14:53 HOST:softbank060079191126.bbtec.net

上のリンクは各スピーカーについてのネット情報を纏めただけで、僕自身の意見は入っていない。
しかし、オーディオファイルの評価はどれも殆ど変わらない。
良いスピーカーは誰が聴いても良いんだ。

YAMAHA NS-1000M とか B&W, タンノイやJBLのスピーカーは、オーディオファイルなら誰が聴いても最低の評価だ。


B&W のスピーカーは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004028

タンノイのスピーカーは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004027

JBL のスピーカーは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004023

ベストセラーになったモニタースピーカー ヤマハ NS-1000M の音は現代でも通用するのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/952.html


https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1689409618/l50
19:777 :

2023/07/17 (Mon) 07:34:20

ドイツの音とは何か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/447.html

ブラームス最晩年のクラリネット曲に秘められたメッセージとは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/434.html

バッハ シャコンヌを聴く
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/438.html

YouTube で聴くシャコンヌの名盤
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/439.html

クラシック音楽 _ 伝説の名演奏家
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/401.html

SP時代の演奏家はこんなに凄かった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009733

モーツァルトは文部省唱歌と同じ様に懐メロとして聴かれている
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14085052



クラシック音楽 _ バロックと古典派の音楽
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009420

クラシック音楽 _ ロマン派の音楽
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009578

クラシック音楽 _ 世紀末の音楽
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009494

クラシック音楽 _ 20世紀の音楽
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14009496

チャイコフスキーとロシア音楽の名曲
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003591



伝説の名ピアニストとその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14024883

オッリ・ムストネンは天才? それとも唯の変人?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118526

美人は得 _ エレーヌ・グリモーがピアノを弾く姿を youtube で見よう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14089026

エレーヌ・グリモー(1969年11月7日 - )ピアニスト
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14010941

イリーナ・メジューエワ _ ロシア美女がピアノを弾くのを youtube で見てみよう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14117648



伝説の名ヴァイオリニストとその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14024913

オランダの美人ヴァイオリニスト ジャニーヌ・ヤンセンの姿を youtube で鑑賞しよう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118030

ヒラリー・ハーン _ 不細工な娘はヴァイオリニストにしよう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118440

キム・カシュカシャンのヴィオラの名演を youtube で聴こう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118599



伝説の弦楽四重奏団とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14025882

ハーゲン弦楽四重奏団 _ ドイツの音楽はドイツ人にしか弾けない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118473



室内オーケストラの名指揮者とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14025868



フルオーケストラの名指揮者とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14024933

パーヴォ・ヤルヴィはアメリカの指揮者?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118602




音楽は女性ヴォーカル以外は必要ない
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/199.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/575.html  

シルヴィア・マクネアーの艶やかな歌を youtube で聴こう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118206


▲△▽▼


最高の音を一番安く手に入れる方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003094

クラシックに向くスピーカー、ジャズに向くスピーカー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14104540

原音再生すると音の官能性が消える
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14083149

この世のものとも思えない音を出すにはどういうオーディオ機器が必要か
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030753

音楽はこういう部屋で聴きたい
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html




マランツ #7 伝説の音の秘密
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004544

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004392

アンプを真空管の音にしたければ「カトレア」のバッファアンプを通せばよい
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073822

QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004090

プロケーブル社長の言っていた事が本当だった _ オーディオの基本と鬼門・その真実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004014


20:777 :

2023/07/18 (Tue) 12:23:08

uuuい
21:777 :

2023/07/21 (Fri) 19:01:11

485 :777 :2023/07/21(金) 18:50:49 HOST:softbank060079178202.bbtec.net
オーディオ懐古録掲示板の住人は殆どが、オーディオ店従業員とか自作マニアなので、物の見方が一般の音楽ファンとは全く違うのですね。

オーディオ関係者やオーディオマニアの好きな音と一般の音楽ファンの好きな音は正反対なんです。
音楽ファンは周波数特性とか、低音が出るとか、定位とか、音場感はどうでもいいですからね。
音楽ファンがいいと思うのは手廻し蓄音機みたいな音です。


486 :777 :2023/07/21(金) 18:54:57 HOST:softbank060079178202.bbtec.net
過去のスピーカーを、音楽ファンがいいと思う順にランキングすると

1.HMV、EMG の蓄音機
2.STAX ELS-8Xコンデンサースピーカー
3.QUAD ESL57
4.QUAD ESL63
5.Goodmans Axiom80 オリジナル
6.ロンドンウェスタンの系統のグッドマン、ワーフェデール、ローサー、パルメコ、ヴァイタボックス
7.デッカ・デコラ
8.タンノイ モニターブラック・モニターシルバー
9.ASHIDAVOX 6P-HF1
10.ソナスファベール ガルネリ・オマージュ、初代エレクタ・アマトール(1988)
11.スペンドール BCⅡ・KEFLS5/1A・セレッション Ditton 25 等のセレッションのツイーター HF1300 を使ったスピーカー

https://jbbs.shitaraba.net/music/11602/#1
22:777 :

2023/07/24 (Mon) 07:15:49

Mr.トレイルのオーディオ回り道
出てくる音や表現力はシステムの総合力
2023年07月23日

そのシステムで出ている「音」や「表現力」は、システム全体の総合力で有る。一般の方には理解できない部分が有る。「音」や「表現力」(音質)はどの様に決まるのか?

1)機器の性能(アンプ・SPユニット他)及び組み合わせ技術
2)使っているケーブル類のグレード
3)SPのセッティング技術
4)機器内のパーツ類(ヒューズ・RCAソケット・RCAプラグ・SP端子他)
5)部屋の広さや強度・材質
6)その他(アセンブリー技術・オーナーのスキル等)

だろうと思う。

1)については、例として38㎝クラスのウーハーと20㎝クラスのフルレンジでは、「空気を振動させる面積」が大きく違う。2インチスロートと1インチスロートのコンプレッションドライバーでは、エネルギー感が全く異なる等。

2)については、すべてのケーブルと接続ソケットとプラグの材質を揃えて初めて比較が出来る。1)と2)が絡み合っているが、システムで使っている全ての機器が「グランドライン」で繋がっている・・・事を理解する事が大切。一般の方では理解不能な事だろう。アンプ内配線では一番弱い部分がその音を決めている。たった1本の配線材の質が悪いと、その配線材の音がシステム全体の音として出て来る。

3)スピーカーをセッティングするには「自然の原理」に合わせる事。不自然な(自然の原理に反した)セッティングの場合、余計な癖が出て来る。

4)機器の中には「電気の伝送」と云う観点で疑問を持つ様なパーツが使われている。「音」は非常に微妙な感性が必要になる。単純に電気が流れれば良いと云うものではない。

5)部屋の影響は特に振動板の面積の小さいシステムが受けやすい。20cmウーハーやフルレンジユニットを使ったシステムは、「部屋内の反響音」を利用して音作りして有る。その様なシステムを100畳の部屋で鳴らしたら、寂しい音になる。大型システムでも部屋の広さでサウンドは変わる。振動板の面積やエネルギー量で鳴らせる適量が有る。また、出来るだけデッドな部屋で鳴らした方が、そのシステムの素の音を聴くことが出来る。反響音はうまく利用した方が良いが、ユニットの素の音を磨いていった方が近道である。

6)最後はリスナーの好みとスキルで決まって来る。システム全体のバランスと種種のスキルの統合で総合力が出て来る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/18dac852703ab71fb141ad2df97aaa28
23:777 :

2023/07/24 (Mon) 13:21:17

Mr.トレイルのオーディオ回り道
オーディオ道楽も突き詰めていけば・・・
2023年07月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00d9db935cbe3f67fbc15acea9b1700c


先日のRCA箱 Wフロントロードシステムも併せて、「JBL3大ホーンシステム」を作りました。古き良き時代のオールドユニットを使って、「JBLらしくない」サウンドにしています。どのシステムも「音響ユニット」としてのJBLの「潜在力」を引き出す様にしています。一番の仕上がりは「オリンパスシステム」です。ただ他のシステムも「オンリーワンの世界」を表現していますので、優劣はつけがたいです。好みの範疇に入ると思います。



毎日鳴らして使っています。1週間に1回くらいの使用頻度では「現状維持」出来ません。毎日鳴らしてやってこそ「音質」は維持できるものと思っています。2つのメインシステムは当方自作のNo1ケーブルで統一しています。電源トランス内配線、電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブル、SPユニット間配線もすべてNo1グレードにしています。一般の方には理解できない太さと材質(銀線)です。



こちらのサブシステムも夜中に2~3時間とついつい聴いてしまいます。こちらはNo2グレード(銀線)のケーブルで揃えたいと思っていますが、現状はSPケーブルのみがNo3グレードです。SP箱内配線もNo2グレードです。質感はメインシステムに比べると、中音域がコーン型の中で出ているので、コンプレッシャーユニット(ホーン型)には及びません。LE8TもD208も「音のバランス」が良いので違和感はないです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00d9db935cbe3f67fbc15acea9b1700c
24:777 :

2023/07/25 (Tue) 18:08:54

「音楽&オーディオ」の小部屋
「色気のある音」を求めて
2023年07月21日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f924c83ca437801ecff3f5fcc30770a9

ブログを創るときにいつも「タイトル」をどうしようかと思い悩むが、今回は「失われた時を求めて」(プルースト)をもじって、「色気のある音を求めて」。

文学的な香りは皆無ですけどね~(笑)。

さて、おそらく前々回のオーディオ記事「突然やってきたバラ色の日々」の内容に「半信半疑」の人が多いのではないかと推察している。

「プリアンプに使っているコンデンサーをマイカ(雲母)に代えたくらいでそんなに変わるんかいな? だいたいこの人の記事はいつもオーバー気味だし眉唾物なんだよな~!」

アハハ、当然の反応です。人間はそのくらい懐疑的な見方をする方が正常だと思いますよ(笑)。

ところが・・、それがほんとうの話なんですよねえ。もちろん自分の感覚の範囲内での話ですけどね。

改めてシステムにおけるプリアンプの威力を思い知ったわけだが、そういえば、空前絶後の名器とされるプリアンプ「マランツ7」のオリジナルに近い完動品が今でも200万円近い価格で取引されているのも「むべなるかな」~。

で、これまで使っていたコンデンンサーは某有名ブランドの「フィルム・コンデンサー」でペアで2万円の代物だから一応「高級」ランクに属すると思う。

で、マイカに代えてからの音の違いといえば比較試聴して初めて分かったが、主に高音域に顕著な違いが見られて、前者の場合は解像力に不足はないもののやや人工的な響きで素っ気ない印象を受ける・・、で、マイカの場合はしっとりと潤いを帯びつつ、独特の光沢というか艶があってそこはかとない「色気」が漂ってくる。

それはもう年甲斐もなく「振るいつきたくなる」ほどのレベル~(笑)。

結局、50年以上オーディオに打ち込んできたが、気に入った音質の落ち着く先といえば、人間の情感に切々と訴えかけてくる「色気の有無」になるんじゃないかな~。

「色気」という俗な言葉をあまり使いたくないのだが、どうも適当な言葉が思い浮かばない・・、許してね(笑)。

さて、こういう変化を目(ま)の当たりにすると、ず~っと出番のないスピーカーについ「食指」が動く。

英国の名門「モニター・オーディオ」が誇る「プラチナム・シリーズ」に属する「PLー100」の登場です。

お値段を持ち出すのはけっして本意ではないが(笑)、発売当時の定価は「50万円」で、それを3年ほど前にオークションで手に入れたものだが落札価格はヒ・ミ・ツ。

このブログは「オヤジの無事の便り」として、娘が読んでいる可能性が高いので母親に注進されると、ちょっと拙い(笑)。

しかも、たまたま今日(21日)から娘と落ち合って「宝塚観劇」(二泊三日)に行く予定だからまことにタイミングが悪い。

で、このSPはクロスオーバーが「2800」ヘルツで、画像でお分かりの通り「リボン型」(2800ヘルツ以上)となっている。

「リボン型」の音は大好きで、デッカの「リボン・ツィーター」を溺愛していることもあってすぐに飛び付いたというわけだが、実際に聴いてみると、最高音域への伸びとか透明感ににちょっと不満を感じて、なかなか出番がなく「髀肉之嘆」(ひにくのたん)をかこっていたが、そのうち環境が変われば本領を発揮するはずと、ず~っと辛抱強く待っていた。

オーディオは機が熟するのをじっと待つ忍耐力が必要ですぞと、偉そうに言いたいところだが、「小ぶり」なので置き場所に困らなかったことがいちばん大きい(笑)。

さあ、プリアンプの高音域が様変わりしたので、「PL-100」も生まれ変わるかもしれないという期待と不安でワクワク、ドキドキ~。

ただし、この近代的なSPは高出力の「TRアンプ」による駆動を想定しているみたいで能率は「88db」と低い・・、で、かなりパワーのある真空管アンプが必要だ。

そこで、いろいろ試行錯誤をした挙句、最終的には次のとおりとなった。

以下、いささかくどくて専門的かもしれないが・・。

DAC「Aー22」(GUSTARD)から、2系統の音を出す。(RCA端子とバランス端子を利用)

(バランス端子)

プリアンプ(マランツ7型) → パワーアンプ「6AR6シングル」(三極管接続)

前段管はこれまで補助アダプターを使ってミニチュア管を挿していたが、今回は明らかにオリジナル仕様の「6SL7=ECC35=CV569」(STC:左端)がいちばんよかった。

(RCA端子)

プリアンプ「マイカ内蔵型」 → 「6A3シングル」

先日の試聴会で使った「175ドライバー」(JBL)ですっかり味を占めたので再び「6A3」の出番。

そして、この組み合わせで筆舌に尽くしがたいサウンドが生まれた!

