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音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由

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2022/05/18 (Wed) 21:35:24

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由

菅野沖彦先生のリスニングルーム
http://ninzaburou.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/blog/images/sugano1.jpg
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/archives/2008/02/15.html


オーディオ評論家・菅野沖彦氏の文章を公開しています。
http://www.audiosharing.com/people/sugano/sugano.htm
http://www.audiosharing.com/people/sugano/rashinban/rashinban.htm
http://www.audiosharing.com/people/sugano/audiolife/audiolife_1.htm


菅野沖彦 ピュアオーディオへの誘い - Phile-web
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/index.php?p=2
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/index.php?p=1


オーディオ評論家評論
http://www2.famille.ne.jp/~itoh/hyoron.html


▲△▽▼


日本の音楽界の七不思議


① 何故 二流指揮者のカラヤンにあれだけ人気が有るのか?

② 何故 死んだ音しか出せない B&W のプロ用モニター・スピーカーがあれだけ一般向けに売れるのか?

③ 何故 音楽も音もわからない菅野沖彦さんがオーディオ評論の第一人者と思われているのか?

④ 何故 演奏の良し悪しが全くわからなかった吉田秀和さんが音楽評論の第一人者と思われているのか?

⑤ 何故 知性も教養もゼロの宇野功芳さんが音楽評論で前代未聞・空前絶後の成功を収めたのか?


▲△▽▼

40年前、オーディオの世界ではJBLが半ば神話の世界に入っていた。

そしてマランツとマッキントッシュ。

オーディオファンの間ではこれらでなければ世も日も明けない一時代があった。アルテックも、JBLと並ぶ大ブランドだった。

一度ブランド品として名が売れて仕舞うと後は楽チンで、一定期間は黙っていても売れてゆく。音楽などは二の次で「何を聴くか」よりも「何で聴いているか」が一義的な問題であったようだ。

VANジャケットが自分に似合うか否かは二の次であったように

「何で聴いてるんですか」

と聴かれて

「JBLです」

と小鼻を膨らませて答えなければ格好にならなった。加えて

「アンプはマッキンです」、

「私はマランツです」

と答える事が出来れば大得意の満点であったのである。そう、マークレビンソンという腐れアンプもあったが、今日では「LINNです」と答えねばならんのだろうか。
今、「JBLです」と答えるマニアは随分減ったのかもしれない。でも換わりに「LINNです」と答えなければならないのなら心理的レベルは進歩していない事になる。どうあれ、カリスマ的な目玉商品を人々に印象付ける事が出来れば流行を造る事が出来る。

2007年以来、LINNはネットオーディオを引っ張ってきたというから、ならば日本の業者や提灯持ちの評論家がカリスマに祭り上げたということかもしれない。そのこと自体ちっとも悪い事ではないし、ネットオーディオも面白いから寧ろ歓迎すべきだが、アンプ一個が数百万円、プレイヤーも数百万円。何から何までLINNで揃えたら軽く1000万円を超えるという事になると、ウェスタン並みのバカバカしさである。

35年前、僕はぷっつりオーディオ雑誌を読まなくなった。

参考にならないからであったが、余りに過激な人達が登場して、全員揃ってパイプを咥えている姿が気持ち悪くて見るのが嫌になったのである。
表現が違っていても云う事が全員同じであるところも気に食わなかった。一人が誉めると全員が誉め、貶すと全員が貶す。そいう事なら評論家など一人で充分だったと思うが、当時はこの仕事が金になったのかゴロゴロいた。

一人の評論家がJBLを誉めると数人の評論家が異口同音に誉めちぎり、其れを読んだ読者が揃って JBLを求める。僕も私もJBLという構図が簡単に出来上がる。斯く云う僕だって僅か半年の間だったとはいえ、一度はJBLを手にした事がある。

今年の7月になって、僕は35年ぶりにオーディオ雑誌を読んだ。評論家のメンバーはすっかり代って往年のパイプオジサン達は一人も登場して来ない。代って彼らの子供か孫くらいの年齢と思しき若者達が評論家として登場している。

それにしても、昔も今も評論と云うのは何故あんなに表現が難しいのだろう。まどろっこしいと云うか、解読には随分な苦労を強いられる。うっかりすると結局何を言っているのか解らない事もある。権威付けでもしたいのなら阿呆な話だ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=27


▲△▽▼


音楽的教養 投稿者:影なびく星 投稿日:2012年 5月 9日

 
五味先生の名著に「オーディオ巡礼」があります。
それには、幾人かのオーディオマニアを五味先生が訪問した感想が書かれています。
皆、評判のいい感想ばかりですが、おそらくもっと多くのマニアを訪問していると
思うのです。しかし五味先生が気に入らなかったものは削除されているものと思われます。

私が興味を持ったのは、五味先生がオーディオセールスマン(評論家)の音をどう評価していたのかです。

これは、「五味オーディオ教室」という本に、菅野沖彦と上杉佳郎の音についての感想
が載っています。

菅野沖彦の音については、録音技師の聴く音であって音を響かせようとしておらず、
ステージがない、音の歪のない再生を追及するあまり無機的な音と評価しています。

ただ、だから菅野沖彦の音はだめだというつもりはありません。
音の好みは人それぞれ違いますから、菅野沖彦の音を好む人がいても当然のことと
思います。

しかし、ステサンなどで菅野沖彦の書いた文章を読むと、音に関することばかりで、
作曲家や指揮者、演奏家に対する感想などなく、音楽的教養が限りなくゼロに近い人間
だという事がわかります。

つまり菅野沖彦は音はわかるが、音楽は理解していないということですね。


上杉佳郎の音については、さらに厳しく評価しています。

上杉邸でマーラーの交響曲第4番(バーンスタイン指揮)を聴いたところ、第2楽章に
ヴァイオリンの独奏パートがあり、マーラーはこれを「死神の演奏」でと指示している、
つまりこの演奏は悪魔が演奏するように響いてくれなければならないが、上杉邸の弦の音はシャリつく音で「死の舞踊」が「アパッチの踊り」に聴こえたというのですね。

私はこの文章を読んで、早速マーラーの交響曲第4番(クレンペラー指揮)を購入しました。最近改めてこの第2楽章を再生してみたのですが・・・・
うーん、むずかしいですね。アパッチの踊りではないのですが、果たして悪魔的に響いて
いるのだろうか?

私は最近少しでも音を良くしようとスピーカーベースを購入し、スピーカーコードを変え
さらに昇圧トランスも変えました。確かに音は以前より好みの音になりました。
しかし、それは音を聴いているのであって、音楽を聴いていないようにも思えます。

オーディオで音楽を楽しむには、やはり音楽的教養が必要ですね。
https://6629.teacup.com/fuku25252/bbs/2657

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五味康祐さん、菅野沖彦さんところを訪問してこんなことを言っています。
一言でいうと、其処で鳴っているのはモニターの鋭敏な感覚が絶えず検討しつづける音であって、音楽ではない。音楽の情緒をむしろ拒否した、楽器の明快な響き、バランス、調和と言ったものだけを微視的に聴きわける、そういった態度に適合する音である。

無論、各楽器が明快な音色でバランスよく、ハーモニーを醸すなら当然そこに音楽的情緒と呼ぶべきものは生まれるはずだと、人は言うだろう。

だが理屈はそうでも聴いている私の耳には、各楽器はそのエッセンスだけを鳴らして音楽を響かせようとしていない、そんなふうに聴こえる。

たとえて言えば、ステージがないのである。演奏会に行った時我々はステージに並ぶ各楽器の響かせる音を聴くので、その音は当然、会場のムードのなかできこえてくる。

いい演奏者ほど、音そのもののほかに独特のムードを聴かせる。

それが演奏である。

ところがモニターは、楽器が鳴れば当然演奏者のキャラクターはその音ににじんでいるというまことに理論的には正し立場で音を捉えるばかりだ。――結果、演奏者の肉体は消え、楽器そのものが勝手に音を出すような面妖な印象をぼくらに与えかねない。

つまりメロディは聴こえてくるのにステージがない。

レコード音楽を家庭で聴く時、音の歪みのない再生を追及するあまり、しばしば無機的な音しか聴えてこないのはこの肉体を忘れるからなので、少なくとも私は、そういうステージを持たぬ音をいいとは思わない。

そしておもしいことに、肉体が消えていくほど装置そのものはハイファイ的に、つまりいい装置のように思えてくる。

この危険な倒錯を、どこで食い止めるかで音楽愛好家と音キチの区別はつくと私は思ってきた。

さぞや菅野さん、堪えたでしょうね。

こういうことを言える、言ってくれる人がいなくなってオーディオ評論家も堕落したのでしょう。

オーディオ評論家が、お互い仲良し倶楽部のメンバーになって、他人の悪口は言わない、意見の合わない人は入れない、金を貰った製品は全部ほめる、こうなったのは五味康祐がいなくなってからではないですかね。

上杉さんもこてこてやられています。

山中さんも、「劇場用の音である。多勢に聴かせる音である。夜更けて独り、挫折感や悔いや生き難さへの憾み、愛に酬われぬ痛哭、そんなものを癒され明日への己れを鼓舞してくれる曲を聴くにふさわしい音ではないと私には思えた。人に聴かせられる音なのである。」と言われています。

瀬川さんは褒められています。

シャープになった、スピード感が出てきた、定位が良くなった、等と言って音の変化ばかりに耳が行っていますと、「鳴っているのは、音楽ではない」と菅野さんならずとも、言われそうですね。

心しなくては。

(6月19日)

面白い評論を有難うございます。

五味さんあたりは、文字通り命の糧として音楽を聴いていたので自分の感じと妥協するところがなかったのでしょうね。

菅野さんへの感想はいまで言うなら、やはり前に出てくる音でどこやらのよく聴く押し付けがましい音だったのではないでしょうか。

もう少し音場を考えたサウンドステージとホールトーンがあれば五味さんの感想も違ったものになったかもしれませんね。
http://www.aafc.jp/Essay/matumoto7.htm

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高名なオーディオ評論家は全員嘘吐きの詐欺師だった _ 2

菅野沖彦 02/01/30 12:56


さあ僕とレコ-ド演奏について語ろう。ただし


装置総額1000万以上

レコ-ド枚数10万枚以上、

年収5000万以上、

愛人5人以上


でなければ 書き込んじゃいけないよ。では始めよう!!
http://music.2ch.net/test/read.cgi/pav/1012362989

菅野沖彦  

自動車評論家界の重鎮、徳大寺有恒との親交も厚いらしく、そのファッションセンスや時折紹介されるリスニングルームの様子から見ても他の評論家とは別次元にいる、名実共にハイエンドな方。ECMファンの間ではキース・ジャレット『サンベア・コンサート』の録音に携わったことでも知られている。

 独自の『レコード演奏家論』を発表以降、オーディオという趣味に一種の「ステイタス」を求める菅野の、評論家としての姿勢がより明確になったように感じられる。アンプ、スピーカーともにマッキントッシュを使用しているあたりも彼のステイタス指向の現れなのか。だから低価格機種の評価はほとんど行わないし、新興メーカーの機種を積極的の紹介したりもしない。あらゆる意味で長岡鉄男の対極にいる。(1997,10/23 記)


名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/01/03(木) 12:40:43 ID:BDsd3SLZ

評論家も人間ですので、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家も商売の1つです、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家は慈善事業ではありません、そこんとこよろしくとの事です。(W


http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/701
http://unkar.org/r/pav/1199331643


http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301451014-1
http://2chnull.info/r/pav/1285411699/

              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
         / / //─'''´ ̄ ̄`ヽ      ゙i
        / /  //        ゙iヽ  ヽ  |
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          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | 菅野先生は
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | 外向的感覚型なのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
        |  {  ゙i   ヽ  ::r.;:.     l         ::_)
        .!  \ ト、 |   `゙"     /          /
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          | / / | ヽ、               | /


マッキントッシュのアンプは老舗高級オーディオ雑誌の「ステレオサウンド」のボス的存在だった菅野沖彦が猛プッシュすることで、わが国での栄光を持続させてきた感がある。

菅野現役時は、この雑誌の「権威ある」とされるベストバイにおいてマッキンが常に上位にあった。しかし、菅野が一線を退き、ベストバイ選定委員から外れた途端にマッキンのアンプは上位から姿を消してしまった。

 菅野とマッキンの癒着構造に、どの程度の金銭が絡んでいたのかはわからないが、マッキンの実力が普遍的なものであれば、菅野引退後も上位ランキングを維持し続けたはずである。

 オーディオがオーディオジャーナリズムと不可分の関係にあり、たった一人の評論家がわが国におけるマッキンの「位置」を決定していたという事実。これはオーディオというもののあり方を知る上でも重要である。
http://yoshi-s.blog.so-net.ne.jp/2011-04-01-2


「百万円の音」  素敵なメカニズム


 レコーディング・ディレクターでオーディオ評論家の菅野沖彦は、オーディオには百万円以上のお金をかけないとダメだ、と何度も主張している。

「なぜならば百万円以下では音楽に対して失礼だから」

というのだが、どこから百万円という金額をはじき出したのか?については、説明がない。

誰か有名な作曲家が「わしの音楽は100万円以上のステレオで聴かなきゃダメ」と言ったのだろうか?