こんな小さなユニットからこんな低音が出るのかと驚くほどの豊かな響きが迸り出て、もちろん、サブウーファーなんかお呼びではない!

そして、肝心の2800ヘルツ以上が素晴らしかった。ヴァイオリンを始め、管楽器やボーカルの生々しさに度肝を抜かれた。

小型SPならではの音像定位のシャープさは言うに及ばずで、これだからオーディオは止められない!

これは我が家でいちばん「バランスの取れた音」かもしれないなあ・・。

自画自賛が果てしなく続きそうなので、この辺で打ち切った方が良さそうだね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f924c83ca437801ecff3f5fcc30770a9


憎たらしくて、そして、ありがたい存在
2023年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ba968a2979abff612db4031d2d2ffaf8

このところ、例のマイカ・コンデンンサー騒動で「いいな、いいな・・」が続いているが、こういう自己満足に浸るときというのはこれまでの経験からみて危険がいっぱいで「落とし穴」にハマることが多い。

いわば「停滞」という「落とし穴」・・(笑)。

オーディオは自分さえ良ければ、他人がどうこう言おうと耳を貸す必要がない趣味だが、やはり「唯我独尊」だとねえ・・。

で、久しぶりに近隣にお住いのオーディオ仲間「Y」さんの率直なご意見をお伺いすることにした。

フルート奏者として日頃から「生の音」に親しまれているので、音質に対する鋭い指摘に舌を巻くことがしばしばである。

「どうです、いい音でしょうが・・」と自慢気な気持ちで聴いていただくときに限って、容赦ない舌鋒のもとに自負心が木っ端微塵に打ち砕かれてしまうので、憎たらしいというか、ありがたいというか・・、ゆめゆめ油断できない存在だ(笑)。

今回もいささか身構えながら「(プリアンプに)マイカコンデンサー取り付け後」の音を聴いてもらった。

登場したスピーカーは次のとおり。

聴いた順番に挙げると、

1 AXIOM80(復刻版) 2 AXIOM80(オリジナル版) 3 PL100(英国:モニターオーディオ) 4 JBL「2ウェイシステム」

実はこれ以外にも、よく聴いているシステムがあって、それは「ウェストミンスター(フルレンジ)+デッカのリボンツィーター」の大型システムで、音質なんか気にせず長時間ゆったりと安心して音楽に浸れるところが気に入っているのだが、明らかにYさん好みではないので端(はな)から除外している。

いわば、これが「本妻」にあたりあとは「妾」のような存在といっていいが、「妻妾同居」は多彩な変化があってとにかく楽しい(笑)。

そして、駆動したアンプは「フルレンジ」あるいは「高音域部分」はYさんのたってのご希望で「6AR6シングル」(三極管接続)を、そして低音域部分は「371Aプッシュプル」をあてがった。

で、スピーカーは最初から先手を打って「AXIOM80」(以下「80」)聴いてもらった。

「復刻版はやや神経質というか響きが足りないように思います。その点、オリジナル版はさすがに響きが豊かです。やっぱり真打ですね。ただし、ユニットを容れてる箱のせいかもしれませんが・・」

たしかに・・、1軒の家に「80」が2セットも要らないよなあ、と復刻版の存在意義に疑問符が灯ったので後日の課題としておこう。

それはひとまず置いといて、敏感な「80」なのでこの際とばかりSPケーブルを「ウェスタン製の単線」「銀製の単線」「LANコード」(東海地方のTさん作成)の3種類を付け替えて比較試聴したところ「LANコードがいちばん自然な響きですね」

次に、聴いていただいたのが「PL100」だ。

フルレンジ主義者のYさんにとって「クロスオーバーが2800ヘルツ」のシステムなんて不倶戴天の仇みたいなものだが、以前聴いていただいた時も散々の酷評だったが、今回は様変わりしたので驚いた。

「凄くいいですね、リボンツィーターの音が映えてます。これはAXIOM80に匹敵する音ですよ! Kというオーディオ評論家がレイ・オーディオの大型システムからPL100に代えたというのも頷けますよ」。

これも、ひとえに「マイカコンデンンサーのおかげかな」(笑)。

そして、お帰り際にJBLの「2ウェイシステム」でジャズを聴いていただいたところ、これが想定外の大喜び~。

「スカッとした屈託のない音で、聴いてて楽しくなる音ですね。よくもまあ、175ドライバーをここまで調教しましたね・・、やはり擦る音は別にして叩く音はJBLの独壇場ですね」

計3時間ほどの試聴だったが、この日は万事順調だったので、いやあ、メデタシ、メデタシ・・。

最初から謙虚な姿勢で臨んだのがよかったのかな(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ba968a2979abff612db4031d2d2ffaf8
25:777 :

2023/08/03 (Thu) 19:22:04

ああt
26:777 :

2023/08/05 (Sat) 21:53:28

サウンドパーツ
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html

伝説的マランツ7/マッキンC22は、1950年代当時は国内に匹敵するプリが無かったことから
信仰的に今も支持されますが、実はフォノ入力から出力まで6つもの結合コンデンサーを通り
さらに音の劣化が避けられない「カソードフォロワー」という回路を2度も通過します

たとえば透き通ったガラスも6枚重ねると幾ら透明でもその存在は明らかで、ベールで覆われたように透明度は損なわれます
これらに採用されるNFB型フォノイコライザーは生産性・コスト重視、微細な表現力では劣ります
歌手や楽器は横一列に並んでいる印象で『サシスセソ』が強め‥リスナーはそれをフツーだと思っています
著名ではあっても音質面で<標準プリ>というほどのものではありません

もっと残念なのは信号系の重用なコンデンサーが日本固有の湿気が原因で劣化や数値変化があり
オリジナル部品にコダワルとレコ―ド再生では低域が十分出ず、真空管の動作もやや狂っています
それらは40年以上前から知られているのですがビジネスとして不都合ゆえに『名機』扱いされています
レコ―ド盤に入っている情報は7割も再現されていないと言えるでしょう

ビンテージアンプのメンテを多く心がけ
WE・Westrex・Telefunken・Klangufilmのラインアンプの復刻を多数扱ってきたサウンドパーツが
創業当初から最も力を注いできたのがオーディオ再生で最も重要なプリアンプです

多くの試作を重ね名職人の手になるラインアウトトランスを開発、半導体を含めどんなパワーアンプにも接続できます
最も重視するアナログ再生では極めて劣化が少なく豊富な情報量を誇る『LCR型イコライザー』を標準で搭載
WE618Bライントランスに学んで多くの試作を重ねたMCトランスはアナログ盤の持つ多大な情報を逃しません
「音質に責任を持ちたい」との想いからMCトランスをも内蔵する多くのノーハウを詰め込む異例のプリとなりました
真空管アンプでは稀少な正規バランス入力だけでなく
出力もXLRバランス/RCAアンバランス出力を備えています
世界でも他に例が無い多機能と情報ロスの無さで歴代750台を超える実績があります
ほとんどのオーナーがずっとご愛用になっています


ところで
音声の収録から再生に莫大な投資をしたのはトーキー黎明期のWEやKlangfilm 社などです
Western Electric社が12Aホーンの試作300台につぎ込んだ金額は当時の日本の国家予算…と言う逸話があるくらいです
その根本は徹底した『試聴重視』…俳優の声や名演奏の生々しい再現のための機器開発に腐心のアトが見えます
俳優から「私の声じゃない」・ミュージシャンから「俺の音じゃない」と言われたら「失格」です
「ヒアリング重視」は今もAUDIOの原点
<音楽が好きなヒト>が作った製品を信じて欲しいと思います

サウンドパーツも創業から10年ほどはマランツ・マッキン・WE等の機器を多数扱い、そのメンテでは多くを学びました
1950~60年ビンテージ期のAUDIO製品には独特の魅力はありますが
コト音質と言うことになると映画時代の機材の方が遥かにナマナマしいのです

でもそれはフツーの音楽ファンには別の世界、仮に入手してもそのまま使えるシロモノではありません
一方、真空管オーディオは50年代から70年を経た今も大きな進歩はありません
つまり多くの真空管アンプは50年代オーディオ黎明期の回路をそのまま真似し
安いコストで音質に関する研究などせずに外観だけを新しく見せて売っています
ただ…

映画界のアンプ等に範を得ると言っても、それらの機器を礼賛し骨董的高価格で売るビジネスはやりたくありません
それらは今となっては古すぎ・ナローレンジでウルサイだけの駄物も一杯存在します。
当然、現代は1950年代よりも遥かに<伝達係数的>に優秀で信頼度も高く音の良いものも一杯在ります
中でも最も大きな変化はパワーアンプの出力トランスで今のものがハッキリ優れています

サウンドパーツは映画全盛時代の音に学んでモノつくりをしています
それは<俳優の声と演奏家の楽器の音色>の再現に涙ぐましい努力と投資をしていたからです
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html
27:777 :

2023/08/05 (Sat) 22:00:48

最近、

壊れたコンデンサスピーカー高価買取・下取・修理します!
https://www.kaitori.audio/condenserloudspeaker

で QUAD ESL57 の中古品を買って、

真空管アンプ「カトレア」
http://cattlea.jp/news/info.php?id=161

で PX4 のシングルアンプも作って貰ったのですが、プリアンプを使わないと全然いい音になりません。


パワーアンプを高級品にするよりスピーカーケーブルの長さを調整したり、パラゴン同様 スピーカーのすぐ前でヘッドフォン的に聴いた方が音が良くなるのがわかりました。 プロケーブル社の焦点の話は事実でした。

しかしそれでも、昔マランツ7C を使って ESL63 を聴いていた時みたいな この世のものとは思えない音色にはなりません。

マランツ7C を間に入れた ESL63 もスピーカーのすぐそばで聴くと ESL57 より遥かに良い音 でした。

因みに、ESL63 も ESL57 も正三角形の頂点で聴いたり、GRFのある部屋さんで薦めている平行法とか対向に置くより、スピーカーとの距離ゼロでニアフィールドリスニングした方が遥かに良い音になりました。

おそらく、オーディオの音はプリアンプとスピーカーケーブルの長さとスピーカーとの視聴距離で殆ど決まってしまうのでしょうね。


▲△▽▼


因みに、QUAD ESL57 はインピーダンスも能率も非常に高いので、15Ωにも対応できる真空管アンプなら出力 4Wのアンプでも大音量が出て、低音も 40Hzまで鳴ります。
但し、QUAD606 の様な 8Ω専用のアンプでは低音が全く出なくなります。


「40ヘルツの低音」・・。

人間の可聴帯域は周知のとおり「20~2万ヘルツ」とされているが、40ヘルツという「かなりの低音」を出せるシステムの割合はどのくらいかという話。

おそらく「二つのシステムに一つくらい」の5割程度じゃないかな~。ちなみに我が家の「AXIOM80」の場合、単独では到底無理である。

そして、これが30ヘルツあたりまでになると、ぐっと下がって「五つに一つ」の2割程度になり、さらには20ヘルツとなると「百に一つ」の1%ぐらいになるというのが自分の大まかな見立てである。

つまり、満足できる高音域を出すよりも十全な低音域を出す方がはるかに難しい、それはいわば「血(お金)と汗と涙」に如実に比例するというのが、50年以上にわたる拙い経験の偽らざる感想である。

ちなみに、我が家のウェストミンスターの低音はせいぜい30ヘルツあたりまで伸びていれば上出来という感じ、かな~。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


QUAD ESL63 はインピーダンス 8Ω、出力音圧レベル 86dB/W/m なので、出力 15W 以上の真空管アンプが必要です。


▲△▽▼


ESL63・ESL57 のリスニングポジションについては色々な見当外れの設置法が拡散されていますが、目の前、至近距離に置いて、かぶりつきでヘッドフォン的に聴かないと音からオーラが消えてしまいます。


1. ESL63 をモニタースピーカーとして使う場合の設置法、音楽を愉しむのには使えない

ESL63 のリスニングポジションは本来は二等辺三角形ではなく正三角形に設置して内向きに振るのがメーカー指定の聴き方です。

リスニングポジションとスピーカーを正三角形の位置になるようにし
かなり内振りにして、リスナーの耳辺りを狙う感じにセットする。
リスニング姿勢は、椅子に座って俯瞰するよりも、カーペットに座った状態が良い

スピーカーの面積が大きいので、2枚の衝立の目の前に座るような感じだ。
そして、再生すると、2本のスピーカーの間に音像が立ち並ぶ感じになる。
微少信号が極めて正確に再現されるので、ステージかぶり付きで聴いている聴衆の感じになって、雰囲気が最高に味わえる。
音像は極めてホログラフィックで、ボーカルは自然な口、人肌の感じが素晴らしい。
音が詰まった感じになるときは、微妙にリスニングポジションを前後にずらし、
またスピーカーの内振りの角度を微調整すると、抜けのよい良い音になる。
https://vt52.blogspot.com/2008/09/quad-esl-63-pro.html



2. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 1

平面波が出るESL57は平行配置が原則です。
ディレー回路内蔵のESL63は内振り、出来れば45度も可能ですが、57は厳密に平行法で使うのが、良い結果を生みます。これはほとんどの方が、試されていません。

そして、SPから3〜4メートルぐらい離れて聴くと、音が波打ち際にいるようにどんどんと押し寄せてきます。
https://tannoy.exblog.jp/13780879/
https://tannoy.exblog.jp/13799252/



3. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 2

ESL57を対向に置くと三次元的なホログラフィな音が出る
https://tannoy.exblog.jp/26492781/


△▽


ESL63・ESL57 の正しい聴き方

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングを ESL63・ESL57で」・・

が基本になります。


ESL63・ESL57 の聴き方は やはり鳴らすのが極端に難しい JBLパラゴンに準じます。

長年オーディオ誌を読んでパラゴンを使っている人の記事を読むと、私だけではなくて狭い部屋で使っている人が多かった。

ニアフィールドというのなら、古今東西パラゴンを最右翼にあげなくてはならない。なにせスピーカーとの距離がゼロセンチでも聴けるスピーカーなんてパラゴンを置いて他にはなかなか見あたらない。

パラゴンの使い方は様々な使い方があるけれど、前面の音響パネルにピタリと額を付けて聴くという人もいるのだ。故瀬川氏の報告によれば、その方のパラゴンには前面音響放射パネルに額の油染みが出来ているという。 これを読んだフクロウさんは、なにやら魑魅魍魎が跋扈する不気味なパラゴンの世界を覗き見た思いがしたものだ。

それにしても強力な375(376)ドライバーによる中音ホーンでダイレクトに鼓膜を振動させるのであるから、なんと過激な聴き方であろうか。でも、麻薬みたいなもので、これは病み付きになるのかも知れない

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングをパラゴンで」・・

ウ、これは危ないな。

※そこまで過激にならなくても、フクロウさんのパラゴンのベストリスニングポジションを計ったら145センチだった。床面から耳の位置までの高さは90センチである。そんなに都合の良い椅子など存在しないから、家具作りが得意なフクロウさんの自作である。私の場合、自分にパラゴンを合わせる事は諦めて、私がパラゴンに合わせるようにしたのです。その結果が専用椅子作製となった訳だ。

なお、パラゴンを高いステージに乗せるというのはパラゴン使いなら誰でも考えつくのだが、私の場合は見事にパラゴン嬢にはねつけられた。素人の妻でさえ、台に乗せたら随分ひどい音になった、と言ったのだから、その酷さは並大抵のものではなかった。

よく喫茶店とか、公共の場等では台の上に乗せて鳴らしているパラゴンを写真で見るのだけれど、あの状態でマトモな音になっているのだろうかと不思議だ。店だから単なるBGM的な使い方でも良いのか?。

憑かれたようにSPに額を密着させて聞くという人には及ばないけれど、私は8畳間前方壁からの距離が140センチほどの場所で聞く。私も、かなりのニアフィールドリスニングだと思います。これは部屋の四隅に置かれたサラウンドSPとの兼ね合いのせいですから、通常の2チャンネルステレオとしてパラゴンを聴くのなら、さらに近接位置になるでしょう。

また、SPの50センチ前であぐらをかいて座って聴くボーカルもまた麻薬的効能があります。

従って店ではなくて個人所有のパラゴン使いの方々の大多数は、近接位置で聴いていると思います。こうすることで最新のモニターSPに負けない解像度の高い音が聴ける。パラゴンから一メートル以内に近づいて、その悪魔的魅力の美音をじっくりと聞いたことがない人は、パラゴンを聴いたことにはなりません。

パラゴンというスピーカーは巨大な外観と裏腹に、ニアフィールドリスニングにより威力を発揮する類希なSPなのです。


△▽


パラゴンはどんな狭い部屋でも前面の音響パネルから至近距離で聴けばいい音になります。 ヴァイオリンを狭い部屋で弾くのと同じですね。
パラゴンは元々センタースピーカーとして設計されたので、ステレオ感とか位相とか定位とか周波数特性は完全に無視しているのですね。


Whistle Stop Cafe Ⅱ パラゴン 5 2018-02-25
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500257119.html

前回 「理論的には部屋のどの位置で聴いてもバランスのとれたステレオ再生が可能になるというのが、ステレオ時代に誕生したパラゴンのセールスポイントで、究極のステレオ再生専用装置なる評価が与えられた」と記したが、

パラゴンは友人宅で聴いた際、聴取場所を変えて座ったり、立ってみたり、寝転んでみたり、行儀の悪い格好で試し聴きしてみた。

左右のスピーカー2本の時よりは、首を動かしても音像が移動しない、しかし、リフレクターから遠く離れたり、極度に左右どちらかへ移動した場合はやはり、バランスのとれたステレオ再生にはほど遠い事が分かった。

故・岩崎千明氏が生前直接語ってくれたパラゴンの聴き方の中で、パラゴンはなるべくスピーカーに近づいてあの湾曲した反射板と「にらめっこ」して聴くのが最良であると。

それを確かめる為に、やはり友人宅のパラゴンで持参したジャズのレコードで
リフレクターから2m位の位置から徐々に近づいていき、目の前は木目しか見えない状態になった時こそ、ステレオ再生のバランスと生のような臨場感を体感できる事への確証をもったのだ。

メトロゴンも同じだが、ステレオ音像のバランスやリアルなジャズ再生となれば
あのリフレクターにどんどん近づいていってしまう。結果、岩崎氏の言うように、
パラゴンの真ん前で正座し「にらめっこ」して聴くのが私もベストと思う。


▲△▽▼


音の定位とか音場感、ホールトーンの完璧な再現をしても良い音にはならない

音楽ファンは、ウィーンのムジークフェラインザールの客席で聴くより、演奏者のすぐ前で聴きたい。
スピーカーを視聴位置から遠く離してコンサートホールの音を再現するより、スピーカーをすぐ目の前に置いて至近距離で聴く方が良い音になる。



2012.12.13
やはり、ヨーロッパの装置で聴けるクラシックというのは、アメリカの装置で聴くクラシックとは何かが違っている。ほとんど苦労しないで、ちゃんとクラシックが聴けるというところで、最初から全くレベルが違う。

アメリカ製品を使い始めて、濃厚な感じにどっぷりと嵌ってきたので、久々にこういう音を聴くと、こっちも必要だと思うようになった。

最初はちょっと物足りない感じがしたが、次第にこの方が正しいのじゃないか?と思い始めた。

前に、ムジークフェラインの1階のど真ん中で聴いたときに、ずいぶんと物足りなさを感じた。

ああ、実際は、こんな音だったんだ・・・と思ったのを覚えている。

どこから音がとんできているのか、さっぱりわからないくらいに、音がブレンドされまくっていて、その響きがまさにムジークフェラインのホールの特質というか、美点というのか、だろう。

オーディオで聴くような、セパレーションの良い音なんて、全くのウソっぱちだった。

じゃー、アメリカの音響製品は、ウソっぽいのか?ということになる。

デフォルメされた音、メリハリのきいた音は、面白くないかというと、ものすごく面白く感じるわけで、実際の音に迫る必要がないというところに立てば、全くのエンターテイメントであっていいわけで。

そこらへんは、マッキンアンプは実に上手いと思う。
家庭での音楽の楽しみ方というものを、実に上手く提示してくれる。
それは全くのウソっぱちの音だとしても。
http://blogs.yahoo.co.jp/gonta4350a/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=2


オーディオは部屋が一番大事だとか、スピーカーの配置は1mm単位で調整しなければいけない、とかいうのはすべて妄想です。
38cmウーハーのスピーカーを家庭の居間に置くとおかしな音になるのは事実ですが、20cmウーハーのスピーカーなら部屋の影響は全くありません。
基本的にスピーカーは至近距離で、スピーカーのすぐ前で聴くのが一番良い音になります。


▲△▽▼


オーディオ関係者やオーディオマニアの好きな音と一般の音楽ファンの好きな音は正反対です。
音楽ファンは周波数特性とか、低音が出るとか、定位とか、音場感はどうでもいいですからね。
音楽ファンがいいと思うのは手廻し蓄音機みたいな音です。


過去のスピーカーを、音楽ファンがいいと思う順にランキングすると

1.HMV、EMG の蓄音機
2.スタックス ELS-8Xコンデンサースピーカー(日本製)
3.QUAD ESL57
4.QUAD ESL63
5.グッドマンズ Axiom80 オリジナル
6.ロンドンウェスタンの系統のグッドマン、ワーフェデール、ローサー、パルメコ、ヴァイタボックス
7.デッカ・デコラ
8.ソナスファベール ガルネリ・オマージュ、初代エレクタ・アマトール(1988)
9.ジョーダン・ワッツ ステレオラ
10.ウェスタン・エレクトリック WE755A
11.タンノイ モニターシルバーが入った TANNOY ⅢLZ
12.アシダボックス 6P-HF1、8P-HF1 (日本製)
13.スペンドール BCⅡ、KEF LS5/1A、セレッション Ditton 25 等のセレッションのツイーター HF1300 を使ったスピーカー
14.ハーベス 初代 HLコンパクト


▲△▽▼


詳細は

良い音とはどういう音の事か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14119056

QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004090

クラシックに向くスピーカー、ジャズに向くスピーカー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14104540

最高の音を一番安く手に入れる方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14003094

原音再生すると音の官能性が消える
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14083149

この世のものとも思えない音を出すにはどういうオーディオ機器が必要か
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030753

音楽はこういう部屋で聴きたい
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html

▲△▽▼

youtube 動画 を DAコンバーター無しでパソコンからアンプに直接繋いで聴くならこのケーブル

iPhone/パソコン用ベルデン88760 ラインケーブルの王者 BELDEN(8412の現代バージョン)
https://procable.jp/ipod/ipod_88760.html  

PCオーディオはオンボードで十分 USB DACは不要
アンプとはこんなケーブルでつなぐだけ

因みに、ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます:

ウェブブラウザは 広告が出ない Brave を使おう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14131432

▲△▽▼

YouTube・ニコニコ動画の動画を安全にダウンロードする方法


「YouTube」の動画を安全にダウンロードする方法について
https://www.japan-secure.com/entry/blog-entry-459.html

「Youtube」の動画を連続再生する方法
https://www.japan-secure.com/entry/site_that_the_video_of_youtube_can_be_continuous_playback.html

「ニコニコ動画」を安全にダウンロードする方法
https://www.japan-secure.com/entry/how_to_download_on_nicovideo.html

「FC2動画」を安全にダウンロードする方法
https://www.japan-secure.com/entry/blog-entry-490.html

「Pandora TV」の動画を安全にダウンロードする方法
https://www.japan-secure.com/entry/how_to_download_on_pandora_tv.html

動画サイトで「HTML5」の動画を再生できない場合の対策方法
https://www.japan-secure.com/entry/measures_method-in_the_case_where_in_the_video-sharing_site_can_not_play_video.html

「Dailymotion」の動画を安全にダウンロードする方法
https://www.japan-secure.com/entry/how_to_download_videos_of_dailymotion.html


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最新の外部 USB-DAC のお薦め製品

S.M.S.L D2R D/Aコンバーター _ ROHM フラッグシップ DAC 「BD34301EKV」搭載
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16833800


参考 DAC

Gustard R26 _ ディスクリートR2RデスクトップDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14080112

GUSTARD DAC-A26 _ 旭化成 AK4191+AK4499EX搭載のDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14064243

DACチップはESSか旭化成か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14028830



外部 USB-DACを使って youtube の音楽を聴く方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14071646

パソコンとDAコンバーターの間にDDコンバーターと外部クロックを入れた方がいいか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029056

50万円の同軸デジタルケーブルより 3400円のべルデン1506Aの方が上であった!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073666

USB-DAC をパソコンと繋ぐにはどんな USBケーブルを使えばいいのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14074375

Innocent Key 最新 DAコンバーターのレビュー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073790


DAC,ヘッドフォンのレビュー

kanata|note
https://note.com/kanatanooto

kanataの記事一覧|note(ノート)
https://note.com/kanatanooto/all

kanata (@Thinking_Audio) / Twitter
https://twitter.com/Thinking_Audio


28:777 :

2023/08/08 (Tue) 00:09:02

Mr.トレイルのオーディオ回り道
何故JBLのユニットに拘るか?
2023年08月07日 | ピュアオーディオ


私はJBLのユニットに拘って使っています。理由は「優秀」だからです。例え20㎝のユニットでもJBLを使いたい。


1972~1975年当時は日本のオーディオ業界が高度成長時代で、 1980年代後半まで続きました。当時はオーディオショップが沢山あって、各メーカーの同クラスのスピーカーを聴き比べ出来る様になっていた。その中で、国産メーカーのスピーカーを聴いた後で、JBLのスピーカーを聴くと「エネルギー感」が全く違うのでした。JBL#L-200スタジオマスターの音を聴いた時には本当にびっくりしました。「本当のシンバルが鳴っている様だ」と感心したものです。