 そもそも芸術をお金に換算しようという性根が腐り果てているように思える。
 安物のトランジスターラジオから流れる音楽を聴いて感動している少年に「お前は失礼な奴だ!」と菅野は言うのだろうか?

 こんなことを言う人間がふんぞり返っているからオーディオという趣味が滅びてしまったのだと思う。

 わしの知り合いのオーディオ・マニアはバブルの頃は総額数千万円の機械を使っていたが、最近は生活もつつましいものになってしまったため、数万円のミニコンポで音楽を聴いている。しかし

「強がりではなく、こっちの方がいい音がしてるんだよね~」

と本当に満足しているのである。

 わしは数千万円の音を何度か聞かせてもらっているのだが、確かに立派な音は出ているのだけれど、どうも札束で頬っぺたを叩かれているような不快感があったのだ。

 数万円のミニコンポの音は、全然堂々としてないんだけれど、着飾ったところがないためか、音楽の本質がストレートに伝わるようなそんな気にさせるわけだ。
やっぱり数千万の機械の圧倒的存在感を前にして音楽を聴くと、身構えてしまうんだよね。

 自然体で音楽に向き合えない。金に目が眩んだ、いや耳が眩んだ聞き方になってしまうんだなあ。

 もちろんオーディオの楽しみ方として、むやみに金をかけること自体を楽しむというのがあるのは認めるが、そんなことをしたからといって、音楽に対して礼儀を尽くしたなどとは考えない方がいいと思う。

追記:菅野沖彦は雑誌や講演会では「百万円」発言をしているが、プライベートでは「スピーカーなんて音が出ればいい」と言っているらしい。
凄い人だ。
24:777 :

2022/05/18 (Wed) 22:21:24

722名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 02:34:13.08ID:/B9n9Uxc
>>672
>>じゃあ、現代に存在価値があるのは何?
大脳生理学に基づいたヒーリングの音楽や、トランス状態に簡単に入れる音楽や体感刺激かな

ともかく、オーディオもクラシックの演奏も1930年ないし1960年で頂点を極めて、それ以降は進歩していない。

今後も ウェスタンエレクトリック、ローサーの真空管アンプやマランツ7C や QUAD ESL57 を超えるオーディオ装置は現れない

今後も クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラーを超える指揮者や
バックハウス、コルトー、ホロヴィッツを超えるピアニストや
リュシアン・カペー、クライスラー、アドルフ・ブッシュを超えるヴァイオリニスト
は絶対に現れない。

723名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 02:40:22.16ID:/B9n9Uxc
因みに、クラシック音楽で最高の名曲はモンテヴェルディのポッペアの戴冠(1642年) だというのが定説

つまり、バッハもヘンデルもモーツァルトもベートーヴェンもワーグナーも17世紀のモンテヴェルディを超えられなかったんだ。

724名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 02:42:48.76ID:/B9n9Uxc
誰が聴いてもこれが史上最高の名曲:
L'Incoronazione di Poppea. Claudio Monteverdi (1567 - 1643)
https://www.youtube.com/watch?v=5uPCSwdlp80

Claudio Monteverdi (1567 - 1643)
L'Incoronazione di Poppea, ópera en un prólogo y 3 actos.

Poppea: Danielle Borst
Nerone: Guillemette Laurens
Ottavia: Jennifer Larmore
Ottone: Axel Köhler
Seneca: Michael Schopper
Drusilla: Lena Lootens
Nutrice: Dominique Visse
Arnalta: Christoph Homberger
Lucano: Guy de Mey
Amore: Martina Bovet

Concerto Vocale
René Jacobs

725名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:06:20.32ID:/B9n9Uxc
それからスピーカーから出るホールトーンでは QUAD ESL63 が断然優れている
ESL63はロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に作ってあるんだよ。

ESL63proはモニタースピーカだから残響ゼロにしている。
ピーター・J・ウォーカーがそう言ってるんだよ。
昔大阪に行った時に、日本橋の河口無線の視聴室で残響3秒のホールトーンがするのは確認している。

僕はESL63を持ってたけど、和室だからそういう音は出なかった。
30畳以上の部屋でESL63から4m離れて聴けばわかるよ。
ESL63pro からはホールトーンは全くしなかった。
音楽を愉しむ為のスピーカとしては ESL63の方が断然上だ。
日本橋の河口無線の視聴室ではESL63は安物アンプのQUAD606でもいい音で鳴ってた。
それで、僕もその時まで使っていた QUADⅡから606に変えたんだけど、遂にあの残響音は出せなかった。
河口無線の視聴室は40畳以上あったし、壁や床や天井の吸音が殆どないから、 ピーター・J・ウォーカーの設定環境に近かったんだね。
8畳の和室で齧り付きで63と63proの比較をしても差が出ないのは当然さ。

因みに僕は、Marantz7C とQUADⅡでESL63を鳴らしていたけど、ピアニッシモがぼけてESLの音にならなかった。
ESL63は真空管とは合わないんだ。
ダイナミック型スピーカは真空管アンプを使えばホール・トーンが出るけど、
ESL63 では音が濁るだけで、ホール・トーンにはならない。
部屋自体の環境設定で調節するしかないんだ。
但し、ESL63pro ではいくら部屋を変えてもホール・トーンは出ない。
ESL63は振動膜を保護するアルミ網の開口部を工夫して、そこから前後左右上下に音を拡散させているんだ。
そしてその拡散した音波が吸収率が小さい煉瓦や木の壁・床・天井にぶつかって反射して、ロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に設計しているんだよ。
一方、ESL63pro はモニタースピーカとして使うので、振動膜を保護する網をアルミから頑丈な鉄製に代え、開口部もバカでかくして、低音を出る様にしたけどホールトーンは再現できなくなってしまった。
その結果、ESL63proではESL63の一番おいしい所がすべて失なわれてしまったんだ。