海外メーカー製として、タンノイやALTEC等も聴きましたが、それぞれに良い所が有って、国産スピーカーからは出ない音が有る事を知りましたが、「JBLでクラシック」をあえて選びました。当時は「JBLでJAZZ」が一般的でしたが、「モニター的にどんな曲も聴きたい」と考えたからです。以後もJBLをメインユニットとして使って今日に至ります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9462779fa37c66acd5032f449c5b8dfb
29:777 :

2023/09/12 (Tue) 15:09:07

Mr.トレイルのオーディオ回り道

WE101Dppパワーアンプを使うと次元の違うサウンドになる
2023年09月11日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/146948b2421ad9d7740af0bccfdd6159


自宅2階のサブシステム(お休みセット)を毎日楽しんでいますが、時々は眠っているアンプも動作確認をして見たくなります。

床面に眠らせていたWE101Dppパワーアンプを持って来ました。出てきたサウンドは「次元」が違いますね。繊細でスケール感が大きくて嫌な音が殆どでない。目の前に「ステージ」が出来たかの様です。

「お休みセット」で朝まで電源入れっぱなしで使うにはもったいないので、今まで眠らせていました。同様に眠らせている管球アンプ(SUPER TRAIL仕様)のアンプがまだ2セット有ります。相当に手間暇と時間をかけて作り上げたアンプなので手放す気は全くない。しかし、有効活用させる事が現在できないでいる。もったいない話です。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/146948b2421ad9d7740af0bccfdd6159




WE101D球との出会い
2023年09月12日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c43b43349b75dd9be82fa801462bc134

WE101D球との出会いは2008年頃だったと思う。最初は「WE101D球を使った自作プリアンプ」を某オクで落札して使って見て、その「何とも言えない幻想的な音色」に憑かれてしまった。当該のプリアンプは「実用」に堪えない作りだったので手放してしまったが、購入された方も「この音色はとんでもなく素晴らしい」とべた褒めだった。以来、WE101Dのアンプを探していた。

やっと巡り合ったのがこのアンプ。球はフィリップスの#4606と云うWE101Dと互換性のある球だった。この球でも良かったと思う。ナス球の古典管であった。このパワーアンプとペアとなる「プリアンプ」が欲しかったが、なかなかご縁が無くて、今でも入手出来ていない。

整流管を安物からムラードの5AR4に交換して更に音質アップした。入力トランスも安物からUTCのトランスに交換、101Dのソケットもテフロン製の山本音響工芸製に交換している。

このパワーアンプをプリアンプに作り替えようか?・・・と何度も考えた。既にラダー型のボリュームとバランスボリュームは確保している。残るはセレクターのみ。

何故WE101Dの球に拘るかと云うと、 音色と表現の世界が「耽美的」で非常に魅惑的な事に尽きる。この球の神髄を聴いた方でないと理解できないと思う。他のアンプが「電気仕掛け」の音色で有る事を実感すると思う。

当該のWE101Dppパワーアンプは『1ワッターアンプ」と呼ばれるが、D130やD208の様な高能率のSPを鳴らせば出力不足は感じない。
基本的に球の数が少ないので「市販品」のアンプはないと思ったが良い。この様にプッシュプルのアンプは「自作品」でないとお目にかかれない希少なアンプです。音色は「耽美的」と云いましたが、非常に肌理が細かく、シルキーであり、ビロードの様な音色です。一度憑りつかれたらなかなか逃げ出せなくなります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c43b43349b75dd9be82fa801462bc134


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山本音響工芸
https://userweb.117.ne.jp/y-s/amp-j.html
https://userweb.117.ne.jp/y-s/index-j.html

山本音響工芸 A-08S WE101D/WE104Dバージョン 受注開始
https://userweb.117.ne.jp/y-s/A-08S-101D-104D-amp-j.html

弊社では一昨年にウエスタンエレクトリックのWE205Dを採用しましたアンプをA-08Sの姉妹機として販売を始めまして多くのお方にご注目いただき、またご高い評価を頂きました。

WE205Dはウエスタンエレクトリックの真空管の中でもその形状のみならず、音の良い真空管としても多くのお方に知られています。弊社でアンプを製造しての感想としてもそれは変わりません。しかし、出力はもっと小さいですがWE101D,WE104Dもそれに劣らず音が良いというご意見も良く聞きます。弊社としましてもそれらのご意見は気になっておりましたが何しろ出力が1Wに満たない大きさでは実際の使用には十分な音圧が得られないのではないかと危惧して今まで実験をしていませんでした。

最近になってそれらのサンプルの真空管が揃いましたので試作機を製造してみました。その結果、期待した以上の音質が得られ、またその出力も十分に実用に耐えることがわかりましたので正式に商品化することに致しました。

WE101DはWEの資料では定格電圧、電流で動作させた場合には約0.25Wの出力であると表示されています。この出力では余りにも小さすぎると思われますので少し高めの電圧をかけることにしました。このWE101Dの使用状態のテストはラジオ技術誌にて新先生などが実験をされ、少し高めの電圧で動作させても問題がないことを報告されています。元来、WE101,104,205シリーズは電話用の真空管として開発され、通常の使用状態で約50,000時間以上の寿命があるように製造されています。これはその真空管の作りやプレートの大きさなどからしても十分過ぎるほどの余裕を取ってあるように見受けられます。民生用の真空管の寿命が約3,000時間前後といわれるのに比べますと極端な差があります。実際、WE101Dのプレートの面積は10Wの損失を持った45真空管よりも大きくなっています。

私たちはこれらの点からWE101Dにはプレート電圧として約250V負荷し、13.5mAを流しました。これで消費電力は約3.5Wとなりました。このときの負荷インピーダンスは5kオームとして約0.6Wの出力が得られました。

一方、WE104Dは規格表での最大出力はプレート電圧190Vで約0.8Wの出力が得られるとされていますのでそのままの状態を採用しました。いずれのタイプでもプレート電流の値はカソード抵抗を微調整して最適値を求め、WE104Dにおいても規格値通りの約0.8Wの出力が得られました。

そして、WE101DとWE104Dはカソード抵抗を切り替えることによって両方が使用できるように致しました。WE101DとWE104Dは外観はほとんど違わないくらいよく似ていますがその特性や音は大きく異なり、全く性格の違う真空管であることがよくわかりました。

それらは下の表を見ていただくとよくわかります。また、その音質も非常に違いが大きくWE101Dが男性的な力強くエネルギッシュなサウンドを特徴とするのに比べ。WE104Dは女性的で優しく柔らかな音という印象です。これは45のサウンドとどこか似ているように感じました。この違いはおそらくそのGmの値が大きく異なることが影響しているように感じます。下の表からもWE101DとWE104Dのゲインの違いが大きいことがおわかりになると思います。そのため両者を比較する場合プリアンプのボリュームの位置を大幅に変えないといけません。同じ位置で聞くと音量が違いすぎてWE104Dが迫力がないように聞こえます。印象としてはWE104Dは少しゲインが少なすぎるため出力トランスに2.5kオームくらいの物を使用する方が結果は良さそうに思えます。

WE101Dを使用したアンプの印象は、大音量を出したとき以外は弊社のWE205D、45、300B等全てのアンプの中で最も躍動感があり、くっきりした明瞭なサウンドであると感じました。これはこの出力を抜きにしても奇跡的なことです。これはこのアンプで初めて採用したノンチョーク式の電源の影響も大きいと思います。通常のアンプでは出力段のB電源のリップルを除去するためにチョークコイルを使用しますが、このアンプは使用電流が小さいためチョークコイルを使用出ずCRのみでフィルターを形成してB電圧を供給しています。以前からチョークコイルが音質に大きな影響を持っていることはわかっていましたが今回実験してみてその差の大きいことに驚いた次第です。使用電流の大きなアンプではこの方法の採用は難しいですが、我が社の今後のアンプには採用してみたいものです。また、出力段のカソードバイパスコンデンサーには米国デアボーン社のラグ端子型のポリプロピレンコンデンサーを弊社似てベークライトのケースに高強度エポキシ樹脂で封入したタイプを使用していることも音質的に大きく寄与しています。また、本機にはドライバー管としてシーメンスのC3mという真空管を採用しています。C3mは1968年頃に発売された比較的新しい設計の5極管で、ドイツの電話用として使用されていた真空管です。非常に特性が良く、きれいな音がしてノイズなども少ない、優れた真空管です。弊社では今後のアンプに積極的に採用していきたいと考えています。

WE101DとWE104Dは共にST型とテニスボール型をテストしましたが、ST型は良く締まったタイトなサウンド、テニスボール型はおおらかなゆったりしたサウンドと感じました。テニスボール型は形がおもしろく見て楽しいですが、高価ですので音質から選べばST型で十分ではないかと感じました。また、両者ともに古いDナンバーの真空管やメタルベースの真空管がありますがサンプルが揃わず、試聴しておりません。ひょっとすると後期の真空管よりも音がよいかもしれません。もしお持ちのお方はお試しください。

弊社としましては出力管が多くあれば積極的に販売していきたいところですが、真空管が稀少で入手が難しいため当面は出力管なしでの販売と致します。もし出力管付きでご希望の場合はご連絡いただけばお探しいたします。本製品は受注生産ですので納期などはお電話などでご確認ください。



A-08S WE101D/104Dバージョン規格

出力管:WE-101DまたはWE104D

ドライバー管:C3m(シールドケースを取り去って使用)

整流管:80

最大出力:WE101D:約0.6W/8Ω WE104D:約0.8W/8Ω

周波数特性:22Hz-28kHz(-3dB)

残留ノイズ:0.4-0.8mV

出力トランスのインピーダンス:1次側5kΩ、2次側:8Ω

ドライブ方式:CR結合、自己バイアス方式

価格:390,000円(税別・出力管別価格・受注生産)
https://userweb.117.ne.jp/y-s/A-08S-101D-104D-amp-j.html
30:777 :

2023/09/28 (Thu) 05:36:51

ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14131432


△▽


「音楽&オーディオ」の小部屋
新時代の名曲・名盤 2023年09月28日

テレビの故障により新しい機種に代えたのがおよそ2か月前のこと。
すると「You Tube」(以下「Y」)が簡単に選局できるようになったのでこのところ「Y」で音楽を聴くことが多くなった。

で、問題は音質である。何しろ痩せても枯れてもオーディオ・マニアだからね(笑)。

テレビ本体から「光」ケーブルでデジタルアウトし、手持ちのDAコンバーターに入力して聴き比べたところ、これはオーディオ仲間と確認済だが、音質は「CD」の方が100点だとすると、「Y」が90点と、やや落ちるがこのくらいの差なら「音出し」や選曲の自由自在さから考えると、「Yで十分だ」というのが当面の認識である。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/82ef91df6a057b882ef4aaafaa26e9d4

31:777 :

2023/10/10 (Tue) 13:22:25

「音楽&オーディオ」の小部屋
音楽家とオーディオの希薄な関係
2023年10月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d1d5f066bb05d6b8b5d5a2844f8b3330

「指揮者や演奏家などの音楽関係者は総じてそれほどオーディオに熱心ではない」ことに何となくお気付きの方は多いと思う。

高価なオーディオシステムをそろえて「悦に入っている」のは、大半が素人さんだよね(笑)。

さらに身近な例をあげると、桐朋学園を卒業後渡独して指揮者「チェリビダッケ」の薫陶を受けた高校時代の同窓生をはじめ、プロと称される音楽家でオーディオに熱心な事例を未だ見聞したことがない。

音楽好きなら家庭でも「いい音」で聴きたいはずだけどなあ・・。

いったい、なぜ?

これまでにも、その理由に対していろいろアプローチしてきたが、所詮はオーディオ愛好家からの視点なので「隔靴掻痒」(かっかそうよう)の感を免れなかったが、このほどメールを整理していたら、実に「ごもっとも」と感心した内容に出会ったのでここに公開させていただこう。

中にはお褒めの言葉もあったりして、そういうことまで臆面もなく公開するのかと読者からお叱りを受けそうだが「一字一句ありのまま」ということでどうかお許しいただきたい。

それでは以下のとおり。

「音楽&オーディオの小部屋」さんへ

いつも楽しく愛読させていただいております。貴兄の飽くことなき音の探求にはひたすら敬服しております。私も復刻版とはいえAXIOM80を使っていますのでたいへん参考になっています。

このユニットは貴兄がおっしゃるとおり「低音をどうするか」が要諦ですので迷いは尽きませんね。が、なぜか、よく言われていますような「鳴らすのが難しい」とはあまり感じたことがありません。

要求水準が低いのかもしれませんが、素直な良いスピーカーだと思っています。

本題が後回しになってしまいました。

貴兄が箇条書きされた「音楽家がオーディオに熱心でない理由」ですが、そのうちの一つ、メル友さんの「(オーディオは)手がかりに過ぎない」は、なるほどと感心しました。

全て当てはまるような気がします。が、決定的なことが漏れているのではないかと思いました。

ここでの「音楽家」が「プロ」なのか「アマチュアにちょっとプラスアルファ」なのかわかりませんが私には「彼らには決定的に時間が足りない」のじゃないかと思います。

「人様が演奏しているのなんか聴いている暇があったら練習しなくてはいけない」のだと。

「1日でも練習をサボったらそれが聴衆にわかってしまう」と言ったのは、ピアニストの誰だったか・・・。晩年のホロヴィッツだったかもしれません。

卑近かつ低次元な話で申し訳ありませんが私も30代末から十数年間ピアノ教室に通いつつ練習していましたが趣味とはいえ発表会の前、数か月は余暇はすべて練習に費やしました。(それにしては「ヘボ」でしたが)

そんな私でも「一日でも練習をサボったら、二日分後退してしまう。」と脅迫観念に囚われたものです。

ましてや、プロともなれば1曲を仕上げるのに、数か月いや年単位でしかも1日じゅう寝食を忘れて練習が必要でしょう。そのプレッシャーたるや如何ほどのものか・・・。想像するだに恐ろしい。

たしか内田光子さんだったと思いますが「1日8時間は」とインタビュー記事にあったような記憶が・・・。

でも、この辺のプロ事情は文献などで貴兄の方がよほどお詳しいことと推察いたします。

また「音楽家」がiPODの音に”いい音ね”って簡単に感激するのは実は彼らなりのリップサービスで真意は「プロでないあなたたちこそ音楽をほんとうの意味で楽しんでいるのね!」ってことでしょうか。

私も先生から「生徒さんこそいろんな音楽を知ってて楽しんでるのよね~」ってマジで言われたことがあります。

そうなんです!彼らは自らが演奏するジャンル以外の音楽に関しては無知であることを強いられているのです。

しかも、最も多感な時期にず~っと。これも「決定的に時間が足りない」からでしょう。

また「彼らは客席でどう聞こえるかはあまり気にしていない」も、たぶん違うような気がします。

彼らの関心事はただただ「自分の演奏が聴衆にどう聞こえ、かつ訴えかけるのか」では、無いでしょうか。

何しろそれが「プロがプロたる所以」なのですから・・・。

ここでも「一日でも練習をサボったら聴衆にバレてしまう」という苦悩に満ちた告白が思い起こされます。

以上、一つの意見として気軽にお聞き流しくだされば幸いです。

たいへん失礼しました。」

以上のようにたいへん理路整然としたメールでした。さすがに音楽「通」が使う「AXIOM80」の愛好家さんだけのことはありますな(笑)。

このブログもこういうハイレベルの方を意識して、もっとレベルアップしなければと痛切に思うが、能力以上のことは出来ないしねえ(笑)。

それにしても、音楽家になんかなら(れ)なくてよかった、膨大な練習量に割くあまり肝心の音楽が楽しめないなんて何のことかわかりませんよねえ。

ふとモーツァルトの逸話を思い出した。

モーツァルトが死の床に就いていたときに、当時上演されて大当たりを取っていたオペラ「魔笛」に思いを馳せながら時計を見て「そろそろ夜の女王の出番だなあ。肝心のときに自分の才能をゆっくり楽しめないなんて情けない・・。」と、思わず涙したというもので、その代わりといっては何だが後世の人間が大いに楽しませてもらっている。

すべての芸術作品は創作者の犠牲の上に成り立っていると言えないこともないですね・・、もっと感謝しながら鑑賞しなくちゃ~。

最後に「チャットGPT」に訊いてみた。「指揮者や演奏家などの音楽関係者がオーディオに熱心ではない理由」について

指揮者や演奏家などの音楽関係者がオーディオ機器やオーディオの技術に熱心でない場合があるのは、以下の理由が考えられます。

1 生の音への重視
指揮者や演奏家は、自らの楽器やオーケストラの「生の音」に耳を慣れさせています。オーディオ機器を通じて聞く音と実際の生の音とは、音色や響きが異なる場合が多いため、彼らは生の音を最も信頼しています。

2 技術より感覚
音楽の演奏や指導は、技術的な側面だけでなく、感覚や情熱、直感も大切にします。オーディオ機器の技術的な側面に注力するよりも、音楽の表現や感情の移入に重点を置きたいと感じることが多いでしょう。

3 時間とリソース
高度なオーディオ機器や技術に精通するためには、時間とリソースが必要です。多くの指揮者や演奏家は、自らの演奏技術の向上や楽曲の研究に時間を費やすことを優先するかもしれません。

4 必要性
コンサートホールやスタジオでの演奏は、特定のオーディオ機器を使わずとも、多くの聴衆に対してその場の音楽を伝えることができます。そのため、高度なオーディオ技術に精通する必要性を感じない場合もあります。

5 オーディオの誤解
一部の音楽関係者は、オーディオ機器や技術が音楽の本質を歪めるものとして見ることがあるかもしれません。このような考え方は、オーディオ技術に対する誤解や偏見からくることも考えられます。

それにもかかわらず、多くの音楽関係者もオーディオ技術に興味を持っていることは確かです。録音技術や音響学は、音楽の普及や研究において非常に重要な役割を果たしています。

なぜ、こういう質問をしたかというと「オーディオの役割と意義」を改めて炙り出すためだが、なかなか「いい線」をいってる解答だと思います・・・、皆さまはいかがですか~。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d1d5f066bb05d6b8b5d5a2844f8b3330
32:777 :

2023/10/13 (Fri) 16:23:41

「音楽&オーディオ」の小部屋
ブログの反響
2023年10月13日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ca73c23fa213494fe72867fdb9d749d5

珍しいことに3日間にわたって更新しないまま放置した先日のブログ「音楽家とオーディオの希薄な関係」。

ブログを「無事の便り」にしている娘からは「お父さん、更新してないけど大丈夫・・、気温が下がったのでまた心臓が悪くなったんじゃないの?」「ああ、相変わらず元気だぞ!」

で、更新しなかった理由を端的に言えば、それはアクセスが好調だったから~。

なにしろ日を追って尻上がりに(アクセスが)伸びるんだから、こういう事象は極めて珍しい。

やればできるじゃないか・・、と久しぶりに「充足感」に浸った(笑)。

読者はこういう内容が好みと見える、と同時に「ありきたり」の内容では満足してくれないレベルの高さを意識しましたよ。

いやはや、鍛えられます~、まあ望むところですが(笑)。

で、反響のメールも2件いただいたので、時系列に紹介させていただこう。

まずはトップバッターのご登場。

☆ 南スコットランド在住の「ウマ」さんからのお便り

よもやまばなしをいくつか…
どうぞ読み捨てて下さい。

…音楽家はオーディオに興味を示さない…

僕の長女、ミュージシャンの「くれあ」は再生装置を持ってません。いや、時々、スマホで、なんか聴いてるようだけど、家にいる時はほとんど朝から晩まで練習してます。

大の親友、日本フィルのソロコンサートマスター木野雅之は、ケンウッドのミニコンポを持ってるけど、ほとんど聴かないと言ってましたね。

スコットランドへ来るたびに、僕の部屋で芋焼酎を呑みながら音楽を聴く彼、「いい音だなあ!」とは言ってくれるものの、すぐ寝てしまう。いびきをかいて…

英国の人気バンド「ペットショップ・ボーイズ」とのヨーロッパ&UKツアーを終えてロンドンに戻った「くれあ」を、宇多田ヒカルが訪ねてきて、来年夏の日本ツアーにぜひ参加して欲しいと言う。ロンドン在住10年の宇多田ヒカルは、以前より「くれあ」に注目していて、くれあが出るコンサートには何度も行ったそうです。

「PSB」は、来年、結成40周年で、かつてない規模の世界ツアーを予定していて、「くれあ」は宇多田ヒカルの希望を受け入れることが出来るかどうか微妙だと言う。

でも、せめてリハーサルだけでもと言う宇多田の要請で、「くれあ」は、今、ロンドンのスタジオで、宇多田ヒカルと音合わせをしてます。

宇多田の性格の良さと、誕生日が5日違いということもあって急速に仲良くなり、一緒に地下鉄に乗ってラーメンを食べに行ったりしてるようです。

宇多田のマネージャーのマイケルは、くれあに「日本ツアー中は一日千ポンド(約18万円)を支払う」とまで言ってくれてるようだけど、さて、どうなるか? 宇多田のマーケットは主に日本だけだけど「PSB」は世界中のアリーナを満員にするんでね。

アメリカ生まれアメリカ育ちの宇多田は、スコットランドの英語が一番好きだと、「くれあ」に言ってたそうです。

「くれあ」が面白いことを言ってました。彼女はロックギタリストの布袋寅泰さんと、とても仲がいいんで…
「もし、日本ツアーに参加したら、ビッグサプライズで、布袋さんをステージに呼ぼうかな。みんなびっくりやろね」…だって。

宇多田ヒカルと言うと、我々の世代では、何と言っても藤圭子ですよね。沢木耕太郎の「流星ひとつ」は、貧しくて賽銭を盗んでいたと言う彼女の生い立ちに、涙なしでは読めない。

涙なしで聴けないモーツァルトって結構あるけど、逆に笑っちゃうモーツァルトって、ご存知やろか?

ネットでストリーミングしてみて下さい。入力は…
「CLASSIC MEETS CUBA」

一曲目の40番、ドイツのピアノトリオに、キューバのパーカッション二名が加わってます。つまり、あの40番を5人で演奏してるわけ。
これ「音楽とオーディオ」の小部屋の主さん、たぶん、笑っちゃうと思うよ。



写ってないけど、写真右下の方にあるコーヒーテーブルには1776年クレモナ産の時価一億円「ロレンツォ・ストリオーニ」とフランス製の弓、時価1200万円が…計一億千二百万円をそこらにポンと置いて
芋焼酎…いやはやの方や、木野は…

以下、 続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ca73c23fa213494fe72867fdb9d749d5
33:777 :

2023/10/21 (Sat) 18:11:28

GRFのある部屋 2023年 10月 20日
オーディオ機器の高騰につけ込んだ
https://tannoy.exblog.jp/33532606/

コロナのパンデミックやウクライナ戦争は様々な分野に影響を与えていますが、急激な円安に加えて、ヨーロッパでの様々な原材料価格の高騰もあり、特に高額なオーディオ製品の急激な価格上昇がオーディオ製品に大きな影響を及ぼしています。私たちにも馴染みが深いヨーロッパのSPシステムは、現地でも、原材料費が上がり一気に4割程度値上がりしましたが、日本では、一気に2倍以上に高騰した製品が多々あります。ただでさえ高級な製品が、従来の価格に比べて倍、中には三倍近く上がった製品を見るにつけ、ため息をついているオーディオマニアもたくさんいるでしょう。

ハイエンドとはよく言ったもので、それらの製品を購入できる高所得層にはあまり影響がないと見込んでいるのでしょうか。定価が上がると、中古市場も活気付き、製品が出てもきます。新品の高騰が、低迷していた中古市場にも大きな流れを起こしています。その中古市場の活性化は、オークションの市場価格も上げています。希少性の高い製品や、従来から定評ある一部の最高級品も、今までの常識とは異なる、急騰カーブを見せています。

オーディオの世界は、名器と呼ばれる中古ではなく、もはや大古とも呼ぶべき製品がVintageと呼ばれてますます値段が高騰していくのです。新製品を扱っているディスカウント店は、価格が下げるのを競っていますが、ビンテージの商品は、お客と中古機店を行き来するたびに値段も上がっていくのです。最高級品を扱っている中古店は、骨董店のように何度でも美味しい製品なのですね。

オーディオ機器の高騰につけ込んだ_f0108399_19420133.jpg

戦中・戦後を通じて映画館で活躍してきたウェスターンに代表されるヴィンテージ のPA装置。60年代のマランツ7やマッキントッシュに代表されるアンプ類とJBLなどのスピーカー製品。どの時代にもその時代を代表するビンテージ商品があります。それらは、中古品なのに価格は下がらず、時代とともに価格が上がっていくのです。これは販売側だけではなく、愛用者側も、その価値の維持に協力しているのでしょう。市場価格ですね。

コロナ前は、6,000円台だった金価格も、いよいよ10,000円を超えてきました。もちろんウクライナ戦争の影響ですが、ここにきてイスラエルとアラブとの対立も高まり、金価格はまだまだ高騰するでしょう。金の価格差が、物価の真の上昇率を表しています。ラーメン価格で考えるとわかりやすいですね。この間まで600円だったラーメンが、いつの間にか1000円になっているのですから、エンゲル係数の上昇がそのまま国家の貧困率です。

オーディオのヴィンテージ商品も、年々数を減らすとともに価格自体は上がっていくのです。私のもている製品の中では、やはりNagraの価格上昇が激しいです。より性能の良い、Telefunkenのマスターテープ用テープレコーダーは、業務用の最右翼ですが、大きさと扱いにくさから、StuderやNagraほどの価格上昇にはなっていないようです。しかし、年々再々、使用していけば、部品もなくなっていきますから、真のアナログサウンの維持からいっても、もっと大事にしなければなりません。
オーディオ機器の高騰につけ込んだ_f0108399_18145914.jpg

これは、 Cさんご愛用のTelefunkenMー15です。Studerに比べてTelefunkenはさほど人気がなかったのですが、ここへきて程度にもよりますが、随分と上がってきました。気をつけなくてはいけないのは、ネットでの異常な高価格表示と、その前後に出る、それに比べて安い価格の商品です。程度の悪いものを押し付けられたり、はなからブランド名を利用した詐欺のサイトもあります。