726名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:08:07.64ID:/B9n9Uxc
ESL63Pro の ESL-63 からの変更点

Philips の要望で ESL-63 をレコーディングモニターとしてより適した仕様に変更したものが1985年発売の ESL-63Pro です。 私が使用しているのがこちらのタイプです。 私の ESL63Pro には PRO-63 というシールが貼っているので、こちらが本国での呼び名かもしれません。

エレメントを保護するパンチングメタルがアルミからステンレスに変更。強度の向上と共に、パンチングメタルの開口率をアップ。


• フレーム強度の向上、及びキャリー用の取っ手を装備。


• 過大入力時の保護回路を、音をシャットダウンするタイプから、歪ませても音を出すタイプに変更。録音モニターとしては必須の仕様。


ESL57 は振動板12ミクロンと6ミクロン。
ESL63 は3ミクロン。

ESL57 の特徴は独特な音場構成にあります。残響はとてもよく聴こえるのですが、奥行き感はありません。いわゆるSPが消えると言うT4的な平行配置の音場は出現しないのです。
45度の交差型配置にしても、GRF の様に音が前に飛び出して来ると言う三次元的な音場も構成しません。あたかも、二枚の屏風がまっすぐになっているか、折れ曲がっているかと言う違いはありますが、その屏風の平面で音は鳴っているのです。残響は聴こえますが奥からは聴こえないのです。
この点を改良したのが、20年も研究したESL63なのですね。

727名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:10:02.00ID:/B9n9Uxc
物理特性だけが良いダメ・スピーカー QUAD ESL-2912 と この世のものとも思えない音と言われた ESL57, ESL63 の音の違いはどうも使っているエレメント(振動膜)自体にあるようなんですね:
最新の製品 QUAD ESL-2912 では問題の多かった振動板(膜)の素材が変更されて経年変化の少ないモノになったそうです。

小生の知っている範囲では、QUAD も自社の既存製品について定期的なオーバーホールを勧めているようで、それは振動板の劣化の可能性があったからだそうです。

ただこの新振動板なんですが、音は従来のQUADらしくないという話があって、確かに低音域の改善を感じます、というかダイナミック型スピーカー風になってしまったような。

巷ではコンデンサーSPは全面駆動なので繊細なところまで聴こえるというのですが、実際には空気の抵抗で全面駆動しているハズの振動膜が歪んでいて、それが結果的に柔らかい繊細な音と感じられていた風なのです。

要は今の QUAD のSPは硬い振動(膜)板となり音質は変わってしまいました。

728名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:10:27.16ID:/B9n9Uxc
やっぱりESL 2013年01月24日

とにかくESLが好きで、2905の他にオリジナル ESL57 ダブルスタックを持っています。

ESL57 ダブルスタックが素晴らしいので期待して 2905を買ったのですが、あまりの違いに最初は戸惑いました。低音は(オリジナルに比べれば)まあ出ますし、高域も良いのですが、肝心の中域にオリジナルの透明感がありません。

また、同心円状に音が出る分(オリジナルはビーム状)、音が薄くなってしまう印象がありました。

おそらくESLが好きな人は、最初から低域を捨てている気がします。

2905や最新の2912はここを頑張ってるんですが、ESLらしさは新しくなる度に薄まっているんじゃないでしょうかね。

729名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:12:10.01ID:/B9n9Uxc
ESL57, ESL63 でもエレメント(振動膜)を経年変化の少ない新しい硬い振動膜に変えると、あの この世のものとも思えない音が消えてしまうのですね:

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/21(金) 12:00:54.26 ID:I5mBnGRd
ESL はドイツ製?と旧いイギリス製では音がちがうの?

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/23(日) 00:53:00.64 ID:wNJTbXdg
違いますね。 変な音になっちゃいました。
イギリス製の頃は JAZZ でも思いのほかHOTに聴けたけど今のドイツのは
冷めちゃいます。
全部ドイツ製で新貼りの 57 も聴いたけどハイが出るようになっただけで、ただの細みな煩いSPになってた。
本来 ESL-57 の持ってる熱気みたいな物が全く無くってただ綺麗に鳴ってったよ。
その代わり直ぐに音圧は出るよ。

389 :387:2014/03/23(日) 11:43:55.55 ID:sqsJIrls
足の長いドイツ製は、格好良い感じなんですが。イギリス製を大事にしよう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

730名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:12:19.40ID:/B9n9Uxc
48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 03:27:48.81 ID:J6r5nMxk
大きな音を出せないコンデンサー型だけど、家庭で聴く分には十分すぎる。
日本人には人気が無いため、新製品が出ず、買い替えせずに10年以上たった。
恒例のハイエンド行ってるけど、我が家のコンデンサー型の優秀さを確認することになってしまう。

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 18:38:38.53 ID:cRlGP+CH
QUAD の ESL2805 は繊細感がないように感じた
安くて薄っぺらい ESL988 の方がコンデンサー型らしい爽快な音だった

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 00:11:34.23 ID:ZwGdLKL0
>>48
そのとおりですね。

>>49
ESL-63PRO の方がよりいいよ。
ドイツのは何か違う。

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 09:15:56.33 ID:ib4724v3
ドイツ QUADの ESL57 はどうよ

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 16:18:21.89 ID:FdAhO73j
直接の再生産品は聴いたこと無いけど全ユニットをサウンドボックスでドイツのに交換した奴なら聴いたよ。
6枚全部ユニット交換して約¥50万だと。
出て来た音はオリジナルとは似ても似つかないやたらハイだけ良く出る
煩いSPになってたよ。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50

731名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:15:05.03ID:/B9n9Uxc
という事で、QUAD ESL63 はロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する為に
1. 極端に薄い耐久力の無いエレメントを使っている
2.振動膜を保護するアルミ網の開口部を工夫して、そこから前後左右上下に音を拡散させている
そしてその拡散した音波が吸収率が小さい煉瓦や木の壁・床・天井にぶつかって反射して、ロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する