昔からある定評ある商品には、外観だけ極上だけど、中身は?という商品も随分とありました。昔から憧れだった商品を世代が若い人が購入される場合に、その憧れに乗じて詐欺もどきの商品が残念ながら見受けられます。大谷選手ではないけれど、憧れを一旦置いて見直してみる冷静な判断も必要です。



Commented by C at 2023-10-21 07:47 x
「欲しい、ほしい」と思ってネット徘徊していると必ずと言っていいほど当該アイテムが破格の値段で見つかります。大抵は詐欺サイトですので気をつけましょう!
https://tannoy.exblog.jp/33532606/
34:777 :

2023/11/28 (Tue) 15:38:03

Mr.トレイルのオーディオ回り道
ウーハーを変えれば音の質が変わり、別のスピーカーになる
2023年11月27日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/24a333f4934c22f02db2c6eedb99d577


自宅のウーハーはD130(16Ωコルクガスケット)の初期型です。このウーハーを別のシステムに取り付けたら、多分自宅システムと変わらないサウンドになります。



ウーハーと箱以外は3種類のJBL3大ホーンシステムは、ほぼ同じユニットを使っています。ハイルドライバーの音など知らない方が多いと思います。「無色無臭」の800Hz~40KHzくらいまで出してくれますが、その存在感は誰も気づかないと思います。



100年前のRCA社のWフロントロードシステムです。この箱のウーハーは現在D130(16Ω仕様)×2発を使っています。このうち1発をLE15Aにしたら「オリンパスのサウンド」になりました。

全体の音の中で500Hz以下の帯域で70%の音数が出ています。エネルギー感に至っては80%はウーハーから出ています。だから、ウーハーは非常に大事なユニットですし、それをドライブするアンプも非常に重要です。サウンドの方向も質もウーハーで決まると云っても過言ではないでしょう。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/24a333f4934c22f02db2c6eedb99d577
35:777 :

2024/01/05 (Fri) 17:23:56

最新の外部 USB-DAC のお薦め製品

S.M.S.L D2R D/Aコンバーター _ ROHM フラッグシップ DAC 「BD34301EKV」搭載
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16833800


参考 DAC

Gustard R26 _ ディスクリートR2RデスクトップDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14080112

GUSTARD DAC-A26 _ 旭化成 AK4191+AK4499EX搭載のDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14064243

DACチップはESSか旭化成か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14028830



外部 USB-DACを使って youtube の音楽を聴く方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14071646

パソコンとDAコンバーターの間にDDコンバーターと外部クロックを入れた方がいいか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029056

50万円の同軸デジタルケーブルより 3400円のべルデン1506Aの方が上であった!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073666

USB-DAC をパソコンと繋ぐにはどんな USBケーブルを使えばいいのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14074375



逢瀬 _ Innocent Key 最新 DAコンバーターのレビュー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073790

逢瀬 - AUSE AUDIO EQUIPMENT
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1649615852/l50

中の人公認 逢瀬のスレ

公式HP
http://ause-audio.com

公式ブログ
http://ause-audio.com/?page_id=51

中の人のブログ
http://innocent-key.com/wordpress/

中の人のツイッター
https://twitter.com/yohine_ik
36:777 :

2024/01/05 (Fri) 20:17:37

0685名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 5f55-eApT)
2023/12/01(金) 10:22:10.27ID:5XNS+/js0

SMSLのチップ別フラッグシップ一覧まとめ

1 ES9039MS_PRO →VMV D1SE2(リニア電源)
 キレッキレ・透明感・キラキラ輝く綺麗な音

2 BD34301EKV →VMV D2R(リニア電源)
 艶っ艶・妖艶・上質なアナログ音・高級な音

3 AK4499EX →D400EX(激安スイッチング電源・・) 
 上記2つの中間な音・万能・次世代の音
D400EXよりD400PROの方が音質が上(中低域に厚み)とのレビューもちらほら

4 PCM1704U-J →VMV D3(リニア電源) 
 レビューが少なく特徴など不明だが価格的に別格級(337450円)

やはり今から買うならリニヤ電源の上二つ?
AK4499は近々VMV D2Aとして発売される事が予想される為、急いでいないならそれ待ちがベストか?



0812名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 1e91-WD8q)
2023/12/03(日) 09:16:12.33ID:aycZSUxD0

何故皆、中華でAK4499EXを選ぶんだろう?

逢瀬も言っているけど
AK4499EXは、ジッタークリーナーを自製するレベルの技術力を持つAITが
何回も基板設計をやり直さないとESSと互角の特性が出せないほど設計が難しい
https://aitlabodotnet.wordpress.com/page/2/

しかしASRのSINADを見る限り、中華のAK4499EXは
まだそこまで改善できていないと思う

ロームのDACチップに関しても、明らかに大手2社に比べて性能が劣っている

ES9039MSPRO SN比:132dB、THD+N:-122dB
AK4499EX   SN比:132dB、THD+N:-122dB
BD34301EKV  SN比:126dB、THD+N:-112dB


ES9038は高域の癖が気になると逢瀬は書いてるけど
特性は変わらないけど、そもそも聴感上の気になるデジタルノイズを減らしたのが
ES9039なので、それを選ぶのが一番無難に思う

更に言うとSMSLなら、トランス電源で更にデジタルノイズを減らしたD1SE2一択と思う


0814名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 353c-S4Ux)
2023/12/03(日) 09:24:34.58ID:OLcp9uXx0
>>812
ESSは音が人工的で好みじゃない


0817名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 0abe-fNgi)
2023/12/03(日) 10:18:20.49ID:aeGhl0wZ0

D1SEのキラキラクリアー的なレビュー見て
あぁ、またかと思った
そういうのもう今までので食傷気味
ESSのDACて似たりよったりなんだよな


0931名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 5e23-Y/VL)
2023/12/04(月) 21:42:45.36ID:ryiGFdz00

いやなんでそんなに優劣付けたがるのさ
このクラスになれば全部良いのが大前提だって
どれも何を聴いても満足出来るレベルにあるDACだよ

その上で柔らかいアナログっぽいのが好きならD2Rで

キレッキレでキラキラした美しい音が好きならESS、D1SE2やD400ESが向いてて

そこまでとんがって個性的な音が 必要無くて純粋に音のグレードアップを求めてる人はAK 4499EX使ってるD400EXが

って事でしょ好きなの買いなよ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1697379550/
37:777 :

2024/01/06 (Sat) 13:24:45

Mr.トレイルのオーディオ回り道
もう20㎝以下のフルレンジSPは作らない
2024年01月05日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/14c252dad7ed2b2348179b6d41e183d2

以前からメインシステムの他にサブシステムを沢山作って来た。写真にある様に10㎝や8㎝のミニSPも音質対策をして作ってきましたが、「音の豊かさ」がどうしても足りません。「音の豊かさ」はどうしても低域側のすそ野が広がらないと得られません。最低F0:50Hzくらいまで再生できないと「物足りなさ」を感じてしまいます。最低再生域が80Hzや100Hzではイライラしてしまう。・・・その様な経験から、個人的に「20センチ」(8インチ)以下のSPは避ける様にしています。



「音質」は価格に比例せず
2023年12月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9e530a79a02400c5b79232361c3c84ba

「音質アップ」を追及して来て思う事は、「音質は価格に比例せず」と云う事。ある程度はSPユニットの性能でカバーできるが、それ以上の音質アップは価格ではなく「スキル」と「努力」だと思う。

「ローマは一日にして成らず」・・・まさにこの言葉の通り、コツコツと努力を積み上げて行かないと「音質アップ」は出来ない事を学んだ。

SPユニットに関して言えば「古いものほど良い」と云う訳ではないが、1950~1960年代の米国製のSPユニットが頂点ではないかな?と思う。(もっと古いWEのモノが良いと思う方もいるかも知れないが、現在手に入るモノとして)

アンプ類はマランツ#7に代表される管球アンプ群で完成の域にあると思う。1960年代には完成していることになる。後はその維持管理されていない、出来ない事が問題であろう。何故なら、コンデンサーや抵抗器等の電子部品は劣化したり、メーカーが作らなくなったり、消滅したり・・・と時代に沿って変動している。

最新のものほど「進化」していると考えるのは早計である。コーン型SPユニットに関してカーボンやプラスチック等「素材」談義が流行ったが、生き残っているものが少ない。ユーザーは良いものを選んで使うから、悪いものは生き残れない。また「コストダウン」が激しくなっている。1960年代のJBLのコーン型ユニットと現在のユニットを比較すれば一目瞭然。「何かが変われば音が変わる」のに、鋳型で作ったフレームがブリキに変わっている。
38:777 :

2024/01/07 (Sun) 11:44:24

Mr.トレイルのオーディオ回り道
もう20㎝以下のフルレンジSPは作らない
2024年01月05日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/14c252dad7ed2b2348179b6d41e183d2

以前からメインシステムの他にサブシステムを沢山作って来た。写真にある様に10㎝や8㎝のミニSPも音質対策をして作ってきましたが、「音の豊かさ」がどうしても足りません。「音の豊かさ」はどうしても低域側のすそ野が広がらないと得られません。最低F0:50Hzくらいまで再生できないと「物足りなさ」を感じてしまいます。最低再生域が80Hzや100Hzではイライラしてしまう。・・・その様な経験から、個人的に「20センチ」(8インチ)以下のSPは避ける様にしています。



「音質」は価格に比例せず
2023年12月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9e530a79a02400c5b79232361c3c84ba

「音質アップ」を追及して来て思う事は、「音質は価格に比例せず」と云う事。ある程度はSPユニットの性能でカバーできるが、それ以上の音質アップは価格ではなく「スキル」と「努力」だと思う。

「ローマは一日にして成らず」・・・まさにこの言葉の通り、コツコツと努力を積み上げて行かないと「音質アップ」は出来ない事を学んだ。

SPユニットに関して言えば「古いものほど良い」と云う訳ではないが、1950~1960年代の米国製のSPユニットが頂点ではないかな?と思う。(もっと古いWEのモノが良いと思う方もいるかも知れないが、現在手に入るモノとして)

アンプ類はマランツ#7に代表される管球アンプ群で完成の域にあると思う。 1960年代には完成していることになる。後はその維持管理されていない、出来ない事が問題であろう。何故なら、コンデンサーや抵抗器等の電子部品は劣化したり、メーカーが作らなくなったり、消滅したり・・・と時代に沿って変動している。

最新のものほど「進化」していると考えるのは早計である。コーン型SPユニットに関してカーボンやプラスチック等「素材」談義が流行ったが、生き残っているものが少ない。ユーザーは良いものを選んで使うから、悪いものは生き残れない。また「コストダウン」が激しくなっている。1960年代のJBLのコーン型ユニットと現在のユニットを比較すれば一目瞭然。「何かが変われば音が変わる」のに、鋳型で作ったフレームがブリキに変わっている。



オーディオの「本質は?」
2024年01月06日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f8b67dca46791171078cb9059a8c321a

オーディオは「見てくれ・見映え」だとおっしゃる方が多い。 確かにお金をかければ「見映え」はします。それなら、お金持ちだけの趣味になってしまう。オーディオ装置は「音楽を聴くためのツール」だと私は思っている。「良い音楽を良い音質で聴きたい・・・」が本質だと思っている。

見映えは高級機器やユニットを並べれば出来るが、「音質」は「見えない部分」への投資が大部分です。接点やプラグ・ソケット類・ヒューズ・ケーブル類等は殆ど外からは見えません。その部分に私は多くの投資をしてきました。
39:777 :

2024/01/07 (Sun) 11:46:08

最新の外部 USB-DAC のお薦め製品

S.M.S.L D2R D/Aコンバーター _ ROHM フラッグシップ DAC 「BD34301EKV」搭載
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16833800


参考 DAC

Gustard R26 _ ディスクリートR2RデスクトップDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14080112

GUSTARD DAC-A26 _ 旭化成 AK4191+AK4499EX搭載のDAC
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14064243

DACチップはESSか旭化成か?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14028830



外部 USB-DACを使って youtube の音楽を聴く方法
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14071646

パソコンとDAコンバーターの間にDDコンバーターと外部クロックを入れた方がいいか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029056

50万円の同軸デジタルケーブルより 3400円のべルデン1506Aの方が上であった!
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073666

USB-DAC をパソコンと繋ぐにはどんな USBケーブルを使えばいいのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14074375

Innocent Key 最新 DAコンバーターのレビュー
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073790


DAC,ヘッドフォンのレビュー

kanata|note
https://note.com/kanatanooto

kanataの記事一覧|note(ノート)
https://note.com/kanatanooto/all

kanata (@Thinking_Audio) / Twitter
https://twitter.com/Thinking_Audio


SMSL D400EXのレビュー(AK4191+AK4499EX搭載のDAC)
http://innocent-key.com/wordpress/?p=20674

注意:最近のSMSLレビューは買収されている可能性があります
これは私が受け取った実際のメッセージです。製品名、ショップ名は削除しています。ただしこれはAmazonで買ったものです。このようなメッセージが来るのですが、これはおそらく高評価のレビューをすることで30%ものキャッシュバックがもらえるという、中華系ではよくあるマーケティングと思われます。