732名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 03:21:28.24ID:/B9n9Uxc
>>488 で指摘されている様に
>>518「GRFの部屋」の鈴木と北川の
ソースに部分的に含まれている残響音を正確に再生すればホールトーンが再生できる
というのは間違いだ。

録音マイクで取る音はホールの特等席で聴く音とは全く違うし、音響操作されているから
録音に既に入っている残響やホールトーンを忠実に再生してもホールの特等席で聴く音にはならない。
それでGRFの部屋の鈴木・北川はソースまで特殊なものを選んでホールの特等席で聴く音に近付けようと無意味な努力を続けている。
更にGRFの部屋では 3000万円もかけて 共鳴音を強調する様に 床、壁をがっちりした材質にしている。

しかし、SP録音を蓄音機で再生する時は、サウンドボックスからの振動音を長い木製ホーンに通して弦楽器の様に共鳴させてホールトーンを人工的に加えている。
LP録音やデジタル録音でも、ホールトーンを聴きたければ QUAD ESL63, デッカ・デコラやワーフェデール 後方開放・無指向性フロア型スピーカー SFB/3、ジョ-ダンワッツ ステオロ-ラ
みたいに、エンクロージャの共鳴音を利用してホールトーンを人工的に加えるのが正しい。

高級出力トランスを使った三極管シングルアンプも高調波歪の形だけど綺麗なホールトーンが出る。
ソースに最初から入っているホールトーンも人工的な音響操作の結果たまたま入ったものだから大して変わらない。

>>518 のGRFの部屋とかいう頭が逝かれている文系アホ・オーディオマニアの事を思い出してしまうんだ。
GRFの部屋では平行法とかスピーカーの位置は mm単位で調整しないといけない、とか言ってるけど、それはあくまでも
ソースに既に部分的に入っている残響成分を強調して取り出すのが目的だ。

GRFの部屋の鈴木・北川は録音に既に含まれている残響音をすべて再生しようとして
部屋の床・壁・天井を反射率が高い素材にし、スピーカーは平行に配置
再生するソースも残響やホールトーンが沢山入っているものだけを厳選している。
つまり、最初から残響音が入っていないソースは絶対に聴かないんだ。
そうすると毎日いい音だと聴いている音楽はすべて二流・三流演奏家のうまく残響が入ったソースだけになる。

733名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 05:19:14.71ID:H6Q0rQY5
最近レス番がごっそり消えてることがよくあるんだが荒らされてるのか?

734名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 06:23:18.03ID:SxRiz+nP>>735>>740>>741>>742>>744>>745
>>718
そのような不正確な録音で判断できるのか?
細かい分析ができるのか?
フルトヴェングラーの録音でもリマスターでがらりと印象が違うのによ。

評論家の耳を借りて聞くのをやめたら?
コンサートに足繁く通った方がいいぞ。

735名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 07:50:13.02ID:ZqkViSHZ
>>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?

パデレフスキーやパハマンも同じ時期に録音を残しているが、ラフマニノフより遥かに素晴らしい。

Paderewski Chopin Waltz 1917
http://www.youtube.com/watch?v=f9ZxnObmcdU
Paderewski plays Chopin Valse Brilliante Op 34 No 1 on Duo Art
http://www.youtube.com/watch?v=cK9aI5EvqIo

Chopin Mazurka Op. 17 No. 4 Paderewski Rec. 1912
http://www.youtube.com/watch?v=5RuVyTY5sl4

Chopin, Ballade no.3 in A-flat major, op.47
http://www.youtube.com/watch?v=ma1t7bTI-uQ

Chopin / Paderewski, 1906: Ballade No. 3 in A flat, Op. 47 (Welte Vorsetzer, Steinway
http://www.youtube.com/watch?v=UBrTEa1aHqU

PADEREWSKI - piano. Nocturn Op.9 no.2 Chopin VTS_01_1.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=uG-ZKJ5ku-w&;playnext=1&list=PL95C697D9BA191C2D&feature=results_video

Paderewski plays Chopin - - - Nocturne Op 9-2
http://www.youtube.com/watch?v=QfmPrZ95NXg

736名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 07:52:38.39ID:ZqkViSHZ
歴史的なピアノ録音を数多くリリースしている英APRから,パデレフスキ
のヨーロッパ全録音という,大変希少な復刻盤CDが発売になりました。

 パデレフスキ(Ignacy Jan Paderewski, 1860-1941)は,ロシア領ポーラン
ドのポドリア地方のクルィウフカ(現ウクライナ領)に生まれ,ウィーンでレ
シェティツキに学び,1887年に同地でピアニストとしてデビューし,翌年
以降,パリ,ロンドン,アメリカでリサイタルを行いますが,その演奏はたち
まちにして評判となり,異様なほどの人気と賞賛を博するようになります。

 1900年頃からは作曲にも傾注するようになって演奏活動は急激に減少し,
1909年からワルシャワ音楽院長を務めました。

 1911年7月にはスイスのモルゲスでHMVに初めてのレコーディングを
行い,翌年にはパリとロンドンでもレコーディングを行います。本CDに収録
されているのはこの3回のレコーディングセッションでの全録音です。

 1913年にアメリカに移住し,翌1914年には米ヴィクターにレコーディ
ングを行いますが,同年,第1次世界大戦が勃発すると,パリの「ポーランド
民族委員会」のメンバーとしてポーランド独立のための活動に積極的に関わり,
1919年にポーランドが独立すると首相兼外務大臣となり,この職を辞して
からも国際連盟のポーランド大使を務めました。

 1922年に政界から引退して演奏活動に復帰し,再び米ヴィクターに数多
くの録音を行いました。

 パデレフスキのピアニストとしてのキャリアは上述のように,第1次世界大
戦とそれに続く時期の政治家としての活動によって中断しているのですが,パ
デレフスキの録音で入手容易なのは米ヴィクター録音が主で,これまでCD化
されていたのも9割方この米国録音でした。

737名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 07:53:23.35ID:ZqkViSHZ
 そのため,録音におけるパデレフスキの演奏もこれらの米国録音で語られる
ことが少なくないのですが,これらで聴かれるパデレフスキの演奏は,歳を重
ねるにつれて懐深さとスケール感を有しながらも,主観的で大袈裟とも言える
テンポ・ルバートやデュナーミクの変化を聴かせるようになっていき,賛否が
分かれるところでもありました。

 SP時代から愛好家の間では,パデレフスキの録音は1911~2年のヨー
ロッパ録音の方がずっと良いというのが常識だったようなのですが,アコース
ティック録音ということもあって,入手は容易ではなく,これまでまとめて聴
く機会がありませんでした。

 今回の復刻は,1911~2年のヨーロッパ録音を全て収録しており,これ
までリリースされていなかった録音についても,メリーランド大学のインター
ナショナル・ピアノ・アーカイヴに保管されていた未発表のテスト・プレス盤
から復刻して収録されています。

非常に長い前置きになってしまいましたが,さっそく聴いてみると,復刻の
状態は予想以上に良好で,スクラッチノイズも抑えられていますし,ピアノの
タッチや響きも明瞭に聴き取ることができます。

 肝心の演奏は,形容する言葉に窮するほどの素晴らしさで,明瞭で粒立ちの
良いタッチ,明るく気品のある響き,デリケートで生気に満ちたフレージング,
格調高いパッセージワーク,そして決して過剰になることのない,ほどよく抑
制された表現など,ピアノ演奏の1つの理想,1つの究極を聴く思いがします。

 

738名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 07:53:49.64ID:ZqkViSHZ
この演奏を聴くと,世界中が賞賛したというパデレフスキの演奏の姿は斯く
やと思わされますし,同時に米国録音で聴かれる演奏とのギャップの大きさを
改めて認識させられます。

 それにしても,これほど素晴らしく偉大な演奏が,これまで容易に聴くこと
ができなかったというのは,それこそ人類的損失だったのではないかと思いま
すし,それが良好な復刻によって完全復刻されたというのは,快挙であり偉業
であろうと思います。

 そんなわけで,これは控えめに言っても,100年を超えるピアノ録音の歴
史の中にあって最も偉大な演奏が刻み込まれた録音の1つであり,聴く者の演
奏観や審美観を変えかねないほどのインパクトと感銘をもたらしてくれる,時
代を超越した必聴の名演として,強力に推薦したいと思います。

パデレフスキのヨーロッパでの全録音
◎ショパン   ワルツ第2番「華麗なるワルツ」
        夜想曲第5番 作品15の2
        ワルツ第7番 作品64の2
 ストヨフスキ 愛の歌 作品26の3(初出)
 シューベルト(リスト編) きけ,きけ,ひばり
 シューマン  夜曲第4番 作品23の4
 ショパン   ポロネーズ第3番「軍隊」
        夜想曲第18番 作品62の2
        12の練習曲 作品25~第9曲「蝶々」(初出)
                   ~第3曲 ヘ長調(初出)
 パデレフスキ メヌエット 作品14の1
        夜想曲 作品16の4(初出)
 メンデルスゾーン 無言歌第4巻~第4曲「心の悲しみ」
 

739名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 07:54:14.67ID:ZqkViSHZ
メンデルスゾーン 無言歌第1巻~第3曲「狩人の歌」
 ドビュッシー 映像第1集~第1曲「水に映る影
 リスト    ラ・カンパネラ(初出)
 パデレフスキ 幻想的クラコヴィアク 作品14の6(初出)
 ショパン   夜想曲第5番 作品15の2
        12の練習曲 作品10~第12曲「革命」
                   ~第7曲 ハ長調
        12の練習曲 作品25~第1曲「エオリアンハープ」
                   ~第2曲 ヘ短調
        12の練習曲 作品10~第3曲「別れの曲」
 パデレフスキ 幻想的クラコヴィアク 作品14の6
 シューベルト(リスト編) きけ,きけ,ひばり
 


 シューマン  幻想小曲集~第1曲「夕べに」
             ~第2曲「飛翔」
             ~第3曲「なぜに」
 ショパン   ワルツ第2番「華麗なるワルツ」
        マズルカ第13番 作品17の4
 ショパン(リスト編) 乙女の願い
 ショパン   12の練習曲 作品25~第7曲 嬰ハ短調
 リスト    ラ・カンパネラ
 ストヨフスキ 愛の歌 作品26の3
 リスト    演奏会用練習曲集~第2曲 ヘ短調
 ショパン(リスト編) 乙女の願い
 ショパン   子守歌
 メンデルスゾーン 無言歌第1巻~第3曲「狩人の歌」
 ルビンシテイン ワルツ・カプリース 変ホ長調 

   パデレフスキ(ピアノ)   英APR APR 6006 (2CD)

740名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:02:51.12ID:ZqkViSHZ
>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?

同時期の録音で比較する限りラフマニノフよりパデレフスキー、パハマン、バルトークの方が遥かに優れている。
結論として

20世紀のピアニストのランキング

1.バックハウス
2.コルトー
3.ホロヴィッツ
4.ソフロニツキー
5.パデレフスキー
6.パハマン
7.ディヌ・リパッティ
8.アンダ・ゲーザ
9.ヴェデルニコフ
10.グレン・グールド
11.ベラ・バルトーク
12リリー・クラウス
13.アルゲリッチ
14.内田光子

20. ラフマニノフ

に変更する。

741名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:16:41.08ID:ZqkViSHZ>>743
>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?
>細かい分析ができるのか?

クラシックの核心: バッハからグールドまで – 2014/3/13
片山 杜秀 (著)
稀代の名ピアニスト「グレン・グールド」(故人、カナダ)が、ある時期からコンサートのライブ演奏をいっさい放棄し、録音活動だけに専念したのは有名な話でその理由については
「グールドによると、音楽というのは構造や仕掛けを徹底的に理解し、しゃぶり尽くして、初めて弾いた、聴いたということになる。

たとえばゴールドベルク変奏曲の第七変奏はどうなっているか、第八変奏は、第九変奏はとなると、それは生演奏で1回きいたくらいではとうてい分かるわけがない。たいていの(コンサートの)お客さんは付いてこられないはず。

したがって、ライブは虚しいと感じた。よい演奏をよい録音で繰り返し聴く、それ以外に実のある音楽の実のある鑑賞は成立しないし、ありえない。」

以上、初めて聞いた説だがゆうに40年以上ひたすらグールドを聴き込んできたので“さもありなん”と思った。非常に説得力があると思う。

そもそも自分のようにライブのコンサートには(よほどの演奏家を除いて)まったく興味がなく、ひたすら文化果つる地での自己流のシステムで音楽に聴き耽る人間にとってはまことに「我が意を得た話」である(笑)。