SMSLはこのような積極的なマーケティング投資をやるようになったので、世間の評価は今後あまり信用できないと思ったほうがいいです。

ちなみにD400EXの頃はこういう事はありませんでした。上記メッセージが来たのはもっとあとの機種です。私はもちろん辞退してます。こういうことをやるとレビューの信頼もなくなりますし悪いことも自由に書けなくなりますので。

最近発売されたSMSLの別ブランドであるVMVのD2Rが異常な高評価を各所で出しているのですが、ネットに公開されている空気録音を聞いた限りD400EXより圧倒的に良いなんてことはなさそうです。駆動が弱く、柔らかくて聞きやすい、余韻がきれいな音ですが、精細さや時間軸の正確性は出てないと思います。聞き味が上品なので最初はいいと思うかもしれませんが、色々な曲を聞く場合はネガもあると思います。

でもこれはロームチップの傾向です。ロームのDACは自作プラットフォームにてほぼ同条件でAK4499EQと比較したことがあります。なので大外れはしてないはずです。落ち着いた曲とか減衰の細かいところを聞きたい人はD2Rもいいと思いますが、アタックの正確性、瞬発力、駆動力を重視するような価値観の方は避けたほうがいいと思います。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=20674



0867名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ c236-P+vm)
2024/01/05(金) 17:39:07.52ID:ox4xjp6o0

D2RというかロームDACがボーカルや弦楽器で魅力的な音を奏でるのは確かに分かる

ただ原音に忠実かという点では疑問が残る。原音忠実が正しいのかという点はとりあえず置いといてどんな音源でもローム色に染めてしまう。それはいい意味でも悪い意味でもそう

あとフルオケは無理だしローム色が皆気に入るわけでもない。自分は好きな音だがフルオケがダメな時点で手放した
オーディオは好みの世界だから結局自分で判断するしかない。合う人には合うし合わない人には合わない。どちらが優れてるかなんて議論は全く意味がない


0870名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6dd3-qRLb)
>>867
原音に忠実なDACなんて世の中に存在しない。
D2Rが自分に合わなかっただけだろ


0871名無しさん@お腹いっぱい。
2024/01/05(金) 18:09:47.22ID:m+Q44iyx0
D2Rが全てのソースに合うとは言わないけど
再生環境にもよるが結構幅広くいける方だと思うよ。


0872名無しさん@お腹いっぱい。
2024/01/05(金) 18:15:02.60ID:ox4xjp6o0
>>870
そもそもライブかスタジオで聴かないと原音なんて分かる訳ないしね
環境と聴く曲によって変わるけど一応DACとしての感想を書いてみた。ちなみにフルオケいける?


2024/01/05(金) 18:48:47.93ID:ZTjtmSpN0
>>0867
要するに

R26 はポピュラー音楽向け
D2R はクラシック向け

という事ですね。



0874名無しさん@お腹いっぱい。
2024/01/05(金) 18:52:32.23ID:ZTjtmSpN0
クラシックファンというのは結局、弦楽器の蠱惑的・陶酔的な音を聴きたいだけなのですね。
オーケストラと言っても弦楽が艶やかな音で入っていればそれだけで満足なのです。



2024/01/05(金) 18:58:21.57ID:ZTjtmSpN0
クラシックファンはオーディオの分解能とか周波数特性、音場感、定位には全く関心が無い

フルトヴェングラー  ディオニュソスの加速と減速

では「音は悪くてかまわない」と、小見出しがあって次のような記述があった。(137頁)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。


フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」

オーディオ的にみて実に興味のある話で、そういえば明晰な音を出すのが特徴の我が家の「AXIOM80」ではフルトヴェングラーをまったく聴く気にならないのもそういうところに原因があるのかもしれない。

通常「いい音」とされているのは、端的に言えば「分解能があって奥行き感のある音」が通り相場だが、指揮者や演奏家によっては、そういう音が必ずしもベストとは限らないわけで、そういう意味ではその昔、中低音域の「ぼやけた音」が不満で遠ざけたタンノイだが、逆に捨てがたい味があったのかもしれないと思った。



0878名無しさん@お腹いっぱい。
2024/01/05(金) 19:31:32.08ID:ZTjtmSpN0

クラシック音楽ファンが一番好きなオーディオ機器は
昔のスタックスの静電型ヘッドフォン SR-Σ とスタックスの静電型スピーカー
それから QUAD ESL57・63 、グッドマンのスピーカー

クラシック音楽ファンが一番嫌いなオーディオ機器は JBL と マッキントッシュ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1701691433/l50


2023/12/02(土) 14:48:26.01ID:Gs9mnZ5q0

まずD300を買いなされ
それに10万追加して買う程のコスパはD2Rには無いよ
普通は
コスパ無視してでもD300のアップグレード版を手に入れたい人だけがD2Rを買えばいい 割とマジで
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1697379550/
40:777 :

2024/01/07 (Sun) 11:47:03

0685名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 5f55-eApT)
2023/12/01(金) 10:22:10.27ID:5XNS+/js0

SMSLのチップ別フラッグシップ一覧まとめ

1 ES9039MS_PRO →VMV D1SE2(リニア電源)
 キレッキレ・透明感・キラキラ輝く綺麗な音

2 BD34301EKV →VMV D2R(リニア電源)
 艶っ艶・妖艶・上質なアナログ音・高級な音

3 AK4499EX →D400EX(激安スイッチング電源・・) 
 上記2つの中間な音・万能・次世代の音
D400EXよりD400PROの方が音質が上(中低域に厚み)とのレビューもちらほら

4 PCM1704U-J →VMV D3(リニア電源) 
 レビューが少なく特徴など不明だが価格的に別格級(337450円)

やはり今から買うならリニヤ電源の上二つ?
AK4499は近々VMV D2Aとして発売される事が予想される為、急いでいないならそれ待ちがベストか?



0812名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 1e91-WD8q)
2023/12/03(日) 09:16:12.33ID:aycZSUxD0

何故皆、中華でAK4499EXを選ぶんだろう?

逢瀬も言っているけど
AK4499EXは、ジッタークリーナーを自製するレベルの技術力を持つAITが
何回も基板設計をやり直さないとESSと互角の特性が出せないほど設計が難しい
https://aitlabodotnet.wordpress.com/page/2/

しかしASRのSINADを見る限り、中華のAK4499EXは
まだそこまで改善できていないと思う

ロームのDACチップに関しても、明らかに大手2社に比べて性能が劣っている

ES9039MSPRO SN比:132dB、THD+N:-122dB
AK4499EX   SN比:132dB、THD+N:-122dB
BD34301EKV  SN比:126dB、THD+N:-112dB


ES9038は高域の癖が気になると逢瀬は書いてるけど
特性は変わらないけど、そもそも聴感上の気になるデジタルノイズを減らしたのが
ES9039なので、それを選ぶのが一番無難に思う

更に言うとSMSLなら、トランス電源で更にデジタルノイズを減らしたD1SE2一択と思う


0814名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 353c-S4Ux)
2023/12/03(日) 09:24:34.58ID:OLcp9uXx0
>>812
ESSは音が人工的で好みじゃない


0817名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 0abe-fNgi)
2023/12/03(日) 10:18:20.49ID:aeGhl0wZ0

D1SEのキラキラクリアー的なレビュー見て
あぁ、またかと思った
そういうのもう今までので食傷気味
ESSのDACて似たりよったりなんだよな


0931名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 5e23-Y/VL)
2023/12/04(月) 21:42:45.36ID:ryiGFdz00

いやなんでそんなに優劣付けたがるのさ
このクラスになれば全部良いのが大前提だって
どれも何を聴いても満足出来るレベルにあるDACだよ

その上で柔らかいアナログっぽいのが好きならD2Rで

キレッキレで キラキラした美しい音が好きならESS、D1SE2やD400ESが向いてて

そこまでとんがって個性的な音が必要無くて純粋に音のグレードアップを求めてる人はAK 4499EX使ってるD400EXが

って事でしょ好きなの買いなよ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1697379550/
41:777 :

2024/01/08 (Mon) 12:08:16

あああああ
42:777 :

2024/03/29 (Fri) 13:52:12

プロケーブル社長の言っていた事が本当だった _ オーディオの基本と鬼門・その真実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004014


【プロケーブル】続・大事な追加事項を送ります。 CDプレーヤーの最終回答 2024/03/29 金曜日
皆様にご紹介したページがトップページであった為、一番重要な投稿が読まれていない事が分かりました。本当は通して読んでいただきたいのですが、それは書籍化した時のこととして、まずは、最重要項目から読んで下さい。

18番の投稿
https://procable.seesaa.net/article/502385336.html

29番の投稿
https://procable.seesaa.net/article/502434059.html

37番の投稿
https://procable.seesaa.net/article/502492293.html

45番の投稿
https://procable.seesaa.net/article/502586248.html

これで、史上歴代最高峰の音源というものが、いかなるものなのかが、分かります。

43:777 :

2024/04/10 (Wed) 17:40:25

「音楽&オーディオ」の小部屋
口径38cmのユニットを使わない理由
2024年04月10日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/82e3ceca619afb033285a5fc0e42e5ed

オーディオ記事を書くたびに、いつも脳裡の片隅にあるのが(記事の内容を)「ジャズ・ファンが真に受けると拙いなあ」・・。

なぜなら、クラシックとジャズでは音の楽しみ方が違うと思う・・、つまり前者はハーモニーを重視し、そして後者はリズム感を通じて力感や勢いを楽しむ音楽だから~。

もちろん私見である。

ほんとうに いい音 はクラシックもジャズも差別なく聴けるものだ・・、「実際に我が家がそうだ」というご意見もきっとあることだろう(笑)。

そこで、わかりやすい実例として我が家で「口径38cmのユニットを使わない理由」を縷々述べてみよう。


先日のこと、オークションにワーフェデール(英国)の口径38センチ(15インチ)のユニットが1本出品されていた。

お値段は「13,800円」と超安いうえに、音がメチャいいとされている「赤帯マグネット」付き!

原則として我が家では「38cm」はお呼びではないが、コスパがいいとついフラフラッとくるのはいつものこと(笑)。

我が家のウェストミンスターに使えそうなユニットなので落札したいところだが、なんといってもステレオとしてはあと1本欲しいところ。

そこでヨーロッパのSPユニットに関して独自の輸入ルートをお持ちのTさんに伺ってみた。

「実はお伺いしたいことがあります。現在オークションにワーフェデールの口径38センチのユニットが1本出品されてます。落札したいのですが、ステレオ用としてあと1本欲しいところです。

そこで、T様のルートから同じ口径38センチが手に入る可能性はありますでしょうか。まことに勝手のいいご相談ですが、いかがなものでしょうか。」

すると、ご丁寧にも次のような返信があった。

「お元気ですか。

ご照会の件ですが、当該のオークションも覗いてみましたが、アルニコの15インチタイプはなかなか見つけられないと思います。

15インチはどちらかというとアメリカ人好みのようで、イギリス国内では、Wharfedaleに限らず、15インチのユニットそのものが、あまり見受けられないように思います。
ご期待にそえず申し訳ありませんが、これに懲りず、また何かありましたら、いつでもご照会なり、ご相談なりしてください。 では、失礼いたします。」

というわけで、手に入れるのが難しいとなればオークションの出品物を諦めざるを得ない。1本だけではどうしようもないので~。

さて、ここで何が言いたいのかといえば、イギリスでは15インチ(38センチ)のユニットがあまり見受けられないということ。

たしかにグッドマンやワーフェデールなどの有名どころにしても、15インチがあることはあるがめったに見かけない。

後日、この件を「有識者」に話したところ次のようなコメントがあった。

「そうなんです。イギリスは口径30センチのユニットが圧倒的に多いです。音のスピード感と繊細な表現力と適度な量感をマッチングさせるとなると口径30センチのユニットがベストと考えているのでしょう。

私もそう思います。したがって、あなたのユニットの選択は間違っていないと思いますよ。口径38センチのユニットを思いどおりに動かすのはたいへんです。タンノイの昔のユニットがなぜいいかというと、コーン紙の重さが軽いのも一因でしょう。」

この言葉にたいへん意を強くしたのは言うまでもない(笑)。

口径38センチのユニットはそれなりの魅力もあるのだが、どうしても空気を押し出す量と抵抗、そしてコーン紙の重さを考え合わせると、音声信号に対する追従性に問題が出てくる。

それがイヤで我が家のユニットはウェストミンスター内蔵のユニットまで含めてウーファー系はすべて「口径30センチ」に留めている。

いわば、クラシックの低音は主として箱の響きを利用して鳴らす、その一方ジャズの低音は口径の大きなユニットを強力なアンプで これでもかといわんばかりに ガンガン駆動する・・。

で、我が家で使用している小出力の「3極管シングル」アンプとの絡みもあるので一概には言えないわけだが、これまで使ってきた口径38センチのユニットはすべてオークションに放出してしまった。   

そういえば、タンノイの創始者「G.R.ファウンテン」氏が愛用していたのは「オートグラフ」ではなく、口径25センチの「イートン」だったことはよく知られている。

これがクラシックを愛好するイギリス人の良識あるオーディオ観といっていいだろう。

自分もタンノイは「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」「インパルス15」「ウェストミンスター」と使ってきたものの、一番バランスが良かったのは最初に使った「ⅢLZ」だった。今となっては手放さなきゃよかった(笑)。