「音楽は生演奏に限る。オーディオなんて興味がない。」という方をちょくちょく見聞するが、けっして自慢できる話ではなく、ほんとうの音楽好きとは明らかに違うことを銘記しておかなければならない。

さらにオーディオ的に興味のある話が続く。
「その辺の趣味はグールドのピアノの響きについてもつながってくる。線的動きを精緻に聴かせたいのだから、いかにもピアノらしい残響の豊かな、つまりよく鳴るピアノは好みじゃない。
チェンバロっぽい、カチャカチャ鳴るようなものが好きだった。線の絡み合いとかメロディや動機というものは響きが豊かだと残響に覆われてつかまえにくくなる。」といった具合。
グールドが「スタンウェイ」ではなくて、主に「ヤマハ」のピアノを使っていた理由もこれで納得がいく。

742名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:28:03.78ID:ZqkViSHZ
>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?
>細かい分析ができるのか?
>コンサートに足繁く通った方がいいぞ。

コンサートではこんな名演は絶対に聴けないからね:

Artur Schnabel - Beethoven : Fűr Elise エリーゼのために (1938)
https://www.youtube.com/watch?v=2gGVK2z3X9c

transfer from Jpn Victor 78s / RL-63(2EA-7022)

743名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:28:48.10ID:3e36TSrB>>746
>>741
また、評論家か。
引用しかできないのか。

744名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:32:29.79ID:ZqkViSHZ
>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?
>細かい分析ができるのか?
>コンサートに足繁く通った方がいいぞ。

コンサートではこんな名演は絶対に聴けないからね:

Beethoven - Bagatelles op.126 - Schnabel
https://www.youtube.com/watch?v=5vRFsCAEZ2A

n°1 Andante con moto 0:00
n°2 Allegro 3:05
n°3 Andante 6:09
n°4 Presto 8:49
n°5 Quasi allegretto 12:44
n°6 Presto - Andante amabile e con moto - Tempo I 14:18

Artur Schnabel
Studio recording, London, 13.I.1937

745名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:36:50.75ID:ZqkViSHZ>>747
744名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:32:29.79ID:ZqkViSHZ
>>734
>そのような不正確な録音で判断できるのか?
>細かい分析ができるのか?
>コンサートに足繁く通った方がいいぞ。

コンサートではこんな名演は絶対に聴けないからね:

Beethoven - Piano concerto n°1 - Schnabel / LSO / Sargent
https://www.youtube.com/watch?v=XkgNwgTYccg

Artur Schnabel
London Symphony Orchestra
Sir Malcolm Sargent
Studio recording, London, 23.III.1932

746名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 08:40:49.34ID:ZqkViSHZ>>747
>>743
>また、評論家か。引用しかできないのか。

どのピアニストのどの録音が名盤か、は評論家に教えてもらうしかないんだよ。
上のシュナーベルの録音が世紀の名盤だ、というのはここで終えてもらったんだ:

アルトゥール・シュナーベル
http://salondesocrates.com/schnabel.html

747名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:20:56.43ID:3e36TSrB>>748
>>746
それだけ評論家の推薦する音源を聞いているのなら、そろそろ卒業したらどうですか?
それぐらいの知識を持ち合わしているのなら、自分の判断でできると思いますがね。
自分の審美眼を持っていると思いますが、評論家センセーの審美眼なんて、カネの影響が大きのですよ。
雑誌に評価を載せてもらうためにお金を払っているのです。
メジャーレーベルならともかく、自主製作盤の場合、お金を払っていなかったからケチョンケチョンにかかれてしまったという知り合いがいます。
評論家の人たちの評論に乗せられて購入するのはよした方がいい。
録音評も優秀と書いていても、ひどいツギハギのある録音でげんなりしたことがあります。
全面的に信用してはいけません。まして評論家の好みで左右されるのはまっぴらごめん。

>>745
コンサートでミューズの神が舞い降りたという演奏会は1年に1度ぐらいです。
実演でそういう体験があるとコンサート通いはやめられなくなるし、
演奏家にとっても聞きに来てもらうのはありがたいことなのですよ。

評論家の言説でしか聞くことができないなら、その中から一歩も出られません。
周囲の新しい動きや美がわからずに一生を過ごしてしまいます。
それで良しならばそれまで。

748名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:38:38.45ID:ZqkViSHZ>>765
>>747
>評論家の言説でしか聞くことができないなら、その中から一歩も出られません。

youtube で評論家の推薦盤を実際に聴いて、良いと思ったものだけ CD で買うのが普通の音楽ファンだよ
宇野功芳が人気が有ったのは、宇野功芳の推薦盤は当たりが多かったからだ。
吉田秀和の人気が無くなったのは、吉田秀和の推薦盤が外ればかりだったからだ。
演奏が良いかどうかは youtube で一度聞けばすぐにわかるから、別に評論家の判断を信じて買っている訳じゃないよ。

749名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:46:58.91ID:ZqkViSHZ
オーディオも同じで
ステレオサウンドの執筆者の五味康祐、菅野沖彦、瀬川冬樹、長島達夫、上杉佳郎、柳沢功力、山中敬三 、博信幸
の推薦する機器は外ればかりなんだ。

一方、青木周三、伊藤喜多男、林 尚武、新 忠篤、安井章、平野紘一とか新藤さん、是枝さんの推薦する機器は当たりが多い。

750名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:48:09.47ID:ZqkViSHZ
カリスマ音楽評論家 宇野功芳が50年間使っていた装置 _ ワーフェデール + Axiom80、マランツ7C + QuadⅡ

スピーカー
Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型

プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードⅡ型モノーラル用2台
部屋はマンションの 6畳洋室

宇野功芳
上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。
他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった
QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である
QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。

青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない
Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。

751名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:50:14.78ID:ZqkViSHZ
宇野功芳
最新の機器は情報量が多すぎる
上記のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。 もちろん、一生使い続けるつもりだ。
他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった
QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である
QUAD II をQUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。
上の装置の音質を10 とするとタンノイでは最高級アンプを使ったがせいぜい 3 か 4 程度の音しか出なかった。山中敬三さんもこれには驚いておられた。
ESL63は音質自体は良いのだがエネルギー不足で失格

752名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:50:52.49ID:ZqkViSHZ>>761
オーディオ評論家の宇野功芳さんは仕事上、自宅のマンションの6畳のリスニングルームで毎日6時間、7時間 大音量で音楽を聴かなければならないので、以下の条件を満たす機器しか使えないという事でしょう:


クラシックしか聴かない
リスニングルームは6畳
疲れる音は ×
音楽の陰影が巧く表現できないと ×
低音が出て、スケールが大きな音で、音場感も良くないと ×
楽器の音色が正確に再現できないと ×
故障が多いものは ×


即ち、

音が硬いトランジスター・アンプ や マランツ・マッキントッシュの真空管式パワーアンプは ×

故障が多いマランツの真空管式パワーアンプは ×

低音が出ない小型スピーカーや QUAD の静電型スピーカーは ×

クラシック音楽の陰影が表現できないJBLやアルテックやマッキントッシュのスピーカーは ×


従って、QUAD II型アンプ と ワーフェデールかグッドマンの 3 way スピーカー以外は最初から対象外になってしまうのですね。

753名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:53:33.36ID:ZqkViSHZ
音楽と音の匠が語る 目指せ! 耳の達人 (ONTOMO MOOK) ムック – 2013/4/19
宇野 功芳 (著), 山之内 正 (著)

山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 - 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)

先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

754名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:54:52.39ID:ZqkViSHZ
クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調
「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」
と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。
#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。
これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。
宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。
トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。
佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。

次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。
まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。
演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。
同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。

755名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:55:04.57ID:ZqkViSHZ
次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。
数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も
「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」
と感心していた。

そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。

756名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:56:34.25ID:ZqkViSHZ
「いまのバランスが凄く気に入っている」
という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。
なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。
音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。
しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。

宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。
分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、
つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:

757名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:57:08.74ID:ZqkViSHZ
クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)
「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。
フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」

758名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:57:32.79ID:ZqkViSHZ
『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)
音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。
宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。
フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。
山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。
お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。
宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。

759名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:58:04.17ID:ZqkViSHZ
宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。

760名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 09:58:40.38ID:ZqkViSHZ
再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。

761名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 10:35:53.47ID:ZqkViSHZ
>>752
>「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。
>D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

つまり、音はケーブルの選択とスピーカーケーブルの長さで大きく変わってしまいます。
>>502 の『PRO CABLE社』で、「音の焦点」として語られている事です。

GRFの部屋では平行法とかスピーカーの位置は mm単位で調整しないといけない、とか言ってるけど、それはあくまでも
ソースに既に部分的に入っている残響成分を強調して取り出すのが目的だ。

GRFの部屋の鈴木・北川は録音に既に含まれている残響音をすべて再生しようとして
部屋の床・壁・天井を反射率が高い素材にし、スピーカーは平行に配置
再生するソースも残響やホールトーンが沢山入っているものだけを厳選している。
つまり、最初から残響音が入っていないソースは絶対に聴かないんだ。
そうすると毎日いい音だと聴いている音楽はすべて二流・三流演奏家のうまく残響が入ったソースだけになる。

762名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 11:47:48.42ID:ZfrNHzfy
GRFさんのブログの愛読者ですが、
話、5分の1くらいに聞かないとならないとして、
客観視するための一つの視点をもらえたように思います。

763名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 14:13:46.86ID:0hTVA2Pn>>764
>>721
お前よw
>つまり、ソースに入っている残響音自体がリスナーの聴く環境を考慮して入れられている

「リスナーの聴く環境を考慮して入れられている」
これこそ最近の研究による肝であり、お前自ら「ホールトーンの再生は不可能ではない」と言ってるようなもんだろw
「ぷっw」w

764名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 15:13:42.03ID:ZqkViSHZ>>767
>>763
>>628 に書かれている様に、レコーディングの際には
 1)コンプレッサ
 2)イコライザ
 3)リバーブ
 4)3TAPディレイ
とかを使って人工的に残響音を入れてミキシングしてるんだよ。

765名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 15:47:58.00ID:3e36TSrB>>766
>>748
あなたは音楽を聴いているのではなくて、
評論家の評価読書が趣味だとよくわかりました。

766名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 15:59:43.51ID:ZqkViSHZ
>>765
俺は何時も本を読みながら(今はネットを)音楽をBGMで流しているんだ。
ベートーヴェンの交響曲とか真面目に聴いていたのは中高生の時だけさ。
音楽というのはその程度のものさ。

768名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 16:05:16.50ID:ZqkViSHZ
因みに、俺はシューベルトやモーツァルトの歌より森田童子の歌の方が遥かに名曲だと評価している:

森田童子 - (best)僕たちの失敗 ベスト・コレクション
https://www.youtube.com/watch?v=qEMhYL6E2xA

1. ぼくたちの失敗
2. 蒼き夜は
3. 雨のクロール
4. 蒸留反応
5. 哀悼夜曲
6. 孤立無援の唄
7. さよならぼくのともだち
8. 逆光線
9. サナトリウム
10. 男のくせに泣いてくれた
11. 春爛漫
12. G線上のひとり
13. ラストワルツ

769名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 16:21:17.45ID:ZqkViSHZ>>770>>773
イギリスでデッカ デコラや QUAD ESL57 、ジョーダンワッツが人気が有るのは 真面目に聴くのではなく
BGM的に音楽を流しておくのに向いているからさ。それがイギリスの音楽ファンの聴き方なんだ。
真面目にリスニングチェアに座って真正面にスピーカーを置いて音楽鑑賞する、とか開発途上国の音楽ファンの聴き方だろ。

770名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 16:46:59.81ID:3e36TSrB
>>769
本当の音楽好きなら、なんとしてでも演奏会に行くけどね。
ただの評論読書家じゃないかw。

771名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 16:58:14.32ID:ZqkViSHZ
音楽も映画も美術も文学も全部少しづつ愉しんでるだけさ。
暇潰しにやっているだけでそれ以上の価値は無い

772名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 17:02:39.50ID:ZqkViSHZ
演奏会に行く暇が有ったら美術展に行った方が絶対にいいな:

ZERO ART / ゼロアート - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC8MtJ-8OmEFYertOICyzGaA/videos

774名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 17:12:38.94ID:ZqkViSHZ
音楽は真面目に聴くものじゃないだけさ

775名無しさん@お腹いっぱい。2022/02/22(火) 17:18:03.48ID:IoOeAMvf
真面目に聴くのもいいものだがな

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