まあ、クラシックファンの中で「口径38センチ」のユニットを使っておられる方はたくさんいらっしゃるので、こればかりは是非もないが肝心の「お耳のセンス」の方は「?」だと内心秘かに思っている。

というか、 好きとか嫌いというよりも「ブランドを盲信」されている方が大半だろうし、改造する勇気も無いし面倒だというのが実状だろう。

そこで、外野席から反論・・、「お前の勇気なんて蛮勇というものだ」という声が聞こえてきそう(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/82e3ceca619afb033285a5fc0e42e5ed
44:777 :

2024/04/11 (Thu) 19:42:28

Date: 4月 10th, 2024
野口晴哉記念音楽室レコード鑑賞会(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=40775

昨年の5月28日に開催された野口晴哉記念音楽室レコード鑑賞会、
その二回目の詳細が発表になり、申し込みが始まっている。

一回目同様、 Peatixでチケットを申し込める。

今回のレコード当番(選曲者)は三名。
音楽評論家の湯浅 学氏、整体指導者の野口晴胤氏、それに私である。

詳細はPeatixのページをご覧いただきたいが、
湯浅氏が1960年代から70ねんだいのブラックミュージック、
野口氏がオールジャンル、
私はクラシック、それもドイツ音楽のみに絞ってみようと考えている。

今回鳴らすのは、
野口晴哉氏のリスニングルームの壁に組み込まれているシーメンスのオイロダイン。
オイロダインは、つねに私にとって特別なスピーカーである。

終のスピーカーのひとつとして、手元で鳴らしたいスピーカーでもある。
とはいっても、オイロダインを平面バッフルに取りつけて鳴らせるだけの十分な空間を、
オイロダインのために用意できないのであれば──、というおもいもある。

それでもいいのかもしれない、とも思い始めている。
こうやってオイロダインを鳴らすことができる日が、もうじきやってくるのだから。

三年前に、こんなことを書いている。

シーメンスのオイロダインで聴く、ということは、
私にとっては、ドイツの響きを聴きたいからである。

ドイツの響き。
わかりやすいようでいて、決してそうではない。

ドイツの響きときいて、何を連想するかは、みな同じなわけではないはずだ。
ドイツの作曲家を思い出すのか、
ドイツの指揮者なのか、ドイツのピアニストなのか、ドイツのオーケストラなのか、
ドイツのスピーカーなのか、それすら人によって違うだろうし、
ドイツの作曲家と絞っても、誰を思い出すのかは、また人それぞれだろう。

ドイツの響きとは、シーメンスのオイロダインの音。
オイロダインの音こそ、ドイツの響き、
──そう書いたところで、オイロダインの印象も人によって違っているのはわかっている。
オイロダインを聴いたことがない、という人がいまではとても多いことも知っている。

何も伝わらない、といえばそうなのだが、
私にとってドイツの響きといえば、二人の指揮者である。

フルトヴェングラーと エーリヒ・クライバーである。

これを書いた時点では、今回のことが訪れようとはまったく想像できなかった。
とにかく、ドイツの音、ドイツの響き(私の裡にある偏ったものであることは承知している)を、
聴いていただければ、とおもっている。
http://audiosharing.com/blog/?p=40775
45:777 :

2024/04/13 (Sat) 09:31:45

「音楽&オーディオ」の小部屋
ボーカルの再生
2024年04月13日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5df57a85f390c82c217b8a1b266699b0

先日のブログ「小澤征爾 指揮者を語る」の中で紹介した小澤氏のコメントを改めて再掲させてもらおう。

「音楽の根源は人間の声から始まったと我々は思っているわけ。それから楽器は声の代わりに音楽をつくってきた。だんだんとそれが、声ではとても出ない高い音や低い音をヴァイオリンとかで出せるようになった。

だけど音楽の根源は声だとすると、息を吸うことは絶対必要で管楽器は息を吸わなければいけないけど、ヴァイオリンなどの弦楽器は息を吸わなくても弾ける。しかし、そこのところで、息をみんなにうまく吸ってもらう指揮者もいて、それがいい指揮者だと言われる。」

というわけで、声が音楽の根源だとするとオーディオだって声の再生が出発点だと考えてもおかしくないですよね~。

人の声は日常的に聴きなれているので、再生装置で聴くときも「生の声」との違和感にいちばん気が付きやすいのでなかなか厄介な存在だと思う。

で、声の再生に有利なスピーカーといえばやはり「同軸ユニット」ですよね~、そして同軸ユニットといえばタンノイかなあ・・。

「タンノイ」に関しては我がオーディオの歴史において重要な位置を占めているものの、一方では複雑な思いがあってなかなか一口では語れないブランドである。

「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」、「インパルス15」、「ウェストミンスター」と遍歴したが、「ⅢLZ」のときは当時黄金の組み合わせと言われたラックスのアンプ「SQ38FD」で鳴らしていたのだが、このアンプは出力トランスが故障した。

これまでずっと真空管アンプを使ってきたが、出力トランスがイカレタなんて後にも先にもこの機種だけで、これは真空管アンプとしては絶対にあってはならない故障だと思う・・、腹が立ったので以後、ラックス製品はいっさい使わないことにしている。

それもこれもあって、嫌気がさしてきてとうとう「ⅢLZ」と「アンプ」をセットで手放して、次は15インチのユニットにしたが、これまたうまく鳴らせなかった。というか、その頃からどうもタンノイの音が自分に向いているのだろうかと懐疑的になってしまい、とうとうオリジナルユニットを外して現在に至っている。

こうして満足に使いこなせなかったタンノイだが、さすがにボーカルの再生を含めて同軸2ウェイユニットの音像定位の優位性には見るべきものがあった。

以前、オーディオ仲間のU君(福岡)から次のようなメールをもらったことがある。ちなみにU君は工学部で音響学を学んでいる。

「小さな口のボーカル再生が望ましいと言ったのは、録音する際のテクニックから来ています。通常、ボーカルを録音するにはボーカルマイクを使用するのはご存知の通りです。

そして特別の事情がない限り、ボーカルはセンターに定位させます。「センターに定位」と言ったのは、左端から右端までのどの位置にも自由に定位させることが出来ますが、普通はセンターにさせるからです。

そしてセンターに定位させると、左右チャンネルに同位相・同レベルの音声信号が記録されます。このボーカルの入ったCDを再生すると、ボーカル音声信号に関しては同位相・同レベルの音波に再現されるのが理想ですが、「同位相」というところで引っ掛かって来ます。

音波の位相が乱れる原因はスピーカーのマルチウェイにあります。本来なら一つの音声入力に対して、それに対応した一つの音波が発せられて耳に到達すれば良いのでが、マルチウェイの数だけ音波が発せられ(当然強弱の差はありますが)、空間で合成されて一つの音波となります。

この時、各スピーカーで発せられた音波の位相が微妙に違うため、本来あるべき音波波形から崩れてしまうことが、ボーカリストの口の大きさにつながります。

原理的に、ソロボーカリストは“センターで小さな口”で録音されている筈です。小さな口を小さく説明しようとしましたが長くなりました。」

ボーカルの再生に当たっての聴感上の留意点として、一般的にボーカリストの口の大きさがどのくらいに聴こえるか、息継ぎ(ブレス)が明瞭に聴こえるかといったところが上げられる。

ほら、五味康祐さんの名著「西方の音」の中にも、「歌手がカバのように大きな口を開けて唄うスピーカーがある」という表現が出てくる!(笑)

というわけで小さな口で歌うように聴こえるという点ではフルレンジや同軸ユニットの優位性は圧倒的だし、これを敷衍すると一つのシステムの中にSPユニットが多くなればなるほど不利になるのは言うまでもない。

ただし、もちろん同軸ユニットも万能ではなくて周波数レンジの狭さやスケールの面においてオーケストラの再生などにはあまり向かない。

この両面を一挙に解決しようとしたのがタンノイの同軸ユニットというわけだが、個人的には周波数レンジや繊細さの面でちょっと物足りない。

結局「あちら立てれば、こちら立たず」 → 「二兎を追うもの一兎を得ず」

そういうわけでオーケストラとボーカルの両極端のいずれかに(システムが)特化してしまうのか、それとも中庸で我慢するか、オーディオはこういう選択の行きつ戻りつで、ただひたすら時間だけが過ぎていく(笑)。

最後に、我が家のスピーカーのうちボーカル再生において「ベスト3」を挙げておこう。

1 「AXIOM80」(英国グッドマン)

2 「PL100」(英国モニターオーディオ)

3 「TRIAXIOM」(英国グッドマン)

2番目の「PL100」だが、7000ヘルツ以上に「ツィーター」(ワーフェデール)を付け加えて、この程ようやく愁眉が開きました。

小口径ユニットの有利性、箱の響きを極力排した優れた応答性・・、最高で~す!

実はこれが書きたいばかりに、あれやこれや延々と引っ張ってきました(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5df57a85f390c82c217b8a1b266699b0
46:777 :

2024/04/17 (Wed) 12:11:28

「音楽&オーディオ」の小部屋
真空管の生涯
2024年04月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/91e26932923ad249ea73929ab2791510

3年ほど前のこと「高級オーディオ フェア」(福岡)で軽く500万円以上もするTRアンプをいくつも聴かせてもらったことがあるが、倍音が何だか蒸留水みたいに味気なくて貧弱そのもの・・、結局出来のいい真空管アンプには及びもつかないものだった。

爾来、いっさいの迷いなくひたすら「真空管道」へ~(笑)。

で、真空管を愛すればこその心理だろうが、ときどき真空管と人間の生涯を重ねたくなることがある。両者とも「寿命」という共通の運命に支配されているのでそう無理筋でもないと思うがどうなんだろう。

まず人間の生涯を大まかに分けると「幼年期~壮年期~老年期」に分けられるが、寿命を80年としてその内訳を順に「15年~40年~25年」としよう。

これを真空管に当てはめてみると、球の種類(電圧増幅管や整流管など)もいろいろあるし、ブランドによっても違うし、アンプごとのプレート電圧のかけ方も様々だろうが、十把一からげに大まかに時間単位でいくと寿命を6000時間として幼年期が1000時間、壮年期が3000時間、老年期が2000時間といったところかな~。

人間に比べると幼年期が短いのが特徴で人間の幼児教育にはとても手間と時間がかかるのがわかる(笑)。

さらに人間の場合、己がどの年期に属するのか把握するのは簡単そのものだが、真空管ともなるとはたしてどの時期に相当しているかこれを見分けるのが実に難しい。

なにしろ、人の手を転変とするのが宿命なので見分するだけでは判定できない。

壮年期に当たるのならもちろんいいが、もし老年期に入ったとするといったいどのくらいで「姥(うば)捨て山」に行かせるか、その時期を常に意識せざるを得ないのが課題だ。

で、そもそも真空管は初代のものほどツクリが良くて音質もいいとされているのをご存知かな・・、年代でいけば1940年代前後~。

ちなみに、「WE300A」の初期版なんかはオークションで160万円(ぺア)で取引されている。 

    

およそ80年以上経っても管内の真空度が高いので鮮烈な濃いブルーが色鮮やに浮き出ていますね・・、よほどツクリがいいんでしょう!

ただし、当時は現代では使用禁止となっている「放射性物質」を一部に使用していたという、まことしやかな噂があります・・。

メーカー側にしてみると開発時は音質の良さを広くPRしなければならないので手間はかかるが音が良くてSN比に優れる高級な材質や丁寧なツクリになるが、そのうちひと通り行き渡ると途端にコスト優先で手を抜きたがるのはどこの国でも同じ(笑)。

なにしろ「(コストを度外視して)いい製品を作るメーカーほど早く潰れる」という悲しい伝説が横行しているのが、この業界の特徴である。

したがって音質はそっちのけでコストダウンを図って開発費を回収しようとばかり安価な材質、簡単なツクリへと移行してしまうのが常套手段である。まあ、耐久性への対策も含まれているんだろうが、音質的にけっして良くないのは同じこと。      

ちなみに「有識者」に真空管の寿命のノウハウに関して伝授していただいたので紹介しておこう。

「真空管は頻繁にON-OFFを繰り返しますと著しく寿命を縮めます。真空管の寿命があとどれくらいあるのか推定するのは非常に難しいです。Hickok社のチューブテスタでライフテストを実施するのが最も簡便な方法でしょう。

ライフテストはHickok社の特定のモデルのみで可能ですので機種の選定は重要です。ライフテストが可能な最も安価なモデルは533型と思います。現在私は533型を使用しています。

539Cが最も有名な高級機種なのですが、完動品はメチャ高いです。WEタイプは更に高価で故障時のメンテナンス費用も相当にかかります。

最も有名なチューブテスタTV-7はHickok社の設計ですが、ライフテストができないのが難点です。」

というわけ~。

我が家では真空管アンプのスイッチのオン・オフは慎重にしており、半日以上連続運転というのは日常茶飯事である。

で、2時間以上家を空けるときはオフ、それ以外のときはオンの状態にしている。スピーカーだって鳴らせば鳴らすほど箱の木の細胞が一定方向にこなれてくるはず・・。

これって迷信かな~(笑)。
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